どうなる?
2GET!
凍死
栞をたすけて、ケコーン。
って、同じやん。
5 :
名無しさんだよもん:03/09/30 19:27 ID:2ykWjugN
立食パーティーでなるたけ食うため舞踏会に侵入
↓
舞の魔物出現
↓
魔物の影響で法力覚醒
未だに住人と往人の区別がつかない種族がいたのか…
とっくに絶滅したと思ったよ。
よくみたら住人かよ…
住人かよ!だまされますた
9 :
名無しさんだよもん:03/09/30 20:01 ID:2FjyrpGX
夜学校で舞のケツに国崎のモノを突っ込むところまでは変わらないな。
スレタイは往人とみなして使おう。
と思ったが、普通に金稼いで去るだけじゃねぇか?
金稼ぎ損ねて去るだけ。
凍死。
13 :
名無しさんだよもん:03/09/30 22:17 ID:VZfglhJI
意外とみんな想像力ねーなー
じゃあさ、誰の家に居候するんだろうな?
まず出会う確率から検証しませう。
17 :
名無しさんだよもん:03/09/30 22:35 ID:KlGsbL9h
見た事がないエッチ画像>>このアドレスをコーピしてみてくれ>>>・ kagoshima.cool.ne.jp/yoshinoyas/garus/
そんなにIP強制表示が嫌なのか・・・
結局のところは居候する家が変るだけだろうな。
「お母さん、この人泊めていい?」
「了承(一秒)」
(駅)
腹へって動けねえ・・・・
「雪、積もってるよ」
「2日前からここにいたよ」
(家)
「お母さん、この人泊めていい?」
「了承(一秒)」
(学校)
「お前いつからここにいたんだ?」
「学校休んじゃいました」
変わらないな。何も。
居候先は・・・
水瀬家・・・祐一がいる、が、秋子さんなら了承するか? ○
美坂家・・・まあ、無理だな。 ×
川澄家・・・母子家庭だから神尾家に近い、いけるかも。 ○
倉田家・・・良家に入り込む隙間なし ×
天野家・・・美汐たん次第。 △
あゆといっしょにたいやき食い逃げ。
24 :
名無しさんだよもん:03/10/01 09:44 ID:Tw4TQalm
>>22 流石に目の前で倒れてたら美汐たんといえど放置はしないだろうと思う。
漁協の人だって放置しなかったんだし、
季節にもよるがAIRの町とちがって外で行き倒れは死ぬしな。
美汐たんは狐を拾ってきたり記憶がないうえ(出会った段階では)素性も知れない
人に変化した狐を家に住まわせたりした前科があるので、
国崎を回収してくる可能性はむしろ舞より高いと思う。
伝承とかにも詳しそうだし、国崎の「空の少女を探す」という目的にも
一笑に付したりせず、理解を示すのではないか?
自分だって特異な体験してるんだし、翼のある少女がいてもおかしくないとか思いそう。
(´・∀・`)へぇー
そしてともに旅立つ美汐と国崎
27 :
名無しさんだよもん:03/10/01 13:08 ID:CGsZmTrx
28 :
名無しさんだよもん:03/10/01 14:33 ID:lwxnXjn6
見た事がないエッチ画像>>このアドレスをエクスプララーにコーピして見てな>>> kagoshima.cool.ne.jp/yoshinoyas/garus/
エクスプララーsage
北 川 家 は ど う な ん だ ?
久 瀬 家 は ど う な っ た ん だ ?
お家取りつぶし
三重県鳥羽市に国崎町というところがある。
>>1の言っているのは、そこの住人のことだろう。
34 :
名無しさんだよもん:03/10/01 21:05 ID:A1HML5KN
>>13 じゃあまず、お前が手本を見せろよ(@w荒
36 :
名無しさんだよもん:03/10/01 21:45 ID:1ANnBM10
国崎が駅前の商店街をぶらぶら歩いている。
「芸を見せるにもこの雪じゃ・・・」
ふと目の前のたい焼き屋に足を止める。そこにはあたたかそうなたい焼きが
湯気を立てていた。
ポケットをまさぐる国崎。
「金も使い果たしたか・・・・フッ・」
商店街を背に歩き出す国崎。すると後方から声が・・
「どいて!どいて〜!!!」
振り向く国崎。「え?」どっか〜ん!!
そこにはたいやきを一杯に抱えた少女の姿が倒れていた。
なにげないごく普通の出会いからこの物語は始まる。
どうよ?
かのん始まんないね、それ。
39 :
名無しさんだよもん:03/10/01 21:52 ID:1ANnBM10
斉藤はまだか?
国崎ならヒロインのピンチを最後に方術覚醒で助けてくれる。
でも本人消滅でハッピーエンドにならない罠。
「すまないな…あゆ。
俺は意地悪だから、おまえとの約束を守れない。
たいやきは一人で、食べてくれ。
だけど、ずっとそばにいるから。
その気持ちだけは、ずっと忘れないから」
Start "A fish‐shaped pancake filled with bean jam."
「おじさん、たいやきくださいっ」
「……」
「うぐぅ、どうしたのおじさん。泣いたりして」
「あぁ…どうしたんだろうな」
なんだか親父が格好良い・・・気がする。
タイトルは、AIR + kanon で「えのん」?
どこでもやってる国崎IN華音町やるくらいなら、東鳩とかこみパの街に行かせろよ。もうマンネリなんだよ、このネタは。
マルチを売りに行ってうはうは
志保に見つかってマスコミに売られる
雅史に見つかって×××を××れる
こみぱで玲子にとっつかまり京&庵誕生。
49 :
コテとトリップ:03/10/06 21:53 ID:yhUyJulc
期待したほど痛いスレじゃなくてちょっとがっかり
50 :
名無しさんだよもん:03/10/07 20:49 ID:pyZEXGx+
>49
悩ましげに同意。
>>45 旅人の国崎が葉鍵キャラの町を渡り歩く...
なんか裸の大将みたいな話しになるんだろうと思った
いくみんに食われて不可視の力を継承したら、
ただの人形遣いから大幅パワーアップ。
琴音と夫婦念力漫才
「両手を出してみな」
「…? はい」
「俺の人形だ。触ってみろ。糸とか何もついてないだろ」
「うん、そうだね」
「さぁ、楽しい人形劇のはじまりだ。
おまえ専用のな。えーと、名前はなんていうんだ?」
「みさき。川名みさきだよ」
「よし、手を動かすなよ」
リズムを刻む。
右手、左手、左手右手。
中指小指、親指手首。
「手のひら返して」
少し高く飛んだ人形はそのまま甲に着地する。
左手、右手、右手左手。
「両手を広げて」
大きく両手を広げる。
左手、左肘、左肩、首筋、右肩、右肘、右手。
人形が駆け抜けていく。
「そのままターンだ」
ふわりとスカートを舞い上げながら、その場で一回転。
直前に高く高く飛び上がった人形は見事に左手に着地する。
「フィニッシュ」
ゆっくりと腕を上っていく。
そっとみさきの頬に人形が触れた。
「ダンスのお相手ありがとう、お嬢さん。
それではまた、いつの日か」
(*´∀`)ホンワカ
60 :
コテとトリップ:03/10/09 02:21 ID:DK7Zvg3x
>>58 釣られないで一回でやめときゃスレの流れ持ってけたかもしんないのに。もったいねえ
「あれ? もうおしまい?」
「お嬢さんは元気いっぱいだな。人形はもう疲れたとさ」
「うん、とっても楽しかったよ。ありがとう。
それにしても不思議。普通の人形なのにね」
手の中でもちゃもちゃと人形をもてあそんでいる。
慣れない大技に疲れたが、子どものように楽しがり不思議がる彼女を見ると
もう少し続けても良かったかなと思ってしまう。
「そうそう、さすらいの人形使いさんの名前、聞いてもいいかな?」
「俺か? 国崎往人だ。呼び方は好きにすればいい」
「じゃあ、往人ちゃん」
「なんだ、みさきちゃん」
「……へこたれないね」
「いろいろな呼び方をされるのには、もう慣れた。
あだな、二つ名、英語、短縮、なんでもござれだ。
いろいろな町で、いろいろな目にあってきたからな」
「じゃあね、ゆきちゃ──」
言いかけて、固まる。
「おい、どうした。急に」
「…ううん、なんでもないよ。なんでもない」
光のないはずの彼女の瞳に、より暗い影が射したように見えたのは、
俺の気のせいだろうか。
パッケージより・・・
背中に羽の生えた少女=あゆ
逝ってくる _| ̄|○
国崎が紳士的でやけにカッコイイな
会話が止まる。
「そこに、いるよね」
「あ、ああ」
「良かった。喋ってくれないから、いなくなっちゃったかと思ったよ」
柔らかく微笑んで、こちらを見る。ついで、視線は空へ。
「まだ、空は青い?」
「……そうだな。結構傾いたが、まだ青いままだ。ちょっと肌寒くなってきたけどな」
少しだけ饒舌に。彼女─みさきのそばにいることを示すように。
「時間ある?」
「急いでる旅じゃないからな」
「旅の話、聞かせてくれないかな」
「何を」
「何でも」
「長くなるかもしれないぞ」
遠くに視線を向けたまま。
「そのほうが嬉しいよ」
「そうか…
じゃあ、空に帰った女の子の話を」
終わる頃には、一番星も見えてくる空になるだろうから。
なんかいいコンビだな。
みさき先輩に奇跡がおきますように。
続きキタ━━(゚∀゚)━━!
「──不思議な話だね」
ずっと静かに聞いていたみさきの呟きは、冷えた風に流されていく。
その横顔にどう返していいかわからなかった俺は、かわりに上着を脱いだ。
声をかけながら、肩に。
「寒いだろ」
「ありがとう。暖かいね。ひょっとして、これも人形と同じで、手縫い?」
黙って取り上げる。
「わ、ひどいよ〜。もう言わないから」
西の空に一つ。南の空に一つ。星が瞬いている。
「夕焼け、綺麗だよね」
海を焼く赤。町並みを焦がす赤。映る景色は違うけれど。
「そうだな。あの日と同じくらいか」
「そんなに?」
「ああ、とても綺麗だ」
「そう、良かった」
3つ、4つ。星が増えていく。夏の星座の名残。俺には名前まではわからない。
「まだ、旅をつづけていくんだね。これから」
「いつか見つかるまでな」
「早く、探しているその子に会えるといいね」
「そうだといいんだけどな」
「…きっとその子も、そこから連れ出してくれる人を待ってるよ。ずっと」
ONEの世界で国崎を泊めてくれる家といったら浩平しか思い浮かばないな。
「ほら、起きなさいよーっ」
ばさあっ!
「わぁっ、浩平じゃない人が寝てるっ。
しかも目つき悪くて人形抱きしめてる!
浩平、どこいったの、浩平ーっ」
「…おい、見て1秒でピンポイントにダメージを与えるあいつは何者だ」
71 :
名無しさんだよもん:03/10/13 00:00 ID:/ZtTMN6V
漢気あふれる七瀬だったら行き倒れを放置するようなことはすまい。
だから七瀬は泊めてくれるはず。
もっとも長森や澪だって目の前でぶっ倒れてたらほっとかないと思うけど。
みさき先輩の場合、雪ちゃんがどう動くかだよな。演劇部室で保護するか?
繭は国崎になつきそうに見えるがどうだろう?
茜……さっぱりわからんw
あ、詩子さんがなにやらいいとこのお嬢らしいので
柚木家の別荘にでもw
つかkanonの舞台ってどこ?守口以外で。
雪降ってるから北海道かね。
73 :
名無しさんだよもん:03/10/13 00:30 ID:OMMe9o/K
折原家に居候の国崎が長森家に配達された牛乳を勝手に飲んで長森を泣かす展開希望
>>74 ありがトン、なかなか詳しく書いてあるね。
でも脚色まで絞りに使ってるから微妙だなぁ…
丘が近くにあるとか、公園に噴水があるとか盛り上がる舞台を含めてないから
シチュエーションを楽しめなさそうで(´・ω・`)ショボーン
つーか国崎の人形劇が受けなかったのは翼人の記憶を持つものに導かれる法術士の運命みたいな
のもあると聖との会話とかから判断したから他の町だとすぐに町出るぐらいの旅費
稼いで出て行きそうな気がする。
おいおい。国崎の芸は作中で表現されたのが全てだろ。
どの町でも旅費なんか絶対稼げない。
ちゃんとこれまでは稼げたって描写があるわけだが
そうか…
国崎は秋子さんやひかりさんや由起子さんに春を売ってたのか。
うらやましいな、おい。
>80
場合によっては河原崎さんとかにも売らなきゃならないんだが、それでもいいのか?
むしろトゥスクルとかAIRならさいかにお菓子くれるお婆さんとか。
うらやましいな、おい。
MOON.の舞台に国崎往人が旅しに来たら。
いくみんに春を売るのか。
うらやましいな、おい。
>>71 七瀬って意外と冷たい人間だぞ。
厄介ごとには関わらないってかんじの。
>>85 繭ルートとかの行動だと、恥ずかしいからそうみせかけてるだけに思うけど。
恥ずかしいから「町で出会っても話しかけないでよね」とか言うか?
かなりひねくれた女ってことになるぞ。
それに、浩平のいたずらにも本気で嫌がっていたし。
七瀬ルート中盤〜後半じゃあ、露骨に浩平に愛情表現してることから、素直な性格なんだと思うが。
ほう、原作七瀬はそんなひどいことを言う女なのか…
行き倒れの人を助ける=乙女にしかなせない技
で問題なし。
漢と乙女を履き違えているのが七瀬のいいところだからね。
92 :
1/3:03/10/16 01:31 ID:rK3cTJgh
>>55 >>58 >>61 >>65 >>68 「夕焼けも終わりだな。そろそろ帰った方がいいんじゃないのか」
空からは赤の色はとうに消えていた。名残惜しげにこちらに振り向く。
「そうだね。そうするよ。往人ちゃんはまだここにいる?」
呼び名は変わっていなかった。
「いや、俺ももう出る。誰かに見つかったらまずいしな」
みさきに手をひっぱられて、屋上から降りていく。
その足取りはたしかで、目が見えないとはとても信じられないほどだ。
楽しげに学校のことを話す彼女に、赤く染まっていたあの横顔の面影は無かった。
さいわい、誰にもみつからずに校門にたどり着く。
と、そのままとまらずにとことこと進み、ある一軒家の前に止まった。
「ここが私の家だよ」
たしかに表札には川名とある。
「便利だな」
「うん。おかげでほとんど遅刻しないですんでるよ」
これで遅刻する方が難しいと思うんだが…
「あっ、忘れてたよ。上着、ありがとう。ん、あれ?」
男物の上着の形状がわからないのか、手間どっている。
「あぁ、ボタンがひっかかってるな。はずすから、ちょっと動かないでくれ」
正面に立ち、ボタンをはずそうとしたところを。
93 :
2/3:03/10/16 01:32 ID:rK3cTJgh
「みさきに何してるのっ」
「ぐおっ」
横から思いっきり突き飛ばされた。
「みさきっ、大丈夫? 変なことされなかった?」
「えっ、雪ちゃん? 変なことってなに?」
「だって服脱がされてたじゃない。この目つきが悪い男に」
「誤解だよ雪ちゃん。借りた上着を返そうとしただけだよ」
「あやしい人じゃないの?」
「往人ちゃんはすごくいい人だよ。
人形劇をしてくれたり、不思議な旅の話をしてくれたりしたよ」
「その話を聞くと、よりあやしいとしか思えないんだけど…」
「…そろそろ起きてかまわないか」
「ごめんなさい、ちょっと取り乱しちゃって」
ぺこりと頭を下げる。
あの町の住人と違って、謝ることは知っているようだ。
「…まぁ、いいさ。傍目から見たらあやしい状況だったろうからな」
「みさきはまた屋上にいたの? 今日学校休みなのよ?」
「う〜、だって雪ちゃんが……」
聞いちゃいねえよ。前言撤回。
94 :
3/3:03/10/16 01:33 ID:rK3cTJgh
「すまないが、そろそろ上着と人形を返してもらえるか?
いいかげんねぐらをさがさないといけないからな」
「あれ、往人ちゃん、今日泊まるところ決まってないの?」
「あぁ、どこか探さないとな」
「そうなんだ。うちに泊まってもらっていいか聞いてみるよ。ちょっと待ってね」
「おい、見ず知らずの男を急に泊めるなんていったらまずいだろ」
あいつじゃあるまいし。
「見てはいないけど、知らない人じゃないし、往人ちゃんはいい人だから大丈夫だよ」
「みさき、突然だとおばさんも驚くでしょ。さっきのお詫びに、私の家に泊まればいいわ」
「あんたの家にか? 同じだろ」
「うちは親の仕事柄、よく人が泊まっていくのよ。用意も簡単だし、気にしなくて大丈夫」
「そんなに簡単に俺を信用していいのか。名前も知らないんだぞ」
「私は深山雪見。みさきの友達よ。あなたは往人さんでしょ。
それと、みさきがいい人っていうからには、ある程度は信用しても大丈夫だと思う」
「構わないならそりゃありがたいが…」
「うん、じゃあ決まりね。みさきもいいでしょ」
「また人形劇してもらおうと思ったのに…」
「機会があったらな」
みさきの手の中にあった人形と上着を受け取る。
「じゃあみさき、あの件はまた明日ね。往人さん、これ頭にかぶって」
ヘルメットを渡される。近くを見ると、いやな記憶の乗り物があった。
しぶしぶ深山の後ろにまたがると、排気音が高くなる。
「じゃあな。みさき。人形劇は、また会えた時にな」
みさきは笑みを浮かべながら手を振っていた。
「ばいばい、またね、往人ちゃん」
どうやらこのスレにも神が降臨なされたようだ。
尾根に溶け込んでる往人みるとエアG思い出す。
ほんわかイイ!
おねの町でも住民に無視されがちな往人にワロタw
あー、そういえば雪ちゃんてトレカ設定だと趣味バイクなんだよねー、
うまいね。
あのしっかり者で「おねーさん」っぽい雪ちゃんだと似合いそうだよね、バイク。
トレカ設定って…
ONEのどれのトレカ?
国崎と深山雪見というとハカロワのイメージが…
どうやら当初の予定通り痛いスレになりそうだな
100
>>99 すまん、煽りではないんだが、それは何故だろうか。
高校通う国崎が見てみたい
>>101 いや、雰囲気的にそうだろう。
スレタイからしてそういう空気が漂ってる。
104 :
1/4:03/10/21 16:59 ID:DNuVAdqb
「面白い親だな」
「そうね」
深山の家の居間。紅茶が2つ。
めったに飲まないものだが、うまいことだけはわかる。
「笑いながら質問攻めにされたが、みんなにああなのか」
「…そうね」
外見は大きな旧家のようだったが居間は洋風だ。
食事も洋風に統一されていた。すべて深山が作ったそうだが、
その味は十二分に満足できるものだった。
「私たちがいては邪魔になりますな、はっはっは とか言って
食事もとらずに出て行ったけど何かあったのか」
「……そうね」
ちょっと目が怖い。
深山のティーカップが悲鳴をあげる前に、やめておく。
少しぬるくなった紅茶を飲み干すと、一息ついて改めて俺に向き直る。
「ひとつ、聞きたいんだけど」
「なんだ」
気持ちの切り替えが早いのはありがたい。
「みさきは人形劇をしてくれた、って言ってたわよね。
あれはどういうことなの?」
「そのままの意味だ。さっきも言ったが、俺は人形劇で路銀を得ながら
旅をしているんだからな」
「だってみさきは」
「みさき専用の人形劇をしただけだ」
「いったいどうやって? どんな人形劇をしたの?
後学のために私にもしてみせて欲しいんだけど」
「……みさき専用の人形劇だっていっただろ。みさき以外には、見せられない」
105 :
2/4:03/10/21 17:03 ID:DNuVAdqb
まじまじと見つめてくる。
非難されているわけではないようだ。
「わかった。じゃあ、私専用の人形劇を見せて」
「はぁ?」
「だから、私専用の人形劇を見せて。それが誰かに見せたものと同じでも構わないから」
俺の手を取って立ち上がる。見つめる視線はそのまま。
同じでも、なんて詭弁もいいところだ。
断ってもいいが、一飯の恩はあるし、これから一宿の恩がある予定だ。
あいつも、深山にだったら別に怒りはしないだろう。
そもそも、専用なんていうことを覚えているとも思えない。
ため息をついて。
「まったく──わかったよ。もう少し広いほうがいいな。こっちにきてくれ」
「うん、そっちね。ここでいい?」
「あぁ。目をつぶってくれ」
素直に目を閉じる。女性にしては背が高いほうで、落ち着いてみえる深山だが、
そんな顔をしたところは少し幼く見えた。
「こうね。……変なことしたら、泣くわよ」
「するかっ!」
「よし、いいか」
一日に2回もやる羽目になるとはな。
「両手を出してみな」
106 :
3/4:03/10/21 17:06 ID:DNuVAdqb
「……と、こんな感じだ。
どうした? おい、もう目をあけていいぞ」
「──不思議ね」
「ああ、みさきもそういっていた」
何かを考えながら人形をいじくっている。
そんな姿もみさきとだぶる。
屋上での出来事を再現しているような光景を見ていると、
みさきが最初に少しだけ見せた暗い表情が蘇る。
あの時みさきは何をいいかけたのだろう。
「ねぇ、これが仕事だっていってたわよね。
今度は、ふつうに見せるための人形劇をやってみて」
「悪いが、これは無尽蔵にいくらでも動くわけじゃない。
今日はもう打ち止めだ」
そんな気分じゃなかったし、事実人形を動かすのはそろそろつらかった。
「そうなの。わかった」
意外と早く意見を引っ込める。
「じゃあ、明日よろしくね。
そろそろお風呂がわいたから、お先にどうぞ。部屋、用意しておくから」
居間から出て行くのをただ見送った。口を開けたまま。
(つまり、明日も一銭にもならない人形劇をするということか……)
107 :
4/4:03/10/21 17:09 ID:DNuVAdqb
広い階段を上って、二階の客間に通された。立派な和室。
「それじゃあ明日、朝食できたら起こすわ。おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ」
何度目かのため息をつきながら、用意されていた布団に横になる。
まったく、すぐに通り過ぎるはずだったこの町で、こんなことになるとは思わなかった。
つらつらと今日のことを思いなおしていると、眠気はすぐに訪れた。
階下からラジオの音が漏れきこえてくる。
娘を亡くした母の傷心をやわらげることは、時以外の何物にもなしえないのかと
問う悲痛な相談をぼんやりと聞きながら、俺は眠りに落ちた。
夢も見なかった。
「ん…」
体が揺れている。音もなく、体が揺れていた。
背中に違和感。肩甲骨のあたり。
開いた目には白い光が飛び込んでくる。
眩しくて閉じた目蓋を、もう一度、こじあけた。
目の前は白。のっぺりとした白。網膜には白しかうつらない。
やがて目の前の白が切り替わる。
ぼんやりと、その新しい白を背景に現れる文字を認識した。
『おはようございますなの』
乙!
