1 :
名無しさんだよもん:
ドラマずっと見てて妄想してた
佐祐理さんあたりでネタ投下よろしくです。。。。
たまには純粋に2ゲットしてみるか
ダーリン「おい佐祐理、君は僕と結婚する時約束したはずじゃないか。魔法は使わないって」
4 :
名無しさんだよもん:04/12/22 18:55:43 ID:Ckp/x45Z
支援
近頃米倉を佐祐理さんに置き換えた夢を見た。
_ -――-,-―- 、
_/ ヽ _
/ , , ヽ ヽX 7ヽ、
i' / // / / | ヽヾ. 、 ヽ ヽX X ゝ
/| | | | |、_|_」| || | |.|_|」,.-'| iミミ、X /
V| | || i|_⊥、W./ヽ|,|⊥_||ヽ|≡= x/
ヽNヽ| _,L.」 ,L.」_l|` |T Τ7 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |.{ .'_, || | | ||+ヽ < はぇーっ、お金を増やす魔法ですか?
| | i\ .1 | | | || +| | 簡単ですよっ、このリストに載っている人に
| | | i : エ エ :´ : | | | | ||++| | 少しお金を貸してあげれば良いんですよ。
| _ | | |´  ̄只 ̄ ヽ| | |_| ||++| | あとは期日まで利子つけてきっちり取り立てれば。
/ || | ノ || ヾ | | | ヽ| |++| \_____________________
| || |- ´ i | | i `ー| | | | ||++|
| | | | | .| | | | | | || ̄
, -――-、―-、_
/ ‐- 、
/ `ゝ
, -――- / 〃/ , , , , 、 、 ヽ`ヽ
< _| /,/ / , | ,l | | | | i i 、 N
ヽ、 ゝ|〃 / /ナlノlノlノlノ/lノl | | レ′
入 / 7 |ミ|/|/ |Τ.Τ 'T.i|ノ|ノレ …そんな面倒なことしなくても
ヽ _/ / 八(6| |" ̄ _' ̄.! i' リストにのってる人の銀行口座に1000円を入れて
| | | / lヾ| | / │ あとは自分の名前と口座名を加えたリストを
| L| | | |` ┬, ´ | | 説明文付で流布させればローリスクで
| | | | /| | ̄~T | | 10万20万あれよあれよと儲かってもうがばがば、うほっ
| |_ / .| |'´~只~ヽ| |
7 :
名無しさんだよもん:04/12/22 20:54:22 ID:DLU2BREH
これはまた懐かしいネタを
8 :
名無しさんだよもん:04/12/23 08:32:35 ID:ZSCZ7xH9
支援
9 :
名無しさんだよもん:04/12/23 11:56:55 ID:1wwfpPvR
旦那の名前が「ダーリン」という安直さに感激
11 :
ネタ投下:04/12/23 15:44:22 ID:1wwfpPvR
奥様の名前は佐祐理(さん)。
旦那様の名前はダーリン(仮)。
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をして、 ごく普通の結婚をしました。
でも、ただ一つ、違っていたのは・・・ 奥様は魔女だったのです ...
_ -――-,-―- 、
_/ ヽ _
/ , , ヽ ヽX 7ヽ、
i' / // / / | ヽヾ. 、 ヽ ヽX X ゝ
/| | | | |、_|_」| || | |.|_|」,.-'| iミミ、X /
V| | || i|_⊥、W./ヽ|,|⊥_||ヽ|≡= x/
ヽNヽ| _,L.」 ,L.」_l|` |T Τ7 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| |.{ .'_, || | | ||+ヽ < あははーっ、
| | i\ .1 | | | || +| | 「イービルデッド」と「ナイトメア」と
| | | i : エ エ :´ : | | | | ||++| | 「ワードオプペイン」と「デッドスクリーム」
| _ | | |´  ̄只 ̄ ヽ| | |_| ||++| | どれが良いか選んでください。
/ || | ノ || ヾ | | | ヽ| |++| \_____________________
| || |- ´ i | | i `ー| | | | ||++|
| | | | | .| | | | | | || ̄
13 :
名無しさんだよもん:04/12/23 19:54:57 ID:ZSCZ7xH9
SS神光臨期待age
14 :
名無しさんだよもん:04/12/24 10:27:59 ID:gRbKeLKr
娘の名前はちびまいでFA?
