そもそも作者にとっては日常使う言葉でも、
ある読者にとっては難しい、こなれていない言葉だと受け取られることもままある訳で。
あー、自分も「踵を返す」とか「躊躇した」とか使ってしまう口だな。
口語じゃあんまり使う表現でもないしなー。
流石に台詞内じゃ出てこないけど、一人称で油断するとすぐ使ってしまう。
“私は躊躇しながらもその石に指を伸ばした”
とか、美汐だとあんまり違和感ないけど、あゆとかだと全然似合わないし。難しいな。
「躊躇」って漢字が辞書なく書けるボクの明日はどっちだ!?
一人称で出せる味の一つに、「見えない自分」ってのがあると思う。
929の言ってることと、ある意味同じなんだけど。
要するに、自分から見た自分自身の姿と、他人から見た場合のズレ、だね。
主人公は自己卑下しているけれど、他者は評価してくれているとか。
あるいは逆に、ネガティブな場合とか。
こういう部分を、主人公には悟らせずに間接的に読者へ伝える面白みは、
一人称が向いていると思う。
……でも、モテモテ鈍感主人公ってこの手法だな(w
エロゲの基本だあね。
逆に、そういう状態に陥っているヒロイン(主人公以外なら誰でもいいんだが)の内面を「描写しなくていい」って側面もある。
それを見た主人公がまた別の考えを抱いて、思いこみで一人突っ走って……とか。
いろいろ思惑の食い違いが出せるのは面白いところさね。
958 :
930:03/06/16 03:44 ID:A4yYVw5T
「難しい言葉」ではなくて「書き言葉(文語)」の例として出したつもり。
「躊躇する」はまだ日常会話でも偶に使う方だと思うけど。
美汐の場合もおば・・・物腰が上品だから普段使ってるかもしれないってのはある。
他は頭いいキャラ・語彙が豊富なキャラでも、使わないもんは使わないような。
一人称の地の文を「主人公の書いている文章」とするなら、
私小説みたいな、過去の話をしてるぞ的な雰囲気なのかな。
リアルタイムじゃなくて。
過去っぽければ、文語でも違和感ないな。それこそ、あゆ/まゆでも。
そのへんをうまく書ける自信がないから、俺は祐一視点の一人称で原作の劣化コピーに徹しているのだが。
踵はともかく、躊躇はさすがに文語とはいわんだろ
躊躇ぐらいは原作祐一も使ってそうなもんだが
テキストにGrepかけたら「躊躇」も「踵を返す」も使ってたぞ。
すべて地の文でだがな。
何気に祐一の地の文って結構堅いからな。
言動や行動からは想像しにくいけど。
「けだし」、「たとい」、「乍ら」みたいな言葉も Kanonだと違和感が。
よしんば、ありてい、しからば…
>>963 だよなぁ。
そのせいでキャラが余計に捉えにくい。
>>962-963 原作やってても違和感あった所だ。
まあ、いずれにしろ一人称より三人称の方が制限は少ないと思うんだけど。
968 :
950:03/06/16 20:50 ID:DrhX5bIg
>>957 全然意識してなかった>次スレ
悪い、なんか俺じゃ無理みたいなので誰か代わりにたのんます。
テンプレ新しく追加があったら更新してくれ
ヒマなら立ててみる
>963
そのせいで馬鹿やってても内面は醒めたヤツってイメージがある。
971 :
950:03/06/17 21:59 ID:fqO3M/OX
>>969 こういうスレは、変に奇抜にするより無難が一番だと思ふ。
というわけでそのままでよろ。
972 :
969:03/06/17 23:58 ID:flurX9TA
>>972 乙。
んじゃ恒例リレーSS
お題:結婚
結婚。
それは禁句である。
イコール死を意味すると言っても過言ではない。
いきなり出てきたサブキャラが結婚と口走ったら、そいつは死ぬ。
最終回に親友の結婚式へと急いでいたら、道中刺されて、瀕死で出席することになるだろう。手ががくりと垂れ下がったところで「完」だ。
無事に結婚式が済んでも安心してはいけない。次の日に死ぬという悲劇、なるパターンすらある。
何しろ結婚は人生の墓場という言葉があるくらいなのだ。これは誤訳との説もあるが気にしない。
