葉鍵鬼ごっこ 第二回

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535勘違い:03/03/28 03:35 ID:GCS9devT
「私たちは、とんでもない勘違いをしていたようですの」
 いきなりすばるが語り始めた。
「突然どうしたんですか?」
 しょうがないので高子が相槌を打つ。

「私たちは存在をアピールする為、目立つ為に優勝を狙っている筈ですの。
でもこうしてビルに潜伏してるだけじゃ優勝は出来ても一番大事な目立つ事ができないですの。
つまり私たちの今の行動は本末転倒だったんですの!!!」

「…………」
「…………」

「駄目ですの、桑島さん。ここはなんだってー? って言うところですの」
「そうなんですか」
「そうなんですの。という訳でまずは街にれっつごーですの」


 そうしてビルを出て鬼を警戒しながらも商店街を歩き出した


【すばる、高子 出番を求め移動開始】
536女と着替えと葛藤と:03/03/28 15:24 ID:jdxX+afj
 開けた平原。
 そこにはおなじみとなった零号屋台とひとり屋台に佇む、編集長―――澤田真紀子の姿があった。
 
 観月マナ、デリホウライと一緒に行動していた彼女だったが、とりもち銃を持った男―――もとい、
鬼の襲撃を受け、離散することになった。全くの不意打ちで、誰かひとりくらいは捕獲されたかもしれない。
 思い出しただけで、怒りがふつふつと込み上げてくる。
 なお今、真紀子はスーツ姿にスニーカーという、なんともキャリアウーマンらしからぬ格好をしていた。
 昨晩の襲撃によって、このゲームにおいて動きにくいスーツにハイヒールは不利だということを
身をもって痛感していたからだ。
 もっと動きやすい服を得るために、真紀子は屋台に立ち寄っていた。
 いたのだが……
537女と着替えと葛藤と:03/03/28 15:24 ID:jdxX+afj

「これって……ジャージ?」
 ショップ屋ねーちゃんの取り出したのは、ジャージ。
 どこからみてもジャージ。
 しかも、ブルース・リーが着ていたような黄色のジャージ。
 ジャージ姿の自分を想像してみる。
 ――――なんだか、泣けてきた。
「なんというか……もう少し、別のはないの?」
 スーツにスニーカーというのも耐え難いのに、こんなジャージなど着れる訳が無い。
 知人にみられた日には、その後の人生を隠遁生活にするか目撃者を葬り去るかの選択に迫られることになるだろう。 
「うーん。需要あるとは思ってなかったから基本的に着替えは置いてないのよねー」
 ほら、服装もキャラの一部でしょ? とわけのわからないことをいい、
「次から入荷しておくことにするけれど、他にあるのは……」
 がさごぞと奥で品物をあさるショップ屋ねーちゃん。
 そしてとりだしたのは、
「…体操服?」
「…看護婦服?」
「…スクール水着?」
 なんというか……もう、終わっていた。
 ダメダメだった。
 
 真紀子はすっぱり着替えを諦めることにした。
538女と着替えと葛藤と:03/03/28 15:25 ID:jdxX+afj

 数分後。
「じゃあ、これなんてどう?」
 相変わらず商売っ気満々、売り込みにいそしむねーちゃんの姿があった。
 真紀子の前に持ってきたのはとりもち銃。
「装弾数こそ少ないけれど、基本的に殺傷力ある銃火器禁止のルール下では抜群の捕獲機能をもつ
とりもち銃! 長距離から鬼の撃墜も可! いまなら脱着剤付けるよ!」
 そのうち実演販売をし始めるかもしれない。
「でも、高いわね」
 銃そのものよりも銃弾の価格を見て、彼女は言った。
 とりもち銃に限らないが、捕獲系の武器はとても高価で…というか、ぼったくりだった。
「まあ、少々便利すぎるシロモノだからねえ。とりもちのみで捕獲された獲物もかなりの数になるし。
おかげで主催者側からもできるだけ流通を抑えるようにいわれてるの。購入するなら今のうちよ」
「―――いえ、結構。私に目標に当てられるとは思えないから」
 ―――真紀子はねーちゃんに説明を受けた細かいルールについて整理していた。
 鬼は捕獲数を上限として「換金」が可能であるという。
 しかし、逃げ手にはそのようなシステムは用意されていない。
 つまり鬼は捕獲によって資金を獲得ことができるが、逃げ手には資金を得る手段がないことになる。
 このルールの下では時間の経過とともに鬼は増加の一途を辿り、かつ鬼の装備は充実する一方だ。
 逃げ手には時間そのものが敵となる。逃げるしかないのに、持久戦は不利なのだから。
 ――――なんてアンフェアなルールなんだろう。
 これでは逃げ回って優勝を狙うより、最初に鬼になってしまって捕獲数を稼いだ方が断然有利だ。
「……それより島の地図のようなものはないの? あるいは参加者の現在地を把握出来るレーダーのようなものは?」
「残念だけど、今は扱ってないの」
「今は?」
「規制にあってねえ。まあ、もともとゲームバランスを壊しかねないアイテムだから」
539女と着替えと葛藤と:03/03/28 15:26 ID:jdxX+afj

「悩んでるねえ」
「それはそうでしょう。こんな状況じゃあ」
 険のある眼をむける真紀子に、 
「逃げ先行のつもりなら、こういうアイテムはどう?」
 ねーちゃんがとりだしたのは、二つの金属の塊。
 説明を受け、真紀子はそれを購入することにした。

【真紀子 零号屋台】
【スニーカー着用 カロリーメイト 閃光手榴弾×2 購入】
【時間 昼頃】
540背景:03/03/28 16:23 ID:GCS9devT
「初めて活躍の機会を得たのに逃げ手に全く会わない。どうすればいいんだ」
 あゆに捕まり鬼になった後、出番を求めて鬼としての職務を全うしようとしていたビルだが
その存在感の薄さが災いしてかどうかは不明だが人に会うことが無かった。
 ……もっとも今現在、隠れて優勝を狙っていたキャラが出番を求め挙って動き出してたりするのだが。


 結局ビルは街へ移動することを選んだ。

「街中なら誰か通りかかることもあるだろう」
 そう言いながら街中の電柱によりかかり腕組みをし、人が通りかかるのを待つことにした。


【ビル 街の電柱に寄りかかる。存在感皆無。ある意味トラップ】
541夏草の線路:03/03/28 18:58 ID:3lwkoTUB
「だから、誤解なんだぁぁぁ!!」
「誤解だと言うのなら、その2人から離れて大人しく捕まってください!!」
森の中では、激しいデッドヒートが繰り広げられていた。
ある意味でうたわれるもの最強キャラとまで呼ばれているエルルゥと、
みちるを肩車、さらに美凪の手を引いて逃げている、どうみても愛の逃避行にしか見えないハクオロ。
森の奥深くをさらに超え、彼らは森の外へ向かっていた。
すでに木々はまばらにしか見えず、辺りは広々とした平野が広がっていた。
「お、大人しく捕まったら何もしないのか!?」
「………ええ。何もしません」

