NETANNAD -ネタナド- 制作スレ part4
涎がたれそうになるのをこらえてテーブルについた。
スープの鍋からはもうもうと湯気がたっている。
まるでワタシの登場を見越していたようだ。
食器もオードブルも用意されてあとは開始を待つだけだった。
「はやく来てくれないと、もうガマンできそうにないよ」
情けない声で家の奥に呼びかけた。
半分はもう一度到着を告げるためだったが、半分は本音だった。
腹の虫が唸りをあげている。本当に我慢の限界だった。
フォークをばちに皿のふちでリズムを刻みたいくらいの気分だったが、
さすがにそれはやめておいた。
招かれた身でもあるし、いい年をした大人がすることではないから。
「……どうしたんだろう」
十五分経ったがヨシノたちは姿を見せない。
ワタシは「お邪魔するよ」と言って部屋の奥に向かった。
ゆっくりとノックしたあと、ヨシノとフウコの部屋の扉を開ける。
そこに2人はいなかった。
誰かがいたという気配すら残されてはいなかった。
「……おかしいな」
静まりかえった廊下を抜け、いったん家を出て離れを訪ねた。
そこにも誰もいなかった。
仕方がないので、すごすごと料理の待つテーブルに戻った。
――どれほど時間が経ったのだろう。
ワタシはお預けを食った犬のように待ち続けた。
スープの鍋に手を触れてみて、
それがすっかり冷めてしまったことを確認した。
窓の外は朝の天気が嘘のように晴れ渡っていた。
それを待ちかねたように蝉たちが歓楽の歌声を響かせている。
扉が軋む音が聞こえて振り向いた。
だがそれはさっき自分が開けっ放しにした扉が揺れているだけだった。
ワタシは席を立って扉を閉め、また一人きりテーブルについた。
「……どこかに隠れてて、驚かそうとしているのかな」
ありえない話だった。招待した客を待ちぼうけさせ、
出来たての料理を冷ますようなことを、彼らがするはずはない。
『なあオッサンよ』
ふと、おととい屋上で飲んだときの会話が思い出された。
『ん?』
『俺はあんたに、ほんっとうに感謝しているんだぜ?』
『そりゃ結構。だが感謝は形であらわしてくれないと寂しいね』
『どんな形がいい? ちゃんとあらわしてやるからさ』
『冗談だ。何もいらねえよ。それより曲かけ曲。
最近ヨシノは情熱が足りないとフジコがこぼしていたぞ』
『曲か……。それもいいんだがな。
なあ本当になにもいらないのか?
俺にできることならなんでもするからさ』
『だから冗談だ。何もいらねえよ。
それにしたってどうして今さらそんなこと言うんだい?』
『ああ――ことみ先生の話だと俺たち、そろそろ帰るかも知れないから』
『帰るってどこへ?』
『もともといた場所へさ』
『そりゃ素晴らしいことじゃないか!
長年の悲願が叶うんだ。もっと嬉しそうな顔をしろ』
『まあ、そうなんだけどな。
でも嬉しいばっかじゃねえよ。嬉しいばっかじゃ……』
『よし。今夜は来るべき凱旋の日に乾杯だ。
おまえは実によくやった。堂々と胸を張って故郷に帰れ』
『なあおっさんよ』
『ん?』
『この町に来て――あんたに会えて、良かったよ』
『はは。今夜は珍しくヨシノが酔ってるよ。
そういう台詞はお棺に入ったワタシにかけてくれ』
「……そうか」
ワタシは料理をそのままに立ち上がった。
大きく一つのびをしたあと、深い溜息をついた。
「……帰ってしまったのか」
悲しくはなかった。ヨシノがこの町に現れたときから、
いつかこの日が来るのは分かっていた。望んでさえいた。
だから悲しくなかった。
悲しくはなかったが――頬を伝う涙は止められなかった。
「これは……何の涙だろうな」
ワタシは少し考えて、それをはなむけの涙だと思った。
人は別れに際して悲しいから泣くのではない。
もちろん嬉しいから泣くのでもない。
別れというものがあって、その別れを正しく行うために
涙を流す必要があるから人は泣くのだ。
だから今、ワタシは涙を流してもいいのだ。
「ワタシもキミに会えて、良かったよ。ヨシノ」
行ってしまった男に向けて訣別の言葉をかけた。
年甲斐もない涙を拭って背筋を伸ばした。
そして自分がこれから最初になすべき仕事に思いあたった。
「まずはこいつを片づけてしまわないとな」
ワタシをもてなすために彼らが最後に作ってくれた料理。
冷めきった鍋をコンロに運び火にかけた。
ボウルに盛られたサニーレタスはまだ瑞々しく輝いている。
4人分――いや6人分の幻を相手に食事をする。
今日このときだけは、そんな感傷も許されるだろう。
「フジコは泣くかな。
あいつが泣いたとこなんぞ見たことないけれど」
ワタシは小さく笑って鼻をすすり、煮え立ったスープの火をとめた。
潮のような蝉時雨が、夏を迎えたばかりの町を包んでいた。
ちょっと書いてみた。組み込むかわからんけど。
実はまだ二階にいるのです。
