D
しまった選択とかするときはつけない予定だったのにOTL
FARE-M氏も選択してましたか(w
「……ちょっとまて。篁財閥ってプロスポーツチームまで所有してたのか?」
「ええしてますよ。篁ルーツ。最近出来たばかりのパリーグの球団です。
オーナーがあちこちのチームの強豪選手の顔面札束でひっぱたいて急造した
成金チームだって、野球ファンにはすこぶる評判悪いですが。
そんなことより先生、話そらそうとしてませんか?」
「いや、そんなことはないじょ?」
「嘘が下手な人は嫌いじゃないッスよ」
「………………あー、うーん………………わかった。今度話す」
「絶対ですよ?嘘ついたらバラしますよ、色々」
「何をだよ」
そんなこんなでどうにか藤田をやり過ごし、職員室に来たわけだが……
A どうしたんだカミュ?そんなに顔を赤くし……まさか、昨夜のことを?
B ??教育実習生のトウカが何やら涙ぐんでいる。どうしたんだ一体
C 来栖川か。そういえば、彼女をクラスメートに紹介しなくてはな
D 何い?昨日の今日でまたまた私のクラスに転校生か?
B
トウカキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
Bで!
>>878 OKマイフレンド、ナイス選択だ
_| ̄|○
>>879 ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノ イエーイ
「…………うぅっ……えぐっ……ひっく…………ぐぅっ!」
「?どうしたトウカ。朝から一体謎の嗚咽をもらして、らしくないな」
「ぜ……先生っ!うっ、うっ、某は…………ぞれがぢぶわぁっ!
ぶおぉぉーん!!」
……さっぱりわけがわからん。
「いいからほら、鼻ふけ、鼻。ほら、ハンカチ」
「ぶぐぅ、がだじけのうござびばず……」
ぶびー。
(……それハンカチじゃなくて私のネクタイなんだが)
「……落ち着いたか?よかったら何故泣いていたわけを話してくれないか」
「いや、恥ずかしいところをお見せしました。実は……」
A 保険医のカルラの奴めにギャフンと言わされまして……
B 不審火で家が全焼してしまい、一文無しになってしまいました……
C 国の両親から見合いを勧められ、あまりのことに頭がテンパってしまい
D …………某、怒ってトチ狂いそうになると泣いて頭をスッキリする癖
教育実習生のトウカが涙ぐんでいる。どうしたのだろう。
「どうしたんだ? トウカ。何故泣いている?」
周囲には誰もいない。それに、私は生徒からの相談を引き受けるのはごく当然の
処置の仕事をしているのだ。
「あ、ハクオロ、先生」
途端に、目つきが変わった気がする。原因は私ということなのだろうか?
しかし、何でまた、
「ハクオロ先生、どうして生徒と一緒にドライブをしていたのですか?
しかも、午前三時に!」
まずい、見られてた。しかも、相手は真面目の中の真面目のトウカだ。
今私は非常に厳しい現実に置かれていることが分かった。周囲に教師が
いなかったのは、幸いなのか不幸なのか。前者だと思わなければやっていられなかった。
「屋上の、聞いていたんだね」
でも、何故泣くのだろう。
「身元不明であっても、キャリアなど関係無く生徒から人望をもたれているあなたが
何故、何故そんな時間に生徒とドライブなどをしたのですか!」
複雑な事情がある、とでも言いたいが、トウカは藤田君とは違って
融通がきかない。さて、どうしたものか。どうするものか!?
