『面倒だが…排除しておくか。 ちょっと出かけてくるぞ。 30分くらいしたら帰る』
その言葉はまるでちょっとコンビニに寄る、と言った感じであった。
「藤田、ここで待ってろ。 これから家の周りの虫共を排除してくる」
「御堂さん、俺も──」
「お前はまだ足手まといだよ。 まぁ、ここでちっと見張っておいてくれや」
はやる藤田を止め、外へ出る。手に持つのはミドウ13の名に相応しく愛用のU.S.M16A2の
カスタム。腰にはグロック19。得意の隠行を使い気配を殺し、ひっそりとした夜の住宅街
を駆ける。
(家の近くに一人…二人。 向こうの山に一人か。 まずは家の周りだな)
怪しい気配のした辺りにこっそりと近づく。 こちらには気付かず日吉家の方を監視している
人が一人。
「動くなよ」
銃を相手の頭に突き付け宣言する。驚いた相手はこちらを振り向こうとするがそれより早く
俺は小銃の銃床で相手の後頭部を殴りつける。呻き声を少し上げたところでそいつは気を
失い、その場に倒れた。
「動くなっつただろ」
動かなくなった相手をふん縛ってその辺に転がしておく。異常に気付いたのか、もう一人が
その場から離れようとする。
「逃がさねえよ」
すかさず小銃を構え、足を狙い撃ちにする。消音器付きの銃口から小気味のいい空気を
押し出す音が響き、逃げようとした奴の足を撃ち抜ぬく。そいつは足を押さえながらその場に
転げまわる。五月蠅いので先程の奴同様ぶん殴って黙らせる。
(あと一人…)
ある家の屋根の上に登り、遠くから監視している奴に狙いを定める。狙われたのに気付いて
いないのか暢気に日吉家の方を監視している。引き金を引くと、弾丸は俺のイメージ通りの
軌道を描き、吸い込まれるようにそいつの顔面を撃ち抜く。即死だろう、そいつは身動き一つ
せずその場に倒れた。
「終わりだ…さて、どうするかな?」
A そのまま戻って作戦会議
B ふん縛った奴を尋問
C 何と、新たなる敵が
C
「さて…こいつ等、どうしたモンかね」
気絶した連中の下に歩み寄りながらそう呟く。
「ここまで大事になるとは…ま、報酬が報酬だしな。」
一区切り付いたら追加報酬でも要求しよう。と心に誓った時だった。
「動くな…手を挙げて足を大きく開け」
突如、こちらを圧倒する殺気が背後に現れた。
迂闊…そんな言葉が脳裏を掠めた。
銃口はぴたりと頭に向けられてる。いかに強化兵といえど
そこを狙われると一発アウトだ。
相手には優位さから生じる隙もない。まさしくお手上げだった。
苦し紛れに声をかける。
「よう…お見事だな。正直驚いたぜ。気配の消しかたなんざ、
今日日なかなかお目にかかれるものじゃなかった…」
「そう、ありがと。」
素っ気無ぇ返事だな…
「なあ、あンた名前はなんだ?、なんで雅史なんかの下についてる?」
襲撃者は少し躊躇したが、ぽつぽつと口を開き始めた。
A 私はリサ。残念だけどあの魔王の手下なんかじゃないわ。
B なあに、私の声なんか忘れちゃった?きよみよ。
C …観月マナよ。お金が欲しいの。貴方と同じね。
D 私から大事なものを奪っておいて!
あなたがそれを言うの!?殺し屋・御堂! *人物指定・口調は変えてもOK
Dで外人部隊のオタク横(W
む…負けたか。
じゃぁA
このタイミングで横蔵院かよ!!w
しかも
>>497 >>499は自分で選んで自分で続き書いてるし!!
やはりどう転ぶか全然解らなくてイイなこのスレ
>502
ゴメン…なんか自分で書いたの忘れちゃってた…
もう寝ます。飲みながら書くもんじゃないね…
自分で書いて自分で選ぶのはダウトじゃなかったか?
鉄の掟には無かったが。さて、どうする?
A 事後法は無し。これからは駄目だが今回はこれで通す
B 駄目
自分で書いて自分で選ぶを禁止は次スレで明文化すべきだと思う。
IDを変えるのは…まぁ、どうあがいてもばれないだろうからいいけど。
B
そりゃまあ、自分で書いて自分で選んだら選択肢の意味がないからな。
ただ今回は自分で選んで自分で書いた、という形に見えるが?
>>506 だよな。前スレでも続きを誰も書かなかったり
書きにくいような選択を選んでしまったら
いっそ自分で書いてしまえ、と言った人もいたし。
順序が逆なんだからこれはアリなんじゃないか?
じゃあ改めて。
A 自分で選んで続きを書くのは構わない
B 順番が逆でもダメ
じゃあAで。これぐらいは、ね。
流石に二度も三度も続いたらなんだけど、その時はその時考えよう。
「ボ、僕の大事な物を奪っておいて!あんたがそ、それを言うのか!ミドウ13!!」
「誰だ?お前なんざ知らなえぜ」
「ボ、僕の相棒の…同志縦を殺したのはお、お前だって知っているんだな!」
「縦?ああ、あいつか…(前スレ755参考)アレは仕事だ。勘弁してくれよ」
「魔王が何だか知らないが同志縦の敵なんだなー!」
(雅史とは関係ない?クソ、こんな時に…間が悪いぜ)
そして、今まさに横が銃の引き金を引こうとしたその時──
シュカカカ!!
消音器独特の発射音が響き、横に弾丸が突き刺さる。狙いが甘いのか流れ弾が俺にも
当たりやがった。クソ、痛えぜ。横の奴はそのままもんどりうって転がって壁にぶつかって
止まった。どてっ腹に命中した。多分致命傷だろう。撃ってきた方を見ると藤田の奴が
短機関銃を携えて走ってきた。
「御堂さん、大丈夫か?」
「狙いが甘えよ!後で特訓だ」
「すいません、心配だったもんで…」
(ちっ、こんなガキに心配されるとは…俺もまだまだだな)
プシュゥ!
突然、背後から撃たれる。幸いにも当たらなかったが先程の横が立ち上がり、銃を構え
こちらを睨む。よく見ると撃たれた場所からは血は流れていない。
「ぼ、防弾ベストなんだな。 そ、それと僕の脂肪で弾を防いだんだな」
とは言えは無傷ではないようだ。恐らく肋骨が折れてるだろう。呼吸のたびに顔を顰めている。
「やるじゃねえか…」
A 藤田と協力してヌッ殺す
B 流石に騒いだ為辺りの家の住人が騒ぎ始めた
C 横は逃げ出した
D さらに雅史の手の者が
…すまん、書き込んだ後で気付いた。停滞しないように責任を持って
>>499からの続きを書きます。
D
んじゃAで
「ぼ、僕の全てを奪っておいてそれはないんだな!」
そう言って姿を見せた奴の外見は、小太りな体に紙バッグ、
背中からは…丸めた筒?ポスターって奴か?が生えていて
何だか解らねえ目がでかい漫画かかなんかの絵が描いてある
不気味なシャツを着ている妙な男だった。
思い出した…てめえ、横蔵院か?
「まだ名前を覚えていてくれて嬉しいんだな、御堂」
そいつの名は横蔵院帯麿。コミぱ?とかいうよく解らんが
大がかりな漫画の展示会に爆弾テロ集団が乱入した際に、
フランス外人部隊と共闘してこれを鎮圧する仕事を以前受けた事がある。
その際に率先して行動し、仕掛けられた爆弾を解体し
主犯格の金森弥太郎を狙撃し暗殺したのもこいつだ。
あの時だけはほとんど俺の出る幕は無かったな。
仕事ではなく、何かの使命感に燃えている
熱い漢の目をしていたよ、当時の奴は。俺には理解できなかったがな。
しかし、あの時のてめえはもっと痩せていた…。
口調も何か妙だし、一体この数年の間に何があったんだ?
「じ、自分の胸に聞いてみるんだな、お前のせいで僕は、僕は…」
そう言った奴の銃を構える手は怒りで震えていた。
醜く太り弛みきった顔も歪み、まるで滑稽なおかめのお面だぜ。
どういう事なんだ…?俺は必死に記憶を探った。
!!(そうか!!あの時のあれが原因で…!!)
A あの後実はコミぱの主催者を暗殺していた
B 横蔵院が就職するはずだった漫画雑誌の編集長を殺してしまっていた
C 彼が好きなアニメとかいう動く漫画を酷く中傷してしまった
D 規制に厳しい土○とかいう議員を暗殺した
E 実は横蔵院は御堂の同人誌を描いていたがそれが原因で…
やっちゃった…_| ̄|○
リロードしなかった自分が悪いので気にしないで続きをどうぞ
がはははははは!!御堂!命は貰ったぜ!!
ひょい。 後ろから襲ってきた新たな敵は攻撃を避けられ
豪快にすっ転んで壁に激突した。…なんだこの馬鹿は?
「うお〜痛え〜!!俺様の鮮やかな奇襲がなんでばれたんだ!?」
「…てめえ頭膿んでんのか?あれだけ大声上げれば誰でも気づくぜ」
「お、お前はヌワンギ!!どうしてこんな所にいるんだな!?」
そう言って先に目の前の阿呆の名を呼んだのは今し方戦っていたデブだった。
「あの戦いの後組織が崩壊して親父も叔父も俺も仕事がなくなり
食うに困ってな…、そこを雅史様に拾ってもらった訳よ」
ああ、そういやそんな奴もいたなあ。俺が仕事を終えて
クーヤとかいう奴に報酬金を貰おうとした際に、
金が無いからなんて抜かしやがって、代わりに
金を巻き上げてやったのがヌワンギとその父親・叔父の
ササンテとインカラってやはりそこにいるデブ野郎に似た醜男だったな。
浩之が「あの戦いって何だ?」と聞く。
「詳しくは前スレとこのスレの大志の話を参照なんだな」
「ゲーック、俺たちを蚊帳の外に出すんじゃねぇ!!今の主役は俺だ!!」
しっかし昔の選択シナリオの魔王が復活したり、
前シナリオの残党が襲ってきたり、何か因縁めいた物を感じるな。
「御堂、てめえには全財産巻き上げられた恨みもある!
なんとしてもここで死んでもらうぜ!!」
そう言ったヌワンギは、
A セオリー通り御堂に襲いかかった
B そういや親父はお前に襲われたんだったな!とオタク横を攻撃した
C 横が何故か助けてくれた
D この状況なら使うしか!!千手観音愛撫で迎撃!!
Cでさらに話をややこしくしてみる。
「うおおらあ死ねええぇぇぇ!!」
馬鹿が具現化したような男、ヌワンギはさらに突撃してきた。
それを避けようとした瞬間、デブ野郎も紙袋から機関銃を取り出し乱射する。
「ちっ!かすったか・・・野郎、マジで殺る気だな」
相手を見た目で判断するな。戦場の鉄則だ。
しかし、あんな小さい紙袋から機関銃だと?
あの紙袋は四○元ポケットか・・・?
「同志縦の恨み!ここで晴らさせてもらうんだな!!」
さらに機関銃を撃ちまくるオタク横。
「ゲーック!俺もなぁ、今度のヤマは神尾晴子首相から受けた
直々のでかい仕事なんだ。こんな所でくたばる訳にゃいかねぇんだよ!!」
俺がそう叫んだ瞬間、銃撃が止んだ。
「!?・・・今、なんて言ったんだな?」
「神尾晴子首相から直々に受けた仕事だと言ったんだよ」
デブの様子がおかしい。明らかに狼狽している。
「何だかわからんがチャンスだ!今の内に・・・」
この隙に後ろに回っていた浩之がデブ野郎の背後に近づき、
今まさに一撃を加えようとした瞬間!
デブ野郎は即座に振り向き機関銃を乱射した!
「何!?気づかれてた!?」
だが弾丸は浩之ではなく、浩之の斜め後ろ・・・、
ヌワンギが追撃を仕掛けようとした足元に向かい放たれた。
タップダンスのような滑稽な踊りを舞い転倒するヌワンギ。
「なっ、てってめえ!てめえも俺様の敵に回るのか!?」
「どういう事だ?お前は俺を殺しにきたんだろうが」
状況が飲み込めず困惑する二人。そんな両人を冷静に見つめてデブは言った。
「母親なんだな・・・」
ハァ?×3。デブ以外の全員が呆れた顔をする。
「神尾晴子。観鈴ちゃんの母親なんだな。この国の首相に
なったと聞いた時は自分の耳を疑ったんだな・・・」
「その観鈴とかいう娘とお前が何か関係があるのか?」
「晴子さんが首相になってからは、観鈴ちゃんも首相官邸に引っ越してしまったんだな・・・」
「だからその観鈴とはどういう関係なんだよ?」
「家の回りにはSPがうようよいるし、首相相手では
もう気軽に話に行く事もできなかったんだな・・・」
「ゲーック!!質問に答えやがれ!!その観鈴って女・・・」
「観鈴ちゃんは僕の恋人なんだな!!だから!!」
そう叫ぶとデブ野郎はさらにヌワンギのいる方に機関銃をバラまき、
「御堂、僕はあんたに協力するんだな!」
「???」
「だから、この戦いが終わったら晴子さん・・・できるなら
その娘の観鈴ちゃんに連絡を取ってほしいんだな」
「ケッ、散々勿体ぶっといて結局色恋沙汰かよ。
それよりも、いいのか?俺はお前の仲間の仇だぞ?」
「友情と愛情!どっちを取るかと聞かれたら愛に決まってるんだな」
「ゲーック!安い友情だなオイ!!」
とはいえ、これで目の前の敵はこの低脳な山猿一人だ。
A 獅子は兎を狩るにも全力で。遠慮なく全員で潰す。
B デブは怪我しているし、こんな雑魚浩之だけで十分だろう。
C 雑魚でも経験値稼ぎにはなる。俺が殺ってやるぜ。
D 早速このデブに役に立って貰おうか。
E いっその事こいつも説得して仲間に引き入れるか?
枯れ木も山の賑わいでE
な〜に、弾避けぐらいは役に立つだろう(w
いっその事こいつも説得して仲間に引き入れるか?