早速拾われた国崎の今後が楽しみ。
しかし国崎が人形劇をすると妙にホンワかした雰囲気になるな。
俺は面白いよ
続けんさい続けんさい
久しぶりに来たら、良スレになってる。
すごいよ職人さん。
111 :
名無しさんだよもん:03/10/21 22:41 ID:0S/D8PIE
もう少しだな
なんかこの話DNMLで見たことある
113 :
名無しさんだよもん:03/10/21 22:58 ID:0S/D8PIE
>>112 うそっ!
できればどこか教えてほしい。
毎回考えながら書いてるんだけど。
ID変わってるし日本語不自由なので言い直し。
>>112 できれば、そのDNMLタイトルだけでも教えてほしい。
ここで書いてるのは全部自作だけど、似てるなら見ておきたい。
俺も昔見たことあるけど気にすんな。
ちなみにカノンとエアで国崎がカノンの町に旅しに来た話
国崎inKANONは短編長編SSやDNMLで10近くは見てる。
国崎inONEはみたことないな。
KANONとONEとAIRの全部がクロスオーバーするのはあるけど。
どっちにしろ、そういう主旨の話があっても、このスレと同じものが他にあるわけじゃないんだろ?
というか、二次創作なんて主旨が同じものなら腐るほどあるけど、それぞれに内容が違うから面白いんだと思うが。
シチュエーションが似てるのならいくらでもあると思う。
>>112 が見たことあるとしてるのがその程度ならいいけど、
話の筋とかがかなり似てるようなら変えたいなと思っただけ。
すいません、書くほうに戻ります。
122 :
1/4:03/10/25 12:23 ID:8Z/Q0DwQ
>>55 >>58 >>61 >>65 >>68 >>92-94 >>104-107 俺の視界を遮っていたスケッチブックをどかす。
それを持っていたのは深山ではなく、見たこともない少女だった。
「──誰だ、おまえは」
にこにこと笑顔を絶やさないまま、手に持っていたペンで
スケッチブックにやおら点を打つと、もう一度視界を遮ってきた。
『おはようございます、なの』
「……おはようございます」
寝たまま挨拶を返す。
ぺこりと座ったままお辞儀をされた。
「で、誰なんだ、おまえ。深山の妹か?」
ふるふる。
またスケッチブックに向かう。
『ちがうの』
「おまえ……」
一言も喋らないまま、新しいページをめくる。ペンが踊った。
『上月澪』
「こうづきみお、でいいのか?」
こくこく。
「そうか。俺は国崎往人だ。よろしくな、澪。
で、どうしてここにいるんだ?」
思い出したように顔を赤らめた。
『朝ごはんだから、起こしに来たの』
「あぁ、もうそんな時間なのか」
立ち上がって伸びをする。窓から見えた高い空は、今日もきれいに晴れていた。
123 :
2/4:03/10/25 12:27 ID:8Z/Q0DwQ
座ったまま口を開けて俺を見上げている。声が出るのなら、ふわ〜 というところか。
「どうした」
『すごく大きいの』
立ち上がると頭の上に手をのせて、そのまま横に動かしてそばにやってきた。
その手は俺の胸までしか届かない。
雰囲気や容姿はまったく違うが、俺と視線をあわせるその角度には馴染みがあった。
ついくしゃりと頭を撫でると、少し顔を赤くする。
「待たせたら悪いな。行くか、澪」
エプロン姿の深山はテーブルに料理を並べていた。
「おはよう」
「おはよう、往人さん。
ごめんなさい、私が起こしに行くっていったんだけど」
「いや、別にかまわない。それより、どういう関係なんだ?」
「部の後輩よ。一度、夜が遅くなってしまったときにあの部屋に泊まってもらったの」
『そうなの』
「ひょっとして、同じ学校なのか?」
「そうよ、もちろん。私が3年。彼女は1年生」
エプロンをつけているのは別にしても、二人の服装といい、雰囲気といい、
どうみても同じ学校には見えない。
「……その視線は何? 私が老けて見えるっていいたいの?」
「いえ、そんなことは」
124 :
3/4:03/10/25 12:29 ID:8Z/Q0DwQ
野菜を刻みいれたスクランブルエッグにベーコン。アスパラガスのサラダ。
トーストにつけるものは何かのペースト。豆のスープに紅茶。うまい。
うまいのだが。
「親はどうしたんだ。まだ帰ってないのか?」
「そうみたいね。まあよくあることだから」
『おいしいの』
「まだたくさんあるわよ」
俺がいうのもなんだが、珍しい朝食風景だと思う。
澪にサラダをとりわける姿は、あまりにも様になっていた。
「時々、上月さんと演劇や映画のビデオを見たりするのよ。
ちょっと昼から用事があるから、今日は早くに来てもらったの」
『 ギター弾きの恋 を見るの』
「演劇や映画か。何の部活なんだ。いったい」
「演劇部よ」
そのまんまだった。
『雪見先輩は部長さんなの』
部長をしているという言葉にはひどく納得できた。
自分で脚本も書き、監督や演技指導もするという。
やけに人形劇に興味を持つのはそういう理由か。
125 :
4/4:03/10/25 12:31 ID:8Z/Q0DwQ
「そういえば、今日は普段している方の人形劇をやってみせてくれる約束よね」
「いや、約束まではしてなかったと思うが……」
視線と首の角度で澪が深山に問いかけている。
「往人さんは旅をしてる人なの。町々で人形劇をしてお金を得ながら。
その人形劇を見せてもらうことになってるのよ。上月さんも見たいでしょ?」
うん、という声が聞こえるような頷きを一つ。
こっちを向く。
──視線が痛い。
ちらりと深山を見ると俺に向かって微笑んでくれた。…悪党め。
食事を終えた後、俺は黙って人形を取りに戻った。
よく逃げださなかったな澪。
そして一発で名前を読めた国崎万歳。続きも期待。
127 :
1/6:03/10/26 09:37 ID:YX1Dx8Ec
「──これでおしまいだ」
感心して、人形を触る澪。種がないのを不思議がっている。
深山の目はどちらかというと険しい。少し責められているような目。
くいくい。人形を持ったまま、澪に袖を引かれた。
『教えてほしいの』
「これは俺の一族にしかできないんだ。教えてできるものじゃない」
残念そうにスケッチブックの上で人形を手で動かしている。
深山から声がかかった。
「これじゃ駄目。不思議な、すごい技だとは思うけど、面白くはない」
久しぶりに聞く、きつい一言だ。俺も最近きづいてはいたが。
「今までずっと旅をしてきたんでしょ。その人形劇で、お金簡単に稼げた?」
「……いや、そう簡単でもなかった」
「そんな誰にもできない技で、あれだけの動きができるのに、
稼ぐほど儲からないのは、筋がつまらないからよ。
途中に笑いもないし、盛り上がりもオチもない。
日光の猿だって、天城いのしし村のいのししだってもう少しマシな笑いをとるわよ」
それも何度か指摘されたことだった。
いのししとまで言われたことはなかったが。
128 :
2/6:03/10/26 09:41 ID:YX1Dx8Ec
「私もできるところは協力するから、人形劇を磨いたほうがいいわ。
何日かはこの家にいてもらってかまわないから。
昨日の話だと、往人さんにとっては、人形劇は目的じゃなくて、
お金を得る手段なんでしょ。
人を探すのが目的なら、手段は効率的にすべきじゃないの?
だいたい、もったいないのよ。その技を使って、いろいろな人に見せる劇が
こんなにつまらないなんて」
一息に言い切られた。
澪がおろおろとこちらを見ている。
たしかに、あの町をでてから一月強。しかし、通った町はごくわずかだ。
金がないというのはもちろん一因のひとつ。
俺自身や母親の願いだけではなくなった目的。
そして、いつか戻るべき場所。
それをもう、忘れるわけにはいかなかった。
あいつの元に戻る、そのいつかが遠くならないように。
黙って深山に頭を下げる。
「──わかった。ありがたく好意をうける」
「厳しいわよ?」
笑って返事をしてくれた。
隣では、澪がほっと息をついていた。
129 :
3/6:03/10/26 09:47 ID:YX1Dx8Ec
「しかし、昨日今日はともかく、明日から学校じゃないのか。
おまえの迷惑にならないか?」
「うーん、そうね。
じゃあ日中は一人で練習するか、商店街ででも実際に稼いでもらうとして、
授業が終わった後くらいに、部に一緒にでてもらえばいいかな。
夜は家でやれるし」
「……ちょっと待ってくれ。今、部に一緒にでてもらうとか言わなかったか」
「そうよ。人手が足りないから手伝ってもらいたいことは多いし。力強そうだしね。
もちろん練習もするわよ。心配しないで」
「いや、部って学校だよな」
「もちろん」
「生徒でもない俺がそんな時間にいたらまずいだろ」
「心配ないわよ、先輩が残してくれた制服があるから。
ちょっと丈が足りないかもしれないけどそこはがまんして」
「いや、そういう問題じゃなくてだな」
「大丈夫、ちょっと厳しいけど同じ学年に見えなくはないから。きっと。
うちの学校放任だし」
『見えなくないことはないの』
「じゃあ、そうと決まったら、とりあえず上月さんとの約束を
まず果たさないとね。往人さんも一緒に見て。
見られる側の意識を少しは考えながらね」
大きなテレビの前に引きずられていった。
深山の、サマンサ・モートンの演技がどうのとかいう話も耳に入らない。
明日からの自分を受け入れる自分と、それを否定する自分とがずっと戦っていた。
130 :
4/6:03/10/26 09:48 ID:YX1Dx8Ec
明日からの自分を受け入れる派が辛勝した頃。
「さっきもいったけど、ちょっとこれから用事があるのよ。
上月さんにお願いしたいんだけど、往人さんを商店街まで
案内してもらえる?
あそこが一番人が集まると思うし、食べるところもあるし」
こくこく。
「で、往人さんは、これね」
「……なんだこのぬいぐるみは。みたことない動物だな」
「フェレットよ。知らないの?
これは動かせる?」
念を込める。あまり大きいものではないから、ある程度の時間なら大丈夫だろう。
腕を駆け上らせて肩に乗せてみた。
「試しに今日はこれをつかってみて。
少なくとも今のままよりは受けがいいと思うから」
澪が楽しそうに笑っている。受けているようだ。
『マギー審司みたいなの』
……。
誰かは知らないがひどく馬鹿にされた気分だ。
ぬいぐるみを澪の頭へ飛びうつらせる。
頭をぽかぽかと叩かせていたら深山と澪に怒られた。
131 :
5/6:03/10/26 09:50 ID:YX1Dx8Ec
澪と2人で商店街を歩く。腕をつかまれながら。
強い生地を使って作られているから、袖が伸びる心配はない。
結構大きくて、盛っている商店街だ。これくらいの規模なら文句はない。
「ありがとうな、澪。おかげで道もわかったから、もう大丈夫だ。
また明日、学校でな」
手を離そうとするが、離してくれない。
「……ひょっとして、人形劇を見たいのか」
うんうん。
『面白かったの』
素直にそう言われると、すこしはうれしい。
「そうか。じゃあちょっと待ってろ。稼いだら、昼飯奢ってやるから。
何がいい?」
『中トロ』
「…短い付き合いだったな」
背を向けて歩き出そうとしたところを、服の背中が引っ張られた。
「なぁ、大道芸っていうのが、どれだけ儲からないものか知ってるか?
とりあえず一度やってみせるから、その後もう一度リクエストしてくれ」
やっと背中から手を離してくれた。
どっちにしろ、寿司は却下だろうが。
132 :
6/6:03/10/26 09:52 ID:YX1Dx8Ec
ペット屋の前で、本物のフェレットを見る。
動物がノーアクションで突然飛び上がったりしたら客も引くだろう。
人間が飛ぶ前にひざをためるように、本物の動きを少しは確認しておきたい。
本物はあまり動いてはくれなかったが。
人形ではなく、ぬいぐるみを取り出す。人形に対して少しだけ胸が痛んだ。
念を込める。
まずは重さや口や手足の位置を把握しなければならない。
この人形ほど自由自在とはいかなくとも、ある程度は身体で覚えないと
話にならない。
右手から首筋を回って左手まで。
肩に立たせて頭の上へ。
頭の上で宙返り。
最後のは本物はしなさそうだが。
ペット屋のガラスに反射する俺の身体と、ぬいぐるみの動きの整合性を確認する。
だいたいこんなところだろう。
後ろを振り向くと、ぱちぱちぱちと小さく拍手する澪の隣に、
同じくらいの背丈の少女が立っていた。
同じくらいの背丈。裏をかいて詩子だったらびっくりだ。
中トロワラタ
深山先輩萌え
なんかゲームにすらできそうだ…。
そして面白そうだ…。
繭との掛け合いに期待。
国崎INハイスクール予告キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
そして寿司ネタワラタ。国崎のクールな反応ももっとも。(w
期待してるよー。
マギーかよ!
哀れ国崎。(w
いままで読んできたSSの中で1番おもろいわー
∩
( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
/ /" / /"
_n グッジョブ!! / / _、_ ,/ ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( / ( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
良いスレだな ナイスSS
作者はお絵かき板を見てるとみた
SS惚れますた(w
がんがってくだされ。まったりと待たせていただきまつ。
短編も読んでみたい。
145 :
名無しさんだよもん:03/10/28 09:02 ID:HF3sorus
>>142 あいかわらずヲタは寒いギャグを飛ばしてるな。。
おぉ、面白いぞ。
浩平の登場に期待したい。
俺は普通に
祐一の替わりに最高が登場するものかと思ってしまった
出すなら折原より七瀬だろ。
でも個人的に、あんまキャラだし過ぎない方が今みたにまとまってて楽しめるかも。
素直におもしろいと言えるSSですね
そうか? 長谷部クラスだと思ったが
151 :
コテとトリップ :03/10/28 19:10 ID:6FZiczH7
誤爆
コテとトリップは、さっさと消えろ
ノーモア・コテトリ
平和な島にコテトリはいらない
コテトリのないきれいな街を
まあコテトリはスルーして、マッタリいきましょうよ
ひょっとして相手にすると削除されなかったりします?
新作まだかなぁー 楽しみー
158 :
名無しさんだよもん:03/10/29 20:34 ID:U97mNN+d
ひゃっほー!国崎最高!!
(スレ違いですね、すいません…)
ほんとに面白いSSですね〜
続き早く読みたいです!!
掘り出し物ハケーン
まさかこんな所に良SSがあるとは…
そこらにあるSSよりはるかにイイ!!
…まさか久弥が書いてたりして…。
ヽ、 ヽ ヽ 、 ヽ
)ヽ、_,,,..._ ヽ、_, げえッ───────!!!
iー-、::_: `、ゝ_,,- ノ ( ) 、 )
ノ::`ー_-_ノ ノ ノ_,-"イ / ` 、ノ `i ( l
,-、 |::::.ヽ _。ヽ:: /_。フ' |ノ ヽ、 i、 ノ
|6`i/:::. ,,-.―'' /i|.ー-、. |
ヽ ::: i :: ⌒ : | <・・き、恐怖新聞に
>>160の死が予言されているッ!?
ヽ`l | :: /ニ`i /
`|:. ヽ、 i_,,,、/ / ,へ___
,|:::._ヽ___/ _//`ー--、ニ=--―,
| ̄ ̄ ̄ ̄||| ̄| / / / __  ̄ ̄`¬
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ヽ | // / / 三三三 /
いやっほーう!国崎最高!!
(スレ違いですね、すいません…)
ほんとに面白いSSですね〜
続き早く読みたいです!!
あんまり万歳ばっかりでもやる気削いじゃうから程ほどになー
まあ、おもしろいものにおもしろいと言っても、バチはあたらんだろう
>>164 ・間が雑談だらけになったりしてやる気が削がれる。
・信者が多いものには大概アンチが現れて荒されたりする。
・肝心のSSがやたらに流される
バチはあたらんがデメリット多いよ。
なるほど・・・ スマンかった・・・・
167 :
1/3:03/10/30 00:43 ID:e/vmQYK6
>>55 >>58 >>61 >>65 >>68 >>92-94 >>104-107 >>122-125 >>127-132 何もせず、俺をじっと見ている。俺というよりは、頭の上のぬいぐるみを。
「知り合いか?」
澪が首を振る。
何を考えているのか今ひとつ要領を得ない表情。
ぬいぐるみを見る視線だけははずさない。
「…こいつが珍しいのか?」
腰を落として、ぬいぐるみと高さがあうようにしてやる。
突然、とてとてと近づいてきたかと思うと、
「いでぇっ!」
髪の毛ごとぬいぐるみをつかまれた。
「──なにしてんだおまえはっ!」
その手を振り払って立ち上がる。
びくっとたちすくんだそいつの目に、みるみる涙があふれた。
「うぐっ…」
「うあああぁぁぁぁーーーんっ!」
168 :
2/3:03/10/30 00:46 ID:e/vmQYK6
「…おい、わかったから泣き止んでくれ」
「うああああああぁぁぁぁーーーんっ!」
「わかったから、おまえはどうしたいんだって」
「うあああああああああぁぁぁぁーーーんっ!」
「だからなぁ……」
くいくい。少し強く袖が引かれる。
ふるふる。咎めるような目で首を振った。
「いや、そんなこと言ったってな」
スケッチブックを出すと、何か書き始めた。普段より時間がかかる。
泣き叫んでいるそいつの前に立つと、袖を引っ張った。
その手はすぐにはじかれる。
めげずにスケッチブックを自分の頭の上にかざす。
そこに書いてあるのは少し下手なフェレットの絵。
それを小さく揺らしながら、もう見慣れてしまったその笑顔で、根気よく語りかけている。
少しずつ泣き声が収まっていく。そいつはまだしゃくりあげながらも、
「みゅ…」
ほんのすこし頷いた。
澪が俺を見る。黙って頭を撫でてやった。初めてのときよりも強く。
「あぁ。任せろ。
さぁ、楽しい人形劇の始まりだ」
俺の頭の上にあったぬいぐるみが飛ぶ。その少女の頭へと。
169 :
3/3:03/10/30 00:49 ID:e/vmQYK6
ぬいぐるみは何度も駆け回る。頭から肩へ。肩から手へ。もう一方の手へ。
ガラスに反射する自分の姿を見ながら、何度も捕まえようとする手をすり抜ける。
右へ、左へ。
はじめて笑ったそいつの顔は、ずいぶんと可愛らしかった。
頭の上でぬいぐるみが高くはねる。
立ち姿勢からの後方一回転。
空中でバランスをくずす。
「あ…」
あわてて支えようとのばしたその手を足がかりに、
ずっと笑っていた澪の頭へと飛び移る。
驚いた顔。そのまま、表情が固まる。
「みゅーっ!」
「………!!」
追いかけっこがはじまった。
こっちを見る、澪の怒っているような困っているような表情をみながら、俺も笑った。
腹は減っているし、くたくただったが、今はそんなことどうだってよかった。
いいなぁ、これ。
同人誌化しないかなぁ
>>167 いいです!! リアルタイムで見れて私幸せです!!
∩
( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
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_n グッジョブ!! / / _、_ ,/ ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( / ( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
国崎、イイやつだ。。・゚・(ノ∀`)・゚・。
そしてこのSS全体から伝わる暖かさ。和む、ほんとに。
どうかこのスレが作者の重荷になりませんよう。
173 :
名無しさんだよもん:03/10/30 15:47 ID:i/CqYgpC
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( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
/,. ノ i .,,E)
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_n グッジョブ!! / / _、_ ,/ ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( / ( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
一言、gjと言いたい。それだけです。
176 :
175:03/10/31 02:36 ID:xPnOaLCz
そういや「KANONの舞台が北朝鮮だったら」ってスレあったな。 あれ面白かった。
ちょいと過去ログあさってくるかな。
178 :
1/3:03/11/01 14:29 ID:iiMM0HUw
>>55 >>58 >>61 >>65 >>68 >>92-94 >>104-107 >>122-125 >>127-132 >>167-169 追いかけっこも一段落し、澪に怒られおわったところでそいつを見た。
今はぴくりとも動いていないぬいぐるみを、不思議そうに手で動かしている。
「さて、と。俺は国崎往人だ。名前、教えてくれるか」
「ふぇ?」
「あぁ、おまえの名前だ」
澪が俺の隣に立つと、スケッチブックを何枚かめくり戻す。
『上月澪』
「うー」
そいつは澪が持っているスケッチブックに近づいていく。
澪がペンを差し出すと、書いてある字の下に、自分の名前を書いた。
『椎名繭』
それをまた俺に渡す。黙ってその下に書く。
『国崎往人』
…二人とも俺より字が上手かった。
「繭か。繭、腹減ってるか?」
「うん」
「何か食べたいものはあるか?」
「はんばーがー」
澪を見ると、いつもどおりの笑みで、頷いていた。
179 :
2/3:03/11/01 14:32 ID:iiMM0HUw
「……あの」
後ろから声をかけられた。
「うん?」
「繭が何かご迷惑をおかけしましたでしょうか」
心配そうな顔をした女性が立っている。
「──いや、そんなことはない。
今まで一緒に遊んでいたから、これから昼飯でも食べないかと言っていただけだ」
澪が賛同するように力強く頷く。
「繭と……ですか」
「あぁ。
ところで、あんたは誰なんだ?」
「あ…失礼しました。繭の母親です」
「そうか。これから一緒に帰るのか?