A 正直に話す
B 実は、その生徒は行き倒れだったんだ
C チャイムが鳴り響く
一番最後の一文字が抜けていた……
「スッキリする癖が」です
B 先越されたかッ
「はあ……実は、昨夜アパートに帰ってみたらなんと火事で全焼してしまっており、
今宵から寝るところも貯えもないのです。
ああ……某の人形……ニンギョオォ……」
そう言ってまたスイッチが入ってしまったらしく、涙ぐみを再開する。
しかし、それは大変気の毒だ。
多分普段から粗忽な彼女のことだ、
火災保険なんて気の利いたものには加入していないだろう。
とりあえず金のことは後から考えるとして、
泊まる所だけでも何とかしてやりたいが、どうしたものか……
A ヴィクセン先生が自分の家に泊まるよう申し出た
B ウルトリィ先生が申し出た
C 梓先生が申し出た
D ……誰もいないのか。仕方が無い。トウカ、よかったら……
D
行け行け早漏野郎
「誰もいないのか。仕方が無い。トウカ、よかったら」
「はい?」
未だ涙を流しているトウカを見るていると、私は何ともいえぬ気持ちになった。
涙を流す女性は、素敵なものだ。 は、いかんいかん、精神を清らかに、集中させるんだ。
「よかったら、私の家で居候でもしてみないか? 独身だし」
頬をぬらしたまま、トウカはあっけに取られた表情、というものを
B級ばりのヒネりもない表現をしたまま、固まってしまっている。
何という純情ぶりであろう。
「し、しかし、某は特にハクオロ先生とはその、義理も」
「いいじゃないか、別に。トウカなら悪いことはしない、むしろ
恩返しに必死になる気がするし」
ここで苦笑してしまった。そうだ、トウカほどの真面目な女性ならば
悪いことは特にしないだろうし、逆に私の為に何とかしようと躍起になるだろう。
本音をぶちまけよう。たまんねー!
「某は。 分かりました。そうさせてもらいます」
きっ、と表情を固める。トウカが教師になれば、こんな表情を維持し続けながら
ごく普通に授業を進めるのだろう。生徒にいじられなければいいが。
さて、
A チャイムだ
B カミュがそのやりとりを聞いてしまっていた
C 浩之視点に戻る
B
修羅場修羅場〜♪
ふー、今日もはき忘れることも無く無事に学校これたよ。
今日も試験だけど、まあなるようにしかならないでしょ。
ある意味一番のプレッシャーだった社会のテストはもう終わっちゃったし。
それにしても今朝は、なんだか随分寝覚めが良かったような気がしたなあ。
昨夜はなんか色々あって疲れたけど、すっかり疲れも取れていたし。
ん?あれはおじさま!…………と、トウカ先生?
「あー……トウカ。
よければ当座、うちで寝泊りをしたらどうだ」
「…………っ!め、滅相もございません!
そんな、某の問題で先生にご迷惑はかけられません!」
「まあかたいことを言うな。困った時はお互い様だ。
それよりお前のような真面目な実習生を路頭に迷わせておくわけにはいかん。
あまり広くは無いが、自分の家と思ってくれ」
「せ、先生…………
かたじけのうございます!!トウカ、この御恩一生忘れません!!
本日より某、ハクオロ先生のお家にご厄介にならせて頂きます!!」
な、なんだってー!?(AA略)
A トウカ先生!事情はわかりませんが泊まるなら是非うちに!
B アルちゃんに先生の監視を頼もうかな……
C 決めた!カミュもおじさまの家に泊まるよ!
D カミュはショックのあまり第二の人格が発動した!
リロード忘れ……すまん。
しかし考えることは一緒だったというか、セリフの内容変えれば
そのまま使えちゃうような……だめか
Aで
つか期末テストは終わったはずでは?
