葉鍵川

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1名無しさんだよもん
ザー!
2名無しさんだおーー:2005/04/13(水) 01:10:12 ID:CgvPFtNE0
『煮解賭 ( にげと ) 』

 明朝末期、中國北東部の男達の間で、素麗建(すれたて)なる遊びが流行っていた。
先端に旗をくくりつけた棒を地面に立て、合図と共に棒に駆け寄り旗を
奪い合うという、己の機敏さを誇示する遊びであった。
やがてこの遊びに飽きた者達が、毒草を煮込んだ煮汁を飲み、
その解毒剤を旗代わりにして奪い合うという遊びに発展させた。
命を落とす者が続出したが、戦いに勝利したものは英雄として賞賛され、
朝廷に仕える者を輩出するほどであった。
この毒草の煮汁の解毒剤を賭けた闘いは「煮解賭」と呼ばれ、
時代を左右する勝負の場でも競われてきた。
己の肉体を誇示する機会の少なくなった現代社会においては、
インターネットでの「2ゲット」と形を変えて、
現代人が機敏さを争っているのである。

民明書房刊 「DNAに刻まれた中國 現代人の行動のルーツを探る」より
3名無しさんだおーー:2005/04/13(水) 01:12:30 ID:CgvPFtNE0
『酸下吐(さんげと)』

「煮解賭(にげと)」により、毒にやられて命を落とす者が続出したのは前述の通りだが、
全国的に流行するにつれて、これは深刻な問題となっていった。
そこで、時の皇帝である崇禎帝は、新しい規範を作り出した。
煮解賭に失敗した人間でも、その毒素を完全に吐き出すことができれば
煮解賭の勝利者に準ずる豪傑という評価を与えるというものである。
肉体を酷使して、大量の胃酸とともに吐き出すことから
庶民の間で、酸下吐(さんげと)と呼ばれるようになった。
酸下吐の登場により、煮解賭に参加できない文民の中には、
これを専門とする者も現れ始めた。
彼らの策謀能力を、朝廷が重宝したことは言うまでもない。
己の戦略を進言する機会の少なくなった現代社会においては、インターネットで
の「3ゲット」と形を変えて、現代人が狡猾さを競っているのである。

( 民明書房刊 「DNAに刻まれた中國 現代人の行動のルーツを探る」 より )
4名無しさんだおーー:2005/04/13(水) 01:13:51 ID:CgvPFtNE0
「四外途(よんげと)」

>>2>>3で記されているとおり、煮解賭・酸下吐が明朝末期に流行したのだが
当時、四順(よん・じゅん)という東の半島出身といわれる者が
煮解賭・酸下吐の名人と言われていた。
ところが四は実際には煮解賭・酸下吐の名手でも何でもなく
ただ時の瓦版出版者で大富豪だった蝦正日(えび・じょんいる)と
宦官田通(でん・つう)のお気に入りというだけで
彼の出場した煮解賭・酸下吐に関しては全てデキレースだったと言われている。
明代はTVは当然のことながらその他庶民が情報を知る術は殆ど無く、
首都以外においては蝦が発行する瓦版得鵺治恵(えぬえいちけい)が
庶民が情報を知る全てであった。
瓦版によると四は絶世の美男子と書かれているが
実際には外見も通常の人間より劣っていたという。
しかし瓦版を読んで、四の出場する煮解賭・酸下吐を観戦にきた庶民の多くが
実際の四を目撃してもなお四を英雄と崇め、「四様」と称されたと言う。
一方で、四の人気なるものが蝦・田の捏造だと見破った一部の者は
「人の途に外れた四」と言うことで、四外途と彼を嘲ったと言われる。
現在において「4ゲット」が「2ゲット」「3ゲット」と違って嘲りの対象でしかないのは
このことが原因ともいえる。2ゲット・3ゲットと違って
4ゲットには何の己の実力も必要としないからであろう。

なお、四順の正体は現在の青海省州毎里(すまいり)出身の武将で
根栗の乱で神策(かみ・さく)らと反乱を起こし女性を生き埋めにするなど残虐の限りを尽くしたが
政府軍に敗れ逃亡した鬼朽(き・くち)という説が濃厚である。

( 民明書房刊 「DNAに刻まれた中國 現代人の行動のルーツを探る」 より )
5名無しさんだよもん:2005/04/14(木) 11:31:45 ID:s6hkqn0S0
6名無しさんだよもん:2005/04/14(木) 22:09:57 ID:/cTOPmzz0
糞スレを 集めて早し 葉鍵川
7名無しさんだよもん:2005/04/15(金) 19:42:22 ID:3LaJvahe0
8名無しさんだよもん:2005/04/16(土) 12:11:20 ID:Rt5ItPDh0
どんな魚がいるのかな?
9名無しさんだよもん:2005/04/16(土) 12:11:52 ID:Rt5ItPDh0
書き込みが反映されていないなあ
10名無しさんだよもん:2005/04/17(日) 14:01:49 ID:Ou34HGDh0
なぜだ?
11名無しさんだよもん
某やだからさ