葉鍵ロワイアル II 作品投稿スレ!

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151 笑いと憤りの便座カバー(3/3)
「ははははっ  あははははっ」
北川と広瀬は笑う、もうどうにでもしてくれと云わんばかりの表情だ、
「これでパンでも焼くのか、はははっ」
北川は広瀬の所持品を見てそう思う、先ほど笑われた仕返しだ、それと同時に気付く、
何故広瀬が貧乏くじを引いた自分に喋りかけたのかを、同じなのだと広瀬も貧乏くじを引いたのだと
「あまり笑わないでよ…泣きたくなるでしょ。」
「はははっ」
引きつりながら笑う北川、メリケン粉では格闘家は愚か、武器を持った一般人にも勝てないだろうと・・・
「格闘家…?最凶死刑囚!?メリケン粉!!!」
北川は意味不明に思考を回転させるそして広瀬に…
「ライター入ってなかったか!」
「あ・・・、うん、入ってた…これ」
きょとんとしたした顔をして北川にライターを見せる、表に「超」裏に「魁」の文字が入ったジッポライター
北川の表情が明るく変わる、作は我にありの表情だ…。
「広瀬・・だったよな。」
「そうよ、北川」
名前を確認する二人、そして北川は
「手を組もう!、やり方しだいでは何とか成るぞ!!」
「本当!?」
嬉々として答える広瀬
「でもこれだけじゃ駄目だ、他にも色々と必要だ!」
「探しに行こう!!」
二人の表情は明るくなる、いつの間にか息が合っていた、
「よし!行くぞ!目指すは便座カバー長者だ!」
意味不明のことを言う北川、ははっと笑いながら広瀬、貧乏くじを引いた二人だったが今の彼、彼女の表情は明るかった。

【北川潤(30)  所持品 便座カバー】
【広瀬真希(72) 所持品 メリケン粉3袋 『超』『魁』ライター】
【他にも色々と必要なものをさがしに移動する】