あー、おまいら全員席につけ 石橋スレッド

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさんだよもん
石橋「今日は転校生を紹介する」
ざわざわざわ
石橋「ちなみに男だ」
一同「(゜Д゜)ポカーン」
石橋「ええと、木目沢ネ右一君だ。ご両親の離婚の都合でこちらに来た」
祐一「先生、微妙に違います。相沢祐一です。それに家は離婚してませんし」
石橋「みんなに挨拶して」
祐一「うーす、相沢祐一っす…」
石橋「相沢君、ゲームが違うよ」
祐一「なっ、何者だあんた!」
石橋「えーと、席はそこのアンテナ君の前の空いてる席に座って」
祐一「はい(転校なんてするもんじゃないよな)」
2名無しさんだよもん:04/06/15 02:01 ID:crWd1J9V
2gets
3名無しさんだよもん:04/06/15 02:02 ID:3sK1DNiO
なんかもうやりたい放題だな
4名無しさんだよもん:04/06/15 02:07 ID:rhevAdau
スレルール
 ・特になし
 ・ぬるぽ、荒らし、age上等何でもおけ
 ・SSもお気軽にどうぞ
 ・石橋のAA募集
5名無しさんだよもん:04/06/15 02:09 ID:f+7sXnei
>>1沢⇒シ尺
6名無しさんだよもん:04/06/15 02:11 ID:rhevAdau
>>5
スマソ
7名無しさんだよもん:04/06/15 02:23 ID:2E2HfjXF
なにか突っ込むところが違うような気がしなくもない
8名無しさんだよもん:04/06/15 02:26 ID:rhevAdau
即死回避のためにネタでも貼りまつ
9名無しさんだよもん:04/06/15 02:27 ID:rhevAdau
石橋「あー、全員席につけ。HRを始めるぞ」
石橋「水瀬、お前また授業中に居眠りしてたそうだな」
祐一「(またってことはあいつはいつも寝ているのか」
名雪「えー、先生。わたし今日は寝てませんよー」
祐一「(名雪のやつ自分から白状するとは)」
石橋「オホン。『今日は』ってことは別の日は寝ているんだな?」
名雪「だって…祐一が」
祐一「(そうか祐一か…。)って俺かよ!」
石橋「何だ相沢?いきなり大声を出して」
名雪「祐一が悪いんだよ…。夜中にあんなことするなんて」
香里「相沢君…」
祐一「香里そんな目で俺を見るな。俺は無実だ!!」
石橋「相沢…後で学習ルームに来なさい」
名雪「ガクガクブルブル(AAr)」
10名無しさんだよもん:04/06/15 02:34 ID:vARydnzk
一同「(゜Д゜)ポカーン」
11名無しさんだよもん:04/06/15 02:36 ID:sTMJKBfK
>>9
マジレスすると、その手のネタは嫌われてるっぽい。
12名無しさんだよもん:04/06/15 02:45 ID:KiJHOP1K
>>9
続きはこう繋げろ。
相沢「どうなるんだ?」
名雪「わたしの口からは恥ずかしくて言えないよ。」
相沢「北川、教えてくれ!」
北川「巷で言われているような殺伐としたものじゃないんだ。」
香里「あんなことやこんなことされるのよ。」
相沢「何だよそれ?」
香里「言葉通りよ。」
13名無しさんだよもん:04/06/15 03:53 ID:KiJHOP1K
>>12の続きを考えてしまった(´・ω・`)
相沢「いったいどんなことされるんだろう。ちょっと想像してみよう。」

石橋「水瀬、また居眠りか?」
名雪「うにゅーごめんなさい。」
石橋「ここに来るということは何をされるのか分かっているだろうね?」
名雪「はい。先生…。」
石橋「さあ、自分で捲ってごらん。」
名雪「先生、恥ずかしいです。」
石橋「ほら、早くする。」
名雪「はい・・・。」

14名無しさんだよもん:04/06/15 03:55 ID:2E2HfjXF
対象が変わってるよ〜
15名無しさんだよもん:04/06/15 04:00 ID:KiJHOP1K
>>14
香里や名雪の台詞から祐一が脳内妄想している様子です(´・ω・`)
分かりにくくてすまない。
16名無しさんだよもん:04/06/15 04:17 ID:KiJHOP1K
>>13の続き(´・ω・`)

石橋「白か・・・。先生はそういうの好きだぞ。」
名雪「先生・・・もういいですか?」
石橋「何を言ってるんだ?まだまだこれからだぞ。」
名雪「恥ずかしくて顔から火が出そう・・・。」
石橋「ん?私にはそうは見えんが・・・。」
名雪「う〜」
石橋「しかし、さすが陸上部の部長だけあって太腿が引き締まってるな。」
名雪「駄目です先生・・・触らないでください。」
17名無しさんだよもん:04/06/15 04:34 ID:KiJHOP1K
>>16の続き(´・ω・`)

石橋「むちむちしているね。」
名雪「もう許してください。」
石橋「そんなことを言っているがこちらの方はどうなんだ?」
そういって石橋は名雪のショーツの上からなぞる。

とりあえずここまで。
この続きは明日書きます。
18名無しさんだよもん:04/06/15 08:00 ID:Ul6qIt7y
良スレ
石橋×名雪SSキボン
19名無しさんだよもん:04/06/15 13:25 ID:Aew8oZEV
(;´Д`)ハァハァ
20名無しさんだよもん:04/06/15 13:27 ID:1vml8eB5
名雪「次は石橋先生の授業だね」
祐一「石橋の担当科目って何だ?」
北川「古文(アニメ設定)だ…って来たぞ!」
   ガラガラガラ
石橋「あー授業を始める、25ページ三行目、相沢読んでみろ!」
祐一「いきなり俺かよ…ってなんだこの教科書!!」
石橋「どうした読めんのか?次!北川」
北川「まってました、『ユニァァァァァァース!!』」


21名無しさんだよもん:04/06/15 13:52 ID:1vml8eB5
名雪「次は石橋先生の授業だね」
祐一「石橋の担当科目って何だ?」
北川「古文(アニメ設定)だ…って来たぞ!」
   ガラガラガラ
石橋「あー授業を始める、25ページ三行目、相沢読んでみろ!」
祐一「いきなり俺かよ…ってなんだこの教科書!!」
石橋「どうした読めんのか?次!北川」
北川「まってました、『ユニヴァァァァァァース!!』」
石橋「ちがう、こうだ!『ユニバァァァァァァース!!』」
祐一「何なんだ…この授業。」

久瀬「黒歴史は古文の一部だぞ、相沢君」
石橋「そこ、私語を慎め、次は久瀬!」
久瀬「はい、『この星の平和は私達が護る!』」
北川「『俺のこの手が真っ赤に燃える!!!』」
石橋「『貴様ぁディアナの尻と言ったなぁ』」

祐一「俺だけかよ、男でついていけないの・・・。_| ̄|○  」





22名無しさんだよもん:04/06/15 14:44 ID:qUkDeKfC
俺も即死防止のため投下するか。
23名無しさんだよもん:04/06/15 14:50 ID:qUkDeKfC
 ある日の夕方小さな女の子が泣いていた。
誰もその小さな姿を気に留めるものもなく…。
私は駆け寄って「どうしたの?」
と優しく声をかける。

 ……そんなことは妄想だった。
現実の私は声をかけることもなく素通りする周囲の人間と同じだった。
私が通り過ぎて、振り返ってみると、
少女と同じ年頃の少年が声をかけていた。
本来なら、それは大人がすべきことなのかもしれない。
何だろうこの感じは……。
私の中にある罪悪感なのだろうか。
いや、それとも似た何か別のものだろうか。
今までに味わったことのない不思議な感覚だった。
24名無しさんだよもん:04/06/15 14:57 ID:qUkDeKfC
 ピピピピピピ…
目覚ましの電子音が部屋に響き渡る。
……あのときの夢か。
あれから7年の月日が流れていた。
それ年以来、何故か冬になると毎年決まってこの夢を見る。

 …コンコン。
「あなた、起きないと遅刻しますよ」
「ああ、すぐに起きるから」
起きるのがいつもより遅いので妻が起こしに来たようだ。
結婚12年目の今ではほとんど妻とは会話がない。
妻とは12年前、この高校の前の学校にいた時に知り合った。
…知り合ったとは言っても見合いという場でだったが。
25名無しさんだよもん:04/06/15 15:08 ID:qUkDeKfC
私は見合いをするのは正直気が進まなかった。
親がしつこく薦めるので仕方なくというのが本当のところだ。
気立てもまあまあよく、割と好みの方だったし、
親もせっつくので30歳という体裁を考えて結婚を決意した。
妻との関係はよくも悪くも当時とあまり変わらないのではないだろうか。
少なくとも私の中ではそう思っていた。
今日もいつもと同じように勤め先の高校へと向かう。
朝の満員電車に揺られ、街の雑踏を抜けて行く。
26名無しさんだよもん:04/06/15 15:21 ID:qUkDeKfC
「あーお前ら全員席に着け」
「では朝のホームルームを始めるぞ」

 わいわいがやがゃ…
教室を出た後、遠巻きに生徒たちの騒ぎ声が聞こえる。
いつもと何ら変わらない日常…。
27名無しさんだよもん:04/06/15 15:34 ID:eEhykb9I
高尚過ぎるスレだ。。>>1に感服
28名無しさんだよもん:04/06/15 15:37 ID:qUkDeKfC
 今日の帰り道、久しぶりに商店街に寄ってみた。
帰り道で道草を食っている生徒たちを叱りながら商店街の奥へと進む。
途中、百花屋という甘味屋の前を通りかかると見慣れた教え子の姿を見た。
まあいい、せっかくの放課後、それも男女。
注意をするだけ野暮というものだろう。
思えば私はこんな風に青春時代を楽しんだ記憶がない。
中学、高校と勉強ばかりして過ごした日々。
当然このような甘い情景など体験する由もない。

「さて、そろそろ駅へ行くか」
誰に言うわけでもなく商店街から駅へと続く道を歩く。
と、ちょうどその時だった。

「そこの人〜!どいてどいてどいて〜!!」
「え?」
振り向くとそこには何かを大事そうに抱えながら走ってくる女の子がいた。
29名無しさんだよもん:04/06/15 15:49 ID:qUkDeKfC
…ドン!
振り向き様、とっさに私は少女を抱え込むようにしていた。
「うぐぅ…またぶつかっちゃった…」
元気のいい女の子が一人で何か呟いている。
年は見たところ14,5歳といったところだろうか。
「君、大丈夫かい?」
「え、と、はい。いきなりぶつかっちゃってごめんなさい」
私の声で我に返ったのか、自分のしたことに気がついたようだ。
「どこか怪我はないかね?」
「はい、大丈夫です。おじさんありがとう」
「それはよかった」
「!? そ、それじゃおじさん。ボク急ぐから!」
「え、あ、ああ…」
少女はそれだけを言い残すと紙袋を抱えたまま足早に商店街を抜けていった。
羽のついた変わったリュックがぱたぱたと靡いていたのが印象的だ。
30名無しさんだよもん:04/06/15 16:03 ID:qUkDeKfC
しばらく彼女の後姿を眺めていると、人のよさそうなオヤジが走ってくる。
「はぁはぁ…まったく逃げ足の速い子だ」
あの子のことだろう。
何でこのオヤジがあの女の子を追いかけているのだろうか。
「あの、どうかしましたか?」
まだ息を切らして、肩で息をしているオヤジに理由を訊いてみた。
「え?ああ、羽のついたリュックを背負った女の子が
 家の商品を持ち逃げしましてね」
「え…?」
我が耳を疑った。
少なくとも私にはあの子がそんな悪いことをするようには見えなかった。
「でも可愛いからついつい許しちゃうんですよね」
何を言ってるんだろうかこのオヤジは。
「あの、お幾らですか?」
「5匹だから全部で525円ですよ。それが何か?」
「よかったら私が代わりにお支払い致しますよ」
「宜しいんですか?」
「ええ、ちょっとした知り合いなもので。これからは気をつけさせます」
「そ、そうですか。それじゃあ頼みますね」
ちょっと残念そうな顔をしたオヤジだった。
それにしてもなぜ私はこんなことをしたのだろうか…。
31名無しさんだよもん:04/06/15 16:04 ID:qUkDeKfC
ひとまずこんなところ。
需要、もしくは暇があったらこの続き投下しますね。
32名無しさんだよもん:04/06/15 17:52 ID:Ul6qIt7y
凄ぇ・・・石橋のSSって・・・神スレだな、ここ
33名無しさんだよもん:04/06/15 22:18 ID:lLbyRNPP
…実は俺達凄いタイミングで凄い事やってる人を見てるんじゃないだろうか?
なにはともあれ期待しております。
34名無しさんだよもん:04/06/15 23:31 ID:jSnvQqsM
良スレ保守
35名無しさんだよもん:04/06/15 23:33 ID:jSnvQqsM
sage忘れた
スマン吊ってくる
36名無しさんだよもん:04/06/15 23:49 ID:f+7sXnei
すげ、石橋のSSなんて初めて見た…
37名無しさんだよもん:04/06/16 01:37 ID:CSAOa3FX
>>31さん乙です(´・ω・`)
これの後で昨日の続きを書くのは恥ずいですが。
38名無しさんだよもん:04/06/16 01:50 ID:CSAOa3FX
>>17の続きから(´・ω・`)

すると名雪は敏感な部分に触れられてカラダをびくりと反応させる。
石橋「どうした?先生に触られて感じているんじゃないのか?」
名雪「そ・・・そんなことないです。」
石橋「ほう・・・。ならこんな風に指でこすってもだいじょうぶだな。」
石橋は人差し指で敏感な部分を往復させる。
名雪「ん・・・」
石橋「水瀬、感じてるんじゃないのか?先生に嘘をつくとはな。」
名雪「わたし、嘘なんか・・・」
名雪を身をよじらせてイヤイヤする。
39名無しさんだよもん:04/06/16 04:17 ID:vMDEEFef
石橋といえば卒業Uの眼鏡っこ石橋しか思い浮かばない俺はどうすればいいんだ
40名無しさんだよもん:04/06/16 12:19 ID:xB96OQz8
漏れは石橋と言えば騎手を思い浮かべるな。
41名無しさんだよもん:04/06/16 14:17 ID:YVm2Xfnl
      _____
    /       \
    |  lヽ____ノ
    |  |  ―  ―     
    |─−( <・)-(・>)-
    |(6   /(´ヽ >
    | ||  ((━━) < お前ら全員席につけや
    |/\__ノ      
42名無しさんだよもん:04/06/16 17:41 ID:/xBnSEqv
新聞部の取材でこの高校の七不思議について校内新聞を書くことになった。
生徒もほとんど帰ったであろう、現在は午後5時をまわったところだ。
こんな日に限って空は厚い雲に覆われ今にも雨がふりだしそうである。

