1 :
前スレ45:
『俺の妹だ』というスレが丁度一ヶ月前に存在しました。
私はそのスレを中途半端にDAT落ちさせてしまった、「前スレの45」です。
1のSSを45から引き継いでいたのですが、完結しないままDAT落ちという形になってしまいました。
私のレスを読んでくれている方も僅かながらいてくれたようですし、
用事の方もどうにか落ち着き、再び書いていけそうにきました。
私としても、このまま終わらしてしまうのもなんだか釈然としなかったので、
今回再建させて戴きました。
ある程度、スレが落ちてきたら順を追ってSSを落としていこうと考えてますので、
住人の方にご理解とご協力を頂けたら、こちらとしては幸いです。
後、SSとして形にするのは今回が初めてですので、
細かい指摘等、ありましたらよろしくお願いします。
プロローグ、序盤に加筆、修正をしているので1の原文を知りたい方は、
↓を参照にして下さい
【前スレ 同タイトル】
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1034/10347/1034780679.html
あれ?以外と2とれた?
|ニニつ
| /
| Д゚) < ダレモイナイ.....オドルナライマノウチ。
|⊂
|
(二二ニニつ
ヽ /
(゚Д゚ ).| < キノコノコーノコゲンキノコ♪
⊂|. .υ|
| |
ヽ _⊃
U"
(二二ニニつ
ヽ /
| ( ゚Д゚) < エリンギ マイタケ ブナシメジ♪
|ц |つ
| |
⊂ _ノ
"U
どうせ俺は3だよ!!!
やったー生涯初2だー!!
つーか前スレ結構好きだったよ。
(;´Д`)氏のう…
↓俺のお兄ちゃん
8 :
名無しさんだよもん:02/11/29 01:22 ID:/zS6Frct
↑我が妹
9 :
前スレ45:02/11/29 01:31 ID:ZVWoDBuN
何を思ったか前スレと全然タイトルが違いました。
それ以前に今回のスレタイは意味不明だし。
自分が間抜けだという自覚症状はあるのに、間抜けだからそれに気付かないという悪循環……
鬱だ……
そろそろ落とします。
10 :
プロローグ:02/11/29 01:32 ID:ZVWoDBuN
俺の妹の名前は葉川雪(はがわ ゆき)
妹、といっても、雪とは血の繋がりがあるわけじゃない。
全ては過去にある。
過去の記憶の糸は、手繰り寄せなくとも勝手にやってくる。
俺の体を呪縛のように付き纏っているから。
あの日の親の声。鳥の鳴き声。風で擦れ合う葉音。
全てがゆっくりと、鮮明に。そして拍車を掛けて脳裡に映し出される。
――狂気を帯びたかのように。
いずれ、この呪縛を取り払わなければならない。過去と渦巻く狂気に清算をつけるのだ。
初めて雪と会った時、あいつは今の雪ではなかった――少なくとも周囲の目はそうだった。
雪は昔から何も変わっていないというのに。
先入観というのもあるかもしれないが、俺の周りの人間は相手に対して接せられる態度や、
気持ちで、その相手に対する印象を容易に変えるような連中ばかりだった。
――最も、人間自体の本質がそうなのかもしれないが。
とにかく、雪はあらゆるものを拒み、そして撥ね退けていた。
今でこそ俺を兄と慕ってくれるが。
11 :
プロローグ:02/11/29 01:33 ID:ZVWoDBuN
あれはいつの頃だったろうか。
雪が夜中に起きだして、一人で泣いてることがあった。
俺は決まって、そんな雪を見ると、黙って頭をそっと撫でていた。
それは、俺の「見るに堪えない苦し紛れからの衝動」に駆られていただけなのかもしれない。
今でも雪は芯の強い性格でいようとする。
それだけに、時折見せる弱弱しさがたまらなく辛かった。
家族の中でも特に俺を慕ってくれてるようで、子どもの頃からずっと一緒にいるからよく分かる。
ただそのせいか、今でも俺にべったりなのはどうかと思うが。
最近、雪のクラスに転校生が来たらしい。
名前は、確か七瀬(おそらくこういう字を書くのだろう)とか言ってたな。
友達になれるといいなとか言っていた。俺にとってもその方が良い。
雪を囲む多くの友人。雪の彼氏。
そうなってくれれば、兄のことは次第に忘れていくだろう――まさに俺の理想の展開だ。
俺も同じ学校に通ってるが、なかなかいい雰囲気の学校でよかった。
雪にとっては、こういう雰囲気は馴染みやすいだろう。
後は――後は、俺がけりを付けるだけだ――それで全てがうまくいく。
さて、そろそろ寝るか。
また、朝起きたらいつものパターンだろう……
12 :
プロローグ:02/11/29 01:34 ID:ZVWoDBuN
夢。
またあの夢だ。
氷塊の中で見せられるような夢。
