★やせた男性、がんに注意 厚労省研究班調査で判明
・日本人男性は、やせているほどがんになりやすく、標準かやや太めに比べ、
がん発生率は14−29%高いことが、厚生労働省研究班(主任研究者・
津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の大規模疫学調査で
分かった。米国のがん専門誌に11日までに発表した。
研究班は、40−60代の男女約9万人を1990年から約10年にわたって
追跡し、がんの発生率や死亡率と体格指数(BMI)との関係を調べた。
BMIは、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った値。標準は22で、
25以上が肥満とされる。
BMIが21−29の男性ではがんの発生率はほとんど変わらなかったが、
やせとされる21未満で増加傾向が顕著だった。23−24・9の人の
発生率と比較すると、19−20・9の人は14%、14−18・9の人は29%、
それぞれ発生率が高かった。女性では、こうした傾向はみられなかった。
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