ことの発端はこうだ。
俺は名雪にしつこくクラブ入りを薦められ新聞部を紹介された。
別に俺は入りたくもなかったがなぜか強引に話を進められた。
そこで今回の企画だ。
冬の花火があるのだから冬の七不思議もありだとのこと。
何でも部長の話では話をしてくれる人を捜しておくから行って取材すればいいらしい。

何だろうとても嫌な予感がする。
俺は自らの恐怖心をおさえてみんなが集まっている部室への扉を開ける。
43名無しさんだよもん:04/06/16 17:49 ID:/xBnSEqv
扉を開けるとそこには既に部長が集めたであろうと思われる人たちがいた。

祐一「あの・・・」
俺が声をかけると一斉に12個の目がこちらに向けられる。
男「新聞部の取材だそうだが君は7人目の人なのかい? それとも取材をする新聞部の人なのかい?」
祐一「新聞部のものですが、何か?」
男「いや、それなら別にいいんだが」

・・・・・・・・・・・・しばらくの間沈黙が続いた。
女「あの・・・7人目の方を待っていてもらちがあかないと思うので先に始めませんか?」
みんながその女の意見に同意するしぐさをみせる。
祐一「判りました。それでは先に始めることにします」
こうしてこの学校に渦巻く恐怖話の幕が下りるのであった。
44名無しさんだよもん:04/06/16 18:10 ID:/xBnSEqv
俺は最初にこの人の話を聞くことにした。
その人に話を始めてもらえるように促す。

女「あたしから始めればいいのね?」
祐一「はい、お願いします。その前にお名前は?」
女「相沢君、あたしにケンカをうってるの?」
祐一「みんなに自己紹介してくれって意味なんだが・・・」
女「なるほどね。あたしは美坂香里って言います。よろしくお願いします」
香里がお辞儀をする。それにつられてみんなも会釈した。
正直この場に香里がいるとは思わなかった。
ま、顔見知りが居たほうがやりやすいか。
香里「あたしの話はとっても可哀想なある女の子のお話よ。あるところに仲のいい姉妹がいたの。
   でも、その姉妹のうち妹の方は生まれつき体が弱くて学校も休みがちだった。女の子の夢は
   お姉さんと同じ制服を一緒に登校してお昼に一緒に中庭でお弁当を食べて帰りは一緒に帰る。
   そんな些細なことだったの。でも、ある日、女の子は自分が重病であることを知った。それを実
   の姉から聞かされたの。不思議なことにその女の子は自分が死ぬと聞かされても涙一つ零さ
   なかったそうよ。それ以来女の子は実の姉から存在を否定されるようになった。そう、まるで最
   初からいなかったかのようにね。きっとそうすることで自分の気持ちを落ち着かせようとしていた
   んでしょうね」
祐一「そうなのか。それでその先はどうなったんだ?」
45名無しさんだよもん:04/06/16 18:55 ID:/xBnSEqv
香里「その子はある日、商店街でカッターや必要のないお菓子や雑誌などを買って家に戻ったの。
   そしてカッターの刃を出して自分の片方の手にあてがった。でも、何故か死ねなかった。
   なぜならその途中で出会った男の子に恋をしたからなの。現実にかえった彼女は今まで出な
   かった涙が零れ始めていたの」
祐一「続きは?」
香里「それ以降、自分は前向きに残された時間を全うしようと考えた。女の子は男の子の目に留まるように
   寒空の下で何時間も立ったり、気をひけるようなことなら何でもした。その甲斐があって男の子とデート
   をしたり、お昼を一緒に食べるようになったわ。ついには彼とのファーストキスも果たしたの。彼女は幸
   せの絶頂だったわ。まるで自分が死を間近に控えた病人であることを忘れているかのようにね」
祐一「それのどこが怖い話なんだ?」
香里「話はここからよ。もうすぐ誕生日を迎えようかというある日、女の子は彼が他の女性と楽しそうにいちゃ
   いちゃしているところを目撃したの。彼女はとてもショックだったわ。実の姉から裏切られ、最愛の人から
   も裏切られたんですからね。彼女は悩んだわ。真相を確かめようかどうしようかと。それはそうよね。
   だって、もし最悪のケースだったらと思うと躊躇うわよね。彼女の結論は彼に会って真相を確かめること
   だった。彼女は寒空の下、彼の教室が見えるところでじっと彼のことを見つめていた。彼女に気がついた
   彼はどうしたと思う?」
祐一「俺に聞かれてもな」
46名無しさんだよもん:04/06/16 19:12 ID:/xBnSEqv
香里「彼はね、ノートに何かを書いて丸めておもりをくるんで彼女に投げつけたの」
祐一「なんて書いてあったんだ?」
香里「ノートにはこう書かれてあったわ『帰れ!!(・∀・)』と」
祐一「なるほど、男は○ちゃんねらーだったと」
香里「話の腰を折らないでくれる?
   それだけじゃないわ後は小さな字で『こんなとこまできてお前はバイタか物乞いか?
   金やるからこれでさっさと俺の前から消えうせろ!』と書いてあったそうよ」
祐一「お金をおもりにしていたんだな。それにしても酷いやつだな」
香里「この余りにも酷い仕打ちにショックを受けた女の子は旧校舎の屋上から飛び降りて自殺したの。
   今でもその怨念があの旧校舎を彷徨っているそうよ。・・・これであたしの話は終わり。
   次は誰が話をしてくれるのかしら?」
祐一「ありがとうございました。それでは続いて・・・」
気のせいだろうか。最後のほうで香里が一瞬不適な笑みを俺に向けたような・・・。
ま、特に気にすることもないか。
さて、次はあの人の話を聞こう。

47名無しさんだよもん:04/06/16 19:30 ID:Fnod8SIt
石橋のSSじゃないけど


怖えぇ
48名無しさんだよもん:04/06/16 19:59 ID:sjXOpJKU
怪談話に突っ込みを入れまくるとは無粋な奴だな祐一。む? そういう話ではないか?
4942:04/06/16 20:35 ID:q9k6783J
>>47
いえ、石橋SSですよ。
かなり後で出てきますけど。

>>48
今はまったりと祐一はしてますが進むにつれそんなことを言ってられなくなります。


漏れ的には>>31氏の続ききぼん。
50コテとトリップ:04/06/16 21:14 ID:rjnKuuWb
21まではいいスレだったんじゃないかと思う
51名無しさんだよもん:04/06/17 00:31 ID:lQpP5h6c
      _____
    /       \
    |  lヽ____ノ
    |  |  ―  ―     
    |─−( <・)-(・>)-
    |(6   /(´ヽ >
    | ||  ((━━) < 相沢、先生にも誰か一人よこしなさい(;´Д`)ハァハァ
    |/\__ノ      

52名無しさんだよもん:04/06/17 03:11 ID:YzIa5nCU
田中と書いて石橋
53名無しさんだよもん:04/06/17 12:21 ID:uG07IVfT
保守
5442:04/06/17 15:20 ID:EXUB3DcF
祐一「ええと、次は・・・」
女「あら、私ですね?」
祐一「・・・で、何で秋子さんがここにいるんですか?」
秋子「いちゃいけませんか?これでも私はここの卒業生なんですよ」
祐一「あの、そういう問題じゃなくてですね」
秋子「私はただこの町や学校に纏わる怖いお話をしてくれと頼まれただけですから」
祐一「はあ・・・そういうことならお願いします」
秋子「了承」
祐一「始めにみなさんにご挨拶をお願いしますね」
秋子「はい。私は水瀬秋子と申します。怖い話というとあのお話しかないですね。今から7年程前のことです。
   ある仲のよかったイトコ同士の話。男の子と女の子なんですけどね。男の子は冬休みになると毎年その
   女の子の家に遊びに来ていました。その男の子は意地悪でちょっと変わった男の子でした。女の子の方
   はマイペースというか普通の人と45度違った物の考え方をしていました。その女の子はその男の子のこ
   とを密かに好いていました。鈍感な男の子はそのことに全然気がつきませんでした」
祐一「ふむふむ・・・メモメモと」
秋子「7年前の冬、丁度今頃の季節でしょうか。悲劇は起きたのです。」

5542:04/06/17 15:39 ID:EXUB3DcF
祐一「どんなことが起きたんですか?」
秋子「いつもと同じようにその子の家に男の子が遊びに来ていました。けれど、その年は少し男の子の様子が
   違ったのです。いつもなら女の子と一日中楽しく遊ぶことが多かったのですが、この年に限ってそういう日
   が全くと言っていいほどなくなったのです」
祐一「心境の変化ってやつかもしれませんね」
秋子「・・・それはどうしてか。実は男の子にはいつも遊んでいる別の女の子がいたのです。男の子はその子と
   いると本当に楽しそうにしていました。それも商店街や学校、駅前などで毎日のように。女の子は自分の
   相手をしてくれなくなった男の子のことを不審に思い、ある日、男の子の後をつけたのです。始めはほんの
   軽い気持ちで、もし、自分に内緒で楽しそうな場所に行って遊んでいるのなら自分も混ぜてもらおうと・・・。
   しばらくすると、そんな気持ちが吹っ飛んでしまうような光景を女の子は目の当たりにしてしまうのです。自
   分の大好きなイトコの子が別の女の子と、それもあんなに楽しそうにしているのですから。当然女の子は面
   白いはずがありませんよね。この日以来、男の子が一人で出かけていく姿を見送る度に『あの子のところに
   行くんだよね』と前にもまして切ない気持ちでいっぱいになっていました」
祐一「その男の子は何も気がつかなかったんでしょうか」
秋子「ええ、そうみたいです。それだけならまだよかったのですが、ある日、その男の子が女の子にお金を要求
   したのです。必ず返すからお金を貸してくれと。女の子は思いました『きっとこの子はあの女の子にお金を
   つぎ込んでいるんだ。だからお金がなくなってしまったんだ。それで自分のところまで来てお金を用立てよ
   うとしているんだ』ってね。当然最初は断りました。だけど余りにも熱心に頼み込むので女の子が財布を開
   くと、無理やり男の子はそこからお札だけを抜き取り、足早に家を出て行きました。お金がなくなったら女の
   子は当然困ります。返してくれるとは言うもののあてには出来ません。けど、それ以上に男の子があの女の
   子に溺れていくことを思うと切なくなるのでした」
5642:04/06/17 15:50 ID:EXUB3DcF
祐一「酷いやつですねそいつは」
秋子「その後、女の子は心配になって男の子の後をこっそりつけたのです。どこに向かうのかと考えていると、
   男の子はゲームセンターで夢中で何かをしていました。UFOキャッチャーで熱心に人形を取ろうとしてい
   るところでした。何百円もつぎ込んでいるみたいで、その形相は険しかったようです。何度目かでやっと
   目当ての物を取ることに成功したようです。嬉しそうに人形を掴み取るとどこかへ慌てた様子で走って行
   きました。どこに向かっているかは大体の想像がついていました。案の定、男の子はその女の子と一緒
   にいました。嬉しそうにしている女の子、得意そうな顔の男の子。そんな様子を見ていると自分の居場所
   なんてないと悟ったのです」


この続きはまた書きます。
57名無しさんだよもん:04/06/18 00:46 ID:DFeWJoTl
ほしゅ
58名無しさんだよもん:04/06/18 05:49 ID:2oEPabll
ぬるぽ
59ぬるぽさんだよもん:04/06/18 20:30 ID:RIPQmD5M
      _____
    /       \
    |  lヽ____ノ
    |  |  ―  ―     
    |─−( <・)-(・>)-
    |(6   /(´ヽ >
    | ||  ((━━) < まさか先生を叩こうなんて考えているんじゃないだろうな。
    |/\__ノ      
60名無しさんだよもん:04/06/19 00:20 ID:n8Ys4G5f
まったりしてきたね
61名無しさんだよもん:04/06/19 11:51 ID:IcDOrzC1
保守
62名無しさんだよもん:04/06/19 23:32 ID:Ndmxu0p3
圧縮危機保守
63名無しさんだよもん:04/06/19 23:59 ID:k3weoSJ2
               冊冊冊冊
               〃〃〃〃
                  |
                  |
                  |
           ∧_∧| クイッ
     >>58→ ( ´∀` )づ
           /  _ノ⌒⌒⌒`〜、_
        ( ̄⊂人 //⌒   ノ  ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃


             ||| || |
             ||| || |
           ガッ!   h
            ∧冊冊冊冊
     >>58→  ( `Д´)つ
           /  _ノ⌒⌒⌒`〜、_
        ( ̄⊂人 //⌒   ノ  ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
64名無しさんだよもん:04/06/20 00:46 ID:PtjLvZVP
      _____
    /       \
    |  lヽ____ノ
    |  |  ―  ―     
    |─−( <・)-(・>)-
    |(6   /(´ヽ >
    | ||  ((━━) < 生徒諸君、頑張って先生のスレを落とさないようにしてくれ
    |/\__ノ      

65名無しさんだよもん:04/06/20 14:17 ID:fgaM65M/
      _____
    /       \
    |  lヽ____ノ
    |  |  ―  ―     
    |─−( <・)-(・>)-
    |(6   /(´ヽ >
    | ||  ((━━) < 生徒諸君、よくやってくれた。先生は感動した!
    |/\__ノ      
66名無しさんだよもん:04/06/21 01:55 ID:APHeWRxd
ぬるぽと書くことに意味はあるのでしょうか
67名無しさんだよもん:04/06/21 13:15 ID:XQbw+dsF
68名無しさんだよもん:04/06/21 17:54 ID:0wY0u8xp
アゴメキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
6942:04/06/22 02:10 ID:qRqcGS+K
>>56からの続きです。

