そろそろ1000取ろうよ…まこ姉&由起子さんスレ1.6
終わらない事?
いつまでも続く事?
何も変わらない事?
どれもが合っているようで、どれも間違っている気がする。それでも祐一は言わなければならない。
まことが望んでいる。それだけは確かな事だから。
「……俺は」
「うん」
辛い。こんな事言いたくもない。でも嘘を付く事の方が余程悪いだろう。自分の好きな人に対しては
素直な自分でありたい。ありのままの自分でいたい。だから、言わなければならない。
「…………『永遠』は、無いと思う」
穏やかな表情のまま、まことは祐一の言葉に耳を傾けている。動揺など微塵も感じられないような、
そんな優しさが感じられる顔で。思わず祐一はそんなまことから目を離せなくなってしまう。普段の
悪戯好きで子悪魔的な色は薄れ、壊れてしまいそうな程繊細な、それでいて透き通る程無色かと思わ
せる笑顔。
言い換えれば、――――全てに満ち足りたとも取れる笑顔、だ。
そこからは何も生まれない。だって、もう満足してしまったのだから。そこが終わりだから。例え
他の事柄全てを虚無へと追いやってしまうような顔でも、祐一には哀しみしか生まれない。いつまで
も傍で見ていたい顔じゃ、ない。
「……でもね、祐君……………………ぁ!」
微かなシャンプーの香りが鼻腔を擽る。潤った花のような香り。そう、祐一はまことを抱きしめて
いた。その言葉の先を聞きたくなくて、でも離れる事なんかもっと嫌で。
「俺は『永遠』なんていらない。まこ姉と一緒に前に進みたいんだ! その場に留まるなんて嫌だ。
変わらないなんてつまらない。進む時間の中をまこ姉と生きていたい! それじゃ…駄目か?」
まことを抱く腕の力は抜かず、温もりを感じたまま紡ぐ想いの欠片。
祐一は今、全ての防御機能を外したまままことと向き合っている。拒絶される事なんか考えもしない。
剥き出しの心は絹のように柔らかく、そしてガラスみたいに繊細だ。乱暴に扱おうものなら一瞬で崩れ
去ってしまうだろう。だがそこまで心を無防備にしてまで繋ぎ止めたい人がいる。必死になれる想いが
ある。それが少しでも伝わればと、祐一はまことを強く抱きしめる。
「ゆう、くん……………」
耳元でまことが囁く。答えを聞くのがこれほどまでに怖いと感じた事はない。それでも答えを聞かな
いでいる事なんてもっと怖い。震えそうになる身体を必死に抑えて、まことの声を一つも逃さず把握し
ようと集中する。
周りの情報全てを遮断して、まことの動きを感じ取ろうとする。胸と胸から伝わる心臓の鼓動。すぐ
傍にある唇から吐き出される吐息。服の上からでもわかる、柔らかなまことの身体。それら全てが今ま
ことを自分が抱いていると信じられる確かな現実。
いつまでそうしていたであろう。無幻ともとれる感覚を何かが溶かしてゆく。
―――――――感じたのは、自分の背中を抱く手の温もり
「あ…」
まことはそのまま徐々に力を込めてゆく。離れたくない、そんな気持ちが体中に伝わるように。
温もりは熱を増し、二人との間を無にする。
例え世界が冬の最中だとしても、今の二人にとってそれは些細な事。噛み締めるように、慈しむように
二人は身を寄せ合う。公園の中だなんて既に気にする必要はない。周りにいる子供達も最初は面白がって
眺めていたが、やがて誰も二人を邪魔する気はなくなり散り散りになっていった。子供というのは純粋な
分敏感だから、雰囲気で感じ取ったのかもしれない。―――そんな配慮は今の二人には無意味だが。
「まこ姉………」
そっと身体を離すと、まことは痛々しい程の視線で祐一を射抜く。まるで親鳥に見放された雛鳥のよう
に。
そんなまことに祐一は顔を静かに近づける。安心させるように、ゆっくり、ゆっくりと。
「祐君…」
瞼が震えている。涙の粒が目の端に溜まり―――――――――頬を伝い落ちてゆく。
指で涙を拭いつつ、頬を優しく撫でる。まことは涙を流しながらも微笑んでいた。
ああ、綺麗だ
今、目の前にまことはいてくれる
自分に微笑みかけてくれている
いなくなったりなんかしない
永遠に、この幸せは続いてゆく
全てを紅く染める夕焼けの中、そこにいるのは一組の男女。阻むものなど何もない。
そっと、二人は唇を寄せる。唇と唇が触れるだけのキス。でも触れた場所から想いが伝わってくるみた
いに、身体中に何かが流れ込んでくる。それは電気のようであり、暖かな風のようでもあり。いつまでも
感じていたいと思える温もり。
祐一はまことの頭を優しく撫で、強く唇を感じる。まこともそれに応えるように祐一を抱きしめてくる。
「まこ姉………………………俺」
「うん。祐君の考えてること、わかるよ……」
「………」
「祐君のお家、行こっか…?」
どこか視線を下に向けるまこと。瞳は熱を帯び、頬も紅潮していてこの上なく色っぽい。静かだから聞
こえてくるいつもより早い呼吸音。そのどれもが祐一の理性を無理やり外そうとしている。我慢するのが
辛い。でも…
「………」
まことがどこがぎこちなく繋いでくる掌の温もりで、どうにか理性を残留させる。
祐一もまことに応えるように手を握り返すと、お互いの手は吸い付くように密着した。薄っすらと汗が
滲む二人の掌は水瀬家に着くまで離れる事はなかった。
久しぶりの続きでした。前スレか前々スレかも…。
バレンタインネタ書く余裕が無かったです…。過ぎたけど書きます。
マッタリ進みたいと思います。
読んで下さった方ありがとうございます。
いきなり続きがっ…。
エチの匂いがぷんぷんしますなw ようやくまこ姉と結ばれる訳か。
にしてもラストが読めない。どうなるんだろ。
何はともあれ乙。
/ヽ / /⌒\
|/ヽヽ|/⌒\ii|\
/ /ヾゞ///\\|
|/ |;;;OO \|
∧_|∧
(◎∀◎)
( ⊃.;;;;|
(,,゚Д゚) < 天才鬼才と煽てりゃエテ公はいつでも木に登る
(ノ;;;;|つ
|;;;;;|
./......\
U"U
>>51 乙。続きは数ヶ月ぶりな気がするので話を今一把握できないが、わかる事が一つある。
絶対エッチするよなこの後。
色々なまこ姉を見てみたいものだ。
>>53 由起子さんとまこ姉以外の話題はやめようぜ?それとつまらん煽りもな。
55 :
53:04/02/20 10:32 ID:Gqg+G90X
∧||∧
( ⌒ ヽ すいません。申し訳ない。
∪ ノ ただageるのに適当なAAが欲しかっただけなんです。
∪∪ 萌丸氏を批判してるわけじゃないです。
煽りじゃなかったのかよ!?w
ミ・д・ミ <ほっしゅほっしゅ!
