俺は水瀬家をでるとまず「学校」だったところに向った、俺とあゆだけの
学校、そこは好きなとき好きなだけ出席が出来て、授業も俺たちの好きに選べるものであった。
だがその学校は7年前の事故により廃校となり、今はただの切り株と化していた・・・
俺は切り株に腰掛けるとあゆとの7年前の日々を追想した、あの頃は幸せだった
だがあの時も不幸は訪れた・・・、俺がこの町から引っ越すその日になってあゆはこの樹から転落し
そして7年間の意識不明の重態になったのだ、それなのに俺は7年間この町の事を記憶の底に封じ込める事でこのことから逃げていた
あゆがまだ生きている可能性もこれっぽちも考えずに・・・
あゆはその7年間、自分が病院で入院している事やあの事故のことも忘れて意識だけが具体化された状態であの日から7年間
町をさまよっていた、そう7年間ずっと・・・
そして7年たって俺たちは再会した、そして次第に俺とあゆはあの日のことを思い出していった・・・
あゆはここで最後に「忘れてください」といった、だが俺にはその願いを言葉通りには取らなかった、
そしてやはりそれはあゆの俺に対する気遣いだった、あゆは本当は自分のことを忘れてほしくなかった、
だが自分のことを覚えていては俺の人生の足かせになる、そう思ったあゆなりの気遣いが先の言葉だった、
そしてあゆは天使の羽をで空へと羽ばたいていった、その後あゆが7年間の植物状態から復活したのを聞いた、
その時の俺の気持ちを表す語彙を俺は持ち合わせてはいない、そして今日まで再びあゆと付き合っていた・・・
そう、今日まで・・・
おれはあゆを二度失った、しかも今度は本当に帰らぬ人となっていた、
そして俺はこの街から離れるため華音駅に向っていった・・・
三点リーダの使い方とか、「そう、今日まで・・・」「そう七年間ずっと・・・」
みたいな文章が陳腐で古臭いうえにナルメン臭いからやめろよ。
ミステリ書いてるわけじゃねんだからよ。
華音駅、そこは近場用の地上駅と遠出用の地下鉄の二つの線路を持つ駅であった
俺は秋子さんの隠し部屋からもてるだけの銃と銃弾を手に華音駅に向った、
地下鉄に向うためには南口から駅に入る必要がある、俺は南口から地下鉄入り口に入ると
ふと尿意を感じ、トイレに入った。
俺はトイレの中で血痕を見つけた、それもかなりの大きさの・・・
見る限り血痕は引きずられたような形跡があった、俺は血痕を追っていった、その先には死の臭いが立ち込めていた!
俺は駅員と思しき死体をそれなりに弔うとトイレを後にした、駅の改札口にはさっきはいなかったチンピラ二人組がいた、
一人はスキンヘッド、もう一人はブラウンヘアーのチンピラだった。
「それじゃあ仕事の確認をするぞ、もうすぐここに相沢祐一というガキが来る」
「ああ、この写真のヤツだろ」
「そいつまたはそいつと疑わしきヤツを片っ端から殺す事が今回の仕事だ」
「へっ、用はこの駅にいるヤツを皆殺しにしろってこったろ」
「だからといって俺は撃つなよ」
「はいはいわかってるってそんな事は、しっかしコイツ面白い顔だぜ、これで目みえてんのか?」
「ああ、鬼太郎見て江な髪型してるぜコイツは」
「しかも両目とも髪で隠れていると来たもんだ、こんな変な顔は初めてだぜ」
「じゃあ俺は外でサツの見張りにいくからお前はあそこ以外の出口のシャッターを閉めとくんだぞ」
「りょーかい」
ブラウンヘアーのチンピラはそういうと出口に向かいブラウンヘアーのチンピラは向かい側からシャッターをしめた、
状況から察するにチンピラはこの二人だけではないはずだ俺に出来る事は銃に頼る事であった、
そして華音駅での戦いの火蓋が幕を開けようとしていた・・・
俺はチンピラが銃を手にしていないうちにヤツの前に現れた。
「やあ」
