現行のルールです。
1、結界により、各能力は使用不可、あるいは弱体化してます。
この結界は当分破壊できません。
2、各キャラはアイテムを一つずつと1日分の食料+水を配布してもらってます。
アイテム管理のために、例え話の中でアイテムの状態が変わっていなかったとしても、話の最後に、
【019 柏木千鶴 装備:トカレフ(残り弾数5)】
のようにアイテムを明記することを強く推奨します。
3、送信する前にかならずリロードをしてください。
かぶって投下すると読みにくくなり皆凹みます。
4、NG審議の対象となる可能性があるのは、致命的な矛盾、荒らし目的だろうSS、
あまりにもぞんざいな死、無意味な新キャラの追加、他、大多数が問題ありと表明した作品です。
なお新キャラについては、どうしても、という方はまず感想スレの方に上げるようにして下さい。
5、書き手の方はできるだけ実況スレをチェックするように心がけてください。
矛盾点、ルール抵触等の問題発生時に円滑な進行が出来なくなる恐れがあります。
6、問題作品について:(6.13追加ルール)
・問題提起は作品投下より12時間以内とし、それを過ぎた作品は確定とする。
・以下は、後続に深刻な影響を与える矛盾のある作品にのみ適用され、
既に確定した過去作品に遡及しては適用されない。(※)
・修正は一回のみ。
・修正時間の猶予は、スレの総意に基づいて行われる本スレでの要修正宣告から24時間。
・修正可能なのは話の大筋や結末に変化の無い程度まで。
それ以上の修正を必要とする場合はNG。
・誤字脱字等、後続にほとんど影響の無いミスについては特に制限は設けない。
・修正待ちの話で使用されたキャラの話は、修正後の判定が出るまで投下を控える。
・なお、確定していない作品の続編が投下された後、元作品に審議が発生した場合、
元作品のNGは後続作品にも連鎖する。
(※つまり、矛盾を抱えた作品Aに対して修正、あるいはNG宣告をする場合に、
その矛盾の萌芽が既に通しが確定した作品Bにあるからといって、それに対して
遡っての修正やNGの要求はしない)
このスレはNGです。
削除人が削除した、という意味を考えてください。
蝉丸さんにエディさんが拠点としていた民家に誘われたが断った。
神岸に雛山理緒を弔うことが必要だと思ったからだ。
あの出来事を受け入れることで神岸は強くなれたと思う。
灯りを消したこの部屋は心を落ち着かせるにはちょうどよかった。
エゴのレプリカを充電し、俺は二人より先に休むことになった。
体は疲れていなかったが、精神は疲れ切っていた。
二人には申し分けなかったが、ここは休むことが優先だと判断し、眠ることにした。
それほど時間が経たないうちに目が覚めた。心身ともに十分に回復した。
春原にまだ寝ていてもいいと言われたが、その春原が重そうな瞼をしていたので、神岸と共に休ませた。
台所を見れば缶詰が一つあった。睡眠中に神岸が食べたのだろう。
エゴのレプリカはまだ充電している。前の充電時間では不充分だったから、明け方ごろまでは充電させるつもりだ。
俺はメモに目を通した。
あの後、情報交換をした。
互いに自己紹介をして、持ち得る情報を整理した。
その後に言われたことが俺の頭を駆け巡っている。
蝉丸さんに言われた、こんな状況でありながら灯りを付けていたことを。
エディさんに言われた、相手の様子をよく見ずに攻撃したことを。
二人に言われた、守ることの意味。
決して厳しい言葉ではなかったが、二人に叱られることで自分の甘さがよく分かった。
ある意味、俺はこのゲームを楽観視していたと思う。
エゴの戦いは殺し合いによく似ている。このゲームでも何度か感じたことだ。
エゴによる攻撃は相手の精神へダメージを与え、強いダメージを受けると廃人になる。
人としての活動ができなくなることと死との違いはあるのか?俺にはわからない。
だが、そのことは今は問題ではない。
考えるべきは自分のこと。エゴの戦いでの俺と殺し合いでの俺の違い。
エゴの世界。そこでの俺は圧倒的な力を持っていたことを実感していた。
春秋の話では、伝説的強さを誇った芝浦八重の亡くなったとされた後で、最高のマグニチュードを持っているのが自分らしかった。
そんな自分を狙い、たくさんの人間に襲われた。
それらを全て倒し、そのエゴを吸収。更に力を高めていく。
東日本最強のプロクシユーザー。いつの間にか、そんな言葉を当てはめられる自分がいた。
しかし、このゲームでは違う。
エゴは封じられ、俺はただの男子高校生でしかなくなった。
今まではそれを認めることができないでいた。心の中には信頼性の無い自信があった。
手にしたものはこのゲームで亡くした友で、これなら俺は大丈夫だと思い込んでいた。
実際には女子高生一人相手に負けてしまうような強さでしかないのに二人の少女を守っていたなんて。
いや、守ってはいない。寧ろ、俺は二人を殺すことを考えた弱い男だ。
調子に乗ってできもしないのに二人を守るなんて。
エディさんや蝉丸さんにたしなめられてようやく気付いた。今の自分に。
蝉丸さんは本物の軍人で、エディさんは世界最高のエージェントのナビ。
格が違うと、正直に思った。エゴの世界での自分のような強さが彼らにはあった。
みっともなくて、とても自分について語るなんてできなかった。
彼らならきっとこのゲームを終わらせてくれる。その強さが彼らにはある。
思えば、今の自分は修二に似ている。
修二は強くは無かった。心の中に常に葛藤があったから。そんな修二がしていたこと。
「誰かがやらなければならないことだ」
今になってようやく、あの言葉が理解できた。
今思えば、エゴの力で簡単に人を殺せるのだ。芝浦八重を「殺した」浅見邦博のように。
もし、あの世界で修二がいなければ、このゲームのようになっていただろう。
では、このゲームに、修二が居れば…。
エディさんや蝉丸さんとの情報交換での一番の収穫。
これを手にしたときから感じていたもの。
それが分かった。
今の自分がやらなければならないこと。
(ならば、俺が修二になろう)
それが、答え。今までのPKではない。修二に、このゲームに必要なPKになるんだ。
【084 松浦亮 修二のエゴのレプリカ(充電中、残り二発)】
【024 神岸あかり 所持品 無し[睡眠中]】
【047 春原芽衣 きよみの銃の予備弾丸6発 筆記用具(情報交換で得られたことが追記)
黒うさぎの絵皿 木彫りの熊 水風船2コ 予備食料の缶詰が残り2つ[睡眠中]】
【亮は対主催者を蝉丸たちに任せて自分はPKとして動くつもり。アビスボートへは向かわない?】
【あかり・芽衣はどう動くかは不明】
【深夜】
※作者は◆Qo/l.TPc9Y氏。
「―――あら、どうかしまして?」
至近で投じられたその声に、邦博は弾かれたように顔を上げる。
視線の先、ほんの数歩の間合いに一人の女がいた。
隙の無い立ち居振る舞いとは裏腹の、どこか笑みを含んだ表情。
だらりと提げられているのは、森の夜闇の中でなおその存在を誇示する巨大な太刀。
そして、その耳は獣のそれ。
邦博は戦慄していた。
声をかけられる瞬間まで、まったく気配を感じなかった。
昨日の夕暮れに垣間見た剣戟が、脳裏をよぎる。
獣の耳をしたもの同士の、凄まじい闘い。
眼前に立つこの女は間違いなく、あれの同類だ。
それは、女さえその気であれば、自分は既に死んでいるということを意味していた。
そう、自分はまたしても殺されていた。
何も為せぬまま、何の抵抗も許されず、何も遺さず死んでいたのだ。
無骨な太刀は泣きながら這いつくばる自分の脳天を、それと気付かせないまま粉砕しただろう。
浅ましい妄想に浸り、現実から目を逸らしたまま、浅見邦博は死んでいただろう。
この島で味わう何度目かの、仮想的な死。
そして、自分はまたしても、生かされていた。
いったい幾つの選択肢で、自分は間違えてきたのだろう。
「―――は、ハハハ……ハハハハハ……!」
笑いが止まらなかった。
おかしくてしかたがなかった。
どういうわけか、涙も止まらなかった。
自分が哀れで仕方がなかった。
ひとの命が塵ほどの価値も持たずに消えていくこの歪んだ島で、
狂ったゲームを強制する首魁の本拠の門前で、真夜中に、大声で、
泣きながら、浅見邦博は哂っていた。
何を、誰を、決まっている、この愉快な世界を、哂っていた。
その狂態を目の当たりにして、女はしかしながら恐れるでも呆れるでもなく、
ただ眉を潜めたまま、邦博を眺めていた。
その口から、ようやく言葉が漏れる。
「……非道い、ご面相ですこと」
ぴたり、と哄笑が止まる。
涙だけが際限なく流れ落ち続けていた。
泣き笑いに歪んだ奇妙な表情のまま、邦博が震える声で呟く。
「俺を、殺さねぇのか……」
その問いに、女は困ったような顔で答えた。
「そう言われても……大の男が喚いているから見にきてみれば、地べたを這い回ったかと
思えば笑うわ泣くわ、わけがわかりませんもの。
このような珍奇な見世物、奇異に感じこそすれ、とてもとても、殺すの殺さないのと
いう段では―――」
「―――どうして殺してくれねぇんだッ!」
女の言い訳ともつかない声を、邦博の大音声が遮っていた。
顔を伏せ、地面に幾つもの滴を零しながら叫ぶ邦博の声音を耳にして、
女の顔から表情が消える。
仮面の如き怜悧な容貌。
冷め切った眼差しで邦博を一瞥すると、吐き棄てた。
「―――今の貴方に、手にかけるだけの価値があるとでも?」
一切の他意を含まない、冷徹な響き。
女は、真実、浅見邦博に一片の価値も見出せぬと、そう告げていた。
その返答を聞いても、邦博に憤りは浮かばなかった。
項垂れたまま、ただその通りなのだろうと、それだけを思った。
そんなことにも、慣れていた。
我しらず、言葉が漏れる。
「殺す価値もねぇ。殺す価値もねぇかよ。
どいつもこいつも同じことばかり言いやがる。
なぁおい、俺はそんなに惨めか? 哀れか? 下らねぇかよ?
俺は強いんだぜ? テメエらにはそう見えないらしいがな、畜生が。
ああ、ああ、判ってるさ、俺を無視して殺しあってりゃいいだろうよ。
女のクセによ、クソッタレ、クソッタレ、クソッタレが。
……畜生、殺す価値もねぇってよ、そう言われることに慣れちまうってのは
どんな糞虫野郎だ、そりゃあ。
ああ最高だよ、クソッタレ。テメエらには一生わからねぇ最高の気分だよ。
……せっかく走り出そうとすりゃ足ぃ引っ掛けられて、無様にコケて笑われて。
そんで立ち上がろうとすりゃあ、今度は石につまづいて、泥の味しかしやがらねぇ。
そんなコトばっかりだ。そんなコトばっかりなんだよ。そんな、」
そんな、くだらない、惨めなことだけが、浅見邦博の人生だった。
それは敗者の弁解であり、弱者の繰言であり、生ける死人の呪詛。
空虚で醜悪な、少年の膿。
言葉が途切れ、夜の森に静寂が戻る。
黙って聞いていた女が、ゆっくりと口を開いた。
「……ええ、ええ、よくわかりましたわ」
す、と。
女の姿勢が、変わった。
ゆらりと振り上げられたその手には、命を絶つ鋼の刃。
邦博は座り込んだまま、ぼんやりとそれを眺めていた。
轟、と風を巻きながら。
「―――いい加減になさいな」
太刀が、振り下ろされた。
女の声が、響いていた。
重く煌くその刃は、文字通りの紙一重で邦博の首に突きつけられたまま、止まっていた。
「私の剣は、駄々をこねる子供を斬るほど落ちぶれてはおりませんの。
貴方にお似合いなのは、このいくさ場などではなくて―――」
言いながら、太刀を捻るようにする。
巨大な鋼板を押し付けられ、邦博の顎が強引にある方向へと向けられた。
眼に映るのは、風にざわめく梢と薄暗い獣道。
「この先、遥か向こうの海岸に船が泊まっていますわ。
いずれ刃を取ることもできぬ女子供、乳飲み子まで揃っているその船あたりが、
貴方に相応しい逃げ場ですわね」
言い終わるなり、女は太刀を引いた。
圧力から解放され、荒い息をつく邦博に一瞥すらくれず、そのまま背を向けて歩み出す。
もはや何の興味も無いと、その背が雄弁に語っていた。
邦博もまた、その背を見届けはしなかった。
ただ、女に示された方角を見つめていた。
じっと、底知れぬ森の闇に眼を向けていた。
幾許かの時を置いて、邦博がふらりと立ち上がった。
覚束ない足取りで、ゆっくりと歩き出す。
行く手には獣道。
ホールを振り返りは、しなかった。
それは木々の梢に隔てられ、いまだ邦博に届いてはいなかった。
それでも歩みを止めなければ、いずれ彼を照らすために、光は射す。
東の水平線の向こうに、陽が昇ろうとしていた。
【001 浅見邦博 身体能力増強剤(効果30秒 激しいリバウンド 2回使うと死ぬらしい)パソコン、
レーダー(25mまで) フィルスソード(光の矢制限7回、シャインクルス制限残り3回)】
【026 カルラ 自分の大刀 背中・肩を強打 右手首負傷、握力半分以下】
【夜明け】
※作者は◆TLPx0nujVk氏。
うわー やめろー
んな糞面白くもないもんペタペタ貼るなーー
「―――あたしと、殺しあってみる?」
ビームサーベルの妖しい光が、揺れていた。
ぞわりと、胸がざわめく。
――嫌な感じだ。
何も聞きたくない。
何も見ず、何も聞かず、ただこの胸のざわめきを静められればいい。
そのためには、この殺人鬼を。
殺さなければならない。
――殺す、か。
お前はまた、殺すのか。
自分のために、また人を殺めるのか。
それが。
お前が恐れ、卑下し、蔑み、恨み、憎んだ他の殺人鬼達と。
どう違うんだ?
…誰かが、そう囁いた気がした。
――黙れ。
俺は殺人鬼じゃない。
俺をこんな狂った連中と一緒にしないでくれ。
それは弁解であり、懇願であり、抵抗だった。
今にも崩れそうな少年の、ささやかな抵抗。
その必死に抵抗する少年に、たっぷりと焦らされた、甘い言葉がかけられる。
「それとも……あたしと二人で、生き残ってみる?」
どう違うのかもわからないまま。
胸にざわめきを残したまま。
「――ふざけんなっ!」
朋也は激昂して、もう一つのサーベルを引き抜くや否や、明日菜に斬りかかった。
『あたしと二人で』?
ふざけんな!
俺はお前らみたいな殺人鬼とは違う!
違うんだ!!
勢いに任せて、得物を振るう。
明日菜にしても、剣術の心得があるわけではない。
身体的なことを考えれば、男である朋也の方が遥かに有利な筈だった。
が。
「おお、怖い怖い……ほいっ、と」
明日菜の体が、瞬間的に横にずれる。
「女の人にいきなり斬りかかっちゃ、だめでしょ?」
「っ!」
挑発に乗ってしまった朋也の、愚かしいほど素直な斬撃は、いとも簡単にかわされた。
殺されるか――
(いや、まだだ!)
心の中で、朋也は思いっきり叫んだ。
このまま勢いを利用すれば、奥で体勢を立て直すこともできる。
(まだ、まだ殺せる!)
最早悩むことすら出来なくなった思考が、朋也を奮い立てた。
一瞬止まりかけた足で、そのまま地を、
「おかあさん!?」
声が響いた。
地を蹴ろうとした朋也は、その声に反応してしまった。
体が捻れて――ぐらりと、体勢が崩れた。
お母さんの声が聞こえた。
月代ちゃんのことが気になったけど、おかあさんの所へいかなきゃいけなかった。
お母さんかお父さんなら、なんとかしてくれる。
目線の先で、薄紅色の光が揺れている。
その光の足元に、誰かが倒れていた。
あれ?
お母さん、かな?
うん、そうだ。
でも、なんで倒れてるんだろう。
なんで――
今まで見てきた、二つの死体。
映像が、重なった。
え?
おかあさん?
……大丈夫、だよね?
「おかあさん!?」
弾かれたように、観鈴は走る速度を上げた。
倒れている。晴子が。
「おかあさん! おかあさん!!」
「馬鹿来るな、邪魔に――!」
ぎりぎりで倒れることを免れた朋也の体が、否応無しに止まった。
止まった場所は。
「避けないでね――観鈴ちゃんに、当たっちゃうよ?」
後から、明日菜の無慈悲な宣告。
前方には、目前まで迫っている観鈴の体。
「じゃぁね♪」
洞窟内を照らす残酷な光が――高々と、振り上げられた。
【002 麻生明日菜 戦闘中 〔左肩負傷〕 所持品:ビームサーベル 鎌 南部十四年式(残弾3) 】
【014 岡崎朋也 戦闘中 所持品:包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 晴子の死体の元へ 所持品:なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 〔意識不明〕 所持品:ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤を注射器(3セット)メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 文化包丁】
【歪んだマイクロUZI(残弾20発)は洞窟の闇の中に、朋也・宗一・芳野の写真は時紀のポケットに、ケーキ、ショートソード、千枚通しの入ったそれぞれの荷物は放置】
【「行かなきゃ!」直後】
※作者は運命 ◆vkSUbcHrtA氏。
混濁した意識。
定まらない目線。
あの日。
陣痛の痛みに耐える郁子の手を握り、励ました。
生まれた。
二人の血を分けた、小さな命。
色々なしがらみの中で生まれた子だけれど、
決して、望んで生まれた子では無かったけれど、
それでも、この手で守って、育てていくんだって、決めた。
あの日。
郁子は安らかに逝った。
僕は傍らで浜辺の歌を弾いていた。
観鈴は、まだ『死』というものがわからない歳だった。
「おかあさん、寝ちゃったの?」
そう言ったのを、憶えている。
受け入れられたと思っていた。
でも、受け入れられていなかったんだ。
あの日。
観鈴の病気が発覚した。
郁子の面影を纏った観鈴を見ているのが、辛かった。
そして、友達の出来ない観鈴が、煩わしかった。
だから、晴子に預けてしまったのだと、思う。
養育費は払っていたが、そんなものは免罪符の欠片にもなりはしない。
でも、あのときの自分は、『観鈴のため』と、我武者羅に働いて、それで、満足していたんだ。
我武者羅に働いていたのは、郁子の事を忘れていたかっただけなのに。
成長した観鈴を見たとき、やっと、解った。
『観鈴』は『郁子』では無い。
気付いたときは、もう、どうしようもないくらい時間が経っていた。
どうしたらいいのか、わからなかった。
今まで通り距離を置くべきなのか。
観鈴を橘の家に連れて帰るべきなのか。
出来れば、連れて帰りたかった。
17年前の誓いを、一度破棄してしまった誓いを、もう一度果たしたかったから。
いや、連れて帰らずとも良い。
僕が、神尾の家に住んでも構わない。
僕は、観鈴を守りたい。
もう一度、3人で笑いたかった。
幼い日、
敬介と、晴子と、郁子で遊んだように。
敬介と、晴子と、観鈴で。
それが、自分に出来る唯一の贖罪だから。
「おかあさん! おかあさん!!」
声が聞こえる。
郁子に、何かあったのか。
いや、観鈴に母は2人いる。
郁子ではなく、晴子。
体を起こした。
「避けないでね――観鈴ちゃんに、当たっちゃうよ?」
明日菜が言う。
このまま死ぬのか。
自らの保身のために観鈴を見殺しにすることなど、出来ない。
「でもさ、キミがあたしと2人で生き残るって言うんだったら、命は助けてあげるよ?
――ま、その証にキミに観鈴ちゃんを殺してもらうけどね」
悪魔の誘い。
母親の遺体に縋り付いて泣いている観鈴。
観鈴は錯乱している。
自分が殺された後は、きっと、明日菜に殺される。
だからといって、観鈴を殺すことなんて、出来ない。
「――残念だね。キミとなら生き残れると思ってたのに」
拒絶の意思を読み取り、言う。
ごめん、杏、春原、智代。
俺は、やっぱりヘタレだ。
「それじゃ、死」
「観鈴は僕に任せて避けろッ!」
横っ飛びに跳んだ。
闇から現れた最後の一人が観鈴を抱えている。
視界の隅でそれを確認し、振り向き様に斬る。
走っていた。
見たモノは、晴子の体に縋り付いて泣く観鈴と、不自然な体勢で止まっている朋也。
そして、笑顔を浮かべている麻生明日菜という殺人者。
光源からは暗闇が見えない。
つまり、自分の動きは三人には見えない。
「観鈴は僕に任せて避けろッ!」
叫び、観鈴を抱き上げる。
「いやっ お母さん、お母さんっ!」
観鈴は錯乱している。
このままでは、下手をしたら心が壊れてしまう。
「観鈴、すまないっ」
観鈴の鳩尾を打つ。
ぐったりした観鈴を寝かせ、マイクロUZIを手探りで探す。
明日菜は戸惑っていた。
邪魔をされた。
絶対に殺れると思っていたのに。
橘に、邪魔された。
たちばなに、橘に、タチバナにッッ!!
なんとか打ち合ってはいるが、洞窟内には晴子のマイクロUZIがある。
このままでは、あの橘に撃ち殺されるかもしれない。
それだけは我慢ならない。
あたしが橘を殺すのであって、
橘があたしを殺すのでは無い。
「いい加減に死ねッ」
サーベルを弾くために朋也が振りかぶり
その隙に明日菜は鎌を投げた。
肩に激痛が走ったが、アレで斬られたらもっと痛い。
背を向け、走る。
こちらにも銃はある。
暗い洞窟の中をわざわざビームサーベルの光で照らしながら追跡するヘマはしないだろう。
願わくば、この洞窟がどこかへ通じていますように。
「クソッ」
朋也は毒づいた。
鎌を斬った隙に逃げられてしまった。
追いかけるのはあまりに危険。
相手は銃を持っている。
こちらもマシンガンがあるが、洞窟内では跳弾が怖い。
それに、あの2人を巻き込むわけにはいかない。
「あいつは行っちまったよ、おっさん」
マイクロUZIを手に持った敬介に言った。
2人で遺体を一箇所に安置した。
敬介は喋らない。
多分、泣いていた。
もう動かない、アルルゥの体。
自分が、殺した。
芳野祐介を、麻生明日菜を殺すという目的が無ければ、
自責の念で押しつぶされそうだった。
俺は、自害することは出来ないけれど。
でも、アルルゥの仇を取りに来た人がいたら、甘んじてそれを受け入れるべきなんだと思う。
そのことを敬介に言ったら、
「僕は君の決意を止めることは出来ないけれど、でも、僕は君にいなくなって欲しくない」
と言ってくれた。
記憶の彼方にある、壊れる前の父さん。
それと重なって、俺は、泣いた。
【002 麻生明日菜 〔左肩負傷〕 所持品:ビームサーベル 南部十四年式(残弾3) 】
【014 岡崎朋也 所持品:包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 気絶中 所持品:なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 所持品:歪んだマイクロUZI(残弾20発) ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤を注射器(3セット)メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 文化包丁】
【朋也・宗一・芳野の写真は時紀のポケットに、ケーキ、ショートソード、千枚通しの入ったそれぞれの荷物は放置】
「渚さん、熱が出てなければ良いんですけど……」
エルルゥをが先導して暗い住宅街を早歩きして進んでいく。
暗い住宅街。
灯りのない住宅街。
人気のない住宅街。
それは異質であたかも住宅街の雰囲気とは違っていた。
そこは正しくコンクリートの森。
潜んでいるのは血に飢えた獣であった。
「ハクオ――蝉丸さん……でした。すいません……」
「いや、いい。そのハクオロ殿の仮面を勝手に被った私が悪いのだ。――で、なにか?」
エルルゥには坂上蝉丸にハクオロの面影を感じていた。
体付き、性格、そしてハクオロの面。
見た目違うといえば服装と髪型ぐらいだ。
今だからこそ真相を知って落ち着いたから冷静にいられた。
「あ、あの先ほどはすいませんでした。私はついハクオロさんを……」
「いいんだ、先ほどもあなたは謝られたし、それに死者の物を漁った私も悪い」
実際は違うのだが説明するのがめんどくさく、聞かれる度にこう説明していたのでそう答えておいた。
人に責任を押しつけるのは性に合ってないし、その上何度も説明している内にこっちの方がぱっと口に出るようになってしまっていた。
「――もしも……この島から出られたら、全てが終わったら、蝉丸さんの胸で泣かせて貰っても良い……でしょうか?」
ハクオロの面を見る度に辛さと悲しさが沸き上がってくる。
もうハクオロとも逢えないのだ。
急に現れて、急に国を作って、急に色んな事をやってきた。
しかし、急にこんな事に巻き込まれて、急に死んで去っていくとは……
「――ああ」
蝉丸はそれしか答えてやれなかった。
辛さを我慢している少女になんて声をかけて良いのだろうか?
よくがんばったな?ここで泣いても良いんだぞ?
そんな言葉は容易にはかけてはいけないだろう。
出来る事は全てが終わった後、胸を貸すぐらいしかないのだから。
「蝉丸さん、見えてきました。あれが渚さんと真希さんと香里さんが待っている家です」
エルルゥが灯りのついている一軒の家を指して示した。
待っているのは全てが女の子。
よく、こんな場所で生き延びられたものだ。
蝉丸は少女達の中の強さという物を垣間見た気がした。
「月代……」
ふと、知っている少女の事が口に出た。
彼女もまだこの島で生き延びているんだろうか?
まだ、放送はされてはないので生き延びている可能性もある。
どうか、この子達のように強く生き延びていて欲しい、蝉丸はそう思った。
「渚さん、真希さん、香里さん、ただいまです」
そう言って扉を開いた先には想像もしてなかった光景が広がっていた。
渚は居なく、真希は放心して座っていて、――香里は赤い海に沈んで動かなくなっていた。
そして、それと見た事のある死体がもう一つ転がっていた。
「待て」
異変を感じ取った、蝉丸がエルルゥを押し留めて果物ナイフ片手に家の中に入っていった。
「エルルゥ、どれが渚でどれが真希でどれが香里……なんだ?」
何があったかは解らない。
しかし、エルルゥが言っていた人数が三人、ここにいるのも三人。
仲違いしたか、襲われたか、そして犯人は誰かを知らなくてはいけなかった。
「――座っているのが……真希さんで……あれが香里さんで……あれが多分殺しに来た人だと思います……」
さっきまで一緒にいたのだ。
オボロ相手に巫山戯ていたり、話をしたり……そして助け合ってきたのだ。
最後の一人は知っている。
確か北川を撃った人だ。
「真希さん!!大丈夫ですか?!香里さんはどうなったんですか?!渚さんは何処行ったんですか?!何があったんですか?!」
真希を揺らし、尋ねる。
「――あ……エルルゥ。私、私……人を殺しちゃった……香里を殺されてかっときて……人を殺しちゃった」
それだけで大体何があったかは解った。
大丈夫、真希がこのゲームにのったわけでは無い。
エルルゥはその最悪の可能性を頭から除外した。
「私は……大丈夫。それより渚よ。あの子一人でそっちに向かったわ。熱があって危ない状態。だから早く探しに行かなくちゃ!」
よかった、前までの真希さんそのものだ。
エルルゥは静かに真希を抱きしめた。
「――こっちの二人はもう駄目だ」
蝉丸が首を振りながらこっちに答えた。
「そう……」
やはり、真希さんの言う通り二人は死んだらしい。
エルルゥも医者だから香里が駄目なのは見ただけで解った。
流れ出た血が多すぎていた。
「お願い、私を残して渚を探しに行って……私は香里のお墓を作ってあげなくちゃ……こんな島でこんな死に方じゃ死んでも死にきれないわよ……」
真希が立ち上がって香里の方を見て悲しそうな表情で笑った。
「そんな、一人は危険です!」
「あの子だって今一人なのよ。それも熱を出して……一刻を争うの。医者のあなたが行かないで誰が行くのよ。そこのお面の人と一緒に探してきて。……武器はあの辺にあるの持って行っていいから」
真希が部屋を見回して武器が積んである山の方を見て言った。
「真希さんも一緒に探しに行きましょう!」
「二人も三人も一人で探さないんだったら変わらないでしょ。それに……私は香里に最初酷い事言っちゃったから……それの詫びよ」
そう言うと真希は武器の山の中から掘るのに丁度良い大きさのスコップを取り出した。
「あーもう!私を誰だと思ってるのよ?なめないでよ。広瀬なのよ、私」
でも、と言いたそうだったエルルゥを見て言い切った。
あいつの台詞だったが、いざ口に出してみたら凄く自分にもピッタリな気がした。
今の真希の目には以前真希が渚のそれに見た強さが秘められていた。
「――うむ。では、私とエルルゥは渚の捜索に行ってくる。真希も一人で無理せず何かあったら逃げろ。だが、出来る限りそういう事態がないようにすぐ戻ってくるつもりだ」
あの目をした者ならすぐには死なないだろう。
この島で出会った少女達の強さ、それは本物だ。
彼女たちは決して護られるだけの存在ではない。
この島で助け合っていく仲間なのだから。
エルルゥは説得に諦めたらしく、山の中から薬草類と乳鉢、そして何かあったときのためのライターを一つを探して取り出した。
「渚を……頼んだわよ」
「ええ、ですから真希さんも無理しないで下さいね」
そう言葉を交わし、二手に分かれた。
再開を約束して。
【072 広瀬真希 血に濡れた便座カバー スコップ】
【011 エルルゥ 『超』ライター 乳鉢セット 薬草類】
【037 坂神蝉丸 木刀 果物ナイフ ハクオロの仮面装備 切り傷 打撲が二十数箇所】
【家の中には食料と水、『魁』ライター、出刃包丁、2つのバック、その他家にあって使えそうな物が山になって積んであります】
【深夜】
※作者は◆wEYoqMAQ5k氏。
(できるだけ早く戻らないとナ)
それまでは早歩きだったが渚を背負ってからはそうはいかない。
逸る気持ちを抑えて歩いている。
自分だけでなく、渚の身も守るには二倍以上の集中力と時間が必要だった。
(ナギサの熱は今までより遥かに高い。早くエルルゥに診てもらわないトナ)
たったったったったったっ。
(こんなときにお客さんカ)
後方からの来訪者は足音から判断して一人だろうか。
仲間の可能性もあったが、エディはその視線から逃れるために叢に隠れる。
(かわいいレディだナ)
見えたのは一人のショートカットの少女だった。
と、その時。
「か、香里…さんが…」
(ナギサっ!今は寝ていてクレッ)
何か夢でも見ているのだろうか?それよりも…
走っていた少女の動きが止まる。
(やはり、今の声は聞かれたカ?)
「誰?」
桜井あさひは前方からの声に気付く。
(まさか…巳間晴香?)
