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103名無しさんだよもん
104名無しさんだよもん:04/12/26 00:42:41 ID:QWZIYyMf
「俺様もいつまでもこうやって遊んでるわけにはいかねえんだよ。
 将軍ってのはこう見えて結構忙しいんだ。てめぇらとこうやってお遊戯やってる暇はねぇ。
 だからそろそろ……決めさせてもらうぜ」
 御堂が足に力を入れる。
「……散れ!!」
 それにいち早く感付いた光岡が指示を出すが、
 その時にはもう御堂は床を蹴っていた。
 御堂はクーヤの前まで一瞬で移動しその拳をクーヤの顔面に叩きつけようとするが、
 それを大志が間に入ってかばう。
 その瞬間、大志が受け止めた両腕にびりびり……と凄まじい衝撃が伝わってくる。
 ぎりっ……と御堂の歯軋りの音が聞こえる。
 その瞬間にハウエンクアの爪と宗一のファイブセブンが御堂を襲うが、
 御堂はもう先ほどの場所にはいない。しっかり間合いを取られている。
「ケッ。そこの下らない真似をしやがる小娘を潰してやろうと思ったのによ……」
「……御堂、もう二度と俺の前で仲間を消すような真似はさせん。
 俺の仲間を殺したくばまず俺の命を狙うが良い。そうでなければ貴様の思う通りにはならんぞ」
「ふん! 偉そうに言うんじゃねぇ、この雑魚が!!」
 光岡が御堂に挑発をしかけた。
 この状況でクーヤだけは倒れさせるわけにはいかない。
 御堂の弱点をつけるのは彼女だけ。いわば、最後の希望だ。
 彼女倒れればもうこちらに勝ち目はないだろう。
 それが分かっているからこそ大志はクーヤをかばい、光岡は挑発を仕掛けたのだ。
「大志殿、大丈夫か!?」
「……これぐらい、なんともない。これならばまだダイナマイトの爆風のが強烈だ!」
「すまぬ! 余の為に……」
「貴様は吾輩よりも自分の心配をすべきだ。自分の立場が分からないわけでもあるまい?」
 クーヤに心配され、大志は虚勢を張るが現状は厳しいものがあった。
 両腕の感覚がない。今の一撃で完全にいかれている。
 かといってこれ以上クーヤの回復魔法を頼って魔力切れを起こさせても元も子もない。
 そんな大志達に御堂は残酷とも言える笑いを見せ付けた。
105名無しさんだよもん:04/12/26 00:43:08 ID:QWZIYyMf
「もう飽きた。てめぇ等は……死ねよ」
 それだけ言い捨ててから拳を振り上げる。
 その時……
「死ぬのは……貴様だぁっっ!!!」
 突如聞こえた乱入者の怒号。
 ドスッ……と鈍い音。
 御堂が鬼のような形相で振り向くと、そこにいたのは……オボロ。
「き、貴様あぁぁっっっ!!!」
「チャンスだ!」
 宗一が走る。
 ハウエンクアが続いて突進する。
「アハハハハハ!! マーマの仇、死ねぇっ!!」
(決まった……)
 光岡も勝利を確信した。
 いや、光岡だけではない。その場の誰もが確信していた。
 だが……御堂はそれに不敵な笑いで返事をした。

【早すぎる合図 二人笑い出してる いつまでも】

 刹那、御堂は銃を構えると同時に撃った。
(し、しまっ……)
 光岡は途中で気づくが、もう遅い。
 その銃弾はある人物を正確に貫いた。その人物は……

A 光岡
B 大志
C 宗一
D ハウエンクア
E クーヤ
F オボロ 
106名無しさんだよもん:04/12/26 00:44:12 ID:3sA0Xkpv
107名無しさんだよもん:04/12/26 01:09:11 ID:QWZIYyMf
 銃声が鳴り響いた。
 その瞬間に鮮血が舞った。その人物は床に蹲る。
「ぐ……」
 愚問の表情を浮かべて胸を押さえている。
「……クーヤ!!」
 我に帰ったオボロがクーヤを呼びかける。
 だが、クーヤは蹲って苦しがるだけでなかなか言葉を発しようとはしない。
「ケーッケッケッケ! どうだ! てめぇらの希望とやら、見事に打ち砕いてやったぜ!!」
「御堂! 貴様ぁっっ!!」
「どうした光岡、てめぇの仲間を殺すにはてめぇ殺さなくちゃいけないんじゃねぇのか?」
「おのれ……」

「……皆よ」
 クーヤが微かに動いた。
「クーヤ!!」
 オボロがクーヤを揺さぶる。
「早く……リフレクトリングを砕け」
 最初、光岡は自分の耳を疑った。
 声がかすれているものの、クーヤは確かにそう言った。
108名無しさんだよもん:04/12/26 01:09:42 ID:QWZIYyMf
「バカな、同志クーヤ! すぐに天使のささやきを使え! 天使のささやきならその傷を治せるだろう!!」
「……今天使のささやきを使えばもう大海嘯は使えぬ。だから使うわけにはいかぬ」
「だが……クーヤよ、お前の命が危ないのだ、背に腹は換えられないだろう!」
「この愚か者!」
 クーヤが怒鳴る。
 その気迫に大志は一瞬気圧された。
「今大海嘯という決め手を失って……どう御堂と戦うと言うのだ!
 このまま御堂を野放しにすればこの國がどのような運命をたどるかは知っているであろう!!
 だから……早く……砕くのだ! 余の命が尽きる前に!!」
 クーヤの決意は固く、もう意思を変える気はなさそうだった。
 そんなクーヤの言葉に……

A 光岡が応えた
B 無情にも御堂の銃が脳天に火を吹いた
C 制御室で倒れている縦が目を覚ました
109名無しさんだよもん:04/12/26 01:10:51 ID:5XG3DZYp
Bといってみる
110名無しさんだよもん:04/12/26 01:29:26 ID:jd++xvGF
御堂の銃口がクーヤの眉間を指し、鉛の塊が火薬によって得られた推進力でもって弾け飛ぶ。
強靭な握力と無類の下半身によって支えられたその銃撃は狙いを過つはずもなく、目標へと至り…
そして…無情にもその弾丸がこの場にいる全てのものの希望をも穿った。

眉間を通過した弾が血と脳漿の見送りと共に抜け…彼方へと消え去る。

「クーヤァァァッ!!」
それは誰の叫びだったのか。確認しようとてもそれを知りえたものなど皆無だろう。
青魔術の少女から力が消え、その身が崩れ落ちる。
「ァァァァァ!!」
逆上したハウエンクアが、宗一が、大志が御堂へと殺到する。
「ケケ…」
思い通り進んだ状況に御堂がせせら笑いを見せる。
背後のオボロがその首を断つべ双剣を振るう。
ヒュン…!!
だがその場に響いたのは空を切る刃の音だけだった。
御堂はすばやく身を屈め、オボロの雷光の一閃をやり過ごす。
「死ねェ!!」
正面から爪を叩きおろそうとするハウエンクア。その一撃…
「グガッ!!」
ハウエンクアの顎に御堂の脚が叩き込まれ、中断される。
「サマーソルトキック!?」
宙高く蹴り飛ばされるハウエンクア。だが御堂の体も宙に舞い、無防備。
空中で後転したまま落下する御堂の体に宗一が銃口を合わせる。
「もらった…!!」
そう宗一は確信し引金を引く。
だが…背中に重傷を負いながらも御堂は…
「何ィ!!」
上を行くハウエンクアの体を掴み、引き寄せ…踏み台とし更なる飛翔を見せる。
111名無しさんだよもん:04/12/26 01:30:42 ID:jd++xvGF
【いつまでも 真っ直ぐに眼差しはあるように】

一同は言葉もない。…確かにあの男を絶対絶命の窮地に追い込んだ筈だったのだ。
なぜこうも覆される。何故ここまで幾度も追い込んだというのにあの男は生きているのだ!?

そして…御堂の体が落下を始める。その姿勢は、日本人なら誰でも知っている最強の空中技。
「ライダーキック!?」
呆然とそう叫んだ大志の鳩尾に御堂の脚が突き刺さる。
「カーッハッハッハ!!」
吹き飛ぶ大志。その反動を利用し…次なる目標はオボロ。

「殺――!!」
オボロはその両手剣を交差させ、飛び掛る御堂に向かい脚を踏み出す。
神速の剣技。オボロに向けて構えられた右腕を両断し、更なる連撃で首を落とす…筈だった。
「なぁっ!!」
その一撃目。オボロの刀は御堂の肉を切り裂いたところで止まっていた。
そのままの勢いでオボロの首を逆の手で掴む御堂。
「惜しかったが…両腕に鉄骨を仕込んであることまでは気づかなかったな…」
そのままその体を持ち上げる。
「御堂ぉぉ!!」
宗一がその背後から銃を向ける。
「ほらよ!!」
だが御堂は慌てず騒がずオボロの体を宗一に投げつける。
「ウソだろ…」
激突する二人。そのまま重なり合い二人は動かなくなる。
御堂が窮地を脱するのに一分も要することはなかった。

「さぁ…ようやっとお前と勝負だ。…光岡」
112名無しさんだよもん:04/12/26 01:31:41 ID:jd++xvGF
剣を向ける光岡。その顔に怯えはないが、諦めとも取れよう。
【汗がにじんでも 手を離さないよ ずっと】


A 「行くぜ!!」 因縁の対決再び
B 「ん…何の音だ」 …遠くから、地鳴りのような喚声が。
C クーヤの伏した場所の上空…巨大な水球が出現し、拡大している!!
D にらみ合う二人。そして、鳥の詩が、終わる。
113名無しさんだよもん:04/12/26 01:32:20 ID:QWZIYyMf
鳥の詩はまだ繰り返しがあったはず。

Aで
114名無しさんだよもん:04/12/26 01:47:23 ID:aaCodmff
これが選択スレの怖ろしさか………○| ̄|_
115名無しさんだよもん:04/12/26 02:07:13 ID:jd++xvGF
「もうお前を癒すものはねぇ…加えて昔からお前の勝る近接戦闘と敏捷性までも俺が上回った」
「そうだな…」
「行くぜ…今度は一撃だ。その心臓抉り取って、女どもに抱きながら食わせてやる」
「……」
軽口を叩く御堂と、鋭い視線で相手を射抜く光岡。
二人のスタイルは違えども、高まっていく集中と気合は互角だ。

【消える飛行機雲 僕たちは見送った】

そのフレーズを皮切りに御堂が一歩を踏み出す。
手にはいつの間にか手にしたナイフ。しかし光岡には武器の有利性など頭にないだろう。

【眩しくて逃げた いつだって弱くて】

踏み込みの位置、肩の動きを読み、御堂の第一撃を弾く光岡。
だが御堂のナイフ捌きが光岡の反撃を許さない。

【あの日から 変わらずいつまでも変わらずに】

響き渡る金属音。皮一枚のところで光岡は御堂の攻撃を防いでいた。
しかしもはや御堂の斬撃は視認できる速さではなかった。
己の急所を一寸もたがえることなく突きを繰り出す御堂に対し、勘と経験で隙のある急所の位置を感じ、防いでいるに過ぎなかった。
(あと…少し。早く…終われ、鳥の詩よ…!)
そして…その願いに答え…
【いられなかったこと 悔しくて指を離す】

歌が、終わった。
しかし演奏は終わらない。
夏の終わりを寂しがるような響きが辺りを支配する。
116名無しさんだよもん:04/12/26 02:09:42 ID:jd++xvGF
その時、バックグラウンドの音量が落ちる。
そして…

『国民の皆様方!!拙者、縦王子 鶴彦と申すものにござる。突然の放送、真に申し訳ない!!』
突然、男の声がスピーカから響く。

「何だ?」
御堂がバックステップで光岡から距離を取り、耳を傾ける。

『只今、皆様にお聞きいただいた曲は 鳥の詩 という音楽でござる。これが…自由の歌でござる!!』

――テレビ局近くの巨大モニター前。
大勢の一般市民と、警護の兵がモニターを凝視していた。
―興奮状態にあった者はともかく、心を空にして聞いていた者にとって今の歌の与えたインパクトは大きかった。
それまで、御堂以外の一切の価値観を奪われ、国威高揚や御堂を称える歌しか与えられなかった彼らの胸に大きな風穴を開いたのだった。

『一部の人間が私利私欲を恣にし、そのために文化が、自由が、趣味が奪われることは…あってはならないことだと、拙者は考える!
 だがこの国ではそれがまかり通り、唯一つの価値観しか認められては…いないのでござる…』
群集はモニターから目が離せない。何が映っているわけではないが、音の発信源を見ずに入られないのだ。

『今現在、我々は悪の首魁・御堂と決死の戦いを繰り広げている最中でござる
 戦況は芳しくなく、矢弾尽き果て、敗れ去る手前…しかし!!』

『拙者は皆様に伝えたい!!
 今こそ、御堂を倒し…文化の光を、取り戻そうと!!』

静まり返る群集…

A 「うおおおおおおお!!」 叫びを上げる群衆。その火は燃え盛り、全土へと拡大してゆく…!!
B …だめだ!、もう一押し!!
117名無しさんだよもん:04/12/26 02:11:29 ID:rVnF8yhV
A
118名無しさんだよもん:04/12/26 02:20:18 ID:kilylRhw
119名無しさんだよもん:04/12/26 02:22:19 ID:eiL5sw6P
それで?
120名無しさんだよもん:04/12/26 02:27:34 ID:dFWE28j8
それで?じゃねーだろ藁
121名無しさんだよもん:04/12/26 02:34:26 ID:t2y53D/A
さよなら葉鍵板
122名無しさんだよもん:04/12/26 02:36:18 ID:0Xtybpeo
【足下に風 光が舞った】

 誰の口から漏れた歌声かは分らなかった。その歌は誰もが知っていて、誰もが心の奥に仕舞い込んだまま歌う事の
できなかった歌だった。御堂と言う悪鬼がこの国に現れて以来。

「この歌は…」
 今まで余裕の態度を崩さなかった御堂がここで初めて動揺を見せた。
「そうだ…」

【日常にだけ 積もったぶんの奇跡が】

「…なんでござるか?」
「この国の…華音(カノン)国の国家…『風の辿り着く場所』だよ」
 縦の疑問にはるかが答えた。
「風前の灯だったこの国の皆の勇気が蘇ったんだよ」
  その歌は燎原の火の如く全土へと広がっていった。民衆が、軍人が、全ての国民が
気付くとその歌を口ずさみ、銃を、刃物を、武器を取り表へ飛び出してった。

【見上げれば雲 遠くへの帰路】

「ケッ、ならこの茶番を終わらせてやるぜ…俺は無敵だ!アメ公だろうがクズの民衆が何万人来ようが俺の力の前では無力だ!
 そう、俺は全てを手に入れた! 富も!権力も!力も!そして永遠の命さえも!全てが俺の前にひれふする!」
「そうか…だが…どんなに強かろうが…貴様は人の心を掴む事は出来なかったようだな…誰一人として!」
「だからどうした!グズ共の心なんぞ知ったことか! 俺は俺の思うがままに生きる!奪う!そして…殺す!」
「例えこの身が果て様とも…俺が貴様を止める!お前は生きているだけで不幸を撒き散らかす!
 お前のような奴は…生きてはならんのだ!!」
「ならその弱っちい力で止めてみせろ、光岡ぁッ!!」
123名無しさんだよもん:04/12/26 02:38:24 ID:0Xtybpeo
 御堂は光岡に向かって突進する。光岡は微動せずに剣を構える。
(俺に宿る仙命樹よ! 我が呼びかけに答えろ! 俺に力を!!)
 光岡は狂おしいまでにそれを求めた。そして─

          ─力が欲しいか─
 
 体の内の深遠から直接脳に響くような声が聞こえた。
(ああ、欲しい…)
 彼はその問いに静かに答えた。すると眼前が突如、目の前に迫って来る御堂が消え
無明の広大な空間が広がっていた。目の前には人とも何とも形容のしようのない『何か』が
存在していた。だが、彼にはそれが何かを本能で理解していた。

          ─何故力を求める─

(全てを守る為…小さな儚き命を守る為…その想いを…守る為!!)
 光岡はその問いに迷い無く答えた。

          ─ならば…その想いに…答えよう!─

 彼の体内の仙命樹がざわめく。そしてその秘められた力を呼び起こす。それは──

A 目にも留まらぬ瞬身の力
B 全ての物質の時を止める氷の力
C 脳のクロックアップ。全ての動きが止まって見える
D 皆の気を集め、ひとつにする力
124名無しさんだよもん:04/12/26 02:38:49 ID:1In1iU6v
d
125名無しさんだよもん:04/12/26 02:39:34 ID:eiL5sw6P
Dといきたいな…
126名無しさんだよもん:04/12/26 03:09:04 ID:0Xtybpeo
間違えた、国家→国歌だった。
127名無しさんだよもん:04/12/26 07:29:44 ID:NXxgrHEB
華音国…

プッ
128名無しさんだよもん:04/12/26 07:35:00 ID:NXxgrHEB
【幼い日の自分よりも早く】

 光岡は国中の歌声を聞いた。歌声に乗せられた想いを感じた。
 風と共に辿り着いた言霊が力の奔流となって光岡を満たしていく。

 ―お前の想いに同調した魂が、力を貸し与えているのがわかるか?―

(ああ、わかる。皆の声が聞こえる)
『頼むぞ光岡!』
『マーマの仇を取ってくれ!』
『マイ同士光岡。動けぬ我輩達の意志を託す!』
『この怒り、代わって晴らしてくれよ!』

【雪解けを待っていた子供のように 走る 光る滴 飛び跳ねてる】

 全く捉えられなかった御堂の動きが、今は見えていた。
 的確に心臓を狙って突き出されていたナイフは弾き返され、御堂の上体が泳いだところにすれ違いざまの斬撃が見舞われる。
「なんだと!?」
 今まさに首を切りとばさんとする白刃。突如豹変した光岡の動きに驚愕をあらわにする余裕すらなく、御堂は咄嗟に腕を突き上げ、

【明日の出会いさえ気づかずにいる】

 片腕を代償にして狙いをそらした。両断された手首から先が宙を舞い、御堂は苦痛に顔を歪めながら距離を取る。
129名無しさんだよもん:04/12/26 07:35:10 ID:NXxgrHEB
「光岡ぁ! てめえ何しやがった!?」
「お前の仙命樹は理解しているはずだ。貴様が今まで踏みにじってきた人々の力が、俺の仙命樹を通じて一つになっている」

『俺の感じている感情は精神的疾患の一種だ。お前だけが治せるお前に任せた』
『光岡さん、すばるの分も頼みますの』
『ふぁいと、だよ』

「ゲェーック。ザコ共が群れやがって……お似合いの力だぜ糞っ垂れ!」
 憎々しげに吐き捨てる御堂。わずかに焦りの表情を浮かべつつも戦意は今だ衰えていない。
「それでもまだ俺の方が力は上だ。てめえさえ殺せば今度こそ俺に敵う奴はいねえ」
「来い御堂! 今こそ貴様を倒し、この国を解放してみせる!」

 再び激突する両雄、そして……


A.跋扈の剣に精霊の力が宿った。
B.去りゆくクーヤの魂が最後の力を貸した。
C.横の支援砲火。
D.限界を超えた反動が訪れた。
130名無しさんだよもん:04/12/26 07:35:31 ID:iZ/lPPB7
ここでBですよ。
131名無しさんだよもん:04/12/26 07:39:17 ID:hLsNwQlc
崩れ落ちたクーヤが、そのまま静かに動き……
おそらくは彼女の最後となる、青魔法が発動した。

A 自爆
B 融合
C リミットグローヴ
D ????
132名無しさんだよもん:04/12/26 08:14:08 ID:sl7hUVrY
一か八かだ…C!
133名無しさんだよもん:04/12/26 10:05:22 ID:EZO9bYqq
確かリミットグローブはFF9の
HPが残り1なら敵に超ダメージを与える魔法だっけ?
この場合クーヤがもう死体でHP0なら…どうなるんだ?
もしくは光岡が唱えるんだろうか?
134名無しさんだよもん:04/12/26 11:58:31 ID:pcQGDc1M
その日、世界は崩壊した。
135名無しさんだよもん:04/12/26 13:47:07 ID:aaCodmff
Yかよw
136名無しさんだよもん:04/12/26 16:38:32 ID:Rq87qHmz
世界は一巡した
137名無しさんだよもん:04/12/26 17:09:16 ID:QWZIYyMf
>>127
貴様、笑ったな?
N2ミサイルに消されるぞ。どこに逃げても無駄だ。
ルンペ(ryが貴様を逃がすことはない。
138名無しさんだよもん:04/12/26 21:26:04 ID:5XG3DZYp
(光岡殿、余の最後の魔法だ)
光岡には見えた、薄れゆくクーヤの魂が最後の力で魔法を完成させたのを。
(御堂!喰らえ!リミットグローヴ!!!)
クーヤの魂が放った魔力の奔流、それは御堂の身体に直撃し致命的なダメージを与えた。
「ガアァァァァァッッッ!!!何故だ、何故死んだ貴様がそんな魔法を!!!」
脚・腕・肩・腹・顔面、体中の肉が抉り取られ大量の血が辺りに流れてゆく。
仙命樹の驚異的な治癒能力でも回復が追いつかないほどの肉体の損傷に流石の御堂も動揺する。
「クーヤ…」
天に昇り消えてゆくクーヤの魂は、最期、光岡を向いて微笑んでいたようだった
「お前の魔法、無駄にはしない!」
「ええぃ、この蛆虫どもがぁぁぁ!!!」
怒り狂って振り回す両腕を掻い潜り、光岡はとどめの太刀を振るった。
「さらばだ、御堂!地獄で貴様が犯した罪を償え!!!」
多くの人の想いを乗せた光岡の斬撃は…

A 見事に御堂の首をはねた
B 深々と切りつける、しかし瀕死ながらもまだ御堂は生きている
C 坂神号が御堂をかばい胴体から両断されてしまう
139名無しさんだよもん:04/12/26 21:28:23 ID:QWZIYyMf
A
140名無しさんだよもん:04/12/26 22:46:07 ID:VolPIa1a
「ゲーッ゛ッ゛ッ゛グ!!!」
光岡の、クーヤの、蝉丸の、全ての御堂を倒す者の『思い』がこもった斬撃が放たれる。
その一撃は御堂の首と胴体を両断し、さらに胴体ごと切り裂いた。
御堂の生首が転がり落ちる。
「やったか!?」
思わず光岡は叫ぶ。
だが、御堂の首はまだ生きていた。

「ゲ…ゲゲゲ…下等な愚民どもにここまでやられるとはな…」
「何!?まだ生きているのか?」
「仙命樹の底力か…まさに怪物だな」
「ケッケッケッ…甘いよなあ」
「何がおかしい!?」
「古今東西昔っからなあ…『やったか?』なんて言われて殺られた奴はいねえんだよォ!!」
御堂は油断していた光岡に首だけで飛びかかった!
「ぐっ!」
だが振りほどかれ、御堂の首は地面に叩き付けられる。

「ゲーック、俺様もここまでか…」
「今度こそ終わりだな御堂。貴様の命、この光岡悟が貰い受ける!」
「待ちな。てめえらに面白い事を教えてやるぜ!!」
「なに?」
「いいか!俺は…」

A 俺は覆製身に過ぎん、本物の御堂はここにはいない
B この姿ですら仮の姿に過ぎん、仙命樹の力を暴走させ真の力を見せてやる
C 俺は道化に過ぎん、この国を支配する影の支配者がいる
141名無しさんだよもん:04/12/26 22:46:38 ID:ljDUrvSE
142名無しさんだよもん:04/12/26 22:59:13 ID:ymIxEuO0
おいおい、まだ続くのかよw
143名無しさんだよもん:04/12/26 23:02:27 ID:aaCodmff
つーか、あれで道化なのかよ……(((゚д゚)))
144名無しさんだよもん:04/12/26 23:12:57 ID:5XG3DZYp
「俺はただの道化に過ぎん、この国を支配する影の支配者がいるんだよ」
「貴様、見苦しいぞ。いまさら己のやったことを擦り付けるつもりか?」
だが御堂は光岡の非難を無視して話を続けた。
「おい、光岡。俺が本気で漫画やアニメを支配しようとしていたと思ったか?」
「……いや」
(確かにこいつの性格なら真っ向から武力で敵対する国と渡り合うはずだ)
「俺はオタク文化なんてものに興味はねえ、金になるのはよかったがな」
最後の最後になっても御堂はふてぶてしく笑いながら光岡と話しを続けた。
「俺はそいつに仙命樹の開放の方法を教わり、クーデターを唆されて表向き支配者として振舞っていただけさ」
「『そいつ』だと…?」
「なかなか楽しかったぜ、金に権力、それに女だ。そいつも女だったが…ちっ、手を出すんだったぜ。人は見かけによらねえよ」
「誰だっ!御堂っ!今すぐ言えっ!」
光岡は怒気を含めた言葉で御堂に問い詰める。
「そう興奮するなよ、俺様を倒した褒美だ、ちゃあんと教えてやるよ」
クックックッ、と笑いながら御堂の生首は真の支配者の名前を口にした。
「『そいつ』はなぁ……」


A 創作することを忘れパロに走るオタク文化を全て根絶しようとする 長谷部彩
B マナーの悪い「オタク」達を世界から粛清しようとする 牧村南
C 己の理想とするアニメ・マンガ・ゲームを作らんと一国を実験場にした 澤田真紀子
145名無しさんだよもん:04/12/26 23:13:15 ID:bu55q5zc
「俺は所詮ただの道化にすぎんのだ!!」
「なんだと!?どういう意味だ!!」
「ヒャッヒャヒャ!!もう構うものかよぉぉぉ!!」
御堂は完全に自暴自棄になっているようだ。狂ったように笑いだした後、
もはや全てを諦めたかのように続きの言葉を吐き捨てる。
「この傷だ、どうせ俺は助からん…もう秘密も糞もあるか!!」
「何だ?道化とはどういう意味なのだ!!」
「ケッケッケッ…俺は将軍だ。この国で一番偉く、全てを支配する存在だ」
「貴様、何を今更…」
「だがな、そんな俺様を影で操る真の支配者がいるとしたら?」

「「「「「!?」」」」」
御堂の衝撃的な発言にその場にいる全員が凍りついた。
「御堂より偉い支配者でござると!?」
「馬鹿な…アレックス大統領もそんな事は一言も言わなかったぞ」
「ヒヒ、解る物かよ…奴の事は俺様しか知らねぇんだ…。
そいつと会ったのは俺だけだし、名前を知っているのも俺だけだ」
「御堂!そいつの名は何だ!?答えろ!!」
「ククク、慌てるなよ…まずは奴との出会いから話さなきゃならねえ」
「貴様…それでいつ会ったというのだ?」
「正確には向こうから取引を持ちかけてきたんだ…そして奴はこう言った。『水瀬秋子を失脚させよ』と」

「なに!?ではもしや…」
「そうだ、奴が俺にクーデターを起こせと持ちかけてきたんだ」
「御堂もその野郎の命令で動いていたという事なのか…?」
「それだけじゃねぇ、獣人共を捕えて奴隷にしたのも漫画家を拉致したのも全て奴の命令だ」
「なんだと!?僕のマーマもそいつのせいで!!」
「さらに言うなら最近になってオタク文化を支配しろだのと言ってきたのも奴だ」
「では御堂、お前は…」
「ゲーキャッキャッキャッ!そうだ!俺も…奴の命令通り動いていた奴隷でしかねえ!!」
146名無しさんだよもん:04/12/26 23:14:06 ID:bu55q5zc
くそ、C
147名無しさんだよもん:04/12/26 23:20:05 ID:gUxHdF2G
>>144
どうでもいいけどこみパ系の人物だけかよorz
148名無しさんだよもん:04/12/26 23:35:07 ID:3v4eR2vj
まあ、今回はコミパが中心なんだしw
……むしろ、編集長で戦闘はないよな
まさか、魔王雅史のようになるのか((゚д゚)))
149名無しさんだよもん:04/12/27 00:18:43 ID:u0SU3pku
編集長が、バスローブでワインを飲んでいる姿が浮かぶ。
150名無しさんだよもん:04/12/27 00:23:31 ID:irSdYbHP
「澤田真紀子って女さ。 表向きは出版社の編集長に過ぎないがな…ッち! やっぱ見てやがったか!」
 御堂が突如口調を変えるといきなり御堂の胴と首が炎を上げた。
「な!?」
「精々頑張りな!!地獄でテメエらが来るのを待っているぜ! ケーッケッケッケ!!」
 そして呪いの言葉を吐き、悪鬼御堂は炎と消えた。骨すら残さずに。

 同時刻、空港──
 
「御堂が破れるなんてね…この国の人間を少し甘く見すぎたかしら…それとも御堂を過大評価し過ぎたか…
 まぁ、いいわ。 代わりはいくらでもいるから。それこそ漫画家も傀儡も国さえも…」
 余裕の態度を持って堂々と飛行機に乗り込むその女性の名はコミックZ編集長、澤井真紀子その人であった。
彼女が乗り込むと飛行機は滑走路へと向かい、大空へと飛翔していった。
「次はどこにしようかしら…中国は大きいし多少無茶してもごまかせるでしょうから…賄賂も使いやすいし…
 機長、奉天に向かってちょうだい」
「り、了解なんだな」
 飛行機は機体を傾け方向を大きく変えていった。そして暫く次の計画を立てていた彼女であったが一つの異変に
気付いた。窓から見える景色が荒涼とした山々が続く景色から海原へと変わっていたからだ。
奉天がある中国北東部とは真反対の方向である。
「ちょと、どこへ向かっているのよ!」
 席を立ち、運転席へ向かおうとする真紀子に突如後ろから銃が突き付けられた。冷たい鉄の感触に
思わず冷や汗が頬を伝う。
「そこまででござるよ、澤井真紀子。 おっと、後ろを振り向かない方が身のためでござるよ大人しく両手を上げるでござる」
 後ろにはこの国の軍人に扮した縦が立っていた。そして運転席からは縦が同じく銃を持って現れた。
追い詰められた事を悟った彼女は大人しく両手を上げた。
「横よ、操縦は?」
「ヌ、ヌワンギ君に任せたんだな。 今なら操縦桿を持っているだけで大丈夫なんだな」
151名無しさんだよもん:04/12/27 00:24:32 ID:irSdYbHP

「どうして…ここが分ったの?」
「単純な事でござる。 破れた独裁者の末路といったら亡命が相場でござるからな。 まさかお主が引っかかるとは
 思いもしなかったでござるがな。 お主ほどの者が何故このような真似を?」
「だって…しょうがないじゃない! 漫画家の連中はネタの使い回し! 締め切りは守らない!
 そのくせこみパの時はきっちり休みを取るし! かと言って即売会に行けばどいつもこいつも下らない
 パロ本や粗雑な鉛筆本! 挙句の果ては他人の絵をトレスする奴まで!」
 まるで○曜サスペンス劇場の真犯人の如く彼女は自らの心情を吐露していった。
「だから…こんな事をしたのでござるか?」
「そうよ! 誰もやらないから…私が変えるしかないじゃない! 私は…面白い漫画の為だったら悪魔とだって契約するわよ!
 その成果がアレよ! 見たでしょ、あの雑誌。 上手く行けば週刊跳躍や弾倉を越えるのだって夢じゃないわ! 」
「…確かにあの漫画は面白いでござる。 もしかしたら1000万部も夢ではないでござろう」
 上手く行けば縦を取り込んでこの窮地脱することが出来ると思ったのか。その答えに真紀子は俄か表情を明るくした。
「だが、本来漫画に宿るべき作者の熱き魂が微塵も篭っておらぬではござらんか! 漫画も…アニメも… 小さな熱意と少しずつ
 積み上げられていった創意工夫が今の隆盛へと繋がったのだ! 決してお主のような傲慢な主の手によって育まれたのではござらん!」
 その進歩が止まるとしたら、どんな素晴らしい漫画やアニメが生まれようとも…ヲタク文化に未来は決して無い!
 お前のような奴は生かしてはおいけないでござる!!」
 縦は撃鉄を下ろし、引き鉄に指を掛けようとする。
「やめなさい! こんな所で撃つと落ちるわよ! 」
 縦はそして指に力を込め──

A 引き鉄を引いた
B 乾いた金属音が一つ鳴っただけだった
152名無しさんだよもん:04/12/27 00:25:53 ID:OSYrP1ET
A
153名無しさんだよもん:04/12/27 00:26:03 ID:apUOcYY5
154名無しさんだよもん:04/12/27 00:38:28 ID:irSdYbHP
  縦はそして指に力を込め引き鉄を引いた。数瞬遅れて銃口が火を噴き、鉛の弾丸が真紀子の脳天を貫いた。
小さな銃創から血と脳漿を流しながら彼女は絶命し、倒れた。
「終わったでござるか…」
「な、なんだな…」
「今のヲタク文化を憂う気持ち…分らんでも無いが、拙者はお主ほど絶望をしておらんでござるよ」
 機内のラジオからは民衆が国会議事堂へと突入し、華音国の国旗を高らかに掲げる様が報道されていた。
 そこからは民衆の喜ぶ声とその想いを乗せた歌が流れていた。

A エピローグへ
B まだ続きがあるのか?
155名無しさんだよもん:04/12/27 00:39:49 ID:pNM0myhf
A
もうそろそろ終わらせよう
156名無しさんだよもん:04/12/27 00:39:54 ID:U8zKkUrN
Aで
157名無しさんだよもん:04/12/27 00:46:02 ID:tLCI6ACP
今の内にサブタイ候補を一つあげとこう

結論:青魔法はやっぱり万能だった
158名無しさんだよもん:04/12/27 00:47:37 ID:irSdYbHP
 縦横無尽!!!!
159名無しさんだよもん:04/12/27 00:47:39 ID:apUOcYY5
んじゃ漏れも。

『ヲタク達の挽歌』
160名無しさんだよもん:04/12/27 00:48:58 ID:TZ9tpkc1
じゃあ俺も。

三人のオタク

縦と横と大志なんだが、
元ネタが七人のオタクって邦画だと
説明しないと気付いてもらえんだろうな
161名無しさんだよもん:04/12/27 00:49:48 ID:GXJnEIhV
>>160
それ、題名だけは知ってる。見た事はないが
162名無しさんだよもん:04/12/27 00:49:52 ID:GmelJBn7
>>157
結論:シリーズはもういいよ……飽きた。つか全然関係ない話だし。
手抜きのタイトルつけられると書き手としては悲しい。
163名無しさんだよもん:04/12/27 00:50:55 ID:9ouQpE8g
とりあえずサブタイが5個集まったら

一度まとめて選択肢にして
それで選ばれたのを正式なサブタイにしようぜ
164名無しさんだよもん:04/12/27 00:52:07 ID:fAtfYnOY
>>162
そういう事は愚痴スレに書けカス
165名無しさんだよもん:04/12/27 00:53:35 ID:d/EoIlnl
>>162
手抜きかどうかとかあんたがきめる事じゃないだろう?
つーかそれを決めるのも選択次第だ
166名無しさんだよもん:04/12/27 00:54:26 ID:irSdYbHP
んじゃ、1個こっちで追加して

A 結論:青魔法はやっぱり万能だった
B 縦横無尽!!!!
C ヲタク達の挽歌
D 三人のオタク
E ヲタの楽園の鶴彦
167名無しさんだよもん:04/12/27 00:54:37 ID:GXJnEIhV
C
168名無しさんだよもん:04/12/27 01:27:46 ID:U8zKkUrN
『あ○り、俺、お前のこと幼馴染だと思ってたけど。今は違うんだ…』
『○之ちゃん……』

あの事件から一ヵ月後
皐月殿は無事日本に帰れ元通り声優として活動しているでござる
現在皐月殿が出演してる鑑賞中でござる。
拙者の稼いだ金を足して作られた神作画の初回限定版DVDでござる。

『あ○りっ、あ○りっ、俺、もう、イクッ!!!』
『○之ちゃん、私もっ、私もっ〜〜〜!!!』

18禁アニメでござるが聞くところによると、予想以上にに大人気が出て一般化され地上波でも放送されるらしいでござる。
皐月殿自身も数多くのアニメに出演依頼され、今度CDデビューするようでござる。

169名無しさんだよもん:04/12/27 01:28:20 ID:U8zKkUrN
拙者は華音国での出来事を思い出したでござる。
華音国は現在水瀬秋子殿のもと、昔の平和な国に復興しつつあるということでござる。
軍隊も大幅に規模を縮小し、人数もかなり削減したとのことでござる。
……しかし、あの事件は多くの人に深い傷跡を残してしまった。
あさひちゃんやエルルゥ殿達、そして秋子殿自身と女性としての尊厳を傷つけられた者が多すぎたでござる。
千堂殿と再会したときのあさひちゃんが泣き崩れてしまった様子を拙者は一生忘れることが出来ないでござろう。
……時間が彼女らを癒してくれると信じたいでござる。
クーヤ殿という痛ましい犠牲も出てしまったでござる。
「すまねぇ、すまねぇ……」
「ヌワンギ殿…クーヤ様はどのような最期を?」
「ああ、決して希望を捨てないで最後まで戦ってくれたぜ」
石化の解けたゲンジマル殿とヌワンギ殿の会話を思い出すでござる…

『面白い漫画のためなら悪魔とでも契約する』
最期の編集長が言っていた言葉を思い返してみるでござる。
拙者もオタクとして、昨今の質の落ちたアニメ・マンガ・ゲームを憂慮するでござる。
しかし、まだまだ絶望することはない。

『浩○ちゃん、好き……』
『俺もだぜ、あか○』

アニメの中では幼馴染同士が両想いになれてハッピーエンドを迎えたでござるよ。

目の前に面白いアニメがある、萌える声優がいる、それらを心から楽しむオタク達がいる。
それだけで漫画のように希望を持てるでござる。
「さっ、冬コミのサークルチェックをしなくては。最近の流行はスク○ンでござるな」
だから拙者は行く、希望の祭典へ。

Fin
170名無しさんだよもん:04/12/27 01:30:47 ID:lcdBzXCE
乙!
171名無しさんだよもん:04/12/27 01:34:34 ID:9oqwGwrk


嵐の前の静けさのようだ…
172エピローグ書かせてもらったし:04/12/27 01:35:41 ID:U8zKkUrN
では次の話はどれから主人公を選ぶ?

A フィルスノーン
B 雫
C 痕
D To Heart
E White Album
F こみっくパーティー
G ナイトライター(with 雀鬼's)
H まじかる☆アンティーク
I 誰彼
J うたわれるもの
K Routes
L 天使のいない12月
M MOON.
N ONE
O Kanon
P AIR
Q CLANNAD
173名無しさんだよもん:04/12/27 01:35:59 ID:OSYrP1ET
B
174名無しさんだよもん:04/12/27 01:35:59 ID:KKiR90zz
k
175名無しさんだよもん:04/12/27 01:36:09 ID:ITG4swi8
176名無しさんだよもん:04/12/27 01:36:10 ID:qjg2+C0s
177名無しさんだよもん:04/12/27 01:36:40 ID:9oqwGwrk
早いなー
178名無しさんだよもん:04/12/27 01:37:28 ID:qjg2+C0s
>>175
( ・∀・)人(・∀・ ) OKバディ
とれなかったけどな
179名無しさんだよもん:04/12/27 01:37:43 ID:OSYrP1ET
同時刻選択は初めて見た
180名無しさんだよもん:04/12/27 01:38:33 ID:U8zKkUrN
では雫ですね、主人公を選択して下さい

A 長瀬祐介
B 月島拓也
C 月島瑠璃子
D 新城沙織
E 太田香奈子
F 藍原瑞穂
G 長瀬源一郎
H 由紀&美和子(脇の人)
181名無しさんだよもん:04/12/27 01:38:37 ID:9oqwGwrk
そんだけこの時を待っていたんだろうな…
182名無しさんだよもん:04/12/27 01:38:42 ID:lcdBzXCE
183名無しさんだよもん:04/12/27 01:38:49 ID:0Rpcktlp
b
184名無しさんだよもん:04/12/27 01:38:59 ID:apUOcYY5
185名無しさんだよもん:04/12/27 01:39:08 ID:9oqwGwrk
新城沙織さんですね。
186名無しさんだよもん:04/12/27 01:42:03 ID:VbZ5m7fN
9秒か。F5ボタン連打しまくって
リロードして書き込みが増えてた瞬間に
目当てのキャラを探して即座に送信って所か?
187名無しさんだよもん:04/12/27 01:43:44 ID:U8zKkUrN
やっほー「雫」のメイン(ではない)ヒロイン新城沙織だよ
今ね〜

A 長瀬君とラブラブデートの真っ最中
B バレーボールの練習中の真っ最中
C 一人さびしく試験勉強の真っ最中
D 瑞穂ちゃんと瑠璃子ちゃんと修羅場の真っ最中
188名無しさんだよもん:04/12/27 01:44:00 ID:OSYrP1ET
D
189名無しさんだよもん:04/12/27 01:47:33 ID:T50VIAn2
E ハサミで喉を突く所も入れてほしかったw
190名無しさんだよもん:04/12/27 01:49:18 ID:apUOcYY5
>>189
それをしたらたまやゆかりの仲間入りだぞw
191名無しさんだよもん:04/12/27 01:50:52 ID:4+b8kKHP
いきなりゾンビさおりんでスタート、バイオハザードな展開とかになってまうw
192名無しさんだよもん:04/12/27 01:53:03 ID:U8zKkUrN
「長瀬くんは私のものなんだから」
「な、長瀬さんは渡しません」
「…心地よい電波は、私も欲しい」
「あ、あの、皆さん……」

私たち三人と長瀬君で修羅場の真っ最中
誰も譲るつもりなんてないみたい
「長瀬くん!あなたは誰を選ぶの?!」
煮え切らない長瀬くんに私は決断を迫った
「え、ぼ、僕は…」

A 長瀬くんはやっぱり私を選んでくれた
B どうして?やっぱり電波同士がいいの?長瀬くんは瑠璃子ちゃんを選んだ
C そ、そんな…そんなに眼鏡がいいの?長瀬くんは瑞穂ちゃんを選んだ
193名無しさんだよもん:04/12/27 01:54:07 ID:4+b8kKHP
194名無しさんだよもん:04/12/27 02:04:01 ID:U8zKkUrN
「ごめん、瑞穂ちゃん、沙織ちゃん、僕は瑠璃子さんが一番好きなんだ…」
そう言って祐くんは瑠璃子ちゃんを抱き寄せてしまいました
「そっ、そんな…」
「長瀬さん、嘘でしょ…」
呆然とする私と瑞穂ちゃん……

A 「祐くんどいて、そいつ殺せない」私は懐からハサミを取り出して瑠璃子ちゃんののどを掻っ切った
B 「ミズホゴメンネ、ミズホゴメンネ…」突如背後から太田さんが消火器を瑠璃子ちゃんの後頭部にたたきつけた
C 「さよならっ!」祐くんが瑠璃子ちゃんを連れて逃げてしまった
D 「祐くんのバカッ」私は泣きながらその場をあとに走った
195名無しさんだよもん:04/12/27 02:04:28 ID:9oqwGwrk
d
196名無しさんだよもん:04/12/27 02:04:32 ID:apUOcYY5
197名無しさんだよもん:04/12/27 02:13:29 ID:6Bs6eTNR
私はショックのあまり泣きながら走り続けた。
気が付いたら商店街にまで来てしまってた。
「ねえ、君どうしたの?」
突然知らない男性に声をかけられた。
この人は誰?

A 春原
B 矢島
C 橋本
D 月島兄
198名無しさんだよもん:04/12/27 02:13:52 ID:killZ27R
c
199名無しさんだよもん:04/12/27 02:15:43 ID:6cunxqd4
橋本って…志保に付きまとってたはしもっち先輩か!?
200名無しさんだよもん:04/12/27 02:35:59 ID:GmelJBn7
「ねえ、君どうしたの?」
 商店街まで来てやっと少し落ち着いてきたところに、急に声がかけられた。
 声の主は背の高い男の人。あたしより一つ二つ上に見える。
 ちょっと垂れ目で髪を染めてて、軽そうだけどけっこうハンサムかもしれない。
「なんでもないです。ほっといてください」
 嫌な態度だと自分でも思うけど、今は気持ちに余裕がなかった。
「いや、泣いてる女の子ほっとけないって」
 男の人はさりげなく距離を詰めてくる。
「君みたいに可愛い女の子だったらなおさら、さぁ」
「えっ」
 いきなり肩を抱かれた。
「嫌なことなんて俺が忘れさせてあげるよ。ね?
 自分で言うのもなんだけど、俺けっこうレベル高いでしょ?」
 こ、これって……いわゆるひとつの、ナンパ!?
 あたしは――

 A.「や、やめて!」と声を上げた
 B.「気安く触ってんじゃねぇ――!!」なんかキャラが違ってきた
 C.(……ま、おごるだけおごってもらおうかな)打算的に考えてみた
201名無しさんだよもん:04/12/27 02:37:43 ID:apUOcYY5
202名無しさんだよもん:04/12/27 03:06:37 ID:U8zKkUrN
(軽そうだけど…ま、いっか、ちょうどお腹も空いていたし……)
「いいですよ、美味しいお店、知ってるんですか?」
あたしの返事に男は気をよくしたみたい。
「ああ、俺の行きつけの店なんだ」
結構遊んでる人みたい、どんな店だろう

「ここだぜ」
あたしが男の人に連れられた店は…

A み、未成年なのに?お酒とか置いているレストランバー
B 「行きつけの店」なんていってファミレスですか
C ぎゅ、牛丼屋、バカにしてるのかこの人?
D 「HONEY BEE」という喫茶店
203名無しさんだよもん:04/12/27 03:07:15 ID:OSYrP1ET
C
204名無しさんだよもん:04/12/27 03:08:03 ID:GmelJBn7
「……どこに連れて行ってくれるんですか?」
 別に、この人と付き合うとかそういうつもりは全然ないけど。
「え……」
 気晴らしになるなら、きょう一日くらいエスコートしてもらってもいいかなって、そう思った。
「だから、嫌なこと忘れさせてくれるんですよね? まずどこに連れて行ってくれるんですか?」
「え、ちょ、ちょっと待って?」
 あたしの返事を聞いて、男の人は急にオロオロし始めた。なんで? 自分から声かけて来たのに。
「えっと、それはつまり……オッケーってこと?」
「はい、お茶するくらいなら」
 ぎゅっ。
 男の人が自分のほっぺたをつねった。
「ゆ……夢じゃない……」
 うわー、実はなんかヘンな人だったのかな……
「やった……やった。俺はやったぞぉ――!!」
 とうとうガッツポーズまで決めて喜び出した。まるで、生まれて初めてナンパが成功したみたいに……
 って、うわ、周りの視線があたしたちに集中してる!
「は、早く行きましょう!」
 あたしは恥ずかしさから、男の人の手をぐいぐい引いて歩き出した。
「せ、積極的だねっ!? あ、お、俺は橋本って言うんだ、よろしく!」
「あたしは新城です」
「あ、『はしもっち』って呼んでくれてもいいよ!」
「けっこーです! いいからまずどこに行くか決めてください!」

 そんなこんなで、橋本さんの案内で歩いていって、着いた場所は――

 A. まあ妥当かな。喫茶店「百花屋」
 B. ちょっと大人の雰囲気? 喫茶店「エコーズ」
 C. あたしってそんな安上がり!? ファーストフード「ヤクドナルド」
 D. なんだろうこのお城みたいなファンタジックな建物。
205名無しさんだよもん:04/12/27 03:08:50 ID:GmelJBn7
うあ……ごめん。>>204はスルーよろ
206名無しさんだよもん:04/12/27 03:15:25 ID:U8zKkUrN
『吉○家』

あたしの目の前にはそう書かれた…牛丼屋があった。
ひょっとして冗談なの?と、男の人の方を向くが。
「今日はネギダク大盛りかな〜」
なんて呟いている。
どうも本気でこの店が目的地のようだ。
ナンパした女の子を牛丼屋に誘うなんて…

A あたしは男の人をひっぱたいてその場をあとにした
B 我慢してとりあえず中に入った
C 「あたしの知ってる店にしませんか?」と提案してみた
207名無しさんだよもん:04/12/27 03:19:25 ID:9kMvk2cz
A
208名無しさんだよもん:04/12/27 03:36:02 ID:GmelJBn7
「……すいません、あたしやっぱり帰ります」
「えっ? なんで? さっきオッケーって言ったよね?」
「普通、この状況で吉野家はないでしょう! 吉野家は!」
「だ、だってねぎだくうまいじゃん!!」
 ……この人、本当にわかってない。
「ねえ、待ってって! ギョクつけてもいいからさっ」
「離してください!」
 パチン!
 考えるより先に手が出た。
「だいたい、今はもう豚丼しかないじゃないですかっ!」
「あ……ッ!!」
 あたしの言葉にがくりと膝をつく男の人。
「失礼します」
 あたしはその場を後にした。

 男の人を置き去りにして、商店街に戻ったあたしは……

 A. 赤い制服を着た黒髪の無口な女の人に出会った
 B. 黄色い制服を着た金髪の軽そうな男の人に出会った
 C. 青い制服を着た眼鏡の真面目そうな男の人に出会った
 D. 黒い服を着た白髪のひもじそうな男の人に出会った
209名無しさんだよもん:04/12/27 03:36:36 ID:9RHlKyFu
Aかな
210名無しさんだよもん:04/12/27 03:36:44 ID:BDzXQezl
d
211名無しさんだよもん:04/12/27 03:39:41 ID:9RHlKyFu
やべえ、来栖川の人だと思ったら、舞だったのかも。


・・・あの打ち切り話が脳裏にちらつく...orz
212名無しさんだよもん:04/12/27 03:52:51 ID:/iKhdHqo
あたしは商店街の入り口まで戻ってきた。
「あたしってハラペコキャラに見えるのかなあ〜ハァ…」
とはいえ、本当にお腹も空いてきた。これからどうしよう…ん?
「………」
向こうから背の高い女の子が歩いてきた。
制服?どこの学校のだろう?ってなに!?
よく見ると剣なんか持ってる!!
うわっ目が合っちゃった!!
「………」
うわ〜こっちに来たあ!どうしよう、何か凄く恐そう。
「………」
うう、全く何も喋らないのが不気味。
でも、この後この女の子が喋った事であたしは更なるトラブルに巻き込まれる事になるのだった。
舞が喋った言葉とは?