祐一「その男の子にも理由があったんじゃないですか?」
秋子「・・・祐一さんは本当にそう思われますか?」
祐一「ええ・・・」
秋子「それならそうなのかもしれません。私にもその子たちの考えなんて分かるはずもな
いのですから」
祐一「あの・・・」
秋子「あ、続きですね。ごめんなさい。ちょっと感傷に浸っていたものですから。
   もうすぐ、冬休みも終わりに近づき、男の子がこの街から去る日が近づいて来ました。
   そんな時、男の子がそわそわした様子でまたどこかへ行きました。
   女の子はやめておいた方がいいのに、また後をつけて行ったのです。
   男の子は何か商店街で探し物があるみたいでした。
   そして、男の子は男子には不似合いな一軒のお店の中へと入っていきました。
   一体何を探しているんだろうと女の子は思いました。
   女の子がショーウィンドウ越しに男の子の姿が見えたので気がつかれないように
   そっと中の様子を伺っていました」
祐一「何を探していたんでしょうか?」
秋子「聞いていればいずれ判りますよ。
   続きですが、男の子が女性の店員さんに何かを薦められているようでした。
   それを買うと大事そうに抱えながら駅前の方向に駆けていきました。
   『きっとあの子にあげるんだ・・・』女の子はそう直感したのでした」
7042:04/06/22 02:20 ID:qRqcGS+K
祐一「気になる・・・」
香里「相沢君は放っておいて話を続けてください」
秋子「ここからが本当の悲劇の始まりです。女の子は考えました。
   『このままでいても彼はきっと自分のもとへは来てくれないだろう』と。
   そこである一つの決意をしたのです」
祐一「ライバルを呪殺ですか?」
俺が聞くとそこに男が割ってはいる。
男「相沢君とか言ったね。一々話の腰を折らないでもらえるかな」
祐一「あ、ああ・・・悪い・・・」
感じの悪いやつだと思った。
だが、話の腰を折っているのも事実なので秋子さんの話を聞くことに集中することにした。
秋子「女の子は一つのプレゼントを持って男の子のもとへ行きました。
   男の子は駅前のベンチで一人ぼんやりと座っていました。
   一人でいるのでチャンスだと思い、女の子は男の子に近づいていきました。
   そこで女の子は自分の内に秘めたる想いを告げ、そして精一杯の気持ちを込めて作った
   贈り物を男の子に差し出したのです。そう、ここまではよかったのです。
   だけど、男の子は女の子の精一杯の気持ちを無残にも打ち砕いたのです。
   女の子の贈り物は男の子の手によって直接壊されてしまいました。
   女の子はただ呆然と起きたことを認識することが出来ないでいました。
   でも、直後に自分が男の子に拒まれた存在であることを知ったのです」
7142:04/06/22 02:25 ID:qRqcGS+K
祐一「ひどいことをするやつもいるもんですね」
秋子「けれど、女の子は最後の希望を捨てませんでした。明日男の子の帰る日にこのベン
チで待っていることを男の子に告げました。ちゃんとお別れが言いたかったのでしょう
ね。ずっと待っていると何度も何度も・・・」
祐一「その希望は・・・」
秋子「絶たれました。やがて、辺りはすっかり夜の帳が下りて真っ暗になっていました。
失意の真っ只中にいた女の子は諦めて帰ろうとしたときです。新年会の帰りで泥酔した運
転手の乗った車に撥ねられてそのまま・・・。」
祐一「!?」
秋子「それ以来女の子の魂は救われないままこの街を彷徨っているらしいですよ。
   壊された贈り物を持って・・・。この学校にも時々来るみたいですけどね。
   余談ですけどその男の子はその年以来この街には寄り付かなくなったようです。
   女の子が亡くなったのもありますけど、あの女の子に会いたくないのでしょうか。最も・・・」
祐一「何か言いましたか?」
秋子「・・・いえ、これで私の話は終わりです。次の方はどんなお話をしてくださるのでしょうか」
祐一「ありがとうございました。それでは次に・・・」
俺は最後の秋子さんの言葉が気になって仕方がなかった。
贈り物とはいったいなんだったのだろうか。
俺には見当もつくはずがなかった。
この学校をその子の魂が彷徨う、考えただけでも恐ろしい話ではないだろうか。
・・・とにかく次の人の話を聞こう。
7242:04/06/22 02:28 ID:qRqcGS+K
今回は以上です。
期待してない人にはご迷惑をおかけしています。
73名無しさんだよもん:04/06/22 17:35 ID:UOvGJNx/
なんとなく話の流れに予想は付くけど、
どう石橋が締めくくるのかラストが木になるな。

がんばってください。
74名無しさんだよもん:04/06/23 01:18 ID:SrszYlYY
とりあえずメンテ
75名無しさんだよもん:04/06/24 02:09 ID:vW99BvV0
続き待ちのため保守
76名無しさんだよもん:04/06/24 12:56 ID:j3lr5g5T
石橋「5限目は私の授業だ、全員席に着け」
77名無しさんだよもん:04/06/24 17:30 ID:y9eKSw5A
だが、やってないという証拠も無い。
78名無しさんだよもん:04/06/25 01:43 ID:SOVfep1F
石橋「さて、今日も校内の見回りにいくかな・・・」
石橋「ん!誰だそこにいるのは!!」
石橋は懐中電灯を不審者にあてる
そこに居たものとは
79名無しさんだよもん:04/06/25 02:16 ID:cNOP03D4

            ___iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii        
        , <\  /~|  ̄ ̄ ヽiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
      / lニ\|三|∠二ニ=l   ヽiiiiiiiiiiiiiiiii
     / / / /. / | | | | | .||      ヽiiiiiiiiiiiiiiiii
    / / / / / | | | | | | || |      liiiiiiiiiiiiiiii
   /  ////│| | | |││ || | |  |  |iiiiiiiiiiiii
  / 〃|/ | │| | | |││ | | | |  |  |iiiiiiiiii
  | /|  |/ ''''''    ''''''''::::::::|  |  | | |iiiiiiiiii
  |  ||  ||(〇),   、(〇)、.:| |  |  | |iiiiiiiiii   ←こいつ
  | | | |.|   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| |  |  | |iiiiiiiiii
  | / | ||||  ´,rエエェ、` .:::::::| |  | | |Viiiiiiiiii
  |/ | || |\  `ニニ´  .:::::/ | | | レviiiiiiiiiiiiii
     v V Wゝ -ニニ- ー ノノ viiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
          /;ノ      /^\iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
        /  |-  −/    \iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii
     /| ||   |=== /      //\iiiiiiiiiiiiiiiii
80名無しさんだよもん:04/06/26 02:51 ID:/9XpVjjP
>>78
    _
   '´    ヽ
  .卯 jリノ)))〉 .  〃⌒⌒ヽ
  ,イl∩゚ ヮ゚ノ|ヽ /~))リリリリリ))ヽ
  liヽ I!†!つ   ! i∩´∀`)ゞヽ
  |! lく/_|〉ノ  ノ; ノ ヽ ⊂) ヽ ヽ
     し'ノ   '´((  し'ヽJ   )ノ
81名無しさんだよもん:04/06/27 02:16 ID:Ov4grsjQ
名雪「先生抱いてほしいんだおー」
82名無しさんだよもん:04/06/28 01:42 ID:mscmDZtR
香里「名雪ずるいわ。あたしが先よ」
83名無しさんだよもん:04/06/29 00:45 ID:/ggFbccP
石橋「名雪に香里はおませさんだなぁ・・・」
8442:04/06/29 03:21 ID:gjXZZ00r
>>71からの続き

祐一「それでは3人目の方のお話に移りたいと思います」
そこで俺は3人目にあのいけ好かない男を指名することにしたのだった。
男「僕の話だね?いいだろう。みんな知っていると思うが僕は生徒会長の久瀬だ」
祐一「知らなかった・・・」
久瀬「ごほん。まさかそんな無知な生徒がこの学校の中にいたとはね」
香里「相沢君は転校してきたばかりだから知らないのよ」
久瀬「それなら仕方ないね」
祐一「あのぅー、そろそろお話を始めて頂けませんか?生徒会長の久瀬さん」
久瀬「どこか引っかかる言い方だが、ま、いいだろう。僕の話はある女の子の話だ。とても不思議な力を持ったね」
祐一「どんな力を?」
久瀬「慌てないでくれ。これから詳細を話していくんだからね。
   話す前に君はこの学校に巣食う魔物の話は知っているかい?」
祐一「魔物だって!?」
久瀬「その様子じゃ知らなさそうだね。無理もない、魔物は夜の校舎に現れるんだからね」
祐一「香里は知っているのか?」
香里は首を横に振る。どうやら彼女も魔物のことは知らないようだ。
久瀬「ここからはさっきの女の子の話をしよう。女の子はいたって平凡な女の子だった。女の子の
   お母さんは身体が弱くてね。病院でほぼ寝たっきりの生活を送っていた。女の子はまだ幼かった。
   ある日、女の子の母親が自分の死期を悟り、兼ねてから女の子が行きたがっていた動物園へと
   向かった。お弁当にバナナを持ってね」
85名無しさんだよもん:04/06/30 02:15 ID:+cfnZ3FI
ほしゅ
86名無しさんだよもん:04/06/30 13:43 ID:UeEGeTO6
つまんね
87名無しさんだよもん:04/07/01 02:54 ID:IJTlWAeE
平和だな
88名無しさんだよもん:04/07/02 02:30 ID:9ctf+GzJ
頭で考えるんじゃない心で感じるんだ
89名無しさんだよもん:04/07/03 01:44 ID:Lom++Wuc
>>88
アフォでつか?
90コテとトリップ:04/07/03 01:52 ID:h+3a12Da
>>89

心で考えるな、頭で感じるんだ
91名無しさんだよもん:04/07/03 07:33 ID:FzUwwpph
結論言っちゃえば、石橋だからつまんないんだよ
92名無しさんだよもん:04/07/03 11:27 ID:dOo3AMVU
取り合えず、42の完結だけは待とうよ。
93名無しさんだよもん:04/07/04 03:10 ID:QYnZi75A
>>89
トリコロでも読んでろ
94名無しさんだよもん:04/07/04 21:07 ID:KsttAY/n
>>93
何で海藍・・・w
95名無しさんだよもん:04/07/06 02:19 ID:R1+zCRHG
hosyu
96名無しさんだよもん:04/07/07 18:24 ID:Us7G7yxf
         _ _
     ♪ 〃┏━━
   ♪  |. ノノソハ)))   ウグゥ
     (\リリ ´ー` リ∩  ウグゥ
     (ニ⊂[#~~ ∞"_ノ    ウグゥ
       /__∞_|      ウグゥ
        し'(_f)
         _ _
   ♪   〃┏━━
     ♪|. ノノソハ)))   ウグゥ
      .∩リリ ´ー` リ    ウグゥ
       \_"∞~~#]⊃    ウグゥ
         |_∞__\     ウグゥ
         (f_) 'J
97名無しさんだよもん:04/07/08 08:47 ID:biMOmkdI
七夕の夜も一人
 
 詠み人知らず
98名無しさんだよもん:04/07/10 02:17 ID:Z9FD/bZy
ほしゅ
99名無しさんだよもん:04/07/10 02:21 ID:wndqOKoL
つまんね
100名無しさんだよもん:04/07/11 22:16 ID:2l7Orwh+
100ゲトズザー
10142 ◆cg1YS5cWCY :04/07/13 02:23 ID:/hMkaqiF
>>84の続き

祐一「何か支離滅裂だな。魔物の話をしたと思ったら女の子の話をしたり、ましてや母親の話まで飛んでいるし」
久瀬「相沢君、少しは黙って聞きたまえ。記者というものは相手に気分よく話を聞きだすものだよ。
   では、続けよう。女の子の母親は外に出た行こうとしたのはよかったのだが、やはり無理が祟ってしまった。
   もう一歩も動けなくなってしまった時だった。女の子は周りの雪をかき集めて雪ウサギを作り出した。
   そうして辺り一面に雪ウサギの動物園を作りあげてしまった。そんな時に犬も通りかかった。
   そんな女の子と小さな動物園を見て母親は嬉しそうにしていた」
祐一「……」
久瀬「何か言いたそうだね?」
祐一「いや、話を続けてくれ」
久瀬「……お弁当のバナナを食べていたときだった。少女が懸命に声をかけるが反応はない。
   ついに来るべき時が来てしまったのだった。その後まもなくお母さんは亡くなられた」
これで話は終わりなのだろうか。
もし、そうだとするとさっぱりわけがわからない。
久瀬「ここまでなら怖い話でも何でもないな。相沢君、安心したまえ。話はまだこれからだ」
久瀬の言葉に面倒臭そうに首を縦に振る。
一々行動が気に障るが早く話の続きをしてもらうよう促した。
10242 ◆cg1YS5cWCY :04/07/13 02:39 ID:/hMkaqiF
久瀬「母親が死んでからのことだ。少女は不思議な力を持つようになっていた。
   一種の超能力とでも言えばいいのかな。少女はその秘められた力を使って蘇生させてしまった」
祐一「蘇生!? そんな馬鹿な!!」
久瀬「信じるも信じないも、記事にするのもしないのも君たちの自由だ。
   当然一度死んだ人間が生き返ったら周りは大騒ぎをすることだろう。
   女の子は超能力少女としてマスメディアの目に晒されることになってしまった。
   メディアは面白おかしく取り上げ、少女の周りの人たちは奇異な目で見ていた。
   やがて少女たちは居たたまれなくなってその街を去ることになった」
祐一「街? この街の話じゃなかったのか?」
久瀬「正確には違うといえるね。だが、ここから先は他でもないこの街の話なんだ。
   これまでの話はいわば導入の部分なんだ。それくらい君でも分かるよね?」
適当に首を縦に振って相槌を打っておく。
正直俺はさっきからコイツの言葉と態度にはムッと来ていた。
しかし、ここで切れてしまえばこの会合はパーとなり皆に迷惑がかかってしまう。
なんとしてもその最悪の事態だけは避けなければならない。
耐えろ、耐えるのだ……。
久瀬「少女はこの街に引っ越して来ても、あんなことになってしまった以上誰も少女と関わろうとするものはなかった。
   少女はいつも人の目立たないところで寂しく独りぼっちで遊んでいた。
   歩いていると酷い時には罵声だけでなく、石が飛んでくることもあった。
   そんな時だ、少女の遊び場にしていた場所にある一人の少年が偶然迷い込んできた。
   少年は少女を見ても平気なようで、いつしか二人で遊ぶようになっていた。
   遊び場では鬼ごっこやかくれんぼなどの月並みな遊びを日々繰り返していた」
10342 ◆cg1YS5cWCY :04/07/13 02:45 ID:/hMkaqiF
>>101
の二行目訂正及び追加
「〜相手に気分よく話をさせておいてから訊きたいことや核心を突いた質問をするものだよ。
 ましてやこういった場で話し手に不快な思いをさせていい話が聞き出せるとはとても思えないね。
 では、続けよう。〜」
104名無しさんだよもん:04/07/14 00:26 ID:02475oD+
>>42
105名無しさんだよもん:04/07/16 14:03 ID:N6XDAMo+
近々圧縮のヨカーン
106名無しさんだよもん:04/07/16 19:45 ID:SsutaZoo
ま、そういうこと。
107名無しさんだよもん:04/07/18 02:00 ID:yK11zno9
残れたか…
108名無しさんだよもん:04/07/18 23:45 ID:nr+fVk6i
これで終わり?
109名無しさんだよもん:04/07/21 02:14 ID:jc759K34
まだ終わりじゃないと思われ
110名無しさんだよもん:04/07/22 15:14 ID:PDu9vaNo
保守
111名無しさんだよもん:04/07/22 16:18 ID:vYRlaGmP
つまんね
11242 ◆cg1YS5cWCY :04/07/23 02:02 ID:6sHYRXPk
また圧縮が近づいてますな