いざとなれば弾除けくらいにはなるだろうし…
「なあヌワンギよ、お前、俺達に付いて来ないか?」
「ああ?ふざけんなよ、御堂。俺は仮にも雅史様と契約を結んだ身だ
おいそれと寝返られるわけねえだろが!」
ほう…ちったあいい目をするようになったじゃねえか。
この圧倒的不利の状況で…。世間の荒波に揉まれたのかな。
なら…
A 金を2倍出すぞ。
B 銃を突きつけもう一回聞いて見る。
C 土下座!「お前の力が借りてぇ!」
D 勝負で決めないか?お前が仲間になるか…俺が投降するか…
B
A
「あ?お願いだと思ったのか?これは『命令』だぜ」
俺はヌワンギに銃を突き付ける。狙いはもちろん頭だ。
そして、ヌワンギは──
A あっさり主張を翻し従った
B 頑として主張を曲げなかった
C 寧ろそこから襲い掛かってきた
D 何者かが現れてヌワンギや倒れた工作員を回収して行った
ちょっとはカッコイイところを。B.
「だが断る!このヌワンギの最も好きなことは!自分で自分のことを強いと思っている相手に
NOと言ってやることだっ!」
「いい度胸だ、小僧」
この世界は非情だ。ここで情を見せて殺す事を躊躇っちゃいけね。俺は迷わず引き金を引いた。
撃針が雷管を叩き、薬莢内で爆発的燃焼を起こし、弾が銃身を駆け抜ける。極近距離で放たれた
弾丸が奴の頭を目掛けて飛翔する。そして──
A 超人的勘で弾を回避し、襲い掛かって来た
B ササンテがヌワンギを庇った
C 無情にも弾丸は命中。ヌワンギ死亡
C
Bで感動的シーンを
ヌワンギは たおれた
A:(御堂はレベルアップ![LV3] 経験地+180 240/240)
B:ヌワンギが仲間になりたそうに(略)
C:ヌワンギは宝箱を落とした!
A
B
「悪く思うなよ…」
ヌワンギの死体を見下ろしながら呟いた。
感傷的になってるわけじゃないがあまり良い気分ではない。
「とっとと投降してりゃあ良かったのによ…」
そんなことを考えてると、藤田が話しかけてきた。
「なあ御堂さん、なんだかあンた色々変わってないか…?雰囲気が違うぜ。」
おお、そういえばレベルアップの時期か。
A むう…筋肉が全体的に増強されてる。
B 髪が、黒くなった!
C 体中に可視のオーラが纏わりついているゼ!
D なんだか今なら指先だけなら水に浸けられそうな気がするぞ!!
A
「むう…筋肉が全体的に増強されてるみてえだな」
ステータス欄を開くと『ちから』の値が増えている。これならある程度強力な銃を使えるだろう。
「で、御堂さん。 これからどうするんだ?」
「そうだな…」
A ふん縛った奴を尋問
B 盗聴器を取り除く
C その時、携帯から電話が※人物指定
D その時、日吉家の方から悲鳴が
C 楓
あれ?何で楓なんだ?(自問自答
突然、ポケットの中の携帯が鳴り出した。番号は…日吉家のやつか。何かあったのか?
「あいよ、御堂だ。 どうした?」
『もしもし、御堂さん大丈夫でしょうか?そろそろ30分ですが』
電話に出たのは楓とか言うあの物静かな娘だ。もうそんな時間か。色々あったからな。
「ああ、わかった。後始末したら帰るからもう少し待ってくれ」
『はい、わかりました』
「ああ、そうそう。 偶発的だが協力者が一人増えた。 後で紹介するから他の連中にも言っておいてくれ」
『はい、それではお早いお帰りを。 ピッ』
「何だって?」
「ああ、結構時間食っちまったからな。 心配してこっちに電話を掛けてきただけだ。
さて、後始末をしてから帰るぞ」
「後始末って?」
「そりゃ、お前──」
A ヌワンギの死体
B 向こうで寝ている工作員
C つか両方ともやれよ
D 面倒だ、このまま帰るぞ
C
「そりゃ、お前あそこに転がっている死体の処理と捕まえた奴をテントに持って行く事だ」
俺は顎で向こうに転がっているヌワンギの死体と、茂みに隠してある捕まえた工作員を
指す。足を撃ち抜いた方はどさくさに紛れて逃げやがった。まぁ、捕虜は一人いればいいだろ。
「し、死体の処理かよ…益々犯罪者じみてきたな」
「銃刀法違反に殺人未遂。 お前ももう立派な犯罪者だよ。 おい、横。 タオル持っていねえか?」
「こ、これかな?」
横がバッグの中からタオルを取り出す。俺はそれを血と脳漿を流すヌワンギの頭に巻き付ける。
これ以上血痕を残す訳にはいかねえからな。
「藤田、横。 お前らはあっちの捕虜の方を運べ。 俺はこっちを持っていく」
「お、おう」
「わ、分かったんだな」
俺は死体を軽トラの荷台へと運ぶ。捕虜の方はテントの中に放り込んで置いた。
ヌワンギの死体は森の中で穴を掘って埋める事にした。幸いにも車で運んでいる所を
近隣の住人に見られる事はなかった。
「なるべく深く掘っておけよ。 風雨に晒されて発見なんてのはよくある事だからな。 それと、横。
その辺から石を持ってきてくれ。 なるべく沢山」
「わ、分かったんだな」
「何に使うんだ?」
腰の深さまで穴を掘り進んだところで藤田の奴が聞いてきた。まぁ、普通はわからんわな。
「獣が血の臭いを嗅ぎつけて掘り起こす事があるんだよ」
「何でこんな事まで知っているんだ…」
「戦場では死体処理は重要だぞ。 無闇に放置しておくとそこから疫病が発生する。 そうなると
下手にそこに近づけなくなる」
3人で協力して処理を行った為、随分と早く終了した。それでも1時間程掛かったが。処理を終えた
俺たちはテントへと戻って作戦会議の続きを始める事にした。まずは──
A 何があったかを説明
B 横の紹介
C 盗聴器の処理
先ほど気絶させた工作員達を縛り上げている御堂。
「ぬ、ヌワンギの死体は僕が埋めてあげるんだな」
「ほう、やけに積極的じゃねえか。あれだけ弾ぶっ放しといて情でも沸いたか?」
「そんなんじゃないんだな…ただ、彼の父親とは前に何度も戦った因縁があったんだな…」
そう言ったデブの目は外見の醜さと違い、やけに澄んでいた。
「そういやまだ名前を聞いていなかったな、デブ」
「僕の名前は横蔵院へたまろ←(なぜか変換できない)なんだな」
「…やけに長いな…コードネームかなんかか?」
「じょ、冗談なんだな!最近流行ってる新しいジョーク。横蔵院蔕麿が本名だな」
「ゲーック、それはそれで全然似合ってねぇ仰行しい名前だなぁオイ」
「俺も来栖川とか、結構珍しい名字の人知ってるけどここまで画数多いのは初めてだ。」
「面倒臭ぇからやっぱてめぇはデブでいいや、決まりだ!よろしくなデブ」
「ひ、人の外見を差別するのはいけないんだな!それに僕はデブではなくぽっちゃり系なんだな」
と、先ほどまで命の取り合いをしているとは思えない3人の会話がしばし続いた。
「さて、問題はこの雑魚だ。」そう言って縛った工作員の前に近寄る御堂。
A 知ってる事を洗いざらい吐いてもらう
B 可哀相だが、こいつらにも死んでもらう。
C 危険だが日吉家に拉致監禁して、仲間の手も借り確実に情報を吐かせる
D 千手観音愛撫を使えばどんな頑な相手でも口を割るッ!!!!!
またまたリロードし忘れた…_| ̄|○
>>541はBでお願いします
テントに戻ってきた俺達は待機していた全員を呼び付け、早速新しい仲間を紹介した。
「ぼ、ぼくは横蔵院蔕麿と言うんだな、みなさんよろしくなんだな〜」
ほう。こいつ見た目に似合わずなかなか派手な名前じゃねぇか。
「よろしく、蔕麿さん」「…よろしく」「その紙袋の中には何入ってるの?」
…敢えて皆顔や外見に触れないのは良心故か?
と思っていたら空気を読めないあの娘が騒ぎだしやがった。
「きゃ〜〜〜!!気持ち悪〜〜〜い!!助けて〜〜〜!!」
「まあまあかおりさん、こう見えても彼は腕は立つらしいから…」
「佑介さん、こう見えてもってどういう意味なんだな!?人は外見じゃないんだな!!」
「この白髪の人も怖いけどこのデブはもっと怖いわ〜〜〜!犯される〜〜〜!!」
「ぼ、僕は紳士なんだな!!そんな事はしないしなにより観鈴ちゃ…!あいたたた」
ああ、そういや横は肋骨にひびが入って負傷してるんだったか。
とりあえず横は初音達に手当てしてもらうとして、これからどうするかだ。
A 外出中に起きた工作員・ヌワンギとの戦闘を話す&何か動きはあったか聞く
B 早速捕虜から情報を聞き出す
C オタク横が晴子首相と連絡を取りたがっている
Cでお願い。
「ち、治療はまだいいんだな。それよりも…
観鈴ちゃんの母上…内閣総理大臣殿に、この件への協力が終わったら
官邸に招待してくれるように、た、頼んでもらえないかな?」
そういえばそういう条件だったな。
丁度いい、戦略的にもこっちの予想を上回ってたわけだし、状況報告といくか。
俺は懐から科技省謹製の特製携帯電話を取り出す。南極からでも繋がるらしい。
電話はすぐに繋がった。
「うちや、どうなった!?」
緊迫した声。やはり向こうでも焦りが出ているようだな…
さて、まず何を話すべきか…
A 重火器をくれ。
B 官邸への招待の件
C 電波操作された者への殺人の免責を寄越せ。
D そっちに入っている雅史関連の状況を聞く。
E 増援の要求。
A パニシャーとか?
E
549 :
546:04/01/14 07:52 ID:fCfBr3T2
科技省はもう無かったな、そう言えば。
「まずは銃火器だ。なるべく小型でかつ強力なのがいい。」
「まかしとき!その件については了解や」
「それとだな、あんたと話したい奴が一人ここにいるぜ。」
「誰や?出してみ」
受話器を横に渡す。
「はっはっはっ晴子さん!!ハァハァ」
「なんやこの気持ち悪い声…!?もしかして観鈴の友達の横蔵院か?」
「そっそうなんだな!覚えていてくれて嬉しいんだな!!」
「いや〜連絡取れなくてすまんかったな〜こっちも色々忙しくてな、
昔の知人に会う暇がまったく無かったんや」
ゲーック!世間話はいい、次の用件だ!
A 雅史達のその後の情報
B 横の官邸への招待の件
C 増援の件
C
「増援だ、誰か手の開いている者はいないか?」
「それも安心してええで、ちょうどいい(つて)があるんや」
「ほう、それは誰からのつてだ?」
「観鈴や。前に娘の観鈴が戦闘に巻き込まれた事があってな…、
その時に友達になった(と観鈴は言っている)昔の戦友らしいで」
「もうすぐそちらに到着すると思うで」
ってもう来やがった!
A 犬飼…!なんでてめえが?
B てめえは前に浩之のコーチをしていたすばるじゃねぇか。
C 何だこのイカれた男は?(高槻です)
D また出番が貰える!!宗一登場
悩むッ!!悩むがCで!!
「ハーッハッハァー!着いたぁ!!俺は着いたぁ!!」
…玄関で五月蝿ぇ奴が吠えてやがる。何者だ?
「到着したようやな。彼が高槻や。性格はちょっとアレやけど
観鈴が参加した戦闘では科学班に所属していたらしいから頭脳労働は任せられると思うで。」
「くうぅ!!何故この家の人間は誰も出てこないのだぁ!
もういい!蹴破るゥ!!自制など効かないィィィ!!」
「いい加減にしろ!!」俺はそいつの後頭部を思いきり殴りつけた。
「ぐはぁぁぁ参ったぁ!俺は参ったあああ」
「声がデカすぎるんだよ。敵に見つかったらどうする?
それに、今テントに全員集合していてその家には誰もいねぇよ」
「おお同志横!こんな所で会えるとは奇遇だなぁぁぁ!!」
「た、高槻さんもお変わりなくて何よりなんだな」
「お前らも知り合いだったのか?」
「横蔵院くんも観鈴が以前参加した戦いの一員なんや。
その時になんか観鈴の事が気に入ったらしくてちょくちょく家に遊びに来とった。」
「こいつ、あんたの娘の恋人だとか言ってるぞ?」
「恋人?相変わらずおもろい事言うなあ。友人の間違いやろ?」
「いや、かなり真剣に言ってるみたいだが…」
「なーに大丈夫大丈夫。それよりも他に用件はあるんか?」
A 雅史・月島達のその後の動きについて
B そっちの守りは万全なのか?