それなら、誘ったりして悪かったな」
「いえ……
あの、よろしければ、一緒に食事をさせていただいてもかまわないでしょうか」
「あんたもか?
俺は別にかまわないが、どこにいくつもりなんだ。
今、あまり持ち合わせがなくてな」
「いえ、先日頂いた回転寿司のお店の無料券がありますので。ちょうど4名までむりょ…」
「マジか」
『中トロ』
何かに射抜かれたかのように彼女があとじさる。
180 :
3/3:03/11/01 14:34 ID:iiMM0HUw
気を取り直したように、後を続けた。
「…え、えぇ。ですので、遠慮なさらずに」
「ありがたく、ご馳走になる」
『ご馳走になるの』
ほっと息をついた彼女が繭に向かう。伺うような視線で。
「繭もいい?」
「うん」
繭の母親──椎名華穂──に従って、その店まで歩く。
繭はぬいぐるみを持ったまま、離そうとしない。
4人で食事を取るということに、懐かしさを覚えながら店に入った。
♪ 価格ブレイク提供 ダイヤモンドスキン KO HA DA!
……くそやかましいBGMが、俺の気分をぶちこわしてくれた。
寿司!!
泣け、叫べ、そして喜べ国崎!!
そういえばKanonみたいにおねやAirって実際の場所の考察ってあったっけ?
ググれ
情報知りたいだけだろ
知りたいんだったら「教えてください」と低姿勢になれ。馴れ馴れしくすんな
乙ですー 面白い展開になってきましたなw
次もたのしみに待ってまーす
似非ブレイク工業キター
ブレイク無茶苦茶ワラタw
187 :
名無しさんだよもん:03/11/01 20:45 ID:mST+q+I/
尾根の舞台って聞いたことないんだが……
ノルウェイの森ですよ
雪の下のふるさとの夜 冷たい風と土の中で
青い空を夢に見ながら 野原に咲いた花だから
♪どんな花よりたんぽぽの 花をあなたに贈りましょう
どんな花よりたんぽぽの 花をあなたに贈りましょう
>>190 そこでちょっと自信のあるネタを叩かれたのを思い出しちまった
新作楽しみだなー マジで
ONEは国分寺市だって聞いたことがあるんだが。
東京の
おねの舞台はOVAで明らかに(ry
あんな意味ありげな地名は・・・
尾根はデリーターの背景集の画像を反転させて使ったりしてるから、
背景から舞台を割り出すのは難しいと思う。
そこまでわかってりゃ調べようもあるだろ?
とまぁ、一人に頼ったネタスレなんてこんなもん
期待されればされるだけ書きづらくなり、そのうちアンチまででてくる
お疲れ様でした
201 :
名無しさんだよもん:03/11/08 10:27 ID:dAsJLKae
200げと
ん?俺アンチのつもりないよ
楽しく読ませてもらったしね
でもまぁ潮時でしょ
まわりの期待高過ぎ
ネタの提供も無しで「キター」「ワラタw」程度
('A`)2chで無料でネタ貼り付けてくれる人めっけ。時々見るわ。ヨロ
しかいない現状
で、おまいの持論はどうでもいいんだけど、どこにアンチがいたの?(藁
>"そのうち"アンチまででてくる
205 :
名無しさんだよもん:03/11/09 05:37 ID:1bCQN4mH
国崎「着いた・・・」
オレはバスから降りこの町の地面に足を踏み入れた
辺り一面は真っ白な世界に覆われていた
「さむっ!」
黒い長袖Tシャツ1枚なので当たり前である
「そういえば確かどっかの町で貰ったコートがあったはず・・・・」
それを着てとりあえずそこら辺を歩くことにした
商店街に着いたオレはとりあえず腹ごしらえをするために飲食店を探した
「うぐぅー、そこの人どいてぇ〜」
腹が減ってフラフラのオレはその少女を避けきれず衝突
「うぐぅー、痛いよ〜」
気づくとオレは仰向けに倒れていた
雪が降っていた・・・
「うぐぅー、そこの人大丈夫?」
少女の声がかすかに聞こえた
「どうしたのあゆちゃん?」
「あっ祐一くん、なゆちゃんこの人が」
「あゆまさかついに人殺しを・・・」
死んでねぇ・・・
「うぐぅ、祐一君ひどいよ、まだこの人は生きてるよぉー」
生きてるが死にそうだ・・・
「とりあえずこの人を家に連れて行こう」
「そうだね」
「うん」
その時安心したせいかオレは眠りについた・・・・
祐一、夢と現実の間で迷子。
脱出には佐祐理の力が必要。が、佐祐理は拒否する。
祐一、美幼女真琴と遭遇。(彼女はキツネの愛で生まれた最初の存在)。
真琴は無事脱出。
あゆ・名雪・秋子は祐一を救出するため、舞と佐祐理の館に突入。
乱闘の末、佐祐理と舞を説得し、祐一救出。
祐一、変わり果てた、しかし面影の残る美汐と話す。
争いを終わらせるために美坂家へあゆと二人向かう。
魔物化した舞が襲う。撃退したものの、祐一失明。
一方市内は魔物達に攻め込まれ必死の応戦、攻防。
学校内では佐祐理が学生を乗っ取る。
美汐ら強力なキャラクターも乗っ取る。みんな乗っ取る。
祐一あゆ、美坂家へ到着するもあゆ死亡(泣)
香里と取引、佐祐理を倒せば市内は救われる。
祐一・佐祐理対決。佐祐理優勢。祐一、佐祐理に体をのっとられる。
しかし祐一を取り込んだことにより、
美汐が乗っ取られたと同時に埋め込んだアポトーシスが作動。
佐祐理爆発。佐祐理全滅。 市内では魔物が引き上げる。 祐一死亡。
夢の中では美汐と久弥が夜明けの公園で会話。
人類は解放された。
真琴が祐一のために美しい朝日をつくる。
真琴「また祐一に会える?」美汐「ええ、きっと」
朝日が世界を照らす。完。
つまらん
>>206 お前のせいで台無しだよ・・。二度とくるな。
続きキターと期待した俺が馬鹿だったよ…
210 :
名無しさんだよもん:03/11/09 20:28 ID:dWpl92Sl
祐一=ネオ
あゆ=トリニティ
秋子=モーフィアス
佐祐理=スミス。 トレインマンもか?
舞=現実世界のスミス。 金持ちフランス人もか?
美汐=預言者のババア。オラクル。
久弥=アーキテクト
マトリックスレボって、
ドラゴンボールZのパクリだったな。
あと、ナウシカ。
( ´_ゝ`)y-~~ ほらな、来たぜ職人潰し
新規の職人の芽を摘むと同時に、
今までの職人に「下手なもん書くと叩かれるぜ」と
プレッシャーをかける二重戦術
乙彼様でしたってとこだな、このスレよ
>>199から職人が嫌がる空気になってきたわけだが。
もう来ないですかね・・・ 他のスレが殺伐とするなか
せっかくいい感じに進んでいたのに・・・
>>212 人のせいにしない
1行のワロタ感想レスしかつかない状況で、職人が書きつづけられるか?
職人が望むのは信者ではなく、ライバル
職人全部が望むかどうかは知らないが、素人意見でも疑問やひっかかった場所の指摘はしていいと思われ。
マンセーだけよりよっぼど活力になる。
が、最近アンチに過敏になり過ぎの傾向が見られるので、指摘すらアンチにされることも多い昨今
どうすればいいんだ。
わりと実力のある職人はマンセー意見に慣れてるんだよな。
だから褒められてもそんなに嬉しくない。
対抗馬がでてきてスレが活性化することを望んでる職人は多いと思う。
そういう点で>214の指摘は正しいかも。
職人はマンセー意見に慣れてるどころか、困ってる
アンチの呼び水にしかならないから
マンセーではなく、感想をつけるべき
hosyu
マンセーよりも対抗馬よりも、こういう議論が一番職人を遠ざけると思われ。
山に迷った鈴木先生、李くん、金くんの三人は人喰い山姥に出会いましたです。
妖術で身動きがとれなくなった三人に山姥は言いましたです。
「もうお前達は私から逃げられない。日が沈むまでに果物を取ってこい。言うとおりにした者だけ逃がしてやる。」
三人はそれぞれ果物を探しに行きましたです。
鈴木先生がレモンを持って戻ってきましたです。
「よしそれではそれを尻の穴に入れてから私に顔射しろ。そうすれば助けてやる。ただし途中で笑ったらすぐさまお前を殺すからな。」
鈴木先生は必死でレモンを尻の穴に入れ自慰をしてやっと山姥の顔に射精しましたです。鈴木先生は助かりましたです。
次に李くんがリンゴを持って戻ってきましたです。
「よしそれではそれを尻の穴に入れてから私に顔射しろ。そうすれば助けてやる。ただし途中で笑ったらすぐさまお前を殺すからな。」
李くんは必死でリンゴを尻穴に入れようとしましたです。なかなか入らずに肛門から血が吹き出ていますです。
それでもやっと入り、性器を擦り勃ててあと一息で射精できるという時に突然、李くんは
「ぷっ、はははっぁ!!」
と吹き出してしまいましたです。
李くんは山姥に胸を刺され息絶えようとしていましたです。
「あともう少しだったのに、何故笑ったのだ?」
苦しみながらもなおも笑いながら李くんは丘の向こうを指さしましたです。
そこには嬉しそうにスイカを持ってやってくる金くんの姿が見えましたです。
ワラチャッタ
ワロタw
3人のヒッキー兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうなヤーサン親父が住んでいた。
「よそ者とキタ工作員は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
裏にある場違いな火薬庫に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。
しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀備前長船を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。
はじめに戻ってきたのは長男だった。
長男は極上もぎたて松茸を抱えてきたので、速攻で裏道を教えてもらえた。
次に次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて三回回ってさいたまさいたまさいたま〜と吠えろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れて三回回ってサイタマサイタマサイタマ〜と叫んだ。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。
ラストに、
>>1が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
>>1はそれをケツの穴に入れようとしたが、あともう少しの所で
>>1はヌルポッと笑ってしまい、ソレは飛び出してしまった。
そして
>>1はそのまま名刀、備前長船の秘技、燕返しで斬り殺されてしまったプ。
だが、
>>1は斬られる瞬間見てしまったのだ。ぬ〜る〜ぽ〜〜とほほ笑む山崎渉の姿を…
小3のある日、兄の自転車を借りて坂を下ってたら
実はブレーキがすごく甘くなってて、
ブレーキしてもどんどんスピードが上がっていって
靴のつま先で無理やりブレーキさせても靴が磨り減るだけで
仕方なく路肩の植木に身を投げたら擦り傷いっぱいでスカート破けて
そのままエロティックな格好で泣きながら家に帰ったら
母がいきなり
「誰にやられたの!」
と聞いて来たのでは私はお兄ちゃんの自転車で…と言うつもりが
泣きじゃくってるせいでうまくいえず
「お…お兄ちゃん…」
と呟いたら母は突然倒れてそのまま気絶してました。
hosyu
/ ゝゝ
/,⌒..r⌒ヽ. ヽ ,..-──- 、 / ヽ
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ミ.≦ .... │┃ ┃┃ ┃│ ∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
∵≡─┤┠─┨┠─┨├─ ,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
227 :
1/2:03/11/15 00:30 ID:y/211l/8
昼時を過ぎていることもあり、客の数は数えるほどしかいなかった。
回っている皿の数も少ない。空いているカウンターを選ぶと、繭、華穂、俺、澪の順に座る。
席につくと早速、今日3回目の
『中トロ』
が出た。
「オヤジ、中トロ2つ」
へい、中トロと繰り返す声を聞きながら、ひさ屋と大きく書かれた湯呑に茶を入れた。
「そうですか、フェレットのぬいぐるみを…… タマゴ2つ」
「あぁ。普段はこの人形を使ってるんだがな。キンメ2つ」
……
「ずっと旅をされてるんですか。これからの季節は寒くないですか? イクラ2つ」
「ここらへんならまだマシだ。一度北の町で凍死しそうになった。ヅケ1つにエンガワ1つ」
……
「どんなところに行かれたんですか? 金沢の兼六園は行きました? アナゴ2つ」
「そういう名所とかは回っていない。そういう旅じゃないからな。
あぁ、そういえばたしかあそこは能登半島だったか…… カンパチ2つ」
……
「じゃあ…」
「なぁ、華穂」
少しずつ回りだした口をとどめる。
「自分の食べたいものも頼んだらどう…… どうした?」
話も聞かずに、頬を染めて繭のほうを向いてしまった。
黙々と食べていた澪にわき腹をつつかれる。
『さん付けしないと駄目なの』
──そういうもんなのか。俺にはそこらへんの機微がよくわからない。
「わかった。やり直す」
きちんと体を向けて。にこやかに笑みを。爽やかに歯を。
「奥さん」
228 :
2/2:03/11/15 00:36 ID:y/211l/8
>>55.58.61.65.68
>>92-94 >>104-107 >>122-125 >>127-132 >>167-169 >>178-180 「……澪、角はやめてくれ、角は」
頭をさすりながら諭す。血出てないよな。
「すいません、そんな風に呼ばれるのは久しぶりでしたから。
その、名前でも名字でも結構です。国崎さん」
まだ少し赤いまま、俺と澪のほうを向く。元の体勢に戻り、会話も元通りにはじめた。
そんな中、今までの流れにまるで入ってきていない繭を見る。
さっきも、今も、繭はほとんど俺たちに気をとられていない。
食べたいものを華穂に伝えているだけだ。
それ以外は、ぬいぐるみをひっぱったりひっくり返したりしながら、寿司を食べている。
あちこちにしょうゆがついているのは見なかったことにしよう。
会話に加わり始めた澪と3人で話す中、繭はそれにもまるで加わろうとしない。
そんな繭を、華穂は咎めるでもなく世話を焼きすぎることもなく、適度に面倒を見ている。
むしろ遠慮しているようなそぶりさえ感じる中、少しの違和感とともに4人の食事は終わりを告げた。
キキキキタタタタ━━━((゚(゚∀゚)゚))━━━!!!!
>>227-228 続き書いてくださってありがとうございました
スランプというやつでしょうか。期待されすぎてちょっとつらかったです
全然続きが書けず申し訳なく思っていたのですが、これで肩の荷がおりました
不出来なSSでしたが、可愛がってやってください
安心汁。みんなマターリ待ってるから。
このSSが読めるだけで満足。
奥さんてw
>>230 …?
えーと、書いてるのはずっと一人だけど。
多分上のほうで「マンセーするから書き手こないんだ」とか言い張ってた香具師が自演でもしてるんでしょう。
てなわけで、何ごともなかったように、乙!
235 :
名無しさんだよもん:03/11/15 07:31 ID:P1o46YQb
国崎は最高なのでカノンの町には行きません
>>233 いや、それならそれで構いません
初代はもう書きませんから、私は騙りということで
読者さんは別に気にしないと思いますし
今後はROMらせていただきます
237 :
_:03/11/15 11:40 ID:CcuADWG7
このスレをみてたら
なんとなく男はつらいよを思い出した
一人だろうがリレーだろうが構わん。書き手に乙と言うだけだ。
しかし、華穂さんに女を感じる(;´Д`)ハァハァ
行頭にスペースをいれず、台詞の改行時は行頭にスペース1つ。
その他文章の癖から見ても、書いてるのはずっと1人と思われ。
>>236 いいよ、そんなに言うならあんたもせっかくだから何か書けばいい。
>>239 そんなのごく普通の書式じゃん。
なんでそんなに必死なの
241 :
名無しさんだよもん:03/11/15 20:52 ID:4S7vpGG1
書き手が誰だって良いと思うのは俺だけか?
書き手は名無しだし、
>>238が言ってるように一人で書こうがリレーだろうが、
面白いSSを書いてくれるのには変わりない。
つまらない小競り合いで書き手人口減らすより、
小競り合いを収めて続きや他の話を書いてもらったほうがいいと思うのだが。
全員それを望んでいると思うし。
まぁ、つまりは俺も
>>238と同じ意見なわけだが。
まあでも、書き手を騙ってまで読み手の態度を皮肉る奴がいるとしたら、軽くむかつくのも事実だが(w
関係ないけど、一般的な書式じゃあないとは思うが。
ホントだ。
>>199=202=230=236と考えると、文章そっくりだわ。
最後に句読点付けないあたりとかは
>>120とは似ても似つかないな(w
とりあえず、面白い自爆騙りがいましたよ、ってことで解決。
>>244 こいつ・・・狙ってやってるとしか思えん。
そうじゃないなら自分がやっていることが
荒らしになってることに早く気付いてくれ
247 :
246:03/11/16 10:09 ID:atmpPywq
スマソ
自分に突っ込みいれてた
本当は
>>245な
国崎って才能あるよね
女を落とす系の。華穂さんがいくつかはしらないけど(10代じゃないだろうし)
249 :
コテとトリップ:03/11/16 14:29 ID:G1s6mmue
マダムキラー国崎
煽りあってないと間が持ちません
あえて
>>205 の続きはあるのかと言ってみるテスト
煽りあうよりマシだ
253 :
205:03/11/16 21:06 ID:HlPYWQuk
>>252 あるよ
まぁ気が向いたら頑張るよ・・・
ノシ
254 :
1/2:03/11/16 22:41 ID:SfcRTHCV
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228
『ごちそうさまでした』
「ごちそうさま」
「いえ、喜んでいただけてよかったです」
店を出て挨拶をする。…さて、ここからが難題か。
「繭、ぬいぐるみを返してくれるか」
きゅっと抱きしめたまま、その顔に変化はない。
続けようとしたところを、華穂に先に出られた。
「繭、そのぬいぐるみは国崎さんのお友達なんだから、返さないとだめ。
その子だって、国崎さんのそばから離れるとさびしがるよ?」
穏やかに。
繭は少し沈むような表情で考えている。ちょっとした間の後。
「…うん」
ゆっくりと抱きしめていたぬいぐるみを体から遠ざける。俺を見上げた。
「なまえは?」
「国崎往人」
「ううん、この子のなまえ」
「こいつのか……」
『ユッキーなの』
って、いつ名づけたんだおい。というか、なんだよその名前は……
「ゆっきー。
ゆっきーは明日もいる?」
「…あぁ。昼ごろはここらへんにいる」
こくりと頷いて、俺の手に渡した。
ぴくりとも動いていなかったぬいぐるみは息を吹き返したかのように
俺の肩へ飛び乗る。立ち上がると小さな前足を振りはじめる。
目を見開いて驚く華穂の顔。澪を追っている時以来の繭の笑顔。
その笑顔を見ても、今は笑みを浮かべることができなかった。
255 :
2/2:03/11/16 22:44 ID:SfcRTHCV
手を振り、頭を下げながら離れていく2人を黙って見ている。
澪はつきあって手を振っていた。
やがてその姿も見えなくなったころ、袖を引かれた。
『人形劇するの』
「あのな、こいつはいくらでも動くわけじゃないんだ。
すぐには無理だ。それに」
肩にあるぬいぐるみを見る。
「醤油まみれになっちまったしな」
華穂に洗いますといわれてはいたが、流れからそういうわけにもいかなかった。
まぁ、どこか水が出るところで洗っておけばいいだろう。
くいくい。
『洗濯するの』
「洗濯ってどこで」
いつもの笑顔のまま、自分を指差す。
「おまえの家でか。別にそこらへんでもかまわないだろ」
『乾燥機があるの』
「まぁ確かに、今からじゃ乾かないかもしれないけどな」
うんうん。
嬉しげに頷いたまま、手を掴んで引かれた。
小さな、柔らかい手のひら。
その手に引かれるまま、後についていった。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
今回は早かったのでうれしいですヽ(´ー`)ノ
>254-255
GJです。いいですね、雰囲気が。こういうのを見ると漏れも書いてみたくなりますね〜。
絶対に無理_| ̄|○
能登半島って元ネタはなんなんだ?
調べてもわからん。
> 「ここらへんならまだマシだ。一度北の町で凍死しそうになった。ヅケ1つにエンガワ1つ」
KANON
>「そういう名所とかは回っていない。そういう旅じゃないからな。
> あぁ、そういえばたしかあそこは能登半島だったか…… カンパチ2つ」
痕(モデルの旅館が能登半島にある)
262 :
1/1:03/11/17 23:34 ID:LGqqWuuM
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255
澪の部屋。ある程度予想通りの装い。
ただひとつ似合わない大きめの本棚には、表現技法などという背表紙の本が並べられていた。
洗濯、乾燥が終わるまでの時間。並んでベッドに座りながら、2人で茶を飲む。
あれから言葉少なな俺に比べて、澪は雄弁だった。
何枚も、何枚も、スケッチブックがめくられていく。
…伝えたいことがたくさんあるの
…だけど気持ちを伝えることが他の人より下手だから
…でもね
…往人さんの人形やぬいぐるみはいろんなことを伝えてくれたの
…同じことはできないけど
…がんばるの
…やっぱり、伝えたいことがたくさんあるから
…あのね
…雪見先輩はつまらないっていったけど
…面白かったの
…ユッキーじゃなくても
『きっと、笑ってくれるの』
ゆっくりと、長く頭を撫でる。それで、今の気持ちが伝わればいいと思った。
──笑わせること、できるよ。
かすかに、空を感じさせた少女。
俺の横でゆっくりと揺れるリボン。ふと、そんな言葉を思い出す。
・・・ (ノд`)
>>262 ・・・・・・すばらしく、GJですた!!