>>102の続きから
久瀬「少女は力を使って少年を呼び寄せていたのだ。少年はある日少女にプレゼントを贈った。
   祭りの夜店にでも売っていそうなウサ耳のバンドだった。少女はとても喜んで毎日つけた。
   少年もあげて本当によかったと思っていた」
メモメモ…と。
久瀬「だが、そんな日々も長くは続かなかった。少年が地元に帰る日が来てしまったのだった。
   少女は少年と離れたくない一心で何とか少年をこの場所に繋ぎとめようとしていた。
   少女は秘めた想いを胸に少年へ電話する。少女が考えて思いついた方法・・・」
祐一「方法とは?」
久瀬「少女は魔物が来る、二人の遊び場を守らないといけないと告げた。
   そうすれば一緒にいられると少女は考えた。
   それなのに、少年の出した結論は彼女を拒絶することだった」
祐一「そうなのか」
久瀬「まだ続きがある。少年に拒まれたと感じた少女は一人でその場所を守ろうと決意した。
   本当は居もしない魔物を倒すために、少女の力で嘘がやがて本当になってしまう」
祐一「嘘が本当に!?」
俺は立ち上がって素っ頓狂な声をあげていた。
そりゃそうだろう。何せ魔物の存在が本当になったというのだから。
不思議なことに俺以外のみんなはぴくりとも反応しない。
むしろ妙に落ち着き払っているといえる。
何だか一人だけ場違いな雰囲気がするのは気のせいだろうか。
11342 ◆cg1YS5cWCY :04/07/23 02:25 ID:J1VrkL/+
久瀬「まあ落ち着きたまえ。ここから話の山場に入るところだ」
祐一「あ、ああ……」
久瀬は落ち着き払って俺を制止した。
ひとまずここは話の続きを聞くことが先決だろう。
久瀬「それから幾年もの時が過ぎた。そして再び少年と少女は闇夜の校舎で再会することになった。
   初めはお互い誰だか覚えていない。運命の糸に手繰り寄せられるように、次第に二人の心は近くなっていた。
   そこで少年と少女は魔物の退治を始めるのだ。夜の校舎というミステリアスな舞台でね。
   魔物退治は順調に進み、途中大きな代償を払うことになってしまったが魔物退治は終わりを迎えようとしていた。
   しかし、彼女もただではすまなかった。身体に傷を負いながら最後の一体を仕留めることに成功した。
   魔物退治のお祝いに二人でささやかな祝賀をやることになった。動けない少女の代わりに少年が準備に」
香里「これが事実とするのなら凄いことよね」
祐一「そうだな」
久瀬「コホン…。少年が戻ると既に少女の姿はなかった。そうだ、まだ一体残っていた。
   少年は当時の記憶を徐々に取り戻しつつあった。記憶の回顧と同時に激しい頭痛が伴う。
   記憶を取り戻した少年はあの場所へと向かっていた。そこには昔のままの少女がいた。
   現実と過去が錯綜する中で少年は少女に戦いが終わったことを告げる。
   思春期の尊いを時間を代償にした力の呪縛から解き放たれた瞬間だった」
祐一「何だ、いい話じゃないか?」
久瀬はフッと鼻で笑う仕草を見せた。
その行為の示す意味は、とてもいい話ではないという意思の表れだろう。
久瀬「……少女の答えは既に出ていた」
一瞬の間だがとても嫌な感じがした。
久瀬の次の言葉を固唾を飲んで見守った。
11442 ◆cg1YS5cWCY :04/07/23 02:34 ID:J1VrkL/+
久瀬「それは……彼女はこの戦いが終わった後に自らの命を絶つことだった」
祐一「どうして…」
久瀬「僕には彼女の気持ちは分からない。
   彼女は彼の目の前で魔物退治に使っていた真剣を腹部に突き刺した。
   少年の脳裏に走馬灯のようにして想いが巡る。辛い現実から遠ざかるために……。
   それからの後日談だが、結局彼女は出血多量で助からなかったそうだ。
   そして今も彼女の魂はこの学校のどこかを彷徨っているらしい。
   さあ、これで僕の話は終わりだ。7人目が来なかったら後3人だね」
祐一「……ありがとうございました。さて4人目のお話に移りたいと思います。
   それでは4話目は……」
話を進めるに連れて背筋に嫌な予感が漂ってくる。
そうだ、これはきっと気のせいだ。
こんな薄暗い日にこんな話をしているからそう感じてしまっているだけなんだ。
後3人…7人目は来るのだろうか。
11542 ◆cg1YS5cWCY :04/07/23 02:39 ID:J1VrkL/+
テスト期間中なので続きは来週以降にでも。
残り3人+1人。
これが完結したら次作に移ります。

次の圧縮を生き残れるか…。
116コテとトリップ:04/07/23 02:58 ID:f78oWoc+
落としたほうがよかったんじゃね?
いやさ、嫌味とかじゃなくさ、よけいなお世話だけど
117名無しさんだよもん:04/07/23 04:19 ID:hTroJWmf
コテトリさん、そう言ってやるなよ。
118名無しさんだよもん:04/07/23 21:00 ID:LK7pKn+b
俺は結構好きだなこれ。
石橋の役割が気になるし完結させてほしいよ
119名無しさんだよもん:04/07/23 21:45 ID:MQRrvpwq
いやです
120名無しさんだよもん:04/07/25 00:51 ID:r5VZwdGx
このスレこんなに人が居たんだな
121コテとトリップ:04/07/25 16:56 ID:fEPTC3+Y
そんな寂しいこというなよ
122名無しさんだよもん:04/07/28 05:06 ID:XnyEp98Y
     ///////
    ///////____________
    ///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
   ///////              (~) チリンチリン
   ///////              ノ,,
  ///////     ∧_∧         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ///////     ( ´∀`)( 厨 ) )) <  夏だなあ〜
 ///////      (つ へへ つ      \______
///////   //△ ヽλ  ) ) 旦
//////  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////    ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
////     ^^^          ^^^

         2chの夏。
123名無しさんだよもん:04/07/29 23:19 ID:uUj8BL+o
>>122
夏っぽいスレや書き込みが目立ってきたな
124名無しさんだよもん:04/07/31 20:43 ID:QNZ+HEeh
最近は得にそう思う
125名無しさんだよもん:04/08/02 04:30 ID:tAc7C1ZE
夏恒例だな
126暑中見舞い葉鍵:04/08/02 08:22 ID:8Q0sgDqA
続きマダー?
12742 ◆cg1YS5cWCY :04/08/03 04:17 ID:DCZfMzjw
やっとテストが終わって夏休み。

>>114
の続きから。

残すところ、あと三人…。
俺は次に話してもらう人を決めた。
それではお願いします。
女生徒「はい…私ですね?」
祐一「ええ」
女生徒「初めまして。一年の天野美汐と言います。私がこれからお話することはこの街に伝わる不思議な伝説です。
     御伽話の一環としてご拝聴ください」
一同が彼女の話に頷いていた。
今までとは違い、何だか期待出来そうだ。
美汐「皆さんはものみの丘をご存知でしょうか? この街を一望出来るあの小高い山と言えばお分かりになると思います。
   ものみの丘には妖狐という人に災いをもたらせるという不思議な生き物が住んでいたそうです。
   長く生きている間にあやかしの力を得た狐たちは村に災いをもたらす存在として忌み嫌われてきました」
祐一「でも、それは昔話なんだろ?」
美汐「…あの子達は昔話に出てくるような忌み嫌われるような存在ではないのですよ…。」
小声で天野は何かを呟いていたがよく聞き取れなかった。
祐一「え、何か言った?」
美汐「いえ、何でもありません。続けますね。ここからは現在のお話しです。
   ある日、相沢さんと同じくらいの年の男の人のもとに一人の少女が現れました。
   その少女は記憶を失っていて、その子の身元を示すものは何も持ち合わせていませんでした。
   ただ一つの手がかりとしてその男の子が憎いという感情が記憶を繋ぐ道しるべだったのです」
12842 ◆cg1YS5cWCY :04/08/03 04:56 ID:Hh+OjcQd
祐一「大方家出か何かで適当な理由をでっち上げてそいつの世話になろうとしただけなんじゃないのか?」
美汐「……。その男の子の家の人たちは皆とてもいい方で、少女の記憶が戻るまで同居することになりました。
   少女は男の子に復讐するために様々な方法を試みますが何れも失敗しました。
   ただ一度だけ成功したのは、何を血迷ったのか男の人が花火にダイビングをした時だけでした」
俺の言葉は無視されてしまった。
それどころか蔑視とも取れる冷たい視線を浴びせられてしまった。
思った以上に俺の精神的ダメージは大きい。
美汐「復讐とは言ってもほんの些細な子供の悪戯という程度のもので、彼と彼女は楽しい日々を過ごしていました。
   猫を拾ったり、一緒に食卓を囲んだり、仲良くお風呂にも入ろうとしました。何気ない、幸せな風景…。
   けれども、ある日を境に状況は一転しました。高熱を出して倒れてしまったのです。
   少女は日に日に具合が悪くなっていきました。それだけではなく、子供に戻っていくように動作を忘れていきました。
   彼は為す術もなく、ただ黙ってそれを見ていることしか出来ませんでした。
   彼と家族は話し合い、病院で精密検査をしてもらうことになりました。
   病院に入院して間もなく彼女は息を引き取りました。
   …正確には跡形もなく消えてしまったと言った方がいいでしょうか」
祐一「今の話とさっきの話と何の関係が?」
美汐「相沢さん、お気づきになりませんでしたか?」
祐一「何を?」
12942 ◆cg1YS5cWCY :04/08/03 05:06 ID:Hh+OjcQd
美汐「少女は夢を見ていました。置き去りにされてものみの丘で独りぼっちで来るはずのない誰かを待つ儚い夢を。
   …彼女は昔、短い時間を過ごした時に味わった人の温もりを忘れられなくて、彼のもとへ姿を現しました。
   ただ、寂しくて、ただ、彼に会いたくて…。二つの代償と引き換えに得た束の間の奇跡……。
   ……ほんの一瞬の煌き。それなのに彼女の想いは届くことなく……。
   こんな酷なことはないでしょう……」
祐一「え…?」
美汐「これで私のお話はお終いです。次の方お願いします」
祐一「ありがとうございました。それでは次の話は……」
何だか釈然としない。俺には話の内容がよく飲み込めなかった。
それよりも気になったことは、天野がとても悲しげな表情をしていたことだった。
天野は一体俺たちに何を伝えたかったのだろうか。

 これは後でまとめることにして、残りの二人の話を訊こう。
この催しもそろそろ終わりが近づいている。
俺は話を追うごとに漂う不穏な影に怯えていた。
俺はただただ無事に終わることを祈り続けるのだった。
13042 ◆cg1YS5cWCY :04/08/03 05:19 ID:Hh+OjcQd
今日の分は終わりです。
弄られても一応最後まで終わらせます。
131名無しさんだよもん:04/08/03 06:42 ID:t8q3OniK
OK、次も期待してるぜ。
132名無しさんだよもん:04/08/05 22:17 ID:7ByfGeB2
>>42
語り手にメインヒロインが全く出ていないな。
133名無しさんだよもん:04/08/06 00:43 ID:GgJBRYP5
>>132
いやそれはワザとだろ。
 
>>42
乙。がんがってくれ。
134名無しさんだよもん:04/08/08 11:13 ID:p9e3PcqN
さぁ石橋の出番が近づいてまいりました
135名無しさんだよもん:04/08/13 08:41 ID:BKYIc15a
13日の金曜日か・・・
136名無しさんだよもん:04/08/13 16:45 ID:XcjJUsy8
じゃあ、ジェイソンでも見る?
137名無しさんだよもん:04/08/14 04:32 ID:fgv5dkMA
13日ネタと言えば囲みスレでやってたな
そして今日は観鈴ちんの命日か
138名無しさんだよもん:04/08/19 01:32 ID:KwglfSoi
保守でもするか
139名無しさんだよもん:04/08/20 03:48 ID:GZ1NjbDc
23=31氏の降臨を激しくきぼん
140名無しさんだよもん:04/08/23 01:47 ID:VUZQ8vM4
期待保守
141名無しさんだよもん:04/08/23 21:41 ID:SiOGQXI7
保守
142風子:04/08/24 00:09 ID:RgvfLLL7
ほしゅ
14342 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:15 ID:MtVlk2Wl
31氏じゃなくてすいません。