C この電話が盗聴されていた
D かわいそうなのでそろそろ横を観鈴と話させてやる
A
「雅史・月島の動きはどうなってるんだ?」
「今の所は大きな動きは無し、鶴来屋・柏木邸には量産型HM部隊、さらに地元警察も配下に治めとってなあ、難儀なことに警察職員はG3着用で警戒態勢を敷いてるんや。こちらから手出しでけへん」
「そうか……」
「あっそやそや、言い忘れるとこやったけど鶴来屋の連中が雨月山に出入りしてるみたいやで、何かの調査してるみたいなんやけど詳しい事はわからん。これぐらいや、あんたらの無事を祈ってるで」
「首相ありがとよ、娘さんをしっかり守ってやるんだぞ」
電話を切った俺は雨月山について心に引っかかるものがあった。
(雨月山……? 大戦中そんな資料を見たことが……確かヨークとか書かれていたな……)
A 初音に雨月山について尋ねてみる。
B 楓に雨月山について尋ねてみる。
C 「高槻、雨月山に何かあるか聞いたことないか?」
D 調べ物はやはり図書館で。
D
調べ物をするならやはり図書館だ。まさか奴らも街中で派手な行動はとらんだろう。
「すまんが図書館に行ってくる、調べ物があるんでな」
「何ですか調べ物って?」
「雨月山についてだ、奴らはそこで何かを企んでいるようでな。そうだな後二人ぐらい手伝って欲しいんだが」
※御堂についていく人を二人選んでください。
A 何事もなく図書館に到着。
B チャリに乗った警察官(G3装着)に呼び止められた。
C その前にコンビニに寄っていこう。
G3も捨てがたいがC
横と浩之
念のため横と浩之を連れて図書館へと向かう。
街中に入るまでがヤバイわけだが、そこは何事もなく通過出来た。
さすがに刺客の二の矢、三の矢までは用意してなかったらしい。
と、ふと足を止めたデブが前方を指す。
「何だ?何かヤバイもんでも見つけたか?」
「こ、コンビニがあるんだな」
デブの指差す先には、妙に照明が仰々しい雑貨屋があった。
確かコンビニといえば効率を無視して24時間空けてる
現代の日本の贅沢さを象徴する店だったか。
「思い出したんだな、今週号の漫画誌を買ってないんだな」
「あー、俺もまだ読んでねえや。読み終わったら貸してくれ」
間の抜けた事を言いやがる、これだから現代っ子は……
「おい、お前ら!遊びで動いてるんじゃねえんだぞ!」
「あ、遊びじゃないんだな!補給物資の調達も兼ねてるんだな!」
「そうそう、メシとか乾電池とか売ってるもんな」
むう、とってつけた答えではあるが一理ある。
確かに何か使えそうな物を買っておくのは悪い事じゃないが
荷物がかさばるのは面倒だし、何よりあのコンビニってのは好きになれねぇ。
A 私情よりは組織の連帯だ、こいつ等の意見を採用してコンビニに寄るか
B やっぱり気にくわねぇ。とっとと図書館に行くぞ
C 折衷案だ、もっと補給物資を買うのに適している店を探そう
B
「やっぱり気に食わねえ、とっとと図書館に行くぞ」
漫画誌を買うだの補給物資を買うだのと、反論が飛ぶ前に、御堂は
浩之と横の肩を軽々と引っ張り上げる。二人は頭の中で考え出した
言い訳を御堂に訴えているようだったが、目的とは反していることには
間違いないので、耳を傾ける必要はないだろう、と思った。
やはり、世代が違う者にとっては、近代化された施設というものは
体には馴染まないものだ。昔の方が良かったとまでは言わないが
やはり違和感を感じる。
新しくなり、それが常識化された時代の中に自分は取り残された、とふと感じた。
だが、途端に些細な問題だとも思った。
しばらく歩き出すと、二人も大人しくなる。「しょうがないから
単行本化された時にでも買うか」と、割り切ったようなことを言い出せる
あたりが、流石は若者だ、と御堂は思う。諦めの良さが後で良いことに
繋がるのか、悪いことに繋がるのか。
で、
A 図書館にはすんなり入ることが出来た
B 図書館の前には見知った顔があった
C 図書館は、閉まっていた
C
図書館は、閉まっていた。玄関には休館日の立て札が立っていた。
「ちっ、駄目か…無理矢理入ってもいいんだが下手に事を荒立てるのもよろしくねえ」
「御堂さん、雨月山に何があったんですか?」
「俺が見た訳じゃないが『ヨーク』という名前の謎の遺跡があったそうだ。 陸軍が探索をしていたようだが
中の防備が「万全で強化兵が何回か駆り出されたようだ。 その件で小耳に挟んだ程度だ」
「な、中には何があったんだな?」
「わからねえ…戦況が悪化してそれどころじゃなくなって探索を打ち切ったって話だ。 犬飼に聞いた話じゃ
調査資料も敗戦の時に焼却処分したから何があったかはわかんねえそうだ」
その時、懐の携帯が突然鳴り出した。番号は…首相?
「首相か。 どうしたんだ?」
『あー、この前隆山にSAT投入して全滅したって話聞いたやろ?』
「ああ、そんな事言っていたな」
『実はその生き残りが隆山にまだ潜伏してるっちゅう話や。 何とかして合流してくれへんかな?』
「構わねえが…だんな奴だ?」
A 松原葵
B 宮内レミィ
C 坂下良恵
今の所出てないキャラです…
「ちっ、閉まってやがるぜ」
既に図書館の照明は落ち、扉は閉じていた。舌打ちする御堂。
「も、もう夜中なんだから当たり前なんだな」
それもそうか。見た所この図書館には罠らしき物は仕掛けていないし、
扉に付いている鍵も普通の形状のごく一般的な物だ。
忍び込むだけなら実に容易いが…。さてどうするか。
A 俺一人で潜入し、浩之と横は外で待機
B 俺と浩之か横のどちらか(指定してください)を連れて潜入
C 全員で潜入する
D 裏口を探す
また被った…Aの葵ちゃんでお願いします
「松原葵といってな、小柄な女性ながらエクストリームという
総合格闘技の有段者や。そのおかげで若い女の身にも関わらず
SATの隊員にまでなれたんやが…、運悪くこんな事になってしもうた」
「なるほど、了解したぜ。で、そいつがどこに隠れてるか目星付いてんのか?」
「SATから最後の連絡があったのは鶴来屋本店の周辺やった。
全滅したとなると、そこからそう遠くには逃げられへんと思うで」
「どっちにしろ一度敵の本拠地まで殴り込まなきゃいけねえか…」
「そういう事やな。ん?なんや?…わかった。御堂、
あんたと話したいそうや。代わるで」
「俺とか?誰だそんな物好きな奴は…もしもし」
A 犬飼か…てめぇもそこにいるとはな
B あ、安宅だと!?お前が首相に何の用だ?
C ほう、おめえが首相の娘の観鈴ってガキか。初めて話すな
D 長瀬源一郎か…やはりてめぇも繋がってやがったな
>>565で
>犬飼に聞いた話じゃ
と書いてあるので流れ的にA
『久しぶりだな、御堂』
「…何だ、犬飼かよ」
『その口ぶりだと嬉しくない様だな』
「ったりめえだ! 忘れちゃいねえぞ!てめえの『仙命樹強化薬』とか色々理由つけて
薬の実験台にしやがって! あれで何回死にかけたと思っているんだ!!」
『…投与する前に念書は取って置いたはずだ。 俺だけに責任を押し付けるのは筋違いだぞ』
「一回も成功してねえからだよ!!つか何でお前が首相官邸にいるんだよ!」
『ある組織からの出向だ。 そう、最近新しい薬が出来た。 何なら武器と一緒に送ろうか?』
「お断りだっつーの」
『動物実験では一応成功している。 それにお前にとって非常に有益だぞ』
…俺の心はちょっぴり揺り動かされた。まぁ、聞いてみるくらいはいいかもしれねえ。
「どんな薬だ?」
A 火戦試挑体の弱点を克服できるやつ
B 仙命樹強化薬12式改
C 一時的な強化薬
D 仙命樹の再生力を高める薬
C
Aで水を克服か!?
「一時的な強化薬だ。今回の敵は魔王。一筋縄ではいかんだろう。
あまり長い時間は持続できないが、仙命樹の効果を倍に跳ね上げる」
なるほど……確かに悪くはねえな。
「だが、お前の弱点である水に触れればいつもの衝撃の倍なので注意してくれ」
「やっぱりそういうオチか!」
こんなこったろうと思ったぜ!
あの苦しみの倍なんて……相当なもんだぞ!!
まあ、ないよりはましだ。後でそれも送ってもらうとして……
とりあえず日吉家に戻るか。あいつらも心配しているといけねえ。
「おい、帰ったぞ」
俺はそう(糸電話に)声を掛けておく。
俺たちのテントの中には俺と浩之のほかに高槻・横蔵院が入り込んで非常にむさくるしい。
だがこれも仕方がない……言いたくはないが、
あの日吉かおりがこいつらが中に入ることを許すか!?
畜生……狭いぜ。
「お帰りなさい、御堂さん。どうでした?」
初音の声が糸電話から伝わってくる。
「いや、全然収穫ナシだ。まあ、今回の事件には関係ないかもしれんし別に構わないがな……」
そういえばふと思った。
初音もここ出身だ。もしかしたらヨークについて何か知っているかもな。
聞いてみるか?
A 聞いてみる
B 聞くことはない
B
聞くことはねえ。それよりもSATの生き残りを助ける方が先だ。後でゆっくり聞こう。
「初音、楓。 どっちでも構わねえ。 道案内を頼みてえ。 この辺の地理は俺たちは分からねえ」
「何処に行くんですか?」
「何でも以前雅史討伐に送ったSATの隊員の生き残りがこの隆山にいるそうだ。 戦力が少しでも
欲しいし、連絡を絶ったのが3日前だ。 そろそろヤバイだろう」
御堂について行くのは──
A 楓
B 初音
「一時的な強化薬だ。ほんの4、5分程度だが
肉体の性能を通常の3倍!!にパワーアップできる!!」
「そいつぁすげえな、副作用とかは無いのか?」
「実験の結果、皮膚の色が使用中は某小佐のように真っ赤になる事が解った」
「赤かよ!しかしお前なんか性格変わってねぇか?」
「俺が所属している組織の影響かもしれんな…ちなみに
俺も同組織に配属している観鈴からこの話を聞いて自ら派遣を希望した」
「ケッ、どうも今の首相の娘ってのは友人の幅が広いんだな」
「それだけ大きい戦だったからな…、そういえば高槻は元気か?」
「あのやかましい馬鹿か?元気も何も役に立つのか?」
「まぁそう言うな、あいつはあれでも私と二人で前の戦の
科学技術、戦術兵器製造、後方支援を担当していた凄腕だ…
ああ見えても六画仙の一人で…まあこれはどうでもいい事だな」
「とてもそんな奴には見えねぇがなぁ…」
「俺と高槻がそちらに向かう候補として選ばれたのだが、
高槻がどうしてもそっちに行きたいと言い出したので
俺が首相のサポート兼情報収集として首相官邸に残ったという訳だ」
「とりあえず、この薬を武器と一緒に送っておこう。
一般人が飲んでも平気なように一応調整はしてある。
いつどこで誰が飲むかはそちらの判断に任せる。」
「ケッ解ったよ、ありがたく使ってやるぜ」
「そういや横蔵院もいつのまにか合流したんだったな。
あいつも同志だ、よろしく言っておいてくれ。では首相に代わろう」
「そういう事や、今武器と薬の発送も済んだからもうすぐ届くと思うで」
「色々すまねぇな。じゃあ俺達は作戦を続行するぜ」
「おう、また何かあったら連絡するわ。ほなな」
さて、次の行き先は鶴来屋か…
A このまま三人で奇襲をかける
B 一度テントに戻り、補給を待ってから大人数で仕掛ける
またリロード忘れた…前と話絡めようとして時間食ってしまったのが敗因か
Aの楓でお願いします
「分かりました。ではご案内します」
「ああ、頼むぜ」
「ま、待つんだな」
ん……横か? 一体なんだっつうんだ。
「ぼ、僕の目的は達成されたんだな。死んでしまうかもしれない戦いに、す、進んでいくことは出来ないんだな。
つまりは、ここでさよならなんだな」
へっ……恋人のために死ねませんってか。
A 今は戦力が欲しい、無理にでも頼んでみる
B 横はササンテと互角ぐらいの力しかなかったはずだ。よって戦力外、去れ
ササンテなめんな!
でもB
A
連続でB
「ああ、分かったよ」
「御堂さん!横も何で?」
「一応こいつもプロだからな。 今の自分の状態を分かってていっているんだよ」
「あ…」
そう、今の横は怪我人だ。しかも1日2日で治るような怪我じゃない。
この僅かな差がこの世界では命取りになる。
「じゃぁな。 精々養生しておくんだな」
「す、すまないんだな。 力になれなくて」
俺たちは横が去っていくのを見送った。心なしか奴の背中に哀愁が漂ってる気がした。
A 葵視点で
B 雅史視点で
C このまま御堂視点で
C
「御堂さん、そろそろ……」
おっ、いつの間にか楓が降りてきてるな。
「ああ、わかった。じゃあ行こうぜ……」
「でも、どこへ行くんです?」
「まずは鶴来屋本館周辺だな。そこら辺で連絡が途絶えたと聞いている。だったらそこを探してみるのが筋だろう」
「待ってください」
急に後ろから声がかかる。
「ん……祐介か」
「たぶんそこは月島さんの電波の射程内にあります。
いくら御堂さんが人外の力を発揮できても遠方からの電波には対抗できる手段がありません」
そういえばそうだな……。
「だがどうする? それじゃ探索にいけねえじゃねえか」
「ですから、僕か瑠璃子さんのどちらかを同行させてください。その間妨害電波を張ります」
なるほど、電波には電波でカバーするというわけか。
A 祐介を連れて行く
B 瑠璃子を連れて行く
C 二人とも連れて行く
早っ!って偶然かな?
じゃぁA
ああ、ちょっと待ちな。
「つー事だ。今からそっちに横を返すぜ」
「解ったで。こちらで保護、その後にすればええんやな?」
俺は首相に連絡をして横を首相と、その娘である観鈴とかいうガキの
護衛にするように頼んだ。
「そういう事だ。怪我をしているとはいえ、
死線は潜り抜けられなくとも
好きな女のボディガードくらいできるだろ?」
「ほ、ホントなんだな!?御堂さんありがとうなんだな!!
この恩は絶対忘れないんだな!!」
「へっいいって事よ。(半分厄介払いをしたいってのもあったがな…)」
「そうと決まったら早速向かうんだな!!待ってて観鈴ちゃ〜〜〜ん!!」
デブ野郎はこんな夜中にも関わらず全速力で首相官邸方面に向かって飛んでいった。肋骨折れてんじゃなかったか?
…まあいい。とにかく鶴来屋に向かうぞ
(行くメンバーを選んでください。御堂と楓は固定です)
ああまた遅れた…_| ̄|○
ちょっと横が不敏なので大急ぎで書き上げたんだけど
この速さなら割り込まれないと思ってた自分が甘かった…
「分かった。じゃあ祐介来てくれ」
二人連れて行くのは危険だ。
俺たちが出向いている間に襲撃されたら居残り組みには電波を回避する方法がなくなる。
ならば、日吉かおりに気に入られている瑠璃子を残しておくべきだろう。
ああ? 浩之と高槻? 根性で何とかしろ根性で。
「分かりました。じゃあ御堂さん、行きましょう」
俺たちは暫く道を歩いている。
なにせ日吉家から鶴来屋本館までは二駅ほどかかるからな。
電車を使ってもよかったが時間帯が時間帯なのでやめておいた。
電車の中で襲われたら戦いづらいからな。
あたりの気配を探ってみる……やはり日も暮れてから長いと人の気配はない。
敵らしき姿も見受けられないな。
ふと横を見てみた。
先導するのは柏木楓、それにおれと祐介がついていくといった形である。
今思ったが、俺はこいつらの力をしらなすぎやしないか?