15 :
ポストマン ◆mGZfoq5fBY :04/12/24 10:46:53 ID:a4qjkwx5
1000スレ突破記念火気庫ヽ( ´∀`)ノ ボッ
16 :
名無しさんだよもん:04/12/24 20:06:03 ID:gRbKeLKr
佐祐理さん
ああ佐祐理さん
佐祐理さん
17 :
名無しさんだよもん:04/12/24 21:04:18 ID:k5aof3RQ
このスレ的にダーリンは誰なん?祐一でケテーイ?
北川でいいじゃん
奥様の名前は佐祐理(さん)。
旦那様の名前はダーリン(舞)。
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をして、 ごく普通の結婚をしました。
でも、ただ一つ、違っていたのは・・・ 旦那様は女性だったのです ...
20 :
名無しさんだよもん:04/12/25 13:14:18 ID:NhtSEQ3F
職人さん、щ(゚д゚щ)カモーン
奥様は大金持ち
葉鍵には実際に「魔女」なのがそこそこいるんだよなぁ。
23 :
名無しさんだよもん:04/12/25 23:03:55 ID:qobBGoOi
日本版主題歌が佐祐理さんそのままに聞こえますた。
24 :
名無しさんだよもん:04/12/26 15:40:42 ID:zPr8/Pjl
佐祐理さんに魔法をかけてもらいたい
旦那を事あるごとに「この下等動物」呼ばわりなエンドラは誰が?
>>26 佐祐理さんの母親そのままでいいと思われ。
本編に出てきてないし。
28 :
名無しさんだよもん:04/12/27 23:29:39 ID:iznjLFRL
神様SS書いて下さい
おながいします
29 :
名無しさんだよもん:04/12/28 23:51:39 ID:U8kZeiPc
まじかる奥様さゆりん
31 :
名無しさんだよもん:04/12/29 17:07:29 ID:wN4T0/tO
これで即死回避か?
姉の名前は佐祐理(さん)。
弟の名前は一弥。
ごく普通の二人は、ごく普通の姉弟で、 ごく普通の生活をしました。
でも、ただ一つ、違っていたのは・・・ お姉ちゃんは魔法少女だったのです ...
魔法少女 まじかる☆さゆりん
第壱話...
コレイジョウカンガエルノ('A`)マンドクセ
33 :
名無しさんだよもん:04/12/30 21:56:09 ID:WfIiEDxM
神心待ちage
ネクロマンシーで弟蘇生
35 :
名無しさんだよもん:05/01/02 23:17:51 ID:XEC1vqP/
佐祐理さんハアハア
来栖川先輩と魔法対決
(スフィー、リアンでも可)
バババババ
来栖川先輩が青色レーザーを放ちながら佐祐理さんに接近してくる
佐祐理さんはマジカルステッキを構え、狙いを定めてマジカルサンダーを放った
来栖川先輩は撃墜された
こんな感じで(スフィーにホットケーキを作ってあげるなんてのもOK)
39 :
名無しさんだよもん:05/01/05 10:33:43 ID:7ixTS4S3
期待しているので保守&あげ
>>34 失敗して片手片足持ってかれ、舞は全身もってかれアリクイのぬいぐるみに入れられて
二人で元の体に戻る方法を探す
41 :
名無しさんだよもん:05/01/07 16:04:54 ID:Q+V1Bwtn
42 :
名無しさんだよもん:05/01/07 17:47:30 ID:kmS7zgu8
>>41 問題は妻のお母さんだよな。
出さなくてもできそうだけど、出さないと奥様は魔女的なコメディにはなりそうにない。
全面シリアスでいくと、奥様は魔女とは別物になりそう。
それでも俺はOKだけどね。
汐 「だんごっ、だんごっ…♪」
渚 「しおちゃん、だんごを踊らせたらダメですっ…」
ダーリン 「とはいえ、おまえのイラストよりはまともな眺めしな…」
渚 「ダーリン、わたしのこと嫌いですか…」
ダーリン 「好きだ」
渚 「はい、わたしも… って、ああっ、わたし、またごまかされかけてますっ…」
ガチャッ
上司 「渚さん、『ラブアンドスパナU』お届けにあがりました。
こいつが疲れてるときにでも、聴かせてやってください。
…もっとも、『あなたの愛』ほどにこいつを奮い立たせるものは、
この世にないと… して… も…
(”)
(”)
(”)
上司 「…失礼… 疲れているのは、どうやら俺のようだ…」
ガチャ…
上司 (駆け去りつつ)「ハム子〜〜〜〜〜〜 愛をくれ〜〜〜〜」
ダーリン・渚 「………………」
>>43 神キタ━━(゚∀゚)━━!!!