とりあえず
>>129の続きから

 もう残すところあと二人になってしまった。
これで7人目が来なければお開きということになるだろう。
とりあえず無事に終わってくれればいいのだが。
そして俺は5人目に話をして貰えるように促した。
祐一「それではお願いします」
少年「……」
祐一「あの…次の話をお願いしたいんだけど……」
俺が促しても5人目は頑なに口を閉ざしていた。
困った、これでは話が訊けないじゃないか。
祐一「喋ってもらわないことにはこっちとしては困るんだが」
少年「……」
祐一「おい! お前俺を舐めているのか!!」
痺れを切らした俺はついカッとなってしまった。
それ以上に迫り来る恐怖と会が進行しないことのイライラが募っていた。
秋子「祐一さん……」
俺の行動に秋子さんが不快感を示している。
やはり明らかに年下の少年に当たってしまったことは不味かったようだ。

 ガタ!
14442 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:17 ID:MtVlk2Wl
少年の横に座っていた天野がスッと立ち上がり、彼の元へ近寄っていった。
祐一「天野?」
天野は彼に寄り添うと優しく声を掛けた。
少年「……」
美汐「あなた、お名前は?」
少年「……」
美汐「ほら、お名前は? あるんでしょう? 名前が」
天野は少年の口から言葉を発するように促している。
それは俺の独り善がりな言い方ではなく、優しい母性を感じさせるものだった。
俺は不思議とこんな光景を以前見たことがあったような気がした。
デジャビューという奴だ。
しかし、今日初対面という顔ぶれが多い中でそんなことを感じるのはなぜだろう。
少年「…か……」
美汐「か?」
少年「……か…ず……」
美汐「かず? かずでいいの?」
少年は天野の呼びかけに首を横に振った。
まだ続きがあるという意味だろう。
少年「…か……ず……」
美汐「ほら、頑張って」
天野が懸命に少年を励ましている。
こんな調子で本当に話が訊けるのだろうか心配になってきた。
少年「か……ず………や…」
美汐「かずや? かずやでいいの?」
少年「(コクリ)」
少年は天野の問いかけに頷いていた。
どうやら少年の名前は「かずや」というらしい。
すると少年は鞄から白い封筒を取り出して天野に手渡した。
14542 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:19 ID:MtVlk2Wl
美汐「これは何?」
少年はもう一度鞄から何かを取り出していた。
メモ帳のようなものとペンを取り出し、筆を走らせている。
書き終えると再びそれを天野に差し出した。
美汐「私がメモを読みますね。『封筒の中にお話が書いてあるので読んでください』」
何だ、筆談が出来るのなら最初からそうしてくれれば。
何も天野との掛け合いや俺がキレなくてもよかったのになと思った。
まあ、俺もここでそんなことを口にするほど空気の読めないヤツではない。
話が書いてあるというのだからどんな話か読んでやろうじゃないか。
祐一「分かりました。代表して俺が読みますので皆さんは訊いていてください」
一同は相槌を打つ。
天野は俺に封筒を手渡してきた。
さて、ここにはどんなことが書かれているのだろうか。
妙にミステリアスな雰囲気を持つこの少年のことだから凄い話ではないのか。
14642 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:21 ID:MtVlk2Wl
祐一「では、この手紙を読みますね」
中から数枚の便箋を取り出し、軽く咳払いをする。
祐一「『皆さん、初めまして。僕の名は倉田一弥と言います…』」
久瀬「!?」
祐一「ん? どうかしましたか?」
久瀬「い、いや、何でもない。続けてくれ」
その様子は明らかに何でもないわけがないと感じたが会の進行を妨げるのも何なので黙って続けることにする。
14742 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:23 ID:MtVlk2Wl
祐一「続きから、『僕は生まれつき人と話すことが出来ません。ですので手紙という形になることをお許しください。
   今回お話するのはある女の人のことです。とても悲しいお話ですが最後まで聞いていてください。
   女の人には6歳年の離れた弟がいました。女の人の家は父親がとても厳格で、彼女や弟を決して甘やかそう
   とはしませんでした。また、彼女もそんな父親に感謝していました。父親は彼女に弟の世話を任せました。
   甘やかしてはいけないと厳しく言いつけていました。その言いつけを彼女は守りました。
   泣いている赤ん坊にミルクを我慢させる等言いつけを守る彼女も辛い思いをしていました。
   彼女はここで甘やかすことが出来たらどんなに幸せだったのだろうかと思いました。
   しかし、現実には出来ませんでした。彼女は父親の言いつけを守ることが正しいと信じて疑わなかったからです。
   2歳になる頃、弟が言葉を発することが出来ないことが分かりました。言葉は理解出来ても、それを相手に伝える
   ことが出来なかったのです。弟も幼稚園に行くようになり、幼稚園の送り迎えは彼女の役目となりました。
   彼女の父親は特別な学級や幼稚園に通わせることはせず、普通の子と同じ所へ通わせました。
   彼にとって周りが楽しそうに遊んだりお遊戯をしたりしている中で、一人言葉を発せられないということはどんな
   気持ちだったんでしょうか。きっと、自分だけが取り残されたような気持ちだったんじゃないでしょうか。
   朝笑っていた弟が、夕方には憂鬱そうな顔をしていて彼女は気が気でなりませんでした。
14842 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 01:24 ID:MtVlk2Wl
>>147から続く

   やがて、そんな日々に身体が拒否感を示すかのように、弟は病気で入院を余儀なくされたのです。
   同じ年頃の子が遊んだり、お菓子を食べているのに我慢をさせ、挙句には入院をしてしまった。
   元々身体が丈夫ではなかったとは言え、彼女は責任を感じずにはいられませんでした。
   そんな時、彼女は一度だけ悪い子になろうと決めました。昼間に駄菓子と水鉄砲を買い込み、
   夜の病院に忍び込んで、弟のいる病室へと向かいました。彼女は弟と一緒に駄菓子を食べました。
   水の入っていない水鉄砲で打ち合いをしました。弟は楽しそうに笑っていました。
   彼女はこの時思ったのです。こうやって笑わせてあげていればよかったんだって。
   例え親の言いつけを守らない悪い姉になったって二人で楽しく笑っていられればよかったんだと気がついたのです。
   でも、気がついた時にはもう遅かったのです。それを最後に彼は息を引き取りました」
ここまで読むと俺はひと息つくことにした。
周りを見ると、なぜか香里が複雑そうな顔をしていた。
久瀬の方はというと、その心ここにあらずという表情だ。
手紙はまだ続きがある。
水を一口含むと再び便箋を手に取った。
14942 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 02:53 ID:znEg4tLb
祐一「続きから読みます。『彼が死んでからの彼女は、空虚な日々を送っていました。
   本当の自分は自分の体の中にはなく、その上を飛んでいるだけに過ぎない。
   自分から離れて見ていると客観的で人ごとのような感覚になっていました。
   彼女は彼を失った後に手首を切りました。その傷はとても深かった。彼女は本気でした。
   弟を失ったのは自分のせいだと思い詰めていたからです。恐怖はありませんでした。
   上の自分が切ってみたらどうかと呼びかけられて、本当にやっちゃうんだという感覚しかありませんでした。
   今度やる時はもっと、深くやろう。勉強になったとの認識しかなかったのです。
   そんな彼女も高校生になった時、ある女性との出会いがきっかけで変わることが出来たのです。
   彼女は自分の手をお腹を空かせた犬に噛ませるような不器用な女の子でした。
   彼女は自分のお弁当を代わりに食べさせることにしました。それが彼女との友情の始まりでした。
   彼女は思いました。『彼女を幸せにしたい』それは彼を失ってから初めて抱いた他人に対する感情でした。
   そうすることで自分自身が幸せになる。ひとは、ひとを幸せにして幸せになれるということを。
   この学園での3年間の生活はこの子と一緒にいてふたりで幸せになろう。
   それは正しくなかった姉に弟が教えてくれた大切な『正しいこと』だったのだと思ったからです。
   彼女は彼女自身が頑張れる目標と出会えたことで生きる術を得たのでした」
朗読って結構疲れる。
傍にあった水を口に含み乾いた喉を潤す。
息を整えてから再開する。
15042 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 02:54 ID:znEg4tLb
祐一「もうすぐ卒業という頃、ある一人の男子生徒が二人の前に現れました。その男子は親友の知り合いでした。
   彼女も彼と仲良くなると、3人で一緒に登校したり、お昼にお弁当を広げるようになりました。
   いつしか彼女は彼の人柄に惹かれて行きました。でも、彼は親友の好きな男性でした。
   自分は親友を幸せにしなければならない。そのためにも自分は彼女の恋を見守らなければなりませんでした。
   日が経るにつれ、親友と彼は二人だけで何か隠し事があるらしく、彼女を除け者にしていました。
   中に入れない自分を寂しく思っていました。二人の為と思い、気がつかないフリを続けることにしました。
   1月の終わりのことです。ふとしたきっかけで3人は舞踏会に参加することになったのです。
   華やかな場所で、真新しいドレスを身にまとい、3人にとって新しい思い出を刻むはずでした。
   それが、彼女が怪我をして、親友が我を忘れて剣を振り回し、放校処分を告げられたのです。
15142 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 02:55 ID:znEg4tLb
   後日、何とか退学だけは免れたものの、彼女は生徒会に入るという代償を余儀なくされたのでした。
   色々あり、それでも元通りになった彼女たちでした。ある日、親友の誕生日があり、プレゼントを渡すことに。
   そこで悲劇は起こりました。彼女は得体の知れない何かに身体を傷つけられてしまったのでした。
   彼女が退院すると、彼から親友は死んだと告げられたのです。彼の話によると自らを剣で突き刺し、
   自分を傷つけてしまったことへの申し訳なさと、自分がいると周りが不幸になるから死を選んだとのことでした。
   彼女は生きる目標を自分のせいで失ってしまったと思ったのです。失意に陥った彼女の支えは彼だけでした。
   そんな彼が、過去の傷に触れてしまう何気ない一言で追い討ちをかけてしまったのです。
   『俺にも敬語を使わないで話してくれないか』と。男性で敬語を使わないのは弟だけだった。
   彼女は苦しみました。そこで彼女は自分の過去を彼に話してしまうことにしました。
   彼は言いました。『俺が彼女と彼の代わりになれないかな?』と。そこで彼女は思いました。
   この人は自分を親友の代わりとしてしか見ていないのだと。
   人生の全てに希望を失った彼女は再び手首を切ることにしたのです。
   今度はあの時よりも、もっと、もっと深く……。
   最後にその男子生徒とは……』」
15242 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 02:57 ID:znEg4tLb
香里「とは?」
祐一「残念ながらここで終わっている」
一弥『続きはありません』
一弥は書いたメモをこちらに見せてきた。
祐一「終わりって、こんな終わり方じゃ気になるよ」
彼は少し考えこんだ後にメモとペンを置いて立ち上がった。
一弥「…え…い…え…ん…を…し…ん…じ…ま…す…か?」
一弥は自分の口でゆっくりと言葉を一文字ずつ紡ぎだしていた。
彼の示す言葉の意味は何なのだろうか。
周囲で口々に信じる、信じない、馬鹿げている、分からないなどの言葉が飛び交っていた。
それ以降彼は話す様子はなかった。
再びメモを手に取るとペンで何かを書いていた。
一弥『これで僕の話は終わりです。手紙という形でしたが聞いて頂き、ありがとうございました』
書いたメモを皆に見せる。
俺は最後の呼びかけと手紙のことが気になった。
だが、彼は話す気配もペンを取る仕草もない。
無理強いするわけにもいかず、これで終わりということにして次に進めるしかない。
この時点でまだ最後の一人は来ていない。
このままだと次の一人で終わりということになるのだろうか。
彼のメッセージは謎のまま5話目が終わることになった。
15342 ◆cg1YS5cWCY :04/08/26 02:59 ID:znEg4tLb
今回の分は以上です。
長々とスレ汚しスマソ。
154名無しさんだよもん:04/08/27 00:47 ID:TEUpEzGl
>>153
いや、面白い。次も期待している。
155コテとトリップ:04/08/27 03:18 ID:wwOg8M3g
まあがんばれや、としかいいようがないな・・・・・・まあがんばれや
156名無しさんだよもん:04/08/27 04:26 ID:WTYAkKhH
乙。
次回はもっとはやく書いてください。期待してます
157残暑見舞い葉鍵 ◆fh3hNGw/Ik :04/08/27 13:18 ID:uYwIrtig
がんがれ!
158名無しさんだよもん:04/08/29 01:02 ID:er0AkoiS
良スレ保守
159名無しさんだよもん:04/09/02 01:40 ID:w40xbznH
石橋「あ〜席に着け。今日から2学期が始まったわけだが宿題を忘れたものはいないだろうな?」
祐一「やべ・・・。」
名雪「祐一、忘れたの?」
石橋「けしからん。廊下に立ってろ!」
生徒「きゃははは、バッかでー。」
北川「馬鹿だな相沢は。こんなのは美坂のをこっそりと借りて丸写しすればいいんだよ。」
香里「北川君、後で体育館裏に来てね。」
160名無しさんだよもん:04/09/07 18:21 ID:K75oiHgS
続きマダー?
161名無しさんだよもん:04/09/10 16:09:33 ID:r3b07hG7
オチスレで忘れ去られていた石橋orz
162コテとトリップ:04/09/12 23:50:58 ID:vGXTNcHi
いいんじゃん?
こんなのキャラスレっていわれても、困る
163名無しさんだよもん:04/09/12 23:56:08 ID:Mgeeiz/Q
>>161
というか先月、石橋の話題が全然出てない…

ひょっとしてキャラスレとしてみられてなかったのかもしれんorz
164名無しさんだよもん:04/09/12 23:58:57 ID:Mgeeiz/Q
よく見たら7月分はのっているじゃないか……

ほんとに忘れられたのか orz
16542 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 00:23:46 ID:l6yoOnAy
>>152から続き