怒涛の如く狂気を呼び寄せ、俺の周りで渦巻き、そして支配する。
俺はあの頃、無力だった。無知だった。愚かだった。
そして、それは夢の中で蘇る――俺は夢ではただの傍観者でしかない。
今の俺だからこそ、見つけることの出来る解決策。あの頃を救う方法があった筈だ。
だが、夢の中ではそれも無力だった。
いくら名案が思いつこうと、いくら手を伸ばそうと努力しようと叶わない。
夢の世界で自由なはずのもう一人の俺の体は存在しない。
その世界では俺が自分を支配していなかった。記憶だけがそこに存在していた。
記憶から手は伸びない、声も出ない。当たり前だ。
フィルムの中の映像はもう二度と、顕在化しないのだ。
夢は、見飽きた映像を壊れた映写機のように、何度も再生している。
俺に何をさせようというのだろうか。
手は伸びないというのに、声も発せないというのに。
それとも、俺は自分が気付かない内に狂ってしまったのだろうか。
それなら、それでいい。今の俺にとって狂ったままで死ねた方がどれだけ幸せだろう。
ただ記憶の光と、その光を利用し、同じ内容をいつまでも放映し続ける、
飽くなき支配人が住む映画館の上映会。
そんな世界が終わりを告げてくれる。考えるまでも無い。
あの頃の俺は無力だった。それでいいじゃないか。
自由な現実と一方的な夢の相克。
夢が俺を支配するのはいつだろう。
「朝、か……」
白。
白色の天井。
何の味気も無い、俺の部屋の天井。
たったそれだけのことに気付くのに、どのくらい時間がかかっただろうか。
面白みも無い、真っ白な天井――今の俺に、死を連想させる。
浮遊。漠然。
ひたすら意識が漂漾している。
「うっ……」
俺が起きるのを待っていたかのように、一瞬、置いて頭痛が重く伸し掛かる。
酷く気分が悪い。夢の残滓が俺を苦しめている。
脳が不快を訴えている。最近では馴染みの感覚だ。
昔から寝起きがいいせいもあってか、不快さとは裏腹に、意識はすぐに覚醒していく。
二度寝なんてこの気分では、とてもじゃないがする気にはなれない。
「……ん?」
左腕が重い。動かない。
(……まさか)
背筋に鋭利な氷を突き立てられたような感覚――嫌な予感がする。
俺は周囲に視線を飛ばす……
「すー……すー……」
……必要はなかった。
左腕へ目を落とすと、雪が俺にしがみついて、幸せそうに寝息をたてている。
元凶はこいつだった。
「……俺の精神負担を増やすんじゃない」
思わずため息が出る。嫌なわけじゃないが、ここ数日は毎日のようにこうだ。
しかし、これで予感が確信に変わった。どうやら最悪の事態は免れたようだ。
それは同時に雪に救われた事でもあるわけだが……
(くそ……)
いつもなら、雪に目覚めに効く生活の知恵を手授してやるところだが、
これに免じて、今日はやめにしてやる。
「……んー……ふにゅ」
俺は雪の髪をそっと撫でた。
どういう訳か、雪は頭を撫でられるのが好きらしい。
こうして撫でてやると、くすぐったそうに身をよじらせる。
俺自身もこれが面白くて、ついつい、いつまでもやってしまうのだが。
「そろそろ起こすか……」
俺は壁時計に目を遣った。時間も時間だ。
「おい、起きろ。雪起きろ」
ゆさゆさと体を揺する。
「……んー……?」
「んーじゃない。朝だぞおーきーろー」
「……ふわぁ……おはよぅ……おにぃちゃん……」
やっと起きたみたいだったが、思考は追いついていないだろう。
その証拠に雪の目は眠気まなこそのまんまだった。
「ああ、おはよう。目、覚めたか?」
「うん……ちゃんと起きてるよぅー」
確認を取る。返事はくぐもり声で、意識はまだ覚束ないようだった。
雪はしきりに目蓋をこすり、眠気と奮闘している。
さっきのと併せ、雪のその行動は小動物を想像させて、少し可笑しかった。
こうしてベッドの上で上半身だけ起こして、
向かい合ってる俺も、他人から見ればそれに匹敵するぐらい滑稽だが。
「またお前、こっちに潜り込んできたのか」
「んーだって……いいでしょ?」
「悪くはないけどな……光熱費が浮く。風邪も引きにくい。だが、子供っぽい。自分の年を良く考えろ」
「うー……子どもじゃないもん……寒かったからだもん……」
「夏でも潜り込んできてこなかったか?」
「……暑かったからだもん」
「一緒に寝たら余計暑いだろうが」
「あ、そうだ!クーラー代の節約だよ」
「苦しいな、雪。騙されんぞ、俺は」
なんだか不毛な会話をしている気がする。
「まあいい……さっさと着替えて来い。遅刻するぞ」
「……はーい」
そう言うと雪は、ぱたん。と滑るようにしてベットから抜け出し、自分の部屋へと仕度しに行った。
遅刻はお兄ちゃんしかしないと言わないところが素敵だ。
「おはよう、今日は遅かったわね」