そのキャストもありかモナーーー。
45 :
名無しさんだよもん:05/01/09 21:50:07 ID:LlnJnZZr
保守
エンドラ=秋子さうわなんだお(ry
47 :
名無しさんだよもん:05/01/13 23:52:45 ID:JFsWR2L2
あげ
49 :
名無しさんだよもん:05/01/14 19:16:08 ID:z1yQNooX
日本版で蔵なら
ダーリン=朋也
アリサ=渚
翼=汐
Kanonなら
ダーリン=祐一or北川
アリサ=舞orD佐祐理さん
翼=ちびまい?
50 :
名無しさんだよもん:05/01/15 16:16:12 ID:a54oi2cP
>>49 AIRなら
ダーリン=国崎
奥様=佳乃
エンドラ=聖
と言うか佐祐理さんにダーリンと呼ばれたい
51 :
名無しさんだよもん:05/01/16 16:09:23 ID:IrIgFDAK
神こない(´・ω・` )
>>50 >佐祐理さんにダーリンと呼ばれたい
禿胴
52 :
名無しさんだよもん:05/01/17 11:46:30 ID:7DJjQTN8
まだだ!!まだ落ちんよ!!
53 :
名無しさんだよもん:05/01/18 21:59:34 ID:dnEbEGba
捕手
54 :
名無しさんだよもん:05/01/20 08:08:19 ID:IRi+UFbh
あげ
55 :
名無しさんだよもん:05/01/22 09:32:58 ID:T4H+jfzB
職人さん期待してますです。。。
56 :
名無しさんだよもん:05/01/23 10:37:05 ID:0cW6Lx26
保守age
57 :
名無しさんだよもん:05/01/25 23:10:24 ID:ACtFACCi
神コネェ━━(゚A゚;)━━!!
いっそ奥様はJOJOとかなら少しは書けたかもなー。
鍵葉の奇妙な大冒険くらいならな〜
葉鍵スーパースター列伝
なら多分50程度で落ちる自信はあった
アントニオ猪木(談
61 :
名無しさんだよもん:05/01/29 19:31:54 ID:AY0JRh/r
キャストだけ考えてみる
ダーリン=祐一
ハニー=舞
娘=まい
奥様は魔女って見たことないんだよなぁ
奥様は巫女ならプレイした
63 :
名無しさんだよもん:05/02/03 12:07:05 ID:jMMe1pUy
神さえ居れば良スレになると思われ
64 :
名無しさんだよもん:05/02/11 22:49:21 ID:ucnTIpOtO
エンドラ=何故か佐祐理さん
THE MARCH OF THE BLACK QUEEN
67 :
名無しさんだよもん:05/02/15 19:39:41 ID:UJOmv4mfO
68 :
名無しさんだよもん:05/02/21 13:09:32 ID:UxA9TebR0
保守
69 :
名無しさんだよもん:05/02/25 08:39:01 ID:p0ErJAk3O
>63
禿道。
神様カモォォォオン(AAry
>>60 亀レスながらそのネタわかる香具師がこの板に何人いるんだよw
71 :
名無しさんだよもん:05/03/02 23:23:21 ID:306DHoscO
さゆりんage
まだ夜が明けて間もない頃、一番鳥の鳴き声と共に彼女は目を覚ます。
まだ少し重たい瞼を擦りながら洗面台へ赴き、冷水で顔を洗い目を覚ます。
その後手早く着替え、台所で朝食とお弁当の用意を始める。
レタスやゆで卵、そして庭で取れたプチトマトでサラダを彩り良く添え
卵と牛乳をボールに混ぜて溶き、バケットを適当な厚みに分け卵に浸しておく。
昼食は昨晩から寝かせておいた鶏肉とさつまいもを手早く揚げ、さつまいもには醤油を少量加えた水飴を、他のおかずに混ざらない様に少量絡めてから、銀紙で仕切られた中へ。
その傍らで出汁巻き卵を手早く作り、大小2つの弁当箱に無駄なく詰めていく。
最後に白米の上に鯛田麩(たいでんぶ)で飾り付けてから、熱を取る為に置いておく。
そしてそれからもパタパタと忙しなく、それでいて無駄なく彼女は朝食の準備を整える。
そして一通り用意を終えてからテーブルを見てふと思案顔になる。
今日は白いガーベラにしよう、そう思いたつと彼女は小走りに庭へ駆けていった。
朝食の用意を一通り終えると、彼女はふわりとスカートを翻して音は立てずに、それでいて可能な限り急ぎ足で二階にある彼女の寝室の真向かいの部屋に滑り込む。
そしてそこからはさらに慎重に、ゆっくりと部屋の中央にあるベッドに足を進める。
