【CLANNAD】エロ小説【クラナド】

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170sage
ことみ

久しぶりに、図書館でことみを見かけた。
「今日は自習だったの」
そう言ってにっこりと笑う。最初の十五分ぐらいはクラスメートから色々質問攻めにされていたが、一通りそれに答え終えて休憩に来たらしい。確かに彼女ぐらい勉強ができれば自習と言ってもやる事はほとんど無いのだろうが。
「お勉強の邪魔しちゃ悪いから」
手持ち無沙汰にしている自分を色々気遣って勉強が進まなくなってはいけないと一人教室を抜け出してきたらしい。
「別に気にしないで自習してればよかったのに」
「ううん。あ、あとね」
朋也くんに会いたかったから。
恥ずかしくなる台詞をあっけらかんと言って、目を細める。
「バカ。毎日会ってるだろが」
そんな表情がまぶしくて思わず目をそらしてしまう。
「……」
怒られたと思ったのか、目に見えてしゅんとうなだれてしまう彼女の仕草が何とも気恥ずかしく、いとおしい。俺が来たら一緒に座るつもりだったのだろう、半分だけスペースが空けられたクッションに座り、頭をぽんぽんと撫でてやる。
「……?」
「ま、せっかく会えたは会えたんだし、本でも読むか」
「…うん」
小さな子供のような上目遣いで、ほやっと笑った。
171sage :04/05/09 21:09 ID:8fW4MEpT
「…………」
とは言え、本を読み始めたことみの隣で俺がやる事はほとんど無い。以

前ほど無茶な量では無いのだろうが、相変わらず凄まじいスピードで洋

書の専門書のページを繰っていく彼女の横顔を見ながら、時間が過ぎ

ていく。名前を呼べばこっちを向いてくれるのは分かっているけれど。
「……」
お昼前の高い日差しを浴びてきらきらと輝く黒髪。かすかに何事か呟く

ように動くつややかな唇。普段ボケボケした言動しかしないにこやかな瞳

は深い吸い込まれるような理知を湛えてページを見つめる。少し汗ばむ

ぐらいの陽気の元、夏服のうなじ辺りからは甘酸っぱい柑橘系の匂いが

立ちのぼっていた。触れては離れる肩の柔らかい感触も心地いい。ほん

の数週間前に感じた、その下にある素肌を、否応にも思い出してしまう


「………あ」
「………えっち」
不意にページから目を離し、俺の股間を見て非難の声をあげる彼女。
「しょうがないだろ、隣にいるんだし」
「……性衝動」
硬い言葉で言われると何か違う気もするが、まぁそういうことだ。
「したいの?」
「そりゃまぁ」
172sage :04/05/09 21:10 ID:8fW4MEpT
好きな奴を抱きたいと思うのは普通の事だ。シチュエーションはどう考え

ても普通じゃないが。
「……する?」
頬をかすかに赤らめて、彼女が聞く。いや、だから普通じゃないんだって


「……」
心細そうにこちらを見上げる、小動物のような瞳。まだ当たっている肩ご

しに、ことみの熱が伝わってくる。鼓動が激しくなってくるのが自分でも分

かる。かすかに汗ばんだ白い腕。それをやんわりとつかんだ。
「……」
こくん、と唾を飲み込む音がした。かすかに震える肩に手を回して抱き

寄せ、顔を近づける。耳元で聞こえる吐息がいつにもまして生々しい。
「朋也く……んっ」
唇を合わせる。なめらかなことみの感触、一瞬見開かれた目が、熱に

浮かされたようにとろんとしてくる。
「………」
彼女の腕が俺の背中に回され、ぎゅう、と抱きしめてくる。夏服の下の

胸がぐっと押し付けられて潰れるのが分かる。そっとそこへ手を差し入れ

る。ブラごしにもはっきりと分かるぐらい熱くなった胸。
「ん、んんっ……」
眉根を寄せて、くぐもった声をあげることみ。半開きになった唇の間へ舌

を滑り込ませる。
「ん……」
173sage :04/05/09 21:11 ID:8fW4MEpT
唾液の絡まる音、ことみの舌のざらついた感触が心地いい。ますます硬

くなってくる下半身を意識しながら、俺はブラの下へ指を這わせた。
「あっ……」
ぼやけた瞳を見開いて声をあげる。手に余るぐらいに大きな胸の、その

中心に指を当てると、ぞくぞくと体を震わせて悶えた。
「やっ……」
触られる感触がこらえきれなくなったのか、両腕を胸の前で交差して抗

議するようにこちらを見上げることみ。
「朋也くんのえっち」
「お前が可愛すぎるんだよ」
次第に乾いてくる喉でもどかしくそう言って抱きしめ、もう一度キスを送る

。胸はガードされてるから、今度は下へ。太ももに這わせた指が、じっと

りと濡れた感触に止まる。
「……ことみの方こそえっちじゃない?」
「………」
耳元でささやくと、彼女は首まで真っ赤にして俺の胸に顔を埋めた。
「……気のせいなの」
「…」
背筋を何とも言えない感覚が駆け上っていく。何が気のせいなのか突っ