着替えてキッチンに向かうと、コーヒーが放つ独特の香りとヒーターの暖かさがキッチンを包んでいた。
母さんが朝食の準備をしているのだ。
「おはよう、別に……いつもと変わらないと思うけど」
「ふふ……”いつもと”ね」
いたずらっぽい笑みを浮かべる。
「おはよう、お母さん」
「おはよう、雪」
少し間を置いて、二人は朝の軽い挨拶を交わす。雪も着替え終わって出てきたようだった。
俺のときと違って、母さんの言葉に毒が混ざっていない。
この二人を見ていると、家族ってのは血のつながりだけじゃないと実感できる。
いくら親友の子どもだと言っても、こどもを一人引き取るなんて大変なことだ。
それでも俺の両親は、雪を本当に自分のこどものように見てる。
それはとても凄いことだ、なかなかできたものじゃない。
俺は朝食を口に運びながら、そんなことをぼんやりと考えていた。
「?おにーちゃん、どうしたの?ボーとして……」
「あ、いや……何でもない」
怪訝な顔つきで、雪が俺を眺めていた。
口に出すのは、恥ずかしいので止めにしよう。
17 :
前スレ45:02/11/29 01:45 ID:ZVWoDBuN
どうでしょうか。1の原文(序盤の中間まで)にある程度、修正、加筆させて頂きました。
私自身の文章力が稚拙でありながら、できるだけ1の原文を尊重したつもりで書きました。
何か意見をもらえればありがたいです。
>>10-16 good job!
その調子で続きもお願いします。
そういや前スレ見てると、63の画像が激しく気になるんだが…。
誰か再うpしてもらえませんでしょうか?
がんがれ! 期待age
帰ってきたか……
ガンガレ
アクアプラスの会社にいる青紫の竹林は
22 :
前スレ45:02/11/29 23:24 ID:rxTJCsUJ
>>18,
>>19,
>>20 お褒めに預かり、ありがとうございます。
これに奢らず精進します。
画像はONEの教室の一部(赤紫の髪の女の子がいる部分)をupしたものでした。
私がupすればそれで済む話ですが、寡聞にしてそういうスキルがないもので、できません。
申し訳ないです。
この先のSSは少し修正を加えた程度です。一章の終わりまで投下します。
「恥ずかしい」、か。
そういえば、俺は雪を本当の妹として見れているのだろうか?
ご近所に「あなた達って、本当に仲の良いご兄妹ね」と、ゴミ袋片手言われた事がある。
しかし、それは所詮他人の目見た、所謂客観的な意見に過ぎない。
言葉の重みなんて微塵もないだろう。
詰る所、要は俺の中に、どれくらい雪を本当の妹として見れているのだろうか。
という疑問が頭をよぎる。それだけではない。
あの過去も今となっては、心のどこか奥底で喜ばしい事件だと思っているのかもしれない。
実際、雪が高校に通うようになってからその疑問は、数学の関数のように比例して、
日増しに強くなってきていると言ってもいいぐらいだった。
心の中での疑問が強くなるという事はつまり……そういう事かもしれないという事だ。
もしかすると、雪を女として見ているのかもしれない。
それは避けなければならない。
雪にとって俺は唯一の兄という存在であり、逆に俺にとっても唯一の妹という存在だ。
湧き出る感情に困惑する自分。それを必死に抑えようとする自分。
こういう疑問が自分にある、という事自体が腹立たしかった。
俺の雪に対する理性なんて、薄い習字紙ぐらいのものでしか無いのだろうか。
全ての疑問は拭いきれない。俺は懊悩していた。
「・・・にーちゃん」
「お兄ちゃんっ!!」
「……!!」
「?おにーちゃん、どうしたの?さっきからずっとボーとして……」
さっきとよく似た台詞。
雪の声に促されるように、自分の手を見てみると箸が宙で止まったままだった。
食なんて少しも進んじゃいない。
「あ、いや……何でもない」
「おにーちゃん、さっきと同じ台詞。」
呆れたように雪がツッコミを入れる。
「うるさいな、お前も変わらないだろ」
にべも無い口調で俺が返す。
「違うよ、お兄ちゃんと違って私は進歩してるもん」
「俺はなあ、朝からお前とくだらない寸劇を繰り広げる気力は無いんだ」
「う……悪いのはそっちなのに……」
雪は俺から視線を外し、納得がいかないという表情で口を尖らせていた。
「それよりお前、学校はどうしたんだ?」
俺が思い出したように言うと、雪は驚いた表情で自分の口に手を当てこう言った。
「いけない!急がなくっちゃ!」
……陳腐だ。なんてありふれた遅刻のパターンなんだろう。
「最近、学校が楽しくて仕方ないよ」
例の転校生の事だろうか。
雪は無邪気な笑顔を浮かべた。本当に嬉しそうな、屈託の無い笑顔だった。
「お兄ちゃんはどうするの?]
