【リレー】今すぐssを書こう【形式で】

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1人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE
暇だからリレー小説やろうぜ。
☆るーる☆
・一回のカキコは二行までで
・クロスオーバーありで
・何でもありで

以上!!じゃあ始めよう!!
2人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 22:47 ID:zkHnFOns
あゆ「うぐぅ、ちょっとはゆっくり歩いてよー祐一くん!!」
祐一「うるせえ、殺すぞ」
3名無しさんだよもん:03/12/15 22:47 ID:nFswO1el
暇だからリレー小説やろうぜ。
〜完〜
4名無しさんだよもん:03/12/15 22:47 ID:L40riJg0
Fine.
5人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 22:51 ID:zkHnFOns
あぅ〜みんなが冷たいお〜
なんだお〜!!たかだか二行分くらい書いてってくれてもいいじゃんよ〜
暇なんだお〜鬱いお〜
6代打:03/12/15 22:53 ID:iQ08XkAA
落合ゲット
7人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:04 ID:zkHnFOns
なんだか悲しくなってきた。
どうしよう泣きそうだ。

・・・一人で遊ぼうっと。
8人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:07 ID:zkHnFOns
俺はあゆを連れて高尾まで登山に来ていた。俺の受験が近いことなどお構いなしに
、紅葉に染められた山の景色を見たいとしつこくせがむあゆ。
9人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:11 ID:zkHnFOns
俺は無視して英単語をぶつぶつと唱えていたのだが、
「うぐぅ。連れてってくれたら・・・つけないでサセてあげるよ」
という申し出に負け、神無月の最後の日曜に満員の京王線に乗ってはるばると
麓までやってきたのだ。
10人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:20 ID:zkHnFOns
「んで、結局おまえは何をすれば満足してくれるんだ?」

