真琴「ねえ、いいかな、名雪……火をつけても」
名雪「待って。さらって。
祐一にウタってもらう事が山程あるんだよ。わたし以外の女性関係とか」
真琴「吐くかなぁ?」
名雪「お母さんにやってもらうよ」
真琴「ゲッ!」
水瀬家家長 通称「コロシの秋子」……ッ!
市内一凶暴な主婦と言われ、その能力は「人の心が欠けている事」だと……!
秋子「名雪、あなたねぇ……勝手すぎるんじゃないの?」
名雪「ゴメンね、お母さん」
秋子「……ズルいわね、名雪は。いつもそれで済ませてしまうんだから」
祐一(アレェ……? 噂ほどでは……)
秋子「……で、祐一さん、あなた(の選択肢)ですか? 私を入院に追い込んだの は っ !!」(ギロッ
真琴「待った! 秋子さん、コロスのはまだッ!」
名雪「さっき言ったでしょ。吐かせるの」
秋子「ああ、そうでしたそうでした。ゴーモンでしたねゴーモン。
じゃあこの攻撃力『謎ジャム』の出番ですか」
秋子「じゃあ祐一さんのロープを切ってちょうだい」
(ジャムのふたを開けて祐一の身体にペタペタと塗り始める)
秋子「ホラ 美味しそうでしょう? ……動かないで下さいね。目に入ったら失明しますから。
じゃあバンザイしてください」
(脇の下にもペタペタ)
秋子「ちょっとしたジャム人形ですね……さて。
一つだけ質問します。答えたらジャムは拭き取ってあげます。答えなければ謎ジャムを食べさせます。
10秒で返事してください。しなきゃ食べさせます。
はいかいいえで言って下さい。それ以外の返事や動作は食べさせます。
じゃあ聞きますよ。
あなたはわたしの言うことをなんでも聞く奴隷ですよ ね っ !?」