926 :
925:04/07/16 14:13 ID:vZo2Hcps
○| ̄|_
すまん、スルーしてくれ・・・。
927 :
女満別:04/07/16 14:36 ID:I4RcMko3
(゚A゚) アチィー
/ ○ \ コンナヒハ…カルピス!
ハ
928 :
女満別1:04/07/16 16:50 ID:I4RcMko3
後編
気がつくと朝になっていた。
まず会社に電話をして休暇を取り準備をして公園へと向かった。
公園の前には早苗さんが待っていた。
「あ、おはようございますっ」
早苗さんの笑顔が眩しくて顔をまともに見れない。
「おはようございます」
「じゃあ早速行きましょうかっ」
俺は頷き早苗さんとゆっくり歩く。
「朋也さんに謝らなければいけない事があります。
実はわたし…ああいう風になるってわかってたんです」
無言のまま歩き続ける俺に早苗さんは話を続けた。
「でも…あんな酷い事言った秋生さんを責めないで下さい。
あれはあの人なりの励まし方だったんです。
秋生さんに言うなって言われてましたけど…全てを話します」
早苗さんは目を瞑りながら事の全てを話し始めた。
「頼む早苗…俺が明日やる事を許してくれ」
「どうしたんですか…?」
「アイツの右肩の事だ…
今は生きる上で問題は無いが…
必ずそれが足枷となってアイツに重く圧し掛かる。
…アイツの父親として、力になってやりてぇんだ」
「…わかりました、大丈夫です 秋生さんを信じてますから」
「…すまない、明日俺はアイツに酷い事を何度も言うが
必ず止めないでくれ…息子の背中を力強く押してやりたい」
そして全てを話し終え早苗さんは目をゆっくりと開けた。
929 :
女満別2:04/07/16 16:51 ID:I4RcMko3
「オッサンがそんな事を…」
「だから私はただじっと立っていました。
おとつい電話でわたしが言った事を覚えてますか?」
「ええ…早苗さんが言っていた覚悟とはその事だったんですね」
「そうです。
ただ…朋也さんが汐ちゃんをどなるのは予想外でしたけど…」
俺はゆっくりと深呼吸をして早苗さんに告げる。
「2度と汐を泣かせたりしない…そう誓ったのに。
オッサンに言われた事が頭の中に響いて
気がつけば怒鳴って泣かせてしまった。
…ほんと馬鹿っすよね、俺は」
「…いいえ、そんな事ないですよ。
迷いや苦しみに悩むのは誰にだってある事です。
そうやって家族は強くなっていくんですよ。
それと汐ちゃんが泣いたのは怒鳴られたからじゃないんですよ」
「…え?」
「これは朋也さん自身が自分で考えてみてください。
何故汐ちゃんが泣いた理由を…」
「…はい」
早苗さんはふと足を止める。
気がつくとここはオッサンの思い出の場所に建てられた病院の前だった。
「…じゃあ行きましょうかっ」
俺は訳がわからないまま早苗さんと病院の中に足を踏み入れた。
徐々に歩いていくと廊下の壁にはリハビリ関係のポスターがいくつも貼ってある。
「…つきました、ここです」
930 :
女満別3:04/07/16 16:51 ID:I4RcMko3
部屋のプレートにはリハビリ科と書かれている。
「早苗さん…これは一体」
「その肩を治すんですよ…その為にここまで来たんですから。
…そして秋生さんにリベンジして汐ちゃんを取り返すんですっ!」
自分の肩を治す…諦めていたこの右肩を…
俺は緊張しつつ部屋へと入った。
部屋に入ると医者が座っていた。
医者に説明を受け、最初にレントゲンをとり
様々な治療法を説明される。
そして医者が目を真っ直ぐに俺の方を向き、話し始める。
「かなり過酷になるが…いいかい?」
ここまで来たらもう後には引けないと思った俺は頷く。
「肩が治るんなら最後までやります」
「わかった、我々も君をきちんとサポートする。
仕事が終わった後にでもここに来るといい。
君の頑張り次第では早期に治せるはずだ」
俺は手続きを終え早速リハビリへと移った。
早苗さんは帰宅し、俺は1人で専門医とリハビリをしていた。
腕を徐々にあげたり下ろしたりを繰り返し行うが
その都度激痛が走り、俺は悲鳴をあげる。
だが俺は諦めずに何度もリハビリを行った。
日が経つごとに、徐々にではあるが腕が治り始めていた。
931 :
女満別4:04/07/16 16:52 ID:I4RcMko3
一週間経ったある日、病院へ向かう途中
後ろから物音が聞こえ、振り向くが誰もいない。
「…気のせい…かな」
背後に妙な気配を感じつつ病院内へと入る。
そして部屋の中1人でリハビリを行う中、入口に妙な物が見える。
「クマの人形…?」
入口にはクマの人形がちょこちょこと動き、クマが喋った。
「パパ…じゃなかった、あんさんがんばってるみたいやなー」
どう考えてもそのクマの声は汐の声だった。
…がしかし何故大阪弁。
とりあえず俺はそのクマの人形に話しかけた。
「あぁ、頑張ってるよ」
「なんでそんなにいっしょーけんめいがんばるんどす?」
…次は京都弁か!?