後に生死を共にするであろう仲間だ。その力ぐらいは知っておきたいな。
聞いてみるか。
A 祐介に電波について詳しく聞く
B 楓に鬼の力について詳しく聞く
C ……まあ、いいか
「祐介、少し聞きたいことがある」
「何ですか?」
「電波とは何だ? まだ詳しく飲み込めんのだが」
そう、今回の事件の発端となったともいえるべき電波。
岩切や瑠璃子から聞いた話では簡潔すぎてよく分からん。
ここらで一つ詳しく聞いてみるのみいいだろう。
「電波……ですか。つまりは、人の脳が作る電気信号のことです」
「ああ、それについては分かってるんだが……それでいてどうしてあそこまですさまじい力を……」
そう、俺が知りたいのはそこだ。
人の脳の電気信号とやらがなぜ岩切を操ったり、
坂神を廃人に追い込んだりできるのか。……そこを知りたい。
「人の体というのは、脳から命令を受けて動いているということは知っていますね?」
「まあな……」
「反射とかは脊髄が司るから少し違うんですが、基本的に電波というのは脳に妨害電波を送るものです。
例えば、御堂さんが足を動かしたいとする。すると、脳が足を動かしたいという命令を足に電気信号として伝えます。
それが足に伝わってはじめて御堂さんは足を動かせるというわけです。そこまでは分かりますね?」
「ああ」
「ところが、ここに僕が電波を送って……御堂さんの脳に「止まれ」という命令と全く同じ形の信号を送ったとしたら?
そうなる御堂さんの体は止まってしまう。……自分が体を動かしたいと思うのに動かせない。妙な話ですよね」
なるほどな……つまりは相手の動きを人形のように自在に出来るというわけか。
「それと、岩切さんと蝉丸さんのような場合ですが……。
二人の場合、そういう運動ではなく、精神のほうに干渉を行います。
人の思考というのも電気信号の集まり。それを僕らが自在に操れるとしたら……」
「文字通り精神まで操れるということか」
「そうです。蝉丸さん場合のように人を壊すのだって同じです……。
ただ、「脳が壊れる」ようなイメージで電波を送るだけで事足ります。
自分の脳の中にいったん電波を集めて、相手にぶつけて相手の信号を目茶目茶にするような感覚ですね。
電波を使える人ならば、誰にでも簡単に出来てしまいます……」
電波使いならば簡単に……か。恐ろしい話だ。
A 回避する方法はないのか?
B 楓に鬼の力について聞いてみる
C 分かった、ありがとな。
B
大体分かった。たぶん回避する方法は……ないな。電波を出して妨害するぐらいしか。
つまり岩切の言ったことは正しかった……という訳だ。
「おい、楓」
「……はい」
今度は楓に声を掛けてみた。
「お前にも聞くが、鬼の力……とは何だ?」
「鬼の力……ですか。あまりこういったことは他人には話したくないのですが……この際仕方がありませんね」
渋るとは……そこまで門外不出なのか?
「まず、私たちの場合種からして人とは根本的に違います。
私たちは鬼の末裔……体に鬼の血が流れているのです」
力だけでなく、鬼そのもの……という訳か。
「その爪は鉄をも引き裂き、受けた傷も簡単に完治します。
ただ……悲しいことに鬼というのは本能として人を狩る……殺すことを快楽とします」
な……!?
「女性は理性で本能を抑えつけ人としての生活が可能です。
ただ、男性はその本能が強くまれに制御できる人もいますが、たいていはその本能に負けて……」
人を狩ることを快楽とする、文字通りの殺人鬼が生まれるというわけか。
「なるほど、種族からして違うわけか」
「乱暴に言うとそうです」
淡々と楓は答えた。
A そうか、ありがとな
B 俺に……勝てそうか?
C お前、他に隠していることはないか?
C
「お前、他に隠していることはないか? 鬼……というんだ、他に何かあるだろう」
「…………」
当たりか……?
楓の奴、急に黙りやがった。
暫く沈黙し、それから口を開いて……
A 「いえ、これだけです」
B 「はい、鬼の血を受けたものも鬼になるのです……」
C 「実は、私たちの祖先は別の星からやってきたのです」
CCCCCCCC
「実は、私たちの祖先は別の星からやってきたのです」
やっぱりな。 遺跡探索から帰った強化兵が『あんな文明が日本にあるなんて聞いた事がない』
って、漏らしていたからな。海から渡ったのではなく、土着でもなけりゃ後は──空だ。
「…あまり驚かれないんですね」
「俺の体に巣食う仙命樹も遠い昔に宇宙から来たって話だ。 有り得ねえ話じゃねえ」
「何だか図らずとも異能人トリオになってしまいましたね」
進化の外にある化け物トリオか…今なら神様が出ても驚かねえぜ。そんな話をしていると
鶴来屋本店の近くまで来た。SAT隊員ならある程度のサバイバル技能があるはずだ。この
雑木林が潜伏するのに持って来いの筈だ。
「……!」
突然、先頭を歩く楓の表情が変化し、歩みを止めた。
「どうした?」
「鬼の力の一つですが…周囲の精神波を感知する事が出来るのです。 何やら…焦り…恐怖…
疲労…そういった波動を感じたのです」
「早速当たりか?」
隣を見ると祐介の表情も険しい物に変わっていた。
「来ました…月島さんの電波です。 妨害電波を始めます」
俺も油断無く小銃を構える。安全装置を外し周囲の気配を探る。
「楓、どっちだ?」
「こっちです」
楓は雑木林の中に駆け出す。前衛は楓、中央に祐介、殿は俺の隊形で林の中に突入する。
奥へ進むと諍いの声が聞こえる。そこで俺たちが見たのは──
A 葵とそれに襲い掛かる男たち
B 目付きの悪い眼鏡の優男が何者かと戦っていた
C ごつい大学生のあんちゃんが戦っていた
うーんBやCも捨てがたいが、
Aだな。
Bカナ
短い髪を切り揃え、そう珍しくない私服を着ている女が男に囲まれていた。
それだけなら、御堂の気を強く引かせることは出来なかったが、問題は
その女が襲い掛かってくる男を優先に、蹴りや殴打で対抗しているという
ことである。
これには驚いた。体は細いようだが、大柄も含まれている男を手玉に
とっているような戦い方をしている。間違いなく、女は格闘技を
身に着けているどころか、身に染み込ませている。
ああなると、敵意を向けた敵が飛び掛ってくると同時に手なり足なりが
飛び出すような体質になってしまっているから、なおのこと強いのだ。
全く。先ほどまで、何が出ても驚かないと言っていたのは誰だったか。
御堂が自嘲気味にそう思い、
A 援護するぜ! と叫ぶ
B 他の仲間が何とかしてくれてた
C 女に向け、一斉に飛び掛りやがる男ども
a
「援護するぜ!」
葵は、無事に保護出来れば貴重な戦力として活用出来そうだった。
なのに何故だか、体の中が、それを否定するかのように熱くなってきている。
作戦の為なら仲間をも犠牲にしてきた戦い方もしてきたのだ、自分の
考え方は間違っていないはずだ。
くそ、人間味がありすぎる連中とつるみすぎたか。
体の熱さを追い払う為に、御堂はためらうことなく、銃を、突っ立っている
男に向けて発砲した。白い煙が立ち上ると同時に地に伏せる敵。葵は
普通に驚き、汗を流し続けている顔をこちらに向ける。
「よう、俺たちは敵じゃない。お前を助ける為にここに来たんだ」
A 話をしてみる
B その時、物陰から月島が
C 人間では考えられないぐらいの殺意を覚える
A
「えっ…私を助けるためですか…あっ危ない所を助けていただいてありがとうございました。私は松原葵です」
「俺は御堂だ、ゆっくり話したいところだが…」
「え――」
繁みの奥から音がする。そして現れる黒い影、SAT隊員の制服を着ているが――。
「隊長! 無事だったんですね!」
「まてっ近づくなっ」
パンッ パンッ 銃声が木霊する。
「隊長……!?」
彼はもう人では無い。血まみれの身体――ゾンビだった。
「畜生! 死体を電波で操っているのかっ! 何てことしやがる!!」
A 迎え撃つ
B 目的は果たした。逃げるぞ!
B
「目的は果たした。逃げるぞ!」
そう言い放ち、俺は後ろへ転進する。
もちろん、祐介や楓、葵がついてきているのを確認の上でだ。
暫く走ってから、俺たちは一息ついた。
「……ところで、あなたは何者なんですか?」
「神尾晴子首相を知っているな?」
「……ええ、知っています」
相手は警戒してやがるな……まあ、当たり前か。
「俺はそいつから雇われたんだ。魔王雅史を倒すためにな」
そう言ってみた。
「そうですか、やはりあなたたちが……」
葵のほうはそう言いながら近づいてくる。
何だ、話を聞いていたのか。なら話は早い。
そう思った刹那、葵が一瞬消えた。瞬間、腹にとてつもない衝撃が走る。
「ぐはっ……!!」
俺はたまらずよろけた。
前には、相変わらずの表情の葵。
「御堂さん!!」
「だ、大丈夫だ……。それより、てめえ、どういうことだ?」
「どういうことって、分からないのですか……?」
そう葵が呟く。…………電波。
そう、電波だ。こいつは既に操られていやがったんだ。
俺たちはまんまと月島が仕掛けた罠にはまったということか。
「チッ……!!」
「御堂さん、周りに五、六人ほど人の気配が!!」
楓がそう叫ぶのが聞こえた。
おそらく残りのSATのメンバーだろう。多分月島に操られた状態のな。
……やべえな、どうするか。
A 仕方がねえ、葵を倒す
B 今は夜だ。俺の力が強すぎて葵を殺しちまうかもしれない、よって逃げる
C 楓の精神感応で初音と交信を試みる
C
C?
(罠か…とすると残った連中もヤバイ!)
そんな考えを巡らした一瞬、松原の正拳が俺を襲う辛うじて回避する。これじゃ家に
電話する暇もねえ。
「楓!」
「はい!」
同じくSAT隊員の攻撃を祐介を守りつつ凌ぐ楓。祐介は妨害電波を行っているので
手が出せない上に動きが緩慢だ。荷物背負って戦うにはキツイ。
「鬼の力とかで初音と喋れるか!?」
「出来ます!」
「これが罠なら家がやべえ!急げ!」
「分かりました!」
(初音…答えて…そっちはどうなっているの?)
初音の返答は?
A 敵襲有り
B 無事
C 寧ろ援軍有り※人物指定
Cで耕一
日吉家にも敵の手は迫っていた。
HM-13が数十体、なかなかの大群である。
「ど、どうしよう、浩之さん。こんなに多くじゃ……」
「やるしかねえだろ。おいかおりっつったな、お前は家の中にでも隠れてな」
「い、言われなくてもそうするわよ!!」
かおりは家の中に逃げ込む。
「お兄ちゃんの電波は感じない……ここにはこのロボットたちしかいないよ」
「初音ちゃん、正直勝率は?」
「……ちょっと不味いかな」
「やっぱり?」
浩之がそう答えながら構える。でもやるしかない。
そして、HM-13が向かってきたその時、
「……誰かの電波を感じた!! すっごいスピードで近づいてくるよ!?」
「何!? 敵の援軍か!?」
一つの影が浩之とHMの間に現れた。
その影は一瞬でHMを切り裂く。
影の正体は男だった。どう見ても、ただの大学生な……。
浩之はその急な出来事に、ただ黙ってみているだけだった。
この男が敵か味方か、今の段階ではまだ判断しかねたからだ。
ほどなくして、初音が声を出した。
「……こ、耕一おにいちゃん!?」
「やぁ、お待たせ初音ちゃん。レポートに手間取って遅くなったよ」
その男……耕一はそういいながら笑って手をふる。
その仕草は先ほどHMをバラバラにした者のものとは思えないほど明るかった。
「……なんだ、味方か」
浩之がそういって安堵の息をつく。
「あんた、理由は知らないけど初音ちゃんの味方のようだな……安心した」
「なりゆきだよ、なりゆき」
そして、ちょうどそこに楓の交信が入った。
(初音……答えて……そっちはどうなっているの?)
「楓お姉ちゃん? こっちは大丈夫、耕一お兄ちゃんが来てくれたよ!」
「楓ちゃんも関わってるのか……ならさっさと終わらせないとな」
耕一はまた腕を一振り振った。
その爪はべつのHMを捉える。
その光景をじっと見る浩之……。
「すげぇな……。あいつ最強なんじゃないか?」
A このまま浩之視点で
B ここに敵方の乱入者が……
C 御堂視点に戻る
C
葵ちゃんは浩之に会えるのか?