チンピラは問答無用で銃を出すと俺に撃って来た、俺はチンピラに銃弾を浴びせチンピラを撃ち殺した。
もはや俺に人殺しに対する罪悪感などなかったからな。
今閉まっているシャッターはこちらからは閉められない、別の出口に向うとしても改札口を抜ける必要があった、
窓口には特に警戒しながら俺は改札口を抜けると俺は銃声を聞いた。
「もうこいつは死んでる」
「ああ、確かに死んでうな」
「しっかし何が鉄道警察だ? ちょろいもんだぜ」
「「違いねえ」」
俺はチンピラ3人組を撃ち殺した、死んでいた保安官は鍵を持っていた
何かの役に立つのは確かであり俺は鍵を取った。
夜も遅いのでちょっと休憩します
別の出口に向うにはどうしてもプラットホームに入る必要がある、そしてプラットホームに着いたとき
俺は息を呑んだ。
其処にはおびただしい数の死体があった! そしてチンピラが駅員と思しき男に今正に銃を突きつけているところだった。
「あばよ」
「止めろ撃たないでくれ!」
BANG銃声がした、そしてチンピラは米神に風穴を開けて倒れていった。
「おい大丈夫か?」
「ひいい撃たないでくれ!」
「そんなに怯えるな少なくとも俺はコイツ等の仲間ではない」
「本当か?」
「ああ本当だ、それより一体ここで何があったんだ?」
「虐殺だ、こいつ等いきなり誰彼かまわず撃ち殺していったんだ、そうだ私が管制室に向うまでの間ガードしてくれ
其処に電話がある、公衆電話は全てこいつ等に壊されている、あそこの電話ならまだ使えるかもしれない、それに私の机に
携帯電話がある、最悪の場合それを使おう」
∧||∧
( ⌒ ヽ 空気読めない香具師でゴメンナサイ…
∪ ノ
∪∪
|| ⊂⊃
|| ∧ ∧
|| ( ⌒ ヽ
>>37誤爆でつ
∧||∧ ∪ ノ ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…
( ⌒ ヽ 彡 V
∪ ノ フワーリ
∪∪
「どこにある?」
「上のプラットホームだ、案内する」
駅員はそういうと関係者以外立ち入り禁止の扉を開けた、其処は階段になっていた
俺たちは最上階まで上がっていった、そして最上階に差し掛かる直前で大きな轟音と地震のようなものが起こった
「何だ今のは?」
「わからない、さあ管制室はここを出てすぐだすまないが先に扉を開けてくれ」
俺は扉を静かに開けた、どうやらチンピラどもはここにはいないようだった、そして俺は
駅員の案内の下管制室前までたどり着いた。
「今鍵を開ける、すまないがその間私をガードしてくれ」
駅員はそういうとカードキーをカードリーダーに通し、管制室のロックを解除した
「よし開いたぞ!」
駅員はそういうやはや真っ先にドアを開けた
「ん、誰だ?」
BANG、銃声がすると駅員は腹に風穴を開けて戻ってきた、駅員は即死だった
ドアは自動で閉まるようになっていた、俺は駅員から今のカードキーと机用と思しき鍵を取ると
再びドアを開けた、まず目に入ったのはソファと自動販売機であった、自動販売機は壊されていた
どうやらこの奥にいると思しきチンピラが利用したらしい。
俺はその奥にあった扉を慎重に開いた、その先にはオフィスを連想させる部屋があった
そこにはチンピラどもが俺を待ち構えていた。
俺はチンピラどもを壁に隠れながら迎撃していった、そしてチンピラどもを撃退したときようやく俺は銃弾が乏しくなっていっているのに気がついた
俺は倒したチンピラどもから銃とその銃弾を取った、その部屋には確かに駅員の言うとおり電話はあった
だがチンピラどもがご丁寧にも破壊していた、俺は机を片っ端から調べ先の駅員の机を開けた。
携帯電話はバッテリーが切れていた、どうやら忘れてかなり日にちがたっていたらしい・・・