「とりあえず、周りの景色を見ながら頂上まで登ってタイヤキを食べればオッケーだよ」

「・・・モノレールじゃ駄目なのか」

「自分の足で歩くことに意味があるんだよ」

「・・・頂上までいかなくても紅葉は見れるぞ」

「頂上から下界を見下ろすのがいいんだよ」

「・・・タイヤキなんか山には売ってないぞ」

「ちゃんと万・・・じゃなくて買って来たよ。焚き火であっためればいいよ」

・・・しょうがない。たまには運動も必要かもしれないしな。
「よし!!逝くぞ、あゆ!!」
「うん」
11人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:33 ID:zkHnFOns
 山登りどころか長距離を歩くこと自体久しぶりだ。軽く火照る体に吹き付ける
風が心地よい。以外と体力も落ちていないようだ、この分なら楽に頂上に辿り着ける
かもしれない。
 ・・・だが、それは一人で登っていた場合の話だ。現実には、後ろでぜはーぜはーと荒く呼吸を
する糞餓鬼に合わせて度々休憩を取ってやらなくてはならない。休憩を多く取った方が
楽でいいと思うかもしれないが、実際には過度の休憩は進行のリズムを乱し、
逆に疲れを誘うことになる。
12名無しさんだよもん:03/12/15 23:35 ID:wBgxhO4j
ルール破るなよ。>>1に謝れ!
13人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:37 ID:zkHnFOns
★新ルール★
1.なんでもありです。
2.さみしいからなんか書いてください
3.あくまで「リレー」です。一人フルマラソンではありません。みんな協力しましょう。
14名無しさんだよもん:03/12/15 23:42 ID:wBgxhO4j
★新ルール★
ブラフ君の一人フルマラソンを見守るスレになりました。
15人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:44 ID:zkHnFOns
     ☆おねがい☆
春になったらフルマラソンでもやりますので、
今回は住人みんなで!!協力しあいましょう!!
16林芳樹:03/12/15 23:55 ID:q7IS2whB
具体的に何書いたらいいの?
なんでもありっていわれても
ちょっと思い浮かばないw
17人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/15 23:59 ID:zkHnFOns
なんか知らない人!!!━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ キター!!!
とりあえず展開とか無茶苦茶でいいから>>11につけたしてってください。
リレーだから内容なんかどうでもいいんです。いきなり隕石が振ってきても
いいんです。よろしく〜♪
18人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/16 00:03 ID:O4lLE2O0
おいコラ!!名無しども!!てめえらも手伝ってくださいだぜ!!
ふざけんなよ、こら!!さみしいじゃないですかだぜ!!
19名無しさんだよもん:03/12/16 00:11 ID:lId82tLl
>>1悲惨ですね。
20人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/16 00:11 ID:O4lLE2O0
あったまきた。もう寝る。こんなスレ即死しちゃえ。
みんなしんじゃえ。ファッキンファッキン
21名無しさんだよもん:03/12/16 00:13 ID:pBuQe15q
「どこ、ここ?」
「知らん。お前さっきの言い振りだと知っているんじゃないのか」
先ほどまで美しい紅葉を見せていた情景はいつの間にか一変。
紅葉の「葉」の字どころか、枯れ木しか見当たらない
「それになんだか寒いぞ」
「知らないよ、ボクただ祐一の後をついてきただけだもん」
「・・・このやろう」
結局お決まりだった。
22名無しさんだよもん:03/12/16 00:15 ID:pBuQe15q
「君」が抜けていたせいでものすげえ偉そうになってしまった
23名無しさんだよもん:03/12/16 00:15 ID:n8o4mtIa
そのころ柳川さんは鬼の衝動を必死で抑えていた
朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝
24人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/16 00:29 ID:O4lLE2O0
 あゆと祐一が来ていたのは高尾山ではなく高野山だった。
 彼らはまだ知らない。1キロと離れていない山小屋で柳川の「鬼」が
目覚めつつあることを。
25名無しさんだよもん:03/12/16 00:31 ID:lId82tLl
20 名前:人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE 投稿日:2003/12/16(火) 00:11 ID:O4lLE2O0
あったまきた。もう寝る。こんなスレ即死しちゃえ。
みんなしんじゃえ。ファッキンファッキン

寝ろよ。
26名無しさんだよもん:03/12/16 00:40 ID:5MD0ywc+
リレーSSの好きな奴だなあ。
つーか勉強しなくていいの?
27人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/16 00:42 ID:O4lLE2O0
今日は朝から休日にしたのでしたー
他の日はちゃんとやてますよお。最近あんまいないだろ。
28名無しさんだよもん:03/12/16 00:46 ID:pBuQe15q
「取り敢えずだ。道が分からないと話にならん、もう一度麓に下ろう」
紅葉狩りで浮いた気分の俺達にサバイバルグッズなんて用意している筈もない。
最もあゆを連れて行く時点で備えておくべきだったが。こうなれば頼りになるのは己の肉体だけだ
「・・・おいしくない」
「冷凍のまま食うなよ」
あゆはいつのまにか持参のタイヤキを取り出し、
少し涙目になりながら口の中に頬張ったタイヤキの処理に倦んでいた。
「どこかで休めるところでも探すか。そこなら火種もあるかもしれん」
ため息混じりにそう言った
29トンガリ:03/12/16 02:10 ID:YnMWJIZJ
一度途中まで上った山道を少し戻ることにする。
引き返そうと体を後ろに向けると、麓の街並みが見下ろせた。
自分でも気付かないうちに意外と随分登っていたようだ。
確かに紅葉の時期は過ぎていて辺りは枯れ木ばかりだったが、
それでも自然の中、そして高いところから遠くを見渡していると
とても気持ちいい。受験勉強で重かった頭が軽くなっていくようだった。

「わぁー、祐一く〜ん、足がとまらないよ〜〜」
ゆっくりと慎重に、そしてまわりの景色を眺めながら歩く俺に反し
あゆはぴょこぴょこ跳ねながら坂を下っていく。
「あぶないぞー、気をつけろー」
と俺が言ったその時だった。
30名無しさんだよもん:03/12/16 02:57 ID:AWmgVAdp
「うぐぅー!どいてどいてーっ!」
「え?あ、わ、わああああああ!!」

