いつまでも一緒に……  折原みさおスレ #9

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952名無しさんだよもん:04/03/03 23:39 ID:FnHQq8Yp
>>951
たぶん、>>950はどこか別の場所で仲間内で決めたことを言ってるんだとおもふ
953●テンプレ屋見習未満 ◆MISAOOw3kg :04/03/04 00:59 ID:cYl11CV3
スレ立て完了です。
テンプレについては修正しました。

〜なだらかな、しあわせ〜 折原みさおスレ10
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1078328753/


それでは、次スレでもみさお達が幸せと共に在らん事を…
954名無しさんだよもん:04/03/04 04:39 ID:kGG+PiVZ
スレ立てそのものに文句言う気はないが、焦り過ぎだな。
何だそのつまらんスレタイは? ネタを待てばよかろうに。焦っていい事なんざ何も無いぜ。
味方はお前一人じゃないんだ。強く生`。

おならぷう。
955名無しさんだよもん:04/03/04 07:26 ID:XFeyTdPL
ス、スレタイの募集ぐらいはして欲しかったかも。
別に年明け前からスレタイを考えていたから悔しいってわけじゃないよ?ないよ?









_| ̄|○
956名無しさんだよもん:04/03/04 14:28 ID:r+5fDa3K
いや、確かに微妙だとは思うが、そんなもん募集されなくても出せよ。流れとか関係ないだろ。
あれだけゆっくりしてたんだから、いつでも出せただろうに。
957●テンプレ屋見習未満 ◆MISAOOw3kg :04/03/04 23:49 ID:KyjUOAlr
スレタイについては過去スレ↓から頂きました。
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1036247099/917

>955氏
スレタイ案が在れば出しておいて貰えませんか?
次スレ以降の950前にテンプレと一緒に貼りますので
958名無しさんだよもん:04/03/05 00:41 ID:LkVuZ04U
みさおの太ももに擦れ合うタイツ。
スれてコすれてあんアンあん。
すれタイあんっ、なんと淫猥な響きよ……好きダ。
959名無しさんだよもん:04/03/05 01:14 ID:dPU+c4Tv
オナニーはみさおのアイデンティティだから
960名無しさんだよもん:04/03/05 01:16 ID:pYlfP+oQ
>>958
銅鑼衛門の歌詞みたいだな
961名無しさんだよもん:04/03/06 21:53 ID:JVm+p02s
保守
962名無しさんだよもん:04/03/06 23:57 ID:qPO6nGHv
963名無しさんだよもん:04/03/09 07:43 ID:GuqvRKR6
いつもなら怒涛の埋め立てなのに…
964名無しさんだよもん:04/03/09 09:50 ID:93bHXAhZ
もう飽きた
965名無しさんだよもん:04/03/10 05:56 ID:nLGXlApM
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     入、rУ ,iレ-v,,,、   .,r°."'''l゙  ,|√゙゚'i、   匸 ._  .y・'゙゚,,,v―-,  .:゚ーa  .√ ._,rll_  :}
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966名無しさんだよもん:04/03/10 05:57 ID:nLGXlApM
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ト、 .---- .v-i、 .v─.. ┌───    ──┐   |  .|          :广゙゙″   _l
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967名無しさんだよもん:04/03/10 13:48 ID:uNLkfWub
「みさお、すごく言いづらいんだけど、その」
「どうしたのお兄ちゃん? 何かあるなら言ってよ」
「……もう飽きた」
「……え? い、今なんて?」
「いや、だからもう飽きたって」
「……う」
「なんでいきなり泣き出すんだよっ?」
「そ、そうだよね。わかってたんだ、わたし。わたしなんてもう小学校高学年なのにいつまでたっても
 幼稚園児なみの身長で、この前幼稚園の先生に会ったときにも
 『あら、みさおちゃん、久しぶり。すっかり大きく……おおきく? まあいいわ、とにかく久しぶりね』
 なんてあいそ笑いをうかべながらあいさつされたしさっ。
 こ、こんないつまでたっても成長しない妹なんて飽きられて当たり前だよねっ。ぐす」
「みさおっ違うぞっ! そういうことじゃないんだ!」
「でもわたしだっていっしょうけんめいやってきたよっ! 毎日牛乳を500mlは飲んでるし、
 出された食事はきちんと食べてる。鉄棒にだって毎日10分間はぶら下がってるんだからっ!」
「知ってるから少し落ち着けよみさお!」
「だって! だってお兄ちゃんに飽きられたらわたしこれからどうやって生きていけばいいのか……」
「バカだなぁ。オレがみさおに飽きるわけないだろう」
「で、でも、さっき飽きたって」
968名無しさんだよもん:04/03/10 13:49 ID:uNLkfWub
「だからな、オレが飽きたのはみさおじゃなくて、カレーライスのことだ」
「え、そうなの? でも、お兄ちゃん、どんどんおいしくなってるって言ってくれたじゃない」
「ああ、確かにそう言ったし、実際にうまくなっている。
 でもだからといってこう毎日毎日、1ヶ月近くカレーが続くと、味とは関係なく嫌になってくるだろ」
「そうかなぁ?」
「しかも今日、クラスのやつに『お前、カレー臭い』って言われてしまったし。
 あ、そいつはちゃんと殴っといたからな。
 まったく、みさおががんばって作ったものにケチをつけるなんて人として最悪だよな」
「……そっか。カレー臭くなっちゃうのは困るもんね。
 ……ごめんねお兄ちゃん。わたし、初めての料理をほめてもらって舞い上がってたんだね。
 またお兄ちゃんにほめてもらえるかなぁって思うと、
 カレー以外の料理のことなんて頭に浮かばなかったんだ」
「……よしよし、みさおはいい子だな。でも、大丈夫だ。
 みさおだったらどんな料理だってうまくいくさ。明日からは新しい料理を楽しみにしてるぞ」
「うん、楽しみにしててね。えへへ」

