桜 井 あ さ ひ は 【ふたなり】 で す ! (通産4)

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110なんかあんまり体験できない体験
 その日の授業が終わって、さて、これから暇をどう潰そう、と考えていたとき。
「はるかちゃん! 今、暇?」
 と、美咲さんが息せき切って現れた。
 珍しいなと思いつつ頷いたら、いつになく強引に私の手を引っ張っていく美咲さん。
 着いた先は第三資料室。という名前だが、その実、カビの生えた書物を詰め込んでおく、倉庫みたいなとこ。
 狭っくるしいその部屋に美咲さんは私を連れ込み、がちゃりとカギをかけた。
 もちろん他には誰もいない。せいぜい本の糊を囓る虫くらいかな?
 なにかとてつもなくやっかいなことに巻き込まれた予感。
 美咲さん、真っ赤な顔してうつむいているし、息荒いし。
 美咲さんはいい人だと思うけど、告白されるとなると、ちょっと悩んでしまう。
「あ、あの……ごめんなさい。こんなこと、他の誰にも相談できなくって……」
「んー、なんだか知らないけど、私でよければ相談に乗るけど?」
「ありがとう……あの、その、私……」
 美咲さんは、なおためらいつつも、私の手を取った。
 感激して、というのではないらしく、そのまま私の手を引っ張っていく。
 微妙なところに。
「美咲さん?」
 ぎゅっと目をつぶった美咲さんは、私の手を自分のスカートに押しつけた。
 えっと、あの、私そういう趣味はたぶんない……あれ?
 なんか固い。
 美咲さんは伏せた目を、一度だけちらりとこちらに向けて、「分かった?」と目で聞いてくる。
 分かったような、分かりたくないような。
「これって、その……」
 いわゆる男の子のあれではなかろーか。
 そう聞くと、美咲さんはまだこれ以上いけるのかと思うほど赤くなり、うつむいてしまった。
 ……ちょっとかわいい。
111名無しさんだよもん:04/06/02 02:25 ID:8cIgPapP
「えーと、見てもいい?」
「うん……」
 スカートをめくってみると、美咲さんの白い下着の中で、窮屈そうに膨らんでいる、あれがあった。
 うわ、本物だ。なんとなく反射的にスカートを下ろす。気まずい。小さい頃に見た冬弥のと似てる。
「どうしたの、これ?」
 まさか街中で拾ったわけでもないだろうけど。
「えぇと……授業中、なんだか疼きだして……、どうしたらいいのかわからなくって、
 それで、はるかちゃんなら、口も堅いだろうし、あんまり驚かないだろうし、
 何とかしてくれるかもしれないって思って……」
 そういうことではなくって、もっと根本的な。
「実は生まれついてのフタナリ少女だったとか?」
 美咲さんは、ぶんぶんと首を振った。
 何でも先週あたりからこんな感じらしいけど、どうしてこうなったのかは分からないそうだ。
「不思議なこともあるもんだね」
「誰にも相談できなくって……だけど、時々こんな風になって、我慢していたんだけれど、
 でもどんどん酷くなって、もう、我慢しきれなくなって……」
 そんなこといわれても。
「どうすればいいのかな……」
 男の人ってどうしているんだろう。たぶん、その……溜まってるんじゃないかなと思うんだけど。
「普通は、擦ったりするんじゃないかな……」
 さすがに顔が熱くなるのを自覚する。
 なんで美咲さん相手に男の子の一人H教室を開かねばならないのか。私も詳しくは知らないし。
「抑えつけてるのが良くないのかな?」
「え、そうなの……?」
 いやだから、聞かれても私には分からないし。とにかく試してみよう。
「そ、それって……」
 ん、そういうこと。
112名無しさんだよもん:04/06/02 02:27 ID:8cIgPapP
 美咲さんは観念したように、スカートの下に手を差し入れた。
 しゅる、と静かな音がしたかと思ったら、スカートが不意に跳ねた。
「んんっ!」
 スカートがはっきりと持ち上げられている。
 まだ完全に解放されていないのか、美咲さんは下着とパンストを、太腿まで下ろした。なんだか喉が渇く。
「楽になった?」
「少し……」
 でもちょっとでも身じろぎすると、スカートに擦れるのか、軽く呻きを漏らす。
 潤んだ瞳が、なにかを訴えるように私を見ていた。
 まー、なんというか、根本的な解決になってないよね。