A 橋本という男を知らないか?
B 牛丼を売っている店を探している。豚丼は却下
C 私の名は舞。この商店街は狙われている!!
D 今時吉○屋コピペをブツブツ呟いて殺伐としている、というか危ない人?
213名無しさんだよもん:04/12/27 03:53:26 ID:zS4LxhP8
D
214名無しさんだよもん:04/12/27 04:32:28 ID:GmelJBn7
「……そんな事より祐1、聞いて。
 このあいだ、近所の吉○家に行った。吉野○。
 お客さんがいっぱいで、なぜか牛丼が頼めなかった。
 よく見たら垂れ幕が下がっていて、豚丼、とか書いてあった。
 ……馬鹿。
 ……豚肉如きでわざわざ外食しに来ないでほしい。
 何か、カレー丼とかもあった。……カレーのために吉○家。おめでたい……!
 よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってる……もう見ていられない。
 ……ココイチの割引券あげるから、その席を空けてほしい。
 吉○家というのは、もっと牛肉がメインになっているべき。
 狂牛病に怯えた常連客がいつ来なくなってもおかしくない、
 危険を冒しても牛さんを食べる、そんな雰囲気がいい。邪道メニューは、下がっていろ。
 で、やっと座れたかと思ったら、隣の人が、豚キムチ丼、とか言い出した。
 ……豚キムチなんてきょうび流行らない。
 得意げな顔して何が、豚キムチ丼、だ。
 本当に豚キムチを食べたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
 ……『豚キム、豚キム』って連呼したいだけじゃないの?
 吉○家通の私から言わせてもらえば今、吉○家通の間での最新流行はやっぱり、
 ごはん、これ。
 大盛りごはんにギョク。これが通の頼み方。
 ごはんというのはお米が多めに入ってる。その代わり肉は皆無。これ。
 それに大盛りギョク(玉子)。これが最強。
 ……しかしこれを頼むくらいなら家で卵ご飯を作った方がお得。
 素人にはお薦め出来ない。
 ……祐1のような素人は、松○にでも行けばいい」
215名無しさんだよもん:04/12/27 04:32:58 ID:GmelJBn7
 女の人はブツブツとどこかで聞いたようなフレーズを呟いている。うわ怖っ!
 ていうか、祐一って誰!?
 逃げるタイミングを失い、ただ女の人の迫力に呑まれていると、
 この呪文のような言葉に応えてあたしの背後から新たな人物が現れた!

 A. 「カレーを馬鹿にすると許さないよっ」見た目はお嬢様な女の人が登場
 B. 「クリスマスにキムチって……キムチって……」何かいきなり落ち込んでる女の人が登場
 C. 「……お米券、多めに進呈です」ちょっと不思議な感じの女の人が登場
 D. 「松○って、私のことでしょうか?」ほっぺに絆創膏貼ったショートカットの女の子が登場
216名無しさんだよもん:04/12/27 04:35:14 ID:U8zKkUrN
A
誰?みさき?
217名無しさんだよもん:04/12/27 05:11:10 ID:GmelJBn7
「ちょっと待ってよっ、今のは聞き捨てならないよ」
 わわっ、またなんか来た!
 背中越しに聞こえてきた声に振り返ると、そこには見た感じどこかのお嬢様のような綺麗な女の人がいた。
「カレーを馬鹿にすると許さないよっ」
 よくわからないけど、カレー好きなのは間違いないみたい。
 新しく現れた女の人は呟いていた女の人に詰め寄ろうと……して、なんだか微妙に見当違いな方向へ歩いていく。
 もしかしてこの女の人は目が不自由なのかな?
 それを見た呟いていた女の人は……あーもー! 女の人が二人いてややこしい!
 わかりやすくするために、それぞれ仮に「スグルさん」「キレンジャーさん」って呼ぼっと。
 で、立ち位置を直してもらったキレンジャーさんは改めてスグルさんに詰め寄った。
「牛丼がなくたってカレーがあるならばんばんざいだよっ。
 小学校の人気メニューはカレーだし、キャンプのご飯もカレーなんだよっ」
 キレンジャーさんの熱のこもった主張を鼻で笑い飛ばすスグルさん。
「……小学生に、外食産業の殺伐さはわからない。女子供は、すっこんでろ」
 ……女子供ってスグルさんも含まれると思うんだけどなぁ。
「頑固だね。でも、このままじゃいつまで経っても勝負がつかないよ?」
 ……あっ、考えてみたら今ってチャンス?
 あたしは二人に気付かれないように、そーっとこの場を離れ……
「だから! カレーと牛丼、どっちが好きか、公平に第三者に決めてもらうよっ!」
「え”」
「……なるほど」
 スグルさんの視線があたしを捉える。
「……さっきの店先でのやりとり。あなたは、違いの分かる吉○家通」
 で、なんかめちゃくちゃ信頼あふれるまなざしを向けてくるんです。
「そこに誰かいるんだね? うん、じゃあそこの人! 正直に答えてほしいんだよ!」
 なんかキレンジャーさんにも捕捉されるし。個人の好みで街頭インタビューですか。おめでたいですね。
「カレーか牛丼か、今日のご注文は――どっち!?」

 A. 「ぎゅ、牛丼かなー……」スグルさんに与してみた。だって刃物とか怖いし。
 B. 「か、カレーかなー……」キレンジャーさんに与してみた。牛丼はさっきパスしたばかりだし。
 C. 「ハ……ハンバーガー?」第三勢力になってみた。
218名無しさんだよもん:04/12/27 05:11:52 ID:m3NDuDpb
知得留
219名無しさんだよもん:04/12/27 05:13:23 ID:m3NDuDpb
ええっと……Bで
220名無しさんだよもん:04/12/27 05:43:15 ID:GmelJBn7
「か、カレーかなー……」
 まあ牛丼よりはまだしもデート向きだし、なんてどこか間違えた基準であたしは選択した。
 それを聞いたとたん、キレンジャーさんの表情はパッと明るく、スグルさんの表情は暗くなった。
「うんうん、やっぱりカレーだよね! 生涯カレーでも悔いはないよねっ」
 嬉々としてあたしの手を握ってくるキレンジャーさん。
「い、いえ、そこまでは……」
「……本当にカレーが食べたいのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい……」
 崩れ落ちたスグルさんは怨念のこもった呟きを続けている。うう、やっぱり怖いよこの人……
「よし、じゃあ戦勝祝いにカレーを食べに行くよっ!」
 なんだかよくわからない展開になったけど……
 まあ、ちょうどお腹は空いてたし、カレーでもいいかな。
「あ、そういえばまだ自己紹介もしてなかったね。私は川名みさキ……」
「川名みさきさんですね?」
「……レンジャー」
「み、みさキレンジャー!?」
「あ! いや、ゲフンゲフン! なんでもないよっ!」
(わ……わざとらしい――!!)
 ここは……

 A. わざとらしいけど、やっぱり名前が気になるので詳しく聞く
 B. 「新城沙織です」あえて普通に返す
 C. 「なぜ……なぜいつも私は勝てない……」なんか放置されていたスグルさんが暴走を始めた
221名無しさんだよもん:04/12/27 05:44:37 ID:s9yTnIF9
「じゃあ…あたしはカレーかな」
あたしはスグルさんから離れてそう言った。
「そうでしょ!?なにしろカレーはね、数字の0を考え出した国インドの神聖な食べ物なんだよ」
「…それは関係ないと思う」
うわ〜やばい。スグルさんの目が座りはじめた。今近寄ったら間違い無く斬られそう。
「カレーは世界を救うよ。カレーを馬鹿にする人は地獄に落ちるんだよ」
「…なら牛丼は宇宙。牛丼こそアンドロメダであり、ブラックホール」

あの〜二人とも何だか変な方向へ話がいっちゃってるんですけど…。
「これだけ言ってもカレーの素晴らしさがわかんないのかな?」
「…牛丼の美味しさが解らないあなたこそ愚か」
「交渉決裂だね」
「…結構。それに何故だか分からないけど、あなたの顔を見てると気分が悪い」
「奇遇だね、実は私もあなたの声を聞くと怒りがふつふつと沸いてくるよ。どうしてだろうね?」

う、うわ…どっちも顔は冷静だけど物凄い怒りのパワーを感じるよ。
もはや食べ物の事だけじゃなくて、何か別の世界の因縁で怒ってるというか…
なんだかもうあたしの事は二人とも眼中にないみたい。
あたしはどうすれば…?

A とりあえず、逃げよう!
B そこにさっきの空気読めない橋本さんがやってきた
C あたしはカレーうどんが好きだなあ〜とか言ってみる
D さらに初音と名乗る物凄く口も態度も悪い少女が乱入、状況はますます悪化
222名無しさんだよもん:04/12/27 05:46:23 ID:gygSN5TC
Cだな。221が先にきてたら当然Dを選んでたw
223名無しさんだよもん:04/12/27 06:11:21 ID:GmelJBn7
「なぜ……なぜ私はいつも勝てない……」
 それは、地の底から響いてくるような声だった。
 振り向いた先には、ひざまずいたままのスグルさん。
 そのたたずまいから、何か、とても強いプレッシャーと、重苦しい雰囲気を感じる。
 これは……もしかして、殺気、ってやつ!?
「……みさきはいつもそうやって!
 私の望みをぶち壊す!
 昔からそうだ! 私がどんなに努力しても!
 みさきはいつもその一つ上を行ってしまう……!!
 あの研究所の時も……ッ!
 私があの後どんなに苦しんだか……
 みさきに! みさきなんかに!! 分かられてたまるか!!
 今こそ! みさきを倒しッ!!
 みさきの引き立て役だった 過去に決別する!!
 あの世で私に詫び続けろみさきーーーーーッ!!!!」
「わあわあっ!」
 やおら剣を振り上げたスグルさんに後ろから抱き着いてなんとか止める。
「な、何があったか知らないけど早まっちゃ駄目だよスグルさん!!」
 このままだといろんな意味でまずい展開になりそうな予感がすごくする!!
「離して初音! あなたの分も無念を晴らすから! みさきを倒して額に『肉』と書いてバカにしてやるから!!」
「じゃあ私が勝ったら舞ちゃんにちょびヒゲを書くよっ」
「キレンジャーさんも刺激しないでーっ!! っていうか二人は知り合い!?」
「うーん、たぶん初対面なんだけど初対面じゃないような気がすごくするよ」
「あー駄目駄目っ!! 吹けば飛ぶよなキャリアのあたしが壮大な歴史に巻き込まれそうな予感がすごくする!!」
 なんだかよくわからないけど、さおりん、ぴんちっ!
 この状況を打破するには――

 A. あんまり気乗りしないけどさっきのナンパ師さんを呼ぶ
 B. 偶然にもすぐそこのカフェテラスでお茶をしている眼鏡の刑事さんを呼ぶ
 C. むしろすぐそこのカフェテラスで働いている女顔の喫茶店店員さんを呼ぶ
 D. ジャーマンスープレックス
224名無しさんだよもん:04/12/27 06:53:36 ID:irSdYbHP
C
って誰だ?
225名無しさんだよもん:04/12/27 07:27:51 ID:R2kNN1Yg
AKIRAかぁっ!!
226名無しさんだよもん:04/12/27 08:09:36 ID:GXJnEIhV
いや、対抗で勝平っていう線もありうる。
227名無しさんだよもん:04/12/27 12:19:45 ID:U8zKkUrN
このわけの分からない三人の争いはあたしには止められない。
誰か第三者に止めてもらわないと。
あたしは辺りを見回すと…ちょうど近くの喫茶店に女顔の店員がいた。
女顔でも一応男なんだしこの喧嘩を止められるだろう。
喫茶店のドアを開け、店員に話しかける。
「すいませ〜ん、なんか店の前で喧嘩が始まっているみたいなんですけど……」
「えっ、そうなの、ごめんね佳乃ちゃん、ちょっと行ってくるよ」
「もう……早く帰ってきてね、彰君」
なんだかこの店員とお客さん恋人同士みたいだ。
ちぇっ、さっき祐くんに振られたばかりのあたしには辛いなぁ

A あたしは店を出てまたぶらぶらと商店街を散歩した
B 折角喫茶店に入ったのだし何か飲もう
C その時、いきなり強盗が現れ店に押し入ってきた!
228名無しさんだよもん:04/12/27 12:32:14 ID:apUOcYY5
なんで誰も選んでないんだ……C!
229名無しさんだよもん:04/12/27 20:58:23 ID:R256RdVp
「じゃあちょっと言ってくるよ、佳乃ちゃん」
「いってらっしゃ〜い」
…ああ。この雰囲気はラブラブね!ラブラブなのねっ!!
あたしは祐くんに振られたばっかりなのに…とほほ。

「のわあああ!」
えっなに?後ろを向くとたった今出ていったばかりの
店員さんがこけている。扉を開けて出ていこうとした瞬間に
お客さんが入ってきたせいでぶつかってしまったみたいね。

「あいたたた…あっこれは失礼しました。ご注文は?」
「…金」
「はい?」
「金だ!金を出せ!!」

嘘!?この人強盗なの?
でも確かに体中から貧乏というかお金が欲しいオーラが漂っているような…
この強盗は誰?

A 国崎
B 雛山理緒
C 塚本千紗
D アレイ
230名無しさんだよもん:04/12/27 20:59:35 ID:S02URLfF
うわあああcccCCC!!!
初出演初出演!!
231名無しさんだよもん:04/12/27 21:02:36 ID:+K5GQVzH
千紗ちぃ今まで出てなかったの?
232名無しさんだよもん:04/12/27 21:05:44 ID:U8zKkUrN
逆襲の眼鏡で見た記憶が…
233名無しさんだよもん:04/12/27 21:19:11 ID:RRDBcGE0
ガチで初出演なのははしもっちだろw
しかしさおりんが主役といい、出番が少ないキャラが多くていい感じだ
234名無しさんだよもん:04/12/27 22:00:28 ID:U8zKkUrN
その娘は。
「お金を出すです、出さないとひどいことをするですよ!!!」
と、包丁を店員さんに突きつけている……のだが。
包丁を持つ手はぶるぶると震えていているし。
店員だけしか見えておらずあたしたちのことなんか目に入ってないみたい。
……あれならあたしの方が上手いこと強盗できる。
「は、早くするですよ!」
とはいえこのままという訳にはいかない。
あたしはそーっと背後から忍び寄り女の子の包丁を掴み取った。
「にゃあああ?!」
ガチガチに緊張していた女の子はあっさり包丁を奪われてしまう。
「か、返すですぅ」
女の子はあたしから包丁を取り返そうとするが身長差があるせいでジャンプしても届かない。
「とりあえずさ、奥で話を聞こうよ」
強盗に襲われたとは思えないのんきさでその光景を見ていた店員さんはあたしに話しかけた


「つ、塚本千紗です」
あたしたちは強盗の女の子、塚本千紗ちゃんを店の置くの部屋に連れて行き話を聞いた。
「ご、ごめんなさいです。千紗、どうしてもお金が必要だったです」
そりゃ強盗するくらいなんだからね。
「千紗ちゃん、どうしてお金が必要なの?」
警察に突き出そうかとも思ったけど
見た感じ貧乏そうだけどいい子みたいだし、遊ぶ金が欲しいってわけではなさそうだ
何か事情があるのかもしれない
「千紗……千紗……」

A 「銀行さんに借りたお金が返せなくてこのままだと夜逃げしないといけないです」
B 「悪い男の人に『きょうはく』されてるです」
C 「どうしてもお金が必要な知り合いのためです」(人物指定)
235名無しさんだよもん:04/12/27 22:02:45 ID:+K5GQVzH
A
236名無しさんだよもん:04/12/27 22:21:33 ID:U8zKkUrN
「……千紗の家は印刷屋をしてるです、でも、お仕事が少なくて銀行さんから借りてるお金が返せないですよ」
ああ〜、何だか不況の昨今にありがちな話だ。
「お父さんもお母さんも毎日走り回って、お金を貸してくれるところを探してるです。でも、誰も貸してくれないですよ……」
ますますありがちな話になってきた。
「だから……だから千紗も力になりたくて…いけないとは思いつつも
 強盗をしてしまって…ごめん…なさい…です…グスッ……ヒック……」
あっちゃ〜泣き出しちゃったよ
「千紗ちゃんかわいそう……」
「うん、どうしようか……」
店員さん…七瀬彰さんと佳乃ちゃんもすっかり同情してる
あたしもこういうベタベタだけどお涙頂戴の話には弱いのよね〜
でもどうしようか、警察に突き出したらきっとご両親もお金どころじゃなくなっちゃうし…

A これも何かの縁だ、あたしも借金の返済を手伝ってあげる
B 法律は法律、警察に突き出す
C ま、本人と襲われた七瀬さんの問題だし、あたしは店を出る
237名無しさんだよもん:04/12/27 22:22:18 ID:KJ5KwEtk
238名無しさんだよもん:04/12/27 22:23:08 ID:xYrvyr5S
a
239名無しさんだよもん:04/12/27 22:31:15 ID:R2kNN1Yg
おっ、鬼ぃ!!鬼婆ぁっ!!
240名無しさんだよもん:04/12/27 22:45:29 ID:yLXHWk6C
「一応事件になるし…やっぱり警察呼ぼう」
「ふにゃあ〜そんなあ〜」

まあ、しょうがないよね…って警察呼ぶの!?
じゃああたしも強盗を捕まえたから事情聴取とか受けなきゃいけないのかな?
なんだか面倒臭そうだなあ。
あ〜こんな事ならこの喫茶店に来なけりゃよかった…ハッ!?

「そうよ!あの二人は?」
強盗騒ぎで忘れる所だった。
あたしはあの変な剣持った女の子とカレー好きな女の子の
喧嘩を止める為にここに来たんだ。
あたしは店を出てさっき二人が口論していた場所に戻ってきた。
そこでは…

A 二人仲良く松○のカレ牛を食べていた
B さっきのナンパな人が二人をナンパしていた
C 誰もいない。しかし、謎の書き置きが
D 何故か警察が二人を捕まえていた
241名無しさんだよもん:04/12/27 22:46:03 ID:pMl+xP4K
b
242名無しさんだよもん:04/12/27 23:04:37 ID:cfLgqRAq
「だからね、俺はどっちでも…」
「…私は牛丼以外認めない。豚丼など論外」
「私はココ○チの1300グラムカレーが食べたいんだよ!」
「まいったなあ…」
あ。さっきあたしがビンタして別れた人だ。
まだナンパしてたの?懲りないなあ。

「じゃあ間取ってカレ牛セットなんてどうだい?」
「…あれは邪道。牛丼の汁に漬け込まれた牛肉にカレーをかけるなんて」
「私も牛丼の汁なんか混ざったカレーなんて食べたくないよ〜」
「あ〜とんでもない子達に声かけちゃったなあ…」

なんかどの店に食事に誘うかで揉めてるみたい。
あの人完全に巻き込まれちゃったみたいね。
あ。あのナンパの人が何か言い出したみたい。

橋本が叫んだ言葉は?

A よし、カレーにしよう
B よし、牛丼にしよう
C わかったわかった!牛丼もカレーも両方奢ってあげるよ!
D あそこに鉄鍋の詩子なんて名前の屋台があるぞ
243名無しさんだよもん:04/12/27 23:05:45 ID:+rPdWJda
244名無しさんだよもん:04/12/27 23:40:03 ID:R2kNN1Yg
「わかったわかった!牛丼もカレーも両方奢ってあげるよ!」
あのひと両手に花を狙いにきたよ・・・・・・最低
「・・・・・・何処でたべるの?」
「CoCo壱ですよねもちろん」
「この橋本抜かりはない・・・・・・すき屋だっ!!」
ザシュ、ブシュ、グサッグサッ!!
うわっ!殺人現場?めった刺し??
「悪は滅んだ」
「報いは受けるものです」
・・・・・・悪なんだ・・・・・いや、拙いでしょ!ケッ警察っ!
「あら、さっきの方・・・・・・見ちゃいましたか?」
「見てない、見てない」
「残念です・・・・・・目が見えないのは実は私なんですよ・・・・・・キャラが被るのは困りますね」
「見ました、見ましたぁ!!この目で見ましたぁ!!」
笑っているのに笑っていない・・・・・・やばいよ、やばすぎるよ
「見たからには生かしておけない・・・・・・」
「いっ、いやぁ〜〜〜!!」
あたしは一目散に逃げた・・・・・・ええ逃げましたよ、出来の悪いホラー映画みたいだもん
かわいい強盗の件なんかもうどうでもいいよあたしはさっきの喫茶店へ逃げ込んだ・・・・・・

そこで見たものは・・・・・

A さっきの二人組みが先回りして喫茶店を血の海へ変えていた
B 千沙ちゃんが血まみれで包丁を持って立っていた
C なにやら言い争っている・・・誰?
D 鹿がいた
245名無しさんだよもん:04/12/27 23:42:49 ID:9kMvk2cz
a
246名無しさんだよもん:04/12/27 23:43:17 ID:irSdYbHP
247名無しさんだよもん:04/12/27 23:44:33 ID:5lafUq2X
DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
248名無しさんだよもん:04/12/28 00:02:12 ID:eSDkeBmX
なんだこの展開は…唐突すぎんぞ
249名無しさんだよもん:04/12/28 00:17:24 ID:UB3OPr5V
喫茶店に入ったとき、あたしは目を疑いました
目の前には血の海が広がりさっきいた店員さんの彰さんと佳乃ちゃんが血塗れになって倒れてします。
「う、嘘……」
そして先ほど逃げ切ったはずの女の子二人がこちらを見てニコリと笑っています…
「何だ、遅かったね」
「……斬る」
そしてわたしに詰め寄ってきます。
「い、い、嫌ぁ〜〜〜〜〜!!!」

A こ、これは夢よ、悪い夢に違いない!
B 舞さんの斬劇がわたしの意識を断ち切ってしまいました
C とにかく喫茶店を出て再び逃げ出しました
250名無しさんだよもん:04/12/28 00:18:30 ID:tKrmANoF
A
251名無しさんだよもん:04/12/28 00:18:30 ID:AFEAsqVR
B
252名無しさんだよもん:04/12/28 00:36:56 ID:or097FEt
「こ、これは夢よ、悪い夢に違いない!」
 これは夢、夢なのよ! ほっぺたをつねる――

「こういう時、人ってほっぺたをつねって夢かどうか確かめるっていうじゃな〜いっ〜」
「でも、これって現実なんですっ!残念!!」
「そ、そんな…」
「……そしてこれから起こることも紛れもない現実……」

 がさっ
「かゆ…うま…」
 妙なうめき声聞こえ……。
「あ゛おおおぁぁぁお゛」
「ひぃっ!」
 何と血だらけになった彰さんと佳乃ちゃんが起き上がった。
 白目を剥き、口をだらしなく半開きにした二人はゆっくりと、あたしに近づいてくる。
「すごいよ〜死体が蘇っちゃったね」

「嫌ぁ! こっ…こないでーーー」
 あたしは

A 店の奥へ逃げる
B 消火器で応戦する
C 店の外へ逃げる
253名無しさんだよもん:04/12/28 00:39:49 ID:2m9BMh/6
C
254名無しさんだよもん:04/12/28 00:45:14 ID:dw8EsCSm
「け、警察…」
あたしは全速力で外に逃げた。
「誰か助けて!!剣を持った女の人にゾンビ…」
扉を開けた途端、あたしは戦慄した。店の外もゾンビだらけだったのだ。
首を斬り落とされたゾンビや、
頭の半分が砕け散っているゾンビ、
そして自分が持ってきた包丁を背中に突き立てられゾンビ化している千紗ちゃんまで…
「なにこれ…!?」
早く逃げないと…だめ、足が震えて力が入らない。
「…貴様も死ねば仲間に入れる」
スグルさんがあたしの頭上に剣を振り上げる。
…嘘。あたしこれで死んじゃうの?

「これ…ゆめ、だよね」
A その時頭の中に電波が
B 眼鏡をかけた刑事が助けてくれた
C 実はドッキリカメラでした
255名無しさんだよもん:04/12/28 00:45:46 ID:02VnPV3F
c
256名無しさんだよもん:04/12/28 00:45:49 ID:AFEAsqVR
257名無しさんだよもん:04/12/28 01:12:31 ID:tKrmANoF
「……死ねっ!!」
 スグルさんの剣が私の喉元に向かう。
 ひ、ひぃっ!!
「た、たすけ……」

 ドカッ!!

 その剣は私の喉ではなく奥の壁を捉えていた。
「……へ?」
 スグルさんはそのまま無言で剣を鞘にしまいこむ。
 キレンジャーさんのほうがなんとも言えない表情を浮かべてる。
 そう、まるでいたずらが大成功して必死に笑いをこらえている子供のような……。

「はい、そこまでだね」
 そんな一声と一緒に店の奥から出てきたのは……
「か、会長!?」
「おいおい、僕はもう会長じゃないよ。もうすぐ卒業するんだしね」
 そう、私の学校の前生徒会長、月島拓也さんだった。
 何故かカメラを構えている月島さん。
「あ、あの……そのカメラは?」
「ん? ああこれかい。実はこういうわけさ」
 月島さんがプラカードを取り出した。
 そこにかかれてたのは……『ドッキリビデオ』!?
「ははは、ビックリしたかい?」
 月島さんのその一声でゾンビ化してた店の人たちや強盗さん、スグルさんにキレンジャーさんにナンパ野郎まで大笑いする。
 ……って、私嵌められたの!?
「ここまでびっくりするとこっちも仕掛けた甲斐があったよ。君で引っかかったのは七人目さ。どうだい? お気に召したかな?」
「ちっとも! だいたい……」

A どうしてこんなこと考えたんですか!
B 何で私を狙ったんですか!
C とにかく腹が立ちました! 一発殴らせてください!!
258名無しさんだよもん:04/12/28 01:13:52 ID:7MOHA9PL
A
259名無しさんだよもん:04/12/28 01:14:43 ID:rGWtJAO9
A
260名無しさんだよもん:04/12/28 01:29:40 ID:tKrmANoF
「どうしてこんなこと考えたんですか!」
 そう、まずそこ!!
 こんな子供のいたずらのようなことを……!!
「思い出作りさ」
「お、思い出作りぃっ!?」
 月島さんはしれっと言い放った。
「僕や橋本君や塚本さん、川澄さんに川名さんはもうじき卒業する。
 けどね……雫と東鳩をやれば分かるだろうけれど僕らには良い思い出がない。
 だから橋本君が僕に持ちかけたわけさ。最後ぐらい思いっきりいたずらして羽目を外そうってさ」
「それで、生徒会の備品にカメラがあったからドッキリビデオをはじめたわけだけど……これが面白くてさ。
 行きずりの人も簡単に引っかかるし、騙すのは本当にこれ以上ない快楽さ」
「ご、ごめんなさいですぅ〜。騙すような真似をしてしまって……」
「でもおもしろかったよね、舞ちゃん」
「……相当に嫌いじゃない」
 あ、あははははっ!
 もう笑うしかないわこれ……。
 って、ちょっと待って。
「月島さん、私で引っかかったのは七人目だって言ったけれど、他の六人は……?」
「……さて、君に質問しよう。どうしてこんなに丁度良く君が橋本君に出会ったり、
 喫茶店の人も快く協力してくれたと思う?」
261名無しさんだよもん:04/12/28 01:30:08 ID:tKrmANoF
 ……はっ!
「ま、まさか!?」
「そう、そのまさかだよ」
 月島さんがそう言うと、喫茶店の人が恥ずかしそうに名乗りを上げた。
「じ、実は僕が騙された人一号なんだ」
「あたしが二号さんだよぉっ」
「そうそう、ちなみに三号が瑠璃子で四号が長瀬君、五号が藍原さんで六号が太田さんだ」
 この人らは……呆れてものも言えない。
「で、私にそれを説明してどうするんです?」
「うん。良い質問だ。悪戯って言うのはね、大人数でやればやるほどおもしろい。
 だから君もやってみないかと誘おうと思ったわけだ。悪戯される側もやり返さないと満足しないだろうしね」
「わ、私が?」
「どうだい? やってみないかい?」

A やる
B やらない
262名無しさんだよもん:04/12/28 01:31:03 ID:PYHvJBGv
263名無しさんだよもん:04/12/28 01:54:47 ID:rsn9P7NM
「やる。やってみます」
 これは面白そうだ。是非やってみよう。
 ここまで来たらあたしだってノリノリよ。
「さて、次のターゲットが決まってないんだが…」

A 塚本さんが言うには大庭詠美と言う人が騙されやすい上に面白い反応するそうだ
B 霧島さんが言うには「お姉ちゃんを騙してみたい」そうだ
C 橋本さんがい言うには長岡志保と言う騙し甲斐のある人がいるそうだ
D 川澄さんが言うには月宮あゆと言う人物をターゲットにしたいそうだ。
  理由は「…出番無いから、彼女」だそうだ。なんじゃそりゃ
264名無しさんだよもん:04/12/28 01:55:42 ID:eAaGhHvB
265名無しさんだよもん:04/12/28 02:07:28 ID:tKrmANoF
「え、えっと……大庭さんっていますよね?」
 千紗ちゃんがおずおずと発言した。
「ああ。僕と同じクラスだ」
「あの人……悪戯とかに引っかかりやすいし、おもしろい反応するです」
 そう千紗ちゃんに言われて月島さんは考え込んだ。
「ふむ……彼女は確か来年も頑張る組だったな。励まし代わりに悪戯をしてやると言うのも良いだろう」
 一体どこからそんな考えが。月島さんの思考回路をちょっと疑う。
 ちなみに、来年も頑張る組ってのは有体に言えば留年ね。別名ダブり。
「では七瀬さん、僕らはこれで」
「今度また悪戯をやる時にはぜひ誘ってくださいね。結構楽しかったですよ」
「ははは、考えておきましょう」

 そして所変わって生徒会室……
 生徒会役員は全員帰ったのかここにいるのは私達だけ。
 月島さんがなにやら怪しげな香りをかもし出しててぶっちゃけ不気味。
「さて、新城さんに我らが優秀なスタッフを紹介しよう」
 月島さんがそう言うと、席に座っていた先輩方が順々に挨拶する。
266名無しさんだよもん:04/12/28 02:07:53 ID:tKrmANoF
「3年A組の橋本だ。ま、一応この企画の発案者さ。いつもはターゲットの選定とシナリオの作成をやっている」
「同じく3年A組の川澄舞。私は役者役が多い……」
「B組のみさきだよっ。私も役者役ばかりだけどね、シナリオも考えてるよ」
「3年D組の塚本千紗です。い、いつもはプラカード持ちだけれど場合によっては役者役もやります〜」
 皆が自己紹介を終えていく……ってちょっと待ってよ!
「ち、千紗ちゃんって先輩だったんですか!?」
「え、そうですよ?」
 ……てっきり、私よりも年下かと思った……。
 最後に月島さんが自分の紹介をして終える。
「そして僕が3年C組月島拓也だ。カメラを持たせれば僕の右に出るものはいないよ。
 さて……。とりあえず次のターゲット大庭詠美にどんな悪戯を仕掛けたら言いか皆の意見を聞きたい」
 その瞬間にばばばっと手が上がりだす。
 う、うわ何この集団!? 悪戯にそんなマジになってどうするのよ!!
 そして一番最初に月島さんが指した人は……

A やっぱり発案者の橋本
B かなり無口な川澄さん
C 結構元気な川名さん
D ターゲットを良く知る千紗ちゃん
E え、私!? やば、つられて手を上げちゃった!!
267名無しさんだよもん:04/12/28 02:10:09 ID:tF9enbA4
C
268名無しさんだよもん:04/12/28 18:57:45 ID:kes4mgZW
「よし。じゃあ、川名さん」
 月島さんが指名したのはみさきさんだった。
「やった、嬉しいよ〜。じゃあ作戦を説明するね」
「あ、ちょっと待った。説明の前に新城さんにマニュアル渡しとくよ」
「ええっ!? ドッキリのためにわざわざマニュアル本まで作ってるの!?」
 橋本さんから手渡された小冊子は機械刷り、しかもカラー印刷だった。どこまで手が込んでるんだろ……
 裏表紙には「つかもと印刷」と書いてある……あれ?
「塚本って……」
「はい、それはうちで刷らせてもらったですよ」
 あー、家が印刷屋さんっていうのはホントのことだったんだ。
「いやー、良心的な値段で助かったよ。ま、塚本さんちの家計も潤うし、一石二鳥ってとこかな?」
 得意そうに胸を張る橋本さん。あれー、この人もしかして……?
「ほら、新城さん。とりあえずざっと目通してみてよ」
 んー、気のせいかなあ。あたしはひとまずマニュアルを読んでみることにした。
269名無しさんだよもん:04/12/28 18:58:22 ID:kes4mgZW

 〜ドッキリ企画のパターンあれこれ〜

 A. 日常の延長型
    本人の普段の人間関係・社会的立場などを利用するタイプ。
    比較的ひっかけやすいが、入念な準備とアフターケアが必要。    
    具体的なシチュエーションの例
    ・親しい友人が事故にあった
    ・仕事が大成功して一攫千金

 B. ハプニング型
    唐突に非日常的な事件に巻き込むタイプ。
    意外な反応があったりして面白いが、やりすぎると本当に通報されたりするので注意。
    具体的なシチュエーションの例
    ・不良やヤクザに絡まれる
    ・殺人事件が起きる

 C. オカルト型
    オカルト的な怖さで怯えさせるタイプ。
    相手によっては非常に効果的だが、雰囲気作りやメイクに手間がかかる。
    具体的なシチュエーションの例
    ・夜の学校でお化けに会う
    ・心霊スポットで怪奇現象にあう

 D. 瞬間ドッキリ型
    細かい筋書きはなく、ワンアクションで相手を驚かすタイプ。    
    短時間で勝負が決まるため、じっくり相手の反応を楽しむには不向き。
    具体的なシチュエーションの例
    ・寝起きに押しかけられる
    ・寝起きに人間大砲で発射される
270名無しさんだよもん:04/12/28 18:59:47 ID:kes4mgZW
「なるほどねー……」
「どう? けっこうよくできてるだろ?」
「まあ、確かにこうして分類した方がわかりやすいですね」
 橋本さん、大真面目にこんな原稿書いたんだ……感心するべきか呆れるべきか。
「この区分けで考えると、さっきあたしがやられたのはパターンB(ハプニング型)になるのかな」
「ゾンビが出てきたりもしたから、パターンC(オカルト型)も少し含まれているね」
 月島さんが補足してくる。
「2パターン分いっぺんにってのはさすがに大変だったな。でも良かったろ?
 特にあの流血沙汰のところとか、被害者がゾンビ化してくる意外性とか!」
「……橋本は悪趣味」
「うん、さっきのは演じててあんまりいい気持ちじゃなかったよ」
「……ううう」
 あ、ヘコんだ。
「さて、それじゃあそろそろ私の考えた作戦を発表するよっ。
 私、川名みさきの考えた作戦は、パターンで言うと……」

 A. 日常の延長型
 B. ハプニング型
 C. オカルト型
 D. 瞬間ドッキリ型
271名無しさんだよもん:04/12/28 19:03:18 ID:0xPNC5f9
A
272名無しさんだよもん:04/12/28 19:05:04 ID:O7SemGN2
よしB
273名無しさんだよもん:04/12/28 19:06:17 ID:+J2NSeVG
>・親しい友人が事故にあった
振り込み詐欺か(´Д`,,)
274名無しさんだよもん:04/12/28 20:10:33 ID:kes4mgZW
「パターンA、日常の延長型だよっ!」
「パターンAか。『親しい友人が事故にあった』って嘘をついて金を振り込ませるとか?」
「そ、それなら振り込み先には千紗のおうちの口座を……」
「それ普通に犯罪ですよ!?」
「……橋本。千紗。みさきの話を邪魔しない」
「悪い悪い、場を和ませるための軽いジョークだって」
「にゃあ〜……残念です……」
(千紗ちゃん本気だった!?)
「でも、大庭さん相手にパターンAは少し難しいかもしれないね」
「え? どうしてですか、月島さん」
「いや、だって彼女友達いないし」
「ひどっ!」
「そうなの? 大庭さんって何か有名みたいだから、友達は多いと思ってたんだけど」
「彼女が有名なのには別の理由があってね……この件については塚本さんの方が詳しいかな」
「……千紗は詠美と仲良し?」
「仲良しさんじゃないんですけど……お世話にはなってます」
「よくわかんないなあ。お世話になってるって、仕事の付き合いじゃないんだから……」
「そう、それです! 詠美さんはお得意様なんです〜」
「ええっ!? お得意様って、印刷所の!?」
 女子高生が何をそんなにプリントアウト?
「ま、まさか……! 俺と同じに、大庭さんもドッキリのマニュアルを!」
「……それは絶対、ない」
「こんなのわざわざ印刷屋さんに頼む人、橋本くんくらいしかいないよ〜」
「……うううう」
 あ、ヘコんだ。
275名無しさんだよもん:04/12/28 20:11:08 ID:kes4mgZW
「詠美さんは同人誌のすごい人なんですよ」
「どーじんし? ……って、ナニ?」
「君はある意味希少種だね新城さん。同人誌とは、著者が自ら発行する本。
 つまり、アマチュアが手売りで販売する漫画本や小説本のことだよ」
「ああー、漫研が文化祭で配ってるようなやつですね!」
「……まあ、間違ってはいないが。とにかく、大庭さんは同人誌界では売れっ子作家ということだ」
「あれ? でも、漫研の部誌に描いてましたっけ? あたし部誌もらいましたけど見た記憶ないなあ」
「……いい加減、漫研から離れないかい? 彼女が活躍している舞台はもっと大きい。
 ニュースか何かで見たことはないかい? こみっくパーティー、略して『こみパ』だ」
「あ、なんかそれ見たことあります! よく覚えてないけど、今年は何万人動員したー、とかなんとか」
「詠美さんはそこで一番たくさん本を売ってるんですよ」
「……へ?」
「わっ、すごいねー。スーパースターだよ」
「そう、確かにスターだ。こみパの会場ではね。
 しかし学校での彼女はクラスでハブられて孤独死寸前の子ウサギだ。パターンAには向かないよ」
 またひどいことを言うなぁ……っていうか、元・生徒会長なんだから何とかしてあげればいいのに。
「うーん……」
 みさきさんが考え込んでしまい、会話が途切れる。
 そこで私はつい、思ったことを口にしてしまった。

 A. こみパつながりの友達だったらいるんじゃないですか?
 B. 千紗ちゃ……塚本さんを起用すればいいんじゃないですか?
 C. 友達にこだわらなくても、彼女の漫画家としての立場を利用すればいいんじゃないですか?
 D. なんで月島さんはそんなにこみパに詳しいんですか?
276名無しさんだよもん:04/12/28 20:15:44 ID:VZak8IQf
D
277名無しさんだよもん:04/12/28 20:49:10 ID:kes4mgZW
「なんで月島さんはそんなにこみパに詳しいんですか?」
「……大庭さん相手にパターンAは少し難しいかもしれないね」
「それはさっき聞きました」
「カメラを持たせれば僕の右に出るものはいないよ」
「もっと前に聞きました」
 なんか月島さんの目が泳いでるような気がする。細いからわかんないけど。
「月島さんもこみパで有名な人なんですよ」
「塚本さんッ!?」
「え!? 月島さんも漫画描いてるの!?」
「嫌だなぁ新城さんそんなはずないだろうわかった言うよ実は後学のためにと一度だけこみパに行ったことがあるんだが周囲の会話にまったくついていけなくてねそれでオタク趣味を解さない一般人だと変に有名になってしまったんだよいやああの時は参ったよあははは」
「千紗のおうちもいつもお世話になってるですよ〜」
「塚本さ――んッ!!」
「へぇ〜。どんな漫画描いてるんですか?」
「そうだねこうなったら言ってしまおうなんだかインテリぶってると思われそうで黙っていたんだが我ながら実に国際的な」
「この前印刷したのはですね〜、『季刊・私のお兄ちゃん 〜ラブする妹はセンチメンタルでお兄ちゃんをシンクするとすぐに「塚本さァァ――んッ!!」
「ちなみにどんな内容?」
「にゃあ〜、モザイクばっかりでよくわからなかったです」
「それは確かに有名になりそうだねー……」
「ふふふ……瑠璃子、お兄ちゃんは何か大切なものを失ってしまったよ……こんな兄を笑っておくれ……」
 あ、壊れた。

 しばらくそんな月島さんの様子を見ていると、あるアイデアが浮かんだ。

 A. え、エッチな漫画を使った作戦ってどうかな?
 B. こみパで売れっ子な月島さんの立場を利用すれば……
 C. 月島さんを変態役にして迫らせるっていうのはどうかな?
278名無しさんだよもん:04/12/28 20:58:15 ID:+7uHv+AB
C
279名無しさんだよもん:04/12/28 21:24:16 ID:kes4mgZW
「月島さんを変態役にして、大庭さんに迫らせるっていうのはどうかな?」
 あたしがそう言ったとたん、辺りはしーんと静まり返る。
「……それはどういう意味かな、新城さん」
 あ、月島さんが復活した。
「……沙織、それは駄目」
「私もそういうのは良くないと思うんだよ」
「ほら、川澄さんも川名さんもこう言っている。そもそも僕にそんな役を……」
「……洒落になってない」
「いくらドッキリでも大庭さんがかわいそうだよ〜」
「役って言うか、まんまだもんなぁ」
「ちょっと君たちッ!?」
「ゴメン……みんなの言うとおりだね……あたし、考えなしだった……」
「にゃあ〜、泣かないでください、沙織さん」
 自分の浅はかさに泣けてきたあたしの目元を、千紗ちゃんの指が拭ってくれた。
「僕の目に溜まったこの大粒の雫は拭ってくれないのかい塚本さん……」
「あ、私がしてあげるよっ」
「川名さん気持ちはとても嬉しいけどやっぱりこのくらいのことは自分でやるよ
 うんだからその目元を探る手を止めてくれないかなぶっちゃけ君目とか見えないよね?
 それはつまり誤って眼球に指を突っ込んじゃったりする可能性が出てくるわけミギャアアアアア!!」
「うーん、なんだか生あったかいよ」
 このアイデアは相当に不評だったみたい……
 いいかげん少しは作戦会議を前に進めないとだよね。

 A. こみパつながりの友達だったらいるんじゃないですか?
 B. 千紗ちゃ……塚本さんを起用すればいいんじゃないですか?
 C. 友達にこだわらなくても、彼女の漫画家としての立場を利用すればいいんじゃないですか?
 D. え、エッチな漫画を使った作戦ってどうかな?
 E. こみパで売れっ子な月島さんの立場を利用すれば……
 F. 結論:やっぱり月島さんは変態だった
280名無しさんだよもん:04/12/28 21:24:47 ID:F0eaWQV6
281名無しさんだよもん:04/12/28 21:35:48 ID:UB3OPr5V
「ねぇ千紗さん、こみパ繋がりならお友達がいるんじゃないの?」
「にゃにゃ?……そうですねぇ、でも、詠美のお姉さんこみパ関係者でもあんまり評判よくないですよ……」
「で、でも一人か二人くらい入るんじゃないの?」
「そうですねぇ……あっ、あの人なら」
「誰それ?」
「えーっと、確か…」

A 眼鏡を掛けた関西弁のお姉さん
B 黒髪でロングヘアの無口なお姉さん
C 緑髪でスネオカットの眼鏡を掛けた変なお兄さん
D Cの人に言われて漫画を描き始めたお兄さん
282名無しさんだよもん:04/12/28 21:39:38 ID:rsn9P7NM
A
283名無しさんだよもん:04/12/28 22:12:59 ID:kes4mgZW
「眼鏡を掛けた関西弁のお姉さんとはたぶん仲良しです」
「眼鏡で関西弁って、二年の保科さん?」
「違うですよ橋本さん。えっと、お名前は由宇さんです」
「猪名川由宇。同人サークル『辛味亭』主宰。
 本来は関西圏の住人だが、最近は関東にも進出してきている実力派作家だね」
 月島さんってタフだなあ。
「うーん、でも関西の人なんだよね? 協力してもらうにしても遠すぎない?」
「そうだな、相手はがめつい関西人だ、どれだけのギャラを請求されるか……」
「……謝れ。関西の人に謝れ」
「冗談だって。でも真面目な話、交通費だけでもバカにならないぜ。
 俺はこのマニュアル作りで資金尽きたし……」
 橋本さん、絶対にお金をかけるところ間違ってる。
「ち、千紗も無理です……」
 うん、それは言わなくてもわかってるから。
「僕も無理だね」
「えっ、月島さんもダメなんですか?」
 なんとなくお坊ちゃんぽいイメージあったんだけどなぁ……
「いやぁ、二千部刷った新刊がスタッフチェックで販売禁止処分の憂き目にあってね。
 後に残るは在庫のみ、だよ。まったくあの南とか言う女は何もわかっちゃいない……
 何が、表現が過激すぎる、だ……僕の愛を表現するにはああしなくちゃ駄目だった……それを」
 前言撤回、やっぱり月島さんはお坊ちゃんだったみたい。ダメな。
 それにしても、地味な問題に行き当たっちゃったなぁ。どうしよう?