嘘だ。
あの数秒間の沈黙がそれを証明している。
捕まったが最後、事実を全て問い詰められたあげくに再起不能にされるのがオチだ。
…捕まったら、最後だ。

ハクオロは本能的にそれを察知すると、必死の形相で逃げ続ける。
「どうして逃げるんですか!やっぱりそうなんですね!
 後ろめたいことがあるから逃げるんでしょう!」
「ち、違うぞエルルゥ。私はまだ鬼になりたくないから逃げるんだ」
「だったら、どうして足手まといになっているそのお2人を離さないんですか?
 …やっぱり、ハクオロさんにとってそのお2人は私よりも大切なんですね―――!?」
ものすごい怒りの炎を燃やしながら、聞く耳もたずに追いかけてくるエルルゥ。
これほどの殺気は、戦場でもそうはお目にかかるまい。
…まあ、確かにいつまでも美凪の手を引いているハクオロにも問題ありそうだが。

「ねーねー美凪、これっていわゆる『しゅらば』ってやつ?」
「…正解。…でも、それを本人達の前で言うのはヤボヤボですから、秘密…」
「んに、了解」
この状況を分かってるのか分かってないのか、最大の元凶2人はのんきに井戸端会議などをやっている。
走りながらよくやれるものだ…。
542夏草の線路:03/03/28 18:59 ID:3lwkoTUB
さらに西へ向かう一行。
…と、みちるが正面方向に目ざとく何かを発見した。
「ねーねー美凪、あそこに何か建物があるよ?」
それは、横に長く、高さはそれほどでもない、小さな建物だった。
「あれは………閃いちゃいました。ハクオロさん、あの建物に入ってください」
「あの建物…?あれか。しかし、建物の中に入ったら袋のネズミだぞ」
「うるさいぞハクオロ!美凪が言うんだから大丈夫なのだ!!」
耳元でみちるが怒鳴る。
「わ、わかったから髪の毛を引っ張るな。…美凪、信じていいんだな?」
「はい」

三人がその建物に入るのは、後ろを追いかけていたエルルゥにもはっきりと見えた。
「あんな建物、この島にあったんですか…でも、これで逃がしませんよ!覚悟してくださいハクオロさん!」
入り口近くでスピードを落とし、腕まくりをすると、エルルゥは中に入っていった。

建物の中には、ほとんど何も無かった。
稼動しているジュースの自動販売機。
幾つか並べられたベンチ。
右にはドアが1つ。ドアの向こうには事務室らしき部屋がある。
左には男女用のトイレ。
…そして、正面にはプラットホーム。
「…ここは…一体……?」
森から出た平野にひっそりと存在する、質素な建物。

…それは、小さな無人駅であった。
543夏草の線路:03/03/28 19:00 ID:3lwkoTUB
バァン!
大きな音を立てて、事務室のドアが開かれる。
中には机と椅子、それにロッカーがあるだけだった。
おそらくは、ここは駅長室に使う予定なのだろう。
だが、今はまだ簡単な道具があるだけで、ほとんど何も揃ってはいない。
当然、隠れる場所などあるはずもない。
念のためロッカーの中や机の下を探したエルルゥであったが、ハクオロはもちろん
美凪とみちると呼ばれていた2人の少女の姿も無い。
「…ここではない…とすると、あっちですか!?」
今度はトイレを探し始めるエルルゥ。
しかし、男用にも女用にも人影は無い。

っていうか、男用トイレに何のためらいも無く入るか、普通…。

ベンチの下も自販機の裏も探したが、いない。
「ここにもいない…なら、まさか外に?」
急いでプラットホームへ駆け出す。
まだ作られていないのか、この駅には改札口も切符売り場もなかった。
そして、プラットホームも狭いものだった。
プラットホームにもベンチがあったが、人影は無い。
そして、ホームからは線路が一本伸びていた。
ここが終着点なのか、線路の一方はこの駅で切れている。
もう片方は、地平線の向こうまでずっと続いている。
電車が走ってくる気配もないし、付近を見渡しても人影は見えない。
もし線路沿いに逃げているとしても、時間からしてハクオロたちが見えなくなるほど遠くには
逃げられないはずだが…。
そして、エルルゥは1つの結論に達した。
544夏草の線路:03/03/28 19:00 ID:3lwkoTUB
「…しまった!やり過ごされたんですねきっと…!」
ベンチの下でもどこでもいい。
まずどこかに隠れて、自分が駅長室かトイレを探している間にでも入り口からこっそり脱出。
そのまま、逃げてきた道を引き返したのだろう。
この駅にはハクオロたちが隠れられる場所が他に見つからない以上、
そうでもしないとハクオロたちの姿が見えない説明がつかない。
「…まったくもう!そこまでして逃げなくてもいいじゃないですか…。
 これは…見つけたら、ただじゃおきませんね…」
聞いているものがいたら戦慄のあまり震えそうな声で呟きながら、エルルゥは入り口から出ると
来た道を引き返していった。

