みさお・一弥のお気楽人生相談レディオ6

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174名無しさんだよもん
>>48
一弥 「……あの……お店がつぶれちゃうと思います」
みさお「…かず君、あたし決めたよ」
一弥 「決めた? そんな真面目な顔して、いきなり何を…」
みさお「こういう大人になる。そして年がら年中ごろごろする。
    嗚呼……あたしの理想郷がにわかに現実味を帯びてきたわ……(夢見る乙女のような顔)」
一弥 「そういうの世間一般では無職っていうんだけど……それでもいいの?」
みさお「だから《局の近くの〜》さんみたいにお店を開くのよー♪
    何のお店がいいかなあ……お洒落な雑貨屋さんとかがいいなあ…」
一弥 「あ、なんだか女の子らしいね。どんなお店にするの?」
みさお「かわいいorシックな雑貨や小物が並んでてね、買おうとした人には
    『ここにあるのは売り物じゃねえっ! さっさと失せやがれ!!』ってフレンドリーに話しかけて…」
一弥 「フレンドリーの欠片も見当たらないよっ! それ以前に店ですらないしっ!」
みさお「自衛の為に、レジの裏には銃身を切り詰めたショットガンを置いて。
    盗みを働こうとした不埒な輩は銃の台座でしばきあげた挙句、躊躇わずに頭部を…BANG!」
一弥 「……………まっどまっくす?」
みさお「んー……でもそれじゃ逆に忙しいからダメかあ。出来ればヒマヒマ天国が望ましいから」
一弥 「もしかして働きたくないだけなの? みさおさんはそこまでダメなひとになっちゃったの? (涙を浮かべて)」
みさお「うっさい。こんな葉書を見て無心でいられるかい。
    これで喫茶店経営してられるんだから……世の中って意外とチョロい?」
一弥 「普通はたいへんだと思う……《局の近くの〜》さんが少し変わってるだけで…」
みさお「万国労働者の偽らざる本心だとは思うけどねw 
    この喫茶店の経営方針はともかく、カップのお城作りにはちょっと惹かれるかも。ヒマさ加減が素敵」   
一弥 「お客さんがいるときには出来ないことだよね。……楽しいのかなあ」
みさお「ヒマな時ってワケわかんない行動に出たりするからねw こういう無益な行為に耽ったりしない?」
一弥 「ぼくは本読んだりしてることが多いかも。…みさおさんはヒマな時どうしてるの?
175名無しさんだよもん:04/02/03 23:44 ID:kBTOok2G
みさお「この前のお休み、すっごくヒマでさー。その時に思わずしちゃったのが、
    『目覚まし時計を分解』→『再度組み立て』→『部品余る』→『お兄ちゃんの時計と取り替える』という…」
一弥 「ひ、ひどいなあ……」
みさお「あとは『一億円持っている、と仮定した上での人生設計』とか。
    ………うまくすればそれを資金源にして油田を掘り当てられる、という結論に達した。ふふーん♪」
一弥 「妄想を叩き台にして更なる妄想をっ!?」
みさお「なんだよう。あたしなんかどーせ1ドルの行方を気にしてるほうがお似合いさっ!
    《局の近くの〜》さんやかず君家みたいな、リアルで一億円持ってそうな人達には判んないだろうね。ふんだ」
一弥 「…今思ったんだけど《局の近くの〜》さんてお金持ちなのかな?
    だから、別に喫茶店も繁盛しなくていいと思ってるんじゃ…」 
みさお「資産家が道楽で商売するのは良くあることだからね。その可能性は高いよ。
    ……いいなあ。あたしだって、胸を見てため息をつくたびに1ドル貰ってたら今頃大金持ちなのに…」
一弥 「…………そんな方法で稼いだお金は欲しくないかも。
    そんなことより、お店をヒマにするにはどうしたらいいか考えないと」
みさお「店をたたむ、という選択肢はないのねw
    …なまじ芸能人とかが来るからいけないんでしょ? 『芸能人お断り』のプレートを入り口ドアに…」
一弥 「か、感じわるいなあ……わずかな憩いを求めて来店するのかもしれないのに…」
みさお「じゃあ値段を吊り上げる? コーヒー1杯30ドルにする? バイトがくすねた2ドルは引く?」
一弥 「くすねてないくすねてない! なんでドル表示なのさっ」
みさお「カップ積めるくらいヒマな日もあるなら、それ以外の日は働きましょ。
    面倒は全部バイトに押し付けちゃえばいいじゃん♪ カップタワー完成したら写真送ってねー?」
一弥 「…カップ、割らないように気をつけてください。じゃあ、今日はここまでです」
みさお・一弥「「しーゆーねくすとん! また聴いてねっ!」」
176名無しさんだよもん:04/02/03 23:45 ID:kBTOok2G
―放送後。悠凪市。某喫茶店にて。

「マスター、浮かない顔だね」
「……」
「…ふんふん…店をヒマに、ね。
 どうだろう………ここはひとつ俺に任せてくれないか? なんだか面白そうだ」
「……」
「OK? 良し、決まりだ! さーて……まずは……」

〜数日後

「冬弥くん、いるかな……」

からんからーん

「イラッしゃいマセ(片言)」
「…えっ!? ……マ、マスターが……喋った?」
「ダメダメダメ! そこは『やあフランク』だろう? 由綺…看板は見たのかい?」
「あ、あの…どうして緒方さんがカウンターの中にいるんですか?」
「これも立派なプロデュースさ。ようこそ亜蛮亭へ」
「あばんてい? ええと…確か、ここはエコーズ………」
「(わざとらしいナレーション口調で) おや? …あそこでは浮気者として名高い
 ADの藤井冬弥君が、アイドルの緒方理奈さんとなにやら密談してますね……ではちょっと、聞き耳を……」
177名無しさんだよもん:04/02/03 23:46 ID:kBTOok2G
――全部無くしてもいい。貴方だけ残れば、それで…
――理奈ちゃん……俺は…俺には…
――彼女には、済まないと思ってるわ……でも…もう自分に嘘をつくのは、嫌
――………いいの? 理奈ちゃんは、それでいいの?
――ええ。…冬弥君は?
――…俺は―

「……………冬弥くん? 理奈ちゃん? あれっ? ………私はだあれ? 
 私は冬弥くんの彼女で、冬弥くんは私の彼氏で………あれれっ? なんかヘンだよね? (まばたきせずに二人を凝視)」

「おやおや、見てごらんなさいフランク……幽鬼のような足取りで近づいていく由綺に、
 藤井君は気付いていませんよ? これは一悶着ありそうですが……ま、ゆっくり見物するとしましょうか」 
「………(慎重にカップを積んでいる)」
     
冬弥く━━━ヾ(。Д゚)ノ゙━━ん! 由綺━━━ヾ(。Д゚)ノ゙━━っ!? ×2

からからからからかちゃんかちゃん

「………(崩れた━━━ヾ(。Д゚)ノ゙━━!!)」