1 :
名無しさんだよもん:
2 :
名無しさんだよもん:04/05/21 11:10 ID:Ozf3bA60
久瀬「自ら2get!!」
げ。Kanon脇役総合スレ落ちてたのか。マターリが過ぎたか。
しかしCLANNAD全盛の今、こんなスレ立ててもなあ…と思う反面、
無いなら無いで寂しいんだよなあ…とも思うもう反面。
おーい。
誰か久瀬の行方を知らんか?
…行方っつーか行く末を。
___
/∧_∧ \
./ <ヽ`ш´>、 `、
/ /\ \つ つ、ヽ
| | ,\ \ ノ | |
ヽヽ レ \ \フ / /
\[ 落合ゲット]' /
ヽ、 _禁止,, /
||
||
久瀬スレも立ったか。
>>1さん乙。
しかし、自分の何気ないレスをスレタイにされると、嬉しいやら恥ずかしいやらw
久瀬スレの久瀬に対するスタンスがよく分かるよな。
クラナドの生徒会長は絶対久瀬だって。草野球編出てくれよぅ。
急な取り壊しが決まった生徒会室跡地。白いテープで区切られた正方形の土地には夕焼けが寂しく差し込んでいる。
そしてそこにたたずむ男が1人。
久瀬「………何故だ」
新スレ移行のドタバタで愉快な仲間達はちりじりとなってしまい、不愉快な久瀬は1人取り残されてしまった!
さてどうする?
・愉快な仲間達を探しに行く
・諦めて1人暮らしを始める
・メイドさんにすがる
・反長にすがる
一番下でよろしく
久瀬「そういうわけだから、助けてくれ」
反長「な、なんであたしなの!?」
久瀬「良く分らんが、天の声でそういう事になった。不本意ながら」
反長「不本意って何よ!……で、でも、そうね、そこまで言われちゃったら、仕方ないわね。本当はイヤなんだけど、ちょっとくらい助けてあげないこともないわ。
……で、でも勘違いしないように!あくまで仕方なくだからね。し・か・た・な・く!!」
久瀬「………」
反長「あと、今後は自分の立場を忘れたりしないこと。わかった?偉そうなのは禁止だから」
久瀬「……ぐ、わかった」
反長「うん、よろしい!!……で、あたしは何すれば良いの?料理?洗濯?こうみえてもあたし、結構何でもできるわよ!」
久瀬「とりあえずだな……」
反長「うんうん!」
久瀬「生徒会室を造ってくれ」
反長「……は?」
どうする?
1、普通に
2、ログハウス風に
3、秘密基地風に
4、森ビル風に
12 :
コテとトリップ:04/05/22 01:14 ID:dBeaT0bj
ちょっと笑っちまったw
3で反長の反応を窺いたいね
3日後
反長「つ、造ってやったわよ……」
久瀬「……いや、ここは君の部屋じゃないのか?」
反長「良いじゃない、ちゃんと内装は秘密基地っぽくしてあるでしょ!」
久瀬「まあ君が良いと言うのなら異論はないが……。で、原子力で動く超巨大ロボはどこに隠してあるんだい?」
反長「あるか!ていうか、秘密基地なんて、普通の女子高生につくれるかぁ〜〜!!」
久瀬「やれやれ詰めが甘いな。まあとりあえず良しとしておこう。……さて、今からここが新しい生徒会活動の拠点になるわけだが」
反長「へ?…………あ。ちょ、ちょっと待って!駄目じゃん!ここあたしの部屋じゃん!」
久瀬「まさか自分の部屋まで提供してもらえるとは思ってなかったな。恭悦至極だな」
反長「いやダメだって!困るんだって!断固反対!不法滞在者は出て行け!!」
久瀬「はっはっは。新しい部屋だーー」
反長「出〜て〜け〜〜〜!!!」
新しい生徒会室は、秘密基地っぽくなった反生徒会本部に決定
今後は?
1、FF6の後半
2、ラブひな
3、かまいたちの夜
4、哲也
5.男坂
16 :
コテとトリップ:04/05/22 02:30 ID:dBeaT0bj
本当につくるとは思わなんだ。反長いいなw
さすがに二回連続で選択すんのはマナー悪いから傍観しとこ
DQNが変なスレ立てたので前スレの様に間借りさせて貰ってもよろしいでしょうか?