「……」 ←由起子さん。なんで私こんなやつら引き取ったんだろうと思っている。
「……」 ←カレーライスの消化要員として今日も連れてこられた長森。どうすればいいんだろうと思ってる。
969名無しさんだよもん:04/03/10 13:50 ID:uNLkfWub
「あ、みさお、背中にクモが」
「え? ……ってうわぁぁっ! お、おおおお、お兄ちゃん落としてっ」
「いや、そこまで騒ぐようなことでもないと思うんだけどな」
「いやぁぁぁっ! の、上ってくるよコイツっ! た、助けてっ」
「あー分かったからちょっと背中見せろ」
「は、はやく! はやく落としてっ! はやく落としてってば!」
「……そんなに怖いか。この小指の先ほどの小動物が」
「そんなこと言われたって苦手なんだもん! ああっなんか微妙に背中を上ってくる感触がするっような気がするっ」
「ていうか本気で落としてほしいんだったらちょっとじっとしてろよ。クネクネくねくね踊るんじゃないっ」
「で、でもなんかじっとしていられないというか」
「あ」
「お、お兄ちゃん? なに、その『げ、やっちまった、コイツ』みたいな表情はっ?」
「……みさお、これを伝えるのはとても心苦しいのだが」
「なに? 一体何が起こったのっ?」
「クモがお前のパジャマの中に入った」
「ああ、なるほど。中に。あははーってえええええええぇぇぇぇっ?」
「さて、みさお」
「なにを一人で落ち着いてるのお兄ちゃんはっ!? はやく! はやく助けて!」
「ああ、そのことなんだが、お前を助ける方法は二通りあるんだが」
「そんなのどっちでもいいから助けてよ! このままだとわたしクモに汚されちゃうよ!」
「オレがお前の服の中に手を突っ込んでクモを取り出すのと、お前が服を脱いで取るのと、どっちがいいか選べ」
「――」
「さあ、早くしろ。ああ、いっそこのままパジャマの中でクモを飼うという選択肢も無いことはないな」
「……ふ、服の中に手を突っ込まれるほうでお願いします」
970名無しさんだよもん:04/03/10 13:51 ID:uNLkfWub
「とりあえず、今クモはどの辺りにいるか分かるか?」
「それが感触がなくて、さっぱり」
「ふむ……もしかしたら、気付かないうちに外に出たのかもしれないな。もういいんじゃないか?」
「や、やだっ。もしまだいたらと思うと恐くて眠れないよっ」
「なら、やっぱり服脱いで確かめてみるってのは? 何処にいるのか分からないならそっちの方が早いぞ」
「うぅ……実際にクモがいたらと思うと自分じゃ怖くて脱げないよ。ね、お兄ちゃんお願い、確かめて」
「……仕方ないか。んじゃちょっと失礼して………………」
「どう? クモ、いる?」
「……いや、ていうか……気のせいか? しているだけでもビックリなのだが……ブラが黒いような」
「べ、別にいいじゃない! わたしだってたまには大人の女を気取ってみたいんだよっ」
「そ、そうか。まぁ……い、意外と似合ってるんじゃないか?」
「……上ずった声で無理に褒めてくれなくてもいいから。それよりクモは?」
「んー……いないな。やっぱり気付かないうちにもう逃げたんじゃないか?」
「……もしや、前に? ひぃっ」
「……まさか、前も覗けなんて事を言い出すんじゃないだろうな」
「む……う、いや、しかし」
「流石に、それよりは脱いだほうが早いだろ」
「うー……最初から脱いでれば良かった」
「だから言っただろうが。で、どうするんだ? 脱ぐのか?」
「……お兄ちゃんが脱がせて」
「は?」