どーーーんっ!!
「またベタな擬音だな…。」
と、それはともかくどうやら坂の下で誰かと衝突したらしい。
「全く…何やってんだか…。おーい。あゆー、大丈夫かー?」
姿はここから見えないので声をかけてみる。…反応が無い。
と思ったら、うわぁ大変なんだよ気絶しちゃったよ大丈夫かなあぁでも動かないところをみると大丈夫そうじゃないよ、とぶつかった人と思わしき女の人の声と。
バカお前はなんでそう鈍いんだ全くあれぐらい避けれないとはだよもん星人失格だな、とか連れの男の罵る声。…状況はあまりよろしくないらしい。
31名無しさんだよもん:03/12/18 04:14 ID:TMVZ24zF
「だよもん星人に合格しても何にも嬉しくないよ! 大体浩平の言うことはいっっつも支離滅裂
なんだよっ! ばか!」
「オレが支離滅裂なのは今に始まったことじゃないぞっ、何今更なことを言ってるんだ、ばか!」
「何を偉そうに自分をばかだって認めてるのよ……。はぁ……これだから浩平は心配なんだよ」
「支離滅裂≠ばかだぞ! 人を勝手にばかものにするなっ、このだよもん王国の第一王女っ! 
ミズーカ=ダヨモンモン=ナガモリー三世! 民衆の朝の挨拶が”だよもんもん”な国で育った
生粋のだよもん人め!」
「わたしは日本生まれ日本育ちの純正日本人だよ! それにもしもわたしがだよもん王女なら、
浩平はばかばか王子だよ! いっっつもわたしの想像の斜め上を行くばか王子だよ! ばかっ! 紙一重でおおばかっっ!」

 どっちもばかだよなあ、と思う。
 聞いているオレがアホらしくなる口論である。そっと近付いて見てみれば自分と同じくらいの
年頃の奴ら。なのに、話の内容は信じられないくらいなガキくささである。紅葉の美しいこの山奥
で、何故に彼等はかくも愚かしい口論をしているのだろうか。ハイキングに来たならハイキング
らしく笑顔満面でおてて繋いでどんぐりとか栗とかを拾ってろってな話である。なんで喧嘩なんか、
 思い出す。
 口論に夢中ですっかり忘れているようだが、彼らの傍らには我がツレである月宮あゆがブッ倒れて
いる。ぶつけられた側の少女が無事なところを見るとたいしたことでもなさそうだが。
 オレは「すいませーん……」と声をかけつつ、あゆ達の側に駆け寄った。
32名無しさんだよもん:03/12/26 19:47 ID:djDrgvnR
「すいませーん…。」
「バカバカバカバカバカバカバカーッ!」
「だよもんだよもんだよもんだよもんだよもーんっ!」
…この二人は置いとこう。話がややこしくなりそうだ。とりあえず倒れているあゆに近づく。
「大丈夫か?あゆ、そろそろ起きろ。」
オレはほっぺをぺちぺちと叩き、目を覚ますように促す。
「ん…うぅ…ん…。も…ダメ……。」
ん?何か寝言を言ってるな…。ここは男としてそっと聞いてやらねばなるまい。
「ダメだよ……。祐一君…。その顎切って一緒に幸せになろうよ…。そうすればきっとあの人に認めてもらえるよ…。」
こいつをここに置いて一人で下山という考えが浮かぶが、
流石に後々面倒なのでやめておく。
「おーい…。起きろーっ。」
もう一度呼びかけ、ほっぺをぷにぷにと伸ばす。お、案外やわらかいぞ。
ぷにぷに。
ふむ、中々どうして…。
ぷにぷにぷに。
いいな、この感触は…。
ぷにぷにぷにぷに。
なんだろう、懐かしいお母さんの暖かさを覚える…。
ぷにぷにぷにぷにぷに。
しかし少し肉付きが良すぎないか…?タイヤキばっか食ってるからだぞ。
ぷにぷにぷにぷにぷにぷに。
あぁ…素晴らしいな、人類の至高と称してもおかしくはないぞ。
ふと、後ろを振り向く。気づけばあの二人組みは居ない。
残されたのは芝生のベッドで寝言をほざくぷにうぐぅと、
道に迷ったことも忘れ、ほっぺをぷにぷにしていたオレ。
日も暮れかけ、そろそろ辺りが冷えてくる。
「……どうすればいいんだ。」
33名無しさんだよもん:03/12/27 03:41 ID:YUI8qxuQ
(・∀・)・・・・・。
34名無しさんだよもん:03/12/27 13:02 ID:uf4V8f+1
Kanonだっけ? 葉しか知らないから、書けないな。残念。
35名無しさんだよもん:03/12/27 23:11 ID:+SritCnm
>>34
↓一方そのころ柏木家一行はドゾー
36名無しさんだよもん:03/12/28 00:03 ID:c7hUsCK6