更に奥にも扉があった、俺は迷わず其処に入った、其処で俺はようやく先の地響きの
正体がわかった。
其処は監視カメラなの映像のディスプレイや駅のセキュリティを操作する部屋であった、
モニターに映し出された画像は、地上地下問わず電車が来れなくされていた駅の姿と唯一の
出口と思しきエリアの映像であった、先の地響きはチンピラどもが爆弾で列車が駅に来れなくするためのものだったのだ
そして出口はこの部屋からそう遠くないところであった、俺は管制室を出ると出口へと向っていった・・・
出口の方面に向うと思わぬ人物とであった
「美坂!!」
そこにいたのは、俺のこの街で出来た数少ない友人の一人美坂香里だった。
「相沢君、一体ここはどうなっているの? あちこちで死体だらけだし、大体さっきの電話あれは一体どういう意味なの?」
「美坂、聞いてくれ実は俺はもうこの街にいられないんだ」
「それはいった・・・」
BANG、美坂が俺に倒れ掛かってくる、美坂は後頭部を撃ち抜かれていた、美坂の後ろにはチンピラどもがいた
「おいおい外しちまったぜ、昔からお前は射撃が下手なんだからよ、まあいい俺にその銃を貸しな」
「へい」
「よーし、よく見とけよ射撃って言うのはな、こうやって」
BANG、俺は美坂を殺したチンピラどもを殺した、美坂の俺を非難する目が痛かったそしてサイレンが聞こえた。
「ずらかれ!!」
別の方向から声が聞こえた、するとチンピラどもが出口に向って一直線に走っていく姿が俺の目に映った。
俺はチンピラどもに気がつかれないようにしてヤツラの後を追っていったチンピラどもが出口に差し掛かったところで俺は
チンピラどもを片っ端から撃ち殺した、閉じ込められたくはないからな。
42 :
名無しさんだよもん:03/12/25 11:54 ID:pZ+58Fp1
ウンコ
地上に出ると先のブラウンヘアーがグレーのワゴン車の前で立っていた。
「何、駅は危険、ヒーローごっこしているヤツがいるだと! おい今それどころじゃないぞ、
サツが嗅ぎ付けやがった、さっさとそこからずらかれ!!」
どうやら地上にいるのはコイツだけらしい、それに様子から察するに仲間が来るのは少し時間がかかるだろう
「てっ、テメエは!!」
チンピラは銃を取り出す、俺はチンピラの銃を撃った、チンピラがひるんでいる隙に俺やヤツを羽交い絞めにした。
「答えて貰おうお前は何者だ、なぜ俺の命を狙う?」
「もうすぐ応援が来るぜ、馬鹿なことはやめるんだな?」
「なら用はない」
俺は米神に押し当てていた銃の引き金に少し力を入れた。
「わ、わかった話すよ、俺たちはN・Yにあるタクティスから依頼を受けただけだ」
「タクティス?」
「N・Yにあるマフィアだ、俺たちの組はそいつの傘下にある、タクティスはN・Y最大のマフィアだ
日本もそこと取引している組がある、俺たちみたいにな、俺たちはお前を殺せといわれただけだ、信じてくれ
俺はそれ以上は何も知らない」
「そうか、なるほどな」
俺はそういうとコイツの後頭部を銃で殴りつけてやった、コイツは気を失ったようだ、
俺はコイツの銃と車の鍵を奪うとそのまま華音駅から離れた。
ひょっとしたら俺は止めて欲しかったのかも知れない、だからあの時俺は
あの電話をしたのだろう、だが結果的には俺は大切な人を更に失うこととなった。
タクティスはモンタナコーポレーションと黒い関係のあるマフィアだ、タクティスを言い表すなら
「最低最大のマフィア」だ、タクティスは暴力と悪事のみで動いているゴロツキ集団であり
その規模は先のチンピラの言うとおりだ、水瀬家の事件と華音駅の事件は何らかのつながりがあるはずだ。
俺はまず華音駅の事件の黒幕と思しきタクティスを第一目標にする事にした、魔女の手がかりを得るため
そして美坂の仇を討つために・・・