S&Wを構える。巳間晴香でなくても襲われる可能性はある。
(巳間晴香に復讐するまでは死ねない!)
「オレッチは危害を加えるつもりはナイ」
現れたのは巳間晴香でも襲撃者でもなかった。
その黒人男性は、女の子を背負っていた。その状態なら両手を自由に使えない。
それならもしいきなり襲われても負けないだろう。
なら、次の質問は決まっている。
「巳間晴香って人……知りませんか?」
少しの間。この時間があさひにはとても長く感じる。
「知らないナ。何のためニ探してイル?」
情報がなくても落胆はしなかった。まだ、チャンスはあるから。
「…復讐です」
「そうカ…」
そう言って男は少女を降ろし、機械を取り出す。
(まさか、やる気?)
あさひはS&Wをエディに向ける。
「オット、折角の情報提供者を殺さナイでくれヨ」
「情報?」
あさひはS&Wを離す。一方、エディは…。
(香里の妹のシオリが88番、蝉丸の言っていたミツオカ、香里の友人のミナセ、92番がミヤウチ…つまり…)
エディはあさひの質問に答えずに、盗聴器の91番のボタンを押した。
『………』
無音。エディにはその意味が分かった。
雑音がないことは血流がないこと、つまり…。
「…ミマハルカはもう…死んでイル」
【010 エディ 盗聴器 尖った木の枝数本 ワルサーPP/PPK(残弾4発) タオルケット×2、
ビスケット1箱 ペットボトルのジュース×2 婦人用下着1セット トートバッグ】
【081 古河 渚 所持品なし [発熱中 膝と額に軽い擦り傷]】
【042 桜井あさひ 双眼鏡 十徳ナイフ 食料 眼鏡 ハンカチ ノート ペン 腕時計
S&W M36(残り弾数5)予備弾19発 ボウガン(矢5本) ベレッタ(残弾5発)
ロッド(三節棍にもなる) 果物ナイフ 懐中電灯 『短髪』】
【深夜】
※作者は◆Qo/l.TPc9Y氏。
このクソッタレな島で殺し合いをせずに集まっている奴ら。
それは女狐が語っていたように主催者に刃を突き立てる道を選んだ奴らか。
なら、いきなり殺されることもねぇだろう。
簡単に受け入れられる面相をしているとは思っちゃいないが、さっきの女の話とパソコンを持っている事を伝えれば無碍にされることもねぇだろう。
案外、簡単に仲間に入れるかもしれない。
問題はあの女が言う通り、女子供に混じって事の解決を待つのかということ。
冗談じゃねぇ。
そんなことをするぐらいなら、今ポケットの中の薬を飲んで死んだほうがまだマシだ。
あんな女の言う通りにするなんて反吐が出る。
なら、どうする?
あの女はどう言った?
今の貴方に、殺す価値があるとでも?
確かにあの女はそう言った。
殺す価値もねぇだと…
ならその価値を作ってやる。
あの時殺しておけば良かったと、後悔させてやる。
船にいる奴らを切り捨て、赤子を縊り殺し、この手を赤で染めてやろう。
知り合いの死を知ったとき、あの女の面はどれだけ歪むのだろうか。
烈火の如く怒り狂い俺の身を焼き尽くそうとするか、
氷柱の如く殺意の視線で俺を貫こうとするか、
いずれにしても再びあの女と面を合わせる時は、ケリをつけてやる。
虚仮にされて黙っているほど俺はお人好しじゃない。
ああ、そうだ。
そのほうがよっぽど俺らしいじゃないか。
誰かに与えられた道を進んで満足する俺じゃない。
選ぶのは、俺だ!
【001 浅見邦博 身体能力増強剤(効果30秒 激しいリバウンド 2回使うと死ぬらしい)パソコン、
レーダー(25mまで) フィルスソード(光の矢制限7回、シャインクルス制限残り3回)】
【定時放送前】
前スレ掲載分は、以上です。
(…もう、だいじょうぶみたいね)
先の撤退より数分の後、宵闇より深き黒の満ちる洞窟の中で、明日菜は朋也達がこちらを追って来ない事を確認すると、足を止めてその場に座り込み傷の治療をしていた。
いや、治療と言うよりは応急処置と言った方が正しいだろうか。
決して長くない服の袖やスカートの裾を包帯状に破り、ビームサーベルの光を頼りに傷口を見遣り──といっても肩の後部なので見難さはかなりのものだったが、そこにその簡易包帯をあてがい、周囲を縛り付けていく。
(痛ッ……!)
傷は決して浅いものではなかったが、しかし重傷というレベルでもなかった。暫くすれば出血は止まるだろう。
問題点を挙げるとすれば、それは感染症の危険性だ。
明日菜が身に着けていた『維納夜曲』の制服は、島外での日常時なら兎も角、この島に喚ばれてからこちらずっと着っぱなしになっている今では、決して清潔とは言えない。
まして、傷口を洗ったり、消毒したりなどもしてないのだから尚更である。
(あんまり楽観視はできないわね…っと!)
消毒の手段が無かった訳でもない。
戦闘が終わった今では、最早照明でしかなくなっているビームサーベルで傷口を灼くという方法──事実、明日菜の知らない所で石原麗子はそれを実践していた──もあったのだが、明日菜はその案を思い浮かべるも即座に自分で却下していた。
ゲームに乗り何人も殺してきた彼女だったが、流石にその案に伴う絶大な苦痛を受け入れる覚悟はなかった。
つい先日まで自分が忌避していた──しかし平和な日常では体験する事の無いであろうその“肉体的な”苦痛を、彼女の内に残る日常の精神が拒んでいたのだ。
(まあ、いちいち考えててもしょうがないかな)
傷の処置が終わるやそう思考を締めくくると、明日菜は立ち上がり、再びビームサーベルの光を頼りに洞窟内を、今度はゆっくりと歩いて進んで行った。
異変は二つ、同時に訪れた。
一つは明日菜の目の前に現れた、うっすらとした光。
陽光──と言うには茫洋かつ稀薄すぎるものだったが、それが朝の訪れが近い事と、洞窟の出口がすぐ近くに有る事を知らせるものである事は間違いなかった。
時間の感覚も無く、ただひたすらに暗い洞窟をゆっくりと進んでいた明日菜は、取り敢えずその差し込む光に、素直な喜びを憶えた。
しかし、もう一つの異変は、これもまた光。
ただしそれは天より刺す自然の光ではなく、明日菜の右手に握られた棒から放たれている人工の光。ビームサーベルの光が徐々に棒状の形を失い、光量も減少していっていた。
(ちょっ、何コレ。何で!?)
ビームサーベルの基本稼働時間は三時間。それを越えて稼働させるには、一旦バックパックの充電器に挿しておく必要があり、それができなければ電力は浪費される一方で──
(まさか、電池切れ!?)
──後はただ、消えゆくのみ。
(嘘ぉ……)
流石にこの事態には明日菜もがっくりと膝を落としてうなだれた。
結局、陽光がもたらした喜びも束の間、その場に放置されたビームサーベルの光と同様、それはあっさりと萎んで消えてしまった。
斜面になっていた出口を上り、紆余曲折を経て洞窟を脱出した明日菜は、取り敢えずは当て所無く、まだ見えぬ太陽を背にして森を移動し始めた。
暫くロクに休憩もとっていなかったので洞窟内で休んでから動くという選択肢もあったのだが、これは朋也達が追撃してくる可能性がある以上、却下。
彼や橘を殺したいのはやまやまなのだが、ビームサーベルが無力化してしまった以上、返り討ち──と言わずとも一方的に殺られてしまう可能性が高すぎる。
殺す為の大前提。
それは当然、生きる事。
そうして暫く西へと歩を進めるうちに、視界に川が現れた。
「あは☆」
不意に、明日菜の口から歓喜の声が漏れる。
見た処それはかなりの清流で、さんざ歩き続けて渇いていた喉を潤す事も、傷口を洗う事もできると思ったからだ。
勿論、体中や衣服に染み着いた返り血を洗い落とす事も忘れない。
ただ、最中に襲撃される危険性を考えると着衣のままでせざるを得ない事でもあったが、それでも、明日菜の気分は久しぶりに、マーダーズ・ハイとは別の理由で高揚していた。
(んッ……と、よし!)
やがて、少しずつ川面に朝陽が照り返して煌めきだした頃、明日菜は左肩の傷口の再処置を終え、満足げに心中で頷いた。
(さって、これからどっち行こうかしら)
川辺でそう一考する事暫し。やがて明日菜は一つの結論を見出すと、おもむろに眼前の川をざぶざぶと歩いて渡り始めた。
川を越えれば、僅かなりとも朋也達との遭遇を当面は回避できると践んだからだ。
幸いにもその川は浅く、万一足を捕られたりしても溺れたりする心配は無さそうだった。
尤も、やはり明日菜は知らないが、この川で溺死した参加者──立川郁美だ──もいるのだが。
川を渡り終え、少しずつ増え始める木漏れ日を背に歩を進めるうち、次いで明日菜の視界に現れたのは、周囲のそれよりも有に二周りはその大きさを上回っている大木だった。
加えて、その幾らか手前には、少し背の高い茂み。
(あの下ならただの野宿よりはマシかな?)
そう一考すると、明日菜はゆっくりとその大木へと近付いて行き、
そこで、茂みに隠れて直前まで気付けなかった、南の方角を見据えていた(陽光より判断)見知った人物を見て僅かに驚愕し、
ばきっ。
足下にあった枯れ枝を思い切り踏みつけてしまった。
(しまった──!)
当然の事ながら、その見知った人物が──更に加えて、その人物の隣で眠っていた、これもやはり見知った人物も、合わせる様に明日菜に視線を向けた。
「ふぁ……あっ」
古川早苗は小さな欠伸を洩らすと、すぐに細めた瞳を擦り、眠気を払おうとした。
ベナウィと見張りを交代してどれぐらい経ったか。ほぼ夜明けと言っても間違いないこの時間、刻一刻と陽光の光量が増し、少しずつ新たな木漏れ日を瞳に映す。
そしてそれに伴い、ほぼ全ての参加者が嫌悪の情を示すであろう時間も近付いている。
即ち、四回目の定時放送の時間が。
(秋生さん……)
見張りの役目もある。正面を見据えたまま、胸に両手を当てて、心中に生きる夫に思いを馳せた。
と、
──ばきっ。
視界の外れ、少し離れた背の高い茂みから、決して大きくなく、しかしはっきりとそんな音が聞こえた。
「!?早苗殿。今のは…」
その音に、流石は練達の武人と言おうか、ベナウィがすぐに目を覚まし反応し、
「明日菜さん!」
「明日菜殿!」
再び木漏れ日刺す森の中で、微かな驚きと喜びの表情を浮かべる三人の視線が絡んだ。
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)、露出度アップw】
【ビームサーベル(電池切れ)は洞窟西側入ってすぐの場所に放置】
【33番 クーヤ 所持品:ハクオロの鉄扇、サランラップ(残り25m)、短刀 状態:睡眠中】
【80番 古川早苗 所持品:トゥスクル製解毒剤、カッター、古川早苗特製パン(×2)】
【82番 ベナウィ 所持品:槍、ショートソード、水筒(紅茶入り)、ワイヤータイプのカーテンレール(3m×2)】
【時刻:三日目夜明け頃】
乙
スイマセン。
>>42の一文を以下の様に訂正致します。
【時刻:三日目夜明け頃】
↓
【時刻:三日目夜明け前】
失礼致しました。
まあ、こんなもんか
何だ、荒らしか
なんだかんだいっても続いてるな。頑張ってくれ書き手の人
こないだみたいに落ちてはたまらないので保守
「……ミマハルカはもう……死んでイル」
この黒人は今、何を口にしたのか。
聴こえない。わからない。聴きたくないわかりたくないそんなこと―――
なんて、冗談。
キチンと全部聞こえているし、判っている。
巳間晴香が、死んでいると。
たった今、この黒人の男性はそう言ったのだ。
それはそれは、また、
「……ふふっ……、あははははは―――!」
―――笑わせてくれる。
とりあえず、一旦は下ろしたS&Wをもう一度、男に向ける。
「根拠は?」
短く、それだけを訊ねる。
銃口を向けられても、黒人男性は微動だにしない。
よほど肝が据わっているのか、こういう命の遣り取りを日常にしてきたのか、或いは。
まぁ、いい。
「……オレッチの持ってるこいつナ、コレ」
ボタンの無数についたパネル、そこから延びたコードはヘッドホンに繋がっている。
それをあたしに示す動作も、こちらを刺激しないようにゆったりとしていながら、
隙らしいものが無い。
どうにもつかみどころのない、油断のならない相手であるのは確かなようだった。
黒人男性が先を続ける。
「盗聴器ってヤツ。このボタンが、オレッチやアンタ、一人ひとりに対応してる」
目線だけで先を促す。
「で、オレッチの集めた情報によれば、だ―――巳間晴香は、このボタン」
小さな、白いボタンのひとつ。
「聴いてみるカ―――? 何の音もシネェ。心音も、血流音も、ナンにも、だ」
激昂も、悲嘆も混乱も浮かびはしなかった。
ただ、心の底でずっと渦を巻いている、黒くどろどろとした何かが、震えていた。
その震えは腹筋を、横隔膜を伝わり、気がつけばあたしの口から零れ出ていた。
「くくっ……あははっ……あはははは―――あははははは……っ!」
先程の苦笑とは比べ物にならない哄笑が、止めようもなく響き渡る。
可笑しくてたまらない。
これほどの冗談とは、思ってもみなかった。
心音が無い、血流音が聴こえない?
……だから、どうしたというのだろう。
可能性はいくらだって考えられる。
いったい何をもって、この黒人は巳間晴香の死を推定したというのだろう?
それに。
たとえばそれが機械の故障や他の、何らかのトラブルでなかったと仮定して、
それは単に。
巳間晴香の心臓が動いていないという、それだけのことでしかない。
―――で?
たとえば、巳間晴香の心臓が止まっていたとして。
だから、何だというのだろう?
もって巳間晴香が死んでいると、まさかそんなことを言い出すのか。
それこそ―――冗談が、過ぎる。
あたしは、復讐者だ。
この役柄の幕引きは、たったひとつのハッピーエンド。
それまでは終わらない。
あたしが、桜井あさひが巳間晴香を殺し、殺して、殺し尽くすまで。
この物語は、続き続ける。
それはつまり、巳間晴香の死は、この物語の終わりにしか起こり得ないということだ。
ここが、この第何幕第何場、シーンいくつかもわからないこんな路上が、
ラストシーンであるはずがなかった。
あたしが、桜井あさひが殺していないのだから。
巳間晴香は、生きている。
たとえば巳間晴香の心臓が動いていないからといって、その真実は動かない。
そんな瑣末な情報に、意味など無い。
ひとがひとを殺すのに、心臓の動作など関係あるものか。
もっと大切な何かを中心に、世界は構成されている。
巳間晴香は生きていて、桜井あさひはそれを追う。
ふたりは出会い、殺し合い、そうして終わるのだ。
たったそれだけの、シンプルな物語。
止まらないあたし自身の哄笑をBGMに、引き攣った黒人の表情を背景に、
あたしはあたしの物語を続けよう。
その為にまず、さしあたっては―――
「―――そこまで、だ」
背後からの声。
何かを、背筋に突きつけられている感触。
圧倒的な威圧感。
一瞬前まで、何者の気配も感じ取れなかったその空間に向けて、あたしは
声を掛ける。
「巳間晴香という人を知りませんか?」
刹那、虚を突かれたように揺れる気配。
生じた隙を幸いと、屈み込みながら振り向き、S&Wを―――
衝撃と共に、S&Wは叩き落されていた。
右手の甲から、痛覚が後追いで襲ってくる。
どうやら、見えもしないレベルで武器が振るわれたらしい。
気がつけば、跪くような姿勢で片膝をついたあたしの、その肩筋を上から押さえるように
大きな木刀があてがわれていた。
少しでも不審な動きをすれば、その無骨な刀身はあたしの骨を容易く砕くだろう。
流れるように一連の動作を行ったらしい、その人物を見上げる。
異形。
第一印象は、それだった。
夜目にもそれと判る、堂々たる偉丈夫。
そして、その顔の半ばを覆う、白い仮面。
「セミマル―――!」
夜の路地に黒人の、いかにも安堵したような声が響いた。
セミマルと呼ばれた男の、仮面の奥から覗くその瞳が、あたしを貫いていた。
【042 桜井あさひ 双眼鏡 十徳ナイフ 食料 眼鏡 ハンカチ ノート ペン 腕時計
S&W M36(残り弾数5)予備弾19発 ボウガン(矢5本) ベレッタ(残弾5発)
ロッド(三節棍にもなる) 果物ナイフ 懐中電灯 『短髪』】
【010 エディ 盗聴器 尖った木の枝数本 ワルサーPP/PPK(残弾4発) タオルケット×2、
ビスケット1箱 ペットボトルのジュース×2 婦人用下着1セット トートバッグ】
【081 古河 渚 所持品なし [発熱中 膝と額に軽い擦り傷]】
【037 坂神蝉丸 木刀 果物ナイフ ハクオロの仮面装備 切り傷 打撲が二十数箇所】
【011 エルルゥ 『超』ライター 乳鉢セット 薬草類】
【深夜】
渚は破傷風って事にしようよ。
55 :
名無しさんだよもん:04/07/18 19:58 ID:/ZCLQLvm
なんでこんなつまんないのばっかりなんだろう
>55
だったらお前書け
そうだよな手本を書くべきだよな
前スレ#6の16-19に投稿された「醍醐出撃」はNGが決定しました。
主催側の描写・新キャラ・新アイテム・設定の追加は事前に実況スレで
意見を求めてください。
保守
つまんね
, ‐ ' ´  ̄ ̄ ` 丶、
/ 丶
, ' r、'´ _ _ ヽ
/ /ヽヽ__ ' ´ _____,, イ ヽ
,' ,' {_r'‐'',ニ二、ー===-‐'|l 、`、
iヽ i // '´  ̄`ヽヽ l| l i
,' ヽ l / 、>‐=、、 =ニヽ ! l l
,' /⌒ l | ´ /(__,!゛ `、! | !
>>1さん
,' ! '^> |! i。_oソ , ニ、, ノ 丿 糞スレ立てんな、蛆虫、氏ね
,' ヽ ヽ ` ─ '⌒Y, ' / と何故言われるのか
/ |`T 、 j /}´ ,'^! よーく考えましょうね。
/ l l i iヽ i` ーァ /ノ / /
/ | | i i ! \ l_/ ノ | {ヽ / /
,' | | i iノ 丶、 __ , イ | | l } 〃 二ヽ
,' r| | '´\_ / ,' ,′ | | |└'{_/ ,─`、
,' , --─/ l | ─ 、 `X´ト、 ,′ | | | '-イ_ィ、 〉
/ / l l \-、l__ヽ_ | | ! , /
/ / l l ─-} }_ }、 | | ヽ / /
63 :
反転石:04/07/21 23:06 ID:tCW+VaC4
完済人はチョソ
この企画ごと葉鍵板から出て行ったほうがいいんじゃないか?
前スレ79-80(現スレ>35-36)「選択」は以下の点において問題が指摘されました。
ルール6に基づき、期限内での修正をお願いします。
・浅見の思考・行動原理が前話の文脈と断裂しており、それに関する描写が
あまりにも不足している。
保守
) ) ) とりあえず喪前らお茶が入ったんでモチつけ、あと死ねとかアホとか暴言は控える。
( ( ( ∧_∧ ただの感情論になってしまうど、暴言はく香具師は二杯は飲みなさい……
┌───┐ ( ´・ω) 从/
│ ├ (つ旦と)──┐=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄
├───┤ `u―u' . │−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄
│ ├──────┘=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄−=≡旦 ̄
└───┘ W\
───── ドドドドドド
68 :
名無しさんだよもん:04/07/22 22:29 ID:lDq8f5/A
うるさい死ね
ざくり、ざくり、ざくり。
静寂に沈む宵闇の中、小さな音だけが響いていた。
ざくり、ざくり、ざくり。
広瀬真希は、墓を掘っている。
仲間と呼べるのか、友と呼べるのか、それすらも判然としない間柄の女だったが、
ともかくその少女が終の棲家とするための穴を、掘っている。
不思議と汗は出てこない。
腕の筋を傷めることもない。
誰のものとも知れぬ庭先で、ただ静かに、淡々と泥に塗れて、墓穴を掘り続けている。
小さかった穴は、時間と共に大きく、深くなっていく。
それでも広瀬は手を休めずに動き続けていた。
どれだけ掘れば、少女の亡骸を埋めるのに足りるのだろうか。
そんなことを思っていた。
この穴の主となる、少女のことを思い出そうと試みる。
整った顔立ち。
波打つ豊かな髪。
血に塗れたその身体。
そう、外見はこんなにもはっきりと思い出せるのに。
広瀬真希は、美坂香里を何一つとして知りはしない。
この穴に入れられた彼女が、この広さが心地よいと安堵するのか、それとも
これでは狭いと怒るのか、それがわからない。
だから、漫然と手を動かし続けている。
その死を悲しみ悼むことすら、自分に許されるのかどうかわからない。
悲しいといえば、そうして何一つ分かり合うことなくこの関係が終わらされたことが悲しかった。
それが悲しくて泣くのはおかしいだろうと思ったから、だから、涙も零れない。
泣くこともできない広瀬は、だからこうして墓を掘っている。
宵闇の中で、彼女にできる唯一のことをしている。
ただ墓穴を掘って埋めるだけの、それが供養と呼べるのかどうかは知らない。
どの道そんなことは、彼女が供養されたがっているのかどうかもわからない自分が
考えることではなかった。
ただ彼女を野晒しにしておくのは耐えられなかった。
それだけの理由だった。
気がつけば、穴は大きく深くなり過ぎていた。
ひと一人を納めるには、明らかに過剰な面積。
溜息をつく。
土に汚れ強張る指と、血脂でこびりつく皮をスコップから引き剥がし、家に上がる。
暗い廊下に、革靴の堅い音が響いた。
開け放たれているドアを潜れば、そこは文字通りの血の海。
乾きかけの血の、粘り気のある感触が靴底から伝わってくる。
そこに、美坂香里の遺体があった。
広瀬はしばらくそうして香里の姿を見詰めていた。
ひどく穏やかな表情を浮かべたその顔は、しかし青黒く染まり、結果として
グロテスク以外の何者でもなかった。
首を振り、その変わり果てた顔から目を離す。
遺骸を持ち上げようと、脇の下から肩を入れるようにして身体を起こす。
すっかり血の流れ出した躯は存外に軽く、ぐにゃりと柔らかかった。
堪らなかった。
臓腑がひっくり返るような感覚に、慌てて香里の遺骸を離し、近くの壁に手をついた。
汚れた床にひとしきり嘔吐する。
零れた血の黒さが吐き気を助長して、胃液までを吐き散らした。
すぐに吐くものが無くなって、空えづきを繰り返す。
ひりつく喉に眉を顰めながら目線を上げると、香里の破れた制服の裾に、
吐瀉物が染みを作っていた。
自分は何か、取り返しのつかないことをしてしまった。
そんな悪寒が、蟲のように背筋を這い上がってくる。
押されるように、涙がこぼれた。
自責と、喉の痛みと、流すべきでない涙と、混然となった波に、足元が揺らぐ。
倒れそうになって、踏みとどまる。
押し寄せる波を吐き出すように、握り締めた拳を壁に叩きつけた。
爪の食い込んだ掌と、皮の擦れた手の甲から血が滲む。
血に溢れた大海に、新しいひとしずく。
その馬鹿馬鹿しいまでの差異とささやかな苦痛に顔を歪めて、広瀬は気を取り直す。
改めて香里の亡骸を起こそうと、手を伸ばした。
遺骸を横たえ、手を胸の前に組ませて、そして便座カバーをその躯の上に掛ける。
そうして墓穴に収まり眼を閉じる姿は、真実、遺体以外の何物でもなかった。
北川の死の一因となり、罪から逃げ、涙し、そして広瀬たちを逃がすために
死んでいった美坂香里は、もういなかった。
そこにあるのは、ただの遺骸だった。
ならば美坂香里というものは、いったい何処へ行ってしまったというのだろう。
少なくともここではない、何処かだ。
してみれば、天に召されるというのも案外と正しい表現なのかもしれない、などと
益体も無いことを考えながら、何気なく振り向いた広瀬の視界に、それが、入った。
割れた硝子の向こう、窓から覗ける暗い部屋の中。
あり得ない方向に捻じ曲がった首。
飛び出さんばかりに剥かれた眼。
何かを掴むように広げられた手指。
それはやはり、誰でもない、遺骸だった。
ざくり、ざくり、ざくり。
広瀬真希は墓を埋めている。
何処とも知れぬ歪つな島で、二つの亡骸を埋めている。
悼むことなく、淡々と墓を作っている。
柔らかい土に覆われて、ふたつの顔はもう見えない。
【072 広瀬真希 スコップ】
【深夜】
申し訳ありません。
>70の6行目、
「宵闇の中で、彼女にできる唯一のことをしている。 」のくだりを、
「夜闇の中で、彼女にできる唯一のことをしている。」に訂正させていただきます。
実況スレ526様、誤用についてのご指摘、ありがとうございました。
「渚さんっ!」
路上に倒れこんだまま、一言もなく荒い息をつく渚を見て、エルルゥが駆け寄る。
その身体に触れ、驚いたように目を見開いた。
「……っ、すごい熱……!
エディさん、これ、渚さん、一体どうしたんです!?」
険しい剣幕で問われ、エディは泡を食ったように答える。
「わからネェ……、オレッチが見つけたときには、もうそんなカンジで……」
「詳しい話は後で聞きます、とにかく今は横になれる場所へ……!」
早口で言うと、蝉丸の方を見やる。
その眼をちらりと見返し、蝉丸は頷く。
「―――ああ、ここは俺に任せろ。エディ、二人を頼めるか」
エディは一瞬だけ笑みを浮かべ、指で大きくサインを作った。
「OK、コッチは任された……!
で、エルルゥの嬢ちゃん、ナギサは何処へ運べばイイんだ!?」
エルルゥは少しだけ考えるように目線を宙に迷わせていたが、ひとつ頷くと
エディの方を見て口を開く。
「……えっと、あの家は……ダメ、ですから、……こっちへ!」
言うや否や、走り出すエルルゥ。
「ちょ、エルルゥの嬢ちゃん! ……チッ、一刻を争うってワケかい……!
……セミマル、そっちの嬢ちゃんはどうもワケアリでな、別にオレッチを
ドーコーしようとしてたワケじゃあねぇンだ……マァ、後は頼んだゼ」
言いながらエディは渚を背負い上げると、先に駆け出したエルルゥの背を追って
走り去っていく。
その後ろ姿が路地を曲がってからしばらくして、ようやく蝉丸が口を開いた。
「……ああは言っていたが……、さて」
木刀で抑えられた姿勢のまま、あさひがため息をついて応じる。
「そうですね。
銃を突きつけてたあたしが人畜無害です、なんて信じる方がどうかしてると思います」
す、と。
言い終わるか終わらないかの内に、木刀が除けられる。
「……どうかしてる人なんですか、あなたは」
立ち上がりながら、あさひが怪訝な表情で蝉丸の顔を覗き込む。
仮面の奥の瞳は、動じることもなくあさひの視線を受け止めた。
「悪いが、一対一ならお前が何かをするよりも俺の剣の方が早い。
それに―――」
蝉丸の言葉が途切れる。
「―――それに?」
「それに、お前に人は殺せない」
時が凍りついたように、あさひには感じられた。
やがて氷が溶けるように、蝉丸の言葉が染み渡ってくると、
「くっ……あははは、あはははははっ―――!」
今度は笑いが止まらなくなった。
「な、何を言い出すのかと思えば……あは、あははは……!
選りによって、あたしに、人は殺せない……って!
つまらない冗談も、底が抜ければ笑えるものなんですね……!
さっきの外人さんといい、あなた達、あたしを笑い死なせるつもりですか……!」
文字通り腹を抱えて笑い続けるあさひ。
やがて、ぴたりと笑い声が止まったとき。
あさひの手には、魔法のように現れたベレッタが握りこまれていた。
銃口は蝉丸を狙って動かない。
「……」
それを、蝉丸の白い仮面は微動だにせず見下ろしていた。
苛立ちを隠すように、あさひが早口で告げる。
「……何が、俺の方が早い、ですか。
あたしは『復讐者』です。仇を討つのに必要なら、誰だって殺しますよ。
―――こうやって、あなただって殺せる」
しかし蝉丸の声は揺らがない。
あくまで淡々とあさひに向けられる言葉には、一切の焦燥が無かった。
「……だが、お前は撃たなかった。
俺を殺すつもりなら、躊躇いはしなかっただろう。戦場で躊躇えば死ぬ。
それを理解していながら引き金を引けない―――それがお前の限界だ」
あさひの顔が、はっきりと歪んだ。
感情をあらわにして叫ぶ。
「あたしは……っ! 『復讐者』なんだから―――!」
「人を殺せる人間は、肩書きに言い訳など求めない」
蝉丸の無感情な声が、あさひの言葉を止めた。
言い返そうとする舌が動かない。
「動機や理由があれば、人は人を殺せるのか。いいや、違う。
人を殺せるかどうかというのは、そんなものとは関係ない―――」
黙れ、黙れ、黙れ。
あさひの叫びは、声にならない。
手の中でベレッタが揺れていた。
「人を殺せる人間は、理由も意味も無く殺す―――動機など後付けに過ぎない。
ただ殺せるから、殺す場があったから、そういうものはそれだけで人を殺していくのだ。
そして、そうでない人間には―――永遠に人は殺せない。
呪言のように肩書きを繰り返そうと。
怨みが、哀しみが、憤りが薄れぬように己を律しようと。
否、そうしなければ揺らいでしまう決意を後生大事に抱えている、
お前のような人間に、人を殺すことなどできはしない―――」
蝉丸の言葉が、あさひの脳髄を侵食する。
夜の路地が、ぐにゃぐにゃと歪んでいく。
視界の白と黒が反転する。
ひどく、頭が痛い―――。
「―――人を殺せるものと出会ってしまえば、お前は死ぬ」
死ぬ。
殺すまでは死なない。
死ぬときは殺している。
死ぬ。殺す。殺す。死ぬ。死ぬ。殺す。死ぬ。
そんな単語で、塗り固められたあたしは、
「あたしは、桜井あさひ」
あさひが、顔を上げていた。
「桜井あさひ。役者です。
よろしく―――セミマル、さんでしたっけ」
その表情には一点の悲愴も混乱も苦痛もなく、ただ曖昧な微笑だけが
浮かんでいるように、見えた。
唐突に様子の変わったあさひに、いかな蝉丸といえど驚きを隠せない。
言葉の出ない蝉丸を置き去りにするように、あさひが続ける。
「あ、今のはあたしの、ホンの読み違えです。テンション切っちゃってすみません。
直でリテイクはやっぱりキツいですよね……どうしましょう、うーん、あ、
カット変えますか? あたしのせいで、ホント申し訳ないです」
立て板に水の如く、言葉を並べ立てるあさひ。
その殆どが蝉丸には意味の理解できない単語だったが、思わず凝視した
あさひの眼は驚くべきことに、狂気のそれではなかった。
曇りも混じり気も無く、完全に正気のまま、あさひは先刻までのあさひではなくなっていた。
それが、蝉丸には逆に恐ろしく感じられた。
「やっぱり役柄的に、アドリブ入れてったのがマズかったですかね……。
どんどん芝居の軸がブレてっちゃって。あ、でもそしたら、ここだけ演り直しても
駄目ですよね。どっからリテイクですかね。うーん。ども、ご迷惑かけます……」
言葉を放ちながら、何気ない動きでベレッタを懐に仕舞うあさひ。
注視していた蝉丸をして、その動きは自然に過ぎた。
何の違和感も抱けないまま、あさひの動きを眼だけが追っていた。
そのまま何気ない仕草でS&Wを拾い上げ、同じように懐に仕舞うあさひの姿を
認識するに至って、蝉丸は真に戦慄せざるを得なかった。
(何だ―――今、この女は何をしたのだ……?)
