「雅史に恋人はいないのか……?」
敵に近い人物を調べておくのもまた戦略だ。
「恋人……多分、いねえな」
何か遠い目をしてる。こいつ、何か知ってやがるな?
だが言おうとしねえ。
……どうするか。
A 厳しく問い詰める
B 無理に聞くこともない
C 過去ログを漁る
C
A
B
「俺は一人で十分だ。……悪いな」
群れるのは俺の性分じゃない。
仕事は一人でやるもんだ。相手もその言葉を期待していたのか、安堵の表情を浮かべる。
けっ……いやなら初めから言うな。
「そうか……仕方がないな。じゃああんたに任せるよ。
だが……一つ注意しておいて欲しい。今の雅史は女に改造されている。しかも90を超えてる」
「心配ねえ。俺はそんなことでへまはしねえからよ……」
「いや、肝心なのはここからだ。俺は雅史を一発で倒せる技を身に着けてるんだ……教えて欲しいか?」
一発で倒す技だと? なんか胡散くせえな……。
A 教えてもらう
B 教えてもらわない
Aですな、ここは
なんだか胡散くせえがここは教えてもらうに限る。
技術というものはあって困るもんじゃねえ、それに一発で雅史を倒せるんなら御の字だ。
そう思って教えてもらうことにしたんだが……。
「揉みが遅い!! そんなことで藤田流千手観音愛撫が習得できると思ってるのか!?」
な、何だこの技は!?
「馬鹿ヤロウ!! 速さを追求するあまりに一回の愛撫を弱くしてどうする!?」
さっきから叱られてばかりだが……そりゃ遠慮もするぜ。
何せ練習台が……。
「な、何でこのクイーンが……あうっ!!」
気、気が散る……。とてもおいしい場面には変わりないんだが……。
(御堂[LV1]は浩之に特訓を受けた 経験値+100 LVUP!! 御堂[LV2] 30/240)
(御堂は特技「千手観音愛撫」を覚えた!!)
「完璧だ……。もう俺が教えることは何もない」
「ああ……世話になったな。じゃあそろそろ行くぜ」
この技が役に立つかは疑問だな……。
だが他に藤田には雅史がいると思われる場所を聞いた。
こっちのほうなかなかいい情報だ。
さて……そろそろ行くか
A まっすぐ教えてもらった場所に行く
B 待て……まだ準備が整ってない
C 第2の刺客が急に襲いかかってきた
さらにC
ん……この気配は!!
「伏せろ!!」
俺はとっさに身を捻った。
俺の上半身があった場所には、ナイフで鋭い軌跡が描かれる。
藤田のほうは……大丈夫そうだな。
「チッ……はずしたか。流石だな御堂」
「生憎と昼間の戦闘は得意なんだ。それよりもお前がこの時間に襲ってくるとは思わなかったぜ……岩切」
俺の前に立ったのは岩切だった。
確か昨日高校の生徒会室で妙なことをしていたはずだが……。
「お前が俺を狙ってくるとは……お前も雅史の一味か」
「違うな……。だが今は語るときではない、行くぞ!!」
岩切はそう言って襲ってきた。
だが、大体想像はついてきたぜ……。こいつは月島と絡んでいる。
そして月島の奴が雅史の手下って所だろう。
A 今こそ習得した千手観音愛撫を試すときだ!
B 昼間は俺の独壇場、格闘術で組み伏せる
A
>>272で揉まれてるのはちゃん様ですか?ハァハァ
よし……試してみるか、藤田から教わったあの技を。
俺は岩切がナイフを繰り出した瞬間身をよじった。
そしてそれと同時にナイフが握られているほうの腕を掴み引き寄せる。
もちろん逆の腕も掴んでおくことは忘れない。
「!?」
「悪いな……岩切」
「御堂!? まさかあの技を使う気か!? 切り札は最後まで取っておくものだろ!!
しかもそれは対雅史ようの……」
横で藤田が何か言ってるが無視だ。
「くらえっ!! 千手観音愛撫!!」
俺の腕が無数に伸び、岩切の胸、尻、足など各所を揉みほぐす。
「うぐっ……!? あ……くぅっ!!」
岩切が羞恥と快楽との狭間に葛藤し、甘い声を洩らす。
だが、俺の技は留まることを知らない。
ついに俺は岩切の秘所にまで手を伸ばした。
「み、御堂……!? 一体何を!?」
「ヘ……何するって、決まってるじゃねえか」
ナニするんだよ。
俺は指を中に入れ、思いっきり摘んでやった。
「ああぁぁっっ!!!!」
岩切の絶叫が当たりに響く。
A 宴はまだ始まったばかりだ
B 岩切はがくっと崩れ落ちた
A!ハァハァ
「み、御堂……こんなことして、ただで……済むと…思うな……」
「やはり気丈だな。……だが、この状況でよくそんなことがいえるな」
俺は中に入れた指を再びぐいっと押してやる。
岩切はまた快楽と言う名の苦痛に沈んだ。
「しかしわからねえな……岩切。てめえなら夜に……それに水辺で襲ってくるのが必勝パターンじゃねえのか?
それをこんな昼間に……しかも水気も全くない場所で襲ってくるなんてよ?」
「そ、それは……」
「いわねえ気か?」
俺は指に再び力を入れる。
「ああっっ!! い、言う!!」
「言うだと……おまえ、言葉遣いに気をつけたほうがいいんじゃねえのか?」
俺は岩切が持っていたナイフを握り、一閃した。
岩切の服は裂け、その素肌が露わになる。
「い、言わせていただきます!!」
「そうだ……それでいいんだよ」
岩切はもがきながらも話し出した。
「こ、この時間帯に……来たのは、命令……されたからだ……です」
「命令? 月島にか?」
「そうだ……ああうっ!!!」
「言葉遣いに気をつけろといったろ?」
「そ、うです……。私は……月島に………命令…されました」
やはりか……。
「じゃあ、聞くが……電波とはなんだ?」
「そ、それは…………あうぅっ!!!」
「早く言え。時間が惜しい」
「い、言えない……それだけは」
言えない……?
まだ自分の立場がわかってねえみてえだな。
A もっと強く刺激してやる
B 岩切を抱く
C 俺の血をかけてやる
Cだな、
俺は岩切の中から指を離した。
それと共に岩切が安堵の表情を浮かべる。
だが、そんなことで宴は終わらない。
俺はナイフで自分の腕に切込みを入れる。
「み、御堂……何を!?」
「決まってるじゃねえか……こうするんだよ」
そして俺は岩切に向かい腕をふった。
俺の血の中には仙命樹という生き物がいる。
こいつらの生存本能は強く、新たな宿主を増やすために血をかけられた者は催淫効果を生む。
そして……そいつが生む感情は絶対に自分では治せない。
他人に鎮めてもらうしかない。これがどういう意味を持つかは分かるだろう。
「き、貴様……」
岩切が俺を睨むも、顔がほのかに赤く上気している。
……どうやら早速きやがったようだぜ。
A 深く、もっと深く
B 少し時間を飛ばす
C むしろ岩切は放置する
Aだな、信者とか関係なしに
283 :
名無しさんだよもん:04/01/09 01:40 ID:9zT9+DDv
「ぐ……」
「耐えるねえ、そいつがどうしようもないのはてめえだって分かってるだろう?」
岩切は恥辱に耐え、自分の感じている感情を抑えようと懸命に努力する。
そんなものがムダだということは分かっているだろうに。
「言えよ。犯してくださいって。私をめちゃめちゃにしてくださいってよ……」
俺は駄目押しといわんばかりに岩きりの胸をもみしだいた。
「あぁぁっっ!!」
「おうおう、仙命樹の力はすごいねぇ。敏感になってやがる。
さあ、いつだって言っていいんだぜ? ……まさかこれでイっちまったというわけじゃねえだろ?」
岩切は俯いている。
だが、それもつかの間だった。
「…………てください」
「ああ? 聞こえねえなあ? もっとはっきり言えよ」
俺は揉んでいる手を止める。
それはもちろん空腹になっている猛獣から食べ物を取り上げるような行為だ。
岩切は耐えられずに、口を開いた。
「犯してください!! 私を、体の中までめちゃめちゃに壊してください!!」
最後はもう絶叫に近かった。
藤田の家が人気のない場所に立っていたのは岩切にとって幸いだったろう。
もし誰かが近くにいれば恥のあまり舌を噛みかねん。
「よく出来たな……じゃあまず俺の質問に答えてもらおうか?」
「ま、待て……その前に……」
岩切の瞳が絶望という名の色に染まる。
「くどい。早く言え。おまえの理性が崩壊しないうちに言ったほうがいいぜ……」
「わ…分かった……。電波……というのは…、
脳の……電気信号の……ことだ。月島は……それを自在に……操れる。
そ、その毒電波を受けた人間は……月島の……言いなりだ。……私も……だが。
か、回避する……ほ、方法は……ない。人のし、知らないうちに進入するから……防ぎようがない。
坂、神も……それで……やられた…………。
たったひ、一つ……あ、あると…すれば……で、電波…で……相殺……す、することだ」
なるほどな……。つまり電波の能力というのは脳を誤作動させることか。
あの時感じた嫌な予感とはそういうわけか。
いくら仙命樹でも操られちまえばおしめえだ。
「こ、これで……いいだろう? 早く……して……くれ」
A 岩切の感じている感情を鎮めてやる
B ここで放置プレイ
C 何!? 横から藤田が岩切を襲いやがった!!
A
「よく出来たな……じゃあ、ご褒美だ」
まず俺は岩切の胸を揉んでやる。
「はあっ……!! あぅっ!!」
「こんなに硬くしちまって……こりこり音がするぜ」
岩切の顔が快楽に染まっていくのが分かった。
岩切が声をあげるたびに、俺も自らがそそり立つのが分かる。
下に手を伸ばしてみる。
先ほど引き裂かれながらも、かろうじて服は陰部に張り付いていた。
……理由は至極単純、水分を含んでいたからである。
「あ〜あ、濡らしちまってるな……。まず、服を脱げよ」
「な、何……!?」
「早くしろ。どうせこんなところに人などきやしねえよ」
「う、う……」
岩切は羞恥で顔を真っ赤に染めながらも、服を脱ぎ始めた。
くちゅ……くちゅ……といやらしい音を発しながらも岩切は俺の前に全てをさらけ出していく。
ついに岩切は一糸纏わぬ姿で俺の前に立った。
じゃあお次は……
A 岩切の中に俺のモノを入れる
B 岩切に咥えさせる
C この姿で街を走って来いと命令する
Cを選びたい衝動を抑えつつB(w
どうでもいいがそこにいるはずの浩之は随分静かだなw
「咥えな」
「え……?」
「咥えなって言ったんだよ。日本語ぐらい理解できるだろ?」
俺はジッパーを下ろし、自分のモノを指差す。
「わ、分かった……」
岩切は俺のモノを口に咥える。
岩切の歯が俺にとっては心地のよい刺激となった。
めいっぱい勃起した俺のペニスはもう出る寸前にまできていた。
かりっ……
岩切の歯が俺のペニスをかじるように刺激する。
もう、我慢の限界だった。
ピュ…ピュ…ピュ…。
岩切の口がどんどん膨らんでいく。
「一滴もこぼすなよ? こぼしたらどうなるか分かってるだろ?」
「んん…ん…!!」
岩切は涙目になりながらも必死で飲み込もうとする。
だが、岩切の口が俺のペニスから離れた。
俺のペニスは岩切の顔、それと下の土に精液をかけながら振動を続けている。
「……こぼしちまったな。外だからよかったものを……」
「……げほっ! げほっ!!」
岩切が咽たのか咳を数回繰り返した。
A 中に入れる
B 時を進める
C 浩之サイドで様子を見る
迷うねぇ…Cで。
大人の世界だった、そして滅茶苦茶だった。それは子供が間違っても
目の当たりにしてはいけない、教育と卑猥の相容れぬ境界線の中心に浩之は
立たされていた。
どうも現実世界は、やめてくれと叫ぶ理性をよそに、続きを所望する
本能を支えることを選んでいるらしい。
大人同士、これだけで家に篭っている時には味わえ無い、魅力的でいて
それでいて危険で、嬉しくて恐怖に似た不安をも覚える。今の浩之の中は
統一感は無く、ただ浩之自身が楽になることを覚えることを薦めるばかりだった。
ふと、このまま動かないことはみっともないことだという、子供の
すぐ消える意地のようなものが湧き上がり、
A 俺は常識人だ! もうやめろと叫ぶしか
B 俺は思春期だ! このまま観察するしかねえぜ!
C 俺は普通人だ! 仲間に入れてもらう!
Cで3P!!エロはやれる時にやれるだけやっとけ(w
もしも……俺がここに二度と書きこまなかったら……その時はいわきりさんにザシュられたと思ってください……
「おっさん、俺もいいか?」
もう下半身がギンギンだぜ。
「ああ、構わねぇぜ」
よっしゃ、お許しが出た。
ジジジ…とジッパーを降ろしつつ、浩之は
A 岩切の後ろに突っ込んだ。
B 御堂の後ろに突っ込んだ。
C 雅史のお口に突っ込んだ。
D 七味唐辛子に突っ込んだ。
C!って雅史側にいるのかよ!!
「もう下半身が暴発寸前だぜ」
さっさと出さなきゃ息子がカワイソウだ。
「じゃ、失礼しまーっす」
「うん、いいよいいよ。僕と浩之の仲だもんね」
「おう、スマンなぁ」
キュポ、と柔らかい口腔粘膜内に息子を沈める。
「はぁぁ……」
と一息ついたところで気づいた。
「オラオラぁ!」
「はぁん! ふぅん!」
と獣のように盛り突いたおっさんどもは横にいる。
ってこたー、今俺がくわえさせてるこいつぁ……
「ほふぁふぃふぉふぃ、ふぃふぁふぃふふぁふぇ」(やあ浩之、お久しぶりだね)
SHOCK ME!
雅史じゃねーーーーーーーーか!
「ななななな! 雅史! なんでてめぇがこんなところに!」
「ふぃふぁー、ふぉふふぉふぇふぁふふぁんふぁふふぁふぁふぃふぉふゅふぃふぉふぉふぉふぉふぃふぃっふぁっふぁふーふぁふぁ」
(いやぁ、僕を狙う暗殺者が浩之のところに行ったってゆーから面白いことになりそうだなあって思ってさ)
「なんだと!?」
(※以下、同時通訳)「うん、僕はいままでずっと浩之のことを監視し続けてたんだよ。気づいてなかったでしょ」
くそっ……なんて悔しがってる場合じゃねぇ!
「おっさん! こいつだ! こいつが雅史だ! さっさとぶっ殺しちまえ!」
慌てておっさんに伝える。
「ゲーック! こりゃいいぜ獲物が向こうからやってくるたぁな! てめぇをここでぶっ殺して……今回の仕事は終わりだ!」
下半身をくわせさせつつ、即座に拳銃を抜き放つ。
「ふふふ……」
だが雅史の余裕は崩れない。
「何がおかしい!」
「デューク・御堂よ! 僕が今何をしているのかわからないのかな……? 僕を撃ってみるがいい! 僕は浩之のムスコを……食いちぎる!」
……ひぃぃ!
御堂は……
A 構わずぶっ放した。
B 躊躇した。よかったぁ。
C 雅史に顔射した。
D むしろ俺が雅史の口に出す。
C !
C
「ふぅ、なるほどな」
俺は銃を下ろす。
「ふっ、分かったようだね……」
「代わりにこいつを食らいやがれ!」
俺の息子・ジョンを雅史に向ける。
進路クリア!
発射!
それを受けた雅史は
A 嫌がっていた
B 喜んでいた
C 嘲笑していた
B
「ふふふふ…」
な、何だ、こいつは…?突然大笑いし始めやがった
ぶっかけた俺が言うのもなんだが、えらく邪悪な笑みだぜ…
思わずその白濁液まみれの顔から目をそらしたくなってくる。
暫らく笑っていた雅史だったが、急にその表情を改め言い放った。
「ありがとう、ミスタ・御堂。この精液で、僕らは悲願にまた一歩近づいた!」
そう叫ぶや否や、
A 浩之にキスした。
B 口の周りの精液を舐めとった。
C 手を掲げる。その瞬間閃光とともに彼の四方をその僕達が取り巻いていた。
D 雅史の体は霧散した。まるで始めから存在しなかったように。
A
一日経って見てみたらなんだこの展開はー!予想外!!
「んっ……」
雅史の唇が、浩之の口を塞いだ。
これより18年後、フォーブスのインタビューに対しHiroyukiHujitaはこう答えている。
「―ええ、あれは今でもはっきりと覚えています。
自分の精液の生臭さについては自慰により把握していましたが
他人の精液がああもとんでもないものだとは思ってもいませんでした。
ああ、こんなものを女に飲ませるなんて男はなんて業の深い生き物なんだろう
○嶋先生がヒステリックなのもあながち間違ってないのかもな……そう思いました。
しかもよくよく考えればそれが男のキス、しかも親友、ましてや保志声ですよ?
でも本当に死にかけたのはそこからだったんですよ……」
「ぐ、ぐうぅぅぅぅぅ!!」
雅史がキスから顔を一気に捻ると、藤田の顔が苦痛に大きく歪んだ。
……口の間から大量の血が噴き出してやがる、噛み切られたようだ。
雅史は手の平に噛み千切った舌の欠片を吐き出すと、悠然とポケットから取り出したハンカチに包む。
「浩之ったら、いくら僕のフェラが気持ちいいからってボーっとしてちゃ駄目だよ?」
「貴様、何を考えているんだ!?」
「さてね。お友達の安宅さんにでも聞いてみたら?
強化兵のDNAと、潜在能力が眠る天才的なDNAを揃えると何が出来ますか?ってね」
「ゲゲ!?」
よりにもよって安宅の名を出すかよ……こいつ、どこまで調べてやがる?
ともかくとんでもない事を企んでやがるのは確かだ、逃すわけにはいかねぇ!
「いいのかい、このまま僕を追っても?仲間がボロボロだってのに?」
グ、確かに藤田は失血死の危険がある。岩切も依然発狂寸前だ。
「グッバイ、ミスタ・御堂」
俺は……
A 悠然と去ろうとする雅史に襲いかかった
B キーパーソンらしい藤田浩之の出血をなんとかしよう
C 一番戦力になりそうな岩切を鎮めるぞ
D まずは傾向と対策だ、安宅を呼びつける
迷うがCで。
この文章に従えば、浩之はほっといても死ぬことはないw
「やはりここは岩切を鎮めるのが先決だな。俺のためにも」
下卑た笑いを浮かべた御堂が振りかえる。
そこで御堂の見たものは
A 既に復活していた岩切
B 岩切に「お前の感じている感情は(以下略)」と言っている蝉丸
C 何故か発情しているセフィロス
A
既に復活していた岩切がそこにいた。
「ん?自分では鎮められないんじゃなかったっけか?確か」
そう疑問に思った隙を突いて、岩切が再び手にしたナイフで斬りかかって来る!
ビュンッ! 慌てて回避。危ねぇ…
「ゲェッ!お前、何しやがる!?」
そんな疑問にも岩切は虚ろな表情で答えない。
!そうか、これがさっき話してた電波の力ってヤツか!
…しかし、状況は先程とは変わらない。
ここは乾燥した屋内だ、俺の力が勝ってる…!
しかし…
A 放水車が浩之宅へ突っ込んでくる!
B 誰だ!振り返るとそこには! *指定
C 藤田の様子がいよいよやばくなってきやがった。
D 岩切が加湿器のスイッチを捻る…!
C
「ぐ…ああ……」
藤田の奴……苦しんでやがる。
そりゃそうだ、舌を噛み切られたんだ。今は押さえて頑張っているようだが、時間の問題だろう。
……おっと!!
岩切の攻撃が俺の頬を掠めた。……油断は禁物だな。
「月島君か……彼も余計なことを。僕が負けるわけないに決まってるじゃないか」
やはり月島か……。
こりゃあ、勝負を早めなくちゃならねえみたいだな。
だが……藤田はどうするか。みたところ……長くもちそうにねえ。
A 少し耐えてもらおう。速攻で雅史と岩切を倒す
B 一か八か……俺の血を与えてみるか
C 殺しても死ななそうだ。ほっとく
B
18年後に生きてる事は確定しちゃってるしなぁw
せっかくだからCで。
うわぁ、間違えちまった…焦りすぎだわ漏れ
一か八か……やってみるか。
どの道あのままじゃ長くもちそうにねえ。だが……仙命樹の再生力ならあるいは……。
俺は岩切のナイフを避けた勢いを利用し、藤田の横にいる雅史に蹴りを食らわす。
「がっ……!!」
俺の蹴りは奴の顔面に命中し、流石の雅史もこれにはぶっ飛ばされた。
「おい藤田……俺の見た所、お前はもうすぐ死ぬ。だが……助かる方法がないわけじゃない」
俺は藤田の耳元でそうささやいた。
藤田はもう喋る気力もないのか答えなかった。
「なんだ……御堂さんは見かけによらず優しいんだね。
まあいいさ、僕の目的は果たせた。ちょっともったいないけど、もう浩之は用済みだし。
浩之を化け物の仲間に入れたいんなら、好きにやりなよ……行くよ岩切」
化け物の仲間とはご挨拶だな……。
雅史は岩切を連れそれだけ言って去って行った。
そして同時にさっきから感じていた不快感も晴れる。……どうやら電波ってのを解いたみたいだな。
考えることは山ほどあるが、とりあえず藤田を助けねえとな。
「いくぜ藤田……もしかしたら失敗するかも知れねえが、恨むんじゃねえぞ」
俺は先ほど岩切にかけたときの傷痕をまたなぞる。
そして、その血を藤田の口の中に入れてやる。
……血の海となった、口の中に。
十分与えただろうか、その時藤田はばったり倒れた。
もしかしたらこのままおきねえかも知れねえが、その時は俺の知ったこっちゃねえ。
さて……取り逃がしちまったがどうするか。だが、今回の襲撃でこっちにも収穫はあった。
月島だ。奴が絡んでるなら……昨日の学校にも何かある。
そして……昨日坂神とつるんでいた二人……あいつらに会ってみるのもいいかも知れん。
A 学校へ行ってみる
B 昨日の二人のどちらかを探す(祐介or初音)
C ……げっ、藤田がもう復活しやがった
C ゾンビ
むくり。
後ろからそんな音が聞こえた。
振り向くとそこに立っていたのは……藤田!?
まさか!? 早すぎるぞ!!
藤田は起き上がってから口を開くと……
「……ははははは!! 藤田浩之は滅びぬ! 何度でも蘇るさ!!
藤田浩之こそ人類の夢だからだ!!
さあ立て! 命乞いをしろ!! 雅史から舌を取り戻せ!!」
……いっちまってる。
どうするかこいつ……。
A ほおっておこう
B 連れて行く。何かの役に立つかも知れん
C なんかむかつくから殴る
C アッパーで
「やかましいわ!!」
ガスッ!!
俺は思いっきり藤田を殴りつけた。
……まあ、仙命樹とってるし死にはしないだろう。
俺の拳は藤田の顔に綺麗なほどにヒットした。
「ああぁっ……目が……目があ!!」
もういい。少し黙れんのかこいつは。
俺はまた腹が立ったので二三発蹴りを入れておくことにした。
さて……敵の雅史が月島と絡んでいる。これは間違いがない。
とすると……月島を辿れば雅史に行き着くんじゃねえのか?
先ほどはこの役立たずを助けるために取り逃がしちまったが、今度はそうはいかねえ。
こっちから攻撃を仕掛けてやる。
まず月島だがこいつは……
A 確か前回の依頼人だったときの住所控えがあったな、自宅訪問だ
B 坂神のヤロウが敵対していたな、坂神邸を訪ねてみるか
C あの学校と関係があったな、また行ってみるか。
D 坂神の他に一緒にいた奴がいたな、そいつを追ってみるか
E 浩之が なかまになりたそうなめで こちらをみている
B
「出て来い坂神! 話がある!!」
俺は坂神邸に着くなり開口一番そう怒鳴った。
呼び鈴を鳴らすなんてまどろっこしいことはしねえ。この方が奴も分かりやすいだろう。
暫し待つと、確か月代とかいった女が玄関まで出てきた。
「あ、あんたは……蝉丸になんか用なの!?」
「そうびくつくな……何も殺そうとは考えちゃいねえ。ちょっと月島のことで話を聞くだけさ」
月代のほうはそれを聞いて安心したのか、それとも断っても結果が変わらないことを見抜いていたのかすんなりと通してくれた。
奴は部屋にいるらしい。
「でも…………蝉丸は今……」
月代はそういったきり黙ってしまった。
もうちょっと天真爛漫な奴だと思っていたが、どうも元気がねえな。
俺は部屋の戸を開けた。
「おい、坂が……」
俺は一瞬自分の目を疑った。
それぐらい、この光景が信じられなかった。
坂神は布団に入っていた。
だが、寝ているわけではない……目を開けたまま、天井だけを見据えて何もしていない……。
生きているだけ……といった光景だ。
このとき俺は今朝学校で見た三面記事の内容を思い出した。
まさか……電波の力というのはここまで強力なのか!?