「さっきも言ったでしょ。ボタンを外してる間にそこからクモが出てきたら怖いもん」
「…………はぁ。しょうがねーな……しかし、ただ脱がすだけでは面白くないから勝手にやらさせてもらうぞ」
「何を?」
971名無しさんだよもん:04/03/10 13:52 ID:uNLkfWub
「そうしてオレは、妹のパジャマのボタンを上から一つ一つ、ゆっくりと外していった」
「……何それ?」
「実況だ。気にするな。
 そして3つ目のボタンを外すと、幼い身体に不似合いな黒のブラジャーが姿を現した。
 パットを入れているのか、普段よりも若干の膨らみが見受けられて、涙を誘う。
 こうしてじっと見てみると、似合っているような気もしてくるから不思議なものだ」
「……お兄ちゃん」
「そこで妹は顔を赤らめ、オレの名を呼んだ。瞳は濡れていて、何かを期待しているようにも見える。
 切なそうに太ももを擦り合わせて、これから訪れるであろう快感に備えながら、妹はもう一度口を開いた」
「………………いや、あのさ」
「オレはそれに答えず、ボタンを外すことに集中した。
 やはり緊張しているのだろうか、ボタンを一つ外すたびに妹の細い肩が震える。
 そして、オレはとうとう全てのボタンを外し、妹から上着を剥ぎ取った」
「もういいからとっととクモ落としてよ」
「オレは言われるままにその服を叩いてみた」
「うわっ」
「すると、何処にいたのか小さなクモが一匹床に落ち、そのまま玄関の方へと消えていった」
「よかったぁ……」
「妹はその小さなクモがよほど怖かったらしい、オレにすがり付き、一生懸命胸を押し付けている」
「わっ、ち、ちがうよっ。別に押し付けてたわけではっ……ってうわっ」
「そこで自分が上半身に何も着ていないことを思い出したようだ。
 よほど恥ずかしいらしく、上半身を真っ赤にして、胸元を隠すようにし、震えて、こちらを見れないでいる」
「……」
「だが、決心したのか、すぐに妹は顔を上げ、誘うような目つきで『お兄ちゃん、きて』と
「いい加減にしろぉっ!」
 ぐへっ」
「……はぁ」
972名無しさんだよもん:04/03/10 13:52 ID:uNLkfWub
「さあっ! そんなわけで芋を焼くわよ!」
「うおっ? なんだ由起子さん? やけにテンション高いじゃねえか」
「……ちょっと不気味だよね。由起子さんだってもう若くないんだからいい加減に落ち着けばいいのに。
 まあとりあえずそんなことは置いといて、どうしたの突然?」
「みさお、後で憶えてなさい。まあそれは置いといて、友達から突然サツマイモが送られてきたのよ。ほら」
「うわ……えらいまた大量に送られてきたもんだな。……これは、うちだけじゃ食べきれないな」
「そうだね……あとでご近所にお裾分けに行ったほうがいいかもね」
「それは後においといて……まあそんなわけで芋を焼くわよ! 焼き芋よっ!」
「だからなんでそんなテンションなんだ?」
「なんか目の色がいつもと違ってる気がするよ」
「何言ってるのよあなた達っ! 焼き芋よ焼き芋! テンション高くなって当たり前じゃないの!
 じゃあ早速庭で焚き火をするから、よく燃えそうなチリとかゴミとかカスとか持ってきてっ!」
「……他に言い様はないのかよ」
「いろいろストレスが溜まってるんじゃないかな。それに、火を見ると人格変わる人っているし」
「まだ見てないのにこの調子じゃ、実際に見たらどうなることやら……」
「あんた達! いつまでぶつぶつ言ってるのよ! ほら、さっさと燃える物もって来る!」
「へーい」
「はーい」


