☆序章☆浩之,プロレス団体を作る!

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607デッパッパ
第5試合
この団体のエース葵×試験型メイドロボセリオの試合・・・。
「よし!やるぞーー!」「浩之さん、見ていて下さい。」
勿論観客の予想では葵楽勝と出ていた。しかし、試合が始まるまでは・・・。
試合開始直後から積極的にジャブを放つ葵。しかしそれを・・・
バッバッバッ!「!?」見事なタイミングで払っていくセリオ。
「それなら・・・」と、ハイキックを放つ葵。しかし・・・
キュッキュッキュッ・・・。セリオが全てバックステップで避けてしまう。
「な、何で攻撃が当たらないの!?」パニック状態に陥る葵。何故なら・・・。
「フフフ・・・葵さん。私はさっき控え室である人物の能力を受信したのですよ・・・。」
「そ、それは・・・誰?」「貴女の尊敬する人、綾香お嬢様です。」「!?ズルい!」
そう!セリオはあらかじめ、綾香の戦闘能力を受信して戦いに望んでいたのである。
「ふ、段々ペースが落ちてきていますよ・・・。」「そんなインチキには負けない!」
気合いだけが空回りする葵。計算され尽くした動きで冷静に攻撃を避ける葵。
「このままだとひょっとしてひょっとするか?」「何やっているんです葵さん!」
そして時計が30分を回ったとき、遂にセリオが攻撃を開始する!
バババババ!ジョ○ョ並みの量のパンチを放つセリオ。
一方の葵も、フラフラながらも何とかそれらを避ける!
しかし・・・ボフ!「!?」「いただきます。」強烈なストレートが葵の顔面にめり込む。
そのチャンスを逃さぬと、そのままスパートを掛けるセリオ。ガスガスガス!
そして遂に・・・「ま、まだ・・・」「駄目だ!このままだと一生戦えなくなる!」
「おおっと!ドクターストップ!何と言うことでしょう!」
葵が機械のセリオに負けてしまったのである。この光景に場内は騒然。
「そ、そんなあ・・・グスグス」「葵ちゃん・・・また練習し直そう・・・ね?」「任務完了。」
人間が機械に負ける・・・。何かしら痼りの残る試合でした・・・。
第5試合 37分12秒 ドクターストップ
葵× セリオ○