まぁ、AIRは文学なわけだが

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11 ◆3GR2O8EZNY
文学は文章がよけりゃ文学ってわけじゃない。

死を使ったから安易という見方は表面的過ぎる。

AIRの主題は観鈴の生き様であり、サマー編だの
ラストのEDだのは、その舞台装置に過ぎない




…以上の点を踏まえれば、AIRは文学である。
2名無しさんだよもん:03/12/26 22:44 ID:bQaIru9W
俺のレスはロック且つ文学である
3名無しさんだよもん:03/12/26 22:44 ID:o43JqBeh
2
42:03/12/26 22:44 ID:IjonbxQN
souka
5美坂香里 ◆b3KaorilJA :03/12/26 22:44 ID:XQemV842
取り敢えず5
6名無しさんだよもん:03/12/26 22:48 ID:mI6GfBHx
じゃぁ6
7名無しさんだよもん:03/12/26 22:50 ID:7hW9RO4C
文学の定義は?
81 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 22:53 ID:5VXS1kYj
>>7
もっとも難しいのはここだ。
文学は文章が小難しいことを言うわけではない。
文章による芸術。
では芸術とは?

…芸術とは、現在・現実を踏襲しつつ、自己の観念の上に
独自の表現手段で表現することだと思う。
9名無しさんだよもん:03/12/26 22:56 ID:7hW9RO4C
そんな堅苦しい言葉使わなくても。
エンターテイメント路線ではないものってことでいいんじゃないか?
101 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 22:56 ID:5VXS1kYj
AIRを否定するアンチは、一様にサマー編で象徴されるような
AIRの舞台・設定の稚拙さを諌める場合が多い。
確かに、その否定の内容自体は的を射るものが多いし、
話がたるいのが致命的と言うのは間違い無いと思う。
そういうことでいえば、月姫や君が望むだのの方が
遥かに完成度は高い。
111 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 22:58 ID:5VXS1kYj
>>9
エンタメではない、文学でもないものもあるかもしれないと思ったので。
それに、エンタメ自体の定義も、下手をすると文学より難しい
かも知れないと思ったので。
12流水塔:03/12/26 22:58 ID:djpQe4kZ
>>7 自分語りに決まってるじゃないか。
   ノーベル文学賞作家の作品と経歴を調べてみな(w
131 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:02 ID:5VXS1kYj
>>10の続き

だが、AIRの本当の核は、間違い無く観鈴の生き様であると思う。
千年の呪いや、最後の青年達だのが誰であるかなどと行ったことは、
ヒントや舞台設定の役割でしかない。
Kanonでいうところの「奇跡」を、説得力を増させるために
大掛かりにした、というだけ。(結局、その試みは失敗というほか無いが

その部分を攻めることは、ある意味正しいとはいえ、
やはりそれでAIRの評価自体が決定されるのはおかしい。

むしろ、AIRは、エヴァンゲリオンからのヲタク趣味だけにとどまらない
内向的なニヒリズム、そして駄目な自分を認める「寂しさ」や「敗北」
に真っ向から対立した記念碑的作品だ。
14名無しさんだよもん:03/12/26 23:02 ID:7hW9RO4C
AIRが文学的だというのは、まあ文学の定義によっては正しいんだろうが。
だからといって面白くないものは面白くない。
151 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:06 ID:5VXS1kYj
AIR中の観鈴は、内外で「自分が駄目である」ということを強制される。
癇癪により、人と親しくなれることができない観鈴。
それでも、「本当の幸せ」を掴む為に、うそ臭いまでの人間性
を発揮して、「がんばる」のだ。
ここに意味がある。

観鈴は駄目であってもがんばった。
結果は、死。
一見悲しく見えるが、観鈴は幸せだったはずだ。
それこそ、製作者が言いたいかったことのはずだ。

つまり、がんばることで、どんなに自分が駄目でも、
周りが辛い環境でも、人は愛を手に入れれるし、幸せを
掴むことができるという、力強いものだ。

敗北を由とせず、そこから立ち上がる姿勢を示すこと。
これは文学的といえないだろうか?
16名無しさんだよもん:03/12/26 23:10 ID:7hW9RO4C
そこに思想といえるほど大層な何かがあるとは思えんが。
人間をかけているとは思えない。
171 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:15 ID:5VXS1kYj
また、家族のさまざまなパターンを描きつつ、
それでも共通した家族の絆を描けているところにも
文学的なものを感じる。

