倉田 佐祐理 は ふたなりです !!

このエントリーをはてなブックマークに追加
 名雪が下半身裸になった真琴の上に、覆い被さっていた。
 真琴の股間から直立したそれは紛れもなく男の器官で、唾液と愛液と先走りとにまみれ、
薄明かりの中でてらりと光っている。
 反り返ったものを名雪の手が柔らかく包み、上下にしごく。 
「や……だっ、名雪、やめてようっ!」
 半泣きになった真琴は名雪から離れようとするが、敏感な部分をぬるぬると擦られると、
電気が走ったように全身を波打たせ、硬直する。
 その度に頭部に生えた狐と思しき獣の耳がぴくぴくと動き、総毛立ったしっぽが振り回された。
「真琴……変だよ。ほら、耳も、しっぽもあって、おまけに男の人のまで付いているなんて……」
 責めるような口調でありながら、名雪の瞳は陶然として、その男のものから離れない。
 根元からゆっくりと扱き上げ、カリ首から上を手のひらの腹で撫で回し、また指の輪で撫で下ろす。
 それを恐ろしいほど丁寧に、時間をかけて繰り返す。時折カリの裏側を優しくくすぐることも忘れない。
「あ、あう……真琴は変なんかじゃ……ひゃんっ!」
 名雪の舌が、真琴の鈴口を軽くえぐった。
 その刺激にしっぽが跳ね、名雪の視界を横切った。
「ふふっ……しっぽ、可愛い……ふさふさだよ」
 真琴のしっぽを性器と同じように毛並みに沿って撫で下ろし、頬でその毛触りを楽しむ。
 軽く唾液と汗で湿らせると、そのしっぽを性器に巻き付けて、握りしめた。
「ふはああああっ!」
 今までゆるい刺激を与え続けられてきたのが、急に強く握られ、毛皮による新しい感触を加えられて、
おまけにしっぽ自体から生じる快感までが背筋を駆け上がり、一緒になって真琴を責める。
 名雪は憎しみとも愛情とも区別のつかない熱情を瞳に宿らせ、握った手を激しく上下させる。
「やだっ、やだっ、名雪、駄目えっ!」
 高まってくる感覚が、真琴の中で荒れ狂う。
 パジャマに包まれた胸が大きく揺れ、カーペットに立てた爪が溝を刻む。
 眉根をよせて悶える真琴に、名雪は薄笑いを浮かべながら、片手で暴れる足を押さえ、片手で扱き続ける。
 今にも暴発しそうなわけのわからない感覚に、真琴はただひたすら混乱した。
 だが、高まってくる感覚は確実に真琴の神経を冒し、これが快感だと認識しないまま、絶頂へと誘う。
315名無しさんだよもん:03/07/14 19:02 ID:vy9zKibh
「やっ、あっ、あ……あ……」
 びくびくと真琴の器官が大きく脈動し、
「んっ――」
 名雪の唇が真琴の先端を包んで、きつく吸い上げた。
「ひゃあああああっ!」
 たまらず白く濁った精液が真琴の性器から迸る。
 ドクン、ドクンと強く脈打ちながら、真琴の性器を快感の塊が突き抜けてゆく。
 それでもなお足りないと言うように、名雪の口は激しく真琴自身を吸い立てた。
「いやあっ! だめっ、だめええええっ!」
 下半身から魂半分が抜かれてゆくような快感に、真琴は打ち震える。
 真琴はもっと吸ってと言わんばかりに、弓なりに体を反らして名雪の口に性器を突き立てた。
 名雪もその無意識の要求に応え、敏感な先端部を激しく吸いながら、溢れる白濁を喉の奥に流し込む。
 恐ろしく長い間放出は続いた。
「はっ……ふひゃあっ……」
 全て出し尽くした真琴の体が、力無く床に落ちた。
 名雪は中に残っていた精液を全部吸い出してから、ようやく口を離し、唇のまわりを妖しく舌で拭う。
「あははっ、凄い匂いだね……熱くて、いっぱいあふれてきたよ……」
 真琴は答えることさえできず、息を荒げて脱力している。
 虚ろな瞳が宙を眺めていたが、ふと、名雪の方に視線が動き、戦慄した。 
「な、名雪っ……もう、触らない……んんっ!」
 名雪が真琴に口づけ、無理矢理に唾液と精液の混じったものを口の中に流し込む。
 舌でかき混ぜながら、半ば萎えかかった真琴の性器を逆手に握り、扱き始めた。
 たちまち真琴のものは力を取り戻し始める。 
 名雪は唇を頬から首筋、そして耳元に甘く滑らせ、囁いた。
「ふふっ、真琴……夜はまだまだこれから、だよ」
 真琴は恐怖に震えるあまり、体の奥が僅かに熱く疼いたことに、まだ気づいていなかった。

つーか本編からどう話が転んだらこういう展開になるんだろうなw 教えて美汐たん。