なつかしい良スレ発見・・・。
FC版は超良作でした。
とりあえずCLANNADパーティだけでも考えてみた。
智代 善 ロード めちゃくちゃ似合いそう。
杏 悪 侍 忍者でも良いかな。。
風子 中立 忍者 中立だからクラゲ・・・もとい手裏剣は装備できなさそう。。
私的にUのバタフライナイフを持たせたい。
椋 善→悪 僧侶 発売後属性転換。
ことみ 善 ビショップ 順当に。。
汐 善 メイジ INT高そう。
またやってみてーな。。
悪は侍にはなれんはずだが、こやつも属性転換させるのか?
あ……何か鍵キャラが喰い突き悪かった理由解った気がする
45 :
15:04/11/20 14:30:29 ID:haxjpmgU
なんか俺もWIZやりたくなったのだが、手元にはないので、Wanderersというフリーソフトを発見し、やってみる。
このソフト、呪文が少々違うし、少し職業や種族が追加されていることを除けば、WIZテイスト満載(;゚∀゚)=3
とりあえず、もっともバランスがよいといわれている三作目、Heart of Fakeに挑戦。
こりもせずにホワルバパーティーで。
白い線が引かれただけのダンジョンに(*´Д`)ハァハァするのもつかのま、一階を探索しきる前に、由綺が三回ロストしたw
恐ろしいことにリセット不可能、オートマッピング無し、ロストしたら完璧に復活しないと、難易度がヤヴァイ。
まぁ、フェアリーなんつー弱小種族をついつい選んでしまい、生命力が激低かったのが原因なのだが。
四代目由綺は、ボーナス18が出たんで生命力に注ぎ込み、ようやく蘇生率が人並みになった。
はるかは二度まで灰になっていながら、そこからは必ず生還する境界線ぎりぎりキャラ。
久しぶりに方眼型ルーズリーフを取りだし、わざわざ書き込んでゆく俺(;゚∀゚)=3
作者の主義で、マップやアイテムの公開がまったくされていないのだ。ダークゾーンとか、マジでわからんし。
なんとかかんとか、三階まで到達したが、ようやく6レベルまで達した理奈がここでロストし、かなり凹むorz
しかたなく、新型理奈を投入し、レベル上げを敢行したが、僧侶なのに、HPが戦士二人の倍以上あるのはなぜ?
現在
戦士 篠塚弥生 (魔法使いに転職予定)
主力。HPが少ないのが悩みの種。
戦士 森川由綺 (僧侶経由で盗賊系能力を持つバードに転職予定)
四代目。フェアリーなんで、弱い。
僧侶 緒方理奈 (魔法使い経由でロードになる予定。よく考えたら無駄をしている気がするが、気にしない)
二代目。HP高すぎ。
盗賊 河島はるか(侍になる予定)
トラップ解除になにも入力しないで死んだりすることもある、うっかり盗賊。
魔法 澤倉美咲 (ビショップになる予定だが、似た能力を持った陰陽師なんてのもあるのでそっちに行くかも)
スライムが出てくるとglayla(=mahalito)でぬっころしているので、キルマーク最多。
魔法 観月マナ (忍者か武闘家になる予定)
生命力同じなのに、なぜかHP美咲さんの半分。
最後までいけるか不安(;´Д`)
千鶴さんの聖衣は血塗られてますから。
じごぐるまだー?
じごぐる今頃DQ[プレイ中か…
けっ! 流行ぶりやがって!
じごぐるの瞳はWizの頃の輝きを失ってしまいました!
