名雪の両足首を持ち左右に拡げると、わずかに口を開いた性器から細い紐が出ているのが見えた。
「名雪、お前もしかしてアノ日なのか?」
「ウン…黙っててごめんね。急に始まっちゃって…」
申し訳なさそうに、俯き加減に答える名雪。
そう言えば、ショーツを脱がした時にナプキンが付いていたのを思い出した。
汚れてなかったから大丈夫だろうと思っていたのだが、併用していたのか…
「ったく、しょうがないな。今日はやめとくか。」
「えっ、そんな…」
ちょっと不機嫌そうな顔をして言うと、名雪は表情を曇らせた。
「判ったよ、そんな顔すんなって。ちゃんと気持ちよくしてやるから。」
そう言って名雪を横たわらせ、再び脚を拡げさせた。
彼女の性器に顔を近づけ、両手の親指でゆっくりとそこを開く。
薄桃色をした粘膜の窪みから紐が出ているという光景に、愛撫することも忘れ暫し見惚れた。
膣内で吸収されているのであろうか、体液の分泌がいつもより少ないように見える。
視線に耐えられなくなったのか、名雪が溜息混じりに切なそうな声をあげた。
「ゆ、祐一ぃ…恥ずかしいよぉ…」
その声にはっと我に返った俺は、ゆっくりと粘膜に口を付けた。
「はぅっ!」
名雪が小さな叫び声をあげたが、構わずに舐め続ける。
味わい慣れた粘膜の酸っぱさに、少し鉄の様な味が混ざる。
血の味だ…
それは決して不快な味などではなく、むしろ良いアクセントとなり俺を興奮させた。
「うっ、うっ、うぅ〜」
押し殺したように喘ぎ続ける名雪。
その反応を確かめる様に、様々な場所を責め立てる。
薄く小さな小陰唇を甘噛みし、針の穴ほどの尿道口に吸い付く。
膣口から、更にその下にある蕾までを何度も何度も往復し舐め続けると、
名雪は狂おしげな声をあげ始めた。
この頃には、タンポンの紐が口の中に入っても気にならなくなり、
膣口を舌でこじ開けたり、口を押し付けて膣内の蜜を吸い出したりした。
「や、やめてっ、汚いよ、あぁぁん、はっ」
名雪の喘ぎを無視して膣口を吸い続ける。
膣内に溜まった液体は、流石に粘性も高く血の味も濃かったが、
名雪の体から分泌されたものだと思うととても愛しく、少しでも多く体内に取り込もうと、
躍起になって吸引を続けた。
どのくらいの時間が経っただろうか。名雪の反応に変化が訪れた。
絶頂が近いのであろう。
喘ぎ声ははっきりしたものに変わり、体も小刻みに震え始めている。
それを確認した俺は、今まであえて触れないでいたクリトリスを剥き出しにした。
ようやく外気に触れたそれは小さなものであったが、快感の為に明らかに尖っていた。
粘液にまみれた人差し指でやさしく触れると、名雪の体がビクビクと波打つ。
俺は更なる快感を味あわせてやろうと、小さな突起への愛撫を始めた。
粘液を塗りつけるように指で円を描き、包皮を戻し上からやさしく押し潰した。
「…うっ!…あうっ!!」
声にならない叫び声をあげ続ける名雪。
次に指での愛撫をやめて、舌先を尖らせて小刻みに舐めるものに変えてみた。
クリトリスを舐めながら膣内に中指をゆっくりと差し入れる。
第2関節あたりまで入れたところで、指の先に異物感を覚えた。
間違いない、彼女の体液の染み込んだタンポンだ…
これ以上の挿入は、彼女の膣内を傷つけてしまうかもしれない…
そう思った俺はそのまま、膣の比較的浅い部分を掻き回し始めた。
指を動かす度に、ひしゃげて形を変える膣口。
膣の上側、ちょうどクリトリスの裏側にあるしこりの様な場所…
名雪を絶頂に導く時には、いつも刺激している場所だ。
指をカギ状に曲げ、その場所に引っかかる様にして素早く抜き差しを始めた。
名雪は激しく悶え、辺りはばからぬ絶叫をあげ続ける
俺はトドメとばかりに剥き出しになっているクリトリスに吸い付いた。
「うっ!!」
一瞬、低いうめき声をあげ、名雪の全身が弓の様にしなった。
達したのだ。
何度か身体を大きくうねらせ、そのまま崩れ落ちた。
陸に打ち上げられた魚の様に口をパクパクとさせ、焦点の定まらない眼をしている。
激しく収縮を繰り返す膣内から指を引き抜いた。
この様子だと絶頂感はしばらく続くだろう。
手持ち無沙汰になった俺は、あることを思いついた。
再び名雪の股間を拡げると、性器から顔を出している細い紐に手をかけゆっくりと引っ張った。
体液を吸い込んで容積を増しているのか、膣内で引っかかってなかなかその姿を現さない。
剛を煮やした俺は、彼女の性器に手を添えて膣口を開くようにして一気に引き抜いた。
出てきたものに眼をやる。
性器との間に何本もの愛液の橋を作ったそれは、名雪の月経血と愛液を吸い込み、
使用前のサイズより明らかに倍以上に膨らんでいた。
不思議だ…
普通ならば眼を背けたくなるようなものだが、名雪のものだと思うと嫌悪感などまるで起こらない。
「うぅん、祐一ぃ…」
ようやく名雪が気が付いたようだ。
名雪の横に並ぶようにして横たわり、彼女を抱き寄せる。
そして、やさしく頭を撫でながらついばむようにキスをした。
「祐一、優しい…」
そう言うと、名雪は俺の胸に頭をうずめた。
「バカ…これから目一杯苛めてやるからな」
俺は幸せを噛み締めながら、再び名雪と唇を重ねた。
以上。
ふぅ〜ようやく完成しました。
やっぱ、小説なんか書くもんじゃねぇな。えらい時間掛かった。
読み返すと、あれだ、なんかポイントが定まってないな。
あんま、クンニ小説じゃないしな。
それと、2が二つあるが細かい事は気にすんな。