――神尾家――
観鈴「住人さん、家が無くて困ってるんだって…」
晴子「犬や猫飼うのと違うんや。そう簡単に泊められへん」
観鈴「でも、雨が降ったら風邪ひいちゃうよ?」
晴子「………そうやな」
住人「泊めてくれるのか?」
晴子「物置ならつこぉてもええよ」
――住人は神尾家を制圧しました。
住人って葉鍵板住人の事でつか?
大富豪ってことか?
てっきり戦略シミュレーションのアレかと。
売春クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
駄スレだわ〜♪
なぁ、香里、抱かせてくれよ、なぁってば!
トリップテスト
もいっちょ
目指すは来栖川グループ乗っ取りか?
|( こ))
|从从)
|−゚)リ ・・・(ふかふか)。
⊂ノ
|
これは?
うーん・・・
誰か使ってそうなんだけどなあ
――駅――
うらびれた駅の前で、黒髪の少女がシャボン玉を吹いていた。
美凪「……?」
観鈴「あ、この人は私のクラスメイトの遠野美凪さん」
美凪「……」
住人(何でこいつ、さっきからずっと黙ったままなんだ?)
美凪「……」
住人「……」
美凪「ちっす」
――美凪が仲間になりました。
住人「嘘っ!?」
葉鍵のキャラ同士で侵略しあいましょう
往人
しかも住人のまま…
22 :
貧乳は嫌い:03/04/01 13:17 ID:K8mZn9PD
「あ……なに?どうしたの?」
放課後の屋上。みさきの周りを数人の男子生徒が取り囲む。
「ふーん、気配でわかるんだ。すげえな」
「ああ。でも、俺たちの顔まではわかんないだろ?だから安心だ」
「屋上なんてこんな寒い日はだれも来ないしな」
「……どういう事?」
みさきは取り巻く気配が何かドロドロしている事に気付く。
「川名さんさあ、大変だよな」
やがて一人の生徒が馴れ馴れしくみさきの肩を抱く。
「目が見えないってどんな感じなんだ?俺たちには全然わかんねえんだよな」
その生徒の手はゆっくりと肘へおりていって、
「!!いやあ!やめて!」
みさきの乳房を制服ごとつかんだ。
「でも、聞いたんだよな、目隠しプレイって凄く燃えるってさ」
他の生徒もみさきに近づく。手を、足を、掴んで動けなくしてしまう。
「なんで……なんで私が……」
「だってさあ、興味あんじゃん。天然の目隠しプレーヤーも感じるのかなあって」
そのまま、その生徒はみさきのスカートをまk
みさき先輩ファンに殺された?
――某即売会会場――
詠美「今日も詠美ちゃん様の一人勝ちっ! やっぱあたしは同人のために生まれてきた大天才なんだわ〜」
彩 「はあ…」
詠美「あんたも絵だけは上手いんだから、ちゃんとあたしの真似すればもうちょー売れまくりのウッハウハよ」
彩 「……」
詠美「なによお、完売なんだからもうちょっと嬉しそうにしたらー?」
彩 「……すみません」
詠美「また誰からも見向きもされない弱小サークルに戻りたい訳? 」
彩 「あ、それは…」
詠美「この詠美ちゃん様と一緒に書き続けたかったら、自分のちおょう古臭い作風なんて忘れる事ね〜」
彩(…いいのかな、こんなこと…)
彩(私が同人を続ける理由って、なんだろう…)
彩の忠誠度が大幅ダウン
――来栖川――
綾香「姉さん、暇? 一緒に水着買いにいかない?」
芹香「……?」
綾香「去年のまだ持ってるって? もう、そういうのは毎年買い変えるもんでしょーが」
芹香「……」
綾香「それに今年の海は特別じゃない。せっかく父さんが私たちのために張り切ってる訳だし」
芹香「……」
セリオ「旦那様は新興事業として、人工の少ない海寄りの土地を買い取り、レジャー施設を作る計画を現在進めています」