そこにあるのは愛する夫と愛娘の無防備な寝顔。
カーテンの隙間から差し込む朝日に浮かぶ彼の安らかな寝顔をしばし堪能するのが彼女の密かな日課である。
目覚まし時計を見ると七時五分前。今日は来るのが少し遅かったと残念に思いながらも彼女は彼の肩に手を乗せて
ゆっくりと揺さぶる。
「ん……んん〜………」
「朝ですよ〜、起きてくださいダーリン」
「…………その呼び方は頼むからやめてくれないか、佐祐理さん………」
「駄目ですよ〜、朝はちゃんと“佐祐理”って呼んでくださらないと」
ぷぅっと頬を膨らませながら佐祐理は人差し指を立てて、まるで悪戯をした子供をしかる様な仕草でめっ、と言う顔をした。
その少し子供らしい仕草に逆に顔を赤らめながら、彼は今日も出番の無かった目覚まし時計のスイッチを切る。
今日で161勝2敗だ、と彼女――倉田佐祐理――は心の中で小さくガッツポーズを取りながらにこやかに挨拶をする。
「おはようございます、あなた」
「おはよう、佐祐理」
彼女とは対照的に、呼び捨てで呼ぶ事さえ未だ照れが抜けない夫は、顔を赤らめたまま朝の挨拶を返した。
「うにゅ〜……さゆり……パパ……おはよう」
そして彼の横で眠っていた娘も、彼が体を持ち上げた事により目を覚ましたらしく、眼を擦りながら挨拶を――しかし、布団の中から抜け出さないままで――二人に送った。
『おはよう、まい』
そうして、平凡な主婦である彼女の一日は始まる。
食卓に二人を就かせてから、佐祐理は卵に浸したバケットをフライパンで軽く表面を軽く焦がし、サラダにドレッシングを掛け、目玉焼きを焼き始める。
「ごはん〜、あさごはん〜」
「こらこら、ちゃんと座っていないと怪我するぞ」
どうやらかなり空腹であるらしく、椅子に立って机に手をついてがたんがたんと椅子を揺らし始めたまいに、彼はわたわたと手をかけようと伸ばしている。
急いで出来上がったフレンチトーストとサラダと共に食卓へ運ぼうとして、そこで重大な手落ち――まだ彼にコーヒーを出していないこと――に気がついた。
しかし、コーヒーメーカーには未だ豆はおろか水さえも入れてはいない。今から作り始めても10分以上かかってしまう。
彼女は恐る恐る後ろの食卓を振り返ると、彼は新聞を読み耽っている為、まだその事には気がついていない様子だ。
彼女はそれを確認すると、コーヒーカップに水を入れ、右手を素早くエプロンのポケットに伸ばし、中のものを掴んで小さな声で呟き始めた。
(ラディカルマジカルイタルルル〜ミラクルタッチで美味しいコーヒーにな〜れ♪)
そしてその言葉を呟き終えると、その水の入ったカップを食事と一緒にそのまま食卓へと運んでいった。
「お待たせしました〜」
その言葉に脊椎が反応するかのごとく、祐一は即座に新聞を畳み、舞は椅子の上に正座で微動だにしなくなった。
そうして佐祐理がもう一度目玉焼きを運び終え、三人が席に就いてから
『いただきます』
「はい、召し上がれ〜」
粛々とした食前の風景から一変して和やかな朝食の光景に様が変わる。
まいは一心不乱に目の前の黄金色に輝くバケットにフォークを突き立て、そして夫は水の入っていたカップを一口、含んでからにこやかに微笑んだ。
「やっぱり、佐祐理さんの煎れたコーヒーは美味しいよ」
「あはは〜っ、そう言って貰えるだけで佐祐理は幸せ者ですよ〜」
彼はそう言って、つい数瞬まえまではただの水であったそれを再び美味しそうに飲み始める。
そう、彼女は水であったそれを一瞬でいつも彼女が煎れているコーヒーのそれに変えてしまったのだ。
なんの疑問も持たずカップのそれを飲む夫の姿を見て、彼女は二度とコーヒーを煎れ忘れまいと密かに誓うのだった。
倉田佐祐理、少し若すぎる以外は至って普通の主婦である。
だが、彼女には夫や娘には言えない秘密があった。
そう、彼女は魔女だったのである。
77 :
76:05/03/03 21:36:52 ID:Y1W5N4RQ0
78 :
名無しさんだよもん:05/03/04 20:20:51 ID:IoQRagU90
神降臨age
79 :
名無しさんだよもん:05/03/05 17:37:35 ID:HSI9tzp+O
80 :
名無しさんだよもん:05/03/06 23:28:01 ID:Faq6eAizO
もうここ佐祐理さんスレでいいような気がしてきますた。
ネタスレとキャラスレ兼ねないかってことな
実はこのスレ、実質一人で保守られてねぇ?