これは麻枝氏自体が語っている。
「血が繋がっているからこそ家族じゃねーか、みたいな。
血が繋がっていなくたって家族じゃねーか、みたいな」

前者は観鈴以外のDream編で各所に見られる。
美凪編や往人親子が特に、その象徴であるといえるだろう。
また、後者は観鈴・晴子、またサマー編に見られる。

これらは対比しつつも、根底的なものは同じなのだと
感じさせる流れになっている。

さらに、そのことを強調するために、実際の観鈴の父が
現われるが、それでも観鈴は晴子を選ぶ。
これも一種の対比が生まれているが、これは明らかな
差別化を計った対比である。

このように、ごく当たり前のようでありながらも、
家族と言うものに付いてかなり言及がなされているところも
見るべき点の一つであると思う。
18名無しさんだよもん:03/12/26 23:15 ID:hiY0aXAZ
だが、それがいい
191 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:19 ID:5VXS1kYj
>>16
思想は大層なものじゃない。
作品にテーマを持たせるのはごく当たり前。
エロゲだろうが芥川賞作品だろうが一緒。

また、AIRは明かに今までのヲタク向け作品に対して差別化を
とろうとしている向きがある。
また、観鈴の生き方に、上記したような
「死がまっていたって、がんばれば幸せは手に入る」
といったテーマが込められていたのは、深読みではなく
作者の意図に間違い無いと思う。
20名無しさんだよもん:03/12/26 23:19 ID:G8qRlyjO
ところで、お〜い誰か長谷b(ry
211 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:22 ID:5VXS1kYj
人間が描けてない、という話に付いては、ちょっと戸惑ってしまう。
AIRはあくまでヲタ文化を利用しつつ、ヲタ文化に対抗した
作品であり、人間のリアリティーと言った面においては
今までどおりに作っているわけで、それはOneやKanonも同じだと思う。

それとももっと深い部分に根差して指摘しているのだろうか?
22名無しさんだよもん:03/12/26 23:22 ID:7hW9RO4C
そんな主張はどこに言っても見れるような気がするが、
ギルバートグレイプとか。
231 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:31 ID:5VXS1kYj
AIRには、いわゆる狂人は出てこない。
(ただし、美凪の母はそうだが、重要性のあるキャラという
わけでもないし、直接それによる影響は内容なので保留)
キャラが電波だぞ、とかいう突っ込みは置いておいて、
例えば月姫の琥珀だとか、エヴァンゲリオン的な精神異常だとか。

しかし、やった人は結構わかると思うが、
AIRはかなりいびつで、キャラから異常性を感じる人は多い。

これは人間の狂気の部分を描いている節があるからだと思う。
つまり、あまりに異常的に、極端にキャラが稼動しているのだ。

観鈴は人がかまってくれなくても執拗に人に見てもらおうとするし、
春子は観鈴が無視しようとしても執拗に思い出させよう、もう一度
二人の仲を築き上げようと躍起になるし…

このように、葛藤をもちつつも、特定の欲望や意志が
キャラ間で異常なまでに暴走している。

この狂気の描き方は、個人的には悪くないと思う。
少なくとも狂人を出して、「どう?」というものより、
遥かに説得力のあるいびつさを形成していると思うし、
このいびつさは同じに、麻枝氏独自の空間を押し広げる
ことに成功していると思う。これこそが、まさに麻枝氏の「文体」
といえるのではなかろうか。
24名無しさんだよもん:03/12/26 23:37 ID:WP17IHVj
「文学的」と言う表現が一番、小説をバカにしていると言う事を知らない冬厨が居るスレはここですか?w
25名無しさんだよもん:03/12/26 23:40 ID:suoq/fbW
てか、なんでエロゲが文学ごときに迎合せにゃならんわけよ?
26名無しさんだよもん:03/12/26 23:40 ID:/+Ki6gvL
文学的だろうとなんだろうと、AIRはつまらん。
271 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:41 ID:5VXS1kYj
なんで?
文学としてのカテゴリに入る小説達には、
がんばって欲しいと切に願っている読者の一人なんだけれど。
281 ◆3GR2O8EZNY :03/12/26 23:42 ID:5VXS1kYj
>>27>>24に対してです。

>>25
文学というものは何にだってありうるわけですし、
ただエンタメ的な失敗という面だけ取り出して揶揄するんじゃなく、
もっと内奥にあるものを考えてみてもいいのではないかと
思いまして。