反応が、できなかった。
花が風にそよぐが如き自然体の動き、否、むしろこれは―――、
この女が、そこにいること自体が、ぼんやりとしているのか。
まるで、この世界から、この女だけが、脱け出したかのように。
そこに在るものとして、認識ができない―――。
「そういうことなんで、セミマルさん」
蝉丸の思考を断ち切ったのは、そのあさひの言葉だった。
「―――む……あ、ああ」
やはり、目の前に立つあさひの輪郭はぼやけていた。
まるで蜃気楼のように、よほど気をつけていなければ、見逃してしまいそうな―――
「それじゃ、あたし、行きますから」
世界が、変わった。
あさひは、今やはっきりとその存在を誇示している。
一瞬前までそれが認識できずにいたなどと、まるで夢か幻であるかのように。
「ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。ありがとうございました。
あの人、やっぱり殺さないと、気が済みません。
もう日常になんて、戻れなくていいです」
高らかに、夜を謳い上げるように。
桜井あさひは、宣言していた。
「何……を、何を、言っている……?」
戸惑う蝉丸を無視するように踵を返すと、あさひは堂々と歩き出す。
声を掛けても、その歩みは止まらない。
後に残された蝉丸は、どこか靄のかかったような感じの残る頭を振るうと、
エディ達の消えた方角へ向けて走り出した。
桜井あさひは揺らがない。
がらんどうの心に、少年の遺した冷たい銃と鉛の玉を一杯に詰め込んで、
ただひとつの命を消し去るために歩いているあさひは、もう揺らがない。
【042 桜井あさひ 双眼鏡 十徳ナイフ 食料 眼鏡 ハンカチ ノート ペン 腕時計
S&W M36(残り弾数5)予備弾19発 ボウガン(矢5本) ベレッタ(残弾5発)
ロッド(三節棍にもなる) 果物ナイフ 懐中電灯 『短髪』】
【037 坂神蝉丸 木刀 果物ナイフ ハクオロの仮面装備 切り傷 打撲が二十数箇所】
【010 エディ 盗聴器 尖った木の枝数本 ワルサーPP/PPK(残弾4発) タオルケット×2、
ビスケット1箱 ペットボトルのジュース×2 婦人用下着1セット トートバッグ】
【011 エルルゥ 『超』ライター 乳鉢セット 薬草類】
【081 古河 渚 所持品なし [発熱中 膝と額に軽い擦り傷]】
【深夜】
何でこんな糞スレが生き残ってるんだよ…
iPxd7m.yMg、お前最悪の塵だな
保守
前スレ79-80(現スレ>35-36)「選択」は>65での告知以降、期限内での修正が
行われませんでしたのでNGとなりました。
NGばっかりだな、おい
スレ自体NGみたいなもんだからな。
ロワ2自体がNGみたいなもんだからな
だいたいNGって何なんだ。ワケワカンネ。
書き手が、気に入った話を選んで続けるってのを繰り返せば、最終的にリレーSSになるんじゃないの。
保守
保守2
保守V3
保守ライダーマン
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
保守
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□■■□□□□□■□□□□□□□■■■■■■■■■■■■□□
□□■■□□□□□■■■■■■□□□□□□□□□□□□□■■□□
□■■□□■□□□■□□□□■□□□□□□□□□□□□■■□□□
□□■□■■□□■■■□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□
□□□■■□□■■□■■■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□
□□■■□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■■■■■□□■■□□■■□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□■■□□□□■■□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□■■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□■□■□■□□□□□■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□■□□■□□□□■■■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□■■■□□□□□□□□□□■□□□□□□□
□□□□■□□□□□□□□■■□□□□□□■■■■□□□□□□□
「ふむ、シミュレーションはこのぐらいでいいか」
ポチ
【全部シミュレーションだった】
あ、忘れてた
【打ち切り】
そして、今日もくだらない一日が始まる。
【祐介 朝の妄想終了 学校へ】
【時刻は朝7時ごろ】
さぁ 行こう!
これからも戦いは続く!!
【魁先生の次回作にご期待ください】
ジャンプ風打ち切りワロタ
次回、期待の新連載
しかし、10週打ち切りの罠
編集の段階でボツだろ。
少女は床の上で荒い息をついている。
それを囲むようにして、四つの人影があった。
どの顔も沈痛な面持ちに、色濃く疲労が浮かんでいた。
時折苦しげに呻く少女の脈を辛抱強く取っていた、獣の耳をした少女が呟く。
「……ダメ、熱冷ましが効いてない……。……もしもこのまま、下がらなかったら、」
「下がらなければ、どうなるっていうのよ……!?」
その力無い呟きを耳にしたもう一人の少女が、血相を変えて獣の耳の少女に詰め寄る。
掴みかからんばかりの勢いに、隣に座っていた黒人男性が慌てて仲裁に入った。
「オイオイ、マキ……、エルルゥの嬢ちゃんを責めたって仕方ネェだろが」
マキと呼ばれた少女は、その言葉を聞いて苛立たしげに吐き棄てる。
「わかってる、わかってるけど……!」
その先は言葉にならず消えていく。
浮かしかけた腰を、再び椅子の上に戻す。
既にもう何度も繰り返された光景だった。
誰も彼もが、焦燥と無力感の中にいた。
溜息だけが静かに部屋を満たしていた。
険悪な空気にも眉筋ひとつ動かさず、黙って壁掛けの時計を睨んでいた四人目の男が、
重々しく口を開いた。
「皆、聞いてくれ」
獣の耳の少女、エルルゥが驚いたように顔を上げ、広瀬真希は視線だけを向け、
そして黒人男性、エディは表情を引き締めて男に向き直った。
実に数時間ものあいだ沈黙を貫いていた男、坂神蝉丸の言葉に耳目が集まる。
「……古河の容態は深刻だが、いつまでもこうしているわけにはいかない」
即座に口を開こうとした広瀬を、エディが目線で止めた。
蝉丸は続ける。
「俺達がこの家に移動してから、既にかなりの時間が経っている」
蝉丸の目線を追ったそれぞれの表情が変わる。
壁掛け時計の針は、東の空が白み始めていてもおかしくない時間を指し示していた。
「俺達は、一刻も早く宗一たちと合流しなければならなかった筈だ。
体内に埋め込まれている爆弾の無効化が為されれば、この戦いの様相は大きく変わる」
それを聞いて、広瀬の表情が険しくなる。
今度はエディが止める間もなかった。
「そんなの、誰だってわかってますよ!
けど渚がこれじゃあ動けないから、こうしてるんじゃない!」
蝉丸の眼が、広瀬をまともに見返す。
仮面がその表情を隠していた。
圧迫感を覚え、言葉を止める広瀬。
隙間を縫うように、蝉丸の言葉が響く。
「だが……こうして俺達が古河を囲んでいたところで、物の役には立つまい。
溜息を漏らし天に祈る前にできることがあるならば、それをするべきだ。
つまり―――」
「……オレッチは、先にソーイチのところで待ってればイイんだな。
クソ忌々しいバクダンをチャラにして、アンタらを待ってれば」
白い仮面の奥の瞳を覗き込むようにしながら、エディがゆっくりと訊ねる。
普段の人懐っこい笑顔は鳴りを潜め、ナビとしての厳しい眼が蝉丸を貫いていた。
その視線を受け止めて、蝉丸は重々しく頷く。
「ああ。必ず追いつく……古河と一緒にな」
その声音に何を感じたか。
エディは破顔一笑、親指を立てて蝉丸に示してみせる。
「そうと決まりゃァ、善は急げッテナ……ひとっ走り行って、チャチャッとヤッてくラア」
その口調は既に普段のエディのものだった。
醸し出される独特のリズムに、張り詰めていた場の空気が心なしか和らぐ。
だが、次に放たれた蝉丸の一言は、その空気を一変させるのに充分な威力を有していた。
「広瀬、君もだ」
一瞬、己に向けられた言葉を理解できずに眼を白黒させる広瀬。
しかしすぐにその意味に気付くと、激昂のためか、その顔がみるみる内に紅潮していく。
速射砲の如き反論と罵詈雑言を放たんと、大きく息を吸い込んだその瞬間を狙ったように、
絶妙の呼吸で蝉丸の言葉が放たれていた。
「もしも道中や向こうで何かがあったとしても、ひとりでは身動きが取れなくなる危険がある。
連絡を取る人間は必要だ。そして、君やエディならば―――」
引き継ぐように、広瀬が言葉を繋ぐ。
タイミングを逸した激昂は、行き場をなくして萎んでいた。
「自分の身は自分で守れるだろう、って? ……随分と高く買ってもらってるんですね。
あたし、ただの女子高生なんですけど……まぁいいや、それはいいですけど。
……でもそれなら、坂神さんが行ったっていいじゃないですか」
幾分か不貞腐れたような声音の反駁に、蝉丸は静かに応える。
「君やエディならば、君たち自身の身は任せられる。
……だが、動きの取れぬ二人を背負っては少々荷が重かろう」
広瀬には何も言い返せなかった。
隣を見れば、黒人男性がしきりに頷いている。
「マァ、そういうこったナ。ここはセミマルの旦那に任せときゃ安心サ」
とどめにウインクを返された。
頭を抱える広瀬に、エルルゥがほんの少しだけ笑顔を浮かべて声を掛ける。
「渚さんはわたしが絶対に治してみせます。
わたしたちのことは、蝉丸さんがきっと守ってくれます。
だから―――真希さんは、真希さんにできるありったけを、してください」
その額に浮かぶ脂汗を見て、青白く血管の浮かんだ喉を見て、ほつれた髪を、
薬草の色が染みついた手指を、しっかりと引き結ばれた唇と強い眼差しを見て、
広瀬に言葉は残っていなかった。
一度だけ、苦しげに息をつく渚の熱い手を握る。
それから、しっかりとエルルゥの瞳を見返して、頷いた。
それぞれの夜が明けようとしていた。
【037 坂神蝉丸 木刀 果物ナイフ ハクオロの仮面装備 切り傷 打撲が二十数箇所】
【011 エルルゥ 『超』ライター 乳鉢セット 薬草類】
【081 古河 渚 タオルケット [高熱]】
【010 エディ 盗聴器 尖った木の枝数本 ワルサーPP/PPK(残弾4発) タオルケット、
ビスケット1箱 ペットボトルのジュース×2 婦人用下着1セット トートバッグ】
【072 広瀬真希 スコップ】
【夜明け頃】
110 :
名無しさんだよもん:04/07/28 02:13 ID:cm3EwKwy
空気嫁よカス
まったくだな。
112 :
名無しさんだよもん:04/07/28 03:03 ID:yz3kBE0d
こっちは終わらせたい派がいて、感想スレには駄作でもいいから続行派が居るのか
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ。
今回の死亡者だが、
4番、アルルゥ。5番、石原麗子。7番、猪名川由宇。16番、オボロ。
18番、柏木耕一。22番、神尾晴子。27番、河島はるか。31番、木田時紀。
36番、上月澪。38番、坂上智代。39番、榊しのぶ。40番、相楽美佐枝。
53番、高倉みどり。71番、雛山理緒。79番、古河秋生。87番、美坂香里。
90番、水瀬名雪。91番、巳間晴香。94番、宮路沙耶。100番、リサ=ヴィクセン。
以上、二十人。生存者は二十八名だ。
さぁ諸君、いよいよ終盤戦だ。存分に殺しあうといい。
優勝は、諸君の望みは目の前にある。以上だ』
一歩を踏み出す。
右足を踏み出して、前屈み。
よろめく。
左足を踏み出して、前屈み。
もうずっと、そうやって歩いてきた。
ただ止まらないというだけの、歩み。
霞む目も、鉛のような身体も、息を吸い、吐き出すだけの口も。
何もかもが惰性。
朝靄の中、なお暗い森。
導かれず、招かれず、ただ往く路。
浅見邦博の耳に、梢のざわめき以外の音が聴こえてきたのは、だからそれも
聴覚が惰性で活動を続けていたという、それだけのことだった。
100番、リサ=ヴィクセン。
風にたなびく金色の長い髪が見えた。
深く蒼い瞳の輝きが見えた。
別れを告げる声が、聴こえた。
叫びも、願いも、思いも、憎悪すら、届かなかった。
また、誰にも、届かなかった。
何度も何度も繰り返される声。
100番、リサ=ヴィクセン。
金色。蒼。別れを告げる静かな声。
止まらない回想。止まない夢想。
逃げ出すように、足を引き摺りながら進む。
既に失われかけていた時間の感覚が、より一層あいまいになっていく。
どれほど歩いたのか。どれほど遠ざかれたのか。
様々な思考の断片が、浮かんでは消えていく。
気がつけば、茫洋とする視界が少しづつ狭まってきていた。
夜の暗さに包み込まれるのにも似た感覚に、安らぎを覚える。
木々の葉ずれが、鳥の声が、虫の音が、遠ざかっていく。
意識が、次第に閉じていく。
黒一色に塗り潰された世界の中で、ゆっくりと眠りに落ちようとする―――刹那。
さくり、と。
それまでずっと湿った土を踏みしめてきた足元に、柔らかい地面を、感じた。
心拍数が跳ね上がった。
白と黒が反転し、閉じかけていた意識が一気に覚醒する。
酷い違和感を抑えながら、眼を見開こうとした、その途端。
邦博は、刺すような光に射抜かれていた。
空があった。風があった。
海があった。砂浜が、広がっていた。
どこまでも続くかと思われた森が、そこで途切れていた。
疲弊しきった眼に飛び込む、青。白。藍。陽光。陽光。陽光。
猛烈な熱と光の情報量に、身体の反応がついていかない。
あ、と思う間もなく、邦博の視界の大半を白い砂が覆い尽くし―――すぐに暗転した。
目が覚める。
きがつきましたの、という声。
覗き込む影。
大きな瞳。
もう一度、目を閉じる。
もう少しだけ、心地よい微睡みに浸っていたかった。
ぱぎゅうまたねてしまいましたのと叫ぶ声。
その慌てた様子がおかしくて、かすかに笑う。
再び、ぱぎゅうと上がる声。
今度こそ、ゆっくりと眼を開けた。
起こそうと思った身体は、しかし意に反してピクリとも動かない。
ねてなくちゃだめですのそんなからだでうごけるはずないですの、と少女。
言われて思い返す。
昨日の朝から、休息といえる休息を取れた覚えがない。
せいぜいが小休止、それから―――殴られ、蹴られての気絶。
とうとう己の肉体にまで愛想を尽かされたか、とぼんやり考える。
自虐ではなかった。
これでほんとうに、何一つ持たなくなったのだと思うと、いっそ清々しかった。
プロクシも、意地も誇りもプライドも、何もかも。
何もかもを、この島のどこかに置いてきた。
最後のひとつだけを後生大事に持っていたところで、それはきっと腐っていく。
だからそれが喪われたことを、惜しいとは思わなかった。
女と少女の接し方には、まず甲斐甲斐しいという他に言葉が見つからなかった。
乾いた口を開けば、水差しが添えられた。
腹を鳴らせば、温かい粥が少しづつ流し込まれた。
眼を閉じれば、柔らかい毛布が掛けられた。
赤ん坊が時々泣き声を上げていた。
その度に、女と少女が駆け寄って世話をする。
何一つ。
何一つとして、赤子と変わらない。
それが今の浅見邦博だった。
穏やかで、甘やかで、緩やかな日常が、ここにはあった。
ゆったりと時が流れていた。
その中でたゆたうのは―――ひどく、心地よかった。
だから、言葉は自然と声になっていた。
擦れた、耳障りな、それでも精一杯の声で、浅見邦博は告げていた。
「―――お、れは……那須、宗一か……エディ、ってやつを……捜してる……」
金色の女、地獄の女狐の遺志を希望へと繋げよう、と。
今なら、そう思うことができた。
少女の顔色が、変わった。
【001 浅見邦博 身体能力増強剤(効果30秒 激しいリバウンド 2回使うと死ぬらしい)パソコン、
レーダー(25mまで) フィルスソード(光の矢制限7回、シャインクルス制限残り3回)】
【086 御影すばる 所持品:新・宗一の手記 トンファー、グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)、
小スケブ、ペン、似顔絵(うたわれキャラのもの)、あさひのサイン】
【009 ウルトリィ 状態:聴覚麻痺 所持品:ユズハの服、ハクオロ?の似顔絵、毛布2枚(船内にも何枚か有り)
ミコト、キーホルダー、食料5日分 ペットボトルのジュース】
【朝】
「これだけしか………ないんですか?」
そう言うは麻生明日菜。表情は重い。
「はいっ。今ある分はこれだけなんです」
そう言うは古河早苗。表情は何処か明るい。
「ベナウィ……そなたの食料はないのか?」
そう言うはクーヤ。表情は重い。
「生憎、早い内に使用してしまいまして……」
そう言うはベナウィ。表情は冷静だ。
夜明け目前の森の大樹。その張り出した根本で、クーヤ達四人は今まさに、少し早い朝食を摂ろうとしていた。
クーヤ達の元に明日菜が現れた直後、ベナウィと早苗の反応は両極端だった。
肩を負傷し、血液の染み着いた衣服を着、そこかしこの肌を露わにした姿に、ベナウィは僅かに警戒しつつも視線を反らし、眠り続けていたクーヤを目覚めさせた。
早苗は明日菜の状態を見るやすぐに彼女に駆け寄り、
───ぐうぅぅぅぅぅぅ
そんな、盛大な腹の虫の音を聞いた。
クーヤの覚醒の決め手になった程の見事な音を。
流石の明日菜も、この失態には顔を朱に染めて俯かせた。
そして、事の気まずさから明日菜から視線を反らし、クーヤの目覚めに気付いた早苗がこう提言したのだ。
「あの。明日菜さんからお話を聞くのは後にして、先に朝ご飯にしませんかっ?」
と。
勿論、これが普通の食事であれば、これ程までに皆(一人除く)の表情は沈んだものにはならなかっただろう。
ただ、四人の眼下に置かれていた食料は、今現在四人に残されていた最後の食料であり、
「……前に食べ物のある倉庫を見つけましたから、後で案内しますね」
「うむ。是非頼む……」
それは、今は亡き古川秋生への支給品でもあった、
「……何故、このパンは痛んでいないのですか?」
「はい。防腐効果を考えて生地に(検閲)を練り込んでみたんです」
古河早苗特製パンであった。
「ベナウィ………紅茶を用意しておいてくれ」
「御意」
クーヤの言葉を受け、ベナウィが水筒のカップに紅茶を注ぎ入れる。
「はい。それでは皆さん。いただきます」
「「「いただきます……」」」
一人明るい早苗が音頭をとり、残る三人は観念して二つのパンを等分し、各々の口に運んだ。
「余は………余は立ち止まったりはせんぞ………!」
「時紀クン………オジサマ………ごめんね………」
「聖上………私は………」
「どうしたんですか?皆さん」
━━━しばらくお待ちください━━━
「ふう……どうにか一心地ついたの」
クーヤがカップに入れられた最後の紅茶を飲み干し一息吐く。
「喜んで頂けて何よりですっ」
そう言い笑顔を見せる早苗に対し、クーヤもベナウィも何も言葉を返す事ができなかった。
因みに、このパンに対しての免疫力が無く、職業柄他の二人よりも舌の肥えていた明日菜は、これまでの疲れも重なり、未だ夢の世界に逝ったままだった。
一応ベナウィが無くなる前に紅茶を流し込ませたが、復活の兆しは今の所見受けられない。
「それにしても明日菜さん、いったい何があったんでしょう……」
ふと、早苗が発したその言葉に、クーヤ達が反応する。
クーヤは純粋な憐憫の情を抱き明日菜を見つめる。
しかしベナウィは、それに加えて幾分かの危惧の念を抱き、彼女に対し警戒心を持った。
肩の負傷。
血色(ちいろ)の残る衣服。
新たな武器。
失われた剣。
消えた同行者。
(何者かに襲われたのか、あるいは───)
ベナウィが見えない事実を模索し始めた時、
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ。』
ノイズ混じりの篁の声が島中に響いた。
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)】
【33番 クーヤ 所持品:ハクオロの鉄扇、サランラップ(残り25m)、短刀】
【80番 古河早苗 所持品:トゥスクル製解毒剤、カッター】
【82番 ベナウィ 所持品:槍、水筒(空)、ワイヤータイプのカーテンレール(3m×2)】
【時刻:三日目午前六時】
見落とし……orz
>>121の一部を以下の通りに訂正致します。
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)】
↓訂正
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)、昏倒中】
失礼致しました。
うわぁ!!GJGJGJ!!!
ぜったい次も書いて下さいね!!!期待してます!!
エロなんかあったりするともっと嬉しいです!!
――眠れない。
さっきの告白を聞いてしまって所為もあるが、この二、三日で色んな事がありすぎた。
七海ちゃんが殺されて、男性と女性が目の前で殺された。
トンヌラは私を庇って死んでいった。
その後沙耶が殺され逃げてきた。
そして、一番気がかりな私を逃がしてくれた智代。
この島に来てからもう11人にあった。
だけど、4人は少なくとも死んでいった。
あたしに関わった人はみんな死んでしまった。
残りの7人の内殺し屋が4人。
後は、さっきあったばかりの光岡さんとみさきさんだ。
――あたしって疫病神……だね。
考えただけでも自分という存在が嫌になる。
そばにいた人は死んでいき、自分だけ護られ、逃げ、生き残っている。
――少し、風に当たってこよう。
なぜか風に当たりたかった。
風が少しでもこの気持ちを吹き飛ばしてくれたらな。
そう、思ったからかも知れない。
二人がいた縁側を避け、ドアから普通に外に出た。
「……宗一。どこにいるの?」
その呟きも朝の風と一緒に流されていった。
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ……』
嫌な声が風と一緒に流れてきた。
朝の風だけに当たりたかったのだ。
こんな、放送は聞きたくない!
「あぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!」
聞きたくない、智代の名前が呼ばれるかも知れない放送。
しかし、その思いは届かず聞きなれた名前が何人か混ざっていた。
「――智代……それとリサさんも……」
神尾晴子という名前もなにか引っかかった。
あぁそうだ、沙耶が言ってた神尾観鈴って人と同じ名字なんだ。
ってことは沙耶を殺し、観鈴って人を探してたあの殺し屋なんだろうな。
そして、忘れもしない澪の名前もそこにはあった。
これで出会った人の11人中7人が死んでしまった。
光岡さん達を除けば名前のわかる奴は芳野だけ……。
「宗一……」
これ以上、あたしの周りで人が死んでいって欲しくない。
もう、護られるのは嫌だ……
だけど……宗一だったらなんとかしてくれるかもしれない。
そう、宗一と一緒にいたい。
宗一に護られたい。
「宗一、助けて……」
すると、ふと暖かく、柔らかい物に抱きしめられた気がした。
懐かしく、心地よい感触。
「皐月ちゃん……お疲れ」
聞き慣れた声がした。
「宗一君じゃないけど、私が側にいてあげるね」
「ゆかり!?」
それは、嘘でも幻でもなかった。
振り向いたそこにはゆかりと翼の少女がいた。
「え……いつからそこに?」
さっきまでは誰もいなかった。
だからこそ、弱音が吐けたのに……
恥ずかしかった。
けど、親友に会えた方が嬉しく、大事であった。
「湯浅っ!何が起きた?」
家の方から光岡さんの声がした。
見てみると、日本刀を構えている光岡さんとその後ろについてきているみさきさんの姿があった。
あ、そういえばあたしさっき取り乱して叫んでいたんだ。
それでいて、この体制。
離れてみただけだったら後ろから襲われているようにも見えなくはない。
「待って、光岡さん。ゆかりはあたしの親友です」
ゆかりから離れてとっさにそう言った。
「――光岡さん?!」
翼の少女がその名前に反応した。
ゆかりも紙を取り出して何かを確認していた。
「あなたが光岡悟さんですか?蝉丸さんから話は伺っています。」
「ああ、そうだ。ところで蝉丸の行方を知っているのか?」
そうとなれば話は早かった。
光岡の当面の目的は蝉丸の探索だったのだから。
「あの、お願いがあります。ここから海岸沿いに行った所にボートがあるんですが、そこに行って貰えませんか?」
「――ふむ。断る理由はないが、詳しく説明お願いできるだろうか?」
そこで、ゆかりとカミュは簡単に自己紹介と今までの経緯の説明をした。
ボートには耳が聞こえない者や赤ん坊が待機しているという事。
そして、それの護衛を蝉丸さんから紹介して貰った光岡さんにして貰いたいという事。
爆弾を解除できるかも知れない事。
宗一がその為に動いている事。
そして、自分達が戦えない者や信頼の置ける者を探して動いている事。
「――解った、そういう事なら進んで引き受けよう。だが、伏見やカミュは大丈夫なのか?」
「カミュ達なら大丈夫。この『気配を消す装置』があるんだから」
そう言って、四角い箱を光岡達に見せてそれも説明した。
「――あいつの声に引かれてやってきたんだが思わぬ掘り出し物だな」
これであいつと逢うのは何度目なのだろうか。
あいつの叫び声が聞こえた時はさすがに聞き間違いかとも思った。
お互い、大切な物を無くしてまで生き延びてきた。
だが、ここまで運命というモノで結ばれていたら嫌になってくる。
この島で出会わなければその運命も違ったモノになったかも知れない。
だが、現実はこの島で彼女は幾度と殺し合いをしてきた相手なのであった。
「あの装置を手に入れたら、そろそろこの因縁とも決着をつけるとするか……」
澪を生き返らせる事、このゲームで生き残る事が第一優先だ。
それには、あの装置が欲しい。
「――澪、待っていろ」
眠りから覚めた獅子は虎視眈々と家の影から獲物を見つめていた。
皐月と芳野。
二人の思いは交差して三度目の出会いとなった。
【028 川名みさき 白い杖、ゴム手袋、ハンドタオル】
【089 光岡悟 日本刀、デザートイーグル(残弾3)、マッチ、ハンドタオル、ロケット花火(×5)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、ハンドタオル [左腕使用不可能]】
【078 伏見ゆかり 新・宗一の手記 グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)】
【025 カミュ 気配を消す装置 レミントン・デリンジャー(装弾数2発 予備弾4発)】
【098 芳野祐介 M16A2アサルトライフル(残弾30)、イーグルナイフ、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール、救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン、煙草(残り3本)、ライター、テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【午前六時過ぎ】
130 :
名無しさんだよもん:04/07/30 00:08 ID:2Xx4+74D
オボロとアルルゥの死因を知りたいんですが・・・
過去ログ見れなかったもので。
>>130 まとめサイトにログがうpされてますよ。
君のココロの中に。
あの子供のような男−−−浅見邦博と別れてから、カルラは森の中をただ歩いていた。
カルラはまだ悩んでいた。
先ほどのボートでのカミュとウルトリィと、そして聖上の御子との出会いで揺らいだ気持ちはまだ整理がつかない。
ふう、と彼女にしては珍しい大きなため息をひとつつく。
それと同時にぐう、と腹が鳴った。
周りに誰もいないのだが、それでも彼女は赤面した。これも彼女には珍しいことである。
「お腹がすきましたわね」
そう一人ごちる。
カルラがこの島に来てから口にした物は申し訳程度の食料と早苗の『ぱん』とかいう毒としか思えないようなものだけだった。
いくら空腹に慣れている歴戦の戦士とはいえやはり何も食べなければ辛いものがある。
これだけ腹が減っては考えもまとまらない。
とりあえず何かを口にしたい。
となると住宅街か……それとも川辺で魚でも釣るか?