 A. みさきがお金を出すと言い出した。
 B. 舞がお金を出すと言い出した。
 C. あたしが出すしかないのかなぁ。
 D. 別に本人呼ばなくても、名前だけ勝手に使わせてもらえばいっかー。
 E. っていうか実はいま由宇は上京してきてるので無問題です。ビバご都合主義。
284名無しさんだよもん:04/12/28 22:14:53 ID:xUx04DRy
D
285名無しさんだよもん:04/12/28 22:31:22 ID:kes4mgZW
「別に本人を呼ばなくても、名前だけ使わせてもらったらいいんじゃないですか?」
「やっぱそういう結論になるかー。
 でも、たとえば死にネタとかだと、最後に本人登場がないとカタルシスがないんだよな」
「にゃあ〜、お金を節約するためだからしょうがないと思います」
 言葉の重みが違うね。
「まあ、塚本さんがそう言うなら……あんまり話大きくしても大変そうだしな」
「じゃあ、由宇ちゃんの名前だけ使って詠美ちゃんをだます作戦で行くよっ」
 一応、この作戦の最高責任者となっているみさきさんが話をまとめる。
「具体的な内容としては、まず――」

 A. 「由宇が死んでしまった」と言って騙す
 B. 「由宇が男に性転換してしまった」と言って騙す
 C. 「由宇が実はレズで詠美のことを愛している」と言って騙す
 D. 「由宇がプロの漫画家としてデビューすることが決まった」と言って騙す
286名無しさんだよもん:04/12/28 22:34:03 ID:tKrmANoF
C
287名無しさんだよもん:04/12/28 22:34:10 ID:UB3OPr5V
B
288名無しさんだよもん:04/12/28 22:46:37 ID:kes4mgZW
「ズバリ『由宇ちゃんは詠美ちゃんのことを愛している』これで行くよっ!」
「ええ――っ!? あ、愛……って、それはちょっとまずいんじゃ……」
「百合……相当に嫌いじゃない」
「女同士、かい……それもいい……」
「って乗り気なのっ!?」
「にゃあ〜、皆さんの目の輝きがさっきまでと違います」
「で、でも大丈夫なの!? そんな嘘、下手したら今後の人間関係にまで影を落とすよ!?」
「まあ、そこを何とか綺麗にまとめるのが俺たちの腕の見せ所だろ。な?」
 爽やかな笑顔でぽん、とあたしの肩に手を置く橋本さん。
 ……なんかすっごい後悔してきた……
「でも、由宇ちゃん本人に協力を仰ぐのは無理だから、
 当然第三者からこの衝撃の事実を伝えることになるんだよ。
 そこで、詠美ちゃんに接触してもらう役が必要になるんだけど、この役は……」

 A. 詠美ちゃん御用達の千紗ちゃんに任せるよ
 B. こみパで詠美ちゃんと由宇ちゃん両方に面識のある月島くんに任せるよ
 C. お手並み拝見、新入りの沙織ちゃんに任せるよ
289名無しさんだよもん:04/12/28 22:47:52 ID:UB3OPr5V
主人公は沙織だけどこの役は無理だろ
Aで
290名無しさんだよもん:04/12/28 23:02:48 ID:kes4mgZW
「ここは詠美ちゃん御用達の千紗ちゃんに任せるよ」
「は、はいっ、千紗がんばるです!」
「ま、妥当な人選だな」
「残念だね……僕が選ばれていれば、狼狽する大庭さんの様子を間近でじっくりと観察できたのに……」
 やっぱり変態だこの人。
「……それで、千紗が嘘をついて終わり?」
 舞さんが少し不服そうに言う。まあ確かに、これだけじゃ千紗ちゃん以外出番がないから当然かも。
「もちろんこれだけじゃないよ。千紗ちゃんは単なるきっかけ、さらに畳み掛けるよっ」
 すっごく嬉しそうに言うみさきさん。天使みたいな笑顔を浮かべて、考えてることはわりと悪魔。
「その次は――」

 A. 由宇ちゃんからの手紙を偽造するよっ。
 B. 由宇ちゃんからの電話を捏造するよっ。
 C. 舞ちゃんと沙織ちゃんが百合ってるところを目撃させて、さらに百合の世界へ誘うよっ。
 D. むしろ月島くんと橋本くんがウホッてるところを目撃させて、薔薇の世界へと誘うよっ。
291名無しさんだよもん:04/12/28 23:04:38 ID:Gk3lzXNJ
d
292名無しさんだよもん:04/12/28 23:35:59 ID:kes4mgZW
「……すみません今なんとおっしゃいましたか?」
「だから、月島くんと橋本くんがちょめちょめしてるところを目撃させて、薔薇の世界へと誘うんだよ」
「何のためにッ!?」
「……ヘテロセクシャルの価値観崩壊。全く正反対の、しかし同軸上の衝撃。
 混乱。戸惑い。そして……あるいは受諾。その倒錯への落下こそ美しい。
 excellent,Misaki Kawana.(素晴らしいよ川名みさき)」
「なに言ってんの川澄さん!? わけわかんないし絶対キャラ違ってる!!」
「つまり、同性愛への抵抗を和らげてみるんだよ。
 月島くんと橋本くんの愛にあふれる行為を見て、ああ、同性同士でもあんな風に愛し合えるんだ……
 と、詠美ちゃんの価値観を揺らがせる。重要な役割だよ」
「話聞いてると俺は月島と濃密な愛を演じなきゃいけないわけだよね!? 何これ俺に対する罰ゲーム!?
 っていうか、それなら女同士でいいじゃん!!」
「女の子ならレズよりホモが好きなんじゃないかなー、って思ったから」
「かなー、で俺をそんな目に!? ああもう月島も黙ってないでなんか言えよ!!」
「決まったことは仕方ないね」
「てめえちょっと待て!!」
「にゃあ〜、一緒に作戦がんばりましょうね、橋本さん」
「つ、塚本さん……君まで……?」
「――大丈夫です。千紗はちゃんとわかってるですよ」
「つ……塚本さん……やっぱり君は……」
「男は度胸! 何でも試してみるもの、ですよね!」
「チッキショォォォォォ――!!」
 こうして、なし崩し的に作戦第二段階は決定したみたい。

「さて、最後の段階は……」

 A. 由宇ちゃんからの手紙を偽造するよっ。
 B. 由宇ちゃんからの電話を捏造するよっ。
 C. さらに千紗ちゃんが由宇ちゃんのことを好きだと嘘をついて、三角関係に持ち込むよっ。
 D. 沙織ちゃんに詠美ちゃんを押し倒してもらって、さらに混沌とさせるよっ。
293名無しさんだよもん:04/12/28 23:37:53 ID:jMbsXj1A
d
294名無しさんだよもん:04/12/28 23:43:25 ID:tKrmANoF
月島は悪戯のために私情を殺してるのか。なかなかの漢だ
295名無しさんだよもん:04/12/29 00:04:16 ID:av0d8tnn
「……ごめんなさい、今なんて言いましたか?」
「だから、沙織ちゃんに詠美ちゃんを押し倒してもらうんだよ」
「何のためにっ!?」
「……連続した非現実との邂逅。奪われる現実感。白昼夢。
 ……そこから、一息に引きずり降ろす。硬いリノリウムの地面。その落差……
 excellent,Misaki Kawana.(素晴らしいよ川名みさき)」
「だから、なに言ってるかわからないし絶対キャラ違ってます川澄先輩!!」
「つまり、引っ掻き回すだけ引っ掻き回して詠美ちゃんの反応を楽しむんだよ」
「あたしにはもっともらしい説明さえしてもらえないんですかっ!?」
「残念だね……僕が選ばれていれば、狼狽する大庭さんの様子を間近でじっくりと観察できたのに……」
「月島さんが押し倒したら普通に犯罪ですよ!?
 いやでも、何もあたしじゃなくても他の人が押し倒せばいいじゃないですか!」
「沙織ちゃんの初々しい反応も楽しめて一粒で二度おいしいかなー、って」
「みさきさんはあたしの敵なんですか味方なんですか!?」
「今は沙織ちゃんの上官だよっ」
 みさきさんの けんりょく が 10 あがった!!
「ちなみに命令違反者は月島くんに押し倒してもらうよっ」
「僕はそんなことしたくはない……でも命令なら仕方ないね」
「誠心誠意詠美さんを押し倒します」
「どっちにせよ俺はこいつに押し倒されるんだねチッキショォォォォォ――!!」
「いや、君が上になるという選択肢も」
「てめえはもう黙れ!!」
「……リバ可?」

 こうして、なし崩し的に作戦は決定しちゃったみたい。うえーん。

「さて、後は仕掛けるタイミングだけど……」

 A. 休み時間
 B. 放課後
 C. 休日
 D. こみパ当日
296名無しさんだよもん:04/12/29 00:05:11 ID:g1gofrld
D
297名無しさんだよもん:04/12/29 00:11:58 ID:5i6T61UZ
やっべ、こみパ当日だと下手すりゃ
由宇本人が割り込んできたりして
話がややこしくなるぞw
298名無しさんだよもん:04/12/29 00:28:03 ID:nO5Xjncu
「こみパ会場だ。ターゲットを陥れるにはそこしか考えられない」
「にゃ、にゃぁ〜っ!? 本気ですか月島さん、下手をすれば月島さんが入場禁止処分に……」
「ご心配ありがとう塚本さん。だが僕は悪戯のためなら全てを投げうる事が出来る。
 今回の悪戯はこみパ会場でやらねば意味がないのだ」
 ……何この人ら、普通じゃない。
 悪戯にここまで命かけてどうするのよっ!
「では確認だ。ターゲットは3年C組大庭詠美。
 まずは塚本さんが『猪名川由宇がターゲットを愛している』とターゲットに報告、いいね?」
「は、はいぃっ」
「そして次は僕と橋本君でくそみそテクニックも真っ青の薔薇展開を思いっきり見せつける」
「……ラジャー! もうここまできたら腹をくくるよ俺も!」
「そして極めつけは新城さんがターゲットを押し倒す! 大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ」
 大丈夫じゃなくてもやらせるんでしょ、どうせ。
「この計画、カメラは川澄さん、プラカードは川名さんが持つ事になる。
 カメラは本来僕の役目なんだが配役の問題でこれは仕方がないな」
「はちみつくまさん」
「了解だよっ」
「よし、完璧だな。そして決行日はこみパ当日だ。
 ご都合主義な事に次の日曜即売会がある。だから次の日曜の朝会場前で決行だ!」
「「「「「おぉーっ!」」」」」
 こーなったらもう自棄よ! 絶対に騙してすっきりしてやる!!
299名無しさんだよもん:04/12/29 00:28:37 ID:nO5Xjncu

 そして日曜……
「詠美さん、同人誌持って来たです」
「遅いわよ、したぼく! そこにでもおいといて!!」
 詠美のスペースに千紗が同人誌を運びにやってきた。
 もちろん意図は別にもある。
 いつも同人誌の搬送も同時にやっているため詠美は千紗の企みに全く気がついていない。
 もちろん遠くでは他のメンバーが待機済みだ。
 詠美は同人誌を慣れた手つきでテーブルの上に並べていく。
「そういえば詠美さん、聞きました? 由宇のお姉さんの事」
「なによ、パンダがどうだって言うのよ」
 由宇と言う単語を聞いてとたんに不機嫌な顔をする詠美。
 そのとき、千紗の目が怪しげに輝いた……ような気がした。

「実はですね、由宇のお姉さん、詠美さんの事を愛してるらしいですよ」

 賽は投げられた。
 こんなことを真顔で言えてしまう辺り千紗はなかなかの猛者である。
 この突然の爆弾発言に詠美は……

A おもいっきり動揺した
B 顔を真っ赤にして事実を否定した
C 意外にも冷静だった
D ……無反応?
300名無しさんだよもん:04/12/29 00:29:33 ID:gSjDeC65
301名無しさんだよもん:04/12/29 00:42:49 ID:TGZuWpep
「………」
「あ、あれれ?どうしたですか?」
詠美は全く無反応だ。
というより、何かショックで固まってるようにも見えるような…
「ちょっと、何か様子が変よ」
「これは予想外の反応だな。詠美さんの性格なら派手に騒ぐと思っていたが…」
「まずいな、何かリアクションしてくれないと俺と月島さんが動けないぜ」
「あの〜詠美のお姉さん?」
千紗がもう一度話しかけると詠美の様子が変わり、何と…

A なんでその事をあんたが知ってるのよ!?と叫んだ
B そのまま後ろに倒れて気絶した
C デマを流すなや!と由宇が乱入してきた
D むしろ千砂にキスしだした
302名無しさんだよもん:04/12/29 00:43:18 ID:2XkghgFz
303名無しさんだよもん:04/12/29 13:49:43 ID:SZfxrqCz
「いい加減なことぬかすなや!」
その時、千紗ちゃんの後ろから眼鏡を掛けた貧乳の関西弁の女性が現れて。
千紗ちゃんにハリセンできついつっこみを入れました。
「パ、パンダ、いったいどういうことよ?」
「そんなもんこっちが聞きたいわい、どういうつもりやねん千紗ちぃ?」
どうやらあれが猪名川由宇さんみたい。
こんなところで本人が出てくるなんて付いてないなぁ。
「にゃぁぁぁ〜、千紗、千紗、あのう、そのう……」
あっちゃ〜、二人に問い詰められてしどろもどろしちゃってるわ。

A 「やれやれ、失敗だね」月島さんが残念そうに現れた。
B しどろもどろする千紗を二人はなおも問い詰める
C 騒ぎを聞きつけたこみパスタッフが現れた
304名無しさんだよもん:04/12/29 14:00:27 ID:fdd1ggBe
A
305名無しさんだよもん:04/12/29 15:45:53 ID:dVknBgHa
「ありゃ〜まずいな、千紗ちゃんじゃあれ以上ごまかせないぜ」
「仕方ない…僕が行ってこよう」
「じゃあこのドッキリは失敗って事ですか?」
「いや、まだそうと決まった訳じゃない…みんなはまだ隠れててくれ」
そう言い残すと月島さんは詠美さんののサークルの方へ歩いていった。
(そもそもこみパで大庭さんを騙す以上、猪名川さん本人が現れるのは
予想の範疇内だ…むしろこれくらいのアクシデントぐらい逆に利用してやらないと)

「大丈夫なの、月島さん?」
「月島さんはドッキリの為なら命すら投げ出す人さ。きっと何とかしてくれる」
「それって褒められる事じゃないと思うけど…」

そうこうしてる間に月島さんがサークルの前に立った。
「なによアンタ!あたしの本を買いに来た訳?」
(さて、どうするか…予定変更になるかもしれないが…)

A 猪名川さんも説得して詠美を騙すように持ちかける
B むしろ猪名川さんも大庭さんも両方ドッキリにはめる
C そこに月島さんの同人誌を販売停止にした南さんが現れた
D これは禁じ手なんだが…仕方ない、電波で記憶を改算する!
(誰の記憶を変えるかは次の書き手にお任せ)
306名無しさんだよもん:04/12/29 15:49:09 ID:ZxwMPP49
Aだ。電波はもっと関係ない部外者が
ドッキリを妨害してきた時に使うべし。
307名無しさんだよもん:04/12/29 17:50:08 ID:nO5Xjncu
「おいおい猪名川さん、別に照れなくても良いだろう?」
 月島さんが不気味な笑いを浮かべながら猪名川さんに近寄っていく。
 うわ、はたから見ればマジ不審者に見えるわ。
「何やアンタは! またややこしいのが……」
 猪名川さんが何かを言いかけたその時、そっと月島さんが詠美さんに気づかれないように耳打ちする。
(君はドッキリと言うものを知っているかい?)
(ドッキリやて……?)
 それから月島さんはぼそぼそとしゃべり出す。
 多分、今説明と説得をしてるのね。……なんか心配だけど。
 月島さんって普通におかしいし、一般人なら普通は引くし。
(……どうだい? 乗ってみないか?)
 どうやら説明が終わったっぽい。
 猪名川さんは……

A 承諾した
B 拒否した
C むしろ詠美に抱きつくと言う行動で示してくれた
D 怒りのあまり月島をハリセンでどついた
308名無しさんだよもん:04/12/29 17:51:15 ID:ZxwMPP49
c
309名無しさんだよもん:04/12/29 18:06:15 ID:nO5Xjncu
 さ〜て、どう転ぶかしらね。
 なんて私が考えてたその時……
「なんや、もうこんな大勢にばれとったんかいな。そんなら隠してもしょうがあらへんな〜」
 猪名川さんがそんな事を口走って詠美さんに抱きつく。
「ちょ、ぱ、パンダ!?」
 詠美さんが突然の出来事に驚いてる。
 ……月島さんは電波を使った様子はないし、これは引き入れに成功したと見ていいようね。
「何照れとるんや詠美、こうなったらウチらもう公認の中になってもええやろ?」
 怪しげな笑みを浮かべながら猪名川さんが詠美さんの耳に吐息をふっと吹きかける。
 そして詠美さんは奇妙な恍惚を感じながら官能の海へ……ってキモ!
 思わず妙なものが頭によぎっちゃった。
 えーと、詠美さんはどうなってるのかな……と、
「ちょ、ちょっとどうしたのよパンダ!」
「どーしたもこーしたもあらへん。……まさか、これ以上ウチの口から言わせる気か? あんた……罪な女や」
「ふ、ふみゅ〜っ!!」
 めっちゃめちゃびびってますね、はい。
 猪名川さんナイス演技です。聞いてるこっちが恥ずかしくなります。
 でもあそこまで慌てふためいてると逆に面白いわ。確かに月島さん達が一生懸命になるのもちょっとだけ分かる。
「……相当に嫌いじゃない」
 妙な事を口走りながら川澄さんがビデオをばっちり取ってる。
 ……このビデオが放送禁止レベルにまで達しないか不安だけど。
 そして次に私達がする事は……

A 予定通り月島さんと橋本さんの801展開
B いや、ここは猪名川さんに任せてみる
C なんと予想外、詠美がその気になってしまった
D この騒ぎを聞きつけてスタッフが乱入して来た
E これ以上は流石に不味いだろう、みさきさんの出番
310名無しさんだよもん:04/12/29 18:08:15 ID:SZfxrqCz
C
311名無しさんだよもん:04/12/30 00:29:15 ID:LKLa5SWD
「……パンダ、あたしの事が好きって本当のことなの?」
あ、あれ? なにか展開がおかしいような。
「いっつも温泉パンダって馬鹿にしてるのに?」
「あ、阿呆、そんなムキになるところが可愛いんやろうが!」
「かわいい……」

「彼女は友達がいないからノートに猫の絵を描く。それがCat or fishの原点だ」
なんだか戻ってきた月島さんが凄く冷静に解説を始めてるし……
「うーん、日本をカレーで埋め尽くす歌のほうが素敵なんだよ」
「そんな好かれる事に慣れていない彼女が突然愛を告白された。
 これは例えるなら砂漠の旅人がオアシスに巡り合ったようなものだ。
 その愛の泉に後先考えず飛び込んでしまっても不思議ではないだろうね」
「不思議じゃないならそんな作戦立てちゃ駄目だろうが!」
「…………若さってなんだ? 振り向かない事さ」
「それは大庭じゃなくて大葉だし」

「パンダ、ううん、由宇ぅ……」
「は、はは、なんやー詠美ぃ?」
どうしよう、大庭さんはすっかりフミュー化してるし
猪名川さんはこっちにすごい目でなにかを訴えてるし……
よし、ちょっと順番が入れ替わっちゃったけど

A 月島さんと橋本さんの801展開でカップル2組成立で!
B あたしが出ていってふたりまとめて押し倒す!
C オチ担当の川名さんのプラカードの出番よ!
D こみパスタッフに見つかってまとめて追い出される!…あれ?
312名無しさんだよもん:04/12/30 00:31:23 ID:Svw8nYcf
B
313名無しさんだよもん:04/12/31 00:43:02 ID:gb4dy3Mw
一日放置キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
314名無しさんだよもん:04/12/31 00:52:04 ID:LtpUK4va
今書いてるー
315名無しさんだよもん:04/12/31 01:02:53 ID:LtpUK4va
ええい、こうなったら!
そう思うやあたしは物陰から飛び出して、甘い空気を漂わせ始めた
大庭さんのスペースに走り出していた。
沙織ちゃんまだ早いよとかいやナイスだ助かったとか後ろから聞こえたけど、もう手遅れ。
後から思い返せば、多分その時のあたしはよく知らない女の人をレズ演技で押し倒すという
恥ずかしさから逃避しようと、脳が化学反応を起こしてスパークしてたんだろう。
多分目なんか相当テンパってたはず。ぐるぐると。
「……なあ、そんなにひっしとつかまんでも大丈夫やから、な?ほら?」
「ごめんね、由宇……今までずっとずっと、あたし、ひどいことばっかり……
 …………実はね。あたしもずっと、由宇のこ……」
盛り上がってるとこ失礼します!
「おおばさぁぁぁん、好ぅきぃでぇぇ〜〜っす!!!!」
「ふ、ふみゅうぅぅ〜〜っ!?」
自分目掛けて猛突進してくる私に気付いてウルウル一転オタオタしまくってる大庭さん目掛け
一目散にあたしは地を蹴りそのまま彼女の胸に飛び込どぐぁがしゃずどらしゃーーーん

こうして冷静になると、あたしは自分がバレー部所属だということを思い出し、
そしてその脚力および筋肉のバネがどうして大したものだってことを再認識させられた。
多分周囲には勢いつきすぎちゃって巻き込み吹っ飛ばした机とか同人誌とかが散乱してるっぽいし。
横にいるであろう月島さんの(ノ∀ ̄;)って顔が目に浮かぶなあ。
……後で謝る!ごめんなさい。
とにかく、あたしは自分の下に倒れている人を確認し……

A 見事大庭さんを押し倒し成功!は、倒れた彼女と見つめあってしまった。
B 見事大庭さんを押し倒し成功……したけど、わ、私の唇が、彼女のそれと……
C 見事大庭さんを押し倒し成こ……って猪名川さんまで押し倒しちゃってる!
D むしろ猪名川さんの方だけを押し倒してしまいました。
E 私のダブルラリアットが二人の頚部にクリーンヒットでさあ大変
F …………あなた誰?  しまった、ターゲットがそれていた!!
316名無しさんだよもん:04/12/31 01:04:26 ID:SszfxqBj
F
317名無しさんだよもん:04/12/31 01:25:45 ID:LtpUK4va
もうもうとあたしの上げたほこりが立ち上る中、
「な、なんやの今の一体?」
「ふみゅ……だ、だいじょうぶ由宇!?」
という、猪名川さんと大庭さんの声が聞こえてきた。あたしの横から。
あれー!?
ということは……うわまず。これはかなりまずい。
慌ててあたしは身を起こして、巻き添え食わしてしまった人を確認する。そこにいたのは……

A 赤毛で巨乳とあたしとなんか似ている、横分けポニテのお姉さん
B なんかコスプレってやつをしてるショートヘアのお姉さん
C って太田さん!?何でここに……って待って。彼女は確か……
D どこかおばさん臭い、もとい老成した雰囲気のある女の子
318名無しさんだよもん:04/12/31 01:27:42 ID:TFwjhPGX
c
319名無しさんだよもん:04/12/31 02:42:40 ID:LtpUK4va
そこには良く見知った顔が。
(お、太田さん!?)
だった。思わぬ場所での知人との再会にあたしも驚いてたろうけど、彼女も驚いてた。
ていうかなんか……うろたえてる?
不審な態度に視線をめぐらせてみると、彼女はなんか随分と――およそ太田さんらしからぬ――
黄色と黒のツートンの制服っぽい衣装&黒皮の手袋という、派手な格好をしている。
それに腕にはなにやら紙袋が多数。あ、袋の中から何冊も見えてるのは……あれって同じn
(だーっ!わーっ!やーっ!)
あたしのモノローグに、目線でものすごい勢いで割り込みかけてきた太田さん。ここまで0.18秒。
(お願い!お願いだからあたしがジャスミンの手製コスでボス総受け本を買い漁ってたのは
 誰にも言わないで!特に月島さんには!何でも言うこと聞くから!)
とても真っ赤な顔して太田さん必死のアイコンタクトが続く。
察するに太田さんはこの姿を知人、特に月島さんに見られたくなかったんだろうけど、
すぐそこには……動転して気付いてないみたい。
それは好都合。
320名無しさんだよもん:04/12/31 02:44:15 ID:LtpUK4va
           ・・・・・・・
(オーケー太田さん。誰にも言わない。だからしばらく調子を合わせてね)
(ち、調子って何?)
(深く考えたら言っちゃうわよ!?いいからあたしの犬になっとりなさい!)
(了解!)
アイコンタクトによる交渉終了。ここまで0.6秒。
(新城さん、グッジョブだ。僕はさりげなく彼女から距離をとっておくよ)
月島さんが電波であたしの脳内に親指を立てた。
カナコゴメンネ。あたしは何も言ってない。
(出来るだけ彼女にはドッキリだと悟られないようにね。ややこしくなるから)
そう。彼女は月島さんのドッキリ被害者第六号であり、あたしの先輩だ。
これがドッキリだと見抜かれたら、彼女は自動的に月島さんの存在を嗅ぎ取って……どうなるやら。
さーて、改めてあたしはどう行動すべきか?横では大庭さんたちが呆然としている。
ちなみにここまで0.96秒。

A 初志徹貫。太田さんはそのままに、改めて大庭さんを押し倒す
B この際太田さんにも加わってもらい、二人+猪名川さんの三人がかりで大庭さんに迫る
C むしろ横であたしと太田さんの求愛行動を大庭さんに見せつける
D ……わかんないよー。月島さんヘルプ!
E むしろ運営の人たちが駆けつけてきた。そりゃそーだよね
321名無しさんだよもん:04/12/31 02:45:17 ID:hEo5rQhK
Bかな
322名無しさんだよもん:04/12/31 02:51:18 ID:h/2jbL9+
ジャスミンのコスプレでボス総受け…
特撮オタの上に犬萌えかよ!!
323315とか:04/12/31 04:09:43 ID:LtpUK4va
うあしまった。月島ってまだ由宇たちの近くにいたのかと思った。
>>311で橋本達のいる奥に引っ込んだのね。
>>315>>320、月島の位置関係に関して微妙に矛盾点がありますが
話の大筋的には問題ないと思うのでその辺スルーしてください。すんません。
324名無しさんだよもん:04/12/31 08:39:39 ID:Rvf+G7rc
やべ、>>317のD見て普通なら美汐あたり考えるのが妥当なのにいくみん連想しちまった。
相当俺はここに毒されているようだ。
325名無しさんだよもん:04/12/31 20:33:54 ID:GOGKYvPD
大穴で早苗という可能性も…
326名無しさんだよもん:05/01/01 00:33:38 ID:hFqPjFB2
(太田さん、まずあれを見て、あれを)
(あれって……?)
 あたしは黙って大庭さん達の方を指差した。
「由宇ぅ……あたしもね、由宇の事が……」
「う、ウチの事が……な、なんなんや?」
 我に帰った大庭さんが再び猪名川さんに詰め寄ってる。
 なんとも言えない雰囲気になっちゃってるわね、さっきより。
(まずあたしがあの子を押し倒すからうまく調子を合わせてほしいのよ。できるならあたしと一緒にあの子を押し倒して)
(ぶっ!! い、一体何を考えてるのよ!!)
(詳しくは聞かないで、お願いだから)
 本当、あたしってば何やってんだろ……。
 はたから見れば痴女どころか変態を通り越した犯罪者スレスレ、
 いくらドッキリのためとはいえここまでやる必要あるのかっ? てツッコミたくもなるけどそれはそれね。
 もう今更退くに退けないわ……。
 ……しょーがない、リベンジいくわよっ!

「おおばさぁぁぁん、好ぅきぃでぇぇ〜〜っす!!!!」
 あたしはさっきと同じパターンで大庭さんに突っ込んだ。
 そのところ……

A 「何よあんた、邪魔よ」ときっぱり拒絶された
B はずみであたしと大庭さんの唇が重なった
C その勢いで大庭さんをノックアウトしてしまった
D 騒いだ所為かスタッフが集まってきた
327名無しさんだよもん:05/01/01 00:36:35 ID:x9j9iElH
A
328 【凶】 【185円】 :05/01/01 02:50:37 ID:KZ3ODevt
年明け早々3分切ったか…
329名無しさんだよもん:05/01/02 06:12:13 ID:tgC9gSV3
年明け早々1日放置か…
330名無しさんだよもん:05/01/02 08:35:54 ID:89VHOm6s
>>329
たかだか一日ぐらいで何を言っとるのかね君は?
年始は人が集まらんって事もありえる話だろ
331名無しさんだよもん:05/01/02 11:29:21 ID:0k1Sc7X9
年明けそうそう煽りに無駄なつっこみか…
332名無しさんだよもん:05/01/02 12:49:55 ID:LlMtVQyC
つーか三が日だから人がいないのでは……
333名無しさんだよもん:05/01/02 15:46:56 ID:4oTCvHg0
>>325
なるほど
おばさんみたいな女の子ではなく
女の子みたいなおばさんか
これが逆転ホムーランというやつだな
334名無しさんだよもん:05/01/02 17:25:01 ID:IFae5NQH
「何よあんた、邪魔よ」
 突如、そんな事を言われた。
 大庭さんはおっそろしい目つきであたしをひと睨み。
 目が座ってるってああいうのを言うのかしらね。
 ぶっちゃけ怖いわ、うん。
「え、いや、その、あの……」
「あんたが何がしたいかは知らないけど、邪魔なの。あたしは今忙しいからしたしたの相手してる暇はないの!」
 大庭さんはそれだけ言ってからまた猪名川さんの方に視線を戻した。
 どうでもいいけどしたしたじゃなくてしもじもね。関係ないけど。
「ねえ、由宇。由宇があたしの事を好きって、本当だよね? あたしも……由宇が相手なら……」
「あ、相手なら……なんや?」
 猪名川さんは大庭さんのペースにのまれちゃってる。
 いや、のまれてるってよりは動揺してるって言ったほうが正しいわね。当然って言えば当然だけど。
 けど……これ、どうすればいいの?

A 強引に二人の間に割って入る
B 月島さんにヘルプコールを送る
C みさきさんに視線を送る
D 実は大庭さんの方も演技だった
335名無しさんだよもん:05/01/02 17:30:27 ID:ic9rkWcb
D
336名無しさんだよもん:05/01/02 17:30:33 ID:3ZaFkx0T
C
337名無しさんだよもん:05/01/02 17:47:40 ID:IFae5NQH
 う〜ん、どうしようもないけどこれは黙って見てるしかないか。
 きっと猪名川さんが何とかするでしょう、たぶん。
「あたしね、由宇が相手なら……いいよ」
「い、いいよ!?」
 ……何とかならないかも。
 猪名川さん思いっきり動揺してる。さっきから全然余裕なさそうだもん。
 さっきと違って大庭さんの方が擦り寄ってきてるし。
 それを猪名川さんが乾いた微笑を見せながらゆっくり後ろに下がり始める。
「は、はは……詠美。実はな、さっきの告白のことやけど……」
「うん。あたしは……いいよ。由宇が相手なら……」
 大庭さんはそっと両手を首の後ろに回した。
 なんだかヤバそうだけどまあ気にしない。気にしちゃ駄目よ、絶対。
「由宇、目を瞑って……」

 い よ い よ も っ て や ば く な っ て き ま し た !

 これが他人事じゃなかったらぞっとするわ。
 猪名川さんの方は滅茶苦茶びびってますね、ものすごーく取り乱してます。
「や、や、やめい!! じ、実はウチはそんな趣味ないんや! これ、ドッキリなんやで!!」
 あーあ、しかもネタばらししちゃったわ。
 そんな事言ったら、大庭さんの方もショックを受けて……
338名無しさんだよもん:05/01/02 17:48:02 ID:IFae5NQH
「そーんな事分かってたわよ、この温泉パンダ!」
 いない!?
 しかもとっても勝ち誇った表情で猪名川さんを見下している。
 ……ちょっと待って、あたしはこの笑い方を一度見た事があるわ。
 そう、あれは喫茶店で……ってまさか!?

 あたしの予想は正しかった。
 急に間に入ってくるプラカード、そこにはご丁寧に『ドッキリビデオ』って書かれてる。
 そのプラカードを持っている人は……

A 大学生ぐらいの冴えない男
B おかしな髪型で何だか妙に偉そうな月島さんに負けず劣らず怪しい人
C 髪を二つに縛ったあたし達よりも幾分か小さい女の子
D みさきさん。っていうことは!?
339名無しさんだよもん:05/01/02 17:58:55 ID:kzM1dpts
d
340名無しさんだよもん:05/01/02 18:49:44 ID:IFae5NQH
「うん、ここまでだね」
 そう言ってプラカードを携え二人の間に割って入ったのはみさきさんだった。
 突然の事に猪名川さんはわけの分からない……と言った表情でぽけーっとしてる。
 とはいえ、あたしだってちょっとわけが分からないわよ。一体どうなってるの?
「ふん、パンダ。びっくりしたでしょ? いっちょまえに慌てちゃって、おかしぃーっ」
 大庭さんがけらけら笑う。
 猪名川さんも我に返ったのか、慌てて大庭さんに詰め寄った。
「ど、どういうことなんや!? 一体!? ドッキリやってたのはウチのほうやのに……」
「そこから先は僕が説明しよう」
 と、そこに現れたのは月島さん。
 大庭さん以上に得意がってる。……何だか話が読めてきたわ。
「あ、アンタは月島!? どういうことや、ウチはアンタの話に乗って……」
「ふふふ、意味が分からないかい? なら説明しよう、僕はドッキリの種明かしをするのが大好きでね。
 まあ、いわゆる自慢話で恐縮なのだが……」
 御決まりの前口上を言ってるわ、この人。
「さて、結果から説明しよう。まず……猪名川さん、嵌められたのは君の方なんだ」
「な、なんやてっ!?」
 あー、やっぱり。
 それから月島さんは得意がって話を続ける。
「ドッキリで相手を嵌めないか? と誘われておきながら実は嵌められているのが自分だった。などとは考えなかっただろう?
 いや、我ながらすばらしい考えだ。いや、我ながらといっても考案したのは川名さんなんだが」
「敵を騙すには、まず味方からなんだよ」
 みさきさんがVサインを出す。
 この言葉の意味は猪名川さんだけにかかっているわけじゃない。
 ……騙されたわ、完璧に。私達も嵌められてたってわけね。
 きっとあたし達よりも早めに来て大庭さんを懐柔してたんだろう。
 なるほど、だから月島さんは橋本さんとの801展開を簡単にOKしたのね。
 その行動は絶対に起こすことはない、と確信があったからだわ。
 きっとあの相談の時電波でみさきさんの考えを読み取ったのね。
341名無しさんだよもん:05/01/02 18:50:06 ID:IFae5NQH
「おい月島っ! だからって俺達まで騙すのはあんまりだっ!!」
「橋本君、川名さんも言ったろう? 敵を騙すにはまず味方から、さ」
 正直やられたわ……。
 騙してるほうが騙されてるなんて思いもよらなかったわ。
 流石に二回目ともなると腹が立つのを通り越して素直に賞賛できるわね。
 まさか二度も騙されるなんて思わなかったけれど。

「いや大庭さん、実に良い演技だった。君は本当に騙されたフリがうまい」
「とーぜんよっ。なんたってあたしはくいーんよ! そこいらのパンダのようなチャチな演技とは格が違うのよ!」
 思いっきり勝ち誇る二人。
 そんな二人に猪名川さんは……

A おもいっきりキレた
B 笑って誤魔化した
C 恥ずかしそうにその場を去った
342名無しさんだよもん:05/01/02 18:56:24 ID:pMhhEYN3
Aで。
ここは盛り上がっていくぜ
343名無しさんだよもん:05/01/03 21:24:30 ID:Emx6j0sc
「ふ、ふふふっ、大バカの癖によくも人をコケにしてくれたな」
ユラリ、と猪名川さんが立ち上がり眼鏡の奥を光らせてあたしたちを睨みつける。
背景にゴゴゴゴ…と効果音が出ていたり陽炎が見えるのは気のせいだろうか。
「ええ度胸しとるやないか、こんな事されて大人しく笑うほどウチは大人やあらへんで」
微妙にRRが入っているようなセリフを聞きながら、あたしたちは必死で猪名川さんをなだめる。
「な、何よパンダ、軽い冗談じゃない」
「…ドッキリに本気で怒るの…好きじゃない」
「まぁここは穏便にね?」
だけどあたしたちの言葉は怒り心頭の猪名川さんの耳には入らなかった。
「覚悟しいや、あんたら!!!」

A ブチ切れた猪名川さんが机を持ち上げて振り回し始めた
B 「仕方ない、ここは電波で」月島さんが電波で猪名川さんを操った
C 「あなたたち!何の騒ぎですか!」スタッフが駆けつけてきた
344名無しさんだよもん:05/01/03 21:32:31 ID:qljApf0B
B
345名無しさんだよもん:05/01/04 17:12:04 ID:0DaXCZ65
(仕方ない、ここは電波で何とかしよう)
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
僕が放った電気の粒は猪名川さんの脳に飛び込み行動の自由を奪い取った
「なっ、なんやこれっ?、頭が痛いっ!!何をしたんや?!」
だけど猪名川さんは健気にも僕に操られようとせずに必死で抵抗しようとしている
「こ、こ、こないなもんでウチをどうにかできると思ったら大間違いやでぇ……」
しゃがみ込み、頭を抑えて毒電波に耐えようと歯を食いしばる猪名川さん
そんな彼女を見て僕は……

A セックスの虜にしてやろうと思ってしまった
B 可哀想になって開放した
C むしろ惚れてしまった(太田さんがいるのに)
346名無しさんだよもん:05/01/04 17:21:28 ID:cW68k+eh
普通にBを選びます。
347名無しさんだよもん:05/01/05 19:21:48 ID:gq43wbYn
(おっといけない、あんまり毒電波を流しちゃいけないな)
僕は猪名川さんに流していた電波を止めた。
「いつつつ…いったい何なんや今のは?」
頭を抑えながら猪名川さんは僕に尋ねてくる。
「僕は電波の話をするのが大好きでね。 まあ、いわゆる自慢話で恐縮なのだが(以下略)
僕はお決まりの口上を告げてから電波の説明をする。

「あ〜あ、結局二度も騙されちゃったわけか」
猪名川さんに電波の説明をしながら怒られている月島さんを眺めながらあたしは呟いた
今度はまた別のターゲットを選んでドッキリをするのかな…周りはもう満足って感じだけど
あたしは騙されっぱなしなわけだし
でもまあそれなりに楽しんだわけだからもうドッキリは充分かも

A 折角こみパに来たんだし、いろいろと見物してみる
B 次のターゲットはどうしますか?あたしはみんなに聞いてみた
C まぁ一旦家に帰ろう
348名無しさんだよもん:05/01/05 19:23:07 ID:mGqBUc0m
C
349鹿:05/01/05 19:35:01 ID:K/KPO57E
仕切りなおしか?
まったりエピログでもいいよ〜な選択だな……
350名無しさんだよもん:05/01/05 21:08:08 ID:gq43wbYn
みんなにさよならを言ってこみパ会場を後にした
「ふぅ、ただいま」
いろいろと疲れて家に帰ってきたよ
さて、どうしよう?

A 勉強でもしようか
B PCにスイッチでも入れるか
C その時、電話が鳴った(人物指定) 
351名無しさんだよもん:05/01/05 21:10:16 ID:7q3csLrP
B
352名無しさんだよもん:05/01/05 21:14:31 ID:gq43wbYn
カチッ、ブゥーン
低い音を立ててPCが立ち上がる
とりあえずスイッチは入れたけど何をしようか

A ゲーム
B 2チャンネル
C 自分のHPのチェック
353名無しさんだよもん:05/01/05 21:25:09 ID:mGqBUc0m
B
354名無しさんだよもん:05/01/05 21:33:00 ID:gq43wbYn
巨大掲示板「2ちゃんねる」を覗いてみようかな
さて何処の板?

A 葉鍵板
B シャア専用板
C 失恋板
355名無しさんだよもん:05/01/05 21:33:51 ID:aN3uHX40
A
356名無しさんだよもん:05/01/05 21:37:40 ID:gq43wbYn
もちろん隔離の隔離「葉鍵板」
あたしが覗くには年齢が足りてないけど気にするな
さてと、何しよう

A 自分のキャラスレを覗く
B 誰か別のキャラスレを覗く(人物指定)
C ……選択形式で進めていくスレッド?何これ?
357名無しさんだよもん:05/01/05 21:37:58 ID:IIVDzJ9N
A
ないけどね、確か
358名無しさんだよもん:05/01/05 21:43:13 ID:gq43wbYn
本物は

さおりんといっしょにも程がある 5
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1088441667/

でちゃんとあります、「沙織」で検索しても出てきませんが…………


自分のキャラスレを覗いてみたよ
そこは……

A 信者でいっぱい
B アンチでいっぱい
C 荒らしに荒らされていた
D 保守カキコだらけだった
359名無しさんだよもん:05/01/05 21:47:28 ID:yocRC7h4
D
360名無しさんだよもん:05/01/05 21:49:52 ID:Vhuw+JOs
なんかまたぞろメタ的な展開に
361名無しさんだよもん:05/01/05 21:57:36 ID:gq43wbYn
「保守」
「hosyu」
「ほしゅ」
「ホースメンテコス」
「ほっしゅ」

…………
保守カキコばっかり
誰も全然書き込んでない

A 盛り上げるために自作自演する
B 見なかったことにして別のスレを見る
C むかつくのでAAで荒らす
362名無しさんだよもん:05/01/05 22:06:19 ID:K/KPO57E
B
363名無しさんだよもん:05/01/05 22:08:25 ID:IIVDzJ9N
 あー、見なかったことにしましょ。別に良いわよ、たかがレス数ぐらい。

 ……ふう、まあいろいろと見て見たわ。
 あまり有意義とは言えない時間だったけど。というかあたし普段からここ見てるわけじゃないしね。
 あたしはPCの電源を切った。
 今日はいろいろとあったわね……こみパって所に行って、
 それで大庭さんを騙そうとしたら、実は月島さんがあたし達もろとも猪名川さんを騙していたわけで……。
 結局あたしは誰も騙してないけれどね。
 まあ、それでもいいかもしれないわ。人を騙すのって悪趣味だし。
 あの人たちはまた誰をターゲットにするかでも考えてる頃ね、きっと。
 結構面白かったからあたしもまた協力しても、いいかな……。
 そんなことを考えていたわけだけれど、急に電話がなった。
 あれ? 誰からだろう。
 呼び出し音がせわしなくあたしを呼びつける。はいはい、今出るわよ。

 ガチャッ

「はい、新城ですけれど……」

 電話の相手は……

A 祐君
B 月島さん
C 橋本さん
D 千紗ちゃん

>>358
……ごめん。それと短文は言いとしても二番煎じはどうかと……。
364名無しさんだよもん:05/01/05 22:09:29 ID:Vhuw+JOs
Cしか見えない
365名無しさんだよもん:05/01/05 22:56:40 ID:IIVDzJ9N
『えーと、沙織ちゃんかい?』
あれ? この声は……。
「……橋本さん?」
『ああそうだよ』
 電話から聞こえてきた声は、意外にも橋本さんだった。
 会ったばかりなのに電話をかけてくるなんて、とも思ったけれどまあ良いわ。
 それよりも橋本さんがどうしてあたしに電話をかけてきたのかが気になる。
「どうしたんですか、一体?」
『ちょっと、相談があってさ』
「相談って?」
『あ、ああ……それはさ』
 あたしが聞き返したら、橋本さんは言いにくそうに口ごもった。
 ……なんだかとっても怪しい。
『女の子を誘う上手い方法って、ないかな?』
 はあ? 何を言ってるんだろ?
『やっぱりさ、こういうことは同じ女の子に聞くのが一番だと思ってさ。
 君ならどう思う? やっぱりプレゼントとかが一番良いかな?』
 橋本さんが軽くそんな事を言った。
 ……ナンパの相談? なんであたしに?

A どういうことか詳しく追求する
B 適当に答えて切る
C もしかしたらこれはドッキリなのではないか?
366名無しさんだよもん:05/01/05 22:58:33 ID:SP9kSmzC
367名無しさんだよもん:05/01/05 22:58:39 ID:EV93ZPDf
A
368名無しさんだよもん:05/01/06 07:35:21 ID:KHXmwBhC
「あの、どうしてそんなこと聞きたがるんですか?」
 いまいち話が見えてこないので、あたしは単刀直入に聞いてみることにした。
「どうしてって、そりゃ……参考にするために、さ」
「参考に……? もしかして橋本さん、気になる女の人がいるんですか?」
「ちょ、直球で来るねぇ……」
 声だけでも橋本さんが狼狽しているのがわかる。
「まあ隠したまま相談するのもアレだし、この際もうぶっちゃけるか……
 その……つ、塚本さんなんだけどさ」
「あー、やっぱりそういうことだったんですか」
「え、バレてた!?」
「うすうす。すごい態度に出てましたし」
「マジ!? 忍ぶれど、色に出にけり〜ってヤツかぁ……」
 ぜんぜん忍べてませんてば。
「でもなんで今日会ったばかりのあたしに聞くんですか?
 ドッキリ仲間なら他にもみさきさんとか、川澄先輩とかいるじゃないですか」
「いや、川名さんはすぐ口滑らしそうだし、川澄さんはなんか浮世離れしてるし。
 相談相手になってもらうなら新城さんが一番いいかなって」
 うーん、ここは一応光栄に思うところ?
「俺、実はこういうの慣れてなくてさ……協力してほしいんだ」
 さてどうしよう?

 A. コイバナとか好きだから協力する
 B. 失恋したてのあたしにそんな酷な相談はないでしょう
 C. これはまたとないドッキリのチャンスね!!
369名無しさんだよもん:05/01/06 07:55:08 ID:cHHlcmMe
370名無しさんだよもん:05/01/06 13:09:48 ID:lgEtlq6G
ひでぇw
371名無しさんだよもん:05/01/06 18:17:39 ID:KHXmwBhC
 これはまたとないドッキリのチャンスね!
 他人の色恋沙汰ほど面白いものはないし。
 一日で二度も騙されちゃったけど、今度こそ三度目の正直!
 あたしも騙す側に回っていいよね?
「……おーい、新城さん? やっぱダメ?」
 反応がなくて不安になったのか、橋本さんが急かしてくる。
 そうね、今回の作戦の方針は……

 A. 自ら積極的に引っ掻き回す。
 B. 橋本さんを掌の上で踊らせる。
 C. むしろ千紗ちゃんを掌の上で踊らせる。
372名無しさんだよもん:05/01/06 18:18:51 ID:NPHP4hxn
A
373名無しさんだよもん:05/01/06 18:41:51 ID:KHXmwBhC
「……なんで、そんなこと、あたしに頼むんですか?」
 うん、バッチリ悲痛そうな声を出すことに成功。
「? だから、一番相談相手に向いてそうだったから……」
「……橋本さん、やっぱり気付いてくれてなかったんですね」
「は、はい?」
 電話口の向こうで橋本さんがうろたえているのがわかる。
「無理、ないですよね……あたし自身、はっきりとは自覚してなかったんですから。
 でも今、橋本さんが塚本先輩のこと好きだって聞かされたとき、すごく胸が苦しくなって……
 わかったんです」
「な……何が?」
 少しのあいだ沈黙が流れる。ここで十分に溜めを作っておいて、と。
「……一目惚れ、って信じますか?」
「え? ちょ、ちょっと待って?」
「こんなの変だっていうのはわかってます。今日会ったばかりなのに。でもあたし、あたし――」
 うわーうわー、あたしってば悪女っ! 女優っ! 悪女優っ!
 さあ、橋本さんの反応は――!?

 A. 思いっきりあたしの嘘を見透かしました。
 B. 思いっきりあたしの嘘に引っ掛かりました。
 C. 思いっきり一目惚れの相手を勘違いされました。
374名無しさんだよもん:05/01/06 18:45:09 ID:gIHreUfx
A
先輩の意地を見せろ橋本
375名無しさんだよもん:05/01/06 19:10:22 ID:KHXmwBhC
「ゴメン、新城さん。それはないって」
 橋本さんの苦笑する声がした。
「ホントにそこまで女の子に好いてもらってたら、いくらなんでも気付くし。
 まあ……少し前の俺なら勘違いしてたかもしれないけど」
 ……こうしてあたしの『恋のバミューダトライアングル作戦』はいきなり失敗しましたとさ。
 うう、まさか秒単位で見破られるなんて……恥ずかしい。
 考えてみれば、平手打ちまでかましといて「一目惚れでした」はないよね……
「すみません、おみそれしました……」
「はは、いいって。俺も新城さんのこと騙したし、これでチャラってことで。
 でも今回の相談はマジなんだ。……協力してくれない?」
 ……ここできっぱり「嫌です」とは言えないよね、さすがに。

 A. お詫びの意味も込めて本気で橋本さんに協力する
 B. 協力すると言いつつ橋本さんをドッキリにかける算段をする
376名無しさんだよもん:05/01/06 19:13:28 ID:NPHP4hxn
A
377名無しさんだよもん:05/01/06 19:44:39 ID:KHXmwBhC
「わかりました。あたしなんかで良ければ、協力します」
「サンキュー、マジ心強い! お礼に今度吉○屋でも――」
「それはいいです」
「そう? じゃあ、とりあえず……どうやって塚本さんを誘ったらいいかな?」
 あたしをナンパしたときの軽さはどこへやら、本当に悩んでいる様子で橋本さんが言う。
 素顔の橋本さんは見かけによらず純情派みたい。
「やっぱ牛鮭定食くらいが妥当かなぁ……」
「だからなんで基準が吉○屋なんですかっ!」
「え、だ、だってねぎだくうまいじゃん!」
 ……演技じゃなくて素で言ってたんだ……
「とにかく! デートに行くならもっと別の場所を選んでください!
 たとえば――」

 A. 「喫茶店とか!」
 B. 「映画館とか!」
 C. 「遊園地とか!」
378名無しさんだよもん:05/01/06 19:47:05 ID:NPHP4hxn
C
379名無しさんだよもん:05/01/06 19:47:56 ID:lYe98QDc
c
380名無しさんだよもん:05/01/06 22:16:18 ID:am6850p1
>>375の選択肢が

A お詫びの意味も込めて本気でドッキリにかける算段をする

に見えた。
381名無しさんだよもん:05/01/06 22:47:01 ID:KHXmwBhC
「たとえば――遊園地とか!!」
 うわー我ながらベタベタ……と思う気持ちをごまかすようにあたしは叫ぶ。
 もっと気の利いたデートスポットを挙げたかったけど、あたしだって恋愛経験ないんだもん!
「ゆ、遊園地……!」
 そんな内的葛藤をよそに、橋本さんは素直にびっくりしていた。
「無理だ、ハードルが高すぎるよ……」
「そんな、何がいけないって言うんですか!
 遊園地と言ったらお約束イベントがいっぱい、それでいて清涼感ある優良スポットじゃないですか!
 あたしだって好きな人と行きたいですよ! 行きたかったですようわーん!」
「し、新城さん? なんか嫌なことでもあった?」
「何ですか! 泣いてなんかないですよ!
 それより、どーして遊園地がいけないのか理由を聞かせてください理由を!」
「だってさ、お茶するだけとかならまだしも、いきなり二人っきりで遊園地って……
 誘う口実も思いつかないし、塚本さんだって警戒するんじゃ……」
 そうかなー、あたしのカンではわりとホイホイついてくると思うけどなー。
 でも橋本さんは千紗ちゃんに嫌われるのが怖くて慎重になってるみたい。かぁーっ、青春してるねコノコノ!
「二人っきりじゃなければいいんですよね? じゃあ……」

 A. ダブルデートとかトリプルデートとかにしましょう!
 B. 新しいドッキリ作戦にかこつけてみんなで遊園地に集まりましょう!
 C. ドッキリ企画の打ち上げとしてみんなで遊園地に行きましょう!
382木田恵美梨:05/01/06 22:49:00 ID:xdD+7cdY
Aよ。
383名無しさんだよもん:05/01/06 23:03:20 ID:gIHreUfx
「ダブルデートとか、トリプルデートにすれば誘いやすいんじゃないんですか?」
 打開策を出して見た。
 橋本さんだけが心もとないのなら、あともう一組ぐらい一緒に行ってくれる人物を考えれば良い。
『ダブルデート、か。それはいいんだけれどさ、あと俺の他に誰が来るんだい?』
「あ゛」
 ……考えてなかった。
「う〜んと……」
『……新城さん来てくれるかな?』
「あたし!?」
『うん。だって他に思いつかないしさ、ここぞという時に君が側にいれば心強い。
 だから、一緒に来てくれるかい?』
 橋本さんが切に頼むので、断るのは憚られた。
 結局そのままあたしはずるずると了承する事になり、とりあえず電話を切った。
 ……どーすればいいのかしら。
 あたしは失恋したばっかよ。彼氏なんているわけがない。
 橋本さんは明日千紗ちゃんを誘ってみるって言ってたし……。
 早急に対策を立てないと駄目ね。
 あたしは誰を誘えば良いの……?