[俺は……遅れていく……」
「やっぱり……」
雪はため息交じりに返した。
しばしば雪には迷惑をかけていると思うのだが、特に今日に限ってはこんな気分で登校する気は起こらなかった。
さっきまで考えていたことを雪が知ったら、どんな顔をするだろう。
もう顔さえ合わしてくれないのかもしれない。
(出来の悪いお兄ちゃんでゴメンな……雪)
「じゃ、行って来るよ。 お兄ちゃん、みんなにあまり心配かけちゃだめだよ」
余計なお世話だ。と視線で返し、雪を見送った。
母さんもそれに続いて、いってらっしゃいと雪を送った。
少し間を置いて、玄関の方で二三歩靴音。
それからドアが閉まる乾いた音がした後、辺りが静寂に包まれた。
俺が椅子に腰を掛け天井を仰いでいると、母さんが心配してか顔を覗き込んできた。
「雪にはああいってたけど、本当に大丈夫?」
よほど顔色が悪いのだろうか。まるで入院中の病人に向けるような顔だった。
「ああ……昨日はあまり眠れなかったんだ」
頭から適当に出てきた言葉。あまりに適当すぎていつもの俺なら思わず噴きだしていただろう。
「……そう、なら良いのだけれど」
母さんはまだ心配した面持ちで、雪の食器を下げた。
俺も後に続いて少しも手のつけていない食器を下げ、また椅子に腰を掛けた。
しかし、遅刻する度しばしば思うのだが、
母さんは少し息子の出席状況に抗議をした方がいいと思う。
それについては、俺の友人の母親なんて凄いものだった。
無断欠席など以ての外で、遅刻なんてしようものなら不動明王を思わす顔振りで凄んでくるのだという。
どんな顔だ。とツッコミそうになったが、それは失礼に値するし、何せ友人が不毛な奴だったので
「お前の死に水は取ってやろう」と、肩を叩いて故人の心配をしてやった。
もし、俺の母さんがそんな性格だったら……と少し思い巡らしてみる。
・
・
・
……やめよう。今、人間が入ってはいけない領域に入った気がする。
大体、不動明王って何だ。
仏界の救世主にそんな悪性のイメージを植え付けて失礼ではないか。
と、一丁前に信者のようなことを心の中で口走ってみる。
何だか、少し気が楽になったような気がする。
俺は洗面所へ向かった、ふと台所に目をやると、
母さんが手際よく洗い物を片付け、リズムがいい音を辺りに響せていた。
それを見ると思い出したように俺は足を止め、踵を返し玄関へと方向を変えた。
今の表情を自分で見て、また気を重くしたくないからだった。
俺は鞄を手に取り、玄関を開けた。少し重かった。
風がドアに吹き付けているのだ。
外に出た俺は寒さを確かめるように、顔を少し上へ傾け息を吐く。
吐いた息は絵の具で作った青色の水に水色の雫を垂らすように、
皓白の息は蒼色の空へ溶けていった。
空は昼へ向けてますますその青みを帯びていく。
(もう冬か……)
言ってみれば当たり前の事だった。
暦でいうと今は12月。窮冬を迎えていた。
普段は通勤ラッシュで会社員や学生が多いこの通学路も、
さすがにこの時間帯ともなると、人影はまばらだった。
服を着せた犬の散歩をしている主婦。訳の分からないものを載せた乳母車を押す老人。
それらが平和を象徴するものなんだなと思うと、何故だかすごく滑稽なものに見えた。
しばらく足を進め、学校近くの公園へさしかかると、子供の声がこぼれてきた。
俺はそれに釣られるように公園へと続く階段に進路を変えた。
長い階段を上り終え、公園にある目に入ったベンチに身を預けた。
(何をしてるんだ……俺は。)
俺は心の中で自嘲した。馬鹿らしかった。
学校へ向かわず、こんな所で道草を食っている。傍から見れば不良学生に見えてしまうだろう。
あと、煙草なんかがあれば申し分ない。
俺は喫煙するような仕草をした。これで不良学生に見えるだろうか。
ふと、子供達に目をやると、不良学生の真似をしている一人の青年なぞには目もくれず
各々自分達の遊びに耽っていた。
俺は膝に右手の肘を付き、それを眺めた。
誰に気兼ねするわけでも無く、ひたすら目の前のものを追う子供達。
冬の寒さなんて微塵も感じていないだろう。
微笑ましい光景。そんな表現が相応しかった。