 一方その頃柏木家一行は、敵情視察という名目で、熱海の海辺に来ていた。
 目指す旅館はまだ見えてこないが、ふとした気紛れで、千鶴は車を堤防の近くに停める。
 心地よく響く潮騒の音、華をくすぐる潮の匂い。
「やっぱり海はいいわねぇ」
 堤防の上から青い海を見下ろし、千鶴はにっこりと笑う。
 しかし、誰からも返事はない。
「……あら、みんな車酔いかしら」
「………」
 半分は正解である。
 残りの理由は、まだ新品にも関わらず、ボコボコに凹んだ車体が物語っていた。。
「もう……金輪際、あたしは二度と、千鶴姉の運転する車には乗らないからな……!」
 車のすぐ脇では、蒼を通り越して白い顔で、梓が道端にしゃがみこんでいる。
 その後ろでは、走行中の心労で完全グロッキー状態の初音が、座席の上に死体のように転がっていた。
 普段と変わり無さそうなのは、耕一と楓ぐらいのものだったが、耕一の方は足元がおぼつかないし、平然としている楓の額にも、びっしりと汗が浮いていた。
「……でも、旅館まではまだだいぶあるけど」
「マジで……」
 地図に目を落としながら呟く楓に、梓はがばと跳ね起きた。
「こ、これ以上乗ってたら、絶対事故る! というより、ここまで事故らなかった方が不思議だ!」
「もう、梓ったら。そりゃあ確かに、私が免許を取ったのは先週だけど、ちゃんと試験には合格したんですからね」
 地獄耳で梓のうめきを聞きとがめ、千鶴はむっと唇をへの字に曲げる。
 けれども、梓は欠片も聞いてはいなかった。
 これ以上、千鶴の暴走車に乗っていては、例え鬼の一族であっても、命がいくつあっても足りない。
「こ、こっちのルートはどうだ!? 距離は一番短い筈だぞ!」
「でも、右折が多いみたいだから、千鶴姉さんの運転技術を考慮すると、より危険度が上がると思う…」
 自分そっちのけで、最短ルートを探す梓たちから不機嫌に目を背け、千鶴は再び運転席に腰を下ろす。
 例え梓たちがどう言おうと、運転するのは自分なのだ。
「まったく、失礼しちゃうわね」
 憤慨しつつ、顔を上げた千鶴は、ふと、今までサイドミラーが畳まれたままだった事に気付き、ばれないようにこっそりと元に戻した。
37人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/28 00:22 ID:QetFASjT
後は頼むぞー
38名無しさんだよもん:03/12/28 00:40 ID:eKSpfHih
ほんとに書きやがったΣ('A`)
39無尽君 ◆Yyt4jOpFuA :03/12/28 01:11 ID:dnQ0Q2bm
一方そのころ人生ブラフは・・・