もんすたーがあらわれた
|/ノ
/ ノ
| ノ__/⌒ヽ
| ヽ^ヽノ
|ノ))))〉
| ヮ゚ノ|! ボーパルバニー 1ぴき
⊂/
| /
51 :
ポストマン ◆mGZfoq5fBY :04/12/24 18:54:54 ID:a4qjkwx5
1000スレ突破記念火気庫ヽ( ´∀`)ノ ボッ
52 :
⌒*(・ω・)*⌒ ◆Yumi..JuuU :04/12/24 19:01:56 ID:P85f8Ko8
アップル版しかやったことない
瑠璃子「長瀬ちゃん。誰か死ぬよ」
沙織「え、縁起悪い事、言わないでよ。それも、ダンジョンの入り口で」
祐介「瑠璃子さん、何か…聞こえたの?」
瑠璃子「うん。しくしくと泣く声が、遠くから」
瑞穂「……バンシー。嘆きの精霊でしょうか」
沙織「それって、私達の事なの?」
瑠璃子「判らない。誰なのか、未来なのか」
祐介「今日は、止めたほうが良いの? 瑠璃子さん」
瑠璃子「大丈夫だよ長瀬ちゃん。もし死んだりしても、私がちゃんと、
この世に魂を呼び寄せてあげるから」
そういうと瑠璃子さんは、クスクスと笑い出した。とても楽しそうに。
はぁ。
はぁ。
はぁ。
はぁ。
走る。
走る。
走る。
戦友に肩を貸しながら。
金属の鎧が、けたたましい騒音を立てる。
敵を引き寄せるため、本来なら戒めるべき行為。
だが松原葵は、構わず走り続けた。
出口へと通じる、テレポート・ポイント目指して。
パーティは壊滅した。
グレーターデーモンの奇襲によって。
氷雪呪文の輪唱。大合唱。
反撃のいとまもなく、次々と戦友が崩れ落ちた。
「雛山さん、あと、少しです」
「…………ん」
雛山理緒は苦しそうに頷いた。
兜越しに様態を見やる。
体には酷い凍傷の痕。
だが、葵にはそれを癒やす術がなかった。
『ねぇ葵。そろそろ転職したら? 戦士をこれ以上続けても、しょうがないわよ』
無二の親友、綾香の忠告。
心に重くのし掛かる。
今、この二人が敵に襲われたら………。
スペラー(魔法詠唱者)を欠いたパーティほど、もろいものはない。
カティノの呪文で眠らす事も、モンティノで相手の呪文を封じる事も出来ない。
現に苦しんでいる理緒の苦痛を、ただ見守るしかなかった。
扉。
木の扉が目の前に立ち塞がる。
コレを越えない限り、テレポート・ポイントには辿り着けない。
耳をあて、気配を覗う。
「雛山さん、開けますよ」
「はい」
ふらつきながら、短刀を握り絞めた。
苦痛に眉をひそめながらも、迎撃体勢をとる。
少しでも生き残る可能性を高めるため。
ダンジョンに潜り続けた経験と鍛錬が、悲鳴を上げる肉体に鞭を入れた。
「開けます」
ギギ……。
重苦しい軋み音が、静かな石畳に響く。
目を見開く二人。
何も出てこないの確認すると、お互いの顔を見合わせながら、ホッと溜息をついた。
あの、青い悪魔の姿がいない事を、神に感謝しつつ。
ほんの数刻まえの事。
本来ならば、出現しない筈の敵が、何故かこのフロア(階)にいた。
グレーターデーモン。
高レベルの魔法を操り、その攻撃力は戦士に匹敵する最悪の敵。
しかも、6体という大群での先制攻撃。
最初、マダルトの輪唱により、あかりと琴音が崩れ落ちた。
次に、魔法により動きの鈍った綾香が、太い腕から繰り出される爪によりなぎ倒された。
「逃げろっ!」
リーダー、浩之の叫び声。
逃がすまじ追撃の詠唱を背に感じながら、逃走を開始。
無事逃げおおせたのは、戦士の葵とシーフの理緒だけだった。
カランッ!
金属の跳ねる音が、狭い石室にこだまする。
葵がふりむくと、鈍い光沢を放つブレードが床に転がっていた。
理緒の愛刀。
持ち主は呆然として、光る刃を見つめていた。
「大丈夫ですか?」
腰を屈め、葵はそれを拾い上げた。
「松原さん………」
「はい、なんでしょう」
「もし、敵が現れたら、私を置いて逃げてください」
「何を、言っているんですかっ!?」
「私、もう利き腕が…………動かない」
裂けた右の革小手。
そこから覗く、青く変色した指。
「足が動く限り、何とかなります」
明るい声で返答しながら、葵は短刀を左手に持たせた。
「出口まで、もう少しの辛抱です」
戦友を励ます。
そして、不安で押し潰れそうな自分自信も。
テレポート・ポイントまでの距離は、それほど遠くはない。
だが、もし敵に遭えば…………。
葵は首を振り、不吉な考えを頭から追い出した。
「行きましょう」
再び肩を貸しつつ、前に足を踏み出した。
ありとあらゆる神に、慈悲を乞いながら。
(続く)
乙
おつ
59 :
54:05/02/05 21:00:20 ID:dNmAYzoW0
このスレ、住人いたのね(;´Д`)
投稿後、誤字脱字を見つけて(´・ω・`)ショボーン
>>59 ガンガレー。
(先制攻撃時、魔法攻撃はされなかった気が・・・。と、どうでもいいツッコミを)
61 :
54:05/02/06 09:15:41 ID:P0hO1+dY0
>>60 >(先制攻撃時、魔法攻撃はされなかった気が・・・。と、どうでもいいツッコミを)
あの『先制攻撃』というのは『もんすたー さぷらいずど ゆー』ではなく、
先手をとられただけです。
確か、プレイヤー側がいつも先手ではなく、たまにモンスター側が先に攻撃を
しかけてくる事もあった………はず?
