原田「やあ久しぶりだね。しばらく言葉交わさないうちに色々と成長したよう
だ。誇りに思うよ(何がだ)」
陣内「久しく。こうやって言葉を交わす機会がなったのが不思議でならんね」
原田「お互い無理して話題を作るタイプじゃ無いからねぇ。まあそれはさてお
きとして、最近の具合でも聴こうじゃないか。アルコール片手に喉を潤して脳
みそをフル回転させながらね」
陣内「酒はいつものことながら飲んだくれているのでそっちにいわれるまでも
なく用意してある。で、俺の最近というか近況というのならグダグダ妄想を
同人にして切り売りしているという言うべきか…強いて言うならちょっと前に
VAでシナリオ書いたのは周知の事実だと思うが…まあかなり前の話だな」
原田「相変わらず浮世離れした生活を送っているようで…」
陣内「つーかお前が俺に会いに来ないからそんな事も知らんようになるんだ。
俺はちょこちょこ世間と接触しているし…むしろお前の方の都合を聞きたい
ものだが…」
原田「僕か?そうだねぇ…一日を人間椅子や筋肉に耳を傾けて腕はたまーに
キーボードで文章奏でて目はディスプレイに向いている。そんな生活だ(苦笑)」
陣内「引きこもり?」
原田「失敬な!そんな類と一緒にしないでくれ。人生をフェイドアウトしただけだよ。極稀に文章の頼み事をしてくれるお方々がいるので金には苦労しない
ねー。どれくらい苦労しないかというとパチンコできるくらい」
陣内「高雄さんから多少は聞いていたが中々の腕前らしいな。その技術を是非とも俺に教えて欲しいものだ。一生それで暮らすから」
原田「あんな記号化だけの世界で一生を過ごすなんて辞めたほうがいいよ。
そもそも、ギャンブルな時点で根幹に金を吸い上げるマシーンなのだから例え
どんなにアニメやゲームのキャラを前面に出したところで基幹となる『集金機』
としての役割を担っている時点で吸われるのを覚悟で陣内はパチンコする?」
陣内「…お前がそういう風に言うとなんかあれだな、やる気なくすな。」
原田「行った時から店出るまでにお金が増えていればいいんだよパチンコは
それで今の時代は御飯にありつける。伊丹にいたあの必死だった時に比べれば」
陣内「あーそうそう。あの時は必死だったねーお互い短い年月だったがな。
あれはあれで我々からすれば一種の通過点みたいなものなのだが、2chと
いう場所はなにがどうあっても元LEAFっていう肩書きがつくイメージが
あるのは些か気に食わないが。」
原田「嫌ならいますぐにでも池袋開発室の門戸を叩くといい」
陣内「冗談きついね。今更戻れといわれて戻る理由はない。この生活が楽しい
んでな。むしろ復帰するならそっちではないのか」
原田「ありえないねそれは。僕は妖精の仕事を凍結状態ではあるものの引き
受けているんでね」
陣内「とっとと出せよそれ。発表から長いなおい」
原田「その文句は僕にではなく会社の方に言ってくれるといいのだがねー。
だが幸いにして僕のシナリオはすべて出来上がっている。あとはあちらさんが
いつのタイミングで出すかというものだが…それにしても総勢14人の話を構築
するというのは疲れるものだ。心地よい疲労ではあるのだが多すぎるだろう?
一人で扱う人数じゃないよ!」
陣内「ご苦労なことで。どうせ所々の趣味に走っているんだろう?」
原田「島田と京極は外せないね。僕がいつかあの世界に放り込む新たなフロ
ンティアとしてジャンルを創設できれば僕の勝ちかな?」
陣内「凄くその下級生を相手にしたいな(笑)」
原田「前にもいったが下級生は4人程度しかいないぞ(笑)殆んど上級生或い
は学園とは無関係の婦女子達を万遍に盛り込んだのだが…果たしてそもそもだ。
僕の文体のままで出るとは思えないのだ。あらかた校正に時間をかけているか、
はてまた内部でなにか揉めているかの…まあお金貰って終わった仕事だから、
後は出るのをひっそりまてばいい。その時の僕の位置は【シナリオ】でなくて
【脚本原案】になっているだろうけどね(苦笑)」
陣内「なんだ、もう終わっているのならそっちが池袋の門戸を叩けよ」
原田「みつみ・甘露のような輩と一緒に仕事が出来るとおもうのかい?んふん」
陣内「…絶対喧嘩しそうだな。誰とはいわないが」
原田「クィーンは気性が荒くて困る。エラリィならまだしもそんな冠もつかな
いピクチュアルクィーンだ。僕のような貴族とはきっと肌が合わないだろうね
でも、なかむらたけし君とは気が合いそうだよ。彼の処世術は原型の部分で僕
と同じ匂いがするよ。まがりなりにも弟子持ちではないね。この全てをデータ
と情報化データベース化されてしまう世界において表に出ないということは事
細かにおいて有効手段であるというのを彼は知っている。その一点においては
敬意を表するが…数えるほどしか会話した事ないので何ともいえないけどね」
陣内「傍観者として言うならあの時お前が池袋開発室に異動していれば恐らく
は高橋・水無月ご両人が在籍していたという歴史が刻まれたかもしれないと
夢想する俺は夢見るアリス以下か?」
原田「さあ、それはご両人に聞いてくれ」
陣内「そんな機会はまあほぼ皆無だな…おっと、そろそろ時間だ…」
原田「うん、また機会があれば会おう何かあれば連絡してくれたまえ」
陣内「ういー……」
原田「お疲れ」