ともかく、禁句なのである。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「結婚しよう、ゆーいち」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
神を殺して、金色のオーラを解いて、やたらでかい長剣を鞘に納める。
すると、えぇと、愛の力とか友情の力とか勇気の力とか、まぁ、なんだ、そういうのになっていてくれた仲間――ちなみに全員女性だクロスオーバーだ知るかもうどうでもいいんだ――が生き返ってきて、異口同音にそう言った。
話聞いてたのかオマエたちは、とか、その括弧は止めろ、とか、閉じ括弧と数対応してないだろ、とか、人数は合ってるのか、とか、どこから突っ込んで良いか判らなかった。
判ったのは、俺はここまでらしい、ということだけである。
だが、そこに救いの手は差し伸べられた。
「あのね、皆さん。日本国憲法とか民法とかによって、一人の男性とは一人の女性しか結婚できないことになっているんですよ」
頬に手を当てながら秋子さんはそう言った。途端に周りにどよめきが巻き起こる。
俺としては
(いやあんたもさっき「「「「「結婚しよう、ゆーいち」」」」」」」葬列に混じってたじゃないか)
とツッコみたかったが我慢した。
でないと、7つの空間を飛び越えて俺の口に謎ジャム(属性:毒神魔死飛藁)が顕現してしまうからだ。
ともあれ、秋子さん(ちなみに秋子さんには「さん」をつけないと、7つの空k(略)の一言でその場には異様な空間が広がる。
そしてその結果、当然のように、必然のように、自然のように、ある種の空気が生じた。
つまり「ゆーいちと結婚する人を決める武闘会」である。
そう救いの手かと思われた発言は一転して血で血を洗うバトルロイヤルの引き金となったのである
もはや食卓は戦場と化した、「Fire in the hole!!」 「medic!medic!」
「あはは〜、舞。一緒に頑張ろうね」
「栞、私たち姉妹で失楽園でしっぽり逝くわよ〜!」
「真琴…この戦いが終わったら祐一さんと私とあなたで祝杯を上げましょう」
「お母さんにも祐一さんをちょっとわけてね。名雪♪」
「「「「はぁ?」」」」
「佐祐理…もう邪魔」
「おばさん臭い美汐と祐一じゃ似合いっこないわよ〜」
「私に姉なんていないです」
「お母さん、ちゃんと自分の年を考えてよ〜。私恥ずかしいよ〜」
部屋は一瞬にして氷点下まで下がった。
「う、うぐぅ〜。ボクのこと忘れないで]
それから、一週間が経った。
戦場には、倒れている影、影、影……立っている人間は、ひとりだけだった。
別にこれは叙述トリックで、その他にも狐が立っていた、生き霊が立っていた、ロボットが、鬼が、微妙なところだが翼人が、という事は無い。
立っている影は、はっきりきっぱりぎっしり、ひとつだけである。
つまり、どうやら、決まったらしい。
影は、俺の元へ走ってきた。
たったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったったっ。
一週間の全力のバトルの後だというのに、元気なものである。
影は、荒い息をついた。
はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。
荒すぎるように見えるが、擬音とはこのように長々と一行分は入れなければならないのだから仕方ない。
影は、言った。
これで、言った台詞が「やらないか」だったら、前スレのオチと同じになってしまう。封印すべきだ。
だから影は、こう言った。
「わたしが、ゆーいちおにーちゃんのお嫁さんだよっ」
――どうやら、俺の妹に、決まったらしい。
いきなり誰なんだお前は、という突っ込みは、最早今更であろう。
いいじゃないか、妹。たとえオリジナルでも、たとえカノン本編に出ていなくても、たとえ一週間前には居なかったような気がしても、だ。
妹だぞ妹。古風なセーラー服に黒ストッキングの妹だぞ。おっけーじゃないか。
こういう妄想を許容できるかできないかで、人生が分かれる。
肝に銘じておくがいい。「許容したらおしまいだ」。
