俺はデトロイドの一件以来あの女に復讐する機会をうかがうためにずっとN・Yにいた。
そして俺は少しでも情報を集めようと新聞、ラジオ、テレビをフルに視聴購読した。
そしてあの日から2週間後、新聞の伝言欄にこんなものがあった。
「相沢、華音駅で何があったんだ? それに水瀬の家にも強盗が入ったというじゃないか?
俺はアレからずっとお前を探してお前がN・Yに向っているって聞いて直にそっちに向って行ったんだ。
これを読んでいるなら次の番号に電話してくれ・・・ 北川潤」
そのとき俺の中にひっかかっていた最後の謎が解けた。
北川が俺をヤツラに売ったのだ、そう考えれば華音駅でチンピラどもが待ち伏せしていた理由も説明がつく。
どうやらお礼参りをするときが来たようだ
なぜN・Yと切る、NYと書け
珊瑚傷つけた奴だろ>N・Y
俺は北川が指定した駐車場に向った、そこはあの女の系列会社のビルの駐車場だった。
「相沢、久しぶりだな」
北川の私服姿を見るのはこれが初めてだ、北川はドッグタウンの服を着ていた、こいつはカジュアル服だがとても学生がバイトして買える様な服ではない。
俺は北川の胸倉をつかみ銃を突きつけた。
「白々しいマネはよそうぜ北川! フランチにタレこんだのはお前だってことはわかっているんだ!」
「相沢何をいっているんだ?」
「とぼけるな! あの時俺が華音駅に向う事を知っていたのは香里とお前だけだ!」
「相沢、俺たちは友達だろ?」
「チンピラから何もかも聞き出した! お前が連中に俺のことを売るような汚い奴だと気づくべきだったんだ!」
「ウソだ! ヤツラが俺の名を口にするはずがない!」
その言葉を発したとき北川はハッと息を呑んだ。
北川が汚い本性を現した・・・
戯画ちょーおもしれー
そのとき俺は車の窓ガラスが開く音を聞き逃さなかった。
BANG!
俺は音を聞くと同時にブーストを使い銃弾をかわした、狙撃してきた車はそのまま俺をひき殺そうとした。
俺は横転でそれをかわした、すると車はそのまま北川を乗せて行った。
「GOGOGO-!(行け行け行けー!)」
北川は流暢な英語でそう命令した。
裏切り者とはいつだって狡猾で臆病だ、北川もその例に漏れず鉄砲玉をその場に残すとそのままその場から逃げていった。
BANG!BANG!BANG!
俺はブーストを使って銃弾をかわし、そして手に持っていた軍用ナイフで鉄砲玉を斬殺す!
そして鉄砲玉の隠れていた普通車を奪って北川を追跡した。
>>ブーストを使って銃弾をか(ry
かわした。そんだけ。 Colddayの人から爪の垢をわけてもらえ
>>そして手に持っていた軍用ナイフで鉄砲玉を斬殺す!
す! ワケワカラン
BANGBANGBANG!
俺の車に対して容赦なく銃撃してくる。
俺は上手くそれを可能な限りかわす、というのも北川のリムジンは完全防弾車で俺の武器では壊せないのだ。
そして奇妙な液体を排出した、俺の車がその水溜りに触れると突如スリップした。
そして北川のリムジンとの距離はどんどん離れていく、どうやらあの液体はタイヤを溶かす液体のようだ。
俺はブーストで衝突前に車から脱出するとハイジャンプでバイク店に飛び込み、そのまま店のバイクを盗んだ
「この泥棒ー! 待ちやがれー!」
どうやら店主が気がついたらしいが、もう後の祭りだ。
バイクのほうがハイジャンプとブーストの能力をフルに活用できる事にそのときようやく気がついた。
とはいえ一度も晴れが来ず降雪の毎日だったNYの道路はスリップしやすく非常に危険な走行でもあった。
北川のリムジンに近づくと今度は近くにあったガソリンのタンクロ−リー車のタイヤを撃ち抜いて横転させ、道をふさいだ。
俺はバイクごとジャンプしてそれを飛び越えた、着地と同時に背後のタンクローリー車は爆発した。
そしてリムジンがカーブしようとしたときスリップを起こし近くの壁に激突して横転した。
リムジンからは北川と何人かの同乗者たちが降りていった。
北川以外の連中は俺に銃弾を撃ってくる。
俺はブーストを使い、銃弾をナイフではじき返す。
男達は自分の放った銃弾で死んでいった。
しかしそのとき北川の姿はなかった。
BANG!
何処からかミサイル弾が放たれた、俺はそれをハイジャンプでかわす。
「相沢、隠れてないで出ておいで」
BANG!
「相沢、俺は悪党じゃないただちょっとバカになっただけだ」
BANG!
「相沢、お前はあの人形を見つけてやったというのに何の謝礼もしない、だがこいつ等はちゃんと謝礼をしてくれる」
BANG!
「相沢、俺はお前のように異性に対してなれなれしい言葉遣いする奴が大嫌いだ! 水瀬と美坂がいなければお前と相手する気などなかった」
BANG!
北川は俺を罵りながらロケット弾を放ってくる、俺はブーストを使いロケット弾の一つをつかみ取りそのまま北川に投げ返してやった。
BAGOOOON!
北川が千切れ飛んでいった。
PIPIPI
北川の胴体の部分から携帯電話の着信音が聞こえる
「ミスター・キタガワ、報告の時間よ」
この声の主はあの女だ。
「北川は死亡した」
俺はそういうと電話を切った、携帯電話に現れた電話番号はあの女の本社の電話番号だった。
ようやくあの女の居所をつかめた、俺は横転してもなお無傷のリムジンを奪うとモンタナコーポレーション本社へと向っていった。
全ての決着をつけるために・・・