AIR は ふたなりアニメ です !!

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 トン、トン、トン…。
 食材を切り分ける音が、キッチンから小気味良く伝わってくる。
「♪ラン、ラーラン…、ララララララララルルン…」
 厨房に立つのは、エプロン姿の琴音ちゃん。鼻歌まじりでご機嫌な様子だ。
 いつも暗い影をまとっていた琴音ちゃんだが、今では生来の明るさをすっかり取り戻していた。
「藤田さんのお夕食を作ってあげられるなんて…わたし、本当に幸せです」
 ジュウ〜ッ…。食材を炒める音が、万雷の拍手のように響き渡る。
「オレだって。琴音ちゃんのカレーを食べられるなんて、オレは世界一の幸せ者だ」
 オレは厨房の琴音ちゃんを上から下まで慈しむように眺めてみる。
 琴音ちゃんは、紛れもないオレの天使だ。
 細やかに揺れる美しい髪。その向こうに広がる雪原のような背中。天使の翼のような肩胛骨。
 そして…きゅっと締まった可愛らしいお尻…。
 そう。琴音ちゃんは、裸体に直接エプロンを着けているのだった。
「もう…藤田さん…。お尻ばっかり見ないでください…」
「悪いのは琴音ちゃんなんだぜ?」
「え…? ど…どうしてですか? この…恥ずかしい格好を勧めたのは藤田さんですよ?」
 オレはわざと意地悪く笑った。
「だって、裸エプロンが似合いすぎているからな。オレの心をくすぐりすぎた罪だよ」
「もう…藤田さんったら…」
 琴音ちゃんは頬を染めて唇をちょっと尖らせたが、すぐにクスクスと笑い出した。
 オレも笑っていた。いつの間にか、こんな事を許しあえる仲になっていたのが、とても嬉しくて。
6962/5:2007/11/28(水) 23:44:52 ID:nc8Hyyht0
 琴音ちゃんは鍋に食材を入れ、弱火で煮込み始めた。
 あとはアクを取りつつ、2、30分煮込めば出来上がり。
 タイミングを見計らって、オレは琴音ちゃんを抱き寄せた。
 温かな体温、そして生命力に溢れた雛鳥のような鼓動が彼女の全身から伝わってくる。
 髪からはシャンプーの甘い匂いが立ち上ってくる。オレの鼓動もスピードを増してくる。
 もう…我慢できない…。
 オレたちは唇を重ねた。
 ふたりの舌がお互いの唇を求めて蠢き、そしてお互いの舌を求めて絡み合う。
 粘りを増した唾液が、糸を引いては切れて水玉になり、そして再び絡み合っては糸を引く。
「ん…ふぅッ…」
 琴音ちゃんの吐息がオレの顔をくすぐる。何度も…何度でも…。
 オレは琴音ちゃんの身体をまさぐる。
 エプロンの上から、ゆるやかな胸の膨らみを手のひらに収め、おへその窪みを指先でくすぐる。
「あふ…んッ…」
 琴音ちゃんは、小さく喘ぎながらイヤイヤをする。
 そんな彼女が愛しくて…オレはもっと恥ずかしいことをしたくなってしまう。
 オレはさらに手を伸ばす。
 そして、琴音ちゃんの大事なところ──女のコには似つかわしくない出っ張った部分──の先端に触れる。
 グミキャンディみたいに柔らかいそこを、エプロンの上から、キュッキュッと弄ぶ。
「あはッ…やあぁん…」
 琴音ちゃんは身体をビクッと震わせて、内股気味に屈んだ。
「琴音ちゃんのここ、濡れてるね」
 彼女のエプロンは、そこの出っ張りの部分だけびっしょりに濡れていた。
「ニンジンやジャガイモを切り分けながら、おちんちんをカウパー液でビチョビチョにしていたんだな」
「ち、違いますうっ…」
 オレは彼女の亀頭の割れ目をスリスリとさそった。琴音ちゃんは激しく身体をよじる。
「琴音ちゃんって本当にエッチなんだな」
「ふ…ふ、藤田さんの、意地わ…」
 琴音ちゃんの言葉を遮るように、オレは再びキスをした。そして、湧き出る甘い唾液をすすった。
6973/5:2007/11/28(水) 23:45:54 ID:nc8Hyyht0
 オレは琴音ちゃんをソファーに横たえた。
 そして、エプロンの結び目を解き、生まれたままの姿にしてしまう。
 琴音ちゃんは両手を交差させて胸を隠した。恥じらう心とは対照的に、女のコの真珠──クリトリスが
あるべき場所にペニスは隆々とそびえ立ち、さらなる快感を求めているのだった。
「気持ちよくしてあげるからな」
 オレは熱い先端を口に含む。大好きな女のコのおちんちん…何度しゃぶっても全く飽きが来ない魔法の杖だ。
 琴音ちゃんは吐息を漏らし、小さな乳房をピクンと震わせた。
 薄桃色の鈴口を丹念に、しつこいくらいに舐め回す。先端のクレバスに舌先を挿れ、先走り汁を吸い出す。