「…行った様だな」
「嵐は静まりました…ちゃんちゃん」
「ぷはあ、苦しかった」
エルルゥが引き返してから5分後。
3人は駅のプラットホームに立っていた。
…はて?駅はエルルゥが隅から隅まで探したはずではなかったか。
今までどこにいたのか?
その答えは、ホームの下にあった。
ホームの下には、大抵、人が隠れられるスペースが空けられてある。
うっかりホームに転落してしまった人が電車から身を守るために隠れるスペースである。
もちろん、ホームから降りないとそんなところは見えない。
「…しかし美凪。よく思いついたなあんな隠れ場所」
「私の父は…駅長をしていましたから。駅のことならピンときちゃいます」
「んに。それに、みちると美凪は毎日のように駅で遊んでいたしね」
「…はい。だから一目であれが駅だとわかっちゃいました」
「それは凄いが…もしエルルゥがホームの下まで降りて探したりしたら、どうするつもりだったんだ?
 それに、ここの駅のホームにあんなスペースがあるという保障はなかったんだろ?
 この辺りはホームに転落しても、ホームの反対側には何も無いから簡単に避けられるわけだし…」
「……………」
何故黙る、美凪…。
その沈黙にため息を吐きながらも、とりあえず同時に安堵の息も吐くハクオロであった。
545夏草の線路:03/03/28 19:02 ID:3lwkoTUB
「ところで、何故こんなところに線路が…?」
ハクオロが、至極当然の疑問を口にする。
「…送電線が無いです…つまり、これは電車の駅ではないということになると思います」
「…すると?」
「…もしかしたら、これはトロッコの駅なのではないでしょうか」
「トロッコ…というと、人力で動かす、線路の上を走る運搬車みたいなアレか?」
「正解…。では、これを進呈」
そう言って、ハクオロに『進呈』と書かれた封筒を渡す美凪。
もちろん、中身は言うまでもなくアレである。この島では何の役にも立たないのも言うまでも無い。
「この島…結構広いです。道具や資材を運ぶのも、結構大変…ですから、運搬用として
 トロッコ用の線路が設置されているのかもしれません。…あくまで予想ですが」
「おお〜、美凪あったまいい〜」
心底尊敬した様子で、みちるが目を輝かす。
「…すると、この線路の先には何かがあるんだな」
「…おそらく」
「ねーねー。じゃあ、行ってみようよ〜」
みちるが美凪の袖を引っ張る。
「…ハクオロさん、よろしいですか?」
よろしいですか、とはもちろん、『線路に沿って歩き、この先に向かってもいいか』
という意味である。
「…うむ、危険が無いのなら面白そうだ。エルルゥには申し訳ないが、もう少し逃げさせてもらおう」
「いいのかハクオロ?後になればなるほど、ひどい目にあわされるかも知れないぞ」
「……………今捕まっても、結局は同じ事だ。はっはっはっ…」
ヤケクソで笑うハクオロ。
もはや彼は人生を諦めていた…。
「…では、れっつごー」
「子供たちは〜夏の線路〜歩く〜」
元気に歌いだしながら歩くみちると、その手を取って一緒に歩く美凪。
その後ろを、1割の冒険への好奇心と9割のいつか訪れる終わりへの恐怖を抱きながらハクオロが続く…。
546夏草の線路:03/03/28 19:03 ID:3lwkoTUB
【エルルゥ、3人を見失い、森へと引き返す】
【ハクオロ、美凪、みちる。無人駅から線路を辿って島の端のほうへ。ハクオロの寿命がちょっとだけ延びるw】
【ハクオロ、お米券を進呈される。もちろん、この島ではなんの意味も無い】
【この線路は運搬用トロッコの線路らしい。線路の先に何があるかは誰にも分からない】
547初めての会話 1:03/03/28 20:03 ID:ehluovN0
「……心配してついてきてくれたの?」
(ドクン)
 突然話しかけられ、光岡はムックルの下でらしくもなく狼狽えた。
「ありがとう……よくわからないけれど、助かったみたい」
「いや、あの……」
 が。
「ヴォフ〜」
 もちろん、ムックルに対するものであった。
「……? どなたかいらっしゃるのですか」
 ユズハは、ムックルの腹の下に居る光岡に形の良い指先を伸ばし……。
「触れるな!!!」
「っ!」
 ユズハはびくりと怯えたように指を引っ込めた。
 ムックルが低く唸って光岡に敵意を向け、体重を乗せる。ギュゥゥウウ。
「うぐ……重い」
「あ、あの……。すみません。馴れ馴れしく……」
 ユズハは耳をシュンと垂らして謝った。
「違う、謝ることではない」
「でも……」
「これには事情がある。けして……貴女を嫌っているわけではない!」
 それどころか好いているのだが……鬼だと言ったら警戒されてしまうかもしれないわけで。
「……」
548初めての会話 2:03/03/28 20:04 ID:ehluovN0
「俺の名は光岡。貴女を守……」
「ヴォフっ」
「ぐはっ」
「……? あ……アルちゃん達の気配……」
「仲間か?」
「はい……。あの、光岡様?」
「さ、さま……?」
「ユズハは行きます。ムックルちゃん、行きましょう」
「ヴォフフ?」
「ええ、いいの……。光岡様は、けして悪い人ではない気がするから……」
 ムックルはしぶしぶと腰を上げた。
(ええ子や……)
 光岡はしみじみと思った。
 ああ、口惜しい。自分が鬼でなければ、手のひとつでも握りたいところだ。
「ご一緒しますか?」
 ユズハは遠慮がちに尋ねたが、光岡はきっぱりと否定した。
 もちろん一緒には行動したい。
 が、ユズハの同行者達は、ユズハのように無垢に鬼の自分を簡単に信用したりしまい。
 しかも、こちらの行動が限られてしまう。ここは影ながら見守るのが一番だ。
 さきほどのマスク女との一件もあるし。
「では……」
 小さく頭を下げるユズハ。
「ああ、ユズハさん。無事で」

 そうして、ふたりは別れた。
 と思ってるのはユズハだけで、光岡は依然ストーカー中なのだが。
「会話をしてしまった……」
 ひとり、感動を噛みしめる光岡。根は純情な男である。

【ユズハ(+ムックル):森。光岡と知り合う。アルルゥ達と合流か?】
【光岡悟:森。ユズハと会話。ストーキング続行】
【二日目の朝〜昼くらい】
549香里大戦〜冷たき復讐〜:03/03/28 20:04 ID:GXsQuNLH
「あの男……なんだったのかしら」
 不機嫌そうな顔でセリオの料理をガツガツと喰らう香里。
「どうみても鬼のたすきをかけてたってのに、あんないいカモを捕まえない……どころか、守るだなんて……」
 ほとんど味もへったくれも関係なく、ただひたすらに飢えを満たすため飯を喰らい、茶を啜る。
「……ん〜……その子の仲間……とか?」
 こちらは行儀よく食事を摂っている香奈子が、自分の考えを伝えた。
「いえ、その可能性は低いですね。そもそも鬼と逃げ手が同盟を組むというのはほとんどメリットが考えられませんから。
 それに、仮に何らかの協定を結んでいるとしても、コソコソと隠れながら護衛する意味が見当たりません。非常に不可解です」
「……まったく、もう少しだったっていうのに……。あの娘なら鬼にしても問題なさそうだったのにね……」
「……あ」
 はたとスプーンを止め、香奈子が何やら怪訝な表情を浮かべる。
「どうなさいましたか?」
「……いや、ひょっとしたらそうかなー……程度なんだけど、これだったら全部説明が付く気がするのよね」
 非常に言いにくそうな様子の香奈子。
「なに? 言ってみなさいよ」
「私もお聞かせ願いたいです」
「ん〜……鬼ごっこと言うか、男がコソコソと女の後ろをつけるって言ったら、これしかないんじゃないかな〜……って」
「……それって、まさか……」
 言わんとすることを勘付いたのか、表情を歪める香里。


「ストーカー、ってヤツ?」

550香里大戦〜冷たき復讐〜:03/03/28 20:05 ID:GXsQuNLH
「さぁて、そろそろ出発するわよ」
 既に香里の脳内において先ほどの変態のメモリーはかなり消去されつつある。あんな男にかかずり合っている暇は無い。
 ……一刻も早く、怨敵美坂栞を発見しなければならないのだから。
「セリオ、近くに何か反応は?」
「はい。……おそらく美坂様が接触されたという一団、それ以外は見当たりません」
「で、これからどうするの?」
 香里はマスクを装着し、噴霧器の残量を確認しながら、
「そいつらは放っておくわ。不確定要素が多すぎる。まずは屋台を探しましょう。私たちもそれなりにポイントが溜まってきた。何か役に立つものが買えるかもしれないわ」
 と言った。セリオと香奈子もそれに頷く。
「当然、道中に獲物の反応があったら接触、場合によっては狩るわよ。それじゃ、行きましょ!」
 先頭に立って歩き始める香里。黙ったままついていく香奈子とセリオ。