セリオ「その際、家族で骨を休めるためのプライベートビーチの事も考慮されてらっしゃるようです」
綾香「説明ありがと。わかった姉さん? たまには親孝行してあげましょうよ」
芹香「……」
綾香「え? その土地の人が可哀想? そりゃあ、開発が進めば反対する住人が出てくるでしょうけど…」
セリオ「誰も不幸にならない事業などありません。気にする必要はないと思います」
芹香「……」
綾香「…姉さんは優しいものね。姉さんのそういう私に無い所、好きだな」
芹香「……」
綾香「照れない照れない」
来栖川侵攻まであと20週
26 :
名無しさんだよもん:03/04/01 15:09 ID:zyB5elMC
「犬さん…」
「あ、お弁当ですね」
佐祐理がお弁当の残りを地面に置くと、野良犬は猛烈な勢いでそれを食べ始めた。
佐祐理「…よく食べる」
「最近、下校の度に見ますねー。懐かれちゃったのかな?」
「…犬さん、嫌いじゃない」
「でも簡単に飼えるものじゃないから…」
残り物を全て与えると、二人は再び帰路につく。
「くぅ〜ん」
「…ついて来る」
「はぇ〜、困りましたね…」
「パクマンさん」
「え?」
「名前…決めたの」
「はあ…舞がそう言うなら」
パクマンさんが仲間になりました。
27 :
名無しさんだよもん:03/04/01 21:55 ID:5FZmWfl0
鬼畜王を思い出した
猿みたいにはまったな
がんばれ ageといてあげよ
28 :
名無しさんだよもん:03/04/02 16:40 ID:8EvsMWX4
――神尾家――
「遅いぞみちる」
「なんの用だ国崎往人っ――! みちるは美凪と遊ぶので忙しいんだぞ!? 」
「ちょっとな、野暮用だ」
「くだらない事だったら、蹴っ飛ばすからね」
こます
→娼館に連れて行く
ボーナス
政治訓練
軍事訓練
29 :
名無しさんだよもん:03/04/02 16:41 ID:8EvsMWX4
「金を稼いでもらう。みちるの体を使ってな」
「やだ」
ごっ。
「にょわっ」
「ただ飯食いの癖に偉そうな口聞くな。だいたい、美凪もやってる事だぞ」
「美凪も?」
「そうだ。美凪はお前との生活費を稼ぐために毎日働いてるんだぞ」
「……」
「少しは手伝ってやろうとか、思わないのか?」
「…思う」
「よし、決まりだな。高槻、少し暴れるだろうが丁重に扱えよ」
「わかってるぜ大将。大事な大事な商品だあぁぁぁ……へへっ」
「壊すなよ」
「体の方は、な…。ただし心の方までは保障できないねぇ」
高槻の嘗め回すようないやらしい視線に、みちるは身震いする。
「ねえ、仕事って…何するの? みちるにもできる事?」
「ああ、できるさ。美凪に教えてもらえ」
「うん…」
(美凪に迷惑かけてちゃ、駄目だよ…)
(みちるは、美凪を守りにきたんだから…)
みちるが売春宿に入りました。
(・∀・)ハイーキョ
観鈴「あ、カラス」
往人「学校、遅刻するぞ」
観鈴「うん…ちょっとだけ」
観鈴は手荷物を往人に渡すと、カラスの方へと駆け寄っていった。
往人「…やれやれ」
「今朝も暑いねぇ」
背のよりどころとしていた武田商店から、老人が出てきた。
往人「まったくだ。朝からこれじゃあ、昼は絶望的だな」
しばらく二人で空を見上げる。
遠くで観鈴の声が聞こえた。まだ掛かりそうだった。
武田「お守りも大変だねぇ。若いの」
往人「…そうだな」
武田「ほれ、飴でも舐めて待ってな」
往人「金は無いぞ」
武田「見りゃ判る」
往人「…すまんな」
往人は巨大飴玉を手に入れた。
(・∀・)ハイーキョ(・∀・)ハイーキョ
…たて逃げか?
