★市街地にクマ、公園で射殺−岩手県北上市
・31日午前6時35分ごろ、岩手県北上市北鬼柳の和賀川沿いの公園を散歩中の
通行人が「子グマが出た」と北上署に届けた。同署員や北上市職員らが公園の
やぶにいたクマを発見、捕獲を試みたが、現場周辺は市中心部の住宅地で
「人的被害が生じる恐れがある」として午前9時ごろ、地元猟友会が射殺した。
けが人はいなかった。
北上地方振興局によると、クマは体長約130センチの雄のツキノワグマで、
生後1歳半程度とみられる。周囲に親グマなどは見つかっておらず「独り立ちした
直後で、山奥から川を伝って市街地に迷い込んだのでは」とみている。
現場は猟銃禁止区域だったが、同振興局は「追い込む場所もなく、予想以上に
大きく捕獲も困難で、やむなく射殺を許可した」としている。
近くの保育園の女性職員は「園児を外に出さないよう市や警察から連絡があった。
驚いた様子の園児もいる」と不安そうな声で話した。
http://www.sanspo.com/sokuho/0531sokuho056.html