俺がその声やこの光景に惹かれて此処に来たのは、やはり過去の事が原因だったのだろうか。
同い年ぐらいの女の子が葉川家に初めて来たのは、俺が丁度六歳の頃だった。
旧姓は何だったか、今はもう忘れてしまったが、名前は「雪」といった。
両親を交通事故で亡くしたらしく、母さんが雪の母親と親友ということもあって、
身寄りのない雪の身元をうちで引き取ることになった。
当時、雪の血族と面識のなかった俺にとって、それは何のことだか分からなかった。
両親からも「あなたに妹が出来る」ぐらいのことしか教えてもらえなかった。
学校や親からは子供はコウノトリが運ぶだの、神様から授かるだの、
お為ごかしに近いことを聞かされていた俺にとっては、それはとても不思議で、懐疑的なものだった。
親に疑問を訴えても、顔を背け、口を噤んだままで何も答えなかった。
何も分からなかった俺だったが、そこから母さんの悲しみは伝わってきた。
母さんが悪魔に騙されて、そいつの子供を連れてくるんだ、と考えていた。
陳腐な言い回しだが、大人にとって、子供はいつも純粋で残酷だ。
大人になればそれを忘れ、真実を知る。
ともかく、俺はその名前を聞いて、雪というより氷みたいだなという印象を持った。
俺の家に初めて来た時の雪は、憎悪とも嫌悪とも取り難い目付きをしていたからだった。
目の前にある物を、何であろうが薙ぎ倒す程の強い眼差し。
人によっては、それがそのまま恐怖の対象に成り得たぐらい強いものだっただろう。
当時の雪にあどけなさなどという、一種のゆとりなんてものは無かった。
それは当時、情緒に関しては何の苦難もなく暮らしてきた俺には想像もつかない感情だった。
悪魔の子供という表現も当時の雪を見るとあながち間違いではなかったかもしれない。
だが知識不足のせいもあってか、不思議と雪に恐怖は感じなかった。
そしてその眼差しは、俺の家に引き取られてからも続いた。
雪はずっと口を噤んだままで、誰とも口をきかなかった。
あの眼差しを保ちつづけ、ひたすら氷であることを努めた。
俺はそれが堪らなくもどかしく思えた。
むしろ家庭の雰囲気を壊した雪に、怒りさえ覚えていたのかもしれない。
俺は度々、雪にちょっかいを出した。
だがそれはもどかしさや、怒りからくるものでは無かった。
それは何だったか今でもよく分からないが、
ただ、そうでもしないと雪が俺の目の前から何の断りも無く消えてしまいそうだった。
俺が今、此処にいる公園に雪を連れ出しても、雪は当たり前のように誰とも口をきこうとしなかった。
初めの内は、近所の女の子達が雪と会話を交わそうと努力はしたのだが、それは結局無駄に終わった。
次第に雪に話し掛けてくる相手も居なくなり、雪はまた孤独になった。
相変わらず雪の瞳には例の感情が燃え滾ったままだった。
俺のちょっかいが始まったのはそれからだった。
「おい、雪!ついに俺はマスターしたぞ」
「……………………」
雪は相変わらずあの瞳で、俺の方に少し視線を向けると
すぐに興味を無くしたように、また遠くの景色に視線を移した。
「なんだ、なんだ。せっかくオレがこれから
凄いものをお前に見せてやるというのにしけた面だな」
聞いているのか、いないのか、雪はまだ遠景を凝視したままだった。
でもまあ、それはいつもの事だったので俺は気にせず続ける事にした。
「よ〜く見てろよ・・・・・・一度しか見せないからな
かなり痛いと思うが、そこは我慢しろよ」
俺は腰を低く落とし、両手を頭から後ろへ流れるように引きこみ
掌で何かを溜めるような姿勢をとった。世に言う「必殺技」というやつだ。
「ハァ〜〜〜ッ……」
数秒ほどの沈黙。体中の全ての意識が掌に集中される。
「ハアッ!!!」
その沈黙を解くように俺は声を張り上げ、溜めたものを再び掌によって解放する。
・
・
・
さっきより長い沈黙。掌は雪の横で構えたままだった。
明らかに雪には効いていなかった。
(うーむ……おかしいな、父さんや母さんや友達(一部)には効いたのだが)
「まっ、まさか俺の技はまだ完全ではないのか!?」
後ずさりし、どさくさ紛れに構えた手を元に戻す。
(しかし……何故効かんのだ?もしやMAXパワーでやらなかった事に問題が??)