「はははははははっ! 燃えろ! 燃えてしまえっ! 嫌なこと全て燃え尽きてしまえ!」

「……ねえ、お兄ちゃん」
「言うな」
「で、でもさ」
「見るな、指差すな」
「でも、さっきから塀の向こうを通り過ぎていく人たちの目が、明らかに、その」
「忘れろ」
「……うん、努力する」
「そうしろ」
973名無しさんだよもん:04/03/10 14:07 ID:uNLkfWub
「結婚できなくて悪いかっ! 男が何だコンチクショウ!」

「もうぼちぼち焼けたんじゃないか?」
「そうだね。じゃ、取り出してみようか」
「……どんな感じだ?」
「あ、いい感じ。やわらかくて美味しそう」
「そっか。じゃあ、オレの分もとってくれ」
「んー……くすくす……はい、あーん」
「……仕方ねぇなぁ。はぐっ……もぐもぐ……うん、うまい」
「ちゃんと中まで火は通ってる?」
「ああ、大丈夫だ。みさおも食べてみろよ」
「うん……もぐもぐ……美味しいね」

「だいたいあの課長は○○なのよっ! 専務だってそう! 社長に至ってはもう××なのよっ!」

「はい、お兄ちゃん」
「サンキュ。…………へぇ、これ中が紫だ。オレ、紫芋って初めて見たな」
「あ、本当だ。わたしも初めて見た」
「じゃあ、みさおが先に食べろ。ほれ、あーん」
「あ、いいよ。お兄ちゃんが食べて。他にもあるかもしれないし」
「そんなことはどうでもいいから口開けろ。あーん」
「……しょうがないなぁ。ぱくっ……あちっ」
「大丈夫か?」
「ら、らいひょうふ……もぐもぐ……ちょっとびっくりしただけ。美味しかったよ」
「そうか。じゃあオレも……もぐもぐ……ふーん、味自体はあんまり変わらないんだな」
「そうみたいだね」
「それにしても今日はいい天気だな。炎も絶好調って感じだ。ははは」
「……ね、ねえお兄ちゃん、やっぱり少しは現実を見た方が……」
「忘れろ」
「……うん」

