1 :
流水塔:03/12/08 18:36 ID:MilXd3ts
久弥の同人誌「ones memory」を語ろう
2
(ノ゜ワ゜)ノ3
4!
なにだこのすれ
誰かの記憶?
「電話の内容、覚えてる?」
「えっと…」
確か、ドラマの話だったような気はするけど、具体的には思い出せない。
でも、他愛ない会話だったと思う。
「私はね、全部覚えているよ。その時の詩子ちゃんの言葉、全部」
「そうですか…?」
川名さんの言葉に、首をひねる。
そんな大した話はしなかったと思うけど…。
「だって、本当に嬉しかったんだよ。私のことを心配してくれた、詩子ちゃんの言葉」
「あんまり、分からないですけど…」
「うん。分からなくてもいいよ。でもね、私は今までに出会うことのできた、全ての人に感謝してるんだ」
空を見るように一度上を向いて、そして言葉を続ける。
「ほんとうに偶然の出会いばかりだったけど、そのどれかひとつでも欠けていたら、
私は強く生きられなかったかもしれない…。
そう考えると、感謝の言葉は当然だよ。
だから、ちょっと変なこと言ってるかもしれないけど、大目に見てくれると嬉しいよ」
>7は責任をもって全部公表しい。
9 :
流水塔:03/12/10 00:10 ID:ooF0Cur2
>>1 乙〜♪澪がスケブを持ち始めた理由とか、いろいろ裏話が満載だったな。
久弥は、そういった裏設定を根底にしてシナリオを書くくせに、
それらの裏設定を同人でしか発表しないから始末に悪い気がする
詩子とみさきが友達だったていうのは後付けの設定じゃないかなぁ。
入院中、みさきが澪と出会うあたりは、あんまり違和感がなかったんだが。
12 :
流水塔:03/12/11 23:45 ID:B4ARbn39
流れる時間を知っていますか?
温もりをさらう風のように、ゆっくりと心を流れる渓流を知っていますか?
思い出を流れに任せて、すべてを運び去って欲しいと願ったことがありますか?
それでも、希望という言葉にすがったことがありますか?
人を、本当に信じたことがありますか?
プロローグ[川名]
私は、目が見えない。
だから、もし、大切な人がすぐ目の前で、慌てている私の姿を笑いながら
私がその他愛ないいたずらに気づく事はない。
賑やかに活気づく商店街も、鮮やかに色づく桜並木の公園も、
私にはたった一つの風景でしかない。
永遠の、闇。
それが、あの遠い日に私に架せられた、重く冷たい鎖の名前。
解けない鎖に心を繋がれたまま、私は、行き続けると言う選択肢を選んだ。
たくさんの分岐の中で、大勢の人に励まされて、私は生きている。
だから、出会う事ができた。
大切な人。
心から愛しいと思える人。
夕焼けという闇の中で出会って、学校という闇の中で日々を過ごしてきた。
他愛ない冗談に、何気ない会話。
つないだ手の温もりに、かすかに触れた唇の暖かさ。
そのどれもが、言葉と温もりでしかしか現実を感じることのできない私にとっては、
あの人と過ごしたかけがいのない証明でもあった。
原作の方で電話の相手は同級生みたいに描写されているせいか
あれが後輩である詩子だったと言われると違和感が出るんだよな。
これがkanonあたりになってくるとあゆの出生や秋子の過去など
明らかに、これらの裏設定を元に原作のシナリオを書いたと思えるんだが。