込もうとか、そんな事を考える余裕は無かった。ころんとクッションの上に

横たえた。手が両膝に置かれ、開かれるのを、ことみは真っ赤な顔のま

までこらえていた。
174sage :04/05/09 21:12 ID:8fW4MEpT
「……」
ごくりと喉が鳴るのがわかった。真っ白な太ももと、大事なところを包む黒

い布地のコントラストが綺麗すぎて、興奮しすぎて。
「朋也……くん」
ズボンの前を開く音に、ぴくりと身体を震わせる。両手を顔に、肘で胸を

押さえつける、そんな仕草もたまらなく可愛い。
「ことみ……いくぞ」
布地の下に指を入れ、脇にのけると、にちゃりと湿った音がした。かぁっ

……とことみの首筋の赤さが増す。先端を触れさせるだけで、彼女の

熱が伝わってきた。
「んあっ………」
ゆっくりとする余裕は無かった。いきなり奥まで貫かれて、ことみは切なげ

な声をあげた。制服の前に彼女のと俺のが混じった液体がじんわりと染

みてくる。その感触に、改めて今している場所が思い出される。学校の

図書館で、しかも授業中に。
「あ…ぅくんっ」
こちらを見上げるぼやけた瞳に急かされるように、腰が動き出す。突かれ

るたびに首を動かし、指を口元にやって声を押し殺すことみ、周りに散ら

ばった分厚い本、ことみのお気に入りのクッション、その上で粘ついた音

を立てながら俺たちは繋がっている。背徳感が背筋を燃え上がらせる。

動きが速くなっていく。
175sage :04/05/09 21:13 ID:8fW4MEpT
「んっ、ぅんっ、ぁはっ」
激しくなる突き上げにこらえきれなくなったのか、指が口から離れる。すか

さずそこへ唇でふたをする。授業中に声を出すのは、やはりまずい。
「っ……むぅんっ……」
切なげに見上げてくる瞳。やんわりとこちらの胸を押し返してくる彼女の

手。熱い手。繋がっている部分から流れ落ちる液はズボンを浸して下

着まで染みていた。それをすりあげるように彼女の腰が動く。しょり、と小

さな音が聞こえ、柔らかな毛が下腹部を撫でる。包み込む部分の感触

も変わっていく。それまで触れていなかった裏側の部分に熱い粘膜が触

れて、それで、たまらなくなった。
「ぁっ………」
鈍い音がするぐらい深く突きこまれて、一瞬ことみの呼吸が止まる。きゅ

う、と全体が締め付けられて、腰がしびれるような感覚に包まれる。理

性が押しとどめるよりも早く、決壊が来た。びくん、と一度痙攣が走る。
「っ………ぁ」
先から粘ついた液が噴出し始めて、そこで夢から覚めたようにことみが目

を見開いた。俺も慌てて身を引く。しかし一度始まったものはそう止めら

れるわけでもなく、逆に抜く時に粘膜でこすられて射精はますます激しく

なった。ちゅる、と音を立てて引き抜かれた先と、ことみのそこの間に、透

明な液と混じった白い精液が長く糸を引いた。
176sage :04/05/09 21:14 ID:8fW4MEpT
「………」
気まずい沈黙が流れる。ことみはしばらく何とも言えない表情でこちらを

見上げていたが、やがてゆっくりと身を起こすと、クッションの上にちょこん

と座った。そこからまた液が垂れて、黄色の布地に新たな染みを作って

いく。そんな様子に、抜かれたモノがまた固くなってくる。落ち着かそうにも

どうにもならない。
「朋也くん、まだ……?」
「あ、いや…」
弁明しようとした俺の頬に、ことみの手が触れた。まだ熱をもったままの

火照った手のひらの感触が、今度は股間に触れる。
「ことみ…?」
「こうした方が、いいの」
くいと抱き寄せられ、ことみの腰がもう一度俺のを飲み込んだ。射精した

ばかりで敏感になったモノがいきなり重力で強くこすられて、俺はうめき

声をあげた。
「ちょ、ことみ、やばいって」
「ううん」
やめさせようとした手をつかみ、彼女は上気した頬をにっこりとほころばせ

た。
177sage :04/05/09 21:15 ID:8fW4MEpT
「赤ちゃんはこうした方が、よくできるの」
それは俗説だ。そして逆だ。
「いやそれよりお前、危険日……」
「うん」
待て。
「待てって、やばいって、こと…」
きゅう、と締め上げられてそれから先は言葉にならなかった。
「朋也くん………いや?」
嫌じゃないが、もちろん嫌じゃないんだが。だが、上に乗ってるくせにそん

な表情をされたら、どうにもできないじゃないか。
「……きゃっ」
不意に強く抱きしめられて、驚いた声をあげる彼女。その表情がいとおしくて。
それだけでいいような気がした。
178sage :04/05/09 21:30 ID:8fW4MEpT
「ぅんっ……」
奥を突き上げられて身をちぢこませることみの背を撫でて、腰の動きを再開する。チャイムが鳴るまであと何分あるのか、誰か来ないだろうか、そんな考えがちらとよぎるが、今は彼女に溺れていたかった。


endless