「よし!もう一度やるからな!」
・
・
・
……今思うと、かなり雪に対して悪い気がする。
後日、親から雪の両親は交通事故で亡くされたという事実をそこで初めて聞かされた。
だが、俺は雪にちょっかいを出すことをやめなかった。
止める気なんてさらさらなかったし、何よりその状況を俺自身が楽しんでいたからだ。
そして何ヶ月か似たようなことを繰り返している内に、いつの間にか俺の傍らで雪が笑っていた。
そこには、あの頃の俺と同じあどけなさがあった。
いつしか雪の瞳にあった燃え滾る憎悪のような炎は消えていた。
雪は自分を偽装しているにすぎなかったのだ。
屈託の無い無邪気な雪の笑顔――それは氷を雪に変えた笑顔だった。
34 :
第ニ章 夢:02/12/01 19:42 ID:TjtGZB5g
・
・
・
時刻はそろそろ正午といったところだろう。
腹時計が唸り、そういっている。間違いない。
俺の腹は今、正に空腹感にTKOされそうになっていた。
「拙い!判定に持ち込まれても不利だッ!相手の隙を突いて一気にたたみかけるんだ!ジョー!!」
ベンチを立ち、腕を振り回す。……つまらないことはよそう。
無駄に腹が減るだけだ。
思い出すと後悔した。朝食を無理にでも腹に入れておけばよかった。
さっさと学食に行って空腹感を紛らわそう。
俺が歩き出そうとしたその瞬間。何ともつかない違和感があった。
探し物をしにある場所へ行ったが、その探し物を忘れてしまった。
もどかしさが入り混じった、そんな違和感。
周囲を視認する。……何も無い。
気のせいか、と、ふと下に目をやるとその違和感はあった。
五歳ぐらいの幼い子供が、これぞ蔑視といわんばかりの表情で俺を唖然と見つめていた。
「見られたか……?」
視線を子供に向けたまま確認を取ると子供は嬉しそうにこくりと頷いた。
35 :
第ニ章 夢:02/12/01 19:43 ID:TjtGZB5g
(……………………)
これは非常に拙いことである。俺は子供が苦手だ。
嫌いというわけではないが、苦手なのだ。
しかも今の子供に分かりにくい応用ネタ(同世代でも通じるかどうか怪しいが)を聞かれてしまった。
この手のネタは相手の既知のネタや、理解をもらえたりしないと実に寒い。
子供がさっきの俺に持ったイメージ……頭がおかしいお兄ちゃん。白痴。
嫌な単語が頭の中で羅列する。
(ここは釣るか……)
子供に駄菓子を握らせて両者の間に暗黙の交渉を成立させるのだ。
学生服の右ポケットを探る、少しのお金。昼飯代だ。
左ポケットを探る、ボールペンが見つかった。
(これをこいつにくれてやろうか)
少し考えてみたが、五歳の子供とボールペンは似合いそうになかった。
それにこいつが欲しいと言うだろうか。それは考えにくい。
第一、これはクラスの山下のボールペンだった。
36 :
第ニ章 夢:02/12/01 19:45 ID:TjtGZB5g
後、考えつくのは右ポケットの金だが……それは避けたい。
俺はたたでさえ朝食をほんの少ししか口にしてないのだ。
明日の三面記事を真冬に餓死した青年で飾ってしまうのは絶対に避けたい。
こいつに譲ることができるのはせいぜい1〜10円が限度だ。
俺の空腹感も考慮すると、もはや一刻の猶予も無い。
屈み相手の目線に合わせ交渉に入る。
「おい、少年。これでうまい棒で……」
「いらん」
さり気無く餌を撒こうとしたが関西弁で遮られる。
交渉はいきなり断絶した。
「おっちゃん、そのお金で鳩にやる餌買うんやろ?」
俺は思わず頓狂声をあげそうになったが、それを無理矢理押し込めた。
この子供はとんでもない勘違いをしている。
「その後、[しょくあん]ってとこ行って……」
それどころか結構なことに勝手に話を展開させている。
面白いのでそのまま話を黙って聞こうかと思ったが、空腹がそれを許してくれそうにもない。
「………………」
まだ、日本の経済状況に熱く語ろうとする少年を尻目に、俺は無言で身を翻した。
あの調子だと、あと数十分は口を踊らせ続けるだろう。
37 :
第ニ章 夢 :02/12/01 19:47 ID:TjtGZB5g
そろそろ登校しなくてはいけない。
この調子で遅刻していると、冬休みどころか卒業さえあやうくなってくる。
入り口へと続く階段に差し掛かったとき、ふとあることが頭に思い浮かんだ。
そういえばこの公園の裏山と学校は隣接していたのだった。
そうなると、ここから裏山を通して学校へ行った方がベストだ。
しかし、公園と学校を区劃するための金網が張られていたはずだ。
学校でそれを見たときの記憶を探る――高さはどうだったか――問題ない。
有刺鉄線であるかどうか――問題ない。
軽い自問自答を終え、薄暗い林の中へと踏み入れた。
常緑樹が混じっているのだろう。林の中は冬ということを忘れたかのように鬱蒼としていた。
俺はかすかな木漏れ日と、堆積した落ち葉を踏み締めながら、それを実感した。
少し歩を進め、やがて学校と公園とを区劃する金網が見えると、
そこで一旦足を止め、ある程度距離を置いて学校の様子を窺った。
いくら高校の校風が自由奔放といえど、こんな時間に。
しかも金網を登っている姿を見られたら、かなり面倒くさい事になる。
学校の様子はというと、どうやら昼休みは終わったようで、
外で午後の体育を予定しているクラスもないらしく、辺りは寂然としていた。
俺はその情景を数十秒ほど、じっくり味わうと、
金網に片足を掛け、ひょい、と軽く、そこから向こうへと一気に乗り入れた。
ここからは学校だ。まずは第一関門クリアといったところか。