 5人目の話も終わり、いよいよ最後の一人となった。
果たして7人目は現れるのか。物語は佳境を迎えようとしていた……。

祐一「皆さん、今日はお集まり頂き有難うございました。
   最後の方も現れないようですのでこれでお開きにしたいと思います」
俺の提案に一同はほぼ同意と言った感じだった。
長いようで短い集いだったが無事に終わることが出来て肩の荷が下りた。
香里「そうね。いつまでも待っていても時間の無駄になるわね」
俺と香里の言葉に呼応し、皆一斉に立ち上がり、荷物をまとめたり、ドアに向かう者もいた。
男子生徒「ちょっと待った!!」
メンバーの中の一人の男子生徒が机をバシンと叩き、周囲の者の動きを静止させようと試みていた。
祐一「何だ? 何か不満でもあるのか?」
男に向かい怪訝そうに訊いてみる。
男子生徒「この状況下で本当に不満がないとでも思うか?」
男子生徒は俺に問いかける。
その表情は今にも怒り出しそうだ、いや、もう怒っているのかもしれない。
祐一「ああ」
きっぱりと言い切った。
会の責任者として、この場はこんな威しに負けずに堂々と振舞わなければならない。
だが、それが男子生徒のカンに触ったらしい。
166名無しさんだよもん:04/09/15 16:42:13 ID:PdRjSJCa
なんでこんな中途半端なところでやめるのですか。
16742 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 22:25:37 ID:XXWCdgid
>>166
スマソ
昨日気がついたらそのまま朝まで寝てた…orz

>>165続きから

男子生徒「相沢…お前俺が何のために今までここに居たと思っているんだ!?」
男子生徒は声を荒げている。
この生徒は話をしに来たとでも言うのだろうか。
祐一「えっ!? ギャラリーじゃなかったのか?」
咄嗟に思っていたことを口走ってしまっていた。
この発言がまた彼の怒りの火に油を注ぐ形になる。
男子生徒「そんなわけあるか!」
香里「じれったいわね。言いたいことがあるなら貴方もさっさと言いなさいよ」
男子生徒「う、美坂……。とにかく、俺はここに話をするために来たに決まっているだろうが!」
祐一「なんだ、どうして言わなかったんだ。俺はてっきり……」
男子生徒「『てっきり』って何だよ」
生徒は泣きそうな顔をしていた。
ちょっと悪ふざけが過ぎたようだ。
祐一「言葉通りだ」
男子生徒「お前なあ……」
話も進まないし、ここらで本題に……
16842 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 22:40:36 ID:XXWCdgid
久瀬「君たち、くだらない馴れ合いはやめてさっさと進めてくれないかな?」
俺たちのやり取りに久瀬は不満たらたらの様子だった。
他の語り部たちはと言えば、秋子さんはあらあらといった感じで、香里は少し楽しんでいた様子だ。
天野は冷めた表情でこちらを見ており、倉田一弥はうつむいて虚ろな目をしていた。
祐一「オホン、では改めて6話目を北川さん、お願いします」
これ以上突っ込まれるのも嫌なので北川に話を振ることにした。
丁度進めようと思っていたところなので渡りに船だな。
北川「え? あ、今紹介がありました2年の北川潤と言います」
急に振られて若干焦っていたが、何とか取り繕ったみたいだ。
もちろん、北川の目はいきなり俺に振るなと訴えていたがこの際そんなことはどうでもいい。
祐一「分かっているとは思うが、ギャグやお茶らけ話は厳禁だぞ。
   ギャグ担当とはいえ、場の分別をきっちりつけ、有意義な時間を提供して頂きたい」
北川「相沢に言われたくない」
北川は呆れた顔で言う。
久瀬は俺の方を見て『まだ分からないのか』と目が言いたそうにしていた。
北川「気を取り直して、話の方を始めます。俺が話すのはある女の子の話だ」
祐一「フーン」
北川「(無視して)この街の商店街で最近、背中に羽の生えた女の子が現れるらしいんだ。
   その子はタイヤキを食い逃げする等悪戯をしていたんだが、ある日を境に全く現れなくなってしまったらしい」
祐一「(無視かよ……)と、言うわけで6話目も無事に終わったというところで……」
16942 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 23:01:18 ID:XXWCdgid
北川「待てい! これからだ、話は最後までちゃんと訊け!!」
祐一「やれやれ面倒だな」
香里「職務怠慢よね。どうでもいいけど、相沢君少し黙っててくれない?」
天野「相沢さん、少しは場の空気というものを読んでください」
度重なる妨害をしたせいだろう。
俺だって何でこんなことをしているのかよく分からない。
ただ、迫り来る恐怖から逃れたかっただけなのかもしれない。
祐一「へいへい、私は職務専念義務に従い、おとなしく書記をしていますよ」
静まったのを北川は確認すると続きを話し始めた。
北川「……どうやら、その女の子には秘密があったそうなんだ。
   その謎を解く鍵はどうやら7年前にあると判明した。
   当時のことを徹底的に調査し、今回纏めたリポートがこの催しでの報告ということだ」
香里「その熱意をもっと勉強に向ければいいのに……」
いかにもありがちな台詞ではあるが、その的確な突っ込みにプッと噴出してしまった。
出鼻を挫かれた北川は、恥ずかしさからか少し顔が赤くなっていた。
北川「放っておいてくれよ美坂。
   とにかく、続けるとだな、7年前女の子はこの街にいた。そして、その頃にお母さんを亡くしている。
   父親とは既に離婚していて、連絡が取れず、近くの親戚に引き取られることになった。
   女の子は目の前で大切な人を失ったショックで来る日も来る日も泣いてばかりだった。
   ある時、女の子は一人の少年と出会ったことで大きく運命を変えることになったんだ。
   少年と出会ったことで、少女は少しずつではあるけど心が紛れていった。
   出会ってから二人は毎日のように商店街で遊んでいた。仲良くタイヤキも食べていた。
   二人にとってとても楽しい時間だった」
17042 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 23:20:42 ID:XXWCdgid
祐一「……」
北川「どうかしたか相沢?」
祐一「いや、何でもない、気にせずに続けてくれ」
俺はどうやら気難しい顔をしていたらしい。
どこか心の奥で引っかかっているような気がする。
北川「だが、そんなひと時も長くは続かなかった。少年がもうすぐ冬休みが終わって帰ってしまうのだ。
   ある日、少女は少年にある所に連れて行かれた。森の奥で、一際目立つ大きな木が一本立っていた。
   そこは少年が見つけたとっておきの場所だった。木登りの得意な少女は登って街を眺めていた。
   この場所は少女にとってもお気に入りの場所となっていた。
   冬休みも後僅かと言う時、商店街でいつものように待ち合わせていた。
   何気なく立ち寄ったゲームセンターで少女がUFOキャッチャーで天使の人形を見つけた。
   少年はいいところを見せようと試みるも、結局その日は取れなかった。
   でも、少年は諦めず、次の日ようやく手に入れることが出来た。
   この瞬間にその人形はただの景品から、願いを叶える奇跡の人形と姿を変えた」
香里「どういうこと?」
北川「まあ、慌てるな。待ち合わせ場所で少女と落ち合うと、少年はその天使の人形を手渡した。
   『これは願い事を3つまで叶えてくれる人形だ』と。叶えるのは少年なんだけどな。
   1つ目の願いは、少女のことを忘れてしまわないことだった。
   そして、2つ目の願いは秘密の場所を二人だけの学校にすることだった。
   この日からあの場所は二人だけの縛りのない自由な学校になったというわけだ」
17142 ◆cg1YS5cWCY :04/09/15 23:44:05 ID:EN55clM0
香里「それで3つ目のお願いは?」
北川「当然の疑問だよな。だけど、お願いは2つだけしかしなかったんだよ。後でその理由が分かると思うけどな。
   ついに、少年が帰る日が明日と迫った日、いつものように遊ぶと明日会うことを約束してお別れをした。
   最後の日、少年は準備していたとっておきのプレゼントを用意して出かけていった。
   いつもの場所に行くと少女は木の枝に腰掛けて風を浴びていた。
   ……一瞬の出来事だった。強い風が吹いて少女の小さな身体は宙を舞って落ちていった。
   倒れたところは白い雪が彼女の血で赤く染まっていた……」
香里「その女の子は死んでしまったの?」
北川「いや…すぐに病院に運ばれたけど命だけは取り留めた。
   けれども頭を強く打ったせいで、意識はずっと戻らないまま今も眠り続けているらしい」
香里「そう、なんだ…」
北川「話はここからが本番なんだ。ここまでなら可哀想な少年少女のお話で終わってしまう。
   あれから、7年後、少年は再びこの街に戻ってくるんだ。
   そこで少年と少女は商店街で運命の再会を果たすんだよ」
久瀬「君は何を支離滅裂なことを言っているんだ? さっき今も意識不明だと言ったばかりなのを忘れたのか?」
北川「俺はありのままを話しただけなんだ。彼女は生きて動いていたんだ。
   但し、生霊としてだけどな……」
香里「生霊……」
北川「ああ、少年と少女は恋に落ちた。まるで7年前に何も悲劇はなかったかのように。
   余談だけど、彼女は同時期に探し物をしていたらしい。それが何かは分からなかったみたいだけど。
   話を戻すと、二人が順調に愛を育んで行くも、7年前の運命が徐々に二人の前に現実に迫っていた」
17242 ◆cg1YS5cWCY :04/09/16 00:04:20 ID:onrymeeQ
香里「何か小説みたいなお話ね」
北川「信じられないかもしれないけど、これは全て事実なんだ。
   同じ頃、少年は夢を見るようになっていた。普通の夢とは違う、何だかとても不思議な夢を。
   ある日、彼女の通う学校の話になり、放課後に案内してもらうことになった。
   彼女の学校は町外れの森の奥深くにあり、少年はどこか懐かしい気がしていた。
   そこはぽっかりと開けた場所で、真ん中に大きな切り株が一つあるだけだった。
   運命はすぐ傍まで差し迫ってきていた。
   少年はその場所を見入っていただけであったが、少女はただならぬ様子だった。
   少女は取り乱していたが、やがて全てを悟ったみたいだった。
   少女は少年にもう会えないとだけ告げて消えてしまう。
   少年はただ、状況が飲み込めないまま、少女が目の前からいなくなるという現実を受け入れるしかなかった。
   少年が次に取った行動は少女の探し物を代わりに見つけることだった。
   夢で全てを思い出した少年は7年前に渡した天使の人形を探し出すことで何かが変わるかもしれないと思った。
   彼の友人たちもかり出して必死の捜索を続けた結果、ようやく埋まっていた人形を見つけることに成功した。
   その人形をもって、彼女に会いたい一心で思い出の場所でずっと待ち続けていた。
   一夜が明け、日も落ちて夕焼け色に染まる頃、少女が少年の前に現れた。
   探し出した人形を少女に手渡した少年は、最後の願いを言ってくれと頼んだ。
   そして3つ目の願いは…自分のことを少年に忘れてもらうことだった。
   黙って少年はその願いを訊きいれた。彼女と会ったことも何もかも忘れてしまうことにした。
   それが彼女の最後の願いならばと……」
17342 ◆cg1YS5cWCY :04/09/16 00:27:29 ID:Y1osHzEd
天野「……彼女の願いを聞き入れることがその方の愛だったのでしょうか」
北川「俺に言われても…。よく分からないけどそれも形の一つなのかもしれない。
   こうして、最後の願いを少年に訊き入れられた少女は天に昇っていった。
   でも、どこか少女は悲しそうな表情だった。
   同じ頃、病院で7年間意識不明だった女の子が息を引き取ったそうだ。
   これが二人に待ち受けていた宿命だったのかもしれない。
   こんな切ない終わり方しか出来なかったんだろうか……。
   それと、その少年はしばらくしてイトコの女の子と付き合うことになったそうだよ。
   さてと、これで俺の話は終わりです。7人目は来るのでしょうか……」
香里「相沢君?」
祐一「ん? あ、ああ……」
香里「ぼーっとしてどうしたの? さっきから様子が変よ」
祐一「ちょっと、疲れていただけだ」
俺は重い身体を圧して立ち上がり、みんなに挨拶をした。
祐一「有難うございました。これで全て人の話も訊き終わりました。
   このまま7人目の方が来なければお開きということになりますがご了承ください」
6人の話が全て終わった。
どうしたんだろう、身体が、頭が以上に重い。
空気だけでなく、話を追うごとに俺の心が蝕まれていっているような気がする。
しかし、7人目が来る様子は無い。
このまま、散会すれば無事に帰れるかもしれない。
7話目を訊いてはならない。
俺は本能的に感じていた。
17442 ◆cg1YS5cWCY :04/09/16 00:30:24 ID:Y1osHzEd