ageばっかだし。
書いた本人も妄想力だけで書いたからな……
解ってるのが
・基本が三人家族
・エンドラ様なる継母のようなヒロインの母が居る
出来ればあらすじとか主要人物の説明とかでも良いからともかく燃料キボン。
不意に朝から自家発電したので投下。
……危うく脱線しかけてご近所冒険隊になりそうだったのは秘密だ。
「じゃあ、いってきます」
そう言って、玄関まで見送りにきた二人の頬と額に軽く口付けを残し、彼は玄関の戸を開いた。
「はい、いってらっしゃいませ〜っ」
「……いってらっしゃい」
カランカラン、とまるで喫茶店かと錯覚させるような音を戸に付けられたドアベルが涼やかな音色を奏で、夫は外に待つ車で仕事へと出かけていった。
まだ赤らんだ顔で佐祐理は夫の姿が車内へ消えるのを見届けたあと、気持ちを切り替えるかの様に少し深めの息を吐いてから台所で朝食の後片付けを始めた。ちなみにまいは追加でサラダボウルにいっぱいのシリアルを食べている。
窓から差し込む日差しに今日も平穏な一日を感じながら、スポンジで、彼の使ったカップをまた新品のように洗い上げる。
「さゆり……ごちそうさま」
少しぼう、としていたのだろう。まだ数分も経った気さえしない内にまいは空になったボウルを佐祐理の元へ持ってきた。
「はい、お粗末さまでした」
そう言ってまいの手にしたボウルを受け取ろうとして―――ボウルが彼女の手を離れないことに気付いた。
「わたしも、する」
はぇ?と佐祐理は首をかしげた。するとまいはボウルから手を離して、とてとてとリビングの向こうにある扉の向こうへ消えていった。
そうしてそのままどうしたものかと思案するうちに、まいは少々危うい足取りで洗面所に置いてある彼女用の踏み台を持ってきた。
「さゆり、わたしもする」
そして先程と同様の言葉を発して台所の流しに踏み台を置き、蛇口の脇に置いてあるスポンジに向かって懸命に手を伸ばし始めた。どうやら洗い物を手伝ってくれる気なのだと、佐祐理は理解した。
「では、二人で洗い物をしましょうね」
「はちみつくまさん」
嬉しそうに微笑むまいに同調するかのように、彼女の服についたフードの長い耳と丸い尻尾が揺れている。
しかしさて、と佐祐理は思案する。朝食に使った食器の量はたかが知れているし、しかも粗方は片付いてしまっている。おそらくこの程度で彼女は満足しないだろう。
そう考えると佐祐理は、食器棚からしばし使っていなかった、できるだけ軽い食器を取り出してくる。
「………んしょ、んしょ」
頬や髪にまで泡を付けて懸命に洗い物をする愛娘の姿を見て、思わずカメラを探し始めてしまう佐祐理だった。
日が昇り、佐祐理が洗濯物を庭に干しはじめた頃の事。何処からかふわりふわりと綿毛が漂ってきた。
ふと左右を見渡してみるが、誰が居る訳でもない。
きっと春一番に吹かれて飛んできたのだろうと、気を取り直して手に持ったシーツを干し始める。
そうして手持ちの篭に入った衣類を物干し竿に掛け終わった後に、また綿毛がそよそよと吹く風に乗って飛んできたのに気がついた。
なんとなく、それに誘われるようにふらりふらりとそれが飛ばされてくる方へと向かって足を進めると、少し開けた川原沿いの土手に、今日日見る事の少なくなった、白と黄色の斑に染まったタンポポの群生地があった。
「……あ、さゆり〜」
その端からパタパタと足音を立ててまいが一直線に佐祐理の元へと駆け寄ってくる。
姿を見ないと思っていたら、どうやらここで何かをやっていたらしい。恐らくは先程から空を舞っていた綿毛の散歩には、彼女も一役買っていた事だろう。
「さゆりっさゆりっ、あたまだしてっ」
ぴょんぴょんと佐祐理の前で兎のように飛び跳ねるまいに対して、佐祐理は頭を出すというまいの言葉に首をかしげた。
「え〜と、どうすればいいのかな?」
「う〜んと、う〜んと、あたまをね、さげるの。こんにちわするの」
