好きななのは年上の人! 由起子さん真琴姉スッドレ!
あぼーん
259 :
名無しさんだよもん:03/02/02 13:58 ID:9yPAPgoK
>萌丸 ◆whNJEQ493s氏
乙彼ー
ちなみに誰の後かと言うと、誰の後でも無く、一応みんな生存している状態のものです。
なので秋子さんは怪我してないし、栞も死んでない。舞は魔物を倒した後で、あゆは復活しています。
しかし祐一の心は誰にも傾いてない状態です。ただ、みんなとは仲良し。
そんなまこ姉用の卑怯な設定です。なので、真琴は居ません。何故か?それは上手く構成する自身が無いから(涙
…それでもよろしければ読んで下さいませ。
だが、気がしただけなのかもしれない。現に今、祐一の心は落ち着いてしまっている。
確かに若くて美人かもしれない。けど、それだけだ。他に何がある訳でもない。
祐一は自然とその教育実習生に興味が無くなってしまい、窓の方に顔を向ける。
(だけど、最初にあの人を見た時の感じはなんだったんだろう?)と心の中で呟くが当然返答は無い。
そんな祐一を他所に、授業は普段と変わりなく進む。やがて昼休みへ。
名雪 「祐一、お昼だよ」
祐一 「そうだな」
名雪 「お弁当食べようよ」
祐一 「そうだな」
名雪 「…もしかして祐一、さわたり先生の事気になってる?」
祐一 「そうだな」
香里 「へ〜、相沢君ってああいう人が好みなんだ」
祐一 「そうだな……って、何でそうなる!?」
名雪 「だって祐一、ずっと『そうだな』しか言わないんだもん」
祐一 「ちょっと考え事してただけだよ…と、もう昼か。俺学食行って来るわ」
名雪 「え〜、一緒に食べようよ」
祐一 「夜一緒に食べてるからいいだろ。じゃな」
後ろからちょっとしたブーイングが聞こえてくるが今は無視。一人になりたい気分だった。
だから階段の踊り場や中庭には行かずに、学食に行く事にしたのだ。あそこなら人は多いが、特定の知り合いに出会う確率は少ないはず。
そんな事を思いながら学食の入り口まで近づくと、ある人物が目に止まった。朝のホームルームの時間に紹介された、教育実習生のさわたり先生だ。
何をしてるのかと一瞬気になったが、とりあえず腹が減っていたのでさわたり先生の横を通り過ぎて、一番空いていると思われる列に並ぶ。
ふと、学食の入り口に視線を移すと、案の定さわたり先生がさっきと同じ姿勢で立って周りを眺めていた。初めてここの学食に来たから驚いているのだろう。自分も最初はあまりの人の多さに度肝を抜かれたものだ。
一瞬助けてあげようかと思ったその時、さわたり先生と目があった。4秒位。
(…何ですか?)
(何でもないわよ)
(……もしかして、この学食のシステムがわからない?)
(………)
(…教えてあげましょうか?)
(え?いいの?)
(いいですよ。じゃあ…)
何故か、アイコンタクトとやらをした気がする。そして実際さわたり先生がこっちへ向かってくる。少し嬉しそうにはにかみながら。
(何か、動物系だよな。この人)
と祐一が思っていると、さわたり先生が話し掛けてきた。
まこと「えーっと……祐一君、でいいのよね?」
祐一 「相沢、祐一です。さわたり先生」
まこと「あら、別に名前で呼んでも良いじゃない。それよりも…」
祐一 「何ですか?」
まこと「私、すっごくお腹空いてるの」
真面目な顔で言う。
祐一 「…そうですか」
まこと「あ、冷たいな〜、さっき私に視線を送ってきたじゃない。
あれはこの学食での戦い方をレクチャーしてくれるって意味じゃなかったの?」
と少しすねた表情をして訴えてくる。単純に可愛いと思える顔かもしれない。そんな思考がよぎるが、すぐに振り払う。
同時に、さっきの通じてたんだ。と素直に関心する。
祐一 「戦い方って……」
まこと「あはは。細かい事はいいでしょ」
祐一 「別にいいですけど。えっとですね…」
祐一が説明をしている間、まことは熱心に聞き入っている。