流石に5年以上ウィズやってないんで、自身がない(;´Д`)
62 :
60:05/02/07 00:10:27 ID:a1FMxmiQ0
>>54氏
そうでしたか、すまんかったです。
変なこと書いて申し訳ないです。
>>56の続き
あと少し。
あと、数分。
喉が渇く。
足が悲鳴を上げている。
でも、止まれない。
後ろから死神が追いかけてくる。
そんな、気がして。
洞窟の中が、徐々に暗くなっている。
明かりの呪文、ロミルワの効果が低下してきたのだろうか。
葵は走りつつ、不安を覚えた。
普通ならば、洞窟を抜けるまで効果が持続する。
だが、僧侶呪文を操る、神岸あかり亡き今、呪文を唱え直す事が出来ない。
早く、一刻も速く地上に戻りたかった。
満身創痍の理緒に比べ、葵の傷はほぼ全快していた。
指に嵌められた回復の指輪。
治癒手段のない葵の為に、綾香が送ったプレゼントだった。
……綾香さん。待っていてくださいね。必ず助けますから。
心の中で呟きつつ、葵は具足に包まれた足を交互に出し続けた。
「雛山さん、準備は良いですか?」
最後の扉。
ココさえ超えれば、もう出口は目の前。
理緒が目で合図を送る。
頷く葵。
剣を握りしめながら、立ちふさがる扉を蹴り開けた。
重く軋む音。
目を凝らす二人。
敵は?
…………いない。
ほっと胸をなで下ろしながら、部屋の中に足を踏み入れた。
「もう、ここまで来れば安心ですね」
葵の声に、ようやく理緒が笑顔を浮べた。
「松原さん。早く帰って、みんなを………」
舌が凍った。
「……ждзлл…ййиббдзл……」
低い韻を踏む旋律。
呪文の詠唱。
声のする方向に、ハッと目を向ける。
部屋の片隅。
薄暗い闇の中に、黒いローブを羽織った者がひとり。
葵と理緒が、同時に石畳を蹴った。
魔法風が二人に襲いかかる。
急激に冷却される鎧。
刺すような痛みが全身に走る。
ガシャンッ!
背後で理緒が倒れる音を聞きながら、葵は盾を捨て、両手で剣を握った。
相手は、ハイ・ウィザード、ひとり。
一撃で決めるっ!
走る勢い乗せ、葵はカシナードの剣を振り下ろした。
ブレードが鋭く空気を切り裂く。
「なっ!?」
斬った……と、葵は核心していた。
太刀筋も完璧だった。
確かに、剣の切っ先はローブを捉えた。
だが、中身がない。
斬ったのは、布きれのみ。
葵は目を見張った。
焦る。
敵はっ?!
兜の狭い視界が、敵の発見を妨げる。
背後に迫る気配。
急ぎ、振り返る。
ザシュッ!
「がっ……」
首筋に鋭い痛みが走った。
鎧の隙間を突かれた。
敵を視認いとまもなく、葵は剣を横一文字に薙ぎ払った。
ズル…。
「なっ!?」
小手から、柄の存在が消えた。
ガッシャーンッ!!