文は短くてもいいです、どんどんやって下さい!
ぶっちゃけ、面白いやん…。
澪かわいいな。GJ!
ええなあ…
いったい何人見てるんだろう、ここ。
ノシ 一人
∠´×`)ノ フタリメハニャーン
∠´×`)ノ サンニンメハニャーン
∠´×`)ノ ヨニンメハニャーン
∠´×`)ノ ゴニンメハニャーン
∠´×`)ノ ロクニンメハニャーン
∠´×`)ノ ロクニンメハニャーン
∠´×`)ノ ハチニンメハニャーン
∠´×`)ノ クニンメハニャーン
∠´×。)ノ ジュウニンメハニャーン
この上なく意味なしのレスでスレ流すなや…
_,,..、-―-- .,
,..-''" `ヽ
三|三 ,. '" _,,... - __ ヽ、
イ `< / ,..=-‐''~ ̄_ ~'''- 、 ヽ
 ̄ , ′ /,,..-'''"~ ̄::: ̄~'''-ヽ, ヽ _|_
∧ / ,、'7:::,:'//:::,:´/∧::、:::゛,:::::ヽ、 ゙', |_ ヽ
/ \ / .......//,:///!',:://// ',:::!!:::!i::::ヽ:, ...゙, (j )
l ........./n,V:;l;j]トi、」ト:{:{ }!}」j:,l!:}:::!l:゙, ...〉
└┼┘ ゛, .......,';「rll:´kr_テ'::「` | ヽノ_」Lメl::;;ll!l:l./ _ヽ_∠
.|_|_| ゛、../ ハ l!::l| 「!-'lj r'::/`/イ,:ノノ |!' lニl l |
__ ,ソ//:::|!:::l!  ̄ '-" ,'::イ!../' l─| l 亅
/ /://::;;ハ::::ll\ _ ' ,,::':::,!l:|
´⌒) ノ:イ/:/;/;;`ヾ、_ ` 、 _ .イ::く;;ノメ!、 _
-' ,. '"',イ;'::/;/;;;-'"(⌒ヽ ,,_!ヽ、;;;:!:::!::| ヘヽ ‐′ l `ヽ
_,,-"/..'/:::/;;;-'" !_ヽ/´,,‐''_`、`''-.,,:! ゙';ヽ、 l/⌒ヽ
.,-'":;; ',/,,',.-< ゙'〈 '",-'┐ ,,'"ス、 ゙;:、、、 _ノ
,.-'"::;;/.'/',/^ヽ``、、 ゙, <ノ ノ' / ,ハ, ゙;:'; ヾ、
../"/:;;/ '‐'/,「`ヽ、 ` 、 = __ ゙、 'v'"/`、' 'l ',::', ヾ、
l' /::;'" ,.:';:"/;;! `.ー、~''ーニ.,ハ, ハ'" ヽ, ゙, !::;! ヾ!
!:/ /:/ /:/;ト、 ...゙, | _| \_,ノ::.\= 、._ l ,!、 l::;! ll
!:! ,//' /::/::ハ ',.. ゙',l ,-',-ト、 `'ー-、ヽ, 7./l ト`、, !ノ 丿
まあ俺は11人目なわけだが
スレ趣旨と関係なくてスマソ
>>169 メル欄の677
。・゚・(ノд`)・゚・。 GJ・・・
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
保守
表へ出ろって言われるとヘラクライスト思い出すよ
びっくりマン世代だからね
おもしろいです!!>>262の観鈴ネタにはもう感動!!
期待ホシュ!!
保守
289 :
271:03/11/26 21:23 ID:8WLsdp7T
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
超先生保守
もう一度ほしゅ
念の為、もう1度保守
大丈夫だと思うけど…
超先生「もう一度だけがんばろうと決めたこの新作…
盗作に悔い改めたあの日からはじまった,新作…いろいろなことあったけど…
俺…がんばって,よかった
つらかったり,苦しかったりしたけど…でも…がんばって,よかった。
ゴールは…幸せといっしょにだったから。俺のゴールは幸せといっしょだったから
駄目シナリオライターじゃなかったから…」
2ちゃんねらー「そうや。超先生はもう駄目シナリオライターやない。ずっと,ネタシナリオライターや。せやから…超先生…」
超先生「だから…だからね…もうゴールするね…」
2ちゃんねらー「あかんっ…これからやっ…これからや言うてるやろっ…」
とて…
2ちゃんねらー「超先生…きたらあかんっ!これからや言うてるやろっ!」
…とて…とて。
「よせやいっ」
(つД`)
このスレはSS討論スレに潰された?
>>295 いや、あそこで言ってたのはここのことじゃないし(書き手の人が騙りじゃなけりゃ)
スレタイがスレタイだから、他のネタ投下するってわけにもいかないし、とりあえず書き手の投下待ち状態だと思われ。
過疎化はしてるが。
書き手さんが来るまで保守
298 :
1/3:03/12/01 21:00 ID:LugQyysq
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
玄関から見上げた空は、すでに雲の赤みが暗く変わりだしていた。
日の沈む早さに、改めて夏が終わったことを感じる。
隣で心配そうに見上げる澪。
「大丈夫だ、何年も旅をしてきたからな。方向感覚には自信がある。
ちゃんとたどりつけるさ。じゃあ、明日学校でな」
商店街に向かって、一人で歩き出す。
角を曲がるときに視線をやると、澪は玄関先でずっと手を振っていた。
結局たいして力が回復しなかった俺は、澪の部屋で色々な話を聞いた。
パントマイム。
チャップリン、バスター・キートンなどの映画。
音楽を演奏する人形。
色々な楽器。
やってみてくれと頼んだパントマイムは、涙をにじませて断られた。
最後に、誰にも内緒にすることを約束された古いスケッチブック。
そのスケッチブックをめくる手の動きだけで大事なものとわかる。
少しだけ寂しげな表情でその出来事を語った。
笑顔と、その表情のギャップ。
わずかに嫉妬を感じてうろたえる自分を誤魔化すように。
初恋かとまぜっかえすと、顔を真っ赤にさせて向こうをむいていた。
299 :
2/3:03/12/01 21:02 ID:LugQyysq
夕闇が迫るころ、深山の家の前に立つ。1階には明かり。
すこしくたびれたインターフォンを押す。
しばらくして。
「はい?」
「あぁ……国崎だ」
なぜか気恥ずかしい。
「往人さん? 少し待って」
板張りの廊下の鳴る音。玄関に近づく影。
「お帰りなさい。……外はそんなに寒かった?」
「──まぁな。
その、ただいま」
エプロン姿の深山。
もどかしい気分のまま、頬をかいた。
300 :
3/3:03/12/01 21:03 ID:LugQyysq
2人で食事を取る。あいかわらず両親の姿は見えない。
「部室から制服を持ってきたの。後で着てみて」
「あぁ。それにしても、ずいぶんちょうどいい時間に食事を作っていたんだな」
「上月さんのお母さんから電話をもらったから。
もうすぐ着くだろうって」
「……」
そういう世知に長けていない俺には、気配りに感心するばかりだ。
澪に似た、より背の低いおっとりとした母親だったが。
「何もなかったみたいですよって言われたけど。
どういう意味?」
「そんなこといわれても、俺が知るか。
言葉どおり、何もなかったんだろ」
「ふうん」
しばらく食器の音だけが響く。
「そういえば、今日は学校に用事があったのか。
部室から持ってきたってことは」
「…ううん、ついでだったから」
フォークとナイフの動きはとまらない。
ただ、一瞬の瞳のかげりだけを残して。
気がつけたのは、そのかげりを見たのが二度目だったから。
すっと表情を変える。
「今日は儲かった?」
「あぁ、2人分の昼飯代はな」
「それだけ? どんな人形劇をしたの?」
問い詰めるような表情へ。
その切り替えの早さに、俺は追いつけなかった。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
お疲れ様です。GJですъ( `ー゜)
いつもながらイイですね
やっぱいいなぁ、このスレ。
書かずにいられん、GJ。
今後が楽しみだ。
乙です 早く続きが見たいですよー
きたーーーーーーーーー
307 :
1/3:03/12/02 22:30 ID:wux3ZF5R
「……ふうん、それで、ぬいぐるみはもう使わないの」
「あのね、別に私は人形を使うななんて言ってないわよ。
だから、試しに、って言ったでしょ。
往人さんにとってその人形がとても大切なものなら、
それを使って面白い人形劇をすればいいんだから。
だいいち、人形劇なんだから、ちゃんと人形を使うような物語を考えるわよ」
「だけど。往人さんが決めることだから無理には言わないけど。
そんなに、この人形だけを使い続けることが、こだわるようなことなの?」
「そもそも、今日だって、その女の子は少なくともぬいぐるみには興味を持って、
笑ってくれたんでしょ。
もし、ぬいぐるみじゃなかったら興味をもてないのであったとしても、
それはぬいぐるみの責任じゃないわ」
「人形でしか表現できないことはもちろんあると思う。だからヒトガタっていうんだろうし。
でも、それだけに捉われるのは狭量じゃないのかしら」
「もう一度聞くけど、この人形でなければいけないのはどうしてなの?
往人さんが人形劇をするのは、この人形のためじゃないんでしょ?」
308 :
2/3:03/12/02 22:31 ID:wux3ZF5R
昨夜と同じ天井。腕を頭の後ろで組んだまま、木目をただ眺めた。
ずっと旅をともにしていた人形。ただ一つ残されたもの。
これを使って、俺は10年近い旅をしてきた。
そして、この夏。
ナマケモノのぬいぐるみを幼い子供に託した少女。
人形の動きをじっと見ていた、幼い姉妹。
笑顔でさよならを言えた二人。
今日初めて会った、二人。
笑ってくれることがうれしかった。
そのために人形を操った。それで、俺も笑うことができた。
遠い空で悲しい夢を見続ける少女を笑わせるために。
幸せな夢を届けた少女のように。
それをいつから忘れてしまったのか。
人形は何も答えてはくれなかった。
309 :
3/3:03/12/02 22:33 ID:wux3ZF5R
誰かが舞っている。茜空の下。
いろいろな小道具が空に浮いたまま、その周りを取り囲む。
ついと伸ばされた右腕の先。
いっせいにその方向をむく道具たち。
どよめく観客。
右手を下ろすと、逆の方向に左腕をのばす。
道具は右を向いたまま、そちらを向こうとはしない。
一拍おいて、扇子が気づく。
知らせるようにぱたぱたと開いたり閉じたりを繰り返す。
道具たちはこれはまずいというようにばらばらに動き始める。
鈍重な文鎮。いらいらと待っている筆。退屈そうにくるくると回っている竹とんぼ。
困ったような舞手。
観客から笑いがこぼれる。
観客の輪の外から眺めている少年。
胸に沸き起こる誇らしい気持ちを抑えかねていた。
──気づけば、また、昨夜と同じ天井。
薄明かりが射しているからか、今はぼんやりと滲んで見えた。
もう一度AIRをやりたくなってきた・・・・
乙ーーーー!! GJですよ!! つーかもしかしてプロの方ですか?
キタ━━━━━━━━━━━━!!!!
GJです!!ъ( `ー゜)
凄く繊細な文章…
…無理せず頑張って下さい。
無理しないと頑張れないと思うよ・・・。
もちろんそういうつもりじゃないのはわかってるんだけど
すごい人っていうのは苦労しないですごい事ができるんじゃなくて
苦労が苦にならないからすごいレベルに到達できたんだと思うんです。
>>309 ぐっジョブ。
315 :
1/6:03/12/03 20:23 ID:qxvU/PLG
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309
「うーん、やっぱり少し丈が短いわね。まぁしょうがないか」
「……つっこむべきところはそこではないと思うぞ」
朝食の後。
鏡に映った姿は、われながらあまりにも似合っていなかった。
「まぁなんとかなるでしょ。
上月さんがお裁縫得意だから、後でズボンの丈くらいは直してもらったら?」
「へぇ、そうなのか」
そうは見えないけどなと、心の中だけで呟く。
「あと、ネクタイつけないと。はい」
「……」
ネクタイ。触るのは初めてだ。
いったいこれが何の役にたつのかつねづね疑問だったが。
「どうしたの?」
「いや、どうやってつけるんだ、これ」
「つけたことは一度も?」
「もちろんない」
少し顔をしかめる。
「ずっと旅をしていたのなら、無理もないかもね……
貸して」
316 :
2/6:03/12/03 20:25 ID:qxvU/PLG
吐息がかかるほどに近づく。
「少し、頭を下げて」
いうとおりにした俺の首筋を、ネクタイと、甘い匂いがかすめた。
ウェーブのかかった長い髪がゆれる。
シュルシュルと布の擦れあう音だけが耳に入る。
近すぎる距離と、時々合う視線。鼻腔をくすぐる香り。熱を持つ耳朶。
つい目をそらしてしまう。
「はい、できあがり。
はずすときは、この部分をゆるめて、頭を通り抜けさせてね。
つけるときは、ここを引っ張って絞めれば元通りになるから」
「へえ」
布の一箇所を引く。絞る。
元通りになるそれが面白くて、つい何度もやってしまう。
「あ」
力をいれすぎて、結び目からはずれてしまった。
あわてて元にもどそうとするが、戻らない。
ぎこちなく視線を向けた。
「……すいません、深山さん。もう一度お願いします」
「三度目はないわよ?」
317 :
3/6:03/12/03 20:26 ID:qxvU/PLG
もう一度ネクタイを結んでもらった後。
「まだ少し早いけど、学校まで一緒に行きましょう。
学校から商店街の行き方は分かる?」
「あぁ、だいたい分かる」
この町で行った場所の位置関係や距離感は、だいたいは把握できていた。
「3時に改めて校門に来て。そこで待っているようにするから。
ちゃんとどこかで制服に着替えてからね。
じゃあ、私も制服に着替えてくるから、往人さんも用意をしておいて」
「ちょっと待ってくれ」
自分の部屋へ向かう深山に声をかけた。語調を強めて。
「?」
「……ぬいぐるみを、貸してもらえるか」
「いいわよ」
即答だった。
「はい。これはもう返してくれなくていいから。大事にしてね?」
「あぁ」
笑顔で手渡してくれたフェレットを受け取る。
深山の笑顔を感じたのは、その時がはじめてかもしれなかった。
318 :
4/6:03/12/03 20:30 ID:qxvU/PLG
一昨日の夜、バイクで走った道を深山と歩く。
バックの中には丈の足りない制服とぬいぐるみ。
「まだ木々が色づくには早いけど、秋らしくなってきた気がするね」
「そうだな」
高い空を見上げる。薄い雲。空はただ、青かった。
「深山は3年だったよな。受験とかがそろそろ大変な時期じゃないのか?」
「ううん、私は推薦が決まってるから。それは大丈夫。
それより、3月にある舞台のほうが大変」
「3月? それってもう卒業式のころだろ」
「そうなんだけど、ウチの部はそれをして、引退なのよ。
大道具や小道具にはじまって、衣装やらの用意が大変なんだから。
力仕事、期待してるからね」
「……」
「でも、本当に、卒業まであと5ヶ月しかないのね…」
少し視線を落とす。すぐにまた前を見る。その目に宿る強い光が気になった。
1日あけての校門。
早い時間に出たせいか、学生の姿はほとんどない。
「じゃあ、またあとでね」
「あぁ、授業がんばれよ」
校内に消えていった。
踵を返す。
まだ人の出てくる気配のない一軒家を眺めながら、商店街へと向かった。
319 :
5/6:03/12/03 20:36 ID:DWoVnooG
「……遅いな」
ペット屋の前。時計を見ると、もう2時だった。
人形とぬいぐるみを同時に動かす練習も、そろそろ力のほうが限界だ。
今は実際には動かさずに、頭の中でそのイメージだけを描くようにしていた。
「……腹、減ったな」
人が集まりだした昼前にした人形劇はなかなか盛況で、
ハンバーガーくらい余裕で食わせてやれるくらいの金は集まっていた。
文句をいう胃に、集中力も乱される。
「少しは黙れよ、まったく」
また不平をあげ始めた胃に悪態をついたところに、後ろから声をかけられた。
「ちょっといいかい」
振り向くと、ペット屋の名の入った前掛けをつけた40がらみの男。
見たところ、このペット屋の店主だろう。
「ああ、すまないな。
営業の邪魔だったか。今どく」
ズボンの尻をはたきながら立ち上がる。
大道芸を嫌う人間も多い。とくに店の前でやっていた場合、
どかされることはしょっちゅうだ。
320 :
6/6:03/12/03 20:38 ID:DWoVnooG
「いや、あんた国崎さんかい?」
「そうだが… どうして俺の名を?」
「やっぱりそうか。まぁ、180cm以上ある、ぬいぐるみを持った男なんて
ここらへんには他にいないだろうが」
笑いながら、俺を眺める。
「なんだそりゃ」
「椎名さんから言われた特徴だよ。うちに電話がかかってきたんだ。
もし店の前にいたら、伝えてほしいって」
「華穂…いや、椎名から?」
「そうだ。今日は繭ちゃんはそっちにいけないとさ。そう伝えてくれと」
「…そうか」
それを、わざわざ伝えてくれたのか。
「何か、理由とかは言ってなかったか」
「いや、別に」
「そうか。ありがとう」
言って、背を向ける。繭が来ないなら、ここでいつまで待っていても仕方ない。
去りがけに、声をかけられた。
「あぁ、そういえば……
あんたへの伝言じゃないんだが。
いい動物病院を教えてくれと、言われたな」
、))
, --"- 、
, l[》《]|〃.,、 ヾ
/ i/ iノ ノハヽ、 ヽ
. / i i || l'┃ ┃〈リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〈ヘ|_|l|.从|l、 _ヮ/从 < 心を込めて面白かったのス
/ | | |( ヽwliヽ | \_____
/ /! | l ヘ《~ヘii~∧∧
/ /ノノ! ノ|リ〉 \/( ゚∀゚)
/ , ./-‐- 、/V\ハ_ヲUU
!/ ./ / / | ゝ つつ
ヽ_/ ./ ! jj \
/ i
〈 / | |'
ゝ / l | !/
`〜‐-L__」〜'^
お疲れ様ですm(_ _)m GJですъ( `ー゜)
ゆっくりと保守しながらお待ちしていますヽ(´ー`)ノ
今日はこんなにたくさん。ありがとう。・゚・(ノд`)・゚・。
ほんとに読ませるSSだ。
/ / / | \ ヽ
/ / / / / || | i ヽ i
i / / / / / / || || |│ |ノス
|// / /___, -一ァ| /! |ト、|│ | | く」
|,-‐¬  ̄---┘'7 |! ハ! |,、-┼十|! | | |
, -‐ ''" し' '´_ /,ィ二l |ト、/!ヽト、\_ヽ!|!l | ハ |
,r/ __ ,イ|リ ヾハ! ヽ! ,ィ⌒ヾミリノ!/リ |
/ ||ヽ -' / ̄ )` __ |ヒノ:} '` ,イ/ | |
,r ' ヾ、 ,-、____ , イ ̄,r==- ==-' レ' /| |
/ ヽ `ーソ ' | |ト、,ヘ ′"" "" / / || |
. / \_ / | ハ ヽ`゙'ヘ ' '__. ィ / / | | |
/ / / | ヽ 川\ ヾ三ニ‐'′//! | | | | >>GJであります!
/ / / 八 \川| |`ト- .. __ , イ‐ァヘ | | || |!
/ / / / \ \ 「`ー- 、 / .〉 ト、| ヽ、
,イ /-─=¬ニヘ、_ \ 厂\ 厂ヽ /!| | `ー=ヘ
-‐  ̄ /─ '  ̄ ├- ヽ\ \ノ\ \ 人 ハ!ヽ || |-┤ ヽ
/ /!‐-- | |\ ト、_`ヽ oヽ ト、! || |‐┤- ヽ
// 〉 __ / ├‐- || | 川-‐ | | 厂7! ハ! ├:┤  ̄ヽ
/ / ー ─  ̄ ├‐- リ || ハ!ヘ | | ト┤|/′ ヾ,┤ ゙i_
‐ ' 〉‐- | / /\ .|o | /ヽ/(′ ∨ \
‐--─ ──-r、___-、 /ー_ {( '´>、! /ヽ/ |\ \
帰ってきてよかった…
いいSSに会えて…
ハマーンッ!!
「ちぃっ、なんだこの坂は……」
頬を流れる汗を拭う国崎往人。
彼はとある町に出稼ぎに出ていた。
神尾観鈴と婚約してから一年。
その時にある人物から与えられた試練をクリアするため、身を粉にして働き続けていた。
今でも思い出す、あの時かけられた言葉。
その言葉が往人の心を奮い立たせる。
『観鈴と添い遂げたいんやったら1000万円用意してくるんやなぁ』
決して稼げない金額ではない。
しかし、まともな職に就いたことの無い往人には困難な問題だった。
各地を転々とし、ガテンで稼ぐ毎日。
そして手に入れたお金を即座に送金、自分の手元にはほとんど残らない。
日々の食事は88円のパンと水のみ。
そんな過酷な状況を乗り越えさせるのは、往人の心に残る観鈴の笑顔のみ。
『観鈴ちんピンチ。にはは』
「ば〜か。ピンチなのはこっちだって……うぉ!?」
往人は足を踏ん張りそこないこけた。
そういえば、と、もう5日ほど水以外口にしていないことを思い出した。
もう体に力が入らなかった。
微かに動かせる瞳が坂の上にいる一人の少女を捕らえた。
「……観鈴?」
その少女はゆっくりと往人に近づくとそっとキスをした。
呆然とする往人を尻目に、少女は風と共に消えた。
ふと気がつくと、すでに自分は坂の上にいた。
妙に体も軽くなっていて、疲労感もなくなっていた。
「今のは……?」
往人が不思議に思うのも無理は無かった。
一年前、とある小さな病院で手術されたこと。
その時に実は脳内にバイオチップが埋め込まれたこと。
それが出す命令によって往人は決してさぼれないこと。
それらのことを往人が知らないこと。
すべては一年前、あの小さな町からはじまる……
(ノ゚д゚)ノ ┫:・'
┻)`ν°)・;'.