    『コンコン』

 ふと、部室のドアをノックする音が聞こえてきた。
7人目が来たのだろうか……。
みんなの関心はそのドア一点に注がれている。
ドアを開けなければいけない。
覚束ない足取りでドアまで向かう。
このまま続けると俺は一体どうなってしまうのだろうか……。
17542 ◆cg1YS5cWCY :04/09/16 00:36:28 ID:Y1osHzEd
やっとクライマックスです。
7話目にはいよいよあの人が登場します。
176名無しさんだよもん:04/09/16 08:07:28 ID:uPYviW3D
圧縮近いから保守っとくか
177名無しさんだよもん:04/09/17 00:19:26 ID:TocwuTEb
乙。
北川があゆかよ……orz
178名無しさんだよもん:04/09/17 05:39:22 ID:kVuZBxMi
俺も保守
179名無しさんだよもん:04/09/17 07:28:49 ID:S3mPvbrJ
意味もなく保守して圧縮回避してやるんだからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧
 ( ・∀・)
 (    )
 | | |
 (__)_)
180名無しさんだよもん:04/09/17 08:40:56 ID:H7GN5ouO
続きまだー?
181名無しさんだよもん:04/09/20 09:54:10 ID:gnMIHFmF
期待
182名無しさんだよもん:04/09/20 10:07:38 ID:h2g6okuv
石橋はよ来い
183名無しさんだよもん:04/09/20 13:50:50 ID:gnMIHFmF
よーし石橋よりはやく教室に着いたぜ
184名無しさんだよもん:04/09/23 14:27:51 ID:UcDi3kQ6
香里「心臓に悪い登校の仕方ね」
185名無しさんだよもん:04/09/28 02:25:29 ID:KOGGbNet
祐一「実は毎朝名雪に襲われているんだ。」
186名無しさんだよもん:04/09/28 17:58:50 ID:5G2WRblA
石橋(タカ)「うるせぇなヴァカ!」
187名無しさんだよもん:04/09/29 22:38:46 ID:xUdToLxg
続きマダー?
188名無しさんだよもん:04/10/01 03:19:08 ID:rTg+9D4z
北川「お前らやっぱりそういう関係だったのか」
189名無しさんだよもん:04/10/05 00:33:20 ID:GMrfAzKb
    _  _ _   _ アゥー    、            
   l[》'《|l   ヾl| 
   i| lノノリノ)))〉                ズドゥーン       
 ___!! !!l| ゚ ヮ(ニ((ニC______.,.,..,.::'''"´""''';;;- __
 ヽZL!! ! ̄]つ1-L_l---A'´ ̄ ̄ ̄ ̄~~""''''-''''""    
190名無しさんだよもん:04/10/07 01:29:59 ID:l0HLHCpq
    _  _ _   _ アゥー    、            
   l[》'《|l   ヾl| 
   i| lノノリノ)))〉                ズドゥーン       
 ___!! !!l| ゚ ヮ(ニ((ニC______.,.,..,.::'''"´""''';;;- __
 ヽZL!! ! ̄]つ1-L_l---A'´ ̄ ̄ ̄ ̄~~""''''-''''""    
191第七話前編 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:18:46 ID:j4ZL3dGj
 コンコン……
ドアを叩く音がする。俺はこのドアを開けるべきか開けざるべきか迷っている。どうも胸騒ぎがしてならない。
まあいい、もうどうにでもなれ。
 ガチャ、ギィ……
俺の心のように重い扉をゆっくりと開ける…。
そこに現れたのは中年の男性だった。その姿を見て香里が驚いている。
香里「あれ? どうして先生が……」
石橋「何だ、美坂に北川に相沢も居たのか」
祐一「どうしてここに来たんですか?」
石橋「ああ、部長の折原に頼まれてな、顧問として企画の協力をしようと言うわけだが」
祐一「部長…? 折原…?」
香里「相沢君…自分のクラブの部長の名前も知らないの?」
呆れた様子で俺に問いかけてくる。
しかし、俺は本当に知らなかった。部長は確か斉藤だったはずだ。
名雪にもそう訊いていたし、今回の特命はあいつから受けたものだ。
祐一「いや…部長は確か斉藤じゃなかったのかなと……」
ふと思いついた疑問をさりげなくぶつけてみた。
北川「おいおい、アホな奴だとは思っていたがここまでとは……」
やれやれといった面持ちでため息をついている。こいつは陰で俺のことをこんな風に思っていたのか。
香里「しっかりしてよ、斉藤君は会計でしょ」
そんなはずはないはず。まてよ、ひょっとして名雪が間違えたのかな。
意外と抜けているところがあるからありえない話じゃない。
そう考えると、今まで悩んでいたことが馬鹿馬鹿しくなってきた。
192 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:20:21 ID:j4ZL3dGj
石橋「ええと……」
石橋がどうしていいのか分からずに困惑していた。いかん、すっかり忘れていた。
祐一「すいません、そちらの空いている席に座ってください」
片手を差し出し、空いている席へと促す。
石橋「もう話を始めてもいいのかな?」
席に着いた石橋が尋ねてきた。特に異論はなかったので首を縦に振って同意の意思を示した。
石橋「では始めるぞ。この場に相応しいとっておきの話だ。特に相沢、お前は注意して訊いておくんだぞ」
いつものような口調で言う。一瞬鋭い眼光が俺に対して向けられた気がしたが、多分気のせいだろう。
きっと記事を書く人間だからしっかりと訊いておくようにということに違いない。
祐一「分かってますよ。ちゃんといい記事書きますから」
石橋「だといいんだが…。皆も知っていると思うが、私はこの学校の教員で古文を担当している石橋だ」
そりゃこの学校の生徒ならほとんどは知っているだろう。
秋子「あら先生、いつも名雪と祐一さんがお世話になっております」
秋子さんが石橋に挨拶をする。そういや秋子さんがこの場にいたことを忘れていた。
石橋「水瀬さんもおられたんですか。違和感がなくて全く気がつきませんでした。どうも失礼致しました」
秋子さんに話しかけられてようやくその存在に気がついたらしく、平謝りしている。
秋子「まあ、お上手ですね」
学生に混じっても違和感が無いと言われて嬉しそうだった。
確かに石橋の言うように秋子さんなら制服を着て座っていても違和感がないかもしれない。
むしろ溶け込みすぎて言われなきゃ誰も気がつかない可能性もありうる。
193 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:23:37 ID:j4ZL3dGj
石橋「とりあえず、時間もおしてますので話を進めさせて頂きますね」
秋子「はい。先生、私にはお気遣いなくいつものように生徒に接してあげてください」
石橋「はい、分かりました。ご配慮頂き有難うございます」
果たして石橋はどんな話をしてくれるのだろうか。
石橋が話し終えれば七不思議が完成してしまう。
無事に俺たちは帰ることが出来るのだろうか心配だ。
石橋「では、始めるぞ。と、その前に差し入れを持ってきたんだ」
そういって石橋は差し入れの飲み物を各自に配る。
石橋「行き渡ったか? それじゃ始めるぞ。私の話はある男子生徒に関することなんだが、
   その生徒は校内新聞の特集記事で七不思議を取材することになった。
   丁度今日のような薄暗い天気で、こんな風に7人を集めて取材をするという形式だった。
   不思議なことに席は7つあるのに、一向に7人目が来る気配がない。
   仕方なく、進行役の生徒は先に始めることにした。最初の話はそれなりに怖かった。
   誰もが何なく終わったと思った。終わって次の人に行こうとしてふと、1人目の方を見ると忽然と姿を消していた。
   周りの人に訊いてみたが誰も行方を知らないという。
   トイレにでも行ったのだろうということで話が落ち着き、次の人の話へと移った。
   2人目はちょっとふざけた性格の人物で、おどけてみたり、話のほうもどちらかというと笑い話に近いものだった。
   最後に『あれは何だ!』といって皆に自分からの注目を逸らし、
   一同が何もないことを確認して振り返るとその生徒の姿はなくなっていた。
   手分けしてその辺を探してみたけどどこにもいなかった。
   そういう性格の生徒のことだからきっと皆を驚かそうとしてどこかに隠れたに違いない。
   そのうちひょっこり出てくるだろうということになり、次の話に進むことになった。
194 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:25:36 ID:j4ZL3dGj
   3話目は舞台を部室から移すことになった。学校の屋上へ来た5人の生徒たち。
   そこで昔苛めを苦に自殺した女子生徒の話をする3人目の生徒。
   3話目はとても怪談らしい話だった。話が終わり、皆で部室に帰ろうとした時だった、
   進行役の生徒はいちばん後ろに居た3人目がついてきていないことに気がついた。
   当然誰も答えない。そのうち戻ってくるだろうと先に戻ることにした。
   でも、進行役の生徒は薄々何かに気がつき始めていた。
   本当に偶然どこかに行ってしまっただけなのだろうか。
   それに、他の2人にしても戻ってくるのが遅すぎないかということに……」
北川「その残った生徒たちはよっぽど鈍感なんですね。誰か異変に気がついてもよさそうなんですけど」
石橋「そうだな。だが、気がついていてあえて気がつかないフリをしていた生徒もいたのかもしれない。
   この我々の集まりは誰もいなくなっていないみたいだし、問題はないだろう」
香里「その人たちは終わったからさっさと帰ったのかもしれないわよ。
   こういうことをしていると怖くないことでも怖いと思えてしまうからね」
195 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:27:47 ID:j4ZL3dGj
石橋「なるほど、美坂らしい意見だな。話を続けるぞ。
   残った4人で話の続きを始めることにした。
   4人目は修学旅行で起きた怖い話について語った。
   旅行先で夜中5人で肝試しをしていたらしいんだが、そこで見てはいけないものを見てしまったそうだ。
   旅行から戻ってきた5人は次々と不思議な体験をしてしまう。
   そして、その内の1人が車にひき逃げされて死んだらしい。
   生徒の死後まもなく、2人目が彼女と入ったモーテルの回転ベッドに頭を挟まれて首の骨が折れて即死する
   という事件が発生した」
秋子「高校生なのに不謹慎な生徒ですね」
いや、秋子さん、突っ込むところはそこじゃない気がするんですけど。
石橋「ええ、全くです。こういう事件が立て続けに発生したことで残った3人は恐怖を感じ始めていた。
   次は誰の番なのかなどと考えるようになっていた。
   不用意なところに行かないようにと用心していた。
   しかし、3人目の犠牲者が出てしまった。朝、洗面所で顔を洗っていたら溺死したらしい。
   普通洗面所で溺れることは考えられないところだが、
   自ら顔を溜めた水に突っ込んで窒息死したそうなんだ。
   朝両親は既に仕事に出ていて、兄弟もいなく、1人しかいなかった中で身内がやったとは思えない。
   寝ぼけた上で起きた不幸な事故ということで片付けられることになったんだが、
   残りの2人にはそう思えなかった。この時祟りに違いないと確信していた。
196 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:29:32 ID:j4ZL3dGj
   残った2人はもう一度あの場所に行き、供養して謝罪し、怒りを鎮めることに決めた。
   その場所には何もなかった。
   2人は花を備え、家にあった般若信教の経典と、数珠を用意して見よう見まねで経を読み、
   清めの塩を互いに振り、神社から貰ってきた御札を貼って帰ってきた。
   気休めにしかならないかもしれないが、2人は少し気が紛れた様子だった。
   だが、そんな二人をあざ笑うかの如く4人目の犠牲者が出てしまった。
   その日食べた夕食に猛毒であるドクツルタケが入っていたというのだ。
   たまたま近所の人がキノコ狩りに行ったというのでその御裾分けにと貰った中に
   運悪くそれが入っていたというのだ。他の家族は運良く食べる前だったので大事には至らなかった。
   死んだ4人目にすれば不意打ちにあったようなものだろうな」
美汐「その近所の人はどうなったんでしょうか?」
久しぶりに口を開いたと思ったらそんなくだらないことを聞くのか。
197 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:32:15 ID:j4ZL3dGj
石橋「ああ、過失致死傷罪で書類送検されたそうだ。
   執行猶予がついて民事で損害賠償請求が認められたんじゃなかったかな。
   それで、残った1人だが、ついに自分の番が来てしまったと思うと背筋が凍りそうだった。
   いつ死ぬのか。ただ、それだけに怯えながら暮らす日々だった。
   残った1人は祟りの恐怖だけではすまなかった。
   先に逝った4人が手薬煉引いて最後の一人が来るのを待っていたのだった。
   そんな日々に耐えられなくなった生徒は自らの命を絶つことに決め、
   ある教室で首を吊ったそうだ。
   そこまで話し終えると後ろで何かが落ちる音が聞こえ、一斉のそっちに目がいった。
   落ちたのは部が保管している過去の記事をファイルしたものだった。
   皆が振り返ると話をしていた4話目の男子生徒の姿はもうなかった。
   進行役の生徒が落ちていたファイルの記事に目をやると愕然としていた。
   なぜならその記事にはさっき聞いていた動機不明で自殺したその生徒の名前と
   4話目の生徒の名が同じだったからだ。
   残った3人がさっきまで聞いていた話は自らの経験をもってして、
   且つこの世のものではない者だったということだったのだ。
   『この集まりは呪われている』と進行役の生徒は思った。
   しかし、思いとは裏腹に5話目を促す自分がいた。
   既に正常ではなかったのかもしれない。
   このときの自分はどんな顔をしていたのだろうかと生徒は考えていたんじゃないか。
   2人は躊躇したが、覚悟を決めたらしく、話を始めた。
198 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:35:05 ID:j4ZL3dGj
   5人目の話は部活の話だった。陸上部の話なんだが、
   インターハイ出場が決まっていた女子生徒がいたんだが、
   その大会の前に階段から落ちて筋を痛めてしまい、
   治っても以前のような走りは出来ないと医者に宣告され、
   そのショックでフラッと踏み切りの中に入り込んで電車に跳ねられて即死だった。
   後に聞いた話だとその子を階段から突き落としたライバルの生徒がいたそうだ。
   ある時から、陸上部でその生徒の使っていたロッカーを使うと使った人間に不幸が訪れるようになった。
   有望視されていた生徒だと再起不能になったり、
   平凡な生徒だと大切な何かを失うことが多発し、
   そのロッカーは開かずのロッカーとして使用を禁止した。
   5話目の生徒に促されて実際にやってきた残りの生徒たち。
   5話目の生徒がそのロッカーに近づくと中から手が出てきてそのまま引きずり込まれていったそうだ。
   いよいよ二人だけになってしまった。
   6話目の生徒は使われていない旧校舎へと新聞部の生徒を連れて行った。
   その生徒の話によると旧校舎では女の子の霊が出るとの話だった。
   二人は出るという場所まで行き、その姿を目の当たりにしてしまい、
   少女の手に掛かり、6話目の生徒は消されてしまう。
   たった一人ぼっちになってしまった生徒。
   そして少女と2人きりになってしまった。
   その後新聞部の生徒はどうなったかは誰にも分からない。
   これで私の話は終わりだ。とりに相応しい話だったかどうかは分からないが……」
199 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:36:45 ID:j4ZL3dGj
祐一「有難うございました。これで7人全ての話が終わりました。これで……」
 バタン!
香里「相沢君!!」
北川「相沢!?」
大きな音を立てて体が崩れ落ちる。
何だか頭がすごく重い。
これで無事に会は終わったはずではなかったのか。
俺は一体どうなるんだろうか……。
まだ、まだ…終わっていないのか……。
200 ◆cg1YS5cWCY :04/10/12 02:39:43 ID:j4ZL3dGj
200ゲトして7話目の前編を終わります。
201名無しさんだよもん:04/10/12 16:28:19 ID:KE6yfxAd
乙彼〜
後編待ってるよ。
202名無しさんだよもん:04/10/13 01:03:29 ID:61YQ3GDQ
乙。がんがれ。
203名無しさんだよもん:04/10/14 22:13:15 ID:lkCs+9UA
┌──________________________──┐
│  \..  2CHバニラ  アイスたっぷり、うまさ大満足age!!.  /  │
│  /.                                .  \ .│
│  \            ____   . _    ___ . . /  │
│  /.  ∧_∧      |      | __| |_  |      |  \.....│
│  \.  ( ´∀`)      ̄| | ̄ ̄ |      |  ̄|  | ̄   ./....│
│  /.  (    )     | ̄   ̄ ̄|  ̄ ̄|  | ̄ | ̄   ̄|  \  │
│  \.  | | |       ̄| | ̄ ̄    / /    ̄|  | ̄ . ./. ..│
│  /.  (__)_)      |  ̄ ̄|   / /   | ̄    ̄ |  \  │
│  \               ̄ ̄ ̄     ̄     ̄ ̄ ̄ ̄  ./. .│
│  /. 希望小売価格<税別>100円 種類別ラクトアイス     ..\ ..│
│  \..                                  /.. .│
└── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄──┘
204名無しさんだよもん:04/10/18 01:09:53 ID:dkQw/SMH
┌──________________________──┐
│  \..  2CH系夜食 テトロドトキシンたっぷり、ジエン大満足orz/  │
│  /.                                .  \ .│
│  \            ____  ____   ___ . . /  │
│  /.  ∧_∧      |      | |____|   |     |  \.....│
│  \.  ( ・∀・)      ̄| | ̄ ̄           ̄|  | ̄   ./....│
│  /.  (    )     | ̄   ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄|  | ̄   ̄|  \  │
│  \.  | | |       ̄| | ̄ ̄   ̄ ̄/ /    ̄|  | ̄ . ./. ..│
│  /.  (__)_)      |  ̄ ̄|    / /   | ̄    ̄ |  \  │
│  \               ̄ ̄ ̄      ̄     ̄ ̄ ̄ ̄  ./. .│
│  /. 希望小売価格<税別>100円 種類別ラクトアイス     ..\ ..│
│  \..                                  /.. .│
└── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄──┘
205名無しさんだよもん:04/10/21 02:43:53 ID:kNjJRs4e
>>204
夜食スレのネタ?
206名無しさんだよもん:04/10/23 21:13:32 ID:TyvIisQ0
>>205
テトロドトキシンとか出てるから間違いないだろうな
207名無しさんだよもん:04/10/26 01:09:53 ID:1CK074JE
スタンダードエディションでもやっぱり石橋は立ち絵無しだろうな
208葉田信鍵 ◆.T76NLtXTY :04/10/26 14:02:42 ID:iZCXaCmO
  ____ ____  __/_   ー | ヽ
  _|_    |、     /_l_   ̄ ̄| ̄
    人      | ヽ. / | . | 」  ├  |
  /  \    |         |    ⊥!ノ \_/
209名無しさんだよもん:04/10/27 06:05:53 ID:KTqlAuRo
↑も相当暇な香具師だな。。。
210名無しさんだよもん:04/10/29 02:15:10 ID:ONvm1NiD
>>207
多分ないだろうね。
211名無しさんだよもん:04/10/29 12:15:15 ID:v6/c5YHj
廉価版だからな
212名無しさんだよもん:04/10/30 04:53:44 ID:YVmudRbS
保守しとくか
213名無しさんだよもん:04/11/03 01:03:20 ID:sO44Anxc
予約してきますた
214名無しさんだよもん:04/11/05 00:18:06 ID:WF159bvv
>>213
俺もだ。
215名無しさんだよもん:04/11/08 03:06:59 ID:9ppPSpbd