その説明でやっと合点がいった佐祐理はその長い髪を前に垂らさないようにしながら頭を下げる。その仕草は自然だったが、どこか場違いなまでに流麗だった。
そしてその頂にすとん、と何かが落ちてきた感覚。前に居るまいを見ると、頭にはタンポポとシロツメクサで編まれた冠を載せていた。
「さゆりとおそろい……」
えへーと笑う舞の姿は草花の環と相まって、まるで天使であるかのように見えた。
「ありがとうね、まい」
佐祐理はやさしくまいを抱き留めながら、後ろ頭を撫でた。
「はちみつくまさん……」
そうしてすっかり脱力して抱かれるままのまいを愛でていると、突如としてぐぅ、という音が控えめに鳴り響いた。
「あはは〜っ、お腹空いちゃいましたね〜」
「は、はちみつくまさん」
恥かしかったのだろう、少し頬を赤らめながらもまいはぶんぶんと頷いた。
「あ、どうせならここでお昼ご飯にしましょうか」
ポンと手を叩いて佐祐理が尋ねると、それを名案とばかりに首を振って肯定するまいだった。
ちなみに基本的に昼食はいつも朝にお弁当として作り、まいと二人でテラスなどで食べている。
小さめのビニールシートの中央に鎮座する弁当箱に向かい合って座る二人。だが片方は弁当箱の中身に、もう片方はその光景に夢中という何処かで見たような光景だった。
「ひゃゆりひゃゆり、ほのはららげおいひいほ?」
「まい〜、お口の中に食べ物を入れたまま喋ったらダメですよ〜」
全く怒っているようには見えない顔のまま佐祐理はまいを注意した。ちなみに当の佐祐理はTVに釘付けとなった小学生の姿そのものである。
「………ごちそうさま」
「はい、お粗末さまです」
ぱんと両手を合わせてお辞儀をすると、二人はどちらとも無く微笑みあう。
ポットに入れてきたミルクティをふぅふぅと冷ましながら、のんびりと辺りに咲く花を眺める。
「ねぇ、さゆり」
「ふぇ?なんですか〜?」
一息ついた後、辺りを駆け回っていたまいがふと佐祐理に問いかける。
「なんでたんぽぽって、ふわふわのわたがついてるの?」
「ふぇ〜、そういわれると不思議ですね〜」
なんでタンポポは綿毛を飛ばすのかと、なんでタンポポだけ綿毛で飛ばすのかとで不思議に思う部分に大幅な食い違いがあるものの、二人は一緒になって悩み始めた。そうしてひとしきり悩んだ後に、佐祐理は解決策を思いついた。
「………なら、タンポポさんと一緒に行ってみましょうか〜」
解らなければやってみればいい。まるで子供が思いついた絵空事のようにミもフタも無くそのまんまだった。しかし、その案にまいはコクコクと頷く。
「でも、パパにはナイショ♪ですよ〜」
「……はちみつくまさん」
それに対して心得ているかのごとく、返事を返す。子供とは思えぬ理解力と言うべきなのか、子供故の純真さだからこそなのかはともかく、まいは期待の眼差しを佐祐理に向けている。
そして佐祐理はタンポポの綿毛を手に取ると、その手で舞と手を繋ぎ
「じゃあ、いきますよ〜っ《ラディカルマジカルイタルルル〜ミラクルタッチで小さくな〜ぁれ♪》」
彼女が呪文を唱え杖を一振りすると、みるみる間に辺りの物が大きく見えてくる。実際は、自分が小さくなっているから周りが大きく見えるだけなのであるが。
そして手に掴んでいた綿毛が手の太さを超え、木の幹を思わせるほどの太さにまでなった時、南からであろう風を受けてゆっくりと空に向かって舞い上がり始めた。
「さゆり〜〜っとんでるとんでる!」
となりで種子に腰掛けているまいはいつになく興奮気味にはしゃぎ、大人の背丈をはるかに越えた、鳥の世界に胸を躍らせていた。
「まい〜、タンポポさんの気持ちがわかりましたか〜?」
問いかける佐祐理に、まいは一言で答えた。
「はちみつくまさんっ」
90 :
名無しさんだよもん:05/03/10 23:13:41 ID:8Mmxwfp3O
ダーリンも魔女だって知ってるんじゃなかったっけ?