  37 :人生ブラフ ◆8/zHLnhKDE :03/12/28 00:22 ID:QetFASjT
     後は頼むぞー

ものすごく無責任だった。
4034:03/12/28 10:15 ID:D/4P8OcJ
ひんやりと冷たい道場の床。さすがにこの季節ともなると、寒さも相応のものとなってくる。だが、同時に気持ちも引き締まる。
眼前には、自分と同じく胴衣に身を包んだ一人の女性。ゆったりと構え、静かにこちらを見据えている。その髪は後頭部で綺麗に纏められ、、朝日を受けて美しく金色に輝いていた。
「─さて。始めるか。準備は…いいみたいだな。」
「いつでも。」
軽妙に女性は答える。ゾクゾクするような美しい声。
「んじゃ、いくぜ。」
「ちょっと待って。」
「ん?」
不意に制され、構えを解く。
「言うまでもないとは思うけど、手加減は無用よ。本気で。」
その言葉の不自然さに思わず笑ってしまう。
「言うまでもないな。第一、キミに勝とうと思うなら、本気を出しても足りるかどうか。」
「あら、謙遜? あなたらしくもない。」
「茶化すなよ。事実さ。」
「そうね、以前のあなただったら… でも、今はどうかしら?」
「?」
「なんでもないわ。さ、始めましょうか。」
「ん、ああ…」
リサが何を言わんとしたのかは気になったが、試合う以上彼女がとてつもなく手強い相手だという事は、今更思い返すまでもない事だ。リサが構えを戻したのを見、俺も再び構える。
試合開始の合図はいらない。どちらからともなく集中を始めたその瞬間から、お互い戦闘体勢に入っている。
4134:03/12/28 10:17 ID:D/4P8OcJ
間合いの探りあい。暫し続く膠着。
崩したのは、俺の方。先手必勝だ。
「はぁぁっ!」
瞬時に間合いを詰め、鋭く撃ちだす左のジャブ。
だが、難なくいなされてしまう。しかし問題はない。計算通りだ。
続けて左を放つ。距離を取りつつ、牽制気味に打ち続ける。
間合いの利は、より背の高い俺の方にある。主導権を握られれば、勝ち目は薄くなる。消極的でも、セオリー通りの闘い方が一番だ。
隙を伺いつつ攻撃を続ける俺に対し、その攻撃をすべて紙一重のところでいなしていた彼女が、不意に薄笑いをうかべる。
「あなたらしくもない攻めね。『NASTY BOY』の名が泣くわよ。」
そう言った次の瞬間、俺の拳をいなしつつ身体を回し、遠心力を纏った肘を俺の脇腹に撃ち込んだ。
予想されうる反撃であったにもかかわらず、俺はまともに喰らってしまった。彼女の言葉に気を取られた、などというのは言い訳にしかならない。
俺が体勢を戻すより速く、更に鋭い連撃を見舞ってくるリサ。微塵の容赦も無い。
すべてはかわせず、何発かもらってしまう。
苦し紛れに放つ大振りの右。スッと間合いを離され、簡単に避けられてしまう。
我ながら無様だ。あの時以上に。

