>>332-341 幸せな空の色
セリオの不思議な行動とその解明という、ある意味王道な話の作り方を
しているが、安定した手腕を誇っている。特に結末はスッキリしていて、
感心。鳥頭の自分はセリオに耳があった事すら忘れていたので、真相
にも驚き。プレゼントした浩之は、見えないお洒落をさせるような人間とも
思えず、来栖川姉妹の反応が知りたかったというところか。
>>344-356 十八の夜
これは青春の初々しさよりは、痛々しさを感じる作品。好きな異性は
他のオトコのモノでしたってあたりが特に。前半の雰囲気はセリオ物に
しては珍しく淫靡。ただ、噛み千切るのはやり過ぎな気もするが。
セリオらしさは上手く表現できていると思うし、全体として無難にまとめ
ている。後半の予定調和をいかに演出力で盛り上げるかが課題かな。
>>360-381 名前
うーん、微妙。ハンデのあるみさき先輩を主人公が守っていくという
原作のスタンスに対して、更に状況を悪化させることに作品上の
どんな意義があるのか、いまいち良く分からなかった。みさきが
精神的再建を果たさぬまま終わっているので、救いが無いのが残念。