あ、選択は一番下で。
久瀬「ううん、今年は運動部の成績がいまひとつ振るわないな。予算の配分を大幅に見直す必要が………」
反長「そんなのいいから、ホント、いいかげん出てってってば!!」
久瀬「新規部活動申請書……アンテナ部?却下だな。うん?煎餅がしけてる」
反長「あ!それあたしが最後の一枚でとって置いたやつ!ちょっと、返しなさいよ!」
……僕達ははようやく登りはじめたばかりだからな
久瀬「こんにちはお母様。いつもお邪魔してます。……いやいやそんなとんでもない、娘さんにはいつもお世話になっておりまして……」
反長「おおおお母様とか言うなぁ!あんたがそんな事ばっかり言うから、あたしは家族に変な誤解されて……」
久瀬「ところで、この文化祭の企画書の事なんだが、君はどう思う?」
反長「え?う、うん、おおむね良いんじゃないの?でももう少し一般参加の枠を広げた方が、もっと活気が出るんじゃないかな……って!ち、違う、そうじゃない!!」
このはてしなく遠い男坂をよ…
久瀬「何かここは凄く居心地が良くてね。最近では永住させてもらえないかとか考えるくらいなんだ」
反長「え………そ、それって……。そ、そんな事急に言われても、あたしはその………」
久瀬「今後生徒会メンバーをこの秘密基地に集めておけば、仕事もはかどるだろうし」
反長「…………あ、あああんたなんかシんじゃぇぇぇぇ!!!」
未完!!!
ところで、スレ立ってから一日に何レスで即死回避なんだっけ?
ン時間以内にン個またはンbyte(つまり分からないと言う罠)
>>17 スレタイを考慮して「仲間のうちの1人」ぐらいの扱いにした方が色々と反発はないと思われ。
数年後、街中で白い羽を集めて回る久瀬
スレタイが“不愉快な久瀬ととても愉快な仲間たち”じゃ無い事が
がっかりなのは自分だけでしょうか
反長の名前が《尾場 可奈子》で固定されているのも自分だけでしょうか
>>22 後半は俺漏れも。
前半は……むしろ久瀬の方が愉快だし。あのサイトでも。
24 :
18とか:04/05/22 10:16 ID:bzb7C3XG
>>22-23 名前の無いキャラに固有名詞をつけるのは、個人のHP内なら良いけどここではNGだろうと思って控えました。
久瀬も”総一郎”が半オフィシャルだと思うけど、このスレで使う人も文句言う人もいないみたいだし。
それに、あのページの人ほど上手い事”お馬鹿な子”を書けるとは思えなかったので。
>>22 とりあえずその名前でググってみた。
・・・「尾場 可奈子」いいねえ( ´∀`)
やっぱりココでは使えないけど。
部屋がいつのまにか物置になってて避難してきた香里に対久瀬用に用意していた媚薬をかがれてハアハアされる反長のSSキボン
…無理か
なんかこの勢いだと落ちそうだな。
_,
( ゚Д)<会長のメガネは伊達メガネー!
_,
( ゚Д)<北川のアホ毛は付け毛ー!
( ゚д)<斎藤には何もありません
>>29 斎藤には斎藤という立派な名前があるじゃないか!!
何も無いなんて言うな!!
31 :
斉藤:04/05/23 20:47 ID:A7/2UIqY
てめえら漢字間違えてんじゃねー!!
久瀬「よし見切った! 実はこのスレタイは五・七・五である事に秘密が」
反長「アンタひょっとして頭悪くなった?」
久瀬「確かにツッコミ待ち発言だけども、最後まで言わせてからツッコむのが正しいと思うなあ、僕は…」
久瀬「あー、ゴホン。『全くネタが無いので、他にも書いてくれる人がいると嬉しい。ていうか助けて』」
反長「………な、何?何の話?……ていうかそこは壁で、この部屋には私達しかいないんだけど……アタマ大丈夫?」
久瀬「いや、何やら急に天の声が降ってきて………。もしやこれが毒電波?」
反長「……やっぱアンタちょっとおかしいわ」
久瀬「毒電波を操る生徒会長、か。彼は実に素敵な漢だったな。特に、夜の生徒会室とか」
反長「………な、なんか悪寒がするんですけど(ブル」
それはさておき、どうする?