ちなみに俺は、36とは別の人ゆえ。葉といっても一部しか知らないのよ。
42名無しさんだよもん:03/12/29 01:53 ID:43hbtG1l
Routes?放置してる_| ̄|○
でもなんか混沌としてて誰でも書ける雰囲気がいいかもしれない
4334:03/12/29 09:05 ID:+ug0ikWD
「わかっていないようね。ハッキリ言いましょうか?」
「え?」
突然のリサの言葉に対し、俺は思わず聞き返す。
「あなたはこれを、単なる試合だと思ってる。だから必要以上に私を傷付けない様に、あえて力を抑えてる。でも。」
そこまで言って、厳しい表情へと変わるリサ。
「そうじゃないわ。これはあの時の仕切り直し。わかるでしょう? お互い望むと望まざるとにかかわらず、身に付けられた格闘技術。それを、極限の状況に至るまで、試してみたい。」
「リサ…」
確かに… 俺は力を抑えていたかもしれない。例の件で、己の内に在る絶対的な力に目覚めて以後、極力それを制してきた。力の大半は失ったが、それでも人外と言えるだけのそれは、未だに残っていたから。
「あなたの本気の本気。私の全力。どちらが勝るのか、私は知りたかったの。私は、自分の技を頼りに生きてきた人間だから。」
そうか。そうだったな。俺もそうだ。自分の技のみを頼って、これまで生き抜いてきた。
頼りになる相棒はいた。一流の装備も揃えていた。だが極限の場面では、己の拳を拠り所にしてきた。
だからこそ、本当の意味での“試合”を、俺はやるべきだったんだな。
「悪かった。心から謝るよ。けど、今度は間違いなく『本気』だ。」
勝つための戦い。それは悪いことじゃない。だが、彼女が求めているのは“倒すための戦い”。そして心の奥底で、俺も望んでいたもの。
俺はゆっくりと構える。全身の神経を研ぎ澄まし、精神を集中する。
「─ 眼が変わったわね。」
それ以上の言葉を発しないリサ。だが、その構えを見れば心情は窺えた。
「いくわよ。」
言葉が終わるか終わらないかのうちに、電光石火の勢いで踏み込んでくるリサ。
左、右、左のコンビネーション。ご丁寧に、すべて急所を狙ってくる。常人ならば、これだけでも終わってただろう。
続けて右のショートフック。繋いで凄まじい速さの右回し蹴り。そこから更に左後ろ回し蹴り。
無駄のまったく無い、流水の如きコンビネーション。これを耐えられる奴はいても、避けられる奴はいないだろう、とあの時と同じように思い、心の中で苦笑する。
しかし、俺はそのすべてを捌いていた。完璧なタイミングで。
4434:03/12/29 09:07 ID:+ug0ikWD
彼女は攻めを続ける。情け容赦のまったく無い、実に鋭い攻撃だ。
振り下ろす鉈の如きロー。繋いでミドル、ハイ。更にフェイントを挿みつつのワンツー。そこで。
おそらくリサでさえ、追いきれてはいなかったろう。一瞬で懐に潜り込み、みぞおちに放った掌底。それだけで、勝負は決まった。
「…」
「すまん。大丈夫か?」
「…き」
「え?」
「嘘つき。本気でやるって言ったじゃない。」
「本気でやったさ。本気の本気。だから勝ったんだろ?」
「本当にそうなら、今頃私の意識は無かったと思うけど?」
「それは…」
図星だった。最後の掌底、悪いとは思ったが加減をしていた。
「悔しいじゃない。驕っているつもりはないけれど、これでも一流と呼ばれるエージェントなのよ。それが手加減されて負けるなんて…」
まるで子供のように悔しがる彼女を見て、思わず笑ってしまう俺。
「いいわよ。今に見ていなさい。次は泣いたって許さないんだから。」
「悪かったよ、そんなに怒らないでくれ。また今度アイスクリーム奢ってやるから。」
「もう…」
呆れた様に笑うリサ。出会った当初は、彼女がこんな表情を見せるだなんて、思いもしなかったな。
4534:03/12/29 09:11 ID:+ug0ikWD
「立てるか? なんなら知り合いの医者呼ぶけど。」
「大袈裟ね。このくらい、なんてことないわ。」
側にあった携帯を拾い、おもむろに電話を掛ける俺。
「あーもしもし? 朝早くに悪いんだけど、急患一名いいかな?」
「ちょっと宗一! 大丈夫って言って─」
リサの言葉は聞かず、用件だけ伝えて手短に電話を切り、リサの方へ向き直る。
「そうはいかない。何かあったら大変だ。なんたってキミは─」
「?」
「俺の子供を産んでくれる人なんだからな。」
「…バカ。」
頬を赤らめるリサ。そっと近付き、頬に手を当て、静かに口づける。
「ン…」
ほんの少しだけ長いキス。唇を離し、解かれた髪を撫でる。
「次は負けないわよ。」
「こんな雰囲気で、そんな無粋なこと言わなくても…」
「ふふふ…」
クスクスと笑う二人。日ももう昇ってきている。
さて、呼びつけた医者が来るまで飯でも食ってるか。
(しかしリサ、前にも増して技が冴えてたな。こりゃ本気でも、負ける時がくるかもしれん…)
そう心の中で一人ごち、暫しの間、道場の床にたたずんでいた。