思案しつつ歩きつづけるカルラ。
「あら……あれは?」
その前方にこじんまりとした小屋が見えた。
明りはついておらず、人の気配もない。
「もしかしたら何かあるかもしれませんわね……」
ひとまずその小屋に近づくことにする。
「酒樽でもあればいいですわね……」
小屋は燦燦たるものだった。
おそらく小屋の内側からやられたのであろう、扉がズタズタに穴があき、破壊され。
その傍らにはやはり全身に穴をあけたズタズタの少女の死体があった。
カルラは少なからず戦慄した。
「連弩の類……にしては矢がないですわね…」
おそらく自分の知らない道の兵器。
こんなものに狙われたら、いくら剣に自信があろうが力が強かろうが関係ない……ただ死ぬのみである。
(人の気配はないから大丈夫でしょうけど…)
最大限に警戒しつつ小屋の中に入る。
しかし、やはりというか小屋の中には何も食料はなかった。
しかたなく小屋を出たカルラは傍らの少女の死体を見やる。
「死体の腐乱から見て、死んだのはおそらく開始直後か……少なくとも初日ですわね…」
となると何か食料を持ってるかもしれない。さらに支給武器もそのまま残されているかもしれない。
カルラはボロボロになった少女のバックを空けた。
だが、食料はすでにバックの中になく、出てきたのは……
「キノコ……ですわね」
散弾で痛んでいるものの、中から出てきたのは間違いなくキノコだった。
「……見たことのない種類のキノコですわ。毒……? でもこの娘が持ってたということは食えるキノコか……」
少しの間悩んだ後、カルラはそのキノコを…
【026 カルラ 自分の大刀 痛んだセイカクハンテンダケ 背中・肩を強打 右手首負傷、握力半分以下】
小屋は燦燦たるものだった。
おそらく小屋の内側からやられたのであろう、扉がズタズタに穴があき、破壊され。
その傍らにはやはり全身に穴をあけたズタズタの少女の死体があった。
カルラは少なからず戦慄した。
「連弩の類……にしては矢がないですわね…」
おそらく自分の知らない道の兵器。
こんなものに狙われたら、いくら剣に自信があろうが力が強かろうが関係ない……ただ死ぬのみである。
ただ、周囲に人の気配はない。まあ、今はここは安全だろう。
カルラは傍らの少女の死体を見やる。
(死体の腐乱から見て、死んだのはおそらく開始直後か……少なくとも初日ですわね…)
となると何か食料を持ってるかもしれない。さらに運がよければ支給武器もそのまま残されているかもしれない。
「ちょっと失礼」
カルラはボロボロになった少女のバックを空けた。
だが、食料はすでにバックの中になく、出てきたのは……
「キノコ……かしら?」
散弾で痛んで原形をとどめてないが、中から出てきたのはキノコだとかろうじてわかった。
「……見たことのない種類のキノコですわ。毒……? でもこの娘が持ってたということは食えるキノコか……」
少しの間悩んだ後、カルラはそのキノコをバックに入れた。
「これは…さすがに最後の手段ですわね」
ひとしきり少女のバックを調べた後、カルラは警戒しつつ小屋の中に入る。
カルラにとって幸いだったのは小屋の内部に微量ではあるが食料があったことだ。
食料を口に入れる。だがそれもほんの数口分しかなかった。
「まあ、これであと半日程度は持ちますわね……酒がないのが残念ですけど」
問題は例のキノコである。
持っていくべきか否か。
こんな殺し合いがあと何日続くかわからない状況なのである。食料はあったに越したことはない。
(それでも…できれば、このキノコの世話になりたくないものですわね)
とはいっても、さっきの申し訳程度の食事で腹が満たされたとは決して言えない。腹の虫はいまだ騒ぎ立てている。
そして、カルラはそのキノコを…
【026 カルラ 自分の大刀 痛んだセイカクハンテンダケ 背中・肩を強打 右手首負傷、握力半分以下】
【定時放送直前】
宗一は朝日の下速歩で目的地まで向かっていた。
オボロが向かった方向と、カルラが来た方向。
それらの位置は合致した。
ならば、その方向で間違いはないはずであった。
ただ、宗一の頭の中に引っかかっている事が一つあった。
それは、あまりにも残酷でメモに書けなかった事。
例え、爆弾を解除して篁を倒しても帰る方法が現時点でない事である。
カミュたちのグループを除けば、殆どの人は日本人だった。
だが、聞けば来た時代が少しずつ違うらしい。
2,3年眠らされてたと考える事も出来るが、カミュ達違う世界の人を呼ぶ事が出来るぐらいなら違う時代からでもリアルタイムで呼び出す事が出来たと考えた方がいいかも知れない。
下手したら、その2,3年ずれた世界も平行世界って線も否定は出来ない。
馬鹿な事をと理性は否定してくるが、翼の生えた人間を目の前で見たのだから何が起こっているか解らない。
つまりは、だ。
最悪ここの島がどこの世界とも違う世界だとしたら、俺たちは帰る場所がないってことだ。
だが、それも移動手段があっての話だが。
「帰る手段は篁だけ知ってるってか……糞っ!」
例え、篁を倒してタイムマシンみたいなモノを都合よく発見したとして誰がそれを起動できるというんだか……
みんなこの島で帰る事を目標に生き延びている。
それは、対主催者を考えている俺たちもだし、このゲームに乗っている奴らもだ。
『最悪、俺たちみんな帰る場所がない。少なくとも帰れない奴は出る』
そんな事、言えるはずがなかった。
この島に大切な物が全てある俺は兎も角、大切な人を元の世界に残してきている人もいるはずなのだから……
見えたっ!
1本の木の下、静かに幹にもたれ座っているオボロがいた。
「オボロ!」
確か、殺されたのではなかったのか?
そう思ったのも束の間、すぐさま現実を目の当たりにさせられた。
ある程度近づくまで気がつかなかった。
腹部はばっさりと切られて、胸部には穴が穿ってあった。
しかし、顔は安らかでありこうやって座っていると本当に眠っているかのように見えた。
でも、この傷できちんと座っているのもおかしかった。
「――カルラ……か?」
彼女がオボロの死体を整えてくれたのだろうか?
そう考えながら宗一はオボロの死体の前で手を合わせた。
「お疲れさん。ミコトの事は任せて、後はゆっくりと眠ってくれ。それと、悪いが荷物は貰っていくな」
宗一は辺りを見回して落ちている物も含めバックの中に詰め込んでいった。
手首はその近くにいた手首の持ち主らしき人に返してついでに手を合わせておいた。
そいつもオボロの仇である事を知らず……
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ。今回の死亡者だが……』
さっきまで考えていた人物の声が流れてきた。
淡々と死亡者の名前が流れていく。
その中には当たり前だがオボロ、美佐枝の名前があった。
何もかもこいつの手の中って事かよ、畜生。
『……100番、リサ=ヴィクセン。以上、二十人。生存者は二十八名だ……』
「嘘だろ……」
あのリサが誰かに殺された。
冷静で身体能力も高く、自分以上にこういう状況でも生き延びていそうな彼女がだ。
七海も姉さんも誰かに殺された。
そしてリサさえも……
その時心の奥で闇が囁いた。
――優勝して、みんなを生き返らせて貰えばいいんではないか?みんなが生き返れば誰からも恨まれないはずだ……
違う!
そんな事は出来ない。
生き返らせる為に殺す?
それに、それを元凶の篁に頼む?
出来るはずがない!
宗一は心の闇を打ち消した。
だが、そのリサの死と心の闇は宗一に大きな変化をもたらした。
「こんな分の悪い賭じゃ乗らない奴がいても責める事は出来ないな……」
宗一は爆弾を解除した後、この事をみんなに伝える事を決心した。
その上去る者は責めず拒まない。
帰る場所が無いかもしれない上に願いも叶えられない。
それなのに何を用意しているか解らない篁の元へ向かわせる事は出来ない。
俺は、ただのエゴだ。
七海と姉さんとリサの仇と言う意味もあるが篁とは因縁がある。
ただ、それを人に押しつける事は出来ない。
その人にとっては優勝して、願いを叶え元の世界に帰ることが大切なのかもしれない。
そう考えながら宗一は美佐枝の元へ向かっていった。
【065 那須宗一 新・宗一の手記 長弓、矢20隻 宗一の手記
クレイモア一個 ゾリオン(使用回数3回) 電池一個
火炎放射器 (砲身に損傷・燃料は6割) ナイフ 果物ナイフ 短刀
ブローニングM1910(残弾0) 缶切り(×3) 12本綴りの紙マッチ(×3) 護身用スタンガン ライター 白うさぎの絵皿】
もうだめだなこの企画・・・
そして、カルラはその茸を慎重に削ぐと、細く裂いた内の一本を手に取った。
じっと眺める。
微かに黄色みを帯びた白い繊維。
ごく普通のキノコ、に見える。
いずれ、一目見て毒だと判るほどの知識などない。
ただでさえ、この島の植生にはまるで見覚えが無かった。
匂いを嗅ぐ。
微妙にカビ臭い。
干からびた茸の匂いとしては実にまったく平均的だとも思えた。
判断がつかない。
カルラは考える。
ここまで生き延びた挙句、拾い食いしたキノコに当たって中毒死、などと
いうのは冗談にもならない。
とはいえ、先ほど口にしたほんの少しの食料が呼び水になってしまっていた。
一旦意識してしまった分だけ、食べる前より空腹感は酷くなっている気さえする。
これでは集中もままならない。
剣筋も鈍る一方だろう。
―――さて、どうしたものか。
散々に迷った末、カルラは最も単純な方法を採ることにした。
即ち、その手の中の細い筋を、ほんの少しだけ千切り取って口に放り込んだのである。
(飲み込まなければ大丈夫―――だと、いいですわね……)
慎重に、舌の上で転がしてみる。
微妙なえぐみと、まろやかな香りが口腔に拡がった。
今のところは体が痺れたり、妙な刺激を感じることはない。
(うん……これは、お吸い物にしたら美味しそうですわね)
これなら、食べても大丈夫かもしれない。
暢気な感想を抱きつつ、そう判断を下そうとした、そのとき。
それは、唐突に訪れた。
『我はカルラゥアツゥレイ』
(―――なっ!?)
大音声をもって響き渡るその声に、カルラは動転し辺りを見渡す。
眼を凝らし意識を研ぎ澄ましても、何者かの気配は感じられない。
感じられないのだが―――
『我はカルラゥアツゥレイ。誇り高きギリヤギナの皇女』
(この声―――私の、中から聞こえている……?)
思いをめぐらすより早く、声が続ける。
『ギリヤギナは貴き血。賤しき民草に踏み躙らるるべきに非ず』
(何、を言って―――)
『死を。己を弁えぬ塵芥、鳴き喚く豚に我らが力以って滅びを』
『街に焔を。城に槌を。愚かなる民に剣の報いを。屑は屑らしく灰に帰さしめよ―――』
『其がギリヤギナの國。ギリヤギナの謳う夢』
『我は皇女』
『仮面の皇とて我らが階―――ギリヤギナの礎』
『我ら滅せず。彼の皇の國を、我らの―――』
「―――ガッ……アアアアァァァァァッ!」
叫んでいた。
血を吐くように、膿を吐くように、全身を震わせながら吼えていた。
握り締めた掌に爪が食い込んで血が滲み、意識が段々と明瞭になってくる。
「ハッ……ハァ……ッ、……今の、声……は」
切れ切れの息を抑え、涙で滲む視界を拭って、カルラは地面の一点を凝視する。
そこには、先ほど全力をもって吐き出した、一片の繊維。
今の奇怪な現象、十中八九まではこの茸の効力だろう。
(これは……人の、願望、を)
―――そんな筈がない。
一瞬浮かんだ推論を、カルラは即座に否定する。
ギリヤギナの再興など、今更の話だ。
己が傲慢ゆえに滅び去った種族など、たとえ再興したところできっと同じ過ちを繰り返す。
そんなもののために、カルラは生きてきたわけでは、決してなかった。
とはいえ。
カルラ自身、ギリヤギナであることを忘れたことなどありはしなかったし、己が國に、
同胞の来し方と行く末に思いを馳せたことがないと言えば、嘘になる。
皇族の血を疎ましく思うことも、同時に誇りと思うこともあった。
それは國が滅び、奴隷として売られてからも変わらぬ、己の芯にある思いのひとつだった。
如何に否定しようとも、それだけは認めざるを得ない。
しかし。
あの声を、あの声の告げた言葉を、肯んじるわけにはいかなかった。
何故ならば、あの声は。
(―――あるじ様を、ギリヤギナ復興の道具と……!)
そんなものが、己の願望である筈がなかった。
それを認めるくらいなら、この場で首を刎ねて自決する。
カルラという女の、それがサハリエ・ナトゥリタへの想いの証だ。
口の中に残る風味を打ち消すように、地面に転がる茸のひと欠片へ大剣を突き立てる。
そのまま冷たい鋼の感触に寄りかかるようにして、息を整える。
(それにしても、このキノコ―――)
ただの一片で、あれだけの効き目を示した。
もしも、丸ごと一本を口にしていたら―――想像するだに恐ろしかった。
あの声は、己の中に眠る微かな願い、小さな燠火を業火と成す。
それも、おそろしく歪んだ形で。
そして歪んでいながらも、否、歪んでいるからこそ、あの声はひどく―――甘美だった。
「これは、使いどころを考えなければいけませんわね―――」
どこか自嘲気味に呟くと、カルラは茸を己の荷物に放り込む。
いつの間にか、腹の虫は鳴りを潜めていた。
腹の辺りをひとつ撫で、歩き出そうとしたそのとき。
もう聞き慣れてしまったようにも感じられる、老人の声が島中に響き渡った。
【026 カルラ 自分の大刀 痛んだセイカクハンテンダケ 背中・肩を強打 右手首負傷、握力半分以下】
【定時放送】
現在自治スレッドで以下について議論中。
自治スレ31
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1089563339/l50 545 名前: 削除屋@cyan ★ [sage] 投稿日: 04/08/01 00:55 ID:???
>>533 をみました。残したのはあってもいいかと。
ネタスレは今回の処理では多く保留しました。
1089988774/ 葉鍵的絶体絶命都市
1089990093/ 葉鍵ロワイアルII 作品投稿スレ! 7
1090367454/ アーマード・コア HAKAGI
こういったイベントやクロスオーバ系のスレは外部サイトで行うのが
ふさわしいと思ったのですが、自治の意見などありますでしょうか?
晒しage
相手は五人。
しかし、やっかいそうなのはあの日本刀を持った男だけであろう。
後は、とろそうな女が三人と、自分達との戦いで腕をけがした女が一人。
この状態で戦っても引き際さえ間違えなければ勝てるとは思う。
だが、あの装置を持った女が男と別れて行動するならば狙うのはその時でも遅くはない。
芳野はそう冷静に状況を分析して息を潜めて待っていた。
「では、光岡さん、ボートの方よろしくお願いします。今は人が少ないかも知れませんが5回目の放送でボートに集合の予定になっています」
「解った。その時まではこの身に代えても皆を護っておくと約束しよう。では、出発するぞ、みさき、湯浅」
そう言って、光岡は荷物を取りに家に戻っていった。
「――あたしは……あたしはゆかり達と一緒に行く!お願い、足手まといにはならないから!」
疫病神のあたしがボートに行ってもいい事はない。
それに、護られて死んでいくのを見るのはもう沢山だった。
「皐月ちゃん……この装置は二人までしか隠れられないの。ごめんなさい」
「じゃぁ、あたし一人で宗一を探しに行く!あたしは一人でも大丈夫だから!」
ぱぁぁんっ
豪快な音が鳴った。
ほっぺたに紅葉をつけた皐月が驚いて見るとそこには手を振り上げたみさきの姿があった。
「光岡さんに……みんなに迷惑をかけないで下さい。あたしだって目が見えないけど皐月ちゃんが無理をしているのは解るんだよ」
振り上げた手は行き場を失い空中で止まってた。
初めて人に手を出した感想は――痛かった。
手も痛かったが何より心が痛かった。
「ボートに一緒に行こうよ。その宗一さんって人も5回目の放送で逢えるんだし、それまで休んでいようよ。今の皐月ちゃんには休憩が必要なんだよ」
「だけど……足手まといになるのは……大切な人に護られて自分だけ生き残るのは……!」
「皐月、俺がお前達を護る。決してお前を死なせはしない――そして俺も殺されはしない……だから俺に任せろ」
3人分の荷物を運んできた光岡がそう言いきった。
その言葉にはどこか信じたくなるような力があった。
「……信じて、いいの?」
皐月が恐る恐る聞いた。
今まで信じてきたモノは全てが死んでいった。
しかし最後に、最後にこの光岡という男性だけは信じてみたくなった。
「ああ、約束する」
そして、その言葉で皐月は光岡に賭けてみる気になった。
「――さぁ行くぞ。ん、どうしたみさき?」
「……なんでもないよ」
ふくれながらもみさきはそう言った。
「光岡さんは女の子にはみんな優しいんだから……」
誰にも聞こえない程度の声でそう呟くと深呼吸をしてから光岡の方に歩いていった。
「じゃぁ展開っと……」
そう言って二人は抱き合いながら道を歩きだした。
「……。あれで、気配を消してるつもりなのか?要は装置を起動している事を知られてしまっては効果が無くなるようだな」
襲うなら今だ。
相手は自分達が見えないものと思いこみ、警戒のカケラすらない。
あの、光岡という男はボートの方に向かっていった。
もう、この距離なら女が叫んでも聞こえないぐらいの距離は離れただろう。
それに女の手には獲物すらない。
そう、一人をまず殺してから二人目が獲物を取り出す前に二人目も殺せば良いだけだ。
一応もしもの事を考えてライフルは止めた。
殺しやすいが、銃声でばれやすい。
光岡には聞こえなかったとしても、他にも近くに人がいるかも知れない。
その点、ナイフだと喉をかっ切れば声すら相手は出せなくなる。
念には念を、だ。
獅子はうさぎを狩るにも全力を尽くすというしな。
芳野はカミュとゆかりに後ろからそっと近づいていった。
手にはイーグルナイフ。
その鋭い牙は獲物に向かって今振り下ろされた。
【028 川名みさき 白い杖、ゴム手袋、ハンドタオル】
【089 光岡悟 日本刀、デザートイーグル(残弾3)、マッチ、ハンドタオル、ロケット花火(×5)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、ハンドタオル [左腕使用不可能]】
【078 伏見ゆかり 新・宗一の手記 グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)】
【025 カミュ 気配を消す装置 レミントン・デリンジャー(装弾数2発 予備弾4発)】
【098 芳野祐介 M16A2アサルトライフル(残弾30)、イーグルナイフ、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール、救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン、煙草(残り3本)、ライター、テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【交錯-絡み合う因縁-から少し経った程度】
152 :
隠形:04/08/02 01:24 ID:SSnXbU4v
俺がとろそうな女の後頭部にナイフを振り下ろしたその時だった。
ナイフは女の頭には刺さっていなかった。
どこだ?
と一瞬戸惑った後に自分の異常に気付く。
右腕の肘から先、ナイフを握った腕がが地面に落ちている。
何者かに斬られた―――
と、気付いたのは既にそいつに地面に転がされ
左手と腹を踏まれ、喉元には日本刀が当てられた時だった。
「ぐふっ!」
苦痛に叫び声を上げる。
斬られた右腕は痛いというよりは血の噴出が熱かった。
くそっ、これじゃもうギターは弾けないな……。
「動くな!」
「えっ! 光岡さん!?」
「と、こ、この人はっ!?」
騒ぎにようやく気付いた小娘2人どもが何か騒いでいる、その声は妙に遠くから聞こえるように感じた。
「装置の力を過信しすぎるな、死ぬぞ」
光岡だと……?
この男たちは確かにボートのほうへ向かっていった……。
「なぜだ……?」
153 :
隠形:04/08/02 01:25 ID:SSnXbU4v
「お前が隠れているのは、先刻から気付いていた
強化兵が隠形法を使っているならともかく、お前ごときが隠れているのを見破るのは造作も無いことだ
だが俺は気付かぬフリをして、一旦離れたように見せかけ様子を伺っていた」
「馬鹿な、俺は物音一つ立ててはいなかったはず……」
「音を見るのではない、見なければならないのは気だ
耳に入るものよりも大事なことがある、お前は隠し切れない程の殺気を放っている
だからこそ2人の持っているあの装置を狙っているのだろうがな」
そういうことか……くそっ。
「だが強化兵……特に俺と坂神、それと石原麗子もか……
気配を探る修行、気配を消す修行を積んでいる、例えあの装置を使おうとすぐにでも見つけられるし
逆に常人では真後ろに立たれようとなんの気配も感じぬはずだ」
その通りだ、現に俺は全く気付かずに女たちに襲い掛かろうとしていた。
獲物を狙うはずが、燻り出された獲物は俺のほうだったのか……。
「え? でもおじ様と麗子って人にもこれは通じたよ?」
「…………」
カミュとかいう女の意見に光岡はしばし黙り込んだ。
ダメだ、こうしている間にも右手の出血のせいで意識が薄らいでゆく。
「芳野……」
その憤怒を込めた声で少し意識が戻る。
いつの間にか皐月とみさきとかいう女も近くに戻ってきていたようだ。
恨みを込めた目で俺を見下ろしてやがる。
もう1人の女は俺の方こそは見ているものの、決して俺を見ているわけではない。
目の焦点が合っていないのだ。
154 :
隠形:04/08/02 01:26 ID:SSnXbU4v
「…………最後に何か言い残すことはあるか?」
光岡が問いかけてくる。
……最後……最後だと……?
「澪……公子……すまない……」
意識して遺言として発したのではない、自然に出てきた言葉だった。
「そうか……」
首の日本刀が皮膚に触れる、ああ、俺はここで死ぬのか……。
「待って! 光岡さん!」
その時みさきが光岡を静止した。
「みさき……?」
その声に光岡は手を止める。
俺の命は、まだ首の皮一枚繋がっているようだ。
【098 芳野祐介 右腕の肘から先を日本刀で斬られ出血中 M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【028 川名みさき 白い杖、ゴム手袋、ハンドタオル】
【089 光岡悟 日本刀、デザートイーグル(残弾3)、マッチ、ハンドタオル、ロケット花火(×5)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、ハンドタオル [左腕使用不可能]】
【078 伏見ゆかり 新・宗一の手記 グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)】
【025 カミュ 気配を消す装置 レミントン・デリンジャー(装弾数2発 予備弾4発)】
【『牙』 直後】
【芳野の右腕とイーグルナイフは転がっている】
保守
岡崎朋也は走っていた。
智代が死んだ。
秋生も、美佐枝も、死んだ。
いい人たちだった。
みんな、荒んでいた自分を、包んでくれた。
渚は、早苗は、芽衣は、まだ、生きている。
――そして、芳野も。
智代達を殺したのは、芳野ではないだろうか。
そんな考えが浮かんだ。
自分と関わったがために死んだ人は少なくない。
俺は、疫病神なのか。
疫病神。
アルルゥを殺したのは自分だ。
俺は、疫病神だ。
それでも、討つ。
芳野祐介を。
疫病神が、死神を、討つ。
敬介と観鈴とは別れた。
目的があまりにも違いすぎる。
自分は復讐で、彼等は生還。
荷物も整理した。
復讐者で疫病神な自分に救急箱等は必要ない。
しかし、自分は今まで脱出を目指している人間に会ったことが無い。
目指していた人は、みんな、死んだ。
残り28人。
脱出しようとしている人は、あと何人いるのか。
みんなみんな、乗ってしまっているのではないだろうか。
暗い考えを振り払う。
そんなことは無い。
みんなで帰れる。
みんな、ではなくなってしまったけれど、
それでも、最後はハッピーエンドが良い。
そのためにも。
俺は、殺すものを、誅す。
ばさっ
「うっ」
羽ばたいた。
目に当たった。
痛い。
ナイフは、羽と背中少し切り裂いただけ。
深い傷ではない。
引くしかない。
ライフルは手に無い。
相手の方が獲物を出すのが早いだろう。
ここは引くしかないのか。
「ゆかりちゃん、逃げてッ! 光岡さんを呼んできて!」
顔を顰め、叫ぶ。
「でもッ」
「私なら大丈夫だから!」
つかの間、逡巡し
「死んじゃイヤだからっ!」
グレネードと気配を消す装置を交換し、走り出した。
――引くしかない。
二人を討つ事は叶うまい。
気配を消す装置も持っていかれた。
それだけではない。
光岡が、来る。
殆ど恐怖に近い思いに襲われた。
走る。
翼の女が追いかけてくる。
なぜ翼があるのか。
そんなことを考えている場合ではない。
振り返って撃つか。
いや、動く者に当てる事が如何に難しいか。
昨晩身を持って知ったばかりだ。
このマガジンを失ったら、自分はただの男に成り下がる。
追う。
背中が熱い。
大丈夫、致命傷じゃない。
戦場の経験でなんとなくわかった。
走っている。
翼が傷ついているし、ここは森。
姉だったら見失ったかもしれない。
自分はアルルゥと走り回って遊んでいたから。
アルちゃん、死んじゃった。
名前を聞いた時は、実感が無かった。
あるいは、ハクオロが死んで、慣れてしまったのだろうか。
滑稽な話だと思う。
死と隣り合わせの戦場を駆け抜け、数多の死体を見てきたのに。
近しい人だからなのか。
自分は、恨んでいるのだろうか。
戦場で自分も人を殺したことがあると言うのに。
何度も魔法で薙ぎ払ったのに。
それは、槍で突くよりも、剣で斬るよりも、多分、卑怯なんだと思う。
でも、自分はアルルゥを殺した人を許せない。
矛盾しているけど、それは誤魔化しようの無い感情。
走る背中を追う。
余計な感情に囚われるべきではない。
今は、あの男を追っているから。
見えた。
見間違う筈が無い。
憎い、憎い、仇。
「芳野おぉぉォォッッ!!」
咆哮の様な絶叫。
芳野が引きつった顔をこちらに向け、
方向を変え、逃げ出した。
――逃がさない。
芳野を横から追いかけている少女がいる。
俺は後ろから追いたて、少女は横から締め付ける。
絶対、逃がしてなんかやらない。
岡崎が横から現れた。
方向を変えるしかない。
そして残された方向は、光岡が、皐月が行った方向とそう変わるものではない。
鳥肌が立ち、冷汗が流れる。
思えば、自分は弱い。
これほどの装備をもちながら、学校で、森で、民家で。
完全に上手くいった試しがない。
相手は銃器すらもっていない者ばかりだったのに。
また、負けるのか。
今度の負けは、多分、死だ。
だが。
澪を生き返らせるために。
あの人の場所に帰る為に。
俺は死ねないから。
だから、この手はライフルを離さない。
この足は走ることを止めない。
後ろから来る、復讐者。
横を締める、黒羽の悪魔。
そして。
いつ現れるとも知れない、超人。
【078 伏見ゆかり 新・宗一の手記 グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)】
【025 カミュ 気配を消す装置 レミントン・デリンジャー(装弾数2発 予備弾4発) 翼、背中に怪我】
【098 芳野祐介 M16A2アサルトライフル(残弾30)、イーグルナイフ、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール、救急箱(包帯はアイシングに使用)、
ランタン、煙草(残り3本)、ライター、テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【014 岡崎朋也 所持品:包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD シェラフ 方位磁石 メタルマッチ)】
アナザーを本スレに投下していいのか?