保守してみる。
極めて交通量が少ない田舎の道路に、たった一台だけバスが走ってきた。
ブロロロロッ…。
夏の町に、一人の男が降り立つ。
往人「…久しぶりだな」
簡素な作りのバス停を見て、変わらないこの場所に俺は少し安堵した。
全国を旅し続けて数年。
この夏の気配が濃い田舎町も以前、立ち寄った事があった。
往人「観鈴は、元気にしてるだろうか…」
以前立ち寄った際、寝床を提供してくれた人懐っこい少女が気に掛かる。
自分が帰ってきた事を知れば、また泊めてくれるだろうか。
往人「いや…泊めてもらわなけりゃ、困るっ!」
他人よがりな考えに、我ながら情けないと思う。
しかし、住所不定者にも色々と訳があるのだ。
俺は旅の路銀を、今までは人形劇で稼いでいた。
たまに警察官から職務質問されたり、邪険に追い払われたりもしたが、稼げないほどではなかった。
むしろ、警官のマークが多いほど町は賑やかな証拠だ。
しかし最近、ささいな変化だが警官を見なくなった。
町を守るのが役割だった人間たちが、姿を見せないのだ。
一見、俺の職と何の関係もなさそうなこの出来事が、実は俺にとって致命傷だったのだ。
町から警官が消えた途端、住人達が集まって自治を始めたのだ。
住所不定の俺は社会の出来事に関してよく判らないが、汚職だの内部腐敗…という単語くらいは耳にした事はある。
自分たちの町を守る…という使命感に燃えた住民たちは、自らの手で世の中を変えていった。
まあ、実際なにをやっているのかまでは詳しく知らないが…一つだけ判るのは、俺の仕事がしにくくなったという事だ。
人形劇どころか、家を持たないだけでゴミの様に扱われ追い出されてしまう。
路銀も尽き、俺が最後に当てにできる所といったら…この町しか思いつかなかったのだ。
バス停から歩く事数分、商店街に着く。
一年前と全く変わらない風景。
感慨にふける前に、俺には確かめなくてはならない事がある。
往人「……」
町の人「……」
無言のまま通りすぎる。
真昼間から、若い男が町を徘徊する事に関して、何の違和感も感じていない。
往人「……しっ!」
小さくガッツポーズをとる。
思ったとおりだ。
意図がわからない
調教担当は高槻か。適役だね。
助手は誰にする?
もち聖で。
40 :
36の続き:03/04/13 10:42 ID:+ldqHfVd
思ったとおりだ。
この町には警察に取って代わる程、力の強い自治会がまだ無い。
平和な田舎町ほど、昔ながらの自治が根付いたままだと踏んで正解だった。
つまり、俺みたいな宿無しがうろついていても、いきなり町から放り出される危険は無いという事だ。
もちろん、人形劇だって…。
しばらくここを根城に稼ぐ事ができれば、俺の放浪ライフが戻ってくる訳だ。
往人「勝利を我が手に…っ!」
まずは観鈴の家に顔出しに行こう。
自分から人を頼るのは好きじゃないが、今はそういう意地を通している余裕が無い。
無銭で無理を続けた体が、もう限界に近づいてきている。
早い話が、空腹で死にそうなのだ。
頼りない足取りで神尾家を目指した。
――神尾家――
玄関前のチャイムを無視して、堂々と中へ入る。
勝手知ったるなんとやらだ。
往人「誰かいるか?」
誰の反応も無い。
往人「当然…か。平日の昼間だしな」
往人(事情は後で話せばいいか。とりあえず休ませて貰おう)
ずかずかと家の中に上がり、一直線に台所を目指す。
往人「なんだ、冷蔵庫からっぽじゃないか…何考えてんだ?」
「あ、あの…」
往人「菓子でもなんでもいい、とにかく食えるものは…」
「す、すすす、すみませんが……っ!」
往人「…あ? 誰だお前」
「え?」
往人「この家の者じゃないな…泥棒か? おまけに耳に変なもんまでつけて」
「ど、どろぼうなんてとんでもないですっ!! 」
「わ、私はHMX-12型マルチと申しまして、ええといわゆるメイドロボなのですっ。ですから泥棒とは違うわけで…」
往人「メイドロボ…」
聞いた事はある。
なんたらって会社が、家事等を完璧にこなす人型の機械を制作していると。
詳しく新聞やニュースを見たわけじゃないので、ただの絵空事だと思っていたが…。
往人「よくできてるな。人間と外見は変わらないじゃないか」
マルチ「はいっ。判って頂けて光栄です」
往人「でも泥棒である事には変わりないな」
マルチ「へっ!?」
往人「誰も居ないのに鍵が開いてるからおかしいとは思ってた」
マルチ「ち、違いますぅ! これには深い訳が…」
1
2
3
4
いや、点呼かと。
見てる人けっこういたんだな。
悪司=耕一、とすると…わかめ組はこんな感じか?