思い付きで書いてみた。
>>42
うん、Routes。
ごめんよ。前の書いた時点では、続き書いてなかったのよ。こんなんで勘弁してくれ。
46名無しさんだよもん:03/12/29 13:16 ID:aANew6nK
誰か状況をまとめてくれ。
どのグループも山にいる設定でいいのか〜?
47名無しさんだよもん:03/12/29 13:43 ID:uUKV8MEx
それで正解。
40以降はただの荒らしだから。
48名無しさんだよもん:03/12/30 01:47 ID:J3rStqkg
リサと宗一が道場でマターリとセクースに勤しんでいる頃、
山頂にいた瑠璃子は電波の乱れを感じ取っていた。
・・・得体の知れない力が動き出そうとしている・・・
49名無しさんだよもん:04/01/01 21:30 ID:aP1nZLMr
あけおめーっと。
50名無しさんだよもん:04/01/02 12:53 ID:DnE+/1sF
セックスセックスセックスセックスセックスセックス…
51名無しさんだよもん:04/01/04 15:54 ID:GzEOrRxJ
>>47
荒らしたつもりはなかったんだけどね。
ごめんね。
52名無しさんだよもん:04/01/04 23:41 ID:4FoSs8wA
>>51
気にすんな。タダの煽りだろ
53名無しさんだよもん:04/01/04 23:58 ID:DHQ5lfcp
荒らしたつもりがないのなら、何故話の繋がりがないのかと
54人生ブラフ:04/01/05 00:24 ID:Dg006uw3
まあそこはリレーだからいいじゃあねえか。
無理矢理話しを繋げちまえばいいんだよん♪
55名無しさんだよもん:04/01/05 00:30 ID:xxT9d03W
>>54
お前は話し書けよw
56人生ブラフ:04/01/05 00:34 ID:Dg006uw3
>>55
うぐぅ・・・前半ちょっと頑張ったじゃ〜んかよぅ。
センターまで後二週間ねえからネタ捻る余裕がねえんだよぅ。
桜が咲いたら俺の時代が来るから待って路やw
57人生ブラフ:04/01/05 00:38 ID:Dg006uw3
なあちょっと思ったんだが、住人の要求するシチュに合わせてSS書くスレ
立てたら伸びると思うか?
あとよー、浩平が長森に喘ぎ声を出させてる状況を北川(七瀬でもいーや)
が見てオナってるシチュって萌えないか?
58人生ブラフ:04/01/05 00:52 ID:Dg006uw3
【美凪】・・・風が・・・騒ぎ始めました・・・それほど時間は残されていない
    ようです・・・
【最高】そうか。・・・大体の目安は?
【美凪】・・・およそ48時間といったところです。
【最高】・・・正直、俺たちの力だけでどうにかできるとも思えないがな・・・
【美凪】けど・・・放っておけば確実に鬼は目覚めます。
    ・・・勝算は低いですが、やるしかないでしょう。
【最高】・・・だなw まったく、しんどい役回りだな。
【美凪】問題が片付いたら・・・膝枕してさしあげます(ポッ
【最高】・・・耳掻きもつけてくれ。
【美凪】ふふ・・・甘えん坊さんですね。
【最高】下手したら生きて帰れないんだ、このぐらいの要求はしといても
    罰はあたらんだろ。
【美凪】・・・そうですね。
【最高】・・・行くか。
【美凪】ええ。

美凪の返事には力強い意思が込められていた。
・・・状況は芳しくない。せめてもう少し味方がいてくれれば・・・
・・・やめよう。無意味な希望的観測はモチベーションの低下を引き起こすだけだ。
ザシュッ。足元に力を込め、俺たちは山を囲む密林へと足を踏み入れた。
未だ見ぬ悪意を消し去るために。
59人生ブラフ:04/01/05 01:02 ID:Dg006uw3
状況整理しとこーかな。

柏木一行:車で登山中。
祐一とあゆ:山の中腹で遭難
長森と浩平:山中で消息不明
リサと宗一:山小屋でセクース
美凪と最高:鬼封じのため登山開始
柳川:山のどっかで暴走中