普通はダメだね。我慢しなきゃ。
投下できるのは次スレがある場合の埋め立てのときのみ。
少年「僕は……生きてるのかい?」
あさひ「はい……っ」
少年の頭を優しく抱き締める
少年「うわっ」
あさひ「少年さんは生きてます……。あたしを………感じてます……」
少年「……うん。そうだね」
あさひ「あたしも………少年さんを感じてます」
身体を落とし、全身で少年を抱き締める
あさひ「少年さんの声が聞こえます。少年さんの息を感じます。少年さんの温かさが………伝わってきます」
少年「……うん」
あさひの頭に片手を添える
少年「君が僕の仇を討って、僕を甦らせてくれたのかい?」
あさひ「はい……私は、少年さんの事を、愛してますから。だから………」
少年「……ありがとう」
少年の唇があさひのそれに近付き───
───ぐしゃ。
「うーん……やっぱりあたしはお話を考える方は向きませんね」
心の中で執筆していた台本を握りつぶし、あたしは一つ溜息を吐く。
自分でも陳腐な台本だと思った。
主人公は復習者。愛しい人の仇を取り、その人を甦らさんとする修羅。
死血山河を渡り往き、帰る場所は、愛しい人の胸の中。
なんて、月並みな話。
でも、それはあたしの一つの望みだった。
今のあたしは“復習者”じゃない。
役者で、声優だけど、演者じゃない。
あたしは桜井あさひ。職業はアイドル声優。
あたしは桜井あさひ。日常を棄てた者。
あたしは桜井あさひ。ドラマチックな恋をした女の子。
あたしは桜井あさひ。
───巳間晴香を、殺す者。
それが、今のあたし。
それが、今の桜井あさひ。
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ──』
不意に、そんな声が聞こえてきた。
もうすっかり聞き慣れた、死者の名を告げる放送。
なんだかもうこの放送は、台本がなくても雰囲気とニュアンスを汲み取って演じれそうな気がする。
尤も、流石に声質だけは再現できないだろうけど。
『──4番、アルルゥ。5番、石原麗子。7番──』
「アルルゥちゃんも……死んじゃったんだ」
あたしは冷静にその事実を受け止める。
少し前までの自分なら、その名前を聞いた時点で泣き崩れて、何も考えれなくなってたと思う。
よしんば何か考えれたとしても、それはたぶん、自分の死に様以外に無かったに違いない。
良くも悪くも、あたしはこの島で変わったんだと実感できた。
『──27番、河島はるか。31番、木田時紀。36番──』
河島はるか。
たぶんこの人が、アルルゥちゃんの言っていた、『はるかおねーちゃん』。
あのアパートに転がっていた死体の内の一つだろう。
ほんの僅か言葉を交わしただけだったけど、無邪気で素直だったあの子が慕っていた『はるか』が巳間晴香でないと判っただけで、あたしは少しだけホッとした。
けれども、そのアルルゥちゃんも、もう死んでしまった。
平和な日常の下であれば、誰からも好かれそうなあんな子でも、この島では殺されてしまう。
そして、あたしは生きている。
いつ、誰が死ぬかも。どこで、誰が生き延びるかも判らない。
『──90番、水瀬名雪。91番、巳間晴香。94番──』
あたしの時間が止まった。
「巳間晴香が………死んだ?」
無意識の呟きが漏れる。
脳が時間の認識を止めたかのように、あたしはただ言葉を紡ぐ以外、自分の身体を動かせなかった。
ただ心だけが“今”を認識しようとしていた。
『──以上、二十人。生存者は二十八名だ──』
それはひどく冷淡で、だけどどこか愉快そうな響きを含む、老獪の主催者の声。
そして、その声が告げる事実。
巳間晴香は、もうこの世にいない───。
「あの外人さんの言った事、本当だったんだ……」
彼の言葉は信じずに一笑に付したけど、主催者であるあの老人の言葉は信じられた。
いや、信じざるを得なかった。
本当は心のどこかでは、外人さんの言葉も信じていたのかもしれない。
でも、これでもうあたしの望みは無い。
あたしの存在意義は───
『──優勝は、諸君の望みは目の前にある。以上だ』
───あった。
そうだ。
この殺し合いは“ゲーム”なんだった。
優勝枠は、二枠。
それなら誰も殺さずに生き残れるかもしれない。
優勝賞品は、あらゆる望みが叶う事。
それなら巳間晴香を生き返らせて貰えるかもしれない。
───そうすれば、あたしの手で巳間晴香を殺せるかもしれない。
復讐は、為せる───。
決めた。
あたしは生き残ろう。
最後まで生き残って、巳間晴香を生き返らせて貰おう。
それで、少年さんの仇をとろう。
それで、あたしの心の闇を祓おう。
どうしても邪魔をする人がいたら───その時だけは、その人も殺そう。
あたしは桜井あさひ。職業はアイドル声優。
あたしは桜井あさひ。日常を棄てた者。
あたしは桜井あさひ。ドラマチックな恋をした女の子。
あたしは桜井あさひ。このゲームに優勝して、巳間晴香を甦らせて───殺す者。
それが、今のあたし。
それが、今の桜井あさひ。
桜井あさひは揺るがない。
【42番 桜井あさひ 所持品:双眼鏡、十得ナイフ、食料、眼鏡、ペン、ノート、ハンカチ、腕時計、懐中電灯、果物ナイフ、ロッド(三節棍にもなる)、S&W M36(残弾5・予備弾19)、ベレッタ(残弾5)、ボウガン(矢5本) 状態:短髪】
【時刻:第四回定時放送直後】
171 :
台本ミス:04/08/04 22:56 ID:Df85r14e
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ。
今回の死亡者だが、4番、アルルゥ……16番、オボロ……18番、柏木耕一。22番、神尾晴子……
31番、木田時紀……79番、古河秋生……』
淡々と、定時放送が読み上げられていく。
幾人か見知った名前が挙げられ、それが苦痛だった。
改めて耕一や秋生が死んだことを痛感させられる。
その中でベナウィは内心動揺を隠せなかった。
クーヤや早苗、明日菜に悟られまいと表面上は何事もなかったように見せているが、
アルルゥ、オボロの両名がこの島からいなくなったことはベナウィにとって衝撃の事実だった。
アルルゥ……純粋な森の母。まだ幼いが優しき少女だった。
彼女のような幼い子供を狙うような外道もこの島にいる。それを改めて突きつけられる。
そしてオボロ。彼ほどの猛者が後れを取ってしまうのだろうか。
いや、トウカの名前が呼ばれた時点でかなりの兵がいることは分かっていたが。
ギリッと歯を噛んで、悔しさをそのまま飲み込む。
もしもオボロに再会できていたら、戦況はかなり明るくなっていたことだろう。
明日菜は特に何の感慨も沸かなかった。
耕一と秋生が呼ばれたことはもちろん、
木田の名前が呼ばれたときでさえも、
(ちょっと待っててね……あたしが直ぐに生き返らせてあげるから。……皆殺しにしてね)
そう、心の中で呟いただけだった。
ここでどうやったら効率よく最後まで生き残れるか考えた。
自分の持ち武器は南部。
弾の残りは三発あるので、クーヤ、早苗、ベナウィをこの場で殺すことも出来る。
だが、そうしてしまったらそれで終わりだ。自分のカードはなくなる。
逆に別のマーダーに殺される危険性が高くなる。
だからこそ……この三人をうまく利用するのが一番いいだろう。
172 :
台本ミス:04/08/04 22:57 ID:Df85r14e
昨日の三人の行動を見る限り、こいつらはお人よし。
ちょっと騙しをかければ直ぐに引っかかるだろう。
クーヤと早苗はともかく、ベナウィは残り人数が少なくなるまで立派なボディーガードになる。
危険が迫ったら三人を盾にしてでも逃げれば良い。
そのためには、自分が晴子を殺したことを悟られないことだ。
人を騙すのはこれまでで十分経験を積んでる。
更に昨日は晴子とともに三人を騙せていた。昨日のように手はずよくやれば……まず疑われない。
「……明日菜殿、晴子殿は……」
ベナウィが気まずそうに聞いてきた。
……来た。ここでうまく立ち回れば……
「……残念でした。私達もやむなく応戦したんですが……」
明日菜は目を伏せ、肩を震わせていかにも悔しそうな仕草をした。
正に本当に悔しい気持ちが伝わってくるような、完璧な演技だった。
明日菜はあまりぼろが出ないように、これまでのことを語る。
……ただ、さも敬介のほうが襲ったかのように脚色して。
武器が違うことも敬介と戦った時に入れ替わった、とうまくごまかした。
「それで……撃たれた晴子さんが私に逃げろと、そう言ったんです。
そのときに、私は最低の行為をしました。……もしかしたら、あの時逃げていなかったら晴子さんは……。
皆さんに会ったときも後ろめたくて、そして言ってしまったら晴子さんが戻ってこないような気がして……言い出せなかったんです」
説明は終わった。こういう場合は、相手の同情を引くのが一番だ。
特にクーヤたちのようなお人よし(と、明日菜は感じている)にはうってつけの方法だろう。
「……そのことはよい。そなたも辛かったのだろう?」
クーヤの言葉を聞いて内心ほくそえんだ。
173 :
台本ミス:04/08/04 22:58 ID:Df85r14e
……掛かった。
だが、顔には出さない。もう一歩で完全に信用させることが出来る。
偽情報、演技。この二つが疑惑を抱いていたベナウィに迷いを持たせる。
ベナウィは明日菜のことを完全に信頼はしないだろうが、守ってもらうのが目的の明日菜から見ればそれでも十分だ。
彼らなら怪しいから殺すという結論に至る可能性がないことを知っているからである。
こういった姿で来たのだ、多少は疑われるのは分かってる。だが……それぐらいでは彼らが同行を断れないのも分かってる。
「……それで、その橘という男はどうなったのですか?」
「名前を呼ばれていないので……まだ生きています。
気をつけてください、あの男は人を油断させて襲ってくるんです。……私たちが、やられたように」
これは布石。
もしかしたら今後敬介に出会う可能性がないとは言い切れない。
そのときに敬介のほうを信用されては困るから……そういう嘘をついたのだ。
月代と朋也と観鈴のことは話していない。下手に話してぼろが出ても困る。
明日菜はこの三人なら言葉で勝つことが出来る。そう踏んでいた。
途中ばったり遭遇して自分の正体を話されても、それを言いがかりのように印象付けることが出来る。
そういう自信があったのだ。
明日菜にはそういう狙いがあったわけだが……明日なの狙いとは違った意味でこれが功を奏した。
もし朋也のことをヘタに話していたら、その時点で早苗に感づかれていただろう。
「その橘という人はどういう服装をしているんですか?」
その早苗も、恐る恐る明日菜に敬介の身体的特徴を聞いてくる。
服装、髪型、背丈、所持品、装飾品、体型など不必要なまで……。敬介に対し注意深くなっているのが分かる。
(……うまく橘の奴が悪人だと刷り込むことが出来たわ。後はバレないようにして、守ってもらうだけね)
明日菜は心の中でニヤリと笑みを浮かべた。
174 :
台本ミス:04/08/04 23:00 ID:Df85r14e
その後の様々な会話も難なくこなせた。
世間話を流すなど、騙すことに比べたら簡単なものだ。
暗く沈んだ場を明るくしようと、クーヤがサクヤのドジを笑い話のように語ったりしているところを笑うだけで良い。
秋生が昔していたという演劇の話だって、普通に応対してれば怪しまれることはまずないはずだ。
「……そういうわけで、実は秋生さんは昔役者をやってたんです」
「そうだったんですか。意外ですね……」
結構早苗は話し上手な部分もあったので、聞いてて退屈はしなかった。
「それでいろいろと勉強してたのを覚えています。
実は演劇というものは人間らしくない行動というのも時折あるんです」
「まあ、良くも悪くも物語ですしね。多少そういうのはしょうがないんじゃないんでしょうか?」
「一度秋生さんが台本を書いたこともあったんです。そのときはちゃんとした作品にするんだって頑張って、
それで毎日夜遅くまで資料を集めてお話を書いて、心理学の本まで参考にしたから物語が成り立たなくなっちゃったんです」
「あはは。本末転倒じゃないですか」
クーヤとベナウィは話についていけないようだった。首をかしげている。
「それで、秋生さんと逆の失敗した演劇があるんですよ」
「へえ、どういった演劇だったんですか?」
「推理物とかには目撃者の証言があるじゃないですか。その証言を元に証拠を組み立てていく、という」
「映画とかに多いですよね、そういうの」
「秋生さんの推理物は目撃者が犯人の特徴を証言していって、それを元に犯人を割り出すという劇でした。
でも、そこに資料として犯罪心理学の本を読んだら『人がこんな短時間でたくさんの特徴を覚えられるわけがない』
そういって目撃者の証言を少なくしたら、どうしても事件が解決しなくなっちゃったんです」
「あははは。……じゃあ、その秋生さんと逆の失敗をしたという演劇は……」
175 :
台本ミス:04/08/04 23:00 ID:Df85r14e
明日菜がそう言ったとき、思わず彼女は気圧された。
いや、明日菜だけではない。クーヤも、ベナウィもハッとして早苗を見た。
早苗の微笑がうって変わって……とても悲しそうな微笑みに変わっていた。
その悲しい視線が自分に向かっているのに、明日菜は内心穏やかではなかった。
演劇、目撃者、証言。……まさか!? 明日菜が一番恐れていた事態を危惧したときだ。
早苗が辛そうに、言葉を発した。
「……ええ。『この演劇』です。明日菜さん、あなたの演技は完璧でした。
私も、秋生さんも、他の皆もまったく気付かないほど。本気でその道を進めばいい役者になれたかもしれません。
だけど……惜しむべくは、台本を書いたことがないということです。だからこそ『不自然』を完全に『演技』してしまった。
あなたの台本の証言のページは、例え大根役者といわれようとも『ある程度台詞を忘れているべき』だったんですよ。
秋生さんが……全てを教えてくれました。明日菜さん……あなたは、嘘をついています。
おそらくその橘さんという人を、あなたが逆に襲ったのでしょう?」
早苗の目が明日菜を捉えていた。
悲しげな瞳のなかに、顔には出さないものの内心焦り顔の明日菜の姿が映し出される。
このまま早苗たちに見破られ、銃弾を使い切るようなことになっては不味い。そうしたら後がない。
早苗たちの武器は自分には扱いにくい槍など、あっても大して役に立たないものばかりだ。
なんとか、早苗に偽りの無実を釈明しなければならない。
このまま言いくるめられなければ皆殺しにするしかないが、今銃を失うのは危険だ。
早苗は言葉を続けた。
「……明日菜さん。あなたの……台本ミスです」
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)】
【33番 クーヤ 所持品:ハクオロの鉄扇、サランラップ(残り25m)、短刀】
【80番 古河早苗 所持品:トゥスクル製解毒剤、カッター】
【82番 ベナウィ 所持品:槍、水筒(空)、ワイヤータイプのカーテンレール(3m×2)】
【三日目午前】
176 :
愚者:04/08/05 01:01 ID:7hIdY5Y2
洞窟を出てから月代は考えていた。
(うーん、どうしよう…)
早く蝉丸に会いたかったが、居場所が分からない。
月明かりだけでは探すこともできない。懐中電灯を使えばいい的になるだけだ。
(蝉丸を探すのは明日にしよう)
橘のような協力者を見つけるにしても、こんな時間では不可能だろう。
急がなくても蝉丸なら誰かにやられることはないと分かっていた。それなら自分の安全を重視しようと考えたのだ。
学校で殺人者達が来るまでは眠っていたが、不十分だったようで、眠気があった。
徹夜も考えたが、明日のために眠ることにした。
(…ここでいいかな)
身体が隠れる叢で眠った。
(明日は蝉丸に会えますように…)
177 :
愚者:04/08/05 01:03 ID:7hIdY5Y2
『生き残っている諸君、聞こえるかね?』
定時放送で、目を覚ました。
『…4番、アルルゥ。…22番、神尾晴子。…31番、木田時紀。…』
あの洞窟に居た中では三人が死んだ。あそこで何が起こったかは考えたくなかった。
『…38番、坂上智代。…』
坂上智代も死んだ。きよみを残酷に殺した彼女も誰かによって殺されたようだ。
『…以上だ』
(…橘さんと観鈴ちゃんはまだ生きている。岡崎朋也と明日菜さんからは逃げれたのかな)
朝食を取りながら情報を整理すると月代は行動を開始した。
178 :
愚者:04/08/05 01:07 ID:7hIdY5Y2
(何だろう?あれ)
見えたのはテーブル状の石の上の赤い何かだった。
近づいてみるとそれが何かのカードだと、そして、なぜ赤色なのかが判った。
(あの制服だ…)
石の傍らにあったのは一つの死体。死後に整えられたのか、胸の前で手を合わせていた。
胸を撃たれたのだろう。その制服は真っ赤に染まっていた。しかし、一目で坂上智代と同じものだと判った。
(笑ってる…どうして?)
その死体、藤林椋は笑顔のまま死んでいた。
それは、彼女が手にしている『THE LOVERS-恋人』のカードと、月代が「許せない」岡崎朋也のためであることは月代には分かるはずもなかった。
(不気味だ…。やっぱりこの学校の生徒はおかしい人ばかりなんだ…)
そう結論付けると、近くにあった鞄を漁った。
先程の食事で食料は尽きかけていた。それに、水も飲みたかった。
(やった。水だ。それに食料も)
水も食料も一切手が付けられていなかった。
水を少しだけ飲んでから、それらを自分の鞄に詰めると、再び石の上を見た。
179 :
愚者:04/08/05 01:10 ID:7hIdY5Y2
(何のカードだろう?)
血に濡れていない山札を手にとった。見ると、タロットカードだと判った。
(これも支給品なのかな?)
一枚一枚、確認していると指がわずかに切れているのに気がついた。
不思議に思い、よく見ると片側が鋭利に研ぎ澄まされていた。
(これはいいかも。でも、切れ味はどうなんだろう?)
いくら切れるとはいえ、切れ味が判らないと困る。
(…あ!そうだ)
月代は死体のもとへ行くと、『THE FOOL-愚者』のカードをその太股に振り降ろした。
(…使い捨てってことかな)
太股は浅く切られていた。しかし、カードは折れ曲がり、再び使うことは不可能のようだった。
(これで身を守るのは難しいだろうな。…でも、何かに使えるかも。…あれ?)
今、手に持っている『THE MOON-月』には細工がされていなかった。
全てのカードをチェックすると『THE MOON-月』と『THE TOWER-塔』、それと、血に濡れたカードの一枚は細工されていないことが判った。
(…この3枚はハズレなのかな?まぁいいや)
月代は石の上にあった全てのカードを鞄に入れると、足早にそこを去った。
(『月』はハズレか…。不安だなぁ)
その意味を月代は知らない。
【085 三井寺月代 ヴィオラ(ケース入り) 青酸カリ 高枝バサミ 懐中電灯 針金
食料 水 手作り下着 初音のリボン タロットカード(残り20枚)】
【『THE LOVERS-恋人』は椋の手の中にあります】
【朝】
「お母さん、お母さんはどこっ?」
目が覚めた観鈴の第一声はそれだった。
「……晴子は、お母さんは『こんなけったいなゲーム付き合ってられっかい』って先に帰ってったよ」
自分でも、ホント嘘が下手だと思う。
何が晴子を狂わせていたのかは解らない。
だけど、それさえなかったならそんな感じの台詞を吐いてたように思えた。
本当のところはあの後、岡崎君に手伝って貰いみんなの死体を埋葬した。
スコップがなかったので包丁を代わりに使ったのだがうまい感じで地面が掘れた。
スコップで土をほぐし、落ちていた鎌で土をかく。
前の雨で洞窟の土がまだ乾いていなかったのも助かった。
包丁の刃はもうずたぼろだけど包丁自身も満足してくれるだろう。
「お母さん……が、がお……」
観鈴もこの状況と敬介の気持ちを解ったのかそれ以上何も言わなかった。
無理もない、あれだけ母親っこだった観鈴が目の前で母親を殺されたのだから……
この島には、この場所には笑顔が存在しなかった。
隣では、朋也が呆然として座っていた。
そりゃ間違いとはいえ自分で殺してしまった人の名前が放送で流され、その事実を再確認してしまったのだから。
彼の心の中がどうなっているかは想像できない。
彼の顔にも笑顔はなかった。
なに、無いなら作ればいい。
そう、僕は笑顔を取り戻す別の戦いをすると決めたのだから。
「観鈴、岡崎君」
二人を呼んで顔を上げさせる。
バックの中の手品道具はよく市販されている素人でも出来る奴の集まりだった。
つまりは、手品といっても腕はそんなにいらず道具が勝手に演じてくれるという優れものだ。
「ほらっ」
バックの中から筒を取りだし、ぱっと振って一瞬のうちに花束に換えて見せた。
「よっと」
今度はハンカチを振って一瞬で長めのスティックに換える。
そして、心ここにあらずといった表情の二人に近づき、花束は観鈴に、スティックは朋也にそれぞれ渡した。
これといって凄そうな手品は出来そうにないが、気持ちと演技でカバーしてやろうではないか。
「レディースアーンドジェントルマン、それではこれよりちょっとの間ですか不肖橘敬介のマジックショーにお付き合い下さい」
そう、前口上を述べて観客にオーバーに挨拶をした。
ぱさぱさぱさ……
挨拶の時に振った袖から万国旗がこぼれ落ちた。
「にははは……」
その滑稽さについ観鈴が笑い出した。
普通なら派手に空中を舞う万国旗が挨拶の時点で袖からこぼれ落ちたのだ。
それも、一気に大量に。
「はははは……」
そして、それにつられて朋也も笑い出した。
よし、つかみは上々。
下手ならわざとその下手さを出してみるのも悪くはない。
笑いが取り戻せるなら道化師だってなんだって演じてやるさ。
そして、バックの中の手品道具を一通り演じ終わった。
終わった頃には二人の表情も少し和らいでいるように見えた。
「――観鈴、お母さんを殺された時の憎しみと、お母さんが今までくれた優しさとどっちが大きいか?」
敬介は観鈴の目を見てそう尋ねた。
この質問がどれだけ辛いかは解っている。
だけど、今聞いておきたかった。
「にはは、もちろんお母さんの優しさの方が大き……かったよ」
我が娘は笑顔でそう答えてくれた。
あぁ、もう何で涙が溢れてくるんだろう。
笑顔を取り戻そうとしている本人が泣いてどうするんだよ。
だけど、我慢すれば我慢するほど涙は溢れてきた。
そして、それを隠すかのように観鈴を力一杯抱きしめた。
「が、がお……お父さん痛いよ」
そう言いながらも顔は笑っていた。
「観鈴、これからはお母さんの分も一緒にいてやるからな……」
そう、この笑顔の為に頑張れたんだ。
そして、この笑顔の為に頑張れるんだ!
「で、岡崎君はこの後どうするつもりだね?」
ひとしきり観鈴を抱きしめた後取り残されていた朋也に話題を振った。
「俺は――殺さなきゃいけない奴がいる」
僕には彼を止める事は出来ない。
僕が出来たのは彼の心に少しの光を灯してあげる事だけなのだから……
「――だけど、その前に親友の妹を捜そうと思う。さっきの放送で名前が出なかったってことはまだ生きているはずなんだ。俺は彼女を――芽衣を助けたいと思う」
よかった僕の出来る事もまんざら捨てたものではないらしい。
それほど笑いの力は凄かった。
「今頃知ってる人がいなくて寂しがってると思う。おっさん、芽衣も笑わせてやってくれ!」
「あぁ、もちろんだとも」
さて、今度は手品の興行の依頼が舞い込んできた。
これから忙しくなりそうだ。
そう考えただけで敬介の顔に笑みが広まっていった。
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤を注射器(3セット)メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【朋也・宗一・芳野の写真は時紀と一緒に埋葬】
【ケーキ、ショートソード、千枚通しの入ったそれぞれの荷物は洞窟内に放置】
包丁が2本ある?
光岡悟は正真正銘、練達の戦士であったし、川名みさきは友人の名を耳にして
黙っていられるような少女ではなかった。
それは結局、誰が悪い、という類の話ではなかったのだと、湯浅皐月は思う。
この場には、人を殺す鬼がいた。
ただそれだけのことなのだと、思う。
芳野祐介の命運が今まさに絶たれんとするそのとき、少女の声が場に響き渡った。
「―――待って! 光岡さん!」
その声に光岡は手を止める。
白刃は吉野の首を落とすことなく、その場に留まった。
「みさき……?」
思わず振り返る。
果たして、そこにいたのは盲目の少女。
―――莫迦な。何故、出てきた。
光岡悟の思考は、一瞬の停止を余儀なくされていた。
驚愕。疑念。焦燥。
同時に、光岡の積み重ねてきた経験が、最大音量で警告音を鳴らす。
たった今、自分が犯した致命的なミス。
足元には何がいた。
自分が最優先にすべきことは何だった。
この島で、人を殺しながらここまで生き残っているモノを相手に、自分は、
この距離で、目を離したというのか。
自分がこうして振り返り、半身をずらしているということは、つまり―――
思考が結論を出すよりも早く、光岡は芳野から飛び退く。
ほぼ同時に、左のふくらはぎを襲う激痛。
構わず、みさきを庇うようにかき抱き、押し倒す。
刹那の気の緩みを、光岡の本能は致命的な隙と判断していた。
凶弾が、或いは凶刃が己の護るべきものを貫くに充分な、致命的な一瞬。
猛省が光岡に過剰な防衛行動を取らせていた。
その行動の一つ一つが最善でも次善でもないことが、光岡から更に判断力を
奪っていた。
このいくさ場に、川名みさきがあることに恐怖していた。
殺意の応酬の只中に、この少女を置いてしまったことを自責していた。
無数に浮かぶ迷いと雑念を払うように、膝立ちのまま抜き身の刀を横薙ぎに、
後方に向けて振るう。
追撃は無し。
そのまま遠心力を利用して振り向く。
芳野祐介は既に身を起こしていた。
自由になったその左手には、使い込まれたスパナが握られていた。
芳野祐介は、嗤っていた。
左脚の痛みは引かない。
これでは歩くどころか、すぐには立ち上がることすらままならない。
が、この状況ならばまだ己が有利―――と、光岡悟は考えていた。
あの男の抱えている歩兵銃は、左手一本ではにわかに扱えまい。
迂闊に離れてくれれば、懐の銃で仕留めることもできるだろう。
近接戦であれば、如何にみさきを庇いながらとて、自分に負けはない。
たとえ、立ち上がることすらできなくとも、だ。
この腕の届く範囲に、みさきがいるならば。
守りきってみせる。
そして、この打撲の痛みはいずれ引く。
そうなれば、詰みだ。
思考をまとめて、光岡悟は必勝を確信する。
そして、光岡はやはり致命的なまでに冷静な判断力を失っていた。
芳野祐介は光岡の表情をひとつ睨むと、口の端を上げて笑みを浮かべた。
この軍人の表情、目線、挙動。
先程までとはまるで別人だ。
よほどあの少女が大切で仕方ないらしい。
だから、嗤う。
その視野の狭さを。
血が零れ落ちていく。
時間が、無い。
左手のスパナを、腰のベルトに挿したかと見えるや―――芳野が、跳んだ。
芳野には最初から、光岡と命のやりとりをするつもりなどなかった。
狙いはただ一つ。
転がる右手を、ナイフごと蹴り上げる。
だらりと伸び切った己の右腕を、空中で掴む。
そのまま速度を緩めず、駆ける先には―――黒い翼の少女。
カミュは、その手に大仰な装置を抱えたまま、棒立ちになっていた。
位置を把握され、視界に捉えられていてはその装置も意味をなさない。
光岡悟は動けなかった。
構えた日本刀が仇になり、咄嗟にデザートイーグルが抜き放てない。
川名みさきには見えなかった。
感触と、息遣いと、変転する暗い天地に翻弄されていた。
湯浅皐月は、ようやくにして状況を把握したところだった。
叫ぼうとした。それすらも間に合わない。
芳野が駆け、カミュが立ち尽くす。
―――その線上に、飛び込む影があった。
一瞬遅れて飛び退いた黒い翼の少女が、眼を見開いた。
伏見ゆかりの白い制服に、大輪の華が咲いていた。
湯浅皐月は、それを見た。
ゆかりの腹に、深々と食い込むナイフ。
それを握る手はふたつ。
芳野祐介の左手と、硬直しだらりと垂れ下がる右手。
それは、ひどく歪んだ、一個の前衛芸術品のようですらあった。
理解が、及ばない。
認識が、通じない。
ゆかりの腹にナイフを突き立てた芳野は、そのまま勢いを殺さず、左手を
ナイフに添えたまま、ゆかりの腰に手を回すように抱え込み、その背後に回る。
伏見ゆかりの小さな身体に隠れて、芳野祐介は嗤う。
「マズったな……。これじゃ、その装置は持てない」
嗤いながら、言い放つ。
その眼が見える。その左手が見える。
ゆかりの腹に咲く血色の華の中心から、その右手が垂れ下がっている。
そしてその他のすべては、伏見ゆかりに隠れていた。
ゆかりのふっくらとした桜色の唇が、空気を求めるようにゆっくりと開く。
ぱくぱくと動かされたそれはしかし、声を紡ぐこともできずに開閉を繰り返す。
意識は既に、半ばから失われているように見えた。
その手から、未来が零れ落ちていく。
その目から、思い出が崩れ落ちていく。
その傷口から、伏見ゆかりの命が流れ落ちていく。
その腕を、恋の証が飾ることもなく。
伏見ゆかりは、その生涯を終えようとしていた。
湯浅皐月は、傍らに膝立ちになる光岡が、懐から銃を取り出し構えるのを見た。
狙いは、芳野祐介。
そして、抱えられた伏見ゆかり。
「何、を―――」
光岡は芳野から視線を動かさず、早口に答える。
「この距離ならば、外さない」
それだけを口にすると、慎重に狙いを付けはじめる。
理解できない。
なぜか、立田七海の顔が、見えた気がした。
ざくろのように砕ける、ゆかりの顔。
この人は、何を言っているのだろう―――。
一方、狙われた芳野は内心で焦りを覚えていた。
銃口と光岡を交互に睨んでも、状況は好転しない。
微妙に立ち位置をずらしながら考える。
装置の奪取は諦めるにしても、この場をどうにかして切り抜けなければならない。
考えろ。考えろ。生き延びる道を。
澪と共に、公子と共に歩む未来へ続く道を見定めろ。
見渡す。片腕を失った因縁深い少女の表情が、眼に入った。
厳しく引き締められた表情に、再び歪んだ笑みが浮かぶ。
「―――サツキ、とか言ったか。伝言だ」
自分に向けられた言葉に、少女が顔色を変えた。
それが、芳野祐介の往くべき道。
芳野はあくまで嘲笑うような表情を形づくり、続ける。
「生きろ、と―――言っていたぞ、お前のトモダチは。
私の分まで生きろ、と―――。
……健気だな。
いよいよ自分がおしまいだというその瞬間まで、お前のことを考えていたんだから」
少女の顔が、蒼白になっていく。
いい調子だ。
「お前はまた生き延びられそうだな。
……親友の遺言だ、今度も守れて良かったじゃないか。
もっとも大切なお友達がまた、誰かに殺されるみたいだが、何、この島では仕方ない。
お前が気に病むことは無い―――!」
芳野の哄笑が響いた。
それが、少女の限界だった。
蒼白だった顔色が、瞬時に紅潮する。
「―――芳野ぉぉぉッ……!」
少女の手には、ぬらりと輝く一振りのナイフ。
一陣の疾風のように、駆け出す。
狙い通りだった。
慌てたのは、決定機を窺っていた光岡だった。
照星の向こうに、伏見ゆかりと芳野祐介を覆い隠すように走る、その背を捉えていた。
射線は今や、完全に失われていた。
皐月は走る。
己と芳野の間を一瞬で詰めるように。
憎むべき相手の、憎むべき眼が迫る。
一閃、ただの一閃でいい。
それで、終わる。
最後の一歩を、駆け抜ける。
右手のナイフを逆手に構え、芳野祐介の首を目掛けて―――
「―――返すぞ」
声と共に、迫ってきたのは。
お腹にナイフを生やした、たいせつな、親友の身体。
振りかざし、加速のついたナイフは止まらない。
わかる。
一瞬後に、どうなるのかがわかる。
わかって、しまう。
伏見ゆかりの、血の気の失われた表情が、迫る。
銀色の閃きが、それに、近づいていく。
逆手に構えたナイフが、振り抜かれた。
湯浅皐月の意識は、そこで途絶えている。
「……みさきさん。いろいろ、ありがとね。でも、」
表情を変えず、淡々と告げる皐月に、川名みさきは返す言葉が見つからない。
「―――どうしても、行くんだね」
青白く、頬のこけたその顔はみさきには見えなかったが、それでも皐月が
どのような状態であるかは理解できているつもりだった。
といって、否、だからこそ、止められない。
共に行かないか、とも提案した。
「……あなたのやさしさと、あたしの馬鹿さ加減が、ゆかりを殺したんだよ」
それが、返ってきた言葉。
即座に反論しようとする光岡とカミュを、みさきは静かに首を振って制止した。
どうしようもない後悔と憤り、そして無念。
それは、この場の皆が共有していた。
湯浅皐月は、たったひとりで、ただあの男を殺すために、往く。
誰の助けも、誰の邪魔も、入らない何処かで。
その決意を覆すことは、今度こそできなかった。
―――仕方ないなんて、言わせない。
あの子は、伏見ゆかりは死んでもしょうがなかったなんて、絶対に、
この世界の誰にも言わせない。
そう言い残して、皐月は歩み去っていった。
「―――人を、刺すような人は、ちょっと、嫌だな」
伏見ゆかりの言葉は、世界の誰にも届かない。
【078 伏見ゆかり 死亡】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、ハンドタオル
グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果) [左腕使用不可能]】
【098 芳野祐介 M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、
ハーバーサンプル1袋、食料2日分 [右腕、肘から先を喪失。出血中]】
【089 光岡悟 日本刀、デザートイーグル(残弾3)、マッチ、ハンドタオル、ロケット花火(×5)
[左脚に軽度の打撲]】
【028 川名みさき 白い杖、ゴム手袋、ハンドタオル】
【025 カミュ 気配を消す装置 レミントン・デリンジャー(装弾数2発 予備弾4発)】
【「新・宗一の手記」「イーグルナイフ」は光岡組に】
【朝】
【残り27人】
ほす
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ。
今回の死亡者だが、4番、アルルゥ……』
淡々と放送は流れていく。
アルルゥの名前を聞いて昔が懐かしくなった。
まだ子供だったけど、森の主を率いて共に戦った仲間。
しかし、その森の母ももういない。
どうやら、この島にいる血に飢えた獣は森の母でもお手上げのどうしようもない奴等らしい。
「はっ、弱かったから先に死んだだけですわ……」
口ではそういえても何かが心の奥で引っかかっていた。
「――私もいつの間にか甘くなっていますわね」
それは、誰の影響であったのだろうか?
護るべきものの為に戦うクーヤやベナウィか?
身を挺してまで自分を庇っていったオボロか?
血にまみれた私にでさえ笑いかけてくれた赤子か?