確かに岩切ほどの女を簡単に操ったりしていたが……これは脳の誤作動という範囲じゃねえ。
壊された。……そう、坂神は壊されたんだ。
直るかどうかは……俺は医者じゃねえから分からないが、素人目に見ても見込みが薄いというのが手に見て取れる。
「お前……」
俺は坂神の手を握った。
その腕には力がまるで入っていなく、かつて倒したいと心のそこから願っていた男の手とは思えなかった。
「で……んぱ……」
そう、呟いた気がした。俺の気のせいだったのかもしれないが。
「これが、電波の力です。屈強な強化兵でも廃人にしてしまう……電波の」
後ろからそんな声が聞こえた。
振り向いた先にいたのは……
A 昨日坂神と一緒にいた男
B 同じく一緒にいた女
C 月島の妹
Cです
月島の妹だった。
確か……瑠璃子って言ったな。
「お兄ちゃんは、電波を悪いことに使ってるんです……。
元魔王だった雅史ちゃんと手を組んで、日本の転覆、果ては世界制服まで……」
「お前……確か昨日あの場にいたな。それが何故こんなところにいるんだ?」
「あの日も私はお兄ちゃんを説得しようとしてました。けれど……」
逆に操られちまって芝居の手伝いをやらされたってワケか。
「でもお兄ちゃんは本当はいい人なんです。
私や長瀬ちゃんは壊さないでくれました。
あの夜だって蝉丸さんには襲われたから仕方なかったんです。
それに、こんなことするなんてきっと何か理由が……」
仕方なく、壊しちまったって言うのか?
理由さえあれば何してもいいって言うのか?
「おい、確か瑠璃子って言ったな……」
A 月島がそんなことしてるって言う理由を話してみろ
B どんな理由が奴は坂神を壊した。その事実は変わらないぜ
C 四行目、征服の間違いじゃないか?
C
連続でB
やられた…
Cもいいがw、ここはBで
「四行目、征服の間違いじゃないか? 」
「…」
「…」
「…なにか理由があったに違いないよ…」
無視しやがった…
まあいい。それよりあの厄介な力をどうにかしない事には始まらないな。
A 狙撃銃で遠距離一撃必殺!
B 瑠璃子にどのようにして月島が能力に目覚めたか聞き質す
C 浩之が手を挙げて言う「俺に任せてくれ」
D 首相に応援を頼む
C
「私は藤田浩之だ。緊急事態につき私が指揮をとる」
出やがったなムス……藤田。
一人称が微妙に変わっているぞ。
「おめえ、いつからいたんだ?」
「御堂君、私は君を誤解していた。君が友のために戦っているということを知らなかったんだ」
「いや、話聞けよ」
「……当面の問題は電波だ。そいつをしのげば勝機はある。
所詮雅史のような一度やられた端役などはただの飾りにすぎん」
ほう……こいつあほな言い方にしてはなかなかいいところをついてくるな。
「そして、私なりに考えた作戦がハムラビ法典、目には目をだ」
「なるほど、電波には電波を……か。
しかし、電波を使える奴なんてそう簡単にはいやしねえだろ」
「それについては問題ないよ」
途中、聞きなれない声が耳に入ってきた。
「僕がいますから」
入ってきたのは……昨日の男、確か長瀬祐介って言ったか……。
しかしこいつがいるって……まさかこいつも電波が使えるのか?
「昨日は咄嗟のことで対応できませんでしたが……今回は失敗しません。
坂神さんの仇を……討たせてください」
そうか、こいつも坂神とワケありだったな。
A ……勝手にしな。俺の邪魔はするんじゃねえぜ
B 藤田の案なんか使うと思ってるのか? 用なしだ用なし!!
C お前が来たってことは……あと一人いたな、出て来い
しつこくC
「お前が来たってことは……あと一人いたな、出て来い」
「流石御堂さんだ。話が早いですね……」
長瀬が感嘆の声を洩らす。
……展開でも読めるし、気配の消し方がなっちゃいねえんだよ。
そういって予想通り出てきたのは、
A 初音
B 不良初音
迷うがB
「へっ……ばれちまったなあ、御堂さんよ?」
そう、出てきたのは昨夜いたおとなしそうな少女……?
じゃねえ!! 本人だが別人だ!!
「スレ住人の皆久しぶりだなぁ。柳川24時以来か?
まあ、本物にしたってそれ以降いていないようなもんだったけどなぁ!!」
俺を差し置いてなにやらワケの分からない挨拶を続ける。
「おい、お前は一体何しに……」
「黙れチビ!! こちとらみさきなんかにヤナちゃんを取られて機嫌が悪いんじゃぁ!!
なんだあの3対13とか言う情けねえ結果は!! もともとのヒロインはこのあたしじゃねえか!!
……と、話が脇道にそれちまったな。全く余計な手間取らせるなよ……」
お前が勝手に話し出したんじゃねえか……。
「このあたしが出向いたのは他でもねえ……。
まずてめえ、雅史に三人の部下がいるのは知ってるな?」
「ああ、一人は俺が倒した」
「困ったことにその三人のうちの一人が家の偽善者なんだよ。
ふつーなら偽でも善人な姉だ、あんなバカなことに協力はしねえんだが、電波にやられちまってな……」
なるほど、それで月島を倒そうと考えていたわけか。
「まあ、つーわけでアホ姉を助けるためだ、てめえらを手伝ってやるぜ」
手伝うっつったって……このガキに何が出来るんだ?
まあ、枯れ木も山の賑わい。ないよりゃましか……死んだら自分の責任だ。
「さて……襲撃はあなたの力が十分に発揮できる今夜としてそれまでどうします?」
流石坂神の相棒だった奴……仙命樹の特性まで知ってやがる。
A 武器を集める。丁度いい知り合いが二人ほどいる
B 流石にレベル2じゃ不安だ。少し特訓しておく
C 宴会を開く
B
Cしかないな。ここは。
特訓でもしておくか……流石にレベル2じゃ不安だ。
さて、特訓と言っても誰とやるか。
A 敵は月島。祐介とやる
B 殴っても罪悪感のない浩之しかいないだろう
C 実力を確かめておきたい、初音だ
D 確か仙命樹を少しだけ宿していたな……月代、来い
E めんどくさい。全員かかって来い
E
「よし、全員俺にかかって来い」
「いいんですか……御堂さん、死にますよ?」
長瀬が怪しげな笑いを含む。
「お兄ちゃんに勝つには電波に勝てないと……」
瑠璃子のほうもなにやら回りに怪しげな紫電を作り出す。
おい、お前は前の選択肢に含まれてなかったろ!!
……こりゃ死ぬかな?
他三人はともかく、電波は洒落にならねえ……
A まずは電波をどうにかする、祐介&瑠璃子狙い
B 浩之をまずは軽くひねる
C とりあえずさいしょは力を読まないと……読めない初音からだ
D どう見てもただ邪魔なだけな月代から消えていただく
Cっスね
脱力した構えで周囲を見渡す。
皆それぞれ腕に自身のある連中だろうが…
いかんせん、場数が足りねえ。
なら…っ!
俺は足首に隠し持っていたナイフを投げつける!
目標は…初音とか言うガキだ!
ヒュンッ…
そう、ナイフ投げ。これは俺の得意技の一つだ。
コツはアンダースローで喉の下を狙うこと…
ってやべえ、本気で投げちまった!
A 平然と首の移動だけでナイフをかわす初音
B 刺さったー!大出血、初音ちん、ぴんち!
C 浩之が人差し指と中指だけでキャッチした。マジかよ…
D あれ…投げたと思ったが…見当はずれな所に行ってしまった。これが電波?
C そして落ちも
「あはっ……読める、読めるぞおっ……お前の動きが」
なんだ!? 藤田が人差し指と中指だけで止めやがった!!
いくら手加減して投げたからって……なんかムカつくぜ……
……と思ってたら指切ってやがる。……だせえ。
(御堂[LV2] 経験地+20 50/240)
「なかなかやりやがるな……じゃあ、そろそろ鬼の力でも見せてやるか」
……鬼の力だと!? 一体なんなんだそれは!?
急に何か寒気がする。……俺の第六感が、油断をするなと告げている。
A 何か分からんが回避だ。横に跳躍
B 上等。鬼の力かなんだか知らないが、迎撃してやる
C 面白い。受け止めてやろう
あ…見落として「手加減して」って書いちまった……
B
抵抗してやろうと腰袋から短刀を取り出す。殺意や覚悟といった
意識的なものは備えたはずだ。後ろから銃を構えられようがものを食べるよりも
確固たる意識を持ったまま、銃の役目を果たさせないまま終わらせる自信は
当然のようにあった。傲慢でも何でもなく、御堂の元々、経験というものが
一片の激動無く混ざっているせいで、御堂は初音を壊すことなど
簡単だ、とさえ思う。
気がつけば懐にそれはいた。それは、というだけで何かなのかを
理解するのには時間が必要だった、いまさらだったが、本当に必要だったのは
懐のそれを理解する力である。
初音だった。速すぎた。
A 子供だろうが全力でぶっ潰す!
B 防衛的に!
C 威嚇して動きを止めるしかねえぜ!
B
気を持つ。相手は初音だ。一瞬のうちに懐に飛び込める理由を知る
必要など無く、そうできると知ることが出来れば十分だった。
隠し通すことが出来ないそれを短刀を縦にして防いだと思えば
いつの間にか初音との距離が開いている。強いから、という理由でだ。
偶然に薦められた内の反撃など初音にとってはお笑い芸人よりも
失笑をかう行為であることは御堂だからこそ分かった。だから
相手から逃げるような形になってもけして屈辱とは思わなかった。
隠そうともしない人格からして間もなく敵は来る。鼻で笑われた気がする。
からだが熱くなっていく。慣れたから楽しそうだと思ったのか、相手が
自分と同じだから同属嫌悪のようなものを覚えたのか、それ以外なのか。
続きだ、
A 出迎えてやる。その自信、壊してやらぁ!
B こっちから攻めてやるしかねえようだな
C 飛び道具で何とかしてみっか?
b
なんか今のとさっきので話が進んでないようなw
周囲を軽く確認。
自分の体の特性を思い出す。只の人間だった頃学んだ戦い方は忘れる…!
シュオッ――
初音が右腕を突き出してくる。それと同時にその爪が伸びる。
なるほど、鬼、ね。
それなら―
あえて、右腕でその斬激を受け止める。そしてそのまま受け止めきった。
「な、ぬ、抜けない!?」
当然!後で再生が効くこの体なればの芸当よ!
A 左手で頭に一撃
B そのまま首根っこ捕まえて瑠璃子に投擲!
C 空いた左手で短刀を藤田の野郎に投げる!
D ジャンプ!
B
355 :
353:04/01/10 00:07 ID:T3u9XUKz
なんか適当に書いたら右腕左腕の関係が変だな。
別に無視してくれても構わないけど、御堂が受けたのは
左って事にしてくれると嬉しいかも
現実とは遠く離れた体を持っている。ただそれだけだった。
親がいたならば、罵倒されないほうがおかしい程の、怪物と呼ばれた体は
健全に生き抜くよりも遥かに簡単で、それでいて生きている実感を
受けるようなことも軽々と受けることが出来る。
鬼というのだから、ただ何となく生きているそれらなど普通に
死ぬよりも記憶に残る惨状な死に方にさせることなど容易なのだろう。
左腕が熱を持っている。この熱さは強く生きている錯覚に陥れる。
嫌いではなかった。だが、痛みで自分は生きていると悟ったような感覚に
なれるとはどういうことなのか。
小さすぎる初音を仮にも敵となる瑠璃子にへと、叫びながら投げつけた。
不意な攻撃に慣れていなくて当然の生き方をしてきた、ただの女である
瑠璃子は、
A 祐介が瑠璃子に飛び込み、抱きやがった
B 直撃した。現実ってこんなものかね?
C くそっ、かわしやがった。残念
A
祐介「危ない!瑠璃子さん!」
祐介は瑠璃子にダイビングしてとっさにかわした、まるで二流のハリウッド映画のようだ
(初音は瑠璃子に避けられ後ろの壁に直撃してしまったが…)
祐介「ちょっと待ってください、いくら特訓といっても怪我をしたら元も子もないじゃないですか」
確かにそうだった、こんな特訓を続けていては月島や雅史を倒す前に自滅してしまいそうだ
御堂「ゲーック、じゃあどうするんだ?」
A 基礎体力をつけるために10キロマラソンをする
B 格闘技の専門家を呼んできてコーチしてもらう
C 金で味方を雇う
特訓といったらAだろう
「なら走るぞ、手始めに10キロマラソンだ!」
「「え〜〜」」
異口同音に不満声が上がる。まあ当然だろうがな。
「え〜、も糞もねえ!手前ら揃いも揃って体育の時間しか動いてない
って面しやがって。そんな調子じゃあこの先やっていけねえぜ!」
というわけで全員、着替えて坂神宅の前に並んでいる。
さ〜て、どうしごいてやろうか…
A それはもう、ハートマン軍曹のように苛烈に
B あの疾走する青髪の女子校生とその彼氏っぽい男の後を追うぞ
C まあ普通に。あまり疲れてもしょうがねぇからな
D タイヤも引かせるか。ついでに重りも両手両足に。
Dでヨロ
実に清々しかった。敵を倒すのは、犠牲の上での爽快感という
不純極まりないものだったが、ただ何となく走ってみると、世の中を
全て知り尽くした気分になる。強化人間としてではなく、ただの人間として
ただ、体力をつける為に足を動かしてみると、五体満足あってこその
自由な爽快感を得ることが出来た。
殺伐とした空気の中で育っているからこそ、前向きに生きる少年や
青年、中年の真似事をしてみると中々どうして生きている、と実感させられる。
こういうのも悪くない。御堂はそう思っていた。
体の中まで汗が流れているのを感じた。生ぬるかったが、それが
良いとさえ今は感じる。残りの距離が少なくなってくる。夕日が昇ってくる。
青春物語かよ、と御堂は思った。頬が緩んでいたことは、別に否定は
していないのだということを、御堂ははっきりと体で伝わっていた。
A 無事に完了、疲れたぜ
B む、刺客、か?
C 元気ですね、と誰かに声をかけられる
遅かった、ムネン
御堂「よーし、お前らタイヤを引け、それに両手両足に重りもつけろ」
祐介「だからそんなことしたら体を鍛える前に壊れちゃいますよ」
御堂「注文の多いやつだな、だったらどう鍛えるんだ?」
瑠璃子「マラソンなら…陸上部の人に教わればいい…」
A 陸上部部長水瀬名雪を呼ぶ
B 陸上部員にして初音の姉柏木梓を呼ぶ
C レズ陸上部員の日吉かおりを呼ぶ
B!
ふう。と深呼吸をひとつ。
ゆっくり来たつもりだったが、連中とはかなり開いてしまったようなので、
一旦立ち止まって待つことにした。
「しっかしあいつら遅ぇなあ…」
未だ彼らとは結構な距離がある。
発破かけてやろうと、一歩そちらに踏み出した瞬間…!
ヒュオオッ
上空から迫るひとつの影があった。
ドガァァァァァァァァン!
先程まで御堂が居た場所のアスファルトが砕かれている。
「アっブねえ…!月島の手のものか!?」
そしてその砕かれた破片の上には
A 柏木耕一
B 観月マナ
C 北川潤
D 伏見ゆかり
369 :
366他:04/01/10 07:24 ID:T3u9XUKz
なんだか362で走り終えたような感じがしたから続けて書いてしまったよ。
358から362に繋げようとしたのかなとも思ったけど時間も空いてるし。
ちょっと無理があるけど360-362かと考えてしまった。
愚痴スマソ
整理すると
みんなでマラソンしようとして梓を呼んでくるわけね
yes.
「わ〜っかめっ」「もずく!こんぶ!」
「わ〜っかめっ」「もずく!こんぶ!」
陸上部員の柏木梓を呼び特訓が再開された
梓「ほら〜まだ3キロだ、気合を入れろ〜」
初音や瑠璃子だけでなく祐介もバテバテだった
御堂「まったく、最近の若いもんは」
御堂は古代エジプトからいわれ続けた典型的な愚痴をこぼしつつ走り続けた
御堂(強化兵たる己にとってこんなマラソンはたいしたことはないが日本軍で訓練をしていたころを思い出すな)
御堂(坂神、岩切…いけ好かないやつらだったがそれでも仲間だった、それが今では坂神は廃人にされ、岩切も敵に操られてしまっている…)
御堂(坂神、お前の敵は俺が取ってやるぜ。岩切、必ず救い出してやるからな…)
先ほど自分でフェラをさせていたことなどすっかり忘れて敵討ちを決意する御堂だった
都合のいいランナーズハイもあったものである
梓「はい、10キロ終了、みんなよく頑張ったな」
A 特訓終了、敵の本拠地へ乗り込む
B そうだ、光岡に協力を仰ごうか
C まだ特訓は必要、今度は座学だ
D
間違えたB
そういえば……俺には旧軍時代、もう一人仲間がいたな。
もともと強化兵は俺以外にも坂神を初めとして六人いた。
俺、坂神、岩切……そして光岡。生憎と他の三人には会った事はねえ。
光岡……今生きているんなら、かなりの戦力になる奴だ……。
奴を呼び、戦力の増強を図るのもいいだろう。
「おい月代……」
「な、何…………?」
俺は月代に聞いてみた。
光岡は今いったいどうしてるのか?
そう聞いたところ返ってきた返事は……。
A きよみさんの側にいるよ
B 蝉丸と戦ったときに……
C FF7の世界へいっちゃったよ……
C
「セフィロスっていうキャラクター知ってる?」
「ん……なんだそりゃ?」
「これ」
そういいながら月代は俺に一冊の本を出してきた……。
「FF7」と書かれたその本の表紙に出てるのは……。
「み、光岡!?」
「ちがう! セフィロスだよ!!」
「いや、これはどう見たって光岡だろ……」
「いいからセフィロスなの! 悟はもうこの世界にかえって来れないんだよ……」
なんだかよくわからねえが、光岡の助けは望めないってことか……。
まあ、俺に電波使いの長瀬、それから鬼の力とやらを使う初音が揃ってるから大丈夫だろうとは思うが。
……そういえば、特訓の成果はどうだったろう。
俺のレベルはどのぐらい上がったんだ?
A 5上がっていた
B 20! なかなか凄い結果だ。
C いきなり最高レベルに到達していた
D じつはウイルス状態で経験値が入っていなかった
D
ん……全然上がってねえぞ!! そんなバカな!!
俺はステータスを開いて状態を確認する。
……ウイルス状態にかかってやがる。
説明しよう!!
ウイルス状態とは、かかったキャラクターの取得経験値を0にしてしまう、
FF9におけるレベル上げの際に非常に腹の立つ状態異常である!!
「こら!! 誰だ!? ウイルス攻撃使った奴は!?」
俺がそう一括すると、一人恐る恐る手を上げた奴がいた。
手を上げた奴は……
A 祐介
B 瑠璃子
C 浩之
D 月代
E 初音
C
「俺だ」
またこいつか……ド畜生。数時間に渡るトレーニングが無駄になっちまったじゃねぇか。
どうしてくれるか。
A ウィルスにはウィルスで制裁を。Gウィルスを投与する。
B 経験値の埋め合わせをさせる。おもむろにエナジードレイン。
C 千手観音愛撫の錆にしてくれる。
D まぁ許してやるか。
びー
得られなかったものを欲しがるよりは、わけもわからず叫んだほうが良かった。
出来なかった原因は具体的なのだ、栄養とか名誉といった間接的なものよりも
目に見えるようなものが、最も単純であり何とかしたい、そんな時に
一番効率が良い、使い勝手の良いものなのだ。
浩之のせいならば、浩之を使ってやればいい。
御堂は笑った。万物に末だと実感させられそうな笑みである。さて、
A 浩之に筋肉トレーニングを、その運動率を俺様のものにするぜ
B 浩之と戦う。それで鍛えられた反射神経なんちゃらを吸収するぜ
C 浩之と他の奴に戦わせる。それで鍛えられ(略
C
仲間以外を希望
すばる「大影流奥義、流牙旋風投げ!!」
浩之「うわぁぁっっ!!」
先ほどから浩之は御影すばると戦っていた
仙命樹のおかげで常人より遙に優れた基礎体力を持っているが浩之には「技術」がない
それを補うためにも特別コーチとして大影流免許皆伝の腕を持つ御影すばるをよんだ
御堂(結局経験地は俺がもらうがな)
すばる「大影流奥義、地竜走破!!」
浩之「みぎゃぁぁ〜!」
御堂(一方的にやられているだけにも見えるがそれはそれで耐久力が上がるだろう…)
三時間後
すばる「それじゃあこの辺で終わりにするですの」
浩之「し、死ぬ、死んじまう…」
すばる「あなたはすごいですの、あれだけ奥義を受けたのに五体そのものは無事ですの。普通なら全治6ヶ月はするはずですのに」
すばる「それに基礎体力が素晴らしいですし、スジもいいですの、最期のほうはすばるの攻撃をかわしたり捌いたりもできましたの」
すばる「本格的に鍛えたくなったら遠慮なくこちらにお電話してほしいですの。それではすばるは帰りますの」
特訓は終わったようだ、どうも積極的な攻撃方法よりも護身術を教えたようだ。
これはこれで重要だがどうせなら耕一や柳川でも呼んだほうがよかったかもしれない
A じゃあエナジードレインで経験値を戴くか
B そんなスキル俺には要らん、てめえで活用しろ
C まだ浩之に誰かと特訓させる
B
御堂(まあ良いか、俺みたいな強化兵が護身術の入門みたいな経験値を得てもあまり価値はないしな、それなら浩之に学ばせておいたほうが戦力の底上げになるだろう)
御堂はこれからのことを考えた、敵に攻撃を仕掛けるにはまず本拠地を探さねばならない
敵の戦力はある程度知ることができたが本拠地の情報は全くない
そこで俺は以前に襲ってきたセリオのことを思い出した、あいつを分解して情報を引き出せば本拠地がわかるのではないか
俺は首相官邸に連絡し壊れたセリオから敵の本拠地に関する情報を分析してくれるよう頼んだ
晴子「ええよ〜明日の朝イチには分析結果を教えるから」
明日の朝か…とりあえず今日はもう遅い、坂神の家に泊めてもらうか。大所帯だが何とかなるだろう。
御堂「…というわけだ、すまんが一晩泊めてくれないか?」
月代「いいよ、ひとつお願い、蝉丸の敵をとって…」
御堂「…ああ」
さてと、これからどうしようか
A 実の姉と戦わねばならない初音の様子を見る
B 実の兄と戦わねばならない瑠璃子と祐介の様子を見る
C 魔王と化した親友と戦わねばならない浩之の様子を見る
388 :
366他:04/01/11 01:51 ID:+3T8EbMm
C
名前消し忘れた…
御堂「浩之、いるか?」
浩之「ああ、御堂さんか、どうしたんですか?」
どうやらム〇カは治ったらしい、俺は明日の決戦について戦えるのか聞いた。敵の魔王は親友だったやつだ、もしかしたら土壇場で親友の命を奪うことをためらうかもしれない、それが原因で俺たち全員がピンチに陥るかもしれないからだ。
御堂「明日、お前は親友を殺せるのか?」
浩之「もちろんっすよ、いやむしろ進んで止めを刺したいですよ」
予想外の答えだ、だが精液まみれの顔でキスをされて舌を噛み切られたのだ。そりゃ友情も壊れるだろうよ。
御堂「…そうか、それを聞いて安心したぜ……ところでお前、大切な人っているか?」
浩之「大切な人?」
御堂「ああ、その人のためなら必ず生きて帰るって思える人だ」
浩之「……」
人間の最後の力、それは仙命樹を得た者でも変わらない『生きる意志』だ。それを俺は確認したかった
御堂「どうだ?」
浩之「あ〜もう途中で声をかけないでくださいよ、最初から数えなおさなきゃいけないじゃないですか。あかり・志保・マルチ・委員長・レミィ・琴音ちゃん・先輩・葵ちゃん…」
どうやらこいつは心配なさそうだ、つーか殺意が沸いてこないでもない
御堂「もう良い、今日は早めに寝ろ、間違っても夜這いなんて考えんじゃねーぞ!」
浩之の心配は全く必要がなかった
A 初音の様子を見る
B 瑠璃子・祐介の様子を見る
C そういやまだ沙織はいるのか?
D もう寝る
Cでいってみよう
そういや昨日ここの風呂場を覗いたときにいたあの赤い髪の女…確か名前は『沙織』って言ったかな、あいつはまだこの家にいるんだろうか?
月代に聞こうとしたが迂闊に聞くと昨日の覗きの一件がばれてしまう
思案しながら廊下を歩いていると台所から『沙織』が出てきた、まだこの家にいるようだ
沙織「あれ、あなたが『御堂』さんですね?」
御堂「ああ、そうだ」
それから沙織と少し話をした、沙織は昨日坂神と祐介・瑠璃子・初音が月島と戦うときに同行しようとしたが止められてここにいるよう言われたらしい
沙織「祐くんったら『月代さんに監視させておかないと一人で学校に来るかもしれない』なんて言うんですよ」
御堂「だがお前も坂神を見ただろ、祐介もお前に危険な目にあってほしくないからここに居ろって言ったんだ。あいつの気持ちを察してやれ、好奇心だけで首を突っ込んでいい問題じゃないんだ」
沙織「好奇心なんかじゃないよ!!!……そんなんじゃない……祐君のそばに居たかったから…」
真っ赤になって俯く沙織、色恋沙汰に疎い御堂でもその反応が示すものを察することができた
御堂「お前、祐介のことを…だが奴にはもう彼女が居るんじゃ…」
沙織「……それは十分わかってる、でも…」
沙織は泣き出しそうになっていた、俺は自分がとてつもなくデリカシーのないことを言ってしまったと気づいた
御堂「すまん……」
御堂(かなわぬ恋か………)
A 「当たって砕けろ」と言ってみる
B 「祐介は死なせない」と言う
C 「おじさんじゃだめか?」と言ってみる
「あたって砕けろ」はちょっと酷かな。よって「B」
名前「・・・」形式はやめない?