(おねえちゃん?こっちは大丈夫だよ。 耕一お兄ちゃんが来てくれたよ)
(本当?ならこっちに来てくれるよう言って!早く!こっちはそんなに長く持たないわ)
(うん、分かった)
「耕一さんが来てくれるそうです」
苦戦一色で暗かった楓の表情が途端に明るくなった。
「そいつは強えのか?」
「…柏木家、いえこの世の生命体の中で最強といっても過言ではありません」
「そいつは頼もしいぜ!っと」
葵の湖水を思わせる流れるような動きを一つ一つ捌いていく。確かに速いが
威力がねえ。俺は攻撃の隙を付いて葵に当身を掛ける。体重の足りない葵は
遠くへと吹き飛び、木にぶつかってそのまま気絶した。
「御堂さん!」
「何だ!」
「多人数を操っているからか月島さんの電波の支配力はそんなに強くありません。
ここから離れれば彼の支配を解く事が出来るかもしれません」
「そうか!だが、それはこの場を離れてからだ」
葵が倒れたのを見てSAT隊員たちはこちらを包囲しつつも距離を取ってきた。
そして腰から銃を抜き、こちらに向けてきた。
「やべえな…」
この近距離ではM16も役に立たねえ。グロックを抜いても間に合わねえだろう。
「……!来た!」
楓がそう漏らすと街の方から圧倒的な気配が近づいてきた。幾多の修羅場を駆け抜けた
俺でも身震いする程だ。
「騎兵隊参上!」
その掛け声とともに包囲網の一角が破れる。現れたのはごつい大学生のあんちゃんだ。
「耕一さん!」
「よ、楓ちゃん。 久しぶり」
「こいつが耕一か!?話は後だ、逃げるぞ! お前はそこのちっこい女を背負っていけ。
俺は祐介を背負っていく」
「ん?偉そうだな。 っと、分かったよ」
耕一はそこで気絶をしてる葵を背負い、俺は祐介を背負って破れた包囲網の一角へ殺到する。
楓もそれに続き包囲網を抜け出す。連中はしきりに発砲してきたが林の中では思うように
射線が取れず、脱出に成功する。
「おい、そこのあんちゃん」
「俺か?」
「家のほうは変なロボットが沢山来たけど、あらかた片付けてから来たから大丈夫だ」
(しかし、まんまと嵌められたな…まぁ、家の周りに虫がいた時点で予測できたもんだが
俺もなまったもんだ…)
A その時、敵が現れた
B 無事帰宅
C 雅史視点に
D 何故罠に嵌められたのか推理する
E 取りあえず耕一に事情を話す
D
(何故罠に嵌められたのか…考えられるのはA:盗聴器、B:電波でこちらの動きを読んだ、C:偽情報、
D:外からこちらの監視をしていた、そして──E:裏切り者の存在だな)
Aに関しては…きっちり処理して来た。これに関してはこっちもプロだ。見逃す訳が無えし
念の為に声は潜めていた。
Bに関しては…
「おい、祐介」
「何ですか?」
「電波で人の動きを読むことは出来るか? そう、例えば俺たちが鶴来屋本店に近づく事とか」
「電波を使用すれば至近距離なら読心、本店に近づくくらいの距離なら電波を使った場合は
気付かれますが、日吉さんの家からこちらの動きを読むのは流石に無理です」
Bの線も無しか…
Cの偽情報。これが一番臭いな。後で首相に情報の出所を聞くか…
Dの監視。これは昨日始末したし、出かけるまで周囲で怪しい気配はしなかった。
そしてEの裏切り者の存在に関しては…あまり考えたくないが、もし本当なら本店に乗り込んだ
時に裏切られたら最悪だ。いるとしたら…まず祐介、瑠璃子は違うだろう。電波に耐性があるからな。
次に耕一。こいつは後から来たから違うだろう。そうなると残るは…
a 初音
b かおり
c 楓
d 浩之
e 高槻
f やはりCの偽情報だろう
e
C
──高槻だ。つーか、あいつは怪し過ぎる。電波で操られている云々抜きでだ。
「おい、祐介」
「何ですか?」
「さっきみたいに誰かが操られているとして、それを判別できるか?」
「さっきは月島さんの電波がきつくて出来ませんでしたが、今なら出来ます
その時は大概怪しい電波を感じるので」
「俺にこっそり話せよ。 今この場にはいないよな?」
俺は暗に楓の事を示してみた。
「今は…いません」
「じゃぁ、出かける前はどうだ?」
すると、祐介が何やら目を逸らした。
「怪しい電波を…感じました。 高槻さんから」
「ゲーック、やっぱしあいつかよ!」
「けど、あれは月島さんの電波じゃなくてなんかこう、普通の人でも何となく
感じる…そう…」
何でえ、毒電波じゃなくてそっちの『電波』かよ。心配しなくてもあそこにいる
人間全員が感じているよ。何やら急に気が抜けてきた。
「それだけか?」
「それだけです」
「ち、杞憂だったみてえだな…」
家に着くと何やら宅急便のトラックが家の前に停車していた。
「御堂さんですね、私は風見鈴鹿と言うものですが、首相からのお届け物を届けに来ました」
「おお、ついに来たか」
鈴鹿が持ってきたのはいくつかの木箱だった。かなりの重量があるやつだ。
中を開けるとその中入っていたのは──
銃はわからんから名前で決める!
GJMN!!
追記、葵も勘定に入れてください。
葵はサブの拳銃とメインのサブマシンガンか小銃が持てます。
参考ステータス
射撃 格闘
浩之 A B
葵 B A
祐介 C D
高槻 C D
瑠璃子 E E
楓 C B
初音 D B
耕一 D S
御堂 S A
非力な者を強化する方向で…
瑠璃子にワルサー、高槻にサブマシンガン、浩之にデザートイーグル、初音に小銃
すいません、武器の種類としては
サブマシンガン
H&K MP5
FN P90
小銃
M16A2
となっていますので、サブマシンガンはどっちかはっきりさせてください。
その上で余った方を誰かにあげてください。
高槻にFN
あえて耕一にMP5
ではMP5を祐介、P90を高槻に装備させるという事で
「よし、装備する武器は決まったな」
浩之 デザートイーグル
祐介 MP5
初音 M16A2
高槻 P60
瑠璃子 ワルサーPPK
「さてと…まず気絶しているこの娘を起こさないとな。祐介、月島の電波は残っているか?」
「いえ、電波の影響はもうないですね」
「そうか…なら」
A 「王子様のキスだ頼むぞ浩之」
B 気付け薬にアンモニアを嗅がせる。
C とりあえず目を覚ますまで休憩だな。
A
「王子様のキスだ、頼むぞ浩之」
戦闘中でも見せない、比類なき反応速度でこちらを見つめる浩之。
御堂は悪びれずに、そんな浩之を笑いながら視線に入れている。
「む、無理だって無理! お、俺は別に、」
「うるせえ、こういう時くらいメルヘン見せろ」
「死語に近っ!」
動揺を完全に隠しきれていない浩之の顔は、他人から見れば
面白い見世物でしかない。いつの間にか、皆がやれ、やれとけしかけている。
今の浩之は、逃げるな、流されるな、チャンスだぞ、と己の中で、無意味でいて
それでいて激しい理性と本能との戦いが繰り広げられているのだろう。
「さあ、やれ! 浩之! 男だったらな!」
「くっ! よし! やってやるぜ!」
声が変わるほどの気合。もはや止めるすべなし、止める必要も無い。
浩之は、荒い息を立てながら、思春期真っ盛りの青年独自のふるえを
隠しきれないまま、
A そのままキス! ホームラン!
B 「待て! やるのは自分だ!」 誰だ!
C 葵が目を覚ましやがった! くそっ!
うっしBだ、混沌としる
「待て! やるのは自分だ!」 誰だ――って高槻ぃぃ!!??
「まてよおっさん、葵ちゃん唇をてめーみたいな野郎にだれが渡すかよ!!」
「無駄無駄無駄ァァァなぜならキスの体勢に入っているっっ! 誰にも止められーーーん」
A 浩之のデザートイーグルが火を吹いた
B 哀れ葵は高槻に……
C 葵が目を覚ました。これにて一件落着……かな?
C!!
「眠れる美女に口づけする恍惚感…これを止める事等神にもできないいい!!」
「ちょってめぇやめろ!!お前みたいな電波野郎に誰がさせるか!!」
「う〜ん…」
「あっ目覚めちまった!(残念…)」
「何ッ?そうか、おいもうキスする必要はないぞ、」
「うるさぃぃぃ!!もう無理だああ!歯止め等聞かなィィィィィ!!」
そして高槻が飛び込んできた瞬間、
A 見事に高槻と葵の唇が重なった
B 浩之と高槻がキスをした
C むしろ高槻は御堂とキスをした
D さらに日吉かおりが乱入してきた
C
「この高槻様の熱いハートを乗せたキッス止める事は出来ないぃぃぃ!!」
「ゲーック!?」
高槻は突然方向を変え、俺の方へ向かってきやがった。虚を突かれた俺はなす術も無く──
──その時、世界は凍りついた──
高槻をボコっています。暫くお待ちください
「あの〜」
「え?」
後ろを振り返るといつの間にか葵が起き上がっていた。まだ少々寝ぼけているようだが。
高槻はその辺で柘榴のような肉塊と化している。まぁ、ほっときゃそのうち復活するだろ。
「あれ?なんで藤田センパイが?ここは?私は確か…」
「ひ、久しぶりだね…葵ちゃん」
「おい、感動の再会は後だ。 俺の名前は御堂、お前は松原葵。合っているな?」
「はい!警視庁特殊急襲部隊第三小隊所属、松原葵巡査です!」
葵は体に染み付いた癖か立ち上がり、直立不動の体勢で敬礼をする。
「お前たちSATが突入した時の詳細、人数、装備を教えてくれ」
「はい、えっと確か…」
「ち、参ったな…数にして30人分のサブマシンガンと腕利きの隊員がまるっと敵に
持っていかれたって事か…これは強化兵や耕一たちがいてもきついな」
「けど、葵ちゃんみたいに洗脳を解く事が出来るんじゃないのか?」
「電波による洗脳は軽度な物ほどその人の技能が残ります。 その代わり、使用者から
離れれば洗脳が解けたり、他の電波使用者が洗脳を解く事が出来ます。しかし、鶴来屋
本店まで近づいたら僕らの力では洗脳を解くことは出来ないでしょう。 重度なもの…
例えば人間の能力の限界を超えさせたり、精神が壊れたりしたら殆どその人の技能は
残りません。 その代わり洗脳を解くのは不可能ですし、何よりゾンビのように倒しても
倒しても襲い掛かってきます。 死体を直接操る事も可能でこの場合は物理的に脳を
破壊しない限りその動きを止める事はないでしょう」
死体の所で葵の表情が強張る。無理もねえか…ゾンビなんてどっかのゲームみてえだな。
「よし、銃の訓練や準備も含めて…そうだな2日後に突入するぞ。 祐介、月島の奴がいるのは
鶴来屋本店で間違いないな?」
「はい、あそこから月島さんの電波を感じます」
突入は…いつにする?
A 夜
B 昼
このメンバーなら夜でもOKだろう
Aで
「二日後の夜に突入だ。それまで準備は怠るんじゃないぞ。それでは解散だ」
さてと…これからどうしようか。
A ところで耕一はなんで毒電波に影響されなかったんだ?
B 雅史視点へ
C 初音と神経衰弱
D 浩之と訓練
E 高槻が怪しげな研究を……
F 楓と買出し
EEEEEEEE
「うはははは!御堂よ!この天才高槻の素晴らしい研究結果をみるがいいぃぃぃぃ!」
「ええい!いちいち叫ぶな!五月蠅い!」
「これだぁぁぁ!こいつを見るがいいぃぃぃ!」
高槻が取り出したのはソフトボール大の卵型の金属球だった。頭頂部にはレバーとピンが付いている。
「こいつはぁ…手榴弾か?」
「うはははは!そのような凡俗が作る武器とはこいつは一味も二味も違うぞぉぉ!
こいつはアルミ片をばら撒いて毒電波を一定時間防ぐ事がぁぁ出来るのだぁぁ!!」
「何だって?そりゃすげえ」
「効果は室内なら大体10分!範囲は半径30mだぁぁ!屋外だと範囲は広まるが風に散らされて
持続時間が半分になるのだぁぁぁ!!」
「10分か…これはでかいぜ」
「我が研究の結果、毒電波は極めて指向性の高い電磁波の一種とわかったのだぁぁ!!」
電磁波なら普通の電波妨害と同じ手段が使えるのは当然至極っ!」
「何ならこのアルミで作った服を着れば完全に防げるんじゃないのか?」
「そいつはぁぁぁ!無駄だぁぁ!!なぜなら近距離で指向性の強い毒電波は
アルミを貫通してしまうからだぁぁぁ!」
「けどそりゃ遠けりゃ防げるって事だろ」
「おお、その通りだぁぁ!すっかり忘れてしまっていたぞぉぉぉ!」
「…まぁいい、全員分作っておけよ」
「うむ、この天才高槻に任せるがいいぃぃぃ!」
やれやれ五月蠅い奴だがどうやら役に立ったみたいだ。さて、どうするか…
A ところで耕一はなんで毒電波に影響されなかったんだ?
B 雅史視点へ
C 初音と神経衰弱
D 浩之と訓練
E 楓と買出し
F 暇だし…武器の手入れでもしておくか
C どっちが強いんだ?
「…それじゃあ横は無事そちらに着いたんだな?」
「ああ。前に連絡取ってから2時間もせん内にや。
本当に怪我人なんか?今は観鈴とトランプ遊びしとるで」
「ほう、そっちもトランプか。実はな…」
俺は高槻の研究成果を見届けた後すぐに首相に定期連絡を取り、
葵を無事保護した事、耕一という心強い仲間が入った事、
武器も無事に届いた事を知らせた。横は
>>587で首相官邸に向かったが、
無事着いたようだ。以後向こうの護衛に専念するとの事。
「俺の方も今初音ってガキと神経衰弱ってのを遊んでるんだが、なかなか強くてなあ。殺しあいなら負けねぇんだが
こういう遊びはなかなかうまくいかねぇ」
「はい、あがり〜」
「ゲーック!また1組も取れなかったぜ。」
「そっちも楽しそうやなぁ。」
A ババ抜きで勝負だ
B やはり何か賭けねぇと真剣になれねぇ。賭ける物を決めようぜ
C 観鈴ちんが電話に出てトランプの必勝法をアドバイス
A
「って訳でな、あの高槻って野郎もなかなか役に立つじゃねえか。見直したぜ」
「一応あれでも俺と同じく六画仙の一人なのでな」
「なんだその六画仙ってのは?…(ゲッまたババ引いちまった!)」
結局俺は神経衰弱では勝てないので、祐介と耕一も呼んで4人で
ババ抜きで勝負を挑んだ。電話はそのまま続けている。今は犬飼と話している所だ。
「六画仙とは俺が所属している組織の幹部名称みたいな物だ、あまり気にしなくていい。
俺が薬学・人体強化、高槻が機械工作・製造を担当していた。」
「確かに来て間も無く毒電波を解析してしまうのは凄いと思います。よし、あがり」
「チッ、祐介があがったか。そういや部品や材料が無いけど平気なのか?
科学者ってのは研究は出来ても作る事が出来なければ糞の役にも立たないぜ」
「心配するな。奴はガラクタや鉄屑からでも閃きによって兵器を作る事ができる。
それこそ家にある生活用品等でもだ。現に先程聞いた毒電波を弾く兵器もそうではないのか?
「そういやあいつかおりちゃんの家に勝手に上がり込んでアルミホイルやら
一円玉やらを拝借していたなあ。見つかって叩き出されてたけど。うっし俺も揃った!」
「(耕一もかよ!)まあいい、とにかく信用できる輩なのは確かなようだしな」
「え〜っと、こっち。やったー!あぶなかった〜」
「くそ、また俺がビリかよ…」
「御堂さん、これで10連敗ですよ。最後の最後いつもババが来てますね」
「俺も初音ちゃんには勝てないけど、俺よりもトランプ弱い人は初めてだ」
「ゲーック!うるせえ黙れ!おい、もう1勝負だ。」
A 次はポーカーで勝負だ。駆け引きなら負けねえ
B そういや犬飼よお、お前が作った強化薬ってのはいつ届くんだ?
