気楽にSS その3

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 小さく開かれた、桜色の唇の間から、やすらかな寝息が零れ落ちる。
 根を詰めすぎたのか、茜は腕を枕に、机の上で眠ってしまっていた。
「茜?」
 浩平の家に行って、一緒に勉強したい、と言い出したのは茜の方だったのだが。
 とはいえ、ここまですやすやと安らかに眠っているという事は、安心しきっているという事でもある。
 普通は、他所の家でぐっすりと眠れるものでもない。
 そう考えると、普段の茜のつれない態度も、心を開いている事の照れ隠しにも思えた。
「あーかーねー?」
 もう一度、耳元で囁いてみる。
 陶磁器のような滑らかな肌に、すらりと通った鼻梁。
 ここまでマジマジと近くで茜の顔を見る機会は、あまりなかったので、浩平は遠慮なくじっと茜の顔を見つめる。
 その寝顔を見詰めていた浩平は、ふと思い付いて、人差し指を茜の唇に触れさせた。
 暖かい吐息を感じながら、柔らかな唇をぷにぷにと突つく。
「ん……」
 唇の間に指を当てた瞬間、茜がいきなり指に吸い付いてきた。
 ちゅぷ……ちゅぷ……
 赤ん坊が母親の乳首に吸い付く様に、茜も浩平の指を含む。
 そのあまりに無防備な寝顔に、浩平は思わずごくりと唾を飲み込んだ。
 指先に触れる湿ったものは、茜の舌先だろうか。
 柔らかな肉壁をつついてやると、くすぐったかったのか、茜の眉根にしわが寄った。
 それでも、茜はちゅうちゅうと浩平の指先を吸うのを止めない。
 浩平はお返しに、茜に指を吸わせたまま、空いた片手で茜の靴下を掴んだ。
 茜が目を覚まさないように細心の注意を払って、白い清潔そうな靴下を脱がせる。
 幸いにも、正座を崩したような格好で座っていたので、片手での作業でもなんとか可能だった。
617:03/09/27 01:41 ID:qMshYwDy

 剥き出しになった片足に、そろそろと頭を近付ける。
 指を吸わせたままなので、体勢的に辛いものがあるが、そこは愛でカバー。
 茜の生足も、ここまで間近で見るのは初めてだ。
 綺麗に切りそろえられた爪が、細く形のいい足の指の上で並んでいる。
 その小指に、少しだけ舌を這わせてみる。
 小指を包み込むようにして舌を触れ合わせ、指の股にまで滑らせる。
 ただでさえ小振りな小指は、舌で包まれると簡単に根元まで隠れてしまう。
 ねっとりと、満遍なく小指に舌を這わせ、唾液でべたべたになった頃合を見計らって、おもむろにちゅっと口の中に含んだ。
「んぅ……」
 くすぐったかったのか、茜が小さくくぐもった声をあげる。
 浩平は口の中で小指をころころと転がしながら、隣の薬指、中指と突き進んでいく。
 指の上も、爪の間も、そして指の股の所まで念入りに舌を転がし、唾液をたっぷりまぶして、茜の足の指を味わう。
 ちゅぷ、ちゅぷ、と唾液が絡み合ういやらしい音が響く。
 そして、最後に茜の足の親指をぱくりと口に含んだ。
 その瞬間、いきなり指が噛まれた。
「つっ……!」
「……浩平」
 とうとう目を覚ましたらしい茜が、じっとりとこちらを見下ろしている。
 その目はいつに無く冷ややかだったが、頬がほんのり上気しているのは隠しようもなかった。
「何をしているんですか」
「茜の足が美味しそうだったからな」
 浩平が即答すると、茜はますます頬を赤らめる。
「だからって変な事しないで下さい」
「そういう茜だって、オレの指をちゅうちゅう吸って離さなかったぞ」
618:03/09/27 01:42 ID:qMshYwDy

 浩平がそう言うと、茜はきゅっと唇を結んで睨んだ。
「……そんな意地悪な事を言うのだったら、私にも考えがあります」
 茜は机の上に乗っていたノートやペンを下に落とすと、その上に座った。
 そして、オレの唾液でぬらぬらと光っている足を見詰め、おもむろにオレに差し出す。
「浩平のせいで汚れたんです。……綺麗にしてください」
 茜も興奮しているのか、言葉の最後が掠れた。
 オレは茜の前に跪くと、うやうやしく足を手に、その先を口に含む。
「っ……」
 足の先を舐められるという感触に、茜はくすぐったそうに身体を震わせた。
 オレは指の一本一本を丁寧に舐め、ちゅうちゅうとしゃぶり付く。
 土踏まずに舌を這わせ、踵に唇を合わせる。
 その時、茜のもう一方の足が、つんっ、とオレの硬くなった股間を突ついた。
「っ……!」
「変態……」
 軽蔑するような冷たい口調で、茜は吐き捨てる。
 けれどもその言葉とは裏腹に、熱っぽく潤んだ瞳は、じっとオレの股間の膨らみを見詰めていた。
「もう片方も、舐めてください……ただし、靴下を脱がさないで」
 オレの前に、靴下に包まれていたもう片方の足が突き出される。
 オレは躊躇なく、靴下の布地にむしゃぶりついた。
 茜のうっすらとした汗と足の匂いが、口の中に広がる。
 指を一本一本しゃぶる事こそできないが、匂いとざらついた感触はまた別格だ。
 浩平が夢中になって足にしゃぶり付いている間に、茜はもう片方の足で、器用にズボンのチャックを下ろす。
 ガチガチに張り詰めていたペニスが、トランクスの布地ごと張り詰めているのを見て、くすりと笑った。
「やっぱり、変態ですね」
619:03/09/27 01:42 ID:qMshYwDy