>>26
そうですね。
29名無しさんだよもん:03/12/26 23:43 ID:OQ+3/RMv
まぁ、AIRは文楽なわけだが
30名無しさんだよもん:03/12/27 00:09 ID:rjiiwrsD
まあ1が寝たわけだが
31名無しさんだよもん:03/12/27 00:19 ID:GvEe18t1
最近こんなデムパスレばっかりだな。
同一人物?
32名無しさんだよもん:03/12/27 00:21 ID:NAhZo5p3
まあ、桂文楽なわけだが
33名無しさんだよもん:03/12/27 00:29 ID:aic7oT9P
・・・が、がお・・・勉強しなおしてまいります・・・
34名無しさんだよもん:03/12/27 00:35 ID:YSbpWpl1
1ガンガレよ〜,ってもう終わりかも知れんが.
言っている内容はともかく,好感が持てる.
35名無しさんだよもん:03/12/27 00:38 ID:pTFBn+Dl
本気で思ってるなら文学板に立てろよボケ
36名無しさんだよもん:03/12/27 00:44 ID:h2NckcUY
以降このスレは葉鍵的文学スレとして
漏れのような文学気取りの痛いヲタが痛い発言をするスレになります。

過去スレはめんどくさいので誰か張ってください。
37名無しさんだよもん:03/12/27 00:52 ID:7L/tIrMW
つか、葉鍵ヲタにも文学の学士や修士いるだろ
そいつら的にはどうなわけ?
38名無しさんだよもん:03/12/27 01:03 ID:SuqjERl8
どうせ>>1は長谷部だろ。
39名無しさんだよもん:03/12/27 01:11 ID:t9P3A3Ns
>>19
…Keyゲーしかやったことないんじゃないか?
ヲタとの差別化ってなら他作品にもあるだろ

>>21
ヲタ文化に対抗したってなら天使のいない12月のがよく描けてる
人間のリアリティって面でもな

>>23
狂気?というか観鈴のは単に子供的、幼稚的な部分を描いてるだけだろ
晴子のはその子供的な要求をしてきた観鈴に対して今まで無視し続けた償いなだけ
狂気なんて部類じゃねーよ
キャラに関しては麻枝の趣味だろ
ああいうキャラで馬鹿やるのが好きなんだろ
Moonからずっとそうだったし
俺は大嫌いだけど

とまあ文学小説など読んだことない人間の戯言でした
40名無しさんだよもん:03/12/27 01:13 ID:oqqKucX3
とりあえず、たかだが10数レスで終わるような主張をするのに
わざわざスレを立てるなよ<<1
41名無しさんだよもん:03/12/27 01:54 ID:Yxsdzm94
冬だねぇ
本当の文学読んだこと無いのかと子一時間(以下略
作者の考えが明確でなく、読者に全てを委ねるって考え方で書いてる時点で駄文なんだよ
Evaしかり、AIRしかりと…
やべ!もしかしてさわっちまったか?
42名無しさんだよもん:03/12/27 09:45 ID:e/Hme9M3
「文学」なんていう、和樹なみにストライクゾーンが広い、
あやふやなものに本物も偽物もないわけだがw

まあ、狭い意味の「文学」に限ると、AIRがそれにあたるとは
思えないが。
でも、だからといって、価値がないとも思わない。
43名無しさんだよもん:03/12/27 14:58 ID:t6tYD+RO
AIRはハードコアだ。観鈴はハードコアなことしかできない。
44名無しさんだよもん:03/12/27 23:36 ID:CvtRESvL
MOON.のハジ編は抽象画的芸術。
451 ◆3GR2O8EZNY :03/12/28 00:53 ID:vcZcC5bj
>>39
人間のリアリティ、っていうのの接し方の仕方に差異があると
思うんですが、例えば作品の中に「あぁ、こういうやつ確かにいる」
といった表面性のリアルさは、AIRは確かに無いです。
ただ、そういったリアリティではなくって、
例えば根本的に、キャラが動物であろうが、
1000年後、一万年後の世界であろうが、
何か観念といったものが確かに存在しているという
いいかえれば存在感が強くあるわけです。

あなたは狂気を何だと考えていますか?
わけのわからないことをいえば狂気?
不可解な動作を示せば狂気?