 3人が3人の思惑を抱えたまま、最凶軍団は移動を開始した。


 ……不幸な獲物を求めて。

【香里軍団 とりあえず目的地は屋台】
【獲物を発見すればそちらが優先】
【時刻 朝〜昼頃】
551岡田軍団  団長受難編(笑):03/03/28 22:48 ID:ekQScGPf
「岡田のぱんつはしましまぱんつ〜♪」
 ごんっ…!――
 突然響いてきた妙ちくりんな歌に反応してか、棚が鈍い音を放つ。…そこに頭を突っ込んでいた岡田が、
驚いた拍子に上げた頭を棚の内側にぶつけた音だ。
「っ…! いきなり何て歌を唄ってんのよっ…!?」
 頭にタンコブをこさえて憤然と立ち上がる岡田。振り返った先には、にへら〜っと笑う松本が居た。
「え〜? 岡田、ぱんつ丸見えだったからだよ」
「そーいう時は普通に教える! 妙な歌ウタわない!」
 顔を真っ赤にしながら、岡田はスカートをぱたぱたと確かめる。棚を調べるのに夢中で、スカートがめく
れている事に気付いていなかったのだ。
 取り敢えず松本の頭にチョップを喰らわせつつ、付近に雅史が居ない事に胸を撫で下ろした。
「…ここもハズレ。何も無かったわ」
 不機嫌な声で、岡田は低い声でそう言う。。
 ――彼女達はスポーツ施設から出た後、市街地の他の建物を渡り歩いて食料を探していた。
 根気良く探したお蔭で、吉井、松本、雅史の三人は、各々少しずつではあるが食料を発見している。
 …“坊主”続きなのは、岡田だけである。しかも、只坊主であったのなら、まだ良い。上から突然金ダライが
落ちてきたり、巧妙に隠されたネズミ捕りに足を挟まれたり(挟む力が弱められていたとはいえ、痛い物は
痛い)、ハリセントラップで顔面を叩かれたりと、悉く罠に引っ掛かりまくっているのだ。
「ほらー、岡田って日頃の行いが良くないからー」
「何だとコラ」
「歩道橋の階段上がるお婆ちゃんの荷物とか持ってあげたり、道が解らない外人さんに身振り手振りで
 一生懸命道順教えてあげたり、落ちてた財布を交番に届けたりしてたじゃない? 岡田って」
「それのどこが良くないのよっ!? ――つーか、どこで見てやがったこの女…!?」
「柄にも無い事するとバチが当たるとゆー事さね。にょははは、岡田顔が赤ぁーい♪ カワイーっ♪」
 うめぼしぐりぐりで松本を黙らせると、岡田は調べていた部屋を出て、吉井や雅史の居る部屋へと向かった。
552岡田軍団  団長受難編(笑):03/03/28 22:50 ID:ekQScGPf
「……こっちは駄目。またハズレよ」
 げんなりした声に、吉井と雅史が振り向く。
 ――二人の手には、食料と水があった。ここで新たに発見したのだろう。
 …それを見た岡田の片眉が、ヒクヒクと震える。
「そういう時もあるよ」
「気にしちゃ駄目だよ、岡田?」
「…別に気にしてなんかないわよ」
 憮然として応える岡田。その険しい目付きと怒りマークは、誰に向けられている物なのか。
「えっと…――取り敢えず、お昼にしよっか。
 見つけた分を集めれば皆で分け合っても三日分位にはなったし」
「さんせ〜♪ お昼にしよ、お昼〜」
 岡田のうめぼし攻撃から立ち直った松本がやって来て、岡田に後ろから抱き付きながら明るく賛同した。
「お昼を食べたら街から出よう。岡田さん」
 一つ…小さな溜息をつき、岡田は雅史の提案に頷いて見せる。
「………解った。じゃ、お昼タイム」
553岡田軍団  団長受難編(笑):03/03/28 22:52 ID:ekQScGPf

 ――とは言ったものの、岡田は正直、余り食欲を感じてはいなかった。
「…岡田、もういいの?」
 お菓子の豆大福を一個、口にしたきり、どこかへ行こうとする岡田に、吉井が心配そうな声を掛けて来る。
「――ちょっと考え事」
 一言そう応えただけで、岡田は皆から離れて建物の中をとぼとぼと歩いた。
 …ツいていない。自分は今、ツいていない。ツキが落ち込んで来ている気がする。多数で行動する時、
ツいていないというその事だけでも、足手纏いになりうる。
(……これは、良くない状況だわ)
 岡田は独りごちる。
 ――今迄の罠は、殆ど実害などないと言える、只のイタズラの範囲内の物だった。だが、この先はどうだろうか?
もし、捕獲用のマジ物トラップに引っ掛かったりしたら…。…それどころか、他の三人を巻き込んだりしたら……!
 …吉井と松本は、何があろうと見捨てはしないだろう。自負では無い――あの二人は、こちらのツインテールを
フン捕まえてでも引っ張って行きそうな気がするのだ。雅史も、あの人の好さを考えれば言わずもがな。
 先程の松本も……ハズレばかりを引いて落ち込んでいると思い、元気付けようとしてああいう風にからかって
来ていたのだ。
「……ったく、あの女は…。普段天然のくせに、妙な所で鋭かったりするんだから…」
 岡田は苦笑する。…まぁ、実際ちょっと落ち込んでいたりしていたのだが。
「まー、クヨクヨしたって意味ないわね。ツキが落ちたら、また呼び込めばいーんだし」
 ぺちぺちと顔を叩く。――そして、ある部屋の前で立ち止まった。
「ここは…、まだ調べてないわよね…――」
 そっと、部屋の中を覗き込む…――そこは、何故かマイクコードが床一面に落ちている部屋で、
その奥にある机の上には――
 岡田は“それ”を見て、ニヤリと笑った。
554岡田軍団  団長受難編(笑):03/03/28 22:55 ID:ekQScGPf

『っnきゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああーーーーーーっっ!!?』
 ――という悲鳴に、三人の耳を突いた。
「岡田…!?」
 吉井が慌てて立ち上がり、松本もそれに続く。一番早かったのは雅史で、彼は悲鳴が上がった時点で
無言のまま立ちあがり、悲鳴のした方へと駆け出していた。
「岡田さん!?」
「「岡田ぁっ…!」」
 悲鳴のした場所に辿り着いた時、その光景を見た三人は、目を点にさせた。
 ――岡田は、マイクのコードに絡め取られ、逆さになって宙にぶら下がっていた。
 両腕にも両脚にもコードが絡み付き、完全に動きを封じられている。
「たーすーけーてぇぇぇ〜…」
 もうカンベンして――と、その声と表情で語ってくる岡田に、吉井と松本が吹き出して笑った。
「笑うなーーーっ!!」
「今迄の中で、一番ハデな罠じゃない、岡田?」
「一人SM〜?」
「いーから早く助けろっ…! ――佐藤君、見ないでよっ!?」
「わ、解ってるよ。外で待ってるから…」
 逆さになってぶら下がっている為、岡田は今、ぱんつ丸見え状態なのだ。――雅史は部屋の中には入らず、
外で待機。……目を隠しながらも何となく肩が震えているのは、笑いを堪えているらしい…
「はは〜ん、机に置いてある食べ物に誘われた訳ね。――っていうか、こんなの一目見て罠だって気付きなよ」
「悪かったわよっ! えーえー、それはもお見事に引っ掛かったわよっ! だから早く助けろゴルァ!」
「あー、ハイハイ…(プ」
「岡田のぱんつはしましまぱんつ〜♪」
「黙れ小娘!」