>『観鈴と添い遂げたいんやったら1000万円用意してくるんやなぁ』
>決して稼げない金額ではない。
嘘つけぇ!!
いいか、2000万というのは大金なんだ……
ざわっ……
12月。
色づいた秋の紅葉は散り、吐く息が白み始めた頃。
冬の街路、冷たい風の中、必死に人形を動かし続ける俺。
だが忙しそうなサラリーマンどもは俺の人形劇には目もくれずに、みな足早に通り過ぎていった。
「ダメか…」
さっさと諦める。
都会の人間は余裕がなくていけない。
まあ、学生が集ってくる夕方あたりにまたやれば稼げるだろう。
思考を素早く切り替えて、人形をポケットに押し込んで。
おもむろに立ち上がり、そのまま視線を上げる。
視線の先にあった何かのビルには、新曲のプロモーション用スクリーンが設置されていた。
画面の向こうでは自分よりいくらか年下であろう少女――
名は森川由綺というらしい――が、聞き覚えのない歌を披露している……
通りを行き来する人々は数多く、しかしその足を留めるものはいない。
こうしてわざわざ立ち止まって小さな歌姫の虚像を眺めているのは、
視界の限りでは俺だけのようだった。
それでも、道行く人々の目に彼女の姿が映っていなくとも、きっと彼らの耳には届いているだろう。
その歌声は素直に――優しくて暖かいと、そう思えた。
――いくら稼いでんだろ、あの女。
ポケットに手を突っ込む。
「……」
なぜだか、とても虚しくなった。
さらに視線を上に――空へと移す。
どんよりと重く曇った空は、何も語らず。
雪が降ってもおかしくないような寒気の中で。
俺は再び一人ブラウン管の向こうで歌う少女の姿を追い、しばしその旋律に耳を傾けた。
ああそうか、もう少しでクリスマスの季節だな――
保守
2/8
「往人さん、人形劇、見せてもらえますか」
「いいぞ……さぁ、楽しい人形劇の始まりだ」
俺は既にベットに横になって久しい少女の前で
二体の人形を動かす。
一つは元から俺が持っていたもの。
もう一つは少女が強引に俺に持たせた人形。
自分に似せたのかストールを羽織っている。
この二つをダンスをしているかのように動かす。
『せっかく男の子と女の子がそろったんですからダンスをしないと』
そう言われて市の図書館でダンスの教本読まされたり、
少女が借りてきたダンスシーンのある映画とかを見まくった。
『夢だったんです』
『何がだ?』
『私が入学した学校、ダンスパーティーをするんです』
『そりゃ珍しいな』
『ふふ、けど学校でダンスだなんてドラマみたいで素敵ですよね』
『分からん、ドラマなんぞ街頭テレビでしかみたことがない』
『むー、そんなこと言う人嫌いです』
「へたですね、男の子」
「むむ、まぁ何だ、慣れてないからな」
「次に誘う時はもっと練習しておくことって女の子が言ってます」
「…分かった」
「往人さん」
「何だ」
少女はふわりと微笑んで言った。
「ありがとうございました」
「ああ」
「……少し眠りますね」
「ああ、ゆっくり休むといい」
「おやすみなさい」
「…おやすみ、栞」
月並みな展開だけど・・・・、。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
339 :
名無しさんだよもん:03/12/09 22:03 ID:YPgm0701
保
誰か前スレのログおくれ
341 :
340:03/12/10 01:49 ID:Bq1J0DVq
誤爆った
保守
保守
ここは葉鍵クロスオーバーSSスレッドという解釈でイイのかな?
シリアス→ココで ギャグorネタ→彰スレッドで
葉鍵の舞台に国崎が行ったらどうなるかというネタスレ。だと思う。
別に
>>345 でもいいと思うけど、シリアスとかギャグとかのくくりはいらないんじゃ。
それにこのスレタイじゃ人が寄ってくるとも思えない。
彰スレはエコーズでの彰とそれをめぐるさまざまな人間模様(葉鍵いろいろ)といったところか。
最近ではちょっと特殊な属性が必要かも。まあ原点は男性のキャラスレであることだし。
保守
349 :
名無しさんだよもん:03/12/16 02:43 ID:AWmgVAdp
hosyuu
AIRの舞台がもし北朝鮮だったらスレはどこいった
>>320 今までのテキストをメモ帳にコピッたら35.3KBになった。
それにしてもホントに良いSSですね。更新期待。
>>320 Kanonの舞台・・・じゃなかったっけ?
保守
国崎は日本の中ならどんなところに出没しても違和感は無いな
実に扱いやすいキャラだ
寅さんかい!
いい突っ込みw
>>358 あの人形には印籠ほどの効果はないものかと…。
保守
高槻スレとここを定期的に保守してる奴がいるな
保守
363 :
1/3:03/12/21 17:14 ID:aCfoK3Q7
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320
今朝とは比べ物にならない数の生徒が校門を抜けていく。
あの町のそれとも比較にならない。
町の規模も生徒の人数もまるで違うからだろう。
その中のかなりの人数が、奇異の視線を向けていく。
ハンバーガー屋で着替えた時に受けた視線よりも、はるかに多い。
それにしても、あの後ラーメン屋を探す時間がなかったのが返す返すも悔やまれる。
深山に旨いラーメン屋を聞いておこうと考えていると、
その本人がクラスメートらしき少女に挨拶をしながら近づいてきた。
ピークは過ぎていたが、いまだにもみ合っている昇降口に逆方向から突入する気もなく、
少し離れた場所で人の流れを見ていた。
「すごい人数だな」
「あまり部活盛んじゃないから。帰宅部の人が多いのよ」
「だから、おまえのいる演劇部も人が少ないのか」
「それだけじゃないけど。
演劇部って、きつさでは文化系の中ではトップクラスだから、
結構やめる人が多くて」
話を続けながら、横を向く。
さっきに倍する視線にさらされながら、深山はまるで動じない。
視線を向ける輩に敵意を向けるでもなく、意識するでもなく、いつもどおりだった。
やがて、人ごみが落ち着いてきたところで昇降口に入る。
手際よく、上履きまで用意されていた。
364 :
2/3:03/12/21 17:15 ID:aCfoK3Q7
アイボリーの壁。薄緑のリノリウム。薄汚れた灰銀色のロッカー。
独特の匂いと、友人とあげる嬌声。
その場所は、同じ服を着ていながらも、自分が異邦人であることを感じさせる。
「そんなに珍しい?」
「いや、学校に忍び込んだことはなんどかある。ここもそうだ。
ただ、生徒がいるだけでこんなに雰囲気が違うものだとは知らなかった」
もし隣に深山がいなければ。
誰もいない校舎に一人でいるよりも、孤独感が強いかもしれない。
ずっと一人で、それに慣れていた俺にとって、それは不思議な感覚だった。
「そうなんだ。私にはわからないけど。慣れそう?」
「…まぁ、慣れるまでずっと世話になるわけにはいかないからな」
「そうね。あまり長居はできないんだものね。人探しもしなきゃいけないし。
じゃあ早く慣れてもらうとして、部員の皆とも仲良くしてね。
多分、往人さんなら大丈夫だと思うけど」
深山がそんな風に思っていることは少し意外だ。
「そう愛想良くはふるまえないぞ」
「大道芸人にあるまじき発言ね……
見た目が少し怖いんだから、愛想とつかみが良くないとお客さんも来ないでしょ?」
「……善処しよう」
ひどいことを言われたことは忘れて、気合を入れる。
いつしか、視線はその数を減らしていた。
365 :
3/3:03/12/21 17:16 ID:aCfoK3Q7
演劇部のプレートがついた教室。ドアを横に滑らせた。
「…深山部長、その人どなたですか?」
こっちを向く生徒たち。数えられる程度の人数。
ひとり、その声を発した少女が俺に訝しげな視線を投げかける。
「新入部員ですか?」
「このひとは…」
説明しようとする深山を制して前に立つ。
「My name is 国崎往人。さすらいの人形使いだ。人形劇をしたい。
おっと、そこの迷彩服のお兄さん、おひねりのパイナップルはちょっと待ってくれ。
ショウ・タイムはこれからだ」
言って、人形を取り出そうとズボンの尻に手をやる。
そこには、何もない。
(…なに?)
着替えた時にバックの中に入れたことを思い出した。が、もう遅い。
なにごとがおきたのか、これからどんなことがおきるのかと
期待と不信に満ちた目で俺を見る演劇部の部員たち。
深山も興味津々な顔だ。
ここでバックをあけてわざわざ人形を取り出すなど流れが悪いことはなはだしい。
激しくピンチ。
ガラリ、とドアが開く。
俺の前の観客達がそちらを向く。
助かった。
救い主を見ようとそっちを向くと、胸元にやわらかいものが飛び込んできた。
不意をつかれ、倒れそうになるところを右手で支え、左手はそれを抱き込んでいた。
「……深山部長、これがショウ・タイムですか?」
なんかきたー
キタ━━━━━━━━━━━━!!!!
お疲れ様です、GJです!!
まきぞえですか?大変ですね。
国崎サイコー
よい感じですなー
いやっほーぅ!国崎最高〜
保守
保守
「色々とお世話になりました」
「うむ、体を大事にな。早…母上にもよろしく言っておいてくれ」
「はい、聖先生もお元気で」
モデルみたいな体型で、美人で、優しくて、少しだけ怖い聖先生。
ぺこりと下げたわたしの頭をなでなでしてくれる。
綺麗に切りそろえられた爪とひやっとする冷たい手。
手を握るのも、頭をなでてもらうのもとても好きだった。二番目に。
「あの…、往人さんは?」
「佳乃を迎えにいったまままだ帰ってこないんだ。全く、いるように言っておいたのにな」
「……仕方ないですよ。急に連絡があったんですから」
「ふふん? 淋しいのかな?」
「いえ、そんなことないです!」
「ふうむ、そういえば、あいつに似てるところがあるな。禁断の愛の代行者かな?」
「お、お父さんの代わりなんかじゃ…、あ、その、だから違います!」
…一つ忘れてた。こういうことには非常に意地悪な人だ。
病み上がり(完治したけど)のわたしの血圧をあげるのは医師としてどうなんだろう。
「そう睨まないでくれ。妹のライバルを牽制する姉のたわごとだ。ほら、戻ってきたぞ」
聖先生の視線の先を見ると、すごい勢いで走ってくる長身の男の人がいた。
ぐっと気を引き締めて、練習したお別れの言葉をそっと復唱する。
「往人さん、色々と…」
「渚っ!」
「は、はい」
強く肩を掴まれた。大きな手。
きゅっと鼓動が強くなる。
「頼みがある。おまえの家に、住まわせてくれ」
_____________
| ___ | |
| | | | |
| | | 紙がない | |
|  ̄ ̄ ̄ ('q` ) .| |
| と⊂ ) / | |
| ((_| ̄/ ..| |
サロンパスドゾ
_ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄______
| ___ | |
| |. 口| | |
| |(゚ロ゚)ン.| .| |
|  ̄ ̄ ̄ ('q` ) .| |
| と⊂ ) / | |
| ((_| ̄/ ..| |
_____________
| ___ | |
| | | | |
| | | キターー | |
|  ̄ ̄ ̄ (゚ロ゚) .| |
| と⊂ ) / | |
| ((_| ̄/ ..| |
>>375 さすがにサロンパスは試したこと無いんだが、そんなにクるのか?
ワ、ワラタww
保守
保守
保守
保守
382 :
名無しさんだよもん:03/12/30 04:37 ID:d5zviKTu
単発の人たち(一人かもしれないが)続き書かないの?
ONEの人、続きは?
年末年始は忙しいだろ
「やあ、君た・・・」
「ねえ、昨日の宿題やった?」
「やば、忘れてたぁ」
ガヤガヤ、ワイワイ。
俺の前を大勢の学生が通りすぎる。
無理もない、登校途中の学生達には道端に座りこんだ目つきの悪い男の事など、
訝りこそすれ、興味を引くようなものではなかった。
「はあ、駄目か・・・」
学生の一団が過ぎさると同時に俺はため息を吐いた。ついでに腹も鳴る。
「グギュルルル〜〜〜〜」
「腹減った・・・」
「・・・ちゃん、ほら急いで」
「んぅ、ああ」
声が聞こえる。
坂の下からいかにもかったるそうに歩いてくる男子生徒と隣で急かしている女生徒が目に入った。
ああ、わかるぞ少年、退屈な授業(どんなものかは知らんが)なんかかったるいよな。
そんなものより人形劇の方が頭が冴えるってもんだ。俺はこの二人に賭けてみることにした。
「やあ、お二人さん、楽しい人形劇をどうだい!」
「ん、なんすか?」
「ほ、ほら遅れるよ、ヒロユキちゃん」
男子生徒がこちらを向いた。隣の女生徒が怯えたような顔をしてるが気にしない。
「人形劇、といってもそんじょそこらのものとはわけが違う。種も仕掛けもない人形劇さ」
「へぇー、面白そうじゃねえか、見ていこうぜ、あかり」
「駄目だってば、ホントに遅刻しちゃうよ〜」
「さぁ〜て、はじまりはじまり」
俺は男子生徒の興味が覚めないうちに開幕の声を挙げると人形に念を凝らした。
「おお、どうなってんだあ?」
「ええ、どうしてえ?」
う〜ん、予想外の反響だ。
今日びのガキ共よりよっぽどピュアな心を持った二人だった。
気を良くした俺はサービスで大技を披露してやることにした。
空き腹には堪えるがここが正念場だ。
近くにあった空き瓶に狙いを定めると人形を走らせる。
標的の1メートル程手前でジャンプ、空中で前転し、その勢いのまま今度は空中で後ろに回転させると
「国崎キィーーーク!!!」
俺の決めゼリフと共に人形の蹴りは見事命中し、怪人一番搾り(黒生)をはるか彼方へと葬りさった。
「うおお、スゲー!」
「スゴイ!スゴイ!」
観客達が歓声を挙げる。う〜ん、大道芸人冥利につきる瞬間だ。
パチパチパチッ。
大喝采(?)をあびながら、人形と俺は礼をすると劇は幕を下ろした。
まだ鳴り止まぬ拍手の中で俺は二人に微笑んだ。
二人も微笑み返す。それに俺も応えて微笑む。さらに二人が、って違うだろ。
俺の笑みがひび割れはじめた時、女生徒が気づいてくれた。
「ヒ、ヒロユキちゃん、ほら、おひねりあげないと」
「え、あ、ああそうだな」
男子生徒がポケットをまさぐる。カチャリとも音がしない。
制服、ズボン、ついでにカバンの中も捜してる。
「あかり、頼む」
「えーっ、わたしも持ち合わせないよう」
「グギュルルル〜〜〜」
会話に割ってはいった腹の虫に二人が顔を見合わせた。
「腹減ってるんですか?」「お腹空いてるんですか?」
二人が声を揃える。
「ああ。最後に食べたのは三日前、バスで乗り合わせたばあさんくれたクッキーが最後だ」
男子生徒が女生徒を見つめる。
「あかり」
女生徒が男子生徒を見つめ返す。
「ヒロユキちゃん」
俺にはわからんがどうやら会話になってるらしい。
やがて、二人の会話はすんだのか女生徒がカバンと一緒に持っていたバックなかから
なにやら包みを取り出した。どうやら弁当箱のようだ。
「良かったら食べてください」
「いいのか?」
俺は聞き返した。流石に野暮な真似はしたくない。
愛妻弁当って奴だろう。ん、ちょっと違うか。
「はい。それにちゃんと食べないと身体壊しちゃいますよ」
「味なら俺が保証するっすよ。こいつ料理だけは得意なんですよ」
「あ、ヒロユキちゃんが誉めてくれた」
男子生徒はしまったって顔をしたが、
「ま、まあ、本当ことだしな・・・」
「えへへへっ」
「ほ、ほら、遠慮しないで。あ、そうだ、近くに公園があるんでそこの休憩所でゆっくり食べてください」
「お茶もありますから一緒にどうぞ。休憩所に置いていってくれれば私達が後で取りに行きますから」
俺は二人の申し出を受け取ることにした。
「悪いな、ありがたくいただくよ」
包みと魔法瓶を受け取り、公園の場所を教えてもらった。
「それじゃあ、俺達学校が・・・。あああーーー!!!」
「大変だよ、ヒロユキちゃん。もう一限目終わってるよー」
「いくぞ、あかり」
「う、うん」
二人はあわてて坂道を駆け出した。坂道の曲がり角、姿見えなくなる前に男子生徒は手を振り、
女生徒はぺこりと一つ頭を下げた。俺も人形と一緒に手を振り返した。
弁当は男子生徒の言葉通りうまかった。
そして、遠い町にいるあいつの料理を思い出させてくれた。
おおっ国崎 in ToHeartですね。乙です。
続きを楽しみにしてます!ъ( `ー゜)
遠い町にいるあいつ…って、どいつ?
弁当というと一人しかいないだろう
ONEの人と別ルートも見てみたかったが
今年中に完結できるといいなぁ。
保守
なんか寅さんを髣髴とさせるな>往人
afterAIR をベースにすると美凪トゥルーになるのが普通だろうから、
ヒロインに簡単に手を出すわけにもいかないな。
佳乃のBADでもafterAIRはできそうだな
よーいどんENDでもいいな。
あと、フォークロアみたいに観鈴バッド。
誰かのバッドの後で、やさぐれて鬼畜キャラになった往人キボン
夜道で澪をレイープしたり
d子を泡風呂に行かせたり
方術で鍵を開けて水瀬家に忍び込んで祐一を犯したり
やさぐれると言ったら観鈴バッドくらいしかないだろう。
しかし野郎に目覚めるとは到底思えんがなw
400
演劇部の後、夜に澪を家まで送っている途中で鬼畜化するのか。
いいなぁ、それ。
保守
保守
べつに毎日保守しなくてもスレは落ちないよ?
そうなんですけどね・・・例の時スレが乱立した時に
結構消えた事があったので、念の為です・・・
そういえばそろそろみんな超先生の事忘れてない?
思わず探してしまった。この行か。
「ああ。最後に食べたのは三日前、バスで乗り合わせたばあさんくれたクッキーが最後だ」
あと、接続詞の書き忘れがすこし目に付くかな。
_| ̄|○
>>401 念のため見てみたら凄いなそれ
んなまどろっこしい事しなくても北に軍隊送って皆殺しにすればいいと思うのだが
まずは馬鹿な政治家どもを何とかしなければ止まらない
413 :
名無しさんだよもん:04/01/07 11:38 ID:GPhfw3oJ
保守
連保守とかは無言のプレッシャーなのかな?
単なる新手の嫌がらせ。
保守
やすm・・・保守
| ̄``''- 、
| `゙''ー- 、 ________
| ,. -‐ ''´ ̄ ̄`ヽ、_ /
|, - '´ ̄ `ヽ、 /
/ `ヽ、ヽ /
_/ ヽヽ/
/ / / / / / ヽハ
く / /! | 〃 _/__ l| | | | | | | ||ヽ
\l// / | /|'´ ∧ || | |ー、|| | | l | ヽ
/ハ/ | | ヽ/ ヽ | ヽ | || /|ヽ/! |/ | ヽ
/ | ||ヽ { ,r===、 \| _!V |// // .! |
| || |l |ヽ!'´ ̄`゙ , ==ミ、 /イ川 |─┘
| ハ|| || | """ ┌---┐ ` / // |
V !ヽ ト! ヽ、 | ! / //| /
ヽ! \ハ` 、 ヽ、__ノ ,.イ/ // | /
┌/)/)/)/)/)/)/)/)/)/)lー/ ` ー‐┬ '´ レ//l/ |/
|(/(/(/(/(/(/(/(/(/(/│|| | \ 〃
r'´ ̄ヽ | |.ト / \
/  ̄`ア 保守、保守って、 | | | ⌒/ 入
〉  ̄二) | | | / // ヽ
〈! ,. -' おまえら、保守村の | | ヽ∠-----', '´ ',
| \| | | |<二Z二 ̄ / ',
| | | 住人かっつうの!!! _r'---| [ ``ヽ、 ',
| | | >-、__ [ ヽ !
\.| l. ヽ、 [ ヽ |
ヽ| \ r' ヽ、
. ‐v‐ュ _
L,.'´ ヽ.
く! ノノ)ノ)) 〉
ルゝ/// ノ!.,,.,,
´ ⊂)卯つlぽl.
く/_|l
し'ノ
保守
保守
,. -───- 、
/ \
/ ∠ ̄ ̄ ̄~""''ー- 、 ヽ.
, ' ´ ̄ ̄`¬ ー- 、 \ ヽ
/ ヾヽ \ `ヽ ヽ. i
. / / / /イ{ ヽ \ ヽ ハ | |
{// 〃 , イ从ハ{ヽハハj、 \ i | | |
{ {{ ,' ,r代ニ、 ニ二_ヽハ} } l | | |
ヾ从ハハ{{Ylr'::}| `ir':::)ヽjハノ l | | /
/ }}| L゚ノ 」しc/´ }rくリ / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ l " ' `‐-' .ィム ル'/ |
__,. < / l ゝ、 `ー " ィ‐r‐f' 「 < 保守
\ //' li i i i>、_ イ i i l| i i | |
〉 _,.ィ≦__/___|i_l_l_i_ト、___////リ i i | \_____
 ̄ /マ´ < -‐x'_)ニ=< ` くj i i |
. / \ `ヽ/ \ヽ ヽ \ヾ.ヽ.
