ようやく、しおらしくなってきた高瀬瑞希スレ11

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430名無しさんだよもん
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ…………」
降しきる雨の下、釘バットを握り締めた瑞希が肩で息をしていた。
「はぁッ、はぁッ……あっ…貴方が…貴方が悪いのよ…玲子………」
雨に濡れた髪が肩にまとわり付く。そこから滴る雫が、腕とバットにべっとりと
ついた返り血を洗い流していく。
彼女の足元には、無残な死体が転がっていた。
群青色の髪の毛は血で真っ赤に染まり、顔は既に原型をとどめていない。
顎骨が下に向かって外されており、頬も大きく裂けていた。頭蓋も大きく
陥没しており、脳漿と共にも灰色の脳の一部も露出している。片方の
眼球が飛び出し、その眼球も無残に叩き潰されていた。
しかし、首から下の身体は無傷である。頭部だけを、執拗に撲打されたのだ。
彼女が死ぬまで、何度も何度も…
「玲子…貴方が悪いのよ。私の…私の和樹に…手を出したりするから…」
まだ小さく痙攣する死体を、パンプスで踏みながら呟く瑞希。
431名無しさんだよもん:03/01/18 23:15 ID:BWRv1st8
瑞希が玲子を呼び出して問い詰めたとき、彼女は必死に否定した。
『瑞希っ、違うの!話を聞いて!』と、涙を流してすがり付いてきた。
でも、瑞希はその涙が嘘だと知っていた。何故なら、瑞希は先日、玲子と
和樹の逢瀬の現場を見ていたのだから…
そして、玲子が嘘をつくということは、和樹との関係を肯定したことに他ならない。
許せなかった。
いつも可愛い顔して、私を「親友」と呼ぶ。しかし、それは和樹に近づく為の
演技だったのだ。瑞希は、心の底から玲子を親友だと思っていたのに。
悔しかった。憎かった。だから、殺した。
「でも…もうこれで『おしまい』ね…」
もはやピクリとも動かなくなった「玲子」から足を退け、誰にとも無く
呟く瑞希。そして灰色の空を見上げ、「そう『おしまい』…」ともう一度呟いた。
その瞬間――
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