すんません、もう寝ます…(誰か続きよろしく…)
俺は俯いたまま黙っている沙織の頭に手を置いた。
「祐介は死なせねえよ」
「え?」
沙織が顔を上げる。目の端が幾分か赤くなっているようだ。
俺は無視して言葉を続ける事にする。
こういうのは慣れてねえから、どういう風に言えばいいのか分からねえんだが…仕方ねえ。
「だから、あいつは死なせねえから安心しろっつってんだ」
「御堂さん…」
「仮にあのボウズ死なせてみろ?お前になんて言われるか分からねえだろうが」
沙織はじっと俺の顔を見つめている。
「俺はな、ガキは嫌いなんだ。だがな、ガキの泣き顔はもっと嫌いなんだ。
だからお前を泣かせるわけにゃ行かねえんだよ、わかったな?」
納得行かせるように、沙織の頭をぽんぽんと叩く。
異人のような赤い髪が軽く指に絡む。何だか変な感覚だ。
「は…はい」
「よーし、わかったらもう寝ろ。もう遅えからな」
「……ありがとうございます。あの…祐君のこと、お願いします」
そういうと沙織は深々と俺に頭を下げ、そして部屋へと戻っていった。
あの辛気臭えボウズのどこがいいんだか……ま、俺にゃ関係ねえがな。
さて、これからどうしようか?
A 祐介・瑠璃子の様子をみる
B 初音の様子を見る
C 自分の部屋に戻る
C
とりあえず自分の部屋に戻った。
明日からの激務を思うと、心苦しい、というか自分が気の毒になってくる。
とりあえず俺は……
A 今日の出来事、今後やるべきことを振り返ってみる(推奨)
B 今日の出来事、今後やるべきことを振り返ってセルフバーニング(ティッシュ必須)
C 今日の出来事、今後やるべきことを振り返って寝る(夢の啓示?)
D 何の脈絡もなく俺の寝具の中に何者かがいやがった(相手指定キボンヌ)
俺は月代にあてがわれた部屋へと戻った。
大きな窓から外を広く見渡せるので、敵さんの発見には都合が良い。
(ひとまず、横にでもなるか)
敷かれてあった布団に身体を横たえる。
本当ならこの部屋にはべっどがあるのだが、無理を言って変えてもらった。
あんな物で寝られるなんて、この世界の奴らはまったくどうかしているに違いない。
「さて…ケッ、どうせ来てやがんだろうな」
目を閉じて、この屋敷に気配を『配らせる』。
まあ、こっちに人が集まってんのは向こうも先刻承知のはずだ。
それを知って…どう動く?
A 特に反応なし。今日はもう敵襲はないようだ。
B むっ、屋敷の外に怪しい反応が…?
C おっ、屋敷の中に怪しい反応が…?
D そういやすっかり疲れてたな。もう寝ちまえ
>>399はスルーしてください。
リロード忘れた…
「ZZZ……」
ん……こいつは月代……。
ははぁ……俺の寝床を用意しておいてそのまま寝ちまったな。
A 叩き起こす
B そっとしておいてやる
C 添い寝する
Cを選択しろとでむぱが・・・
月代の添い寝をしながら明日のことを考えていた
御堂(判っている敵は月島に雅史に柏木千鶴に岩切か。昼間に攻撃すれば岩切は問題ない、藤田は火戦試挑体の俺の仙命樹を受けているから十分戦える)
(雅史は変態だが本人の力はそれほどでもないだろう、問題なのはやはり月島と柏木千鶴か…あいつらと正面からやりあうのは得策じゃないな)
(基本的な方針は『月島を不意打ちする』だな、あいつを何とかすれば少なくとも岩切や柏木千鶴は正気に戻る。そうすればこちらがずっと有利になるはずだ)
(徒手空拳で挑むのは無理だな、何か武器が必要だ…今回の事件は首相直々のものだ、晴子に頼んで重火器をいろいろと用意してもらおう…)
翌朝
俺は晴子からセリオの分析結果を教えてもらった
晴子「敵の本拠地は…」
A 武田商店や
B 鶴来屋や
C 来栖川エレクトロニクス研究所や
405 :
名無しさんだよもん:04/01/11 15:13 ID:pJKunoIw
Bで
「鶴来屋っちゅう隆山にあるホテルグループや。 あのあたりは鶴来屋関連の施設が集中しとる
さかい隆山一帯が奴らのテリトリーや。 表向きはどこにでもあるような温泉街やが、ウチらも手が
出せんほどの要塞と化しとる。 以前にSATを1個中隊投入したんやが…全滅やった」
(成る程…相手の防備は完璧みたいだな。 真正面から挑むのは少々骨が折れそうだぜ
まずは…)
A 装備を整えるのが第一
B 藤田を使い物になる様にするのが先決
C 潜入手段を考えるのが先決
D …癪だけど犬飼に頼むか
B
「藤田…これから俺たちが闘う相手は洒落にならねえ連中だ
それは分かるな?」
「ああ…骨身に染みて知ってるさ。」
「しかし、いくら俺様の血を得たからといって、それだけで対抗できるほど
甘いもんじゃねえ。それも…わかるな?」
「…イエス」
「というわけで…今からちょっとした訓練だ」
A 銃器の扱いを叩き込む
B ナイフ格闘術のレクチャー
C 気配の消し方講座
D ウィルス以外のこいつの能力を確かめつつ強化
D
まずは小手調べ。
まあこいつは仙命樹も胎内に宿しているし多少手荒にやっても大丈夫だろう。
俺はストレートを一発出してみた。あの警備兵に使ったやつだ。
「おおっと!!」
藤田は横に捌いてかわした。……まあ、当然か。
「おい藤田、今度はお前から攻撃してみろ。受けてやる」
俺は両手を広げて挑発の姿勢をとる。
まあ、こいつの攻撃ならくらっても別に対したことないだろうし、避ける自信もある。
「じゃあ行くぜおっさん……」
藤田が構える。そして繰り出したのは……
A ローキック。……まあ一般人にしてはなかなかの威力だ。
B 防御したのに衝撃が……通背拳か!?
C へなちょこパンチ……情けない奴
D 千手観音愛撫。俺にやるな俺に!!
B 愛撫ワロタ…
誤爆 Dだった・・・
「ぐっ……!!」
な、なんだ!?
奴の攻撃は完全に見切って防御した。だが、俺の体に衝撃が……。
まさかこいつは……
「通背拳か。味なまねしやがるぜ……」
「俺も伊達に暇人やってないんでね。見よう見まねだがこれぐらいはできる……さっ!!」
おっと、掌底を入れてきやがった。俺は今度は最小限の動きで避ける。
だが見よう見まねでここまで出来るとは……案外こいつは育てれば光るかもな。
だが俺に勝つにはまだ早い……つーか100年たっても無理だな。
A こちらも通背拳で返す
B 地を這うような蹴りで相手の体制を崩し、そこから一気に畳み掛ける
C 封じられし邪拳山千拳を使う
D 何だ? ……からだが、うごかねえぞ!?
Bで
「でやっ!」
「ぐあっ……!!」
まず俺は地を這うように回し蹴りを藤田の軸足に決める。
藤田はあっけなく崩れ落ちた。
だが俺の攻撃はこれでは終わらない。
すぐに自分の体勢を直し、逆の足で体制を崩した藤田を蹴り上げる。
「いでっ……!!」
宙に舞った藤田に向かって追撃……するのが本来だが、流石にこれ以上はやばいんで寸止めにしておく。
「……終わりだ」
藤田の鼻先で拳を止める。
「ま、参ったぜおっさん……あんた本当にただもんじゃねえな」
「まあな……」
ちっと一般人相手にムキになりすぎちまったかな。
だが、藤田もなかなか使えることが分かった。
あの通背拳……俺にはきかねえが電波を使えるだけでただの人間の月島や雅史辺りには効果があるだろう。
まあ、いい訓練だった……。
A 祐介は一体どうしてるんだ?
B そういえば、初音の姿を見ねえな……
C 瑠璃子は何してるだろうか
D 昨日初音が連れてきた梓ってのはどうしてるだろうか
A
祐介は一体どうしているんだ? あいつは今回の作戦の要だ。
あいつが月島の電波を封じてくれなきゃこっちが困る。
……とその時、俺の体の自由が奪われる。
右足を動かそうとしても、動かせん。
こ、これは……
「祐介、冗談はやめて電波を止めろ」
「ああ、気付いてしまいましたか」
物陰から祐介が出てくると同時に俺の体は自由になる。
「いつの間にか僕のことを名前で呼んでくれてますね」
「へっ……これから生死を共にする仲間に野暮なこと言うな」
仲間……か。
そういえばそんな言葉を久しく使っていない気がする。
俺の仲間といえば、これまでは憎らしいだけの坂神や岩切、光岡ぐらいだったな……。
「仲間……ですか」
「くすぐったくなる。何度も言わせるな。俺の足手まといには……なるんじゃねえぞ」
俺はこいつは苦手だ……。
ガキのくせして、何か物事を見透かしている。
「分かってますよ。けど……今のように、急に電波で攻撃されたら?」
俺は去ろうとする足をとめた。
「今のは僕だから体が動けなくなるぐらいで済みましたが……もしも相手が月島さんだったとしたら?」
「分かったよ……油断はするなってことだな」
「まあ、油断しなくてもどうにかなるって問題じゃあないですけどね」
「……なら言うんじゃねえよ」
祐介は去っていった。
……あいつ、俺を試したのか?
さて……それじゃ
A 作戦の確認でもするか、全員集合だ
B **の様子でも見てくるか(人物指定)
A
「この用紙を見てくれ」
そういって俺は神尾首相からふぁっくすで送ってもらった隆山の資料を机に置く。
月島も既にそっちに移動したみてえだ。
とは言うものの現時点で分かってることなどそうないが。
「まあ、これを見てもらえば分かるように…俺たちの前には
大きな問題がひとつある。」
それは…
A ここ依代から隆山まで本州を縦断する必要があること
B 雅史一党が原発を占拠したこと
C 月島の手によって一般市民すら彼らの制御下にあること
D 主要交通網にセリオ型ロボが配備されていること
A
「ここ依代から隆山まで本州を縦断する必要があることだ」
「……なるほどな」
「えっ? えっ? どうなるの〜」
浩之や祐介は分かったみてえだな……。対してまるで分かってないのは月代だ。
「いいか? 目的地隆山までは遠い。もちろん乗り物を使っていくことになるが、
それを使うと自動的にルートが制限されちまう。
加速道路を使うにせよ、一般道を使うにせよ、相手からこちらの動きが割れやすい。
電車は駅を張られたらおしまいだ。それにこれらには通り道に罠を張られる危険もある。
目立つ飛行機やヘリも却下だ」
「なるほどね〜。でも、何か使わなきゃ向こうにはつけないんでしょ? だったらどうするの?」
「そうだな。俺なら……」
A 車か。あれなら小回りが聞く
B 電車だ。一般大衆の中にまぎれることが可能だ
C ヘリだ。安全安心、早速晴子に手配してもらうぞ
D 徒歩だ。根性で行くぞ
Aで
「車だ、あれなら色々対処できる。」
「車か…でも、誰が運転するんです?」
「俺がする。復活してから稼業のために免許も取り直したんだからよ
おい、月代。この家に車はないのか?」
「うん、裏の駐車場にあったはずだよ。キーは…あった、はい!」
よし、なら話は早い。
「うーし、皆、荷物をかき集めろ。道は長いぞ」
そう言って準備を終えて裏側に回ってみると…
A ドでかいピックアップ・トラックが
B 対戦車無反動砲付のジープ
C 2シーターのフェラーリ
D 軽トラ。荷台に乗っけるか…?
D
そこにあったのは後ろが荷台の、白の軽トラだった。
うーむ。この田舎じゃあ、レンタカーを借りるのも一苦労だろう。
「しょうがねえ、とりあえず…初音、隆山を知ってるお前が
助手席に来い。他の連中は…悪いが、荷物と一緒に荷台だ。」
渋っていた浩之たちだったが他に手段もない。
ジャンプして乗り込んだ浩之が皆を引っ張り込んで全員搭乗したようだ。
A よし、高速を使って飛ばすぞ。
B 高速だと逃げ場が少ないな。一般道だ。
C その前に寄りたいところがある。 *目的・人物名など指定。
B
留守番組の梓・沙織・月代たちに見送られながら俺たちは隆山までドライブをすることになった
一般道を使いおそらく到着するのは早くても午後3時ごろになるだろう
隣には長女と戦わねばならない初音がいる、先ほどから緊張しているのか一言も喋らない
俺は初音の緊張を解こうと話し掛けてみた
A そういえば初音には彼氏はいるのか?
B 柏木千鶴の弱点って何かないのか?
C こんな風にドライブをしたことってあるのか?
C
「こんな風にドライブをしたことってあるのか?」
いつの間にか普通の状態に戻っていた初音に話しかける。
「ない…です。 耕一お兄ちゃんもお姉ちゃんも免許持ってないし」
「まぁ、そんなに強張る必要はねえ。この世界的狙撃手、ミドウ13様がやるんだ
任しておきな」
「お姉ちゃんには手を──」
操られ、敵に回ったと言え姉だ。初音は姉にもしもの事がないか心配しているようだ。
「月島の奴に操られているだけだろ?奴を殺ってしまえば問題ないぜ」
出来るだけ姉の方に傷つけない様に言うと表情が少し和らいだ。尤も、月島の奴を
殺る前に出てきたらどうなるか知らないがな。
「そう…だよね。 怒ると怖くて偽善者で料理はNBC兵器級だけど…私のお姉ちゃんだもん」
(……あまり褒められた姉ではないようだな)
そんな他愛のない話をしていると、後ろから藤田の奴が窓越し話しかけてきた。
何だか表情が切羽詰っている。何があったんだ?
「御堂さん、警察だ!」
「何ぃ!?」
「荷台に人を乗せるのはどう考えても駄目な気がするんだけど…」
横から初音のつっこみ。普通考えりゃそうだよな。ヤクザの出入りじゃあるまいし。
『そこの軽トラ、止まりなさい!』
(くっ!どうする?)
A 大人しく止まる※この場合は警察の人を指定
B 構ってられるか!逃げる
C 国家権力に頼る。晴子に電話
B
「構ってられるか!手前等、飛ばすぞ!しっかり捕まってろ!」
俺はアクセルを全開にし、ギアをトップに入れた。エンジンの回転数が上がり唸りを上げる。
それに併せて警察の方も速度を上げるが、幸いにも峠の下りなので重荷の軽トラでも差は
縮まらなかった。
「御堂さん!前!前!」
隣の初音が冷や汗を垂れ流しながら叫ぶ。カーブは目の前だがスピードを落としてないからだろう。
「赤城峠で鍛えたドリテク、見せてやるぜ!」
カーブが目前に迫ったところでハンドルを右に切る。刹那を置かずサイドブレーキを引きクラッチ
とフットブレーキを踏む。タイヤが甲高い音を立て地面との摩擦で煙を上げる。タイヤはグリップ力
の限界を超え、車体は横滑りをする。後ろの連中は荷台に思いっきりしがみ付いている。
そこですかざずサイドを元に戻しクラッチを繋ぎ、アクセル踏む。綺麗な弧を描き軽トラは峠の急カーブ
を軽やかに曲がる。そして、パトカーの方はと言うと──
A 同じく軽やかなドリフトでついて来た
B そのままガードレールにぶつかってあぼーん
C 無理な運転はせず。そのまま振り切られた
A 峠でチェイス
バックミラーに映ったのは同じく軽やかなドリフトで曲がるパトカーだった。
「ちっ、やるじゃねか。それじゃぁ峠バトルとしゃれ込むかぁっ!」
「いや〜!」「のぉぉぉ〜!」
隣や後ろから悲鳴が聞こえるが知らん!今の俺は峠の狼だ!ダンスを踊るように
二つの車が峠を駆け抜ける。カーブを曲がるたびに静かな峠にタイヤの音と悲鳴が木霊する。
二人のデュエットはいつまでも続くように見えたが、そろそろ峠道も終わりに近づき、道の傾斜
も緩やかになってきた。パトカーはマシンパワーに物を言わせて徐々に差を縮めていった。
荷台の連中や助手席の初音は顔面蒼白であったが、何とか振り落とされずに済んだようだ。
(まずいな…追いつかれちまう)
A ここで狙撃
B 後ろの月代が「そこのボタンを押して!」と、言ってきた
C 降参、大人しく止まる
D 祐介に電波で何とかさせる
>>427で月代はお留守番。
ということで、とりあえず「D」。
パトカー奪っちまえ。
済まん…首吊って寝る
「おい祐介、手前の力で何とかできねぇのか!?」
「え?あ、はい…やってみます。」
顔面蒼白の様子だったが、後ろを振り向いてなにやら念じ始めた。
その途端、こちらに迫るような勢いだったパトカーのスピードが緩やかに落ちる。
「御堂さん、前にコンビニの看板が見えますよね、
そこの駐車場に入れてください。」
「おう。」
そして2台の車が駐車場に停車した。
「よし、祐介。お前、その能力で警官を操って、
荷台の連中隆山まで連れてってもらえ。」
「はい。でも大丈夫かな、そんな長時間試したことないですから…」
ふむ、確かにな。
「よし、なら銃を奪って、通信機を壊しておくか」
その後は浩之に番をさせりゃあ、問題はないだろう。
俺は祐介に命じてパトカーのドアを開けさせた。
そこに虚ろな瞳で座っていた警官は…
A 皐月&ゆかり
B 源三郎&柳川
C 相沢&北川
D 志保&あかり
C
「…………」
「…………」
お、完璧に落としてるな。流石は祐介だ。
「さて、これから二手に分かれて乗るわけだがどう乗るか?」
見たところ、車を運転できるのは俺とこの警官二人。
警官二人は電波で操っている、したがって戦闘は出来ない。出来てもただの足手まといだ。
もしも敵が襲って来たらこいつらは当てにならないな。
それと、こいつらはなるべく祐介と一緒に乗せておきたい。電波っつっても、離れすぎるのは負担だろう。
だが、ちゃんと隆山までは着かなきゃいけねえし……めんどくせえな。
七人(御堂・祐介・初音・浩之・瑠璃子・相沢・北川)の乗る組み合わせを選んで下さい。
ただし、どちらの車にも運転できる者を一人入れなければなりません。
運転できるのは御堂と祐一と北川だけです。
車を運転する人物は自動的に戦闘から除外されます。
軽トラには二人、パトカーには五人振り分けます。
ただし、隆山につくために初音が乗っている車が先頭を行くことになります。
一応離れていても電波は届きますが、もしかしたら離れているほうは電波が届かなくなってしまうかもしれません。
軽トラ 御堂・初音
パトカー 残り
「……まあ、こんなところか」
結局、俺と初音が軽トラ。
浩之・祐介・瑠璃子・警官二人がパトカーとなった。
「おっさん、俺にこの空間にいろって言うのか!?」
「がんばろうね、長瀬ちゃん」
「うん。分かってるよ瑠璃子さん……イチャイチャ」
耐えろ浩之。俺だって見せ付けられるのは御免だ。
「でも、大丈夫なんですか? 御堂さんのほうには乗るのが初音ちゃんだけだといささか戦力に不安が……」
「わ、私がんばるよ!!」
そういえば朝になったときに初音は最初あったようなおとなしい女に戻っていたな。
「大丈夫だろう。こいつだって鬼の力とやらがある。それに、そんなこといったら俺が乗ってないほうの車はいつだって不安だ」
そういってにやっと笑って見せた。
「言うなぁおっさん。まあ、こっち側は俺や祐介に任せろよ」
「へっ、せいぜい死なないようにしろよ」
それぞれ別々の車に乗り込んで再度出発する。
一時間ぐらいたったろうか、やはり二人だけで乗ると重さがなくなり早いな。
俺は助手席の初音に目を向けた。
そういえば、こいつの姉も今回の敵なんだ。
こんな年端もいかねえ少女が、覚悟してるんだろうか……。
初音に向かって声を掛けてみようか。
A 戦うっていう意味、分かってんだろうな?
B ……不安か?
C いや、やめておこう。そっとしておくのがいいかもしれん
D …………敵襲だ!!
D
初音に声をかけようとふと左側を見た瞬間、左車線の異常に気付いた。
「なんだぁ!?」
制限速度オーバーで走る車に並走して人間が走ってやがる。
そいつはこっちに向けて拳銃を構えてやがる!クソッタレ!敵だ!
A ぶち当てる!ハンドルを左に切る。
B 離れよう、右だ。
C 一旦速度を落とす。
D 加速!振り切れるか!?
A
俺はハンドルを左に切り道路の外にはじき出そうとした
御堂「何ぃ!」
そいつはジャンプして軽トラの荷台に着地したのだ
??「助手席の女の子を撃たれたくなければ車を止めろ」
仕方なく俺は車を止めて、降車した
A 敵は重武装したHM−12だった
B 実は部下の様子を見に来た柳川だった
C 何故か仮面ライダーG3だった
C
……おいおい
ん……なんだ敵の面妖な姿は?
「か、仮面ライダーG3!」
「知ってるのか?」
「子供に大人気な特撮番組の主人公です」
そして、絶対にVじゃなくてGだと付け加えられた。
パトカーのほうも俺たちが止まった為に停止せざるを得ず、浩之達は降りてきた。
「おいおい、なんなんだよあれは!?」
いや、俺に聞かれたって困るよ。
「……藤田君だったか、久しいな」
その時、急にG3が口を開いた。
「……なんで俺の名を?」
「ふふ……私の顔を忘れたのか?」
そういいながら相手は仮面を取る。
そしてその長い髪とともに素顔が露わになった。
……メットの中に髪の毛入れておくなよ。
「どうだ、おもいだしたか?」
「………あ、あーっ!!!」
浩之が絶叫を上げる。
「知り合いか?」
「……あの人は、霧島聖っていって、雅史を改造した張本人。詳しくはγスレこと第3スレをみてくれ」
「ふふふ……まあ、そういうことだ」
つまりは、雅史・月島の手のものか。
「今回は私は従属を逆転させられてしまってな。雅史君の第二の部下だ」
敵というなら構うことはない……やるか。
コマンドを選んで下さい
A 戦う
B 仲間(浩之・祐介・瑠璃子・初音)
C 特技・千手観音愛撫
D 道具
E 逃げる
C
今こそ食らえ!
俺の唯一の必殺技にして、あの岩切ですら簡単に陥落させた必殺奥義、
千手観音愛撫を!!
敵もさるもの、メスを投げて応戦してきやがる。だが俺には通じん!
「甘いっ!!」
メスが俺の肩口を掠ったが、一気に間合いを切り詰めた。
「!?」
そして霧島のバックを取り……
「でやあぁぁぁっっっ!!!!」
「あ、あうっっ……!!」
一気に愛撫にかかる。
そして……
A あっけなく霧島は崩れ落ちた
B 全く効いていない!?
A
出せば勝つ驚異の必殺技(w
霧島はあっけなく崩れ落ちた。
なんだ、簡単だな。
苦労して覚えた甲斐があったぜ。まだまだこの奥義の無敗伝説は不動だな。
とりあえずこいつはそこら辺の木に縛り付けておくことにする。
こいつの着ていたG3の服を調べてみると、強化服のようだ。
なるほど、だからあんな高速な動きが出来たのか。一応奪っておくか。
どうやら詳しい性能は筋力を格段に増加させる機能みたいだ。
強化兵である俺には不要だな、それに鬼の爪を持っている初音もいらないだろう。
誰に渡しておくか……
A 浩之
B 祐介
C 瑠璃子
D 祐一or北川(どちらか選んで下さい)
Aしかないな
「へえ、なかなか動きやすいな」
浩之が強化服を纏う。
なんだかその様、こすぷれいやーみたいだな。
「よし、じゃあ行くぞ」
俺たちは再び動き出した。
二時間ぐらい経ったろうか……
A 目的地の鶴来屋が見えてきた
B うしろのパトカーが変な動きをしだした
Bで。
後ろのパトカーが変な動きをしだした。
あいつら何やってるんだ?
どうもこんにちは、長瀬祐介です。
ええ、大変なことになっています。いますとも。
今こっちのパトカーを運転しているのは北川さんという警察官なんですけれどね、
いや、問題発生なんです。
何が問題かっていうと、
二人が目を覚ましちゃったんですよ。
いや、僕のせいじゃないですよ? 何か妨害電波が飛んできたんです。
多分……犯人は月島さんだろう。
目的地に近づいてきて……こちらの動向は完全に読まれているってことか。
まあ、軽トラを追うパトカーなんて目立つけどね。
「な、なんだぁ!? 俺たちはいつの間にこんなところへ着ちまったんだ……って誰だお前ら!?」
五月蝿いなあ……。
黙らせようか、でも「操る」といった高度なことは月島さんの妨害電波で使えないし……。
A 浩之に黙らせる
B 世界を破滅させる爆弾を一人に投下し脅す
C 電波で心のトラウマを探し出し弱みを握る
C
ふとバックミラーを見ると後ろの車の様子がおかしい
しばらくすると止まってしまった
「なんだ、燃料切れか」
パトカーのほうはガソリンが切れてしまったようだ
「しゃーねーな、全員軽トラに乗れ」
祐一と北川をパトカーの中に放置しまた軽トラの旅となった
(高校生のカップルと仮面ライダーが軽トラで三角座り…なかなかシュールだな…)
しばらく走り続けて
A そろそろ休憩して飯でも食べるぞ
B いったん晴子に連絡してみるか
C 誰かトイレに行きたい奴はいるか?
