天野「空から、お菓子が降ってきたりすれば、素敵だと思いませんか?」
祐一「思わないね。道に落ちたお菓子は汚いし、交通機関が麻痺してしまうだろ」
天野「相沢さんは、現実的すぎます」
祐一「いや、そうでもないよ」
天野「そうですか?」
天野「…そうですよね」
天野が、空を仰いだ。
俺たちは、同じ夢の中にいて、そこから帰ってきた人間だった。
天野「じゃあ、相沢さんなら、何をお願いしますか?」
言うなり少女はおばさんくさい両脚を軽く左右に開き、おばさんくさい左掌を相手に見せるように前に、
おばさんくさい右拳をおばさんくさい脇腹につける様に
くるん、と体をひねって、俺の顔を覗き込んでいた。
おばさんくさい構えである。
口では困っているように言うが、天野の口はおばさんくさい笑みを見せている。
天野美汐―。
たまらぬ女であった。
前スレ
いずれは天野美汐とか 弐拾乃巻
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1097836544/ 過去スレは
>>2-5くらい