俺はもうおしまいなので、どうでもいいのである。
俺は、后と決まった妹の肩に手を伸ばす。
伸ばそうとした。
すると突然、クローゼットの扉が開いた。
クローゼットの存在そのものが突然だと思った。
扉の中から、ふたつの影が飛び出してくる。
爬虫類。
どちらも、見慣れない顔だった。
いや、爬虫類の話ですよ爬虫類の。
どちらも、首が長かった。
いや、爬虫類の話ですよ爬虫類の。
言うなれば、首長竜であろう。
いや、爬虫類の話ですよ爬虫類の。
強そうだった。
いや、爬虫類の話ですよ爬虫類の。
その強さはどれくらいかと言うと、例えば、来栖川綾香や坂下好恵を秒殺するくらいだろうか。
いや、爬虫類の話ですよ爬虫類の。
以上はあくまでクローゼットから飛び出してきた爬虫類に対するコメントであり、決して実は人類というわけでは。他意があるわけでは。
とりあえず爬虫類はおいといて…
萌えておくことにした。
香里の裸エプロンを想像…ちょっと似合わないかも。
「……ゆーいちおにーちゃん? 香里さんって誰? 裸エプロンって何?」
おおっと、しまった。また「考えを思わず口に出してしまう癖」が出てしまったようだ。
けだし祐一は自分が薄暗い地下洞窟鍾乳洞に倒れて寝ていることに気がついて覚醒した
「うっひょっひょッ、お目覚めかねッ?」
目の前に老いさばら得た怪しげな怪老人がいた(頭の触覚はどこかでみたことあるな)
踵を返して見回せば一面肉塊の花畑になっているではないか
それらを天使の血がもたらす透徹された視力でよくよく監察すればヒロインたちの死んだ亡骸
といったところらしい
「わしの名はDr.カタワキ教授じゃ研究課題は究極のヒロインを作成することッ!!」
よしんばカタワキはオペラ歌手のよう大仰なしぐさで手を広げニ三回ターンした
「これらヒロインたちの肉片をつなぎ合わせすべてのヒロインの長所を受け継いだ
究極ヒロインを作るのがわしの夢じゃッ!!!!」
「フランケンシュタインみたいなものかッ!?」
俺はそう思った
「あんな化け物と一緒にするでない〜〜〜〜ッッ!!」
思ったと思ったら口に出していたようだ
「一緒にするでないってあんたアホですか。いやアホですね」
祐一の肩に手が掛けられる。振り向く。
制服を着た警官が祐一を観ていた。
「ちょっと私と一緒に来て貰えるかな?」
「…………」
鉄格子の隙間から月明かりが漏れている。
祐一は体育座りしながらそれを観ていた。
一方その頃、川澄家。
「……あ」
湯を入れてから舞は気づいた。
カップ焼きそばのソースは、先に入れてはいけないことに――
ズズズ…
美汐は祐一の隣でお茶をすすっていた。
『ゆーいちと結婚する人を決める武闘会』も予選が終わりいよいよ本戦に突入していた。
「朱雀の方角ッ! 姫川琴音ッ!!」
全身にオーラを漲らせた琴音が闘場に現れる。
「琴音ちゃ〜〜〜んッ!! アタシたちのぶんまでがんばってぇ〜!!」
琴音を応援しているのは志保である。
志保、レミィ、琴音ら超先生ガールズもまた、東鳩の力をしらしめるために、
この大会に出場していたが、すでに琴音以外は予選で敗退していた。
優勝候補と目されていたレミィは得物が弓矢であることが禍し、
拳王の二指真空波によって眼球を貫かれた。傷は脳にまで達し、もはや再起不能だ。
「玄武の方角ッ! 『サイファイハリー』のジノリッ!!(知っている人います?)」
ちょっとまて、そいつは葉鍵に関係ないぞ。てゆうかマイナーすぎだ!
そんなブーイングとつっこみのなか、本戦第一試合はしめやかに開始した。
「オーーースッ!! おまえらに質問ッ!! 超能力に必要なモノはなんだ!!」
琴音が観客席に向かって大見得を切る。
超能力に必要なもの? イヤボ〜ン? ヤク? ヘッドギア? 『矢』?
「オッス!! RR(リアルリアリティ)ですッ!!」
半裸モヒカンというルックスで統一された琴音軍団が蛮声をそろえて答える。うっさい。
「お〜〜し、そのとおりだ!! RRなんて簡単なもんよRRだしゃいいんだからよ」
続かない
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