1.北川視点
2.斉藤視点
3.香里視点
4.美汐視点
5.久瀬視点
6.佐祐理視点
やばい・・・斉藤視点が読みてぇ・・・
>>64 それ名前ちゃう。名字。
むかしむかし あるところに、なまえのないかいぶつ がいました・・・
モンスターで誤爆?
斉藤「ふふふ、良く来たね諸君。歓迎しようではないかっ!」
北川「諸君っていうか、ここにいるのは俺1人なんだけど」
斉藤「………北川、お前には情緒ってもんがわからんのか。形式美だよ。密談には必要な導入なんだよ、このセリフは」
北川「んなこと言われてもな………ん、密談?」
斉藤「そう、秘密の談義と書いて、密談、だ。人目を憚る議論をしてこう言う。どれ位秘密なのかというと、相沢の女性遍歴くらい?」
北川「いや、疑問系で聞かれても。つーか、微妙にダダ漏れっぽいぞ、それ」
斉藤「とにかく、余人に聞かれてはマズイ話ということだ。例えそれが天野さんや美坂であろうとも!」
北川「俺は?」
斉藤「大丈夫だ。何故ならお前は怖くない!」
北川「………まあ、確かに美坂は怖いけど。ならまず久瀬呼べよ。そもそも俺は生徒会役員じゃないんだし」
斉藤「いや、問題はその久瀬だっ!!あの野郎生徒会室が取り壊されてからこっち、女の家に入り浸って今や半同棲状態だって言うじゃないか!」
北川「ああ、相沢の奴がそんな事言って騒いでたな。倉田先輩と川澄先輩を連れて、現場を押さえてやるとか……」
斉藤「しかもその同棲相手というのは、なんとあの、反生徒会の会長なんだという!つまり、奴は堕落した!反動勢力の手に堕ちた!!」
北川「はぁ?」
斉藤「女だらけの反生徒会に近づいて、アイツは骨抜きにされたに違いない!だからこそ、俺達はやらねばならないんだ!」
1、造反して新反生徒会を立ち上げる
2、羨ましいので反長宅におしかけて邪魔をする
3、不幸の手紙を送る
4.チクる
もちろん2で
同意だな
>>38 個人的には生徒会メンバーに振り回される反長が見たい
選択肢スレみたいだな、と思った
……俺も2で
選択肢スレで久瀬が活躍したときがあったな。
あれは楽しませてもらった。
……久瀬死んじゃうけど。
ほす
ほす
_ _ _
《フ ^ `く/ ∩
i 〈《Mリノヽ))
vi.ロ_ロノ/\
/| ̄∪ ̄∪|\/
|ホセ・ディアス|/
 ̄ ̄ ̄ ̄
私は生徒会に入っているのですが、最近、会長が働きません。
どうしたらいいでしょうか?
叩けば直るものでしょうか?
(華音市 メリケンサック)
私は生徒会に入っているのですが、最近、会長が働きません。
どうしたらいいでしょうか?
叩けば直るものでしょうか?
(華音市 メリケンサック)
私は視界に飛び込んできたその文字に軽い眩暈を覚えた。
「……今週の投書は以上でした」
私はその用紙を読み上げることなく、先ほど読み上げた「学校規定の制服の改善」の用紙の下に滑り込ませる。
彼は、その動作に気付かない。
そして、はいお疲れ様と言ってから席を立ち上がる。肩を回して、コーヒーを淹れてくる、と部屋を出て行った。
もはや彼は我が物顔でこの家を歩いていた。
現に生徒会の仕事である書類作成を、生徒会役員でもない私をこき使い――加えるならこの投書にあるように、
彼に割り当てられたはずの仕事を他の役員に押し付けて――この部屋で気楽に行っている。彼はきっと私が
反生徒会の長だということをとっくに忘れているから、あそこまで自然体でいられるのだろう。
クッションを枕代わりにして横になる。それから、最後の一枚と同じように読み上げる途中で隠していた数枚を
机の下から拾い上げ、目の前に持ってきた。
隠した理由は先ほどの投書と同じ様に、今ここで読んでみても、どうこうできるものではなかったからだった。
一枚目。
クゼ SOS キタガワジュソ
所々擦れた赤褐色の文字は、太さもまちまちで読み辛い。
ダイイング・メッセージ。
そんな言葉が頭の中をよぎった。死に際の者が最後の力を振り絞ってこの世に残す、推理小説で謎解きの鍵とな
る例のヤツだ。いくら何でも騙されはしないが、冗談にしては悪質だった。幼稚過ぎる。
わざわざSOSと残さなくても、あなたが危険な目にあったというのは、そのうち発見されるであろう死体を見れば
誰にでも判る。犯人に結びつく証拠を残さないといけないのに。
それに最後の文字は明らかに「ソ」。「ン」ではなく「ソ」。「ン」の文字の二画目は下から引っ張ってくるのだと思って
いたのだけど。
もしかしてそれさえも冗談に含まれているのだろうか。
二枚目。
仕事サボって彼女といちゃついているんじゃねえよ! 俺らにしわ寄せがきているんだよ、F××K! 斉藤
↑
童貞彼女なしは悲しいよな(プゲラ
↑
ああん!? 相沢てめえ死ぬか!? ←怒るなよぅ、 北川の奴がそう言えって。 ←!?