あ、そうか……じゃ最初の文章のうち、2行目と3行目をスルーか削除で。
期末試験が一日で終わるとはなんという羨ましいw
>>891 時間を見ていなかったから、俺は何の疑いもなく次のやつかと思ったよ…
流れとしては俺は構わんと思うが。
>>893 口調がそちらのほうがトウカらしいw
トウカ好きなだけあって、もっと精進しなくちゃなー。敬語だけじゃ雰囲気出ないか
>>893 初日の時点で世界史のテストが明後日と言われていて、期末試験自体が
その次の日。選択でテスト1日目の詳細をすっ飛ばしたから分りづらいだろうけど。
897 :
890:04/01/30 00:32 ID:pj3Y8imO
使ってくれたようでありがたや。
セリフを888のと合わせるかどうかは、まとめサイト管理人スレの方にお任せします
「トウカ先生!事情はわかりませんが泊まるなら是非うちに! 」
気がついたらおじ様たちの前に飛び出してそう叫んでたよ。
「「カミュ?」」
「えーっと困った人には手を差し伸べるべきなのがオンカミヤムカイでお姉様も
そう言ってましたついこの間も不埒なたかり野郎にお姉様が手料理を振舞った
りしてカミュとしてはそんなの腹立たしい苛立たしい限りなんだけどというか
あんな変態石火垂目ガイのことなんかどうでもよくてまして二回も人の大切な
ゲフゲフフンとにかくうちならいくらでも人泊められますしってごめんなさい
おじさまとアルちゃんたちのお家が小さいとか兎小屋とかそんなんじゃないの
おじさまごめんなさい許してねカミュのこと見捨てないでね(声:望月久代)
そんな妹チックな脱線は本当にどうでも良くてこのままじゃおじさまがなし崩
し的にトウカ先生にとられちゃうんじゃないかという心配はしーてないったら
トウカ先生けっこう美人だしお姉様ほどじゃないけど出るとこ出てるしその癖
スラッと鍛えられてカミュもちょっとうっとりしちゃうような体の線してるし
何でこんなこと知ってるかというといつぞやの水泳の授業で男子が騒いでたの
ってそうじゃなくて泊まってください暮らしてください暮らせいいな」
「…………えー、某は……」
A よろしくお願いします
B 最初に決めたことを曲げるわけには
A
「よろしくお願いします」
親切私情憎しみ脅迫修羅抜刀が確認もされずにミックスされたカミュの言葉に
思わずトウカは頷いてしまった。
少し残念だが、女性がいる家に泊まった方がまだましだ。そう思うと別に
悪い気もしない。
「そ、それにしてもカミュ。暮らせいいなって、脅迫なんじゃ」
「あ、先生! そろそろチャイムが鳴りますよ!」
誤魔化した。
生徒だろうが何だろうが、今のは確実に誤魔化した。何と正直な娘なのだろう。
トウカと衝突でもしているのだろうか? 女性の修羅場ほど、男にとって怖いものは無い。
「と、とりあえず、今日からお世話にさせてもらおう、カミュ」
「いえーっす!」
分からない。
A このままハクオロ視点で
B 浩之視点で
C カミュ視点で
D トウカ視点で
B
奴はどうなってるのだろうか。
ざわつく始業前の教室で、ひときわ騒がしい声が響き渡る。
「だからヒロ、あの時あれだけ言ったでしょん?
きっとあの学園にこそ真実が眠っている、そう私の勘が告げているって。
長年に渡り独自に志保ちゃん情報を集め続けてきた
私の目に狂いはなかったのよ!分かったら負けを認めなさいよ」
今朝から志保のこの自慢話を繰り返し聞かされて、もううんざりだ。
いや、志保がこの学園に情報を求めて転校するって言い出したとき
またガセ情報に踊らされるのか?って散々からかったけどさ。
「わーったわーった、志保が正しかった」
「あら、あれだけ頑固にガセガセ言ってたわりには素直ねー。
でもあれだけ馬鹿にしておいてちょっとその謝り方ってのは
ヒロも心が狭いとゆーか意地っ張りとゆーか大人になれないとゆーか」
ぐっ、図に乗ってやがる。
しかしいち早くこの学校に来たのもまぐれとはいえ成果なんだし
何より新聞部にまで食い込んだ行動力は確かなものだ、
ここは謝って心象を良くしておいたほうがいいな。
「志保、おみそれしましたっ!あんたは偉いっ!」
席を立つと志保の前で土下座する。
いかにもわざとらしくおどけた土下座だが、素直な気持ちもこめてある。
俺と志保の付き合いなら間違いなくその真意を読み取ってくれるはずだ!
A 和解成立。とりあえず志保を情報源に出来そうだ
B む、伝わってない……逆に関係悪化の予感
C 顔をあげると、そこには志保とカミュのダブルパンチラが!