【岡田・吉井・松本 雅史  市街地にて】
【岡田が罠に引っ掛かりまくるものの、皆で三日分程の食料を確保】
【昼食後、街から脱出の予定】【正午過ぎくらい】
【岡田 ぱんつ丸見え(w】
 朝食を取り終えてからおよそ4時間。
 そろそろ一日の半分が経過しようとしている時、ようやく獲物を発見する事が
出来た。殆どランダムに移動していたのでこれは僥倖と云えるだろう。

「はるかさん、少し休憩しません?」
「そうだね。ちょっと疲れた」

 女が二人、木の幹に腰をかけている。三井寺月代、河島はるか。両者とも普
段から身体を動かしているものの、体系的な戦闘技術などは一切やっていな
い。参加者全体でも平均程度の脅威だろう。
「――月代か」
 第一発見者である蝉丸は三井寺月代と面識があるらしい。しかし、現在の両
者の関係は鬼と逃亡者。加えて蝉丸は光岡なる人間と撃墜数を競っている。以
上の状況から蝉丸は、鬼としての立場を優先させた。
 尤も、自ら進んで作戦を立てるつもりはなく、専らこちらの意見に従う形で彼な
りの義理を立てていたらしいのだが。
「どうするつもりだ? 青年」
「まあ待てよおっさん。じっくりと作戦を練ろうじゃないの」
「何にせよ長考しすぎるのも考え物だ。下すべき判断は必要最低限に抑えろ」
「――むむ」
 蝉丸のもっともな指摘。思考を切り替え、当該情報に意識を絞る。
 獲物までの距離、約10メートル。相手の挙動に油断を誘うような油断は全く見
られない。此方の存在に気付いていないといって良い。
 獲物の居る場所は、沢を挟んだ森の入り口のような広場。雑草が生い茂った
更地で、向こうに広がるは一面の野原。手前には鬱蒼とした森。境界線のように
流れる沢によって森と野原は寸断されている。恐らくは逃走経路になるであろう
野原は、参加者の基本体力がモロに出る環境だ。
「つまりは――『下手な考え休むに似たり』、てところかな?」
「む」

「はるかさん、これからどうしますか?」
「鬼の追走を、全力を以ってして適当に逃げる」
「前向きなんだか後ろ向きなんだか、さっぱり良く分かりませんね……あれ?」
「――どしたの?」
「いえ、何か聞こえませんでしたか? 水の跳ねるような」
「いや」
「あれ、確かに……あ、まただ。さっきより大きな音です」
「――お客さんみたいだね。どうやら」
 沢の傾斜から顔を出すと、二人は手際よく逃走体勢を確保していた。逃げ手と
して経験するうちに徐々に慣れていったのだろう。
 上出来だが、遅すぎる。

「月代。久しぶりだな」
 ヌッ。
 三井寺月代の前方に蝉丸が生えてきた。
「うわあああっ!! せ、蝉丸!? どうしてこんなところに…って、その襷――
鬼?」
「ああ。ということで月代よ。大人しく捕まって戴こ」
「逃げるよ」
 いうや否や猛然とダッシュを開始する河島はるか。三井寺月代が慌ててそれ
に追従する。双方とも模範的な、スピードの出るフォームで走る。その後ろを蝉
丸が追う――ごく自然に相手の進路を誘導しながら。
 その視線が一瞬、こちらを向く。合図だ。
 沢の傾斜から勢い良く飛び出し、逃げる二人の70度後方――ほとんど右脇
――から刺すように接近する。
「うわわ、なんか一人増えましたよはるかさん!」
「――やばいね」
 三個の勢力を頂点にやや歪な正三角形が描かれ、あとはただひたすら力任せ
に追いかけるのみ。ゴリ押し戦法だって立派な作戦だ。脳内に言葉が浮かぶう
ちに、蝉丸がみるみると二人に近づいてゆく。

 ――ヤバイ。あのおっさん、何か企んでる。つーか明らかに二兎狙ってる。
 いかん、このままだとおっさんがまたポイントをあげることになってしまう。
「だあああ! 待てやオイ!!!」
 ホントの本気の全力疾走で、なんとかおっさん・二人と等距離までもってくきた。
あとは何とかおっさんを妨害……いやいや、んなことやって逃げられたらただ
のアフォだろう。とにかく今はおっさんを信じて獲物を確保せねばなるまい。条約で
はポイントは二等分すると明文化していたのだから。
「はるかさん……もう限界…」
「んー、実はわたしも」
 前者はともかく、河島のほうはどこが限界なのかさっぱり分からない。
 が、とにかく最後のひとふんばりだ。
 気力と体力を振り絞って腕を振り、脚をあげ――とうとう、河島はるかの背中に
タッチすることが出来た。
 出来たのだが。

「やられたー」
 1メートルの距離を隔てていた獲物の背中が、いきなりゼロ距離に縮まった。
「んごっ」
 判りやすく云うとぶつかった。背中に。
 つーか急停止した。河島が。
 故に。
 顔面を強打した。背中に。
 以上。解散。
 あ、あたまがこんらんっぽいぞ。や、やば。


「――大丈夫? 那須くんとやら」
「……首が」
 軽い鞭打ちになったようだった。ちょっと痛いけど我慢すれば大丈夫だろう。こ
の女――河島はるかと本人から直接言われた――、どこまでやる気があるんだ
ろうか。少なくともあそこでいきなりストップしたらどうなるかくらい考えろっつーに。もう。
「――ところで、髪が白い変なおっさん見なかったか?」
 しばし考えていたが、ふいに河島は向こうの茂みを指さした。
「あそこで月代ちゃんと何かやってる。より詳しく言うと、何かヤッてる」
「…………………………………それ以上は聞かないで置こうか」

 せっかく塞がりかけた精神的外傷を余計に掘り起こしたくない。
 地面に垂れていた血液らしき雫の正体も、時折うっすら聞こえる喘ぎ声も。
 知りたくはなかった。
 決して。
 


【はるか 宗一によって撃墜 鬼に】
【宗一 はるかを撃墜 鞭打ち気味】
【月代 蝉丸によって撃墜】
【蝉丸 月代を撃墜。アフターサービス込み】
560空の向こうの少女:03/03/29 00:17 ID:agilLfOE
 国崎は森の中で目を覚ました。
「少し横になるだけのつもりだったがな……」
遅い朝食をとった後、満腹感で眠ってしまったらしい。
「そろそろ夕方か──とりあえずメシでも探すか」
そう言って出発しようとした時、メモを片手にうんうんと唸っている少女を見つけた。
国崎がメモを覗いてみると、『お化け作戦』『UFO作戦』『ツチノコ作戦』『ミサイルが落ちてきた作戦』と、
まるで小学生のお遊び計画を思わせる内容が書かれていた。
「……何やってんだ、千紗」

「千紗には人を騙すには向いてないですかねえ…………」
「お料理作戦の次の計画があれじゃあな……
──ただ二人掛りで逃げ手に襲い掛かるのは悪くなかったがな」
そう言うと国崎は突然考えこみ、
そして目をきゅぴーーぃんと光らせた。