おっさん視点でくるとは……
>472
あの後ろ姿の写真(というかデモに使った写真のほとんど)は、
「ゆんPhotoGalelly」というフリー写真素材サイトのものをお借りしています。
ちなみにあの靄は野焼きの煙らしい。ちょっと夢が壊れるけど。
今日書いたやつ、組み込むとすればおまけシナリオだけど、
決定している「3人+朋也」の後日タソとの2本だとどうもすわりが悪い。
そうなるともう1本書いて3本立てということにすべきなんだろうが、
もしここ見てる人でSS書いてくれるって人がいるなら是非お願いしたいです。
インタラクティブな要素あってこそウェブでのゲーム制作だし。
ああ。でもそうするってことならもっと早くに声かけておくべきだったなあ。
〆切は7月末だからちょっと期間が短いか……。
スクリプトのこと考えると少なくとも一週間前にはテキストほしいし。
一瞬、一網打尽にされちゃったのかと思ってドキドキしてしまった★
だけどことみ先生が再合流するとヤバイ状況というのは、季節は春の筈だから、それはない訳で…。
状況に関する情報ををさりげなく特定・明示する、この辺の記述の入れ方も参考になる。
しかしいつもながら速いですな。1週間で1本応募してるうちに5、6本並べられてそうだけど、がんばってみるかな。
うーーむしかし観察日記シリーズも良さげだし…こうなったら賑やかにver2公開前祝いSS祭りといきますか?
高速列車の座席に深く腰を落とした、自分の肩を、そっと抱いた。
眼を閉じれば、彼が寄り添ってくれている。
背中や膝頭や、体のそこかしこに残る疼痛と、
それを癒そうとするように回してくれる、温かい腕の余韻とともに。
今はあの2人を主とすることになったあの家を離れても、
私の心にはずっと彼がいる。
それだけで、どんな孤独にも、不安にも打ち勝って行ける。
1足先に、あの暗黒の化け物の少しでも奥深くに肉薄する獅子身中の虫となり、
きっと私に続いてくれるあの2人と握手を交わす…
いいえ、たとえ、戻ることが2度とかなわなくなったとしても。…
それを考えるのはよそう。
考えなくてもすむように、すべての後悔のタネを払拭して、
こうして門出を迎えたのだから。
一学生でありながら努力を重ね、国家中枢の情報システムの研究開発に迎えられる。
文字通り象牙の塔に入る間際の女の子が、
目新しい新天地に降り立って取りそうな行動とは…
乗車前に買い求め、車中首っ引きで印をつけまくったタウン情報誌を眺め直す。
この時間に出れば、出頭時刻までに、少し寄り道ができる。
手作りういろうに、味噌カツ絶品の店。伝統のトマトソースを駆使したトラットリア。
いかに物見遊山グルメ女子学生といえども、出頭までの僅かな食事の機会の中で
これらを全て制覇できる筈がない。
その中から選択したのは、
都心から離れた穴場ながら、創業150年老舗の味を誇る、味噌煮込みうどんのお店。
一応第2候補として、地元の食通4つ星太鼓判のきし麺屋さん。
正確に言えば、「最初から選択する予定だった」のが…。
他の印は、元々候補ですらなかったの。
進むにつれて、街並みは、戦火と復興からの置き去りの跡も生々しい、
あの見覚えのあるものへと姿を変えて行く。
忘れることなど出来ない、だけど、もはや訪れることの叶わなかった筈の
あの場所を擁する一角へと。
いまだ厳しい監視の下に置かれているに違いない、
そこに知己を持つ者として訪れてしまったなら、全てが水泡に帰しかねない、
そして私達自身がそこをそのような場所にしてしまった、
謝っても謝りきれない大恩ある人々の棲んでいるであろう場所の
敷居をまたごうとする素振りも見せずに素通りする、食道楽の学生旅行者。
駅がここで、商店街がここ。
万一行き会ってしまう場合を考えれば、買出しルートに当たるコースは通れない。
戸口でばったりを避けるには…
気が変わって、きし麺屋さんに方向転換しても、不自然でない接近コースは…
えっと、ここ曲がるー…
――メ…すよ!そ…な破れの入った服…お仕事…出…ら…
――大…夫…ど…せ馴染客…れに…他の服…みんな乾…てないし…
道を間違えたかしら。地図をよく見ないと。ちょっと足を緩めて…
――待…てください、でしたら直…ます。この位のひっかけ傷ぐらい簡単に…
――大丈夫だって。時間…いし。
――いえっ、すぐですから☆
――いや、ちょっと、そんな慌てて針持ったら、危なっかし…
あーいや、そのつまり…
――あっ、やっぱりそういうこと言うんですね?お姉ちゃんには、そんな事、一言も…
――い、いやそれはだな…
――危なっかしくなんかないです。むしろ木工までこなす、器用な子で評判なんですから☆
いいから貸してください。私だって、これくらいのこと…
うどん屋さん、こっちでいいのよね?公衆電話でもあったら確認した方がいいかしら?
