〜冬が来る前に・・・水瀬名雪スレッドPart8〜

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275名無しさんだよもん
#前スレからの続きです
#少しずつ、続けていきます
「なんだろうな…?」
 予想はどことなく付いていたが、はっきり聞かれるのは気が重かった。
 意味もなく、天井に目をやる。
「あ…。祐一さん、動いちゃだめです」
「ん?」
「似顔絵が、上手く描けません」
「そうか…」
 覚悟を決めて、元通り栞に視線を戻す。
 俺をじっと見つめる栞。
 その表情が、少し軟らかくなった。
「ありがとう、ございます」
「別に感謝される程のことはないぞ。…格好良く描けてるか?」
「もちろんですっ」

 そこで、会話が途切れる。
 栞は、やはり俺の返事を待っている。

 栞は、俺のことをどう思っているのだろう?
 9ヶ月ぶりの再会。
 俺は名雪の気持ちに気付き、名雪を抱いた。
 そして、二人でいろいろなことを乗り越えてきた。
 栞はこの病室で、病気と必死に闘ってきた。
 香里がいて、家族がいて、…それで乗り切ってきたんだと思う。
 そして、俺の見舞いを求めていた。