「この空の向こうには、翼を持った少女がいる……」

 突然の国崎の独り言に千紗がぎょっとする。
「お兄さん電波ですか、電波届いたですか?」
「俺は彼女を探して長い間旅をしてきた……
──そして見つけたマーーイエンジェル!!
カモーン、ウルトリィ」
ぱちんと国崎が指を鳴らした。
561空の向こうの少女:03/03/29 00:18 ID:agilLfOE
 国崎が目を覚ました同時刻、森の中で二つの影が疾風の如く舞っていた。

「カルラ、その子をこちらに寄越しなさい!」
一つは木々の間を滑空する白い影、ウルトリィ。

「さいか、怖いお姉ちゃんから私が守って差し上げますわね」
もう一つは大地を疾走する赤い影、カルラ。
カルラに抱きかかえられたしのさいかは、翼をもつ追跡者を見てきゃっきゃと喜んでいる。

(……さすがはギリヤギナ族、森の中はお手の物ですか。しかし──追い着けます!)
ウルトリィは更に飛ぶスピードを速めた。
562空の向こうの少女:03/03/29 00:19 ID:agilLfOE
 カルラとウルトリィの追跡劇の同時刻、国崎は夕焼け空を指差した。
「千紗、あれはなんだ!!」
「鳥ですか?飛行機ですか?それともABYSSBOATが落ちてくるですか?」
千紗は期待で目を輝かしている。

 すると空からぱたぱたと紋白蝶がやってきて、国崎の指に止まった。
「ちょうちょうさんですか?」
「……っかしいな、聞こえなかったか?
カモーーォン、ウルトリーーーーーィイ」
国崎は蝶を指から払いのけると、今度は大声で叫んだ。

 ──しかし、
「誰もこないですねえ……」
「もうちょっと待ってなっ!
おーーい、ウルトリーーーイ。楽しい人形劇、始めちゃうぞーーっ」
今度は蝶もやってこない。
 
 千紗の国崎を見る目がお星様からジト目に変わった頃、ついに国崎がキレた。
「こぉおおらウルト。出てこねえと昨夜てめえが女子便所に閉じ込められてわんわん泣き出しやがった事、みんなにばらしてやっからなあああぁ!!!!」
563空の向こうの少女:03/03/29 00:19 ID:agilLfOE
(まずいですわね、今日の風はウルトに吹いている──) 
ウルトリィはついにカルラの背を捕らえる寸前に迫った。
ウルトリィがさいかに触ろうと手を伸ばしたそのとき、
『カモーン、ウルトリィ』
森の奥から指を鳴らした音とともにウルトリィを呼ぶ声がした。
(国崎さん!?)
カルラはウルトリィの動揺を見逃さず、すかさず向きを変えタッチをかわした。

『おーーい、ウルトリーーーイ。楽しい人形劇、始めちゃうぞーーっ』
「殿方を待たせては失礼にあたりましてよ、ウルト」
明かに不機嫌そうな顔をしたウルトリィを、カルラは引き離していく。
「五月蝿い!!」
「まあ怖い、とても巫女とは思えませんこと」
そして、
『こぉおおらウルト。出てこねえと昨夜てめえが女子便所に閉じ込められてわんわん泣き出しやがった事、みんなにばらしてやっからなあああぁ!!!!』
その絶叫を聞いたウルトリィは、バランスを崩し木に激突した。

「楽しかったですわ、また遊んで差し上げましてよ。
──今度はトイレに閉じ込められないようになさいな」
「とりさん、ばいばい」
そういい残したカルラとさいかをウルトリィは完全に見失うと、
顔を真っ赤にして不届きな呼び声のほうへ向かった。
564空の向こうの少女:03/03/29 00:20 ID:agilLfOE
 国崎は夕日の向こうからウルトリィが飛んでくるのを見つけると、おーいと手を振った。
「遅かったじゃねえか、ウルト」
「にゃあ☆お姉さん飛べるですか?すごいですぅ♪」
千紗の目にお星様が輝きだす。
「国崎さん!!一体全体、なんの用ですかっ!!」
普段は温和を絵にかいたようなウルトリィだが、さすがに声には怒気がこもっている。
そんなウルトリィには意に介さず、国崎はウルトリィに提案を持ちかけた。

「なあウルト。俺と手を組まねえか?」


【ウルトリィ 国崎のせいでカルラとさいかを取り逃がす。怒り心頭】
【国崎 ウルトリィに共闘を持ちかける】
【千紗 ウルトリィを見て目をキラキラさせている】
【カルラ さいかとともにどこへともなく消え去る】
【さいか カルラに抱きかかえられている】
【二日目の夕方 森にて】
565リスト製作者だよもん:03/03/29 00:36 ID:C8OPerj8
全参加者一覧及び直前の行動(>>564まで)
【】でくくられたキャラは現在鬼、中の数字は鬼としての戦績、戦績横の()は戦績中換金済みの数
『』でくくられたキャラはショップ屋担当、取材担当、捜索対象担当
レス番は直前行動、無いキャラは前回(>>520-524)から変動無しです
fils:ティリア・フレイ、サラ・フリート、【エリア・ノース:1】
雫:長瀬祐介、月島瑠璃子、藍原瑞穂、【新城沙織】、【太田香奈子】>>549-550、【月島拓也:1】
痕:柏木耕一、柏木梓、柏木楓>>528-529、柏木初音、柳川祐也、日吉かおり、相田響子、小出由美子、阿部貴之、
  ダリエリ、【柏木千鶴:10】
TH:藤田浩之、神岸あかり、長岡志保、保科智子、マルチ、来栖川芹香、松原葵、姫川琴音、来栖川綾香、
  佐藤雅史>>551-554、坂下好恵、岡田メグミ>>551-554、松本リカ>>551-554、吉井ユカリ>>551-554、神岸ひかり、
  しんじょうさおり、田沢圭子、【宮内レミィ】、【雛山理緒:2】、【セリオ:1】>>549-550、【矢島】、【垣本】
WA:藤井冬弥、【河島はるか】>>555-559、澤倉美咲、篠塚弥生、観月マナ>>536-539、七瀬彰、緒方英二、
  【森川由綺:1】、【緒方理奈:2】
こみパ:千堂和樹、高瀬瑞希、牧村南、猪名川由宇、大庭詠美、長谷部彩、芳賀玲子、桜井あさひ、御影すばる>>535
  立川郁美、九品仏大志、澤田真紀子>>536-539、風見鈴香、
  【塚本千紗:2】>>560-564、【立川雄蔵】、【縦王子鶴彦】、【横蔵院蔕麿】
566リスト製作者だよもん:03/03/29 00:37 ID:C8OPerj8
誰彼:【三井寺月代】>>555-559、砧夕霧、桑島高子>>535、杜若きよみ(白)、岩切花枝、石原麗子、杜若きよみ(黒)、
   【坂神蝉丸:5(4)】>>555-559、【御堂:5】、【光岡悟:1】>>547-548
ABYSS:【ビル・オークランド】>>540、『ジョン・オークランド』
うたわれ:ハクオロ>>541-546、アルルゥ>>547-548、ユズハ>>547-548、ドリィ、グラァ、ベナウィ、クロウ、カルラ>>560-564
  カミュ>>547-548、クーヤ、サクヤ、デリホウライ>>536-539、ヌワンギ、
  【エルルゥ】>>541-546、【オボロ】、【ウルトリィ】>>560-564、【トウカ】、【ゲンジマル】、
  【ニウェ:1】、【ハウエンクア】、【ディー:4】、『チキナロ』
Routes:湯浅皐月、リサ・ヴィクセン、梶原夕菜、エディ、
  【那須宗一:1】>>555-559、【伏見ゆかり】、【立田七海】、【醍醐】、【伊藤】
567リスト製作者だよもん:03/03/29 00:38 ID:C8OPerj8
同棲:【山田まさき】、【皆瀬まなみ:2】
MOON.:巳間晴香、名倉友里、高槻、少年、A棟巡回員、
  【天沢郁未:2】、【名倉由依】、【鹿沼葉子】>>525-527、【巳間良祐】
ONE:里村茜、川名みさき、上月澪、椎名繭、柚木詩子、深山雪見、氷上シュン、清水なつき、
  【折原浩平:4(3)】、【長森瑞佳】、【七瀬留美:1】、【住井護】>>462-463、【広瀬真希:1】
Kanon:美坂栞、沢渡真琴、川澄舞、天野美汐、
  【相沢祐一】、【水瀬名雪:1】、【月宮あゆ:2】、【美坂香里:4(1)】>>549-550、【倉田佐祐理:1(1)】、【北川潤】、【久瀬:2】
AIR:神尾観鈴、霧島佳乃、遠野美凪>>541-546、神尾晴子、霧島聖、みちる>>541-546、橘敬介、柳也>>525-527
  裏葉>>525-527、しのさいか>>560-564、【国崎往人:1】>>560-564、【神奈】>>525-527、【しのまいか】