壁に叩き付けられる金属の刃。
「しまっ………ぁ………ぅ………」
体が、動かない。
指が。
腕が。
足が。
舌が。
葵の全身が痺れ、彫像のように固まった。
絶望。
葵は、悪魔の嘲笑を聞いたような気がした。
モンスターによる麻痺攻撃。
ダンジョンの中で治療するには、僧侶の呪文以外不可能。
仲間が倒れた今、葵には回復する術がない。
すなわち、死を意味した。
それも、苛烈極まる最悪な死に様。
葵は、意識を保ったまま、死を賜る。
生きたまま食われるか。
四股を引き抜かれ、じわじわと嬲り殺されるのか。
それとも、慰み者にされ、弄ばれた末の死か。
迫り来る自らの運命に、葵は恐怖した。
カチ。
カチャリ。
金具の外される音がした。
すでに、葵は指一本動かす事が出来なかった。
突然、視界が開けた。
頬を、ひんやりとした空気が撫でた。
兜が床に転がる音を、葵は聞いた。
「ほぉ。悪くはない」
耳元で、静かに囁く男の声。
首が回らない以上、声の主を見ることが出来ない。
グイ。
顎を掴む指。
強引に振り向かせられた。
「ぁ………」
葵は息を飲んだ。
雪のように白い肌。
太陽の輝きを凝縮した金髪。
整った顔立ち。
声を聞いていなければ、女と見間違えたかもしれない。
目はルビーのように輝き、その紅い唇からは…………。
二本の鋭い牙が覗いていた。
(続く)
続きが気になるんで期待age
>>67の続き
ヴァンパイア。
迷宮を住処とする吸血鬼。
魔法を操り、精気を吸い取る不死の者。
葵はこの化物の正体を知っていた。
今まで、何度か相手をした事があった。
だが、葵の知っているヴァンパイアは、みすぼらしく、やつれた容姿をした醜いものばかり。
かたや眼前の吸血鬼は、美しく気高く、高貴なる雰囲気をその身に漂わせていた。
カチャ。
ガシャンッ!
外されていく葵の甲冑。
鋼の肩鎧。
プレートの胸当て。
石畳の上に金属音を立てながら落下していく。
体が麻痺し、身動きの取れない葵は、ただ黙って見守るしかなかった。
装甲が外され、肌着が姿を見せる。
紅く細く鋭い爪。
小刀で引き裂くように、体を包む布地を引き裂いた。
「………ぁ……ん………ぅっ」
冷たく滑った空気が、葵の肌に直接触れた。
剥き出しになる、小ぶりの乳房。
外気に刺激されてか、ピンク色の乳首が固く尖った。
「…ぅぅっ」
羞恥心。
葵の目に、熱いのものが込み上げる。
今まで、異性には一度たりとも見せたことのない体を、こんな場所で、しかもこんな相手に。
こんな事になるならば………。
恋い慕っていた男の顔が、頭に浮かんだ。
「ふむ……」
そんな心情などお構いなしに、葵を裸に剥いた男は、眼前の女体に視線を走らせた。
まるで美術品を品定めするかのように。
そして、指を薄い茂みの生えた下腹部に伸ばした。
「ぃっ!」
葵は息を飲んだ。
細い、女性を思わせる指は、太股の隙間、子供を宿らせる性器の入り口へと埋もれていった。
「ぁ…ふぅっ、ぃ、ぃぁ……ぁ……」
動かぬ声帯を震わせながら。
自由にならない体を身悶えさせながら。
葵は泣いた。
麻痺している為、痛みはなくとも。
「ぅぁぁぁ……」
胎内へと埋め込まれる異物感に、怖気が走る。
…ちゅぽ…。
引き抜かれた指。
葵はホッと息を漏らした。
指には粘液と共に附着した赤い血、純潔の証。
男は満足げに頷いた。
「喜べ。貴様は選ばれたのだ」
浮かぶ微笑み。
「永遠の命と、至高の快楽を、これから貴様は手に入れるのだ」
もし、葵の体が自由であるならば、首を横に振ったであろう。
もしも口が動くのであらば、断固声を上げて拒否したであろう。
悲しいかな、葵はそのどちらも、そして逃げ出す事も出来なかった。
「期待するが良い、素晴らしき人生を」
「ぃ…ぃぁぁ……」
首筋にかかる冷たい息吹。
誰か…助けて…。
叶うぬ願いと知りながら、葵は祈り続けた。
ズクッ!