これに至っては最早投書というより、彼らのやり取りを納めた伝言板だった。妙な落書きまでしてある。
要望、苦情欄をはみ出してプリントの裏側まで彼らのかけ合いは続いていた。最後には生徒会長に対する苦言と
いう当初の目的とは、全く関係のない話題になっていた。
そして三枚目。
5月の花、スズランは幸福を運ぶと言います。きっとお二人の家庭にはスズランが咲き満ちることでしょう。
どうぞお幸せに。
天野美汐
この一枚は職員室や各教室に備え付けられている目安箱の用紙ではなく、電話会社の電報用紙だった(実際後で
調べてみると、その会社の電報文例の中に全く同じものを見つけた)。
彼女は勘違いしている。
そうしているうちに彼がコーヒーカップを二つ持って戻ってきた。
コーヒーを受け取ってから自然と笑みがこぼれた。私はそういう風に見られているのだ、彼らに。
嫌味のひとつでも書かれていると思っていたが違っていた。
こんな気持ちを、私はこれからどうするのだろう。
なんかエンディングテーマが欲しい気がするような締めくくり方。
もうすっかり違和感を感じなくなった台所で、既に慣例化された手順でコーヒーメーカーをセットし、サーバーに褐色の液体が満たされて行くのを眺める。
夕方も近づこうというのに人気の無い家の中に、コポコポと心地良い音がやけに大きく響いて感じられた。
「勝手知ったる他人の家と言うけど、少し知りすぎかな」
何とも為しに呟いた独り言だったのだが、言い終えてみると字面以上の深い意味を持っているような不思議な感覚がする。
考えてみたら、自分の家でも台所でコーヒーを入れた記憶は無い。何でも揃っている家だったが、自分の力で何かをするという余地は残ってない場所なのだ。
だから、生活感という側面では、この家に入り浸っていた間の記憶は比較にならないほど充実していた。
客でありながら、違和感を感じさせない自分の居場所が用意されている、そんな曖昧な空気がどうしようもなく心地よく、磁力のように引き寄せられだらだらと居座り続けることを止められなかった。
モラトリアム期間が長引けば、人はそれだけ活力を失う。
(……大げさだし、感傷的過ぎるか)
クツクツと笑いが込み上げる。大の男が独り台所に立ってなにやら浸っているという図柄は、何とも言えず滑稽だ。
コーヒーメーカーはとっくにその役目を終え、サーバーにはなみなみとコーヒーが満ちていた。
手早く片づけを終え、カップを2つと、小さなホワイトチョコレートをトレイに載せる。
それからゆっくりと台所を一望すると、感傷的な気分を断ち切って、彼女の部屋に向かった。
ドアを開けると、彼女がそそくさと何かを隠す仕草がまず目に入った。
何やら顔が赤い。コーヒーカップを渡すと、少し頬が緩んでいる様子が見て取れた。
(……ふうん)
おそらく先ほど読み上げずに隠した(つもりらしい)投書に、何やら良い事でも書いてあったのだろう、目じりを下げ頬を緩ませながら美味しそうにコーヒーを啜っている。
感情は豊かであっても、大抵いつも怒っているか機嫌が悪いかである彼女のこんな表情は、滅多に見れるものではない。
昔はともかく、最近は本当に怒ってばかりだった。だから、嬉しそうにしている彼女を久しぶりに見ることが出来て少し安心する。
(ラブレターでも貰ったか?)