管理:長瀬源一郎(雫)、長瀬源三郎、足立(痕)、長瀬源四郎、長瀬源五郎(TH)、フランク長瀬(WA)、
  長瀬源之助(まじアン)、長瀬源次郎(Routes)、水瀬秋子(Kanon)
支援:アレックス・グロリア、篁(Routes)
568リスト製作者だよもん:03/03/29 00:38 ID:C8OPerj8
毎回微妙にマイナーチェンジをしてるので読んでほしいこと&連絡事項↓
参加者はこのリストで確定です。
このリレーは余程の反則(電波で他の参加者を操る、魔法で自分を触れなくする)が無い限り能力使用はOKです。
但し原作外のオリジナル設定は基本的に抜きで。ていうか基本ギャグで済ませましょう。
細かいところに拘るより鬼ごっことしての状況を進める方向で
致命的なミスがない限りは脳内保管しましょう。
NGはできるだけ避けるよう書く話のキャラの前話くらいは読みましょう。
前スレも健在なのでリストをたどれば最終行動はわかる筈なので。
また他のスレのネタは知ってる人はニヤリ、あ、このネタ上手いなーくらいにしておきましょう。
能力に関してグレーゾーンな話を書く際には
『葉鍵鬼ごっこ議論・感想板』 へどうぞ
ttp://jbbs.shitaraba.com/game/5200/

後記
全体的に動きが少ない中うたわれキャラに結構動きが
細かいところを気にしてあーだこーだ言うより話をガンガン進めた方がスレ的には良いかと
569暴走、また一人:03/03/29 00:49 ID:Zi7JWTfg
「うふ。うふふふふふふふ」
少女が、歩いていた。
不気味な笑い声。顔に張り付いた不気味な笑み。
ぼろぼろの服。軽い擦過傷・裂傷だらけの体。
それでも少女は笑っていた。
「ふふふふふふふふふふふふふふふ」
「うふふふ、ふふ、ふふ、ふふふ、ぬふふふ」
ときおり、でれっと相好を崩しては、自分の体を抱きしめたりする。
はっきり言って、恐ろしい。
周囲の空気が変わるくらい、恐ろしい。
現に、
夜の森で悶絶していたハクエンクアも、
狩人御堂も、
貧乏脱出大作戦展開中の理緒も、
出番を心から求めているはずのビルでさえも、
だれも、彼女に近寄ろうとはしなかった。
おそらく、これからも。
570暴走、また一人:03/03/29 00:49 ID:Zi7JWTfg
「ふふふふふ、ふふ?」
彼女の目が、何かを捉えた。
視線の先。清かに水のせせらぐ音が聞こえる方角。
木々の切れ目から見える、森の中を流れる小川のほとりを歩く、二人の女性の姿。
「hhhhhhhhhhhhhhhhh!」
「見ぃ、つけた。ふふうふふうふふっっふうふふ」
笑いがますますおかしくなる。
不気味を通り越して凄絶ですらある。
「あぁずさ、せんぱぁいぃ〜〜〜」
凄絶をも通り越した場合、なんと表現すべきであろうか。
すぐにでも踊り出、愛の再開を果たそうと、ダッシュの態勢を作る。
そう、これまで、
幾多の罠をかいくぐり、
数多の障害を越えて、
崖を登り丘を越え、街を駆け抜け川を渡り、
島中を探し歩いてきた、その成果が、ついにでるのだ!
が。
「……二人」
そう、梓には連れがいる。
梓とよく似た感じの、年は少し上だろうか。
「胸は無いけど……良いわぁ(はぁと」
「二人まとめて……ぬふふふ」
どこのオヤジか。おまえは。
571暴走、また一人:03/03/29 00:49 ID:Zi7JWTfg
「……さっきから、何か悪寒を感じるんだ」
「梓も? あたしも。なーんかいやな感じ」
くるくるとあたりを見まわして、
「誰もいないよなぁ」
二人うなずき合う。そして一瞬後、
「あ! あれあれ」
結花が川向こうを指差して言った。
指さされた方向には、小さな小屋が一軒。
小川のほとりの、小さな小屋。
「行ってみる?」
「行ってみよう」
即断即決である。行動派の二人に逡巡は無い。
ひょい、ひょいと岩の上を渡って、対岸に。

「ああ、待って梓先輩ー」
妄想にふけっていたかおりは、二人が対岸にわたっていくのを見て、慌てて後を追おうとする。

「ほんとに小さいわね」
「隠れるには悪くない場所じゃないか?」
うまい具合に、森の木々が姿を隠している。
気を抜いていたら、気づかずに通り過ぎてしまったかもしれない。
「中も見てみましょう」
「そうだな」
そして、二人は中に入っていく。

「ああああ」
焦り、木の根に足を引っ掛けて、出遅れたかおり。
二人が、小屋に入っていくのを、それでもしっかとその目に収めていた。
「まさか……梓先輩、ああいうタイプが好みなんですか?」
「許せない……泥棒猫! 梓先輩は私のものっ!」
572暴走、また一人:03/03/29 00:51 ID:Zi7JWTfg
恋は盲目。
トリップ状態の人間には、何を言っても通じまい。
どこぞで死闘を繰り広げている、二人と同じように。

【梓・結花、森の中で小屋を発見。中へ】
【かおり、勘違い&徹夜のせいでトリップ中】
【昼前】
「夕菜さん、そっちなんかありますー?」
「ううん、ないよ。でもね、皐月ちゃん。やっぱり人の家の中から物を取っていくのはいけないことだと思うよ?」
「そんなこと言われてもこのゲームってそういうルールですし」
 警察に被害届けを出せないような物は盗んでもいいとすら考える皐月と
どこまでも生真面目な夕菜の考えはどこまでも平行線だった。
 皐月が説得し夕菜が折れて暫くは夕菜も皐月の言う通り一緒に家捜しをするのだが
少しするとまた同じように自論を展開する。。
 実はこの問答既に5回目である。