間違ってたらごめんね。キャラどんどん増やしても楽しそうね。
60コテとトリップ:04/01/05 01:04 ID:bwY9xgP1
>>57

チミはいつからクロスオーバー好きになったんですか?
61人生ブラフ:04/01/05 01:07 ID:Dg006uw3
>>60
リレーの醍醐味ってクロスオーバーとかしてわけわかんない方向に
話が進むことにあんじゃねーの?
嫌いな奴も多そうだけど俺は別に抵抗無いねって話だ。
62コテとトリップ:04/01/05 01:17 ID:bwY9xgP1
それにしたってなぜ北川ですか。違和感が拭い去れないですよ。
63人生ブラフ:04/01/05 01:19 ID:Dg006uw3
>>62
・・・なあ・・・北川は・・・ないよな・・・
正直すまんかった。住井って言いたかったんだなこれは。
64コテとトリップ:04/01/05 01:25 ID:bwY9xgP1
おそらくそうだろうと思ってはいたのですがね、もしかしたら、
いろいろな効果を狙ったまじチョイスかもしれないという可能性を
どうしても捨てきれなかったものですから。
それならいいんです。野暮な突っ込みをしてすいませんでした。
65人生ブラフ:04/01/05 01:27 ID:Dg006uw3
>>64
フッ・・・今日のところは俺の完敗だ・・・
だが!!いつか必ず貴様を超えてみせる!!
そう・・・俺は復習者となって貴様に屈辱を味合わせてみせる!!
66人生ブラフ:04/01/05 01:31 ID:Dg006uw3
ということで暇な人続きヨロー
たまには覗くよ。
宇宙大戦とかになってたら笑えるなw
67名無しさんだよもん:04/01/05 01:34 ID:+udqbZ0I
鬼封じに来た遠野と最高
【遠野】
「・・・鬼をサックリ ジェノサイド・・・・・・(ぼそっ)」

【最高】
「無理ッス!! オラのゴーストがそう叫んでるッス!!!」
68コテとトリップ:04/01/05 01:41 ID:bwY9xgP1
>>65

勝ち負けとかやめましょうよ。不毛ですから。
反省点を「復習」するのはいいことだと思いますよ。復讐するより建設的ですし。
屈辱なんかいくらでも「あじわって」あげますから、持ち味を合わせておもしろい物を見せてくださいね。
応援しています。
69人生ブラフ:04/01/05 02:01 ID:Dg006uw3
>>68
なんかよ。お前が大人になっちまうと相対的においらが餓鬼に見えちまうじゃあ
ねえか。悲しいぜ・・・青春はまだ終わってないぜ。テンション上げてもいいじゃあ
ねえかYO!!
70コテとトリップ:04/01/05 02:16 ID:bwY9xgP1
別にレスの内容は変わってませんしねえ、そんなこといわれても困ってしまいますよ。
ガキに見えたっていいではないですか、あなたが楽しめれば。それが一番ですよ。
もっと自分に自信をもってください、つまんまかったらボコボコに叩きますけど応援してますから。
71名無しさんだよもん:04/01/05 10:42 ID:ivjriTTU
惜しいな。誤字が無ければ完璧にキマッてたのに。
72名無しさんだよもん:04/01/05 13:42 ID:+udqbZ0I
ビビりきった最高を励ますために歌いだした美凪

【美凪】
「♪…か〜も〜め〜の…水兵さん……♪」
【最高】
「そんな奴、一発で倒せるけどなぁッ!!!」
73名無しさんだよもん:04/01/06 12:36 ID:MYIMIp/n
>>57
>あとよー、浩平が長森に喘ぎ声を出させてる状況を北川(七瀬でもいーや)
>が見てオナってるシチュって萌えないか?
俺としては、七瀬(茜でもいいや)に喘ぎ声を出させて長森にオナらせた方が萌える。
74名無しさんだよもん:04/01/07 09:07 ID:fA82oQBJ
そして世界は救われた!

      E     N     D
75名無しさんだよもん:04/01/07 10:30 ID:fMmu5q9X
>>73は良い感性をしている。
7673:04/01/09 00:39 ID:+7I6sD4m
それはどうも。
んじゃ書いてみる?
77人生ブラフ ◆VCgpa0Tdh2 :04/01/09 00:42 ID:MVLzWuwe
>>76
・・・バ、バトンタッチだ・・・(ゴホゴホ
後は・・・頼んだぜ・・・
俺の果たせなかった夢を・・・叶えてくれよな・・・
7873
なんだよ、リタイアかよw