1 :
名無しさんだよもん:04/07/28 18:24 ID:QUEY9/PA
そんな感じのお願いします
2 :
コテとトリップ:04/07/28 18:28 ID:+4FcoEZi
だーらっ、俺には無理だっつてんだろっ!!
にゃうん♪
三冠王落合に勝る者無し。
落合ゲット
王様中田に勝る者なし。
中田ゲット
最愛妹に勝る者なし。
芽衣ゲット
9 :
女満別:04/07/31 14:05 ID:BfB5W4Q2
VS人形使い編
ある日、俺の家に一通の手紙が届く。
「パパー…そのがようしなにー?」
「ん、今読んでみる」
俺はまさかこの手紙がきっかけで地獄のような日々が始まるとは思ってもいなかった…。
手紙はオッサンが書いたらしい。
内容はこう書かれている。
明日ゾリオントーナメントが開かれる。
ゾリオンとは胸にセンサーをつけ特殊な銃を用いて
そのセンサーを撃つゲームだ。
だがやるからにはゲームだろうと本気で行くつもりだ。
朋也…お前は見るからに運動神経があるだろう。
このトーナメントは2人1組で行われる。
例外でたまに1人の場合があるが俺様1人では勝てない。
だからこの秋生様と組め、いいな!!
各地の強豪相手に生き残るにはそれしかねえっ!
準備が出来次第、俺様の家に来い。
敬 具
「え…」
突然の事にわけが解らなくなる俺。
が…オッサンの事だ、嫌だと言っても強引に参加させるだろう。
俺は観念して古河家へ。
家にたどり着くとオッサンはやる気満々で俺に一枚の紙を見せる。
10 :
女満別:04/07/31 14:05 ID:BfB5W4Q2
「これが対戦者の氏名リストだ」
俺はオッサンから渡された紙に一通り目を通す。
紙には番号の横に名前が書かれている。
げ…俺の名前が既に登録されてる…。
用意周到だな…オッサン。
01:岡崎朋也、古河秋生
02:国崎往人、神尾観鈴
03:遠野美凪、みちる
04:春原陽平、春原芽衣
05:霧島聖、神尾晴子
06:川澄舞、倉田佐祐理
07:藤林杏、藤林椋
下にまだまだ名前が書かれている…かなり参加するみたいだ。
「朋也、まず簡単な説明をするぞ。
これがゾリオンで使われる銃だ、まず渡しておくぞ。
そしてこれが胸につけるセンサーだ」
「え、これってナンバープレートじゃないのか?」
「このナンバープレートにセンサーが仕込まれているんだよ。
そして撃たれると自動的に外れ、そのナンバーが点数になる。
最終的にそのプレートを多く持っていた奴が優勝だ」
説明を一通り聞く。
場所はどうやらこの街で行われるようだ…。
今日はとりあえず古河家に泊まる事に。
だが、夜眠れずにいた…まるで遠足の前日の様な気分だ。
そしてスズメの声が聞こえ…朝を迎える。
11 :
女満別:04/07/31 14:06 ID:BfB5W4Q2
「朋也…気ぃ抜くんじゃねえぞ…」
「あぁ…わかってる」
辺りを警戒し俺達は歩き出す。
敵はどこから来るか解らない状況だ。
オッサンはと言うと道行く通行人にまで銃を向ける始末。
「いいか、ナンバープレートつけた奴がいたら即銃を構えろ、いいな!」
「おう、わかってる」
こんなに緊張しているオッサンを見るのは初めてだ。
余程の強豪達なのだろう。
ふとオッサンが立ち止まる…見慣れない制服の女の子がいる。
「一応銃を構えとけ…」
その制服の女の子はピンク色の変なジュースをいっぱい持っている。
ナンバープレートは…見えない、というよりもジュースが邪魔で見えない。
「にはは…こんな暑い日にはジュースですよぉー。
お一ついかがですか?」
「オッサン…すっげえ怪しいと思わないか」
「ああ…もう一人どこかに潜んでいるはずだ、注意しろ」
恐らくこの女の子は囮だ…一体何処に…。
警戒していると女の子の後ろから鏡をつけた変な人形がこちらに向かって歩いてくる。
「…あれ、何だ? オッサン」
「朋也!! 伏せろっ!!」
オッサンの怒鳴り声が聞こえ俺は即座に伏せる。
銃の音が鳴り響く…一体どこから撃ったんだ!?