「うしおちゃん、あんさんがいなくてさみしがっとるでー」
俺はしばらく黙った後、答えた。
「俺も汐がいなくて寂しい…けどこれは
汐のためなんだ。
怒鳴って泣かせちゃったからな…
肩を治してもう一度オッサンにリベンジして、汐の笑顔を取り戻すんだ」
クマの人形は動かなくなり小さな声が聞こえてきた。
「ちがうよ…うしおはどなられて泣いたんじゃないよ。
パパがうそついたから…
ずっと手を繋いでこれからも歩いて行こうなって言ったのに…
あの時うしおの手をはらったから泣いたんだよ」
932 :
女満別5:04/07/16 16:53 ID:I4RcMko3
俺は言葉が出なかった…
言葉を出すよりも先に体が動き、入口へと走り
側で隠れて座っていた汐を強く抱きしめた。
「汐…ごめん…ごめんな…嘘ついちまって…」
「パパ…もう手はなしちゃだめだよ…
それとつらいことならむりしちゃだめだよ…」
「いや…背中を押してくれたオッサンや
応援してくれた早苗さん、そして汐の為にも
俺は最後までやり遂げるつもりだよ」
俺はその後もリハビリを続け右肩も完璧に動くようにまで治った。
そして俺は汐と手を繋ぎ、古河家の前までやってきた。
「今日こそオッサンに必ず勝ってやる!」
そして店の中に入るとオッサンがいた。
「その顔を見ると治ったみたいだな…
…その、なんだ…きつい事言って悪かったな」
「いや、オッサンのきつい一言があったからこそ
俺はここまで来れた…本当にありがとな」
「…よせ、照れるじゃねーか!!」
そして俺達は公園まで来た。
「さて…リベンジ戦をするが…準備はいいか?」
「あぁ、俺の腕前を見てびびるなよ!」
「かーーーーっ!! おもしれぇ!
…じゃあかかってこい! 朋也!」
「のぞむところだ…親父!!」
外は快晴で日の光が眩しく
互いの笑い声と共に、心臓の鼓動が高鳴る中
早苗さんの笛が鳴り響いた――――
これで終わりです。
それでは名無しに戻ってまた適当にフラフラします(笑
ではー
全体的には文句無いけれど、やっぱ秋生と早苗が事前打ち合わせしているのが気になる。
あの二人は以心伝心だから、前もって伝えなくても真剣ならその場で真意がちゃんと伝わるような気が。
とりあえずGJ
>>933 うーん…。
以前は何となくそんな気がしてただけなので触れなかったんですけど、今回は確信を持てたので、言います。
失礼ですが、小説を読んだことはありますか?(ジャンルは問わず)
読んだことがあるにしても、参考にするために手元に置いておくなどはしてますか?
>>917の
> おまけ。たいていの小説でもそんなかんじになってるのですが、「」次の行のはじめを段落の始めと
>考えて、スペースを入れると読みやすくなります。「良作を読んで」というのはそういうことも含んで、だよ。
という指摘を受けて、
>早苗さんの笑顔が眩しくて顔をまともに見れない。
> 「おはようございます」
> 「じゃあ早速行きましょうかっ」
>俺は頷き早苗さんとゆっくり歩く。
としたのでしょうが、まるで逆。正しくはこう。
> 早苗さんの笑顔が眩しくて顔をまともに見れない。
>「おはようございます」
>「じゃあ早速行きましょうかっ」
> 俺は頷き早苗さんとゆっくり歩く。
小説を読み慣れていればこういう勘違いは有り得ません。
もしかしてSSは読み慣れているのかも知れませんが、
はっきりってSSの中には文法すらも危ういものがあるので、参考にするのは危険です。
内容はかなり良かった(GJとも言っていい)だけに、
こういった形式面できつく突っ込まなきゃいけないってのは非常に惜しいです。
名無しに戻ってる間だけでも、何かひとつ、気に入った小説を読むことをお勧めします。
ところで、上のSSでは朋也の肩について触れられていたが
実際、どういう状態なんだろうか。
俺が思うに、腕を肩から上に吊り上げる腱が切れただけで、
机の上をつかみながらしゃがむなどすれば、上げることはできそうな気はする。
もちろん何年も動かしていないことで、柔軟さはなくなってるだろうが。
>>935 う…高校の頃はかなり読んでましたが
今は見てないかもしれないです。
最近読んだのでハリーポッターだったかな。
言われた通り、SSとかを多く読んでます、たしかに…
時間を見つけては小説を読んでみる事にします。
俺みたいなやつに指摘してくれてほんとにありがとうございました。
>>936 どうなんだろう?