――あいたっ!
――風子ッ!?
…………………
495 :
492:04/07/11 10:07 ID:wycJbY4+
――ぐすん…ひっく…
――風子…
――ごめんなさい…やっぱりダメですね、私…
お姉ちゃんがいなくなっちゃって、この家に大きな穴が空いたみたいで…
お料理とかお裁縫とか、頑張っても全然かなわなくて…
せめて…祐介さんの気持ちが少しでも紛れればって、変にハイに振舞って…
でも、空回りで…祐介さんの足まで引張って…風子、最悪の子です…
――…そんな訳がないだろ?
496 :
492:04/07/11 10:11 ID:rWCmI5ar
――…そんな訳がないだろ?
――…え?
――そんな風に自分を卑下するのはよせ。お姉さんはお姉さん、お前はお前だ。
細やかな気配りができて、楽しい、立派な個性を誇れる一個の女性じゃないか。
それに…
近しい人をまとめて喪った俺にとって、お前の笑顔がどんなに支えになったか…
そのうちに、お前の存在が…だんだん、だんだん、大きくなって行って…
――祐…介…さん…
――これだけは憶えといてくれ。今の俺は…お前じゃなけりゃ…
…………………
497 :
492:04/07/11 10:15 ID:Kai6dHVI
――さ、さあ、早くケガの手当て…あっ!こんなに出血してるじゃないか!
――あ…
目当ての店への道順のおよその見当をつけて、
賑やかな会話の聞こえる小さい質素な家の前を通り過ぎる。
一瞬垣間見えた窓の中
あどけなさを残した少女の、血の跡を残した指を
繋ぎ服の男が吸っている。
少女の頭と肩は、男の喉元に押し当てられ、じっと動かない…
――あ、ああああああっ…
498 :
492:04/07/11 10:20 ID:gyAG/MQk
――あ、ああああああっ…
――い、いま! 今! 窓の外をッ…!!
――…風子…
――あ… い、いえ!あのほら!あの猫、最近顔見知りなんですっ☆
ほら、今日こそは…こっ…にいら…しゃい?