「あははははははははははははははははははははははははっ」/
974名無しさんだよもん:04/03/10 14:08 ID:uNLkfWub
「ムネオタン、ハァハァ」
「……み、みさお、お前……」
「っ? お、お兄ちゃん、これは違うのっ!」
「ち、違うって何が?」
「だ、だからその……」
「……オレは何も見なかったし、聞かなかった。じゃあな」
「ちょ、ちょっと待って」
「いや、もう何も言うな。オレ、分かってるから。じゃ」
「だから待ってよっ。そんな何かを悟ったような目をしながら颯爽と去っていかないでっ」
「いいんだ、みさお。お前の気持ちはちゃんと伝わってきてるから」
「なに真剣な目でわけの分からないこと言ってるのっ?」
「……」
「……無言で優しく頭を撫でられても困るんだけど」
「ははは、同じくらいお兄さんを困らせているお前に言われたくないぞー」
「あだだだっ、頬っぺた引っ張らないでよっ」
「ていうかオレがどうしたらお前は満足なんだよコンチクショーッ」
「……あの、わたし、何してるように見えた? そしてそれを見てどう思った? ……正直に答えて」
「……『ムネオ』という人名から『胸大きい』という妖しげな日本語を創り出し、
 自分の胸部を妄想の中で膨らませて意識を飛ばしてニタニタ笑いながらハイになってるように見えたが。
 なにが『ムネオタン、ハァハァ』だよ。ばっかじゃねーの、お前」
「……そこまで言わなくてもいいじゃないっ。お兄ちゃん非道いよ!
 いや、確かにその通りなんだけどさ、他人に言われると虚しさと精神的な痛さが段違いなんだよっ」
「……オレにコメントを求めたのはお前だろが」
「そ、そうだけどさ……ふんっ! わたしより胸部の大きいお兄ちゃんにはわたしの気持ちは分からないよっ」
「いや、分かりたくねーし。ていうか結局のところどうしたらお前は満足なんだ?」
「……なぐさめて」
「さっき頭撫でただろうが」
「あんなのじゃ全然足りないよっ。愛しの妹が世界中のあらゆる海溝よりも深く落ち込んでるんだよ。
 お兄ちゃんが持っている最高のなぐさめ方でわたしをなぐさめてよっ。ふふん」
「……」
「ああっ! ごめんなさい! 嘘です、冗談です! 頭撫でてくれるだけで十分ですっ!
 ワガママ言わないから無言で出て行かないでっ!」
975名無しさんだよもん:04/03/10 14:09 ID:uNLkfWub
「……はぁ……分かったよ」
「え?」
「最高のなぐさめかたは、まあともかく、何かやってやるから言ってみろ」
「あ、うんっ! じゃ、じゃあその、えーと」
「……別に逃げたりしないからゆっくり考えていいぞ」
「うん……でももう決めちゃった」
「早いな。で、オレは何をすればいい?」
「後ろから抱きしめて」
「…………変質者とか痴漢みたいに?」
「そ、そうじゃなくて……えと、ちょっとそこにあぐらかいて」
「……よっこらしょ。これでいいか?」
「うん。それでその上にわたしが座って……よし。お兄ちゃん、よろしく」
「了解(ぎゅ」
「ぐぇぇぇぇぇぇぇ……な、なんで、く、首絞めるのっ? ぎ……ぎぶっぎぶっ」
「はっ……いや、すまん。この体勢になったから、つい」
「げほ、げほっ……お、お兄ちゃん?」
「だから悪かったって。いくらオレでも二度はしないから、そんなに睨まないでくれ」
「……次も同じことやったら晩御飯抜きだからね」
「やらんて。……ほら、これでいいか」
「……うん、ありがと」
「……」
「……」
「……ふー」
「うわぁぁぁっ! い、いま、耳にっ、耳にっ!」
「あ、すまん。ちょっと沈黙を打ち破ろうとしただけなのだが」
「そんなことで耳に息を吹きかけないでよっ。もっと普通に、何か楽しい話題を提供するとかあるでしょ?」
「むう。しかしそれでは面白くないではないか」
「面白くなくていいよっ! 分かった。わたしが話題を提供するからお兄ちゃんはじっとしてて」
「うむ。約束はできないが努力はしよう。それで、どういう話だ?」
「うーん……あのさ、欲求ってあるよね」
「……食欲とか睡眠欲とか?」
「うん、それ」
976名無しさんだよもん:04/03/10 14:09 ID:uNLkfWub
「それがどうかしたか?」
「時々考えるんだけど、わたしの中には兄欲というものが存在すると思うんだ」
「……どんな欲求だよ、それ。いや待て、言わんでいい。想像はつくから」
「そう? それで、お兄ちゃんの中には妹欲
「べろ」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「あ、すまん。わざとだ」
「いや、あのさ、わざとだろうと何だろうと、
 どういう理由があってわたしの首筋を舐めることになったのか、じっくり説明してくれないかな?」
「そこに首筋があったからだ」
「ぬぅ……都合が悪くなるとすぐにわけの分からない事言い出すんだから」
「やかましい。だいたいお前が恥ずかしい話題を提供しようとするからいかんのだ」
「……へえ、珍しい。ひょっとして照れてるの?」
「くっ……でもまぁ、そうだな。一日一回はお前をからかわないと、イマイチ調子が出ないんだよな。
 これは妹欲といえるかもしれないな」
「……なんか複雑」
「まあいいじゃないか。夜な夜な妹の部屋に忍び込んで下着でハァハァとかいうのよりはマシだろ」
「それはそうかもしれないけど、もっと、こう……ないの?
 妹を愛でたくて愛でたくて、いてもたってもいられなくなることとか」
「だからこうして愛でているではないか」
「…………はぁ、そうだよね。お兄ちゃんの愛情表現は小学生並みだもんね」
「失礼だな。体型が小学生並みの奴に言われたくないぞ」
「ふん。いつか大きくなるもん。まだ成長期は過ぎてないし」
「あ、悪かったって。頬なんか膨らませるなよ。ほら、いい子いい子」
「……ひょっとして、頭撫でておけばOKとか思ってる?」
「思ってる」
「……。……。……」
「ほら、怒ろうとしつつも口元がにやけてる。オレは嘘のつけないみさおが大好きだぞ」
「……はぁ、いいや。なんかあほらしくなっちゃった」
「ま、なんにしろ『ムネオタン、ハァハァ』はもうやめとけよ」
「……はぁい」
977名無しさんだよもん:04/03/10 14:14 ID:uNLkfWub
最近思うことがある。
素直に兄萌えなみさおも良い。
いがみあっていても密かに兄萌えな、素直じゃないみさおも良い。
いがみあっているようで素直に兄萌えなみさおも良い。
兄萌えなあまり、頭のネジが3本ぐらい外れているみさおも良い。
こんな俺はどうすればいいのだろうか。