A
そして志保ちゃん情報は暴走する。
「ふふん♪ やあっと私の実力を認めたようね」
和解成立。とりあえず志保を情報源に出来そうだ。
……本当に頼りになるのか?
「で、志保はどんな情報を持ってるんだ」
「そうね〜 教えてあげてもいんだけど、志保ちゃん情報は大事な商売道具なのよね〜。簡単には教えられないわー」
コイツ…。
「うぐ…いくら欲しいんだよ」
「百円コース、三百円コース、五百円コースの三つから選んでちょーだい
貰ったお金は部費にあてるからね」
「それじゃあ……」
A 百円コース
B 三百円コース
C 五百円コース
C
旧500円玉を志保にプレゼント
「じゃあ五百円コースを選ぶぜ」
俺は財布から旧五百円玉を取り出し志保に渡す。
最近の自販機は旧五百円玉が使えないものがあるからな。
「さっすがヒロ、お目が高いわ〜持つべきものは心の友よね〜。
じゃあ、私が持ってる情報の中でも最高機密をプレゼントしちゃうわよん」
五百円で買える最高機密ってなんだよ…ったく
「もうすぐ祭りが始まるのは知ってるかしら?」
「ああ、それが垣本の件と何の関係があるんだ」
「もうっ 話は最後まで聞きなさいよー、それでこの町は古くからウィツアルネミテア信仰によって栄えてきたのよね」
「今度の祭りはその神様を祀るためのもんだろ」
「そうよ、私の調べによるとこのウィツって神様、祟り神的な側面もあるの」
「ふうん、別にそんなの珍しくないだろ。天神様だってそうじゃないか」
「まあね、話は戻るけど、この祭りはウィツアルネミテアを鎮めるための祭りなのよ――神奈備命によってね」
「神奈備…学園裏の神社で祀られてる神様だよな」
「すっご〜いヒロ、なかなか博識ね。毎年、この神様を降ろしてウィツアルネミテアを鎮める――結界を張るらしいのよ。本題はここから、祭りが始まり神奈備命が結界を張り終えるまではウィツの結界は解かれている――」
「まさか…垣本がはまった宗教団体は、その隙にウィツを呼び出しうまい棒を買い占めてもらうのか?」
「ピンポ〜ン 大当たり〜 その通りよん。さらにおまけ、学園の理事長――篁が宗教団体のボスらしいのよ。彼は相当のオカルトヲタクでうさんくさい方法で世界征服を企んでいる……」
「はぁ? バカバカしい。そんなガセネタ誰が信じるんだよ、漫画の見過ぎだっつーの」
「あーーーっ!! 信じてないわねーーー!! サイっテーーー!!」
「わかったわかった、もうすぐ授業始まるぞ、じゃあな」
はあ…志保に期待した俺が馬鹿だった。
A このまま浩之視点へ B カミュ視点へ
C ハクオロ視点へ D 志保視点へ
おもしろそうなのでD
「ふっふーん、ヒロの分際でこのあたしの情報を疑うなんて。 あたしがアイツをあっと言わせる
情報を掴んで今度こそあたしに平伏させてあげるわ」
志保は授業後、情報を求めてある場所へと移動した。
「やっぱり…怪しいって言ったらここよね」
志保が移動したのは理事長室の下の階にある空き部屋。今日は普段は人がいない理事長室に
人がいるという情報を嗅ぎ付けた。
「そして…ジャーン!志保ちゃんの七つ道具の一つ、聴診器!」
彼女は盗み聞きをする為に机を積み上げ、天井に聴診器を当てた。すると、何やら会話が聞こえる。
『…犬飼、どうやらこの学校の秘密を嗅ぎまわっている者がいるようだぞ』
『…醍醐、何者だ?』
聞こえるのは歳のいった初老くらいの男の声と、随分と野太い通った男の声だった。
『ハクオロと言う仮面を付けた高等部の教師だ。 この学校に来る以前の過去が存在しない故に
何者かははっきりしない。 それと生徒の一部でウィツアルネミテアについて嗅ぎ回っている奴等がいる』
(ええ!?ハクオロ先生が?)