それとも、私が愛した人か……
「まぁいいでしょう。しかしこのキノコ、このままじゃ使い物にならないわね」
先ほど拾ったセイカクハンテンダケ。
所々痛んでいる上にこのような怪しい物を狙った人に食べさせるのは非常に困難であろう。
いや、無理と考えた方が良いかもしれない。
「……こんな物でも何かの役に立つかも知れませんものね」
そう言ってさっき出てきた家に引き返した。
あった。
カルラが探していた物。
それは、小型の袋であった。
その中にセイカクハンテンダケを入れると袋の上からキノコを揉みほぐしていった。
傘の裏、ひだの部分を重点的に……
「こんなもんかしらね……」
揉み終わると中に空気を入れ袋の口を縛った。
要は胞子爆弾だ。
まぁ、爆弾と言っても爆発する訳ではなく、中から胞子か散布されるだけの代物である。
別に爆弾として使わなくとも風上に回って袋の封を解けば立派に働いてくれるだろう。
筋一本であれだけの効果が出たのだ。
ならば、胞子をこの量浴びた物がまともでいられるとは思えない。
とはいえ、胞子でも効果があるのかは使ってみた訳ではないので保証は出来ない。
切り札ではなく、選択肢の一つとして取っておくべきか。
「さて、次はどうしましょう」
今までだってそこまで考えて動いていた訳ではないが少し考えてみた。
そういえば、腹の虫は収まったけど飲み物が補給できなかった。
勿論家の中に蛇口はあるのだがその使い方と効果をカルラが知る由もなかった。
「そう言えば少し行った所に川があったかしら……」
島をひたすら歩いている内に次第とこの島の地形は頭の中に描けてきた。
ここまで歩いてきた途中、川の音が聞こえてきた場所があった。
ならばその方向へ行けば水は手に入るはずだ。
「――あちらの方角には確か、ベナウィ達がいた方角ですわね」
彼らが移動してない保証はなかった。
だけど、目標がない以上は探してみるのも面白いと思った。
そう、彼らには貸しと借りが1つずつがあった。
大事なあるじ様の扇子。
今となっては自分にとってかけがえのないあるじ様の遺品。
このゲームで自分の所にそれがまわってきたのも何かの縁だったのだ。
「あれだけは返して貰いますわよ」
そして、ベナウィとは約束をしていた。
『その道を突き進むなら…絶対に敗北はしない』
『他の人を殺める前に、もう一度私の前に現れてください。』
結果的に後者は約束を破る形になったのだが、あれは向こうが勝手に言ってきただけに過ぎない。
そして、お預けになっていたベナウィとの勝負の行方。
それが彼らへの貸しと借りであった。
「――彼らの言っていた勝算とはどの程度のものだったのか笑いに行くのもまた一興ですわ」
そして、カルラは再び歩き出した。
【026 カルラ 自分の大刀 セイカクハンテンダケと胞子を入れた小袋 背中・肩を強打 右手首負傷、握力半分以下】
【定時放送直後】
ノシ
保守
走る。
右腕はもう、無い。
出血が酷い。
命が、流れ出していく。
痛い。
痛い。痛い。
痛い。痛い。痛い。
生き残れるのか。
腕はもう無いのに。
もう銃は撃てないのに。
こんなにも血を流してしまっているのに。
荒い息をつき、気にもたれかかる。
左手に持った、ライター。
片手では取り出すのも大仕事だった。
それは、血を流しすぎているのも理由の一つなのだろうか。
これ以上の苦痛を伴うのは嫌だ。
だが。
この血を止めるためには、やるしかないのだ。
ランタンを叩きつけ、壊す。
油を傷口に。
そして、火を。
「!!!!!!!!」
悲鳴も出ない。
今気絶したら自分はそのまま死ぬ。
死ねないから。
そんな情けない死に方だけは許されないから。
ただその思いに縋り、焼かれる痛みに耐える。
耐えられる筈が無くても、耐えなければいけない。
こうしてもがいている内に、油は少しずつ燃えていく。
少しずつ火は弱くなっていく。
そして、火が消えた。
もう、傷口はあまり、痛くない。
それは、焼いた事によって神経が死んだのか。
それとも――
それとも、自分は既に手遅れだからなのか。
多分、後者だ。
自分が死に向かっているのが、わかる。
ショック死するほどの痛みで得られたものは、僅かな時間。
全速力であの世に向かっていたものが、競歩に変わったに過ぎない。
涙が溢れた。
死ぬのが怖いからじゃない。
公子の元に帰れなくなったから。
澪を生き返らせることが出来なくなったから。
殺めた人達の死が、無駄なものになってしまうから。
ごめん。
ごめんなさい。
公子に、澪に、風子に、智代に。
自分が殺した全ての人に、詫びた。
あなた達の死を無駄にしてしまって、ごめんなさい。
泣いた。
涙を拭く。
泣きべそをかいたまま死ぬのもまた、情けない。
残された僅かな時間。
自分に何が出来るだろうか。
少しの間、考えて。
――やっぱり、自分には歌しかないのだと、わかった。
唇を湿す。
「あ、あ、あ」
自分でも驚くくらい、しっかりした声が出る。
これなら、歌える。
曲は何にしよう。
やはり、あれがいい。
愛を歌った歌。
確か、CDのタイトルは「LOVE&SPANNER」だったか。
……?
これは、いつ作った曲だろう?
覚えていない。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
自分が一番好きな曲なのだ。
歌う。
マイクも、ギターも、スタジオも無い場所で。
風と木々のざわめきだけが伴奏。
歌う。
高く、低く、弱く、強く。
最初から、歌だけ歌っていればよかったんだ。
自分のために、ただ好きな歌を歌っていればよかったんだ。
自分が出来もしないことをするから、こうなってしまった。
思考が散漫になってきた。
俺は、歌いきれるのだろうか。
ぱち ぱち
ぱち ぱち
手拍子が聞こえた。
皐月が立っていた。
皐月が手拍子を叩いてくれている。
もう少し、歌えそうだ。
復讐者の目の前で、情けなく死ぬわけにはいかない。
ぱち ぱち
ぱち ぱち
反対側には、岡崎が。
ステレオの手拍子。
悪くない。
殺人者と復讐者たちの、奇妙なライブは続く。
とどいているだろうか。
公子に、澪に、風子に、智代に。
自分が殺した人達に。
この島で死んだ、全ての人に。
聞こえているだろうか。
皐月に、岡崎に、光岡に、宗一に。
この島で生きようともがく、全ての人に。
届け!!
俺の歌! 生涯最高の歌!!
生きろ!!
ルールの無いロックのように!
この島のルールを全て壊してしまえ!!
皐月はわからなかった。
血の後を追ってきたら、芳野は歌っていた。
いや、遠くから聞こえていた。
長く伸びて、よく響く、いい声だった。
憎いはずなのに。
それなのに、手拍子をしている。
多分、あの少年も同じなのだろう。
ちらり、と見る。
ああ、俺はあんたと同じだ。
同じ、復讐者だ。
仇を目の前にして、手拍子。
滑稽だとは思わなかった。
目の前で、一人のミュージシャンが最後の命を燃やしている。
俺は、この声が、この曲が好きなのだ。
仇を討つのは、歌い終わった後でいい。
二人はわかっていた。
歌い終わったら、芳野祐介は。
――それでも、手拍子は止めない。
さあ、最後だ。
一番盛り上がるところ。
そして、これが俺の最後。
声をめいいっぱい伸ばし、自分の人生の全てを託して、最後の一節を歌う。
そして、大きな余韻を残し――
――声が、途絶えた。
【098 芳野祐介 死亡】
【M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用) 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、
ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、ハンドタオル
グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果) [左腕使用不可能]】
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル
リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【残り26人】
>>202-209は、投稿に6分もかけた長文のわりに
おもしろくないのでNGとなりました。
ほしゅ
hosyu
この島では参加者それぞれが武器を支給された。
ある者は乾いた音を発する銃を、ある者は鈍い輝きを放つナイフを、そしてある者は情報を得る為の道具を。
しかしこの状況を乗り切る為に必要なのはそのどれでもない。
麻生明日菜がこの状況を乗り切る為に必要なものは、命を奪う為の銃弾ではなく今まで培ってきた知恵。
それは麻生明日菜がこの島で生き残ってきた武器。
麻生明日菜が一番頼りにしている武器だ。
……負けるはずがないし、負ける訳にはいかない。
明日菜は早苗の言葉に対して沈黙していた。
その様子をベナウィとクーヤが見守っている。
(ふふ……)
しかしこの状況に置いてなお明日菜は冷静だった。
ベナウィとクーヤが何を思って考えているか手に取るように分かる。
まだ致命傷ではない。
この2人はまだ味方に付ける事が出来る。
明日菜はゆっくりと溜め息をついた。
「早苗さん…」
3人の体が硬直するのが見て取れた。
(これが推理ドラマなら「お見事だ、探偵さん」とでも言うんでしょうけどね……)
現実にはそんな犯罪者が稀有な存在、むしろ皆無と言ってもいい。
「いや〜、びっくりしましたよ。中々おもしろい台本ですね!」
明日菜はけろっと言い放った。
「こうやって犯罪者にカマをかけて自白を誘導する台本なんですね。確かにこれなら目撃証言がなくても大丈夫ですね!」
明日菜への疑惑の根拠は早苗の推論のみ。
証拠などないのだ、恐れず気にしないような態度を取ればいい。
確証がない、それだけで少なくともベナウィは明日菜に危害を加えない。
この中で明日菜を殺せる武器を持っているのはベナウィだけ。
そのベナウィさえ味方に付ければこの窮地は抜け出せる。
「特徴を覚えすぎと言われればそうかもしれませんけれど。
私達はあの男と一時間以上は行動していましたし、それに私は記憶力はいい方なんですよ」
微笑しながら話す明日菜の様子には見た目の動揺は全くなく。
今まで雰囲気全てを冗談の一言で吹き飛ばしてしまえるような、そんな魔法じみた力を秘めていた。
事実、先程まで確信に近い感情を抱いていた早苗もその雰囲気に圧倒され始めている。
明日菜は晴子を殺した。
それはほぼ間違いないだろう。
しかし明日菜の言う通り早苗の話は推測で、物的な証拠は何一つ存在しないのだ。
(何か…何かないでしょうか)
必死になって思い浮かべてみるも最初からそんなものがあれば苦労はしない。
明日菜は心の中で薄ら笑いを浮かべていた。
麻生明日菜はこの島に来て最大の窮地を乗り切ったのだ。
「アスナ……」
不意にそれまで口を噤んでいたクーヤが口を開いた。
先程の言動が示す通り、この小娘はすっかり明日菜の言葉を信じ込んでいる。
続く言葉には慰めの言葉でも吐くのだろう。
すっかり明日菜に騙されているとも知らずに。
「クーヤさん、いいんですよ。大切な人を失ってつらいのはお互い様なんですから」
……待て、自分は何か重要な事を見落としてはいないか。
何かそれはとても重要なパーツで。
それがないだけで自分を守る演技の鎧が剥がれ落ちて無防備になってしまうような…、そんな感覚。
「そなたは……大切な人、木田の死が悲しくはないのだな。そなたはまるで…放送を聞く前から木田の死を知っていたようだ」
ベナウィと早苗の脳裏に先程の放送の最後の言葉がリフレインする。
『優勝は、諸君の望みは目の前にある』
木田時紀を失った明日菜の望み……そしてその障害となる者、晴子と晴子の探し人。
推察は証拠に変わり、疑惑は確信に変わる。
麻生明日菜は己の犯したミスを知った。
「アスナ! 待て!」
2人が明日菜の方を向く前に駆け出す。
こんなはずじゃ……!よりにもよって一番騙しやすそうなあの小娘に……クーヤに見破られた。
そのショックは大きかった。
警戒された以上、3人を仕留める事ももはや不可能。
後ろから3人の足音が聞こえる。
「信じたくねエガ……リサが…」
「オボロさんも……」
地獄に仏とはこの事か。
明日菜は声の方向に駆け出す。
武器を持っていればボディガードくらいにはなるだろうし、そうでなければ盾くらいにはなるだろう。
今度こそ失敗は許されない。
麻生明日菜に……失敗すれば次はない。
「助けて! 追われてるの!」
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)】
【010 エディ 盗聴器 尖った木の枝数本 ワルサーPP/PPK(残弾4発) タオルケット、
ビスケット1箱 ペットボトルのジュース×2 婦人用下着1セット トートバッグ】
【072 広瀬真希 スコップ】
【33番 クーヤ 所持品:ハクオロの鉄扇、サランラップ(残り25m)、短刀】
【80番 古河早苗 所持品:トゥスクル製解毒剤、カッター】
【82番 ベナウィ 所持品:槍、水筒(空)、ワイヤータイプのカーテンレール(3m×2)】
「―――お、れは……那須、宗一か……エディ、ってやつを……捜してる……」
その邦博の言葉にすばるは反応した。
「あの、何の御用ですの?」
桜井あさひのように復讐が目的かもしれないので、すばるは用件を先に聞いた。
「―――リサからの、伝言…いや、遺言が、ある…」
100番、リサ=ヴィクセン。
彼女は宗一と同じく凄腕のエージェントらしいが、すばるは放送で名前が呼ばれてしまったのを聞いていた。
邦博が嘘は言ってるふうには見えないので、すばるは宗一のことを伝える。
「宗一さんはちょっと前までここにいて、エディさんを探しに行ったりしましたの。それで、次の放送の時に戻ってきますの」
「―――そう、か、ここにいれば、会えるんだな……」
「はいですの。よければ伝言を受け付けますの」
「―――いや……戻って、くるなら……俺が、伝える……」
邦博はせめて彼女の遺志だけは、自分で直接伝えたかった。
「わかりましたの。じゃあ、詳しい話は後で聞きますから、今はゆっくりと休んでほしいですの」
「―――ああ。すまないな…」
そういって邦博は眠りに落ちた。
邦博が眠った後、すばるはウルトリィに邦博と話していたことを伝えた。
「そうですか、リサさんが……それと、放送があったのですね」
ウルトリィには今回の放送は聞こえておらず、すばるはウルトリィに放送のことをまだ伝えていなかった。
「どなたが亡くなったのか、教えてくれませんか」
「わかりましたの…」
すばるは放送での死亡者を書いておいたスケブの一枚をウルトリィに差し出した。
ウルトリィはオボロや美佐江の死は前もって知らされていたが、アルルゥも死んでしまったことを知った。
(――この島では、何度悲しいことを経験すればいいのでしょうか…)
ウルトリィは悲しそうに目を瞑る。
(――みなさん、どうかご無事で…)
ウルトリィは完全な静寂の中で、静かに宗一たちの無事を祈った。
(――今回もたくさんの人が亡くなってしまいましたの…)
すばるは祈っているウルトリィの姿を見ながらそう思う。
今回の放送で呼ばれた死者の中にも、知り合いやまだ見ぬウルトリィたちの仲間の名前が入っていた。
(ウルトさん…)
彼女は今、何を思っているのだろうか。
(オボロさん。美佐江さん…)
彼らの死は知っていたが、放送でその名を告げられて、やはり本当だと思い知らされる。
そして。
(猪名川、由宇さん……)
ウルトリィが目を開けると、目の前にいたはずのすばるの姿が消えていた。
どこに行ったのだろうと思う前に、すばるがウルトリィの背中にそっと抱きついてきた。
「―――すばるさん?」
ウルトリィは少し驚いたが、すぐにすばるだとわかり、静かに尋ねる。
『なんとなく、こうしたくなっただけですの』
すばるはスケブでウルトリィにそう伝える。
「そうですか…」
ウルトリィは特に何もせずに、すばるもそのまま動かなかった。
「――由宇さんも、亡くなってしまいましたの」
不意にすばるがそう呟いた。
しかし、ウルトリィには聞こえていない。
「由宇さんは、いろんな意味でとても強い人でしたの」
それにもかまわず、すばるは言葉を続ける。
「あたしは由宇さんに漫画の事とかを教えてもらったり、いっぱい、いっぱい、お世話になりましたの」
「――でも、そのお世話になった恩返しもできない間に亡くなってしまいましたの…」
すばるは悲しそうに言う。だがウルトリィには聞こえない。
「――こみパで知り合ったみんなも。ここで知り合ったみんなも。この島にいるほかの人も。ここでどんどん亡くなっていますの…」
すばるは泣きそうになる。だがウルトリイには見えない。
「――でも、悲しんでいるばかりじゃだめですの!」
悲しみを抑え、すばるが言う。
「このゲームをやめさせないと、悲しいことはまだまだ続いてしまいますの」
そして、スケブに言葉を書き始める。と、同時に同じことを口でも言う。
『ゲームが始まってから今日で3日目ですの』
今までのことを思いながら、すばるが言う。
『ウルトさんとは始めのうちに会ってからずっといっしょですの〜』
すばるが今までより少し強く抱きつく。
「ええ、そうですね。すばるさんと会えてよかったですわ」
ウルトリィがスケブに書かれた言葉に返事する。
『すばるもウルトさんと会えてよかったですの〜』
すばるはえへへと笑い、続ける。
『ウルトさんと会ったころは、仲間を探すしかことしかできませんでしたの。でも、今は仲間も増えて希望も見えてきましたの!』
『このゲームで亡くなった人たちのためにも、悪い人たちをドカーンとやっつけて、このゲームを終わらせますの!』
すばるは背後に炎が見えるぐらい力強く言った。
「ええ。オボロ様たちもきっと見守ってくれていますよ」
『はいですの!――あ、そうですの』
ウルトリィがそう答えると、すばるは何かを思いついたようにウルトリィから離れ、スケブに何かを描き始めた。
「できましたの〜」
そう時間も経たないうちに、すばるは何かを描き終え、ウルトリィに見せた。
そこには似顔絵が3枚あり、そのうち2枚はウルトリィも見知っている人物だった。
「これは…オボロ様と――」
ウルトリィが答える前にすばるが答える。
『そう、オボロさんと美佐江さんですの。オボロさんは一度描いたのでバージョン2ですの』
言葉のとおり、スケブにはオボロと美佐江の似顔絵が描かれていた。
ちなみにこの絵たちはちゃんとそっくりである。
そして、もう一枚の似顔絵はメガネをかけた少女で、横に『根性、根性、ど根性。』と書かれていた。
『この人が猪名川由宇さんですの』
(ああ、この人が――)
彼女から話には聞いていて、今回の放送で亡くなった。すばるの仲間。
『由宇さんには漫画は魂で描くということを教わりましたの』
「魂?」
ウルトリィが聞き返す。
『そうですの。いい漫画を描くには魂が必要ですの』
すばるが説明する。
『だから、すばるが魂で描いたこのみなさんの絵には、きっとみなさんの魂がこもりますの!』
すばるは似顔絵を掲げながら言う。
『なので、みんな亡くなってもきっと近くにいますの。『オボロ様がみてる』ですの!』
「ええ、きっとそうですね」
ウルトリィは3人の似顔絵を見ながらそう答える。
確かにどの絵もとても生き生きとしている。
(由宇さん。どうかすばるさんを見守っていてくださいね)
ウルトリィは由宇の似顔絵にそう祈った。
『ウルトさんの絵はまだ描いてないので、後でミコトちゃんと一緒にいる絵が描きたいですの〜』
しばらくした後、すばるはウルトリィにそう言った。
『でもそのためには、もっと大きなスケブやペンが必要ですの…』
今あるスケブの残りはあまり多くなく、ペンも1本だけでは心もとなかった。
『どこかにあるといいんですけれど…あと、できれば、ウルトさんにすばるの似顔絵を描いてもらいたいですの』
すばるはウルトリィにそんなお願いをした。
「でも、私は絵の心得はあまり…」
『上手い下手じゃないですの。すばるはウルトさんに描いてもらいたいんですの〜』
すばるは真剣に言う。
「――わかりました。不慣れながら描かせていただきます」
『ありがとうございますの〜。でも今は危険ですし、ウルトさんは子守りや看病で疲れてますの。今はウルトさんには休んで欲しいですの』
「でも――」
『すばるは大丈夫ですの。ここはお任せくださいですの』
すばるが元気よく言う。
「――はい。では、お願いしますね」
『お願いされましたの〜』
ウルトリィは微笑んで言い、すばるも同じように答えた。
そしてウルトリィは横になり、すばるは
「この人の似顔絵も描いちゃいますの〜」
と、寝ている邦博に目をつけた。
「うーん。なんか額に肉の字が似合いそうな人ですの」
そういって、すばるは周囲に気を配りながらも、邦博の寝顔を描き始めた。
【001 浅見邦博 身体能力増強剤(効果30秒 激しいリバウンド 2回使うと死ぬらしい)パソコン、
レーダー(25mまで) フィルスソード(光の矢制限7回、シャインクルス制限残り3回)】
【086 御影すばる 所持品:新・宗一の手記 トンファー、グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果)、
小スケブ、ペン、似顔絵(うたわれキャラのもの。さらに増殖中)、あさひのサイン】
【009 ウルトリィ 状態:聴覚麻痺 所持品:ユズハの服、ハクオロ?の似顔絵、毛布2枚(船内にも何枚か有り)
ミコト、キーホルダー、食料5日分 ペットボトルのジュース】
ほしゅ
敗戦記念保守
保守します
ほ
し
ゅ
実況スレでの採決により
陰形、A Day No Pigs Would Die、世界の中心で歌を謡うのNGが決まりました
少なくとも半数以上の人がNGと判断した為ルールの大多数が問題ありと表明した作品を適用させて貰います
詳しくは実況スレをご覧下さい
232 :
名無しさんだよもん:04/08/14 16:25 ID:gvDKshXJ
233 :
名無しさんだよもん:04/08/14 16:39 ID:ftMCs2Ps
陰形なんて作品ないけど。
保守
・・・・うぐぅ
捕手
補修
実況スレでの採決により、このスレの継続は否決されました。
少なくとも半数以上の方々がNGと判断した為、ルールの大多数が問題ありと表明した場合を適用させて頂きます。
今後、このスレへの保守、作品投下はご遠慮ください。
詳しく知りたい方は実況スレをご覧下さい。
保守
保守
保守
保守?
保守
保守
保守
夜が明けた。あれから泥のように眠り続けたあかりと芽衣が目を覚ましたのは日がすっかりと昇ってからだった。
「ごめんなさい! 寝すぎちゃった」
寝室から飛び出してきたあかりが慌てた様子だった。それを見て、亮はタオルをバケツに汲んできた水に浸した。
「別にいい。春原はまだ寝てるのか?」
「ううん。今起きたところ……ちょっと寝ぼけてるみたいだけど」
それを聞きながら、バケツを持ち上げてあかりに差し出した。
「ほら」
突然の亮の行動に、あかりは首をかしげる。
「風呂、入ってないだろう?」
「松浦さん……」
バケツを受け取り、亮の心遣いに、ジン、とくる。
「ありがとう!」
満面の笑みを浮かべて寝室に引き返していった。
「はぁ……」
一息つく。隣の部屋からあかりと芽衣の声が漏れてくる。その声を聞きつつ、修二のエゴのレプリカを手に取る。
「……」
ギアを強く握り締める。バッテリーは十分すぎるほど蓄えた。しばらくは、充電の心配は無いだろう。
「……」
去来する様々な物を心に封じ込め、ギアを鞄にしまいこむ。自分の身支度はとっくに出来ていた。
「春原、神岸。支度が終わったら出発するぞ」
隣の部屋から二人の楽しそうな返事が聞こえてくる。それを聞いて、床に座り込んで考えをめぐらせる。
「とりあえずは……」
まずはアビスボートに二人を送り届ける。アビスボートは反撃の拠点であり、安全な場所らしい。さらに、芽衣の知り合いもそこに居るとのこと。
「そして……」
道中は危険も多いから、アビスボートまでは俺が送っていかなければならないだろう。だが、送り届けたら二人とはそこでお別れだ。
自分はPKになる。情報交換で得た、数々の危険人物。自分は、それを倒す。ゲームに乗り、人を殺し、生き残ろうとする者たち。自分はそれを狩る。
「やれるのか?」
思わず口に出た自問自答。本当に、自分は進んで人を殺せるのか? 先手を取り、有無を言わさず人を殺すことが出来るのか。
「…くっ!」
心が揺れるが、迷うな、と自分を叱責する。出来るか、じゃない。やらなくてはならないのだ。どこかの誰かのために。修二ならきっと、そうした。その意思を継ぐために、自分はギアを撃つ。
「やって、みせる」
迷いは振り払った。きっと、自分は撃てる。殺せる。例え、あかりや芽衣に恐れられ、疑われ、帰る場所を失おうとも、出来る。もう、迷わない。
「きゃっ! ちょっと芽衣ちゃん……変なところ触らないで」
「えー、だってあかりさん。すごい綺麗な体してるから……」
「そんなこと言いながら胸を揉まないでー!」
唐突に、隣の部屋から黄色い声が漏れてきた。反射的に視線を寝室との間にさえぎられた扉に向ける。
「……」
先ほどとは、全く違う心の揺れを、必死で振り払った。
「準備は出来たか?」
「「はい」」
亮の問いかけに二人同時に返事をする。
あれから、なんだかんだで時間を食い、日が高くなりつつあった。
「取り合えず、アビスボートに向かう。それでいいな?」
「「はい」」
再び二人同時に返事をする。その返事に心がちくりと痛んだ。アビスボートでお別れ、と言うことは当然伏せてある。結局、どう言うか考えているうちに出発の時間になってしまった。
「じゃあ、行くぞ」
そう言って、踵を返すと二人もついてくる。扉を開けた。外は、すっかり日が高くなりつつあった。
「ふぁ…」
芽衣がまぶしさに目が眩んだのか、思わず声を漏らした。亮は空を見上げる。
いい天気だ。自分の決意を歓迎してくれているような気がした。いや、そう思い込んだ。迷いなど…ない。
【084 松浦亮 修二のエゴのレプリカ(バッテリー満タン)】
【024 神岸あかり 所持品 無し】
【047 春原芽衣 きよみの銃の予備弾丸6発 筆記用具(情報交換で得られたことが追記)
黒うさぎの絵皿 木彫りの熊 水風船2コ 予備食料の缶詰が残り2つ】
【取り合えずアビスボートへ向かう。亮は、二人を送り届けた後PKとして単独で行動開始の予定】
【定時放送前】
保守
保守
保守
お前ら保守し過ぎ。
253 :
名無しさんだよもん:04/08/19 21:14 ID:okTCorMG
粗大ゴミage
保守
255 :
名無しさんだよもん:04/08/20 05:35 ID:TAsFP++n
しね、ばーか
夏だな・・・。
257 :
名無しさんだよもん:04/08/20 10:18 ID:+b8xsow5
上げ保守
(゚听)イラネ
ageてやったぞ。
続き書け。
260 :
名無しさんだよもん:04/08/20 23:19 ID:an6qSG3M
夜が明けた。あれから泥のように眠り続けたあかりと芽衣が目を覚ましたのは日がすっかりと昇ってからだった。
「ごめ! 寝すぎちゃった」
寝室から飛び出してきたあかりが慌てた様子だった。それを見て、亮はタオルをオケツに汲んできた水に浸した。
「別にいい。春原はまだ寝てるのか?」
「ううん。今起きたところ……ちょっと寝ぼけてるみたいだけど」
それを聞きながら、オケツを持ち上げてあかりに差し出した。
「ほら」
突然の亮の行動に、あかりは首をかしげる。
「風呂、入ってないだろう?」
「松浦さん……」
オケツを受け取り、亮の心遣いに、ジン、とくる。
「ありがとう!」
満面の笑みを浮かべて寝室に引き返していった。
「はぁ……」
一息つく。隣の部屋からあかりと芽衣の声が漏れてくる。その声を聞きつつ、修二のエゴのレプリカを手に取る。
「……」
息子を強く握り締める。バッテリーは十分すぎるほど蓄えた。しばらくは、充電の心配は無いだろう。
「……」
去来する様々な物を心に封じ込め、息子をしまいこむ。自分の身支度はとっくに出来ていた。
「春原、神岸。支度が終わったら出発するぞ」
隣の部屋から二人の楽しそうな返事が聞こえてくる。それを聞いて、床に座り込んで考えをめぐらせる。
「とりあえずは……」
まずはアビスゲートに二人を送り届ける。アビスゲートは反撃の拠点であり、安全な場所らしい。さらに、芽衣の知り合いもそこに居るとのこと。
「そして……」
道中は危険も多いから、アビスゲートまでは俺が送っていかなければならないだろう。だが、送り届けたら二人とはそこでお別れだ。
自分はPKになる。情報交換で得た、数々の危険人物。自分は、それを倒す。ゲームに乗り、人を殺し、生き残ろうとする者たち。自分はそれを狩る。
「やれるのか?」
思わず口に出た自問自答。本当に、自分は進んで人を殺せるのか? 先手を取り、有無を言わさず人を殺すことが出来るのか。
261 :
名無しさんだよもん:04/08/21 05:09 ID:lWm355rp
>>260 タイトルがないのが気に入らないが、とにかくGJ!
>261
氏ね
263 :
名無しさんだよもん:04/08/21 08:20 ID:MFryJB7l
>>260に注目
265 :
名無しさんだよもん:04/08/23 01:14 ID:F5Qw/2t7
「…くっ!」
心が揺れるが、迷うな、と自分を叱責する。ツモるか、じゃない。ツモらなくてはならないのだ。どこかの誰かのために。修二ならきっと、そうした。その意思を継ぐために、自分は麻雀を打つ。
「やって、みせる」
迷いは振り払った。きっと、自分は打てる。ツモれる。例え、あかりや芽衣に振り込み、アガられ、帰る場所を失おうとも、出来る。もう、迷わない。
「きゃっ! ちょっと芽衣ちゃん……変なところ切らないで」
「えー、だってあかりさん。すごい手が早そうだから……」
「そんなこと言いながらドラ泣かないでー!」
唐突に、隣の席から黄色い声が漏れてきた。反射的に視線を対面と隣の席に向ける。
「……」
先ほどとは、全く違う心の揺れを、必死で振り払った。
【084 松浦亮 純チャン三色テンパイ(バッテリー満タン)】
【024 神岸あかり 中のみテンパイ】
【047 春原芽衣 タンヤオドラ3テンパイ 筆記用具(情報交換で得られたことが追記)
黒うさぎの絵皿 木彫りの熊 水風船2コ 予備食料の缶詰が残り2つ】
【取り合えずアガリへ向かう。亮は、二人に勝った後玄人として単独で行動開始の予定】
【定時放送前】
266 :
雑草の園を越えて:04/08/23 01:30 ID:ayJnBWGz
「はぁっはぁっ、待ってください、お姉さま・・・」
「何をしているの、祐巳。ゆっくりはしていられなくてよ」
お姉さまは凛とした声で私を急かすけど、ちょっとは休ませてよね、って思う。
なにしろ、昨日から走り続けて、今だって息も切れ切れなんだから。
かわいい妹に対する仕打ちとしては、ちょっと酷いんじゃない?