元子=楓
愛=梓
ぬらりひょん=柳川
そして
年増=年増
初音ちんが余るなあ…
| _
| M ヽ
|从 リ)〉
|゚ ヮ゚ノ| 年増って一体誰の事かしら?
⊂)} i !
|_/ヽ|」
|'
初音は殺でいいじゃん。
楓ちゃんは耳年増って年頃だろうけど、
千鶴さんはリアル年増・・・ゲフッ(吐血
54 :
名無しさんだよもん:03/04/15 23:40 ID:5rBrlexZ
寝取りSSまだですか?
ONEヒロインをかたっぱしから寝取ってください。
大市民パロディスレかとオモタ
往人「でも泥棒である事には変わりないな」
マルチ「へっ!?」
往人「誰も居ないのに鍵が開いてるからおかしいとは思ってた」
マルチ「ち、違いますぅ! これには深い訳が…」
往人「全く、機械に泥棒させるなんて世も末…っ」
どんっ。
往人「がっ…」
背中に強い衝撃がはしり、思わず膝をつく。
往人(鉄パイプか何かで殴られた…他に仲間がいたのかっ!?)
マルチ「セリオさん、駄目ですっ!!」
マルチが俺を庇うように覆い被さる。
セリオ「どいて下さい。目標はまだ余力を残しています」
マルチ「暴力はだめですっ…暴力はっ…!」
セリオ「……」
それ以上攻撃を加えられる事は無かった。マルチの頼みがきいたようだ。
往人「…これは、どういう事だよ…」
マルチ「すみません、私がちゃんと説明していればこんな事には…」
セリオ「私から説明します。マルチさん」
58 :
山崎渉:03/04/17 15:33 ID:BiZElejP
(^^)
213.25.170.97 , 213.25.170.97 , ?
佐祐理はぜひ遥で
(・∀・)ハイーキョ
うちのパソコン、悪司止まりまくり。
さすがに買い替え時でっせ。
63 :
名無しさんだよもん:03/04/23 07:00 ID:T9DuNqlj
セリオ「私から説明します。マルチさん」
淡々とした口調で喋る。耳の機械といい、こいつもアンドロイドだろう。
セリオ「あなたのご想像通り、神尾家がこの家の持ち主でした。…つい先日までは」
往人「…何? どういう事だよ」
セリオ「現在、この家の所有権は来栖川グループが保持しています。神尾晴子から正式に買取りました」
往人「嘘だろ…?」
あのテコでも動きそうに無い晴子が、この家を売っぱらっただと?