C 実は祐介が毒電波でインチキしていたのがバレる
D 祐介と耕一が結託して御堂をハメてた
E むしろ全員グル
F 初音に一度だけでも勝ちてぇ。おい祐介と耕一、ちょっと耳貸せ
F
外道な所も見せてくれ(w
遊びとはいえ、負け続けというのは男として情けなく、不愉快なもので
あることは、男として生まれてきた者にとっては共感できる部分であるはずだ。
時には汚い手を使って仕事もこなしてきた御堂は、悔しさもあいまって
躊躇うことなく「祐介、耕一、ちょっと耳貸せ」と、初音に聞こえないように
声をかける。ささやかれるとは思わなかったのか、二人は応えようかと
躊躇っていた。
御堂が不愉快を露にした表情を見せると、二人は簡単に観念してしまった。
押しに弱いのだろう。
さて、
A 一度だけでいい、俺が有利になるようにアイコンタクトを駆使しろ
B 初音に不利なカードが回るようにしろ
C お前ら俺の勝利の為の生贄になってくれ。一度でいいから
C
俺は祐介と耕一に、小声で耳打ちした。
「お前ら俺の勝利の為の生贄になってくれ。一度でいいから 」
「まあいいけどさ、具体的にどうするんだ?」
「そうさな…お前らのところにあるジョーカーを俺が触ったら、舌を出して合図しろ」
「ああ、わかった。」
まあこの条件なら負ける事は有り得ないだろう。実際この策は成功し、
俺は何とか勝利を収めることが出来た。
さあ、もう結構いい時間だな。どうするか?
A 武器の試し撃ちといくか
B 決戦の前に話しておきたいヤツがいる。 *指定
C 寝るか。舞台は雅史視点に
D 寝よう。舞台は北川視点に
唐突にD
祐一と香里を取り合ってくれるとうれしい
ふう。と煙草の煙を吐く。なんなんだろうな今日は。現実感が無いぜ、全く。
目の前には天井が吹っ飛んだわれらが愛車。
それと携帯で署に連絡を取っている相棒の相沢。
どうでもいいけど何で人間、電話越しなのに頭を下げるんだろうな…
そんなことを考えながら2本目に火をつけた。
「報告終わったぜ」
疲れた顔で素っ気無く相沢が言う。
「そか」
こっちもそれに合わせて素っ気無く返してみる。
沈黙が二人の間に流れる。…やな雰囲気だ。
沈黙を破ったのは相沢だった。
「なあ北川」
…来たか。
「知らなかった…お前も香里の事…その…」
「……」
「…済まん。」
ボカッ!!
気が付くと俺は相沢を殴っていた。
「済まん…何だよ、それ、お前何か悪い事したんか?
してないだろうが!そんな哀れみこっちから願い下げだ!!」
「…済まない。」
糞…こんな事言いたいんじゃないのに…
A 「…相沢。お前、つい最近、水瀬と寝たって…本当か?」
B 「どうせ俺では、あいつの心の傷を埋められなかった…って事なんだろうよ」
C 「……とりあえず拳銃を取り戻そう。この話は…帰ったら、しよう」
C
おっす、オラ北川。祐一とパトロールしてたら
いきなり意識失うし、目が覚めたら訳のわからんおっさん達に車奪われたり
銃も取られたり祐一と痴話喧嘩までしちゃったりとなんだかオラすっげえワクワクしてきたぞ!!
「ワクワクすんのかよ!!つーか何キャラだよお前!!」
まあ、そういう訳で俺達は今どうしてるかというと…
A 早速銃を返してもらいに鶴来屋へ向かってる所さ
B とりあえず警察署へ戻り、起きた顛末を報告する所さ
C あの白髪のおっさん達を緊急指名手配しようと思ってた所さ
D あやしげな人影(御堂の強化薬の宅配人)を発見、職務質問する所さ
またリロードミス…これでもう5回目_| ̄|○
「……とりあえず拳銃を取り戻そう。この話は…帰ったら、しよう」
俺はそういって話を切り上げる。…これも『逃げ』なんだろうな。
相沢とも相談したが、上には拳銃を盗まれたことは報告していない。
とりあえず、前を走行してた車のナンバーと、警察がようやく試験的に配備を始めた
強化スーツG3を着た少年のことは報告したが、
流石にそれを報告してはまずかろうと言う結論になった。
さて、隆山とか言ってたよな。ここからなら車で30分もかからないだろう。
A 見た目悪いがこのパトカーで向かう。
B ここ、隆山一歩手前の町の警察署に協力を求めに行く
C 歩いていこう。
D …おや、雪が降ってきたな…
Bですな
「まずは隆山の手前にある警察署に向かうとしよう」
流石にこの車じゃバツも悪いしな。俺達は警察署へと向かった。
オープンカーと化したパトカーで男二人、気まずいドライブとしゃれこむ。
途中で祐一がライトに写った人影をキャッチした。
「よし、俺が職務質問してこよう」
祐一が人影の方向に行った。ここからではどんな人物なのか見えない。
「連れてきたぜ。何でも日吉かおりの家に薬を届けてこいと
頼まれたそうで、途中で道に迷って困ってたそうだ」
そう言って祐一が連れてきた人物は……
A 今度は宅配役を頼まれたエディ
B 出番が欲しいので宅配でも何でもやるぜ!宗一だ
C なぜ余がこんな事を…クーヤだった
ここはB。丸腰の警官だけでは不安だし
Cでクーヤにもスポットライトをあびせてみる
皆、面白いからRoutesやってみなって!宗一です。
首相直々の依頼かと思ったら只の危険地帯への郵便配達。
チョロいなと思ってたが、なんか厄介なことになってきたな…
とっさに道に迷ったと誤魔化してしまったが、やたら絡むし、この人。
「おい!免許証出して!」
なんでこんなに好戦的なんだ?この警官たち。
隆山の事件はまだ緘口令がしかれてると聞いてたが。
A 面倒なことになる前に始末するか。格闘で気絶させる。
B 首相に電話して事情を説明してもらう。
C どれだけ情報を知ってるのかカマかけてみる。
D 警察手帳(偽造)を出して、私服刑事だと騙す。
「またまた出番が来た……!
>>665ありがとうな」
「何言ってるんだあんた?」
「いや、気にしないでくれ」
男の名は那須宗一。なんでもとある組織と首相からの特命を受けて、
薬を届ける為に隆山まで向かうらしい。
「で、その組織ってのは何だ?」
「それは言えない」
「じゃあその薬はなんだ?まさか覚醒剤じゃないだろうな?」
「それも言えない。というより、俺も知らないんだ。
受けた命令はこの薬を日吉かおりの家にいる御堂という
人物に届ける事、そしてそのまま御堂達に合流する事、それだけだ。」
怪しさプンプンだな…。って、お前拳銃持ってるじゃないか!!
「これか?そりゃあ俺はエージェントだからな。当然だろう」
「当然って、民間人が銃を持っていたら銃刀法違反だぞ!!」
「心配しなくても、首相から拳銃の所持、及び発砲許可も貰っている。
嘘だと思うなら後で首相官邸にでも連絡してみればいいさ」
…どうもこいつは嘘を言っているようには見えない。
何より、眼を見れば堅気の人間じゃないって事が俺でも解る。
「薬を届けるだけなら他の誰でもいいのに、わざわざ俺を
運び屋に使うという事は、それだけこの薬が重要な物だって事だろうな」
この男をどうする?
A とりあえず一緒に警察署に連れていく
B やはり全て狂言かもしれん。証拠が取れるまで拘束する
C その日吉かおりという人の家まで送り届ける
くそう…
じゃあBで
これも何とか繋げられんかな?
>>667でB選んで
首相に電話するって事にして、
>>668はその前にさらに
職務質問してるって事で。道に迷ってるのは嘘って事で。
・・・やっぱ苦しいか?
「……という訳だ。晴子さん、頼むよ?」
……こいつ、天下の警察官二人を前にしていきなり携帯かい。
「おい、あんたまず俺たちの質問に……」
「はい、かわるか?」
そう言って俺は電話を渡された。一体なんだってんだ?
「ああ、あんたが警察のもんか。仕事ご苦労やな。
こいつのことはウチに免じて勘弁したりや」
「お、おいあんた一体なんなんだよ……」
「ああ〜ん? おいお前、ウチの名を言ってみろ」
「そ、そんなの分かるわけないじゃないか!」
「さよか…………」
それから携帯に少し雑音が入る。
……おっと、今度は俺の携帯のほうに電話だ。
着信は……げっ、署長!?
「は、はいもしもし!」
「バカもん! 貴様神尾晴子首相になんと言う口の利き方だ!」
「……へ、首相?」
「ま、そういうわけや」
数十秒後、俺は携帯電話に向かって百ぺんほど土下座した。
「まあ、次からは気いつけな。それとあんたは今いるところからすぐに立ち退き」
「た、立ち退き!?」
「そうや、これからちょっと戦が始まるんでな。首相命令や」
「は、はい……」
俺は相沢とともにここを立ち退くしか残ってなさそうだ。
……畜生、拳銃のことで明日上司に怒られるぜ。
「ありがとう、助かったぜ晴子さん」
「こーいう事なら任しとき、いくら警察でもただの人間には今回の事件荷い重いからな」
さて、俺は宗一だ。日吉家までついたんだが……
A 皆寝てるぜ畜生!
B 御堂一人だけ起きてた
C 浩之一人だけ起きてた
D むしろ皆起きてた
D
Aで
……御堂だ。
さっきから薬の到着を待っているんだが、なかなかやってこねえ。
……おっ、来たみたいだな。
「あんたが御堂か、俺は那須宗一。晴子首相に言われて薬を持ってきたぜ」
「やっと来たか。武器と一緒に届けてくれればよかったものを」
「この薬には熟成に時間がかかるそうだ」
「分かった。ご苦労だったな、もう帰っていいぞ」
そういって俺はこの宅配員を帰した。
なんでも後に聞いた話だとこいつはあの晴子の護衛もやっているらしい。
晴子も側近ばかり使わせている奴だ。
「おっさん、その薬は……?」
「浩之か。こいつは仙命樹の効果を跳ね上げるという俺の知り合いが作った薬だ」
……待てよ、確かこいつも俺の仙命樹を受けていたな。
俺は今のままでも十分強いが、こいつはG3着装とはいえ心もとない。
こいつに使わせてみるのもいいかも知れんな。
薬は……
A やっぱり俺が使う
B 浩之に使わせる
A
やはり俺が使う事にしよう。早速厳重に包まれた薬を取り出す。
ほう、これが強化薬か…
形状を決めてください
A カプセル
B 瓶に入った液体
C 固形食料(カロリーメイト風
D 口の中で溶けにくい飴玉
大きさを決めてください
a 小さい
b 普通サイズ
c 大きい
d 巨大
量を決めてください
1 3つ
2 5つ
3 10個
4 100個
AB1で
Cのdで1!!
くそ、普通になってしまったか
三つか……浩之に分けてやってもいいが、浩之も俺の仙命樹を受けたのだから俺と同じく水には弱い。
敵……岩切あたりならわかっているだろう、敵がこいつに万が一水で攻撃したらこいつは即戦闘不能だ。
やっぱり渡せねえな。
俺だって衝撃は同じだが俺には長年の戦闘の勘というものがある。
不意を突かれない限り水を食らうなんてことはねえ。
「これは俺が使うからな。お前では扱いきれん」
「なんだよ、おっさん……俺の腕を信用できないってか」
浩之は不満そうに愚痴を言った。
悪いな、おまえは筋はいいがまだ経験が足りん。
俺にあと五十年早く出会ってればいい強化兵になれただろう……。
さて、今日はもう遅いな。寝るか
A 何事もなく朝へ
B 浩之のいびきが五月蝿くて眠れん!
C 高槻が外で喧しく喚いている、一体何時だと思ってるんだ!?
D ……誰かが俺を起こす。誰だ?(人物指定)
Aではよ進ませる
そして俺達は何事もなく眠りに付き、朝を迎えた。
う〜む、まだ寝たりねえが仕方ねぇな。
さて、朝といえばまずやる事は
A 訓練だ
B 朝ごはんを食べる事だ
C 首相に定期連絡だ
D 女性陣への寝起きどっきりだ
DDDDDDDDDDDDDDDDDDDD!!!!!!!!!!!!!!
寝起きドッキリ。これしかあるまい。
とくにあのアマ……日吉かおり、あいつのせいで俺たちは外で寝たからな。
昨日は寒かったぜ……普通の人間なら風邪ひいてるぞ。
つーわけで少し大人気ないが悪戯でもしに行くか。
というわけで隣の日吉家のドア前までやってきた。
まず第一の問題はこのドアだ、破るのは容易いが音でばれる。
さて、どうしたものか……
カチャカチャ
「おい、外れたぞおっさん」
「よし、よくやった……って何でお前がいるんだ浩之!?」
「シーっ、ばれるだろうが……。まあ、きまってるだろ? 夜這いならぬ朝這いだよ」
た、確かに今は明朝だが……。
まあいい、行くとしよう。しかしこいつのこの鍵開けの動作、まるでプロ並だったぜ……。
さて、家の中まで侵入できた。まずどうしてくれようか?
A こっそりかおりを冷蔵庫の中に入れる
B 顔に落書きをする
C 耳に息を吹きかける
D むしろ初音or楓or瑠璃子に目標を変える
E …………嫌な予感がする、やめとこ
A
俺はかおりを冷蔵庫に入れるべく部屋に入った
そこには
A かおりを犯している高槻がいた
B かおりに責められている初音がいた
C かおりに責められている楓がいた
D かおりに責められている(留守番しているはずの)梓がいた
D
「先輩〜私と甘美な世界に旅立ちましょう♪」
「か、かおり、よせ!」
そこには何故かかおりに責められている(留守番しているはずの)梓がいた。
「…梓、なんでお前がここにいるんだ?」
「ちょっと、何で邪魔…じゃなくって入ってくるのよ!」
「電話で初音の声で『助けて!お姉ちゃん』って声を聞いて来てみたら…
何故かこういう事に。 こら、離せって!」
蛸のように手足を絡めるかおり。その姿は浮世絵にあった女性に絡む蛸みてえに
淫靡でどこか滑稽な物だった。
「確かにあの時に初音ちゃんが言いましたよ〜」
どうやらロボット襲撃の際にどさくさに紛れて月代の家に電話したみたいだな。
自分の命が危ない時に…こいつ、侮れねえぜ。
「まぁ、来たからにはお前も手伝え。 猫の手も借りたい状況だからな」
「だったらまずかおりを何とかしてくれ〜」
「センパ〜イ」
A 放置
B 何とかする
C さらに誰か乱入
A
放置するか、百合の世界には正直ついて行けん。
「……まあ、勝手にやれや。俺は冷めたから二度寝でもしてくる」
「ちょ、ちょっとあんた……!!」
「あぁ〜、梓先輩〜」
バタン。
俺はドアを閉じた。さて、見なかったことにしよう。
……そういえばあの梓とかいう女も鬼の力が使えるはずだよな。何故留守番なんかしてたんだ?