「ひぁっ!」
鋭い牙が、白い首筋に突き刺さる。
吹き出す赤い血潮。
ズル…。
ズチュルルルル……。
「ひぃ…ぃぁぁぁぁぁぁ」
吸われている。
吸われている。
体中の血液が吹き出していく感覚に、葵は襲われた。
「ふぁ…」
熱く甘い刺激。
痛みはない。
その代わり…………。
首筋から、肩口、胸、腰、じょじょに体中を埋め尽くす、痺れるような心地良い快楽。
「はふっ…。ひぃぁ、ふぁあああぁぁ……」
口から漏れる悲鳴が、何時の間にか悦楽に浸る吐息へと変わっていった。
魔女の釜底で悶える恐怖から、母親の胸もとで抱かれる至福の安らぎへと。
白く、乳白色の海に漂う、満ち足りた世界。
「はぁ…。きもち…いい……」
指が動く。
舌も、口も。
何時の間にか肉体から痺れがとれ、動くことに葵は気がついた。
ズル……。
引き抜かれる牙。
もっと、吸って欲しい………。
心地よい余韻に浸りながら、葵は思った。
「貴様の名前は?」
「……葵です」
「葵よ。新しき世界は気に入ったか?」
目を開け、周りを見渡す。
暗いはずの石室が、昼間のように明るく見えた。
闇の冷気がとても心地よく。
心も平穏に満ち足りていた。
「………とても、良いです」
「そうだ。人は日々苦しみ、その日の糧を求める事に大半を費やし、老いぼれ、死んでいく。
つまらん生き方だと思わんか?」
「はい。そう、思います」
「我らが不死の眷属は、過ぎゆく日々を数える事なく、永遠に、快楽に満ちた時を過ごすのだ」
「とても………素晴らしい事だと、思います」
「葵よ。貴様に友はいるか?」
「はい……」
「我らの同胞になりうる、純潔の友はいるか?」
「はい……います」
「ならば、汝のすべき事は何だ?」
「私のお友達にも、この素晴らしい世界を…………」
呟きながら、葵は微笑んだ。
その口元には、二本の細い牙が覗いていた。
(続く)
女性キャラだけのパーティ作って、そいつらがモンスターに犯される妄想でハァハァしたのを思い出した。
死亡したらもちろんレイープで、偶にわざと全滅して救助が来るまで輪姦されてるとか、
それでロストしたらラスボス(ダンジョンマスター?)の肉奴隷化とか。
何はともあれ続ききぼんぬ
続く?
誰かウィズ エイスを葉鍵キャラでやっている奴はいねーか?
>>73の続き
「今度も私の勝ちや」
ウィザードマスターである保科智子の声に、メンツ一同の顔が引きつる。
倒されるカード。
3枚の合計数は20だった。
「もってけ、泥棒」
サムライの柏木耕一は目の前の金貨を胴元に押し出した。
黄金色に輝くコインの山が金属の音を立て転がった。
窓外からは激しい雨音。
ランプの灯る酒場のテーブルでは4人の男女がカード遊技に暇を潰していた。
「あそこで止めとけば良かったわ………」
戦士である坂下好恵も眉間に皺を寄せつつ、コインを智子に差し出した。
ただ一人、ビショップの来栖川芹香だけは無言のまま。
もっとも彼女は最初に降りた為、被害は無いに等しかった。
「おおきに」
にっこりと笑いつつ智子は金貨を掻き集めた。
テーブルに積まれたコインの山が、現在親の一人勝ちである事を雄弁に語っていた。
その大金ぶりに周りの客がチラリチラリと視線を向ける。
合計額は、一般庶民が半年間は楽に遊んで暮らせる額へと達していた。
ここは冒険者の酒場。
世界を放浪してきた腕っ節に自身が有る者のたまり場。当然ながら、傭兵や山賊まがいの
ガラの悪い者も少なくない。
しかし、一人としてその大金の強奪を企む者はいなかった。いるとすれば、この酒場に
初めて足を踏み入れた新参者だろう。無論手を出せば、その者は身をもって己の浅はかさを
思いしる事になる。なぜなら、この部屋の隅でテーブルを囲む4人こそ、現在ワードナー討伐の
最有力と言われている、パーティのメンバーだからだ。
