ポテトのスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
59 :1/2:
「まいったな……」

俺は寂しい山奥で倒れていた。
起き上がろうにも体が動かない。
辺りはだんだん薄暗くなっていく。
このままだと明日の朝には……

「……あ〜っ、行き倒れだぁ」

懐かしい声が聞こえた気がする。

佳乃がいなくなって、俺があの町を離れてから三ヶ月が経った。
俺は羽の伝承を求めて旅をしていた。
あの羽の正体が分かれば、佳乃を連れ帰る方法も見つかるはずだと考えたからだ。
しかし、季節が秋を過ぎて冬に差し掛かる頃になっても収穫は無かった。