一体何のために…。
出て行ったのだと言われて、すぐには納得できない違和感があった。
家の中だって、まるで昨日までここに住んでいたかのよう…。
往人「おかしくないか?」
セリオ「…何がでしょう?」
往人「家具類から何まで、置きっぱなしじゃないか。普通出て行く前に処理するだろ」
往人「第一、何でお前らみたいのが居る? 入って来た人間を叩きだすなんて、まるでヤクザの居座りか何かみたいだな?」
セリオ「……」
マルチ「セリオさん、本当のことおっしゃった方が…」
セリオ「…ですから説明など無意味だといいましたのに」
セリオ「あなたのおっしゃるとおりです。私たちは来栖川の指示により、この辺一帯の土地を買収しています」
セリオ「多少強引な手を使ってもいい…とマスターは仰られたので」
往人「やっと白状したか。…まあいい、晴子達は何処へいった?」
セリオ「さあ、存じませんが。他に用事が無いようでしたら、即刻お引取りを」
往人「いや、後一つ…」
セリオの返答を待たずに、渾身の力をこめた拳を振りかぶる。
女の顔をしていても容赦はしない。こいつは心を持たない機械なのだから。
往人「さっきの礼、返させて貰うっ!」
セリオ「無駄です」
セリオは女の細腕で、俺の拳を軽く弾いてしまう。
セリオ「さっき殴られた時にわかっていたでしょう。人間の肉では、機械に太刀打ちできません」
往人「……くそっ」
セリオ「口でいっても理解してもらえないのであれば、強制的に排除するだけです」
マルチ「あ、待ってくだ…」
そこで俺の記憶は途絶えた…。
マルチ「うぅ…」
セリオ「早く気持ちを切り替えてください。終った事です」
マルチ「で、でも…さっきの人、何回呼んでも目を覚まさなかったんですよぉ? もし大変な怪我だったら…」
セリオ「ただの脳震盪です。それより…」
セリオはさっきから何度も、右手をいじっては調子を確かめていた。
往人の拳を受けた腕だ。
セリオ(おかしい…たいした衝撃ではなかったのに、機器類が内側から破壊されている)
セリオ(妙な力を持つ男…。早めに処分した方がよさそうですね)
密かに見てるからがんばれ
「……とさん」
懐かしい声が聞こえる。女の子の声。
ぼんやりとしか聞き取れないのは、夢現だからだろうか。
何度も何度も名前を呼ばれ、徐々に意識が覚醒していく。
「往人さん」
往人「…観鈴、か?」
目をあけると、観鈴と太陽の光が並んで見えてた。
ベンチで寝ていたらしい。あたりを見回すと、ここが駅だというのがわかった。
往人(俺は確か、観鈴の家で…)
誰かが運んできてくれたのだろうか。
観鈴「頭の怪我、痛くない?」
久しぶりに見た観鈴の顔。最後に会った時は笑顔だった。
往人「大丈夫だ。それより…」
観鈴「ん?」
往人「元気だったか?」
観鈴「うんっ。私はいつでも元気だよ」
晴子「盛り上がってるとこ悪いけど、この美女の存在を忘れてへんか?」
往人「何だ晴子か」
晴子「何だとはなんや、この居候っ!」
往人「居候もなにも、お前の家は既に無いだろうが」
晴子「なんや、事情もう知っとんのかいな。まあ、それでもあんたが居候である事には変わらへんで」
晴子「この駅は、うちらの家やからな」
往人「……は?」
往人「家取られて、おかしくなったか?」
晴子「…いちから説明せんとあかんな」
晴子「あんた、あのメイドなんたらってのと会うたやろ? 最初あの子らが来てな、うちらの家を譲ってくれいうねん」
晴子「なんでも、土地開発でこの辺一帯の家が邪魔なんやと。まあ退く代わりに、ごっつええマンション譲ってくれて、さらに土地も買い取ってくれるらしいんや」
往人「その条件、飲んだのか?」
晴子「あほかっ、うちはこれでも、あの家気に入っとんねん。なんぼ積まれても退く気なんか無かったわ」
往人「じゃあ、やっぱり脅されたのか?」
晴子「いや、普通に説得されただけや。雨の日もあしがたく通って、ほんまええ子達やったなぁ…」
往人「あのなあ…」
観鈴「往人さん、自治体って知ってるよね?」
往人「多少はな」
観鈴「機能してない警察に代わって、団結して自分たちで町を守ってる人達の事なんだけど…」
観鈴「その自治体も、この町みたいな平和な田舎では盛んじゃないの」
観鈴「そういう、警察も自治体も機能していない平和な町って、強い力…例えば権力とか犯罪には凄く脆いんだって」
往人「観鈴…しばらくの間に、少し賢くなってるな」
観鈴「誰でも知ってるよ…テレビで毎日やってたし」
晴子「まあぶっちゃけた話、来栖川がこの町を乗っ取ろうとしてても、うちらを守ってくれるお上はおらんちゅーことや」
晴子「うち一人が意地張ってても、他の皆に迷惑かかるしな。仕方なしや」
往人「……」