『…ガキ共は捨て置け。 だが、その男は何処までたどり着いている?』
『…少なくとも我々が影で動いているのは気付いているようだ。 以前尾行をつけたが、まんまと撒かれた』
『篁様はどうしろとおっしゃっている?』
『主殿は今は静観しろ、との事だ。 どの道”あそこ”は禁止区画の中だ。 一介の教師が入れる所ではない』
『オンカミヤムカイの社はどうなっている?』
『……警備が厳しい上に結界が張ってある。 一度術士を呼ぶ必要がる』
(おお!悪の組織の悪巧みってやつ?これは凄いニュースだわ!!)
A 彼女の後ろから何やら怪しい影が…
B 思わず机の上から転んで大音が
C 志保はその場から立ち去った
Bでスリル溢れる展開に
やっぱルーツは皆書きづらいのか…
っと、あらあらあら…
ガラガラガラ!!
「あいたたた……」
失敗しちゃったわ、この志保ちゃんともあろうものが…
気付けば上の階からはドタバタした足音とドアを開ける音が。気付かれちゃったみたいね…
仕方ない、ここは退散よ!そう決めると、開けておいた窓から身を宙に投げ出す。
ひゃ〜〜っと、ご心配なく、皆さん。ここは体育館に通じる通路の屋根がトタンで造られてるのよ。
さ・す・が、私よね。脱出経路の手配も抜かりはないわ。さあ、着地よ、誰も見てないけど華麗に決めるわ。
ベキ!!
「え!?何で!?」
なぜかこのポンコツ屋根、あたしの着地エネルギーを支えきれず、壊れちゃった!
あたしはそのまま通路に落下する―――
あいたたたた…また落下。一体どうなってんのよ、あだ名をラッカにしろとか言うお告げかしら。
2回連続で尻餅ついたお陰でお尻が痛い…って、今度はそうでもないわね…
「ん?」
目線を下に下げると――そこにはあたしのお尻の下に顔突っ込んで寝ている状態の男が――
あたしは慌てて立ち上がる。
「ち、ちょっとあんた!何してくれるのよ!?」
「ぷはぁっ。何はないだろ!そっちがいきなり落ちてきたんだろう!?」
あたしは改めて目の前の男を確認する。ああ、知ってる。こいつの名前は…
A 北川
B 那須
C クロウ教官
D 垣本
Aで
確か北川。うん、北川だったはず。
確かヒロが転校してきたクラスの生徒で男友達に好かれるタイプ、
転校早々ヒロと新ユニット『変態ーズ』を結成してたとか言う噂がある生徒よ。
「いろいろ事情があったのよ!」
「事情があったら人の上に落ちてきていいってもんじゃないだろ?」
「いいじゃない、このキュートな志保ちゃんのお尻に乗っかられたんだから」
「それもそうだな」
話の分かる生徒で助かった。
……って、和んでいる場合じゃないわよ、今のあたしは逃亡者なんだから。
とりあえずここは体育館倉庫のようだから、裏庭から校外に抜けられるわね。
「とにかくあたしは逃げなきゃいけないから、追っ手が来たら誤魔化しておいてね」
「は?なんだそりゃ。なにか悪さでもして逃げ出して来たのか?」
「違うわよ!この学園の明暗を……いや、世界の運命を変えるかもしれない大事件なの!」
「……なんか滅茶苦茶嘘くさいぞ」
「本当よ!志保ちゃん情報の中でもとびっきり速報で重大ニュースなんだから!」
「分かった、分かったから……とりあえず俺の上から降りてくれ」
ありゃ、これはお約束。
A お約束ついでに、追っ手が迫って来たので狭いところに二人して隠れました。
B お約束ついでに、ボールを取りに来た生徒にいかがわしい場面と勘違いされました。
C お約束ついでに、落ちた衝撃で捻挫していて歩けない事に気が付きました。
D いや、北川相手にフラグ立ててもねー。とっとと逃げよう。
B
