春原の制服を引っ張り空き教室へと連れ込む智代。と、それを後ろから押し込む杏。
「ほら、そこの床に寝そべるんだ」
「は、はは・・・それって、どういうことかな、はは」
「いいから早くしなさいってのよ」
春原の後頭部を殴る杏。
「何すんだよっ」
「何よ?もう一回殴られたいわけ?」
「いえ、ごめんなさい(なんで僕があやまってるんだろう・・・)・・・ぐえっ」
春原の襟首をつかんで、ゆっくりと、だが力強く床に引き倒す智代。
ふむ、とつぶやきながらガチャガチャと音をさせて春原のベルトを開け始める。
「うわっ、何?ちょっとやめてくれって!」
「おとなしくしてなさい。何かいいコトあるかもしれないわよ?」
スカートのすそをひらひらとさせる杏。
白い足を見てどきっとしてしまう春原。
「そそそ、そんなことで僕が言いなりになるとでも思ってるのかっ。僕にだってプライドがあるんだっ」
「おとなしくしていれば続きがあるかもしれないぞ」
「続き・・・(ど、ど、どうすればいいんだ僕は!?)」
智代は春原のズボンとベルトをつかみ一気に膝までずり下げた・・・トランクスも一緒に。
「・・・うわ・・・」
「ふむ」
「うわわっ、ちょっとシャレになんないって」
慌てて手で隠す春原。
「あれ、動いたら続きは無しよ。ほーれほーれ。さ、手をどけなさい」
杏の手でスカートが舞う。
なげやりにやったせいで太腿とその付け根の下着がちらっと見えた。
「ごくり・・・(ど、どうしよう。ホントに続きってあるのかな・・・でも、僕のカッコって今全然情けないんじゃないか?・・・でも・・・続き・・・続き・・・)」
「男らしくないな」
春原が考え込んでいるうちに智代が手をどけた。
「う、うわあっ」
「うん?何だ?」
「・・・つ、続き・・・」
「(アホね。)あーそうね、じっとしてればご褒美があるかもね」
とりあえず・・・春原はそのまま手を床に置いた。いろいろ期待とかしながら。
春原の股間を見つめる二人。
「しかし、どこから手をつけたものやら」
「とりあえず適当に触ってみましょ」
杏はティッシュで指先をくるんで、目につく先端の部分を触ってみた。
さらさらとした感触が亀頭に触れる。
最初はおっかなびっくりな様子でちょんちょんと当たるだけだったのが、すぐにするすると小さく回るように動き始める。
「思ったよりふにゃふにゃね・・・」
「その言い方って、なんか傷つくんだけど・・・」
「ふむ」
まだ柔らかいサオが智代につままれた。
最初は周囲の皮だけがつまみ上げられ、次に芯にあるものがなにか探るように指の腹が押しつけられる。
「わ、素手でさわってる」
杏が驚くのにかまわず、智代は海綿体の形を調べるようにもむもむを指を動かす。
先の方へ根元の方へ行ったり来たりしながら動き回る指に、全体がくまなくマッサージされているような感覚を受ける春原。
「なんだかふくらんできたような気がするのだが」
智代の指は、今は付け根の辺りを執拗に調べている。
陰毛をかき分けようとする指がもぞもぞとこそばゆいが、陰毛にはすぐに興味を失いサオの付け根をまさぐっては、うーむ、と唸っている。
その様子を無言で見つめる杏。
ティッシュを捨て素手で亀頭を横からつまんだ。
今度は直に指の腹で亀頭をなでる。
さっきはティッシュに包まれた指でさらさらとした感触だったのが、今度は細い指先がすべすべと春原の敏感な部分を這い始めた。
持ち上げて真上から覗き込む杏。
「これが・・・穴・・・よね・・・わっ」
ひっくり返してみて、何か予想に反したモノを見たかのようにぱっと手を離す。
「ん、どうかしたのか」
「な、なんでもないわよっ」
意を決したようにもう一度ひっくり返しまじまじと見つめる。
裏側のふたつに別れはじめているあたりを指でちょんちょんとたたき、改めて頂上からすすっとなぞって裏筋のあたりまでの感触を確かめるように何度も指が往復した。
皮が引っ張れることに気付くと、カリを露出させ観察しつつ指先で触れてゆく。
何度も往復してそれに飽きると、モノを起こしたまま上から亀頭を囲むようにつかみ、角度を変えながら全体を揉むように移動させていった。
「なんか、これって絶対おっきくなってるわよね・・・」」
亀頭全体の形を手になじませるかのように動く指に、春原の股間はもう反応を抑えられなかった。
「わっ」
杏の手を振り切ってぴくぴくと小さい痙攣を伴いながら腹の方へと固く反り返る春原の股間。
「え、なに、あんたもしかして興奮してるわけ!?」
「・・・我慢してたんだけどね・・・」
「おいたが過ぎると気絶させて観察してもいいんだぞ」
「いじられたら大きくなるのは当然の反応だと思うんですけどねぇっ」