ほらー、いいものあげ…すよー ( >ヮ<)つ☆…
――…まえな…い…ら猫だって…んなもの…食わん…
――あー!いくら…さんといえど…☆を軽んじ…なんてプ…最悪ですっ☆…
――あ、いやそ…いうことじゃ…わー!仕事ー! 完全…遅れ…
――きゃ!ごめ…なさいー!…
早く店に着かないと、昼時の行列が出来てしまう。
足を速め際に見上げた空に、見知った優しい姿が一瞬微笑み…
静かに青空に滲んで消えた。
499 :
492:04/07/11 10:24 ID:YdmFuMMM
禍禍しくそびえ立つ漆黒の塔のエリアの一角。
指定された、そのひときわ人気のないポイントに立つ。
傍らの立ち木の、目の高さにある太い枝を右向きに引くと、
幹の表皮の一部がスライドし、小型のキーボードが現れた。
あらかじめ連絡されたコードを打ち込む。
私の受け入れ専用のコードのため、別の人が侵入するには使えないとカルマが言っていた。
出し抜けにかすかな機械音とともに、傍らの漆黒の外壁の一部が持ち上がり始めた。
そこはあの居住エリアという名の死刑囚房ではなく、その看守達が活動の場とする
金属的な迷路と同様の材質の壁で囲われた小部屋で、
管理者側の出入りをチェックする通用口のような所らしい。
小部屋の机について受付をしているらしい男が立ち上がる。
「一ノ瀬ことみさんですね…お待ちしておりました」
管理ブロックのエントランスには、やはり人の脳髄を虜にするあの電磁波はない。
そのことは入り口に立つこの男の、杓子定規がパラサイトしたような容貌に
外光を受けて眩しげに絞られる、なぜか場違いな黒目が載っていることからも知れた。
開ききった瞳孔をして、それでも、それまでと変わらず優しげに一生懸命に、
あの人に寄り添っていた同級生の健気な姿が一瞬、対照をなすように脳裏をよぎる。
お父さんをあんな風にされて、今どんな気持ちでいるのか、
その前にどんな状態でいるのか、まさか…
その思考を打ち消す。眉1つ動かさぬように。
助けるために、必ずみんなで生きて戻るために。
そして還れたなら、その時こそ…
同じ無表情に想いを隠して着任の挨拶を交わす私の背後で、
鋼鉄の自動ドアがゆっくりと降下し、
仲間達が暮らす、いまや懐かしい異郷とつながった空気と光の満ちた空間との
境を隔てて行き、
やがて、完全に閉ざされた…
501 :
492:04/07/11 10:34 ID:EAIkLThe
公子スレの皆さんのご意見を参考に、
( >ヮ<)つ☆ 度は控えめ、ないし訳ありにしてみまつた。
それでは漏れも逝って期末(何処へだ)
おつー
けっけっけっ…嬢ちゃんにしちゃ上出来な隠密行動じゃねーか。
だが、見つかりかけちゃいけねえなあ。
おっと…そ、そんな☆でこの俺がネコーーーーーーーー
504 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 19:19 ID:Xz0B+dJq
>492-500
これこのまま改訂版のおまけに入れるの?
dクスのおまけSSと比べるとクオリティに差がありすぎる気がする。
特に風子のキャラはいいとしても台詞に「( >ヮ<)つ」とか使うのは…。
テキスト自体は読めるレベルだから
じっくり書き直せばいいものになるかも知れないけど。
とんでもない駄作があがることもあるだろうから
ここにうpされたもの全部採用とかにしてしまうのは危険だと思う。
近年稀に見る良企画だけに最後の最後で荒れるのも寂しい。
505 :
ゆりたん☆:04/07/11 19:23 ID:+Y1N+1Wz
そんなにうpされる訳無い。
おまけシナリオ3本中あと1本ぐらい公募すると最初に言ってるんだし、
期限までに応募された中から選考すればいいことなんでは?
508 :
◆TonksDmgqU :04/07/11 23:06 ID:t2EedJDC
ネタナドSS大募集!
現在、TEAM NETANNADでは完全版「NETANNAD Ver.2.0.0」を鋭意制作中です。
で、その完全版に組み入れるおまけシナリオを募集しています。
我こそは、という方は是非とも完全版の完成に御協力下さい。
ちなみに降って湧いた企画なので、期間が極めて短くなっておりますが御容赦下さいませ。
要項
・募集内容
ネタナドの物語の内容を酌んだSSを募集します。
もともとネタナドからしてクラナドをデタラメにデフォルメした物語なので
基本的には何でもアリです。
・応募形式
このスレッドに投下して下さい。
・採用方法
このスレッドにおけるコンペティション形式とし、
2本(応募が多い場合には検討)を採用させていただきます。
要するに「このSSが良かった」というレスが多い方から2本のSSを
完全版のおまけシナリオとして組み込ませていただきます。
はっきりと結論が出ない場合には空気を読んでスタッフが決定。
・応募〆切
7月23日(急な〆切でゴメンナサイ…)
・採用者への賞品等
なんもありません。
おれが>478-486で投下したSSもコンペの対象とします。
つまりは同じ土俵で戦わせていただく。
なんだか企画の最後に面白い展開なのでもう一本くらい書くかも。
ただ、以前から要望があった「3人+朋也のafter」は優先枠として
おれにいただきたい。つまり、そのafterとコンペによって選出される2本を
おまけシナリオとしてVer.2.0.0に組み込もうと思います。
まあありえないと思うけど、SSがガンガンうpされるようなら
おまけシナリオの数を増やしたいと思う。
>まあありえないと思うけど、SSがガンガンうpされるようなら
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
何が不服だよ
風子の濡れ場がないのが不服。
どなたか芳野×風子タソの激エロSS書いておくんなまし。
>何が不服だよ
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
>>508-509 極めてありがちなしつもーん。
分量としてはどのくらい?