うわ、かぶった、無視してください
「北川さん…ですか?」
「?!お、お前なんで俺の名を?」
「まあそんなこといいじゃないですか。へぇ…
お隣に座ってる相沢さんとは高校時代からのご友人なんですね」
これには二人とも驚いたようだ。口をあけてこっちを見ている。
「はは、これはこれは…なかなか面白い人間関係ですね、
あなた方の周囲は。」
「な、何が言いたい!?」
声を荒げる北川さん。まあ、無理もないかな。
「あなた達は昔から気の合う仲間としてやってきた
少なくとも表面上はそうだし、相沢さんのほうはそう思ってる」
「…北川?」
「しかし…北川さん、あなたは…
彼に対して屈折した感情を抱いていますね
それもかなり根が深い。」
「やめろやめろ!もう、その先は…!」
「そう、あなたは、相沢さんの…
A 彼女を愛してしまっているのだから!」
B …」これで十分だ。目的地を告げ、運転させる。
C 瑠璃子さんが僕の腕を掴んで、哀しい目でこっちを見ている。
D 「その先は言うんじゃねえ!!」相沢さん、親友のため魂の絶叫
A
「相沢さんの彼女を愛してしまっているのだから!」
相沢・北川「!!!」
「しかも北川さん、相沢さんの彼女…美坂香里さんですね。彼女ともう何回も肌を重ねているみたいじゃないですか…
へぇ、昨夜もそんなことを…高校時代の制服にスクール水着に手錠ですか…なかなかマニアックですね」
北川「……」
「うわっ、そんなことを言わせますか。しかも警察署の更衣室を使ってなんて…」
「長瀬ちゃん、長瀬ちゃん」
「何、瑠璃子さん?」
A それ以上覗いたりしたら私怒るよ
B 二人の前で暴露したら弱みを握れないよ
C 今度二人で同じ事してみない?
C!!!
「今度二人で同じことしてみない?」
「いいねえ。瑠璃子さんのスク水……僕は好きだよ」
「おいおい二人とも、ちょっと待てよ。こいつらどうするんだ?」
「当面は先生が邪魔だね……」
「大丈夫、僕の電波を使えば……」
藤田浩之だ。こいつらがトリップ状態になっているので代わってナレーションを努めさせてもらう。
こいつらはまあほっといて、警官二人をどうするかが当面の問題だ。
といってもこいつら……。
「ふざけるな北川! 何でてめえが香里を!!」
「いいじゃないか! おまえばかりいい思いしやがって!!
高校時代いつも学食を取りに行ってたのは誰だ? 俺だ!
おまえのボケにちゃんと毎回つっこんでやったのは誰だ? 俺だ!
天使の人形を見つけたのは誰だ? 俺じゃないか!!
何で俺ばっかり苦労して、お前は楽して得しているんだ〜!!」
手が付けられないな。
というわけで、今とっても運転が危険だ。なんだか死へのカウントダウンって感じだ。
やばいぜこりゃ……。
A 説得する。
B 二人をのしてから俺が運転する
C とにかく安全一番、急ブレーキを踏む
G3って誰でも着られたっけ?G3マイルドかG3-Xならオートフィット機能があるけど
(つーか普通にG3が受け入れられてるのにワラタ)
すまん…Aで
「お、おいあんたらそれぐらいにして、運転をちゃんと……」
「うるさいっ!! だいたいなんでお前らちゃっかり乗ってやがるんだ!?」
「今俺はこいつをぶん殴らないときがすまないんだ!
畜生、こんな奴と一緒になるんなら警察官になんてならなきゃ良かったぜ!!」
「それはこっちの台詞だ!! 七年前の古傷だかなんだか知らないが、お前は都合よすぎるんだ!!
水瀬や月宮を無視して栞ちゃんに向かっておきながら、その栞ちゃんが病気でなくなってからは香里か!?
都合が良すぎるんだよ!! いつもいつも自分のことばかり考えやがって!!」
……こいつらをどうやって説得しろと?
選択者、あんたは鬼だ、鬼だよ……。
とはいえ選ばれたんだ、説得しないわけにも行くまい。
だが、どうしたらいいものか……
A 祐一を応援し、北川排除。その後に祐一に運転やってもらう
B 北川を応援し、祐一排除。その後に北川に運転やってもらう
C ここは一つ何か勝負して決めたらどうだ? と妥協案を出す
D かったるい以前の問題だ! やってられるかこんなの!!
D
かったるい以前の問題だ! やってられるかこんなの!!
ボカ!
とりあえず元凶・祐介を殴り倒す。
さらに天井にもパンチ!!
轟音と共に天井が空高く吹っ飛んでった。
クルード
「粗 雑 …」
瑠璃子が呟いてるが気にしない。
口げんかも忘れ、警官コンビが唖然とした顔でこっちを見てる。
俺は片手に祐介の首根っこ、もう片方に瑠璃子の腰を抱いて言った。
「お巡りさん達、ほんんっとうに、悪いと思う。
ただ…膿は早めに出したほうがいいと思うぜ。
今の俺たちみたいになりかねねえからよ。」
そう言って立ち上がる。
「そうそう、銃は貸してもらった。ちゃんと郵送するから安心してくれ
直接返却希望なら…隆山まで来てくれ、鶴来屋だ。」
そして俺は…
A 御堂車の荷台に飛び乗った
B 歩道に着地した。前の車はもう見えない。
Aで
御堂車の荷台に飛び乗った。
「おう、来たな。……なかなかとんでもないことするな」
「あのままじゃ埒が明かないからな。悪いけどつくまでこのまま荷台で頼むぜおっさん」
「ああ、かまわねえだろ……もうすぐ目的地だしな」
しかしこのG3とんでもない威力だ。
もしかしたら今の俺はおっさんより強いかもな。
「そこの信号を右に曲がって、100メートルほどで鶴来屋本館に着きます……」
もうそんなところまで来たか。
決戦は……近いな。
A よし、つっこむぞ!
B 待て、まず本拠地となるところを探すぞ!
びー
「待て、まず本拠地になるところを探すぞ。この軽トラは目立ちすぎる」
「あ、はい……ならちょうど良い場所が」
そういっては初音はまた別の場所に誘導する。
着いたところは……
A オーソドックスに柏木家
B 誰もこなさそう、水門
C 実は大穴日吉家
D 貴之と相部屋な柳川のマンション
E ……えっ、ヨークの中?
(そうだな、みな長時間の車のたびで疲れているだろうし)
(こちらも本拠地になる場所を作っておこうか)
(晴子から武器、弾薬も受け取りたいしな)
「じゃあ乗り込む前にこちらも体制を整えなきゃならん、初音、どこかいい場所はないか?」
俺は一番ここら辺の地理に詳しい初音に聞いてみた
「う〜んとねぇ」
A 初音の家でもある柏木家
B 晴子と連絡がとりやすく武器もありそうな警察署
C 人目につかないよう廃線となった駅
ぎゃー、またかぶった。すんません
Cですね
選択肢はAで
>>464 浩之と聖の体格がほぼ同じだったのだろう
初音に案内されてついた先は、極々普通の民家だった。
「ここは…?」
「梓お姉ちゃんの後輩の家です。」
「へえ…でもなんでまたここに?」
浩之が何気なく尋ねる。
それは…
A 日吉家の稼業は武器商ですよ。
B ここに私のすぐ上のお姉ちゃんが隠れてるんです。
C CIAの北陸支局…それがここなのです。
D かおり・ザ・ブレードに協力を仰ぐため
B
「いらっしゃーい、初音ちゃん。お姉ちゃんは呼んでこなかったの? 楓ちゃんが待ってるわよ?」
「うん、ちょっと日吉さんにお願いがあるんだけど……」
……なんだこの娘は?
まあいい、初音の顔見知りのようだし任せるか。
「……というわけで、千鶴おねえちゃんを助けるまでここに新しい仲間と本拠地として使いたいの……」
「うん、いいわよ♪ ほかならぬ梓先輩の妹の頼みですもの♪」
おっ、どうやら話がまとまったようだな。
「ありがとう。じゃあ、みんなとりあえず入っていいって」
そうだな。
じゃあ、まず入るとするか……とその時、
「ちょっと待った!」
ん? こいつ……俺を見たとたんに不機嫌な顔になりやがった。
「ど、どうしたの日吉さん?」
「何この男は?」
「えっ……御堂さんっていう私たちの仲間だけど……」
「………お」
「お?」
「男はいやぁ〜〜!!」
な、なんだと!?
こいつ同性愛者だったのか……。だがあそこまで拒否するとは、何かトラウマでもあるのか?
「ね、ねぇおねがい。そんなこと言わないで……」
「いくら初音ちゃんの頼みでも、それだけはだめ!
百歩譲って、その見た目かわいい系の男は許すわ! けど……そっちの二人は嫌!」
「女顔で悪かったね……」
祐介が膨れてやがる。今更なことだろうが。
だが、困ったな……。どうするか。
A 説得する
B 諦める
C 初音・瑠璃子・祐介だけでも入れてもらい、自分と浩之は外で過ごす
C すごい光景だな
C
まさか選ばれないだろうと思っていた選択肢が……w
ところで、ひっそりとまとめページのほうでMaiキャロが復活しているのを何人が知っているのだろうか……。
チッ……仕方がない。ここで渋っても話が進まん。
最終手段を使うとするか……。
「おい浩之、俺たち二人は隣の空き地で過ごすぞ」
「お、おっさん!? そんな扱いでいいのか!?」
「仕方ねえだろ!!」
それを効いて、かおりとかいう女がほっと胸をなでおろす。
「ああ、安心したわ……」
「ご、ごめんなさい御堂さん。日吉さん、本当はいい人なんだけれど……」
「フォローはいい。余計むなしくなる」
さてと、俺はそろそろテントの用意でもしてくるか。
「じゃあがんばってね浩之。御堂さんと二人っきりで」
「てめえ祐介! 女だらけの楽園に一人で行く気か!?」
「しょ、しょうがないだろ……」
「それに連絡はどうするんだ!? 作戦会議も出来やしねえぞ!!」
そう浩之が文句垂れてる内に、コンと上から何か降ってくる。
これは……紙コップ? しかも糸がついてやがる。
「あんたらはそれで発言しなさいよ」
上を見ると二階の窓から平然とそんなこと言う日吉かおりの姿が!?
俺たちは糸電話か! ちくしょう!! ものすげーみじめだ!!
A やってられるか! 買い物へ行く
B くそっ、とっととテントを組み立てるぞ
C 祐介視点で中の様子でも見てみましょうか……
「なぁ、御堂さん」
「どうした?」
寝転びながら浩之が言う。
カチャ…カチャ、カチ。
俺は初音が無理に頼み込んで貸してもらった毛布を羽織ながら
浩之がスッてきた拳銃の整備をしていた。
「何か妙な気配を感じないか?」
「ああ、お前もか。奇遇だな、俺もだよ」
お互い視線は全く移動させずに小声で話す。
カチ、チャキ、ジャキ!
弾丸を装填し、弾倉を戻す。
「方角は分かるか?」
「御堂さんから見て6時半ってとこか。」
「そうか…」
A 振り向きざまに連射!3秒で5発を打ち尽くす!
B 銃をその方向に向け、投降を進める。
C 「御堂さ〜ん」 マズい、初音が出てきた!
487 :
486:04/01/12 21:51 ID:ZJYYewmt
負けた…
「なあ、おっさん……」
「何だ?」
「寒くないか……?」
ひゅう〜〜〜〜
冷たい木枯らしが俺たちに吹き付ける。
「聞かなくても分かるだろうが!?」
「くそっ、祐介のやつハーレム形成しやがって!! 俺だって、俺だって……ちくしょう」
本当に空しい。
こうなったら糸電話を使ってなにか嫌がらせでもしてやろうか。
「……さて、完成だ」
テントが出来上がる。軽トラにつんであったやつだが、3〜4人は入れるやつだ。
多分坂神の所持品だろう。ありがたく使わせてもらうぜ。
「あ〜あ、何でこんなおっさんと二人っきりで過ごさなきゃいけねえんだ……」
「そう思うんなら外で寝ろ!」
A 糸電話を使い作戦会議を始める
B こんなむなしいことはない! すぐに出撃するぞ!!
C その頃、日吉家の中では……
C
はい皆さん今晩は、長瀬祐介です。
相変わらず外は寒いですねえ……今日は零下五度まで冷え込むらしいですよ。
そんな中、ストーブが付いているこの部屋で何が行われているかというと……。
A 日吉さんたちによる僕を完全に無視したATフィールド形成
B 僕と瑠璃子さんとの恥ずかしい過去告白コーナー
C 日吉さんたちによる僕を使った着せ替え遊び
Bで
「──で、あの時すぐ横を教師が通ってばれるかどうかドキドキものだったんだよね、瑠璃子さん」
「うん、けどあの時はいつもよりちょっと興奮したかな?長瀬ちゃんもいつもより──」
と、言った感じで僕と瑠璃子さんの恥ずかしい過去の告白コーナーが開かれています。
初音ちゃんが何だか興味津々な感じで聞き入っています。楓さんは──無表情で何を考えている
のか分かりません。日吉さんは──聞きたくないのか先程部屋を出て行きました。これからが
いいところなのに。
「で、それから──」
「それから?」
僕の過去語りも佳境に入ったところで、御堂さんから糸電話で連絡があった。
『おい、そろそろ作戦会議を始めるぞ』
ち、いいところだったのに…まぁ、冗談はこれくらいにしておこう。
『まずは地図を見ろ』
僕は手元にあった隆山の地図を見る。
『雅史や月島の所在は不明だ。 いそうな場所としては各所にある鶴来屋と柏木邸だ。
首相の情報通り鶴来屋の旅館には銃座が備え付けてあったり、各所に監視カメラや
センサーの類が仕掛けてあった。 無論、この家の周囲にもあった。
祐介、家主に最近怪しいものが届いていないかとか、工事をしたか聞いてみろ。
時計とかコンセントの周り、観葉植物辺りが臭い』
初音ちゃんに耳打ちし、日吉さんに聞いてもらうように頼んだ。 僕はすぐ近くにあった
時計を分解してみる』
「……ありました、時計の中に一つ」
『家の中の残りは後で俺がやっておく。 出来るだけ声を控えて話せ』
暫くすると初音ちゃんが戻ってきた。
「最近、シロアリ駆除を頼んだって言っていた」
『大当たりか…この分だとこの家の周りにも誰かいるかも知れねえな』
A 取りあえず排除しておく
B 気にせず作戦会議
C それよりも先に敵襲
A 慎重に
『面倒だが…排除しておくか。 ちょっと出かけてくるぞ。 30分くらいしたら帰る』
その言葉はまるでちょっとコンビニに寄る、と言った感じであった。
「藤田、ここで待ってろ。 これから家の周りの虫共を排除してくる」
「御堂さん、俺も──」
「お前はまだ足手まといだよ。 まぁ、ここでちっと見張っておいてくれや」
はやる藤田を止め、外へ出る。手に持つのはミドウ13の名に相応しく愛用のU.S.M16A2の
カスタム。腰にはグロック19。得意の隠行を使い気配を殺し、ひっそりとした夜の住宅街
を駆ける。
(家の近くに一人…二人。 向こうの山に一人か。 まずは家の周りだな)
怪しい気配のした辺りにこっそりと近づく。 こちらには気付かず日吉家の方を監視している
人が一人。
「動くなよ」
銃を相手の頭に突き付け宣言する。驚いた相手はこちらを振り向こうとするがそれより早く
俺は小銃の銃床で相手の後頭部を殴りつける。呻き声を少し上げたところでそいつは気を
失い、その場に倒れた。
「動くなっつただろ」
動かなくなった相手をふん縛ってその辺に転がしておく。異常に気付いたのか、もう一人が
その場から離れようとする。
「逃がさねえよ」
すかさず小銃を構え、足を狙い撃ちにする。消音器付きの銃口から小気味のいい空気を
押し出す音が響き、逃げようとした奴の足を撃ち抜ぬく。そいつは足を押さえながらその場に
転げまわる。五月蠅いので先程の奴同様ぶん殴って黙らせる。
(あと一人…)
ある家の屋根の上に登り、遠くから監視している奴に狙いを定める。狙われたのに気付いて
いないのか暢気に日吉家の方を監視している。引き金を引くと、弾丸は俺のイメージ通りの
軌道を描き、吸い込まれるようにそいつの顔面を撃ち抜く。即死だろう、そいつは身動き一つ
せずその場に倒れた。
「終わりだ…さて、どうするかな?」
A そのまま戻って作戦会議
B ふん縛った奴を尋問
C 何と、新たなる敵が
C
「さて…こいつ等、どうしたモンかね」
気絶した連中の下に歩み寄りながらそう呟く。
「ここまで大事になるとは…ま、報酬が報酬だしな。」
一区切り付いたら追加報酬でも要求しよう。と心に誓った時だった。
「動くな…手を挙げて足を大きく開け」
突如、こちらを圧倒する殺気が背後に現れた。
迂闊…そんな言葉が脳裏を掠めた。
銃口はぴたりと頭に向けられてる。いかに強化兵といえど
そこを狙われると一発アウトだ。
相手には優位さから生じる隙もない。まさしくお手上げだった。
苦し紛れに声をかける。
「よう…お見事だな。正直驚いたぜ。気配の消しかたなんざ、
今日日なかなかお目にかかれるものじゃなかった…」
「そう、ありがと。」
素っ気無ぇ返事だな…
「なあ、あンた名前はなんだ?、なんで雅史なんかの下についてる?」
襲撃者は少し躊躇したが、ぽつぽつと口を開き始めた。
A 私はリサ。残念だけどあの魔王の手下なんかじゃないわ。
B なあに、私の声なんか忘れちゃった?きよみよ。
C …観月マナよ。お金が欲しいの。貴方と同じね。
D 私から大事なものを奪っておいて!
あなたがそれを言うの!?殺し屋・御堂! *人物指定・口調は変えてもOK
Dで外人部隊のオタク横(W
む…負けたか。
じゃぁA
このタイミングで横蔵院かよ!!w
しかも
>>497 >>499は自分で選んで自分で続き書いてるし!!
やはりどう転ぶか全然解らなくてイイなこのスレ
>502
ゴメン…なんか自分で書いたの忘れちゃってた…
もう寝ます。飲みながら書くもんじゃないね…
自分で書いて自分で選ぶのはダウトじゃなかったか?
鉄の掟には無かったが。さて、どうする?
A 事後法は無し。これからは駄目だが今回はこれで通す
B 駄目
自分で書いて自分で選ぶを禁止は次スレで明文化すべきだと思う。
IDを変えるのは…まぁ、どうあがいてもばれないだろうからいいけど。
B
そりゃまあ、自分で書いて自分で選んだら選択肢の意味がないからな。
ただ今回は自分で選んで自分で書いた、という形に見えるが?
>>506 だよな。前スレでも続きを誰も書かなかったり
書きにくいような選択を選んでしまったら
いっそ自分で書いてしまえ、と言った人もいたし。
順序が逆なんだからこれはアリなんじゃないか?
じゃあ改めて。
A 自分で選んで続きを書くのは構わない
B 順番が逆でもダメ
じゃあAで。これぐらいは、ね。
流石に二度も三度も続いたらなんだけど、その時はその時考えよう。
「ボ、僕の大事な物を奪っておいて!あんたがそ、それを言うのか!ミドウ13!!」
「誰だ?お前なんざ知らなえぜ」
「ボ、僕の相棒の…同志縦を殺したのはお、お前だって知っているんだな!」
「縦?ああ、あいつか…(前スレ755参考)アレは仕事だ。勘弁してくれよ」
「魔王が何だか知らないが同志縦の敵なんだなー!」
(雅史とは関係ない?クソ、こんな時に…間が悪いぜ)
そして、今まさに横が銃の引き金を引こうとしたその時──
シュカカカ!!
消音器独特の発射音が響き、横に弾丸が突き刺さる。狙いが甘いのか流れ弾が俺にも
当たりやがった。クソ、痛えぜ。横の奴はそのままもんどりうって転がって壁にぶつかって
止まった。どてっ腹に命中した。多分致命傷だろう。撃ってきた方を見ると藤田の奴が
短機関銃を携えて走ってきた。
「御堂さん、大丈夫か?」
「狙いが甘えよ!後で特訓だ」
「すいません、心配だったもんで…」
(ちっ、こんなガキに心配されるとは…俺もまだまだだな)
プシュゥ!
突然、背後から撃たれる。幸いにも当たらなかったが先程の横が立ち上がり、銃を構え
こちらを睨む。よく見ると撃たれた場所からは血は流れていない。
「ぼ、防弾ベストなんだな。 そ、それと僕の脂肪で弾を防いだんだな」
とは言えは無傷ではないようだ。恐らく肋骨が折れてるだろう。呼吸のたびに顔を顰めている。
「やるじゃねえか…」
A 藤田と協力してヌッ殺す
B 流石に騒いだ為辺りの家の住人が騒ぎ始めた
C 横は逃げ出した
D さらに雅史の手の者が
…すまん、書き込んだ後で気付いた。停滞しないように責任を持って
>>499からの続きを書きます。
D
んじゃAで
「ぼ、僕の全てを奪っておいてそれはないんだな!」
そう言って姿を見せた奴の外見は、小太りな体に紙バッグ、
背中からは…丸めた筒?ポスターって奴か?が生えていて
何だか解らねえ目がでかい漫画かかなんかの絵が描いてある
不気味なシャツを着ている妙な男だった。
思い出した…てめえ、横蔵院か?
「まだ名前を覚えていてくれて嬉しいんだな、御堂」
そいつの名は横蔵院帯麿。コミぱ?とかいうよく解らんが
大がかりな漫画の展示会に爆弾テロ集団が乱入した際に、
フランス外人部隊と共闘してこれを鎮圧する仕事を以前受けた事がある。
その際に率先して行動し、仕掛けられた爆弾を解体し
主犯格の金森弥太郎を狙撃し暗殺したのもこいつだ。
あの時だけはほとんど俺の出る幕は無かったな。
仕事ではなく、何かの使命感に燃えている
熱い漢の目をしていたよ、当時の奴は。俺には理解できなかったがな。
しかし、あの時のてめえはもっと痩せていた…。
口調も何か妙だし、一体この数年の間に何があったんだ?
「じ、自分の胸に聞いてみるんだな、お前のせいで僕は、僕は…」
そう言った奴の銃を構える手は怒りで震えていた。
醜く太り弛みきった顔も歪み、まるで滑稽なおかめのお面だぜ。
どういう事なんだ…?俺は必死に記憶を探った。
!!(そうか!!あの時のあれが原因で…!!)
A あの後実はコミぱの主催者を暗殺していた
B 横蔵院が就職するはずだった漫画雑誌の編集長を殺してしまっていた
C 彼が好きなアニメとかいう動く漫画を酷く中傷してしまった
D 規制に厳しい土○とかいう議員を暗殺した
E 実は横蔵院は御堂の同人誌を描いていたがそれが原因で…
やっちゃった…_| ̄|○
リロードしなかった自分が悪いので気にしないで続きをどうぞ
がはははははは!!御堂!命は貰ったぜ!!
ひょい。 後ろから襲ってきた新たな敵は攻撃を避けられ
豪快にすっ転んで壁に激突した。…なんだこの馬鹿は?
「うお〜痛え〜!!俺様の鮮やかな奇襲がなんでばれたんだ!?」
「…てめえ頭膿んでんのか?あれだけ大声上げれば誰でも気づくぜ」
「お、お前はヌワンギ!!どうしてこんな所にいるんだな!?」
そう言って先に目の前の阿呆の名を呼んだのは今し方戦っていたデブだった。
「あの戦いの後組織が崩壊して親父も叔父も俺も仕事がなくなり
食うに困ってな…、そこを雅史様に拾ってもらった訳よ」
ああ、そういやそんな奴もいたなあ。俺が仕事を終えて
クーヤとかいう奴に報酬金を貰おうとした際に、
金が無いからなんて抜かしやがって、代わりに
金を巻き上げてやったのがヌワンギとその父親・叔父の
ササンテとインカラってやはりそこにいるデブ野郎に似た醜男だったな。
浩之が「あの戦いって何だ?」と聞く。
「詳しくは前スレとこのスレの大志の話を参照なんだな」
「ゲーック、俺たちを蚊帳の外に出すんじゃねぇ!!今の主役は俺だ!!」
しっかし昔の選択シナリオの魔王が復活したり、
前シナリオの残党が襲ってきたり、何か因縁めいた物を感じるな。
「御堂、てめえには全財産巻き上げられた恨みもある!
なんとしてもここで死んでもらうぜ!!」
そう言ったヌワンギは、
A セオリー通り御堂に襲いかかった
B そういや親父はお前に襲われたんだったな!とオタク横を攻撃した
C 横が何故か助けてくれた
D この状況なら使うしか!!千手観音愛撫で迎撃!!
Cでさらに話をややこしくしてみる。
「うおおらあ死ねええぇぇぇ!!」
馬鹿が具現化したような男、ヌワンギはさらに突撃してきた。
それを避けようとした瞬間、デブ野郎も紙袋から機関銃を取り出し乱射する。
「ちっ!かすったか・・・野郎、マジで殺る気だな」
相手を見た目で判断するな。戦場の鉄則だ。
しかし、あんな小さい紙袋から機関銃だと?
あの紙袋は四○元ポケットか・・・?
「同志縦の恨み!ここで晴らさせてもらうんだな!!」
さらに機関銃を撃ちまくるオタク横。
「ゲーック!俺もなぁ、今度のヤマは神尾晴子首相から受けた
直々のでかい仕事なんだ。こんな所でくたばる訳にゃいかねぇんだよ!!」
俺がそう叫んだ瞬間、銃撃が止んだ。
「!?・・・今、なんて言ったんだな?」
「神尾晴子首相から直々に受けた仕事だと言ったんだよ」
デブの様子がおかしい。明らかに狼狽している。
「何だかわからんがチャンスだ!今の内に・・・」
この隙に後ろに回っていた浩之がデブ野郎の背後に近づき、
今まさに一撃を加えようとした瞬間!