うぉ〜
いいなぁ、この雰囲気
GJ!
保守age
ageないでくれ。まったりできなくなる。
シリアスなまこ姉のスカートsage!由起子さんのパンツもsage!
次回エッチ期待sage!
保守age
期待sage
続きマダー?
なんかえらい力作やなー。続きが気になるべさ。
……当然水瀬家に人いてもヤるんだよね? 祐一だもんね? 聞こえたって構わないよね?
>65
「祐君、名前で呼んで?まこ姉じゃなくて真琴って」と囁くまこ姉。
ナニかで盛り上がって「真琴…真琴!」と連呼する祐一。
そして自分が呼ばれたと勘違いして「何よぅ、そんなに何度も呼ばなくたって聞こえるわよぅ」と言いながらノックもせずに入ってくる真琴(狐の方)
凍りつく時間。
…そして時は動き出す
そう言えば、まこ姉シナリオに入った場合、真琴の扱いはどうなるのだろうか?
萌丸氏の書いてるやつは真琴はいない事になってるみたいだね。
まあ真琴なんてどうでもいいよ。まこ姉さえいてくれれば。
俺もそうだな。まこ姉がいれば狐は気にならんよ。
むしろいらね。
>真琴の扱い
未だにKanonをクリアしていない自分(バッドエンドさえ)に、発言権はありません。
2人は雛祭りを祝う歳だったのかな〜などとすぎたイベントに思いをはせながら保守
おおっ復活してた
あーでも、どこかでばったり出くわして
お互いの顔にびっくらするマコト二人ってのも見てみたいかも。
「あう? 真琴と同じ顔……」
「あなた、私のちっちゃい頃に似てるわね……」
同時に二人でほっぺたムニムニ引っ張り合って確認したりしてさ、
痛いよ、そんなに引っ張らないで、とか微笑ましく言ってるうちに段々険悪になって来ちゃって
どちらともなくギリギリつねり始めたのがヒートアップしてしまい、マジビンタの応酬に。
体格と体力の差に徐々におされてゆく真琴。
少し怯んだ真琴の僅かな隙を見逃さずにすかさず後に回り込み
華麗にジャーマンスップレックスをぶちかますまこ姉。
しなやかなブリッジでそのまま真琴をフォールするまこ姉のタイトスカートからは鮮やかにパンチラ。
……ちょっと見たくないかえ?
>>73 そこに祐一が通りかかると面白い事になりそうだw
特にジャーマンの瞬間とか
75 :
名無しさんだよもん:04/03/07 23:48 ID:YzkorGFv
えいえんはないよ
そろそろホワイトデーの時期です。
ほす
ホワイトデー、まこぴーもまこ姉も照れて心にもないことをいいながら受け取るというところはいっしょかも…
由起子さんは態度は「家族として」へーぜんと受け取ると。
そして夜、自室でひとりでにやける由起子さん
居間
| ユキコサンドゾー
| (´_ゝ`) ■⊂
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
由紀子さん自室
| ■
| (・∀・)ノ
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
早くもピンチ!
由紀子さん花粉症で?
まこ姉は照れながらも素直に御礼言いそうだと思うんだが。
照れ+喜び+幸せでまともな言葉が出てこないまこ姉萌え
なぜマシュマロ?
いつまでもまこ姉大好きだよ
何いってる?俺の方が大好きに決まってるだろ!
そして出会いの春がやってくる訳だが。
俺と由起子さんとの出会い…
90 :
最下層民:04/04/03 23:26 ID:OVAYpSoV
最下層
91 :
名無しさんだよもん:04/04/04 00:02 ID:XHLETx2v
★
誰もいなくなってしまったのか…・゚・(つД`)・゚・
そうかもしれない…・゚・(つД`)・゚・
いるにはいるぞ
職人にはなれないがな……_| ̄|●
そんな恥ずかしいこといってるからなれねえんだ