晴子「けどな、家取られて、向こうに都合のいい住処割り当てられて、何や手の内で転がされてる気がして好かんねん」
観鈴「お母さん、それでマンション話断っちゃったんだよ」
往人「まさか…本当に駅で暮らしてるのか?」
晴子「そやっ! 他の皆が出ていっても、うちだけは残って抵抗したるで!」
観鈴「ぱちぱち…」
往人「……」
晴子「なんや、ノリ悪いで」
往人「…大変だったんだな、俺の居ない間に」
晴子「あんたが居たかて、どうになる訳でもないやろ」
往人「…まあな」
晴子「まあそういう事や。暖かい布団は用意してやれへんけど堪忍な」
晴子「寒くなったらこんなごっこ遊びしてる訳にもいかんし、冬までには落ち着く。宿目当てならそれ以降に来たってや」
往人「…そうか」
観鈴「往人さん、出てく前に病院寄ってこ」
往人「たいした怪我じゃない」
観鈴「でも、頭打ったらお医者さんに見て貰わないと」
往人「おい、引っ張るな…」
往人(聖は…この状況で何を考えてるんだろうな)
往人(晴子のように、諦めてなきゃいいが…)
往人(……よそ者の俺には関係ない事か)
70 :
名無しさんだよもん:03/04/24 16:23 ID:zDpjyuJm
がんばってくれ、面白いよ
72 :
名無しさんだよもん:03/04/25 22:12 ID:XrhcCamL
面白そうなんだけど悪司積んだままなんだよなー
何となくアリスゲーは葉鍵に慣れた俺にはちょいと酷だ。
俺は葉鍵慣れてから悪事やったが、一ヶ月間くらいはまりっぱなしだったぞ。
難易度は高くないのに、ついついやり込んでしまう。
大番長が楽しみだ。
調教師は高槻だけじゃな…。
聖と、巳間の三人で。
俺を殴ってくれ
( ・∀・)つ)Д`)
はぁはぁ
クルスガワのっとりはどうなったですかビビビ
>【小さいままじゃ】【終れねえ】
千鶴さんの台詞ですか?
【小さいままじゃ】みちるの成長期【終れねえ】
売春マダー?
晴子さんまだー
みちる肉奴隷まだー?
85 :
名無しさんだよもん:03/05/11 12:05 ID:jKzwiwIH
age
cgi死んでる?
no
北川=島本をキボンヌ。
外見は正反対なれど、何気に人懐っこい性格で、情報は集まりそう。
88 :
名無しさんだよもん:03/05/18 16:45 ID:qOJhsBzd
――霧島医院――
往人「聖、いるか?」
聖「久しぶりだな、国崎君。待っていた」
佳乃「往人くうううぅぅ〜〜〜〜〜んっ! 久しぶり〜〜〜〜〜!!」
往人「抱きつくな…暑い」
聖「……っ!」
往人「殴るな…痛い」
聖「まあ感動の再会の続きは後にして…佳乃。神尾さんも、少し外してくれないかな?」
佳乃「えぇ〜なんでぇ? お姉ちゃんだけ続き?」
聖「大事な話があるんだ。二人にも話したろう?」
観鈴「…うん。佳乃ちゃん、外で待ってよ」
往人「…大事な話、か」
聖「その顔は、私が何を話すのかもう判ってますって顔だな」
往人「まあな。大変なんだってな、この町」
聖「…ふふ」
往人「何だ?」
聖「のん気なものだな、君は」
往人「…他人事だろうって言いたいのか?」
聖「そういう意味じゃない。まあ…それは後に話すさ」
聖「事情はどこまで飲み込めているかな」
往人「来栖川って企業が、この町に進出して来たんだろ。住人の中には、家の立ち退きを余儀なくされた奴も居るって聞いたが。そういやこの病院も取り潰しか?」
聖「病院や公的施設は安全だ。数メートル先の家の安否までは判らないが」
往人「そうか…良かったな」
聖「何もいい事など無いよ。自分の家が無事でも、周りの景色が変われば、それは取り残されたという事だ」
往人「……そうか」
聖「偽善じみた台詞を言いたい訳じゃない。私は…自分の周りの環境を誰かに決め付けられるのは許せない。他の住人が納得しても、私は人から首に輪をつけられる事を良しとしない」
往人「聖…おまえ」
聖「抵抗なんて生易しい物じゃない。潰し返す。相手が山だろうと海だろうとな」
聖「ここまで言えば判って貰えたかな。私は自治体を作ろうと思う」
往人「正気か? 企業に対抗できるだけの力が、この田舎町にあるのか?」
聖「無いだろうな。足りない力は…他所から奪う。暴力で弱者をねじ伏せ、金や女で私服を肥やす」
聖「やる事は暴力団とそう変わらんだろう。男手も必要になる」
聖「君を待っていたとはそういう意味だ。協力して欲しい」
往人「…俺がそんな物騒な事、乗ると思うか?」
聖「6人。うち四人が女子だそうだ」
往人「?」
聖「この町で人攫いが出たそうだ。隣町はうちより貧しいからな。盛の出ることだ」
聖「君の言う物騒な考え…何も私だけじゃない。どこも皆一緒だ。自分で守らねば奪われる世界なのだから」
往人「お前、よく平気な顔で…」
どんっ!