あと、文体のフォーマット(…の数とか、一行の文字数とか)は
本編の規格に合わせる必要あり?
一行の文字数は気にせずお気に召すまま書いて下さい。
三点リーダは「…」、ダッシュは「―」にしてほしい。
「・・・」や「−」で書かれたものはこっちで変換させてもらうつもり。
そんな感じで、細かい部分の整合はあとでどうにでもなると思う。
分量も特に縛りはもうけません。いくら長いのでもオーケー。
長くて面白いものならおまけシナリオにもしがいがある。
けっけっけっ、今日も絶景だねえ。
昔使われてたとかいなかったとか言う小道具なんざ、俺あ必要としねえのさ。
そう羨ましがるなって、相棒。何、誰が羨ましがってるかってってか?
いやよーく分かった。ならば他ならねえ舎弟のおめーに伝授仕ろうじゃねーか。
このカルマ様直々の特別講義だ。有難ーく聞くんだぜ。何、簡単なことよ。
その空中で無駄にブラブラさせてる両の前脚をだな。ずずずいと後足と同じ高さに持って行ってみろ。
それに伴って分不相応に頭が高いその目玉の位置が下に行きゃ、
すぐにも地を這う絶景を貴方にって寸法よ。
こんな簡単なことにも気付かねえおめーらの種族って、実はすげー莫迦なんじゃねーのか?
そんな事が出来るかだあ?はあ、そこの角を曲がろうとしてるシャムの、あのおっ立てた尻尾の下あたりを
思いっきり煽って観賞する楽しみを解らねえたあ、お前相当人生無駄にしてるんじゃねーか?
いや、両刀使いはいいねえ。
何、言葉の意味が違う?二兎追う者は何とやらだ?
ヘン、人間後時の安っぽい言語の細けえ意味なんざ興味ねえな。
ククク、第一、その後半の諺とやらは、むしろおめーの方に当てはまる言葉なんじゃねえのかい?
いや、無事この騒ぎが終わりゃ、しな垂れて来やがる極上の牝が2匹…
いや、結局都合3匹になっちまうんだったか?
まあ男冥利に尽きまくりのハッピー気分でせいぜい修羅場るんだなー。
ブンッ!!
ひょいっと。
けっ、お前がこの俺に突っ込みいれようたあ、250年早えんだよ。
おお、こう言ってるそばから右前方10度に絶品確認だな。
ケケケ、まあ俺が行って戻って微に入り細に入り報告してやるから涎垂らして待ってやが…
ギギギギーーーーー!!
お、おひゃー、やべーやべー。何だあ、あのクソ車、ブレーキいかれてんのか?超紛らわしー軋み音立てくさって…
ザバーーー
く…
ひ、ひっくしょん!お、俺様を轢きかけた挙句、泥水まで跳ね散らかして行きやがるたあいい度胸…
あ?何嘲笑ってやがる?自業自得だあ?何だとてめーもう1ぺん抜かしてみろ!
大体おめーが道の真ん中で俺の気を散らせやがるからこんな事になっちまうんだろーが!
もう今日という今日は許さねえぞ!
毛のねえサルごときの分際ってもんがいかほどのもんか、思い知らせてやんぞグオラーー!!
―$1君とカルマ、帰って来てから、ずーっと言い争ってるの…
―やれやれ…ペットを飼うのは情操教育に良い、という話なんだがな…
( ゚д゚)
ちなみに
>>512-3みたいな
追加CGが必要なのもアリでつか?
描画期間1週間な訳だが…
気が向けば某エロ絵描きが描いてくれるであろ。
やつはその気になれば手は早い。
気分屋ボーイが動かないようなら文章のみのエロというのもそれはそれで…。
姉婿〜おねぇちゃんの代わりに〜 伊吹風子 芳野祐介
誤爆
(・∀・)ニヤニヤ
525 :
ヨリタケ:04/07/12 21:25 ID:NS1+rBex
気分屋ボーイってナおいらの事?
それともたけさんか?
526 :
紫の人:04/07/12 21:30 ID:cAuwNy4E
m9(・∀・)モマエダ!!
527 :
紫の人:04/07/12 22:18 ID:cAuwNy4E
斜めの方が(・∀・)イイネ
(・∀・)ナナメイイ!
ていうか、背景描かずにレイアウトを決めるのってどうなんだろね