と日本版しか見てない俺が言ってみるテスト
>>89 d。そう言えばTV番組のHPってのも有るんだね……失念してた。
………え?魔界?結婚後5年間音信不通?
マジデスカ……
>>90 その辺は一応
・そもそも魔法使いである事をしらないか
・ダーリンは知ってるけど魔法を良しとしない
を
>>3辺りから勝手に憶測、どうとでも取れるようにした……つもりなのだが(汗)
……これじゃダメか?
92 :
名無しさんだよもん:05/03/12 23:26:42 ID:Mvqgs8OCO
>>91 いや続きがかなり楽しみ。待っちょります。
今まで日本版知らなかったので
>>89見てみたら……
娘が小学生?!魔界へ帰る?!!ダーリンたいぞう??!!
いや泰造ダーリンはハマリ役な気がするがw
つーわけで元と日本版も違うわけだし、あまり細部にこだわらなくてもよろしいかと。「葉鍵版」っつーことで。
だがしかし、なんといってもお母さん役は(ry
ヘイ ミスタ 観客の笑い声のSEはいつ入れたらいいんだい?
これがないBewitchedは冷めたピザだぜHAHAHA
95 :
名無しさんだよもん:05/03/17 21:54:31 ID:nCn8CctqO
続きマダーー(AAry
96 :
名無しさんだよもん:2005/03/21(月) 23:14:31 ID:G6kH/fyBO
あげ
冷えたピザも旨いって言ったのは誰だったろう?
98 :
名無しさんだよもん:2005/03/27(日) 23:22:09 ID:tGM4DuZRO
てす
____ _人__人__人__人__人__人__人__人_
/, - 、_ ,.\ _) (_
. // -、_  ̄_, ヘi _) 黙れ‥‥‥! (_
. l L ⌒ヽ,, ̄,/│ _) (_
l.n.| −, 、- | _) ろくにキリ番も取らん
>>101に(_
||f;l|.u__ノ{. j、 l _) 用はないんじゃっ‥‥! (_
,ノ ,ノ./|`ァ|.((三===ミ ! ) (
_, (-(_'Z |/. ヽ ` ̄二ニ´'/ 、 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
` ーt,'、ヽ ` ー---‐ァ1 ! ` ‐ 、_r- 、
, ‐ァ-//‐、 \. / l :| ,-、`ヽ ヽ
.///゙二つ 、ヽー-‐/ / | !. r'‐┴、|
| ' /,.-‐く/`ヽ!:::::i /\:| } `iニヽ |
| ! ' ,イ^'´ |::::| l ⊂''ヾ.|
101げっと
102 :
名無しさんだよもん:2005/03/31(木) 09:45:30 ID:yE/fa/DfO
保守
ほす
104 :
名無しさんだよもん:2005/04/10(日) 17:46:41 ID:qznJb6IvO
職人さ〜ん
105 :
名無しさんだよもん:2005/04/18(月) 23:27:57 ID:uIwR4GwcO
あげ
106 :
名無しさんだよもん:2005/04/22(金) 23:32:35 ID:tHnwhnKYO
もうだめぽ
保守
108 :
名無しさんだよもん:2005/04/29(金) 22:27:04 ID:mNhSKnirO
OTL
109 :
名無しさんだよもん:2005/05/03(火) 21:45:20 ID:zdtOXOgzO
また神こないかな(´・ω・`)
110 :
名無しさんだよもん:
保守