葉鍵学園 6時限目

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113名無しさんだよもん
みさき「……(…震えが……止まらない。指先が痺れてる感じ……ドキドキも…)」
智子 「――顔が固いで。川名さん?」
みさき「…ぶちょ……――保科さん…。…うん。もう……ここ迄来たらやるしかないよね」
智子 「そや。腹括ったか?」
みさき「…………――まだ…ちょっと」
智子 「……さよか…。ま、そんなに怖がらんでも、楽しんだらええねんよ」
みさき「えへへ…。ねぇ、智ちゃん…――智ちゃんって呼んでいいよね?」
智子 「智ちゃん……何か頭悪そうに聞こえてまうけど、ん…まぁ、ええよ」
みさき「智ちゃんに、勇気の出るおまじない…して欲しいんだ♪」
智子 「? 何やねん、それ?」
みさき「えっと、…もうちょっとこっちに来て」
智子 「? ……何やの…――わっ!? ちょちょちょ!??」
 みさきは椅子に座ったまま智子に抱きつき、その豊かな胸に頬を埋めた。
 ――周囲の、特に男性陣から、どこか羨ましげな唸り声が上がる。
みさき「ふふふ♪ 良い匂ぉ〜い♪ 柔らかぁ〜い♪ 温かぁ〜い♪ 落ち着くぅ〜…♪」
智子 「…いきなり何をすんねん……!(真っ赤」
114名無しさんだよもん:03/03/04 22:52 ID:m3tly4WE
みさき「………智ちゃん」
智子 「ん? …何や?」
みさき「……オーケストラに出るよう…勧めてくれて、有難う…」
智子 「…あほ。まだ礼を言うのは早いやろ。そういうのは、最後迄やり通してから言う物や」
みさき「……うん。でも……いっぱい、いっぱい、元気をくれて……有難う。
    智ちゃんがいなかったら、例え参加してても、続けていられなかったと思う。
    だから………感謝してるんだ、とっても…」
智子 「な、何を言うとんねん…(真っ赤) 私は、川名さんの背中をほんの少し押したっただけや。
    オボロさんや他の皆の協力もそやけど、ここ迄来れたんは、川名さん自身の力。
    他の何でも無い、川名さん自身の頑張りの成果や。せやから…」
みさき「えへへっ♪ 智ちゃん、照れてる。か〜わいいんだ♪」
智子 「あんたが恥ずかしい事言うからや…! まったく…」
みさき「ふふっ。でも、元気出たし、本番への怖さも大分消えたよ。智ちゃんの“ふかふかおまじない”で」
智子 「…何やねん、それわ(汗」
浩之 「いいんちょぉーーっっっ!! 俺も、俺にも“ふかふかおまじない”を! 緊張して腰抜けそうなんだ!」
綾香 「浩之〜? 浩之には私が“うめぼしおまじない”をしてあげるわ♪(笑顔&青筋)」
浩之 「何だよ、それ…って、痛痛痛痛痛痛痛っ?! こめかみにっ! こめかみに拳がメリ込むぅぅぅううっ!!?」
一同 『『『(笑)』』』
智子 「……ホンマのアホや…」