「あれ? この下に何かあるみたい」
 そしておそらくは倉庫であろう所の奥の床にずれて外れる部分を発見した夕菜はそこを外した、すると……
「おや、見つかってしまいましたか」
 人が出てきた
「え、ええっ?」
「どしたの? 夕菜さん。あ、人がいる。あなたも鬼から逃げてるの?」
「いえいえ違います湯浅様。私チキナロと申しますです、ハイ。実は……」


 ミニゲーム『チキナロを探せ』ルール説明中


「という訳で見事私を発見されました梶原様にはこちらの“屋台で使えるクーポン券”
三万円分が進呈されます。ハイ。どうぞ、お受け取り下さいませ」
574名無しさんだよもん:03/03/29 01:36 ID:Zi7JWTfg
そろそろ容量やばくないか?
次スレ立てるまで、SS投下中断したほうがよくないか?
いや、真上のこれ投下した漏れが言うのもなんだが。
 チキナロから差し出されるクーポン券、しかし……
「そんな、受け取れないよ」
「どうして!?」
「だってね、皐月ちゃん。知らない人から物を貰っちゃいけないって教わったでしょう? だめだめ、だめだからね」
 ズルッ
 ずっこける二人。
 しかし直後の皐月の言葉が話を進展させる事になった。
「あーあ、ここに宗一がいたら絶対がっついて貰うだろうになー」
「え!? 皐月ちゃん宗ちゃんのこと知ってるの!?」
「え? ええと、う〜ん……」
 皐月は悩んだ。夕菜が言ってる宗ちゃんというのがまいだーりん宗一の事であるならば
相手が宗一の事を宗ちゃんと呼ぶ程には親しい間柄という事だ。
 そんな相手に「はぐちて」だの「らぶ?」だの一つのカップラーメンだのな関係なのは流石に言わないにしても
友人以上の関係である事を知らせれば修羅場の予感もしないでもない。
 ……まぁ裏切った親友であれば平然と7500万の時計の事とか話して
修羅場にして「この雰囲気がいいんじゃないですか」とかほざいた挙句に
宗一にらぶりー百裂拳を放ったりするかもしれないが。ゆかりだし。

「クラスに那須宗一って友達は居ますけど……」
 結局宗一らぶな皐月は安全策をとり
「なんだ、皐月ちゃん。宗ちゃんのクラスメートだったんだ。そっか、宗ちゃんならきっと貰うよね。よし」
 宗ちゃん大好きな夕菜姉さんは宗一がやりそうな行動を選んだ

 そして

「ふぅ、一時はどうなることかと思いましたが貰って頂けてよかったです、ハイ。商人は信用第一ですから。
しかし今回はアッサリ見つかってしまいましたね。次はもう少しわかりにくい所に隠れましょう」

 チキナロを探せ、次の隠れ場所は中々見つけにくそうだ。

【夕菜 クーポン3万円分ゲット】
【皐月、夕菜 共通の知り合いの存在を認識】
【チキナロ 次はもっと見つけにくい所へ】
577名無しさんだよもん:03/03/29 01:41 ID:Zi7JWTfg
ごめん。割り込んだ。

容量、もう限界だろう。
578童話的現実:03/03/29 01:59 ID:e/02rR8X
 ポキッ…
 
 和樹と晴香はあいかわらず森の中を歩いていた。
 さまよっているわけでも迷っているわけでもない。
 和樹は枝を折りながら香草を探しに出ていたので、ルートは一つだった。
 
 ポキッ…
 
 ルートを逆を辿りながら、他所を一緒に折りなおすことも忘れない。
 これも例の本を製作するのに得た知識らしい。
 手際よくそれらを行う和樹と彼に付いていっている自分という構図は
 晴香に脳裏にある童話を思い起こさせた。
(さしずめ私達はお菓子の家の兄妹といったところかしら)
 くすり、と晴香は笑う。
 あの柏木千鶴とかいう女性が魔女。
 親に捨てられた兄妹は森の中でお菓子の家を見つける。
 それは魔女の罠で、好き放題やってくれるが、最後にはかまどで焼き殺される。
 パンでも小石でもなく、兄妹でもないけれど、
 そういう結末を想像するのは中々愉快だ。
「着いたよ」
 急に視界が開け、和樹が振り向いて言った。
 どうやらお菓子の家についたらしい。
579童話的現実:03/03/29 02:00 ID:e/02rR8X
 空になった鍋とできあいの食器もどき。
 到着した彼らを待っていたのはそれだけだった。
 待っているはずのエルルゥの姿はない。
「……遅かったみたいだね」
 ぽつりと和樹が呟いた。
 彼が晴香と遭遇してから、ゆうに一時間は経過している。
 鍋のそばの複数の足跡と荒れた周囲をみるに、何かがあったことは確かなようだ。 
 少なくとも彼女がこの場から去らざるをえないような事態が。
「もう捕まった、とか」
 隣の晴香にはわりと余裕がある。
 まだ会っていない人物がいないからといってさほど状況が変わるわけではないのだ。
「鬼になっていれば、逆に待っているんじゃないか?」
 捕獲した鬼と一緒に待ち伏せするのが、パターンといえばパターン。
 彼女はそういうタイプにはみえなかったが、その展開はありえないことではない
580童話的現実:03/03/29 02:00 ID:e/02rR8X
「それもそうね。……ということは、逃亡中か、もう鬼になってこちらに向かっているか、だけど」
 おいながら、晴香は鍋をのぞく。
 中身はきれいさっぱり無くなっていた。
 食事ができると思っていたが、なんともアテが外れたようだ。
 お菓子の家はからっぽだった。
 隣の和樹が手にしている、香草がなんとも痛ましい。
「どちらにしろ、この場にいる必要はないわね。で、どうするの? 合流する?」
  
「うーん……。いや、やめておこう。時間も経っていることだし」
 手の香草を見つめながら、和樹が言った。
 意外に鍋に未練があったのかもしれない。
「まあ、妥当ね。じゃあ、はやくここから離れましょ」
「あー、ちょっと待って」  
 和樹が残りの材料と調理器具をかき集めはじめた。
 できるだけ持っていこうというつもりらしい。
「純粋な好奇心できくんだけど……君、料理できる?」
 
「……がんばって」


【和樹・晴香 現在地 森】
【時間 朝〜昼】
581名無しさんだよもん:03/03/29 02:02 ID:e/02rR8X
あー、スマソ
やってしまった。
582名無しさんだよもん:03/03/29 02:04 ID:j/veUQ+x
うー、書き込みたいのにもどかしい…
583名無しさんだよもん:03/03/29 02:47 ID:ZzLw5tbR
新スレ
葉鍵鬼ごっこ 第三回
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1048872418/
584名無しさんだよもん
次スレが立っております。

葉鍵鬼ごっこ 第三回
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1048872418/