 足の指でトランクスの布地を摘むと、茜はぐいっとそれを下に引き下ろした。
 浩平のペニスは一瞬下に引っ張られ、すぐさまトランクスの間から、ぴぃんと硬く突き出す。
 茜はすかさず、その上に足をどんと乗せた。
「うふぅっ!」
 そして、足の指とつちふまずを使って、浩平のペニスを捏ねまわす。
 たっぷりと浩平の唾液が付いている上に、鈴口から出る先走りも混じって、にちゃにちゃとペニスは面白いように弄ばれる。
 足の親指と人差し指で、亀頭の根元をぎゅぅと摘まれると、浩平の身体がビクビクと痙攣した。
「もう、いいです」
 つい、と浩平の口から足を引き抜くと、今度は今までペニスを嬲っていた方の足を突き付ける。
「浩平の汚いおつゆで汚れたんです。綺麗にしてください」
「あ、ああ…」
 流石に、一瞬抵抗が湧き上がるが、それも茜の足にしゃぶりついた瞬間、泡のように消え去った。
 例え何がついていようと、茜の身体は茜の身体なのだ。
 唾液と、自分の先走りでどろどろに汚れた足と指先を、浩平は懸命に舌を使って舐め取る。
 それを見下ろしながら、茜は自分のスカートの中に指を潜り込ませた。
 頬を上気させ、浩平の痴態を眺めながら、指をゆっくりと動かす。
「浩平……今自分が舐めているのが、なんなのかわかってますか? 今まで浩平のおちんちんを弄ってた足なんですよ」
 冷たく…それでいてどこか期待するような声音で、茜が嘲う。
 先端から先走りを滲ませ、痛いほど張り詰めたペニスに当てられたのは、靴下に包まれた足だった。
 指と体温とテクニックで扱かれていた先ほどとは違い、今度は靴下のごわごわした刺激と強引な足踏みだ。
 踏みつけ、押し潰すような足の動きは、強烈な刺激となって、ペニスをいたぶりまわす。
「ふぅっ! くぅぅっ! んふっ!」
 限界が近い浩平の腰が、ガクガクと痙攣し、ペニスの先からびゅくびゅくと先走りが溢れ、茜の足を汚す。
 それを忘れようと、浩平は必死になって茜の足をしゃぶるが、茜はそれすら見越して、浩平のペニスを踏み躙った。
620足(終):03/09/27 01:44 ID:qMshYwDy

「んぐふうううぅぅぅっ!!」
「我慢しなくていいんですよ、浩平」
 茜の声は、やわらかな響きを持って浩平の神経を麻痺させる。
 茜の足に踏み潰されたペニスは、真っ赤に腫れ上がり、今にも爆発しそうだった。
 足の力を弱めると、今度はペニスの裏側を、足の裏全体を使って、ずりずりと擦り上げる。
「イきそうですか」
 小さな笑い声と共に、初めて茜が自分から浩平の口の中を弄った。
 足の親指と人差し指で、浩平の口の中を弄りまわし、舌を押し潰す。
「んぐっ、おふっ!」
 吐き気を堪え、必死で茜に奉仕する浩平の舌を、茜は無造作に指で挟んだ。
 そして、それをぐいっと引っ張り出す。
「んおっ!!」
 だらだらと浩平の口元から涎が零れ、唾液まみれの足がピンク色の舌をひねり出した。
 その瞬間、ずりっ、と靴下を履いた足が、浩平のペニスを擦り上げる。
「ぉぅうううぅうぅっ!!」
 びゅくんっ、と浩平のペニスが弾け、鈴口から凄まじい量の白濁液が吹き上がった。
 それを足の裏で受けとめ、潤滑液代わりにさらにぐちゃぐちゃとペニスを踏み躙る。
 浩平のペニスは、茜の足の裏で踏む潰されながら、断続的に精液を吐き出す。
「はっ…はっ……はっ……」
 ようやく射精が終わったのを見て取り、茜は浩平の口元から足を抜いた。
 そして、白濁液まみれの足を見下ろし、小さく唇の端を吊り上げる。
「……浩平、今度は何をしたらいいか、わかってますよね?」
 茜は浩平の返事を待たず、白濁液まみれの足を、浩平の前に突き出す。
 浩平が自分の出した精液を舐め取っていくのを見て、茜は満足そうに笑った。