                     _____
    / ̄ ̄ ̄ ̄\,,      /−、 −、    \
   /_____  ヽ    /  |  ・|・  | 、    \
   | ─ 、 ─ 、 ヽ |  |   / / `-●−′ \    ヽ
   |  ・|・  |─ |___/   |/ ── |  ──   ヽ   |
   |` - c`─ ′  6 l   |. ── |  ──    |   |
.   ヽ (____  ,-′   | ── |  ──     |   l
     ヽ ___ /ヽ     ヽ (__|____  / /
     / |/\/ l ^ヽ    \           / /
     | |      |  |     l━━(t)━━━━┥

216名無しさんだよもん:04/11/10 12:29:45 ID:zKJdGI/d

                     _____
    / ̄ ̄ ̄ ̄\,,      /−、 −、    \
   /_____  ヽ    /  |  ・|・  | 、    \
   | ─ 、 ─ 、 ヽ |  |   / / `-●−′ \    ヽ
   |  ・|・  |─ |___/   |/ ── |  ──   ヽ   |
   |` - c`─ ′  6 l   |. ── |  ──    |   |
.   ヽ (____  ,-′   | ── |  ──     |   l
     ヽ ___ /ヽ     ヽ (__|____  / /
     / |/\/ l ^ヽ    \           / /
     | |      |  |     l━━(t)━━━━┥
217名無しさんだよもん:04/11/14 00:12:51 ID:V/7TnarG
xyz
218名無しさんだよもん:04/11/16 00:31:04 ID:m8e0jYDJ
>>199の続編まだぁ?
219名無しさんだよもん:04/11/18 03:22:49 ID:TJOsyKM8
続編来るまで保守
220名無しさんだよもん:04/11/19 13:59:02 ID:CjJOtIvx
そのうち投下されるでしょ。
221名無しさんだよもん:04/11/24 22:13:38 ID:ebXcWaph
保守
222名無しさんだよもん:04/11/29 12:14:03 ID:RKzMTMC+
223名無しさんだよもん:04/12/03 00:19:33 ID:R7hF7Z1y
続きまだー?(AA略)
224名無しさんだよもん:04/12/08 17:15:36 ID:p4C4Rlrp
期待hosyu
225名無しさんだよもん:04/12/16 02:16:51 ID:LJwJiFIk
保守
226 ◆g/POfc84CM :04/12/23 00:22:54 ID:5Yf00Jq2
最近多忙でスマソ
暇を見つけて書いていくよ…
227 ◆cg1YS5cWCY :04/12/23 00:24:26 ID:5Yf00Jq2
間違えた…orz
228ポストマン ◆mGZfoq5fBY :04/12/24 18:44:13 ID:X5Q3YZR/
1000スレ突破記念火気庫ヽ( ´∀`)ノ ボッ
229名無しさんだよもん:04/12/29 00:14:28 ID:gTUeSQ/X
>>227
まあ気長にがんがってくれ
230名無しさんだよもん:05/01/06 14:10:07 ID:/j3WVzmX
保守
231 ◆isfKcd7hfk :05/01/23 23:20:28 ID:pn4GKvRm
漏れは31だが、>>30からの続き折を見て書いていくよ。
今年から4年で忙しいからいつになるか分からんが…。
232名無しさんだよもん:05/01/28 20:48:57 ID:n2d2E85k
でも2chより卒論を優先してくれよな。
233名無しさんだよもん:05/02/04 02:29:51 ID:mpvSjo6y
俺も就活せんとなあ・・・
234名無しさんだよもん:05/02/05 02:02:22 ID:AliSq/nV
>>233
うぅ…お互いにツライのぉ。
235名無しさんだよもん:05/02/19 02:15:37 ID:jSlKirTx0
保守
236名無しさんだよもん:05/02/22 02:52:22 ID:QGvkZyNB0
うるせぇなヴァカども
237名無しさんだよもん:05/02/22 09:46:17 ID:x50HVDFO0
作者どうした?
238231 ◆isfKcd7hfk :05/02/24 23:36:17 ID:crXWA0Rl0
最近は就職板にばかりいたので葉鍵板は久しぶり。
エントリーシートカクノマンドクセ('A`)

>>30続きから

まあ…いい、とりあえず帰ろう。
私は再び駅へと向かった。
「あ! 先生さようなら〜」
声のした方へ振り向くとうちのクラスの水瀬がいた。
隣には相沢がいて目が合うと軽く会釈をしてきた。
「ああ、さよなら。お前ら寄り道してないで早く帰れよ」

夕方、いつものように電車に揺られて帰宅する。
夕飯はハッシュドビーフにサラダだ。
食事後、簡単な書類整理をして風呂に入る。
『……あの子はいったい』
風呂につかりながら昼間あった出来事を思い出していた。
背中に羽の生えた女の子…まるで天使だな。
しかし、どこかで見たことがあるような気が。

239231 ◆isfKcd7hfk :05/02/24 23:38:09 ID:crXWA0Rl0
「うっく…えっぐ…」
「もう泣くなよあゆあゆ」
「うぐぅ…あゆあゆじゃないもん」
「ほら、たい焼き買ってやるから、な?」
「うぐぅ……」
少年と少女の何気ないやり取り。
私はただ傍目で見ていることしか出来なくて。
彼らから見れば私も無関心な大人としてしか映っていないかもしれない。

 ……またあの夢か。
私は目覚ましが鳴る前に止めて寝床を後にした。
 シャー…ガラガラ…
カーテンと窓を開ける。
朝の日差しは弱々しく、風は冷たかった。
240231 ◆isfKcd7hfk :05/02/24 23:39:40 ID:crXWA0Rl0
「先生、おはようございまーす」
「おはよう」
まだ早い時間のため生徒は疎らだ。
今日もまた平凡な一日の始まる。

 時間か…。
ホームルームを行うために教室に向かう。
周りを見れば教師と生徒との間で遅刻かセーフかギリギリの死闘が繰り広げられている。
当然それはうちのクラスでも例外でなく…。
またあいつらか…よくあれで毎日遅刻しないもんだな。
 ガラガラ…
「あー、全員席に着け! 今から出席を取るぞ…」

「それじゃ石橋先生お疲れ様」
「お疲れ様」
今日も一日が終わった。
だが、どうも真っ直ぐ帰る気がしない。
241231 ◆isfKcd7hfk :05/02/24 23:41:00 ID:crXWA0Rl0
気がつけば今日も商店街へ足を運んでいた。
私はこの場所にいったい何を期待しているのだろうか。
商店街のたい焼き屋の前を通りかかると見慣れた姿を発見した。
相沢か…。
その隣にいるのは……昨日の女の子だ。
相沢の知り合いだったのか、それとも彼女か何かだろうか。

「ほら、これをやるから機嫌を直せよ」
「わーい、たい焼き。ハグ、んぐんぐ…おひひいね」
「あゆ、落ち着いてからしゃべれよ」

 ふっ…若いっていいな。
そんなことを考えながら駅への道のりを歩いていく。
あの子の名前、「あゆ」って言うのか…。

「ゲンカイ」
「はい、120円ね」
ガタンゴトーンガタンゴトーン・・・
何々、『森川由綺熱愛発覚!お相手はあの人気カリスマプロデューサー緒方英二か?』
どうでもいい…『ノビえもん、ジャパン放送の株取得!』
……ふぅ。
最近何か全てがどうでもよくなってきた。
このまま電車に乗ってどこか知らない処へ行ってみようか。
……っと、駅に着いたか。
我ながら馬鹿げたことを考えていたものだ。
242231 ◆isfKcd7hfk :05/02/24 23:44:12 ID:crXWA0Rl0
とりあえずここまで。
少ない上に質が悪くてスマン('A`) 
243名無しさんだよもん:05/02/25 02:25:28 ID:hRKGH4WU0
>>242
いやいや何をおっしゃる。この生活感が激しくGJ!!
葉鍵板におかえりなさい。漏れは今まさに就活中。
履歴書カクノマンドクセ('A`)
244名無しさんだよもん:05/02/27 15:39:01 ID:gId4GE5V0
内定決まったのかな?
とにかくGJ!
245名無しさんだよもん:05/02/28 01:08:51 ID:2rzr88N70
age
246名無しさんだよもん:05/03/02 15:01:21 ID:xAgQNpBe0
名前はたかあき?
247名無しさんだよもん:05/03/02 16:45:40 ID:Bm0dRo1e0
メジャーリーグ2
248名無しさんだよもん:05/03/05 15:12:26 ID:RQ3M9Tv70
期待してます!保守
249名無しさんだよもん:05/03/10 09:51:36 ID:AKNRHqjo0
うるせぇなバァカ
250名無しさんだよもん:05/03/12 12:20:44 ID:poTih5RT0
第4学区の先生あげ
251名無しさんだよもん:2005/03/22(火) 13:37:13 ID:8jrIRXhW0
補修
252名無しさんだよもん:2005/03/25(金) 20:58:28 ID:gBD1S7uq0
うるせぇなバァカ
253名無しさんだよもん:2005/03/26(土) 03:05:55 ID:f2Kf80cv0
まだこのスレあったの
254名無しさんだよもん:2005/03/26(土) 12:12:56 ID:qHOZMzoz0
255名無しさんだよもん:2005/03/29(火) 22:26:31 ID:S+1PjsLz0
毎回同じことしか言わせて貰えないのもちょっとね
256名無しさんだよもん:2005/03/29(火) 22:32:17 ID:TG4b9fMz0
台詞を代えてみよう
阪急風「みなさん、まもなく担任の先生がホームルームを始めます。ご自分の席に着席してしばらくお待ちください」
東急その他風「まもなくホームルームを始めさせていただきます。ご着席ください。」
京急風「はい、ホゥを始めます。」
257名無しさんだよもん:2005/03/31(木) 18:59:14 ID:qt/Anu2m0
教室のドアが開き恰幅のよい中年男性が入ってくるなりこう言った。
男「みなさん、まもなく担任の先生がホームルームを始めます。ご自分の席に着席してしばらくお待ちください」
香里「何言ってんの、あんた石橋じゃない」
石橋「美坂様、後ほど職員室までお越しください」
香里「そんなこという石橋なんて嫌い。もうさせてあげないわよ」
石橋「えぅー」
258名無しさんだよもん:2005/04/08(金) 23:24:01 ID:O8eF4UHD0
荒らしたいならもうちょっと上手に煽ろうな。
259名無しさんだよもん:2005/04/09(土) 21:26:49 ID:Twwq/tN+0
ドラマCDの声が渋い
260名無しさんだよもん:2005/04/11(月) 17:01:54 ID:7zOW/+j+0
じつは雄狐という未曾有の真実が
261名無しさんだよもん:2005/04/11(月) 19:01:45 ID:bPvjbenp0
っふうっふふ
262名無しさんだよもん:2005/04/15(金) 17:48:02 ID:1w5bOt7D0
祐一と北川と久瀬でモジモジ君遊びをするのが好きな石橋
263名無しさんだよもん:2005/05/05(木) 23:01:04 ID:g1tEM+cc0
ひどい!
264名無しさんだよもん
いや、……