酷く不安定で、周囲から孤立しかけていた彼女が心配だったとうのも、半ばムリヤリ押しかけてみた理由の一つだったのだが、それもいらぬ気遣いであったらしいとこの頃は分っている。
思い込みが激しく意地っ張りで押しが強く、我侭で唯我独尊な部分ばかりが全面に押し出され誤解されていたようなのだが、
本当の彼女は感受性豊かで他人に強制されれば断りきれない性格を隠すために、ムリヤリ自分の周囲に壁張って繕っていて、それが攻撃的に外部に現れているに過ぎ無いのだと思っていた。
しかし、それすらも自分の思い込みであり、本当はただ自分だけが特別に嫌われていて、自分だけに棘を出しているらしいのだ。それだって、こうして久々に時間を共有してみると、次第に険も取れ、今はこんな表情も見せてくれるようになった。
これなら心配はいらない。僕がいなくなりさえすれば、彼女の活発な面がもっと出てきて、きっと楽しい学園生活を送れるようになるはずだ。
やはりモラトリアムの時間は終わりにするべきなのだ。
「チョコレート……」
「ん?ああ、いつぞやのお詫びと、お礼にね」
「………あ、ありがと。おいしい」
相好を崩す彼女を眺めるのもこれで最後だ。
明日からは以前の生活に戻り、生徒会長として、生徒会のメンバーと共に職務に邁進する日々に戻る。
「ふふ……」
「………」
あくまで機嫌の良い彼女の様子を伺いながら、僕は思い悩んでいた。
さて何と言ってこのことを告げれば良いものだろうか、と。
「私の出る幕は、無いんですねえぇぇぇぇぇぇぇ!」
まだ二十歳かそこらの女性が突然部屋に入って来て叫んだ。その彼女はメイドの格好していた。
「……」
「……」
当然、その部屋でくつろいでいた二人は唖然とする。ましてや、恋人同士のような雰囲気の中だったのだから尚更である。
「ねえ、久瀬。こういうときってあのセリフじゃない?」
「あ、ああ。あのセリフだな。しかしどう変化させればいいものやら」
三者三様の思いで部屋に沈黙が訪れる。
「私の出る幕は、無いんですねぇぇぇぇぇ!」
そして、メイドの格好をした女性が繰り返した。
「くそ、えー、あー、僕は大好きだーーーー!」
結局は何も変えないで言ってしまったかと久瀬は後悔する。
ふと、横を見るとこの部屋の主である者の表情が暗くなっている気がした。
「ふふ、坊ちゃま。嬉しいですけど、いいんですか? そこの彼女に悪いですよ?」
先ほどまでとは打って変わって、メイド服の女性はにこにこ笑っている。
「あ、いや、この子とはそういうんじゃなくてって今のも本気じゃないっ! いったい何しに来たんだ?」
顔を真っ赤にして久瀬は喚く。
「あ、その様子ですとまだみたいですね。二人共真っ赤ですもの。ちょっと妬けちゃいます」
「ち、違います。私とこいつはなんでもなくって、その、ただ一緒に暮らしてるだけです」
「同棲ですねー。順番が違っても私は良いと思いますよ」
「え? そ、そうですか……ってだからぁ」
反論しようとしてはいるが、何を言って良いか分からず俯いてしまう。
「坊ちゃま。幸せそうで何よりです。少し寂しいですけどねっ」
メイド服の彼女は、少し憂いを含んだ、それでいてひまわりのような笑顔で言う。
「だから違うっ。彼女にだって迷惑だろう。ちょっと部屋を貸してもらってるだけなんだから」
「あらら、そうでしたか。それでは私の勘違いですね。ごめんなさい」
全く悪びれる事なく笑ったままで謝る。
そこで、久瀬は袖を引っ張られているのに気付く。
「部屋貸しただけ?」
「他にも色々頼んだかもしれないな」
「頼まれたわよ。……他には?」
「いや、それだけだが。それにもう君に頼む事もないから明日からは来ないつもりだ」
「……そう。分かったわ。ちゃっちゃと出て行きなさいよ。せーせーするわっ」
久瀬は納得できなかったが、目の前の女の子の態度に押されて口をつぐむ。