「もう1回勝負よ」
舌打ちをしながら好恵は、カードも配られぬウチに最初の掛け金、金貨4枚をベットした。
「他の人は?」
智子がカードを握りながら、他の2名に目配せする。
「当然やるに決まっているだろ。暇だからな」
耕一も同じく4枚。
「…………」
芹香もそれに習った。
ワードナー討伐に向かうメンバーは通常6人。
耕一のパーティは、他のメンバーが現在休養中。
戦士系の傷は魔法によりすぐ全快するものの、呪文詠唱を中心とする術者は疲弊した精神の
回復に幾ばくかの時間を必要とする。
パーティが完調するまでの間、前衛を受け持つクラスは暇をもてあますのが常だった。
「ほな、やるで」
手慣れた手つきでカードが親から配られる。
ゲームの内容は極めてシンプル。カードに書かれている合計数字が21に近ければ勝ち。
「もう1枚、どうや?」
最初に配られるカードは2枚。だが、追加すれば合計数が21を越える場合がある。そうなると、
その場で負けだった。
耕一は指を1本立てた。
一枚伏せられたまま、宙を舞うカード。
芹香は首を左右に振りカードを伏せた。もう、追加はいらないという意味である。
「坂下さんは、どうする?」
「……ん」
現在、好恵のカード合計は15。
このままだと負ける可能性は高いが、カード追加すればオーバーする確率も半々だった。
暫く悩んだ後、
「後、一枚」
運を天に任せた。
送られて来たカードの数字は5。
好恵は賭けに勝った事を確信した。
負けるとすれば、最上位の21以外ありえない。
口元に不適な笑みを浮かべつつ、好恵は口を開いた。
「掛け金、追加よ」
手元の金貨に、4枚追加し倍額にした。
「強気やねぇ」
親の智子がそれに応じる。
耕一も、同じく4枚上乗せした。
チャリン。
硬貨が2枚、智子の元に送られる。
「…………」
芹香は残りの2枚を手元に引き寄せた。
それは、今回のゲームから降りた事を意味していた。
「じゃ、私も倍掛けや」
更に8枚に増やされる金貨。
一度誰かが掛け金を倍増すると、他のメンバーも倍額にしなければならない。
耕一は悩みつつ、それに応じた。
「受けるわよ」
同じく8枚、合計16枚にする好恵。
そして更に。
「追加よ」
さらに16枚継ぎ足した。
この回で、負けた分を取り戻す為に。
「なぁにぃ〜」
頭を掻く耕一。
涼しげな顔で、ベットする智子。
「くぅ………おりた」
溜息を付きつつ耕一は8枚金貨を親に差し出した。
それと同時に、通りがかったホビットにエールを注文する。
「耕一さん。あまり飲み過ぎると千鶴さんに叱られるで」
智子がそれとなくなく苦言を呈す。
この4人のメンバー、実は遭難したパーティの救援要員を兼ねていた。
いざという時は、仲間を捜しにダンジョンへと降りなければならない。
しかし、個人の技量が上がり全滅する事も希(まれ)になり、転移の呪文が使えるようになった今、
かなり楽になっている事も確かだった。その分、マスターのウィザードが最低1名は待機している
必要が出来た。このゲームに参加している芹香と智子は共にその条件の適応者だった。
「これくらい平気さ」
運ばれて来たエールに口を付けつつ耕一は答えた。
「保科さん、勝負よ」
好恵さんが胴元を見やる。
「ちょい待ち」
智子が出鼻をくじいた。
「降りるの?」
「ん、ちゃうよ」
おもむろに掴む金貨。
「ベットや」
ジャラジャラと金貨が盛大な音を立てた。
合計64枚の金貨。
好恵の眉毛がぴくりと動いた。
「い、いいわよ。じゃ、私も更にベット!」
負けじと好恵も革袋から宝石、それだけで通常の金貨100枚分に匹敵するそれを、
テーブルの上に取り出した。
合計128枚分。
「さぁ、勝負よ」
意気込む好恵。
だが、智子は首を横に振った。
「降りるの?」
「まさかぁ」
クスリと笑った。
「倍付けや」
「……え?
