AIR残酷版について

このエントリーをはてなブックマークに追加
5337/21
「あっ…」
観鈴が何かに気づいた様な声を上げる。
その視線の先には少女がいた。
「誰だあれは?」
「うん…遠野さん。わたしのクラスメイト…わっ」
気づくと少女は目の前まできていた。
「…奇遇ですね」
「は、はいっ、すっごい偶然っ、びっくりっ」
その後いくちかのつたない会話。それでわかった事は
あまり親しい間柄ではないようだという事と、この少女は少し変わっているという事。
「おい…何なんだコイツは」
観鈴を引き寄せ耳打ちをする。
「クラスメイト」
「それは知ってる」
「遠野美凪さん」
「それもさっき聞いた」
「奇麗だよね」
「ああ。そうかもしれないな」
「したい?」
「そらしたいな」
「だよね。わたしとは大違い。にはは」
「おまえもちゃんと勉強しろよ」
「でも遠野さん処女じゃないよ」
「そら残念だな」
「後ろの穴も」
「そらすごいな」
「…放ったらかしですね…私」
往人・観鈴「あ…」