Key新作 CLANNAD -クラナド- 総合 Part110

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611名無しさんだよもん
電撃G'sマガジン8月号/『CLANNAD』アナザーストーリー予告(1/2)

      Official Another Story
       CLANNAD -クラナド-
        光見守る坂道で


※ごとP氏のイラスト
 カラー:渚
 ラフ:風子/杏/智代/ことみ


ゲーム本編企画者
アナザーストーリーメインライター 麻枝准氏コメント

 次号の電撃G'sマガジンより、『CLANNAD』のアナザーストーリーの
連載を始めさせていただくことになりました。
なんとこの企画は、自分も敬愛するごとPさんとのコラボレーションです。
こんな機会を与えてくださった、G'sさんに感謝します。

さて内容のほうは、ゲーム本編中では語られていなかった裏話、
本編が始まるまでのビフォアストーリーなど、
ヒロインを中心に書きつづっていきたいと思います。
本編同様、横のつながりも大事に、ヒロインのみにとどまらず、
いろんなキャラクターを巻き込んで書いていきたいです。

執筆は原作同様、麻枝、魁、涼元の3人が担当させていただきます。
がんばっていきましょう。
多分人気があるほど長く続くと思いますので、応援よろしくお願いします。
612名無しさんだよもん:04/06/28 21:04 ID:whFqhJDT
電撃G'sマガジン8月号/『CLANNAD』アナザーストーリー予告(2/2)

 その日の放課後、下校生徒でにぎわう廊下。
「こちら木村さん。新しいクラスで、前の席になった子」
 友達の子に、ひとりの女の子を紹介される。
「はじめまして古河渚です……えへへ」
 精一杯の笑顔で挨拶する。
「木村さんとわたし、このまま服みにいくけど渚ちゃん
どうする?」
「ええと……」
 考える。迷う。
「道草いけないので、帰ります」
 結局そう答えた。
「そんなの気にしてる子、今時いないって」
「ほら、いこうよ」
「んー……」
 迷う。考える。
「大丈夫だって」
 その言葉がわたしの背を後押しする。
「それでは……今日だけつきあわせていただきますっ」
 目をつむって、そう答えた。
「あはは、そんな力入れて、古河さんって、おおげさだね」
 木村さんという子がわたしを見て笑う。
「おもしろい子なんだよ、渚ちゃん」
 わたしのことを話題に歩き出す。すごく照れくさかった。

                        (第1話より)
                        written by 麻枝准