「そうか。なるほど、ふむ」
固く大きくなった春原のサオを今度は手できゅっと握る智代。
「うっ」
充血した海綿体の手応えを確かめるために強弱をつけて何度も握り込む。
手の角度を変えてそれを繰り返し、一周するようにきゅっきゅっとサオ全体を握ってゆく。
「は、はは・・・あのさ、もうそろそろやめない?」
「ずいぶんと固くなるものなのだな・・・この裏側の部分は柔らかいな。何だ?」
「なにって・・・おしっこの通るところじゃないかな、多分・・・」
智代はふむふむと言いながら親指で盛り上がったスジの感触を確かめる。
残りの四本で握るように春原のサオを支えながら親指で海綿体と尿道との境い目を調べるために指の腹を押しつけ、押し込む。
皮がある程度上下する余裕があることを発見すると、親指を上下に動かして感触を確かめるのと同時に、四本の指もサオを握ったままの状態で皮の下の固さを調べるかのようにきつめの押しつけて上下に動かす。
「うむ、固い。これは少し予想外だな。大きさも・・・ふむ」
「あのさ・・・そういう動かし方は困るんだよね。はは」
予想外に大きくなった春原のペニスとそれに動じないで触り続ける智代を唖然としながら見ていた杏は、はっとなって負けじと春原の亀頭を手で包み込むように掴んだ。
「わ・・・結構熱い・・・」
充血してグロテスクな色になった先端を意を決して握り、ぱんぱんに張った感触とすべすべとした感触に複雑な表情を浮かべる杏。
それほど悪くないと感じた様子でにぎにぎしたり手首を回してするように動かしたりしている。
ぴくんぴくんと反応する春原の足と、びくんびくんと反応する春原の股間。
相変わらず上下運動をする智代の手。
「あのさ・・・すっごく言いにくいんだけど・・・出ちゃうかもしれない・・・」
「えっ、うそっ!?」
驚いて手を離す杏。
智代の手は同じように動き続ける。
「構わんぞ。さあ出してみろ」
「そんなすぐに出るわけじゃないけどね・・・」
「なによ、驚かせないでよ」
杏は何時射精が始まるか分からない亀頭を改めて触る気にはなれず、揺れる袋へ注意を向けた。
見た目がシワシワでいまいち触る気になれなかったが試しに指を這わせると思ったより不潔感が少ないので手でもむもむと軽く握ってみる。
「あら、ホントに中身がふたつあるのね」
杏の手が春原の睾丸の形を調べるようにちょこちょこと動き回り、くまなく感触を確かめる。
再び袋全体を再確認するためにやわやわと揉んだ。
手に伝わるシワシワ感に、うえ・・・とつぶやきつつも指の間からはみ出させて遊ぶ杏。
智代の手は春原の海綿体の形をトレースするように握り込みながら皮と共に動く。
慣れてきて段々と上下運動が早くなっていった。
「いや、あの、だからさ・・・まずいって。いや、でも、ここでやめられても困るんだけど・・・」
「構わんと言ったろう。ほれ、出してみろ」
興味津々で眺める杏。
春原は短く呻いたかと思うと腰を跳ね上げるように動かした。
ぴゅっ
「お、出たな」
智代はよく観察しようと手を離して先端を見る。
春原の股間はびくんびくんと先から液を出しながら首を上下させていた。
「ああっ!そこでやめないでくれないっすかねぇ!」
「なんだ、突然叫ぶな。自分でしたいようにやってみろ」
春原は仕方なく自分で握って、気の済むようにしごいて残りを出した。
とりあえず出し切ったようだと確認した途端、股間を握っている自分の姿がまぬけすぎることに気付きあわてて両手で隠す春原。
「は、ははは・・・えーと、パンツ履きたいからあっち向いててもらえるかな・・・ははは」
「なによ、もう終わりなの」
「ふむ、こんな所だろう。手間をかけた。ではな」
「ああ!ワイシャツにかかってるじゃないかっ」
「うん?知ってて出したんじゃないのか?」
「あんた自分で出したんだから、それくらい自分で責任持ちなさいよ」
立ち上がって入り口へ向かう二人。
「あれっ、そういえば、つ、続きがまだなんだけどさっ、さっきの続きだよ、ほらあれ、ひらひらーってやつの・・」
「はぁ?・・・ああ、あれ、また今度ね。そんなことよりなんかヘンな臭いしてきたからさっさと始末しなさい」
杏はそう言ってポケットティッシュを春原へ投げてよこした。
ペチッと音をたてて春原の顔にぶつかるティッシュ。
二人はそのまま外へ出て行った。
静まりかえった教室でしばし放心状態に陥る春原。
「はは・・・なんか傷ついちゃうかもしれないな僕・・・はは・・・は」
ティッシュのほとんどはこびりついた精液を落とすのに使われ、残りの一枚は涙を拭くのに使われた。
どうでもいいけどね。
おわり