デブ野郎は即座に振り向き機関銃を乱射した!
「何!?気づかれてた!?」
だが弾丸は浩之ではなく、浩之の斜め後ろ・・・、
ヌワンギが追撃を仕掛けようとした足元に向かい放たれた。
タップダンスのような滑稽な踊りを舞い転倒するヌワンギ。
「なっ、てってめえ!てめえも俺様の敵に回るのか!?」
「どういう事だ?お前は俺を殺しにきたんだろうが」
状況が飲み込めず困惑する二人。そんな両人を冷静に見つめてデブは言った。
「母親なんだな・・・」
ハァ?×3。デブ以外の全員が呆れた顔をする。
「神尾晴子。観鈴ちゃんの母親なんだな。この国の首相に
なったと聞いた時は自分の耳を疑ったんだな・・・」
「その観鈴とかいう娘とお前が何か関係があるのか?」
「晴子さんが首相になってからは、観鈴ちゃんも首相官邸に引っ越してしまったんだな・・・」
「だからその観鈴とはどういう関係なんだよ?」
「家の回りにはSPがうようよいるし、首相相手では
もう気軽に話に行く事もできなかったんだな・・・」
「ゲーック!!質問に答えやがれ!!その観鈴って女・・・」
「観鈴ちゃんは僕の恋人なんだな!!だから!!」
そう叫ぶとデブ野郎はさらにヌワンギのいる方に機関銃をバラまき、
「御堂、僕はあんたに協力するんだな!」
「???」
「だから、この戦いが終わったら晴子さん・・・できるなら
その娘の観鈴ちゃんに連絡を取ってほしいんだな」
「ケッ、散々勿体ぶっといて結局色恋沙汰かよ。
それよりも、いいのか?俺はお前の仲間の仇だぞ?」
「友情と愛情!どっちを取るかと聞かれたら愛に決まってるんだな」
「ゲーック!安い友情だなオイ!!」
とはいえ、これで目の前の敵はこの低脳な山猿一人だ。
A 獅子は兎を狩るにも全力で。遠慮なく全員で潰す。
B デブは怪我しているし、こんな雑魚浩之だけで十分だろう。
C 雑魚でも経験値稼ぎにはなる。俺が殺ってやるぜ。
D 早速このデブに役に立って貰おうか。
E いっその事こいつも説得して仲間に引き入れるか?
枯れ木も山の賑わいでE
な〜に、弾避けぐらいは役に立つだろう(w
いっその事こいつも説得して仲間に引き入れるか?
いざとなれば弾除けくらいにはなるだろうし…
「なあヌワンギよ、お前、俺達に付いて来ないか?」
「ああ?ふざけんなよ、御堂。俺は仮にも雅史様と契約を結んだ身だ
おいそれと寝返られるわけねえだろが!」
ほう…ちったあいい目をするようになったじゃねえか。
この圧倒的不利の状況で…。世間の荒波に揉まれたのかな。
なら…
A 金を2倍出すぞ。
B 銃を突きつけもう一回聞いて見る。
C 土下座!「お前の力が借りてぇ!」
D 勝負で決めないか?お前が仲間になるか…俺が投降するか…
B
A
「あ?お願いだと思ったのか?これは『命令』だぜ」
俺はヌワンギに銃を突き付ける。狙いはもちろん頭だ。
そして、ヌワンギは──
A あっさり主張を翻し従った
B 頑として主張を曲げなかった
C 寧ろそこから襲い掛かってきた
D 何者かが現れてヌワンギや倒れた工作員を回収して行った
ちょっとはカッコイイところを。B.
「だが断る!このヌワンギの最も好きなことは!自分で自分のことを強いと思っている相手に
NOと言ってやることだっ!」
「いい度胸だ、小僧」
この世界は非情だ。ここで情を見せて殺す事を躊躇っちゃいけね。俺は迷わず引き金を引いた。
撃針が雷管を叩き、薬莢内で爆発的燃焼を起こし、弾が銃身を駆け抜ける。極近距離で放たれた
弾丸が奴の頭を目掛けて飛翔する。そして──
A 超人的勘で弾を回避し、襲い掛かって来た
B ササンテがヌワンギを庇った
C 無情にも弾丸は命中。ヌワンギ死亡
C
Bで感動的シーンを
ヌワンギは たおれた
A:(御堂はレベルアップ![LV3] 経験地+180 240/240)
B:ヌワンギが仲間になりたそうに(略)
C:ヌワンギは宝箱を落とした!
A
B
「悪く思うなよ…」
ヌワンギの死体を見下ろしながら呟いた。
感傷的になってるわけじゃないがあまり良い気分ではない。
「とっとと投降してりゃあ良かったのによ…」
そんなことを考えてると、藤田が話しかけてきた。
「なあ御堂さん、なんだかあンた色々変わってないか…?雰囲気が違うぜ。」
おお、そういえばレベルアップの時期か。
A むう…筋肉が全体的に増強されてる。
B 髪が、黒くなった!
C 体中に可視のオーラが纏わりついているゼ!
D なんだか今なら指先だけなら水に浸けられそうな気がするぞ!!
A
「むう…筋肉が全体的に増強されてるみてえだな」
ステータス欄を開くと『ちから』の値が増えている。これならある程度強力な銃を使えるだろう。
「で、御堂さん。 これからどうするんだ?」
「そうだな…」
A ふん縛った奴を尋問
B 盗聴器を取り除く
C その時、携帯から電話が※人物指定
D その時、日吉家の方から悲鳴が
C 楓
あれ?何で楓なんだ?(自問自答
突然、ポケットの中の携帯が鳴り出した。番号は…日吉家のやつか。何かあったのか?
「あいよ、御堂だ。 どうした?」
『もしもし、御堂さん大丈夫でしょうか?そろそろ30分ですが』
電話に出たのは楓とか言うあの物静かな娘だ。もうそんな時間か。色々あったからな。
「ああ、わかった。後始末したら帰るからもう少し待ってくれ」
『はい、わかりました』
「ああ、そうそう。 偶発的だが協力者が一人増えた。 後で紹介するから他の連中にも言っておいてくれ」
『はい、それではお早いお帰りを。 ピッ』
「何だって?」
「ああ、結構時間食っちまったからな。 心配してこっちに電話を掛けてきただけだ。
さて、後始末をしてから帰るぞ」
「後始末って?」
「そりゃ、お前──」
A ヌワンギの死体
B 向こうで寝ている工作員
C つか両方ともやれよ
D 面倒だ、このまま帰るぞ
C
「そりゃ、お前あそこに転がっている死体の処理と捕まえた奴をテントに持って行く事だ」
俺は顎で向こうに転がっているヌワンギの死体と、茂みに隠してある捕まえた工作員を
指す。足を撃ち抜いた方はどさくさに紛れて逃げやがった。まぁ、捕虜は一人いればいいだろ。
「し、死体の処理かよ…益々犯罪者じみてきたな」
「銃刀法違反に殺人未遂。 お前ももう立派な犯罪者だよ。 おい、横。 タオル持っていねえか?」
「こ、これかな?」
横がバッグの中からタオルを取り出す。俺はそれを血と脳漿を流すヌワンギの頭に巻き付ける。
これ以上血痕を残す訳にはいかねえからな。
「藤田、横。 お前らはあっちの捕虜の方を運べ。 俺はこっちを持っていく」
「お、おう」
「わ、分かったんだな」
俺は死体を軽トラの荷台へと運ぶ。捕虜の方はテントの中に放り込んで置いた。
ヌワンギの死体は森の中で穴を掘って埋める事にした。幸いにも車で運んでいる所を
近隣の住人に見られる事はなかった。
「なるべく深く掘っておけよ。 風雨に晒されて発見なんてのはよくある事だからな。 それと、横。
その辺から石を持ってきてくれ。 なるべく沢山」
「わ、分かったんだな」
「何に使うんだ?」
腰の深さまで穴を掘り進んだところで藤田の奴が聞いてきた。まぁ、普通はわからんわな。
「獣が血の臭いを嗅ぎつけて掘り起こす事があるんだよ」
「何でこんな事まで知っているんだ…」
「戦場では死体処理は重要だぞ。 無闇に放置しておくとそこから疫病が発生する。 そうなると
下手にそこに近づけなくなる」
3人で協力して処理を行った為、随分と早く終了した。それでも1時間程掛かったが。処理を終えた
俺たちはテントへと戻って作戦会議の続きを始める事にした。まずは──
A 何があったかを説明
B 横の紹介
C 盗聴器の処理
先ほど気絶させた工作員達を縛り上げている御堂。
「ぬ、ヌワンギの死体は僕が埋めてあげるんだな」
「ほう、やけに積極的じゃねえか。あれだけ弾ぶっ放しといて情でも沸いたか?」
「そんなんじゃないんだな…ただ、彼の父親とは前に何度も戦った因縁があったんだな…」
そう言ったデブの目は外見の醜さと違い、やけに澄んでいた。
「そういやまだ名前を聞いていなかったな、デブ」
「僕の名前は横蔵院へたまろ←(なぜか変換できない)なんだな」
「…やけに長いな…コードネームかなんかか?」
「じょ、冗談なんだな!最近流行ってる新しいジョーク。横蔵院蔕麿が本名だな」
「ゲーック、それはそれで全然似合ってねぇ仰行しい名前だなぁオイ」
「俺も来栖川とか、結構珍しい名字の人知ってるけどここまで画数多いのは初めてだ。」
「面倒臭ぇからやっぱてめぇはデブでいいや、決まりだ!よろしくなデブ」
「ひ、人の外見を差別するのはいけないんだな!それに僕はデブではなくぽっちゃり系なんだな」
と、先ほどまで命の取り合いをしているとは思えない3人の会話がしばし続いた。
「さて、問題はこの雑魚だ。」そう言って縛った工作員の前に近寄る御堂。
A 知ってる事を洗いざらい吐いてもらう
B 可哀相だが、こいつらにも死んでもらう。
C 危険だが日吉家に拉致監禁して、仲間の手も借り確実に情報を吐かせる
D 千手観音愛撫を使えばどんな頑な相手でも口を割るッ!!!!!
またまたリロードし忘れた…_| ̄|○
>>541はBでお願いします
テントに戻ってきた俺達は待機していた全員を呼び付け、早速新しい仲間を紹介した。
「ぼ、ぼくは横蔵院蔕麿と言うんだな、みなさんよろしくなんだな〜」
ほう。こいつ見た目に似合わずなかなか派手な名前じゃねぇか。
「よろしく、蔕麿さん」「…よろしく」「その紙袋の中には何入ってるの?」
…敢えて皆顔や外見に触れないのは良心故か?
と思っていたら空気を読めないあの娘が騒ぎだしやがった。
「きゃ〜〜〜!!気持ち悪〜〜〜い!!助けて〜〜〜!!」
「まあまあかおりさん、こう見えても彼は腕は立つらしいから…」
「佑介さん、こう見えてもってどういう意味なんだな!?人は外見じゃないんだな!!」
「この白髪の人も怖いけどこのデブはもっと怖いわ〜〜〜!犯される〜〜〜!!」
「ぼ、僕は紳士なんだな!!そんな事はしないしなにより観鈴ちゃ…!あいたたた」
ああ、そういや横は肋骨にひびが入って負傷してるんだったか。
とりあえず横は初音達に手当てしてもらうとして、これからどうするかだ。
A 外出中に起きた工作員・ヌワンギとの戦闘を話す&何か動きはあったか聞く
B 早速捕虜から情報を聞き出す
C オタク横が晴子首相と連絡を取りたがっている
Cでお願い。
「ち、治療はまだいいんだな。それよりも…
観鈴ちゃんの母上…内閣総理大臣殿に、この件への協力が終わったら
官邸に招待してくれるように、た、頼んでもらえないかな?」
そういえばそういう条件だったな。
丁度いい、戦略的にもこっちの予想を上回ってたわけだし、状況報告といくか。
俺は懐から科技省謹製の特製携帯電話を取り出す。南極からでも繋がるらしい。
電話はすぐに繋がった。
「うちや、どうなった!?」
緊迫した声。やはり向こうでも焦りが出ているようだな…
さて、まず何を話すべきか…
A 重火器をくれ。
B 官邸への招待の件
C 電波操作された者への殺人の免責を寄越せ。
D そっちに入っている雅史関連の状況を聞く。
E 増援の要求。
A パニシャーとか?
E
549 :
546:04/01/14 07:52 ID:fCfBr3T2
科技省はもう無かったな、そう言えば。
「まずは銃火器だ。なるべく小型でかつ強力なのがいい。」
「まかしとき!その件については了解や」
「それとだな、あんたと話したい奴が一人ここにいるぜ。」
「誰や?出してみ」
受話器を横に渡す。
「はっはっはっ晴子さん!!ハァハァ」
「なんやこの気持ち悪い声…!?もしかして観鈴の友達の横蔵院か?」
「そっそうなんだな!覚えていてくれて嬉しいんだな!!」
「いや〜連絡取れなくてすまんかったな〜こっちも色々忙しくてな、
昔の知人に会う暇がまったく無かったんや」
ゲーック!世間話はいい、次の用件だ!
A 雅史達のその後の情報
B 横の官邸への招待の件
C 増援の件
C
「増援だ、誰か手の開いている者はいないか?」
「それも安心してええで、ちょうどいい(つて)があるんや」
「ほう、それは誰からのつてだ?」
「観鈴や。前に娘の観鈴が戦闘に巻き込まれた事があってな…、
その時に友達になった(と観鈴は言っている)昔の戦友らしいで」
「もうすぐそちらに到着すると思うで」
ってもう来やがった!
A 犬飼…!なんでてめえが?
B てめえは前に浩之のコーチをしていたすばるじゃねぇか。
C 何だこのイカれた男は?(高槻です)
D また出番が貰える!!宗一登場
悩むッ!!悩むがCで!!
「ハーッハッハァー!着いたぁ!!俺は着いたぁ!!」
…玄関で五月蝿ぇ奴が吠えてやがる。何者だ?
「到着したようやな。彼が高槻や。性格はちょっとアレやけど
観鈴が参加した戦闘では科学班に所属していたらしいから頭脳労働は任せられると思うで。」
「くうぅ!!何故この家の人間は誰も出てこないのだぁ!
もういい!蹴破るゥ!!自制など効かないィィィ!!」
「いい加減にしろ!!」俺はそいつの後頭部を思いきり殴りつけた。
「ぐはぁぁぁ参ったぁ!俺は参ったあああ」
「声がデカすぎるんだよ。敵に見つかったらどうする?
それに、今テントに全員集合していてその家には誰もいねぇよ」
「おお同志横!こんな所で会えるとは奇遇だなぁぁぁ!!」
「た、高槻さんもお変わりなくて何よりなんだな」
「お前らも知り合いだったのか?」
「横蔵院くんも観鈴が以前参加した戦いの一員なんや。
その時になんか観鈴の事が気に入ったらしくてちょくちょく家に遊びに来とった。」
「こいつ、あんたの娘の恋人だとか言ってるぞ?」
「恋人?相変わらずおもろい事言うなあ。友人の間違いやろ?」
「いや、かなり真剣に言ってるみたいだが…」
「なーに大丈夫大丈夫。それよりも他に用件はあるんか?」
A 雅史・月島達のその後の動きについて
B そっちの守りは万全なのか?
C この電話が盗聴されていた
D かわいそうなのでそろそろ横を観鈴と話させてやる
A
「雅史・月島の動きはどうなってるんだ?」
「今の所は大きな動きは無し、鶴来屋・柏木邸には量産型HM部隊、さらに地元警察も配下に治めとってなあ、難儀なことに警察職員はG3着用で警戒態勢を敷いてるんや。こちらから手出しでけへん」
「そうか……」
「あっそやそや、言い忘れるとこやったけど鶴来屋の連中が雨月山に出入りしてるみたいやで、何かの調査してるみたいなんやけど詳しい事はわからん。これぐらいや、あんたらの無事を祈ってるで」
「首相ありがとよ、娘さんをしっかり守ってやるんだぞ」
電話を切った俺は雨月山について心に引っかかるものがあった。
(雨月山……? 大戦中そんな資料を見たことが……確かヨークとか書かれていたな……)
A 初音に雨月山について尋ねてみる。
B 楓に雨月山について尋ねてみる。
C 「高槻、雨月山に何かあるか聞いたことないか?」
D 調べ物はやはり図書館で。
D
調べ物をするならやはり図書館だ。まさか奴らも街中で派手な行動はとらんだろう。
「すまんが図書館に行ってくる、調べ物があるんでな」
「何ですか調べ物って?」
「雨月山についてだ、奴らはそこで何かを企んでいるようでな。そうだな後二人ぐらい手伝って欲しいんだが」
※御堂についていく人を二人選んでください。
A 何事もなく図書館に到着。
B チャリに乗った警察官(G3装着)に呼び止められた。
C その前にコンビニに寄っていこう。
G3も捨てがたいがC
横と浩之
念のため横と浩之を連れて図書館へと向かう。
街中に入るまでがヤバイわけだが、そこは何事もなく通過出来た。
さすがに刺客の二の矢、三の矢までは用意してなかったらしい。
と、ふと足を止めたデブが前方を指す。
「何だ?何かヤバイもんでも見つけたか?」
「こ、コンビニがあるんだな」
デブの指差す先には、妙に照明が仰々しい雑貨屋があった。
確かコンビニといえば効率を無視して24時間空けてる
現代の日本の贅沢さを象徴する店だったか。
「思い出したんだな、今週号の漫画誌を買ってないんだな」
「あー、俺もまだ読んでねえや。読み終わったら貸してくれ」
間の抜けた事を言いやがる、これだから現代っ子は……
「おい、お前ら!遊びで動いてるんじゃねえんだぞ!」
「あ、遊びじゃないんだな!補給物資の調達も兼ねてるんだな!」
「そうそう、メシとか乾電池とか売ってるもんな」
むう、とってつけた答えではあるが一理ある。
確かに何か使えそうな物を買っておくのは悪い事じゃないが
荷物がかさばるのは面倒だし、何よりあのコンビニってのは好きになれねぇ。
A 私情よりは組織の連帯だ、こいつ等の意見を採用してコンビニに寄るか
B やっぱり気にくわねぇ。とっとと図書館に行くぞ
C 折衷案だ、もっと補給物資を買うのに適している店を探そう
B
「やっぱり気に食わねえ、とっとと図書館に行くぞ」
漫画誌を買うだの補給物資を買うだのと、反論が飛ぶ前に、御堂は
浩之と横の肩を軽々と引っ張り上げる。二人は頭の中で考え出した
言い訳を御堂に訴えているようだったが、目的とは反していることには
間違いないので、耳を傾ける必要はないだろう、と思った。
やはり、世代が違う者にとっては、近代化された施設というものは
体には馴染まないものだ。昔の方が良かったとまでは言わないが
やはり違和感を感じる。
新しくなり、それが常識化された時代の中に自分は取り残された、とふと感じた。
だが、途端に些細な問題だとも思った。
しばらく歩き出すと、二人も大人しくなる。「しょうがないから
単行本化された時にでも買うか」と、割り切ったようなことを言い出せる
あたりが、流石は若者だ、と御堂は思う。諦めの良さが後で良いことに
繋がるのか、悪いことに繋がるのか。
で、
A 図書館にはすんなり入ることが出来た
B 図書館の前には見知った顔があった
C 図書館は、閉まっていた
C
図書館は、閉まっていた。玄関には休館日の立て札が立っていた。
「ちっ、駄目か…無理矢理入ってもいいんだが下手に事を荒立てるのもよろしくねえ」
「御堂さん、雨月山に何があったんですか?」
「俺が見た訳じゃないが『ヨーク』という名前の謎の遺跡があったそうだ。 陸軍が探索をしていたようだが
中の防備が「万全で強化兵が何回か駆り出されたようだ。 その件で小耳に挟んだ程度だ」
「な、中には何があったんだな?」
「わからねえ…戦況が悪化してそれどころじゃなくなって探索を打ち切ったって話だ。 犬飼に聞いた話じゃ
調査資料も敗戦の時に焼却処分したから何があったかはわかんねえそうだ」
その時、懐の携帯が突然鳴り出した。番号は…首相?
「首相か。 どうしたんだ?」
『あー、この前隆山にSAT投入して全滅したって話聞いたやろ?』
「ああ、そんな事言っていたな」
『実はその生き残りが隆山にまだ潜伏してるっちゅう話や。 何とかして合流してくれへんかな?』
「構わねえが…だんな奴だ?」
A 松原葵
B 宮内レミィ
C 坂下良恵
今の所出てないキャラです…
「ちっ、閉まってやがるぜ」
既に図書館の照明は落ち、扉は閉じていた。舌打ちする御堂。
「も、もう夜中なんだから当たり前なんだな」
それもそうか。見た所この図書館には罠らしき物は仕掛けていないし、
扉に付いている鍵も普通の形状のごく一般的な物だ。
忍び込むだけなら実に容易いが…。さてどうするか。
A 俺一人で潜入し、浩之と横は外で待機
B 俺と浩之か横のどちらか(指定してください)を連れて潜入
C 全員で潜入する
D 裏口を探す
また被った…Aの葵ちゃんでお願いします
「松原葵といってな、小柄な女性ながらエクストリームという
総合格闘技の有段者や。そのおかげで若い女の身にも関わらず
SATの隊員にまでなれたんやが…、運悪くこんな事になってしもうた」
「なるほど、了解したぜ。で、そいつがどこに隠れてるか目星付いてんのか?」
「SATから最後の連絡があったのは鶴来屋本店の周辺やった。
全滅したとなると、そこからそう遠くには逃げられへんと思うで」
「どっちにしろ一度敵の本拠地まで殴り込まなきゃいけねえか…」
「そういう事やな。ん?なんや?…わかった。御堂、
あんたと話したいそうや。代わるで」
「俺とか?誰だそんな物好きな奴は…もしもし」
A 犬飼か…てめぇもそこにいるとはな
B あ、安宅だと!?お前が首相に何の用だ?
C ほう、おめえが首相の娘の観鈴ってガキか。初めて話すな
D 長瀬源一郎か…やはりてめぇも繋がってやがったな
>>565で
>犬飼に聞いた話じゃ
と書いてあるので流れ的にA
『久しぶりだな、御堂』
「…何だ、犬飼かよ」
『その口ぶりだと嬉しくない様だな』
「ったりめえだ! 忘れちゃいねえぞ!てめえの『仙命樹強化薬』とか色々理由つけて
薬の実験台にしやがって! あれで何回死にかけたと思っているんだ!!」
『…投与する前に念書は取って置いたはずだ。 俺だけに責任を押し付けるのは筋違いだぞ』
「一回も成功してねえからだよ!!つか何でお前が首相官邸にいるんだよ!」
『ある組織からの出向だ。 そう、最近新しい薬が出来た。 何なら武器と一緒に送ろうか?』
「お断りだっつーの」
『動物実験では一応成功している。 それにお前にとって非常に有益だぞ』
…俺の心はちょっぴり揺り動かされた。まぁ、聞いてみるくらいはいいかもしれねえ。
「どんな薬だ?」
A 火戦試挑体の弱点を克服できるやつ
B 仙命樹強化薬12式改
C 一時的な強化薬
D 仙命樹の再生力を高める薬
C
Aで水を克服か!?
「一時的な強化薬だ。今回の敵は魔王。一筋縄ではいかんだろう。
あまり長い時間は持続できないが、仙命樹の効果を倍に跳ね上げる」
なるほど……確かに悪くはねえな。
「だが、お前の弱点である水に触れればいつもの衝撃の倍なので注意してくれ」
「やっぱりそういうオチか!」
こんなこったろうと思ったぜ!
あの苦しみの倍なんて……相当なもんだぞ!!
まあ、ないよりはましだ。後でそれも送ってもらうとして……
とりあえず日吉家に戻るか。あいつらも心配しているといけねえ。
「おい、帰ったぞ」
俺はそう(糸電話に)声を掛けておく。
俺たちのテントの中には俺と浩之のほかに高槻・横蔵院が入り込んで非常にむさくるしい。
だがこれも仕方がない……言いたくはないが、
あの日吉かおりがこいつらが中に入ることを許すか!?
畜生……狭いぜ。
「お帰りなさい、御堂さん。どうでした?」
初音の声が糸電話から伝わってくる。
「いや、全然収穫ナシだ。まあ、今回の事件には関係ないかもしれんし別に構わないがな……」
そういえばふと思った。
初音もここ出身だ。もしかしたらヨークについて何か知っているかもな。
聞いてみるか?