A 振られたばかりだけど頭を下げて祐君に
B 背に腹は変えられない。月島さんにお願いする
C 喫茶店の人に事情を話して協力してもらう
D ……別にダブルデートじゃなくても、川澄さんやみさきさんを呼べば良いのでは?
384名無しさんだよもん:05/01/06 23:05:02 ID:u595psDu
385名無しさんだよもん:05/01/06 23:22:34 ID:KHXmwBhC
 振られた相手に恋人役を頼むなんて気まずいにも程がある。
 かと言って、ほとんど知らない相手に頼むのも気が引ける。
「……消去法で行くとやっぱりそれかなー。それしかないのかなー」
 あたしは机の中から学年名簿を取り出して、瑠璃子さんの名前を探した。
 ……あった。瑠璃子さんの家、つまり月島さんの家の電話番号。
 深呼吸をしてから電話のボタンをプッシュする。
 数回のコール音の後、誰かが受話器を持ち上げた。
「……はい、月島です」
 電話に出たのは……

 A. 月島さん
 B. 瑠璃子さん
 C. 祐くん
 D. 太田さん
386名無しさんだよもん:05/01/06 23:24:33 ID:z1B/s2M5
387名無しさんだよもん:05/01/06 23:59:48 ID:KHXmwBhC
「……はい、月島です」
 一瞬、自分の鼓動がすごく大きく聞こえた。
「……もしもし?」
 何があったって、この声だけは聞き間違えたりしない。
「……祐くん」
「え――」
 聞き間違いだったらよかったのに。
「沙織、ちゃん?」
 どうしよう、何か言わなくちゃ、どうして瑠璃子さんの家に、そうだ確か橋本さんのために、祐くんが困ってる、早く何か言わなくちゃ

 A. 「最後の思い出作りにデートして」気が付くととんでもないことを口走っていた
 B. 「月島さんに代わって」何とかそれだけ告げた
 C. 「こんばんはー! さおりんです!」カラ元気を発揮した
 D. 「違います沙織じゃないです○○(人物指定)です」物真似でごまかそうとした
 E. 「…………」いたたまれなくなって電話を切った
388名無しさんだよもん:05/01/07 00:05:25 ID:x6uP0YWO
Aで 
389名無しさんだよもん:05/01/07 00:42:10 ID:uuXtqRut
「あ、あのね、祐くん」
どうしよう、どうしよう、なんて言えばいいんだろう
「そ、その、最後の思い出作りにデートしてくれないかな」
「えっ?」
ああっ、なんてこと言っちゃったんだろう
そんなことしても祐くんを振り向かせることなんて出来ないのに
惨めったらしい女の子って思われたかな
しばしの沈黙の後、祐くんの答えは……

A 「ごめん……僕は瑠璃子さんが好きなんだ、だから瑠璃子さんを不安にさせるようなことは出来ないよ…ごめんね」
B 「僕が好きなのは瑠璃子さんなんだ、それは変わらない、でも、もしそれで沙織ちゃんが吹っ切れるなら……いいよ」
C 「実はちょうど月島さんの家で瑠璃子ちゃんに振られちゃって……気分転換がしたかったんだ、……いいよ」
390名無しさんだよもん:05/01/07 00:46:25 ID:qjeA4TZY
C
391名無しさんだよもん:05/01/07 16:15:36 ID:Czfxs9LX
「……いいよ。ちょうど気分転換がしたかったし」
「えっ!?」
気分転換? 心なしか声も沈んでる。
瑠璃子ちゃんと付き合い始めたばかりなのに…
「えっと、祐くん、何かあったの?」
「実はね、ついさっき瑠璃子さんに振られちゃったんだよ。何でも……

A 拓也さんを止めるために僕を利用していただけらしいんだ」
B 他に好きな人が出来たらしいんだ」(人物指定・不明でも可)
C 拓也さんと生きていくことにしたらしいんだ」
D あの告白はドッキリだったらしいんだ」
392名無しさんだよもん:05/01/07 16:16:58 ID:uuXtqRut
C
393名無しさんだよもん:05/01/08 01:01:54 ID:0oqUy13M
「瑠璃子ちゃんは拓也さんと生きていくことにしたらしいんだ」
「そう・・・」
そんな祐くんに私は
A チャンス。祐くんをものにするわ。
B そんな祐くんなんて嫌い!
C 応援する
D またまたぁ、ドッキリでしょ!
394名無しさんだよもん:05/01/08 01:08:05 ID:YpNbQtHW
A
395名無しさんだよもん:05/01/08 01:08:35 ID:v6vOym/W
うーん…Aで
396名無しさんだよもん:05/01/08 02:06:46 ID:0oqUy13M
チャンス!やっぱりヒロインはこの私さおりんよ。
このデート中に私の虜にさせてやるわ。
あぁ来週の日曜が楽しみだわ。
でも問題が一つ。
瑞穂よね。それに加奈子もなんだか祐くんに気があるみたいだし。
どうしようかな。
A まあいいか、早い者勝ちよね。・・・でもこれって抜け駆けっていうのかな。おとこらしくないわ
  ってわたしは女だからいいか。
B 勝負よ。白黒はっきりさせてやろうじゃない。
C やっぱり誰かと代わってもらおうかな。(BADEND)
397名無しさんだよもん:05/01/08 02:08:20 ID:YpNbQtHW
398名無しさんだよもん:05/01/08 04:56:55 ID:v6vOym/W
 祐くんがフリーになったんなら誰はばかることなくデートに誘えるよね。
 傷心状態につけこむみたいでちょっとアレだけど、これは神様があたしにくれたチャンスなのかも!
 正直、あたしはそのとき、自分でもそうとわかるくらい舞い上がっていた。
 そりゃもう、当初の目的をすっかり忘れるくらい――
 ってそうだ、橋本さんのこと忘れてたっ!?
「あ、あのね祐くん、そのデートなんだけど、実は……」
「何かあるの?」
 うう、どうしよう。
 詳しい事情を話したら「単にダブルデートの人数合わせで誘ってる」とか思われちゃうかも……
 祐くんってわりと根がネガだし。

 A. 橋本さんとの約束は守らなくちゃ。正直に本来の目的を話す
 B. ダブルデートであることは言うけど、橋本さんのためだとは言わない
 C. 人情より愛情よ! 橋本さんとの約束をすっぽかしてシングルデートにする
399名無しさんだよもん:05/01/08 05:09:25 ID:jjtDp3J8
400名無しさんだよもん:05/01/08 19:05:54 ID:v6vOym/W
「――というわけで、元々は橋本さんのためにセッティングしたダブルデートなの」
 少し悩んだけど、あたしは正直にいきさつを話すことにした。約束したことだしね。
「……祐くん、怒った?」
 思わず不安になって聞いたけど、祐くんはそんなことないって言ってくれた。
「友達思いなんだね、沙織ちゃんは」
「や、やだなー、そうでもないよ?」
 っていうかあたしと橋本さんって友達関係なの?
「それじゃ、今度の休みに遊園地だね。
 待ち合わせのこととか細かいことはまた後で連絡して」
「え? 今じゃダメ?」 
「ここであんまり長電話するのもなんだから……」
「あ……」
 そっか、いま祐くん月島さんちにいるんだった。
 こんな話してるところを瑠璃子さんとかに見つかったら確かに気まずいよね。

 A. 「それじゃ、今から直接会って打ち合わせしない?」あたしは積極的にアプローチしてみた
 B. 「ところで、沙織ちゃんはなんでここにかけてきたの?」祐くんの鋭いツッコミが入った
 C. 『長瀬くん、なぜうちへの電話に君が出ているんだい?』さっそく月島さんの声が聞こえてきた
 D. 「それじゃ、いったん切るね」何事もなく通話を終えた
401木田恵美梨:05/01/08 19:10:05 ID:joXGV0Dy
ここはDね。さくさくいきましょ。
402名無しさんだよもん:05/01/08 21:34:07 ID:0oqUy13M
「じゃあ明日また連絡するね」
そう言い私は電話を切った。
やったわ。祐君とデート、祐君とデート。るんるんるん

次の日
とぅるるるるる、とぅるるるるる
電話だわ。
「もしもし、新城です」
「橋本だけど、ダブルデートのことなんだけど・・・」
A 今度の休みの日曜に予定どおり決行ね。頼りにしてるよ。
B 塚本さんに振られちゃった。悪いけどこの話は、なしにして。
C 塚本さんがダブルデートは嫌って言うんだ。一人で頑張ってみるよ。この話はなかったことにして。
403名無しさんだよもん:05/01/08 21:39:30 ID:/8IA19l5
中止は気の毒だからAで
404名無しさんだよもん:05/01/08 22:15:56 ID:8DCWD/H6
「今度の休みの日曜に予定通りに決行ね。頼りにしてるよ」
 橋本さんはそう言った。
 多少声が上ずってるのが分かる。随分舞い上がってるわね。
 それからあたしは橋本さんから当日の詳しい日取りを聞いた。
 今度の日曜の午前中に駅前集合、そこから遊園地へレッツゴー。
 メンバーはあたしと祐君と橋本さんと千紗ちゃんの四人。
 立派なダブルデート。橋本さんもそこで頑張って告白するんだろう。
 うまくすればあたしも祐君とうまいこと良い感じなれるかもしれないし、一石二鳥ねっ。

 あたしはそれから祐君に詳細を伝えた。
 もちろん祐君もオッケーしてくれたし、これでメンバーについて問題はなし。
 元々他人事だったのに今から楽しみになってきたわ。
 えーと、当日までに必要な物ってないかな?

A やっぱり新しい服がほしい。買いに行こう
B そうだ、お弁当がいるわね。材料を買いに行かなくちゃ
C ……何もないわね、いざ当日へ
405名無しさんだよもん:05/01/08 22:17:06 ID:fSdcDtSO
406名無しさんだよもん:05/01/08 22:41:47 ID:8DCWD/H6
 服はとっておきのがある。
 お弁当は千紗ちゃんが作ってくるでしょうし、あたしはさほど料理に自信があるわけじゃない。
 うん、今から買い揃えるものは何もないわね。
 あとは当日を待つだけ。当日は寝坊しないようにしなくちゃ……。

 日曜日、その日は良い具合に晴れていた。
 今の季節にしては結構暖かく、出かけるにはもってこいの日和。
 遊園地に行くにはこの上ない気候ね。お天道様に感謝しなくちゃ。
 さて、あたしこと新城沙織は祐君と一緒にデートすることになりました。
 デートといっても二人っきりじゃない。橋本さんと千紗ちゃんも入れたダブルデート。
 ま、それでもデートなことに変わりないから良いんだけれどね。
 それであたしは待ち合わせ場所の駅前に向かったわけだけれど……

A あたしが遅刻した
B 待ち合わせの時間になっても祐君が現れない
C 橋本さんたちの到着が遅い
D 何故かこの場にいるはずもない月島さんたちの姿が……
E 特に問題はなかった
407名無しさんだよもん:05/01/08 22:44:39 ID:YpNbQtHW
E
408名無しさんだよもん:05/01/09 00:13:16 ID:BZXvtgbQ
 あたしが待ち合わせ場所に着いたときには、もう他の三人が集まっていた。
「ごめん祐くん、待った?」
「僕もいま来たところだよ」
 ああ……なんかいいなあこういうの。
「おはよう、新城さん」
「おはようございますです、沙織さん」
 橋本さんと千紗ちゃんにも挨拶を返す。
 わあ、おめかしした千紗ちゃん可愛いなぁ……って年上にこういう感想を持つのもどうかと思うけど。
 橋本さんは対照的に革ジャンなんか着ちゃってワイルドな感じ。この人黙ってれば二枚目なのにねー。
「天気は良し、遅刻もドタキャンもなし。言うことなしだな」
「にゃ? 橋本さん、ドタキャンってなんですか?」
「ああ、ドタキャンっていうのは英語で――」
 ……なんか適当なこと言ってる。まあ、会話のきっかけになるならいいか……
 なんて思っていると、
「沙織ちゃん、今日はよろしくね」
 祐くんが微笑みながらそう言ってきた。
「こ、こちらこそっ」
 不意を突かれて思わずどもってしまうあたし。ああもう、祐くんかわいいよ祐くん。

 そんな感じで、ダブルデートは順調なすべり出しだったんだけど――

 A. えーっ!? 遊園地に向かう電車の中でチカンが!?
 B. えーっ!? 遊園地に向かうバスが悪の秘密結社に!?
 C. えーっ!? 遊園地に到着するまで特に何のアクシデントもなし!?
409名無しさんだよもん:05/01/09 00:14:01 ID:1KMU9cZ8

そろそろ事件を
410名無しさんだよもん:05/01/09 01:05:55 ID:BZXvtgbQ
 それは遊園地に直行するバスの中で起こった。
 走行中、乗客の一人が立ち上がり、いきなり
「このバスは現在から我々の支配下に置かれた!」
 なんて叫び出しちゃったのである。
 最初は「ちょっとアレな人?」と思ったけど、その言葉に応えるように他の数人も立ち上がり、
「イーッ! イーッ!」
 とか言いながら全身タイツ姿に変身しちゃったので、あたしも考えを改めざるを得なくなった。
 ああ、これはアレな人じゃなくてアレな人たちだなー、と。
「お、お前たちは……!」
 でもバスの運転手さんは律儀に驚いてあげていた。
「なぜだ! 悪の秘密結社が狙うと言えば、バスはバスでも幼稚園の送迎バスのはず!」
「バカめ、今日が何曜日だと思っている?」
「はっ! に、日曜日……! そうか、そういうことか!」
「そうだ! 今日は幼稚園はお休みだぁっ!!」
 なにこの会話。
「え、これ本物?」
「なんかの番組じゃないの?」
 他の乗客の人たちもざわつき始めた。
 こんな(いろんな意味で)異常な状況で、あたしはなんでこんなに余裕ぶっていられるかと言うと――
(大丈夫。心配しないで)
 そう目で訴えかけてきてくれる隣の人がいるから。
 たとえ相手が悪の組織だって、祐くんがいてくれたら何も怖くなんかない。
「さて、それではお前たちには人質になってもらう……」
 黒い覆面男がひとり、あたしたちの座っている座席の方へと歩いてくる。
 どうしようか?

 A. 本気と書いてガチで対応する
 B. ひとまずおとなしくして成り行きを見守る
 C. ていうかこれもドッキリなんでしょ? 男の覆面を剥がす(中の人を指定してください)
411名無しさんだよもん:05/01/09 01:12:08 ID:sSDtvRoG
A
ドッキリだったにしても乗ってみるのも一つの形。
412名無しさんだよもん:05/01/09 01:34:21 ID:BZXvtgbQ
 ここは本気で対応するべきね。
 ドッキリなら騙されるだけですむけど、もし本当に悪の秘密結社だったらみんなが危険だし。
 というか、どっちだろうと許せない。祐くんとの初デートを邪魔するなんて!
 人の恋路を邪魔するやつには、本気と書いてガチで抗戦する構えよ!
 でもこの狭いバスの中じゃみんなで一斉にかかるわけにもいかないわね。
「(沙織ちゃん。ここは僕に任せて)」
 祐くんがあたしにささやきかけてくる。
 確かに祐くんならこんなやつら一捻りだろうけど……

 A. 祐くんに任せる
 B. 橋本さんに任せる
 C. あたしに、まっかせなさーい!
413名無しさんだよもん:05/01/09 01:39:55 ID:FRbBzREZ
C
414名無しさんだよもん:05/01/09 02:13:31 ID:BZXvtgbQ
「(ううん、ここはあたしに任せて!)」
 あ、祐くんが微妙な表情になった。
「(危ないよ。相手は武器を持ってるかもしれないのに)」
「(大丈夫! あたし運動神経はいいんだから!)」
「(――駄目だ)」
 行かせまいと、祐くんがぎゅっと手を握ってくる。ちょっと痛い。
 その痛さが嬉しい。へへ、祐くんあたしのこと心配してくれてる。 
 でもダメだよ。祐くんとのデート邪魔されて一番怒ってるのはあたしなんだからね。
 それに――祐くん、電波のチカラ使うの好きじゃないでしょ?
「沙織ちゃん!」
 名残惜しかったけど、祐くんの手をむりやり振りほどいて、あたしはバスの通路に立った。
「ん? なんだお前は。率先して人質になるつもりか? いい心がけだ」
 リーダー格の覆面男がせせら笑う。
「そんなわけないでしょ!」
 その笑い顔を、あたしはびしっと指差してやる。
「このバスを好きなようにはさせないわ! このバスは――みんなの夢を乗せて遊園地に行くのよ!」
 よーし、それなりに正義の味方っぽい!

 A. いきなり必殺武器! バレ〜ボ〜ル〜!(あの声で)
 B. いきなりピンチ!? 後ろから忍び寄っていた覆面Bに羽交い絞めにされる
 C. いきなり不戦勝!? バスが遊園地に着きました
415名無しさんだよもん:05/01/09 02:16:03 ID:FRbBzREZ
B
416名無しさんだよもん:05/01/09 02:27:07 ID:RUtoyPVy
 いきなりピンチ!? 後ろから忍び寄っていた覆面Bに羽交い絞めにされちゃった。
 ウソ? あたし、それなりに運動経験あるからって油断してたのかな……?
 一瞬でキメられるなんて……いや、でも大丈夫! この程度の締めならなんとか返せる!

A. というわけで、羽交い締めしてきた覆面Bを逆に投げ倒す!
B. と思ってたら、なんか覆面Bがチョークスリーパーに移行!? あたし大ピンチ!?
C. というわけで返そうとしたら、「これはドッキリだよ」と覆面Bが話しかけてきた!(人物指定)
D. とか対抗手段を考えてたら、覆面Bがあたしの胸を揉みはじめた……あふん。
417名無しさんだよもん:05/01/09 02:30:28 ID:WoZSyUxq
418名無しさんだよもん:05/01/09 03:35:10 ID:WoZSyUxq
たあぁ。やったぁ一人撃破!
このあたしをなめないでよね。だてに先輩づらしてないわよ。
まだまだいくわよ。『そーれ』
びし
ばし
びし
ばし
さすがこのあたしさおりんね。運動神経抜群♪。
さあもうちょっと。
・・・・
・・・
・・

そのとき首筋に寒気を感じた。
あたし喉だけはだめなの。あのときの思いがフラッシュバックするから。
もう死ぬのは嫌だ。
怖い
怖い

A おとなしくする
B 「祐く〜ん」
C 暴れる
D 抵抗(BADEND) 
419名無しさんだよもん:05/01/09 03:37:17 ID:BZXvtgbQ
A
油断も隙もねぇなアンタ。
420名無しさんだよもん:05/01/09 06:18:28 ID:aVNeXtrB
 ここで重要なのは落ち着くことよ、落ち着きなさいさおりん。
 あたしは幾度となく襲われた非日常のドッキリのおかげですぐに落ち着ける。
 そう何度も自分に言い聞かせてあたしはなんとか心を落ち着けた。
 そして落ち着いたあたしがとった行動は……相手の指示を待つ。
 これ以上暴れると危険、あたしの中で何かがそう告げたのだ。
「……そう、大人しくしてろ」
 あたしに何か刃物を突きつけている覆面がそう言う。
 どうやらまだ殺す気はないようだ。
 あたしは黙って両手を挙げた。

 さて……冷静に考えて、とんでもないことになってきたわ。
 突如バスジャックを起こした訳の分からない秘密結社の人達。人数は……三人。
 一人はバスの前方で偉そうにしているリーダー格の男。
 それからあたしに投げ飛ばされ蹲っている覆面B。
 そしてあたしの後ろで刃物を突きつけている覆面C。
 普通に考えてとってもピンチだわ。
 他の乗客もあたしという人質が出来たことで騒ぎ出している。
 ……まずいわね、早くどうにかしないと。
 そう考えていたあたしだけど……

A 祐君に視線を送る
B ここで橋本さんが立ち上がった
C そのとき「俺が代わりになってやる!」と立ち上がったオジサンが
D ん? ちょっと待って、今あたしに突きつけられている剣に見覚えがあるんだけど……

>>418
選んでからすぐに書くのは遠慮してもらいたいな
421名無しさんだよもん:05/01/09 06:24:38 ID:8wRkcZxf
よし、男を見せろ。
B
422名無しさんだよもん:05/01/09 06:51:32 ID:ZSIcOK93
選んだ人間が書くのはルールには明記されてないが避けるべきだろ。
423418:05/01/09 07:19:45 ID:WoZSyUxq
スマソ。しばらく逝ってくる。orz
424名無しさんだよもん:05/01/09 08:06:12 ID:Wo3xzSCe
だったらルールに書き足せボケ
425名無しさんだよもん:05/01/09 09:03:27 ID:pobCydG7

426名無しさんだよもん:05/01/09 20:19:21 ID:aVNeXtrB
「待てよ!!」
 橋本さんが立ち上がった。
「なんだおまえは?」
「……女の子に物騒なものを突きつけるなんてフェアじゃない。その手を放せ」
 そしていつもの橋本さんからは考えられないほどカッコイイ台詞を言って覆面Cを睨みつけた。
 ……意外にもフェミニストだったんだ、橋本さんって。本編からは考えられないわね。
「…………」
「…………」
 覆面Cは無言で返す。
 橋本さんもまた黙っている。
 千紗ちゃんが心配そうにあたし達を見つめている。
 なるほど、今良いところ見せたら好感度アップね。などとこんな状況でそんなことも思ってしまった。
 いけないいけない。まずはどうするか、よ。
 隙を突いて覆面Cを倒す? ……少し危険すぎるわ。
 流石にこの状況じゃ隙を突いて倒すなんて無理に近い。
 現状は橋本さんがどう動くかが鍵だけれど……。
427名無しさんだよもん:05/01/09 20:20:04 ID:aVNeXtrB

「人質を離せないというのなら、俺が代わりになろう。それならば文句はないな?」
 橋本さんが口を開いた。それと同時に一歩、二歩、近づいてくる。
 それまで黙っていた覆面Cだったが、橋本さんの目が本気なのを感じ取ったのか言葉を発した。
「……分かった。けど、おまえがこっちに来るのが先」
「ああ、それでいい」
 緊迫した雰囲気の中、橋本さんがゆっくりあたし達に近づいてくる。
 バスの走る音以外何も聞こえない。他のお客も息を呑んであたし達を見守っていた。
 そしてあたし達と橋本さんとの距離がお互い手の届く距離となった時……

A 橋本さんが覆面Cの刃物を持つ手を蹴り上げた
B 運転手が急ブレーキを踏んだ
C あたしが覆面の刃物を持つ腕に食いついた
D 祐君が電波を覆面に送りつけた
428名無しさんだよもん:05/01/09 20:29:12 ID:DoW5jpIY
429名無しさんだよもん:05/01/10 15:08:35 ID:ehA3NP5b
この状況で急ブレーキ…さおりん死亡確定?
430名無しさんだよもん:05/01/10 15:42:41 ID:/msb6W4U
 その瞬間、あたしはいつか聞いた「慣性の法則」という言葉を思い出していた。
 走っている車が急に止まろうとすると、その乗客は勢いのまま前につんのめる。
 今のあたしがまさにその状況だった。
 どうしてかはわからないけど、バスの運転手さんが急ブレーキを踏んだみたい。
 あたしの体は否応なく進行方向に引っ張られていく。
 そして今、あたしの喉元にはナイフが突きつけられていて――
 あー、周りの景色がビデオのスロー再生みたく見える。
 これって、もしかしなくてもヤバいよね……

 A. 美少女のさおりんは突如死に際の集中力に目覚める
 B. 橋本さんが超ファインプレーで助けてくれる
 C. かわせない。現実は非情である
431名無しさんだよもん:05/01/10 15:46:57 ID:H1R8HgIr
B
432名無しさんだよもん:05/01/10 16:28:11 ID:/msb6W4U
「――っっっざけんなこの野郎っ!!」
 橋本さんの怒声がして、あたしの喉に突き刺さろうとしていたナイフが宙を舞った。
 本当なら何が起こったかわからなかったに違いない。
 スローモーションの視界だったからこそ、あたしは橋本さんの動きを把握することができた。

 橋本さんもこの急ブレーキを予想していたわけじゃない。
 当然、バスの進行方向(橋本さんにとっては背後の方向)に、大きくバランスを崩した。
 でも橋本さんは踏ん張ろうとはせず、逆にその慣性を――
 その『後ろに倒れ込む勢い』を利用して足を振り上げ、ナイフを蹴り上げたのだった。
 あー、なんかこーゆー技「酔拳」の映画で見たことある……
 そんな呑気なことを考えながら、あたしは物騒な障害物の無くなった前方へとダイブしていった。

 ばふっ。
「……新城さん、着やせするタイプなんだ」
 人を抱きとめておいて第一声がそれですか。すごいありがたみアップ。
「怪我ないね? 俺、後頭部にタンコブ作ってまで頑張ったんだから、これで怪我してたら泣くよ?」
 軽い口調とは裏腹に、橋本さんは素早く身を起こして次の局面に備える。
 でもその動作ももう必要ないことだった。
 覆面男たちは床に倒れこんだまま金縛りにあったようにじっとしている。
 そんな悪党たちの様子を、祐くんが静かな怒りの表情で見下ろしていた。


 A. これにて一件落着! バスは一路、遊園地へ!
 B. と思ってたら覆面男Aが動き出した! そんな、電波が効かないの!?
 C. 一難去ってまた一難! 乗客の妊婦さんが急に産気づいた!?
 D. 実はさっきの急ブレーキは事故のせい!? はねられた人が重態に……!
433名無しさんだよもん:05/01/10 16:30:57 ID:Ut4BL8WB
434名無しさんだよもん:05/01/11 00:03:53 ID:03mJHads
 思わぬハプニングを乗り越えて、再び遊園地を目指すバスの中。
「――結果的には無事で済んだけど。もうやめてね、あんな危ないことは」
 さっきから祐くんにやんわりとお説教されてます新城沙織です。
 ちなみに例の覆面男たちは電波で動けない状態のまま最寄りの交番に引き渡したよ。
 そして橋本さんたちはと言うと――
「痛いの痛いの飛んでけ〜、です」
「ああ、マジでタンコブの痛みが引いていく……これが『癒し』ってヤツなのかい……?」
 うわー……バカップルにしか見えない。
 っていうか橋本さん、鼻の下伸びまくっててさっきの男前ぶりが台無し。
「橋本さん、とってもかっこよかったですよ」
「えっ、いやぁ、そんなぁ……そ、そう?」
 あー、もう見てらんない。本当に千沙ちゃんにメロメロなのね……
「……ごめんなさいです」
 と、急に千沙ちゃんの声のトーンが落ちた。
「え? な、なんで謝るの?」
「沙織さんも、橋本さんも、あんなに頑張ってたのに……千紗、怖くて震えてただけでした……」
 あ、さっきのこと気にしてるんだ……
 でもそれはしょうがないと思うなー。普通の女の子ならとてもあの場面で行動なんて……あれ?
「なんだ。そんなこと気にしなくていいのに」
「でも……」
「女の子にあんな危ないことさせたくないよ。それに――」
 橋本さんはいったん言葉を切って、あさっての方角を向く。
「つ、塚本さんはさ、いつもめちゃくちゃ頑張ってるじゃん。俺なんかよりずっとカッコいいって」
「にゃ? 千紗が、ですか……?」
 首を傾げて「?」な表情を浮かべる千沙ちゃん。
「ま、まあとにかく! もうそのことは気にしない。せっかくみんなで遊園地行くんだから、楽しくやろうぜ」
「にゃあ〜……そうですよね。はいっ、千紗、いっしょうけんめい遊園地を楽しみます!」
「よしっ、その調子だ塚本さん!」
「(……あの二人、僕たちの手助けなんていらなかったかもね)」
 微笑みながら祐くんが呟いた。
435名無しさんだよもん:05/01/11 00:04:35 ID:03mJHads
 さて、そんなこんなであたしたちは遊園地に到着したわけなんだけど、その遊園地とは――

 A. 某巨大財閥傘下「クルスガワランド」
 B. ずっと居たくなると評判の「エターナル・ワールド」
 C. 獣耳テーマパーク「うたわれる国」
436名無しさんだよもん:05/01/11 00:07:51 ID:zBk9x0gq
久々にA
437名無しさんだよもん:05/01/11 09:25:18 ID:iscH30rl
   ___
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     ミ ミ ミ ミ ミ ミ ミ(     〉   |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ̄ \;;;;\
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438名無しさんだよもん:05/01/11 22:26:42 ID:VoObGXBc
千紗の漢字が入り乱れてるよう。
439名無しさんだよもん:05/01/12 14:09:19 ID:W/KNIDks
 -= _  _ _┏━┓___ __ ____ _ _      \从/   パパーン!!!  ´⌒;;
-  =\\〃 ∧へ_______________三((〓((━(。゚。) -------- ★★
- ≡   '(○)ノノノ))〉      、、       、、       、、 ./W'ヽ 、、 ″`)   
.  -   ノリゝ´ ∀` )ゝ     ( `Д)     ( `Д)     ( `Д)     ( `Д)
.-=   ノ/|名雪 |──□( ヽ┬U──□( ヽ┬U──□( ヽ┬U──□( ヽ┬U
 - ≡    ◎ ̄ ̄◎ ころころ〜>┘◎   ◎−>┘◎   ◎−>┘◎   ◎−>┘◎
440名無しさんだよもん:05/01/12 15:24:59 ID:b6SMZXMU
441名無しさんだよもん:05/01/12 17:43:45 ID:bJY5Abdf
クルスガワランドについた。
一行は観覧車に乗ることにする。

ん?誰かいるぞ。

A マルチ(一人)
B マルチ、浩之、その他大勢。
C やっぱりそんな人はいない。
442名無しさんだよもん:05/01/12 18:17:39 ID:Q7JvoFde
b
443test:05/01/13 13:28:10 ID:Pc+JH5Zf
てst
444名無しさんだよもん:05/01/14 01:30:17 ID:jRgA7LL+
「じゃ、最初は観覧車にでも乗ろうか」
 遊園地に着くなり、橋本さんはそう言った。
 う〜ん、最初から観覧車ってのはあまりお勧めできないわね。
 デートならやっぱり観覧車は最後じゃなくっちゃ。これ常識。
 もうちょっとデートの構成って言うのを教えておくべきだったかしら……。
 でも……
「はい、そうしましょうです」
 千紗ちゃんが可愛らしい笑みを浮かべて橋本さんの言葉に同意している。
 あそこまでいい感じになってるのにあたしがしゃしゃり出ても無粋よね。
 まあ、別に最初に観覧車に乗っちゃいけないって決まりがあるわけじゃないし別に構わないけど。

 ここの観覧車はかなりの大きさでそれなりに名が通っている。
 だからかなり長い時間を共有できる。もちろんあたし達は二人ずつで乗るつもり。
 この観覧車に乗ってる間どうやって橋本さんが千紗ちゃんにアタックをかけるか、だけど……。
 そこは……橋本さんが勇気を出さなくちゃいけないところね。
 外野であるあたしがとやかく言っても始まらないし。
 あたし達は観覧車に並んだ。自分の順番が来るまで暫し待つ。
「券は?」
 あたし達の番になった時、係員の人が気だるそうに言った。
 あたし達が黙ってフリーパスを見せると納得したようで、観覧車のドアを開ける。
 見たところこの人はあたし達と同い年ぐらいだけど、バイトかな?
「それじゃあ、あたしと祐君で乗るから橋本さんと千紗ちゃんで他のに乗ってね」
「え、皆で乗らないですか?」
 千紗ちゃんが不思議そうに聞いてくる。
「……千紗ちゃん、悪いけど二人っきりにさせてほしいの」
 あたしがそっと耳打ちする。
 すると千紗ちゃんも分かったように頷いた。
 ……二人っきりにしてほしいのはあたし達だけじゃないんだけどね。
445名無しさんだよもん:05/01/14 01:31:32 ID:jRgA7LL+
「おいおいあんたら、乗るんならさっさと乗ってくれ」
「あ、はい。すいません」
 係員の人が促すので、あたし達は観覧車に乗り込んだ。
 最初に橋本さんと千紗ちゃんが乗り、次にあたしと祐君で乗る。
「浩之さん、交代ですよ」
 あたしが乗り込む時、後ろからそんな声が聞こえた。
 ちらっと見てみると、やはりあたしと同い年かそれよりも少し若いぐらいの子が係員の制服を着ている。
「マルチか、悪いな。んじゃ後は任せた」
 どうやら引き継ぎみたいね。直接あたしに関係ないけど。

 さて、観覧車に乗ったわけだけど……何をしようかな。

A 祐君と会話する
B 外の景色を見る
C 祐君に電波で橋本さんたちの会話を盗聴してもらう
D そのとき観覧車が揺れ、そして動かなくなった。……事故!?
446名無しさんだよもん:05/01/14 01:33:04 ID:bpMOIOC6
447名無しさんだよもん:05/01/14 03:49:10 ID:/XkbPKGv
電波で盗聴なんて出来たっけ?
448名無しさんだよもん:05/01/14 11:26:15 ID:bC5D7cw3
できないね。
449名無しさんだよもん:05/01/16 03:34:59 ID:naJNjdG1
保守
450名無しさんだよもん:05/01/16 18:24:32 ID:YNP+uptI
「橋本さんたち何を話しているのかな〜?……祐君、電波で盗聴出来ない?」
「そうだね……それじゃ、ちょっとやってみるよ」
??あり?そういえば電波で盗聴なんか出来るのかしら?
「ねぇ、祐君?そういえば電波で盗聴なんか出来るの??」
「出来るよ、ちょっと待ってもらっていい?なんなら外でも見物しててよ」
祐君はさも当然と言わんばかりにゴソゴソ体を動かしている……しょうがない、退屈だし外でも見ていよう
「さゆりちゃん、準備が出来たよ」
「ん〜、わかった……って何これ?」
「何って盗聴器だけど?まぁ、この手のイベントの小道具としては基本だと思うけど?ちなみに服のボタンに細工済み」
「いや、そうじゃなくってさ……祐君、電波で盗聴出来るって言ってなかったっけ?」
「うん、だから電波で盗聴しているんだけど……?」
……………orz
あ〜、そうか〜確かに盗聴器も電波受信しているよね……祐君=電波の図式が出来ちゃってて、話がかみ合っていなかったわ……
「それで、話の内容だけど、聞くの?聞かないの?」
「あ〜っと、聴く聴く……」
あたしは慌てて小型のヘッドホンを耳にあてた……

聞こえてきた内容は?

A ストロベリなストロベリッた苺なトーク
B セクハラ談義?否、18禁……ヤバイって
C 大宇宙の意思……本物の電波トーク?涙の最終回って何?
D 苦労話……ううう、泣けてきた
E へギョ〜〜、へギョ、へギョギョギョ〜〜……何言ってんの?鹿?
451名無しさんだよもん:05/01/16 18:26:43 ID:4S8yzof9
A 祐君と会話する
B 外の景色を見る
C 祐君に電波で橋本さんたちの会話を盗聴してもらう
D そのとき観覧車が揺れ、そして動かなくなった。……事故!?


446 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:05/01/14 01:33:04 ID:bpMOIOC6

452名無しさんだよもん:05/01/16 18:30:09 ID:YNP+uptI
orz……すまん、完全に見間違えてた、突っ込みに目が言ってたよ

スルースルーで
453名無しさんだよもん:05/01/16 19:19:15 ID:/0o7J/CW
2日近く書き込みなかったのに二分でつっこみか
454名無しさんだよもん:05/01/17 12:43:31 ID:wUNweElm
きゃっ、観覧車が止まったわ。
橋本さんたちが心配だわ。

「祐君、電波で彼らの様子分からない?」
「そうだね……それじゃ、ちょっとやってみるよ」
??あり?そういえば電波で盗聴なんか出来るのかしら?
「ねぇ、祐君?そういえば電波で盗聴なんか出来るの??」
「出来るよ、ちょっと待ってもらっていい?なんなら外でも見物しててよ」
祐君はさも当然と言わんばかりにゴソゴソ体を動かしている……しょうがない、退屈だし外でも見ていよう
「さゆりちゃん、準備が出来たよ」
「ん〜、わかった……って何これ?」
「何って盗聴器だけど?まぁ、この手のイベントの小道具としては基本だと思うけど?ちなみに服のボタンに細工済み」
「いや、そうじゃなくってさ……祐君、電波で盗聴出来るって言ってなかったっけ?」
「うん、だから電波で盗聴しているんだけど……?」
……………orz
あ〜、そうか〜確かに盗聴器も電波受信しているよね……祐君=電波の図式が出来ちゃってて、話がかみ合っていなかったわ……
「それで、話の内容だけど、聞くの?聞かないの?」
「あ〜っと、聴く聴く……」
あたしは慌てて小型のヘッドホンを耳にあてた……

聞こえてきた内容は?
455名無しさんだよもん:05/01/17 12:46:58 ID:Z7rAtWkd
???
456名無しさんだよもん:05/01/17 14:16:54 ID:2HE2+Dos
447 名前:名無しさんだよもん 投稿日:05/01/14 03:49:10 /XkbPKGv
電波で盗聴なんて出来たっけ?

448 名前:名無しさんだよもん 投稿日:05/01/14 11:26:15 bC5D7cw3
できないね。


色々大混乱ですな。選択肢も無いし。
457456:05/01/17 14:18:14 ID:2HE2+Dos
上の文章見返してorz

大混乱はこっちの方だ。でも選択肢は?
458名無しさんだよもん:05/01/17 15:36:20 ID:sC/clk/I
>>454>>450 のつもり?
ならD
459名無しさんだよもん:05/01/17 20:24:49 ID:hcU5FxmA
454より

A 怖いよっと千紗が橋本に・・・
B 逆に橋本が千紗に。
C 二人とも不安がって。
D 貴重な体験だねって面白がって。
460名無しさんだよもん:05/01/17 20:43:56 ID:NKNN1JrE
B
461名無しさんだよもん:05/01/17 22:46:30 ID:Z7rAtWkd
>>459-460
いや、既に>>454も間違ってるからな。
>>445のDから続けないといかん訳だ。おk?
462名無しさんだよもん:05/01/17 23:37:00 ID:BY/Jq/00
>>461
いやいや、>>454はかろうじて観覧車がストップしたから始まってるし。
橋本達の様子が心配だから、様子を見ようとした、と考えればまぁチョット強引だけどOKじゃね?
>>459-460の選択でいいと思うが…。
まぁ、ここは選択スレってことで。

A.>>445のDからやり直し
B.>>460のBからスタート
463名無しさんだよもん:05/01/17 23:38:50 ID:NKNN1JrE
じゃDで
464名無しさんだよもん:05/01/17 23:40:03 ID:NKNN1JrE
違うAだ
465sage忘れスマソ:05/01/17 23:50:46 ID:BY/Jq/00
あたし達が観覧車に乗ってすぐのこと。
ガタリ!と視界が揺れたと思うと、観覧車が止まってしまった。

「え、あれ?どうなってるんだろ?」
「事故かな…それとも停電とか?」
「でも、ジェットコースターとかメリーゴーランドとか動いてるよ?」

あまり高くまで上がっていない観覧車からでも、それぐらいのものは見える。

「あれ?本当だね」
「どうなってるのかしら…」

あたし達の乗り込んだあたりに目を凝らすと、真相がわかった。
それは…

A.「はわわ〜、どうしましょう浩之さーん!」さっきの係員の女の子が慌ててる、原因はあの子みたいね。
B.「浩之ー、僕たちも乗ろうよー」「俺は休憩してるんだよ!」男の子が乗るか乗らないかで争ってる。片方が入り口に足をつっこんでるせいで止めるしかなくなったのね。
C.車椅子の人が乗ろうとしてる。なんだかドラマの1シーンみたいね。
D.「この観覧車は我々が乗っ取ったー!」なんで観覧車なんて乗っ取るのよ!?
E.ヘギョー!し、鹿が乱入してる!?
466名無しさんだよもん:05/01/17 23:53:17 ID:dfo8mstL
467名無しさんだよもん:05/01/17 23:53:33 ID:NKNN1JrE
468名無しさんだよもん:05/01/19 16:36:49 ID:S7jEAsgU
「本音を言うと、久弥をスレに出したかった。
 ある程度以上の出番があるキャラとして出したかった。
 すっごく出したかった。でも、選択肢も挟まずには出せんだろう…
 ましてや今の話の路線では…と言うことで選択肢に入れたのに…。
 ちっくしょぉぉぉ…。_| ̄|○」

「野球とかドラマとかジョジョとかヘルシングとか、
 ゲームとは全く違うジャンルに精通していると、確実に有利になります。
 どうやって有利にするかはヒミツ…というか、「自分は久弥が好きだから
 選択肢に久弥をたくさん出したり選んだりしよう」とか、そんなダイレクトな意味ではないです。
 この辺りの『取り入れ方』が感覚的にわからないと、選択スレへの適性自体が薄いかも…です。」

 いや、冗談ですよ。決して本気にしないでください。
469名無しさんだよもん:05/01/20 13:27:30 ID:atWxppoO
車椅子って誰?
470名無しさんだよもん:05/01/20 16:46:28 ID:qU8NGHTO
いくみん・・・は違うか
なんかなし本来健常なキャラでも事故ったとかなんとかでっち上げればいいだろう
471名無しさんだよもん:05/01/20 17:45:06 ID:QU14QpUp
>>車椅子
東鳩2に出てくるな
攻略対象ではないが
472名無しさんだよもん:05/01/20 18:55:23 ID:+Bw7llBY
車椅子って閣下のことかと思った。
473木田恵美梨:05/01/20 19:14:27 ID:hbOc1zev
観覧車の乗降口の所で、車椅子に乗った人──に付き添ってる人が、さっきの係員の女の子と何か話をしていた。
随分と真剣な表情で、話しているって言うよりは、何か訴えてる様な雰囲気に見える。
ドラマの1シーンみたいでかっこいいですね。って、ちょっとキャラが変わりかけちゃった。気を付けないと。

で、その車椅子の人なんだけど、


A.病欠してるはずの、クラスメイトの神尾さん。付き添いの人は…お母さん?
B.昔スポーツ雑誌で見た覚えのある中性的な男の人。付き添いの人は…看護士(婦)さん?
C.ちょっと厳つい雰囲気のお爺さん。付き添いの人は……あたしより胸が大きそうな、非処女っぽい人。
D.隣のクラスの、学校のアイドルの須磨寺さん。付き添いの人は、短めの髪を片側で縛った可愛い子。


で、話してる内容に耳を傾けてみると…


a.やっぱり車椅子の人を乗せてほしいって交渉してるみたい。
b.なんだかこの観覧車に乗ってる人に用があるみたい(4人から指定)
c.なんだか「早くここから逃げろ」みたいな事を言ってる。まさかまた事件!?
474名無しさんだよもん:05/01/20 19:28:27 ID:qU8NGHTO
C.c
475名無しさんだよもん:05/01/20 19:29:03 ID:lEkJ+Qq8
Bc
476名無しさんだよもん:05/01/20 19:30:21 ID:lEkJ+Qq8
orz

むしろ、木田_……人の運命イジクルな
477名無しさんだよもん:05/01/20 20:08:24 ID:PnErh7B1
厳つい老人って、蝉丸のこと?
478名無しさんだよもん:05/01/20 20:29:29 ID:SkoSYhss
老蝉丸の事だろうと思われ

木田恵美梨って名前欄に入れると、恵美梨の自分語りみたいだからやめれ
479名無しさんだよもん:05/01/21 01:58:14 ID:m6lBuMug
非処女っぽい人warota
480名無しさんだよもん:05/01/21 23:39:47 ID:XottmtL7
>>476
まあ、先に漏れ等の方が恵美梨の運命をイジクリ回したんだから大目に見てやれw 停滞状態も打破してくれたんだし。
漏れなんか恵美梨スパイラルでは八回も選択しちまったぜフゥーハハハァー
481名無しさんだよもん:05/01/21 23:58:46 ID:7rr0m+x+
キッ、キサマかー、何度も……何度もぉぉっ!!

あっ、あやまれ、なんだかしらんが雅史に尻掘られながらみんなにあやまれぇぇっ!!
482名無しさんだよもん:05/01/22 15:29:34 ID:0efSK0VS
A
483名無しさんだよもん:05/01/22 19:54:45 ID:rg6PHEuh
Df一択だろ、ここは
484名無しさんだよもん:05/01/22 22:21:04 ID:X0FcHMGQ
Rp
485名無しさんだよもん:05/01/22 23:20:34 ID:zXF9uszx
486名無しさんだよもん:05/01/22 23:53:11 ID:W940Rvzq
>>482-485
ち、ちょっと待ってくれ!何なんだその選択は?
メル欄に何か書いてるのか?携帯からだとさっぱり解らんぞ!
487名無しさんだよもん:05/01/23 00:05:11 ID:kq3i+Mh3
俺パソから繋いでるけど俺にもわからん
何だろ?
488名無しさんだよもん:05/01/23 00:10:48 ID:x8JwGYx8
ただの脳内選択肢を選んだだけだろう……

へギョー、なんというかそのフォーマット盛り下がるー
489名無しさんだよもん:05/01/23 10:34:22 ID:LhZXr+T3
>>477-478
結局は書き手次第だけどな
たとえば満身創痍のセバスと綾香でもいいんだし
490名無しさんだよもん:05/01/23 21:45:56 ID:x8JwGYx8
あたし達は話してる内容に耳を傾けてみるた……
すると、なんだか「早くここから逃げろ」みたいな事を言ってる。まさかまた事件!?
そのまま他の係員達が集まってくる……なにやら、慌しい……なんだろう?
見れば周囲のゴンドラの中の人たちも不安そうな顔をしてしたを見ていた。
「ねぇ?祐君……何が起こってるんだろう?」
「さぁ……事故……かな?」
「まさか、これもドッキリじゃないよね」
「ううん、これは違うよ……いくらなんでも他の人に迷惑がかかりすぎるからね」
♪♪♪♪♪♪……
あたしの携帯が鳴った……着信は……橋本さんからだ
『お〜い、そっちの状況はどうなってる〜〜?』
「あっと、別段……なんにも出来ない……」
『下の状況とかって判る?こっちは死角になっててよくみえないんだわ』
「う〜ん、なんだかみんな集まってるみたい……車椅子のおじいさんが来てから様子がおかしいみたい」
『車椅子?』
「うん、あとその連れ合いの女の人もいる……」
『う〜む、よくわからないな……もめてるのか?」
「そんな感じじゃないみたい……なんだか深刻?」
『……よくわかんないか……まあいいや、どうせこのままじゃ何も出来ないし』
「そうだね……様子見たほうがいいかも」
『じゃ、切るわ』
491名無しさんだよもん:05/01/23 21:46:05 ID:x8JwGYx8
ツーツー
携帯が切れる、あたしもしょうがないのでボーっと空でも見上げていようかな〜
「さおりちゃん、動きがあったみたい」
「えっ?ホント?」
あわてて下を見やる……見ると、警察官らしい人たちがココを中心に大勢駆け寄ってきた。なんだろう?