まあ、後で聞いてみるか……。
襲撃は今夜だ。
それまで…………
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 耕一と俺とどっちが強いかはっきりさせる
D 祐介に電波に耐える特訓を受ける
E 女性陣を散歩にでも誘う(人物指定)
D これやっとかないとBADENDになりそう
D
「祐介、ちょっと来い。頼みたいことがある」
「一体なんですか?」
俺は糸電話に向かってそういった。
程なくして、祐介が降りてくる。
「畜生……祐介の奴女だらけの部屋に一人で……」
浩之が何か言ってるが無視だ。
「今夜仙命樹の効果が高まるのを待って襲撃だ。
おそらくこれが最終決戦だ……。そのために、俺に電波の特訓をしてくれ」
「電波の……ですか?」
「そうだ。人によっては訓練すればある程度電波に耐えることは出来るだろう?」
そう……あいてがこちらの脳に電波をぶつけてくるのなら、
こちらが相手の電波以上の意思をもてば……防げなくても耐えられるはずだ。
暫く黙った後祐介は口を開いた。
「……なかなか面白い意見ですね。それは僕自身試したことがないのでどうとも言えませんが……
電波が届きやすい人と届きにくい人がいるのは確かです」
祐介の話によると、たとえば柏木四姉妹で、
上二人は電波が届きやすい(電波に弱い)傾向があり、
下二人は電波が届きにくい(電波が強い)傾向があるようだ。
精神のあり方に何か原因があるみたいだが……詳しいことは分かっていないらしい。
なお余談だが、そのために梓は留守番になったみたいだ。
「よし、なら早速やってくれ」
俺がそういったら祐介は……
A 分かりました……。やってみましょう
B いくら御堂さんでも……電波に耐えるのは無理です、やめておきましょう
C その時「俺にも頼むぜ」と浩之が横から……
A
697 :
名無しさんだよもん:04/01/16 00:32 ID:lp7c04Cm
A
「分かりました……。やってみましょう
ただし…弱めで行きます。これから僕は御堂さんの体を『支配』します。
抵抗してみてください。」
「了解―――」
祐介の目の色がマジに変わる。
「行きます!」
「うおっ…」
何だこれは…!俺の意思を無視して…勝手に腕が動き出す…
「これが電波です…ほぼ絶対の支配力を持つ、ヒトの身にはあまる力です。
ただ…この呪縛を電波以外の力で打ち破ったヒトを僕は知っています」
「彼女は僕の同級生でした。電波で支配され、心も体も壊れかけていた。
そんな彼女が精神力で電波の支配力を凌駕し、月島さんに攻撃まで仕掛けました。」
「御堂さン…あなたにはそれが出来る人だと思いたい…!」
く…やってやるさ…餓鬼どもの面倒見なきゃいけないんでな…
うおおおぉぉぉーーーッ!!
A 他の楽しい事を考える
B 月島・雅史への憎しみで心を染め上げる
C 無の境地へ
D 自分の頭を殴る
E 突然、頭の中に犬飼の姿のイメージが…
Cでおねがい
Eだ!
何も考えるな……余計なことを考えると苦しくなる。
「そうきましたか……ではこれはどうですか?」
祐介がそういった途端、頭にざわっとなにかが入り込んだような感覚が襲った。
なるほど、これが精神を害する毒電波と言う奴か……。
多分祐介はまだ力を一分も出していないのだろう、だがビリビリ感じやがるぜ。
はっきり言って、苦しい。
「精神のほうに干渉を行いました。……加減を失敗すると、どうなるか分かるでしょう……」
多分……坂神と同じように……。
「な、長瀬ちゃん何してるの!?」
……瑠璃子か。
この電波を感じてきやがったな。
「御堂ちゃんが壊れちゃう! 電波を止めないと……」
「止めるな!!」
……俺がそういおうとした途端、俺がそういう前に声が飛んできた。
声の主は……浩之か。
「おっさんは……自分から望んでいるんだ。
多分ここでやめさせたら……一生おっさんは電波には勝てねぇ。大丈夫……おっさんなら勝てる」
ありがとな……浩之。
俺も何を勘違いしていたのか、苦しくないようにするんじゃねえ、耐えるようにするんだ。
「御堂さん……苦しいですか?」
祐介……聞かなくても分かってるだろ。
A もう限界だ……止めてくれ
B 上げろ……電波の出力を。俺は耐えてみせる
b
「上げろ……」
「御堂さん、いまなんと?」
「電波の出力を上げろといったんだ……」
俺のその一言に、祐介が驚愕の表情を浮かべる。
「本気ですか!? 今でもかなり無理してるのに……下手をしたら……」
「きこえねぇのか!? 上げろといってるんだ!」
確かに、今までの電波は苦しいがぎりぎり耐えられる範囲だ。
それは祐介が俺を壊さないようにしているからだ。
だがそれじゃだめだ。他人を壊すための毒電波に耐えることが出来て……初めて電波に勝ったといえる。
「い、いくら御堂さんの頼みでも、それは……!!」
祐介、頼む……上げてくれ……。
その時、祐介の肩にぽんと手が置かれた。
祐介が振り向くと、そこに立っていたのは初音。
「祐介さん、私からもお願い。電波を、強くしてあげて」
「初音ちゃん……でも、御堂さんが……」
「大丈夫、御堂さんは芯の強い方……きっと耐えられます」
「あんた、仲間じゃなかったの? あのおっさんぐらい信じてあげなさいよ!」
楓……かおり……。
「…………分かったよ」
祐介は目を閉じた。
そして……体にとてつもない衝撃が突き抜けるのを感じた。
ぐ……これが本当の電波……か。
と、トンでもねえ……
A もう……降参だ
B あきらめるまで……終わりじゃねえ、耐えて……やる
b
こんなところで……諦められるか。
俺は耐えて見せる……。
が、毒電波はとてつもない威力だ。
電波の粒というものが脳にぶつかっているのが分かる。
祐介の髪も逆立っているほどだ。
意識がだんだん朦朧としてくる。
考えることも辛くなってきた……。
そうか、これが壊されるということか……坂神の奴も、これを感じたのか……。
そして、俺の意識は薄らいでいき……
A 御堂という人格はこの世から完全に消滅した
B 坂神の姿が見えた、気がした
C 声が……聞こえる
c
声が……聞こえる。
俺は、電波によって幻覚を見ているのか?
いよいよ俺の脳も御釈迦になっちまうのか?
なおも響き渡る、その声の正体は……
A 俺の体内を駆け巡る仙命樹の語り掛けだった
B 50年前、強化兵になった時の記憶がフラッシュバックしていた
C この場にいる皆の叫び声だった
A
声が…聞こえる…
懐かしいような…威圧するような…不思議な…感覚。
「聞け…君は完全に洗脳されることはないのだ。
それが君の真価なのだ。
その意志力こそが君の素養なのだ…」
誰だ…お前は?
「君には仙命樹といったほうが良いだろう。
…さて、行き給え、敵も味方も、君を待っているぞ」
その瞬間――
A 俺の意識は反転した。どこまでも清浄、たとえるなら蒙古の青空。
B 子供時代の光景が目の前に広がっていた
C 意識が宇宙空間を漂っている…目の前には… *指定
D すべての感覚を取り戻しつつ、仙命樹の意識すら顕在化した…
D
「……ん! ……さん!!」
ん……なんだ……?
「御堂さん!! 負けるな! 心を強く持って、電波に対抗するんだ!!」
「御堂さん、がんばるんだ!!」
「おっさんはこんなところで負けるような奴じゃねえだろ!? 男を見せろよ!!」
「御堂さん……がんばって! 私も応援してるから……」
「電波……また届くの、待ってるよ……」
「まいったぁ! 俺は、まいったぁ!! なぜなら、御堂に壊れて欲しくないからだぁっ!!」
「御堂さん……あなたなら電波に勝てる、そう信じてます」
「早く、電波ぐらい破りなさいよっ!」
「がんばれっ、最後まで!!」
だんだんと姿が……見えてきた。
祐介……耕一……浩之……初音……瑠璃子……高槻……かえで……かおり……梓……。
みんなの姿が……見える。
俺が久しく忘れていた……仲間の姿が。
長年、最も不要だと切り捨てていた……仲間の姿が。
……そうだ、俺は何を苦しんでいる?
心を強く持て……だと?
心の代わりに……俺にはあるじゃないか。ともに戦うべき……仲間が。
「そうだ……。それでいい……」
へっ……仙命樹っつったな……。なかなかのおせっかい焼だぜ……。
「ぐおおおおぉぉぉぉっっっ!!!」
俺はそう吼えた。
そして……頭の中のざわめきがやみ、体が軽くなるのを感じた。
まさか……俺は……。
A 仙命樹の力を全て引き出せる、坂神のような完全体を超える力を手に入れたのか?
B 電波に耐える精神力を身に着けたのか?
C 電波を身に着け、相殺したというのか?
A
仙命樹の力を全て引き出せる、坂神のような完全体を超える力を身に着けたというのか……?
この躍動感、そして全身からみなぎる力……。
「御堂さん!」
祐介が走り寄ってくる。
「御堂さん……あなたという人は……」
泣くな……男の涙なんか見たくもねえや。
「やったな……おっさん」
「御堂さんならやれると、私信じてたよ……」
浩之……初音……。心配かけたな。
「御堂ちゃんの電波……とどいたよ。」
そうか……瑠璃子。
「皆、心配かけちまったな。だがこの俺は、ぴんぴんしている。大丈夫、どこも悪くはねえ」
そういって体を動かしてみた。
……体が軽い。よし、跳躍してみるぞ。
「……おぉっ!?」
軽くとんだつもりが五メートルぐらい飛び上がれた。すげぇ。
仙命樹の力はとんでもないものがあるな……。
今なら……
A 水を苦ともしない、文字通り完全無欠になっているかも
B 電波を完全に防げるかも
C 地上最強とか抜かしていた耕一に勝てるかも
c
今なら……地上最強とか抜かしていた耕一に勝てるかもな。
電波を受ける前までなにやら俺の第六感がヤバイと告げていた耕一が、今ではなんともおもわねえ。
「今なら耕一に勝てるかもな。圧倒的差で……」
「何だ、御堂さん。電波に耐えたと思ったら俺に勝てるかもって……。
電波に耐えるのと、俺に勝つことではわけが違うぜ……種が違うんだから、無理があるよ」
そんなこといわれても、なぜか勝てる気がするんだよなぁ。
試してみるか?
A 試してみる
B やめておく
A
「よし…生まれ変わった俺の力、見せてやるぜ」
「ふっふっふっふ…後悔しても遅いぜ、おっさん」
作戦前に怪我をするといけねえんで、俺達は腕相撲という形で闘う事にした。
俺達は机の上でお互いの手を掴み合い、対峙する。審判は浩之だ。
「じゃぁ、始めるぜ。 レディ………GO!」
合図と同時に俺は手に力を込める腕がきしみ、筋肉が唸りを上げる。
耕一も同じようで、腕の血管が浮かび上がり歯を食いしばり力を振り絞っていた。
そして──
A 勝負は互角、膠着状態に
B 何と、御堂が押していた
C やはり、耕一の方が押していた
D それよりも先に机が壊れた
D
勝負は互角か!?と、思ったその時、体重をかけていた二人の肘を結んだ直線
状に机が真っ二つに割れた。激しい轟音とともに俺達は地面に倒れこんだ。
「勝負は…まぁ、ノーゲームだな」
「だな…」
「ああ…」
まぁ互角って事にしておくか。
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 素人どもに銃の使い方を教える
D 武器の整備
E 女性陣を散歩にでも誘う(人物指定)
E 初音
祐介と瑠璃子は何やら話しこんでいる。少なくともイチャイチャしているようじゃないが。
葵と浩之は訓練中、高槻は謎の発明中、耕一と楓は買出し、梓は…かおりに付きまとわ
れてる。放っておくか…
「暇だし…散歩に行くか」
そんな事を呟くと、家から初音が出てきた。皆、何かをやっているので、あいつも暇みてえだな。
何やらつまらなそうな顔をしている。誘ってみるか…
「初音、お前も暇そうだな」
「うん、耕一お兄ちゃんもお姉ちゃんたちも忙しいみたいだし…」
「じゃぁ、俺と散歩でもするか?」
「うん…そうだね、じゃぁ御堂さんに付いていくよ」
何処に行く?
A コンビニ
B 雨月山
C 柏木邸
D 水門
E 柳川のマンション
F 図書館
G 喫茶店
ホテルが無いのが納得いかんが、とりあえずE。
「ねえ、御堂さん」
「ん、何だ?」
「ちょっと寄りたい所があるんだけど、いいかな?」
「ああ、構わねえぜ」
俺達は郊外のあるマンションの前に来た。
「ここに何があるんだ?」
「うん、ここに私たちの叔父さんがいるの。 ちょっと怖いけど頼りになる人だよ」
「力を…貸してもらうってことか」
「うん」
俺達はそいつの部屋の前まで移動した。そして、初音がチャイムを鳴らすと──
A 留守だった
B 貴之が出てきた
C 柳川が出てきた
D 何故か長瀬警部が出てきた
C まぁ、普通に。
『…誰だ』
インターホンから聞こえたのは若い男の声だった
「わたしだよ、初音」
『初音ちゃんか。 無事だったのか?取りあえず中に入るといい』
「他にも人がいるけどいいかな?」
『誰だ?その口ぶりだと耕一たちじゃないみたいだが…』
男の口調が急に変わる。流石に警戒しているみたいだな。
「御堂さんって言う人。大丈夫、悪い人じゃないから」
『…まぁ、いい。入ってきてくれ』
ドアを開け現れたのは眼鏡を掛けたどこか陰険な面をした優男だった。
そいつの状態は──
A 無傷
B 軽傷
C 重症
ゴメン、
C 重傷
の間違い。
Bで
腕を包帯で吊り、あちこちに絆創膏やら包帯やらが付いていた。
「ど、どうしたの!?その怪我は?」
どうやらそんなに致命的じゃあないようだが…
男は複雑な表情を浮かべ、初音から目を逸らした。
「これか…これはな、
A 雅史軍団の勧誘を断ったら襲われた。
B 突然、空から自動車の天井が降ってきた。
C 操られた千鶴にやられた。
Cかな
って、軽傷だよね?