12 :
女満別:04/07/31 14:07 ID:BfB5W4Q2
「…ちっ、しくじったか。ウッハウハの為にも一旦引くぞ観鈴」
声が聞こえた方を見ると塀の上に銀髪の男が立っていた。
男は恐ろしく鋭い目つきをしている。
「え、え? 行っちゃうの? ジュースどうしよう」
「…んなもん捨てちまえ!!」
「何でそんな事言うかなぁ…」
2人はそそくさと消えていった。
「敵はかなり手強いらしいな…」
「あぁ、さすがの俺様も焦ったぜ」
まだ見ぬ敵を求め俺達は歩き出す…。
強き者に会う為に…。
多分続く
なんてバカバカしいと期待しつつ
期待下げ
16 :
女満別:04/08/04 18:43 ID:zyxnzhrJ
そっちに書いていいのだろうか…(笑
頑張って俺も書き始めてみたが…ちょっとスケールを大きくしすぎた。収拾がつかない。
ある程度できるまでこのスレ残ってねぇかなぁ…。
18 :
女満別:04/08/04 23:44 ID:zyxnzhrJ
>>17 頑張れ 超頑張れ
自分はDAT落ちするまで書いてみようかなって感じです。
共に頑張りましょう
19 :
女満別:04/08/05 14:24 ID:LmTNMezn
VS鋭きメス編
俺とオッサンは炎天下の中、歩伏前進で進んでいた。
…コンクリートが熱い。
進んでいると道行く主婦に笑われている。
「相変わらずねぇ…秋生さんは」
穴があったら入りたい。
歩伏前進は体力的に結構辛いものがあるので徒歩に切り替える。
すると突然オッサンが立ち止まる。
「小僧…何か聞こえねぇか?」
「そういえば、後ろの方から…何かの排気音が…」
背後からとてつもない圧迫感を感じ俺は横に飛ぶ。
オッサンも横に飛ぶと一台の赤いバイクが通り過ぎていく。
バイクはそのまま突っ込み、茶髪の青年を跳ねた。
「し、死ぬとこだった…」
「小僧、見たか…ナンバープレートをつけていたぞ」
「じゃあ…あれも対戦者か」
「ああ、間違いねぇ。ナンバーは05…霧島聖、神尾晴子のどちらかだ」
俺は急いで銃を構え、臨戦態勢に入る。
だが…バイクに乗っていた奴は1人…あと1人は一体何処だ?
20 :
女満別:04/08/05 14:24 ID:LmTNMezn
バイクに乗った赤い髪の女性は茶髪の青年に謝っている。
青年は轢かれたのにケロッとしているようだ。
…狙うなら今か?
悩んでいると、突然頬に冷たい感触が走る。
頬から血が滲み出し、前方にメスが落ちていた。
「オッサン…これ…ゾリオンだよな?