蔵では病名とか出てなかったからなぁ…
症状から考えて○十肩に近いのかなとか思った。
>>935 ボロクソ書きましたけど、今後を期待してる故の苦言、だと受け取ってください。
あと、内容について気になったところを少々。
朋也の肩はリハビリだけでどうにかなるレベルじゃないと思います。
少なくとも一度は手術が必要な気がします。
というか、
「手術→入院」というあたりで色々ネタが作れそうなだけに…正直勿体ないです。
それと細かい話ですが、「そして」が少々多いのが気になりました。
「そして」みたいな言葉に限った話ではありませんが、
同じ言い回しを繰り返し使うとくどく見えてしまいますし、
ずばり言っちゃうと馬鹿に見えちゃいます。いや、ほんと。
(当然、意図的に使う場合は別です)
まあこの点は、わたしも人のことは言えないんですがorz
そんな、あなたとわたしにシソーラス。
ttp://www.gengokk.co.jp/thesaurus/ 同義語などを検索してくれます。めっちゃ頼ってます…。
>>937 まあ「時間を見つけて」ってのが結構難しい、というのは確かにあります。
特に、頭の中にネタが浮かんで、それが逃げないうちに書き上げたい、と思ってたら、
とてもじゃないですが小説を読んでる余裕など有りません。
でも、そのネタを書き上げてる途中で、
自分の語彙の少なさや表現力不足にのたうちまわることもしばしば…。
どうすればいいんだ。
940 :
名無しさんだよもん:04/07/16 17:55 ID:cq2viI5w
irioroarubne
テンプレどうするんだ?
942 :
名無しさんだよもん:04/07/16 17:57 ID:cq2viI5w
そう言えば微妙に引越しの時期か
>>939 ぐあ…実は手術のとこ書いてたんですよね。
でもできるだけ省くようにとどこかに書いてあった気がして
ちょっと長かったのでそれを外しちゃったんですよ。
入院込みの費用が10万(本当の費用はどれくらいか知りませんが…)って感じで
秋生が10万払えって冗談で言ったのはそれの金額だったのかーとか。
944 :
名無しさんだよもん:04/07/16 18:04 ID:cq2viI5w
別に1のテンプレにかこすれ春だけでいいんじゃない?
945 :
名無しさんだよもん:04/07/16 18:18 ID:cq2viI5w
だめかなあ?
>>938 五十肩とかは「痛くて」上がらない
ですよ
947 :
名無しさんだよもん:04/07/16 19:00 ID:cq2viI5w
huu
948 :
名無しさんだよもん:04/07/16 19:01 ID:cq2viI5w
いろいろ細かいねえ
949 :
名無しさんだよもん:04/07/16 19:01 ID:cq2viI5w
次スレよろしく
>>928 > 秋生さんに言うなって言われてましたけど…全てを話します」
おまえは、連載打ち切り最終回で今までのたくらみを聞かれもしないのに語り尽くして斬り倒される悪役か?!