いえ、確かにそれはそうなんですが、
AIRのキャラの場合特別に一個の感情が飛びぬけて
極端化されている節があるんですね。
私は、これを狂気的だと思うんです。
葛藤も当然持ちながらも、ほとんどのキャラが自らの
ベクトルを確乎として持っているんです
461 ◆3GR2O8EZNY :03/12/28 00:56 ID:vcZcC5bj
>>41
明確な文学なんてありますか?
「この作者はこういいたいんだ、これは絶対誰もが認めることだ」
これが明確だと思うんですが。
文学の役割は示すことであり、その示したものが
何であるのかということについては読者に委ねられる
ものだと思うんですが。

本当の文学が何かといわれても困りますが、
一応ロシア文学とか、第3の新人といわれてる辺りが好きで
よく読んでます。
47名無しさんだよもん:03/12/28 00:58 ID:gubIQY5s
狂気を描くのと、作品そのものが狂っているのとは別
48名無しさんだよもん:03/12/28 01:05 ID:NjTMVRDA
狂気でも感情にビリビリくるのとこないのは別。
49名無しさんだよもん:03/12/28 01:06 ID:xGHg7q/O
AIRは数学だろ。
神奈たちの探した可積分系におけるポアンカレ予想の解が
1000年後も解析的整数論の未解決問題として残ったと。
で、往人さんの法術が構成的な連立代数方程式の解法に貢献し、
ラストの少年少女の結び目問題に繋がっているわけだ。
50名無しさんだよもん:03/12/28 01:18 ID:xylnJv5V
>>43
俺もそう思う。
観鈴と往人の絡みのシーンに在りし日のECWの影がちらついて
涙を禁じえない。
51名無しさんだよもん:03/12/28 01:54 ID:g4BEGXPy
>>45
そのリアリティはわかんね
どのへんからそんなもの感じるわけ?
存在感といわれてもね、曖昧すぎてやっぱわからん

狂気的に関してはまあわかる
言われてみればそだね、よく見る表現だわ
それの何が良いのかはさっぱりわからんけど

文学はさっぱりだ
理解できん
趣味の問題って感じがしてきた
52名無しさんだよもん:03/12/28 02:52 ID:a2x/4PrF
深く考えるだけ無駄だぞ。
作品が文学であるかどうかを決める人間が、文学の基準を作ってるんだからな。
53名無しさんだよもん:03/12/28 10:46 ID:D4ZN2Hdz
> つか、葉鍵ヲタにも文学の学士や修士いるだろ
> そいつら的にはどうなわけ?

いないようです。
54名無しさんだよもん:03/12/28 11:41 ID:s1mnHqdF
文学部卒だが、あんなもんは言い切っちゃえば勝ちかなと。
しかしAIRが文学であるかはさておき、
文学的価値があるかどうかに関しては首肯しかねるな。
55名無しさんだよもん:03/12/28 12:05 ID:VUi4qN22
ごもっともです
56_:03/12/28 13:40 ID:oMMkX7Cg
AIRは、企画物。
受け手の欲求は、あくまで泣きたい。AIRは、その欲求を極限まで高めようとした作品。
では、受け手が効率よく泣く事ができるために、作者は何をすべきか?
負のご都合主義とノスタルジィが涙腺を破損させるのは、すでに立証済みです。
ノスタルジィは、AIRの中に読みとることが出来ます。
『空』『夏』『夏祭り』……
では、負のご都合主義をどのように巧く見せるか?
不幸に合うキャラとの仲を親密にすればよい。
AIRに置いて唯一批判できる点は、この泣きカタルシスに持っていくために必要される
人物描写の甘さ、と萌え描写重視のあまり現実離れしたキャラとの不格好さ。
人物としてのリアルより萌えを求めたため
後半の実直陳腐な泣きシナリオで展開される人物としての葛藤と
前半の萌えキャラ調の落差が目立ったこと。
AIRに置ける読解力は、あくまで麻枝の思惑を深読みするための手段であり。
AIR自体の存在を受け取るの必要ではありません。
むしろ、無い方が良いですね。
結局、麻枝とAIR信者の関係は、ズブズブなんですよ。泣きは、確信犯なんですよ。

57あぼーん:あぼーん
あぼーん
58名無しさんだよもん:03/12/28 20:41 ID:opAPJs5F
>>1への感想。

前半スレは正直、おー確かに。と考えさせられるところもあった。
でも、後半は俺の頭じゃ理解できなかった。
言いたいことは何となく分かったが…。

ちなみに俺はAIR好きだぞ。感動したぞ
59名無しさんだよもん
長谷部はいいかげんコテを統一汁