>>48 一弥 「……あの……お店がつぶれちゃうと思います」
みさお「…かず君、あたし決めたよ」
一弥 「決めた? そんな真面目な顔して、いきなり何を…」
みさお「こういう大人になる。そして年がら年中ごろごろする。
嗚呼……あたしの理想郷がにわかに現実味を帯びてきたわ……(夢見る乙女のような顔)」
一弥 「そういうの世間一般では無職っていうんだけど……それでもいいの?」
みさお「だから《局の近くの〜》さんみたいにお店を開くのよー♪
何のお店がいいかなあ……お洒落な雑貨屋さんとかがいいなあ…」
一弥 「あ、なんだか女の子らしいね。どんなお店にするの?」
みさお「かわいいorシックな雑貨や小物が並んでてね、買おうとした人には
『ここにあるのは売り物じゃねえっ! さっさと失せやがれ!!』ってフレンドリーに話しかけて…」
一弥 「フレンドリーの欠片も見当たらないよっ! それ以前に店ですらないしっ!」
みさお「自衛の為に、レジの裏には銃身を切り詰めたショットガンを置いて。
盗みを働こうとした不埒な輩は銃の台座でしばきあげた挙句、躊躇わずに頭部を…BANG!」
一弥 「……………まっどまっくす?」
みさお「んー……でもそれじゃ逆に忙しいからダメかあ。出来ればヒマヒマ天国が望ましいから」
一弥 「もしかして働きたくないだけなの? みさおさんはそこまでダメなひとになっちゃったの? (涙を浮かべて)」
みさお「うっさい。こんな葉書を見て無心でいられるかい。
これで喫茶店経営してられるんだから……世の中って意外とチョロい?」
一弥 「普通はたいへんだと思う……《局の近くの〜》さんが少し変わってるだけで…」
みさお「万国労働者の偽らざる本心だとは思うけどねw
この喫茶店の経営方針はともかく、カップのお城作りにはちょっと惹かれるかも。ヒマさ加減が素敵」
一弥 「お客さんがいるときには出来ないことだよね。……楽しいのかなあ」
みさお「ヒマな時ってワケわかんない行動に出たりするからねw こういう無益な行為に耽ったりしない?」
一弥 「ぼくは本読んだりしてることが多いかも。…みさおさんはヒマな時どうしてるの?