何の関係もないんですが、いたる絵のみさおが載ってる同人誌って実在するんですか?
978名無しさんだよもん:04/03/10 14:59 ID:NaJE42Xc
節操無い奴だな。
別にみさおじゃなくてもいいじゃん。
979名無しさんだよもん:04/03/10 17:09 ID:mg5ROxkt
まあ、みさおである必要性はないな。
980名無しさんだよもん:04/03/10 18:09 ID:dP4qB48X
いろんなみさおが見たいんなら他のスレに行けばいいんだしね。
みさおの名を冠したスレはいっぱいあるんだし。
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1060528417/l50#tag542
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1075385243/l50#tag826
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1073302476/l50#tag114

あ、SSは面白かったですよ。
自信持っていいと思います。
981名無しさんだよもん:04/03/10 22:59 ID:NM1gyUai
おねという世界観、浩平の妹であるというポジショニングが好きな奴もいるぞ。
俺だが。

いたる絵ドジンについてはアクアラバーズの何号かにのってたような気がする。
確実に知りたいのなら、葉鍵キャラが〜スレで聞いてみるといい。
普通の質問スレと違ってスルーされる可能性が低いから。
982名無しさんだよもん:04/03/11 02:04 ID:q87/rUc+
浩平の妹というのはマイナス点だと思うが?
983名無しさんだよもん:04/03/11 02:24 ID:SzEQE9d0
たとえマイナスだろうと、おねの世界で妹がいるのは貴重だ。
長森や七瀬と絡ませることが出来るからな。
984名無しさんだよもん:04/03/11 02:36 ID:Pqhe/xR0
>>982
ただの妹を見たきゃシスプリでも見てたら?
985名無しさんだよもん:04/03/11 08:09 ID:UfAks30E
あれを「ただの妹」とは呼べんな。
986コテとトリップ:04/03/11 08:11 ID:G2rS+Xaz
ロハでやれる妹ってことじゃねーの?
987名無しさんだよもん:04/03/11 09:58 ID:uJWsuizc
>>981
さんくー
988名無しさんだよもん:04/03/11 10:26 ID:8sD4sGS3
>>984
アンカー間違えてない?
それは982じゃなくて977に言うべき台詞だろう。
989名無しさんだよもん:04/03/11 11:35 ID:VqGWuGow
しかし実際に浩平の妹というと、とんでもなく図太い神経の持ち主か、とんでもないDQN女に育つだろうな。
990名無しさんだよもん:04/03/11 11:57 ID:MPvkE9gv
埋めちゃえ。
991名無しさんだよもん:04/03/11 11:58 ID:MPvkE9gv
膿む
992名無しさんだよもん:04/03/11 11:59 ID:MPvkE9gv
そういえば俺ってメメントなんだよ。
993名無しさんだよもん:04/03/11 12:00 ID:MPvkE9gv
まあ、ほっといても落ちるだろうけど、1000まで逝かせてあげるのが良心というものだろう。
994名無しさんだよもん:04/03/11 12:02 ID:MPvkE9gv
もうめんどくさくなってきた
995名無しさんだよもん:04/03/11 12:03 ID:MPvkE9gv
 
996名無しさんだよもん:04/03/11 12:49 ID:mwicWH4g
997名無しさんだよもん:04/03/11 12:51 ID:mwicWH4g
998名無しさんだよもん:04/03/11 12:52 ID:mwicWH4g
999名無しさんだよもん:04/03/11 13:10 ID:z9bduISk
なんで中途半端に残すかな?
責任持って1000まで埋めろよ。
1000名無しさんだよもん:04/03/11 13:13 ID:z9bduISk
>>983
同意。
ONEはネタにしやすいし。
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。