A 聞いてみる
B 聞くことはない
B
聞くことはねえ。それよりもSATの生き残りを助ける方が先だ。後でゆっくり聞こう。
「初音、楓。 どっちでも構わねえ。 道案内を頼みてえ。 この辺の地理は俺たちは分からねえ」
「何処に行くんですか?」
「何でも以前雅史討伐に送ったSATの隊員の生き残りがこの隆山にいるそうだ。 戦力が少しでも
欲しいし、連絡を絶ったのが3日前だ。 そろそろヤバイだろう」
御堂について行くのは──
A 楓
B 初音
「一時的な強化薬だ。ほんの4、5分程度だが
肉体の性能を通常の3倍!!にパワーアップできる!!」
「そいつぁすげえな、副作用とかは無いのか?」
「実験の結果、皮膚の色が使用中は某小佐のように真っ赤になる事が解った」
「赤かよ!しかしお前なんか性格変わってねぇか?」
「俺が所属している組織の影響かもしれんな…ちなみに
俺も同組織に配属している観鈴からこの話を聞いて自ら派遣を希望した」
「ケッ、どうも今の首相の娘ってのは友人の幅が広いんだな」
「それだけ大きい戦だったからな…、そういえば高槻は元気か?」
「あのやかましい馬鹿か?元気も何も役に立つのか?」
「まぁそう言うな、あいつはあれでも私と二人で前の戦の
科学技術、戦術兵器製造、後方支援を担当していた凄腕だ…
ああ見えても六画仙の一人で…まあこれはどうでもいい事だな」
「とてもそんな奴には見えねぇがなぁ…」
「俺と高槻がそちらに向かう候補として選ばれたのだが、
高槻がどうしてもそっちに行きたいと言い出したので
俺が首相のサポート兼情報収集として首相官邸に残ったという訳だ」
「とりあえず、この薬を武器と一緒に送っておこう。
一般人が飲んでも平気なように一応調整はしてある。
いつどこで誰が飲むかはそちらの判断に任せる。」
「ケッ解ったよ、ありがたく使ってやるぜ」
「そういや横蔵院もいつのまにか合流したんだったな。
あいつも同志だ、よろしく言っておいてくれ。では首相に代わろう」
「そういう事や、今武器と薬の発送も済んだからもうすぐ届くと思うで」
「色々すまねぇな。じゃあ俺達は作戦を続行するぜ」
「おう、また何かあったら連絡するわ。ほなな」
さて、次の行き先は鶴来屋か…
A このまま三人で奇襲をかける
B 一度テントに戻り、補給を待ってから大人数で仕掛ける
またリロード忘れた…前と話絡めようとして時間食ってしまったのが敗因か
Aの楓でお願いします
「分かりました。ではご案内します」
「ああ、頼むぜ」
「ま、待つんだな」
ん……横か? 一体なんだっつうんだ。
「ぼ、僕の目的は達成されたんだな。死んでしまうかもしれない戦いに、す、進んでいくことは出来ないんだな。
つまりは、ここでさよならなんだな」
へっ……恋人のために死ねませんってか。
A 今は戦力が欲しい、無理にでも頼んでみる
B 横はササンテと互角ぐらいの力しかなかったはずだ。よって戦力外、去れ
ササンテなめんな!
でもB
A
連続でB
「ああ、分かったよ」
「御堂さん!横も何で?」
「一応こいつもプロだからな。 今の自分の状態を分かってていっているんだよ」
「あ…」
そう、今の横は怪我人だ。しかも1日2日で治るような怪我じゃない。
この僅かな差がこの世界では命取りになる。
「じゃぁな。 精々養生しておくんだな」
「す、すまないんだな。 力になれなくて」
俺たちは横が去っていくのを見送った。心なしか奴の背中に哀愁が漂ってる気がした。
A 葵視点で
B 雅史視点で
C このまま御堂視点で
C
「御堂さん、そろそろ……」
おっ、いつの間にか楓が降りてきてるな。
「ああ、わかった。じゃあ行こうぜ……」
「でも、どこへ行くんです?」
「まずは鶴来屋本館周辺だな。そこら辺で連絡が途絶えたと聞いている。だったらそこを探してみるのが筋だろう」
「待ってください」
急に後ろから声がかかる。
「ん……祐介か」
「たぶんそこは月島さんの電波の射程内にあります。
いくら御堂さんが人外の力を発揮できても遠方からの電波には対抗できる手段がありません」
そういえばそうだな……。
「だがどうする? それじゃ探索にいけねえじゃねえか」
「ですから、僕か瑠璃子さんのどちらかを同行させてください。その間妨害電波を張ります」
なるほど、電波には電波でカバーするというわけか。
A 祐介を連れて行く
B 瑠璃子を連れて行く
C 二人とも連れて行く
早っ!って偶然かな?
じゃぁA
ああ、ちょっと待ちな。
「つー事だ。今からそっちに横を返すぜ」
「解ったで。こちらで保護、その後にすればええんやな?」
俺は首相に連絡をして横を首相と、その娘である観鈴とかいうガキの
護衛にするように頼んだ。
「そういう事だ。怪我をしているとはいえ、
死線は潜り抜けられなくとも
好きな女のボディガードくらいできるだろ?」
「ほ、ホントなんだな!?御堂さんありがとうなんだな!!
この恩は絶対忘れないんだな!!」
「へっいいって事よ。(半分厄介払いをしたいってのもあったがな…)」
「そうと決まったら早速向かうんだな!!待ってて観鈴ちゃ〜〜〜ん!!」
デブ野郎はこんな夜中にも関わらず全速力で首相官邸方面に向かって飛んでいった。肋骨折れてんじゃなかったか?
…まあいい。とにかく鶴来屋に向かうぞ
(行くメンバーを選んでください。御堂と楓は固定です)
ああまた遅れた…_| ̄|○
ちょっと横が不敏なので大急ぎで書き上げたんだけど
この速さなら割り込まれないと思ってた自分が甘かった…
「分かった。じゃあ祐介来てくれ」
二人連れて行くのは危険だ。
俺たちが出向いている間に襲撃されたら居残り組みには電波を回避する方法がなくなる。
ならば、日吉かおりに気に入られている瑠璃子を残しておくべきだろう。
ああ? 浩之と高槻? 根性で何とかしろ根性で。
「分かりました。じゃあ御堂さん、行きましょう」
俺たちは暫く道を歩いている。
なにせ日吉家から鶴来屋本館までは二駅ほどかかるからな。
電車を使ってもよかったが時間帯が時間帯なのでやめておいた。
電車の中で襲われたら戦いづらいからな。
あたりの気配を探ってみる……やはり日も暮れてから長いと人の気配はない。
敵らしき姿も見受けられないな。
ふと横を見てみた。
先導するのは柏木楓、それにおれと祐介がついていくといった形である。
今思ったが、俺はこいつらの力をしらなすぎやしないか?
後に生死を共にするであろう仲間だ。その力ぐらいは知っておきたいな。
聞いてみるか。
A 祐介に電波について詳しく聞く
B 楓に鬼の力について詳しく聞く
C ……まあ、いいか
「祐介、少し聞きたいことがある」
「何ですか?」
「電波とは何だ? まだ詳しく飲み込めんのだが」
そう、今回の事件の発端となったともいえるべき電波。
岩切や瑠璃子から聞いた話では簡潔すぎてよく分からん。
ここらで一つ詳しく聞いてみるのみいいだろう。
「電波……ですか。つまりは、人の脳が作る電気信号のことです」
「ああ、それについては分かってるんだが……それでいてどうしてあそこまですさまじい力を……」
そう、俺が知りたいのはそこだ。
人の脳の電気信号とやらがなぜ岩切を操ったり、
坂神を廃人に追い込んだりできるのか。……そこを知りたい。
「人の体というのは、脳から命令を受けて動いているということは知っていますね?」
「まあな……」
「反射とかは脊髄が司るから少し違うんですが、基本的に電波というのは脳に妨害電波を送るものです。
例えば、御堂さんが足を動かしたいとする。すると、脳が足を動かしたいという命令を足に電気信号として伝えます。
それが足に伝わってはじめて御堂さんは足を動かせるというわけです。そこまでは分かりますね?」
「ああ」
「ところが、ここに僕が電波を送って……御堂さんの脳に「止まれ」という命令と全く同じ形の信号を送ったとしたら?
そうなる御堂さんの体は止まってしまう。……自分が体を動かしたいと思うのに動かせない。妙な話ですよね」
なるほどな……つまりは相手の動きを人形のように自在に出来るというわけか。
「それと、岩切さんと蝉丸さんのような場合ですが……。
二人の場合、そういう運動ではなく、精神のほうに干渉を行います。
人の思考というのも電気信号の集まり。それを僕らが自在に操れるとしたら……」
「文字通り精神まで操れるということか」
「そうです。蝉丸さん場合のように人を壊すのだって同じです……。
ただ、「脳が壊れる」ようなイメージで電波を送るだけで事足ります。
自分の脳の中にいったん電波を集めて、相手にぶつけて相手の信号を目茶目茶にするような感覚ですね。
電波を使える人ならば、誰にでも簡単に出来てしまいます……」
電波使いならば簡単に……か。恐ろしい話だ。
A 回避する方法はないのか?
B 楓に鬼の力について聞いてみる
C 分かった、ありがとな。
B
大体分かった。たぶん回避する方法は……ないな。電波を出して妨害するぐらいしか。
つまり岩切の言ったことは正しかった……という訳だ。
「おい、楓」
「……はい」
今度は楓に声を掛けてみた。
「お前にも聞くが、鬼の力……とは何だ?」
「鬼の力……ですか。あまりこういったことは他人には話したくないのですが……この際仕方がありませんね」
渋るとは……そこまで門外不出なのか?
「まず、私たちの場合種からして人とは根本的に違います。
私たちは鬼の末裔……体に鬼の血が流れているのです」
力だけでなく、鬼そのもの……という訳か。
「その爪は鉄をも引き裂き、受けた傷も簡単に完治します。
ただ……悲しいことに鬼というのは本能として人を狩る……殺すことを快楽とします」
な……!?
「女性は理性で本能を抑えつけ人としての生活が可能です。
ただ、男性はその本能が強くまれに制御できる人もいますが、たいていはその本能に負けて……」
人を狩ることを快楽とする、文字通りの殺人鬼が生まれるというわけか。
「なるほど、種族からして違うわけか」
「乱暴に言うとそうです」
淡々と楓は答えた。
A そうか、ありがとな
B 俺に……勝てそうか?
C お前、他に隠していることはないか?
C
「お前、他に隠していることはないか? 鬼……というんだ、他に何かあるだろう」
「…………」
当たりか……?
楓の奴、急に黙りやがった。
暫く沈黙し、それから口を開いて……
A 「いえ、これだけです」
B 「はい、鬼の血を受けたものも鬼になるのです……」
C 「実は、私たちの祖先は別の星からやってきたのです」
CCCCCCCC
「実は、私たちの祖先は別の星からやってきたのです」
やっぱりな。 遺跡探索から帰った強化兵が『あんな文明が日本にあるなんて聞いた事がない』
って、漏らしていたからな。海から渡ったのではなく、土着でもなけりゃ後は──空だ。
「…あまり驚かれないんですね」
「俺の体に巣食う仙命樹も遠い昔に宇宙から来たって話だ。 有り得ねえ話じゃねえ」
「何だか図らずとも異能人トリオになってしまいましたね」
進化の外にある化け物トリオか…今なら神様が出ても驚かねえぜ。そんな話をしていると
鶴来屋本店の近くまで来た。SAT隊員ならある程度のサバイバル技能があるはずだ。この
雑木林が潜伏するのに持って来いの筈だ。
「……!」
突然、先頭を歩く楓の表情が変化し、歩みを止めた。
「どうした?」
「鬼の力の一つですが…周囲の精神波を感知する事が出来るのです。 何やら…焦り…恐怖…
疲労…そういった波動を感じたのです」
「早速当たりか?」
隣を見ると祐介の表情も険しい物に変わっていた。
「来ました…月島さんの電波です。 妨害電波を始めます」
俺も油断無く小銃を構える。安全装置を外し周囲の気配を探る。
「楓、どっちだ?」
「こっちです」
楓は雑木林の中に駆け出す。前衛は楓、中央に祐介、殿は俺の隊形で林の中に突入する。
奥へ進むと諍いの声が聞こえる。そこで俺たちが見たのは──
A 葵とそれに襲い掛かる男たち
B 目付きの悪い眼鏡の優男が何者かと戦っていた
C ごつい大学生のあんちゃんが戦っていた
うーんBやCも捨てがたいが、
Aだな。
Bカナ
短い髪を切り揃え、そう珍しくない私服を着ている女が男に囲まれていた。
それだけなら、御堂の気を強く引かせることは出来なかったが、問題は
その女が襲い掛かってくる男を優先に、蹴りや殴打で対抗しているという
ことである。
これには驚いた。体は細いようだが、大柄も含まれている男を手玉に
とっているような戦い方をしている。間違いなく、女は格闘技を
身に着けているどころか、身に染み込ませている。
ああなると、敵意を向けた敵が飛び掛ってくると同時に手なり足なりが
飛び出すような体質になってしまっているから、なおのこと強いのだ。
全く。先ほどまで、何が出ても驚かないと言っていたのは誰だったか。
御堂が自嘲気味にそう思い、
A 援護するぜ! と叫ぶ
B 他の仲間が何とかしてくれてた
C 女に向け、一斉に飛び掛りやがる男ども
a
「援護するぜ!」
葵は、無事に保護出来れば貴重な戦力として活用出来そうだった。
なのに何故だか、体の中が、それを否定するかのように熱くなってきている。
作戦の為なら仲間をも犠牲にしてきた戦い方もしてきたのだ、自分の
考え方は間違っていないはずだ。
くそ、人間味がありすぎる連中とつるみすぎたか。
体の熱さを追い払う為に、御堂はためらうことなく、銃を、突っ立っている
男に向けて発砲した。白い煙が立ち上ると同時に地に伏せる敵。葵は
普通に驚き、汗を流し続けている顔をこちらに向ける。
「よう、俺たちは敵じゃない。お前を助ける為にここに来たんだ」
A 話をしてみる
B その時、物陰から月島が
C 人間では考えられないぐらいの殺意を覚える
A
「えっ…私を助けるためですか…あっ危ない所を助けていただいてありがとうございました。私は松原葵です」
「俺は御堂だ、ゆっくり話したいところだが…」
「え――」
繁みの奥から音がする。そして現れる黒い影、SAT隊員の制服を着ているが――。
「隊長! 無事だったんですね!」
「まてっ近づくなっ」
パンッ パンッ 銃声が木霊する。
「隊長……!?」
彼はもう人では無い。血まみれの身体――ゾンビだった。
「畜生! 死体を電波で操っているのかっ! 何てことしやがる!!」
A 迎え撃つ
B 目的は果たした。逃げるぞ!
B
「目的は果たした。逃げるぞ!」
そう言い放ち、俺は後ろへ転進する。
もちろん、祐介や楓、葵がついてきているのを確認の上でだ。
暫く走ってから、俺たちは一息ついた。
「……ところで、あなたは何者なんですか?」
「神尾晴子首相を知っているな?」
「……ええ、知っています」
相手は警戒してやがるな……まあ、当たり前か。
「俺はそいつから雇われたんだ。魔王雅史を倒すためにな」
そう言ってみた。
「そうですか、やはりあなたたちが……」
葵のほうはそう言いながら近づいてくる。
何だ、話を聞いていたのか。なら話は早い。
そう思った刹那、葵が一瞬消えた。瞬間、腹にとてつもない衝撃が走る。
「ぐはっ……!!」
俺はたまらずよろけた。
前には、相変わらずの表情の葵。
「御堂さん!!」
「だ、大丈夫だ……。それより、てめえ、どういうことだ?」
「どういうことって、分からないのですか……?」
そう葵が呟く。…………電波。
そう、電波だ。こいつは既に操られていやがったんだ。
俺たちはまんまと月島が仕掛けた罠にはまったということか。
「チッ……!!」
「御堂さん、周りに五、六人ほど人の気配が!!」
楓がそう叫ぶのが聞こえた。
おそらく残りのSATのメンバーだろう。多分月島に操られた状態のな。
……やべえな、どうするか。
A 仕方がねえ、葵を倒す
B 今は夜だ。俺の力が強すぎて葵を殺しちまうかもしれない、よって逃げる
C 楓の精神感応で初音と交信を試みる
C
C?
(罠か…とすると残った連中もヤバイ!)
そんな考えを巡らした一瞬、松原の正拳が俺を襲う辛うじて回避する。これじゃ家に
電話する暇もねえ。
「楓!」
「はい!」
同じくSAT隊員の攻撃を祐介を守りつつ凌ぐ楓。祐介は妨害電波を行っているので
手が出せない上に動きが緩慢だ。荷物背負って戦うにはキツイ。
「鬼の力とかで初音と喋れるか!?」
「出来ます!」
「これが罠なら家がやべえ!急げ!」
「分かりました!」
(初音…答えて…そっちはどうなっているの?)
初音の返答は?
A 敵襲有り
B 無事
C 寧ろ援軍有り※人物指定
Cで耕一
日吉家にも敵の手は迫っていた。
HM-13が数十体、なかなかの大群である。
「ど、どうしよう、浩之さん。こんなに多くじゃ……」
「やるしかねえだろ。おいかおりっつったな、お前は家の中にでも隠れてな」
「い、言われなくてもそうするわよ!!」
かおりは家の中に逃げ込む。
「お兄ちゃんの電波は感じない……ここにはこのロボットたちしかいないよ」
「初音ちゃん、正直勝率は?」
「……ちょっと不味いかな」
「やっぱり?」
浩之がそう答えながら構える。でもやるしかない。
そして、HM-13が向かってきたその時、
「……誰かの電波を感じた!! すっごいスピードで近づいてくるよ!?」
「何!? 敵の援軍か!?」
一つの影が浩之とHMの間に現れた。
その影は一瞬でHMを切り裂く。
影の正体は男だった。どう見ても、ただの大学生な……。
浩之はその急な出来事に、ただ黙ってみているだけだった。
この男が敵か味方か、今の段階ではまだ判断しかねたからだ。
ほどなくして、初音が声を出した。
「……こ、耕一おにいちゃん!?」
「やぁ、お待たせ初音ちゃん。レポートに手間取って遅くなったよ」
その男……耕一はそういいながら笑って手をふる。
その仕草は先ほどHMをバラバラにした者のものとは思えないほど明るかった。
「……なんだ、味方か」
浩之がそういって安堵の息をつく。
「あんた、理由は知らないけど初音ちゃんの味方のようだな……安心した」
「なりゆきだよ、なりゆき」
そして、ちょうどそこに楓の交信が入った。
(初音……答えて……そっちはどうなっているの?)
「楓お姉ちゃん? こっちは大丈夫、耕一お兄ちゃんが来てくれたよ!」
「楓ちゃんも関わってるのか……ならさっさと終わらせないとな」
耕一はまた腕を一振り振った。
その爪はべつのHMを捉える。
その光景をじっと見る浩之……。
「すげぇな……。あいつ最強なんじゃないか?」
A このまま浩之視点で
B ここに敵方の乱入者が……
C 御堂視点に戻る
C
葵ちゃんは浩之に会えるのか?
(おねえちゃん?こっちは大丈夫だよ。 耕一お兄ちゃんが来てくれたよ)
(本当?ならこっちに来てくれるよう言って!早く!こっちはそんなに長く持たないわ)
(うん、分かった)
「耕一さんが来てくれるそうです」
苦戦一色で暗かった楓の表情が途端に明るくなった。
「そいつは強えのか?」
「…柏木家、いえこの世の生命体の中で最強といっても過言ではありません」
「そいつは頼もしいぜ!っと」
葵の湖水を思わせる流れるような動きを一つ一つ捌いていく。確かに速いが
威力がねえ。俺は攻撃の隙を付いて葵に当身を掛ける。体重の足りない葵は
遠くへと吹き飛び、木にぶつかってそのまま気絶した。
「御堂さん!」
「何だ!」
「多人数を操っているからか月島さんの電波の支配力はそんなに強くありません。
ここから離れれば彼の支配を解く事が出来るかもしれません」
「そうか!だが、それはこの場を離れてからだ」
葵が倒れたのを見てSAT隊員たちはこちらを包囲しつつも距離を取ってきた。
そして腰から銃を抜き、こちらに向けてきた。
「やべえな…」
この近距離ではM16も役に立たねえ。グロックを抜いても間に合わねえだろう。
「……!来た!」
楓がそう漏らすと街の方から圧倒的な気配が近づいてきた。幾多の修羅場を駆け抜けた
俺でも身震いする程だ。
「騎兵隊参上!」
その掛け声とともに包囲網の一角が破れる。現れたのはごつい大学生のあんちゃんだ。
「耕一さん!」
「よ、楓ちゃん。 久しぶり」
「こいつが耕一か!?話は後だ、逃げるぞ! お前はそこのちっこい女を背負っていけ。
俺は祐介を背負っていく」
「ん?偉そうだな。 っと、分かったよ」
耕一はそこで気絶をしてる葵を背負い、俺は祐介を背負って破れた包囲網の一角へ殺到する。
楓もそれに続き包囲網を抜け出す。連中はしきりに発砲してきたが林の中では思うように
射線が取れず、脱出に成功する。
「おい、そこのあんちゃん」
「俺か?」
「家のほうは変なロボットが沢山来たけど、あらかた片付けてから来たから大丈夫だ」
(しかし、まんまと嵌められたな…まぁ、家の周りに虫がいた時点で予測できたもんだが
俺もなまったもんだ…)
A その時、敵が現れた
B 無事帰宅
C 雅史視点に
D 何故罠に嵌められたのか推理する
E 取りあえず耕一に事情を話す
D
(何故罠に嵌められたのか…考えられるのはA:盗聴器、B:電波でこちらの動きを読んだ、C:偽情報、
D:外からこちらの監視をしていた、そして──E:裏切り者の存在だな)
Aに関しては…きっちり処理して来た。これに関してはこっちもプロだ。見逃す訳が無えし
念の為に声は潜めていた。
Bに関しては…
「おい、祐介」
「何ですか?」
「電波で人の動きを読むことは出来るか? そう、例えば俺たちが鶴来屋本店に近づく事とか」
「電波を使用すれば至近距離なら読心、本店に近づくくらいの距離なら電波を使った場合は
気付かれますが、日吉さんの家からこちらの動きを読むのは流石に無理です」
Bの線も無しか…
Cの偽情報。これが一番臭いな。後で首相に情報の出所を聞くか…
Dの監視。これは昨日始末したし、出かけるまで周囲で怪しい気配はしなかった。
そしてEの裏切り者の存在に関しては…あまり考えたくないが、もし本当なら本店に乗り込んだ
時に裏切られたら最悪だ。いるとしたら…まず祐介、瑠璃子は違うだろう。電波に耐性があるからな。
次に耕一。こいつは後から来たから違うだろう。そうなると残るは…
a 初音
b かおり
c 楓
d 浩之
e 高槻
f やはりCの偽情報だろう
e
C
──高槻だ。つーか、あいつは怪し過ぎる。電波で操られている云々抜きでだ。
「おい、祐介」
「何ですか?」
「さっきみたいに誰かが操られているとして、それを判別できるか?」
「さっきは月島さんの電波がきつくて出来ませんでしたが、今なら出来ます
その時は大概怪しい電波を感じるので」
「俺にこっそり話せよ。 今この場にはいないよな?」
俺は暗に楓の事を示してみた。
「今は…いません」
「じゃぁ、出かける前はどうだ?」
すると、祐介が何やら目を逸らした。
「怪しい電波を…感じました。 高槻さんから」
「ゲーック、やっぱしあいつかよ!」
「けど、あれは月島さんの電波じゃなくてなんかこう、普通の人でも何となく
感じる…そう…」
何でえ、毒電波じゃなくてそっちの『電波』かよ。心配しなくてもあそこにいる
人間全員が感じているよ。何やら急に気が抜けてきた。
「それだけか?」
「それだけです」
「ち、杞憂だったみてえだな…」
家に着くと何やら宅急便のトラックが家の前に停車していた。
「御堂さんですね、私は風見鈴鹿と言うものですが、首相からのお届け物を届けに来ました」
「おお、ついに来たか」
鈴鹿が持ってきたのはいくつかの木箱だった。かなりの重量があるやつだ。
中を開けるとその中入っていたのは──
銃はわからんから名前で決める!
GJMN!!
追記、葵も勘定に入れてください。
葵はサブの拳銃とメインのサブマシンガンか小銃が持てます。
参考ステータス
射撃 格闘
浩之 A B
葵 B A
祐介 C D
高槻 C D
瑠璃子 E E
楓 C B
初音 D B
耕一 D S
御堂 S A
非力な者を強化する方向で…
瑠璃子にワルサー、高槻にサブマシンガン、浩之にデザートイーグル、初音に小銃
すいません、武器の種類としては
サブマシンガン
H&K MP5
FN P90
小銃
M16A2
となっていますので、サブマシンガンはどっちかはっきりさせてください。
その上で余った方を誰かにあげてください。
高槻にFN
あえて耕一にMP5
ではMP5を祐介、P90を高槻に装備させるという事で
「よし、装備する武器は決まったな」
浩之 デザートイーグル
祐介 MP5
初音 M16A2
高槻 P60
瑠璃子 ワルサーPPK
「さてと…まず気絶しているこの娘を起こさないとな。祐介、月島の電波は残っているか?」
「いえ、電波の影響はもうないですね」
「そうか…なら」
A 「王子様のキスだ頼むぞ浩之」
B 気付け薬にアンモニアを嗅がせる。
C とりあえず目を覚ますまで休憩だな。
A
「王子様のキスだ、頼むぞ浩之」
戦闘中でも見せない、比類なき反応速度でこちらを見つめる浩之。
御堂は悪びれずに、そんな浩之を笑いながら視線に入れている。
「む、無理だって無理! お、俺は別に、」
「うるせえ、こういう時くらいメルヘン見せろ」
「死語に近っ!」
動揺を完全に隠しきれていない浩之の顔は、他人から見れば
面白い見世物でしかない。いつの間にか、皆がやれ、やれとけしかけている。
今の浩之は、逃げるな、流されるな、チャンスだぞ、と己の中で、無意味でいて
それでいて激しい理性と本能との戦いが繰り広げられているのだろう。
「さあ、やれ! 浩之! 男だったらな!」
「くっ! よし! やってやるぜ!」
声が変わるほどの気合。もはや止めるすべなし、止める必要も無い。
浩之は、荒い息を立てながら、思春期真っ盛りの青年独自のふるえを
隠しきれないまま、
A そのままキス! ホームラン!
B 「待て! やるのは自分だ!」 誰だ!
C 葵が目を覚ましやがった! くそっ!
うっしBだ、混沌としる
「待て! やるのは自分だ!」 誰だ――って高槻ぃぃ!!??