「あの、それで次は……」
 いつの間にか、完全に指導員役。冬弥や彰の方がたぶん詳しいと思うけど、聞くわけにはいかない。
「握って……擦る?」
 さすがに指導も疑問形に成らざるをえない。対女の子用のだって詳しくないのに。
 でも美咲さんもあんまりそういうことしそうにないなぁ……。
 由綺は意外とストレス溜まりそうだから、結構しているかも。寂しがり屋だし。
 理奈ちゃんはやってる。かなりプロ級。たぶん。なんでも本気出しそうな人だし。
 弥生さんは正真正銘プロフェッショナル。道具とかにも対応済み。
 マナちゃんは……まだ早いか。
 などととりとめもない妄想をする程度には、私は混乱していた。
 美咲さんは、スカートをめくり、あれを握ろう……とする前に、目を逸らし、スカートを下ろしてしまう。
 どうも直視したことすらない模様で、スカートの上で手を彷徨わせている。
「はっ、はるかちゃん……」
 ご指名が来た。
「あの、私、できない……」
 私が男の子と仮定して、こんなことあの潤んだ瞳で言われたら、陵辱一直線コースだよね。
 まぁ、私は女の子なので、とりあえずリクエスト通りに。
113名無しさんだよもん:04/06/02 02:28 ID:8cIgPapP
「ん……分かった」
 さすがにちょっとためらった。とりあえず美咲さんに頼んで、スカートだけ持ち上げてもらう。
 したら。さっきよりも全然大きくなったそれが、私の目の前に突き出てきた。
 皮に覆われた先端は、ちょっとだけ濡れていて、スカートに小さな染みを残していた。
 なんかくらっと来そうな匂いだった。
「じゃあ……触るね」
「うん……お願い」
 そっと指先で触れた。
「んくっ!」
 それだけで美咲さんの体が跳ねる。
 そーっと、慎重に、指を絡めた。
「んふぅっ……」
 美咲さんがちょっとしたことで、熱い息を吐くので、ひじょーにやりづらい。
 だけど触られているうちに慣れたのか、少しずつ息が整い始める。
 リズムが一定になった分、速度は上がってるけど。
 美咲さんのそれは、どうしてこんなになってるんだろうと思うくらい熱い。体温四十度超えてそう。
 しかもなんだか、どんどん大きく、固くなってくる感じ。思わず、強く握り返してしまう。
「あぁんっ!」
 うわ、うわ、うわっ。びっくりした。久しぶりの、マジびっくり。
「ごめん、痛かった?」
「ち、違う……大丈夫……、大丈夫だから……その……」
 ん? 美咲さんはもじもじと、足をくねらせる。
「今くらいの強さで、続けて……」
 なんだか要求がエスカレートしてます、大佐。
114名無しさんだよもん:04/06/02 02:31 ID:8cIgPapP
 こういうのって、両手使った方がいいのかなぁ。まぁ、ものは試しっていうし。 
 リクエスト通りに強めに握り、左手をつけて、サポートする。
「ああっ……ん……、うん……気持ちいい、はるかちゃん……」
 いつもの奥ゆかしい美咲さんはどこへやら。
 すっかり欲情した顔つきで、美咲さんは太腿を震わせ、自分からも、微かに腰を動かし始める。
 立っていられなくなったのか、私の肩に手を置いた。時々食い込んで、痛い。
 手の摩擦に会わせて、軽く皮が引っ張られ、先端の赤い部分が面積を増す。
 そこからこぼれ落ちた雫が、手のひらに絡んだ。なんだかベタベタする、変な液体。
 邪魔だから、ちょっと息を吹きかけて蒸発させてみると、美咲さんは悶える声を上げた。
 同時に揮発した匂いが、濃く鼻をつく。
 あ……。
 まずい。何がまずいかはとりあえず秘密。
 美咲さんの声はどんどん高くなり、腰の動きは激しくなっていく。
 連動するように、私の手も乱暴に、力強く動いていた。
 だけどそれはもう確実に、快い刺激として美咲さんの中に流れているのがはっきり分かる。
「はっ、はるかちゃん……はるかちゃんっ! わたし、いいっ……やぁっ、気持ちよくって、やだぁっ……」
 どっちかはっきりしなさい。なんて問うまでもなく、本当は美咲さんは、刺激を欲している。
 それに……私もなんだか止まらなくなっていた。
 密室とはいえ大学の構内で、女の子同士でこういった背徳的な行為をするって言うのは、
 ちょっとなかなか経験できないシチュエーションだ。
 私もいつしか、それから目が離せなくなっていた。