でも、こんな状況では、そんな泣き言も言っていられないのだ。
「どこに白薔薇の追っ手が待ち受けているか、気が抜けないのよ。」
「わ、判っています、お姉さま」
「そう。なら、走れるわね?」
お姉さまだって走り詰めのはずなのに、そのお姿は、相変わらず優雅そのもの。
こんな状況でも諦めないお姉さまって、やっぱりカッコイイ。
「はいっ!」
元気良く挨拶をして、私は顔を上げた。
がんばらなくちゃ。私だって、紅薔薇のつぼみ。へこたれてはいられない。
同じつぼみの由乃さんは、今頃どうしてるだろう。
「行くわよ、祐巳」
「は、はいっ」
祥子さまが、険しい森の中を、さっそうと駆けていく。
なぎ倒されていく雑草の向こう側に、やがて開けた場所が見えてきて。
「祐巳、湖よ。もう少しだけ頑張るのよ、祐巳」
でも、そこにはもう先客がいて。
「!」
それは、とても意外な人物で。
今、一番会いたくない人だった。
「日光、月光・・・」
「花寺の男の人たち…」
ああ、私たち、これからどうなってしまうのだろう。
【時刻は午後5時】
【祥子は濡れタオル所持】
【祐巳の首にはロザリオがかかっている】
うはwwwwwwwwおkwwwwwwwwwww
268 :
名無しさんだよもん:04/08/23 05:04 ID:N/AVBORR
それがどういう路線なのかちゃんと説明してみろ
hosu-
ずぎゃん
【全員死亡】
【ついでに書き手も全員死亡】
【そして平和が訪れた】
【葉鍵ロワイアルII・完】
やっと終わったか、今まで乙でした。
感動した
↓スタッフロール
主犯:青柴
実行犯:魁
スパイラル:久弥
援護:無尽君
285 :
名無しさんだよもん:04/08/28 19:06 ID:zM2HMEba
保守
いや、スタッフロールだし
今までこの糞スレを保守してた人だろう
───時は少し遡る。
「さてット……セミマルの旦那はボートはあっちだって言ってたナ」
住宅街の外れ。広大な森の手前たるその場所で、南の空を見上げながらエディが呟く。
視線の先は未だ星々が僅かに瞬いているが、東の空は既に幾分か白んできている。
「……それはいいんだけど、まさかここを真っ直進するの?」
エディの呟きに、真希がそう疑問をぶつける。
エディ等の情報交換の場には居なかった彼女だが、その辺の重要な情報はきちんと後で聞いていた。
自分達の知る、或いは知らぬ殺人者達の事。
アビスボートの事や、そこに居るまだ見ぬ仲間達の事。
勿論そのアビスボートの大まかな位置も聞いていた。
ただ、真希は思う。
住宅街の外れから森沿いに、それか海岸沿いに南下すればいいんじゃない?───と。
何もこの辛気くさい森を突っ切らなくてもいいんじゃない?───と。
だが、そんな真希の心中など知ってか知らずか、
「アア。ストレートに行くゼ」
なんてエディは言ってのけた。
「何で!?まだ暗いのにこんな森の中を進むなんて危険じゃないの?
いつゲームに乗った奴に狙われるか……」
「それはその“乗った奴”の方が解ってるだろうケドな」
「えっ……?」
小さく憤る真希の反論を、エディは努めて冷静に言葉を返してそれを遮る。
「今ぐらいまでゲームに乗って生き残ってる連中ハ、どういう時、どういう場所なら「人を殺し易い」か理解してるハズだ。つまり逆に言ヤァ、ソーユー奴等は「危険で狙われ易い場所」なんざ彷徨かネェって事ダ」
世界一のナビとしての経験からくるのだろう、その充分な説得力を持った語りに、真希はぐうの音も出ずにエディの言葉を聞き続ける。
「オマケに言ヤァ、お天道様が昇りかけてる今、寧ろこんな障害物の無ェ所を移動する方が危険ってもんだゼ」
そこまで言われて真希ははっとなり、漸く言葉を返す。
「それに森の中でも、陽が昇れば“乗った奴”に気付かないって事はあんまりないし、
逆に“乗った奴”に気付かれても逃げ隠れし易い、って事ね」
「オゥ!飲み込みが良くて助かるネェ」
エディがウシャシャ、と独特な声を漏らして破顔した。
見る者の気分を明るくする、陽気な笑顔だった。
「嬢チャン。咽は渇いてるカ?」
「えっ?ああ…うん。ちょっとだけ…ってうわっ!」
真希がそう言うや否や、彼女の手元に紅茶のペットボトルが飛来する。
「水が多いに越した事はネェからナ。ソレに水詰めてくゼ」
言われて、真希は理解する。
(要するに飲んどけって事ね)
キャップを開け、中の液体をラッパ飲みしながら、既に進路を変えているエディに追従しようとし───
『生き残っている諸君、聞こえるかね? 四回目の定時放送の時間だ──』。
その声が島中に響き、二人は暫くその場を動けなかった。
───時を少し進め、西。
「申し訳有りません。クーヤ皇」
「謝る事ではない。気にするな」
ベナウィ達は逃げ出した明日菜を追い、森の中を進んでいた。
明日菜が逃げ出した瞬間こそ駆け出したベナウィだったが、すぐにハッと我に返ったようにクーヤ達のもとへ引き返した。
(何をしてるんですか、私は……!)
気が急いていた。
麻生明日菜が危険人物だという事は、既にこの場の全員が認識していたが、その危険を封じようとするあまり、別種の危険にクーヤ達を晒そうとしていた事にベナウィは後悔を覚えた。
危険人物は明日菜一人ではないのに、一瞬だけその事が頭から抜け落ちていた。
ましてや、クーヤはまだ早苗の自殺を止めた時に負った傷が癒えてないのだから、気遣わなければならなかったのに。
勿論、その早苗も同様だ。
彼女等は、ベナウィにとって護らなければならない存在だった。
ハクオロや秋生の遺志を受け継いだのだから。
結局、一行はクーヤ達のペースに併せて明日菜を追った。
幸いと言うべきか、明日菜も肩の負傷の為に全力で走れずにいる様子で、彼女を見失う事は無かった。
そうして暫く追い続けた後、突然視界の先の明日菜が叫んだ。
───同時刻。少し東。
麻生明日菜は森を駆けていた。
心中に渦巻くは激しい後悔。
そして僅かな──しかし深い死への恐怖。
仮にこの後、これまでの事の全てが露呈したとして、ベナウィ達が自分を殺すだろうとは明日菜は思っていない。
彼女の知らない世界で“戦”を経験したであろう彼等だが、それでも「甘い」という事が既に判りきっていたからだ。
早苗など論外だ。甘すぎる。
とは言え、ここで捕まってしまえば二度と明日菜に自由な行動は取れないだろう。
昨日ベナウィ達に捕らえられていたカルラと同じ様にワイヤーで縛されるのは明白だった。
そうなった場合、最悪、銃を持ったマーダーなどと遭遇してしまった場合、ベナウィ達が明日菜を守りきれない可能性が出てくる。
死。
それだけは避けねばならない事象だった。
何としても生き延びならなければならなかった。
何としてもこのゲームに優勝しなければならなかった。
「信じられねエガ……リサが…」
「オボロさんも……」
だから、草木に遮られた方向から──自分が渡って来た川の対岸から僅かにその声が聞こえてきた時、明日菜はありったけの願いと祈りを込めて叫んだ。
───同時刻。更に東。
「………」
「………」
エディ達の足取りは重かった。
放送が告げた事実。それは二人の心に暗い陰を落としていた。
二人のよく知る、或いは知らぬ者達の死。その数二十。
「……エディさんも、半分飲みます?」
「……アア」
真希が半分まで飲んだ紅茶のペットボトルのキャップを締め、エディに投げ渡す。
エディは楽々左手でそれをキャッチすると、真希と同じ様にラッパ飲みの体勢になり、一気に紅茶を飲み干すした。
(……イシハラとカミオハルコは、ゲームに乗った奴だったナ)
進行を再開しながら、エディは思った。
支給品の盗聴器で、或いは蝉丸から聞いた情報でそれは知っていた事柄だった。
だが、その二人もこの世を去った。
(ケドまだ乗った奴は結構居らァナ……にしても……)
そうこう考えているうちに、二人は川辺へと到着した。
良く澄んでいる、流れも緩く、幾分浅い川だった。
「信じられねエガ……リサが…」
思考の続きが、口を突いて出た。
「オボロさんも……」
続くように、真希も無念さを噛み殺しながらそう漏らす。
そして、エディが空になったペットボトルに川の水を汲もうとした時、
「助けて! 追われてるの!」
その叫び声と共に、川の対岸の草木の向こうから、麻生明日菜が姿を現した。
(今の声ハ……!)
そしてその叫び声は、エディにとって非常に聞き覚えのある声質だった。
バックの中の盗聴器を介して。
明日菜はエディの思考には気付かずに、ざぶざぶと川を渡り始める。
直後、少し遅れてその背後から、彼女を追っていたベナウィ達も姿を現した。
───そして、今に至る。
【10番 エディ 所持品:ワルサーPP/PPK(残弾4)、尖った木の枝数本、盗聴器、タオルケット、ビスケット1箱、ペットボトルのジュース(無果汁微炭酸、空のペットボトル、婦人用下着1セット、トートバック】
【72番 広瀬真希 所持品:スコップ】
【33番 クーヤ 所持品:ハクオロの鉄扇、短刀、サランラップ(残り25m)】
【80番 古河早苗 所持品:カッター、トゥスクル製解毒剤】
【82番 ベナウィ 所持品:槍、ワイヤータイプのカーテンレール(3m×2)、水筒(空)】
【02番 麻生明日菜 所持品:南部十四年式(残弾3) 状態:左肩負傷(応急処置済)】
【時刻:三日目午前】
とんでもないミスを発見……○| ̄|_
>>290の最初に以下の部分を追加してください。
───そしてほんの数分前。
「もうすっかり明るくなってきたわね……」
「アア。まだ油断はできねェガ、この分なら割と楽にボートまで着けそうダナ」
陽が昇り、木漏れ日の差す森の中を、エディと真希は進んでいた。
先導するのはエディ。
ワルサーを右手に構えたまま、陽光や樹木の苔などを参考に、誤り無く南下していた。
と、不意にエディの足が止まった。
「どうしたの?」
後ろに続いていた真希が問う。
「……川ダ」
「川?」
端的なエディの言葉に、それでもその意味を理解した真希は、耳を澄ます。
すぐに微かなせせらぎが聞こえてきた。
「あ、本当。でもどっち」
「アッチだナ」
言って、エディは右──つまり西を向き指を差した。
「ちょっと寄り道になっちゃうわね……どうするの?」
真希の問い掛けにエディは暫し考え込むと、バッグの中からペットボトルのジュースを取り出して一瞥した。
一本は無果汁の微炭酸飲料。
もう一本はジュースと言うより紅茶。
(どっちもベビィにャ勧められねぇナァ……)
保守
ho
298 :
名無しさんだよもん:04/09/10 17:57:31 ID:xSukffUi
ho
「何!?バグだと?」
「はっ」
「これ以上のシミュレーションは不可能か。やむをえん。」
シミュレーションは終了した。
【完】
300 :
風の吹く森:04/09/13 12:05:25 ID:af2vtkB2
歌声が止む。
森が静けさを取り戻す。
木洩れ日の中で、木々の合間を吹き抜ける風を感じながら、
岡崎朋也はじっと座り込んで、ひとつの亡骸を見詰めていた。
名も知らぬ少女もまた、そうしていた。
森の静寂を破るようにして足音が聴こえてきても、二人は微動だにしない。
その足音ははっきりと近づいてきていたが、朋也と少女が反応を示すことはなかった。
やがて姿を現した足音の主は一直線に朋也の背に駆け寄ると、声を掛ける。
「―――岡崎、君……っ」
「…………っ、…………っ」
乱れた息を必死に整えようとしながら、橘敬介が立っていた。
青い顔をした神尾観鈴が、その裾にすがりつくようにして荒い息をついている。
「いきなり、走り出したりして……!
僕は、ともかく……っ、観鈴はまだ、ムリができる体調じゃ、ないんだぞ……っ!
いったい、何がどうしたって―――」
言葉が途切れる。
視線の先には、樹にもたれるようにして座り込む影があった。
血に塗れたその影は、ぴくりとも動かない。
「……もしかして、それが、君の探していた……、その……」
言いよどむ敬介に、朋也は振り向きもせず短く応える。
「ああ」
僅かな逡巡も見せず、朋也は言い切った。
301 :
風の吹く森:04/09/13 12:07:03 ID:af2vtkB2
「―――ああ、芳野祐介。俺が、この手で殺さなきゃいけなかった男だ」
そうか、とだけ呟いて、敬介は朋也の背から視線を逸らす。
状況から見て、どこかで致命傷を受けた芳野という男が、ここで息絶えたのだろう。
ならば、かける言葉は見つからなかった。
少し離れた場所に座っている少女にしても、朋也と同じ雰囲気を背負っていた。
自分たちが駆けつける前から朋也と共にそうしていたというのならば、
とりあえずは危険な人物というわけでもないのだろう。
ひとまずそう判断し、敬介も近くの樹に寄りかかるようにして休むことにする。
いまだに荒い呼吸をついている観鈴の背をさすってやりながら、深く息をつく。
急に走ったせいだろう、どうにも足元が定まらなかった。
横腹も痛いし、胃がひっくり返ったようで気分が良くない。
(はは、やっぱり歳かな……)
そんな風に自嘲しながら、眼を閉じる。
別段、眠気があるわけではなかったが、朝陽は少し眩しかった。
奇妙に静かな時間が、その森の中にあった。
302 :
風の吹く森:04/09/13 12:07:47 ID:af2vtkB2
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル
リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺
ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、
ハンドタオル グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果) [左腕使用不可能]】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤の注射器(3セット)
メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【023 神尾観鈴 なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用) 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、
ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【朝】
>>302 非常に悪いのだが、確認のため聞かせてくれないか
どの話の続きだ?
他意はない。「前の話」が混乱しているから確認のためだから
芳野関連はNG云々の判定に決着がついてないから問答無用でNGだよ
>>302 無駄な労力だったなw
>303
「世界の中心で歌を謡う」で二人消息不明なのがNG理由だと言っていた気がするんで、
その辺りのフォロー。
芳野の最終話は完璧にNgだったろ今更蒸し返すなよ
どうにもならんな、NGで終了
せめてまだ審議対象になってた芳野死亡の直前の話から書けばいいのに
この行為は予約行為とか荒らしとか言われても仕方がない
んー
コメントし難いわ
どれがNGでどれが通しかわからん
取り敢えず議論・感想スレの存在を忘れないでください。
もうちょっと賑わったら順次誘導で。
このままいくの?
新しい議論のネタが投下されて大はしゃぎのロワ2スレ住人達。
もう全部通しでいいよ。
どうせ議論したって決まりっこないんだし、最早(というか最初から)誰も期待してないだろ。
適当に書いてどんどんグダグダにしていこうぜ。
そしてみんな飽きてきたところで俺が華麗に落として終
>>382 違う。
100%北斗の力とはいえ
健介はハワイ王になってある意味味が出てきた。
それに対し中西はパイレーツになって
いつの間にかうんこに戻ってた。
どこが同列なんだ?
あとWJだけは勘弁して下さい。
誤爆スマソ
_| ̄|・・・○
これの続き書かないか?
_
まとめWiki更新されてるな
多数にNG要望出された作品も全部通しで
まぁ、今更感は漂うけどな
まともに応援する気も、続きを希望する気もないのなら、
やる気のある奴の好きにさせたらいいじゃん……って思うおれはお尻が青すぎますか?
じゃぁ、どんな話でも通すって事で。
>>299みたいなのでも。
てことは299で話完結だな
↓スタッフロール
主役:俺
その他:俺以外の奴
前も似たような流れがあった気がするぞ
そうか?
【U-1を投入してシミュレーション再開】
と、冗談はさておき
我々はもはやある話がNGかどうか決められない。
しかし全部通すと極端な話エンディングだけ書くバカがいても
従わなければならない。
どうしよう
実況スレ2回の投票を見る限り芳野死亡だけNG(最近のも連鎖NG)ってのが書くとしたらいいと思う
まぁどっからにせよコミケが終わって相当たつこの時期にこの状態じゃ終わっているけど
なぁ芳野死亡の手前からでいいなら俺書こうと思うがどうよ?
ここでOK出たならそれを決定として書いて投下しようと思うが
あ、別に予約行為ではないので決定が出た後俺より先に誰かが書いて投下しても一向に構わない
ただ、流れのきっかけになってくれたら嬉しい、それだけだ
>実況スレ2回の投票を見る限り芳野死亡だけNG(最近のも連鎖NG)ってのが書くとしたらいいと思う
漏れもそれがいいと思う
>なぁ芳野死亡の手前からでいいなら俺書こうと思うがどうよ?
おながいします
自演オツ。
334 :
逃亡者:04/09/19 01:27:54 ID:yZ4hhOry
「あぁ糞っ、痛ぇ……」
光岡に斬られた腕の付け根がじんじんと痛む。
いや、腕だけではない血が流れすぎたのかさっきまで頭も痛かった。
良く切れる刃物で切ってしまった時は痛みが感じられないとよく言うがどうやら本当だったらしい。
だけど、痛みがなかったのは斬られた瞬間と殺されると覚悟した時までだ。
逃げる時になりふり構わず走った所為か、取り敢えずは安全になって気を抜いた所為か途中から痛みがそれまでの利子を求めんばかりに沸いてきた。
それどころか意識がもうろうとしてきて、残りわずかな意識でやばいと思い近くの民家に飛び込んだ次第だ。
「ちっ、包帯はきれてるか……」
救急箱を漁りながらそうぼやいた。
仕方がないので手製のブラックジャックを1つ解体して脇のあたりできつく閉めようとした。
「よりにもよって右手かよ」
慣れない行動を左手と口だけで一生懸命作業する。
こうしている暇もない、血の跡を追って後ろから光岡が追ってくるかも知れないのだ。
だけどこんな時でも、いやこんな時だからこそある事を思い出した。
「――これじゃ帰ってもギター弾けないな……」
腕がある時はもう二度と弾くまいと思っていたギター。
だけど、腕を失って、ギターが弾けなくなって初めて気が付いた。
俺はギターが歌う事が好きだったんだと。
335 :
逃亡者:04/09/19 01:28:26 ID:yZ4hhOry
――もしも最初の支給武器がマイクやギターだったらな……
今いる道は違ったかも知れない。
そう考えた瞬間芳野はその考えを頭の中から追い出した。
「そうだ、俺の本当に大切な物はギターではなく公子であり澪なんだ。」
そう自分に言い聞かせ脇の結び目を口で引っ張り強める。
多少痛いがこれで良い。
感覚がある内はまだ腐っていない証拠だし、これで出血も止まるはず。
そして、救急箱の中から見つけた痛み止めの錠剤を口の中に放りこんで席を立った。
よし、これで少しの間なら大丈夫であろう。
だけど無理は禁物だ。
目標は最後まで生き残る事。
もうこっちから迎え撃つのは気配を消す装置を手に入れられなかった事で不可能に近いであろう。
ならば、残る選択肢は終盤になるまで逃げるか、もしくはこっちから呼び寄せるか、だ。
どっちもリスクは非常に高いであろう。
だけどやらなくてはいけない、避けて通るには死しかない。
まず向かう所は決めてある。
皐月と初めて戦った場所――学校だ。
ここからは遠くはないし何より保健室という腕の手当に最適な場所がある。
その上、罠も仕掛けやすくこの状態であてもなく移動するよりは拠点として大いにメリットがある。
確かに学校で爆発を起こしたが人が二人無傷だったくらいだ。
保健室の中の道具が全滅という事はないだろう。
最低、この傷から雑菌が入らない様に出来ればOKだ。
336 :
逃亡者:04/09/19 01:29:28 ID:yZ4hhOry
「――行くか」
扉から顔を出し外を確認する。
よかった、まだ血の跡を追ってきては無いらしい。
そう判断すると芳野は学校に向かってかけだした。
今、一人の男の逃亡劇が始まった。
【098 芳野祐介 右腕の肘から先を日本刀で切断、応急処置完了 M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×1)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
(´д`)何これ?
「A Day No Pigs Would Die」で芳野動き杉って言われてたのにさらに超人化してるし。
応急処置完了ってあるが、靴下で縛って痛み止め飲んだだけじゃん。
大量出血してるのに冷静に思考し杉なことと、走ることが可能ということで今後も右腕切断以前とあまり変わらない活躍をしても文句は言えないということにならないか?
あと、なんで皐月が追ってないの?????
338 :
救世主:04/09/19 02:25:50 ID:sH0NCZcI
U-1が島に降臨。
「俺がみんなを助けてやるぜ!」
【XXX U-1 格好良さそうな刀と剣】
339 :
逃亡者作者:04/09/19 03:19:40 ID:yZ4hhOry
最後に答えておくと
>「A Day No Pigs Would Die」で芳野動き杉って言われてたのにさらに超人化してるし。
逃げるの辞めて休んでいるのが超人か?
作品中では最後以外行動らしき行動はしてないぞ
応 急 処置完了って書いてあるでしょ治療とは書いてない
>大量出血してるのに冷静に思考し杉なことと、走ることが可能ということで今後も右腕切断以前とあまり変わらない活躍をしても文句は言えないということにならないか?
学校はすぐ側地形をしてる芳野にとっては痛み止め飲んでるし我慢できると踏んだが?
>あと、なんで皐月が追ってないの?????
その文句は前作で皐月が歩き出したと書いた奴にいえ
あと、作品の出来がいまいちとか言われてるが
どっちかに偏るとまた五月蠅いかと思った
俺は流れさえ出来てくれれば良く唸らせる作品を書くとは思ってない
がらっとした展開を期待していた人には悪いが俺は今までも話のつなぎを無難に書いてきた職人(?)なんだ
まぁなんだ期待していた人には悪かったな
餌以外の何物でもない物を投下しちまったな
でもあまりにアレな後書きのせいで釣りっぽく見えてるのが残念
この状況で続きを書きたいとか言うから、どんな凄い話かと思ったら・・・
単なる未練がましい糞書き手だったか。w
あと、言い訳見苦しい。
漏れは
>>339ではないが
>「A Day No Pigs Would Die」で芳野動き杉って言われてたのにさらに超人化してるし。
>応急処置完了ってあるが、靴下で縛って痛み止め飲んだだけじゃん。
>大量出血してるのに冷静に思考し杉なことと、走ることが可能ということで今後も右腕切断以前とあまり変わらない活躍をしても文句は言えないということにならないか?
気合
>あと、なんで皐月が追ってないの?????
>>193をよく見ろ
>湯浅皐月の意識は、そこで途絶えている。
と書かれている
ここで
>>193と
>>194の間のタイムラグの存在が分かる
皐月は気絶してたんだから芳野さんがどこに行ったか分かるほうがむしろ不自然
戦う事を強制しない。
彼がそう決めたのは少し前の事である。
生き残れるか分からないような戦いに、会って数日しか経っていない人間を無理矢理連れ出す訳にはいかない。
既に自分を同等以上の力を持つ彼女──リサ・ヴィクセン──が倒れている今、自分もいつ倒れても何の不思議ではないのだから。
しかし同時に彼の中にはこの島に来てからずっと抱き続けていたもう一つの想いがあった。
これ以上誰も死なせたくない。
この想いは彼だけでなく、エディ、皐月、ゆかり、リサ、七海、夕菜全員が抱いていた想いであろう。
だから彼──那須宗一──は目の前の桜井あさひに対してどうするか決めかねていた。
宗一には確信にも近い直感があった。
目の前の女性は最初から人を殺し回っていた訳ではない。
もしそうであるならばこんなに堂々と獲物の前に姿を現したりは出来ないし、そんな警戒心がない狩人は逆に獲物の方に噛み付かれて命
を落とす。
獲物が窮地に陥った時の怖さを知らないという事は、まだその手は血に汚れてはいない。
だから宗一も弓を構えつつも一縷の望みを抱いていた。
もしかしたら、手を汚させる前に止める事が出来るかもしれないと。
あさひは牽制のつもりなのかベレッタの銃口を宗一に定めたままゆっくりと近づいてくる。
なぜ桜井あさひは数ある手持ちの武器からベレッタを選んだのか?
単純に銃が彼女の知識の中で一番殺傷力のある武器だったという事。
では同じ銃でもS&Wでなく、ベレッタを選んだ理由は?
理由は巳間晴香を殺すのは『彼の銃』ではなくてはいけないから。
だからその時に『彼の銃』の弾が切れるなんて事があってはいけないのだ。
「私は…絶対生き残りますから」
強い決意と狂気がその瞳には混在していた。
だから宗一はそこに秘められたものがなんであるか、聞いてみたかった。
生き残って……今までの自分とは別人になってしまってまで生き残って何を求めるのかと。
「人を生き返らして貰うんです。この島で会った大事な人を」
彼女が現在凶行に手を染めているのはその大事な人を失ったからか。
それならば、現在のおよそ殺人者らしからぬ警戒の薄さも納得出来る。
しかし…人は生き返ったり出来ない。
コップからこぼれた水を再び元の状態に戻す事が出来ないように。
篁の力が人の理を超越してると言えどもそれは例外ではない。
それを告げたら、彼女の目は覚めるだろうか?
それとも2度と戻らないくらい壊れてしまうだろうか?
だがあさひの次の言葉は宗一の想像を超えたものだった。
「それで生き返ったら私の手で殺すんです。素敵でしょう?」
その瞬間、周囲の空気は完全に桜井あさひのステージと化した。
宗一さえも絶句させた全てを飲み込む狂気に周囲の空気が飲み込まれた。
「大事な人ですから。他の誰にも渡させない…私だけの獲物ですから。その為に邪魔な人はみんな殺します」
もしあさひの心境が言葉通りの物なのだったら、とっくの昔にあさひは撃っていただろう。
彼女自身分かっていたかもしれない。
殺めてしまえば本当にもう後戻り出来なくなる事が。
『人殺した手ぇで、夢、追っかけられるんか……?』
それは彼の言葉ではなく、神尾晴子の言葉であった。
それでも確かにあの人は今の自分を見て悲しむことはあっても喜ぶ事は決してないだろう。
彼は決めていたはずだった。
戦いたくない者には強制しない。
生き残りたいのならばその道を模索させると。
しかし目の前の少女はこの島に充満している狂気にすっかり取り込まれていて、このままでは生き残ってもその心が壊れるのは時間の問
題。
殺さずして、殺されずして彼女の目を狂気から覚ます方法はあるのだろうか?