「更に、倍付けや」
紫のシルクの袋からこぼれる宝石が二粒。
好恵はそれに応じつつ唾を飲んだ。
まさか………。
相手の持ち札は21では。
遠目に見ている他の客も、コチラの成り行きを見守っている。
現在の合計256枚。
駆け出しの冒険者にとっては大金。無論、上級者の好恵達にとって大した金額ではではないのだが…………」
「ん? 降りるんか?」
「いや……」
好恵も金貨を数えつつ同額を用意する。
コチラは20だ。まず負ける事はない。だけど………。
心の片隅に沸き出した黒い陰りが、夏の夕立をもたらす積乱雲の如く急速に広がり出す。
負ける可能性は、低い………筈。
心の動悸が、心なしか早くなる。
ようやく好恵が金貨256枚分を用意し終えた時、
「ベット」
智子は静かに呟いた。
「もう一回、倍付けや」
その言葉に、周りで見ていた観客も色めきだった。
「さ、さらに倍付けっ?!」
それは合計枚数、512枚を意味していた。
「なんか〜、負ける気せぇへんからなぁ〜」
にこやかな会話に、含みを持たせた笑み。
好恵の頬が引きつる。
心の中を覆う積乱雲に落雷の音が響き始めた。
「坂下さん」
「な、なにか…」
「なんなら、更にベットしても……私はかまへんで」
更にベット、つまり1024枚。
好恵は確信した。
相手のカード合計数は、21に間違いない。
「……おりた」
「ん? 聞こえへんで」
小悪魔のような声。
「もう、降りよっ、降りたのっ! 私の負けよっ!!」
耳を傾けていた酒場の連中が、どっとどよめいた。
「じゃぁ、128枚分もらうで」
「……いいわよ」
溜息をつきつつ好恵は答えた。
「坂下さん、カードの数字は?」
耕一が興味深げに覗き込む。
「20よ」
パタリとカードを裏返した。
「保科さんは?」
「ん、私のカード?」
2枚のカードが捲られた。
「18や」
肩をすくめつつ、智子はお惚(とぼ)けた。
「ぇええええっ!!」
絶叫を上げる好恵。そのまま、テーブルに突っ伏した。
耕一は笑いつつ杯を上げた時、先ほどエールを運んだホビットが、コチラに向かって走って
来るのを見た。
その腰にエプロンを纏ったホビットは、耳を貸すよう手招きをした。
相手の身長に合わせ腰を屈ませる耕一。話の内容を聞くや息を飲んだ。
「どうしたんや?」
智子が金貨を数えつつ問いかけた。
「ゲームは終了だ」
その低い言葉に、坂下と芹香が顔を上げる。
「何かあったの?」
好恵は耕一の表情を素早く読み取った。
「あぁ。浩之のパーティが遭難したらしい。松原さん、一人を除いて」
(続く)
続き期待保守
85 :
闇に魅入られし者 :正暦1016/04/01(金) 16:10:56 ID:Ab85xH7p0
>>83の続き
酷い雨。
坂下は泥の水たまりを避けつつ舌打ちをした。
葵はどこ?
衛兵の立つダンジョンへの入り口。
雨よけの下で燃やされた松明(たいまつ)の明かりが、周りを赤く照らし出す。
いた。
建物の壁で雨宿りをしていた。
「葵っ!」
手にした雨具を広げつつ、坂下は友のもとへと駆けた。
「大丈夫っ?! 他の人達は?」
葵は下を向いたまま緩慢に首を横に振った。
傷ついた鎧。
引き裂かれた衣服。
精気のない顔色。
坂下は起きた惨劇の大きさを予想しつつ、水を弾くよう油でコーティングされた
ローブを広げ、葵にすっぽりと被せた。
「歩ける?」
「好恵さん……」
囁くような小さい声。
「え?」
坂下は聞き逃すまいと耳を近づけた。
「大事な……はなしがあります……」
「大事な話?」
こくりと葵は頷いた。
「……とても重大な話しがあります。でも、ここでは……………」
「わ、判ったわ」
二人は雨具であるローブを羽織り、その場を後にした。
86 :
闇に魅入られし者 :正暦1016/04/01(金) 16:11:53 ID:Ab85xH7p0
「こっちです……」
葵が向かうは町はずれ。
人気のない場所。
「どこまで行くの?」
坂下は不安になった。
夜間、それも雨の降る日に。
盗賊の類(たぐい)に襲われたら………。