机がひしゃげる程の衝撃。震える拳とは対照的に、聖の表情はそのままだ。
聖「私が出張る訳にはいかない。佳乃は誰が守る? 誰が私に代わって他所と戦うのだ?」
聖「その為に君を待っていた、と言ったはずだ」
往人「…そんなに、酷い状態だったのか」
聖「だから放浪者はのん気だと言ったんだ。世の中が戦争中だということも気づかない」
往人「……」
聖「君に、守らねばならぬ人が居るのなら、一緒に戦って欲しい」
往人「俺は…」
『キャー――――ッ』
病院の壁を貫いて届いた、少女の悲鳴。
無表情だった聖の顔が、一瞬にして蒼白に変わる。
聖「佳乃っ!」
往人がこますのか…?
テクがあるとは思えないんだが
否、長い事旅しているのだからむしろ経験豊富なのでは。
女も男も関係無いくらい
ただハクオロに勝るとも劣らない早漏だってのがマイナスポイント。
いやハクオロよかはマシだろ
聖に続き外へ出ると、観鈴らのそばに先程のロボット達がいた。
佳乃「すご〜い! 本当に機械で出来てるんだぁ…始めてみた〜」
マルチ「はい、来栖川は世界を誇れる技術力を持っているですよ〜」
佳乃「ロケットパンチとかできないかなぁ。世界征服も夢じゃないのに…」
マルチ「残念ながら、私には特殊なオプションパーツは一切搭載されていなくて…できるのは掃除くらいなんです」
観鈴「掃除だけで充分だよ。私面倒臭くてよくお母さんに…」
聖「……」
国崎「…なんの用だよ、驚かせやがって」
セリオ「重要なお話があります。人質は事が済んでから解放しますので」
国崎「人質なのか…あれ? で、俺に何の用だ」
セリオ「あなたと、隣の霧島女医が近々反乱の計画を立てているとの情報を確認しました。危険な要素は、早めに摘むにこしたことはありませんので」
国崎「なっ…」
聖「気づいてなかったのか国崎君。情報戦で盗聴器の使用は常識だぞ?」
聖「以前から私が来栖川に敵意を持っていた事はばれていたのでな。君達の、何か理由つけてこの病院を潰したいという思惑を察するのは簡単だ」
セリオ「話が早くて助かります。なるべく人が集まる前に片付けたいので」
国崎「…本気か?」
聖「国崎君、君は逃げていいぞ」
国崎「お前、この状況で何言ってるっ」
聖「君はまだ部外者だ。先程の返事も聞いてない。このまま尻尾巻いて逃げれば、面倒事に巻き込まれなくて済むぞ?」
国崎「……」
このスレの目的は?
特に無いので96が振るように
北川は国崎の女だった。
最近国崎が抱いてくれず不満が溜まっていたようだ。
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ (●) ヽ
/ (●) |
| (●) (●) |
/(●) (●) |
/ (●)(●) |
{(●) (●) |
ヽ、 (●) ノ |
``ー――‐''" |
蓮
終われ
最下層
104 :
名無しさんだよもん:03/06/08 13:58 ID:2znT5kEW
what?
105 :
あい:
――甲子園――
由宇「あとひとりやー!
ムーアきばりやー!」
辛味亭の新刊が落ちるまであと2日