>943
入院するともっとかかるよ。保険の利かないものもいっぱいあるからね。
以前に一ヶ月ほど入院したときは、退院時に40万払った。(もちろん
保険に加入していてこの額)
>>953 地域によって変わるけど1日の部屋代が結構するよね
自分の知ってる最高額は25000
病院の格、部屋のランクによって値段は違う罠。
政治家大先生が入院する個室部屋の値段は知らんが、一日十万くらい余裕な予感。
漏れの祖父なんか、市民病院の6人部屋で、一日あたり一万数千円くらいだったけな。
もちろん高齢者で年金生活者の価格でです。
それを知ってたんで、君望の遥、風子の場合、家族の負担はかなりのものだろうなぁって、
思ってました。つーか、教師を止めた理由が風子の事故だとすると……公子さんの職業って
――ガクガクブルブル……。
だが、風子の入院費を稼ぐためには、よほどの資産家でも無い限り、一般庶民でかつ
若い女性となると、それくらいしか手は無いような気がする。たといネタであっても、
こんなこと風子スレでは絶対に書けないのだが菜。
>>955 そこでミリオンヒットを出した祐介ですよ
は、冗談として生命保険でなんとかなっていると脳内保管
957 :
915:04/07/17 01:16 ID:0oqmqFS0
>>928-932 漏れはSS書きではないし、小説なんかほとんど読まなくなったし、文章のつくりについては何も言いません。
915で突っ込んだことに対する応え みたいなのがSSの中に含まれていたのには頭が下がった。
自分で言うのもなんだが、作者さん凹むだろうなくらいの感じで批判しちゃったんで、こういった形で応えてくれたのかと思うと悪い事したなとか今更感じた。スマソ。
まぁ、リハビリ1週間で直ったりする所は安直かなと思うし、汐の泣いた理由についてもちょっと苦しいかなとは思ったが、明らかに前作より成長したSSであると感じた。
始終偉そうでスマンが、書いていけば書いていくほど成長するんじゃないかと思ったのは本当なので、これからも頑張って頂きたい。
最期の締め方は、王道ながらも好感の持てる、良い締め方になっていたと思いますよ。
ミリオンヒットを出したとしても、プロダクションやレコード会社に権利買い取られてて、
本人にはあまり入らないのだろうけどな。
ぶっちゃけ、モー娘。みたいなのは、レコード会社、プロダクション、つんく間で利潤の
ほとんどが回収されてるっぽい。まぁ製作に全く関わっていないにも関わらず、
名前が売れた後の、「その後」を狙っている香具師も多そうだが。
ところで、肩ってそんなに早く治るの?
だったら、高校のうちに治してそうだが。
風子の場合は傷害保険と加害者側の保険で賄われてるだろ?
公子先生の離職だって一時的な介護目的だろし、もしそんな職に就こうものなら
教え子とはいえ元シンガーと学校で結婚式なんぞ出来ねぇって。
むしろそういう面では渚の方が大変だったんじゃないかな。
原因不明の病気で片付けられて保険も下りなかっただろうし、
高校を卒業するのに5年もかかってさ…精神的苦痛も相当きてるだろう。
…こうして考えると、古河夫妻は偉大だな。
その辺は人徳だよな。
ご近所のみなさんが支えてくれてたんだろ。収入的にも精神的にも。
いい夫婦なんだなぁ…
ってことは、あれか。
そのお礼に余ったパンを配ってると。
早苗パンを配ってるとすると・・・恩を仇で返しt(ry
三葉堂のワッフルをお供え物にするなんて、勿体ないでしょう?
てゆーか、水瀬家の時もそうだったが、鍵世界に現実の金銭感覚を持ち込むのは明らかにNGなんじゃないかと。
製作者側もそれを前提に作ってると思うし。
まぁ考察したくなる気持ちは解るけどさ。
>>903書いといてまた誤字っってしまいました
;y=−( ゚д゚)・∴タ──────────ン
\/| y|)
新スレの方もネタが投下されてきた事だしこっちは埋め立てて置こうか。
でもただ埋めるのも何だし、今度の為に他キャラの設定を考えながら埋めませんかねぇ?
椋は町病院の看護士でガチ、予防接種で汐の天敵にされそう。
勝平もリハビリのバイトで病院に居ついてそう。
有紀寧とはお盆かお彼岸の墓参りでばったり会った途端、
亡き兄の面影に惹かれて付きまとわれそう。
ことみ・智代・公子とは汐にとって何かしらの師弟関係になりそう。
芽衣と陽平・美佐枝さんは…ボンバヘっ!
…って所か?
>勝平もリハビリのバイトで病院に居ついてそう。
いくら勝平だからって……せめて理学療法士くらいにジョブチェンジさせてやれや。
>>967 >ことみ・智代・公子とは汐にとって何かしらの師弟関係になりそう。
ことみに勉強を習い、智代にケンカを習い、ハムに美術を習うか……(下手すりゃ芳野→音楽というオプションまで)
なんか完璧超人になってしまいそうだ
勝平は死んでていいよ。
むしろ死んでろ。
反感買うような設定じゃなきゃなんでもいいかと
思い浮かんだままに想像
智代:教師
ことみ:手品師(ここ曲がるー
勝平:魚屋
有紀寧:ウエイトレス
幸村:ボクサー
直幸:寿司職人
春原:ハムの人
春原=伊吹姉?
|∩iii∩
| ・ω・)
ちゃうよw