「あら、行けませんよ。早く仲直りのキスを」
「しない!」
「しないわよ!」
完全にハモった二人の否定を聞いてメイド服の娘はまた笑った。
「あははは……楽しいわね」
「何がだい?」
「あんたが、っていうかそのあんた達がさ。こんな可愛い彼女までいるんじゃない」
「え!? 私坊ちゃまとそういう関係だったんですか? ぽっ」
両手を頬に当てて恥ずかしがるフリをしていた。
「違うだろ! しかも、ぽって口で言うなっ」
「いいわよ。気を使わないでさ。あ、もしかして照れてる?」
「本当に違うんだが……」
「いいのいいの。それじゃ今日はもう帰りなさい。迎えが来たんだからさ」
そう言って久瀬の背中を押す。
「いや、だから」
「坊ちゃま。早く帰りましょう。最近構ってくださらないから、私……切ないんです」
「そうやって勘違いさせるような事を言わないでくれ……」
「もういい。早く出てってよ! バカ!」
「……そうだな。邪魔をした」
そうして彼女は部屋から出る久瀬を見る事無く、久瀬も振り返る事なく別れた。
彼女はベッドに倒れ込んで、ため息を付く。あー、あたしってバカー。なにやってるんだろー。久瀬のバカー。等と考える。
一分も経たないうちに先ほどのメイド服が戻ってくきた。
「なんですか?」
咄嗟に飛び起きて睨みつける。
「あの、また坊ちゃまを遊んで下さいね。せっかく両思いなんですから」
「バカにしてるんですか?」
「済みません。さっきのは悪ふざけが過ぎました。冗談です」
「え? 本当?」
「ええ、本当ですよ。だから、また遊んであげて下さい。二人共きっといい友達になれます」
「……はい。気が向いたら、いつか、今度」
「では、坊ちゃまにはまた明日も遊んでくださると伝えて起きますね」
「あははは……そうですね」
「では、有難う御座いました」
メイドは深々とお辞儀をした。
「あ、いえ、こちらこそ」
それに吊られてこちらもお辞儀をしてしまう。その時、漠然と幸せな気持ちだけが彼女の中にあった。
「っていうかモテモテですねぇ!」
「全く羨ましいな」
斉藤と北川、二人は玄関の前に立っていた。
「勘違いをしないでくれたまえ。僕は反生徒会の駆逐を行っていただけだ」
そして、すぐ後ろには久瀬も立っていた。メイドを待っているのである。
「はいはい。そうだな。そういう事にしておいてやるよ」
「さて、明日からは生徒会再開だ」
「反生徒会の子はいいのか?」
「くどい」
「もしかして振られた?」
「だから違うと言っている」
「その反応は、怪しいねえ。なあ、斉藤?」
「怪しいな、どうなんだ?」
「どうでもいい事だよ。それに彼女はもう大丈夫だ……」
久瀬は星空を見上げながら呟いた。
さらに繋げてみたよ。
1 久しぶりにメイドさん出たんだからもっと出そうぜ
2 香里とみっしー視点で
3 明日から生徒会だ。頑張るぞ。
4 やっぱ、あの家居心地良いわ。戻る。
まずかったらアナザーにでもして下さい。
>>まずかったらアナザーにでもして下さい。
・・・( 'A`)
リレー小説やってるわけじゃないしなぁ……
北川「どっちにしろ、生徒会室は無いんだけどな」
久瀬「むむむ」
1.久瀬家を使う
2.北川家を使う
3.美坂家を使う
4.天野家を使う
5.相沢家を使う
2か5かどっちがいいだろう?
迷うな
久瀬家以外だったらどこでもいいかな
相沢家って…。
水瀬家じゃないのか?
久瀬「よし、ここは相沢家にお邪魔させていただく事にしよう」
北川「OKだ」
祐一「いや、ここは水瀬家であって、俺はただの居候なんだが………」
久瀬「なんだって? じゃあ真の相沢家は何処にあるというんだ」
祐一「海外」
久瀬「………」
北川「………」
斉藤「………」
1.久瀬家を使う
2.北川家を使う
3.美坂家を使う
4.天野家を使う
5.じゃあ水瀬家を使う
それじゃあ5で