そして、ゴンドラのスピーカーから放送が流れてきた……その内容は

A この観覧車に爆弾が仕掛けられている
B 銃を持った殺人犯が逃げ込んだ
C 同敷地内で公演中のサーカスの猛獣達が逃げ出した
D テロ……お前らは人質だ
492名無しさんだよもん:05/01/23 21:50:15 ID:y7dbdyUm
D
493名無しさんだよもん:05/01/24 00:52:19 ID:ZAtnnkYp
『観覧車に乗っている諸君、あなた方の命は我々の手中にある』
 観覧車の中に備え付けてあるスピーカーから、突如そんな放送が流れてきた。
「な、何これ……?」
 あたしは祐君に視線を送る。
 祐君もこの不測の事態をよく理解していないようで困惑顔だった。
 あたし達が状況をよく理解できないのに放送は無情にも続いていく。

 放送の内容はニュースなどでありふれたテロリストの言動がそのまま複写されたかのようなものだった。
 スピーカーから流れてくる『人質』という単語が、容赦なくあたし達に現実を突きつける。
 どうやらテロリストらしいスピーカーの声の主が散々自分の考えを主張した後、最後に付け加えた。

 我々の主張を受け入れないのならば、人質の命は保証しない――――と。

 命の保証はない……その言葉に心臓がどくんと鳴った。
 死という単語があたしの頭の中によぎる。
 あたし達の乗っているゴンドラはもう高さ十分。逃げることも出来ない。
 だんだんあたしに恐怖がわいてきた。
 死ぬ。怖い。死ぬ。怖い。死ぬ。怖い……!!
「……沙織ちゃん?」
 急に名前を呼ばれて、はっと顔を上げた。
 すると祐君が心配そうな表情であたしを見つめている。
 どうやら自分でも気づかないうちに震えていたらしい。
494名無しさんだよもん:05/01/24 00:53:57 ID:ZAtnnkYp
「ゆ、祐君……」
「大丈夫。僕が付いてるから、落ち着いて」
 祐君はそう言ってあたしの手を優しく握った。
 祐君の温かな体温があたしに伝わってくる。
 あたしは気持ちを落ち着けるために深く息を吸った。
 そして自分に言い聞かせる。
 自分は大丈夫、普段のドッキリのおかげでこういう状況でも落ち着いていられる。
 何度も自分に言い聞かせたところで息を吐いた。

 ……落ち着いた。
 ほんの数十秒間体を休めただけなのに心は妙に落ち着いてしまった。
 落ち着いたところで……どうすればいいんだろう?
 今あたし達に出来ることなんて殆どない。それに逃げることすら叶わない。
 そんな状況であたし達がまず最初にやるべきことと言えば……

A なんとかゴンドラから脱出できる方法を考えること
B 橋本さんたちと再び連絡を取ること
C 相手の主張や自分たちの置かれている状況を再確認すること
D 下の係員の人たちはどうなっているか様子を見ること
E これが月島さんたちによる新手のドッキリである可能性を吟味すること
495名無しさんだよもん:05/01/24 00:55:14 ID:ycKK3bYz
E
496名無しさんだよもん:05/01/24 12:58:51 ID:ls4iJKYw
もう一度考えてみよう。
今、あたしたちは、テロられたわけね。
でも考えてみて。一日に二回もテロがあると思う?
答えは否。
ないわね。
ということは、これはやっぱり月島さんたちのドッキリの可能性が強いわね。
うーん、月島さんちに電話したときにばれっちゃったのかなぁ。
盗聴されていたのかも・・・。

そんな結論に至りあたしは
”祐君におもいっきり甘えちゃえ。”
っと思った。

A 祐君。恐い、抱いて、とストレートに。
B 泣いて母性本能をくすぐる。
C 取り乱してみる。
D 思い出話をはじめる。1999年にね人類が滅びるってあったでしょ。でも大好きな人となら・・・
497名無しさんだよもん:05/01/24 13:26:44 ID:KoSBo48O
d
498名無しさんだよもん:05/01/24 19:27:28 ID:yqlPuzPE
ドッキリなんだから身に危険はないわ。

でもこれに気がついているのはあたしだけみたいだから、これを利用しちゃえ。

「ねぇ、祐君。1999年七の月に恐怖の大王がって話があったでしょ。あれを聞いたとき、まだ死にたくないって思ったんだ。
どうせ死ぬなら大好きな人の胸の中で死にたいなって。

祐君、怖いよ。死んじゃうのかなぁ。」


それを聞いた祐介は

A 抱く
B 抱く
C 抱く
D 抱く

新しい選択形式だな。雫の最後の真似ね。

一応

E その他
499名無しさんだよもん:05/01/24 19:31:58 ID:mFYmtIvA
e
500名無しさんだよもん:05/01/24 19:49:48 ID:ZAtnnkYp
その形式ははるかの世界であったような気がしないでもない
501名無しさんだよもん:05/01/24 21:49:31 ID:9ePWdMa2
「さ、沙織ちゃん……」
「祐君……」

そっと、祐君の両手が優しくあたしの肩に置かれる。
あたしを見つめる瞳はちょっと戸惑いを浮かべているけど、どこか熱っぽい。
いける!
あたしは勝利を確信した!
月島先輩ありがとう! 事が済んだら散々みんなに冷やかされそうですけど、もう大目に見ます。
橋本先輩もありがとう! 先輩があたしに塚本先輩の事を相談してくれなかったら、この展開は無かったです。

「沙織ちゃん……」
「うん………」

祐君の瞳がますます熱っぽさを増してくる。
少しずつ近付いてくる祐君の瞳、頬、唇。
ドッキリ万歳! 吊り橋効果万歳!
お父さん、お母さん。沙織は今から女になります!

ファーストキスまで後5センチ……4センチ……3センチ………


502名無しさんだよもん:05/01/24 21:50:33 ID:9ePWdMa2

───ガシャァンッ!!

「うぁッ!!」
「祐君っ!?」

突然、ガラスの割れる音がした。
何が起こったのかって思う前に、祐君があたしを押し倒した。
ううん違う。正確には、祐君があたしの方に倒れてきた。
突然の出来事に対応できなかったあたしは、そのまま狭いゴンドラの床に背中を打ち付ける。

「痛た……って、祐君っ!!?」
「ぐっ………」

見上げたあたしの視界に真っ先に飛び込んだものは、何故か左肩から矢を生やして、苦痛に表情を歪める祐君の姿だった。
傷口からは真っ赤な血が流れている。

「祐君! しっかりして大丈夫!? 祐君!!」

『言ったはずです。貴方達の命は我々の手中にある、と』

不意に、ノイズ混じりの声が聞こえてきた。

『何を思っての行動だったのかは理解しかねますが、あまり我々、“トゥスクル”を刺激しない事です。
御理解頂けましたら、今後は我々の目的が達成されるまで大人しくしていてください』

それだけの事を一方的に通告して、すぐにテロリストからの通信は途絶えた。
503名無しさんだよもん:05/01/24 21:51:25 ID:9ePWdMa2

あたしの全身から血の気が引いた。
割れたガラスは何も映してくれないけど、きっと鏡を見たら、あたしの顔は真っ青になってるだろう。
何? まさかこのテロ騒ぎ、ホンモノなの?
月島先輩達の仕掛けたドッキリじゃないの?
だとしたらまさか………

A.バスジャックもこれもどっちも本物のテロ!? そんな偶然ってあるの!?
B.バスジャックの方が月島先輩達のドッキリで、こっちは本物のテロ!? ど、どうしよう……!
C.バスジャックの犯人達とこのテロリスト達って、同じグループの連中!?
D.視点変更、車椅子の老人達
E.視点変更、テログループ“トゥスクル”(要うたわれキャラより人物指定)
504名無しさんだよもん:05/01/24 21:54:36 ID:WLdeyYuH
C
505名無しさんだよもん:05/01/25 00:13:17 ID:0kOwovil
まさか、バスジャックの犯人達とこのテロリスト達って同じグループの連中なの!?
だとしたら、そんな危険なバスで着いた遊園地で楽しく遊ぼうと考えた自分を責めるべきかしら。
いや、そんなことを考えてる場合じゃないわ。
冷静になれ、冷静になるのよ、あたし。
バスジャックの犯人達を思い出してみる。
警察(今となってはこれも意本物かどうか怪しいけれど)に引き取られた時も覆面をしてたから、顔とかはわからないけど3人組の男。
そして、今いるテロリスト達…こっちは犯人の声とトゥスクルという組織名、そして観覧車の中を監視して狙撃する矢の使い手がいることしかわからない。
この2つの事件をを結ぶ手がかりなし。
というより、そんなことを考える意味自体ないような気もする。
そう、今考えるべきは、この状況から助かる方法、それのみ。
有効なのは、やっぱり電波だと思うけど…。
祐くんは負傷してる上に、犯人の正確な居場所もわからない。
無差別で電波を放てば、あたし達も橋本先輩や千紗ちゃんもただじゃすまない。
本当に究極的な最終手段と考えるべきね。
だとすると…

A.他の観覧車の乗客と協力して、テロリストと戦うことを考えなくちゃ。
B.この事態を予見していた車椅子の老人となんとか結託できないかしら。
C.月島先輩たちが偶然にもこの事件を解決してくれることを祈るわ。
D.バスジャックもテロもドッキリだと信じるしかないわね。
E.おとなしくしてるしかないわ。何かチャンスがくるかもしれないもの。
506名無しさんだよもん:05/01/25 00:15:56 ID:fbpUTXsl
d
507名無しさんだよもん:05/01/26 01:48:11 ID:YEAdaGNX
どこまで斜めに突き進む気だw
508名無しさんだよもん:05/01/26 18:14:30 ID:stDBapto
とことん楽観的に突き進むさおりん萌え(*´Д`)
509名無しさんだよもん:05/01/27 17:32:50 ID:GSK1cFA/
はははっ、手の込んだドッキリね。
あたしはそう判断した。
きっと祐君もドッキリなのよ。
・・・

しかし祐君からは確かに血が流れていた。
そのときあたしは

A.戦う
B.特技(電波)
C.祈る
D.防御
E.道具
F.バスジャックもテロもドッキリだと信じる。
510名無しさんだよもん:05/01/27 17:40:14 ID:5ShfXanp
f
511名無しさんだよもん:05/01/27 18:27:48 ID:UiIMWjLO
さすがに混沌としてきた……打ち切り間近か?
それとも奇跡の逆転良ネタ投入か?
512名無しさんだよもん:05/01/27 22:57:25 ID:MPT2hwVQ
まだ「引き」の最中だと信じている
513名無しさんだよもん:05/01/27 23:23:20 ID:rIjb96rH
 ……ここであたしは考えた。考えに考え抜いた。
 あたしがこの先生きのこるにはどうすればいい?
 答えは簡単、死ななければ良い。
 落ち着いて今後の作戦を立てるわよ。

 まず、このままテロリストの言うとおりに大人しくしている。
 →この手のテロリストは人質を見せしめに殺す

 100%死ぬ・ゲームオーバー

 それが駄目ならゴンドラから何とか外に飛び出してみる。
 →この高度でしかも下はコンクリート、落ちれば100%助からないしそんなことする前にテロリストがあたし達を殺す

 100%にさっきの100%を足して200%死ぬ・ゲームオーバー

 ……だったら実は今までの事は全てドッキリだったと考える。
 →そんな可能性はたぶん有り得ない

 ちょっと待って、”たぶん”ということは100%じゃないかもしれない。
 有り得ない可能性が99.999%だったとして、そうすれば0.001%助かる!

 ……見えた! あたしの助かる方法!
 あたしが助かるのならその0.001%に……全てを賭ける!!
514名無しさんだよもん:05/01/27 23:24:49 ID:rIjb96rH
 そう考えると段々楽になってきた。
 バスジャック? 月島さんならやりかねない。
 テロ偽装? 月島さんならやりかねない!
 矢で狙撃? 月 島 さ ん な ら や り か ね な い !
 そうだ。これは皆月島さんが仕組んだことだ。
 そうだ、そうに決まった。そうに違いない。
 おそらく月島さんは何らかの方法であたし達が遊園地にいるという情報を入手し、
 そしてこんな壮大なドッキリを仕組んだわけよ。
 もしかしたら橋本さんもグルかもしれない。
 だいたい橋本さんのようなキャラがあんなカッコイイ活躍なんて出来るはずがない。
 バスでのあれは絶対に桜。丁度三人だし月島さんと川澄さんとみさきさんの仕業。
 千紗ちゃんにいいところを見せようと橋本さんが頼んだんだ。絶対にそうだ、そうに決まった。
 よし、これであたしは大丈夫。0.001%助かる!
 そしてそれまであたしがやらなくちゃいけないことは……

A 祐君の様子を見ることだ
B 外の景色を見回してプラカードとビデオカメラの場所を確認することだ
C このまま大人しく騙された振りしてることだ
D もうばれているとの電話を月島さんにすることだ
E 橋本さんたちの事を考えることだ(視点変更・橋本&千紗のゴンドラへ)
515名無しさんだよもん:05/01/27 23:26:08 ID:k7d6FIYf
D
516名無しさんだよもん:05/01/27 23:52:35 ID:UiIMWjLO
♪♪♪♪♪……
あたしは月島さんの携帯に電話をかけた……
もうバレバレ、そろそろ他のお客さんにも迷惑がかかるし、そろそろやめてもらおう
うん、ドッキリ失敗ハイ残念賞
♪♪♪……ピッ!
「ゴホッ、ゴホッ……もしもし月島ですが……沙織くんかい?すまないね、ちょっと風邪をひいちゃってね……」
「またまた、月島さんったら〜、ドッキリバレバレですよ……他の人にも迷惑かかりますし、そろそろ撤収してください」
「ゴホッ?……何を言ってるんだい?ドッキリなんて僕はしらないよ?あ〜、そう言えば病院内で携帯は拙いなぁ……」
「またまたとぼけちゃって〜うまいんですから〜遊園地でこんなにも大々的にしなくったって」
「???、何を言ってるんだい?遊園地で大々的に?……いくらなんでもそんなにお金は持っていないよ?」
ピンポンパンポン……お待たせしました、整理番号25番月島様・整理番号25番月島様……第三診察室へお入りください……
「ごめん、呼ばれたみたいだし、やっぱり、病院内で携帯は拙いから電源切るね……それじゃ」
ツー・ツー・ツー……
「………」
あれ?なんで?おんやぁ〜?どうして、どうして僕たち出会ってしまったの〜……
orz……あたし、何がやりたかったのかな?

ドッキリ・ドッキリ・ドッキリ

A 銃弾がゴンドラの窓をぶち破ってドッキリ
B 祐君が、抱きしめてきてドッキリ
C 橋本さんが千紗ちゃんにしがみついたのを目撃してドッキリ
D いきなり、対テロ特殊部隊の無線が盗聴器に流れてきてドッキリ
E ドッキリしすぎてキュレイ・シンドローム発動
517名無しさんだよもん:05/01/27 23:55:58 ID:+6/Ku61H
518名無しさんだよもん:05/01/27 23:56:42 ID:hPq6QfZX
519名無しさんだよもん:05/01/28 00:16:39 ID:TNIcXLWy
キュレイ・シンドロームとは何ぞや?
520名無しさんだよもん:05/01/28 00:33:28 ID:7j4o9+uv
ID:UiIMWjLOが責任とって書いてくれるさ
521名無しさんだよもん:05/01/28 09:08:05 ID:FrWYmXOy
シンドロ−ムは確かインフィニティ・シリーズの7の方だな…
17の方はウイルスだったな

……11はあれは一体何だった?
522名無しさんだよもん:05/01/28 10:54:53 ID:yFXN8VAS
性病みたいな名前だな
523名無しさんだよもん:05/01/29 13:34:33 ID:cNKWsnzS
>>519
調べてみたら以下のような物だった。

過去の事実を過去と認識した時点で、その事実は過去の出来事として確定される。
妄想を信じ込ませて、現実として認識したら、事実になる。

つまり夢オチ。
524519:05/01/29 14:53:06 ID:dGVh6j6l
む。dクス>>523

しかし哀れなり老蝉丸(仮)&高子(仮)。
折角の貴重な出番だったのにな…。
525名無しさんだよもん:05/01/30 19:30:59 ID:ZdRU6ESr
ドッキリしすぎてキュレイ・シンドロームが発動しちゃった
目を開けると綺麗な眺めと祐くんがいる、もちろんテロも何も起きてない
そうよ、平穏な世界で祐くんとラブラブ、これこそ私が認識したもの、そして真実
「祐くん、好きだよ…」

「う、うう…傷口が傷む……」
さっきから沙織ちゃんは妄想の世界に逃げ込んでしまったようだ。
いや、沙織ちゃんが認識した真実は平和な世界で僕と楽しく過ごすことなのだろう。
だけど僕が認識している事実はいまだにテロリストに狙われたままだ。
ズキズキと矢の痛みが僕を蝕んでくる、だんだん意識が朦朧としてきた。
「今から観覧車の一つを爆破する、我らの主張が…」
なんだかテロリスト物騒なことを言い出してみるみたいだけどもう僕にはどうしようも出来ない。
僕は薄れゆく意識の中で

「どうか、二度とこのようなことが起きませんように」

そう、願った。


A 終了
B 空気を読まずに続ける
C いくつか前の選択肢から続ける(1〜5個前のどれかを指定して)
526名無しさんだよもん:05/01/30 19:38:58 ID:A8ztV5ZP
B むしろ無理やり終わらせるほうがまずいと思う
527名無しさんだよもん:05/01/30 20:40:11 ID:lzkTXX05
「………なる政府への警告なのだ!!」
そんな感じの声がスピーカーで増幅されて聞こえる。

そして次の瞬間――
閃光、衝撃、爆音。
一瞬の意識喪失を僕は悔やんだ。
凄まじい振動が上下左右にゴンドラを揺さぶる。
くそ、不味いぞ。頭とかを打たないように沙織ちゃんをかかえ、伏せた。
「ぐ…!」
左肩が痛む。その痛みだけで朦朧としてしまいそうだった。
ただ、アドレナリンだかなんだかのせいか意識は何とか切れずにいる。
「爆破…されたのか…」
伏せたままヒビの入ったガラス窓を注視する。そこにはアスファルトと売店と遊具の山。
…地面?傾いているのか、この観覧車!!
どうする…どうする!?無機物相手じゃ僕の能力も…

A ゴンドラ内の地面と反対方向に移動して何かに掴まって…
B そうだ!子供の味方、ガ○ラを呼ぼう!!
C なんで僕はダイハードみたいな目にあってるのか冷静に考えてみる。
D もう一方の窓に筋肉質の男性が張り付いている。…誰?
528名無しさんだよもん:05/01/30 20:42:11 ID:A8ztV5ZP
C
529名無しさんだよもん:05/01/31 18:23:12 ID:FcDEbgD5
なんでこんな目にあうんだ。

こんなダイハード2みたいな目に。

何かがおかしい。
このデートはおかしい。

とするとこのデートに誘った沙織ちゃんが原因か。

そうか、沙織ちゃんのせいで僕がこんな目に。

瑠璃子ちゃんにふられたのも沙織ちゃんのせいに違いない。

沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。沙織ちゃんのせいだ。
530名無しさんだよもん:05/01/31 18:24:00 ID:FcDEbgD5






??
???

ん?

こんなこと考えたことないぞ。
沙織ちゃんはいい人だ。
誰だおまえは。

「ふっふっふっ。俺はおまえだ。おまえの中のもう一人の俺だ。おまえが棄てた悪の部分。
さあ私を認めろ。おまえは私、私はおまえなのだ。ひとつに戻るのだ。」

おまえなんて知らない。
でも融合したらパワーアップするかも。
でも融合したら自分が自分でなくなるかも。

A 負の自分を認める。
B もう一人の自分なんていない。
531名無しさんだよもん:05/01/31 18:24:45 ID:Xv+VKQC0
A
532名無しさんだよもん:05/02/01 18:57:07 ID:dHvqh1IZ
>>531レス早すぎだろ。45秒てw
533名無しさんだよもん:05/02/01 22:16:17 ID:HXSz507s
真っ暗闇の空間。その中にぽつんと自分が立っている。
まるで鏡だ。手を伸ばす。同じように手が伸びてくる。
「さぁ…認め合おう兄弟。コインの裏と表が一つになるんだ、素敵だろう」
そんなのに興味はないね。ただ、この絶体絶命の状況から逃れる可能性があるならそれに縋るだけさ。
「つれないねえ。まぁいいさ」
手と手が触れ合う。その瞬間、冬場に車に触れたときみたいな衝撃が僕を襲った。
流れ込む負の感情。流れ行く正の感情。
いや…流れ行くってのは違う。
「混ざってる、って言えばいいんだよ」
うるさい。もっといい表現を探してたんだ。
「はは。まあいいじゃないか。どうせ…これから一つになる身だ…」
そして…

僕は慌しく落下しつつある観覧車の中にいた。
ただ恐怖はもうない。なぜなら僕は…

A アメリカ合衆国大統領なのだから!!
B 僕の背中には羽がある。のだから!!
C 生への未練を超越したのだから!!
D テレポート能力を開眼したのだから!!
534名無しさんだよもん:05/02/01 22:24:09 ID:F8sllLEQ
A
535名無しさんだもぅん:05/02/01 22:44:59 ID:eCBG1uBN
テロには屈しないってか?
536名無しさんだよもん:05/02/01 23:01:31 ID:lo0HdcgH
まさか世界征服とクロスするのか?
537名無しさんだよもん:05/02/01 23:11:33 ID:cW9aKlMd
アレキサンダー・D・グロリアが憑依したw
538名無しさんだよもん:05/02/01 23:16:29 ID:OfPLGl3v
ちっ、魔王雅史が選択になかった……
539名無しさんだよもん:05/02/02 00:09:05 ID:xb9yreTs
妄想にとりつかれただけでは真っ赤なトマトになる運命は変えられないと思うが…
540名無しさんだよもん:05/02/02 00:27:20 ID:nPMLZCY+
A→大統領なのでとっさにリサと宗一が助けてくれる、かも?
B→本当に翼が生えたなら飛べるだろう
C→普通にお陀仏
D→言わずもがな

可能性としてはこんなところか…
541名無しさんだよもん:05/02/02 03:07:28 ID:UrK+Co1T
そう…僕こそアメリカ合衆国大統領なのだから!!
ならばこの場で死する事はあり得ない。なぜなら…僕は(ry

どがーん!!
観覧車が倒壊する。満足げにそれを見た男は、マイクを口元へ寄せ、若干高調した声で叫ぶ。
「これで我々がいかに本気が理解してもらえたと思う!これから再度要求を述べさせてもらう。
 その解答如何では、更なる犠牲が生まれる事は覚悟してもらおう」
部下に目配せをする。細かい要求をメモした紙を取ってもらおうと。
だが…その部下は立ち尽くしまま動かない。
「どうした、鹿児島?」
あらかじめ用意した偽名で呼びかけるが、返事はない。舌打ち一つ、マイクの電源を落として台にかけなおす。
「ほら、メモだよ。早く…」
振り向きざまに催促する。しかし返事が聞かれることはなかった。
生気をなくした部下の顔。おかしい、と思ったその時、哀れな鹿児島は壮絶かつ唐突にうつむけに斃れこんだ。
「な…」
その向こうに見知らぬ人影一つ。…いや、その言い方には誤謬があった。
見覚えなら、ある。それも頻繁にテレビに映っている顔だ。
「ナガセ大統領…!?」

目の前のテロリストが呆然と呟く。
それもそうだろう。Lv1で街を出たら敵の大ボスが現れたみたいなもんだ。
あの融合が果たされた一瞬…本来あり得ない事態に、時空その物が震え…一瞬、全ての運命だか因果が遊離するのを感じた。
トーナメント表を思い浮かべるといい。様々なチームが戦い、その数を減らしながら線をつたい上へ上へ上っていく。
あの一瞬、それらの線がすべて断絶した。そこに裏だか表だかわからないけど、
僕の意識が介在し、僕は47代合衆国大統領への枠へもぐり込んだのだった。
だからといってあの観覧車から脱出できる理由にはなってないだって?何を言うやら…
今の『俺』は“アメリカ合衆国大統領”なんだ。それもインディペンデンスデイとかメタルウルフカオス寄りの。
気絶した少女ひとり救い出せず無駄死にする大統領など…存在しないのだ!!
だから割れかけのガラスを蹴破って巨大トランポリンで着地して、跳ねてコーヒーカップに座っていたのも必然!
知り合いの犠牲?そんなもの…(軽いタメイキ)、僕は(ry
542名無しさんだよもん:05/02/02 03:08:28 ID:UrK+Co1T
「貴様…!」
突発的に目の前のテロリストがナイフを引っ掴み切りかかってくる。
だが動じる事はない。
「……ッ!?」
ぴたりとテロリストの動きを止める。電波能力はそのままだ。
意思を持つもの相手なら僕に敵はない。
そのままにしておき懐から携帯電話を取り出す。
コール先は――ペンシルヴァニア・アヴェニューの白い館だ。
「やぁ、国務長官。いまちょっとトラブルに巻き込まれてね。ヘリを出すように横田に言ってくれないかな」
あとは適当なやり取り。
さて――概ね巧くいったみたいだ。何でこんな事になったかは全面的にクエスチョンマークだが…
この世は結果の方がが大事だしね。
さて…沙織ちゃんを迎えに行くか。そろそろ目も覚めてる頃だろう。
そうおもってはたと立ち止まる。
そういえば…運命の改編中…沙織ちゃんの位置も結構ずらしちゃったような…気が…
何だっけ?

A ファーストレディ
B 美貌のエージェント
C 旅の人形使い
D 電波使い
E 違う、そんなんじゃない! (適当に指定)
543名無しさんだよもん:05/02/02 03:24:37 ID:scyIiTVN
E
マジカルさおりんでお願いします
544名無しさんだよもん:05/02/02 08:31:12 ID:7EkrpbRF
そう、瑠璃子さんには振られてしまったけど僕には沙織ちゃんがいる
その沙織ちゃんが間違った事実を認識してあっちの世界に旅立つなんて耐えられない
だから僕は生まれ変わってもらったんだ、新しい沙織ちゃんに、そう…

魔法少女マジカルさおりんとして

僕の傍らで気絶している沙織ちゃんは手にステッキを持ちその服装は……

A バニーガールだった
B スクール水着だった
C ……全裸だった
545名無しさんだよもん:05/02/02 08:31:58 ID:OL6Ash7X
B
546名無しさんだよもん:05/02/02 08:51:41 ID:DicKMs2e
キッ、貴様ぁーっ!

なっ何故Cを…Cを選ばなんだ〜Orz

うわぁぁぁ〜〜ん、ドラえも〜ん
547名無しさんだよもん:05/02/02 11:51:39 ID:nPMLZCY+
あれ〜?
うたわれメンバー出番無い〜?
548名無しさんだよもん:05/02/02 18:46:39 ID:7EkrpbRF
濃紺の生地に胸には白い布に黒マジックで「さおり」
今は失われた旧タイプのスクール水着に肉体を包まれた沙織ちゃんが倒れている
何故魔法少女のコスチュームなのにスクール水着なのかって?

僕の趣味にきまってるじゃないか

もう沙織ちゃんは今までの沙織ちゃんじゃない
僕が着せてあげたマジカルスクール水着とステッキで
魔法少女マジカルさおりんとなったのだ
「きゃっ、何なのこの格好、恥ずかしいよ」
目が覚めた沙織ちゃんは自分の格好を知って身体を隠すようにうずくまっちゃった
「やだ…みんな見てる……」
遠巻きにスクール水着の沙織ちゃんを見るギャラリーが増えて中には写真を撮ってる人もでてるみたい
そりゃ、遊園地の真ん中でスクール水着に魔女っ子のステッキを持った女の子が現れれば騒ぎも起きるよね
「当然だよ、そういうコスチュームにしてあげたんだから」
「そんな…どうしたのよ祐くん」
「僕は目覚めたんだよ、本当の自分にね」
「君はスクール水着姿を見られて感じる羞恥心を魔力にする魔法少女、マジカルさおりんになったんだよ、君の使命は……」

A もてない3人の男に彼女を作ってあげることさ(人物指定)
B もてない3人の女の子に彼氏を作ってあげることさ(人物指定)
C 僕の性欲処理奴隷さ
549名無しさんだよもん:05/02/02 18:55:29 ID:Jh7OK0ax
c
550名無しさんだおー:05/02/02 19:55:08 ID:TdHUI+Bx
羞恥心を魔力にするなんてアルティメットガールみたいですね。
551名無しさんだよもん:05/02/02 20:04:00 ID:nPMLZCY+
よくわからん展開だ…
552名無しさんだよもん:05/02/02 23:16:52 ID:C+FpDdMk
……魔王雅史にとりつかれてるか何かじゃねえか?
553名無しさんだよもん:05/02/02 23:21:51 ID:sFyXGNAx
A
554名無しさんだよもん:05/02/02 23:36:18 ID:qCYsEsp1
沙織です。事態についていけないとです…。沙織です…。

観覧車が倒れて無事だったのは祐くんが助けてくれたからと思ったのに。
わたしはなぜかスクール水着を着ていて、濡れ鼠だった。
う…水でちょっと締まってる…きついよ…。
こんなかっこを、祐くんにみんなに見られちゃってる!
写真にとられちゃってる…!やだ、やだやだっ!
ステッキを両手でにぎりしめてうずくまったわたしの耳に、
祐くんの言葉が響いてきた。

「僕は目覚めたんだよ、本当の自分にね」
「君の使命は……」
「……僕の性欲処理奴隷さ」

「祐くん、何を言って・・・」
「試してみようか」
「え」
祐くんがちらりと視線を送ってくると、あ、ああああああ。
「あ、いや、これ、…」

A 「電波で感度をいじってあげたんだ。とりあえずイッちゃってよ」
B 「猫耳としっぽを生やしてみたよ。萌え!」
C 「ふたなりになった気分はどうだい?」
D 視線の先には『ドッキリですた』の立て看板が!そんなのアリ!?
555名無しさんだよもん:05/02/02 23:37:26 ID:FIbcCzQn
556名無しさんだよもん:05/02/03 00:05:45 ID:6nJgLSrL
557名無しさんだよもん:05/02/03 00:38:04 ID:Ad01FHQC
なんかあたしのお尻と頭がムズムズする
触ってみると…何これ?耳とシッポ?
「スクール水着で猫耳しっぽの魔法少女の性欲処理奴隷……まさしく萌えだね」
そんな…今でも恥ずかしいのに、こんな晒し者にするなんて……
「祐くん……ひどいよ……どうしてこんなことするの?」
「『祐くん?』」
祐くんはあたしを睨んで、電波を頭に流してきた
その瞬間、あたしの頭がおろし金で下ろされたような感覚に襲われた
「いやぁ!!!何で?どうして?祐くん?!!!」
「口の利き方に気をつけるべきじゃないか?君は性欲処理奴隷なんだよ、僕を呼ぶときは『ご主人様』だろ!!!」
「あ、あ、ああああああぁぁ!!!わ、分かりました、分かりましたご主人様、どうか電波をやめて下さい!!!」
あたしは泣きながら必死で祐くんに懇願した、これ以上流されたらあたし壊れちゃうよ!!!
「ふぅ、どうやら沙織ちゃんは自分が性欲処理奴隷って自覚が足りないみたいだね、それじゃあ……」

A ちょっとそこの広場でオナニーショーでもしてもらおうかな
B あそこに立っている男に犯されてこい(人物指定)
C とりあえずこのまま遊園地でデートを続けようか
558名無しさんだよもん:05/02/03 00:39:36 ID:T+2TRSYx
C
ネコミミ&スクミズでデートってのもある種の羞恥プレイだよな
559名無しさんだよもん:05/02/03 12:20:30 ID:kE9CACBQ
テロリスト放置プレイ

あるいは汁男優
560名無しさんだよもん:05/02/03 13:03:54 ID:YzjPDbX0
大統領がスキャンダルで報道され捕まるオチ…?
561名無しさんだおー:05/02/03 13:20:18 ID:Sc/ct2Kv
クリキントン
562名無しさんだよもん:05/02/03 13:28:57 ID:Ad01FHQC
「う…うぅ……恥ずかしいよう……」
あたしと祐くんはさっきまでの様に遊園地でデートを続けました
違うのはあたしのスクール水着にネコミミ+しっぽという格好と、それを見る好奇の視線です
あたしを遠巻きに眺める人やカメラで写真を撮る人の数はますます増えてきました
「すげえカッコだな、何かのアトラクションか?」
「あんなエロいコスで遊園地に来るなんて、露出狂だな」
「ハァハァ、こ、今晩のオカズはあの娘のスクミズで決まりなんだな」
祐くんがつけたネコミミが普通なら聞こえるはずがない距離にいる男たちの声を捉え、あたしの耳に入ってきます
「やだぁ……もうやめてよぉ……ご主人様」
「何言ってるんだい、まだまだお楽しみはこれからなんだよ」
涙目で訴えたあたしのお願いは簡単に否定されました。
「次はどこへ行こうかな」

A 「ヒーローショーをやってるみたいだね、行ってみようか」
B 「お化け屋敷に行ってみようか、沙織ちゃん好きだよね、お化けって」
C その時、テロリストの残党が放った凶弾が祐くんの胸を打ち抜いた!
563名無しさんだよもん:05/02/03 13:53:05 ID:5AaqNJEH
A
564名無しさんだよもん:05/02/03 22:44:06 ID:cHxF3Ei+
「ヒーローショーをやってるみたいだね、行ってみようか」
そう言うと祐君はあたしの手を引き、子供達の歓声が一際大きく聞こえる方向へと向かった。
もちろんあたしに拒否権なんか無い。
楽しいデートになるはずだったのに、どうしてこうなっちゃったんだろう……。


「………?」
さて、あたし達は何事も無くヒーローショーの会場に着いた訳だけど、そこはちょっとおかしかった。
子供達は何の疑問も持たずにはしゃいでいるけど、保護者の大人達はあたし達と同じで、おっきな?を頭上に浮かべてる。
出発前に見たパンフには、確かにヒーローショーの事も書かれていた。
だけどそこに書かれていたのは『クルーガー』だったはずで、決して『ワカサマン』なんて名前じゃなかった。
と言うか、明らかにクルーガーの文字が上からワカサマンの文字で塗り潰されてる。
「ダハハハハハ!! 悪いなボウズ! 取引の現場を見られたからには生かしておけねぇからな!」
「アンタ、いかしてるよ!」
舞台の上にいるのはひ弱そうな男の子と、斧を持って彼を追い詰めるオジサンと、いかにも「姐さん」って感じの女の人。
それと、マイクを持って赤い袴を履いた女の子。
「タァナ君がピンチだ! よい子のみんな、ワカサマンを呼ぶんだ! せーの……」

「「「ワカサマーーーーーン!!!」」」
565名無しさんだよもん:05/02/03 22:45:39 ID:cHxF3Ei+

「殺(シャー)!」

──ズバッ!

「ぐあぁぁぁぁぁ!!」

子供達の呼ぶ声に応えて、ステージの看板の上からマントを纏った影が飛び降りて、斧のオジサンを一閃した。
どうやらあの男がワカサマンらしいけど、やっぱりテレビとかで見た覚えは無い。
「ああっ、アンタぁ!」
姐さん風の女の人が斧のオジサンに駆け寄って呼び掛けるけど、返事は疎か身動き一つしない。
これ……芝居だよね?
「く、くそぅ。よくもアタシの旦那を………ベナウィ!!」

「はっ」
「えっ!?」
「なっ…!」
女の人に名前を呼ばれて返ってきたその声は、あたし達のすぐ真後ろから聞こえた。
「大変だ! 怪人達が人質を取ったぞ!」
袴の女の子がご丁寧に状況を説明してくれる。
ああ、つまり言葉通り、あたし達はショーの“人質役”に選ばれたの───

(そのままお聴きください。ナガセ大統領)

───へ?
566名無しさんだよもん:05/02/03 22:49:30 ID:cHxF3Ei+
(先ずは先程の同志の暴走を謝罪します。申し訳ありませんでした)
「よくやったよベナウィ! そのままその連中、放すんじゃないよ!」
「御意」
ショーの流れに沿いながらも、あたし達にしか聞こえない声で語るベナウィと呼ばれた人は、いきなり訳の解らない事を言い出した。
あたしが何が何だか解らないでいると、祐君も静かに口を開き始めた。
(……“トゥスクル”かい?)
(如何にも)
えぇぇっ!! それってさっきのテログループの!?
「くそおっ……卑怯だぞ貴様等!」
「甘いですねワカサマン。この世は勝てば官軍なのですよ」
(まさかこの場に貴方の様な大物がいらっしゃるとは嬉しい誤算でした。
貴方の力を見込んで頼みがございます)
(……もし断ったら?)
(二百メートル後方より組織の狙撃手が弓を引いて貴方を狙っております。
如何に貴方の電波が強力と言えど、視認できぬ程遠くの相手には無効果でしょう。
加えて言えば、貴方のお連れの方の二名は我等の手中にあります)
「ぼ、僕に任せてください、ワカサマン!」
「タァナ君!?」
(……良く調べてるね。それで、頼みってのは?)
(恐れ入ります。実は───

A.我々の主を救出して頂きたいのです。
B.我々を貴方の国に亡命させて頂きたいのです。
C.ある人物を亡き者として頂きたいのです。
567名無しさんだよもん:05/02/03 22:50:23 ID:SpzRlfdR
AとCは前回と被るからBで
568名無しさんだよもん:05/02/03 22:50:30 ID:T+2TRSYx
A
569名無しさんだよもん:05/02/04 11:39:43 ID:IAB26NAc
亡命?
アメリカにか?

それはどういう理由で?

A 経済難民
B 政治難民
570名無しさんだよもん:05/02/04 11:41:06 ID:NzSX4VWd
A
571名無しさんだよもん:05/02/04 12:27:50 ID:IAB26NAc
経済難民か・・・。
亡命できないな・・・。
572名無しさんだよもん:05/02/04 15:30:21 ID:sLEzhgvK
だからこその強行手段か。
573名無しさんだよもん:05/02/04 22:54:39 ID:ffQe8KmE
しかし今回、スレ初登場のキャラが多いなー。
574名無しさんだよもん:05/02/07 12:20:56 ID:j3THuOAD0
書き込
575名無しさんだよもん:05/02/07 12:23:45 ID:j3THuOAD0
あれーひとがいないよぉ 。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

このテロの人たち僕知らないんだもん。かきこみできないなぁ(-_-;
576名無しさんだよもん:05/02/07 17:37:36 ID:VlkwggrA0
うんうん
577名無しさんだよもん:05/02/08 23:47:15 ID:13Ojik/20
(経済難民か、随分と面倒な事情を抱えてるんだね)
(お恥ずかしい限りです)
(あの、祐く…ご主人様、経済難民ってなんでしょうか?)

あたしのその発言を受けて、祐くんとベナウィ(とか呼ばれてた人)はぽかんとした表情をした。
そりゃ、あたしはバレーボールに青春を燃やすちょっと頭が悪いかもしれない普通の女子高生ですとも。
知らなくったっていいじゃないの。

(簡単に言えば、経済的事情から自国にいられなくなった者たちのことです)
(お金が無いからアメリカに行きたい、ってこと?)
(かいつまめばそういうことだよ)

だったら最初っから素直にそう言えばいいじゃないの!?
経済難民だなんて小難しい言葉使ってないでさぁ!

(やり口は気に入らないけど、考えなくもない。けれど、まずは答えてもらうよ。話はそれからだ)
(何を、でしょうか?)

いつの間にかアメリカ大統領になった祐くんが聞いたのは…

A.国を離れる経済的事情は何か。
B.“トゥスクル”のトップは誰か。
C.バスジャックも“トゥスクル”の仕業かどうか。
D.ワカサマンのショーはいつ終わるのか。
E.本当にこの程度で自分の電波を防いだつもりか。(BADEND)
F.いい加減ドッキリだとばらしていいかどうか。
578名無しさんだよもん:05/02/08 23:48:18 ID:zShgCTmn0
D
579名無しさんだよもん:05/02/09 16:01:25 ID:b8hk+ORD0
「いつまでこんなことをやっているつもりだ?」
俺は聞いた。

「ふふっ、それはあなた次第ですよ。」


舐めた奴だぜ。
バカァが。アメリカがテロに屈すると思っているのか?

さて、どうするか。

A 様子を見る。
B とりあえず千紗ちゃんも手篭めにしておくか。
580名無しさんだよもん:05/02/09 16:07:04 ID:CkYAfOJGO
B
581名無しさんだよもん:05/02/09 17:49:48 ID:VXFiRzEs0
さすがにもう打ち切りでいいだろ……
582名無しさんだよもん:05/02/09 18:12:00 ID:jN5i0O/aO
さすがに>>579にはリコールを請求したい…。
打ち切りは………まだ待ちたい。
583名無しさんだよもん:05/02/09 18:13:57 ID:2Be9NQTS0
なればコロニーを落とすか……幸いこのシナリオにはちょい役だが藤田浩之が登場していたな……
584名無しさんだおー:05/02/09 20:46:52 ID:LrHC3zIs0
リコール隠し
585名無しさんだよもん:05/02/09 21:47:43 ID:JWySw8jJ0
超面白いじゃん。
この調子でどこまでもどこまでも低空飛行でダラダラ続けて頂きやがりましょうぜ?
586名無しさんだよもん:05/02/09 22:59:55 ID:WwA5Fzqw0
…わざとやってるんだろうなぁ…
587名無しさんだよもん:05/02/09 23:03:00 ID:TGkAbbWt0
良スレ保守
588名無しさんだよもん:05/02/09 23:05:09 ID:qeEw2Leh0
あたしは祐くんが千紗ちゃんを手篭めにしている姿を見ていながら思った。
あたしの愛した祐くんはもう帰ってこないのかな…。
おれおれって詐欺師みたい。

どうしてこうなっちゃったんだろうね。
ドッキリに心まで浸透されてしまったあたしが悪いの?
自分の受け入れられない出来事は全てドッキリにしたのが悪いの?
今でもこれはやっぱりドッキリなんだ…いや夢なんだと自分に言い聞かせようとしているあたしが悪いの?
みんなみんなあたしが悪いの?
でも…

A.もうみんなドッキリなんでしょ? もうあたし何やってもいいよね。
B.駄目、現実と向き合って! 事実を受け止めてこの騒ぎを収束させなきゃ!
C.ここで救世主が現れた。(今の状況に近いものを経験したことのあるキャラ指定)
D.足下に拳銃が…ウツダシノウ
E.世界は核のh(ty
589名無しさんだよもん:05/02/09 23:06:22 ID:w5nks2Aw0
Aではっちゃけろ
590名無しさんだよもん:05/02/09 23:06:46 ID:snHAcAV+0
591名無しさんだよもん:05/02/09 23:08:42 ID:TGkAbbWt0
Y
592名無しさんだよもん:05/02/09 23:12:01 ID:qeEw2Leh0
ごめんYって何?
593名無しさんだよもん:05/02/09 23:18:37 ID:ConpNKN+0
 …………そうだ。
 今あたしは魔法少女まじかる☆さおりんなんだよね。
 なら、きっと…………

「…………えいっ!」

 とちょっと気合を入れて、祈ってみたら来ましたよ魔法のステッキ。
 安っぽい子供向け玩具みたいな棒切れがあたしの手の中に発現している。

「…………どうせ、ドッキリなんだよね。これ、現実じゃないんだよね」

 なら…………何してもいいんだよね。

 魔法少女まじかる☆さおりん! 最初で最後の最大魔法!
 よってらっしゃい見てらっしゃい! やさぐれた人間のヤケクソほど怖いものはないんだから!

「…………あれ? 沙織ちゃん、何してるの?」

 千紗ちゃんにとても口では言えないことをしながら、祐くんが振り向いた。
 ううん、でももうどうでもいい。祐くんなんてどうでもいい。
 どうでもよくはないけど、今あたしの目の前にいるのは祐くんじゃないんだもん。

「…………見せてあげるよ祐くん。あたしの力を…………」
「ちょ…………沙織ちゃん。何するつもり……?」
「こうするのよ!」

 裂帛の気合と共に、えいやと放つは最終奥義!