「まてよおっさん、葵ちゃん唇をてめーみたいな野郎にだれが渡すかよ!!」
「無駄無駄無駄ァァァなぜならキスの体勢に入っているっっ! 誰にも止められーーーん」
A 浩之のデザートイーグルが火を吹いた
B 哀れ葵は高槻に……
C 葵が目を覚ました。これにて一件落着……かな?
C!!
「眠れる美女に口づけする恍惚感…これを止める事等神にもできないいい!!」
「ちょってめぇやめろ!!お前みたいな電波野郎に誰がさせるか!!」
「う〜ん…」
「あっ目覚めちまった!(残念…)」
「何ッ?そうか、おいもうキスする必要はないぞ、」
「うるさぃぃぃ!!もう無理だああ!歯止め等聞かなィィィィィ!!」
そして高槻が飛び込んできた瞬間、
A 見事に高槻と葵の唇が重なった
B 浩之と高槻がキスをした
C むしろ高槻は御堂とキスをした
D さらに日吉かおりが乱入してきた
C
「この高槻様の熱いハートを乗せたキッス止める事は出来ないぃぃぃ!!」
「ゲーック!?」
高槻は突然方向を変え、俺の方へ向かってきやがった。虚を突かれた俺はなす術も無く──
──その時、世界は凍りついた──
高槻をボコっています。暫くお待ちください
「あの〜」
「え?」
後ろを振り返るといつの間にか葵が起き上がっていた。まだ少々寝ぼけているようだが。
高槻はその辺で柘榴のような肉塊と化している。まぁ、ほっときゃそのうち復活するだろ。
「あれ?なんで藤田センパイが?ここは?私は確か…」
「ひ、久しぶりだね…葵ちゃん」
「おい、感動の再会は後だ。 俺の名前は御堂、お前は松原葵。合っているな?」
「はい!警視庁特殊急襲部隊第三小隊所属、松原葵巡査です!」
葵は体に染み付いた癖か立ち上がり、直立不動の体勢で敬礼をする。
「お前たちSATが突入した時の詳細、人数、装備を教えてくれ」
「はい、えっと確か…」
「ち、参ったな…数にして30人分のサブマシンガンと腕利きの隊員がまるっと敵に
持っていかれたって事か…これは強化兵や耕一たちがいてもきついな」
「けど、葵ちゃんみたいに洗脳を解く事が出来るんじゃないのか?」
「電波による洗脳は軽度な物ほどその人の技能が残ります。 その代わり、使用者から
離れれば洗脳が解けたり、他の電波使用者が洗脳を解く事が出来ます。しかし、鶴来屋
本店まで近づいたら僕らの力では洗脳を解くことは出来ないでしょう。 重度なもの…
例えば人間の能力の限界を超えさせたり、精神が壊れたりしたら殆どその人の技能は
残りません。 その代わり洗脳を解くのは不可能ですし、何よりゾンビのように倒しても
倒しても襲い掛かってきます。 死体を直接操る事も可能でこの場合は物理的に脳を
破壊しない限りその動きを止める事はないでしょう」
死体の所で葵の表情が強張る。無理もねえか…ゾンビなんてどっかのゲームみてえだな。
「よし、銃の訓練や準備も含めて…そうだな2日後に突入するぞ。 祐介、月島の奴がいるのは
鶴来屋本店で間違いないな?」
「はい、あそこから月島さんの電波を感じます」
突入は…いつにする?
A 夜
B 昼
このメンバーなら夜でもOKだろう
Aで
「二日後の夜に突入だ。それまで準備は怠るんじゃないぞ。それでは解散だ」
さてと…これからどうしようか。
A ところで耕一はなんで毒電波に影響されなかったんだ?
B 雅史視点へ
C 初音と神経衰弱
D 浩之と訓練
E 高槻が怪しげな研究を……
F 楓と買出し
EEEEEEEE
「うはははは!御堂よ!この天才高槻の素晴らしい研究結果をみるがいいぃぃぃぃ!」
「ええい!いちいち叫ぶな!五月蠅い!」
「これだぁぁぁ!こいつを見るがいいぃぃぃ!」
高槻が取り出したのはソフトボール大の卵型の金属球だった。頭頂部にはレバーとピンが付いている。
「こいつはぁ…手榴弾か?」
「うはははは!そのような凡俗が作る武器とはこいつは一味も二味も違うぞぉぉ!
こいつはアルミ片をばら撒いて毒電波を一定時間防ぐ事がぁぁ出来るのだぁぁ!!」
「何だって?そりゃすげえ」
「効果は室内なら大体10分!範囲は半径30mだぁぁ!屋外だと範囲は広まるが風に散らされて
持続時間が半分になるのだぁぁぁ!!」
「10分か…これはでかいぜ」
「我が研究の結果、毒電波は極めて指向性の高い電磁波の一種とわかったのだぁぁ!!」
電磁波なら普通の電波妨害と同じ手段が使えるのは当然至極っ!」
「何ならこのアルミで作った服を着れば完全に防げるんじゃないのか?」
「そいつはぁぁぁ!無駄だぁぁ!!なぜなら近距離で指向性の強い毒電波は
アルミを貫通してしまうからだぁぁぁ!」
「けどそりゃ遠けりゃ防げるって事だろ」
「おお、その通りだぁぁ!すっかり忘れてしまっていたぞぉぉぉ!」
「…まぁいい、全員分作っておけよ」
「うむ、この天才高槻に任せるがいいぃぃぃ!」
やれやれ五月蠅い奴だがどうやら役に立ったみたいだ。さて、どうするか…
A ところで耕一はなんで毒電波に影響されなかったんだ?
B 雅史視点へ
C 初音と神経衰弱
D 浩之と訓練
E 楓と買出し
F 暇だし…武器の手入れでもしておくか
C どっちが強いんだ?
「…それじゃあ横は無事そちらに着いたんだな?」
「ああ。前に連絡取ってから2時間もせん内にや。
本当に怪我人なんか?今は観鈴とトランプ遊びしとるで」
「ほう、そっちもトランプか。実はな…」
俺は高槻の研究成果を見届けた後すぐに首相に定期連絡を取り、
葵を無事保護した事、耕一という心強い仲間が入った事、
武器も無事に届いた事を知らせた。横は
>>587で首相官邸に向かったが、
無事着いたようだ。以後向こうの護衛に専念するとの事。
「俺の方も今初音ってガキと神経衰弱ってのを遊んでるんだが、なかなか強くてなあ。殺しあいなら負けねぇんだが
こういう遊びはなかなかうまくいかねぇ」
「はい、あがり〜」
「ゲーック!また1組も取れなかったぜ。」
「そっちも楽しそうやなぁ。」
A ババ抜きで勝負だ
B やはり何か賭けねぇと真剣になれねぇ。賭ける物を決めようぜ
C 観鈴ちんが電話に出てトランプの必勝法をアドバイス
A
「って訳でな、あの高槻って野郎もなかなか役に立つじゃねえか。見直したぜ」
「一応あれでも俺と同じく六画仙の一人なのでな」
「なんだその六画仙ってのは?…(ゲッまたババ引いちまった!)」
結局俺は神経衰弱では勝てないので、祐介と耕一も呼んで4人で
ババ抜きで勝負を挑んだ。電話はそのまま続けている。今は犬飼と話している所だ。
「六画仙とは俺が所属している組織の幹部名称みたいな物だ、あまり気にしなくていい。
俺が薬学・人体強化、高槻が機械工作・製造を担当していた。」
「確かに来て間も無く毒電波を解析してしまうのは凄いと思います。よし、あがり」
「チッ、祐介があがったか。そういや部品や材料が無いけど平気なのか?
科学者ってのは研究は出来ても作る事が出来なければ糞の役にも立たないぜ」
「心配するな。奴はガラクタや鉄屑からでも閃きによって兵器を作る事ができる。
それこそ家にある生活用品等でもだ。現に先程聞いた毒電波を弾く兵器もそうではないのか?
「そういやあいつかおりちゃんの家に勝手に上がり込んでアルミホイルやら
一円玉やらを拝借していたなあ。見つかって叩き出されてたけど。うっし俺も揃った!」
「(耕一もかよ!)まあいい、とにかく信用できる輩なのは確かなようだしな」
「え〜っと、こっち。やったー!あぶなかった〜」
「くそ、また俺がビリかよ…」
「御堂さん、これで10連敗ですよ。最後の最後いつもババが来てますね」
「俺も初音ちゃんには勝てないけど、俺よりもトランプ弱い人は初めてだ」
「ゲーック!うるせえ黙れ!おい、もう1勝負だ。」
A 次はポーカーで勝負だ。駆け引きなら負けねえ
B そういや犬飼よお、お前が作った強化薬ってのはいつ届くんだ?
C 実は祐介が毒電波でインチキしていたのがバレる
D 祐介と耕一が結託して御堂をハメてた
E むしろ全員グル
F 初音に一度だけでも勝ちてぇ。おい祐介と耕一、ちょっと耳貸せ
F
外道な所も見せてくれ(w
遊びとはいえ、負け続けというのは男として情けなく、不愉快なもので
あることは、男として生まれてきた者にとっては共感できる部分であるはずだ。
時には汚い手を使って仕事もこなしてきた御堂は、悔しさもあいまって
躊躇うことなく「祐介、耕一、ちょっと耳貸せ」と、初音に聞こえないように
声をかける。ささやかれるとは思わなかったのか、二人は応えようかと
躊躇っていた。
御堂が不愉快を露にした表情を見せると、二人は簡単に観念してしまった。
押しに弱いのだろう。
さて、
A 一度だけでいい、俺が有利になるようにアイコンタクトを駆使しろ
B 初音に不利なカードが回るようにしろ
C お前ら俺の勝利の為の生贄になってくれ。一度でいいから
C
俺は祐介と耕一に、小声で耳打ちした。
「お前ら俺の勝利の為の生贄になってくれ。一度でいいから 」
「まあいいけどさ、具体的にどうするんだ?」
「そうさな…お前らのところにあるジョーカーを俺が触ったら、舌を出して合図しろ」
「ああ、わかった。」
まあこの条件なら負ける事は有り得ないだろう。実際この策は成功し、
俺は何とか勝利を収めることが出来た。
さあ、もう結構いい時間だな。どうするか?
A 武器の試し撃ちといくか
B 決戦の前に話しておきたいヤツがいる。 *指定
C 寝るか。舞台は雅史視点に
D 寝よう。舞台は北川視点に
唐突にD
祐一と香里を取り合ってくれるとうれしい
ふう。と煙草の煙を吐く。なんなんだろうな今日は。現実感が無いぜ、全く。
目の前には天井が吹っ飛んだわれらが愛車。
それと携帯で署に連絡を取っている相棒の相沢。
どうでもいいけど何で人間、電話越しなのに頭を下げるんだろうな…
そんなことを考えながら2本目に火をつけた。
「報告終わったぜ」
疲れた顔で素っ気無く相沢が言う。
「そか」
こっちもそれに合わせて素っ気無く返してみる。
沈黙が二人の間に流れる。…やな雰囲気だ。
沈黙を破ったのは相沢だった。
「なあ北川」
…来たか。
「知らなかった…お前も香里の事…その…」
「……」
「…済まん。」
ボカッ!!
気が付くと俺は相沢を殴っていた。
「済まん…何だよ、それ、お前何か悪い事したんか?
してないだろうが!そんな哀れみこっちから願い下げだ!!」
「…済まない。」
糞…こんな事言いたいんじゃないのに…
A 「…相沢。お前、つい最近、水瀬と寝たって…本当か?」
B 「どうせ俺では、あいつの心の傷を埋められなかった…って事なんだろうよ」
C 「……とりあえず拳銃を取り戻そう。この話は…帰ったら、しよう」
C
おっす、オラ北川。祐一とパトロールしてたら
いきなり意識失うし、目が覚めたら訳のわからんおっさん達に車奪われたり
銃も取られたり祐一と痴話喧嘩までしちゃったりとなんだかオラすっげえワクワクしてきたぞ!!
「ワクワクすんのかよ!!つーか何キャラだよお前!!」
まあ、そういう訳で俺達は今どうしてるかというと…
A 早速銃を返してもらいに鶴来屋へ向かってる所さ
B とりあえず警察署へ戻り、起きた顛末を報告する所さ
C あの白髪のおっさん達を緊急指名手配しようと思ってた所さ
D あやしげな人影(御堂の強化薬の宅配人)を発見、職務質問する所さ
またリロードミス…これでもう5回目_| ̄|○
「……とりあえず拳銃を取り戻そう。この話は…帰ったら、しよう」
俺はそういって話を切り上げる。…これも『逃げ』なんだろうな。
相沢とも相談したが、上には拳銃を盗まれたことは報告していない。
とりあえず、前を走行してた車のナンバーと、警察がようやく試験的に配備を始めた
強化スーツG3を着た少年のことは報告したが、
流石にそれを報告してはまずかろうと言う結論になった。
さて、隆山とか言ってたよな。ここからなら車で30分もかからないだろう。
A 見た目悪いがこのパトカーで向かう。
B ここ、隆山一歩手前の町の警察署に協力を求めに行く
C 歩いていこう。
D …おや、雪が降ってきたな…
Bですな
「まずは隆山の手前にある警察署に向かうとしよう」
流石にこの車じゃバツも悪いしな。俺達は警察署へと向かった。
オープンカーと化したパトカーで男二人、気まずいドライブとしゃれこむ。
途中で祐一がライトに写った人影をキャッチした。
「よし、俺が職務質問してこよう」
祐一が人影の方向に行った。ここからではどんな人物なのか見えない。
「連れてきたぜ。何でも日吉かおりの家に薬を届けてこいと
頼まれたそうで、途中で道に迷って困ってたそうだ」
そう言って祐一が連れてきた人物は……
A 今度は宅配役を頼まれたエディ
B 出番が欲しいので宅配でも何でもやるぜ!宗一だ
C なぜ余がこんな事を…クーヤだった
ここはB。丸腰の警官だけでは不安だし
Cでクーヤにもスポットライトをあびせてみる
皆、面白いからRoutesやってみなって!宗一です。
首相直々の依頼かと思ったら只の危険地帯への郵便配達。
チョロいなと思ってたが、なんか厄介なことになってきたな…
とっさに道に迷ったと誤魔化してしまったが、やたら絡むし、この人。
「おい!免許証出して!」
なんでこんなに好戦的なんだ?この警官たち。
隆山の事件はまだ緘口令がしかれてると聞いてたが。
A 面倒なことになる前に始末するか。格闘で気絶させる。
B 首相に電話して事情を説明してもらう。
C どれだけ情報を知ってるのかカマかけてみる。
D 警察手帳(偽造)を出して、私服刑事だと騙す。
「またまた出番が来た……!
>>665ありがとうな」
「何言ってるんだあんた?」
「いや、気にしないでくれ」
男の名は那須宗一。なんでもとある組織と首相からの特命を受けて、
薬を届ける為に隆山まで向かうらしい。
「で、その組織ってのは何だ?」
「それは言えない」
「じゃあその薬はなんだ?まさか覚醒剤じゃないだろうな?」
「それも言えない。というより、俺も知らないんだ。
受けた命令はこの薬を日吉かおりの家にいる御堂という
人物に届ける事、そしてそのまま御堂達に合流する事、それだけだ。」
怪しさプンプンだな…。って、お前拳銃持ってるじゃないか!!
「これか?そりゃあ俺はエージェントだからな。当然だろう」
「当然って、民間人が銃を持っていたら銃刀法違反だぞ!!」
「心配しなくても、首相から拳銃の所持、及び発砲許可も貰っている。
嘘だと思うなら後で首相官邸にでも連絡してみればいいさ」
…どうもこいつは嘘を言っているようには見えない。
何より、眼を見れば堅気の人間じゃないって事が俺でも解る。
「薬を届けるだけなら他の誰でもいいのに、わざわざ俺を
運び屋に使うという事は、それだけこの薬が重要な物だって事だろうな」
この男をどうする?
A とりあえず一緒に警察署に連れていく
B やはり全て狂言かもしれん。証拠が取れるまで拘束する
C その日吉かおりという人の家まで送り届ける
くそう…
じゃあBで
これも何とか繋げられんかな?
>>667でB選んで
首相に電話するって事にして、
>>668はその前にさらに
職務質問してるって事で。道に迷ってるのは嘘って事で。
・・・やっぱ苦しいか?
「……という訳だ。晴子さん、頼むよ?」
……こいつ、天下の警察官二人を前にしていきなり携帯かい。
「おい、あんたまず俺たちの質問に……」
「はい、かわるか?」
そう言って俺は電話を渡された。一体なんだってんだ?
「ああ、あんたが警察のもんか。仕事ご苦労やな。
こいつのことはウチに免じて勘弁したりや」
「お、おいあんた一体なんなんだよ……」
「ああ〜ん? おいお前、ウチの名を言ってみろ」
「そ、そんなの分かるわけないじゃないか!」
「さよか…………」
それから携帯に少し雑音が入る。
……おっと、今度は俺の携帯のほうに電話だ。
着信は……げっ、署長!?
「は、はいもしもし!」
「バカもん! 貴様神尾晴子首相になんと言う口の利き方だ!」
「……へ、首相?」
「ま、そういうわけや」
数十秒後、俺は携帯電話に向かって百ぺんほど土下座した。
「まあ、次からは気いつけな。それとあんたは今いるところからすぐに立ち退き」
「た、立ち退き!?」
「そうや、これからちょっと戦が始まるんでな。首相命令や」
「は、はい……」
俺は相沢とともにここを立ち退くしか残ってなさそうだ。
……畜生、拳銃のことで明日上司に怒られるぜ。
「ありがとう、助かったぜ晴子さん」
「こーいう事なら任しとき、いくら警察でもただの人間には今回の事件荷い重いからな」
さて、俺は宗一だ。日吉家までついたんだが……
A 皆寝てるぜ畜生!
B 御堂一人だけ起きてた
C 浩之一人だけ起きてた
D むしろ皆起きてた
D
Aで
……御堂だ。
さっきから薬の到着を待っているんだが、なかなかやってこねえ。
……おっ、来たみたいだな。
「あんたが御堂か、俺は那須宗一。晴子首相に言われて薬を持ってきたぜ」
「やっと来たか。武器と一緒に届けてくれればよかったものを」
「この薬には熟成に時間がかかるそうだ」
「分かった。ご苦労だったな、もう帰っていいぞ」
そういって俺はこの宅配員を帰した。
なんでも後に聞いた話だとこいつはあの晴子の護衛もやっているらしい。
晴子も側近ばかり使わせている奴だ。
「おっさん、その薬は……?」
「浩之か。こいつは仙命樹の効果を跳ね上げるという俺の知り合いが作った薬だ」
……待てよ、確かこいつも俺の仙命樹を受けていたな。
俺は今のままでも十分強いが、こいつはG3着装とはいえ心もとない。
こいつに使わせてみるのもいいかも知れんな。
薬は……
A やっぱり俺が使う
B 浩之に使わせる
A
やはり俺が使う事にしよう。早速厳重に包まれた薬を取り出す。
ほう、これが強化薬か…
形状を決めてください
A カプセル
B 瓶に入った液体
C 固形食料(カロリーメイト風
D 口の中で溶けにくい飴玉
大きさを決めてください
a 小さい
b 普通サイズ
c 大きい
d 巨大
量を決めてください
1 3つ
2 5つ
3 10個
4 100個
AB1で
Cのdで1!!
くそ、普通になってしまったか
三つか……浩之に分けてやってもいいが、浩之も俺の仙命樹を受けたのだから俺と同じく水には弱い。
敵……岩切あたりならわかっているだろう、敵がこいつに万が一水で攻撃したらこいつは即戦闘不能だ。
やっぱり渡せねえな。
俺だって衝撃は同じだが俺には長年の戦闘の勘というものがある。
不意を突かれない限り水を食らうなんてことはねえ。
「これは俺が使うからな。お前では扱いきれん」
「なんだよ、おっさん……俺の腕を信用できないってか」
浩之は不満そうに愚痴を言った。
悪いな、おまえは筋はいいがまだ経験が足りん。
俺にあと五十年早く出会ってればいい強化兵になれただろう……。
さて、今日はもう遅いな。寝るか
A 何事もなく朝へ
B 浩之のいびきが五月蝿くて眠れん!
C 高槻が外で喧しく喚いている、一体何時だと思ってるんだ!?
D ……誰かが俺を起こす。誰だ?(人物指定)
Aではよ進ませる
そして俺達は何事もなく眠りに付き、朝を迎えた。
う〜む、まだ寝たりねえが仕方ねぇな。
さて、朝といえばまずやる事は
A 訓練だ
B 朝ごはんを食べる事だ
C 首相に定期連絡だ
D 女性陣への寝起きどっきりだ
DDDDDDDDDDDDDDDDDDDD!!!!!!!!!!!!!!
寝起きドッキリ。これしかあるまい。
とくにあのアマ……日吉かおり、あいつのせいで俺たちは外で寝たからな。
昨日は寒かったぜ……普通の人間なら風邪ひいてるぞ。
つーわけで少し大人気ないが悪戯でもしに行くか。
というわけで隣の日吉家のドア前までやってきた。
まず第一の問題はこのドアだ、破るのは容易いが音でばれる。
さて、どうしたものか……
カチャカチャ
「おい、外れたぞおっさん」
「よし、よくやった……って何でお前がいるんだ浩之!?」
「シーっ、ばれるだろうが……。まあ、きまってるだろ? 夜這いならぬ朝這いだよ」
た、確かに今は明朝だが……。
まあいい、行くとしよう。しかしこいつのこの鍵開けの動作、まるでプロ並だったぜ……。
さて、家の中まで侵入できた。まずどうしてくれようか?
A こっそりかおりを冷蔵庫の中に入れる
B 顔に落書きをする
C 耳に息を吹きかける
D むしろ初音or楓or瑠璃子に目標を変える
E …………嫌な予感がする、やめとこ
A
俺はかおりを冷蔵庫に入れるべく部屋に入った
そこには
A かおりを犯している高槻がいた
B かおりに責められている初音がいた
C かおりに責められている楓がいた
D かおりに責められている(留守番しているはずの)梓がいた
D
「先輩〜私と甘美な世界に旅立ちましょう♪」
「か、かおり、よせ!」
そこには何故かかおりに責められている(留守番しているはずの)梓がいた。
「…梓、なんでお前がここにいるんだ?」
「ちょっと、何で邪魔…じゃなくって入ってくるのよ!」
「電話で初音の声で『助けて!お姉ちゃん』って声を聞いて来てみたら…
何故かこういう事に。 こら、離せって!」
蛸のように手足を絡めるかおり。その姿は浮世絵にあった女性に絡む蛸みてえに
淫靡でどこか滑稽な物だった。
「確かにあの時に初音ちゃんが言いましたよ〜」
どうやらロボット襲撃の際にどさくさに紛れて月代の家に電話したみたいだな。
自分の命が危ない時に…こいつ、侮れねえぜ。
「まぁ、来たからにはお前も手伝え。 猫の手も借りたい状況だからな」
「だったらまずかおりを何とかしてくれ〜」
「センパ〜イ」
A 放置
B 何とかする
C さらに誰か乱入
A
放置するか、百合の世界には正直ついて行けん。
「……まあ、勝手にやれや。俺は冷めたから二度寝でもしてくる」
「ちょ、ちょっとあんた……!!」
「あぁ〜、梓先輩〜」
バタン。
俺はドアを閉じた。さて、見なかったことにしよう。
……そういえばあの梓とかいう女も鬼の力が使えるはずだよな。何故留守番なんかしてたんだ?
まあ、後で聞いてみるか……。
襲撃は今夜だ。
それまで…………
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 耕一と俺とどっちが強いかはっきりさせる
D 祐介に電波に耐える特訓を受ける
E 女性陣を散歩にでも誘う(人物指定)
D これやっとかないとBADENDになりそう
D
「祐介、ちょっと来い。頼みたいことがある」
「一体なんですか?」
俺は糸電話に向かってそういった。
程なくして、祐介が降りてくる。
「畜生……祐介の奴女だらけの部屋に一人で……」
浩之が何か言ってるが無視だ。
「今夜仙命樹の効果が高まるのを待って襲撃だ。
おそらくこれが最終決戦だ……。そのために、俺に電波の特訓をしてくれ」
「電波の……ですか?」
「そうだ。人によっては訓練すればある程度電波に耐えることは出来るだろう?」
そう……あいてがこちらの脳に電波をぶつけてくるのなら、
こちらが相手の電波以上の意思をもてば……防げなくても耐えられるはずだ。
暫く黙った後祐介は口を開いた。
「……なかなか面白い意見ですね。それは僕自身試したことがないのでどうとも言えませんが……
電波が届きやすい人と届きにくい人がいるのは確かです」
祐介の話によると、たとえば柏木四姉妹で、
上二人は電波が届きやすい(電波に弱い)傾向があり、
下二人は電波が届きにくい(電波が強い)傾向があるようだ。
精神のあり方に何か原因があるみたいだが……詳しいことは分かっていないらしい。
なお余談だが、そのために梓は留守番になったみたいだ。
「よし、なら早速やってくれ」
俺がそういったら祐介は……
A 分かりました……。やってみましょう
B いくら御堂さんでも……電波に耐えるのは無理です、やめておきましょう
C その時「俺にも頼むぜ」と浩之が横から……
A
697 :
名無しさんだよもん:04/01/16 00:32 ID:lp7c04Cm
A
「分かりました……。やってみましょう
ただし…弱めで行きます。これから僕は御堂さんの体を『支配』します。
抵抗してみてください。」
「了解―――」
祐介の目の色がマジに変わる。
「行きます!」
「うおっ…」
何だこれは…!俺の意思を無視して…勝手に腕が動き出す…
「これが電波です…ほぼ絶対の支配力を持つ、ヒトの身にはあまる力です。
ただ…この呪縛を電波以外の力で打ち破ったヒトを僕は知っています」
「彼女は僕の同級生でした。電波で支配され、心も体も壊れかけていた。
そんな彼女が精神力で電波の支配力を凌駕し、月島さんに攻撃まで仕掛けました。」
「御堂さン…あなたにはそれが出来る人だと思いたい…!」
く…やってやるさ…餓鬼どもの面倒見なきゃいけないんでな…
うおおおぉぉぉーーーッ!!