 もう、ちょっと息を吹きかけただけじゃ追いつかないほどに、ぬるぬるとにじみ出てくる粘液。
 そのせいで手は余計に滑らかに動き、それがまた美咲さんを悶えさせる。
 手の動きと腰の動きが一致するのを、時々ちょっと意地悪して、止めたりずらしたり。
 段々私も慣れてきて、どこを触ると美咲さんがどんな声を上げるのか、分かってきていた。
115名無しさんだよもん:04/06/02 02:33 ID:8cIgPapP
 ここの段差の部分、くりっとひねるようにすると、「あぁんっ!」って、声を上げて身悶える。
 先っちょの切れ込みみたいな所をなぞると、「んんっ!」って、背中を仰け反らせる。
 きゅっと、皮を剥き下ろすようにすると、痛いのか感じているのか分からない顔で、「あはあっ!」って叫ぶんだ。
「はるかちゃんっ! 私、私っ、もう、だめぇっ……」
 美咲さんの泣き声が、胸の奥を突いてくる。どんなに泣き言を言われても、腕を止めることができない。
 指から伝わってくる熱さが、いつの間にか私の息をも荒くさせていた。
 美咲さんは足を開いたり閉じたり、突き出したり引いたりと、
 自分でも何がしたいんだか、わけがわからなくなっている。
「いいよ、美咲さん……大丈夫だから」
 何が大丈夫なんだか分からないけど、そういうと美咲さんは安心した。
 頭を撫でるかわりに、それの先端を撫でる。
 赤い部分は大分剥かれて、かなり面積を増していた。そして濡れ光っていた。
 いつの間にか、私の顔は、もうそれに触れそうなくらいに近づいていた。
 その唇のような先端に、無意識にキスしていた。
「きゃあっ!」
 なにか出た。
 それ自体よりももっと熱い液体が吹き出て、唇に、鼻に、顔全体に叩きつけてくる。
 粘ついた熱い感触が、何度も、何度も。
 すごい匂い。どろりとしたそれは頬に貼りついて、たれてこぼれ落ち、慌てて手で掬い上げる。
 白く濁った、濃く熱い、精液。
 陰嚢も見あたらないのに、どこから出てるんだろう……と、保健体育の知識が顔を出す。
 ただ、その熱さや、粘つきや匂い。それに味は、そういった知識からは得られないものだった。
 美咲さんのそれからは、まだ白濁がとろりとこぼれていて、私の手のひらに絡んでいた。
 もう終わったのかな……と、軽く絞り出すようにすると、ぷつりと白い玉のような固まりがまだ出てくる。
 どこに入っていたのかと呆れるくらい。
 ハンカチかティッシュか、用意しておけば良かった。
「あ……はぁっ」
 全部出し終わった美咲さんがとうとう力尽き、膝をついた。
116名無しさんだよもん:04/06/02 02:34 ID:8cIgPapP
「平気、美咲さん?」
「あ……うん、ごめん、ごめんね……はるかちゃん……」
「んー、まぁ、めったにない体験だったし」
 と、平然と応えようとしたけど、やっぱりなんだかドキドキしている。
 美咲さんがなにかに乱れた顔を上げた。真っ直ぐ私を見つめてくる。どき。
「こんなに汚れちゃったね、はるかちゃん……」
 え?
 美咲さんの顔が近づいてきた。よける間もなく、舌が、私の顔にへばりついた精液を舐め取る。
「ちょ、ちょっと……」
 さすがに慌てた。生温い舌が、生き物みたいに頬を、鼻を、目蓋の上まで舐めてくる。
 美咲さんはしっかり私の顔を掴んでいて、贖罪のつもりか、懸命に舌を動かす。
 ちょっと気持ちいい。彰(ペットの方だ)もたまにこうするけど、やっぱり人間相手だとなんか違う。
 最後に、唇まで。
「んっ……」
 そして、重ねられた。……って。
 舌が入ってくる。生臭い精液の匂いが、直接口の中に送り込まれて、舌に絡みついてくる。
 今までとは段違いに強烈な刺激が、喉の奥にまで流れ込む。こまった。やだ、なんか……。
「んふぅっ……」
 変な声が出る。まずい。目が自然と閉じられる。口の中の感触がリアルに伝わる。
 やだ、やだ、やだ、やだ、美咲さん、ダメ、だってば……火が、点く。
 胸の奥に疼いていた熱い情欲が、炙られた。
「あはぁっ……」
 唇が離れた。その間に、唾液の細い橋が結ばれ、落ちる。
「はるかちゃん、私、まだ……」
 美咲さんの手が、私の手を導く。その先に触れた物は、まだ、熱く、硬かった。
 ジーンズの奥で、なにかが私を突き動かそうとしている。
 私は返事の代わりに、美咲さんのものを、熱く握った。


 続き書くかどうか分からんけど、とりあえずこんなとこで。