だが、油断は大敵だ。細心の注意を払いながら食堂へ向かわなければならない。
38 :
第ニ章 夢 :02/12/01 19:50 ID:TjtGZB5g
上履きに履き替え、足早に食堂へと向かった。
途中、なるべく上履きの擦れる足音を立てないように、いくつかの教室を横切った。
騒然としているクラス、寂寥感漂うクラス。
そのクラスや教師達の性質を、よく表していた。
運がよかったのか巡回の教師に出くわすことは無かった。
食堂の入り口までくると、公園の金網の前でしたことをもう一度繰り返した。
遅れた昼食をとっている教師がいる可能性がある。
覗き込んで、辺りに軽く視線を走らせた。
後始末に忙しそうな食堂のおばさん達以外に人影は見当たらない。
それを確認すると、俺はまっすぐ購買へ向かった。
「おばちゃん。これでパンとジュース見繕ってくれ」
「はいよ」
俺は右ポケットからあるだけの小銭を出した。
こういう場合、二人には暗黙の了解がある。
物事に深入りしないのが、この購買の魅力でもあるのだ。
「残ってるのがこれだけ。丁度、そのお金で買えるよ」
俺は軽く頷いた。
目の前に菓子パンが2個、ジュースが一本出された。
まあこんな所が妥当だろう。惣菜パンは人気が高い。
残ってないのも無理はなかった。
むなしい昼食になるだろうが、ここは涙をのむしかない。
39 :
第ニ章 夢 :02/12/01 19:52 ID:TjtGZB5g
菓子パンとジュースを手に踵を返す。
その時、手に突き刺すような感触があった。
(…………?)
手元に目を落とした瞬間、とんでもないものが目に飛び込んできた。
ジュースのラベル。よく見覚えのあるものだった。
[フリーズ スプライト]
俺はこれをよく知っている……いや、これを知らない奴なんてこの学校には居ないだろう。
名前の通り、このジュースは凍りつくような清涼感が得られる。
事実、俺自身も今、凍り付いている。
その清涼感で人気のあるジュースである、夏季限定で。
というより、このジュースが冬にも販売されているなんて知らなかった。
こんなジュースを冬に飲もうとする奴なんて、よほどの変わり者だ。
しかし、俺は今それを手にしている。他人から見たら俺も変わり者だ。
今更、返品はきかない。
季節によって天使から悪魔へと変わるこのジュースを、どうにかして始末しなければならない。
俺は覚束ない足取りで、屋上への階段を上っていた。
40 :
第ニ章 夢 :02/12/01 19:56 ID:TjtGZB5g
「立ち入り禁止」
そう書かれた立て札をよそに、ドアノブに手を掛けた。
屋上へ通じるドアを開けると、視界が広がった。
足を踏み入れると、フェンスから吹き抜けた寒気を伴った風が体を吹き付け、自然による手荒い歓迎を受けた。
ここなら誰もこないだろう。今、昼食を取るのに最適の場所だ。
難点を言えば、とてつもなく寒いところだ。
風を遮る場所として給水塔を選び、その袂に腰を下ろした。
不意に空を仰ぐ。
昼も過ぎ、空は優しい微睡を与える天使のように独特の光をたたえていた。
太陽は依然として空から瞰視し、その天使を見守っている。
小さい雲は水面を跳舞する魚のように、現れては消えた。
そして大きな雲は呼吸するかのようにゆっくりと、自由な空間を泳ぐ旅を続けていた。
――今日は風が強い。
俺はそれを眺めながら菓子パンを噛りついた。
「まずい…………」
41 :
第ニ章 夢 :02/12/01 19:57 ID:TjtGZB5g
いや、パン自体は不味くないのだろう。
ひたすら虚しいのだ。それが不味さを醸しだしている。
それに隣には悪性因子が、我が物顔で座っていることだろう。
さっきから目線も合わせていない。さっさと食事を終わらそう。
寒さと不味さが併せ合い、俺に菓子パンを運ぶ手を急がせる。
「……グッ!!」
最悪の事態がふりかかった。菓子パンを喉に詰まらせたのだ。
喉元を叩いて、必死に流そうとするが頑として流れない。
「……………!………!!」
落ち着いて考えてみたが、時折、苦しさが混じってくるだけで何もいい考えは思い付かなかった。
様々な方法を思案してみたが、行き着く結果は同じだった。
隣の缶ジュース。だが、それはあまりにも酷だ。
背に腹は変えられないというが、この場合どちらにしろ変わらない気がする。
喉の苦しみは増すばかりだ。冬にこれを飲むのは想像もつかないことだが、やるしかない。
俺は乱暴にジュースを掴み取り、内容物を流し込んだ。
「…………」
吹雪のような風が体を突き抜けた以外は何も感じなかった。
俺が気を失ったというのに気付いたのは、それから後の事だった。
42 :
第ニ章 夢 :02/12/01 20:01 ID:TjtGZB5g
昏迷とした何処ともつかぬ場所で俺は漂っていた。
「……へ……くん」
ふと、音が聞こえる。今まで聴いた事のない音だった。
比較的大きな雫を垂らしてできた波紋を音で形容したかのような、静かで、響く音だった。
「……いくん」
何も存在しないはずの視界が揺らいだ。音はぼんやりと聞こえた。
そこで初めて、ここは何処なのか。音の正体は何なのか。ということが理解できた。
「……うへいくん?」
俺は深い意識の中を彷徨っていた。音の正体は声だった。
声はさっきよりも近く、そしてはっきりと聴こえた。
俺の意識が深海から浅瀬へと泳いでいくのが分かった。
目覚めが近い。
「……こうへいくん?」
もう一度体が揺すられ、俺は目を覚ました。
(…………教師か!?)