潮の匂いが、口いっぱいに広がっていく。
「んあッ…! ダメえッ!」
 彼女の言葉とは裏腹に、恥茎はますます堅くなり、血の滾りを露わにしていった。
「んぐッ…!」
 オレは彼女の欲望に応えるべく、茎をグッと呑み込んだ。そして、肉茎の裏側に舌をジグザグに這わせ
ながら、亀頭に向かって口全体で舐め上げていく。何度も、何度でも、淫らな上下運動を繰り返した。
「…ふあっ…やあっ…やあっ…!」
 ジュブッ…ジュブッ…というイヤらしい音楽が、ふたりの空間を支配していた。
 琴音ちゃんは頬や胸を紅潮させ、目には涙を浮かべている。
「わたし…わたし、女のコなのに、おちんちんで感じちゃってますっ…!」
「遠慮するなよ。いっぱいイッていいぞ?」
「わたし…女のコなのに、藤田さんの彼女なのに! また…おちんちんで…男のコでイッちゃうなんて…!」
 そうか…今日は女のコでイきたいんだな…。
 オレは蒸れたジーパンとトランクスを脱ぎ捨てて、肉棒の先端を彼女の女のコ──桃色の花弁に擦りつけた。
 花弁は彼女自身の蜜液でしとどに濡れていた。
 擦りつけるたびにヌチュヌチュと音を立て、甘酸っぱい匂いを部屋一杯に拡散させた。
6984/5:2007/11/28(水) 23:47:01 ID:nc8Hyyht0
「お願い…来て、ください…」
 琴音ちゃんはオレに懇願した。片手で乳首をこねくり廻し、もう一方で花弁をいっぱいに開きながら。
「いくぜッ」
 オレの男根が琴音ちゃんの花弁に入っていく。ふたりがひとつになっていく。
「あっ…あっ…ああっ!」
 腰を振るたびに、彼女の肉襞が茎を求めて、ギュッギュッっと絡みついてくる。
「ヤバイ…今日の琴音ちゃん、すごく締まる…!」
「はあっ…いいですっ…藤田さ、ンッ!」
 グシュ、グシュ、グシュという淫らな音が二重奏のように響いている。
 …なに? 二重奏だと?
 オレは何気なく、琴音ちゃんの手元を見てみた。
「ん…?」
 …吹き出しそうになった。
「男のコでイクのは、嫌じゃなかったの?」
 琴音ちゃんはピストンのリズムに合わせて、自身の男のコを慰めていたのだ。
「だって…気持ちいいから…! ここで、気持ちよくなっちゃいけないのに…なのに…いいんです…!」
「気持ちよくなっちゃいけないことなんて、何もないんだよ」
 オレは琴音ちゃんを愛しながら言った。
「琴音ちゃんは、女のコでも、男のコでも、どっちでも気持ちよくなれるんじゃないか。どっちの気持ちも
解るんじゃないか。それはとても素晴らしいことだと思うぜ?」
「ふ、藤田さん…ッ…」
 琴音ちゃんは潤んだ瞳でオレを見つめている。
6995/5:2007/11/28(水) 23:48:19 ID:nc8Hyyht0
 …そういえば。
 オレは確かに、琴音ちゃんに天使の姿を重ねていたのだった。
 本来、天使は両性具有だと聞いたことがある。男でも女でもない、完全な性を持つ天使…。
 何よりも愛おしく、何よりも美しく、何よりも清純で、何よりも心癒される存在…。
 すべてが、琴音ちゃんにふさわしい…。
 天使だ。琴音ちゃんはずっと、いつまでも、オレの天使だ…!
 オレの性の滾りがますます激しくなっていく。
 世界の果てにたどり着いてもなお止まらない勢いで、オレたちはお互いの肉体を貪った。
 この麗しい天使を決して逃がしはしない。いつまでも愛し続けたい。
 いつまでも…何があっても…!
「藤田さん…藤田さんッ…! 好き…大好きですっ!」
「琴音ちゃん…琴音ちゃんッ…!」
 オレも琴音ちゃんも限界だった。
「うん…あ、ああんッ!」
 ビュッ! ビュッ! ビュルッ!
 ふたりは白濁液を、最後の一滴まで放った。
 オレは琴音ちゃんの膣内に、琴音ちゃんは自身の乳房やお腹に。
 オレは琴音ちゃんの精液を指ですくってみた。そして、口に含んでみた。
 世界でただ一人のオレの天使、琴音ちゃんの精子を、口いっぱいに味わった。
 そして、オレは天使にもう一度口づけした。君を永遠に離さないという、誓いのキスを。
「…ところで、藤田さん」琴音ちゃんがおもむろに口を開いた。
「わたし、カレーを煮込んでいる最中でしたね?」
「ああ…」
「もう1時間くらい経ってますよね?」
「ああ、そうだな」
「アク、取ってませんでしたね」
「そりゃあ、エッチしてたからなぁ」
「アクを取らなかったらどんな味になるんでしょう?」
「苦い…のかな? たぶん…」
 だけど…オレは思う。今なら、何だっておいしく食べられるはずだ。
 なぜなら。あれは、琴音ちゃんの、天使のカレーだから。