「お〜い北川〜、ボール取りに行くのに時間かかりすぎだ――ぞ」
しばしの沈黙、彼が見たものは女子生徒のスカートの中に顔を埋める男子生徒の姿であった。
「げえっ! 相沢ぁっ」
「……どうやらお取り込み中だったようだな。大丈夫、皆には内緒にしておくぞ」
「待ってくれ〜誤解だーーっ」
彼はボールを持って去って行った。
(あっちゃ〜見事に誤解されちゃったわ…)
「こんな事してる暇はないわっ ごめんねーーーっ」
脱兎の如く走り去っていく志保。
「さあ、これからやるべき事は一つ!」
携帯電話をプッシュする。
『もしもし……ユズハです』
「ユズハ特派員っ! 大スクープよっ!! 至急新聞部員を召集してちょーだい!!!」
『えっ…今からですか?』
「そうよっ 世界の命運が懸かっているのよ!」
『でも、もうすぐ次の授…』ツーツー 電話が切れる。
「召集はユズハ特派員に任せといて、あたしは…」
A ハクオロにこれまでの事を報告する
B 一人で部室に向う
C 浩之を連れて行く
A
あたしは続けざまにアドレスを開き、ハクオロ先生の番号をコールする。
「もしもし、志保君?」
「先生、聞いたわよ!理事長室から聞こえてきた言葉を聞き取ったところ…
先生もウィツアルネミテアについて色々調べてるらっしいじゃない?
なんか目を付けられてるみたいよ?どうしたの?」
「何故君がそんな事を…あぁ、そういえば名物新聞部員だったね、君は。」
「そんなことどうでもいいじゃない!で、先生、あたしの話もっと聞きたくない?
他にも色々聞いちゃったんだけど…」
「(む…危険なマネはやめておけ…と言いたい所だが…)
…わかった。じゃあ、昼休みにでもそっちの部室に顔を出そう。いいかな?」
「OKよ〜ん。じゃあ、まったね〜」
先生はこれでよし、と。じゃあ、早速わが部員たちに経過報告と行きますかね〜
そんな感じで志保が廊下を闊歩していた頃…
A ハクオロは志保と電話しているところをカミュに見られていた。
B 醍醐は志保が盗聴していた証拠を掴んでいた。
C 雅史が目を覚ましつつあった。
D 浩之がここまで得た情報を元に一人で神社に向かっていた。
A
カミュは世界史のノートを手に、うきうきと職員室に向かう。
今日の授業で分からなかったところをおじさまに聞きにいくんだ。
もっとも、全部分かった日でも確認のためにおじさまのところに行くし
授業がない日でも理由をつけておじさまのところにいくんだけどね。
「失礼しま……」
……あ、おじさま、誰かと電話してる。
邪魔しちゃいけないから、黙って様子をみていようかな。
こんな細かな気配りが出来るなんて、カミュは本当に私の事を気遣ってくれるんだね……
なんて褒められちゃったりしてっ、きゃっ!
『もしもし、志保君?』
え?……お、女の子相手!?
しかもあの新聞部のおしゃべり部員じゃない。
……さてはカミュの新たなるライバル!?
『何故君がそんな事を…あぁ、そういえば名物新聞部員だったね、君は。』
何?おじさまに何を言ったの?
まさか、おじさまの弱みを握ってるとか!?
『(……………………………………………………………)
…わかった。じゃあ、昼休みにでもそっちの部室に顔を出そう。いいかな?』
よ、よ、呼び出されてる?しかも部室?
女子生徒に弱みを握られて直々に部室に呼び出される……こいつはヤクいぜ!
A 昼休みの新聞部部室を妄想開始
B ユズっちに志保って子について話を聞いてみる
C 「だめー!」と大きな声で叫んでみる
D もちつけカミュ。おじさまに話を聞こう。
A
A!
ヤクいぜってお前は三つ目の下僕か