念のため剣を帯刀しているとはいえ、多勢で来たら勝てる自信がなかった。
城壁の外、人気のない場所で葵の足が止まった。
坂下は周りに目を配らせた。
怪しい気配はない。
無論、雨の降りしきるなか、あまりあてにはならない。
「一体、重大な話しって何なの?」
「……ごめんなさい。人に聞かれたくなかったから……」
葵は耳を貸すよう手招きをした。
顔を近づける坂下。
その肩をぐっと握ると、葵は耳元に唇を近づけた。
「好恵さん。永遠の命……知っていますか?」
「永遠の命? 不死…ってこと?」
「そうです。美しい姿のまま、歳を取らずに生き続ける。素晴らしいことだと
思いませんか?」
閃光が突然辺りを包んだ。
大気が震える重低音。
雷が近くに落ちた。
横殴りの雨。
フードからしたたり落ちる水滴。
僅かな隙間から進入する雨粒が坂下の体を冷たく濡らす。
そして………。
「好恵さんは、永遠のいのち……欲しいとは思いませんか?」
耳元で囁かれる言葉が、心を寒く凍えさせていた。
87 :
闇に魅入られし者 :正暦1016/04/01(金) 16:13:51 ID:Ab85xH7p0
おかしい……。
訓練所にいた頃から共に剣を携えて来た友人の豹変。
背中を走る冷たいものは、雨のせいだけではなかった。
勘が何かを告げていた。
「好恵さん、欲しいとは……思いませんか?」
「そ、そうね」
坂下は相手に逆らわず適当に相づちを打った。
パーティの全滅をまの当たりにした為、精神が失調しているのだろう。
実際に冒険者の中では良くある話しだった。
「永遠の命なんて、あったら素敵かもね」
相手を気遣い坂下は話しを合わせた。
それが、契約書のサインである事を知らずに。
「少し、我慢してくださいね……」
肩を握る力が強くなった。
「あおい…?」
ザシュッ!
「なっ!」
首に走る突然の激痛。
「あっ、葵っ!?」
坂下は何が起きたのか理解出来なかった。
「やめ…」
葵を突き飛ばそうとして……腕が動かない事に気がついた。
パラライズ。
首筋から走る熱い痺れが、瞬く間に全身へと広がっていく。
熱い液体が、血液が勢いよく噴き出す。
吸われている。
血が吸われている。
「や……め………」
生命の炎まで吸い取られているようで。
コレと似たよう事が以前に………。
88 :
闇に魅入られし者 :正暦1016/04/01(金) 16:16:31 ID:Ab85xH7p0
エナジードレイン。
坂下は薄れ行く意識の中、自分が今されている事を記憶の海から探り出した。
アレは数ヶ月前、ヴァンパイアから……。
『永遠のいのち……欲しいとは思いませんか?』
葵が口にしたアノ言葉の意味は……。
朦朧とした熱い奔流。
坂下の意識は徐々に埋没していった。
深々と肌に打ち込まれた二本牙。
乳首を貪る赤子のように、葵は噴き出す血を吸い続けた。
おいしい。
甘いようでコクがあって。
始めて口にする血の味を、舌の上で転がすように味わった。
ずるり……。
牙を引き抜くと同時に、坂下の体重が重くのしかかる。
「好恵さん、起きてください」
ゆさゆさとその肩を揺すった。
「これで仲間ですよ。これから一緒に永遠の時を過ごすんですよ」
起きる様子がない。
「最初は戸惑うかもしれませんが直に………」
瞳孔の開いた目。
呼吸音はなく。
呼びかけても答えず。
口は開いたまま。手足も動かぬまま。
「好恵さん……」
ものを言わぬ屍。
「純潔じゃないなんて、好恵さんに恋人がいたなんて………私は聞いていませんよ」
葵は動かぬ体を、いつまでも揺すり続けた。
寂しげな瞳で、親友の顔を覗き込みながら。
(続く)
スレタイに反して、展開しているのはシナリオWであったか。
面白いけども。
ベニ松の小説版Wはそりゃもうエロエロだったっけ。
90 :
54:
>スレタイに反して、展開しているのはシナリオWであったか。
『シナリオT』のつもりで書いていたけど、確かに『シナリオW』に見えなくもないか……。
>ベニ松の小説版Wはそりゃもうエロエロだったっけ。
それは『ベニー松山』氏ではなく、『手塚一郎』氏の方だと思う。