/ \ \/ \)ハ
〈 \ ヽ⌒Y⌒ヽ, ‐-、____ノ〉リ
∧ ヽ マ〈〉-‐ァ´ ̄ 〈)'
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ 残念 私のおいなりさんだ
│ へノ /
└→ ω ノ
>
保守
保守
観鈴バッドの後、自暴自棄な国崎を飼う明日菜というのはどうか。
ほとんどヒモ状態で。
保守
保守
国崎inONEの続きを見れるまで保守
ぶっちゃけ、申し訳ない。週末に続きを書ければ。
ここをみてるとあのスレを思い出すな…
保守
保守
雪、積もってるな。
「ああ」
まるで雪だるまだ
「一時間半も待ってりゃ、こうなる」
一つだけ聞いていいか。
「なんだ」
寒くないのか?
「寒い」
………。
「……そう言うあんたも寒そうな服だな」
そう見えるか。 なら缶コーヒーでも奢れ。
「……なんでだよ」
Tシャツ一枚の俺を見て、なんとも思わないとは……近頃の若い者は。
「じゃあ俺が今ここで服を脱いだら、お前も奢るのか」
そんなのお前の勝手だ。
「ああ、俺もそう思う」
………。
「……どうだ? あんたが俺に奢るなら俺も奢る ってのは」
先攻はお前からだ。
「嫌なこった」
……。
「……」
……生憎、今は持ち合わせが無いんでな。
「ああ、実は俺もだ」
……なんだ、文無しか。 邪魔したな。
「ああ」
……。
「……」
また、会えるといいな。
「……そうだな」
よくわからんが乙
国崎と祐一か。乙。
439 :
1/4:04/01/25 14:41 ID:WZJga5ut
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365
左手でずれないように木を押さえ、右手で金づちを振るう。釘が垂直に差し込まれていく。
続いて、胸元のポケットからもう一本の釘が飛び出すと、金づちの下にすべりこんだ。
つづけて金づちを振り下ろす。
最初の打ち込みで釘が逃げないようにするにはそれなりの力が必要で、
ポイントとなるところでしか使えないが、その分作業は早かった。
後ろで見学しているらしい少女達から感嘆の声があがる。
「便利ねぇ。3本目の手があるみたい」
「そうだね、羨ましいね。わたしも使えたらいいのに」
「駄目なの? へぇ、国崎さんの一族にしか使えないんだ」
「血の繋がりが必要なのかな? 一子相伝の技なのかな?
それとも、一族になるための契りを結んだら使えるようになったりするのかな?」
「えっ、契りって、何かって?
うーん、例えばねぇ、……」
「どうしたの、そんなに真っ赤になって。
そんなことできないって?
だってそうしないとあの技を身につけられないんだよ」
「痛いのはいや? 急すぎるって?
あのねぇ、何かしなきゃいけない時は、すぐにしないと駄目だよ。あとで後悔するよ」
「がんばってみる?
じゃあ、このスケッチブックに血判状って書いて…」
「ごめんなさい、痛い、痛いから深山先輩、耳は止めてください」
金づちを手元に戻したタイミングでスケッチブックが差し出される。
『長兄からどうぞなの』
「義兄妹の契りを結んでもこの力は使えないぞ」
440 :
2/4:04/01/25 14:43 ID:WZJga5ut
一区切り付いたところで、一度腰を伸ばす。
「お疲れ様。少し休憩する?」
「そうさせてもらう。もうひとつ、少しの間澪を借りるぞ」
「あぁ、そうね。どうぞ」
「澪、ちょっといいか」
小物の作業の手を止めると、集中していたその表情を緩め、近づいてきた。
ズボンの裾を見せて、裾下げをしてほしいことを説明する。
了解すると、スカートから裁縫道具をするっと出してきた。
裁縫がうまいやつというのは、いつも体に隠し持っているものなのだろうか。
街中で会うと突然バトルが始まったりするのかもしれない。
『ズボン脱ぐの』
「ここでか?
縫ってる間、別のズボンをはいてないといけないからな、
できれば人がいないところがいいんだ。
ついてきてくれ」
人がいないところといって、俺が頭に浮かぶ場所は、ひとつしかなかった。
部屋を出る俺たちに声がかかる。深山だった。
「あまり遅くならないようにしてね」
441 :
3/4:04/01/25 14:45 ID:WZJga5ut
二人で外に出ても、別にどの部員も気にしていないようだった。
深山の説明と、その後の人形劇で、俺の立場は納得してくれた。
人形劇のストーリー自体は一名を除いて酷評をもらい、
改良点をいきなり議論しはじめるありさまだった。
階段を上っていく。しかし、屋上へと続く階段を上るところで、腕を引かれた。
隣の澪は、おびえた表情をしている。
「どうした?」
『屋上はやなの』
「どうして」
『高いから』
「高いところが怖いのか」
涙目で頷きを返す。
「とはいってもな……
じゃあおまえは屋上に出なくていいから、着替えるまでドアの前で待っていてくれ」
立入禁止の看板を無視して屋上へのドアをあける。
澪はドアの前に立つのもいやがったので、階段の中ほどに残したままだった。
「じゃ、待ってろよ」
頷くのを確認して、ドアを閉めた。
視界をフェンスへ向けると、体を反転させる人影があった。
見覚えのある、滑らかな黒髪を身にまとっていた。
442 :
4/4:04/01/25 14:47 ID:WZJga5ut
風に負けないよう、聞こえるくらいに声を大きくする。
「みさき、少しの間、向こうを向いててくれ」
首を傾げるが、素直に元の体勢に戻る。はじめて会った時のように。
かちゃかちゃとベルトの音をさせながら、はきなじんだジーンズに足を通す。
脱いだ制服のズボンをはたいた後、もう一度ドアを開けた。
「じゃあ、頼む。それと、こんなところにずっといなくていいからな。
部室にでも戻ってやってくれ。
できあがったら、ドアをたたくか開けるかしてくれればいい」
任せろというように小さく胸をたたくと、階段から降りていった。
フェンス際に近づき、ずっと同じ体勢をしていたみさきに声をかける。
「あぁ、もういいぞ、みさき」
顔を赤くしたみさきがうらめしげに振り向いた。
「往人ちゃん、何してたの」
「何って、ズボンをはきかえてただけだが」
さらに顔を赤くする。
「女の子の前でズボンをはきかえるなんてデリカシーがないよ」
そんなことを怒っているらしい。
「だから向こうを見ているように言っただろ」
「見てなければいいってもんじゃないよっ」
何が違うのか、俺にはまるでわからなかった。
ふと、表情が戻る。もう一度首を傾げると、俺を見る。
見えないはずのその視線は、しっかりと俺を捉えていた。
「ところで、往人ちゃんはどうしてここにいるの?」
なんかきたああああああ
乙。
予告通りキター
乙でっさ
GJ!!
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
お待ちしてましたъ( `ー゜)
goo job
乙ですた!
久々乙!
保守
保守
保守
452 :
名無しさんだよもん:04/01/30 21:38 ID:/XczjdPR
age
453 :
人生ブラフ ◆VCgpa0Tdh2 :04/01/30 23:48 ID:NLEvM3tQ
最高「…腹減った」
万引き「そんな時にはタイ焼きだよ」
最高「(もぐもぐ)…うまいな」
万引き「おいしいでしょ?お礼にボクとエッチして欲しいんだょ」
最高「どんなシチュエーションが好みなんだ?」
万引き「とりあえずそこの茂みに入ろうよ」
最高「で?」
万引き「木にしがみついたまま立ってるボクの背後から挿し込んで欲しいんだよ。
あ、ぱんつは脱がさないで脇から入れてくれると嬉しいな♪」
最高「よし、んじゃあ挿れるぞ」
万引き「いつでもおっけーだよ」
(パコパコパコ……どぴゅ)
最高「満足か」
万引き「う〜んサイズが小さいからイマイチだったよ。タイ焼き食べてもっと
栄養つければ大きくなるよ」
最高「そうか…試してみる」
万引き「うん、そうしたらまた挿し込んで欲しいんだよ」
最高「努力しよう」
万引き「それじゃあ、またね〜(テコテコテコ)」
最高「(いや、お前がガバガバ過ぎるんだよ…)」
ゆっくりと林の陰に沈もうとする陽を背にしながら、俺は酸っぱい臭いがこびりついた
ペニスをぶかぶかのジーンズに閉まった。
・・・(´Д`)?
ごめんな、暇だったんだ
「・・・ゆきとちん、ぴんちっ」
金が無い、気力が無い、歩く力も残ってない、おまけに寒い。
腹が鳴る。何も入って無いから。
誤算だった、この街は寒すぎる
電気屋の店頭TVで見た限りでは、今日はもっとも寒い日らしい
故に、人形劇を決め込もうと思った駅前には人がほとんど存在せず
立ち止まる人間も皆無だった
駅前で金を稼ぐはずだったアテもはずれ、電車に乗る資金すら残ってない。
「・・・・ヤベェ」
力なく彷徨い、たどり着いたのは住宅街
意識はせずに、なんとなく辿り着いた。
野生のカン・・・なわけないか。
10分ほど歩いて、とうとう足にも限界が来たようだ
その場にぶっ倒れる俺。
積もった雪の冷たさと道路の硬い肌触りが俺を襲う
残念、俺の旅はここで終ってしまった。
と思った
「どうしました?」
声がした。女の声
「大丈夫ですか?」
最後の力を振り絞って声のしたほうを見上げてみた
・・・そこ、大げさとか言うな。
「ええと・・・」
視線が捉えたのは、女だ
「女の子」というよりは「女性」という表現が正しいと思う。
青い髪を大きい三つ編みにして纏めている。どこか落ち着きのある顔。
倒れている俺を見て対応に困っている・・ように見えた。
「どこか、痛いんですか?」
「・・・いや」
言葉を出した。無視を決め込む理由も無い
「・・・腹が減っていてな」
もはや藁をも掴む思いだった。
情けない話だが、土下座をして金を借りる覚悟もあった。
「・・・あらあら」
女性の表情が笑顔になった、どちらかというと苦笑に近い
「私の家、ちょうどこの先なんですよ。良ければ、何か食べて行きますか?」
・・・正直、ここまでしてもらえるとは思わなかった。
だが、俺にとっては好都合だ。
後は、飯のお礼に人体実験の材料にならない事を祈るだけ。
「・・・地球よ、私に最後の力を・・・」
腹の減りすぎで思考がおかしくなっているのか
自分でもわけの分からないことをつぶやいて俺は立ち上がった
「あらあら・・・あ、何かお料理のリクエストはありますか?」
女性は尚も笑顔のままで俺に質問した。
「・・・ラーメンセット」
「了承」
空腹の俺の腹は1秒+αで満たされた
目を覚ますと、三つ編みの女性は一糸纏わぬ姿で俺と同じ布団に横たわっていた。
「最後のお願いは・・・ぼくのこと忘れてください」
長い沈黙が続く。
あゆのほほに一筋の光がさした。
夕日を浴びたその光は、あまりに切なくて、悲しくて・・・
「なあ、あゆ・・・まえは・・・前は手を握ることしかできなかった。見ていることしかできなかった。」
往人はあゆに近づいていく
「でも今は違う。忘れていたけど思い出したから。あの時と同じ思いはさせないから」
あゆに手のひらに二人の思い出の人形をのせた
「あゆの本当のお願いはそんなことじゃないだろ?」
あゆの目からは取り留めなく涙があふれている
その瞳は少しの希望と大きな不安を映し出している
「もう二度とお前のそばを離れないから」
往人は強く念じた
人形が光りだすあたり一面が明るくなりお互いの姿が見えなくなる
光がなくなったとき残ったのは空っぽの人形だけ・・・
「・・・・・・まぶしい」
どこか懐かしい感触
止まっていた時間が動き出す
今までのことがどこか夢のようで、でも大切なものだったから
「・・・往人くん・・・」
涙があふれてくる
「呼んだか?」
たしかに耳元で聞こえる。それは幻のようでもあった
「二度と離れないって言っただろ」
あふれてくる涙は止まらない
−あたらしい朝が始まる−
そうして二人は貪るように互いの身体を求め合った。
快感の後に残ったのは無意味に蟻を踏み潰したような空虚感だけ。
保守
「……なぁ、面白いか。ずっと見てて」
「ん。面白いよ」
「そうか……」
「……」
「なんか、動きがあったほうが良いとかないのか」
「このままでいいよ」
「そうか……」
「……」
「ほら、ウィリーとか曲乗りとかみたくないか?」
「いらない」
「そうか……」
「……何してるの、はるか」
「くれるのか?」
「おいしいよ」
「甘いものは苦手なんだが・・・」
467 :
1/4:04/02/02 13:30 ID:GwUx5zy1
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365,439-442
「往人ちゃん、この学校に入ることにしたの?」
「あのな、言っておくが俺は二十歳過ぎだぞ。多分。
いろいろあってな。深山のところに何日かいることになったんだ。
そのかわりに演劇部の手伝いをしてる」
「…そうなんだ。いろいろって何?」
「まぁ、簡単にいえば人形芸のレベル上げだ。
深山や演劇部の連中からもさんざん面白くないといわれたからな」
「そんなことないよ。私は面白かったよ」
「いまのところそれは少数意見だからな。
多数意見に近づけるためにはもう少し趣向をこらさないといけないらしい」
「そうなのかな。今でも充分面白いと思うよ。
でも、それで今は雪ちゃんのところで修行してるんだ。
相変わらず雪ちゃんらしいね。優しいよ」
「どうだろうな。
ひょっとしたら、最初から俺の体が目的だったのかもしれない。
すべてが計算ずくの恐ろしい悪党かもしれないぞ」
意思を声にのせて運ぶ。表情も。
「そうかもしれないね。
やっぱり極悪人だよ。雪ちゃんは」
みさきはそういって、俺にほのかな笑い顔を見せた。
468 :
2/4:04/02/02 13:31 ID:GwUx5zy1
「ところで、一昨日言ってくれたよね」
「何か言ったか、俺」
「『人形劇は、また会えた時にな』って」
そっと手のひらを差し出す。
「……悪いな、今人形を持ってないんだ。
ズボンを履き替えちまったからな。少し待っててくれ」
われながら、あきれるほかはない。
同じことを2回も繰り返すとは思わなかった。
「そうなんだ」
がっかりした表情で手を引く。
「でも、いいよ。また学校に来るんだよね」
「あぁ、たぶん明日も」
「じゃあ、また会えたその時にね」
「そうだな、気が向いて屋上に来たときにな」
「うん、ここはいいところだからね」
二人でフェンスの外を見る。
グラウンドを駆け回るボールと生徒達。
校門を出る、夕日に照らされた少年と黄色いリボンをつけた少女。
屋上には彼らと同じ制服を着た俺。その隣に佇む盲目の少女。
それがどこか不思議に思えた。
469 :
3/4:04/02/02 13:33 ID:GwUx5zy1
グラウンドに視線を向けたまま、みさきと話す。
白黒のボールがゴールを揺らしていた。
「往人ちゃんは授業の時はどうしてるの?
いい隠れ場所、教えてあげるよ。
私、詳しいんだよ。小学校のころからこの学校には良く遊びに来てたから」
「……小学生ならともかく、俺が隠れてるところをみつかったら
確実に犯罪者扱いだぞ。ここにくるのは授業が終わった後だけだ」
「なんだ。残念。
お昼、一緒に食べようかと思ったのに。
ここの学食のカレーライス、おいしいんだよ」
カレーライス。現実に引き戻される。
あの蠱惑的な匂い。だが、俺には食わねばならないものがある。
それに、サリーよりもチャイナ服のほうが好きだ。
「ところでみさき、あの商店街で旨いラーメン屋を知らないか」
みさきは相変わらずフェンスの外を見つめたまま、言葉を返した。
「…ごめんね。商店街のことはよく知らないんだよ。
でも、雪ちゃんなら知ってると思うよ。
前に、カレーラーメンのメニューがあるお店を聞いたことがあるからね」
470 :
4/4:04/02/02 13:34 ID:GwUx5zy1
カレーラーメン。素晴らしい響きだ。カレー南蛮といい勝負だ。
カレーラーメンセット。カレーライスとラーメンなのか、カレーラーメンとチャーハンなのか。
悩みはつきない。
その響きに舞い上がっていると、屋上のドアがコツコツと叩かれた。
「じゃあな、俺は行くから」
「うん、ばいばい。あ、最後に、今日の夕焼けはどうかな?」
空を見上げた。階層状に連なった雲が空を埋め始めている。
雲に写る赤いグラデーションは美しいが、量が多すぎるきらいがあった。
明日は雨かもしれない。
「雲がずいぶんと出てきてるが、綺麗だ。
俺じゃ表現できないくらいの赤だ。薄かったり、濃かったりな」
「良かった。ありがとう」
階段へと続くドアをあける。
そこにあったのは、几帳面に折りたたまれたズボン。
階段の手すりの上に紺のズボンだけが鎮座していた。
キターーーーーーーーーーーーー!!
GJ!! お疲れ様です! リアルタイムで見れて幸せだw
おぅ。
いい時間に目が覚めた
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 乙です!