A 全部なかったことに! リターン!
B 祐くん正気に戻って! エスナ!
C 全部吹き飛べ!! まじかる☆スーパーノヴァ!
D どうとでもなれ! パルプンテ!!
594名無しさんだよもん:05/02/09 23:20:33 ID:TGkAbbWt0
T
595名無しさんだよもん:05/02/09 23:21:16 ID:0VRg1IEv0
A
596名無しさんだよもん:05/02/09 23:27:19 ID:snHAcAV+0
あたしは最終奥義リータンを放った
さぁ、遠からん者は音に聞け、近ば寄って目にも見よ
リターンの効果は…全部をなかったことにして…

A 主役作品選択から始まる
B 雫の主人公選択から始まる
C なつかしのジャンル選択から始まる
D だめだ、羞恥心が足りなくて魔力不足、リターン発動せず
597名無しさんだよもん:05/02/09 23:27:53 ID:FrwLeQsL0
Cで
598名無しさんだよもん:05/02/09 23:29:23 ID:TGkAbbWt0
R
599名無しさんだよもん:05/02/09 23:38:13 ID:XaOaSnVg0
やっほー「雫」のメイン(ではない)ヒロイン新城沙織だよ
今ね〜

A 長瀬君とラブラブデートの真っ最中
B バレーボールの練習中の真っ最中
C 一人さびしく試験勉強の真っ最中
D 瑞穂ちゃんと瑠璃子ちゃんと修羅場の真っ最中
600名無しさんだよもん:05/02/09 23:39:05 ID:0VRg1IEv0
C
601名無しさんだよもん:05/02/09 23:42:58 ID:3xi+avhI0
>>599・・・選択無視?
ジャンル選択からじゃあ?
602名無しさんだよもん:05/02/09 23:45:33 ID:TGkAbbWt0
つまりジャンル選択が何かも分からない初心者だって事だろ
道理で最近マトモに進行しないと思ったよ
まあどうでもいいけど
603名無しさんだよもん:05/02/09 23:46:45 ID:XaOaSnVg0
>>601
あれ違った?
てっきりジャンル選択って言うから>>187でいいと思ったのだが。

悪ければ無視してください…
604名無しさんだよもん:05/02/09 23:47:45 ID:TGkAbbWt0
いやべつにいいよ
というかそもそももういい
605名無しさんだよもん:05/02/09 23:49:05 ID:snHAcAV+0
なんか選択無視っぽいんで

カリカリカリカリカリカリカリカリ…………
一人さびしく試験勉強、学生だし仕方ないよね
さて、その試験とは……

A 夏休み前の期末試験、この結果で夏休みがどうなるか決まる
B 春休み前の期末試験、この結果で留年かどうか決まる
C 大学の入学試験、この結果で大学進学か浪人か決まる

じゃあジャンルを決めてね

A ギャグ
B シリアス
C サスペンス
D バトル
E ほのラブ
F 学園
G 魔法少女
H ドッキリ

選択者は上か下か選んでその上で選択肢を選んで
606名無しさんだよもん:05/02/09 23:50:51 ID:2Be9NQTS0
A
607名無しさんだよもん:05/02/09 23:51:40 ID:0VRg1IEv0
じゃあ下もA
608名無しさんだよもん:05/02/09 23:51:45 ID:2Be9NQTS0
とりあえず上になるのか……?
609名無しさんだよもん:05/02/09 23:52:07 ID:CkYAfOJGO
上A
610名無しさんだよもん:05/02/09 23:55:47 ID:snHAcAV+0
そう、この夏休み前の期末試験の出来であたしの夏休みがきまる
上手くいけばパラダイス、失敗すれば夏休み中ずっと補習
さて、結果は……

A やったね、どれも平均点以上、夏休みはパラダイス
B 残念、どれもこれも赤点、夏休みは補習天国
611名無しさんだよもん:05/02/09 23:58:36 ID:IYN6yERB0
A
612名無しさんだよもん:05/02/10 00:11:02 ID:WEPhVJsP0
やった〜、夏休みゲット〜〜
浮かれるあたしが思い浮かべたのは、遊びに行く算段

A 夏の思い出、田舎への旅、美しい海……彼岸島へようこそ
B 当然、プール……来栖川ランドのチケットがあった
C 今夜が山田……違う、山だ、キャンプだ、湖だ、チェーンソーだ……違う
D レクイエムは静かに奏でられる……時間が戻っていく?馬鹿な……ドッキリに戻って逝くだと?
613名無しさんだよもん:05/02/10 00:11:25 ID:iUDj5SLy0
B
614名無しさんだよもん:05/02/10 00:13:04 ID:Q/qfNcX20
期末試験はばっちり。
夏休みの予定もびっちり。
まずは…

A 海よね♪
B 山でキャンプってのもよくない?
C 遊ぶ資金稼ぎにアルバイト
D 部活動に精を出す
E 図書館で受験勉強
615名無しさんだよもん:05/02/10 00:14:22 ID:Q/qfNcX20
リロードミスすまん。
616名無しさんだよもん:05/02/10 00:41:12 ID:EAJGpgMu0
夏、夏といえば暑い
暑いといえばプールよ
ここはプールに行って楽しく遊びましょう
幸いにも来栖川ランドっていう巨大なプールのチケットを持っているのよ
これでひと夏の思い出をつくろう

A 早速祐くんを誘おう
B プールで誰かを逆ナンしよう
C 女友達を連れてグループで行こう
617名無しさんだよもん:05/02/10 00:43:08 ID:wDkUeWaYO
618名無しさんだよもん:05/02/10 01:56:49 ID:XY1erW6O0
ということであたしは祐くんに電話をかけた。
「あっ、もしもし?」

1.「はい、長瀬です」
2.「はい、相沢です」
3.「はい、芳野です」
4.「はいっ、倉田です」
619名無しさんだよもん:05/02/10 02:00:24 ID:EAJGpgMu0
1
620名無しさんだよもん:05/02/10 03:00:42 ID:UZxjlDsx0
>>618
倉田佐「祐」理?ww
621 ◆gNySUNMI4o :05/02/10 04:23:45 ID:5DLDvyCL0
ワララ
622名無しさんだよもん:05/02/10 10:07:05 ID:lus3C4SZ0
誰が出るのかね
623名無しさんだよもん:05/02/10 10:20:04 ID:o2iyhG/M0
あほくさ
624名無しさんだよもん:05/02/10 10:49:25 ID:dejQiWDt0
チョンマゲ チョンマゲ チョンマゲマーチ
ござるで ござるで ござるで ござる
625名無しさんだよもん:05/02/10 12:06:34 ID:EAJGpgMu0
「はい、長瀬です」
「あ、祐くん、実はプールのチケットがあるんだけど夏休みだし一緒に行かない?」
さて、祐くんの返事は

A いいよ
B ごめん、無理
626名無しさんだよもん:05/02/10 12:11:08 ID:UyX8gER50
B
627名無しさんだよもん:05/02/10 13:58:57 ID:FEW0ePfN0
「ごめん、沙織ちゃん。今日は用事があって無理なんだ」
「あ…っそうなの…?」
「せっかく誘ってくれたのにごめんね」
「ううん、用事があるんなら仕方ないよ。それじゃあまたね」

 あ〜あ、せっかくプールのチケットが手に入っての祐くんったら。
「まあいっか。いつでも祐くんと行けるよね」
 でも、このまま家にいてもいてもヒマだなあ。
 それなら……。
「どこか散歩にでも行こう」

 あたしは玄関を開け外にでた。
 夏の日差しが白く眩しい。
 アスファルトの地面がゆらゆらと揺れている。時折吹くそよ風が心地よい。
「今日も良い天気…」

 そう、夏休みは始まったばかり。
 あたしは駆け出す。

 そして、今も風の中。


 FIN
628名無しさんだよもん:05/02/10 14:42:37 ID:eoNi3PhK0
では作品選択

A フィルスノーン
B 雫
C 痕
D To Heart
E White Album
F こみっくパーティー
G ナイトライター(with 雀鬼's)
H まじかる☆アンティーク
I 誰彼
J うたわれるもの
K Routes
L 天使のいない12月
M To Heart2
N MOON.
O ONE
P Kanon
Q AIR
R CLANNAD
629名無しさんだよもん:05/02/10 14:44:26 ID:cbffUgeo0
C
630名無しさんだよもん:05/02/10 14:47:55 ID:B2581kB10
では主役選択

A 耕一
B 長女
C 次女
D 三女
E 四女
F 柳川
G 由美子
H 響子
I かおり
J 貴之
K 長瀬刑事
L ガチャピン
631名無しさんだよもん:05/02/10 14:55:29 ID:X/Fs/AKH0
b
632名無しさんだよもん:05/02/10 14:55:31 ID:rZhSluusO
E
633名無しさんだよもん:05/02/10 14:55:56 ID:d46lR57Z0
F
634名無しさんだよもん:05/02/10 15:06:37 ID:Vp4LXQ920
 どうもみなさんこんにちは。お久しぶりですね。
 柏木千鶴です。
 今まで様々な形でお会いしてきましたが、考えてみれば主役という立場では初めてかもしれませんね。

 さて……そういうわけで選ばれてしまった私ですが。
 幸か不幸か。最近私の身の回りにはこれといって変わったことはありません。

 その代わり……というわけではありませんが、今日は皆さんにひとつ、私の思い出話をお話してみようかと思います。


 そう…………あれは…………私が…………


A 保育園児だったころの話です
B 小学生だったころの話です
C 中学生だったころの話です
D 高校生だったころの話です
E 大学生だったころの話です
F 鶴来屋を継いだころの話です
G 例の事件があったころの話です
H 三十路を迎えたころの話です
I 壮年期のころの話です
J 引退したころの話です
H 反転していたころの話です
635名無しさんだよもん:05/02/10 15:09:26 ID:wDkUeWaYO
ほう、珍しいパターンだ。
Fで。
636名無しさんだよもん:05/02/10 15:17:09 ID:Vp4LXQ920
 鶴来屋を継いだころの話です。
 父や叔父様が相次いで亡くなってしまい、急遽私が継ぐことになってしまった旅館、鶴来屋。
 皆様ご存知の通り、地元では……いえ、手前味噌な話ですが全国にもそれなりに名の知れた旅館であります。

 とはいえ、私が継ぐことになったのは実力からでもなんでもなく、ただ血縁からその順番が妥当だったからに過ぎません。
 まだ大学出たての小娘。いきなり大規模旅館経営など、やれと言われてもどうしようもありません。


 そういうわけで、私は…………


A 1の実戦は100の訓練に勝るということで従業員に混じって最前線で働くことにしたのです。
B 足立さん指導の下徹底的に経営学や帝王学を学んでいったのです。
C 外部から有能な経営コンサルタントを招致することにしたのです。
D 戦いの荒野に旅立ったのです。
637名無しさんだよもん:05/02/10 15:17:45 ID:7zW/2emp0
C
638名無しさんだよもん:05/02/10 15:38:37 ID:Vp4LXQ920
 外部から経営コンサルタントの方を招致することにしました。
 なにぶん私はまだ右も左もわからぬ若輩者でしたし、従業員の中の誰かに教えを請うという考えもありましたが
 鶴来屋内部にも色々と派閥があり、会長が特定人物の下につくというのもまずいものがありました。

 そこで外部の全く関係ない有能な方をお呼びし、私の指揮する新体制として鶴来屋を一新しようと考えたのです。



 そう。私があの方と初めてお会いした時は、確か―――――



 コン、コン。
 ドアが、二度。軽くノックされる。
「どうぞ」
 時間通りなその訪問に、私も椅子から立ち上がり、迎える準備をする。
「失礼します」
 ガチャリとドアを開いて入ってきたのは、予想通り足立さん。
 そして、その後ろに続く、今回のプロジェクトの主役である……


A 冷静な分析と豊富な知識が光る藍原瑞穂さん
B 経営の腕はさすがな宮田健太郎氏
C 副官としては申し分ないですベナウィ氏
D 経営のみならず多方面に稀有な才を持つ那須宗一氏
E 気合と根性で時代の荒波を乗り切る七瀬留美さん
F よくわからないけど有能なのは確かです遠野美凪さん

※ひとつ選んだ後、そこに書いてある人間に加えてもう一人指名することが可能です。しなくてもいいですが。
 ただし指名は選んだキャラと同作品内に登場し、かつそれなりの関係を持つキャラに限られます。
639名無しさんだよもん:05/02/10 15:40:06 ID:cbffUgeo0
Eで、折原をセット対象。
640名無しさんだよもん:05/02/10 16:06:27 ID:tmZ4ezAR0
「七瀬留美です。よろしくお願いします」
「鶴来屋会長の柏木千鶴です。こちらこそよろしくお願いしますね」
 足立さんと一緒に来たのは七瀬留美さん。
 一見時代錯誤ともいえる根性論で、それでもなおこの時代の荒波を乗り切っている方です。
 確かに、経営していく上で経験や知識といったものは必要ですが、そういったノウハウは
 永きに渡る鶴来屋の歴史の中ですでに十分蓄えられています。
 なにせ従業員の中には私の生まれる前から働いている方々もたくさんいらっしゃるのですから。

 では今の私に必要なのはなにか?
 そう、心です。
 経営者としての心構えこそが今の私に必要なのです。

 そういうわけで、今回は七瀬さんを招致するに至ったのです。

「あの……ところで、そちらの方は?」
 ふと見れば、七瀬さんの後ろにさらにもう一人、男の方が佇んでいました。
「ああ、これは私の……相棒、というか、仲間というか、右腕というか……
 まあ私の連れです。今回の仕事は私とこいつで担当しますので、よろしくお願いします」
「折原浩平だ。よろしく」
 スッと右手を差し出してきたので、私もそれに答え、握手を交わします。
「こちらこそ、よろしくおねがいします」
「さて、早速だが」
 折原さんは私との握手もそこそこに、何やらカバンから書類を取り出すとそれを私に手渡してきました。
「これは……?」
「本題に入らせてもらう。この仕事を受けてからオレたちなりにこの鶴来屋、及びあんたのことを調べさせてもらった。
 それは報告書だ。で、そこに書いてあるとおり、オレとしての結論だが………」

A 上々だ。今のところは特に問題ない。
B 悪くはない、が、いくつか不安要素がある。
C このままではこの旅館は危ない。至急経営改革を進める必要がある。
D あんた経営者失格だよ。辞めちまえ。
641名無しさんだよもん:05/02/10 16:14:42 ID:KfvMvAp+0
Bでどうだ
642名無しさんだよもん:05/02/10 16:16:28 ID:wDkUeWaYO
これは本当に浩平かw
643名無しさんだよもん:05/02/10 16:30:15 ID:tmZ4ezAR0
「悪くはない。が、いくつか不安要素があるな」
「不安要素? ……というと……」

 経営面での不安要素など、考えられることではありません。
 鶴来屋はつい先日まで叔父様が順調な経営を続けていたはずです。

「実は私たち、先週ここに泊まらせてもらったのよね」
「えっ?」
 などと考えていたら七瀬さんの意外な言葉。
「ああ。やはり一般客としての立場じゃないこともあるからな」
「けど、そんな話はどこからも……」
「偽名よ。偽名。悪いとは思ったけどね。
 だけど目的としては一般客としてこの旅館を調べるんだから、仕事相手としてもてなされちゃったらそうはいかないでしょ?」
 なるほど……
 と感心する間もなく、折原さんは矢継ぎ早に言葉をまくしたてます。
「あとは各方面に当たってみて、ここの評判も調べまわってみた。
 結果として……確かに悪くはなかった。確かに鶴来屋グループは規模と歴史を併せ持ち
 各所での評判も上々だ。だが……」
「だが………?」
「ちょっと気になったことがあってね」
「?」

 問題があったのは

A 接客面
B 広報活動
C 旧重役陣
D 私(柏木千鶴)自身
644名無しさんだよもん:05/02/10 16:32:10 ID:wDkUeWaYO
C
645 ◆.Ao6hNuRu. :05/02/10 16:32:21 ID:s0xDHR/A0
Bで。
646名無しさんだよもん:05/02/10 18:01:25 ID:wDkUeWaYO
おーい誰かさおりん話のタイトルを知らんかー。
647名無しさんだよもん:05/02/10 18:24:31 ID:ybvDdQibO
さおりんのビックリ、ドッキリ衰退記
648名無しさんだよもん:05/02/10 18:26:53 ID:RBQAXobb0
ドッキリ大作戦!?〜そして全ては消えて逝く〜
に一票。
649名無しさんだよもん:05/02/10 20:46:37 ID:WYgTJA9H0
「旧重役陣の中にあなたの会長就任を快く思っていない一派がいるようだ」
「そうですか……」

長年に渡って働いてきた方々を差し置いた世襲での会長就任ですから
それを快く思わない人もいる、それは覚悟していましたが……
実際に面と向かって言われるとやはりショックです。

「千鶴さん、弱気は禁物よ!」

落ち込みようが顔に出てしまったのか、七瀬さんが声を挙げました。

「出口の見えない不況、旧世代のセオリーが通じない今の社会は
 とにかく隅々まで気を張り巡らせる気合、そして諦めない根性、
 それを持つ人だけがトップに立つ事が出来る!タフになるのよ、タフにっ!!」

ソファーの上に立ち上がり、どこからか取り出した竹刀を振り回し力説する七瀬さん。
なんと言うか……非常に漢らしい励ましです。

「分かりました。私はこれから……」

A 実績を挙げて雑音を消します、鶴来屋をさらに発展させる新しい企画を!
B 目には目を、歯には歯を。グループの安定のために『千鶴派』をまとめましょう
C ちょっぴりおちゃめな私の魅力で旧重役陣を懐柔しちゃったりして
D 思い切って会長の座を明け渡して、私は新しい夢に突き進みます!
650名無しさんだよもん:05/02/10 20:49:02 ID:7zW/2emp0
A
651名無しさんだよもん:05/02/10 22:46:46 ID:oGocNvH10
「ずばり、ここは斬新かつ目新しい企画よ! 伝統に胡坐をかく古いだけの旅館なんて
 座して死を待つだけ!話題性のある企画で新たな客とリピーターゲットよ!!」
 さらにヒートアップして力説を続ける七瀬さん。何と言うか…もはやガンパレード状態です。
「精神論を振りかざすのも旧日本軍みたいで危険だと思うのですが…」
「まぁまぁ、その為に俺がいる訳で。 これが俺達が鶴来屋の財政や店舗状況、
 隆山の地勢、産物、更には動員できるコネやツテを加味して建ててみた計画です」
 気勢をあげる七瀬さんを尻目に、冷静に話を進める折原さん。成る程…二人で足して2で割って
ちょうどいい塩梅になるという事でしょうか。
さて、折原さんが出したその企画とは──

A ずばり、日本海の産物と山の幸を使った料理
B 豊富な温泉を前面に出して湯治客を集める 
C なんと、沖縄リゾートこみパに対抗して隆山温泉こみパ
652名無しさんだよもん:05/02/10 22:48:57 ID:EAJGpgMu0
653名無しさんだよもん:05/02/10 23:29:17 ID:+hXMZJUF0
この浩平、えいえん帰りだな……やたら冷静だ。
654名無しさんだよもん:05/02/11 00:02:01 ID:AvxD9cTG0
つーか、こみパって……どたばたorギャグ路線だな

キーワードは「鹿」・「変態」・「貧乳」
655名無しさんだよもん:05/02/11 00:27:04 ID:qaLuOWI7O
取り敢えずさおりん話のタイトルは……

イ.さおりんの、ビックリドッキリ衰退記
ロ.ドッキリ大作戦!?〜そして全ては消えて逝く〜
ハ.どっちも嫌だ!俺が考えるぞ![    ]
656名無しさんだよもん:05/02/11 00:27:23 ID:c1eJ9NhT0
657名無しさんだよもん:05/02/11 00:38:52 ID:KebfCXUv0
はえぇ………
658名無しさんだよもん:05/02/11 01:06:21 ID:f+gJYeAM0
19秒かよ…20秒切ってるレス初めて見た…
659名無しさんだよもん:05/02/11 01:14:42 ID:d8RntsGl0
俺は11秒か12秒見た事ある
660名無しさんだよもん:05/02/11 01:23:19 ID:knuX48b40
661名無しさんだよもん:05/02/11 01:23:59 ID:M9zJKc1O0
ズバリ、隆山温泉こみパよ!」
七瀬さんが意気込んで私に提案してきました。
「温泉……こみパですか?あの、『こみパ』というのは?」
「正式名称『こみっくパーティー』、近年話題になっているから聞いたことぐらいあると思いますが。つまり、同人誌即売会のことです」
同人誌即売会…確かニュースでチラッと見たことがあります。なにやら大量の太った男の人が行列を作り、よく分かりませんが
奇妙な格好をした女性が写真を撮ってもらっていたような…
「あの…同人誌即売会のことはよく分かりませんが、もう少し普通の…名物料理を出すとか温泉を前面に出すような企画じゃダメですか?」
私がそういうと、折原さんはふぅっ、と小さくため息をつきました。
「旧世代の役員たちでも思いつくような普通の企画ではあなたのことを認めてもらうのは難しいでしょう
彼らには思いつかない企画で成功させてこそ、あなたの手腕を認めてもらえるんじゃないですか。」
「なるほど、でも同人誌即売会なんてどうやって開催すれば言いか全くノウハウがないんですけど。」
「心配しないで、こういうことにうってつけの人物を紹介してあげるわ」
七瀬さんがドンと胸をたたき自信満々で答えてくれました。
「その『うってつけの人物』とは何者ですか?」

A 牧村南
B 九品仏大志
C 澤田真紀子
D 下川直哉
662名無しさんだよもん:05/02/11 01:29:31 ID:knuX48b40
えーっと……パス
663名無しさんだよもん:05/02/11 01:37:03 ID:ES+DSbSD0
Cでいいや。
664名無しさんだよもん:05/02/11 03:19:53 ID:KUK310A50
ちーちゃん、なんだか漫才カップルの勢いに乗せられてるだけのようなw
665名無しさんだよもん:05/02/11 16:40:59 ID:HffqiO9d0
こみパ、うたわれ、うたわれ、こみパ……
666名無しさんだよもん:05/02/11 17:17:45 ID:+Q8OuH3v0
NGワード推奨

鹿
クーヤ
ヌワンギ
雅史
667名無しさんだよもん:05/02/11 18:08:40 ID:c1eJ9NhT0
「澤田真紀子。知ってるわよね?」
「いえ……同人誌関係のことにはあまり詳しくないので」
 私がそういうと、七瀬さんはがっくり肩を落とした。
「馬鹿言わないでよ。それでよくこの企画を考えたわね」
 いや、考えたの私じゃないんだけど。

 それから折原さんと七瀬さんが私に長々と説明してくれた。
 掻い摘んで言うと澤田真紀子という人物は雑誌社の編集長で、
 彼女がこみパで発掘した新人漫画家は数知れず、そしてその多くが成功してるという。
「……という、まあ一言で言えばやり手の編集長ってわけさ」
 なるほど、確かにその人の助力が得られればなんとかなるかもしれないわね。
「それで、その人の指導の下企画を進めていけばいいわけですね?」
「そういうこと!」
 七瀬さんが携帯電話を取り出す。
 その澤田真紀子さんに連絡を取るのだろう。
 隆山温泉こみパ計画……これで動き出したわけですか。
 同人誌のことは全く分からないけれど、果たしてこれが吉と出るか、凶と出るか……。

 ―――――けれど、このときの私にはまさかこの計画が

A 鶴来屋繁栄の礎
B 鶴来屋崩壊の序曲
C 私の新たなる趣味の発掘
D 反千鶴派による私を陥れる罠

 だとは夢にも思わなかったのです……。
668名無しさんだよもん:05/02/11 18:11:21 ID:ffxStl3+0
D
669名無しさんだよもん:05/02/11 22:35:24 ID:GlIJH2510
反千鶴派を三人選ぶべし

A 金森弥太郎
B セリウス
C XP
D インディー
E 智美
F 佐伯恵
G リーフォン
H けろぴー
I アレイ
J ユンナ
670名無しさんだよもん:05/02/11 22:37:19 ID:M9zJKc1O0
↑のような荒らしは放置の方向で
671名無しさんだよもん:05/02/11 23:42:53 ID:AvxD9cTG0
バタン……二人が会長室から歩み出る。
「どうよ折原、この改心のプランは会長だってヤル気まんまんよっ!」
「さすがだぜ伊達に乙女やってないな〜……(いや〜悪いな〜、俺の考えたハッタリ理論ゴリ押しさせちまって)」
「敏腕経営コンサルタントの七瀬留美様の手にかかればこの古臭い温泉街も乙女ちっくな情緒溢れる温泉街にはやがわりよっ!おほっほっ!!」
「よっ!乙女の中の乙女っ!(んな理由ないって……コミパなんぞで来る客が温泉なんぞに興味あるかよ……)」
「んふふ、と〜ぜんよ、よ〜やくあんたにもあたしの乙女らしさが判ってきたみたいね」
「いや〜まいったよ、さっすが〜(……これで現会長は信頼を失う、経営どころか世間知らずの小娘?として失脚……計画通りか……これで、こ依頼通りに話が進むな)」
「さぁ、折原……次はあんたが見繕った澤田真紀子さんとかと下準備を煮詰めるわよ」
「いや、もう話はつけてある……向こうさんノリノリだぜ(……澤田真紀子とは放り出された故郷でコミパを再起出来るって利害が一致したからな……話が早くて助かった)」
「さっすが、あたしよねぇ……んじゃ、次どうしよっか」
672名無しさんだよもん:05/02/11 23:43:01 ID:AvxD9cTG0
「そうだな〜、イベントとか会場設営とかの準備で金が要るんだが……会長のお墨付きなんだケチ臭い事言わないで出来る限り派手にやろうぜ、領収書は鶴来屋でいいんだし(……資金の勝手な無駄使い、駄目押しだな)」
「お祭り……いい響きよね〜、よし早速取り掛かるわよ」
「ああ、頼りにしてますぜ乙女の七瀬……(いや〜扱いらくだわ、この馬鹿殿様は……最後にゃ会長といっしょに責任までとってもらうんだからな〜ま、樹海逝く事になったらメイド代わりに雇ってやるよ……)」
「ほら、グズグズしない……まったくもう〜頼りにならないんだから」
「悪い悪い、今すぐいく……(これで問題なのは親会長派の足立だけか……ま、ゆっくり外堀埋めてやるさ)」
……俺は次なる計画を考えながら七瀬の所へ駆け寄る。何日か後の新聞の一面に大々的に乗るであろう記事の青写真を思い浮かべながら……

……俺の次なる行動は

A 歩く東スポとまで言われる記者?に接触する
B 以前会長を取材したとか言うライターに接触する
C いったん、依頼主へ報告をする(反会長派の人物指定)           ……腹黒そうな奴お願いorz(←無視して可)
D 邪魔者になるだろう足立の弱みを探る
E 視点変更、柏木家
673名無しさんだよもん:05/02/11 23:49:03 ID:li/6D7h30
Bだな。今まで出てそうにないし。
674名無しさんだよもん:05/02/12 01:45:18 ID:Lehg/+rN0
あの人だよね、あの人。名前出てこないけど。
675名無しさんだよもん:05/02/12 03:12:49 ID:lll+7+BG0
メガネだよね。名前はわからんけど。
676名無しさんだよもん:05/02/12 03:14:24 ID:Hm11u5h90
いいよ、分かったよ、言ってやるよ
ライターは相田響子だ

675が言ってるのは耕一の大学の同回生の小出由美子だよ
677名無しさんだよもん:05/02/12 03:22:40 ID:fymKC3Ly0
阿呆言っちゃあいけねえよ。
痕でライターとくれば我らが青村超先生に決まっているだろうに。
678名無しさんだよもん:05/02/12 10:21:47 ID:feBzUZW/0
改心じゃなくて会心じゃないのか?
679名無しさんだよもん:05/02/12 10:34:29 ID:368V53Io0
いいじゃん、七瀬だし
680名無しさんだよもん:05/02/12 17:39:35 ID:jGJKm5u+0
七瀬じゃあ、仕方ないな( ´∀`)
681名無しさんだよもん:05/02/12 22:01:09 ID:5htBfXM70
以前会長を取材したとか言うライターに接触する事にした。
鶴来屋の会長が千鶴氏に移る前後は各メディアにも注目されていたが
番頭の足立さんの徹底した取材拒否により実情は殆ど伝わっていない。
・・・無論お家騒動の扱いとしては正しい判断なのだが、
さすがに全てが断り切れたわけではなく取材する事が出来たライターも何名かいる。
再取材となればガードも緩むので別路線から接触するにはうってつけだし
仮にオフレコの重要な情報のひとつもあれば大きな切り札になるだろう。

「・・・というわけで、今俺たちは秘密の隠れ家でライターを待っているところだ」
「って、なんでよりにもよってここなのよっ!?」
芋の煮っ転がしを箸で突き刺しながら、七瀬が叫んでいる。
「七瀬、それは刺し箸といってマナー違反だ。乙女のすることじゃない」
「あ、ごめん。・・・って、冷静に指摘するな!」
この飯屋、一見すると看板は煤けているわカーテンは閉まってるわで
もう営業をしてないように見えるので俺たち以外の客が来る心配がない。
安心して密談が出来る俺の隠れ家ってわけだ。
「いや、一見も何も実際営業していないところを
 あんたが無理矢理空けさせてるんでしょうが・・・」
「それが、驚いた事に婆さんも案外乗り気でな。
 なんでも戦中戦後はこの店で地元の軍港を巡る大物政治家同士の密談が」
「えっ、そんな凄いお店だったの?」
「あったとかなかったとか」
「ドアホッ!」
682名無しさんだよもん:05/02/12 22:02:29 ID:5htBfXM70
べちゃ。
七瀬の投げる芋を避けたら、俺の背後にいた人物にあたった。

「・・・どうやらライターさんが来たようだぜ」
「かっこつけてる場合か!・・・あ、ごめんなさい」
俺の背後で顔に貼りついた芋(実に柔らかく煮えてたんだな)を剥がしているのは・・・

A 本家本元フリーライター、相田響子
B 次の大作のために日々取材、河島はるか
C スクーターで全国どこでも突撃取材、神尾晴子
D 俺の記している記事は情報媒体の一種だ、青村超先生
683名無しさんだよもん:05/02/12 22:11:24 ID:uBQEsBev0
素直に? Aで
684名無しさんだよもん:05/02/12 23:50:00 ID:Lehg/+rN0
どうでもいいことだが、晴子はドゥカティじゃないか?
685名無しさんだよもん:05/02/12 23:58:46 ID:Hm11u5h90
「ずいぶん歓迎されてるみたいね、私」
バッグからハンカチを取り出して顔に張り付いた芋をふき取っている女性。
彼女こそ俺たちが接触を希望したフリーライターの相田響子だ。
「すみません、いきなり俺の相棒が失礼な真似をして」
「まぁいいわ、ただしここの料理はあなたたちのおごりね」
…仕方ないか
「おばあちゃん、私も芋の煮物と麦とろ、それに山菜の炊き合わせね」
料理を注文しながら響子さんは俺の側の席の腰を下ろす。
「んで、私に柏木千鶴会長について聞きたいって?」
仕事モードに入ったのか、響子さんは声を潜めて俺に話しかけてきた。
「ええ、以前会長の取材をしたあなたの話がどうしても聞きたいのです」
そこで七瀬が俺に不思議そうな顔で質問してきた。
「ちょっと折原、こみパを成功させるのに何でわざわざフリーライターから話を聞くのよ
 直接本人に聞けばいいじゃない」
む、責任はこいつにも取らせるつもりだからな、ここで俺が反千鶴の活動のための情報収集をしてると悟られる訳にはいかない。
「いや、ここは第三者の目から見た柏木千鶴を知っておいた方がこみパを成功させやすいと思ってな」
「なるほど〜考えてるのね、折原って」
ほんと、扱いやすくていいな、この女
さてどうしようか、一応七瀬もいるしあまり露骨なことを聞き出したら不審に思われるかもしれない。
この相田響子からどのような情報を聞き出す?

A 最近の千鶴の行動に不審な点はないか?
B 千鶴の周りにスキャンダルになりそうな男はいないか?
C 柏木家のお家騒動について詳しく教えてくれないか?
686名無しさんだよもん:05/02/13 00:02:59 ID:xsHspEou0
B
687名無しさんだよもん:05/02/14 00:32:35 ID:w44BNnWl0
「柏木千鶴の周りにスキャンダルになりそうな男はいないか?」
「スキャンダル?」
「ちょっと折原、いきなり何聞いてるのよ!?」
「いや、これは結構重要なことだぞ。こいつは信用に関わる。
 場合によっては早めに関係を切らせなきゃいけないことだってからな」
 七瀬にはそう言っておく。
 もちろん本心は違う。逆にこのネタを利用するわけだ。
 隆山温泉こみパ計画が予定通りに頓挫した後にこのネタを利用し、追い討ちをかけるわけだ。
 そうすれば確実に柏木千鶴は再起不能。辞職せざるを得ないってわけさ。
「そうねぇ……今のところ取り立ててそんな可能性のある人物はいないわね。
 社交辞令的に軽いお付き合いのある人物ならいないわけでもないけど」
「そうか」
 チッ。新米だからな、そこまで付き合いの深い奴はいないか。
 ……とはいえ、別にオレの筋書きにはなんら支障はない。適当な奴をでっち上げたっていいんだしな。
 それからオレと七瀬は相田響子から柏木千鶴の人間関係についていろいろ聞きだした。
 まず一番関係の深そうな男が、前会長の一人息子であり柏木の従兄弟である大学生柏木耕一。
 スキャンダルの相手がこいつじゃあまりネタにならん。それに前会長が亡くなるまで、殆ど柏木と関係がなかったらしいしな。
 四十九回忌にここ隆山まで来るそうだが、所詮はいち大学生。ほっといてもいいだろう。
 他に目ぼしいのといえば何十年も鶴来屋に勤め、前々、前会長の片腕として尽力してきた男、足立か。
 ヤツは要注意だ。ヤツはオレが話を持ちかけても柏木を裏切ることはまずない。
 ヤツにだけは、オレの心の内を読まれちゃならないだろう。
 ……さて、まだ澤田真紀子との打ち合わせが残っている。早めに済ませなくちゃいけないな、くっくっく……。

688名無しさんだよもん:05/02/14 00:33:21 ID:w44BNnWl0


 ――――このときの私は、まさか折原さんがそんなことを考えているとは思いもよりませんでした。
 素直に従来どおりのやり方で成績を上げ、徐々に私の力を認めてもらうやり方のほうが良かったのかもしれません。
 或いは、いくら経営のためとはいえ、外部の者を雇い入れるなどという事をしなければ良かったのかもしれません。
 はたまた外部の者の意見を素直に聞くなどという事をしなければ良かったのかもしれません。
 思い起こせばこの一連の事件の問題は私にあったのです。
 私がもっとしっかりしていれば、折原さんに付け込まれるなどということはなかったはずでした。
 ……今更当時の私を悔いても仕方がありませんね。
 さて、そういう訳で折原さんの甘言に乗せられてしまった私ですが、折原さんの思惑通り隆山温泉こみパ計画を進めました。
 そしてそれから……

A 隆山温泉こみパ計画が会議で正式に決定したのです
B 足立さんが折原さんを不審に思い始めたのです
C 私を快く思わない反千鶴派が鶴来屋内に増え始めたのです
D 耕一さんが四十九回忌のために隆山にいらしたのです
689名無しさんだよもん:05/02/14 00:35:06 ID:dQTRtcuE0
D
690名無しさんだよもん:05/02/14 11:10:38 ID:0xuyEesT0
ところで、浩平は今何歳なんだ?浩一よりも年上なのか?
691名無しさんだよもん:05/02/14 13:01:57 ID:U4SFQBoCO
展開次第
692名無しさんだよもん:05/02/14 19:57:51 ID:81ajDmZW0
シナリオ次第……
年とか拘っちゃ選択スレの存在意義にかかわる
693名無しさんだよもん:05/02/15 18:10:06 ID:QwnA9EUa0
それから耕一さんが四十九回忌のために隆山にいらしたのです。
 耕一さんは久しぶりに隆山へといらしてくださるわけですが、細かい経緯は痕本編を思い出してください。
 私は耕一さんを迎えながらも、着々と隆山温泉こみパ計画を進めて行ったのです。
 折原さんの内に潜む野心に気づかないまま……。


 この日も私は隆山温泉こみパ計画の企画をまとめていた。
「……だいたいこういうところでしょうか?」
「ああ、上出来だぜ」
 私の企画書を読んで折原さんがにっと笑う。
 これは会議で会員の方々にも見てもらうもの。
 次回の会議で他の会員の賛成を得られなければ、いくら会長の企画とはいえすんなり通らない。
 だからこそ私も不備がないように細心の注意を払ってきた。
「お疲れ。千鶴さんも大変ね、これから従兄弟の人をお迎えに行くんでしょう?」
「私は大丈夫ですよ」
 私が今日中に企画書をまとめたのには理由がある。
 今日これから耕一さんが隆山までいらしてくれる。
 理由は叔父様の四十九回忌だけれど、耕一さんが来てくれるのはそれでも随分久しぶり。
 今の大事な時期仕事を休むわけにはいかなかったけれど、
 折原さんが、耕一さんや家族とも話すことがあるだろうし仕事は出来るだけこっちがなんとかする。
 だから私にはなるべく家族といてあげてくれ。そう言ってくれた。
 確かに叔父様を失った悲しみはあまりにも大きく、
 特におじ様と仲の良かった楓辺りはずっと元気がなかったから側にいてやりたいのも事実。
 そういうわけで、その言葉に甘えて今日のところは早めに家に戻ることにしたのだけれど……。
694名無しさんだよもん:05/02/15 18:16:32 ID:QwnA9EUa0
「でも……本当に後をお任せしてよろしいのですか?」
「構わないよ。どうせ今日のところは編集長との打ち合わせぐらいしかないしな。
 それに妹さんは大事にしてやれよ、大事にしたくても出来ない奴だっているんだしな……」
 折原さんが陰りのある表情を見せた。
 私もそこまで言われると逆に断るのは失礼だと思う。
 そして……折原さんは過去兄弟関係で何かあったのだろう。
 だから私は折原さんの好意に甘えることにし、後は何も聞かなかった。
「分かりました。では明日の会議で正式に決定次第、隆山温泉こみパ計画は本格的に準備開始とします。
 それでは折原さん、七瀬さん、お先に失礼しますね」
「ああ、お疲れ」
「また明日」
 私は一度振り向いて深く二人に礼をした後部屋のドアを閉めた。
 ……今日は折原さんたちもああ言ってくれていることだし、耕一さんや妹達と一緒にいることにしよう。


 ドアが閉まった瞬間、オレは思わず笑いが出そうになったがすんでのところで堪えた。
 完璧だ。完璧な演技だった。
 柏木耕一もいいタイミングでこっちに来る。利用できるものはなんでも利用だな。
「さ、折原。あたし達も仕事よ」
「分かってるって」
 そしてこいつもだ。会長と一緒に全部責任をかぶってくれるんだもんな。
 ……やっぱり持つべきものは友だよ。なぁ、七瀬?
 さて、オレは今日のうちにやっておきたいことがある。そのために柏木をああ言って丸め込んだんだ。
 それは……

A 鶴来屋内の親千鶴派、中立派の引き抜き
B 親会長派筆頭の足立の排斥
C 澤田真紀子との密談
695名無しさんだよもん:05/02/15 18:26:45 ID:wYv0/zj/0
B
696名無しさんだよもん:05/02/15 19:08:19 ID:ez7wWoU50
「というわけで頼んだぞ、七瀬」
「何がというわけよ!全然何も言ってないでしょうが!」
「何ぃ!俺とお前は目と目で通じ合う漢同士の友情で結ばれた仲では無かったのか!?」
「訳わかんないわよ!」
「やれやれ、仕方ない。この折原浩平先生が懇切丁寧に教えてやるからちゃんと聞けよ」
「……ハァ。分かったわよ」
 何故か疲れきってる七瀬のことは気にせずに説明を始める。
「いいか、七瀬よ。千鶴さんを排斥する上で一番手っ取り早い方法は何だ?」
「え?えーっと」
「ブー。はい、時間切れ」
「早っ!」
「このくらい即答できなくてどうする。役員会議を押さえるのが一番手っ取り早いんだよ」
「ふーん。で?」
「そのためには親会長派閥を押さえる必要があるわけだな。で、その筆頭といえば?」
「えっと……足立さん」
「その通り。まずはこの人をどうにか排斥してしまえば後はどうとでもなる」
「そうなの?」
「あぁ、頭さえ押さえ込んでしまえばこっちのものってわけだ」
「で、足立さんをどうやって排斥するの?」
「それは勿論……」

A 買収
B 暗殺
C スキャンダル
697名無しさんだよもん:05/02/15 19:17:15 ID:c8xB2KJiO

ってか不自然に思え七瀬w
698名無しさんだよもん:05/02/15 20:02:13 ID:QwnA9EUa0
七瀬も浩平に騙されていたと思っていたがいつ浩平側に回ったんだろう。
699名無しさんだよもん:05/02/15 20:25:45 ID:qTtR3zvT0
そうじゃないと話がぜんぜんつながらないぞ。
700名無しさんだよもん:05/02/15 21:23:33 ID:/Kt9LIkm0
いやだから繋がってないんだろ。
701名無しさんだよもん:05/02/16 00:52:54 ID:ACcFCdWb0
ところで四十九回忌は四十九日の間違いだよな…
四十九年目の法事は五十回忌だし。
702名無しさんだよもん:05/02/16 02:48:59 ID:vTQWvrHr0
「………あれ?」
「どうしたのよ、折原」
(あれ、どうして俺は七瀬に柏木千鶴を騙して失墜させようとすることをバラしたんだ?)
(今までの話の流れと違うじゃないか?)

A 696をリコールする。
B 実は俺は七瀬にゾッコンLOVE、真相を七瀬に話して責任は全部千鶴に被ってもらう方向にした。
703名無しさんだよもん:05/02/16 03:16:38 ID:p5sJBA3d0
B
704名無しさんだよもん:05/02/16 09:23:52 ID:r/37IboFO
こらこら、文面おかしいからと言って強引に単発選択枝で歪めるな
荒らしと思われるだけだぞ…

これくらいならまだ十分修正可能だろう
705名無しさんだよもん:05/02/16 09:51:27 ID:2uyRJtt/O
これなら許容範囲じゃないか?
2択よりは3択、4択のほうがベターなことは確かだが
706名無しさんだよもん:05/02/16 11:54:07 ID:yRcLHOH/0
>>701
いや、この千鶴さんや耕一は七十代いってるんだろ。
707名無しさんだよもん:05/02/16 12:24:34 ID:uX15NxTD0
浩平の会話にあっけに取られていて、七瀬は自分の考えがよくまだ決まっていない文章に見えるが・・・
事実、質問に答えただけだし。
>>760
浩一は大学生。千鶴は会長になったばかり。

ということなので、702から続けます。

「ちょっと待ってよ沖原」
私はある異変に気が付いた。
「なんだ七瀬」
「柏木さんを失脚させるってどういうこと?」
「いや、そのまんまだが」
「私はエキスパートよ、成功率100%の超優秀コンサルタントなのよ。そんなことできないわ。」
「まあいいじゃないか、こっちのほうが設けが100倍ほど高いんだ。悪いようにはしない、俺についてきてくれ。」

A なめないでよね、七瀬なのよ私。
B もう待つのはいやだから、あなたについていく。
708名無しさんだよもん:05/02/16 12:25:49 ID:vTQWvrHr0
Bで
709名無しさんだよもん:05/02/16 15:08:56 ID:yb0dpeON0
>>701
……ごめんなさい。間違えました。四十九日の間違いです。
710名無しさんだよもん:05/02/16 16:48:19 ID:sINgqpoD0
キーボードを穴が空くほど見つめてみた。
「ORI」の「R」と「K」の間には1段×5個の差があり
「おり」の「り」と「き」の間には4個の差があった。
711名無しさんだよもん:05/02/16 17:07:50 ID:oKA8TONJ0
主人公名を自分の名前に変えてプレイしてたんじゃないか。
712名無しさんだよもん:05/02/16 20:35:35 ID:UMJ6nc490
微妙な空気を安物の芳香剤で誤魔化そうとしたら
混ざってとんでもない臭いになった感じだな
713名無しさんだよもん:05/02/16 20:52:04 ID:FxSn0IbEO
安物というか、不良品?

素直に空気入れ替えればよかったものを…
714名無しさんだよもん:05/02/16 21:45:08 ID:vTQWvrHr0
正直こんなことしたくないけど。
読み間違いで書かれた話の後に話を重ねてもうまくいかないかもしれないから。

A 696以降をなかったことにして694から続ける
B 軽々しくリコールするべきではない、このまま続ける
715名無しさんだよもん:05/02/16 21:47:00 ID:YA+9yk9T0
716名無しさんだよもん:05/02/16 22:14:01 ID:4hQFulj50
(´Д`;)……え〜と、>>694の選択枝で>>695のBからでOK?
717名無しさんだよもん:05/02/16 22:23:35 ID:vTQWvrHr0
オッケーだと思います。
718名無しさんだよもん:05/02/16 23:56:14 ID:4hQFulj50
さてと……俺は柏木千鶴が帰宅した後、頭の中で情報の整理を開始した。
次回の会議においては今回の企画は通ることになっている……いや通してもらわなければ困る。
依頼主に現状を報告して根回しを済ませてあるので、例え会長が会議でミスしようが反会長派がうまいことを言って捻りこむ手はずになっているのだ。
全責任は柏木会長が責任を取ることを前提に……その中でコンサルタントである俺達も責任を背負わされることになるのだろうが、生憎と主役は七瀬であって俺じゃない……
むしろこの馬鹿げた企画においては、、親会長派であり今までを支えてきた足立が反対に回る可能性がありうる。
そうなれば下手をすれば会長が企画を降りてしまう危険もある……それどころか反会長派が賛成に回る際に下手を打って怪しまれたら事だ
そうなる前に奴を隔離するなり弱みを握るなりして排斥する必要がある……どうするかな?足立は百戦錬磨のベテランだ……生半可じゃこっちがやられる。
「…原、……折…原、……お・り・は・らっ!ってばっ!」
「ぎょわぁ!!びっくりしたぁ!!」
「なにボンヤリしてんのよっ!!ボケ老人みたいに……あ〜やだやだ、覇気がないってか、ジジ臭いわね〜」
こいつ……七瀬のくせに生意気な……漢らしく黙って背中で語れ……とあわや口にしてしまうところをなんとか堪える。
「あ〜スマン……ちょっと考え事をな……」
「考え事?」
……百戦錬磨のベテラン……腹の探り合いでは勝負は難しい……いっそ何も考えない馬鹿をぶつけるのも一つの手か?
「ああ、今度の会議だが、絶対この企画を通したい……みんながんばってきたもんな」
「当たり前じゃない……もし、会長が負けそうになったらあたしが行って反対しているやつをやっつけるわっ!」
う〜ん、さすが漢の中の漢、七瀬……実に頼もしい
「ただな、今回の企画は今までにない斬新なものだ……頭の古い堅物爺さんにゃ理解できない可能性もある」
「ふむふむ」
「おそらく、その筆頭になるのは足立って奴だろう……」
「足立?たしか会長の後見人みたいな人じゃなかったけ?」
719名無しさんだよもん:05/02/16 23:56:25 ID:4hQFulj50
「そこだ、だからだよ……逆に言い換えればまだまだ会長のことを子供扱いしている節もある……堅実な人だが逆に言ったら頭は固い……真新しいのは避けて行こうとするだろうな」
「なによそれ、会長だってもう大人よ、それにあたしの考えたこの企画にケチつけようっていうわけ?」
「あくまで可能性だ……だけどな、だからこそ先手を打っておきたい……この企画が成功すれば、足立も本当の意味で会長のことを認めるだろう」
「な〜るほど」
「だから今回のこの企画、足立は外したいんだよ……それに」
「それに?」
「いや、なんでもない」
「なにがよ、気になるわね?」
「いや……誰にも言うなよ……本当かどうかは確証がない噂だけどな……足立ってやつが会長の後見人になったのは、会長を傀儡に鶴来屋を乗っ取るためだって話をちらって聞いたんだよ」
「っ!?……それって」
「……ああ、だからこそこの企画が成功して貰っちゃ困るのは足立な訳さ……ま、根も葉もない噂だけどな……でも辻褄があうだろ?」
「………ゆっ、許せないっ!!」
……本当に扱い楽だな〜、いちいち餌に喰いついてくれるよ、このお馬鹿ちゃん
さて、いい感じに炊き上がったこの漢をどうやって動かそうかな……

A 会長と足立の仲を裂くように、七瀬に疑心暗鬼の計を授けて動かす
B 偽情報を流し、スキャンダルをでっち上げて動きを封じる
C 物理的手段……七瀬に闇討ちしてもらい暫く入院してもらう
D 視点変更……柏木家 
720名無しさんだよもん:05/02/16 23:59:01 ID:Fss14eh60
Aで!
721名無しさんだよもん:05/02/17 02:20:45 ID:QD0W9+XR0
何が浩平をここまで悪くさせるんだ?
722木田恵美梨:05/02/17 03:13:50 ID:k2Km3r4GO
打ち切られなかったらいずれ判るわよ。
723名無しさんだよもん:05/02/17 05:50:53 ID:G7mQobaT0
お前まだいたのかw
724名無しさんだよもん:05/02/17 08:02:51 ID:S/t8h1As0
面白いと思ってるのかね。
725名無しさんだよもん:05/02/17 09:35:54 ID:PYl55m+2O
ハマってるな〜
黒いぜ……腹の中まで真っ黒だぜ浩平……
歴代の敵役の中でも真っ黒に輝いてるぜ

魔王雅史とは別のベクトルで暗黒面全開だな
726名無しさんだよもん:05/02/17 11:17:59 ID:PpTWAybo0
 七瀬を利用しない手はないな。
 ここまで単純にオレの話を信じてくれているんだ、ちょっと働きかければ簡単に協力してくれる。
「ああ、許せないよな。それが本当なら……オレは……」
「…………」
 それが本当ならオレは足立を引き抜くけどな。
 オレが意味ありげに語尾を濁すと、七瀬は俯いたまま押し黙る。純粋で良いなぁ、七瀬は。
「……七瀬、お前が心配することはねーよ。もしそうだとしても、オレがこの鶴来屋をなんとかしてやるからさ」
「待ちなさいよ……。そうやってあんた一人で抱え込もうとしないでよ」
 オレが背を向けて部屋を出ようとしたところに七瀬が引き止めに入る。
 ホントにこいつは二流ドラマの登場人物みたいな性格で分かりやすいぜ。
 こいつの頭の中ではオレが犯罪に手を染めようとしている所でも浮かんでいるのか?
 オレは犯罪はやらないぜ、オレのやることはあくまで合法だ。……悪魔でな、くくっ。
 犯罪なんて犯す奴はマヌケだよ、法にはいくらでも抜け道があるのにさ。
「どうしてあんた一人で背負い込もうとするのよ……。残されたあたしや千鶴さんはどうなるの!?」
「バカ言うな。お前までオレに付き合う必要はねーよ」
「折原! あたし達はパートナーでしょ!? 仲間でしょ!?」
「……バカだな、おまえは」
「結構よ……バカでも……」
 七瀬は精一杯の笑顔でそう答えた。
 ……バカだな、おまえは。


「それで、折原。どうするのよ? まさか足立さんを……」
「なるべくなら非合法はやらない。鶴来屋に迷惑がかかる」
 それで鶴来屋の信頼が落ちて困るのは依頼者やオレだからな。
「だけどな、足立をこのままにしておくのはまずい。ゆくゆくは害となる可能性も大いにあり得る。
 それだけは防がなくちゃいけない。そのためには、七瀬。
 オレ達が卑怯者や外道と蔑まされることもやらなければいけないかもしれない。
 おまえも、オレについてきてくれるなら、悪名をあえて被るぐらいの覚悟はほしい」
727名無しさんだよもん:05/02/17 11:19:15 ID:PpTWAybo0
 オレがきりっとした目で七瀬を見つめると、七瀬も覚悟をしたように首を縦に振った。
 しっかり悪名を被ってくれよ、オレの分までな。
「そして、鶴来屋のためには……残酷だが、足立を嵌めなければならない」
「嵌める!?」
「ああ。足立が会議で反対すること自体はそれほど恐ろしくはない。
 10人のうち1人が反対しても他の9人が賛成すれば良いだけだからな。
 怖いのは企画の発案者である柏木が足立に騙されて自分の企画を下ろしてしまうことだ。
 柏木は足立を信頼している。足立が白といえば黒でも白と思うことだろう。それを避けるにはどうしたらいいと思う?」
「……足立さんを、会議に出さなければ良い」
「良い線行っているな。だがその場合、柏木のほうが会議を先送りにしてしまう可能性がある。
 決定する前に足立の意見をどうしても聞いてみたい、なんて言い出すかもしれない。
 だからな……壊すしかない。柏木と足立の信頼関係を」
「そ、そんなっ……!?」
「自分でも残酷だと思うよ」
 同時に立派な作戦だとも思うがな。
「だがな……これしかないんだ。分かってくれ……七瀬」
 オレが頭を下げる。もちろん演技。プロ並みだよなぁ、オレの演技。
 ここまで上手けりゃアメリカの州を乗っ取ったり殺し合いのドラマにも出演できたりするかもな。
 七瀬は暫く考えた後、大きく頷いた。
 おまえも才能あるな、普通の奴ならこんな方法考え付きも認めもしねーよ。
 さて、それからオレが七瀬に提案した柏木と足立の仲を裂く作戦の内容だが……

