SS書きのスレ

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591水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI
俺は今真実、いや復習の地へと近づいている。
このエレベーターがたどり着く先にはあの女がいるはずだ。
たとえその先がGRAVE(墓場)だとしても俺はそこに向かう・・・

「やらせはしない! 部下がまだ中に残っている!」
「何故「デッドアイオペレーション」になったかわかるかね?」
BANG!BANG!BANG!BANG!・・・
「もういい、こいつはもう死んでる」
あのときの殺し屋がおそらくここの警備兵のリーダーと思しき男を射殺すると近くにあった端末を操作した。
RIRIRIRIRI!
「自爆装置作動! 総員直ちに避難してください!」
「デッドアイオペレーション」とはこれのことだったのだ・・・
殺し屋たちは俺のいるエレベーターとは別のエレベーターに乗って去っていった・・・
592名無しさんだよもん:04/02/15 11:47 ID:Vd4ZtaFG
( ´_ゝ`)
593水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI :04/02/15 11:50 ID:VJpk++GF
俺はすぐにその端末を操作した、だがこのシステムは途中で停止できない代物だった。
そして俺は「製薬室」とかかれた部屋に入った。
「おい、これはどういうことだ!」
「どうしたもこうしたもない!俺たちは見捨てられたんだ!」
「まだ時間はある!早くここから撤退するぞ!」
警備兵たちは俺に気づかずそのまま向かいのドアに入っていった、隣には緑色の液体をかき回している機械がある。
おそらく中身はあの事件の男が使っていたドラッグ「KEY OF THE LEAF」だろう。
秋子さんのデータベースはこれの密造所は特定できていなかった、どうやらここはその密造所だったようだ。
そのまま進むと網膜照合スキャンのある扉があった、これをハッキングするのはまず不可能だ
しかも生きている人間の網膜でないとだめなため、誰か協力者が必要だった。
そのとき俺はさっきのファイルでここに隔離されている研究員のことを思い出した、奴に協力を願うとしよう。
594名無しさんだよもん:04/02/15 11:57 ID:Vhl0UuWu
595水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI :04/02/15 11:59 ID:VJpk++GF
隔離エリアには恐らくはドラッグの被験者と思しき連中がいた、そして・・・
「おい!ここから出してくれ!僕は無実だ!」
一人だけ白衣の男がいた、恐らく奴が「ノラナ・クイニ」だろう。
俺はそいつのいるドアのロックをはずした
「ありがとう」
「すまないがひとつ頼まれてほしいことがある、網膜照合スキャナのロックを解除してくれ」
「あんた正気か!爆発するんだぞ!」
「なら其処に戻るだけだ」
「わかった、やってみるよ」
俺はさっきのところに案内した。
「よしやってくれ」
「わ、わかった」
クイニはそういうとスキャナに自身の網膜を照合した。
「網膜照合終了、どうぞお通り下さい」
「よしもう行っていいぞ!あんたはもう自由だ」
「ありがとう」
俺が部屋に入ったとき銃声と悲鳴が聞こえた・・・
596名無しさんだよもん:04/02/15 12:07 ID:Vd4ZtaFG
あらゆるシーンはBAGOOONとBANGBANGで済まされる……
安易だ……
MaxPayneだろうが漢達の挽歌だろうがリベリオンだろうがKillBillだろうが……
BANGBANG!でお終い。

(´A`)勘弁してくれよ
597水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI :04/02/15 12:10 ID:VJpk++GF
思ったとおりあのロックは一方通行の代物であり出るのには何の操作も必要としないものだった。
そして中にはさまざまなファイルとひとつの端末があった。
ファイルに書かれていたのは「KEY OF THE LEAF」が元々はアメリカ軍がイラク戦争の兵士の士気上昇のために開発されたものであるということが書かれていた。
だがあまりに予算がかかるため結局研究は放棄されたというものであった。
端末にはその実験が別の人間の手で再開されたという内容だった、誰とは書いていなかったが容易に想像がつく。
そしてその端末に俺の両親の名前があった、といっても開発者としてではなくこの研究を内偵している人物としてだ。
俺の両親はどうやら然る企業の内偵の業務に携わっているといった内容だ。
俺は両親がどういった仕事をしていたのか今日まで聞かされてはいなかった、ただただ転勤続きが多い仕事程度の認識しかなかったのだ。
そしてその端末には秋子さんが俺のボディーガードだということも書かれていた。
そして最後に端末にはすべての発端となった事件が書かれていた。
「0月△日 プロトを水瀬家に送り込み標的である「相沢祐一」及びその場にいる人間をすべて始末させるという指令を下した
これで相沢は消したも当然、無能にすることができるはずだ」
俺はしばし呆然としていた・・・
モンタナ・F・ドルフィーネはここにはいなかった、もうここに用はない。
598水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI :04/02/15 12:17 ID:VJpk++GF
「爆発まであと60秒」
部屋から出た俺に無機質なアナウンスが聞こえる、俺は大急ぎで殺し屋たちが乗ったエレベーターに向かった。
その途中にクイニの死体があった、どうやらさっきのはやはりこれだったようだ。
「爆発まであと15秒」
俺がエレベーターに乗ったとき、既に瀬戸際になっていた。
エレベーターの扉が閉まり上昇するまでの間をこれほど苛立ったのは初めてだ。
「爆発まであと10秒」
エレベーターの上昇開始とともに聞こえるアナウンス、そして容赦なく発せられるカウント。
俺はここで死ぬのか・・・
「自爆装置作動、総員直ちに避難してください」
このアナウンスとともにエレベーターは地上に到着した。
BAGOOOON!BAGOOOON!BAGOOON!
俺は爆風という名の死神から必死に逃げた・・・
599水瀬家事件の真実! ◆i83u3VVZZI :04/02/15 12:23 ID:VJpk++GF
BAGOOON!BAGOOON!BAGOOON!
ようやく俺は安全なところに非難できた。
謎と言う名の点と点を線で結び合わせると、それは俺自身の姿になった。
あの事件の本当の標的は俺だった、そしてあゆはただの巻き添えだったのだ。
そして両親が水瀬家に俺を預けるときはいつも俺の命に危険が差し迫っているというサインだったのだ。
あのリストは「標的」ではなく、「襲撃者」のリストだった。
あのリストは俺の命を狙う連中だったのだ・・・
そしてこれは単なる復讐ではなくなった、これは戦争だったのだ!
燃え盛る「ネクストン」を火蓋にこの戦争は本格的に始まったのだ。
だが俺はあの女の居所をつかむすべがない、俺はあの女の本社があるN・Yに向かった。
何かしらの用事で必ずここに訪れるということを信じて・・・
そして俺はN・Yでさ迷い始めた・・・