リアルタイムで見られなかったのが残念・・・
キタタタタタタタターーーー!!G J
乙でしゅ
保守
最早最初の設定忘れてもーた
『じゃあな』
そう言って、別れた。
『彼女』の家の前の緩やかな坂。瞼に焼き付いた、あの寝顔。
その時…酷く、身体が痛んでいた。
それは、呪い。或いは、既に与えられていた罰。
告げたのは、余りにも馬鹿な別れの言葉。
けれど、返ってきた答えは感謝の言葉。
一人だけが残された家に背を向けて、歩き出した。
…硝子が叩き割られ、建具が打ち砕かれる音を背後に聞く瞬間まで。
『観鈴!!』
悲鳴が耳に届いた。痛みを忘れたように、駆け戻る。
家までは、すぐだった。玄関を引き戸を乱暴に空け、飛び込むように入る。
居間には、何も居ない。台所も。晴子の部屋には眼もくれず、観鈴の部屋へ。
土足のまま、廊下を駆け抜け、ドアノブに手をかける。
手が、震えていた。
『観鈴っ!!』
其処に、黒い影が居た。血が、飛び散っていた。
唸り声を上げ、影が振り向いた。丸太のような腕が、眼を閉じた観鈴を片手で掴んでいた。
「テメェは何だ?」
『……!!?』
「何だって聞いてるんだよ」
答えが口から出ない。理解の範疇を完全に超えていた。
「…?」
ふと、影が顔を観鈴に向けた。
「あーあ…くたばっちまいやがったか」
熊の首も捻じ切りそうな手が、ゴボウ抜きに観鈴の肩を持ち上げる。
それを投げ捨てた。どしゃり、という音。安らかな顔は、血塗れだった。
『う…』
血が沸騰したような気がした。
『手前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!』
がむしゃらに腕を振り上げ、殴りかかる。
影が、殴りかかる俺を片手で逆袈裟に薙いだ。
人形の様に、身体が吹っ飛んだ。恐竜の小物をなぎ倒し、襖に突っ込む。
遅れて、斜めに焼き鏝を当てられたような猛烈な熱さを上半身に感じた。
視界が、赤に染まっていく。
そして、そのまま途切れた。
ツマンネ つーか構って欲しいのはわかったから糞レスすんなや 鬱陶しい
そんな世界もアリか と再発見。
だけどバッド確定は悲しいっすね
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365,439-442氏と比べると他のSSはお粗末に見えてくる
保守
483 :
1/6:04/02/07 23:13 ID:eHH0jK5K
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365,439-442,467-470
「……深山。やっぱりおまえに任せたほうがいいんじゃないか」
「駄目。私がただ一方的に選んだり作ったりしただけじゃ意味がないの。
ちゃんと、往人さん自身が動かないと。これからのためにも」
「だいたい、俺は詳しくもないし知識も無い。どれがいいかなんて選べないぞ」
「全く知らないってことはないんでしょ。
ほら、こんなのはどう?」
「言っただろ、それが人形劇にふさわしいかどうかもわからないんだ。俺には。
それと、さすがに桃太郎くらいは知ってる」
図書室。
周りを気にして小声で喋るのが面倒だ。
涼みに適当な図書館に入ったことはあるが、まともに本を読んだことなど数えるほどしかない。
ズボンを履き替えてから階段を下りると、
本を抱えた深山が教室のドアを開けたところに出くわした。
図書室に行くついでがあったから澪の代わりに来たらしい。
そのまま3階にあるここに拉致されてこんな状況になっているわけだ。
「ふさわしいかどうかなんて私にもわからないわよ。
それに、桃太郎そのものをするんじゃないから。
昔話や神話とかの、わかりやすく、動きがあって、起承転結をつけられるものを参考にするだけ。
そういうのを元にして、往人さんがやりたいものを考えていくの。
それには読んでいてつまらないものじゃしょうがないから、なにか興味のあるものを
とっかかりにしたほうがいいと思うの」
484 :
2/6:04/02/07 23:14 ID:eHH0jK5K
同年代の子どもなどいなかったあの寺。読み書きは習ったが
子ども向けの本など何もなく、今でもあの頃何をして過ごしていたのか記憶がない。
物語といって思い出せるのは、町の宿で、山中で、母親に聞いた歌や昔語り。
あのわずかな期間のそれを除いては、その類のものはほとんど知らない。
時折眺めるものは、テレビやラジオ、新聞ばかりだった。
あれからの日々でそういう物語に関連するもの。
多少なりとも興味を持ったものといえば。
棚の一番上。一冊の古臭い本を手に取った。
タイトルは『星座神話』だった。
校門で大きく手を振っている。
「じゃあな、澪」
「さよなら、上月さん」
今朝の道を逆に辿る。
より濃くなってきた雲は月の光も遮り、星の影一つも漏らさない。
「星に興味があるって、やっぱり外にいることが多いから?」
「そういうわけでもない。だいたい、人がいる都会じゃないと金が手に入らないだろ。
まぁ、星を見る回数が多かったのは確かだが、それは直接な理由じゃない」
「じゃあ直接な理由っていうのが別にあるんだ」
「おまえには言ってないかもしれないが、前にいた町でいろいろとな。
星を見る機会が多かったんだ」
興味深そうにしている。
機会があったら、そのうち話してもいいと思った。
「ところで、初日の感想は?」
おかげさまで、金づちの使い方はうまくなったというのは感想になるだろうか。
485 :
3/6:04/02/07 23:15 ID:eHH0jK5K
大きく傘の開いたシイタケを天つゆに。
千切りのニンジンとゴボウ。サツマイモ、カボチャ。
こんな風にして食べるのは初めてだが、アスパラガスやパセリも美味い。
精進揚げの音と匂いは家というものを持たない俺もノスタルジイな気分にさせる。
「美味いな。パセリなんて青臭いだけだと思っていたが」
「そう?」
「あぁ、キャップを脱ごう」
「それをいうならシャッポでしょ。意味は同じだけど」
話は今日の人形劇へと変わっていく。
人形とぬいぐるみを同時に動かす試み。演劇部での議論。
これから作る物語。
居間のソファに二人。
何冊か借りた本のうち、イラストのはいった大判の本を見た。
そのまま人形劇の話として使うには無理があるが、美しいそのイラストに引かれて
興味深い話を主に読んでいく。あの町の空の記憶とともに。
さそりとオリオン。
こと座とオルフェウス。
カシオペヤ、アンドロメダ、ケフェウス、ティアマト、ペガスス、ペルセウス。
いつしか深山はその本の内容を言葉にしはじめていた。
486 :
4/6:04/02/07 23:17 ID:eHH0jK5K
「春の宵の南空。小さな四辺形の星座。
もともとその鳥はアポロンの使者で銀の羽毛を持ち人語を喋る利口者。
でもある日、使いの途中で道草をしてしまいます。
それをアポロンに咎められると、アポロンの妻コロニスが浮気したと
見てもいない告げ口をしました。
アポロンはすぐに無実の妻をただ一矢で射殺してしまいます。
やがてアポロンは真実を知り、嘆き悲しみ、その鳥を醜い声で鳴く、
恐ろしい漆黒の姿に変えていつまでもその罪を忘れないよう星空にさらしたのです」
よくとおり、涼やかに流れる声。
口調は本のとおりだが、そのどこかに幼さが混じっている。
二、三、それらの話をした後に、ふと隣にいるのが俺だと気づいたらしい。
照れくさそうに視線を落とした。
自分がお節介だと思ったことはなかった。この前までは。
彼女達の過ごしてきた日々。
そこに意思を持って踏み込んだ。
「…深山」
「う、うん」
「みさきの目は……いつから見えなくなったんだ」
487 :
5/6:04/02/07 23:18 ID:eHH0jK5K
今は天井が見えない。腹ばいになって本を読んでいるから。
時計を見ると、ずいぶんな時間になっていた。
読みかけの本に挟むしおりを探し、何気なくバックの中から見つけたそれを差し込んだ。
それは、幼い姉妹に見せた人形芸のかわりに貰ったカラスの羽。
友達を大切にする鳥だから、これをお守りとしてもっていると友達がたくさんできると
言ってプレゼントされた羽。
本の上部からすこしだけ黒い姿を見せている。
小学校時代の事故。それから過ごしてきた時間。
深山はみさきの気持ちを忖度するようなことはしなかった。
自分の過ごしてきた時間と事実だけを伝えてくれた。
押し付けの無さが気持ちよかった。
そして、そこに、あのかげりは見えなかった。
だから、俺が今そこにまで踏み込む事もできなかった。
身体の向きを変え、ゆっくりと目を閉じる。
かすかな雨音。
今日は夢を見るだろうか。昨晩のような。
488 :
6/6:04/02/07 23:19 ID:eHH0jK5K
空の上。
眼下では、雲が生まれ、戻っていく。
大きな太陽がある。その太陽に向かって、背に羽の生えた少女が立っている。
陽光がきらきらと髪を輝かす。ゆらめく髪がまた光を生む。
今なら声が届くかもしれない。
俺は声をかけようとしていた。だけど今は声が出ない。
前触れも無く少女が振り向く。逆光の中。よく見えない。
今、笑ってくれているのだろうか。
唇からは笑い声が漏れているだろうか。
それを確かめたくて。
──誰かの名を呼んでいた声。それは俺の声だったのだろうか。
「み……」
かろうじて出た言葉の欠片。
それは誰の名を呼ぶ声だったのか。
みさき。 深山。 澪。
みちる。
美凪。
…観鈴
……みゅー
ごくろうさまでした。
ここ読むとなんか週末って感じになるなあ。
乙!ってみゅーかよ(w
しかしホントに国崎版尾根をプレイしてるような感覚になってくる。
これからも期待して待ってます。
>>487 乙彼〜〜。
おもしれ〜っす。・・・みゅー、って(w
うん。ナイスでGJ
やはり上と同じくみゅーにわらた。
まったりと続き待ってます。
お疲れ様ですm(_ _)m
これからもゆ〜っくりとお待ちしてますヽ(´ー`)ノ
「面白い技ですのね」
「あぁ、そうだろ。糸で吊っているわけじゃないぞ」
(もしそうだったら自分を抑えられたかしらね…)
ゆっくりとだが遅滞ない動きで初音は手を伸ばす。
「な、急になんだ」
「あら、ごめんなさい」
初音はそっと掴んだ往人の前髪から名残惜しそうに手を離した。
その間も金の瞳と漆黒の瞳は互いを見たまま凍ったように動かない。
頬を染めて視線をそらしたのは往人からだった。
自分らしくないその行動に戸惑い、逃げるように立ち上がる。
「ごきげんよう、国崎さん。またお会いしましょうね」
「……あぁ。じゃあな。初音と、深山だったか」
「ふふ、かなこ。ちゃんとご挨拶なさい」
立ち尽くしていた影がぴくりと震える。
「は、はい。さようなら、国崎さん」
姉さまキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
まぁ、深山だしな。
漏れも深山っていわれるとどうしても奏子のほうが浮かぶクチだ。
そこでビジュアルだけはきっちり葉鍵でイメージしてしまうわけだ。
セーラー黒髪触角の初音たんと
ウェーブを片側にまとめた深山先輩と
行者姿(目と髪は一緒)のしろがね往人
言われてみれば、銀髪だな
「姉様っ!!」
「かなこちゃん、ここに来たら駄目ぇ。おうちに帰りなさいっていったでしょ?」
「やはり情人の前で擬態を解くのは嫌か…… ぐはっ!」
「ふぇぇ、ご、ごめんなさい」
「ば、ばか、俺にじゃない。初音に射るんだ」
478続き
目覚めは、ベッドの上だった。
世話になった覚えは余りないが…薄緑色の入院服を着ている。
ここは、病院の中らしい。
『ぐ……』
はっきりとしない頭のまま、隣を見る。病室のテレビがついていた。
------は、ここで最新のニュースをお伝えします。
昨日、午後九時 四国の□□県○○町で民家に何者かが押し入り
同町内の高校に通う神尾観鈴さんと、同居していた住所不定無職の国崎往人さんを殺傷しました-----
アナウンサーが言葉を続ける。その映像さえ、遠い世界の様に感じた。
尚、□□県警では、先月に起こった北陸の▽▽県××市での事件との共通点が幾つもあることから、
模倣犯による犯行とみて操作を進めていま------
のろのろと手を伸ばし、スイッチを切った。
酷く、身体が重たかった。
その時、病室のドアをノックする音が聴こえた。
入ってきたのは…見覚えのある女だった。
『あんたか』
神尾晴子。数日前から姿が見えなかった神尾家の家主。
「居候…」
晴子が、ベッドの前まで歩いてきた。
何時ものスーツを少し崩して着ていた。
『…何となく、薄汚れてるな』
「大きなお世話や」
『あんたこそ、何処ほっつき歩いてたんだよ』
首を捻って、睨む様に見据えた。
ここ数日、目の前の女は家には居なかったからだ。
「…」
問われた途端、口をつぐんだ。
晴子は、それにはだんまりを決めたらしい。…ふと、思い至る。
『観鈴は』
どうしてるんだ?
しかし、口をついて出かけた言葉を飲み込む。
「……!」
血の気の失せた顔をした晴子が、急に血相を変えて眼を剥いたいたからだ。
「居候、あんた…知らへんの!? さっき、テレビでもしとったやん…!!」
…良く、判らなかった。兎に角、頭がまるで働いていない。
殆ど身動きの取れないような全身の痛みもあり、夢でもみている様だった。
「クソ、消したんか…!!」
懐から財布を出し、硬貨を一枚抜き取るとテレビの脇の機械に投入した。
せわしなくチャンネルを変え、国営放送の地味なニュース番組で止めた。
「見てみい!!」
ばん、とテレビの筐体を平手で打つ。
-----この□□県○○町の事件で、住所不定 無職の国崎 往人さんが重傷を負い
同町、刧刳w園高校の二年生、神尾観鈴さんは、死亡しました
尚、警察ではこの事件を-----
『…』
何だ、『これ』は?
抑揚の無いニュースキャスターの声が、先ほどよりも幾分晴れた意識に染みてくる。
それでも悪い冗談にしか聞こえなかった。
「…なぁ、居候」
『観鈴…みすずは…』
バァン!!
再び尋ねた言葉を、晴子が壁を叩く音が遮っていた。
「…質問してるのは、アタシや!! あんたやないんで、居候」
『…』
「正直に答えや。 …一体何があったんや!?」
ぼやけていた記憶が、急速に鮮明になっていく。
『化け物が、いた』
「はぁ!?」
血走った眼で、睨まれる。
「何言うとるんや!? ふざけとるんか!!」
晴子が、病院着の襟に掴みかかる。
鈍い痛みが体に走る。けれど、抗いようも無かった。
「何してるんですかっ!! 重症の患者なんですよ!?」
戸が開き、病室に入ろうとしていた医者が、その晴子を認めるなり言った。
走り寄り、襟を掴んでいた手を引き剥がす。
「少しの間、病室から出ていてください!!」
「放さんかいっ!! 聞かなあかんことがあるんや!!」
数人が取り押さえ、外へと連れ出していく。
『待ってくれ』
続けるならがんばれ。
ところで国崎の台詞が『』なのはなんかの伏線?
違うなら、読んでて少し気になる。
単なる他の人と国崎との区別です。ハイ。>『』
それから、頑張って続けます。
期待せずに待っていただければ幸いです。
>>506 面白いですね。これからも頑張って下さい。
でも、かっこの使い分けはかえって見づらいかなあ。場面からしてどちらの台詞かは明白だし。
正直ほかのスレでやってもらいたいな ここじゃなくても良いだろ
国営放送ね
>>500 スレ違いだが、d子じゃなくて本当の燐のほうにも
「ふええ」という台詞はあったりするトリビア。
保守
こみパだったら国崎往人どうなるのかねえ
詠美のヒモか、南さんのヒモか、あさひちゃんのヒモか、立川郁美のヒモか
猪名川旅館の居候か、塚本印刷所の居候か
すばると一緒に漫画家を目指す。
保守。
それなりに容姿は良いから玲子のところでコスプレ修行させられる。
あるいは801修行か・・・
すばるは相性良さそうだな
食べ物くれるし、なんかいろいろ同レベルだし
国崎にデビルハンターダンテのコスプレをさせてみる。
「す、すごいですのッ! えと、えと、あっ、貴方のお名前は?」
「国崎往人だ」
「国崎さんはもしかして、正義のヒーローさんではありませんの? その、ホウジュツで悪者を倒していくんですのね!」
「倒さん。いいからお前、気に入ったのならチップを出してくれ」
「チップというと……あ、どうぞですの♪」
「……なんだこれは」
「ポテトチップ、というお菓子ですわ」
「知ってる」
「ぱぎゅう…」
「(ぱぎゅうってなんだよ) いいか、俺が欲しいのは金だ金。ポテチは貰うが、それとは別にチップを払え。もしくはラーメンセット」
「あ、ポテトチップはもうないですけど、ラーメンなら家で作れますの♪」
「よし、行こう」
「行きますの♪」
521 :
誠:04/02/13 17:43 ID:by/LmNzj
Routesだったら………想像がつかんなw
超A級の腕前で、各国で引っ張りだこで貧乏なんだろ
申告どおりじゃないか
きっと篁に人形を狙われるんだろう。
>>519 「それで、国崎さんはそのホウジュツで何をなさってるんですか? やっぱり本当の本当はそれで悪人をーー」
「倒さん」
「ぱぎゅう……」
「それはともかく、だ。何で俺はこんなことをしてるんだ?」
「んもう。国崎さんが、お礼になんでもやるって言ったんですのよ」
「そうは言ったが、なんなんだこれは……」
今、俺がおかれている立場をもう一度頭の中で整理してみる。
この、御影すばるとかいう女の家で、ラーメンとチャーハンと、ついでにカレーとお茶漬けを食った。そこまでは良いとする。
それから、俺は食事の礼ということで、何かすることがあったらなんでもする、とは言った。
で、今に至る。
「そちらの原稿のベタ塗りが終わったら、次はトーンを御願いしますわ♪」
「トーンなんて貼ったことないぞ。しかも見分けもつかん」
「大丈夫ですの。最初は誰だってそうですのよ?」
「そうか、大丈夫か。……ならせめてやり方を説明しろよ、おい」
旅をしている間、拾った漫画をぱらぱら読むことはあったが。まさか、漫画の手伝いをするハメになるとは。
……まあ、ラーメンが美味かったからいいけどな。
なんでもする、でちょっと濡れ場を想像したのは秘密だ。
_
'´ ヽ
! iノメリリ! 〉
'l.|(l - ノl`
. くl<∨>l> O
. |_lrL! /†ヽ
l_ノ.j ノ)
ブレザーだよ。氏ね俺。
ブラザー?こみパ?
と思った自分は負け組
320 名前:偽AIR[sage] 投稿日:02/06/01 16:07 ID:il0vpSry
OVA版おねを参照に生まれ変わった国崎。
街の中を一人とぼとぼ淋しげに歩く観鈴。今日も友達が出来なかった……
おいしいジュース、誰かと一緒に飲みたいだけなのに……
夕暮れの陽が眩しすぎて、涙が零れそう……溜息とともに零れ落ちそうになった涙にはっとして、
無理に笑おうと、誰にも心配かけないように笑っていよう、と顔をあげた時……
「お嬢さん……楽しい人形劇の始まりだよ……哀しいことがあったなら寄っといで」
道の端に座り、メランコリィに微笑んだ、黒服の美青年の姿が目に入った。
観鈴は思わず彼の姿に引き付けられる。彼の美しい微笑と、彼の持つかわいらしい人形と、そして彼の周りにいる、
――ちょうど、彼の人形劇を見に集まったかのような――無数のカラスに……
「今日はお代はいらないよ」
青年はそういって、もう一度にこりと微笑った。
あのキャラクターだからこそ最高なんであって
ある王様がいた。かなりわがままだった。王様にはかわいい娘がいた。
娘は年頃で、王様は気が気でなかった。
あるとき隣国で戦争が起こった。王様は隣国のために戦争に出向かなければならない。
王様には優秀な忠臣が三名いる。この三名に戦争中は自国を任せることにした。
しかしこの三名とも、女となるとメがない。王様は戦争に行く前に、ひそかに娘に
テイソウタイをつけた。特別なテイソウタイだ。相手が入れるとスパッと切ってしまう、おそろしい
代物である。王様は安心して戦争に参加した。
戦争から帰ってきた王様は、それぞれ忠臣を呼んだ。三名のうち、二名はもぞもぞしている。
王様「おまいら、ズボン脱げゴルア!!」
忠臣1はチュインポがなかった。
忠臣2もチュインポがなかった。
王様はがっかりした。
ところが忠臣3はしっかりついていた。
うれしくなった王様は、「お、おまいがんがったな!えらいぞゴルア!!」
と称賛の荒氏だが、反応が鈍い。
よくよくみると、忠臣3には舌がなかった。
534 :
名無しさんだよもん:04/02/16 15:26 ID:3+ww8x/y
OHPの確認をした535の一言↓
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 実はネタだったんだよッ!
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
Ω ΩΩ<フーン
マジレスにネラレスカコワルイ!
ん。
補修
保守
tesuto
保守党
みゅーの続きマダ?
偽クラナドと同じことになりませんように・・・
……みゅー
CLANNADの発売日決定!
2004年4月28日(水) 発売
DVD-ROM 7,500円(税別)
(CD-ROMでの販売はありません)
恋愛AVG/全年齢対象
初回特典 アレンジ音楽CD
みゅー
ふいふい
保守
保守
「おい、すばる」
「あんっ、動いちゃ駄目ですの! 口だけで話し手ください!」
「……おい、すばる」
「はい、なんですの? 往人さん」
「寒いんだが」
「うりゅう〜」
「(うりゅうってなんだよ)モデルをやめるとは言わないが、せめて上着くらい着させろ」
「ごめんなさいですの。実は今、旅の人が着替え中のシーンの絵を描いているので……」
「描きおわるまで動くな、と」
「ぱぎゅぅ〜」
「ならさっさと描いてくれ。終わったら風呂だ、駄目だと言っても借りるぞ」
「なら、お背中流しますわ☆」
「……性感マッサージ付きか?」
「生還ですの? 生還かどうかはよく分からないですけれど、マッサージくらいならできますの☆」
「いや、冗談だ。いいからさっさと描け」
「ですの♪」
>553
平和だ・・・、保護者属性の国崎サイコー
口では文句言うけど、結局は面倒見るんだよな
保守
「やっと終わったか……。じゃあすばる、さっそく---」
「んもう、お夜食にはまだ早いですの!」
俺は食欲の権化か?
「違う、飯はあとで貰うとしてだな。さっき言った通り風呂を借りたいんだが」
「お風呂ですの?」
「おう、風呂だ。シャワーだけでもいいが」
「いいえ、せっかくですからきちんと洗わないと駄目ですのよ? なら、その間に少しお夜食の買い出しに行ってきますの」
「そうか。留守ならまかせろ。自慢じゃないが、留守番の国崎と呼ばれている」
嘘だがな。
「それなら大安心ですの。それではさっそく、行ってまいりますわね♪」
普通に信じられてしまった。
「さて、すばるが買い物に出かけたはいいが……」
どこが風呂場だ? っていうか、ガスはどこだ元栓は。だいたいタオルも何も用意されてないんだが。
「風呂に入る気まんまんトランクス一丁になったはいいが、これじゃ寒いだけだな。服を来て待つか……ん?」
(ピンポーン)
客か? 仕方ない、留守番の国崎と言ってしまったからには、留守を守らないわけにはいかない。
ガチャ。扉をあけると、そこにはメガネをかけ、なにやら大きな鞄を抱えた女が立っていた。
「先に断っておくが、新聞はいらん。宗教は間に合ってる。押し売りはごめんだ。で、なんだお前は」
「なんやすばる、随分男前になったなあ」
「ああ、実は色々あってな。今は国崎往人と名乗っている」
「ふ〜ん、そか」
「ああ。そうなんだ。」
「……って、貴様こそ誰やこの変態ッ!!!!」
スパコーン!!
すばるが帰ってきたのと、トランクス一枚の俺がハリセンでメガネ女に殴られたのは、ほぼ同時だった。
パンダキターーーーー!!!!
なかなか良いですな
保守
おもしろかった
うまいな・・・嫉妬しそうだ
どっかで紹介でもされたのか?
保守
保守
565 :
1/4:04/03/06 16:26 ID:H9aCuFo8
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365,439-442,467-470,483-488
カシャアッ!