A 鶴来屋従業員達に足立の悪い噂をばら撒く
B 柏木の前で足立に不祥事を起こさせる
C 足立を騙して旅行や帰郷などをさせ、柏木の印象を悪くさせる
728名無しさんだよもん:05/02/17 11:21:50 ID:PpTWAybo0
誤字です。                      ↑心象ね。
729名無しさんだよもん:05/02/17 11:22:40 ID:OZawDvNa0
B
730木田恵美梨:05/02/18 23:59:25 ID:PzHO9xdGO
圧縮っての?が近いみたいだから保守するわね。
731名無しさんだよもん:05/02/20 00:57:30 ID:/w1LcBQz0
「少し陰湿かもしれないが……足立に不祥事を起こさせる」
「不祥事ですって?」
「ああ。信用をなくすには足立に失敗をさせれば良い。
 ただ……その失敗をオレ達の手で引き起こす。一言で言えば謀略だ」
 七瀬はオレの言っている意味が分かっているようで、何もいわずに黙っている。
 オレは思わせぶりにうつむいてから続けた。
「確かに、これは外道以外の何物でもないさ。
 だがな……オレは鶴来屋のことだけは第一に考えている。
 そして、お前がせっかく考えてくれた企画の事もな。俺はなんとしてもこの企画を通したい」
 成功させたいとは思わないがな。
 七瀬も黙って頷く。……よしよし、それでいい。
「でも、不祥事を起こさせるって……具体的にはどうするの?」
「七瀬、よく考えてみろ。ここは温泉旅館だ。
 その中でも足立は経営の責任者。いくらでも方法は考え付けるさ。例えば……」

A サクラを使って足立を陥れる方法とか
B 柏木自身に『噂』のことをそれとなく話してみるとか
C あまりやりたくないがわざと客の対応に不備を作るとか
732名無しさんだよもん:05/02/20 01:05:48 ID:jB18d0dX0
A
733名無しさんだよもん:05/02/21 02:32:23 ID:aIgogrEJ0
端役で経営にまつわる印象深いイベントもなかった足立に
原作設定無視でしかも嫌な気分しか残らないタイプの悪人、沖原(こんなのが折原と思いたくない)
そしてそれを押し切るほど注目出来るような経営上の事件を思いつけない書き手(俺含む)
734名無しさんだよもん:05/02/21 03:18:32 ID:/xWDOMJo0
× (俺含む)
○ (俺のこと)
735名無しさんだよもん:05/02/21 13:05:50 ID:b44aoU4u0
そろそろ打ち切りにしよーぜ
面白くないし
736名無しさんだよもん:05/02/21 16:00:09 ID:dykDLYQf0
激しくワロタ!!
GJ!!!
737名無しさんだよもん:05/02/21 17:35:39 ID:5ryryDBT0
「例えば……サクラを使って足立を陥れる方法が考えられる」
「サクラ?」
「ああ。住井辺りにでも頼んで、ここに客として来てもらうんだ。
 それでわざといろいろ騒いでもらって、そこにオレ達がうまく立ち回れば足立を……」
「なるほどね、分かったわ。それじゃ、詳しい段取りを決めましょ」
 七瀬も納得したようで、直ぐに詳細の話し合いへと移った。
 決行は明日。
 千鶴が出社する時間帯に作戦開始だ。
 まず今日のうちにサクラとなってもらうため住井と連絡を取り作戦の事を頼み込んでおく。
 それから明日住井には『予約していた客です』と嘘をついてもらう。
 もちろんフロントは首を傾げるだろう。元々予約なんてしてないんだからな。
 だが、宿泊予定者の欄に住井の名を加えて置いたらどうなる……?
 これは経営側の不備ということになる。まあ陳腐だがこんなところか。

 オレは七瀬と一旦別れた。
 あまり一緒にいるとぼろを出すかもしれないしな。
 それにオレには柏木がいないうちにまだまだやっとかなきゃいけないことがある。
 それは……

A 依頼主に現状を報告することだ
B 鶴来屋における柏木の評判を確認することだ
C 視点を変えることだ(視点変更・柏木家へ)
738名無しさんだよもん:05/02/21 18:35:14 ID:/vgO3hRXO
A
739名無しさんだよもん:05/02/21 21:03:26 ID:oiv8l44H0
七瀬と別れ、俺は鶴来屋とは別のあるホテルに入った。
指定された部屋の前に約束の時間通りに着き、ドアをノックする。
中から鍵がはずされ俺はドアを開け、部屋に入った。
「失礼します」
鍵を開けた依頼者は部屋の奥に戻り、ソファにかけて俺に現状を報告するよう命じた。
「途中経過を報告させていただきます。現在、柏木千鶴の依頼を受けて。
 失敗確実の企画を提案し、柏木千鶴にその気にさせました。
 後、邪魔になるであろう足立を陥れる作戦を計画中です」
そう、この人こそ俺の本当の依頼者。
鶴来屋の重役の一人で俺に柏木千鶴を失脚させろと命じたのだ。
その名は…


A 高槻
B 水瀬秋子 
C 橘敬介
D 古河秋生
740名無しさんだよもん:05/02/21 21:10:45 ID:/vgO3hRXO
C
741名無しさんだよもん:05/02/21 23:05:43 ID:HaKanPBF0
なんで選択肢が鍵だけなんだ?
742名無しさんだよもん:05/02/21 23:36:51 ID:hw8qAqES0
今の書き手が書きやすいから。
ちょっと前のこみパ・うたわれみたいに。
んな気にするな。
743名無しさんだよもん:05/02/23 17:05:57 ID:UjQUJ28J0
「えっと、君の名前は沖原だったかな?」
「折原です。」
「そうかそうか、沖原か。」

なんだ、こいつは人の名前も覚えられないのか?
「まあこれからもがんばってくれ沖原君。」

「沖原!」
七瀬が誰かを呼んでいる。
周りには俺しかいない。

「七瀬、俺の名前は折原だぞ。」
「えっ、今私なんていったの?」

「沖原って言った。」

「ふーん。で、名前なんていうんだっけ?」

・・・おかしい。七瀬がふざけているのか?
それとも・・・
俺は
A まあ、七瀬のふざけだろうと思った。
B 俺の存在が希薄化している。何故?原因究明だ。
744名無しさんだよもん:05/02/23 17:27:55 ID:mpermTr60
おい前の選択肢無視かよあらしか

打ち切り阻止でAしとくが
どちらにしろ強制打ち切りを仕掛けてきそうだな
745名無しさんだよもん:05/02/23 17:49:36 ID:UjQUJ28J0
七瀬のふざけか。
俺はそう思った。

夜になった。
しかし、住井はこない。

静かだ。

七瀬はどこにいるんだ?
柏木千鶴もどこにいる?
橘もどこだ?

俺はここにいる。

夢、夢を見ている。1x年前の夢。幼い女の子がいる。
泣いている自分。
女の子は声をかける。
私はいつもあなたと一緒だよ。

え・い・え・ん・は・あ・る・よ

ここにあるよ。

その後、折原の姿を見たものはいない。



BADEND 悪人、沖原 (いい人になろう)

A リロード 740から
B 次へ。
746とりあえず名無しさん ◆gxDlijfZVk :05/02/23 17:54:38 ID:hk3y4Z0D0
Bにしてしまおう。
747名無しさんだよもん:05/02/23 19:20:26 ID:m/MrxK+r0
ID:UjQUJ28J0
748名無しさんだよもん:05/02/23 19:54:22 ID:E8qWxfkp0
それでは次の作品選択を

A フィルスノーン
B 雫
C 痕
D To Heart
E White Album
F こみっくパーティー
G ナイトライター(with 雀鬼's)
H まじかる☆アンティーク
I 誰彼
J うたわれるもの
K Routes
L 天使のいない12月
M To Heart2
N MOON.
O ONE
P Kanon
Q AIR
R CLANNAD
749名無しさんだよもん:05/02/23 20:04:22 ID:BoUX5qd9O
Q
750名無しさんだよもん:05/02/23 20:38:04 ID:E8qWxfkp0
主人公選択

A 柳也
B 橘敬介
C 霧島佳乃
D 裏葉
E 霧島聖
F 遠野美凪
G 神奈備命
H 国崎往人
I 神尾晴子
J みちる
K 神尾観鈴
751名無しさんだよもん:05/02/23 20:39:47 ID:9oAwfa6f0
Fがいい
752名無しさんだよもん:05/02/23 21:05:14 ID:SB6Q+QRk0
 どうも、私の名前は遠野美凪です。今後とも宜しくお願いします…
あ、ご挨拶代わりと言っては何ですが、お○こ券…じゃなくって、お米券進呈…
さて、栄えある主役に抜擢された私ですが、今何をしているのかと言うと…

A 行方不明になったみちるを探しています
B 突如、廃線となった駅に謎の列車が。誘われるままにそれに乗りました
C 「至高のお米」を求めて旅をしています
D ガンダムファイト…じゃなくって葉鍵ファイトに参加しています
E 大学に進学。現在は東京にいます
F 国崎さんと…ラブラブです(ポ
753名無しさんだよもん:05/02/23 21:13:43 ID:a4ds3UpG0
F
754名無しさんだよもん:05/02/23 21:52:41 ID:rmYC6W2W0
そして、ふられてしまいました……とさ

END


つーか、あからさまなただの荒らしだろ〜が、いいかげんにしろ

740に戻る
755名無しさんだよもん:05/02/24 10:22:53 ID:esorX+ow0
これはどうするの?
選択スレの原則どおり選択肢だす?
740に戻る?
756名無しさんだよもん:05/02/24 10:41:51 ID:BV+ifhIl0
リレー系でやり直しは絶対にやってはいけない!
・・・と、ハカロワUで生息してた自称書き手の名無しさん達が言ってましたよw
757名無しさんだよもん:05/02/24 10:45:26 ID:WJyRaO4R0
あげる阿呆が何をほざくか
758名無しさんだよもん:05/02/24 13:42:48 ID:YwIN/NnP0
ワザとだろ
759名無しさんだよもん:05/02/24 14:31:19 ID:O1OZwtXp0
わざわざハカロワIIとか言ってる時点でな。
760名無しさんだおー:05/02/24 14:34:50 ID:cQzDCLUf0
選択スレなんだから矢張り選択肢で決たほうがいい気がする。
761名無しさんだよもん:05/02/24 15:58:13 ID:EoiNS2It0
どういう風に選択肢で決めるんだ?
アンケートでも取るのかい?
762名無しさんだよもん:05/02/24 15:59:33 ID:VtrlWFZ80
別につまらない話は打ち切りにしてもいいだろ。
事実書き込みが二日とか空いてんだから。
763名無しさんだよもん:05/02/24 17:59:18 ID:Kg2niyqH0
>>762
( ゚д゚)<…
764名無しさんだよもん:05/02/24 18:33:05 ID:+LvDoCaK0
A もうこのスレを見限る
B どうせ荒らされるんだから率先して荒らす
C 運営に葉鍵板の廃止を訴える(理由:隔離するほどの勢いもなくなった)
765名無しさんだよもん:05/02/24 18:41:42 ID:44+Yy8210
764選択は却下
つーか、みんなまず落ち着け。
深呼吸してから書き込もうぜ。
766名無しさんだよもん:05/02/24 18:47:38 ID:+LvDoCaK0
それなら譲歩案を混ぜてやる

A もうこのスレを見限る
B どうせ荒らされるんだから率先して荒らす
C 運営に葉鍵板の廃止を訴える(理由:隔離するほどの勢いもなくなった)
D スルーと言う名の黙認で賽の河原で石を積むような現状維持
767名無しさんだよもん:05/02/24 18:56:34 ID:uYQAdks1O
E 良識ある書き手は己の信じるに従い賢者の沈黙を以て話を続けよ。
768名無しさんだよもん:05/02/24 18:59:29 ID:R7FwqaE70
AかC。
書いてる本人だけが面白いだけだろありゃ。
769名無しさんだよもん:05/02/24 19:03:03 ID:R7FwqaE70
>>767
荒らしにとって非常にありがたい言葉ですね。
770名無しさんだよもん:05/02/24 19:10:52 ID:VtrlWFZ80
どこから始めるか決めます。

A 740 
B 753
C 新しくreスタート
D もう少しこのまま。
771名無しさんだよもん:05/02/24 19:13:35 ID:nanpIyakO
D
頭冷やせ
772名無しさんだよもん:05/02/24 19:13:57 ID:jCMMBwSV0
A
773名無しさんだよもん:05/02/24 19:21:01 ID:LH9HfQUi0
結局は、766のDのような展開になるんだろうな
774名無しさんだよもん:05/02/24 19:28:56 ID:VtrlWFZ80
こうなった原因は書き手と選び手が展開を進めにくい物ばかり選んだから。
その辺の反省をしようか。別にいいといえばいいけど・・・。

次が書きづらくてどうしようもなさそうなのは避けたほうが無難だな。
775名無しさんだよもん:05/02/24 19:30:22 ID:7aynkraq0
C
776名無しさんだよもん:05/02/24 19:33:09 ID:44+Yy8210
選択者に罪はなかろう
問題は選択を用意した書き手だ

愉快犯が混じってる
777名無しさんだよもん:05/02/24 19:49:36 ID:FLz1cB6W0
その手の問題は他のリレー系スレにも言える事だよな。
778名無しさんだよもん:05/02/24 20:03:58 ID:IQr4EmPC0
      ./       ;ヽ 
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l  またもや、荒らしだ!議論だ!!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |  糞作品大炸裂だ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/          ここに居る奴は後悔するぜ!!
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 葉鍵リレースレは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | |
779名無しさんだよもん:05/02/24 22:20:16 ID:NzICMFQ10
ここで騒いでいる奴らに未悠スレ見たら卒倒するんだろうか?
780名無しさんだよもん:05/02/24 23:51:35 ID:jpBkXsmq0
RR警報発令しますた
781名無しさんだよもん:05/02/25 01:15:59 ID:99B2FI3O0
782名無しさんだよもん:05/02/25 02:34:04 ID:jqrpc0Up0
いいから戻れよ
783名無しさんだよもん:05/02/25 03:08:38 ID:99B2FI3O0
>>782
F
784名無しさんだよもん:05/02/25 07:23:17 ID:gNN3I4Tw0
>>782
何を偉そうに
大体戻る場所なんて無いだろ?
バーカ
785名無しさんだよもん:05/02/25 12:21:59 ID:giF9JETa0
も う こ の ス レ は だ め だ な
786名無しさんだよもん:05/02/25 21:12:53 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
787名無しさんだよもん:05/02/25 21:14:25 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
788名無しさんだよもん:05/02/25 21:15:14 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
789名無しさんだよもん:05/02/25 21:17:06 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
790名無しさんだよもん:05/02/25 21:17:57 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
791名無しさんだよもん:05/02/25 21:19:39 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
792名無しさんだよもん:05/02/25 21:20:29 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
793名無しさんだよもん:05/02/25 21:21:27 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
794名無しさんだよもん:05/02/25 21:22:45 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
795名無しさんだよもん:05/02/25 21:23:37 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
796名無しさんだよもん:05/02/25 21:24:44 ID:0AWJEHon0
うんこちんちん
797名無しさんだよもん:05/02/25 21:32:47 ID:0AWJEHon0
さよなら選択スレ(プ
798名無しさんだよもん:05/02/25 21:33:42 ID:0AWJEHon0
さよなら選択スレ(プ
799名無しさんだよもん:05/02/25 21:34:28 ID:0AWJEHon0
さよなら選択スレ(プ
800800:05/02/25 21:35:25 ID:0AWJEHon0
さよなら選択スレ(プ



801名無しさんだよもん:05/02/25 21:37:19 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
802名無しさんだよもん:05/02/25 21:38:05 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
803名無しさんだよもん:05/02/25 21:38:56 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
804名無しさんだよもん:05/02/25 21:39:51 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
805名無しさんだよもん:05/02/25 21:41:09 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
806名無しさんだよもん:05/02/25 21:42:08 ID:0AWJEHon0
もう2度とこんなキモスレ立てるなよボケがア(笑)
807名無しさんだよもん:05/02/25 21:42:48 ID:0AWJEHon0
808名無しさんだよもん:05/02/25 21:43:38 ID:0AWJEHon0
809名無しさんだよもん:05/02/25 21:45:23 ID:0AWJEHon0
810名無しさんだよもん:05/02/25 21:46:16 ID:0AWJEHon0
811名無しさんだよもん:05/02/25 21:48:37 ID:0AWJEHon0
選んだんだからなにか書けよwwwww
812名無しさんだよもん:05/02/25 21:49:18 ID:0AWJEHon0
選んだんだからなにか書けよwwwww
813名無しさんだよもん:05/02/25 21:50:07 ID:0AWJEHon0
選んだんだからなにか書けよwwwww
814>>739-740から:05/03/01 02:42:06 ID:BE+PSuYo0
「…………というわけで。色々あったけれどこれが現状までの報告書です。お目通しを」
 と言いながらオレは茶封筒に入った書類の束を豪華な机の上に置く。
「ご苦労様。まあ君のことだ。よもやのことは無いと思うけどね」
 その向かい、豪華な皮椅子に座る男――――今回のオレの依頼人であり、スポンサーであり、鶴来屋重役でもある男。
 橘敬介はたいして感情の篭っていないねぎらいの言葉をオレに寄越した。
「このためにわざわざ高い金を払って君を保釈したんだからね。沖原三告平君?」
「…………古い芸名だ。よしてくれ」
「ははは、こりゃ悪かった」
 橘は大して悪びれた様子もなく、無機質にパラパラと書類をめくっていく。…………と、ほどなく机の中にしまいこんだ。
 まあ今のところまでは特に問題もないからな。気になる点はないだろう。
「よろしい。計画は順調なようだね」
「まあな」
 机の上に肘をつきながら言葉を続ける。
「独断で行動し、グループに大損害を与えたとなればいくら会長とは言えまだ大学出たての女の子一人。どうとでもなるさ。
 そうなれば柏木一族による鶴来屋グループの独裁も終焉だ。もっとスマートな経営改革を進めることができる。
 僕にも、キミにも、地元にも利のあることだよ」
 また始まったよ。
「オレには関係のないことだ。オレの仕事は柏木千鶴に不祥事を起こさせることのみ。後は残りの金さえもらえりゃ好きにしてもらってかまわない」
「もちろんだとも。僕は約束は守る。君が仕事さえしっかりやってくれればギャラも倍額。いや、三倍額にして払ってあげよう」
「ありがたいが遠慮させてもらう。その手の話に乗って美味い思いをしたことは一度もない。最初言った規定の額で十分だ」
「欲が無いな、君は。かつて稀代のペテン師とも呼ばれた男が」
「慎重と言ってもらいたいけどな」
 フン、気に食わない男だ。

「…………では、今日はご苦労だった。引き続き裏工作の方を進めてくれ」
「言われなくともわかってるさ。足立を引き摺り下ろす算段も整えてある。大船に乗ったつもりでいてくれ」
「それは頼もしい。では、頼んだよ」
「ああ、了解した」
 そして、オレは………

A 普通にドアを開けた。
B ドアを蹴り開けた。
815名無しさんだよもん:05/03/01 02:49:55 ID:2kR/mKls0
A
816名無しさんだよもん:05/03/01 03:04:04 ID:BE+PSuYo0
 そのままドアを開け、部屋を後にした。

(まあいい。とりあえず先立つものがなければ始まらないからな。
 会議の根回しに足立失脚の具体案。やるべきことはたくさんある。
 やれやれ…………忙しいこったな。
 だが…………久々に血が騒いでいるオレがいることも確かだ。
 つくづく度し難い奴だな。オレって男は………)


 ――――私の知らぬところでこんな恐ろしい計画が進んでいることなど、当時の私には知る由もありませんでした。
 お恥ずかしい話ですが、この時私は耕一さんと久しぶりにお会いできることで少なからず浮かれていたのです――――
 …………言い訳できないほど、経営者失格でした。


(さぁて、まずは……どこから手をつけたもんかな)


A 他の重役への根回し。
B 足立の失脚案。
C 千鶴の様子を見に行く。
D 今日はもういいか。七瀬のところに戻る。
817名無しさんだよもん:05/03/01 03:13:40 ID:T2rgYT9ZO
D
818名無しさんだよもん:05/03/02 01:53:49 ID:0TNztKy/0
「…………ま、今日はいいか」
 帰り道。自販機に手を突っ込んでコーヒーを取り出し、その栓を切りながら折原は呟いた。
「相手はズブの素人だ………慌てることもないだろう………。
 細かい話は明日の計画を実行してからでいい………。面倒なことになるんだろうし、今日はさっさと休もう」
 そしてグイッと一息で飲み干すと、空いた缶を近くのクズ入れに放り込み、折原は鶴来屋の自分の部屋の岐路へとついた。


「ええと、確かそろそろ……」
 時間は少々さかのぼる。
 日中、仕事を折原に任せ、耕一の迎えに行った柏木千鶴。
 彼女は送迎の車を駐車場に任せ、一人、駅の改札前にて耕一の姿を待っていた。
「……………」
 待つことしばし。胸中に去来するのは期待と不安。
 期待は当然耕一と久しぶりに顔を合わせることに対してである。弟もどき、幼馴染もどきの従兄弟の男の子。
 その存在は彼女の中でも看過できないほどの位置を占めるものになっている。
 そしてもうひとつの、不安。
 鬼の血うんぬんに関してはたぶんこの話では関わってこないので、今は仕事に対してである。
 なにせ彼女もつい先日までは学生だった身分。
 そんな社会人なりたての立場でいきなり鶴来屋グループのすべてを任され、そしてしかも新規プロジェクトを立ち上げて
 その音頭を取っていかなければならないのだ。
 プライベートな時間であろうとも、まったく不安を覚えないと言えば嘘になる。

 …………とはいえ今はそのことは心の一段高い棚に置いておき、耕一との再会を楽しみにしているわけであるが。
 などと考えてる内に、ホームに下りの電車が着いたようだ。
 普段は静かな駅構内がにわかにざわめき、次々と電車を降りた人々が次々にやって来る。
 千鶴は人の流れから少し外れ、その中から耕一の姿を探していた。
 人通りは多いが、見ればすぐに……………………いた。

「耕一さん! こっちです!」
 喧騒に流されないように、少々声を大きく呼びかける。
「ん? 千鶴さん?」
 耕一もそれに気づいた。大きなバックを肩に下げながら、人の波を掻き分けて千鶴の下へと向かう。
819名無しさんだよもん:05/03/02 01:56:26 ID:0TNztKy/0
「お疲れ様でした耕一さん。お久しぶりですね」
「ええ、どうも」
 挨拶もそこそこに、千鶴はあることに気づいた。
 耕一は、一人でないのだ。
 耕一の後ろには、おそらく耕一と同じ年頃の青年と、少女が一人。寄り添うように佇んでいた。
「…………あの、耕一さん? そちらの方は?」
「ああ、こいつらですか。こいつらは……」
「こいつらとはまた失礼ですね、柏木君」
 耕一の言葉を待つことなく、青年は一歩前に進み出て千鶴に片手を差し出してきた。
「どうも初めまして。久瀬といいます。柏木君とは大学で同期の仲です。よろしくお願いします」
「あ……そうなんですか。こちらこそよろしくお願いします。私は柏木千鶴。耕一さんとは従姉妹になります」
 少々不思議な顔をしながらも千鶴はこれに答え、軽く握手を交わす。
「お前も相変わらずだな……」
 耕一は少々難しい顔をしつつも、いつものことといった雰囲気で説明を再開した。
「お聞きの通りこいつとは同期でして。
 ちょうど夏休み中どこか旅行に行きたいとか言ってたんで、それならついでに隆山に行かないかと誘いをかけてみたんですよ」
「まあ、そうだったんですか」
 事情を把握し、千鶴の顔にも笑みが戻る。
「まあ僕らもどこにしようか迷っていたところですし、温泉は嫌いではないので」
 眼鏡の位置をクイッと直しつつ、キザったらしく言った。
「で、こっちは後輩の桜弥ちゃんです」
「さ、サクヤです。よろしくおねがいします」
 最後に耕一の紹介を受け、久瀬に寄り添う少女がペコリと頭を下げた。
「ちなみに僕らは別に同じメカに乗ってどっかの獣耳軍団と戦ったりなんかはしてませんので。そこのところはよろしくおねがいします」
「?」
820名無しさんだよもん:05/03/02 01:58:09 ID:0TNztKy/0


 そしてしばらく構内で言葉を交わした一行。話を聞いてみると久瀬とサクヤは鶴来屋に予約を入れていると言う。
 送迎を申し出た千鶴だが、二人は丁重に断り、千鶴らに別れを告げるとバス停へと向かっていった。
「まあ気にしないでください。あいつはああいう性格なんですよ」
 無理に薦めても仕方がないので、気を取り直し、千鶴は耕一と一緒に柏木家へと向かった。


 ――――そう。私が久瀬さんと初めてお会いしたのもこの時でした―――
 ――――この出会いもまた、私と鶴来屋の運命を大きく変えるものとなったのです―――


 そして

A 柏木家視点へ
B 鶴来屋視点へ
C 翌朝になりました
821名無しさんだよもん:05/03/02 02:07:59 ID:qiBOVjA00
な、何故久瀬がここに…
822名無しさんだよもん:05/03/02 03:01:51 ID:0TNztKy/0
 ――――翌朝。鶴来屋ロビー。
「いらっしゃいませ」
 回転扉をくぐってきた一人の男に、フロントが恭しく頭を下げる。
「予約していた住井ですが」
 男は当然のように自分の名を名乗り、フロントもそれに応えて予約表を確認する。
 ここまではホテルのありふれた風景だ。
 そう。
「住井様…………ですか?」
 ここまで、は。

「来たな住井」
 吹き抜けの鶴来屋ロビー。三階の踊り場からその光景を見る折原の光景があった。
「せいぜい騒ぎを起こしてくれよ……なるべく大きく、な」

「申し訳ございませんお客様。お客様名義の予約は入っておりません」
「ん? どういうことだそりゃ。俺は確かに予約を入れたぜ?」
「ではもう一度お名前を確認させていただいてよろしいでしょうか?」
「だから住井だ。住井護。しっかりしてくれよ」
「住井様…………と。申し訳ございません。やはり予約は済まされておりませんが」
「なんだよったく……しょうがねえな。じゃあ改めて部屋を取らせてもらう。最上階のスイートで頼むわ」
「申し訳ございません。現在スイートルームは予約のお客様で満席でございます。どうぞ他の部屋をお願いします」
「ああん!? だから俺が予約入れといたっつっただろーが!! 俺は今回の旅行のために有給取って来たんだぞ!?」
「ですから、すでに予約のお客様で一杯なのです」
「だーかーら! 俺は予約入れといたっつったろーが!!」
「ですから、お客様の予約は受け付けておりません」
「予約は入れたっつったろーが! どうなってんだよこのホテルは! あ!?」

(まあそうだろうな)
 徐々に声を荒げていく住井を見て、折原は唇を歪ませる。
(この時期飛び込みでスイートが空いてるわけはない。予約を入れてもいない奴の名前が予約表に入ってるはずもない……)
823名無しさんだよもん:05/03/02 03:04:00 ID:0TNztKy/0
「お客様、落ち着いてください」
「落ち着く!? 俺は十分落ち着いてる! お前こそどうにかしろよ! 俺は予約入れてたんだぞ!?
 それを受け付けてない上に泊まらせねーとはどういう了見だ!?」
「ですから他の部屋は空いております。そちらをどうぞご利用ください」
「だったらタダにしろよ! 俺はお前らにすっかり迷惑かけられたんだぞ!?」
「申し訳ございません。そういうわけにはいきません」
「だったらスイートに泊まらせろっつってるだろ!? 予約もクソも俺は最初から予約入れてきたんだぞ!?」
「他のお客様に迷惑です。どうぞもっと落ち着いてください」
「だから俺は落ち着いてるっつってるだろーが! いい加減にしろ! テメーじゃ話にならねぇ!
 責任者呼べ責任者! 責任者出せ!!」

(さて……お決まりの台詞が出たが……そろそろ……)

「なんの騒ぎですかな?」
「あ、社長……」
 騒いでる最中、タイミング良く足立が出社してきた。

(タイミングバッチ、と)

「あ!? お前が社長か!」
「はい、社長の足立です。お客様、何事ですか?」
「騒ぎじゃねーよ! 俺はスイートの予約入れてたっつーのにここのフロントは入れてないとか抜かすんだよ!
 もっと社員教育しっかりしろよ! これが音に聞く鶴来屋か!?」
「なるほどそうでしたか。これは申し訳ございません。至急こちらで確認しますので少々お待ちください」
「あ? あ、ああ……」

(さすがだな足立。有無を言わせずこの場を収めた。まあフツーのクレーマー相手ならこれで確認してなおゴネるようならつまみ出すってのが妥当なトコだが……)
824名無しさんだよもん:05/03/02 03:04:57 ID:0TNztKy/0
「ひょっとすると予約表に記入漏れがあったのかもしれない。受け付け表を確認したまえ」
「は、はい!」
 備え付けのパソコンを操作し、カタカタと受付表を呼び出していく…………と。
「しゃ、社長!?」
「どうしました?」
「受け付け…………されています!」
「…………なに?」

(BINGO!!)

「ほらどうだ!? 俺の言ったとおりだろう!? さっさと案内しろよ! 俺は長旅で疲れてんだよ!!」
「…………部屋は空いてるか?」
「いえ、満席です」
「………………………………」
「満席もクソもあるか! 俺は予約入れてるんだよ! どこの誰が予約入れてんだか知らないが断って追い出しちまえ!」
「け、けど社長、おかしいです……昨夜確認した時はちゃんと予約と宿泊のお客様は合ってたんです。今朝になって、急に……」

(当たり前だ。今朝オレがちょいと細工させてもらったんだからな)

「ンなのは知ったことか! いいからさっさと案内しろよ!」
「その前にお客様、いくつかお聞きしてよろしいでしょうか?」
「あ、なんだよ!!?」
 激昂する住井に対し、足立はあくまでも事務的な対応を続けた。
「お客様、ご予約はような方法でお入れになりましたか?」
「ほ、方法!!?」

 住井は……

A 「で、電話で入れたさ!」と答えた。
B 「インターネットでだよ!」と答えた。
C 質問に答えず、逆ギレした。
825名無しさんだよもん:05/03/02 03:09:50 ID:rBhL2fcxO
A
826名無しさんだよもん:05/03/02 04:39:03 ID:gJpztC3M0
(チッ、足立め………そう来たか)

「で、電話で入れたさ!」
「なるほど、お電話で。それはいつごろのお話ですか?」
「い、いつごろか………って………」
 弱る住井。予約など入れてないのだから、当然彼に答えられるはずがない。
「お答えください。お客様がご予約を入れたのはいつごろになりますか?」
「そ、それは……一週間ぐらい前……だった……かな?」
「それはおかしいですね」
 足立はモニタ画面を確かめながら言葉を続ける。
「データによるとお客様がご予約を入れたのは5日前となっていますが?」
「だ………だから一週間『ぐらい』前って言っただろうが!」
「5日前と7日前は『ぐらい』に入るものですか?」
「お、俺の田舎ではそうだったんだよ!!」

 RRRRR……RRRRR……

 とその時だ。不意に住井の懐で携帯の着信音が鳴った。
「ちょ、ちょっと待て! 電話だ!」
 慌てて足立らに背を向け、懐の携帯を取り出す!
「も、もしもし!?」
『住井か。オレだ』
(お、折原か! どうする!? 雲行きが怪しくなってきたぞ!?)
『ああ。わかっている。とにかくお前はひたすら知らぬ存ぜぬで押し通してくれ。質問には一切答えるな。
 今すぐオレが行く。それまで何とかゴネ通せ。絶対オレの名前は出すな。オレが出ても初対面を装え。いいな』
(わ、わかった!)

 ピッ。

(足立……さすがは柏木耕平の下で鶴来屋を育てていっただけのことはある、というわけか。一筋縄でいく相手じゃなかったみたいだな………)
 公衆電話の受話器を乱暴に置くと、急いで反転。折原は階段に向かった。
827名無しさんだよもん:05/03/02 04:40:38 ID:gJpztC3M0
「ご相談は終わりましたか?」
 振り向いた住井に足立は開口一番言ってのけた。
「な、なんのことだ!? とにかく俺の予約は入ってたんだろ!? だったらさっさと案内しろよ!」
「ですがお客様のご予約には色々と不明瞭な点が多いので。もう少し調査をしなければ何とも言えません」
「だからそれはそっちの勝手だろう! 俺は客だぞ! 俺を疑うのか!!?」
「いいえ、とんでもない。ただお客様のご予約に不審な点が見受けられるだけです。そういうわけでお客様。
 お客様の電話の履歴を確認させていただけませんか?」
「!」
 慌てて後ろ手に携帯を隠す住井。
「な・なんでそんなことをしなけりゃならないんだよ!!」
「お客様の電話から当方へお電話があった詳しい時間がわかれば調査も進めやすいので。ご協力お願いできませんか?」
「な・なんの権利があってそんなことを言うんだこのホテルは!!」
「いえ、強制しているわけではございません。ただご協力をお願いしているだけです」
「ぷ、プライバシーの侵害だな! 人権侵害だ! な、なんなんだよこのホテルは! 人を侮辱するのもいい加減に……!!」

「いい加減にするのは君のほうだ」

「な…………ッ!!?」
 真後ろから声が聞こえた。同時に住井の手から携帯電話がもぎ取られる。
 慌てて振り向くと、眼鏡をかけた男が己の携帯電話を開き、画面を操作している。
「な……なにしやがるテメェ!!」
「それはこちらの台詞だ。キミもいい大人ならいい加減にしたまえ。他の客への迷惑も考えられないのかい?」
「か、返しやがれ!」
「叫ばなくても聞こえる。僕の耳はそのためにあるのだからね。キミのは違うかもしれないが。ほら、返すよ」
 パタンと携帯を閉じると眼鏡の男―――久瀬は携帯を住井に投げ返した。
「くそっ、テメェなんのつもりだ! 人のぷ、プライバシーを勝手に!」
「謝罪がほしければ謝るよ。ただしその前に僕の優雅な朝食の時間をブチ壊しにしたことに対して丁重に謝罪してもらいたいけどね」
「う、うるせぇ! 知ったことか!」
828名無しさんだよもん:05/03/02 04:42:26 ID:gJpztC3M0
「そしてもう一つ。先ほどのそちらの方の質問に続ける形になるが、今確認させてもらったらキミの携帯にはここ数日分は
 ここ鶴来屋への発信記録はなかったがね。ついでに言えば着信記録には怪しげな公衆電話ナンバーからの着信が山ほどあったが。
 クレームを続けるのならそのあたりを踏まえた上でもっと大人の態度でお願いするよ」
「く、くそっ! なんなんだこいつは! おい! なんなんだよこいつは! これが鶴来屋なのか!? 侮辱罪で訴えるぞ!」
 足立らに向かい、まくし立てる。が――――
「残念ながら僕はこのホテルとは関係ない。君と同じただの客だ。………おっと、ただのクレーマーであるキミと比べるのは無理があったかな?」
「てッ……てめぇっ!!」
 激昂した住井は久瀬に殴りかかる、が………
「お客様、暴力はお止めください」
 寸前、足立に腕を押さえられた。後ろ手に締め上げられ、どうにもならなくなる。
「ぐっ…………あっ! な、なんだ!? 暴力振るうつもりか!? 俺は客なんだぞ!?」
「他のお客様のご迷惑になります。どうぞお引取りください」
「な、なんだと!?」
「お引取りください。…………つまみ出せ!」
「はい」
 足立の命令に従い、数人のホテルマンが住井を組み伏せ、そのままホテルの外に連れ出した。
 適当に距離を離したところで解放する。
「くっ…………訴えてやるからな!」
 最後にみっともない捨て台詞を残し、住井は去っていった。

(…………ちっ、間に合わなかったか)
「おや折原さん。これはお見苦しいところをお見せしました」
 ロビーに着いた折原が会えたのは、乱れたネクタイを直す足立のみだった。
「少々騒ぎがありましたが問題ありません。もう収まりましたので」
「…………そうか」
「新しいプロジェクトの会議は今日の午後からでしたな。あなたの手腕、確かめさせていただきますよ」
「……まあ、期待していてください」
 一瞬険しい顔になった折原だが、そこはすぐに持ち直し、いつもの表情・口調で足立に答えた。
(………ミスったか。まあいい。まだ次がある………)
829名無しさんだよもん:05/03/02 04:43:12 ID:gJpztC3M0
 一方、久瀬はロビー端のカフェテリア、自分の席に戻りコーヒーを一口すすっていた。
「やれやれ、せっかくのコーヒーが冷めてしまったな」
「もう久瀬さん、ああいう怖い真似はよしてください。見てる方がヒヤヒヤしてしまいますよ」
「気に入らないんだよ。ああいう感情だけで喚き散らす人間は。第一朝食が不味くなる」
「まあ、久瀬さんがそういう方だってのは知ってますけど………」
「なら問題ないだろう?」
「はあ………」
 などとサクヤと話していると……
「コーヒーのお代わりをお持ちしました」
 不意に、ポットを持った足立が二人の脇に現れた。
「…………僕は注文していないが?」
「当ホテルのサービスです。どうぞお気になさらず」
「さっきのことに関連してならお門違いだ。僕は僕が不快だから口を挟んだまでだ」
「いえ、先ほどのこととは全く関係ございません。当ホテルから久瀬様へのサービスですので」
「………そうか。ならいただこう」
「はい。クリームはいかがしますか?」
「いらない。ブラックで頼む」
「承知しました」
 恭しく頭を垂れ、足立は久瀬のカップにコーヒーを注ぎ足した。
830名無しさんだよもん:05/03/02 04:44:32 ID:gJpztC3M0
「失敗した」
 バタンと己の部屋の扉を閉めつつ、折原は吐き捨てた。
「失敗? どういうこと?」
「足立が予想以上に冴えていた。その上どっかのガキが話に割り込んで話の矛盾点をつつかれた。
 あれじゃあ足立の評判を貶めるにはまるで足りない」
 話を聞くうち、見る間に七瀬の表情に不安の色が浮かんできた。
「…………折原、やっぱ他人を嵌めてまでやるのはよくないんじゃ………」
「まだそんなことを言ってるのか」
 七瀬の肩をしっかり掴み、諭すように折原は言う。
「これが鶴来屋のためなんだ。足立の存在なんてのはこれからの新しい鶴来屋にとって百害あって一利なし。
 たしかに綺麗な方法じゃないが、そのためにオレたちがいる。オレたちが泥をかぶり、オレたちを踏み台にし、
 新しい鶴来屋は羽ばたいていくんだ。…………わかってくれ、七瀬!」
「折原…………
 …………うん、そうだよね。これがあたしたちの仕事なのよね!!」
「ああそうだ! わかってるな七瀬!」
「そうよ! あたしたちはやんなきゃいけないのよ! で、次はどうするの!」
「そうだな…………」

A 千鶴に直接足立の悪い噂を伝える。
B 橘の協力も取り付け、会議の席で足立を糾弾する。
C 足立にしばらく入院してもらう。
D これ以上は手を出さないほうがいい。
831名無しさんだよもん:05/03/02 05:11:18 ID:cIf5RJK9O
832名無しさんだよもん:05/03/03 02:07:47 ID:2HnqPCdp0
「…………いや、足立への裏工作はひとまず止めるべきだな」
「え? なんで?」
 突然言うことを180°翻した折原。七瀬は怪訝な顔になる。
「藪をつついて蛇を出すわけにはいかないってことだ。これ上下手な小細工を弄しても足立の警戒を強めるだけになる。
 プロジェクトに関しては会議の席で一気に押し切るぞ」
「けど……大丈夫なの? 足立さんが反対したら……」
「まあその時はオレの舌に働いてもらうまでだ。重役陣のジジイ共ぐらいならいくらでも煙に巻ける。
 多数決で決めちまえば千鶴も嫌とは言いにくいだろう」
「折原次第……ってわけね」
「あんまりオレばかりアテにしないでくれよ」
 ハハッ、と乾いた笑いを漏らす。
「お前には会議の席でこのプロジェクトの有用性をプレゼンしてもらわなきゃならないんだからな。せいぜい勢いよく頼むぞ」
「ふふん……わかってるわ。まっかせなさいよ!」
 バシン! と勢いよく竹刀を叩きつけながら叫ぶ。
「あたしを誰だと思ってるの?
 努力と根性! 時代の荒波を乗り切る七瀬コンサルティングの七瀬留美なんだから!」
「頼りにしてるぞ。相棒」
 パン、と七瀬の肩を叩く。
 そしてお互い顔を見合わせ、ニッと笑いあった。

(――――単純だ。単純すぎる。
 本当にこんな奴が今までやってこれたとはな……。これが一番驚きだ)
833名無しさんだよもん:05/03/03 02:09:05 ID:2HnqPCdp0
 場面は変わって、鶴来屋ロビー。
「…………へえ、今日はこれから会議があるんですか…………」
「はい。毎日毎日会議に会議に打ち合わせ。正直いって少し辟易してきてるところです」
「ははは。まあ会長っていうのも楽じゃないですよね」
「一番上に立つ人間は一番忙しくなければならないですからね……。わかってはいますが、辛いです。はぁっ……」
 窓際に並べられたソファのひとつに腰掛け、耕一と千鶴がなにやら話しこんでいた。

「おや柏木君に千鶴さん。これは奇遇ですね」
 と、そんなところにホテルの中から久瀬とサクヤが出てきた。
 二人とも浴衣姿で、ホカホカと体中から湯気を立たせている。
「おっ、久瀬か。なんだ、さっそく温泉か?」
「ええもちろんですよ。僕らはこのために来たんですから。あらかじめこの隆山の全ての温泉も調べつくしていますしね。今日はこれから10個所の温泉を回る予定です」
「10個所……」
 千鶴は感心の息を漏らす。
「けれど……そんなに急いで回らなくてもよろしいのではないですか? もっと温泉はゆっくりとつかった方が……」
「ご心配には及びません」
 久瀬はクイッと眼鏡の位置を直しながら続けた。
「交通情報・地図情報・バスの路線表、時刻表も全て調べは済んでいます。
 その上で考えうる最善のコースをすでに計画していますのでなんら問題はありません。温泉につかりつつ且つ商店街も回っておみやげを買う時間すら取れています」
「はー……それはすごいですね……」
 会ったことのないタイプの人間に触れ、千鶴はただただ感心することしかできない。
「おっ、久瀬も商店街に行くのか」
 商店街という単語に反応したのは耕一だ。
「それがどうしましたか柏木君?」
「実は今日俺も昼ごろ商店街あたりブラつこうかと思ってるんだけどな。ならどうだ? ついでに一緒に回らないか?」
「無理だな。『昼ごろ』『商店街あたり』などというあまりにファジーな情報では僕らと君が合流できる可能性は限りなく低い。
 もし僕らと一緒に行きたいのなら16:45に商店街入り口のアーケード下で待っていたまえ。一分一秒でも遅れたら約束を反故したと見なすよ」
834名無しさんだよもん:05/03/03 02:10:12 ID:2HnqPCdp0
「よしわかった。それなら四時半ごろに行くわ」
「『ごろ』では困る。45分に確実に商店街にいるようにしてくれないとね」
「わかったわかった。45分にアーケード下だな。遅れないように行くよ」
「よろしい。では僕らはこれで失礼する。お二人ともお仕事頑張ってください」
 言いたいだけまくしたてると久瀬は荷物を担ぎ直し、正面ロビーから隆山の街へと繰り出していった。
「あっ、ちょっと待ってくださいよ久瀬さん! あ……その、失礼しましたっ」
 数秒遅れ、二人にペコリと頭を下げた後サクヤが慌ててその後を追っていった。

「やれやれ、相変わらずだな」
「……………………」
 慣れたもんだと言わんばかりの耕一に対し、千鶴はポカンとしたままだ。
「……久瀬さんって、ずいぶんと変わった方なんですね」
「ま、ああいう性格なんですよ。悪い奴じゃないんですけどね」
 はははと苦笑する。
「けどああ見えても頭は良くて。あいつ、学部首席から落ちたことがないんですよね」
「それは……その……天才と何とやらは紙ひと…………っ!!」
 出かけた言葉を慌てて飲み込む。
「ははは、それはみんな言ってますよ。まああいつ自身も気にしちゃいませんけどね」

 PiPi!

 などと話していると、不意に千鶴の腕時計が鳴った。
「いけない……もうこんな時間」
「あ、仕事ですか」
「はい。今日はこれから新プロジェクトに関する役員会議があるんですよ。私の大仕事。気合を入れてかからなければいけません」
「おっとそうでしたね。すいません。引き止めてしまいまして」
「いいんですよ。耕一さんとお話するのは私も楽しいですし。
 …………あ、そうだ」
 何かを思いついたようにパン、と手を鳴らす。
「耕一さん、今日久瀬さんとお会いするって言ってましたよね?」
「はい。そのつもりですが?」
「でしたら今日の夕飯に久瀬さんとサクヤさんをご招待しておいていただけませんか?」
835名無しさんだよもん:05/03/03 02:11:19 ID:2HnqPCdp0
「二人を? ですか」
「はい。せっかく耕一さんのご友人が隆山にいらしてるんです。一度くらい我が家に招待してさしあげたいと思うんですが……」
 最初は笑顔だったが、語尾では少々不安げな顔になる千鶴。
 その不安を打ち消すように、耕一は明るく答えた。
「わかりました。そういうことなら会った時に誘いをかけておきますよ。久瀬はともかくサクヤちゃんなら初音ちゃんたちとも気が合いそうですしね」
「まあ耕一さん、お友達にひどい言いようですね」
「でも、千鶴さんもそう思いませんか?」
「思いますね」

 :
 :

「会長、これが今日の資料です」
「ありがとうございます」
 しかし何と言われようと、今の千鶴は鶴来屋グループの名実共に会長である。
 一歩仕事場に戻れば、頬と気を引き締め職務に全身全霊を尽くさねばならない。
 赤絨毯が敷き詰められた廊下をヒールの音を鳴らしながら歩いていく。
「役員の方々は全員集合していますか?」
「はい、すでに重役陣も七瀬さんたちも全員会議室に入っています。あとは会長だけです」
「わかりました。ご苦労様です」
 早足で歩きながらも、手渡された企画書の表紙に目を走らせる。

『鶴来屋主催・隆山温泉こみっくパーティー(仮) 企画書第01号』

 ワープロ打ちされたゴシック体の目が嫌でも目に入った。

(これが、私の仕事第一号……!)
 静かにだが拳を握り締め、改めて己に気合を入れなおす。
(絶対失敗は…………できない!!)