那須宗一、桜井あさひ。
未だこの戦いを決するのは己の心だと気付かず。
【042 桜井あさひ 双眼鏡、十得ナイフ、食料、眼鏡、ペン、ノート、ハンカチ、腕時計、懐中電灯、果物ナイフ、ロッド(三節棍にもな
る)、S&W M36(残弾5・予備弾19)、ベレッタ(残弾5)、ボウガン(矢5本) 『短髪』】
【065 那須宗一 新・宗一の手記、長弓、矢20隻、宗一の手記、クレイモア一個、ゾリオン(使用回数3回)、電池一個、火炎放射器 (砲
身に損傷・燃料は6割) ナイフ 果物ナイフ 短刀 ブローニングM1910(残弾0) 缶切り(×3) 12本綴りの紙マッチ(×3) 護身用スタン
ガン ライター 白うさぎの絵皿】
この独りよがりなつまらない文章を見るに、「逃亡者」の作者と同一人物だな。
↓言い訳うざい
だって、お前が中に出していいって言ったから…
349 :
名無しさんだよもん:04/09/19 19:53:41 ID:S+IN6EmB
とりあえずage
逃亡者の作者=リアル鬼ごっこのの作者
文章とかもうそっくり。
「友達、いなくなっちゃった…」
放送に知った名前がなかったかと敬介が訊いたとき、観鈴は二人の名を挙げた。
木田時紀――観鈴が目を覚ましたとき、「時紀さん」と呼んでいた、探し人に殺された少年。
そして宮路沙耶という見知らぬ少女の名。
昨日の夕方まで、一緒に行動していた「友達」だという。
沙耶を殺したのが、神尾晴子と麻生明日菜であるという事実を彼らが知る由もない。
「また会おうねって…いったのに」
あの観鈴が友達を作っていた。ここでは今まで癇癪を起こしていないらしい。
病気が治ったのか、それともこの島がそうさせているのか。
いずれにせよ、これまで友達のできなかった娘にとっては酷な話だった。
「やっぱり、友達になっちゃいけないのかな…わたしの友達になんてなったから、時紀さんも
沙耶さんも…」
「いや、そんなことはないよ」
無意識のうちに声に力がこもる。
「時紀くんも沙耶って娘も、アルルゥちゃんやお母さんだって、観鈴と関わったから死んだと思う
のか?…そんな考えはとても失礼なんじゃないかな、みんなに」
観鈴が顔を伏せた。少し強く言い過ぎたかもしれない。
でも。
「…観鈴、『人は二回死ぬ』って言葉、知ってるかい」
首を横に振る観鈴を観て、敬介は続けた。
「一回は分かるね、その人自身が死んだときだ。そしてもう一回は、その人のことを思い出す人が
いなくなったとき…というんだが」
詭弁である。殺人者の自己正当化にすら援用できるこの理屈を、敬介自身信じていない。
しかし。
「観鈴がどうやって時紀くんや沙耶さんと友達になったか僕は知らない。アルルゥちゃんが君の
そばにいてくれたとき、君がどう思ったかも分からない。それに」
長い間放置しておいていまさら父親ぶるのか、という自問を無視して続ける。
「君が晴子と――お母さんと生活していた十年間のことだって、僕はほとんど知りはしないんだ」
息をつく。偽善も甚だしいな、と内心で苦笑する。その原因はほかでもない彼自身だったのだ。
「そのことを知っているのは、思い出せるのは――観鈴しかいない。そうだろう?」
結局は娘が生き延びることを正当化しようと、都合のいいことを並べ立てているだけではないかという気すらする。
だとしても。
――それが晴子から託されたバトンだとすれば。
「だから君は、生きなきゃいけない」
――それをアンカーまで、そしてゴールまで繋がなければならないはずだ。
うつむいたままの観鈴が、深く、一度だけ頷いた。そして笑う。
夢の中で往人さんが、そらが、人形を動かして自分を笑わせようとしていたのを覚えていたから。
羽の女の子が、お手玉を母親に見せようとがんばっていたのを知っていたから。
お父さんが示してくれた、「いらない子ではない自分」がうれしかったから。
「…なんか説教くさくなってしまったな」
顔を上げると赤面した敬介が見えた。おぼろげにしか覚えていなかった父親がこんな表情を見せるのは初めてで。
だから、観鈴はまた笑った。
「日記…描かなきゃ」
「日記?」
「うん、絵日記。夏休みの自由課題」
「絵日記…」
「今まで往人さんと遊んだこと、楽しかったことみんな描いてきたから、今度は往人さんに
見せたいことをいっぱい描くの。友達ができたこと、またねっていったこと、おかあさんのこと、
全部。そうしたら忘れない。絶対」
Vサインを前方に勢いよく突き出す。
「にはは、みすずちん、ナイスアイデア」
溢れんばかりの娘の笑顔に、敬介は「絵」日記について、そして「往人さん」のことについて
ツッコミを入れる機会を逸することとなった。
「悪いね、気を遣わせたみたいだ」
「ああ、別に、構わない。でも――ありゃ、卑怯だろ」
早速メモ帳の後ろから「絵日記」を描き始めた観鈴から少しはなれたところに、朋也はいた。
「だろうね…自分でもたいした詭弁だと思うよ」
「分かって言ってるんだな」
「…大人だからね、どうしても卑怯な手を使わざるを得ないんだ」
晴子の真摯さは、敬介には真似ができない。今は晴子のまっすぐさが、心底うらやましかった。
しかし、それでも自分は大人でなければならない。逃げることはできなかった。
「岡崎くん、君には――ちょっとばかり酷なことを言うかもしれない」
朋也の表情が硬化する。
「多分、間違いないと思う――坂上智代という娘のことだ」
「…」
「その死んだ娘は…人を殺してる」
「――嘘だ、そんなこと俺は」
「殺されたのは月代ちゃんのお姉さんだ」
遮られた言葉は続くことがなく、音を紡ぎだそうとしない口がゆっくりと閉じられる。
敬介は自分たちの見た事実だけを、淡々と語っていく。
人を喰らう白い獣、銃を持った智代、容赦なく浴びせられる弾丸、それを見ていた月代のことを。
その声が止むと再び、白い空に沈黙が下りる。
「…何、なんだよ」
再び紡ぎだされた声はひどくかすれていた。
「何で、殺すんだよ――!」
誰への問いかけでもない、主語のないその言葉は何かを叩きつけるかのように。
「智代との約束、アルルゥを逃がした河島や猪名川や水瀬にした約束、芳野に殺された杏との約束、
芽衣ちゃんを探すっていう春原との約束…俺は一体いくつ約束を背負えばいい!いくつ反故に
すればいい!?」
「…岡崎くん」
「椋とも約束した、みんなで帰るって!…俺は一体どれだけそういう思いを食い潰して――」
「岡崎くん!」
決して大きくも荒くもない敬介の声が再び朋也を遮る。
「約束をしよう」
「…は?――オッサン、話聞いてたか?」
「ああ、その上で言ってるんだが?」
「…」
朋也にはその真意を測りかねた。
「約束が負担だったら放り出せばいい。期待が重荷だったら覆せばいい。そうやって生きてきた
卑怯な大人だから言えることだけどね」
「…」
「でもそういうことはしたくないんだろう?君はまだ大人じゃない」
「――!」
「ほら、そうやってすぐムキになる」
何も言い返せない。そのことが朋也には腹立たしい。
「君には『約束』なんて荷が勝ちすぎるんだ。だから――」
甘言を弄する男の口端がつりあがった。
「それ、僕が肩代わりしてあげようか」
言葉より思考より、手が先に出ていた。自分が何一つできない、と暗に言われたことが癪に障った。
今まで足掻いてきた全てのことをあっさり否定されたことが途方もなく悔しかった。
嘘と裏切りで世の中を渡っていくのが大人なら、そんなものにはなってやるものか。
何であの時、保健室でこの男を殺さなかったんだろう。ろくなやつじゃないというのに。
「ストップ」
いつしか、殴り飛ばされた敬介が立ち上がっていた。ぱちぱち、と拍手をしている。
「いや、いいブローだったよ。…いささかやりすぎの感はあったが」
「…おい、オッサン」
「いや、ここで君が怒らなかったらどうしようかと思った」
「――じゃ、さっきのは」
「無論、嘘だ。まあ、一部分は嘘じゃないがね」
再び手が出そうになる。
「おっと、暴力は良くないぞ。もともと僕は荒事向きじゃないんだから」
「…卑怯だろ、そりゃ」
「結構、褒め言葉と受け取っておこう…ところで」
「なんだよ」
「約束、まだだったね」
「…」
「僕が約束してほしいのは『一人で背負い込まない』ってことだけだ。まあ、つまり『約束の肩代わり』ってのは嘘じゃないわけだが」
「ああ」
「あ、そうそう、僕との約束は破ってくれても一向に構わない。君の負担を増やすのは本意じゃないからね…一番近いところで共犯、かな。どうだい、約束してくれるか?」
「…ああ、約束する」
「お父さん、ひどいよ」
気づくと、後ろに観鈴が立っていた。メモ帳と鉛筆を持ち、幾分涙ぐんでいる。
「…う」
「一人にしないって言った…」
「…その」
「みすずちん、絵日記がんばって描いてたのに」
「…すまない」
「岡崎さんとボクシングごっこしてた」
「…いや、これは」
「一緒に遊びたかったのに」
「…その、なんだ」
「ひどい…」
返答に窮した敬介は、おもむろに観鈴の手からメモ帳を取り上げると、それを消した。
「これで、争いの種はなくなったわけだ」
「あーっ、絵日記」
驚く観鈴の目の前に手を差し出す。ぽん、と音を立てて先ほどのメモ帳が姿を現した。
「これで、いいだろう?」
「あ、よかった」
「種も仕掛けもあるんだけどね、こういう嘘は応用が利くんだ」
「鳥さん…出せる?」
「それは…」
さすがに無理だ、といいかけて敬介は思いとどまる。出す鳥は本物でなくてはならない、という
わけではない。どんなにすごいことをしていても、楽しくなければそれは興味の対象ではないのだ。
「前向きに善処しましょう」
あいにく手元にゼンマイ仕掛けの鳥はない。そんなものを一から作れるほどの器用さも持ち合わせ
てはいない。だとしても、自分は何とかしなくてはならない。
そんな小さな嘘と、これまたちっぽけな夢をポケットに詰めた大人として、橘敬介という男は生きていた。
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤を注射器(3セット)メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【場所、時間、前後エピソード不確定】
乙。
全く、【場所、時間、前後エピソード不確定】
って最強だね!これから書く奴はみんな最後にこれつけろよ。そうすりゃ荒れないからw
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 メモと鉛筆 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤の注射器(3セット) 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【朝の出来事、場所、前後エピソードは不確定】
>>358 正直、本当にそうした方がいいような気がしてきた。
361 :
学舎:04/09/20 17:15:04 ID:5luv5I80
「くっ……ふっ……」
痛みは薬のお陰で消えてくれている。
だけど、さすがにしこたま血が流れたので精神的な疲れと肉体的な疲れは消えてくれそうになかった。
学校へは意外とすんなりと着けた。
問題は先に学校を拠点としている奴がいるかどうかである。
根城としては使いやすく、道具が豊富かつ保健室――薬とベットのある美味しい場所だ。
まぁ使われているとしたら保健室だろう。
そう判断して保健室の周りでは特に気をつけながら歩いていった。
人の声はない。
……人の気配も……ない。
ドアに耳をくっつけそう判断してから保健室の扉を開けた。
保健室の中を見回すと思ったより爆発の影響が少なかった事が解った。
「取り敢えず、包帯だ」
傷の手当てが最優先だ。
保健室の机、棚を探し回った。
すると、意外とあっけなく包帯と消毒液、脱脂綿が見つける事が出来た。
そりゃそうだろう、日頃保健室でよく使うと言えばこの3つだ。
まずは傷口を水で洗い消毒する。
傷に染みる痛さは覚悟していたので構えていたのだが薬のお陰で痛さが無く拍子抜けした。
あとは、靴下で結んだ時と一緒だ。
肩口から強く締めて血の流れを止め、ガーゼを患部にあてながらずれない様に腕に巻いていった。
この手当の仕方であっているかは知らない。
だけどこれ以上出来る事は思い浮かばなかった。
362 :
学舎:04/09/20 17:15:29 ID:5luv5I80
バタンッ
スプリングの良く効いたベットに横たわった。
ついさっきまで寝ていたはずなのだがもう身体はくたくただ。
やれるだけの事はやった、その達成感を少しの間横になりながら味わった。
そして、ふと横を見ると机の上に先客が置いていったのだろう物が残っていた。
「――スコップにレンチ、金槌に肥後の守、がらくたが沢山に財布とカード、それにこりゃ携帯用酸素か」
どれもあまりぱっとしない物ばかりだ。
恐らく、先客も要らなくて置いていったのだろう。
「ま、がらくたと財布以外持って行くか……」
手持ちのスパナ、バールも合わせれば仕事の経験を生かしちょっとした事は出来る様になるだろう。
そうだ、これだけ揃えばちょっと凝ったトラップが作れる。
まともに戦う必要は少しも無い。
人数が少なくなるまでは消極的戦いが丁度良い。
トラップを作って、後はそこに呼び込めばいいだけだ。
そう考えるが早いか芳野はベットから起きあがって保健室から出た。
まずは一階の鍵を中から全て閉める。
もちろん、中に入ろうとすれば窓を割れば簡単に入れてしまうが何もしないより侵入者に気が付きやすくなるだろう。
それに、学校を拠点とするならば何処に何の部屋があるのか知っておく必要があった。
363 :
学舎:04/09/20 17:17:06 ID:5luv5I80
「――放送室か」
それは鍵を閉め終わった後、学校内を見回った時発見する事が出来た。
中に入ってみるとご丁寧に放送マニュアルとやらが学生用に張ってあった。
そして目に入ったのはあるボタン。
『外』
側にそれぞれの教室、校舎全体等のボタンがあった事から考えてこれは校庭に放送を流す用のボタンなのだろう。
校庭に音量MAXで放送を流せばこの島のどの範囲まで音が伝わるだろうか。
恐らく島の半分もカバーできないであろう。
だが、澪を殺した宗一や何度もしつこい皐月、それに腕を斬った光岡、オマケは多少付いてくるだろうが思い通りの奴をこの学校という罠に誘い込めるかも知れない。
「そう言えば岡崎もいたな」
まさによりどりみどり。
痛み止めがいつきれるか解らない今、いっそのことこの学校に大きなトラップを仕掛けて全員一気に招待してみるのも面白いかも知れない。
「そうと決まれば仕事開始だ」
左手の袖を口で捲りながら気合いを入れる。
気が付いたらさっきまでの気怠さは消えていた。
そこには人殺しをしていた時よりも生き生きとした男の背中だけが存在した。
【098 芳野祐介 右腕の肘から先を日本刀で切断、応急処置完了 M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×1)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用)、ランタン 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、ハーバーサンプル1袋、食料2日分
小型レンチ 金槌 スコップ 携帯用酸素 肥後ノ守】
【机の上の クレジットカード 小銭入り長紐巾着 ピン他小物 ヨーヨーもどき 釣り糸 太めの釣り糸 軍足1足 は放置】
【場所、時間、前後エピソード不確定】
あぼーん
366 :
排便:04/09/23 01:37:09 ID:P4FaAuny
「あっウンコでちゃう!」
「出ちゃう?本当に?」
岡崎はニヤニヤと笑っている。目の前で赤面しながらンコしてんのは神尾。
「出ちゃう出ちゃう!」
「ホント?」
岡崎がニヤニヤと眺めている。神尾のケツから空気が絞り出る音がした。
ブブゥー。そんな感じの、いかにも腹の調子の悪い時に出るような。
曇り空の下でマックの月見バーガーのCMでも思い出したような表情で橘がズボンを下ろしている。
「おい、お前。俺のケツの穴を見ながら脱糞しろ」
といって、憂鬱そうな表情を浮かべては、尻の穴を神尾に見せるのである。
神尾の肛門は決壊寸前であった。
顔にはマックシェイクの蓋の穴が菊座に似ていると気が付いてしまった小学生のような表情を浮かべている。
(余談だが、それに気が付いた小学生はたいてい、ストロー付きドリンクを見ては渋い表情を浮かべる)
岡崎が待ちきれずに叫ぶ。
橘の額に汗が浮んだ。
「ウンコ出る!出ちゃう!」
海の中で小水を放った経験のあるものは、海の塩辛さに去来する思いをどうすべきなのか。
神尾の心の奥底で潜んでいたマックバーガーの牛肉で無い部分が微かに蠢いては消え、また蠢いては消える。
昼間に食ったトウモロコシの黄色い部分が今にも顔を出しそうな極限状態の中、
神尾は一つの決意を抱くに至った。それは純粋な愛である。
「ウンコ!ウンコ出ちゃう!」
「ホント?ホントに出ちゃう?」
「出ちゃう!出ちゃう!出ちゃう!」
ウホッ!ぶりぶりぶり・・・
チョコシェイクは甘いだろうか。
神尾が最後に見つめた海の先には、波にさらわれたンコの欠片が、悲しげに漂っていた。
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺 ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【023 神尾観鈴 メモと鉛筆 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤の注射器(3セット) 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【朝の出来事、場所、前後エピソードは不確定】
ワロタ
久しぶりにこのスレ見てみれば…。
こんな面白い物語が展開されてたなんて!
まじめに書いてる人から見たらあまりよくないのかな?
まじめとか不真面目とかどうでもいい
面白いもの書いたもん勝ち
保守
保守
訊きたいことがあった。
言いたいことがあった。
そしてもう、届かない。
芳野祐介は手の届かないところへ旅立ってしまった。
それがどういう意味なのかがわからずに、だからずっとこうしている。
眼を閉じたその躯を、じっと眺めている。
まるでそうすれば、芳野の思考が読み取れるかのように。
けれど勿論、そんなことはあり得なくて。
だから、こうして風の吹くまま、じっと佇んでいる。
どうして杏を殺した。
どうして俺を生かした。
どうして人を殺した。
どうして人に殺された。
生きて帰りたかったのか。
誰も彼もが憎かったのか。
守りたいものがあったのか。
失うことに耐え切れなかったのか。
どうして。どうして。どうして。
どうしてお前は、死んでいる。
あの歌が思い出せない。
芳野が最期に歌っていた、あの歌が。
いつかどこかで聴いたはずの、とても懐かしいメロディ。
誰かとどこかで聴いたはずの、ひどくいとおしいフレーズ。
あれは、どこで聴いたのだったか。
あれは、誰と聴いたのだったか。
それは何だかぼんやりとしていて、どうしても思い出せない。
「―――あの歌、さ」
視線を動かさずに、声だけを出す。
「なんていうんだっけか。思い出せない」
問いかけとも言えない、独り言に近いような呟き。
乱された静寂が、すぐにかたちを取りもどす。
小さな問いかけは誰にも届かず、ただ吹き抜ける風にかき消されたかに思えたが、
しばらくしてぽつりと、少女が答えた。
「LOVE&SPANNER」
瞬間。
背筋に電流を流されたような、衝撃に近い感覚。
世界が、変わる。
ふと、そんな益体も無い予感に襲われた。
どうしたというのだろう。
ただの曲名だ。
「LOVE&SPANNER。芳野祐介の復帰作。インディーズだけど、すごく有名。
……有名な、曲……?」
少女の声が聞こえている。
無知な自分に説明してくれているようだったが、ろくに耳に入らない。
そうだ、芳野はメジャーなミュージシャンだった。
目の前の少女があの曲を知っていたっておかしくない。
けれど、ならばどうして、こんなにも胸がざわめくのだろう。
まるでそれは、世界の一番奥底に眠る秘め事のようで。
知っているはずのない、知ってはいけない何かのようで―――
「―――芳野祐介、って、有名、だったよね……?」
いつの間にか、少女の声に戸惑いの色が混ざっていた。
「アルバム何枚も出して……、テレビにだって、たくさん出てて……。
あれ、テレビ……出てたっけ……?
アルバムって……、他の曲ってどんなだったっけ……?」
視線が泳いでいた。
記憶を確認しようとするたびに、かえってそれが不確かだったことを
証明してしまっているような、ひどく曖昧な声。
混乱は伝染する。
記憶と情報の境界が曖昧になっている。
いけない。
流れ込む情報。俺は古河のことを渚と―――
遮断しようとする理性。春原と一緒に卒業式を―――
そう、この感覚は、これが初めてじゃない。芳野さんは尊敬できる職場の先輩―――
つい最近にもこんなことが、それはまるで昨日のようで、昨日、昨日にもこんなことが
誰もいないもの悲しいそれはいつだって歪んで問いそのものを
「―――ああ」
声を出す。
少女を繋ぎとめるために。
「ああ、そうだ。LOVE&SPANNERだった。
……こんな曲を忘れてるようじゃ、俺もいい加減ジジイだよな。
芳野祐介の代表作なのにな」
少女は、それでも少し視線をさ迷わせるようにしていたが、すぐに何度も頷いた。
しきりに、そうだよね、そうだったよね、と呟いている。
それでいい。
知っているはずがないことを、考えてはいけない。
それは曖昧なままにしておけばいい。
そうしなければ―――理解してしまう。
記憶に無い体験、体験の無い記憶を。
俺が、渚のことを、汐のことを、あり得たはずの未来の記憶を、
思い出してしまったように。
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル
リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺
ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、
ハンドタオル グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果) [左腕使用不可能]】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤の注射器(3セット)
メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【023 神尾観鈴 なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用) 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、
ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【朝】
【場所、時間、前後エピソード不確定】
が、抜けてますよ?
時間は書いてあるし。
はからずも読んでない事が露呈したので指摘無効と
こうして、葉鍵キャラは補完された。
まずは神尾観鈴をみてみよう。
「がお・・・お母さん」
「がおっていうな」
「でも・・・」
「往人さん・・・」
「お前は強い子だ」
「そうだ、私はここにいれいいんだ」
笑って見つめる晴子
母にありがとう
手をふる啓介
父にさようなら
側にいる往人
全てのチルドレンンにおめでとう
ハキギロワイヤルU完
(・∀・)イイ!!
感動した!
382 :
たこやき:04/10/03 23:11:51 ID:kxeQm3t3
たこやき八個。
ひとつ刺したら小さな悲鳴。
中からどくどく赤い汁。
何かと思って食べてみて、
あまりに美味しくちょと感動。
残り七つを食べるのおしい。
とっておこうと心にきめて、
一晩明かした次の朝。
残り七つのたこやき全部、
酷いにおいを出していた。
くさったたこやき残りは七個。
ひとつ指してもなにもない。
中からどくどく黒い汁。
こりゃもうだめだとかき回し、
中から出てきた死体が一つ。
神尾観鈴の死体がひとつ。
【神尾とかそのへんの人間全部、タコ・チューに食われて(腐って)死亡】
時刻は次の日の早朝
何か元ネタあんの? これ
>394
ん〜
啓介じゃなくて敬介な
あとロワイアルな。実況はヤだけどな。
こっちも回避
「―――何とか言ってください。
あなたは、あたしにとって邪魔な存在なんですか?」
あくまで静かに、彼女は問いかける。
「邪魔をするんでしたら、ここで殺します。
そうでないなら、早くどこかにどこかへ行ってください。
あたしと関係ないところで、殺し合いでもなんでもしてください。
そうして勝手に傷ついて、死んでしまってください」
それは、いつか彼女自身の口から発せられた台詞。
台本通りに、桜井あさひは演技する。
少年はだから、彼女の言葉を反芻していた。
演技であるということくらいは、わかっているつもりでいた。
それでも幾重にも重ねられた殻の向こうに、本当の彼女がいると信じて、口を開く。
「―――それで、いいのか」
静寂。
桜井あさひの表情はあくまでも冷たく、揺るがない。
自分の一言が、彼女の心に波紋を広げていることを願いながら、少年は言葉を重ねる。
「殺すために生き返らせるなんて、ばかげてる。
それが、君の言う大事な人への、思いのぶつけ方だっていうのか」
「……そうですよ?
だってあの人は、巳間晴香は、あたしの世界を奪ったんですから。
死んだくらいで逃げられたら、たまらないです。
生き返ってもらって、それであたしがあの人を殺して、そうしてようやく
あたしの世界は還ってくるんです。
それがあたしたちのハッピーエンド。
……素敵でしょう?」
濃密に立ち込める、異様な空気が息苦しい。
それは目の前の少女から発せられているように思えた。
「……君の世界……? それはいったい、何だっていうんだ……?
それは、巳間ってやつを殺したら帰ってくるのか……?」
気圧されながら、それでも少年は尋ねる。
少女の言葉から、この狂気の奥底にまだ見えてこない何かがあると確信していた。
彼女の深い部分に、それはある。
だからそれを引きずり出せれば、或いは―――。
そして次の瞬間、少年、那須宗一は己の眼を疑った。
その刹那、少年の問いに答えた少女は、
「たいせつなひとですよ」
桜井あさひは、微笑んでいた。
「とってもたいせつなひと。あたしの世界のぜんぶ」
儚く、柔らかく、暖かく、微笑んでいた。
けれど、それも一瞬のことで、
「でも、巳間晴香にもっていかれちゃったんです」
たった今まで浮かんでいた微笑は、まるで幻であったかのように。
見直したときにはもう、元の表情に戻っていた。
手の中の銃口も微動だにしていない。
混乱する思考をまとめながら、宗一はようやくにして言葉を継ぐ。
「待て、待ってくれ……君は、君の大切な人を生き返らせるためにそうやって
戦おうとしているんじゃないのか……?
君はさっき、巳間晴香を、生き返らせて殺すと言わなかったか……?
ちょっと待て、それじゃあ……それじゃあ、話の筋が通らない、何もかもが、
どこもかしこもがおかしいじゃないか、君の話は……」
困惑する少年を一瞥して、彼女はこともなげに呟く。
「どこもおかしくないですよ。
あたしは、あたしからあのひとを奪った巳間晴香を殺して、あたしの世界を
奪い返すんです。
どこがおかしいんですか?」
事ここに至って、宗一はようやく気付き始めていた。
目の前にいるコレは、ひどく異質な「何か」なのだ、と。
おかしいとか、狂っているとか、そういうレベルの問題ではなく、そういうベクトルの
障害ではなく。論理の過程が違う。倫理の規定が違う。
理解しようとすれば呑み込まれる、これは―――異物だ。
( ―――! ……待て、俺は一体何を考えてる?
この娘はただ、歪んだ環境に放り込まれて壊れかけているだけの女の子なんだぞ―――!)
告げる理性に、まるで説得力が無い。
すぐに本能が鳴らす非常ベルの騒音にかき消されていく。
ひどく、喉が渇く。
弓を持った手指に、知らず力が篭められていく。
唾を飲み込めば、その拍子につがえた矢を解き放ってしまいそうで―――。
だから、最後にひとつだけ訊ねた。
「―――それで……その人が喜ぶと、思っているのか……?」
空気が、一変した。
宗一と少女の周りに立ち込めていた薄暗く重苦しい何かが、すべて冷気へと変貌していく。
冷気は鋭い棘となり、少年の皮膚を刺し貫くように渦を巻いて流れ出す。
そしてその中心で―――桜井あさひが、薄く嗤っていた。
「―――なんですか、それ」
これまで微動だにせず宗一の身体の中心線を狙っていた銃口が、つい、と滑るように動く。
射線の通る場所が、嘗め回されているような不快感。
幾多の銃口をかいくぐってきた那須宗一をして怖気をふるわせる、異様な威圧感。
気がつけば、射線と視線が重なっていた。
銃口が、針の穴を通す正確さで宗一の右の眼窩を狙っていた。
「やめましょうよ、そういうの」
右目から、眉間を通って左目へ。
桃色の舌が、蛞蝓のように眼球を這い回る錯覚。
「ねぇ、いったいこの世界の誰が、あのひとのことをわかってるっていうんでしょうね?
あのひとはあのひとで、他の誰でもなくて、あなたでもあたしでもなくて」
喉元から、鎖骨を伝って心臓へ。
快楽と紙一重の、冷たい感触。
「じゃあ誰が、いったい誰があのひとの喜ぶこととか、あの人が悲しむこととか、
あの人が怒ることとかあのひとが幸せに思うことを、わかったように言う権利があるんでしょうね?」
肋骨の隙間を縫うように、腎臓へ。
胃壁が、収縮するのを感じる。
「誰にもわかんないですよ。そんなの、誰にもわかんない。
あのひとの一番近くにいたって、きっとそんなのはわかんないんです。
だから、みんなそれぞれがそれぞれの思うように、誰かを幸せにしてあげようって思うんです。
勝手に、そうやって、自分の中の誰かが、そう望んでるんじゃないかって思い込んで」
腹膜を撫で回すように、肝臓へ。
「だから、私は私で決めたんです。私がどうやって歩いていくのか。
どうやってあのひとに会いに行くのが、いちばん素敵なのか」
背骨を伝うように、再び身体の中心線を。
「どいてください。
巳間晴香を生き返らせて、あたしの手で殺して、そうやってあたしは
あたしの世界を取り戻すんです。
それがあたしたちのハッピーエンド。あたしたちの物語の完結」
もう、動かない。
「―――それが、私の道。
私が、あのひとに会いに行く道なんです」
汗だけが、流れ出して止まらない。
「もう一度だけ、訊きます―――」
視線が、少年を射抜く。
「あなたは、あたしの邪魔を、するんですか―――?」
【014 岡崎朋也 刃がずたぼろになった包丁 英和辞典 ビームサーベル
リュック(智代のCD 裁縫道具 乾パン 医療用の針と糸 カップ麺
ホイッスル シェラフ 方位磁石 メタルマッチ 救急セット)】
【095 湯浅皐月 セーラー服、風子のナイフ、鉛筆一箱(1ダース入り)、猫目カッター、
ハンドタオル グレネード(殺傷力は無し。スタン&チャフ効果) [左腕使用不可能]】
【055 橘敬介 歪んだマイクロUZI(残弾20発) 鎌 ピアノ線 大判ハンカチ 筋弛緩剤の注射器(3セット)
メモと鉛筆 食料 腕に万国旗 手品用品 鉈 刃がずたぼろになった文化包丁】
【023 神尾観鈴 なし 右耳の鼓膜が破れている 応急手当済み】
【M16A2アサルトライフル(残弾30)、手製ブラックジャック(×2)、スパナ、バール
救急箱(包帯はアイシングに使用) 煙草(残り3本)、ライター テープ、糸、
ハーバーサンプル1袋、食料2日分】
【朝】
強張った指は動かせず、歯の根も合わず、少年にできることは、ただ、
ふるふると首を横に振ることだけだった。
桜井あさひの世界が、那須宗一を呑み込んでいた。
その指を離すだけで、すべてが終わるはずだった。
鏃は彼女を貫き、この歪んだ空間も諸共に打ち砕くはずだった。
ただそれだけのことが、宗一にはできなかった。
彼女の背が木々の向こうに見えなくなっても、宗一は矢をつがえたままでいた。
そうしてじっと、動けないでいた。
【042 桜井あさひ 双眼鏡、十得ナイフ、食料、眼鏡、ペン、ノート、ハンカチ、腕時計、懐中電灯、果物ナイフ、ロッド(三節棍にもなる)、
S&W M36(残弾5・予備弾19)、ベレッタ(残弾5)、ボウガン(矢5本) 『短髪』】
【065 那須宗一 新・宗一の手記、長弓、矢20隻、宗一の手記、クレイモア一個、ゾリオン(使用回数3回)、電池一個、火炎放射器
(砲身に損傷・燃料は6割) ナイフ 果物ナイフ 短刀 ブローニングM1910(残弾0) 缶切り(×3) 12本綴りの紙マッチ(×3) 護身用スタンガン
ライター 白うさぎの絵皿】
【朝】
「ハカギロワイヤル2 蘇る邪悪な帝王」
ストーリー
あのハカギロワイヤルから3年後・・・・・・・・・・・・・・。
主人公の「天下 隼」は邪悪な鎧の力で不老不死の力を得てしまう。
そして、不意にハカギロワイヤルの死亡者達の死体をよみがえさせてしまう。
ある日隼はある言葉を聴く。「100人の邪悪の戦士を倒し、貴方の兄、
天下 零を倒せば、邪悪の呪いは解かれるであろう・・・。」それを聞いた
隼は自分と世界の平和の為にハカギロワイヤルの死亡者達と共に旅にでる。
そう、隼の兄である帝王、零は100人の戦士を生み出し、世界を征服しようと
しているのだ。そして、ある一人の若者も武器を持って戦う・・・。
それもう見飽きたから。
(´・ω・`)ショボーン
399 :
葉田信鍵 ◆.T76NLtXTY :04/10/26 13:36:43 ID:iZCXaCmO
____ ____ __/_ ー | ヽ
_|_ |、 /_l_  ̄ ̄| ̄
人 | ヽ. / | . | 」 ├ |
/ \ | | ⊥!ノ \_/
400
うんこ
漏れ
そう
まさに糞スレだな
.〃´ \ 、 〃 il
.li ヽV/-‐--|| 、
.!| ,. ' `.´ !l ` 、
|.| ' , ' , || 、` 、 \
./!|/ ./ / i ヽ|!\ \ \ ヽ
/./ / / ./ .l. { { ヽ }ヽヽ\ \ ヽ ヽ
! i .i | { .|、-ヽ ヽ―ト}、\ヽ. }_ | l
lハ | | l'´.l _Lヽ!\ヽ,,⊥._ヽ} }/77| |
! !l. ! lヽイfハ ` |.f;;cl” |/〃 ! | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ヽlヽ ゝ. !tj| !.t''ノ .ノイ} .|. | !< 練習
ヽ! !  ̄ `_  ̄` ノン | l |i. |. \_______
|丶、 ,.イ´ .l | l ||. !
(\ヽ| |. ー__' ´-‐'i | | l l./)
(\\ ヽN/´ _ /`ヽ、|. l. //)
(\/| ` ̄ / \///)
.〃´ \ 、 〃 il
.li ヽV/-‐--|| 、
.!| ,. ' `.´ !l ` 、
|.| ' , ' , || 、` 、 \
./!|/ ./ / i ヽ|!\ \ \ ヽ
/./ / / ./ .l. { { ヽ }ヽヽ\ \ ヽ ヽ
! i .i | { .|、-ヽ ヽ―ト}、\ヽ. }_ | l
lハ | | l'´.l _Lヽ!\ヽ,,⊥._ヽ} }/77| |
! !l. ! lヽイfハ ` |.f;;cl” |/〃 ! | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`ヽlヽ ゝ. !tj| !.t''ノ .ノイ} .|. | !< ていくつぅ
ヽ! !  ̄ `_  ̄` ノン | l |i. |. \_______
|丶、 ,.イ´ .l | l ||. !
(\ヽ| |. ー__' ´-‐'i | | l l./)
(\\ ヽN/´ _ /`ヽ、|. l.//)
(\/| ` ̄ / \///)
晒しage
イヤン
「頃合か。そろそろ出ていいぞ、醍醐」
「了解いたしました、総帥」
醍醐が出撃した。
【醍醐 装備:ロケットランチャー】
訂正
【醍醐 装備:ロケットランチャー(弾数 10) デザートイーグル(弾数 50)】
411 :
名無しさんだよもん:04/11/14 10:42:11 ID:RaryHDNI
職人募集age
412 :
名無しさんだよもん:04/11/14 23:24:06 ID:ed+RH5nG
告知age
時間忘れてた
【夜明け前、篁の基地】
>>409は議論の結果NGとなりました。
作者さんは実況スレにて事後確認をしてください。
武装修正
【醍醐 装備:ロケットランチャー(弾数 2) デザートイーグル(弾数 50)】
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥
_________
| ________ | ___
| | | | , ─── 、 /___ \,,
| | オレ竜終了。 | | / ) 、 \ |-、ヽ |. ヽ
| | !. | | d-´ \ ヽ | |─| |
| | | | 亅三 ヽ | |-′||) /
| | | | (___ | / \ __ ヽへ/
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | \ | / /二二l
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| o━━━━┥ / ) |
|. | / | /ヽ/ |
|__________| ◯ | / /____|
( o ノ ( ̄ | 丿
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄\,, /−、 −、 \
/_____ ヽ / | ・|・ | 、 \
| ─ 、 ─ 、 ヽ | | / / `-●−′ \ ヽ
| ・|・ |─ |___/ |/ ── | ── ヽ |
|` - c`─ ′ 6 l |. ── | ── | |
. ヽ (____ ,-′ | ── | ── | l
ヽ ___ /ヽ ヽ (__|____ / /
/ |/\/ l ^ヽ \ / /
| | | | l━━(t)━━━━┥