730 :
728:04/01/16 09:09 ID:mFyPy2k0
擦り傷、切り傷ばっかりで、それを塞ぐ為…と言うことに…
「ああ、その、君の姉さんにやられた。まあ、腕鳴らし程度だった
らしく、すぐ撤退してくれたが」
腕鳴らしということは、強化されている可能性があるということだ。
千鶴という女は戦い慣れているはずだ。そのままの状態だったら
この男を引きちぎるなり八つ裂きにするなりにして殺しているはずだからだ。
「とりあえず、御堂、だったか? 上がるか? たいしたものは出せないが」
別にお茶を期待してはいない。こういう口ぶりからして、元々は
礼儀正しい男なのだろう。敵に襲われて気を張り詰めるのは仕方の無いことだ。
それに、口ぶりからして不機嫌さが垣間見える。きっとこの男の
戦い方で千鶴に攻めたはいいが、結果的には負けが目立っていたのだろう。
さて、
A お邪魔させてもらう
B 傷の治療に専念させるため、ここは下がる
C 怪しいな、とふと思う
Aで
「おう、上がらせてもらうぜ」
玄関を抜けて部屋に入る。意外と広いな・・・
さて、
A まどろっこしいのは好きじゃねえ。簡潔に用件だけを言う。
B まずは場を和ませてみる。
C 取引を持ちかける。
D 「俺と戦え。負けた方は勝った方の言いなりだ」
E ここは初音に任せる。
Bで
まずは場を和ませるために茶でも戴くとしよう。
ずずず
茶を啜りながら俺は柳川に尋ねる。
「柳川だったな、あんたは何で千鶴に襲われたんだ?」
「千鶴さんが俺の所に訪ねて来たんだ、『初音がここに来ませんせしたか?』ってな。それで来てないと答えたらこのザマだ」
「お姉ちゃんが私に……? …………あいつらめ、あたしを使ってヨークを目覚めさせる魂胆かよ…」
突然初音の口調が変わった。いや、それよりも初音の口から出た『ヨーク』という単語に驚きだった。
「よう、ヤナちゃん久しぶりだな」
A 「みさきとの仲はどうなんだぁ ああん?」
B 「あの偽善者はどこへ行きやがったんだ?」
C 「腹減った、出前をとるぞ。もちろんヤナちゃんの奢りでな」
Aで。今回は懐かしいなあ
クロスオーバーっぷりが半端じゃなくなってきたな(w
>>737 柳川の世界では月島兄は既に死亡しているので別物と言うことで
「みさきとの仲はどうなんだぁ ああん?」
その名前が出ると柳川の奴の顔に滝のような汗が浮かんできた。
「み、みさき君とは…別に…か、彼女なら俺が襲われた時点で隆山から避難させている」
随分と狼狽しているが、どうやら知り合いのようだな。
「はん、どうだかね。 で、奴らはヨークに関しては何処まで調べ上げてやがるんだ?」
A 後は初音ちゃんを使って起動させるだけなところまで
B 中のセキュリティが厳しく、入り口付近
C 敵の防備が厳しく、調べられなかった
大体御堂は柳川時空旅行で柳川と顔見知り。ただし、過去で
a
「後は初音ちゃんを使って起動させるだけのようだ。 これは拙いと思って初音ちゃんを
探している矢先に千鶴さんに襲われた」
「奴らも必死であたしを手に入れようとしているって訳か…どうりで鉄クズ共がレズ豚の家に
やってくる訳だ…」
「なぁ、俺には話が全然見えねえんだがよ、その『ヨーク』ってのは何だ?」
二人は話していいものかと躊躇うが、事態が急を要しているのを察してか口を開いた。
「…おかっぱ姉貴からあたしたちが宇宙から来たってのは聞いたよな」
「ああ」
「その時の宇宙船さ。 宇宙へは飛べないが武器はまだ生きている。 起動させりゃこの辺
一帯を吹き飛ばすのも訳無いぜ」
「…!何てこった!今夜鶴来屋を襲撃だってのに…」
月島の電波だけじゃ、どうやっても国家転覆なんて出来るとは思わなかったが…
こんな切り札を用意してやがったとはな。
「何だって? そんな事出来るのか?」
「ん?ああ、戦力に武器、それにある程度の電波対策が出来たからな」
「警察署が襲われて以来、一人で戦ってきたが…やっと味方が見つかってよかった。
一人ではどうにもならないしな」
「舞はどうしたんだ?」
「…俺一人でどうなるか分からないと思って、さっき言ったようにみさき君と一緒に避難させた
俺一人が残って奴らの様子を探っていた」
「その『ヨーク』ってのを破壊、若しくは破損させるってのはどうだ?」
「は、無理だね。 鬼の力でぶん殴ろうが蹴っ飛ばそうが傷一つ付かねえよ」
作戦を少々変更する必要がありそうだな。こいつを何とかしないとこっちが勝ってても
いきなり一発逆転の鬼札(ジョーカー)を出されるみたいなもんだ。
A 作戦の内容を変更する
B 今すぐに何とかする
C 作戦の変更は無し
ごめん、御堂はヨークの名前は知っているんだよね。
「なぁ、俺には話が全然見えねえんだがよ、その『ヨーク』ってのは何だ?」
から
「『ヨーク』ってのは雨月山にある遺跡の事だよな。 あそこに一体何があるんだ?」
に脳内変換してください。自分で書いたのに…
C
「で、どうするんだい?御堂ちゃんよぉ?」
「いや、作戦の変更は無しだ。月島を倒し、雅史の奴を仕留めれば問題ない。
それに、戦力を下手に分断するわけにはいかねえ」
「…まぁ、それも策のうちか。初音ちゃんがこちらにいる以上は奴らにとってヨークは無意味だ」
「で、あんたにも協力してもらいたいが…怪我は大丈夫か?」
致命傷じゃないが足を引っ張るようなら、横みたいに帰ってもらう必要がある。
「これくらい問題ない。 鬼の生命力をもってすれば直に治る」
「ヨークは無しか…じゃぁ、あたしの出番は無さそうだな。初音に代わるぜ… ……?あれ?
もしかしてあたし『また』代わっていた? へ、変な事言ってないよね?」
「ああ、大丈夫だ」
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 素人どもに銃の使い方を教える
D 武器の整備
E そのまま作戦の時刻へ
A
「よう高槻、アルミ服はできたか?」
「駄目だぁぁぁ!電波に耐えられる厚さにすると動くだけで割れてしまぅぅぅ!
鎧状にすると継ぎ目から電波が入り込んでしまぅぅぅ!」
あんだけ大口叩いといてこれかよ。使えねえ奴だな。
「だがぁぁぁ!代わりに他のものを作っておいたぁぁぁ!」
「ほう、何を作ったんだ?」
「超強力な閃光弾だぁぁぁ!これで岩切に大ダメージを与えられるぅぅぅ」
なるほど、水戦試挑体であるヤツは光に弱い。これなら役に立ちそうだ。
A 高槻に発明品はまだあった
B しかしこの道具には重大な欠点があった
C 浩之に稽古をつける
D 素人どもに銃の使い方を教える
E 武器の整備
F 柳川の戦闘力を試す
G そのまま作戦の時刻へ
さらにA
「さらにぃぃぃ!もう一つ良いものを作っておいたぁぁぁ!」
「うるせえ!いちいち叫ぶな。で、何を作ったんだ?」
「防水クリームだぁぁぁ!浩之からお前達は水に弱いと聞いたぁぁぁ!
これを塗っておけば肌に水が触れなぃぃぃ!!」
ふむ、俺にはもう必要ねえ物だが、浩之には必要かもな。
ま、念の為俺も塗っておくか。
A しかしこの道具には重大な欠点があった
B そのとき仙命樹が語りかけてきた
C 浩之に稽古をつける
D 素人どもに銃の使い方を教える
E 武器の整備
F 柳川の戦闘力を試す
G そのまま作戦の時刻へ
Bで
「まだだぁ!我が発明品はこれだけではなぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
何?もう一つ作っていやがったか。これは何だ?
「これはなぁ、日吉かおりの家の物を寄せ集めて作った……」
A 女性を無力化させる装置だぁぁぁぁ!!
B 電波を吸収、反射する装置だぁぁぁ!!
C 同志犬飼に負けじと作った強化装置だぁぁぁ!!
D 襲ってきたHMXー13達の残骸を集めて作ったロボットだぁぁぁぁ!!
E カードマスターピーチのステッキだぁぁぁぁ!!
また先を越されたか・・・早ぇなあみんな
じゃあ次をどうぞ。
(…御堂よ)
その時、俺の中の仙命樹が語りかけてきた。
(どうした?)
(私が水に弱いのは治っていないぞ)
(何だって?)
(以前よりは改善されて水が多少かかるくらいは大丈夫だが、水の中に
長時間…時間にすると4〜5分以上浸かるともう駄目だ)
(そんなに甘くないって事か)
(そうだ)
A 浩之に稽古をつける
B 素人どもに銃の使い方を教える
C 武器の整備
D 柳川の戦闘力を試す
E そのまま作戦の時刻へ
Dで
先越されたけど考えてた内容と同じだった(笑
D
「柳川よお、ちょっとお前さんの力を見てみたいんだが。」
「俺か?やめておけ、例え凄腕の殺し屋だとしても狩猟者たる俺には勝てん」
「そんな事言っていいのか?俺は耕一とも互角に渡った男だぜ?(腕相撲だけどな)」
「耕一と?ほう…面白い、ではその腕前見せてもらおうか」
A やはり腕相撲で勝負
B 射撃の腕を見せてもらおうか
C 身体能力比べといこうか。まずはランニングだ
D 勝負は真剣じゃなきゃな。本気で殺る気でかかってきな!
D
「構わねぇぜ、本気で来な。耕一とは途中でおあずけ食らって消化不良ぎみなんでな」
「フン、死んでも恨むなよ……ウォォォォォォォォ!!」
「ほう、これが真の力を解放した鬼って奴か。変身した姿は初めて見るぜ」
ヴンッ
…余裕かましていた俺の首元を豪腕がかすめた。
一歩引いてなければ確実に首ごと持っていかれただろう。
それ以前にあの速度に反応できるのは俺と耕一ぐらいだが。
「どうやら本当に殺す気できたらしいな。ヘッ、そうでなくちゃな。
楽しくなってきそうだぜ…」
A やはり俺の本分は銃撃戦。距離を取る
B 今の俺なら鬼とも接近戦で渡り合える。殴りあってみるか
C それじゃあこちらも仙命樹の力を解放してみるか
D こんな事で貴重な戦力を失うのも嫌だしな、そろそろやめよう
仲間同士で傷つけ合っても仕方ない、ここはあえてDで
「こんな事で貴重な戦力を失うのも嫌だしな、そろそろやめよう 」
すると、柳川の方も動きを止め、変身を解く
「そうだな…こっちもまだ本調子じゃないしな」
げ、あれで本調子じゃないのかよ…だとしたら本気で戦うのは拙かったのかもしれん。
A 浩之に稽古をつける
B 素人どもに銃の使い方を教える
C 武器の整備
D そのまま作戦の時刻へ
B
「まずは安全装置だ。これを解除しなければ話にならねえ…」
俺が素人共に銃の使い方を教える為に基本的な事から説明していた。
「弾丸が入っているのを確認、次に安全装置解除、ここまでは解るな?」
「いくら何でもそれぐらいは皆知ってるぜ」
「いや、瑠璃子や初音にも銃を持たせてる以上、
基礎から教える必要はある。特に初音は虫も殺せなさそうだしな」
「なるべくなら使いたくないけど…」
「いいか、初音。お前には鬼の力がある。が、それでも
お前が一番気弱で普段は攻撃をためらう可能性があると思い
護身用として銃を渡した。お前がさらわれたらまずいしな。
最後に必要なのは敵を撃つ覚悟だ。お前にそれがあるのか?」
「へっ、そういう時はあたしが代わりにブッ放してやるから心配するなおっさん」
そう言った初音はまた反転していた。なるほど、便利な性格だぜ。
そして1時間たっぷり使い、俺は銃の使用法を全員に叩きこんだ。もう昼か。
A 浩之に稽古をつける
B 武器の整備
C 昼飯にしよう
D 昨日閉まってた図書館に向かってみるか
E そのまま作戦の時刻へ
D
D
よし、昨日閉まっていた図書館に向かおう。
一緒に連れていく仲間は留守中に襲撃を受ける可能性もあるので、
耕一と浩之、女連中は残し、調べ物をするという点も考慮して
祐介・柳川・高槻を連れていく事にした。
よし、今日は開いているみたいだな。お邪魔するぜ…
俺は図書館の扉を開き、中に入った。
「お待ちしていましたよ、御堂さん」
「あっ、貴方は…」
俺が驚く前に、後ろの仲間が口を開いた
「貴方は、長瀬…」
長瀬一族からキャラを選択してください(但し、七瀬彰は不可)
源一郎叔父さんで話を進めてみる。
前に御堂の事特異点とか言ってたし。
今見返してみたけど
>>233だった。特異点以外にも
我々は監視を続けるとか気になる事色々言ってるね今にしてみると。
「源一郎叔父さん…」
祐介が驚いている…無理もねえ、俺だって驚きだ。俺たちの目の前にいるのは
俺に依頼をしてきたあの長瀬源一郎とか言う教師だ。
「お久しぶり…と言うべきでしょうか、御堂さん。 言っていたでしょう?
>>233で『我々としては監視体制は解かない』とね」
「そう言えば俺が特異点とか何とか言ってやがったがあれの事か?」
「そう…あなたは特異点…」
A あなたの行く先々で常にトラブルが絶えないのはその所為ですよ
B あなたは定められた因果の影響を受けない特異点なんですよ
C 何たって主人公ですからね。それだけです
B