「わっ!」
咄嗟に身構える。教師ならば逃げなければならない。
だが、違った。俺を起こしていたのは女の子だった。
俺の行動によっぽど驚いたのか、彼女は狼狽していた。
「……あ、スマン」
それを見て、俺はばつが悪いように謝る。
俺の声を聞くと、彼女はさらに慌てた様子を見せた。
「あ……え、えと、ごめんなさいっ。驚かせてしまいましたか?」
「あ、いや。大丈夫だ」
相手を落ち着かせるため、言葉一つ一つを区切って答えた。
体は恐ろしく冷えきっていた。
激しい頭痛も襲っている。思考が定まらない。
それにおかしい。確か今は、午後の授業中だったはずだ。
なのに何故、俺は起こされたのだろうか。
もう一度女の子に目を遣ると、疑問はすぐに氷解した。
43 :
第ニ章 夢 :02/12/01 20:09 ID:TjtGZB5g
彼女の体が朱に染まっていた。いや、彼女だけではない。
周りに目を配ると、光が伸びて、屋上、延いてはこの空間全てが朱に彩られ、そして包まれた。
俺の体は給水塔の夕影に覆われて暗くなっていた。
彼女は長い髪を押さえ、高原にそよぐ草花のように静かに風に委ねていた。
空を見上げると、空気はゆっくりと流れていた。夕暮れが一日の終わりを告げている。
強く吹いていた風は穏やかになっていた。
「なあ、今……何時だ?」
こめかみを押さえながら、切り出した。恐らく、放課後だろう。
真面目そうな奴だ。校舎の見回りを教師に頼まれ、屋上に来たと考えるのが妥当な線だろう。
しかし、彼女はこう答えた。
「三時十五分だよ」
少なくとも放課後ではない。それどころか、まだ掃除も終わっていないんじゃ……
(………………)
なかなか話が分かる奴かもしれない。顔を覚えておくのもいいだろう。
俺は初めて彼女を見た。
正確にいうと既に何度か見ているのだが、注意深く眺めたのは今が初めてだった。
(…………)
いくつかの疑問が解けると同時に、考えるべきこともいくつか浮き上がった。
彼女の事。記憶――学校の噂。呼んでいた名前。
彼女の事、まず目に入ったのは彼女の顔。詳しくは瞳だった。
光が、宿っていなかった。何年も光を忘れた闇だけがただ黒く、そこに佇んでいた。
(目が……見えないのか)
その瞬間、記憶が脳裡をかすめた――学校の噂で、三年に目の不自由な生徒がいる。
名前は川名。川名さんだ。
俺自身三年生なので、それは既知の情報だったし、結構有名な噂だった。
居てもおかしくはないだろうと考えていた。
だが、実際に見たこともなかったし、逢いたいと思ってみたことすらもなかった。
なんというか・・・ひたすら放置だな。
今まで数多くの悲惨な1を見てきたがここまでかわいそうなのは初めてだ。
>>44 すこし前に前スレを見たけど
期待してる香具師がいたから今書いてるんだろ?
んで、落としてる途中だからみんな書いてないんじゃね?
圧縮前に建てられたスレだしね
最初のレスでも期待してる香具師がいるし。
って風に俺は理解してるけど
とりあえず、俺も期待してる。がんがれ、ageとくよ
\(^▽^)/ハァハァ
おれも期待ぃてるよ,がんがれ
保守
49 :
名無しさんだよもん:02/12/03 10:11 ID:XZSXHWSs
50 :
名無しさんだよもん:02/12/03 12:05 ID:3pVimv43
51 :
名無しさんだよもん: