>>838 「それはきっと恋心なんよ。
かもりんを見るとドキドキするぞ? この動機はなぁに?
ある時それが恋心だと気付くキミ。
しかしその微妙な距離がキミを悩ませる。
かもりんのクラスの前を通る時。学食でふと見かけた時。
窓の外で体育の授業。街中で部活動。
いろんな場所でかもりんを見かけるたびに昂ぶる思い。
ああやはりコレは恋心。しかし駄目だああ駄目だ。
だって特別な仲でもなんでもない、たまにふと学校で出会うだけ。
一歩踏み出す勇気は出ない。だからと立ち去る強さもない。
キミはそうして苦しみぬいて、無意識に結論を下した。
恋心? いいやありえない、そう自分を納得させ、
アレルギーだと思うことで恋を忘れようとしているの。
でもね、やっぱり一目惚れってあると思うんだ。
そしてね、素直が一番だとも思うんよ。
そ、それは…私は私で、いきなり告白されても、ねえ? あるかもしれないけど、
でもさ、段階を踏んでいけばいいと思うんよ。
あ、ところでこの署名集めてるんだ、サインしてくれないかな?」