「遅れました。柏木千鶴です」
836名無しさんだよもん:05/03/03 02:12:08 ID:2HnqPCdp0
「それでは七瀬さん。早速企画概要の説明に入っていただけますか?」
「はい、わかりました」

 開始の挨拶もそこそこに、会議はさっそく始まった。
 まず七瀬が前に出て、スクリーンに映し出された映像を指す。

「ではまず企画の主旨からご説明します。
 そもそも今回の企画は鶴来屋主催で隆山にて同人誌即売会を行うことにより、新たな客層を開拓すべく――――」


「………………………………」


 七瀬が熱の入った弁で企画の要旨を説明していく。
(……まあこれ事態は問題あるまい。七瀬のプレゼン技術は高いとは言えないが、その勢いとハキハキした喋り方によって聞き手の受けはいい―――)
 円卓の端で七瀬のプレゼンを流し聞きしながら、折原は別のことに思いを馳せていた。
(今回の会議程度なら問題なくこなせるはずだ。それより、問題なのは……)

「…………」
「…………」

 一瞬、橘と目が合った。
 当然重役である橘もこの席には同席しているが、折原と面識があることは悟られてはならない。お互いにすぐに目を逸らす。

(確実に賛成多数に持っていきたいところではあるな。確か……橘の話によると鶴来屋重役陣10人中…………)

A 明確に反千鶴なのは橘だけだったな。
B 3人が反千鶴派だと聞いたな。
C 5人―――とりあえず過半数は確保したと言っていたな。
D 9人―――根回しは完璧だと言っていたな。
837名無しさんだよもん:05/03/03 02:37:22 ID:mvFlgYBw0
B
838名無しさんだよもん:05/03/04 16:40:41 ID:xnWJEQnj0
橘を入れて3人が反千鶴派といっていたな。とすると、過半数にはあと2人か。

足立はこのプロジェクトに反対するだろう。奴は頭が切れる。
普通に考えてこのプロジェクトは失敗に終わることは分かるはずだ。

足立派は足立に合わせて反対するだろう。こいつらが足立を入れて3人と聞いた。

残り4人のうち2人が勝負だな。

ここはひとつ何か策に出るか。

A コスプレイヤー達も来るのか、とつぶやく
B 七瀬のプレゼンだけで大丈夫
839名無しさんだよもん:05/03/04 16:49:38 ID:8tnQ8vla0
b
840名無しさんだよもん:05/03/04 17:07:37 ID:xnWJEQnj0
皆、まじめな人たちだからコスプレとか、言わないほうがいいだろ。
それにこの七瀬のプレゼンも良くできている。

これなら大丈夫だ。

結果
A 賛成10、反対0
B 賛成7 、反対3
C 賛成5 、反対5(プラス千鶴で反対6)
D 賛成3 、反対7
841名無しさんだよもん:05/03/04 17:08:32 ID:xnWJEQnj0
Aでいこう。コミパを成功させるべし
842名無しさんだよもん:05/03/04 17:09:12 ID:xnWJEQnj0
なんてね。上のは無効選択で。
843名無しさんだよもん:05/03/04 17:12:28 ID:ek9g+EvA0
B
844名無しさんだよもん:05/03/04 21:43:29 ID:Tiv+COFOO
>>841
いや…悪いが鉄の掟が発動すると思うから。
今度からは止めとこうな?
845名無しさんだよもん:05/03/04 22:29:39 ID:0DUD+CSY0
846名無しさんだよもん:05/03/05 02:07:00 ID:jlhTTYOm0
どうでもいいが、なんで千鶴が反対派になってるんだ?
847名無しさんだよもん:05/03/05 03:51:27 ID:H5RiUhZ+0
「――――以上が本企画の要旨となります」
 束になった資料をまとめながら七瀬が一礼した。
「何かご質問は?」
 重役陣の面々を一巡する。
「はい」
 手を上げたのが一人――――
 予想通り、足立だ。

「はい、なんでしょうか」
「お話は伺ったのですが――――この企画、還元率が低くはないですか?」
「………………」
「私達もいい大人だ。ビジネスであれば相手がアニメであろうとマンガであろうと……ええと……同人誌?
 であろうとも差別はしない。ただし………慈善事業に手を貸すつもりはない」
「と、いいますと?」
「率直に言わせていただくと、この同人誌即売会『こみっくパーティー』がターゲットとする客層。
 彼らとこの鶴来屋がターゲットとする湯治客・宿泊客とまるで被らない。
 これでは一時の話題作りにはなっても、結局のところ集客数には結びつかないのでは?」
「それは……」
 七瀬が困ったような視線をこちらに向ける。
 やれやれ、七瀬は発表は得意だが突っ込まれると脆いからな。
 ……仕方がない。

「それに関してはオレの方から説明しましょう」

「……ほう?」
「オレの方からも端的に言わせてもらう。足立さん、『オタク』という人種をなめない方がいい」
「オタク……ですか?」
「そうだ。日本では侮蔑的な意味合いが強く含まれている呼び方だが、世界一般では自分の趣味に関して
 強く傾倒している者に対する尊称的な意味合いで使われている。
 質問に答える前に足立さん。あなたは『オタク』という人種に対してどういったイメージをお持ちかな?」
848名無しさんだよもん:05/03/05 03:52:23 ID:H5RiUhZ+0
「それは……そうですね。部屋に閉じこもり、対人関係が希薄・かつ苦手で不健康な生活を送る……」
「……まあそんなところだろうな。だがそれは一面的なものでしかない。
 テレビなどのメディアではそのあたりがインパクトが大きいからそういった連中ばかりを取り上げるが、実際のところオタク的趣味を持つ連中の中には
 普通の連中が多い……というか普通の連中が大半だ。平日昼間は学校、あるいは職場へ行き、夜は飯を食い、空いた時間を趣味に使う。
 休日はその辺に遊びに出かけることもあれば新作を買いに行ったり、あるいは即売会へと足を運ぶ。
 ほとんどの連中は、いわゆる『普通の奴』なんだよ」
「なるほど」
「で、だ。オタクのもう一つの特徴として、連中のコミュニティは情報の伝達が超絶的に早い点が上げられる。
 なにか面白いことがあれば即座に各種個人が管理するニュースサイトを伝播し、少なくともインターネットを使う連中の間では一瞬にして周知の事柄となる。
 特に連中は自分らのこと……オタク文化に関することにはかなり敏感でな。『珍しい即売会』となればその注目度はかなり高い」
 ここでオレは事前に準備しておいた数枚のレジメを机上に広げる。
「これは?」
「以前同じようなことをやった企画がいくつかある。そっちの資料は競馬のレースの名前を借りとり、同時にその場で即売会を行った話だ。
 そっちは結婚式場を借りてやった事例だ。どちらも内部でやってることは普通の即売会と大差ないが、場所と形態が少々珍しかったんでな。
 特に前者はかなりのニュースサイト・掲示板で話題になった。オレが即売会を推す理由のひとつはここにある」
「というと?」
「はっきり言おう。オタク相手にはほとんど宣伝費がかからない。
 鶴来屋のホームページあたりで詳細情報を掲示しておけば、あとはオレがいくつかの掲示板に軽く書き込みするだけで、まあ3日もかからず
 コミュニティの中では周知の事柄となるだろう。で、だ。さっきも言ったようにオタクというのは普通の連中も多い。というかほとんど。
 インドア派の連中が多いのは確かだが、だからこそ温泉という武器は強力なものになる。
 マンガを買いあさり、読みながら温泉につかる…………こいつは魅力的だと思わないか?」
「ふむ…………」
849名無しさんだよもん:05/03/05 03:53:34 ID:H5RiUhZ+0
「さらにもうひとつ。オタクという奴らは財布の紐がゆるい。趣味に関してはいっさいの金銭的執着が無くなる。
 一例を挙げよう。とあるゲームの原画家……簡単に言えばゲームに表示される絵のもとを描いてる奴。
 そいつが書いたサイン色紙が50万、80万で売れたことがある。ただの色紙一枚がだ!」
「80万…………」
 にわかに会議がざわめく。まあそうだろう。具体的数字というのは常に説得力を持つ。
「常人からすれば異常だろう。だが連中の中ではそれが当たり前なんだ!
 だからメーカーが出したほとんど変わりもないキャラクターグッズに惜しげもなく金を注ぎ込む! 自身の生活も省みず!
 だからオタク産業は2兆円産業とも囁かれるんだ! だがこんなビックチャンスが自分らのすぐ脇にあるにもかかわらず、誰もそれを開拓しようとしない!
 なぜだ!? 答えてみろ!」
 オレはいきなり向かいの席に座っていた一人の重役を指差した。
「な………えと、それは………」
 答えられずにつまる。まあ、そうだろう。
「答えられないか! ならオレが代わりに言ってやろう!
 差別しているからだ! 偏見がまだまだあるからだ!
 だからこの業界、趣味の延長でやってるような連中が利益率の低い商売をやってる現状が続いている!
 だがここで! 鶴来屋がはじめて本格的な資本をオタク文化にたたきつける!
 さっきも言ったろう。オタクは情報力と資金力が強い! しかも今の日本ではオタクはあらゆる階層にはびこっている!
 こいつらを開拓するのは日本の未来を開拓するも同じ!
 以上だ! まだ何かこの企画に対して異論はあるか!!?」
「む…………う…………」
 沈黙する足立。
 まあそうだろう。オレが一気にまくしたててやったのもあるが、こいつらに致命的に不足しているものがある。
 オタクに対する知識だ。
 知らないものに関しては質問することができない。当たり前のことだ。
 連中の頭の中ではいまだメディアが発するステレオタイプなオタクのイメージしか焼きついていない。
 だから、それを覆してやるだけで『わかった気』になってしまう。しかもオレは真実しか言っていない。
 連中にこの理論をつつくのは不可能だろう。
 さて……それでも一応、早めにいくか。
850名無しさんだよもん:05/03/05 03:54:33 ID:H5RiUhZ+0
「では…………決を採ります。
 本案に…………賛成の方!」

 バッ、と重役陣の手が上がる。
 賛成…………7!
 ……ははは! これがオレだ。
 浮動票はすべていただいた!

「では、本案を正式に承認します。会長、判を」
「あ、はい。えと……」
 千鶴に企画書の原本を手渡す。
 千鶴は鶴来屋会長印を取り出し、朱肉につけ、そして……

「それではみなさん、がんばりましょう!」

 判子を、押した。

(勝った)

 ふふ……はははは!
 まさか鶴来屋グループの重役ともあろう連中がこんな単純なレトリックにひっかかるとはな……
 真実だけを並び立てることにより、相手に一方的なイメージを刷り込む。
 古い方法だ……
 ククク……ははははは!
 オレは一切オタク共が持つ負の側面を説明していない。
 世の中連中ほど扱いづらい生物はいないというのに……馬鹿な奴らだ!
851名無しさんだよもん:05/03/05 03:55:16 ID:H5RiUhZ+0

「では以上で終了となります。みなさん、お疲れ様でした」

 だがとにかく……オレの仕事は成功だな。
 さて……

A 最後に七瀬と一杯やるか。
B 橘に報告でも済ませるか。
C 視点変更:千鶴とか
D 視点変更:久瀬とか
852名無しさんだよもん:05/03/05 04:42:43 ID:bqFA1lLw0
A
853名無しさんだよもん:05/03/05 10:05:38 ID:JQ2ZCndjO
今書き手は何人くらい残っているのだろう。
854名無しさんだよもん:05/03/05 21:56:52 ID:p8UbLAsl0
「七瀬、打ち上げだ!!、何を食べたい」

A キムチラーメン
B 牛乳
C ワッフル
E カレー
F テリヤキバーガー
G 鯛焼き
H 肉まん
I 牛丼
J 重箱弁当
K バニラアイス
L イチゴサンデー
M 米
N 謎ジャム
O ラーメンセット
P ハンバーグ
Q どろり濃厚
R そうめん
855名無しさんだよもん:05/03/05 22:20:41 ID:n2Z3XAyS0
意味あるのか

Q
856名無しさんだよもん:05/03/06 00:08:30 ID:YEPhTCp20
「何だこれ?飲めねえ…orz…」
打ち上げ失敗

A このまま終了
B もうちょい続ける?
857名無しさんだよもん:05/03/06 00:09:08 ID:RNECFal40
A
858名無しさんだよもん:05/03/06 00:23:25 ID:BPd+zFV+0
結局気まずい空気だけが残り二人して店を出た

〜FIN〜
859名無しさんだよもん:05/03/06 01:02:33 ID:oayG5WrW0
A 時は流れコミパへ
B コミパの前の打ち合わせ
860名無しさんだよもん:05/03/06 01:08:49 ID:0DcmYzyP0
861名無しさんだよもん:05/03/06 01:39:57 ID:Q0RMqefu0
>>854-855から

「それじゃ、ま、ちょっと早いが祝杯といくか」
「ホント早いわね……まだプロジェクトは始まったばっかだってのに……」
「まあいいだろ。仕事の受注も納品と同じぐらいの大イベントだ。少しくらいハメを外したってな」
「珍しいわね。折原の方からそんなこと言い出すなんて」
「ま、オレだってたまには軽くパーッと行きたい時があるんだ。今日はオレのおごりだからな。ま、一杯いけ」
「そりゃまああたしだって嫌いじゃないから……いただくわ」
 と言いつつオレは七瀬のグラスにシャンパンを注いでいく。

 会議も終わり、今オレたちは鶴来屋屋上の展望レストハウスの一角でちょいと優雅な晩餐と洒落込んでいる。
 七瀬には仕事が始まる前祝と伝えてあるが……実際のところはオレの仕事明けの一杯だな。
 まあ明日で七瀬とはお別れなんだし。今夜くらい軽くパーッとやってもバチは当たらないだろう。

 ちなみに七瀬がどこからともなく買ってきた怪しげなジュースは一口啜ってすでにゴミ箱の中だ。
 あんなモンで祝杯あげられるか。

「それじゃ、カンパイ」
「ああ、カン、パイ……っと……」
 カチンとグラスを鳴らし、グッと一息。
 運ばれてきた料理をつまみつつ、グラスを空けていく。

「……そーいやこの間はビックリしたわよ。何せ折原、いきなりウチの事務所に押しかけてくるんだもん」
 打ち上げが始まってから役半時。ちょいとアルコールが回ってきたのか、七瀬が不意に昔話を始めた。
「ん? ああ……まあな。オレもアメリカ帰りで向こうで勉強をしてきたことはしてきたが、日本でのツテがなかったんでな。
 お前には感謝してるよ。お前のおかげで今オレだってこうしていられるんだからな」
「なに言ってんのよ。あたしだって折原には感謝してもし足りないわよ。実際のところ最近ちょっと売り上げ落ち込み気味で
 ピンチだったのよね。折原のウォール街仕込の営業にはあたしだって助けてもらってるんだから」
「そいつはまあ………光栄だな」
 さらにグッと一杯いく。
(ウォール街仕込か…………。まあ、間違っちゃいないな…………)
862名無しさんだよもん:05/03/06 01:40:39 ID:Q0RMqefu0
「それにしたってオレだってビックリしたさ。日本に帰ってきたらお前が……七瀬が。あの七瀬留美が経営コンサルタントとして
 そこそこ名を売ってたんだからな。あの七瀬がだぞ?」
「どーゆー意味よ?」
「そのまんまの意味だよ」
「…………ふう。まあそりゃそうでしょうね。あたしだって高校時代はこうなるなんて予想もしてなかったわよ。
 ただなんとなく大学で経営学やってたらいつの間にかこうなっちゃってね……まあ素質がなかったこともなかったみたいだけど」
「高校時代か………」
 …………オレには眩しすぎる記憶だ。
「そういえば折原」
「…………ん?」
「三年生の時突然引っ越しちゃってたけど、あの時はなんだったの?」
「引越しぃ?」
「そうよ。ある日登校してみたら折原突然消えてて、先生に聞いても引っ越したとしか教えてくれないし。
 こう見えてもあたしも結構心配してたのよ? 瑞佳なんてこの世の終わりのような騒ぎ方だったし。
 ……あの時、何があったの?」
「ん……? あの時か……?」

A さー? なんでだろうな?
B 借金で首が回らなくなって夜逃げしたんだよ。
C 実の両親のところに戻ったんだよ。
D 実はオレは美男子星の王子で、王家の掟によって満18歳になったら美男子星に戻らなければならなかったのだ。
863名無しさんだよもん:05/03/06 01:46:43 ID:0DcmYzyP0
860ではアホなことしてすみませんでした

Aでよろしくお願いします
864名無しさんだよもん:05/03/06 17:07:58 ID:BvnCRibo0
がんがれ
865名無しさんだよもん:05/03/06 22:08:21 ID:oayG5WrW0
「さー? なんでだろうな?」
エイエソに行っていたなんて七瀬には言えないな。
それに帰ってきたら犯罪者扱いされて留置所にほっぽりこまれていたなんて。

もういいだろ。橘への義理はコミパの案を通した時点で果たしたな。
これからは一、折原浩平として柏木グループに協力するか。

ただし、あからさまにはできないな・・・。
すこし登場を控えよう。

視点変更
A 千鶴
B 足立
C 久瀬
866名無しさんだよもん:05/03/06 22:14:41 ID:RNECFal40
Aで。

てゆうか、変更しない選択肢は無いのか。
867名無しさんだよもん:05/03/07 08:46:01 ID:7oxrFV9K0
極端に短いのが多くて萎える
868名無しさんだよもん:05/03/07 16:42:38 ID:jt+6rQz00
仕方ないだろ。
それが目的なんだから。
869名無しさんだよもん:05/03/07 18:29:01 ID:MPaKwo0L0
それを調子に乗ってやると廃れる
870名無しさんだよもん:05/03/07 18:45:46 ID:j8ZxKSveO
廃れさせようとしてるんだろう。
871名無しさんだよもん:05/03/07 19:15:41 ID:MPaKwo0L0
もう往生際の悪い人に一人で書かせたら?
872名無しさんだよもん:05/03/07 20:48:03 ID:L+p92jM+0
まずは一件落着ね。
私はこれから開催するこみっくパーティーを成功させるべく、専門家の澤田真紀子さんに協力を求めた。

彼女は漫画の編集者であり彼女の手にかかれば栄光は間違いないと言われている人だ。



しかし彼女はとても忙しく、東京からでれないといわれた。
そこで代わりにやってきたのが、牧村南。

彼女は、こういう田舎でこみっくパーティーを開催するのが夢であり、すでに一回その夢を叶えているエキスパートだ。

彼女の第一印象は、私と同じにおいがするって感じだった。
うん、それなら大丈夫ね。彼女に任せてみよう。私と似ているんだから優秀よ。

彼女の顔はその世界にとても広く、彼女のためなら何でもする人が数多い。
今、連載中の超売れっ子漫画家、千堂和樹、大庭詠美、さらに猪名川由宇も今回の件に協力してくれることになっている。
しかも3人でユニットを組むらしい。

他にもアイドルもコンサートをしにきてくれたり、声優も応援に来てくれるみたいだ。

これなら成功間違いなしだわ。
私は心の中でガッツポーづをしながらそう思った。

一方そのころ

足立氏はこう思っていた。

A こうなったらコミパを成功させよう。
B 傷が大きくならないようにしよう。
873名無しさんだよもん:05/03/07 20:50:23 ID:kJTeGGd30
874名無しさんだよもん:05/03/07 21:00:00 ID:L+p92jM+0
こみっくパーティー開催まであと一ヶ月。

行動する主人公を決めてください。

A ポチ
B ちゃんさま
C パンダ
875名無しさんだよもん:05/03/07 21:09:57 ID:pSiRNMi5O
よーわからん展開になってきたな……。

取り敢えずCで。
876名無しさんだよもん:05/03/07 21:49:31 ID:Hp1rv/GT0
ワシントン条約違反で捕まりました。

 〜 GAMEOVER 〜
877名無しさんだよもん:05/03/07 22:06:20 ID:M7u8MKuD0
>>874は選択無視だから放置しる。
878名無しさんだよもん:05/03/07 22:29:29 ID:L+p92jM+0
今回のはいろんなエンディングがあっておもしろいな。こういうのもいいんじゃねぇか
879>>865-あたりから:05/03/08 05:00:35 ID:NHIIjIJ40
「ふう………」
 仕事も一段落し、柏木家へと戻った千鶴。
「ただいまー」
 と引き戸を開け、玄関をくぐる。
 そして彼女が居間で見たものは…………


「あの、その、最初は普通にみんな、ご飯食べてたんだよ」
「はい。久瀬さんは確かに変わった方でしたが、特にこれといった問題も無く耕一さんとお酒を飲んでいました」
「あ、梓おねえちゃんもちょっとは飲んでたけど、酔っ払うほどじゃなかった…………と思うんだよ!」
「おかしくなったのは……そうですね。久瀬さんが潰れてしまったあたりからでした」
「それまではサクヤさんを中心にみんなで平和な会話のキャッチボールをしてたんだけど……潰れちゃった久瀬さんを看病するため
 サクヤさんが抜けちゃったところで、耕一お兄ちゃんと梓お姉ちゃんがタイマンになっちゃって……」
「17年生きてきた私でもこれまで見たこともない、惚れ惚れするようなブレーンバスターが決まった……というわけです」
「そしてアルティメット・バトル……第二次柏木大戦の勃発。男祭りを凌駕するようなお兄ちゃんとお姉ちゃんの
 サバイバルマッチが繰り広げられた……というわけなんだよ……」
「結果は7分34秒、梓姉さんが繰り出したジャーマンを耕一さんがギリギリのところで中途半端な返しをかけ、両者自滅。
 見事ダブルKOと相成りました」
「被害はお皿が7枚、コップが3個、テーブルの足が一本……かな?」
「あとは壁が数箇所凹み、畳が一枚ズレ、水浸しになった……というところでしょうか」
「以上で作戦報告を終わります」


 調度品をブチ撒けて床に倒れているバカ二人組み、部屋隅でグロッキーの眼鏡男とそれを看病する白衣の天使、
 そして全てのツケを一身に背負い、一生懸命部屋を片付けている下の妹二人組みだった……
880名無しさんだよもん:05/03/08 05:01:13 ID:NHIIjIJ40
「面目ないです」
「ごめんよ千鶴姉」
「まったくもう……」
 30分後。酔っ払いどもの酔いも覚め、ある程度もとの静寂を取り戻した柏木家の食卓で一同を前に千鶴はぷりぷりと怒っていた。
「梓。あなたも来年は高校を出て一人前の大人として扱われるようになるんだから……」
「だからわかってるって。悪かったって千鶴姉。あやまるってば」
「耕一さん。あなたも女の子相手に暴力というのは……」
「いやすいません千鶴さん。つい梓だと手加減忘れちゃって………」
「そして、久瀬さん……」
「………………………………」
「大丈夫、ですか?」
 しかし唯一、久瀬だけはテーブルに顔面突っ伏したまま、まだアルコールの残滓に蝕まれている。
「お気に……なさらず……僕も……すみません……こんな……見苦し……姿……お見せ……
 本来なら……僕が……止めるべき………」
「しかしお前がこんなに深酒するなんて久々だなぁ。そんなに商店街が悔しかったのか?」
「柏木……くん……その……ことは……」
「おっとそうだったな。お前の名誉のためにも、俺だけの胸にしまっておかないとな」
「???」
 事情が飲み込めない千鶴は困惑顔だ。

 さらに十数分後。久瀬もなんとかカムバックし、再び夕食は再開された。
 そんな中、不意に話題が千鶴の仕事に及ぶ。
881名無しさんだよもん:05/03/08 05:01:53 ID:NHIIjIJ40
「そういえば千鶴さん……今日はずいぶんと遅かったですが、昼間言っていた例の新しいプロジェクトですか?」
「ええ。なんとか採決も通り、これから忙しくなりそうです」
 苦笑しつつそこまで言ったところで、思い出したように千鶴はぱんと手を打った。
「あ、そうだそういえば耕一さん。耕一さんって、マンガを読んだりアニメを見たりってお好きですか?」
「マンガアニメ?」
 いきなり話題がブッ飛び、耕一もやや目を丸くする。
 が、それでも一応ちゃんと答えて……
「まあ……人並みには」
「でしたら、学校の方々にも宣伝していただきたいんですが……」
 とその答えを受け、千鶴はゴソゴソと。自分のバッグを漁り、今日出たこみパプロジェクトの第一稿を取り出す。
「こんどウチでコレをやるんですよ」
 はいと、耕一に手渡した。
「柏木温泉で…………こみっくパーティー?」
 それを見た耕一は……

A 結構乗り気だった。
B 懐疑的だった。
C 背後に炎を浮かび上がらせた。
882名無しさんだよもん:05/03/08 05:06:54 ID:LH2J70Ox0
comicのc
883名無しさんだよもん:05/03/08 18:17:11 ID:qCCw4hcbO
>>878
唐突かつ容赦ないBADENDへの分岐が昔のADVみたいだなぁ
884名無しさんだよもん:05/03/08 18:22:27 ID:a2/+EWUm0
むしろゲームブック?
885名無しさんだよもん:05/03/08 18:52:31 ID:LH2J70Ox0
葉鍵でいうなら雫とか天いなとかにもあるな。2回目くらいの選択肢でエンドってやつが。あとは、airとか
これはこれでまたそこがいいと思ってしまうんだけど。
886名無しさんだよもん:05/03/08 19:01:57 ID:LH2J70Ox0
あとカノソ
887名無しさんだよもん:05/03/09 00:34:42 ID:n0Pfj3Lf0
>>883-884
赤いボタンを押したら頭上から煮えたぎった油が降ってくるようなヤツだな。
しかもボタンの色に関するヒントは一切ないという。
アレはアレで面白かったが、今やっても面白いと思えるかどうかはわからんな。

というわけでお前らは14へ行け。
888名無しさんだよもん:05/03/09 23:02:19 ID:UG2o9EOr0
14ってどこ
889名無しさんだよもん:05/03/09 23:38:44 ID:UG2o9EOr0
耕一の背後には炎が浮かび上がっていた。

「大変。火事だわ。」
私はいそいでそばにあった液体をぶちまけた。

しかしそれは、灯油だった・・・。

BADEND Part3 柏木家全焼



それでは、
A 881の選択から
B 882から
890名無しさんだよもん:05/03/09 23:43:47 ID:YGm7h/x/0
却下という事でB
891名無しさんだよもん:05/03/10 01:14:50 ID:ruPm6Cys0
889のはpart4でした。

882より

「耕一さんどうかしたのですか?」
私は耕一さんの背後に何か燃える炎を感じた。

「いや、コミパってあれですよね。実は俺、あの人気漫画家の千堂和樹と親友なんですよ。
彼に連れられて何度かこみっくパーティー会場に行ったことがありまして・・・
けっこうはまちゃったりしてるんですよね。あれは普通の人でも行けばはまりますよ。大ヒット間違いなしですって!」

「あっ、耕一さんもそう思います?私も実は楽しみで・・・、いけませんね、こんなんじゃぁ、会長である私がこんな気楽に考えていたら・・・」

「いえ、そんなことないですって。楽しいもんは楽しいんですから千鶴さんも楽しんでくださいよ」

「ありがとうございます、耕一さん。そうだわ、この後編集長の澤田さんと打ち合わせがあるのだけれどもしよろしかったらご一緒していただけませんか?」

「分かりました、千鶴さん。あっ、久瀬たちも連れっていってもいいですか?」

「もちろんどうぞ、耕一さんのお友達ですもの大歓迎ですわ」

そして

A 会食会が始まった。
B 夕食会が始まった。
C 会議が始まった。
D 会合が始まった。
892名無しさんだよもん:05/03/10 01:28:51 ID:wWKZBSnJ0
D
893名無しさんだよもん:05/03/10 22:22:53 ID:ruPm6Cys0
書く人がいないみたいだから、さっさと物語を進めます。

そして会合が始まり、会合が終わった。

澤田さんは忙しいので、東京からでれないといわれた。
そこで代わりにやってきたのが、牧村南。

彼女は、こういう田舎でこみっくパーティーを開催するのが夢であり、すでに一回その夢を叶えているエキスパートだ。

彼女の第一印象は、私と同じにおいがするって感じだった。
うん、それなら大丈夫ね。彼女に任せてみよう。私と似ているんだから優秀よ。

彼女の顔はその世界にとても広く、彼女のためなら何でもする人が数多い。
今、連載中の超売れっ子漫画家、耕一さんの親友の千堂和樹さんや、大庭詠美、さらに猪名川由宇も今回の件に協力してくれることになっている。

他にもアイドルもコンサートをしにきてくれたり、声優も応援に来てくれるみたいだ。

これなら成功間違いなしだわ。
私は心の中でガッツポーづをしながらそう思った。

そうそう、そういえば耕一さんも同人誌を描くぞって燃えていました。大丈夫かしら。

そしてコミパへの道が今始まった。


〜 第2部 柏木耕一 同人王への道 〜

ジャンルを選んでね
A アニメ
B ゲーム
C 創作
D リーフ
894名無しさんだよもん:05/03/10 22:38:52 ID:9Yw5cmihO
どんどん主人公の影が薄くなってやがるw

と言うか>>893よ。まだ24時間も経ってないぞー。
895名無しさんだよもん:05/03/10 22:51:44 ID:ruPm6Cys0
それにしても書き手がいないからさあ、別の話にするかとっとと終わらせた方がいいかなって。

他に書いてくれる人がいるならリコールしてもいいよ。
896名無しさんだよもん:05/03/10 23:40:30 ID:V5CY5OUh0
こんなことは言いたくないが…>>895は別の話になればどんな展開になろうとも数時間以内に一人で話を書くことができるのか?
897名無しさんだよもん:05/03/10 23:58:51 ID:ruPm6Cys0
この話が書きづらいからいないのかなって思っただけだけど。
898名無しさんだよもん:05/03/11 00:12:36 ID:bX25Y8dZ0
ああ、とても書きにくいな。
だけど適当に終わらしていい理由にはならないな。
899名無しさんだよもん:05/03/11 00:25:55 ID:1IjsW+u10
お前みたいのがロクに過去ログも読まずに毎度毎度引っ掻き回すから書きにくいんだよ。
900名無しさんだよもん:05/03/11 01:04:24 ID:2n7ixaGy0
あくまで第二部、主役は千鶴のまま耕一を見守る話ならいいんじゃない?
つうわけでB。
901名無しさんだよもん:05/03/11 01:34:39 ID:dS7nY3Vi0
ゲームのジャンルは?

A 対戦格闘
B ロールプレイング
C ギャルげー
902名無しさんだよもん:05/03/11 01:42:38 ID:77+94PWX0
Cしかないだろ
903名無しさんだよもん:05/03/11 02:13:27 ID:dS7nY3Vi0
皆さんこんにちは。柏木千鶴です。ちーちゃんって呼んでね。

さて、昔の話をどこまで話したかしら?
そうそう、こみっくパーティー開催が決定して、そして耕一さんが同人誌を書き始めるところまででしたわね。

耕一さんはとても一生懸命に同人誌を書いておられました。最後には修羅場モードにも入っていたけれど、
それは立派なギャルげーの同人誌を作りましたわ。
今回はその内容を紹介するわね、
なになに、題名は『葉鍵オールスターズ』

朝、今日の始まり。

「ほうら、起きなさいよ。」
突然、俺は体に寒気を感じた。布団をとられ、冬の寒さが身にしみる。
「いつまで寝ているの」
「遅刻しちゃうよ」

「あと五分だけ。」
俺はそう答えた。
俺の名前は柏木耕一。そしてこの布団を剥がす鬼のような女は幼なじみの神岸あかりと長森瑞佳。
毎朝二人が俺を起こしに来てくれる。

「早く起きないと先いっちゃうよ。」
それを聞いた俺は

A 起きる
B もうちょっとだけ
C 目覚めのキスしてくれたら・・・
904名無しさんだよもん:05/03/11 02:15:40 ID:RA6hKrKA0
C
905名無しさんだよもん:05/03/11 02:37:43 ID:dS7nY3Vi0
「目覚めのキスしてくれたら起きるよ」
俺はそうふたり言った。

「何言ってるの耕一ちゃん」
「そういうのは彼女にしてもらいなさい」

あかりと瑞佳はそう言っておいていこうとする。
仕方なしに俺は起きることにした。

着替えを神業的な早さですませ、朝食を食べることにする。
「おはようございます、秋子さん。」
「おはようございます、耕一さん。」
秋子さんは俺の義理の母だ。本当はお母さんって呼んだ方がいいのかもしれないけど、親が再婚したのがつい最近だからお母さんとは呼べなくて・・・。
秋子さんには娘がいてその名を名雪っていう。
「今日のご飯は何ですか?」
「今日はね、イチゴジャムたっぷりのトーストだよ。耕一」
名雪が代わりに答えた。
名雪は俺と同い年だけど一応俺の妹ってことになるのかな。あと、俺には初音っていう本当の妹もいる。
「耕一お兄ちゃん、今日は私がコーヒー入れてあげるね。」
初音は本当によい子だ。
・・・・・・・
そろそろ学校に行かなくては、あかりと、瑞佳を待たせっぱなしも悪いし、「行くぞ、名雪。」
「待ってよあと5分」
「あと十秒なら待ってやる」
「そんなの、無理だよ、耕一」

これ以上遅くなると結構マジでやばくなる。学校まで全力ダッシュを余儀なくされてしまう。

俺は名雪を
A 待つ
B 待たない
906名無しさんだよもん:05/03/11 03:45:30 ID:2dlzI84i0
B
907名無しさんだよもん:05/03/11 04:23:48 ID:dS7nY3Vi0
「じゃあな、名雪」
俺は名雪を置いて学校に行くことにした。
「待って耕一お兄ちゃん、私も一緒に行く。」
初音がついてきた。途中まで一緒に行けるからだ。

こうして俺たち四人は学校へと出発した。
「いやぁ、いいよなぁ、のんびりと歩いて学校に行くっていうのは。」

「もう、名雪ちゃんをおいていくなんてひどいよぅ」
「そう言うおまえたちだって置いていってんだろ」
「だって耕一ちゃんが行っちゃうから。」「耕一が待っててあげないからだもん。」

・・・
おっ、前方に知り合い発見

A 「先輩っ」
B 声を掛けない
908名無しさんだよもん:05/03/11 05:14:17 ID:H2zT1WWX0
Aで
しかし先輩って誰?
909名無しさんだよもん:05/03/11 10:10:42 ID:Bmu6zrWI0
>>908
次の書き手に任せるってことじゃね?
910名無しさんだよもん:05/03/11 12:39:41 ID:RA6hKrKA0
出てないゲームに先輩っているのかな
911名無しさんだよもん:05/03/11 14:05:58 ID:tZL7Gp1fO
出てないゲームって…?
何が?もしくは何に?
912木田恵美梨:05/03/11 14:48:45 ID:YsziMVNVO
無事に900も越えたわね。
ちょっと気が早いけど、次スレの1はどうするの?

a.『ドッキリ大作戦!?〜そしてすべては消えて逝く〜』から選出する。
b.現行の千鶴話から選出する。
913名無しさんだよもん:05/03/11 15:48:48 ID:QHkmjRjE0
a
914木田恵美梨:05/03/11 16:19:44 ID:YsziMVNVO
『ドッキリ大作戦〜』からね。
で、誰にするの?

A.沙織
B.祐介
C.拓也
D.橋本&千紗
E.ワカサマン&タァナ君
F.その他(要指定)
915名無しさんだよもん:05/03/11 16:28:09 ID:vYod/yuM0
C
916名無しさんだよもん:05/03/11 16:28:14 ID:KhS+qI8B0
無難にA
917名無しさんだよもん:05/03/11 16:31:56 ID:vYod/yuM0
この際打ち切りやリコールのルールを明文化した
ほうがいいと思う。
このままでは打ち切り好きの独善的馬鹿に妨害され続ける。
918名無しさんだよもん:05/03/11 17:02:38 ID:dS7nY3Vi0
「先輩!」
俺は前にいる先輩たちに声を掛けた。
「社長令嬢が仲良くご登校ですか、今日は車じゃないんですね」

「あははっ耕一さんおはようございます。」
「えっ何、今日のラッキーワードが徒歩だった。」
前を歩いていたのは社長令嬢の倉田佐祐理と来須川芹香だった。

「徒歩っていうのはいいですよね。なんていうかこう、歩いているんだなって。」

「あははっ、佐祐理もそう思います。」
「何そんな当たり前のこと行ってるんだよもん」
「耕一お兄ちゃん、オヤジっぽい。」

俺は5人の美女に囲まれ学校へと向かった。これでも今日は少ない方だ。いつもは10人はいる。
みんな口には出さないがたぶん俺に好意を持っているだろう。

あぁ、おれってなんて罪な男なんだ。俺は一人しかいないのに・・・。
どうやら、フラグを立てすぎってしまったようだ。
しかし、それが男の性。むしろ一夫多妻制って言う方が昔からの流れで自然なんだ。
そうだな、このままひもでもいいな。社長令嬢もいるし金には困らないし。全員愛人でもいいな。
そうと決まれば目指すのは全員同時攻略だ。

学校に着いた。
俺は下駄箱の前で立ち止まる。
誰かに明けられた形跡がある。幸い上履きはもう一つの方の下駄箱入れに入れてあるから無事だ。

A 下駄箱を開ける。
B 下駄箱は開けない。
919名無しさんだよもん:05/03/11 17:07:09 ID:tZL7Gp1fO
A
920名無しさんだよもん:05/03/11 17:41:50 ID:dS7nY3Vi0
ラブレターかな。俺はそう思って下駄箱を開けた。
案の定ラブレターだった。2通か。まあこんなもんかな。

授業が始まる。退屈な授業だ。だから俺は寝ることにした。

夢。夢を見ている。七年前の夢。
「神様、あゆを助けて。何だってします。だからあゆを助けて。」

「本当に何でもするんだな。七年後、おまえを迎えに行く。さあ契約は完了だ。」

授業終了のチャイムとともに俺は目覚めた。

あれから、今日でちょうど七年目か。
俺はこの世界からいなくなってしまうのかもしれないな。
あゆは今そこでぴんぴんしている。
昨日も鯛焼き食べたとか食い逃げしただとか、言っていたな。

あゆはこのことを知らないんだろうな。
だが、確かにあの時一回あゆは死んだ。
そして、ウィツァルネミテアな神によって助けられた。
今日、俺はどこかに連れて行かれてしまう。

A 静かにそのときを待つ。
B 女の子全員に連絡。絆を作る。
921名無しさんだよもん:05/03/11 17:45:38 ID:QHkmjRjE0
A
922名無しさんだよもん:05/03/11 18:26:38 ID:dS7nY3Vi0
俺は静かにそのときを待った。

夜になり、今日が終わろうとしている。
外は雪が降っている。10年に一度の大雪らしい。
奇跡って起きないから奇跡って言うのかなぁ。
俺はそんなことを考えていた。

あと一分で今日が終わる。
永井一分だった。
12時の鐘の音とともに俺は光に包まれた。
「契約の時だ」
ウィツァルネミテアが静かに現れた。
「なかったことにはできないか?」
俺はウィツァルネミテアに尋ねた。
「さすればあの時の少女の命はいただいていくぞ。それでもいいのか?」
俺はそれを聞いて「いや、俺が犠牲になる。」
「最後に一つだけおまえの願いを叶えてやろう。」
俺の願い?俺の願いはみんなの幸せ。俺に好意を持ってくれている女の子全員の幸せ。
「神様、俺の最後の願いは・・・・俺の記憶を無くさせて。俺の記憶をみんなから無くさせてください。」
「本当にそれでいいのだな?」
俺は無言でうなずいた。
「さぁ願いを叶えてやったぞ。では行くぞ。」

光は輝きを増し、そしてしだいに消えていった。

そして俺はこの世界から姿を消した。
この日の大雪は記録的な大雪になった。
923名無しさんだよもん:05/03/11 18:28:19 ID:dS7nY3Vi0
その後、彼女たちは普段の日常に戻っていった。耕一のいない日常に。
だが、時折感じる確かな違和感。
あかりと瑞佳は毎朝名雪を迎えに柏木家にやってくる。
そのたびに部屋を間違えていた。
秋子も一人分食事を多く作ったり、初音も名雪のことをたまにお兄ちゃんと呼んでしまう。
メイドロボのマルチも本当のご主人様が見つからずに、あの明るさが消えてしまっていた。

2月14日が来た。
みんなあげる当てのないチョコレートを作っていた。
毎年誰かにあげていたのに???

一年がたち、卒業式になった。

今日で卒業だ。

生徒の名前が呼ばれる
「12番柏木梓」

「14番柏木名雪」

その瞬間、女の子たちは13番の存在を思い出した。

柏木耕一。
みんなは祈った。もう一度彼に会いたい。そして今度こそ・・・。
924名無しさんだよもん:05/03/11 18:29:42 ID:dS7nY3Vi0
俺の意識が戻ってくる。
ウィツァルネミテアはこう言う。
輝く世界の皆はおまえの記憶を取り戻したようだ。
私は、おまえとの約束を守れなかった。よって契約は解除する。

そしてみんなが俺を待っている。あの世界にもう一度俺は戻ることになった。


「ただいま」

「お帰りなさい」



それからの俺は一浪して東大に合格。

その後総理大臣になり、憲法改正。
一夫多妻制とし、幸せに暮らしました。


これが耕一さんの同人誌の内容です。
どうなんでしょうこれは?
同人誌って言うのは自分が書きたいことを楽しく描ければいいっていうのでいいのかもしれませんね。

それでは
A 本編に戻る
B 本編に戻る
C 本編に戻る

893辺からはじめてね。
925名無しさんだよもん:05/03/11 18:31:43 ID:46uu6Prc0
C
926名無しさんだよもん:05/03/11 18:32:37 ID:46uu6Prc0
選んどいてなんだが、キリねーな
>>917についてマトモに考える時期なのかもしれない
927名無しさんだよもん:05/03/11 18:38:33 ID:emWYZAPX0
だから普通に葉鍵板離脱で充分だろ
928名無しさんだよもん:05/03/11 18:43:59 ID:dS7nY3Vi0
話し合うことは
48時間(別に何時間でもいいけど)書き込みがなかったらその話は打ち切りに持って行っていいとか
突然のBADEND、場面転換に対してどうするかとか、
だな。
リコールは5人以上リコールって書き込んだらとかか。
929名無しさんだよもん:05/03/11 19:11:40 ID:emWYZAPX0
>>928
黙れそして氏ね
930名無しさんだよもん:05/03/11 20:20:56 ID:ue6HYvhT0
作ったところで逆手にとって荒らされるのがオチだ。
荒らしが書いたのだと思うものは徹底的にスルー。これしかない。
遅くてもマトモに進んでく方がいい。
931無尽君 ◆EQzuganSIM :05/03/12 05:39:27 ID:W56xIin10
>>928
とりあえず、アレだ。
ハカロワ2の二の舞になるようなことはやめてくれ。
932名無しさんだよもん:05/03/12 06:23:19 ID:PjFYDqsj0
933名無しさんだよもん:05/03/12 16:16:35 ID:GuHn92S40
そして会合が始まり、会合が終わった。

(中略)

これなら成功間違いなしだわ。
私は心の中でガッツポーづをしながらそう思った。

そうそう、そういえば耕一さんも同人誌を描くぞって燃えていました。大丈夫かしら。

そしてコミパへの道が今始まった。

A 〜 第2部 柏木千鶴 こみっくパーティー成功への道 〜
B 〜 第2部 折原浩平 日和見成功者への道 〜
C 〜 第2部 足立 鶴来屋死守への道 〜
D 〜 第2部 柏木耕一 真・同人王への道 〜
934名無しさんだよもん:05/03/12 16:38:51 ID:KqiRbHfWO
どーしても会合のシーンはすっ飛ばしたいらしいなw
935名無しさんだよもん:05/03/12 16:50:39 ID:sAun296+0
>>931
とっくになってます
936名無しさんだよもん:05/03/13 05:44:50 ID:SrDdSEde0
937名無しさんだよもん:05/03/13 14:52:11 ID:+mbSIrLZ0
鶴来屋を守らなければ。
足立は決心した。


A 鶴来屋は潰れた。
B 鶴来屋は助かった。
938名無しさんだよもん:05/03/13 15:06:08 ID:A9mBvtMQ0
A
939名無しさんだよもん:05/03/13 15:20:48 ID:A9mBvtMQ0
俺、荒らし
940名無しさんだよもん:05/03/13 18:11:48 ID:8D/i1k5t0
清掃中
941名無しさんだよもん:05/03/13 18:12:22 ID:8D/i1k5t0
清掃中
942名無しさんだよもん:05/03/13 18:12:54 ID:8D/i1k5t0
清掃中
943名無しさんだよもん:05/03/13 18:13:28 ID:8D/i1k5t0
清掃中
944名無しさんだよもん:05/03/13 18:14:50 ID:8D/i1k5t0
清掃中
945名無しさんだよもん:05/03/13 18:17:09 ID:VPehtsl40
清掃中
946名無しさんだよもん:05/03/13 18:18:47 ID:VPehtsl40
清掃中
947名無しさんだよもん:05/03/13 18:19:21 ID:VPehtsl40
清掃中
948名無しさんだよもん:05/03/13 18:20:12 ID:VPehtsl40
清掃中
949名無しさんだよもん:05/03/13 18:20:59 ID:VPehtsl40
清掃中
950名無しさんだよもん:05/03/13 18:22:06 ID:7nbNPJ8+0
清掃中
951名無しさんだよもん:05/03/13 18:22:37 ID:7nbNPJ8+0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
952名無しさんだよもん:05/03/13 18:23:17 ID:7nbNPJ8+0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
953名無しさんだよもん:05/03/13 18:23:59 ID:7nbNPJ8+0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
954名無しさんだよもん:05/03/13 18:24:43 ID:7nbNPJ8+0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
955名無しさんだよもん:05/03/13 18:25:48 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
956名無しさんだよもん:05/03/13 18:26:20 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
957名無しさんだよもん:05/03/13 18:27:19 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
958名無しさんだよもん:05/03/13 18:27:54 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
959名無しさんだよもん:05/03/13 18:29:09 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
960名無しさんだよもん:05/03/13 18:29:45 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
961名無しさんだよもん:05/03/13 18:30:58 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
962名無しさんだよもん:05/03/13 18:32:26 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
963名無しさんだよもん:05/03/13 18:33:46 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
964名無しさんだよもん:05/03/13 18:34:16 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
965名無しさんだよもん:05/03/13 18:35:00 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
966名無しさんだよもん:05/03/13 18:35:47 ID:2YI8iZu20
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
967名無しさんだよもん:05/03/13 18:36:31 ID:wxL8xvo50
暇な奴だな。
968名無しさんだよもん:05/03/13 18:36:51 ID:59Qt5HR90
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
969名無しさんだよもん:05/03/13 18:37:22 ID:59Qt5HR90
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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970名無しさんだよもん:05/03/13 18:38:15 ID:59Qt5HR90
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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971名無しさんだよもん:05/03/13 18:38:53 ID:59Qt5HR90
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
972名無しさんだよもん:05/03/13 18:39:36 ID:59Qt5HR90
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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973名無しさんだよもん:05/03/13 18:40:50 ID:498K5pz60
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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974名無しさんだよもん:05/03/13 18:41:21 ID:498K5pz60
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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975名無しさんだよもん:05/03/13 18:42:02 ID:498K5pz60
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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976名無しさんだよもん:05/03/13 18:42:39 ID:498K5pz60
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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977名無しさんだよもん:05/03/13 18:43:25 ID:498K5pz60
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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978名無しさんだよもん:05/03/13 18:45:04 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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979名無しさんだよもん:05/03/13 18:47:38 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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980名無しさんだよもん:05/03/13 18:47:40 ID:ySUCMq2P0
がんがれ
981名無しさんだよもん:05/03/13 18:48:24 ID:7yL4N+3J0
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982名無しさんだよもん:05/03/13 18:48:49 ID:53R6C3Fz0
982
983名無しさんだよもん:05/03/13 18:49:15 ID:7yL4N+3J0
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984名無しさんだよもん:05/03/13 18:49:49 ID:7yL4N+3J0
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985名無しさんだよもん:05/03/13 18:50:23 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
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986名無しさんだよもん:05/03/13 18:51:11 ID:7yL4N+3J0
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987名無しさんだよもん:05/03/13 18:51:37 ID:nn1omxJ5O
1000
988名無しさんだよもん:05/03/13 18:51:47 ID:7yL4N+3J0
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989名無しさんだよもん:05/03/13 18:51:57 ID:XySPyZxk0
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990名無しさんだよもん:05/03/13 18:52:36 ID:7yL4N+3J0
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992名無しさんだよもん:05/03/13 18:53:27 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
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盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
993名無しさんだよもん:05/03/13 18:54:02 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
994名無しさんだよもん:05/03/13 18:54:38 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
995名無しさんだよもん:05/03/13 18:55:02 ID:XySPyZxk0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
996名無しさんだよもん:05/03/13 18:55:23 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
997名無しさんだよもん:05/03/13 18:55:56 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
998名無しさんだよもん:05/03/13 18:56:10 ID:XySPyZxk0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
999名無しさんだよもん:05/03/13 18:56:37 ID:7yL4N+3J0
我々はちっぽけなプライドを守るために荒らされながら続けるよりも
名誉のスレ終結をここに宣言しその輝かしい歴史に幕を閉じる道を選ぶ。
このスレより後に選択形式で進めていくスレッドは存在せず
またリレー形式スレッドの歴史も同時にここで意義を失い消滅する。
これは葉鍵板全体のマンネリズムによる質の低下が招いた結果であり
盛者必衰の理として心あるものは是非とも素直に受け止めて欲しい。
1000名無しさんだよもん:05/03/13 18:56:43 ID:aJ32ckJk0
さようなら選択スレ。
そしてありがとう。
10011001

           ∧_∧
         < `ш´>
       _φ___⊂)_     以上、このスレッドは私が執筆した。
     /旦/三/ /|    新しい新スレにも期待してくれたまえ。
      l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l  |
      | 超1000res |/