A 他の楽しい事を考える
B 月島・雅史への憎しみで心を染め上げる
C 無の境地へ
D 自分の頭を殴る
E 突然、頭の中に犬飼の姿のイメージが…
Cでおねがい
Eだ!
何も考えるな……余計なことを考えると苦しくなる。
「そうきましたか……ではこれはどうですか?」
祐介がそういった途端、頭にざわっとなにかが入り込んだような感覚が襲った。
なるほど、これが精神を害する毒電波と言う奴か……。
多分祐介はまだ力を一分も出していないのだろう、だがビリビリ感じやがるぜ。
はっきり言って、苦しい。
「精神のほうに干渉を行いました。……加減を失敗すると、どうなるか分かるでしょう……」
多分……坂神と同じように……。
「な、長瀬ちゃん何してるの!?」
……瑠璃子か。
この電波を感じてきやがったな。
「御堂ちゃんが壊れちゃう! 電波を止めないと……」
「止めるな!!」
……俺がそういおうとした途端、俺がそういう前に声が飛んできた。
声の主は……浩之か。
「おっさんは……自分から望んでいるんだ。
多分ここでやめさせたら……一生おっさんは電波には勝てねぇ。大丈夫……おっさんなら勝てる」
ありがとな……浩之。
俺も何を勘違いしていたのか、苦しくないようにするんじゃねえ、耐えるようにするんだ。
「御堂さん……苦しいですか?」
祐介……聞かなくても分かってるだろ。
A もう限界だ……止めてくれ
B 上げろ……電波の出力を。俺は耐えてみせる
b
「上げろ……」
「御堂さん、いまなんと?」
「電波の出力を上げろといったんだ……」
俺のその一言に、祐介が驚愕の表情を浮かべる。
「本気ですか!? 今でもかなり無理してるのに……下手をしたら……」
「きこえねぇのか!? 上げろといってるんだ!」
確かに、今までの電波は苦しいがぎりぎり耐えられる範囲だ。
それは祐介が俺を壊さないようにしているからだ。
だがそれじゃだめだ。他人を壊すための毒電波に耐えることが出来て……初めて電波に勝ったといえる。
「い、いくら御堂さんの頼みでも、それは……!!」
祐介、頼む……上げてくれ……。
その時、祐介の肩にぽんと手が置かれた。
祐介が振り向くと、そこに立っていたのは初音。
「祐介さん、私からもお願い。電波を、強くしてあげて」
「初音ちゃん……でも、御堂さんが……」
「大丈夫、御堂さんは芯の強い方……きっと耐えられます」
「あんた、仲間じゃなかったの? あのおっさんぐらい信じてあげなさいよ!」
楓……かおり……。
「…………分かったよ」
祐介は目を閉じた。
そして……体にとてつもない衝撃が突き抜けるのを感じた。
ぐ……これが本当の電波……か。
と、トンでもねえ……
A もう……降参だ
B あきらめるまで……終わりじゃねえ、耐えて……やる
b
こんなところで……諦められるか。
俺は耐えて見せる……。
が、毒電波はとてつもない威力だ。
電波の粒というものが脳にぶつかっているのが分かる。
祐介の髪も逆立っているほどだ。
意識がだんだん朦朧としてくる。
考えることも辛くなってきた……。
そうか、これが壊されるということか……坂神の奴も、これを感じたのか……。
そして、俺の意識は薄らいでいき……
A 御堂という人格はこの世から完全に消滅した
B 坂神の姿が見えた、気がした
C 声が……聞こえる
c
声が……聞こえる。
俺は、電波によって幻覚を見ているのか?
いよいよ俺の脳も御釈迦になっちまうのか?
なおも響き渡る、その声の正体は……
A 俺の体内を駆け巡る仙命樹の語り掛けだった
B 50年前、強化兵になった時の記憶がフラッシュバックしていた
C この場にいる皆の叫び声だった
A
声が…聞こえる…
懐かしいような…威圧するような…不思議な…感覚。
「聞け…君は完全に洗脳されることはないのだ。
それが君の真価なのだ。
その意志力こそが君の素養なのだ…」
誰だ…お前は?
「君には仙命樹といったほうが良いだろう。
…さて、行き給え、敵も味方も、君を待っているぞ」
その瞬間――
A 俺の意識は反転した。どこまでも清浄、たとえるなら蒙古の青空。
B 子供時代の光景が目の前に広がっていた
C 意識が宇宙空間を漂っている…目の前には… *指定
D すべての感覚を取り戻しつつ、仙命樹の意識すら顕在化した…
D
「……ん! ……さん!!」
ん……なんだ……?
「御堂さん!! 負けるな! 心を強く持って、電波に対抗するんだ!!」
「御堂さん、がんばるんだ!!」
「おっさんはこんなところで負けるような奴じゃねえだろ!? 男を見せろよ!!」
「御堂さん……がんばって! 私も応援してるから……」
「電波……また届くの、待ってるよ……」
「まいったぁ! 俺は、まいったぁ!! なぜなら、御堂に壊れて欲しくないからだぁっ!!」
「御堂さん……あなたなら電波に勝てる、そう信じてます」
「早く、電波ぐらい破りなさいよっ!」
「がんばれっ、最後まで!!」
だんだんと姿が……見えてきた。
祐介……耕一……浩之……初音……瑠璃子……高槻……かえで……かおり……梓……。
みんなの姿が……見える。
俺が久しく忘れていた……仲間の姿が。
長年、最も不要だと切り捨てていた……仲間の姿が。
……そうだ、俺は何を苦しんでいる?
心を強く持て……だと?
心の代わりに……俺にはあるじゃないか。ともに戦うべき……仲間が。
「そうだ……。それでいい……」
へっ……仙命樹っつったな……。なかなかのおせっかい焼だぜ……。
「ぐおおおおぉぉぉぉっっっ!!!」
俺はそう吼えた。
そして……頭の中のざわめきがやみ、体が軽くなるのを感じた。
まさか……俺は……。
A 仙命樹の力を全て引き出せる、坂神のような完全体を超える力を手に入れたのか?
B 電波に耐える精神力を身に着けたのか?
C 電波を身に着け、相殺したというのか?
A
仙命樹の力を全て引き出せる、坂神のような完全体を超える力を身に着けたというのか……?
この躍動感、そして全身からみなぎる力……。
「御堂さん!」
祐介が走り寄ってくる。
「御堂さん……あなたという人は……」
泣くな……男の涙なんか見たくもねえや。
「やったな……おっさん」
「御堂さんならやれると、私信じてたよ……」
浩之……初音……。心配かけたな。
「御堂ちゃんの電波……とどいたよ。」
そうか……瑠璃子。
「皆、心配かけちまったな。だがこの俺は、ぴんぴんしている。大丈夫、どこも悪くはねえ」
そういって体を動かしてみた。
……体が軽い。よし、跳躍してみるぞ。
「……おぉっ!?」
軽くとんだつもりが五メートルぐらい飛び上がれた。すげぇ。
仙命樹の力はとんでもないものがあるな……。
今なら……
A 水を苦ともしない、文字通り完全無欠になっているかも
B 電波を完全に防げるかも
C 地上最強とか抜かしていた耕一に勝てるかも
c
今なら……地上最強とか抜かしていた耕一に勝てるかもな。
電波を受ける前までなにやら俺の第六感がヤバイと告げていた耕一が、今ではなんともおもわねえ。
「今なら耕一に勝てるかもな。圧倒的差で……」
「何だ、御堂さん。電波に耐えたと思ったら俺に勝てるかもって……。
電波に耐えるのと、俺に勝つことではわけが違うぜ……種が違うんだから、無理があるよ」
そんなこといわれても、なぜか勝てる気がするんだよなぁ。
試してみるか?
A 試してみる
B やめておく
A
「よし…生まれ変わった俺の力、見せてやるぜ」
「ふっふっふっふ…後悔しても遅いぜ、おっさん」
作戦前に怪我をするといけねえんで、俺達は腕相撲という形で闘う事にした。
俺達は机の上でお互いの手を掴み合い、対峙する。審判は浩之だ。
「じゃぁ、始めるぜ。 レディ………GO!」
合図と同時に俺は手に力を込める腕がきしみ、筋肉が唸りを上げる。
耕一も同じようで、腕の血管が浮かび上がり歯を食いしばり力を振り絞っていた。
そして──
A 勝負は互角、膠着状態に
B 何と、御堂が押していた
C やはり、耕一の方が押していた
D それよりも先に机が壊れた
D
勝負は互角か!?と、思ったその時、体重をかけていた二人の肘を結んだ直線
状に机が真っ二つに割れた。激しい轟音とともに俺達は地面に倒れこんだ。
「勝負は…まぁ、ノーゲームだな」
「だな…」
「ああ…」
まぁ互角って事にしておくか。
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 素人どもに銃の使い方を教える
D 武器の整備
E 女性陣を散歩にでも誘う(人物指定)
E 初音
祐介と瑠璃子は何やら話しこんでいる。少なくともイチャイチャしているようじゃないが。
葵と浩之は訓練中、高槻は謎の発明中、耕一と楓は買出し、梓は…かおりに付きまとわ
れてる。放っておくか…
「暇だし…散歩に行くか」
そんな事を呟くと、家から初音が出てきた。皆、何かをやっているので、あいつも暇みてえだな。
何やらつまらなそうな顔をしている。誘ってみるか…
「初音、お前も暇そうだな」
「うん、耕一お兄ちゃんもお姉ちゃんたちも忙しいみたいだし…」
「じゃぁ、俺と散歩でもするか?」
「うん…そうだね、じゃぁ御堂さんに付いていくよ」
何処に行く?
A コンビニ
B 雨月山
C 柏木邸
D 水門
E 柳川のマンション
F 図書館
G 喫茶店
ホテルが無いのが納得いかんが、とりあえずE。
「ねえ、御堂さん」
「ん、何だ?」
「ちょっと寄りたい所があるんだけど、いいかな?」
「ああ、構わねえぜ」
俺達は郊外のあるマンションの前に来た。
「ここに何があるんだ?」
「うん、ここに私たちの叔父さんがいるの。 ちょっと怖いけど頼りになる人だよ」
「力を…貸してもらうってことか」
「うん」
俺達はそいつの部屋の前まで移動した。そして、初音がチャイムを鳴らすと──
A 留守だった
B 貴之が出てきた
C 柳川が出てきた
D 何故か長瀬警部が出てきた
C まぁ、普通に。
『…誰だ』
インターホンから聞こえたのは若い男の声だった
「わたしだよ、初音」
『初音ちゃんか。 無事だったのか?取りあえず中に入るといい』
「他にも人がいるけどいいかな?」
『誰だ?その口ぶりだと耕一たちじゃないみたいだが…』
男の口調が急に変わる。流石に警戒しているみたいだな。
「御堂さんって言う人。大丈夫、悪い人じゃないから」
『…まぁ、いい。入ってきてくれ』
ドアを開け現れたのは眼鏡を掛けたどこか陰険な面をした優男だった。
そいつの状態は──
A 無傷
B 軽傷
C 重症
ゴメン、
C 重傷
の間違い。
Bで
腕を包帯で吊り、あちこちに絆創膏やら包帯やらが付いていた。
「ど、どうしたの!?その怪我は?」
どうやらそんなに致命的じゃあないようだが…
男は複雑な表情を浮かべ、初音から目を逸らした。
「これか…これはな、
A 雅史軍団の勧誘を断ったら襲われた。
B 突然、空から自動車の天井が降ってきた。
C 操られた千鶴にやられた。
Cかな
って、軽傷だよね?
730 :
728:04/01/16 09:09 ID:mFyPy2k0
擦り傷、切り傷ばっかりで、それを塞ぐ為…と言うことに…
「ああ、その、君の姉さんにやられた。まあ、腕鳴らし程度だった
らしく、すぐ撤退してくれたが」
腕鳴らしということは、強化されている可能性があるということだ。
千鶴という女は戦い慣れているはずだ。そのままの状態だったら
この男を引きちぎるなり八つ裂きにするなりにして殺しているはずだからだ。
「とりあえず、御堂、だったか? 上がるか? たいしたものは出せないが」
別にお茶を期待してはいない。こういう口ぶりからして、元々は
礼儀正しい男なのだろう。敵に襲われて気を張り詰めるのは仕方の無いことだ。
それに、口ぶりからして不機嫌さが垣間見える。きっとこの男の
戦い方で千鶴に攻めたはいいが、結果的には負けが目立っていたのだろう。
さて、
A お邪魔させてもらう
B 傷の治療に専念させるため、ここは下がる
C 怪しいな、とふと思う
Aで
「おう、上がらせてもらうぜ」
玄関を抜けて部屋に入る。意外と広いな・・・
さて、
A まどろっこしいのは好きじゃねえ。簡潔に用件だけを言う。
B まずは場を和ませてみる。
C 取引を持ちかける。
D 「俺と戦え。負けた方は勝った方の言いなりだ」
E ここは初音に任せる。
Bで
まずは場を和ませるために茶でも戴くとしよう。
ずずず
茶を啜りながら俺は柳川に尋ねる。
「柳川だったな、あんたは何で千鶴に襲われたんだ?」
「千鶴さんが俺の所に訪ねて来たんだ、『初音がここに来ませんせしたか?』ってな。それで来てないと答えたらこのザマだ」
「お姉ちゃんが私に……? …………あいつらめ、あたしを使ってヨークを目覚めさせる魂胆かよ…」
突然初音の口調が変わった。いや、それよりも初音の口から出た『ヨーク』という単語に驚きだった。
「よう、ヤナちゃん久しぶりだな」
A 「みさきとの仲はどうなんだぁ ああん?」
B 「あの偽善者はどこへ行きやがったんだ?」
C 「腹減った、出前をとるぞ。もちろんヤナちゃんの奢りでな」
Aで。今回は懐かしいなあ
クロスオーバーっぷりが半端じゃなくなってきたな(w
>>737 柳川の世界では月島兄は既に死亡しているので別物と言うことで
「みさきとの仲はどうなんだぁ ああん?」
その名前が出ると柳川の奴の顔に滝のような汗が浮かんできた。
「み、みさき君とは…別に…か、彼女なら俺が襲われた時点で隆山から避難させている」
随分と狼狽しているが、どうやら知り合いのようだな。
「はん、どうだかね。 で、奴らはヨークに関しては何処まで調べ上げてやがるんだ?」
A 後は初音ちゃんを使って起動させるだけなところまで
B 中のセキュリティが厳しく、入り口付近
C 敵の防備が厳しく、調べられなかった
大体御堂は柳川時空旅行で柳川と顔見知り。ただし、過去で
a
「後は初音ちゃんを使って起動させるだけのようだ。 これは拙いと思って初音ちゃんを
探している矢先に千鶴さんに襲われた」
「奴らも必死であたしを手に入れようとしているって訳か…どうりで鉄クズ共がレズ豚の家に
やってくる訳だ…」
「なぁ、俺には話が全然見えねえんだがよ、その『ヨーク』ってのは何だ?」
二人は話していいものかと躊躇うが、事態が急を要しているのを察してか口を開いた。
「…おかっぱ姉貴からあたしたちが宇宙から来たってのは聞いたよな」
「ああ」
「その時の宇宙船さ。 宇宙へは飛べないが武器はまだ生きている。 起動させりゃこの辺
一帯を吹き飛ばすのも訳無いぜ」
「…!何てこった!今夜鶴来屋を襲撃だってのに…」
月島の電波だけじゃ、どうやっても国家転覆なんて出来るとは思わなかったが…
こんな切り札を用意してやがったとはな。
「何だって? そんな事出来るのか?」
「ん?ああ、戦力に武器、それにある程度の電波対策が出来たからな」
「警察署が襲われて以来、一人で戦ってきたが…やっと味方が見つかってよかった。
一人ではどうにもならないしな」
「舞はどうしたんだ?」
「…俺一人でどうなるか分からないと思って、さっき言ったようにみさき君と一緒に避難させた
俺一人が残って奴らの様子を探っていた」
「その『ヨーク』ってのを破壊、若しくは破損させるってのはどうだ?」
「は、無理だね。 鬼の力でぶん殴ろうが蹴っ飛ばそうが傷一つ付かねえよ」
作戦を少々変更する必要がありそうだな。こいつを何とかしないとこっちが勝ってても
いきなり一発逆転の鬼札(ジョーカー)を出されるみたいなもんだ。
A 作戦の内容を変更する
B 今すぐに何とかする
C 作戦の変更は無し
ごめん、御堂はヨークの名前は知っているんだよね。
「なぁ、俺には話が全然見えねえんだがよ、その『ヨーク』ってのは何だ?」
から
「『ヨーク』ってのは雨月山にある遺跡の事だよな。 あそこに一体何があるんだ?」
に脳内変換してください。自分で書いたのに…
C
「で、どうするんだい?御堂ちゃんよぉ?」
「いや、作戦の変更は無しだ。月島を倒し、雅史の奴を仕留めれば問題ない。
それに、戦力を下手に分断するわけにはいかねえ」
「…まぁ、それも策のうちか。初音ちゃんがこちらにいる以上は奴らにとってヨークは無意味だ」
「で、あんたにも協力してもらいたいが…怪我は大丈夫か?」
致命傷じゃないが足を引っ張るようなら、横みたいに帰ってもらう必要がある。
「これくらい問題ない。 鬼の生命力をもってすれば直に治る」
「ヨークは無しか…じゃぁ、あたしの出番は無さそうだな。初音に代わるぜ… ……?あれ?
もしかしてあたし『また』代わっていた? へ、変な事言ってないよね?」
「ああ、大丈夫だ」
A 高槻に発明品の結果を聞く
B 浩之に稽古をつける
C 素人どもに銃の使い方を教える
D 武器の整備
E そのまま作戦の時刻へ
A
「よう高槻、アルミ服はできたか?」
「駄目だぁぁぁ!電波に耐えられる厚さにすると動くだけで割れてしまぅぅぅ!
鎧状にすると継ぎ目から電波が入り込んでしまぅぅぅ!」
あんだけ大口叩いといてこれかよ。使えねえ奴だな。
「だがぁぁぁ!代わりに他のものを作っておいたぁぁぁ!」
「ほう、何を作ったんだ?」
「超強力な閃光弾だぁぁぁ!これで岩切に大ダメージを与えられるぅぅぅ」
なるほど、水戦試挑体であるヤツは光に弱い。これなら役に立ちそうだ。
A 高槻に発明品はまだあった
B しかしこの道具には重大な欠点があった
C 浩之に稽古をつける
D 素人どもに銃の使い方を教える
E 武器の整備
F 柳川の戦闘力を試す
G そのまま作戦の時刻へ
さらにA
「さらにぃぃぃ!もう一つ良いものを作っておいたぁぁぁ!」
「うるせえ!いちいち叫ぶな。で、何を作ったんだ?」
「防水クリームだぁぁぁ!浩之からお前達は水に弱いと聞いたぁぁぁ!
これを塗っておけば肌に水が触れなぃぃぃ!!」
ふむ、俺にはもう必要ねえ物だが、浩之には必要かもな。
ま、念の為俺も塗っておくか。
A しかしこの道具には重大な欠点があった
B そのとき仙命樹が語りかけてきた
C 浩之に稽古をつける
D 素人どもに銃の使い方を教える
E 武器の整備
F 柳川の戦闘力を試す
G そのまま作戦の時刻へ
Bで
「まだだぁ!我が発明品はこれだけではなぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
何?もう一つ作っていやがったか。これは何だ?
「これはなぁ、日吉かおりの家の物を寄せ集めて作った……」
A 女性を無力化させる装置だぁぁぁぁ!!
B 電波を吸収、反射する装置だぁぁぁ!!
C 同志犬飼に負けじと作った強化装置だぁぁぁ!!
D 襲ってきたHMXー13達の残骸を集めて作ったロボットだぁぁぁぁ!!
E カードマスターピーチのステッキだぁぁぁぁ!!
また先を越されたか・・・早ぇなあみんな
じゃあ次をどうぞ。
(…御堂よ)
その時、俺の中の仙命樹が語りかけてきた。
(どうした?)
(私が水に弱いのは治っていないぞ)
(何だって?)
(以前よりは改善されて水が多少かかるくらいは大丈夫だが、水の中に
長時間…時間にすると4〜5分以上浸かるともう駄目だ)
(そんなに甘くないって事か)
(そうだ)
A 浩之に稽古をつける
B 素人どもに銃の使い方を教える
C 武器の整備
D 柳川の戦闘力を試す
E そのまま作戦の時刻へ
Dで
先越されたけど考えてた内容と同じだった(笑
D
「柳川よお、ちょっとお前さんの力を見てみたいんだが。」
「俺か?やめておけ、例え凄腕の殺し屋だとしても狩猟者たる俺には勝てん」
「そんな事言っていいのか?俺は耕一とも互角に渡った男だぜ?(腕相撲だけどな)」
「耕一と?ほう…面白い、ではその腕前見せてもらおうか」
A やはり腕相撲で勝負
B 射撃の腕を見せてもらおうか
C 身体能力比べといこうか。まずはランニングだ
D 勝負は真剣じゃなきゃな。本気で殺る気でかかってきな!
D
「構わねぇぜ、本気で来な。耕一とは途中でおあずけ食らって消化不良ぎみなんでな」
「フン、死んでも恨むなよ……ウォォォォォォォォ!!」
「ほう、これが真の力を解放した鬼って奴か。変身した姿は初めて見るぜ」
ヴンッ
…余裕かましていた俺の首元を豪腕がかすめた。
一歩引いてなければ確実に首ごと持っていかれただろう。
それ以前にあの速度に反応できるのは俺と耕一ぐらいだが。
「どうやら本当に殺す気できたらしいな。ヘッ、そうでなくちゃな。
楽しくなってきそうだぜ…」
A やはり俺の本分は銃撃戦。距離を取る
B 今の俺なら鬼とも接近戦で渡り合える。殴りあってみるか
C それじゃあこちらも仙命樹の力を解放してみるか
D こんな事で貴重な戦力を失うのも嫌だしな、そろそろやめよう
仲間同士で傷つけ合っても仕方ない、ここはあえてDで
「こんな事で貴重な戦力を失うのも嫌だしな、そろそろやめよう 」
すると、柳川の方も動きを止め、変身を解く
「そうだな…こっちもまだ本調子じゃないしな」
げ、あれで本調子じゃないのかよ…だとしたら本気で戦うのは拙かったのかもしれん。
A 浩之に稽古をつける
B 素人どもに銃の使い方を教える
C 武器の整備
D そのまま作戦の時刻へ
B
「まずは安全装置だ。これを解除しなければ話にならねえ…」
俺が素人共に銃の使い方を教える為に基本的な事から説明していた。
「弾丸が入っているのを確認、次に安全装置解除、ここまでは解るな?」
「いくら何でもそれぐらいは皆知ってるぜ」
「いや、瑠璃子や初音にも銃を持たせてる以上、
基礎から教える必要はある。特に初音は虫も殺せなさそうだしな」
「なるべくなら使いたくないけど…」
「いいか、初音。お前には鬼の力がある。が、それでも
お前が一番気弱で普段は攻撃をためらう可能性があると思い
護身用として銃を渡した。お前がさらわれたらまずいしな。
最後に必要なのは敵を撃つ覚悟だ。お前にそれがあるのか?」
「へっ、そういう時はあたしが代わりにブッ放してやるから心配するなおっさん」
そう言った初音はまた反転していた。なるほど、便利な性格だぜ。
そして1時間たっぷり使い、俺は銃の使用法を全員に叩きこんだ。もう昼か。
A 浩之に稽古をつける
B 武器の整備
C 昼飯にしよう
D 昨日閉まってた図書館に向かってみるか
E そのまま作戦の時刻へ
D
D
よし、昨日閉まっていた図書館に向かおう。
一緒に連れていく仲間は留守中に襲撃を受ける可能性もあるので、
耕一と浩之、女連中は残し、調べ物をするという点も考慮して
祐介・柳川・高槻を連れていく事にした。
よし、今日は開いているみたいだな。お邪魔するぜ…
俺は図書館の扉を開き、中に入った。
「お待ちしていましたよ、御堂さん」
「あっ、貴方は…」
俺が驚く前に、後ろの仲間が口を開いた
「貴方は、長瀬…」
長瀬一族からキャラを選択してください(但し、七瀬彰は不可)
源一郎叔父さんで話を進めてみる。
前に御堂の事特異点とか言ってたし。
今見返してみたけど
>>233だった。特異点以外にも
我々は監視を続けるとか気になる事色々言ってるね今にしてみると。
「源一郎叔父さん…」
祐介が驚いている…無理もねえ、俺だって驚きだ。俺たちの目の前にいるのは
俺に依頼をしてきたあの長瀬源一郎とか言う教師だ。
「お久しぶり…と言うべきでしょうか、御堂さん。 言っていたでしょう?
>>233で『我々としては監視体制は解かない』とね」
「そう言えば俺が特異点とか何とか言ってやがったがあれの事か?」
「そう…あなたは特異点…」
A あなたの行く先々で常にトラブルが絶えないのはその所為ですよ
B あなたは定められた因果の影響を受けない特異点なんですよ
C 何たって主人公ですからね。それだけです
B