殺し合いとかそういうもんじゃないよな!?」
「甘いな小僧、これはもう…死闘なんだよ。
このスリル…たまらなくワクワクしてきたぜーーーーー!」
オッサンはかなり張り切っている。
後ろを振り向くと、通天閣という謎のシャツを着た女性が立っている。
「惜しいな…もうちょっとで仕留められた」
女性は手に3本のメスを持ち、不敵な笑みを浮かべている。
…正直かなり怖い。
この人絶対何か勘違いしてるぞ。
「君に恨みは無いが…死んでもらうぞ」
やばい…俺殺される。
オッサンは赤い髪の女性の方へゆっくりと向かっている。
どうやら俺1人でこの女性と対決しなければならないようだ。
「姓は霧島、名は聖だ。
殺された相手の名前ぐらいは知っておきたいだろう?」
「なあアンタ、これは殺し合いじゃない。
銃を使った競技なんだぞ?」
「悪いな、メスの方が得意なんだ。
こっちの方が何かとやりやすい」
21 :
女満別:04/08/05 14:25 ID:LmTNMezn
この人に説明は無駄のようだ…。
何とかしてこの人のメスをかわしつつ、ナンバープレートを…撃つしかない。
俺は銃を構えつつ距離を取る。
油断する事はできない…すれば死に繋がる。
コンクリートには俺の血が滲んでいる。
「君も幾つもの修羅場をくぐったようだな。
その構えを見ればわかる」
じりじりと女性は距離を詰めてくる。
そして手からメスが放たれる。
俺はそのメスを紙一重で何とかかわす。
…残りは2本。
「よけるな、楽に死ねないぞ」
「悪いな、ここでやられる訳にはいかない。
大事な娘を残して…死ねるかよ!!」
俺はナンバープレートを狙って撃ったがかわされる。
「娘がいるのか…そうか…それじゃあ半殺し程度にしておいてやろう」
…やはり俺は無事では済まないらしい。
「君に背負う物があるように、私にも背負ってるものがある。
…妹がな、原因不明の病にかかっている。
普段は何とも無いが、突発的にその病が発症する。
それを治せる医者を呼ぶ為に、ゾリオンの優勝賞金が必要なんだ」
22 :
女満別:04/08/05 14:25 ID:LmTNMezn
「ちょっと待て…優勝賞金って何だ?」
「君は何も知らずにこれに参加していたのか…。
このゾリオンで優勝すると賞金1000万が手に入る」
…全然聞いてないぞそれ。
「とりあえず私は負ける訳には…いかない」
俺は油断していた為、メスに反応する事ができず左肩に冷たい感触が走る。
左肩を見るとメスが突き刺さっていた。
刻一刻と時が過ぎる。
早めに勝負をつけなければ…やばい。
既に目が霞んで前がぼやけてきている…血を流しすぎたかもしれない。
「止めの一撃だ…ゆっくり眠るといい」
俺は最後の力を振り絞り、隙ができた時に賭ける。
「君はよくやった…男にしては根性がある方だ」
女性はメスを投げる体制に入る。
そしてメスが放たれ俺は薄れゆく景色の中、銃の引き金を引く。
アラーム音が鳴り響く中、俺の意識は暗闇に包まれていった。
気がつくと俺は古河家にいた。
「…あれ、どうなったんだ?」
「よくやったな小僧…ほら、てめえの取ったナンバープレートだ」
オッサンは一枚のナンバープレートを俺の目の前に置く。
「ゆっくり休んどけ、明日に備えてな」
俺の肩を叩きながらオッサンは部屋から出て行く。
23 :
女満別:04/08/05 14:26 ID:LmTNMezn
「だーーーーっ! 早苗っ! アイツは頑張ったのに俺様は逃げられてしまったぞ!」
「ファイトですよっ、秋生さんっ!」
…どうやらオッサンは赤い髪の女性を逃がしてしまったらしい。
恐らく神尾晴子の方だろう。
まあ…バイクに乗ってたから無理もないな。
いずれ戦う時が来るはずだ。
俺は戦いの時に備え、ゆっくりと目を瞑る。
隣でガサガサと音が聞こえる。
ふと見ると汐が何かやっている。
「汐…何やってるんだ?」
「な、なにもしてないよ…」
ゾリオンの銃を持っていた気がするが…気のせいか。
疲れていたせいか俺は再び目を閉じて眠りについた。
END
しまった・・・なぜか続きが非常に気になる
次も待ってるぞ女満別
>>25 あっちは銃の考察スレと化していたような…。違ったか?
ここはSSスレですが何か。
両方見てる奴多そうだな