耳障りな音とともに、視界が若干白くなる。
白い、というか、灰色い…。
というか…眠い…。
「ほら、起きなさいっ」
幼馴染でも同級生でもない深山の起こし方は乱暴だ。
容赦なく掛布団ははがれ、敷布団は引き抜かれ、枕は転がった。
同じく横に転がった姿で、下から窓を眺める。
暗鬱とした雲からは本格的な雨が降り出していた。
「ところで、どうするの」
「何がだ」
目の前でトーストをかじる姿も3日目だ。
今日のはとろけたチーズの間にチリメンジャコが挟んである。
「この雨でしょ。商店街にあまり人もいないんだろうから、
夕方までは家にいてもらってもいいんだけど」
その提案はありがたかった。布団がもう一度呼んでいるようだ。
一昨日、昨日と歩いてみてわかったが、あの商店街にはどこにも大きな屋根が無く、
雨宿りをしながら人形芸が見られるような場所がない。
そんなところで雨の日にどうなるかなんて俺が一番分かっている。分かっているが。
「いや、大丈夫だ。なんとかなる。一本、ちゃんとした傘を貸してもらえればな」
「そんなことは全然かまわないけど」
「それと、もう一つ教えてほしいことがある。重要なことだ」
566 :
2/4:04/03/06 16:28 ID:H9aCuFo8
二人で傘をさし、若干駆け足で学校への道を辿る。
時間が時間だからか、昨日とは逆の意味で人影が少ない。
深山は思っていたよりも喋り好きで、こんな状況でも会話がやむことが無い。
請われるままに、土地土地の天気や寒暖について話した。
長雨の時期は終わったが、この地方は秋から冬にかけても雨の日が多いらしい。
「冬なら放射冷却が少ない分、寒さはやわらぐんだけどね。今の時期はうんざり」
深山は雨が嫌いらしい。とても嫌そうな顔で空を見ている。
あいつも雨が多いことは嫌いそうだ。別の意味で。天気予報を見ては、
…がっかり
を繰り返しているんだろう。
「まぁ、秋の星座には水に関係したものが多いらしいしな」
「そうなの? えーと、みずがめ座とか?」
「うお座、みなみのうお座、いるか座、くじら座に、やぎ座もそうだな」
「どうしてやぎが水なの?」
「やぎ座のやぎは下半身が魚なんだ」
「へぇ、知らなかった」
「あの本の受け売りだけどな」
深山が一歩前に出る。
「ひょっとして、あの後もずっと読んでたんだ」
「あぁ。まだ全部は読んでないが」
振り向く。
「うん、がんばって。
ところで、星座が作られたのは日本じゃないから、季節は関係ないわよ」
笑顔なのはいいんだが、弟妹が真面目に勉強しているのを褒めるような雰囲気なのは
どうにかならないかと思う。
567 :
3/4:04/03/06 16:29 ID:H9aCuFo8
「じゃあな」
「うん、じゃまた。また混むだろうから、3時少し過ぎ、そうね、15分くらいに」
「あぁ、わかった」
駆け足で昇降口に入っていくのを見送って、校門を離れた。
時間ないよ時間ないよと連れを急かしながら走る女生徒。
それと対照的なまでにゆっくりとした足取りで歩くカラフルな傘。
彼女らとすれ違いながら、商店街へと向かった。
「げふ」
人影の少ない商店街。
キムチくさいそれは誰にも迷惑をかけることなく消えていく。
まだはじめたばかりというカレーラーメンに、サービスだといってのせてくれたキムチは、
ライスに移住させておいしくいただいた。
予想通りに壊滅的に人のいなかった午前は、練習イメージトレーニング休憩読書練習と
我ながら完璧なスケジュールをこなし、早めの食事を済ませ、昼時と人を待っていた。
568 :
4/4:04/03/06 16:31 ID:H9aCuFo8
7人。見覚えのある昨日見に来た2,3人と、不思議そうにのぞく新しい人々。
動く人形を見ている観客はそれだけだった。
それでも、雨の中としては多いほうだ。
雨を防ぐスペースが観客の分までは無く、傘がじゃまにならないといえば
そもそもこれぐらいがせいぜいだろう。
リピーターがいるのでは、昨日と同じというわけにもいかない。
終盤、傘の視界の悪さを利用し、突然空からフェレットが登場する。
立ち上がって一礼。隣の人形の頭に前足をやり、一緒に頭を下げさせる。
と、その沈み込みを利用し、それぞれが俺の両肩へと飛ぶ。
改めて、三者そろって頭を下げた。
「面白かったです」
「そりゃ良かった」
輪が崩れた後。
見えにくい後ろからずっと動かなかった女性が前に立つ。
「一人か」
「ええ。昨日は申し訳ありませんでした」
「構わないさ。あのオヤジからちゃんと伝えてもらった」
「ペットが怪我をしたんです」
「そうみたいだな」
「はい。落ちたんです。あの子の頭から」
続きキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
乙です。ここが落ちていなくてよかったですヽ(´ー`)ノ
/⌒ヽ__
//,,, =゚ω゚)=3\ムッハー
/| ̄∪ ̄ ̄|\/
|____|/
,,,,∪∪,,,
571 :
名無しさんだよもん:04/03/06 19:33 ID:oqjDrLkB
神降臨!!あげ!!
能力者名:国崎往人
能力系統:操作系・放出系
能力者系統:操作系
能力名:繰糸人形(ロンリーパペット)
手から離れた物体に念を飛ばし、操作する。
人間にも応用可能だが、往人の修行不足、
条件が簡単過ぎるため、かなり厳しい。
人形を操る程度。
嬉しいのはわかるがあげちゃだめだろ。
いつのまにか新作が!!
久々に和ませてもらったよ
職人さんGJ!!
575 :
名無しさんだよもん:04/03/08 20:15 ID:lLlpkb2f
( ´_ゝ`)
576 :
1/2:04/03/09 22:22 ID:b4o/alim
板違いかもしれませんが。
・・・寒い。寒すぎる。
何かおかしい。ついこの間は夏で、あれから一月も経っていない筈だ。
なのに、何故雪が積もっている。
・・・やばい、意識が朦朧としてきた。
この雪の中で倒れたら、それこそ事だ。
しかし、どうやら体が限界らしい。
膝をつき、倒れてしまった。
冷たい。流石は雪だ。
俺は、こんな所で倒れてしまうのだろうか・・・
577 :
2/2:04/03/09 22:24 ID:b4o/alim
「・・・丈夫か?大丈夫かえ?」
声が聞こえる。少女、いや、幼女の声だ。
「えう〜、彼方ちゃん〜」
別の声。先程ほどではないが、若い女の声。
「・・・見るからに怪しいんだが」
若い男の声。俺と同じか、少し下くらいだろうか。
「大体、この寒い中半袖で、ポケットに人形入れた奴なんて・・・」
「彼方ちゃん、でも〜」「父上・・・」
「・・・分かってるよ。雪の中の行き倒れを助けずにおけるか」
体が浮く。どうやら背負われたようだ。
GJ!!
保守
保守
保守
オマエにとっては、だろ?
584 :
名無しさんだよもん:04/03/12 23:06 ID:67ECwaiw
kanonとairのクロスオーバー物だと、
秋葉凪樹さんの「Return to innocent sky」って言う同人誌がお気に入りです。
あれは良い。
うん、あれはいいね。キレイにまとまってると思う。
「あっ、すっすごいですの……動きが……ん…」ペチャ ペチャ
「……すまんすばる、もう限界だ」
「あっあっ……中に…だめですの…! 外に…お願い…んくっ」
ズル・・
「ったく、こんなにべちゃべちゃにして何を言ってるんだ」
「だって国崎さん…すごく上手で…ん…っ」
「ほら、拭いてやってるんだから動くな」
「はい……ですの」
「にしてもスの字、ラーメン食いながら人形劇見るのはどうかと思うわ」
「ばぎゅぅ……」
「おかげでラーメンの汁でそこらじゅうベチャベチャやんか。言っとくけどな、ラーメン汁で原稿汚したら拳骨じゃ済まさんで」
「俺ももう限界だ。人形動かすのもけっこう疲れるんでな」
「……お人形さん、ポケットの中にしまっちゃ嫌ですの」
「スの字、わがままはいかん」
「うりゅぅ〜」
( ´Д`) …………………。
自分で587みたいの書いといてなんだが、保守、とか書かれるよりは
文章書いてくれるほうがずっといい
というか、書いてくだちいな
すばる話書いてる人は毎回保守がてらじゃないか。
おまいら少しでも気に入らないと手のひら返しかた激しすぎ。
>>591 いや、保守代わりの文章が下手でも許せるんだが、今回のは荒らし認定されかねない内容だろ。
いつもすばる話書いてる人を騙った愉快犯に見えちまうんだよ。
>荒らし認定されかねない
そうか?
面白くもないのに褒めちぎるヤシがいるから、勘違いする自称書き手が増えてきた証拠。
すばるの中の人はこれに懲りて名無し読み手に戻ることを願いましょうか、と。
保守。
面白いと思ったから褒めたんだよ。君の感想を他人に押し付けないでくれ
ま、熱くなるな
擁護してるやつは書き手の自演。
俺か? (;・∀・)
いい加減スルーを覚えなさいよsage
スレ違いかもしれないけど、
国崎が初音島に旅に来るというSSはないの?
祐一がKanonの舞台に来る前に初音島にすんでいて…。
というクロスオーバーものならいくつか見たけど…。
601 :
保守:04/03/16 21:02 ID:JFsqM4qR
「往人さん、ご飯できたよ。・・・往人さん?」
「観鈴ちん、どないしたんや。」
「いない・・・」
「なッ・・・・・・なんやってェェェッッ!!!」
「神尾家諸君ッ世話になったッ国崎往人はたった今から東京へ向かうッ!!!」
「バカな・・・・・・あんたは・・・・・・」
「わかるかね神尾家諸君ッわたしはねッ翼人を見つけたいのだよッッ!!!」
「あんたは無一文なんやで!!!」
「国崎君が町の外へ出たぞ!バスに乗らずに歩いてッッ!!米が買い占められてるッッ!!!」
「んに・・・美凪が進呈したやつだ・・・」
「町外へ移動は不可能だッッ必死に歩いて5時間はかかるッッ」
「国崎君がそんなことをしたら30分で餓死だッとにかく漁協組合にすぐ連絡しろッッ!!!」
残念だったな諸君・・・わたしには君等に教えてないことがまだまだある
例えば・・・5分間手を触れずに人形劇ができること──────
バカでも状況がわかる文章を書いてください、お願いです
バカではなくバキです。必要なものは。
ちっとは落ち着けよカスども(w
船が遠ざかっていく。
なけなしの船賃と共に。
さらば、俺の船賃。
・・・で。
俺は何故、こんな場所に居るんだろうか。
辺りを見渡す。一方は、海と、その向こうの都市。
もう一方は、建物の群れとその向こう、沢山の桜。
すぐそこに、観光案内らしき看板を見つける。
書いてあるのは、此処の略地図と、
「Welcome to 初音島!」
こんな文句。
・・・状況を整理してみる。
船が丁度来ていた。
多少金に余裕があったから、乗ってみた。
海に財布を落とした。
・・・情けない。
金が無ければ、島外への脱出もままならない。
覚悟を決め、市外地へ歩く。
初音島ってのはあれか?
鬼姉妹の四女がたくさんいるのか?
ツマンネ つーか消えろやカス
だかーぽの舞台が初音島のはずだ
人が増えるのはいいことだ
本気で言ってるのか?
おうとも
おまいらマジツマンネーぞ
まあ、ボクの足元にも及びませんよ(プゲラ
比較はどうでもいいから、論評してくれよ。
よけーーーーーなの相手にして流すのやめて下さい・・・
なんか蟲が二匹沸いてるね
春だなぁ……
すばるの中の人とみゅーの中の人?
地道に保守するか
ここも空気悪くなったね。そろそろお引越しか?
駄作な上にマンセー自演までする厨書き手が一人いるだけでスレが終わるいい見本だな。
623 :
1/3:04/03/20 15:25 ID:c2z3y4UW
>>55,58,61,65,68,92-94,104-107,122-125,127-132,167-169,178-180,227-228,254-255,262
>>298-300,307-309,315-320,363-365,439-442,467-470,483-488,565-568
「いいえ、違います」
「国崎さんのせいではありませんから、気になさらないでください」
「みゅーが今何歳なのか私にはわかりませんが、もうずいぶんと年老いていましたから」
「罪があるとすれば、それは繭が、そして私が責任を持たなければいけないんです」
「友達だったんです」
「ずいぶんと長い間あの子の、たった一人の」
「あの子は、その時、泣きませんでした」
「今もずっとついています。きっと、治るまで」
「もう、ここに来ることはないと思います」
「そのことだけ、お伝えしておこうと思ったんです」
「失礼します」
「え?」
「でも……繭は」
「私だけで、構わないんですか?」
「いえ、無理ではないですけれど」
「はい…」
「わかりました。では、明日、今と同じ頃に」
624 :
2/3:04/03/20 15:27 ID:c2z3y4UW
釘を打つ手を休める。周りから音が消えた。
衣擦れの音だけが部室を支配する。
ここには裏方仕事をしている2人しか残っていない。
雨が上がったのを見て、深山がほとんどの部員を連れて外に出ていった。
2人のどちらへというわけでもなく、言葉が口をついた。
「休憩だ。少ししたら戻る」
無人の屋上。ぼってりとした厚い雲は今にも二度泣きをはじめそうだ。
水たまりを避けながらフェンスに寄る。視界に映るものは、境界のにじんだ雲の底。
口元に手をあてた。こんなとき、こんな場所にはタバコが似合うのかと考えながら。
なぜ会おうとしたのかわからない。
会ってどうするつもりなのかわからない。
俺がなにかすべきものであるかもわからない。
今はなにもわからなかった。
フェンスに背を向ける。夕焼けと違い、見える雲はその数を減らさない。
どこまでもその雲だけが空を覆っていた。
視線の先。
湿り気を吸ったように冷え切っていた扉。
ゆっくりと、開いていく。
625 :
3/3:04/03/20 15:29 ID:c2z3y4UW
隙間から差し伸べた掌を空に向ける。しなやかに伸びる指先。さらりと乾いた手のひら。
俺は、その感触を知っている。
星の見えた夜。ためらうことなく降りていた階段。朗らかな笑顔。
曇天の午後。足先で探りながら、歩みだす体。
その表情には、痛々しくさえある真剣さが込められていた。
「……右に二歩」
急に顔を上げた。正面から見つめあう間もなく、
にぱ、という擬音の聞こえる笑みを浮かべると、すいすいと蟹移動をする。
「前に三歩」
迷い無く足を踏み出す。
「左に三歩」
「そのまま前に」
たどり着いて、視線を上げた。
「こんにちは、往人ちゃん」
「あぁ、こんにちは」
届ける言葉に今の表情を乗せることはしなかった。
久しぶりにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!乙ですъ( `ー゜)
最近スレの雰囲気が悪くなってきたので、これ以上の投下が無くなるのでは
ないかと心配してました。
先輩キター
マンセー厨ども、乙。
マンセー必死だな(プゲラ
続き乙です。これからも投下の方、お願いします。
つまらんカキコが有りますが気にせず宜しくです。
>>630 長谷部様は天才であらせられるのでこの程度では満足なさらないそうです
1 名前:長谷部悠作 ◆QaQ4.DcHqQ [sage] 投稿日:03/11/15 13:01 ID:mhn2edU2
音楽できるわ、
文章かけるわ、
絵かけるわ、
右脳も左脳もフルモード。
やべぇ、俺マジ天才。
マンセー必死なのは事実じゃん。
SSの感想があるわけでも、それから話題が出てくるわけでもなくて、とりあえずキタ━━(゚∀゚)━━!!だけ自演で何回も書いてるわけだろ?
自演かどうか調べろよ・・・脊髄反射で煽るのやめろよ・・・
自分の厨っぷりを世間にさらすだけだぞ?
マンセー厨みたいのが複数いるとしたらもはや日本にとっての悲劇だ。
もう桜が咲くな
↑おつかれ。
書き手の方々、おつかれさん。いつも楽しませてくれてありがとう。
長谷部なんて基地外がまだ生きているとは思わなかったw
長谷部に触る基地外がまだ存在するとは思わなかったw
はっ、俺もか!
数レス後には話のネタにすらされないあたりが全てを物語ってるよな。ここのSS。
コクがあるのにキレがあるんだよ
,,iillllll!゙ \l!/!llllllllllll,, 、l!!lllllllllllllllllllllll!!!lllllllllllllllllllllll i″
,,.人 、,,illllllllll゙ ゙ l/゙゙゛ `゙゙!!ll!゙゙!llllll!!´ `゙゙゙゙ llllllllllllll) キ !
_. - '' ゙ l 、,iilllllllllllll゙ ゙゙゙ :゙llllllllノ ャ l、
: /゛ ゙l_,iillllllllllllllll! ! ゙lllllii>__ ン l"
/ は パ で ケヾ!llllllllllll!゛ l lllllllllll!゙丶 /"´゛ ,,‐
. け ン .か .ツ ヽ!!lllllll′ ,! ゙lllllllll! :゙l,″ ,i、 、
. よ ツ く .ば llllllll゙ ,/ llllll! /ヽ `,, ∩∩|!/
!! く な っ /llll! ,/ llllllll│ l// i/U,∪/
ら り か : llll! ,/ illl!!!l l゙ / //! ! l/
、 い .や ! ゙゙ ! __, ,ノ′ il゛ / / / │l `'-
丶 が l l, ` ''''''' "´ l `- 、,_ / ,/ / /l .. ! | 、
. 丶 っ / l、 !  ̄´゛ / l //゙ ゙ :、! ! ll ll
│ て / ll ! /′ l l/ ''' ll ll //
 ̄`''-、 / 'l、 ! / ! | ´ l //
` l`゛ 'l, ! / l │ ヾ
保守
保守
646 :
576:04/03/25 23:03 ID:dPaE09J9
次に目覚めたのは、布団の上だった。
広めで、整った和室。噂に聞く、旅館という奴だろうか。
状況を整理しよう。ずっと歩いていて、段々寒くなってきて、後悔した頃にはもう遅くて、倒れて・・・
がらっ。入り口の襖が開く。
「・・・む?おおっ、起きておる!母上ーっ!」
こっちを見るなり出ていってしまった。しばらくして、人影が二つ、視界に入る。
「わ、本当だ。大丈夫?」
白いコートにマフラーの女。かなり暖かそうだが、室内の服装じゃないと思う。
「・・・腹が、減った・・・・・。随分前から、殆ど何も・・・・」
我ながら情けない。
647 :
576:04/03/25 23:05 ID:dPaE09J9
「分かったよ〜。何か、食べたい物ある〜?」
「・・ラーメン、セット・・・・」
「じゃあ、ちょっとまっててね〜」
言いながら、部屋を出ていく。
「お主、雪の中で半袖で倒れておったのじゃぞ。大丈夫か?」
小さな女の子が聞いてくる。今の女の娘だろうか。
やはり、暖かそうな格好だ。ピンクの髪に青いリボンが揺れる。
「・・・ああ、腹が減ってる以外はな」
とは言うものの、だいぶ辛い。
「ウニャア〜・・・」
首を回すと、少女の隣に猫が居た。顔が妙に人間臭い。
「起きたのか?」
部屋に若い男が入ってくる。こいつが父親だろうか。
「どうやら大丈夫みたいだな。早速聞くが・・・お前、何者だ?」
「・・・飯・・」
「・・・分かった。飯の後に聞こう」
_
ミ ∠_)
/
/ \\
ウイーン Γ/了 | | ペタン
ウイーン .|.@|\ | | ペタン
| | \ ヘ
>>576 | | ) ̄ ̄(
|_| (;;;;;;;;;;;;;;;;;)
元ネタがわからんのだが、何?
SNOWだろうな
kanon2
ほす
干す?
ぬるぽ
諸君 私はエロゲ−が好きだ
諸君 私は萌えゲ−が好きだ
諸君 私はギャルゲ−が大好きだ
セリオが好きだ 名雪が好きだ 楓が好きだ ユーノが好きだ
ののみが好きだ 秋葉が好きだ ちよりが好きだ アイリスが好きだ
この地上で行なわれるありとあらゆるギャルゲーが大好きだ
行列に並んで販売開始の時間に轟音と共にレジにダッシュするのが好きだ
初日購入したギャルゲーがヤフオクで高値で売られていたときなど心がおどる
携帯についた四葉のストラップがフリフリと動きまわるのが好きだ
奇声をあげて萌えさかるオタクから飛び散る汗を全身で浴びた時など胸がすくような気持ちだった
ポスターをたずさえたオタクの集団がアキハバラを蹂躙するのが好きだ
激萌状態の信者が 既に販売終了したサークルにしつこくしつこく売ってくれと叫んでいる様など感動すら覚える
常連きどりの厨房を2chに吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣きゲ−であるKanonが私の降り下ろした指先とともに金切り声を上げるCD−Rにばたばたとコピーされるのも最高だ
哀れな一般人達がバスに乗る為に健気にも停留所で待っていたのを
雛子がバックのシスプリバスが悠然とやってきてパンピーを唖然とさせた時など絶頂すら覚える
陵辱系のサークルにムチャクチャにされるのが好きだ
純粋に萌えるはずだった亞里亞が蹂躙され衛や咲弥が犯され縛られていく様はとてもとても悲しいものだ
横オタクの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
2チャンネラーに荒されてLeafの様にBBSを消し続けるのは屈辱の極みだ
諸君 私はギャルゲーをシスプリの様なギャルゲーを望んでいる
諸君 私に付き従うオタク戦友諸君
君達は一体 何を望んでいる?更なる萌えゲ−を望むか?情け容赦のないチングラの様なギャルゲーを望むか?
連日徹夜の限りを尽くし吸血姫のアルクを殺す志貴のような月姫を望むか?
月姫!! 月姫!! 月姫!!
よろしい ならば月姫だ
657 :
最下層民:04/03/30 00:25 ID:vYGwZ21Y
最下層
658 :
名無しさんだよもん:04/03/30 00:26 ID:n8Nv7TlW
姉の水着を着用して母と姉にオナニー見つかった件でご相談した者です。
その後、姉に水着を返しに行きました。
姉は苦笑しながらも受け取ってくれました。
しばらく二人で話したのですが、姉はいつも通りに接してくれて嬉しかったです。
謝りついでに過去にも何度か水着を借りていた事を打ち明けました。
なぜか姉は爆笑していました。
母には今後この件に触れないようにすることにしました。
とにかく胸がスッキリしました。
決死の覚悟で姉に打ち明けたのがよかったです。
ご意見くださったみなさん、ありがとうございました!
さてさて、お気に入りに追加っと。
>>657 貴方は白Aですか?
貴方はエンチャント(クリーチャー)なのですね?
そんな貴方は「あなたへのすべてのダメージを、エンチャントされているクリーチャーへ移し変える。」なのです!!
>>632 フルモードって・・・。
通常は全開の10%くらいも出してないんだろ?人間って。
フルでそのレベルじゃかなりの【ピーー】じゃねぇの?
>>662 コレってソールテイカーが元ネタじゃないの?
>>665ボケやネタには思えないので突っ込ませてもらうがヘル(略)
保守
保守
今週もお預けかな?
盛り上がる要素が他にないのは残念だけど、
期待してます。
別に話が投下されても盛り上がったりしないだろこのスレは。
保守
期待age